【ラブライブ!】「「μ’sをつくってくれた貴女に。」」 (38)



??穂乃果、希視点で話が展開します。
?シリアス展開多めです。
??お見苦しい箇所も多々あると思いますがよければ最後までお付き合いください。



◇→穂乃果目線
◆→希目線



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425484894









もしも、
もしもみんなが言うようにわたしが太陽なら、きっとあの人は月。

わたしだけじゃ、きっとこんなに進めなかった。
廃校を阻止して、大切で大好きなかけがえのない仲間ができて。

たった1年だったけれど、
それはそれはキラキラした1年だった。


ありがとう、って言いたい。
ぎゅって抱きしめてたくさん笑って。


あの人はいつだってみんなのことを気にして、みんなのどんなことも見抜く。
たくさんたくさん助けてくれる。

なのに自分のことには無頓着で。
わたしにはちょっとそれが許せなくて。
自分のことはいつだって二の次なのがいつも不満だった。


だから、お礼を言いたい。

そう思ってずっとあの人の側にいた。
ずっと見てた。

そしてある日気づいてしまった。
彼女には、わたしたちにも言えない、大きな秘密があること。









もしも、
もしもあの子が言うようにわたしが月なら。
あの子はきっと太陽。

ウチだけじゃ、こんなに進めなかった。
同じ想いを抱えてる子たちがいるのは分かっていたけれど、ウチだけの力じゃ集めることなんてできんかった。


感謝してる、すごく。
今まで信じられる人も仲のいい人も繰り返してきた転校のせいで出来たことはなかった。

寂しい、という感覚が麻痺してしまうくらい寂しさに疎くなった。

転校初日にも馴染めるように、浮かないように顔色をずっと伺っていたら、いつの間にか周りの人間の想いが分かるようになった。


占いは得意だけど、半分は心理戦。
相手の言って欲しいことがわかるから。
何を思って何に悩んでるか顔を見たらわかるから。

そのせいか世渡りも上手くなって、
それでも虚無感と孤独感は消えなくて。



そんな時、学校が廃校になることを知った。
正直、この学校は好きやけどウチはこの土地の人間じゃないこともあって、何があっても守りたい程の愛校心はなかった。

それにどうせあと1年で卒業してまうし。
でも親友が切羽詰まった顔して頑張ってるのを見過ごすわけにもいかなかったからそれとなくお手伝いはしてた。


そんな時あの子たちに出会った。
ただひたすらに己を信じて突き進む。
感じた可能性を信じて進むその姿にウチは心を打たれた。


それからずっと見てた。
ウチに出来ることはいつだってみんなを見守って支えてあげることだけ。

詩を書いたり、歌や衣装を作ったりすることもみんなを引っ張っていくことも、誰かの癒しになれるようなこともない。

そんなウチにみんなは優しくしてくれて、居場所をくれたから。
あの子の笑顔に何回も何回も励まされた。


そう、何回も。
でもウチはもうみんなに顔向け出来ん。


大好きなみんなに………大きな、大きな隠し事をしてしまったから。



きっかけは、本当に些細なことだった。



「ん……あれ、今日って何曜日やっけ?」
「火曜日よ?やだ、希ったらどうしたの?ふふ」

「な、笑わんでよえりち!誰だって曜日忘れる事ぐらいあるやんっ」
「そうよねーふふっ」
「もう……バカにして」




ふ、と今日が何曜日か分からなくなる。
そんなことは誰にだって経験があることだと思う。
だから、その時は気を止めなかった。


けど。



「あれ……今日何曜日やっけ」
「希ったら、毎日毎日同じ質問してるわよ?疲れてる?」

「ううん……そういうわけやないんやけど…」
「そう?でも今日は早めに帰ったほうがいいわ」

「いやいや、ウチ大丈夫やから!な?」
「ならいいけど……」




日に日に忘れるものが多くなって。




「あれ……また忘れてきちゃったお弁当…」
「もぉ、また〜!?希これで今月何回目よ!さすがのにこでもそんなに忘れないわよ!」

「……朝バタバタしてたからかな!ウチ購買行ってくるね!」
「ハイハイ、どーぞ」

「…………。……?」
「?……希?何してんの?早く行かないと購買閉まっちゃうわよ」

「購買?ウチ今日はお弁当ちゃんと……、…あれ?」
「はぁ?あんたさっきお弁当忘れたから購買に行ってくるって言ったんじゃない」

「え、そ…そうだっけ…」
「……希?」

「う、ううんっ行ってくるね」




日に日に酷くなる頭痛と眩暈。


「ぅっ……目が、回る…頭いた…」




疲れてるだけ。
何もない。ただ、ただ疲れてるだけだから。
そう自分に言い聞かせて過ごす毎日。

心がボロボロになっていくのを無視して。
見て見ぬ振りをして何事もないかのように笑顔を作っていた。



「……で、どう思う?希」
「…え、?」
「だから!ここの振り付けよ!」
「真姫ちゃんの案でいいと思うで…」


放課後の練習時間。
ライブも迫っているというのに、うちの体は頭痛と眩暈とでかなり気だるさを感じていた。


それだけじゃない、
歌いたい、踊りたい…みんなと話したい、っていう気持ちが湧いてこない。


こんなことじゃウチは迷惑になるだけだ。
もう今日は帰ろう。



「海未ちゃん、ごめん。ウチ今日帰るわ」
「…希?体調悪いのですか?」

「そんなところかも…」
「確かにちょっと顔色悪いですね…今日はゆっくり休んでください」

「…………」
「……希?」

「…ん?どうしたん?」
「いや、あの帰らないのですか…?」

「えっ、なんで?ウチそんなこと言った?」
「え、だって今体調が悪いから帰ると…」
「……!う、うん、そうやな、帰るわ…」
「は、はい…」



がチャッ


「あれ……」


ガチャガチャッ


「な、なんで開かんの」


ガチャガチャ
ガチャッ

「えっ、なんで?なんで?」




「っ、希……その扉は、引くんです……!」
「……っ!!」


キィ……


「希…」
「ご、ごめん……な…」
「あっ、希……!」


もう、だめだ。
おかしい、こんなこと。

3年も通っている学校で
何度も何度も開け閉めしている屋上のドアを開けられないなんて……!



「ウチ……おかしく、なったんかな……」



涙が次から次へと溢れてくる。
味わったことのない恐怖に支配されて足を踏み出すことすら怖くなった。






「とりあえずもう家に帰……、あ、れ……



ここ…どこ……」




考えてみれば、学校から出て信号を渡ったばっかりの場所で迷うなんてことはない。

けれど、その時のウチは完全に「迷子」だった。
自分がどこにいるかも、
自分がどこにいこうとしているかも分からない。

脚がガクガクと震えてその場に座り込んだ。
ポケットに入っている携帯電話を開き、親友の名前を探す。

震える指先でボタンを何個か押して耳に当てる。
息は当然上がって過呼吸になりかけていた。



「……希?どうし…」
「……て」

「え?」
「助けて…っ…!」

「ちょっ…!?希どうしたの?あなた今どこに」
「わ、わからないの!ここがどこか分からない!!助けて!怖い、怖いのわたし!!」

「っ、わ、わかった…!わかったから落ち着いて!なにか目印みたいなのはある?」


「め、目の前に信号があって……その奥に学校…がある」
「……え?」




「音乃木坂学院…て、書いてある…」
「希…あなた……冗談、よね…?」

「えっ…」
「……校門にいるのね、今行くわ」


ピッ
ツーツー……



聞いたことのない低い声に背筋が凍った。
彼女を怒らせてしまったのだろうか。
でも、何故?


ぼーっと、焦点も合わない瞳で遠くを見つめていると綺麗な金髪を揺らしながら一人の女の子がこちらに走ってきた。



「希!!」
「っ!?」


ガシッと肩を乱暴に掴まれて、鳥肌が立つ。


「あなたいい加減に」
「い、いやああああ!!!!なにするの!?」

「!?希!?」
「や、やめて!近づかないで!あなたは誰なの!?」

「希、何言って」
「あなたなんか知らない……!わたしはあなたと会ったことなんてない!!」


「…希」

「いや…いやだ……家に帰りたい、家に…家に帰りたい……」





泣き叫ぶ紫色の髪をおさげにした女の子と、
ただ呆然と立ち尽くしたままの金髪の綺麗な女の子。

そこはもう小さな地獄絵図を描いていた。



本日はここまでです。

初っぱなから想像以上に重かった

想像のはるか上をいった

気軽に開いたら
予想以上の衝撃に襲われたわ

なにこの自演コメ

>>12
(/_;)

いきなり山場からとは

期待


一リットルの涙を思い出しますね……

済まぬ sageてなかったorz

おぉお...
おつですよ

予想外に重すぎる展開……



絵里ちゃんから希ちゃんの様子がおかしい、と連絡があってわたしたちは校門へ急いだ。

そこには、ただひたすらに「家に帰りたい」と泣く希ちゃんと立ち尽くした絵里ちゃんがいて。


「絵里ちゃん……希ちゃん、どうしたの…?」

絵里ちゃんに話しかけると、希ちゃんがビクッと肩を震わせてわたしたちを見る。


同じく震えた唇から出てきた言葉は、


「……誰…?」


……時が、止まったような気がした。
長い長い沈黙がわたしたちの背筋を凍らせる。


「誰、って…」
「冗談、きついわよ……」


引きつったままの顔で真姫ちゃんとにこちゃんが口を開いた。


「やだ、やだ……っ!わたしをどうするつもり!?わたしは家に帰りたいの……!!」



違和感のある一人称に、話し方。
到底演技には思えなくて。
気づけば穂乃果は希ちゃんを抱きしめていた。



「希ちゃん……っ!!」
「!?な、なに!?やめ…」

「希ちゃん……っ穂乃果だよっ!!大丈夫、大丈夫だから……!ここにいる人たちは希ちゃんのことが大好きな人たちだから……!」


強く抱きしめて、背中と頭を優しく撫でる。
するとだんだん希ちゃんの呼吸が落ち着いてきた。


「……ほ、のかちゃ」
「!希ちゃん!」

「…みんな……?ウチ…何して……」


希ちゃんは周りを囲んでいるメンバーに驚いて辺りを見回す。
流れた涙の跡の理由も知らないようだった。


視界の端で、絵里ちゃんが何度も何度も手を出したり引っ込めたりしている。
さっきの穂乃果のように拒絶されたのかもしれない。


「絵里ちゃん、……大丈夫だよ。」
「……!え、ええ…」

「えりち…?」
「希……、……っごめんなさいっ…」
「あっ、えりち!?」


触れることも叶わないまま、学校に絵里ちゃんは駆け戻ってしまった。


「…穂乃果、希ちゃんのこと送ってくるね」
「わかりました……希、お大事にしてください…」


未だに震えている希ちゃんの手をぎゅっと握りしめて穂乃果は希ちゃんの家へと向かった。

………………


「お邪魔します」
「うん、どうぞ」


「……い、今お茶沸かすね」
「希ちゃん」
「な、なに…?」


「言って。隠してること。」
「か、隠してることなんて……な」
「嘘つき!!」
「っ!」


「希ちゃん、この1ヶ月ずっと暗い顔してた!何かに悩んでたの穂乃果にだって分かった!!

今日だってあんなに泣いて!……穂乃果たちのこと、誰って……っぅ…ぐすっ……」

「ほ、穂乃果ちゃん泣かんといて……っ、ごめんっ、ごめんなさいっ……」



希ちゃんが何かを隠してるのは分かってた。
けど、穂乃果は何の力にもなれなかったって分かって、悔しくて悔しくて気付いたら溢れてくる涙を抑えることができなかった。


「穂乃果に、話してよ……お願い……」
「……っ、ごめん…」




小さな声で謝ったっきり口を噤んでしまった希ちゃん。
テーブルの下で拳を握りしめて、肩を震わせている。


どうして。

どうして何も言ってくれないの。
どうしていつもみんなのこと支えてるのに自分のことは話してくれないの。

どうして……希ちゃん……



「ウチ、な




……ウチ、みんなに逢えてよかった」



ー……違和感。

希ちゃんは、笑ってるのに。




「どうして、泣いてるの……希ちゃん」
「泣いてへんよ?」

「でも、今から泣くでしょう?」



ポロッ、と。
大きくて綺麗な瞳から大粒の涙がこぼれ落ちて。



「え……な、なにこれ、おかしいな……なんか目にゴミでも入ったんかな……あはは、おかし…っ」
「希ちゃん」


「……て」
「え?」

「もう、帰って…」



希ちゃんの言葉に体が硬直する。
予想していなかった冷たい言葉。


「ウチは、もうみんなに向ける顔がない。大好きやけど…っ、だけど、大好きやから、もうみんなの近くにはいれない……!

だからもう帰って!ウチに関わらんといて… !」
「……に、いってるの」



ふつふつ、と怒りが湧き上がる。
掴みかかりたくなる気持ちを抑えて、穂乃果は希ちゃんを見つめた。


「そんなの、希ちゃんが決めることじゃない。
希ちゃんがみんなのこと大好きなように、みんなも希ちゃんのこと大好きなの。

理由も言わないで関わらないで、なんてそんなの無理だよ」

「 今はそうでも!みんなウチのこと嫌いになる!!ウチには分かるん!もう今までみたいにウチはみんなの側に居れん!!」

「だからそれはどうして!?理由があるんでしょ!?」

「そ、それは……っ」










「そこまでよ、穂乃果。」


本日はここまでです。
いままで書いたSSでダントツのシリアスですが頑張って書かさせて頂きますね!

希ちゃんになにがあった……

そして……
最初からクライマックスだな

おつやで~



「にこ、ちゃん……」
「にこっち……」


「ごめんなさいね希。話し声が聞こえて、鍵が開いてたから勝手に入っちゃった。


穂乃果、あんたはもう帰りなさい」


「い、いやだよ!!穂乃果は希ちゃんの…っ!」
「あんたは2年生でしょ。3年生同士で話したい事があるのよ」
「……っ、わ、わかった……。じゃ、あね希ちゃん。明日、絶対絶対、ぜーーったい学校来てね」

「穂乃果ちゃん……ウチ…」
「待ってるからっ!!」



バタンッ




「っぅ……ひっ…く、ぅ…あ、ぅ、……っ、っ、ぐ、ぅっ……」



泣いた。
ただひたすらに声を押し殺して。


ーなんの力にもなれなかった。



『ウチ、みんなに逢えてよかった』


そんな言葉、今は聞きたくなかった。
にこちゃんが3年生だから引き下がったわけじゃない、穂乃果にはなんの力もないと思ったから。
穂乃果一人じゃ、無理だと思ったから。



「穂乃果なんて、こんな、穂乃果なんて……っ」


大好きな仲間1人でさえ助けられないリーダーなんて余りにも不甲斐ない。

人目も気にせず流れるままに涙を流しながら重たい足を引きずりそのまま帰路に着く。
……そうするしか、なかったから。





す、すみません……睡魔には勝てませんでした…
明日まとめて更新します

本日は短いですがここまで

まってるやで



にこちゃんに追い出されてしまった穂乃果。
気まずい空気の中重い話をし始めるにこと希。


何故希はこうなってしまったのか?
家に帰ってからの穂乃果の行動は?


書きためてから更新いたします!
もう少しだけ待っててください!

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira069916.jpg


待ってるで…
ずっと…な





「で、話なんだけど」



穂乃果ちゃんが帰った後冷たい瞳をしたまま、にこっちはB5サイズの紙の束のようなものをバサッと机の上に置いた。




「にこっち……?」
「……あんた、最近何時間寝てる?」


「な、なんで?ちゃんと寝とるよ?」
「いいから答えなさいよ」

「…えっと、はちじ」
「言っとくけど嘘ついたってバレるんだからね」
「……3、4時間、とか、」


「…………頭」
「え?」
「頭、痛くない?偏頭痛みたいなかんじの」
「最近……多いかな」



「希」
「なぁん?」

「……今すぐ病院に行きなさい」
「……!!」



「い、嫌や、病院なんて」
「何考えてんのよ!あんたバカ!?手遅れになってからじゃ遅いのよ!!」



ぐいっと強く腕が引かれた。
それはもう、あんな小さい体のどこから出てる力なのか考えるぐらいの力で。



「……そんなの、そんなの分かってる…!!」
「ならさっさといきなさいよ!!」


「でも!でも、ウチ!!みんなと離れたくない!」
「希!!」


……乾いた音がして、次第に頬にじんじんとした痛みが広がった。



「なんで、なんでわかってくれないのよ……みんなあんたのことが心配なの、あんたを支えようと必死なの!
みんなと離れたくないって言うならもっと頼りなさいよ!!殻にこもってないでみんなの手を取りなさいよ!

なんで、なんで……っ!」


「……にこっちは、ウチがにこっちのこと、…μ’sのみんなのこと忘れても、それでもウチのこと友達って言ってくれるん?」

絵うまいなー


「何言ってんの」


…怖い。
答えを聞くのが怖い。

わかってる。
自分はただ怯えただけだってこと。


それでも前までの自分では考えられなかったような環境が、友達が今の自分にはあって。

それはもちろん手放したくなんてなくて…
だから、余計に拒絶されるのが怖い。


病院に行っても、本当に「そう」だったら、自分はきっとみんなから手放される。



「……バカね。」
「あたっ!?」


不意にデコピンを食らわされて涙目になる。
そりゃあもう痛いのなんのって。



「言ったでしょ。にこたちは仲間なの。μ’sは希も入れてμ’sなの。この9人じゃなきゃ意味がないのよ。…バカなこと何回も聞かないで」

「にこっち……、うん…うんっ……」
「バカね、…本当に」



少しだけ困ったように笑って、ため息をついて、それでも優しく手を握ってくれた。


一人じゃない。
今だけじゃなく、これからも。
その言葉はウチをどん底から救ってくれた。

少しだけ、少しだけ前を見れたような気がした。


「よかったわ、少し…その、落ち着いたみたいで」
「にこっちのお陰やで、ありがとうなあ」
「お礼言うのはまだ早いっての!…………、希?」




「………………、……?」
「(……ま、まさか)」



ピッ…

「…っ、……あ、もしもし真姫ちゃん?ええ、…そうみたい。家よ、なるべく早くね、うん、それじゃ」




「不法、侵入…?」
「違うわ。私は矢澤にこ。希と同じ学校の3年生で友達よ」

「友達……?ウチ、友達なんて……」







ピンポーン





明日の23時頃から更新します!

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira070128.jpg

絵上手いですね~

了解しました

キモイ~ッ!!(;>_<;)




「希、にこのお願いきいてくれる?」
「……なぁん?」

「にこの手を握って、着いてきて」
「どこに行くん?」
「病院よ」

「なんで?ウチどこも悪くないよ?」
「じゃあ、μ’sのメンバーの名前を答えて」


「……みゅーず……?」
「…希は、今何かを忘れてるの。その原因を調べに行くのよ。酷いことはしない。」
「…わかった」





『にこちゃん、準備できた?』
「真姫、うん、こっちは大丈夫。…希、行くわよ」
「…ん」





ガチャ



「希……」
「…?」
「…西木野真姫。μ’sのメンバーよ」
「ああ…ごめん、ね」
「謝ることないわ。ほら、私も手を繋いであげるから…行きましょ?」
「……」



はよ

キツすぎる…

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