勇者「むっ」
勇者「……ぅぅぅ////」
勇者「すぅーはぁー…すぅーはぁー…」
勇者「こっ、これでよしっ…」
勇者「魔王の家に行くぞっ…」
勇者「や…やっぱり、この服じゃダメかな…」ソワソワ
勇者「心配だから電話してみよ…」
ピポパポ プルルルルルル
魔王『もしもし…あぁ、勇者か。何だ?』
勇者「あ、あのさ…ま、魔王は、どんな服が好き?」
魔王『俺か?俺はなー…シンプルな服が一番だな』
勇者「え…っ。じゃあ、フリフリしたのとか…ダメかな…?」
魔王『んー…俺はあんまり好みじゃないな』
勇者「」ウル
魔王『ぁーっ、ウソウソ!嘘だって!!』
魔王『俺の為にオシャレしてくれるのか?』
勇者「…ぅん//」
魔王『ありがとな』
ほう
スレ建てた瞬間にこんなスレを見つけてしまった
支援します
魔王『楽しみにしてるな』
勇者「うん!ありがとう!まっててね!」
魔王『はは。焦んなくても大丈夫だって』
勇者「いってきまーすっ!じゃあまたね」プッ
魔王「服のことで電話してくるなんて…」
魔王「そんなに俺のこと…///」
この魔王はお父さん殺さなそうだな
魔王「うぅ…ヤバい…めっちゃ嬉しいっ」
魔王「早く片付けないとっ」バタバタ
勇者「ふんふーん♪」ルンルン
勇者「うふふふ…こんな格好するの久しぶりだなぁ…」
勇者「ここ数年、ずぅっと冒険だったから…」
勇者「ボクもこんなフリフリの服、恥ずかしくって自分からじゃ
とてもじゃないけど着れないよ…//」
勇者(お母さんが選んでくれた洋服だから…//)
勇者「あ、ケーキ屋さんだぁ」
勇者「魔王甘いもの好きだからなぁ…」
勇者(魔王『ちょうど腹減ってたんだ。ありがとう、勇者』ニコッ)
勇者「……//////」
勇者「はにゃ~~~~……/////」プシュー
勇者「す、すみません」
ケーキ屋「はい、なんでしょうか」
勇者「うーん…」
ケーキ屋「お迷いですか?」
勇者「はい…」ウーンウーン
ケーキ屋「では、こちらの苺のロールケーキはいかがですか?
甘くて美味しいですよ」
勇者「わぁ…美味しそう!じゃ、それで…」
ケーキ屋「ありがとうございます!1900円になります」
ケーキ屋「可愛らしい格好ですね~」ニコ
勇者「はぅぅ…//」
ケーキ屋「さては、お客様っ、これからデートですか?」
勇者「そ、そんなんじゃありませんよぉ/////」ババッ
ケーキ屋「どうぞお二人で美味しく召し上がってくださいね~」ニヤニヤ
勇者「はぅ~…///ど、どうも~」カランカラン
ケーキ屋「デートと見たっ」シャキーン
勇者「あ、やばいっ…もうちょっとで待ち合わせの時間に
なっちゃうっ」タタッ
魔王「よしっ」
魔王「部屋もキレイにしたし!」
魔王「俺も着替えたし!」
魔王「かっ、、、完璧!なはずだ!」
魔王「あとは勇者を待つだけ…//」
勇者「つ、つつつつついに……着いたっ」ドーン
勇者「魔王のお家って…想像より全然…」
勇者「悪い空気がないっていうか……」
勇者「きれいなお家…お花まで植えてあるよー」フフ
勇者「……いざっ…、出陣!」ピンポーン
魔王「き、来たぜっ!」ガバッ
魔王「はいはーい!」バタバタ
魔王「よ、ようこそ…」ハァハァ
勇者「こ、こんにちわ//」ニコ
魔王(はうっ!きゃわいいいいいっ)
勇者「おじゃましまぁす…」ドキドキ
勇者「大丈夫…?いっぱい汗かいてるけど…」スッ フキフキ
魔王「わひゃっ……///だ、大丈夫だから…」
魔王「それよりゴメンな…初デートが俺ん家って…」
魔王「もっと遊園地とか映画館にすれば良かったかんだろうけど…」
魔王「俺と歩いてると怖がられちゃうもんな」
勇者「……!ううん!そんなこと、ないっ!」ギュ
勇者「ボクは一緒にいて怖いなんて…感じないもん」ギュゥ・・・
魔王「ゆ、勇者……//」ドキドキ
勇者「だから、そんなこと言っちゃダメだよ…//」
魔王「あ、あぁ…分かった…」
勇者「お部屋、行こ?」ニコ
魔王「…」コクン
テトテト ストン
魔王「あっ」(クッション…1つしかないんだった…)
魔王(失敗したぁぁぁぁあああぁぁ!!)
魔王「勇者、これに座ってて」スッ
勇者「え、ぁ、ありがと…///」
勇者「ボクは別に床で大丈夫だから、魔王が座んなよ…」
魔王「いや、ほんと大丈夫…///」
勇者「あ、そうだ」
勇者「じゃあ、一緒に買いに行こうよ」ニコ
魔王「えっ、えぇぇぇぇえええぇぇ!!」
勇者「一緒にお買い物、行こ…?///」キュ
魔王(はうぅぅぅぅ!!!!//////)ズキューン
勇者「他にも、色々必要なもの…買おうよ…///」
魔王「あ、ぁぁ……/////////」
この手のやつって勇者と魔王である意味がまったくないよね
>>18
お前は何も分かっちゃいない。勇者と魔王という本来相容れない者同士が織り成す(ry
とりあえず④
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