霧子「霧子の部屋……?」 (3)
霧子「何ですかそれ」
課長「いやあ、署長から頼まれてねえ、1つ頼まれてくれないかな霧子君」
霧子「という訳なんですよ」
ベルトさん「ふむ、どうやら毎年この署内で行われるイベントらしい。今年は進行役に霧子君が大抜擢されたようだねえ」
進ノ介「いいじゃねえか、最近はロイミュードの活動もなりを潜めてるし、気晴らしに行って来いよ」
霧子「嫌ですよこんな得体のしれないイベントなんて。大体何で私なんかがこんなイベントに選ばれたのかも謎です」
ベルトさん「霧子君は署内でも1、2を争う程の美貌の持ち主だしね、そんな所が企画者の目に留まったのかもしれない」
進ノ介「おまけに頭も良くて気が利くしな」
霧子「ま、まあお2人がそんなにおっしゃるなら、その、行ってみようかな……//」
ベルトさん&進ノ介(ちょろい……)
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霧子「という訳で始まりました今回の霧子の部屋。司会は私、特状課の詩島霧子と」
戦極「私、ユグドラシルコーポレーションの世紀の天才科学者である、戦極凌馬がお送りします」
霧子「って誰ですかあなた」
戦極「嫌だなあ、当日はサプライズで解説員が入るって聞いてなかったのかい?」
霧子「聞いてません。というか台本なんてあったんですか?」
戦極「おっとすまない、台本は僕が担当だったんだが、紙に書かずとも全部この頭に入っていたものでねえアッハッハッハッハ!!」
霧子「ギリギリ」
戦極「ははは冗談だよここにちゃんと持って来ているさ、ほら、今日はこの流れに沿って進めてくれたまえ」
霧子「次私をからかったら霧子キックをお見舞いします」
戦極「うーん、いいねえその逞しさ、湊くんを彷彿とさせるよ」
霧子「このコーナーは、これまでの仮面ライダーをお呼びしてそのトークをお聞きするコーナーです」
戦極「要所要所では、凡人にも理解できるよう僕の分かりやすい解説が入るので安心したまえ」
霧子「いちいち癪に障りますねこのおじさんは……まあいいです、気を取り直して第1回目のゲストの方どうぞ!」
士「……なるほどな、今度はドライブの世界って訳か」
霧子「えっと、よく分からないことをおっしゃっていますがお名前をどうぞ」
士「おっと、自己紹介が遅れたな。俺は門矢士、巷では世界の破壊者、とか呼ばれている」
戦極「これはまた見事な厨二病だねえ」
霧子「ちょっとあまりそういうことは言わないでください戦極さん。今回はもう1人ゲストがいらしてます」
天道「フン、おいしい鯖が貰えると聞いて来てみれば、こんなつまらんイベントだったとはな」
霧子「えっと、それではお名前を」
人差し指ビシイ
霧子「?」
天道「俺は天の道を往き、総てを司る男、天道総司だ」
戦極「何というか、私の周りにはあまりいないタイプの人間だな、ふむ、実に興味深い」
霧子(はあ、なんかもう帰りたい)
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