少女「今日も正体を隠して平和を守る。」 (75)

魔法少女「えいっ!」ボォッ

敵「うわぁっ!」

魔法少女「やあっ!」ビュー

敵「」カチンコチン

魔法少女「さあ、戦闘員はほとんど倒したわよ!」

魔法少女「これでもまだ戦力が残っているのかしら、幹部さん?」

幹部「ぐっ・・・仕方ない、今日のところは撤退だ!」シュンッ

魔法少女「・・・ふうっ、危なかった。」

魔法少女「あれ以上戦ってたら、体力やばかったかも・・・。」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1428015739

?「ありがとう、魔法少女さん!」

魔法少女「えっ?」

?「君が来てくれなかったら、僕達だけじゃ抑えきれなかった。」

魔法少女「そ、そんなことありません!」

魔法少女「私なんかまだまだ未熟で・・・、レッドさん達の方が凄いです!」

レッド「いやいや、そんなことないって。」

ブルー「君だって十分役に立っている。もっと自信を持っていいんだよ。」

イエロー「そうだよ、ついさっきだって・・・。」

~回想~

レッド「うおりゃっ!」

敵「ぐああっ!」

レッド「ちっ、数が多すぎる!」

ブルー「奴らも本気を出してきたってことか・・・。」

イエロー「はあっ、はあっ・・・。」

敵「・・・」スッ

ブルー「!イエロー!後ろ!」

イエロー「え・・・?」

敵「どりゃあ!」ドーン

イエロー「きゃあああ!」

ズドーン!

イエロー「・・・えっ?」

魔法少女「皆さん、遅くなって申し訳ありません!」

イエロー「魔法、少女さん・・・?」

魔法少女「ふうっ、防御、間に合ったみたいですね。お怪我がなくてなによりで
す。」

魔法少女「体力、回復させておきますね。」

~回想終了~

イエロー「あそこであなたが防御してくれなかったら、あたしやられてたよ。」

ブルー「それに体力の回復がなかったら、ここまで戦えていませんでした。」

レッド「ほら、君はちゃんと役に立ってるだろ?」

魔法少女「そう、なのですか・・・?」

レッド「ああ、そうだって!」

魔法少女「・・・ありがとう、ございます。」

魔法少女(こんな風に感謝されたことって、あんまなかったかも・・・。」

魔法少女「それじゃあ、私はこれで失礼します。」シュンッ

レッド「えっ!ちょ、ちょっと待・・・。」

ブルー「・・・行っちゃいましたね。」

イエロー「ま、戦闘は終わったんだし、変身を解きましょ。」

レッド「・・・ああ、そうだな。」

パァァァ

男「・・・。」

幼馴染「ねえ、男。」

男「なんだ。」

幼馴染「やっぱり気になる?魔法少女ちゃんのこと。」

男「・・・まあ、な。仮にも一緒に戦ったし。」

友「彼女が何者なのか、知る機会があればいいのですが・・・。」

幼馴染「でも魔法少女ちゃん、戦闘が終わったらすぐにかえっちゃうよ。」

男「質問する間もないもんな。」

友「だいぶ良くなったとは思いますよ。前は声もかけませんでしたし。」

男「気づいたらいなくなってたって感じだったもんな。」

幼馴染「いつか私達に正体打ち明けてくれるのかな・・・。」

期待

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>>6 コメントありがとうございます!

魔法少女「ここまでくれば大丈夫かな・・・?」

パァァァ

少女「ふうっ、やっぱしスカートはひらひらして嫌だねえ。」

少女「よし、そろそろ夕飯の時間だし、家に帰るか。」タッタッタッ

~少女 自宅~

少女「ただいまぁ~。」

少女母「おかえり、どこ行ってたの?」

少女「公園。散歩に行ってた。」

少女母「そう。気分転換もいいけれど、宿題さっさと終わらせなさい。」

少女「はあい。」

~少女 自宅 自室~

少女「はあっ、明日からまた学校かよ。カッタリィなあ。」

少女「そもそも宿題多過ぎ。こんなん土日でやれる量じゃねえっての。」

少女「ったく、馬鹿共と顔合わせんのもいい加減嫌になってきた。」

少女(・・・自分で思っといてなんだが、どうしてこんな俺が魔法少女なんかに?)

少女(なんかの間違いなんじゃないか?)

少女「・・・宿題やるか。」

ピ~ブ~ピ~ブ~

少女「うるさい!やめろよ少女妹!」

少女妹「ええ~なんで駄目なんだよぉ~。」

少女「うるさいし勉強の邪魔!あとその喋り方ムカつくからやめろ!」

少女妹「へいへい、分かりましたよ。」

少女「ったく、本当に邪魔だな・・・。」

~1時間後~

少女「今日夕飯遅いな・・・。」

バタバタ

少女母「遅くなってごめん、ご飯できたよ。」

少女「うん、今行く。」ガタッ

~少女 自宅 台所~

少女母「宿題終わった?」

少女「ん~あと少し。」

少女母「あら、凄いじゃない。いつもそうだと助かるんだけど。」

少女「そりゃ無理だって。」

少女母「それじゃあどうして今日は早いの?」

少女「昨日買った本、まだ読んでない。」

少女妹「ご馳走様」ガタッ

少女母「あなた、いつにも増して食べるの早いわね。」

少女「早く私のタブレットを弄りたいんだろうよ。」

少女母「なるほどねぇ・・・。」

少女「お父さん、今夜いつ帰ってくる?」

少女母「10時頃になるって。」

少女「ふぅん・・・。」

~少女 自宅 自室~

少女「さて、宿題も明日の準備も終わったし、本読みますか。」

少女「・・・。」ペラッ

少女「・・・。」ペラッ

少女「・・・。」ペラッ

少女「・・・駄目だ、全然集中できない。」

少女「一回やめよう。」パタン

少女(・・・本当、どうして魔法少女なんかに・・・。)

~回想(3ヶ月前)~

少女「やっと部活終わったぁ~。」

少女「今日は宿題多いから、さっさと家帰らなきゃ!」タッタッタッ

ウ~ウ~ウ~ウ~

少女「ん?これって・・・。」

パトカー『緊急事態です!悪の組織が現れました!』

パトカー『急いで避難して下さい!繰り返します...』

少女「おいおい嘘だろ・・・。こんな宿題多い日になんて・・・。」

少女「こうなったら戦場駆け抜けて、急いで帰宅するしかない!」

少女「行くぜ!」ダッダッダッ

~30分後~

少女「終わりが見えねえ!」

少女「畜生!そろそろ家に着いてもいいはずなのに!」

敵「!」

少女「なっ・・・!」

敵「おいおい・・・、こんなとこ一人で歩いてちゃ危ないぜ・・・、お嬢ちゃん・・・。」
ニタァッ

少女(ま、マジかぁ・・・。)

少女(俺、ここで人生終了かよ・・・。)

少女(まだ読んでねえ本、たくさんあんのに・・・。)

敵「[ピーーー]ぇ!」ブンッ

少女(うわぁ、痛そ。)

少女(というか、死の間際でやけに冷静だな、俺。)

ドカーン

敵「うわぁ!」

少女「えっ?」

モクモクモクモク

敵「ちっ、煙で、視界が・・・、って、ん!?」

?「あ、あれ?これって一体・・・。」

魔法少女「どういう状況?」

~回想終了~

少女(あの後気合い入れて炎出たから敵蹴散らして・・・。)

少女(それから適当に倒しながら家探してたら組織が撤退して・・・。)

少女(そしたら服がもとに戻って、家に帰ったんだったけ。)

少女(・・・素直に避難しときゃよかったかな?)

少女母「少女、お風呂沸いたから入りなさい。」

少女「はあい。」

申し訳ありません、昼食を取るためしばらくあげません。

~少女 自宅 風呂場~

チャプン

少女(思い返せば俺、結構危ないことしてたなあ。)

少女(あの後から何回か襲撃があって、出てきた敵全部倒したりとか。)

少女(それから変身のコツとかも掴めてきて、市外の敵も倒すようになってきた
頃、レッドさん達に会ったんだっけ。)


Eメールのところsagaにしたら幸せになれるよ
期待

~回想(2ヶ月前)~

魔法少女「はあっ!」ビリビリ

敵「うぎゃあああ!」ビリビリ

魔法少女「なるほど、属性をイメージして攻撃すると、その属性の攻撃が出るん
だ。」

魔法少女「それじゃあ今度は風・・・って、あれ・・・?」

ドカーン! ドゴーン!

魔法少女「あそこで誰かが・・・、戦ってる・・・?」

魔法少女「と、とにかく行ってみよう。」ビュンッ

~都市 中心部~

魔法少女「ふうっ、風になるとさすがに速いね。」

魔法少女「さて、この辺のはずなんだが・・・。」

ドッカーン!

魔法少女「!あっちか!」タッタッタッ

?「はあっはあっ・・・。」

?「くっ、万事休す、ですか・・・。」

?「うっ、やばい、かも・・・。」

幹部「さあ、これでとどめだ、ヒーロー諸君。」

魔法少女(間に合え!)

魔法少女「防御魔法発動!」

ガキンッ

幹部「な、なにいっ!」

魔法少女(ま、間に合った・・・。)

魔法少女「大丈夫ですか!」

?「あ、ああ。」

?「あなたは、一体・・・?」

魔法少女「自己紹介は後で!まずはこの状況をなんとかしましょう!」

?「え、ええ・・・。

~回想終了~

>>14 アドバイスありがとうございます!

少女(それから幹部撃破して、戦場で時々会って、一緒に戦って。)

少女(本当、いろいろあったなあ。)

少女(・・・やっぱり、しばらくなんにも言わないで帰ったの、まずかったかな?)

少女(ま、過ぎたもんはしょうがないか。)

少女「・・・あがろ。」ザバアッ

~少女 自宅 自室~

少女(はあっ、明日からまた学校か・・・。めんどくせ。)

少女(演技すんのも疲れんだけど。)

少女(早く卒業してぇなあ、あんな学校。)

少女「・・・あっ。」

少女(目覚ましかけんの忘れてた。)ガサッ

少女(6時にセットして、音量は最大っと。)ピッピッ

少女(ふうっ、これで気兼ねなく寝れる。)ドサッ

~翌日~

少女「じゃ、行ってきま~す。」

少女母「行ってらっしゃい。」

~通学路~

少女(いつものことながら・・・、ここの坂はきついな・・・。)

男子生徒A「うっわ、お前遅ぇな。」

少女(出た。いつものうざい奴。)

男子生徒A「お~い、聞いてんのかよ。」

少女(無視無視)

男子生徒A「ちっ、面白くねえ。」タッタッタッ

少女(やっと行ったか。)

~学校~

女子生徒A「少女さぁん、おはよぉ~。」

少女「ああ、うん、おはよう。」

少女(うぜえ。)

男子生徒B「やべえ、俺まだ宿題終わってねえ。」ニヤニヤ

男子生徒C「んなの俺だって同じだよ。」ニヤニヤ

少女(ニヤニヤして気持ち悪ぃんだよてめーら。やってねえならさっさとやれ
や。)

~1時限目 理科~

教師「それじゃあ前回の復習から始めるぞ。火山灰が固まった堆積岩を何と言う
か。分かる奴は手を挙げろ。」

少女「・・・。」スッ

少女(って、えっ!俺だけ!?)

教師「よし、じゃあ少女。」

少女「はい、凝灰岩です。」

教師「正解だ。」

少女(ちょっと待て。これこの前やったばっかりだぞ!こいつら復習してないの
かよ!いやそれ以前に覚えてないのか!?)

~色々あって放課後~

少女(今日は部活ないから、早く家帰ってゲームしよ。)

親友「少女、一緒に帰らない?」

少女「もちろんだよ親友!」

少女(気が変わった。親友と話しながら帰ろう。)

~通学路~

少女「ほとんどの人、全然真面目に授業受けてないの!マジムカつく!」

親友「ああ、それめっちゃ分かる!って、ごめん、あたしこっちだから。」

少女「うん、じゃあね。」

親友「さようなら。」タッタッタッ

少女「・・・あ~あ、行っちゃった。」

少女「まだ全然言い足りないなあ~。」

少女「愚痴自由に言えるの、親友だけなんだけど・・・。」

ドッカーン!

少女「!悪の組織の襲撃!?」

少女「やばい!変身しなくちゃ!」

パァァァ

魔法少女「よし、変身完了!」

魔法少女「まずは上から様子を!」ビュンッ

>>20 コメントありがとうございます!

~〇〇市 上空~

魔法少女「!」

魔法少女(市役所に戦闘員がたくさん集まっている。あそこが本部と考えた方が
よさそうね。)

魔法少女(このまま行ってもいいけど、地上の人を助ける為にも降りて・・・。)

魔法少女「!?」

女子生徒A「嫌あああ!助けてえええ!」

魔法少女「・・・ちっ、めんどくせえっ!」ビュンッ

~〇〇市 通学路~

女子生徒A「あ・・・あ・・・。」

敵「大丈夫だって。すぐ楽になるよ。」ニヤニヤ

女子生徒A「い・・・嫌・・・。」ガタガタ

敵「よぉし、それじゃあ一息に・・・。」ニタァッ

魔法少女「ちょっと待ったあああ!」バシュンッ

敵「ぐああっ」バタンッ

魔法少女「しばらくそこで眠ってろ!」パチンッ

敵「う・・・あ・・・?」パタン

魔法少女「・・・ふうっ、大丈夫?」

女子生徒A「あ・・・そ、それ・・・。」

魔法少女「?」

女子生徒A「それ・・・、殺した、の?」

魔法少女「え?い、いやいや、眠らせただけだよ!」

女子生徒A「そ、そう?よかった・・・。」

魔法少女「それより、あなたはどうしてここに?」

女子生徒A「け、警報が出て家に帰ろうとしたら、取り囲まれて・・・。家、すぐ近
くで・・・。」

魔法少女「・・・わかった。家、近いんだよね。送ってくよ。」

女子生徒A「えっ、本当!?」キラキラ

魔法少女「・・・うん。」ニコッ

魔法少女(ああ、私はやっぱり、この目が嫌いだ。)

魔法少女(自分のことしか考えていない、わがままなガキの目。)

魔法少女(私だって、自分のことを優先して考えている。)

魔法少女(でも、ここまで自分勝手じゃない。)

魔法少女(きっとこいつは、私の背負うリスクなんて、考えてもいないだろ
う。)

女子生徒A「ねえねえ、どうやって行くの?」

魔法少女「ああ、うん。とりあえず、私の背におぶさって。」

女子生徒A「あ、うん。」ドサッ

魔法少女「乗ったね、じゃあしっかり掴まってて。」ダッ

女子生徒A「!」

女子生徒A(な、なにこれ!?景色が霞んでる!)

~女子生徒A 自宅前~

魔法少女「はい。着いたよ。」ズサァッ

女子生徒A「えっ、もう!?」

魔法少女「うん。」

女子生徒A「す、凄い・・・。一体どうしたら、こんな早く・・・。」

魔法少女「もともと距離が近かっただけ。じゃあね。今日のことを誰にも言わな
いで。」ビュンッ

女子生徒A「あ・・・、行っちゃった・・・。」

すみません、夕飯食べてきます。

~〇〇市 市役所前~

魔法少女(着いた。)ズサァッ

魔法少女(・・・レッドさん達は、まだ来てないみたいだな。)

魔法少女(待つか、先に突入するか・・・。)

敵「いたぞっ、魔法少女だ!」

魔法少女「!」

魔法少女(囲まれてる!)

敵「なんとしても捕まえるぞ!」

「「「うおおおおお!」」」

魔法少女(ちっ、なんて数!倒しきれそうにない!)

魔法少女(また眠らせてもいいけど、あれはまだ効果が不安定だし・・・。)

魔法少女(こうなったら、市役所に逃げ込んで・・・って、そうか!)

魔法少女「うおりゃっ!」ドーン

敵「ぐああっ!」ドシーン

魔法少女(敵の目的は、私を市役所の中に入れることだったんだ!)

魔法少女(そうすれば私は袋のネズミ、出入口を塞げば、外に出ることはできな
い!)

魔法少女「はあああっ!」ドーン

敵「なっ!コンクリートの壁!?」

お風呂入ってました。遅くなってすみません。

~コンクリートの壁の中~

魔法少女(どうする?このまま飛び込んだところで、奴らの思う壷だ!)

魔法少女(それに、悪の組織が市役所を乗っ取ってからかなり時間が経っているはず。)

魔法少女(何もしていないはずがない!十中八九罠が仕掛けてある!)

魔法少女(だが、このまま引き下がるわけにも・・・。)

魔法少女(くそっ、どうすれば奴らを撤退・・・ん?撤退?)

魔法少女(そういえばあいつら、いつも幹部の指令で動いていたな・・・。)

魔法少女(市役所にあえて入り、幹部を倒せば、撤退とまではいかなくても、ちりぢりにすることはできるかもしれない。)

魔法少女(だが、やはり危険・・・。)

ガンッガンッ

魔法少女「!」

敵「もっと力を入れろお!」

ピシッピシッ

魔法少女「・・・ここに留まるよりはマシか。」


今日はここまでにします。おやすみなさい。

乙!
おやすみなさい

おはようございます。続き投下します。

~コンクリートの壁の外~

敵「ちっ、なかなか崩れねえな・・・。」

敵「早く崩して、攻め込まねえと・・・。」

ピシッ

敵「ん?」

ドーン! ガラガラ!

敵「うおっ!な、なんだ!?」

ビュンッ!

魔法少女「どけえええ!」

敵「うわあああ!」ドシッ

魔法少女「っ・・・。」

ガシャン

敵(な、何だったんだ、今の?)

敵(だ、だが市役所には閉じ込めた。)

敵(これで奴は袋のネズミだ!)

>>27 コメントありがとうございます!

すみません、部活行ってました。

~〇〇市役所内~

ガタン!

魔法少女「!やはり罠だったか・・・。」

魔法少女「仕方ない。さっさと幹部を倒して、市役所を解放しよう。」タッタッタッ

敵「おおっと、そうはいかないぜ。」ズラッ

魔法少女「ちっ、中にもか!」ダダダッ

魔法少女「凍りつけ!」ダンッ ピキピキッ

敵「」カチーン

魔法少女「くっ、幹部は・・・、どこに・・・?」

キーン

?『あ~テステス、マイクテスト~マイクテスト~。』ガチャガチャ

魔法少女「!?」

?『うん、君が魔法少女ちゃんだね。もしかして僕のこと、捜してる?』

?『僕だったら二階の会議室にいるよ。罠は特に仕掛けてないからね。』

?『ま、その代わり戦闘員がいっぱいいるよ♪精々頑張ってね♪』

ボス『ちなみに僕の名前はボス。よろしくね☆』キーン ガチャッ

魔法少女「・・・行くか。」ザッ

~〇〇市役所前~

レッド「よし、着いたぞ!〇〇市役所だ!」

イエロー「ここを解放すれば、撤退するはずだよね!それじゃあ早速・・・。」

ブルー「!二人共、待ってください!」

レッド「ん?どうしたんだ、ブルー?」

ブルー「市役所の扉が塞がれてます。」

レッド「なにっ!」

イエロー「ほ、ほんとだ。戦闘員が塞いでる・・・。」

レッド「なあに、だったら蹴散らすだけ・・・。」

ブルー「よく見てください、レッド。」

レッド「え?」

ブルー「戦闘員達、『内側』を向いています。」

レッド「は?」

イエロー「えっ!それじゃあおかしいよ!」

イエロー「外からの侵入を防ぐんだったら、外側を向いてなきゃ!」

レッド「そういえばそうだな・・・。」

ブルー「・・・もしかしたら。」

レッド&イエロー「?」

ブルー「誰かを閉じ込めているのかもしれませんね。」

レッド&イエロー「!」

レッド「そ、そうか!」

イエロー「逃げ出すのを、防ぐ為に・・・。」

ブルー「はい、おそらくは。」

レッド「それじゃあ捕まっているのは、市長とか市役所の職員かもしれねえな。」

ブルー「その可能性が高いかと。」

イエロー「じゃあ下手に突撃したら、人質にされちゃうかも・・・。」

レッド「くそっ、どうすればいいんだ!」

?「私達なら無事です。」

レッド「!あ、あなた方は・・・。」

レッド「市長さん!それに職員の皆さんも!」

イエロー「どうしてここに!?」

市長「こんなご時世ですから、秘密の通路を作っておきましてな。」

職員A「言い出したときは驚きましたが、まさか役に立つとは思いませんでした。」

職員B「それで通路を通って、脱出したというわけです。」

ブルー「とにかく、皆さんが無事でなによりです。」

イエロー「・・・ん?ちょっと待って?」

イエロー「それじゃああいつら、一体誰を閉じ込めてるの?」

レッド&ブルー「!」

レッド「た、確かに・・・。」

ブルー「市長さん達がここにいる以上、市役所は無人のはず。」

ブルー「なぜあんなことを・・・?」

職員C「あ、あの・・・。」

レッド「ん?なんですか?」

職員C「わ、私見ました!」

職員C「コスプレした女の子が、市役所に入って行くのを!」

イエロー「なんですって!?」

ブルー「どんな服装でしたか?」

職員C「え?ええと、ひらひらしたピンクのスカートを履いていて、ツインテールで、おもちゃ?のステッキを持っていて・・・。」

職員C「アニメに出てくる、魔法少女みたいな・・・。」

レッド「!魔法少女だ!」

職員D「そ、その子なら俺も見たぞ!」

職員D「敵に追い詰められて、自分から入ってったみたいだった!」

イエロー「そ、それじゃあ閉じ込められてるのは・・・。」

ブルー「魔法少女さんに、間違いなさそうですね。」

レッド「よしっ、魔法少女を助けに行くぞ!」

皆既月食、いかがでしたか?

~〇〇市役所内~

魔法少女(・・・今さらだけど、人質とか取られてたらどうしよう・・・。)タッタッタッ

魔法少女(・・・その時はその時だな。)タッタッタッ

敵「止まれ!」ズラッ

魔法少女「!」

敵「ここから先は行かせん!」

魔法少女「邪魔。」ビュォォォー

敵「」カチンコチン

敵「ぬおおお!」

魔法少女「押し流す!」ジャー!

敵「うわあああ!」

敵「ま、まだまだあ!」

魔法少女「焼けろおおお!」ボオッ!

敵「あぎゃぁぁぁ!」バタンッ

魔法少女「・・・殲滅、完了。」

魔法少女(さて、会議室はどこだろう?)タッタッタッ

魔法少女(ん?)
_____
|会議室|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
魔法少女(あった。)キィッ

魔法少女(レッドさん達がいないのは、ちょっと不安だけど・・・。)

魔法少女「・・・行きますか、最終決戦。」

乙!

~〇〇市役所内 会議室~

ボス「おっ、意外に早かったねえ。」

魔法少女「・・・あなたがボス?」

ボス「当たり前だろ。ここ一人しかいないし♪」

魔法少女「悪いけど、あなたを倒させてもらう。」スッ

ボス「まあまあ落ち着いてよ、魔法少女ちゃん♪」

ボス「戦うのは構わないけど、まず僕の質問に答えてちょうだい♪」

魔法少女「・・・わかった。」

ボス「うん、ありがとう♪」

ボス「ズバリ!君はなんの為に戦ってるの?」

魔法少女「・・・秩序と平和を守る為。」

ボス「はい出ました、よくある答え。」

魔法少女「?」

すみません、今日はここまでにします。おやすみなさい。

おはようございます。
>>34、36 コメントありがとうございます!

ボス「大抵そういうんだよねえ~、正義の味方は。」

ボス「というかさ、僕達がいなくなっても全然平和じゃないじゃん。」

魔法少女「・・・どういう意味?」

ボス「そのまんまだよ。」

ボス「犯罪者ははびこってるし、会社にはふんぞりかえって、ろくに仕事をしない上司がいる。」

ボス「学校に来ても、まともに授業受けない奴らもたくさんいるよ。」

ボス「こんなの平和って呼べないじゃん。」

ボス「そこでね、僕等は『革命』を起こそうと思った。」

魔法少女「革命?」

ボス「うん♪あ、でも革命って言葉は、ちょっと当てはまらないかも。」

ボス「う~ん、なんていうか・・・、一度壊して直すって感じ。」

ボス「一回国の機能とかぜーんぶストップさせて、そっから僕等での政治を始めるんだ。」

ボス「こんなクソみたいな国だもん、一度滅ぼしたっていいよね♪」

魔法少女「どこでもそうなのかは置いておいて、滅ぼすのはいいと思うぞ。」

ボス「!?」

ボス「え・・・いや、ちょっと待って!?」

ボス「君、正義の味方だよね?」

魔法少女「立場的には、な。」

ボス「そ、そんなこと言っちゃっていいの!?」

魔法少女「いや・・・、だってさ。」

魔法少女「犯罪者とか会社の話はともかく、学校はあなたが言った通りの状況だよ。」

魔法少女「来てもろくに授業を聞かず、くっちゃべってる馬鹿共だらけ。真面目にやってる奴はほんとんどいない。」

魔法少女「少なくても、うちの学校は滅ぼしていいと思う。」

ボス「そ、それじゃあさ。」

ボス「僕等の仲間にならない?」

ボス「君も滅ぼしたいんでしょ、この国を。」

魔法少女「それとこれとは話が別だ。」

ボス「はあ!?」

魔法少女「『滅ぼしてもいい』とは言ったが、『滅ぼしたい』とか『滅ぼしてほしい』とかは言ってないぞ。」

ボス「なんなんだよそれ!?話が噛み合ってねえじゃねえか!」

ボス「んじゃあもう一度聞くが、てめえは何の為に戦ってんだよ!」

魔法少女「・・・正義。」

ボス「は?」

魔法少女「私が・・・、正義だから。」

美容院行ってきます。

放置してすみません。続きあげます。

魔法少女「・・・あなた、学校は卒業してる?」

ボス「まあ、一応は・・・。」

魔法少女「それじゃあ、先輩になった経験もあるよね?」

ボス「あるにはあるが、それが一体どう関係してるんだ?」

魔法少女「先生に言われなかった?」

魔法少女「『先輩として立派に見られるような行動をとれ』って。」

ボス「・・・言われた。」

魔法少女「私が戦っているのも、同じ理由。」

魔法少女「正義として、立派に見られるような行動をとらないといけないから。」

これから学校なので、一体きります。帰ってきたらまたあげます。

行ってらっしゃい
自分のペースで書いて下さいね

>>43 アドバイスありがとうございます。

ボス「・・・ごめん、言ってること全然わかんない。」

魔法少女「うん、それでいい。」

魔法少女「どっちかっていうと、私が言ってること、分かるほうがおかしいから。」

魔法少女「とにかく、私はあなた達の仲間にはなれない。」

ボス「・・・ふ~ん、そっかあ~。」

ボス「それじゃあ仕方ないねえ~。」ニヤア

ボス「それじゃあ・・・。」ビュンッ

魔法少女「!」ガキンッ

ボス「実力行使しかないってことだネ★」ニカッ

魔法少女「・・・ああ。」ザッ

ボス「はあっ!」ビュンッ

魔法少女(防御!)ガキンッ

ボス「ふふふ・・・。」バンッ バンッ

魔法少女「くっ・・・。」

魔法少女(空気の弾丸で・・・。)

魔法少女(相殺!)バシュンッ バシュンッ

ボス「ふふふっ、アハハハハッ!」バババババッ

魔法少女(マ、マシンガン!?)

魔法少女(一体いつ、どこから・・・。)ガガガガガッ

ボス「アハハハハッ!楽しいなあ!」

魔法少女「た、楽しい?」

ボス「そうだよお、とおっても楽しい!」ニカッ

ボス「だってさあ、今まで相手にしてきた奴らはみーんな負けちゃったんだもん。あっさりとね。」

ボス「だけど君は結構長続きしてる。これは期待できそうだなあ。」ニヤニヤ

魔法少女(あ~これイッちゃってるなあ・・・。)

ボス「うおりゃっ!」ダダダッ

魔法少女(に、肉弾戦!?)

ボス「僕ねえ~格闘技もマスターしてるんだあ~。」ドドドッ

ボス「一分野だけって舐めてもらっちゃあ困るなあ~。」ニヤアッ

魔法少女「っ・・・。」

魔法少女(なにか、なにかないのか!?この状況をなんとかする方法は!)

魔法少女(!そうだ!)

ボス「ん~動きが鈍くなってきたねえ~。」ドッドツ

ボス「そろそろ終わりにする?」ニヤッ

魔法少女「っ、冗談じゃないね!」ボッ

ボス「ぬわっ!」

ボス「・・・な~んてね★」

ボス「悪いけど、そん位で僕は・・・。」

魔法少女(今だ!)ビュンッ

ボス「!?」

魔法少女(氷の粒を飛ばして・・・。)ビュンッ ビュンッ

魔法少女(その隙に!)

魔法少女「はあああっ!」ボオオオオオッ!

ボス「なっ!」

ボス(炎の・・・壁!?)

ボス(・・・いや、奴もずっと集中することはできないはず。)

ボス(壁が無くなったとき、攻撃すればいいだけの話だ。)

ボス(視界はこちらの方が悪いが、体力は向こうの方が消耗してる。)

ボス(どの道、あの子は負けるしかない!)

バアアア・・・

ボス(よし、壁が無くな・・・。)

魔法少女「拘束!」パチンッ

ボス「!」ガチッ

ボス「・・・くくっ、なるほどね。」

ボス「さっき放った魔法は・・・。」

魔法少女「ああ、全て囮だ。」

ボス「ははっ、道理で威力が弱かった訳だ。」

ボス「目くらましが目的だもん、威力なんて必要ないよね。」

魔法少女「・・・眠れ。」パチンッ

ボス「・・・うん。」ガクッ

魔法少女「・・・・・。」

ダダダダダ・・・

魔法少女「?」

レッド「無事かあああ、魔法少女さんんん!」

魔法少女「!」

ブルー「レ、レッド、早過ぎます・・・。」

イエロー「つ、着いて行くのがやっとだよお・・・。」ヨロヨロ

魔法少女「あ、あの・・・、大丈夫ですか?」

レッド「ああ、そっちこそ大丈夫か?」

魔法少女「はい、大丈夫です。」ニコッ

レッド「よ、よかった・・・。」

ブルー「無事でなによりでした。」

魔法少女「あ、すいません、皆さん。」

魔法少女「ボス、捕まえておきました。」

レッド&ブルー&イエロー「!?」

イエロー「い、いやいやちょっと待って!」

イエロー「ほんとに捕まえたの!?」

魔法少女「はい、この通りです。」ヒョイ

魔法少女「では、私はこれで失礼します。詳しい事情は彼から聞いてください。」ビュンッ

レッド「あ、待って!」

ブルー「・・・また行ってしまいましたね・・・。」

イエロー「やっぱ早いね・・・。」

~公園~

魔法少女「・・・。」スタンッ

パァァァ

少女「・・・なぜ戦うか、か。」

~少女 自宅~

少女「ただいまあ。」

少女母「おかえりなさい。大丈夫だった?」

少女「うん、大丈夫。」

少女母「そう、よかった・・・。」

少女「宿題してるね。」

少女母「分かったわ。」

~少女 自宅 自室~

少女「・・・。」カリカリ

少女(・・・なんで?)

少女(私はなんで戦ってる?)

少女(死ぬ可能性だって、あるのに。)

少女「・・・あ、間違えた。」ゴシゴシ

~少女 自宅 台所~

少女(特別守りたいものがあるわけでも、正義感が強いわけでもない。)

少女母「少女、宿題は終わった?」

少女「うん、終わったよ。」

少女(一体、どうして?)

~少女 自宅 風呂場~

少女(どうしてだろう?)

少女(なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?)

少女「・・・。」

少女「・・・ああ、そっか。」バシャン

~少女 自宅 自室~

少女(私は・・・。)

少女(私は、何となく戦ってるんだ。)

少女(ただ適当になんとなく。)

少女(理由も、目的もなく。)

少女「・・・明日も。」

少女(明日も、平和を守ろう。)

少女(たとえ守る理由が不純でも、私はやっぱりヒーローだから。)

~完~

これで終了になります。読んでくださった方、ありがとうございました!

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