絶対絶望艦娘 -カンタイロンパAE- (87)

*「うぷぷ・・・これは「絶対絶望少女」と「艦これ」のクロスSSだよ!」

*「前作と前々作の書いてる人って言えば分かるかな?コテ使ってたり使ってなかったたりだからねぇ」

*「そこは気まぐれなのさ。シェフの気まぐれサラダが生ごみの詰め合わせって書いてあってもでもいいだろ?」

*「つまりは駄作ってことだね!あ、「絶対絶望少女」のことじゃないからね?「艦これ」でもないからね?」

*「さて、ボクは思うに主人公が2人居るってのはあんまり好きじゃないんだ。書き分けがメンドクサイからな」

*「どーでもいいことだろうから先言っておくね。荒らしは歓迎だよ。大歓迎さ!絶望的に面白いからね!ぶひゃひゃひゃ!」

*「あそうそう。オマエラに決めて欲しいことがあるんだ。候補としては「羽黒サン」か「電サン」・・・」

*「どっちに活躍してほしいか書いて欲しいなー。「2人とも嫌いっ!」ってのは無しだからな!じゃないと物語破たんするから!」

*「選ばれなかった方は終わったら番外編として書くことにするから安心しな」

*「多い方を書くよ!21時までには答えを出してよね!それと更新は遅いよ!もしかしたら書くこと無くなるかもね・・・」

*「なんてね!それだけはないよ。多分ね。では張り切ってきましょー!え?どうしてボクがこんな状態なのかって?それは追々分かるさ・・・」

*「前々作と前作のは下にURL貼っておくから思い切り絶望してくれたまえ!」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1417394078

電ちゃんで

羽黒かな

新作ですね、期待してます
電ちゃんでお願いなのです!

すまん、既に書き込んでたみたいだ

羽黒メインは少ない気もするから羽黒で

*「結果は羽黒サンが2、電サンが4!と言うことで電サンに決定しましたー!」

*「ちなみにね、この2人の違いは・・・特にないよッ!ただどこで始まるかが違うだけさ」

*「ボクにとっては些細なことなの。オマエラが気にしたってしょうがないよね」

*「さっきからスピード落ち過ぎィ!何だよ20.4って!」

*「とにかく!絶対に絶望的な艦娘のお話の始まりだよー!」

*「あ、しまった・・・。これオリキャラ出るって言ってないじゃん!ま、いっか!支障はないしな!」

*「改めて始まり始まりぃ~」

---ねえ、どうしてあなたはそんな風に私を見るの?

憎いから?ウザいから?それとも---


え?五月蠅い?それでも私は・・・


痛っ!・・・痛いよぉ・・・。

でもさ、バラしてもいいのかな?あの事だよ、あの事。


ふざけないでって?ふざけてるのはあなたの方でしょ!



何よ・・・お父さんもお姉ちゃんも・・・いえ、司令官も・・・

---死んじゃえ!

皆さんが私は大切なのです。希望でも絶望でもない私は皆さんを少なからずとも守りたいのです。

・・・だから司令官さん、吹雪さん、青葉さん、響さん・・・どうか無茶だけはしないで。

私からのお願いなのです。

才能は無いですけど、あなた達のことをずっとずっと応援していきたいのは本当なのです。



prologue:静かなる艦娘達

ヘリの中は作戦の確認をしていた。

青葉「いいですか?まず土井班はこのマンションの南側へ。林班は私と一緒に。そして電さんは小鳥遊班とヘリで待機して下さい。電さんにはこれを」

そう言うと青葉は自分と同じ「拡声器型ハッキング銃」を渡した。

これは未来連合・・・正確には学園側の人達が作った物だけど。

青葉「これはモノクマに襲われた場合に使って下さい。もし利かなければ砲撃で」

電「了解なのです」

「拡声器型ハッキング銃」は機械に特殊な電波を発して壊す・・・仕組みらしい。

電(正直効くのでしょうか・・・?)

青葉「・・・そろそろ「塔和シティー」へ着きます。準備をお願いします」

空は澄んだように青く、街をゆく人々は平和そのものだ。

土井「しかし我々は第二塔和シティーへは向かわなくてもよろしいのですか?」

青葉「そこは「機関」の人達が向かっているそうなので」

塔和シティーは塔和コーポレーションが統括する町だ。

そして「第二」は艦娘達の基地もあるため「塔和基地」と呼ばれている。

第二は第一とは違い、娯楽施設の宝庫だ。同時に生命線でもある。

遊園地やゲームセンターなどが多くある。また、電気街や最大のショッピングモールもある。

穀物などを作る農業塔はなんと!塔和シティー全ての人々の食料を24時間365日供給できるのだ。

勿論、漁業塔や酪農塔もだ。何故塔かと言えば土地の面積が少ないため効率よく生産するため。

農業塔で作られるものは100%水耕栽培の物である。規模は東京23区より少し狭いくらい。

第一にも一応は農業塔や酪農塔、漁業塔はあるが数が少ない。なので80%が第二からなのである。

ヘリの音がだんだん遅くなってくる。どうやら目的地に着いたようだ。

青葉「私は第一の方を捜索してきます。電さんはここで待機を」

ぞろぞろとヘリを降り、小鳥遊班が待機する。場所から公園の様だ。

降りた時、電が見たのは炎に包まれる町と多くの死体だった。

電は思わず吐きそうになるも、堪える。

電(何が怒っているのでしょうか・・・?)


---2時間近く過ぎる


小鳥遊「おかしい・・・連絡が来ない・・・心配だ・・・」

電「電が見てくるのです!大丈夫!拡声器型ハッキング銃(これ)を持っているので!」

そう言うと電は青葉達が向かった方向へ走って行った。

公園を出るとそこには報告書で見たモノクロのクマが居た。

それが---人を襲っている。

しかし、電は要救助者の居場所を知らされてはいない。

中核となるのは青葉の班だからである。

改めて見てみるとひどい有様だ。モノクマが暴れている。

電(でも何で・・・?)

電(まずは要救助者を探そうかな)

1・・・マンションがある。きっとここに居るはず

2・・・ファミレスに居るかもしれない

3・・・周辺を探してみよう

安価下
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*「ここでチュートリアルです。この物語・・・実は選択肢とこれを見ているあなた様が指示する行動によってオチが変わるのです!」

*「つまりは即死もありうると言うことですね。原作通りじゃない事もあるから気を付けて下さいね」

*「指示は戦う時だけ・・・おっと!早く選んじゃってください!このままだとヤバいですよー!」

2で

電(ファミレスへ行くのです!)

お子様ランチ目的ではない。今の自分は戦力の1つなのだ。

ファミレスへ入る。電が入ったのは裏口。

中は町と同じ状況になっていた。

机やいすは倒され、人は死んでいる。食器は食べ物を乗せたままだ。

モノクマは---居ないようだ。

すると、自分と同じものを構えている少女に出会った。

ガタガタと震えてこちらに向けている。

??「あ、あなたは誰ですか!?・・・も、もしかして未来連合の人ですか・・・?」

1・・・「そうなのです!」と自信満々に答える

2・・・「そうなのです」といつも通りに答える

3・・・「えーと、お姉さんは誰なのですか?」と言う

安価下

info:これからはこんなのが多いので以後お見知りおきを・・・

2

電「そうなのです」

未来連合の一員だがまだ研究員なのだ。

??「ほ・・・本当ですか!?じゃあ青葉さんの仲間・・・何ですね!?」

黒髪のショートに半泣き、服は凛々しいものの本人から出る雰囲気がそれを異様なものに仕立て上げていた。

電「なのです!私は未来連合の人なのです!」

??「よ・・・よかったぁ~」

気が抜けたような声。へたり込んでしまった。自分より年上の様だが幼い感じだ。

電(な・・・なんだこのお姉さん!?なのです!)

電(いやそれよりも・・・)

電「どうして・・・「拡声器型ハッキング銃」を持っているのですか・・・?」

??「青葉さんが・・・渡してくれたんです・・・その・・・ご、ごめんなさい!」

電(パニくっているのです・・・はわわ)

電「それで名前は・・・」

??「は、羽黒ですっ!」

羽黒と名乗った少女は事の顛末を語り始めた。こんな非常事態の時に。

羽黒「まず私は・・・「人類史上最低最悪の絶望的事件」に巻き込まれてしまいまして・・・それで・・・」


---電が何故冒頭のような経緯に至ったのか少し話さなければなるまい。


---出来ないことは無い。

しかしそう言われてもほとんどの人は無力に等しいと電は思うのです。

募金しても、どうせ私益に使われるし。

殺人しても加害者だけは名前明かされないですし。

まるでこの世の中は悪が強いみたいじゃないですか。

私達のことを嫌う人たちに少しでも反論を言うと「暴力だ!」だとか言われた日には「こいつらマジ殺してやろうか」と思う時があります。

・・・最悪です。

電のストレスの解消方法は世界がピンチ系の漫画やドラマ、アニメを見ること。

ある意味で非日常と願望が入り混じっている・・・ような気がするのです。

このような作品が多くあるからきっと人間も少しはそう思っているのかもしれません。

けど・・・現実に起こったらやだなぁと思うのです。


でも、起こっちゃいました。それも史上最悪のものが。

本当の非日常が、滅びが・・・来たのです。

「人類史上最大最悪の絶望的事件」・・・

それは最初、ただのデモ行為だったが徐々に過激さを増し・・・

世界を絶望に包みこんだのです。

犯罪係数は軒並み上昇し、殺人や強盗、さらには公共施設の妨害や国会議事堂の占拠・・・

上げればきりがない・・・のです。

もっと言ってしまえば、外人(特に在日と呼ばれる人達)がよく狙われるようになりました。

「奴らは人ではなくモドキだ」「侵略者だから殺せ」・・・だったかな?

それで一時戦争になりかけたこともあった・・・

が、それが起こった。起こってしまったのです。

艦娘も同じで、世界中の艦娘が戦争をし始めました。

そして・・・

今、電は連合のヘリに青葉さんと乗っています。


さて、この電と言う艦娘はただ可愛がられるばかりで特に戦果を稼いだわけでも、特別な才能がある訳でもない普通で普通な少女。

未来連合に入ってもそれは、同じだった。

電は暁型駆逐艦の末っ子。単冠(ひとかっぷ)湾泊地所属。

同時に・・・未来連合の研究生だ。

最初の仕事は脱出した吹雪さん達の捜索と保護。

ですがこれは足柄さんや不知火さんのサポートがあってだが・・・。

「人類史上最大最悪の絶望的事件」が起こった時、提督と皆で逃げたのだ。

そして鎮守府や基地、泊地・・・いえ、世界中の軍人や艦娘達をかき集めて「未来連合」作った。

けど電は何も出来なかった。何も。

だから・・・電は実動隊のメンバーになった。

絶望から救うために。未来を作ってもらうために。

電が努力している間、周りの皆は遥か先に行っている。

希望ヶ峰鎮守府の生き残り・・・そして学園の人達も。

ある時、提督に任務を与えられた。

それは「要救助者を保護する」と言うもの。

電はその戦闘員。切り札である「拡声器型ハッキング銃」を持たされて。


---以上がことの冒頭の顛末である。


羽黒「・・・ってことです。あの・・・その・・・」

電「だいたいわかったのです。ではヘリに案内するのです」

どこからかガラスが割れた音が聞こえる。

羽黒「ひぃ!」

電「・・・モノクマ・・・ですか・・・!」

電は怯える羽黒をわき目にハッキング銃を構えた。

場所:ファミレス店内。結構広い

使用コトダマ:壊∞/∞発、燃∞/∞発、痺∞/∞発、噴∞/∞発

敵:モノクマ4体

状況:こちらに気付いていないようだ

体力:3/3

安価下

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*「チュートリアルのお時間です」

*「拡声器型ハッキング銃から出されるコトダマはモノクマを倒すための唯一の方法です」

*「コトダマは多くありますが・・・今回は戦闘方法について説明します」

*「行動は安価で決めます。ただし「攻撃か逃走、近づく」しかできません」

*「戦闘する場合は「使用コトダマ」を選んで頂き、モノクマと戦います」

*「その場合、どの種類のコトダマを当てるか選んでいただきますのでご注意くださいませ」

*「戦闘する場合は安価を2つとります。理由は簡単に言えば「デコ弾」ですね」

*「勿論、逃げることも近づくことも事も可能です」

*「どうするかによって電様の運命は変わります。運命とは回るものですからね」

*「コンマ判定でモノクマを撃破したか、または逃げられたか判定します。00~00の様に指定させていただきます」

*「高ければ高いほど成功です。ぞろ目は100%成功(戦闘する場合はナイスショット)となります」

*「なお、コトダマの弾数が0のものは自動的に使用できなくなりますのでご注意を・・・」

*「ちなみに気づかれますとモノクマがあなたに向かって攻撃してきますので・・・当たり前ですけどね」

*「もし・・・もし、体力が全て無くなった場合・・・コンマの指定をさせていただきます。と言っても00~00みたいなものですが」

*「この範囲内だった時に限り、体力1の状態で復帰できます」

*「他にも説明することが山盛りですが・・・それはのちに」

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<書き方例>

21 :モノクマ [saga]:2014/12/02(火) 00:31:08.05 ID:oUmKb5JT0

壊:激しく

22:モノクマ [saga]:2014/12/02(火) 00:31:08.05 ID:oUmKb5JT0

雄々しく



*「のようになります。必ず「~しく」で終わるようにして下さい」


*「この場合ですと気づかれてしまいますね。コンマが低ければ使用するコトダマも多くなりますのでご注意を・・・」

*「なお逃げるときは・・・」

21 :モノクマ [saga]:2014/12/02(火) 00:31:08.05 ID:oUmKb5JT0

逃走


*「のようにしてください。この場合は逃げるのが難しいようです・・・」

*「今回はコンマは設けません。チュートリアルですし。では改めていきましょうか!」

攻撃で

*「チュートリアルの続きです」

*「コトダマは「壊」でいきます。他の選んでもいいですが、一番使うのがこれなので」

*「ではどのように壊しますか?必ず「~しく」で終わるようにしてくださいね。文章にならないと・・・」

*「では張り切っていきましょー!「~しく」を付ける状況はこちらの判断で付けさせていただきます。危機があるときくらいですかね、使うとすれば」

*「では「安価下」サン、「安価下2」サンよろしくお願いします!」

激しく

馬鹿馬鹿しく

電「「激しく」「馬鹿馬鹿しく」壊レロ!」

拡声器から青い文字が飛び出す。それがモノクマに一直線に向かい・・・爆散した。

そしてそれが連動してか、モノクマ同士攻撃を始めたのだ。

羽黒「・・・え!?どういうこと!?」

拡声器を構えながら慌てている。

電「多分・・・「馬鹿馬鹿しく」が聞いたのではないのかと思うのです」

羽黒「って言うか・・・これ何ですか・・・?」

電は出来る限り分かりやすくこの少女に説明した。

電「これは「拡声器型ハッキング銃」なのです。これに「~しく」で終わる言葉で繋げれば切り抜けられるかも・・・なのです」

羽黒「これホントに効くんだ・・・」

ポケットが揺れる。連絡のようだ。

電「はい電なのです」

「ザザ・・・こちらはザザ・・・連合本部。ザザ・・・状況を報告されたし」

電「はい!要救助者「羽黒」を救出。ですが青葉さんの班が帰って来ないので至急応援を求めるのです」

「了解。ザザ・・・所はどこだ?」

電「要救助者の居たマンションの前なのです」

「20分ほどで着く。それまで要救助者と待機せよ」

電「了解なのです!」

通信はそこで途切れた。

羽黒「あの・・・この町で・・・何が起こっているのですか!?」

電「知るか・・・なのです・・・」

羽黒「はうぅ!」

電の荒げた声に動揺している。少しだけ電はため息をつく。

電(もしこんな状況が続いたら・・・こんなヘタレと共に居なきゃならないのですか・・・最悪なのです・・・)

羽黒「・・・何か聞こえませんか!?ほらあそこ!」

指を指したところにはかすかにだが音が聞こえた。

電「探すのです!多分ワンセグのスマフォなのです!」

急いで探す。音がだんだん近くなっていく。そして、見つけた。

電(これ先月出た最新機種じゃないですか・・・)

電はアンテナを調整しながら、何故か近くに寄ってきた羽黒と見つめる。

キャスター「たった今入った情報です!塔和シティーこと---」

「グシャ!」

バタリとキャスターが倒れた。

だが、次の瞬間!なんとキャスターが起きあがったのだ。

セーラーの子「がおー!俺様はゾンビだー!がおー!」

継ぎ接ぎの鉄仮面を被った大人し目の子「あ・・・あの、ゾンビってがおーって言うのでしょうか・・・」

ブレザーの子「知らないよー。ってか潮ちゃんそんなの気にしてるってあり得ないよー。つーかキモい」

ブレザーの子は踊るように潮を馬鹿にしているが、潮本人は喜んでもらっているようだ。

継ぎ接ぎの鉄仮面を被った大人し目の子改め潮「えー・・・そんなぁー・・・えへへ」

きつめな感じな子「ちょっと!今は重要な時よ!真面目にしなさい!」

きつめな感じの子「・・・こほん。私たちは「希望艦隊」よ。これを聞いている或いは見ている全てのニンゲンに告げるわ」

真面目にしているのはただその子だけで、他の子は死体で遊んでいるようだ。

きつめな感じな子「いい?この町は艦娘による艦娘だけの艦娘による街を作ります。なので・・・うわぁ!」

遊んでいる子達とぶつかってしまったようだ。

「「きゃはははははは!」」

セーラーの子「なあこいつ、さらし首にしよーぜ?いいだろ?」

潮「う、うん」

ブレザーの子「マジで!?よぉーし!潮ちゃん、改造しちゃってー!」

そう言うと潮の持つ連装砲が火を噴く。すると頭だけが綺麗に飛んで壁に当たり、砕け散った。

セーラーの子「おもしれーなぁー!きゃはははは!」

歪んだ笑い声が響く。

すると、今度はピンクをした髪の毛をポニーテールに結んだ車いすの少女が現れた。

車いすの少女「ニンゲンの皆さんは、永遠にさよなら、さよなら、さよなら」

それが聞こえた後、ピッーと音がしたのち、映らなくなった。


---その光景はまさしく「絶望」の2文字がふさわしい光景。

羽黒「ひ・・・ひどい・・・」

電「・・・正直ドン引きなのです・・・」

子供じみている。そんな印象。平気で残虐なの事をしている。ただそれがアリの巣に水を入れるのではなく、人にどす黒い水を注いでいるのだ。

その時、大きな音が響いた。

「おい」

電が後ろを振り向く。どうやら来てくれたようだ。

電「この方なのです!」

羽黒「よ・・・よろしくお願いしますっ」

「そ・・・そうか。では君は我々が・・・」

電「あの私は・・・?」

「すまないが君はここで待っていてほしい。青葉さんが来るまでな」

電「・・・了解・・・なのです・・・」

電はそう言い、黒服は出ていった。

電(味方を捨てるのですか・・・)

涙が出そうになる。だが、泣く訳にはいかない。自分は戦力なのだ。

電(そう・・・私は無力じゃないのです!)

電(まだ居るはず!公園に向かうのです!)


電(居た!)

小鳥遊「遅いぞ!・・・して救助者は?」

電「別の部隊に応援を・・・」

小鳥遊「そうか・・・そうよね・・・こんな状況じゃ私達なんか役に立たないものね」

電「ち、違うのです!だってあの時はああするしかないのです・・・」

小鳥遊「はぁ・・・ま、いいわ。さっさと・・・」

黒服男「・・・!何か聞こえるぞ!」

かすかだが、リズムよく言っている。だんだん近づいてきている。


「打て打て!モノークーマー♪刺せ!刺せ!モノークーマー♪」


公園の石で出来た滑り台にモノクマのヘルメットを被った---ニンゲンのコドモらしき者がモノクマを連れて現れた。

そしてモノクマは襲いかかった。

黒服男「クソ!」

黒服「撤退!電・・・後は頼んだ・・・」

電は無我夢中で乗り込んだ。後悔と無力さに苛(さいな)まれながら。

ヘリは電を乗せたまま上昇した。

だが、不安定な動きをしている。覗くとそこには・・

モノクマが乗っていた。

操縦桿を壊し、ヘリはゆっくりと落ちていく。

そして、脱出するが、疲れからか気を失った。



電「ん・・・ぅ」

目が覚めると見知らぬ天井がそこにはあった。申し訳程度の観葉植物。乗っかっているのはふかふかのベッド。厳重にロックされている扉。

電(ここは・・・?)

??「眼を醒ましたようですね!」

ショートカットの小動物的な少女がそこにいた。見た目と漂う感じ、振舞いから自分と同じ艦娘のようだ。

首輪に長い鎖、左手の白い手袋が無ければ完璧だが。

電(何聞こう・・・)

1・・・ここはどこ?

2・・・あれ?何かない・・・


安価下2

1

1

電「えっと・・・ここは・・・どこなのですか?」

??「ここは「希望艦隊」の基地です!それと私の事は召使と呼んで下さい!」

召使「後それと、これ返しておきますね!」

そう言うとハッキング銃を渡される。

召使「チート過ぎるんで少し改造しておきました。ゲームが楽しみですね!」

電(ゲーム・・・?)

召使「リアクションは普通ですね。希望もクソもないです」

電「え・・・?」

呆れたように言う召使。そこには別の何かも含まれているような感じがした。

召使「でもしょうがないですよね。だって世界の9割は凡人で作られてますし」

召使「下らないドラマや漫画、アニメにゲーム・・・これらは凡人向けに作られているから楽しめるんですよ?」

電「な・・・何を言っているのか・・・」

召使「ほら。その反応。普通過ぎますよ」

電「普通の何が悪いのですッ」

召使「でも今は「普通」じゃないですし。おっと、もうゲームの時間です。一時間以内に出てきて下さいね」

召使「後、これを私が渡したってことは秘密にしておいて下さい」

召使「では私はこれで!」

ピピッ・・・と音がしたのち、彼女は出ていき再びロックされた。

電(ここに居るのは私だけ・・・)

電(何か入っている・・・「動」?これで動かすのですか・・・?)

電(この銃で何とかなりそう・・・)

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場所:不明。扉近くのランプが赤くついている。

使用コトダマ:動∞/∞発、壊30/30発

敵:無し

状況:部屋に閉じこめられている

体力:3/3

安価下


*「またまたチュートリアルです」

*「場所によってはこの様に閉じこめられていることがあります。その場合は「場所」に動させるものが書かれているので「動」を当てます」

*「最後に・・・基本的にこのSSで電様の行動は自由です。ただしモノクマなどの敵はうじゃうじゃいますが」

*「何かを探すのも良し、モノクマを倒すのも良し、どこかに属することも良し・・・です」

*「安価下さん、お願いしますね。と言っても今回はこちらで処理しておきます。以後はあなた様の手で」

*「ではまたいずれ・・・」


電「動ケ!」

緑のコトダマが制御システムに向かい飛んでいく。

するとロックが解け、出ることが出来た。

しかし、早々モノクマに出会ってしまった。

電(今度はモノクマ・・・)

電(ずっと戦っていきそうなのです・・・)

電は拡声器を構え、弾を飛ばした。

電「壊レロ!」

モノクマに当たり、爆散する。

そう言えばと思い、ふとハッキング銃を見てみる。

電(威力と弾数に制限がかかっているのです・・・)

電(しかもこんな短時間で・・・)

そんなことを考えながら進んでいくとガシャンと音がした。

電(と、閉じ込められた!?)

モノクマズ「「ぶひゃひゃひゃ!」」


電(扉は・・・開かない・・・倒さないと開かないみたいです・・・不幸なのです・・・)

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場所:不明。真ん中に謎のオブジェあり。閉じこめられているが倒せば出られそう

使用コトダマ:動∞/∞発、壊30/30発

敵:モノクマ2体(コンマ01~80で撃破。逃走不可)

状況:こちらに向かって襲いかかってきている!逃げられない・・・

体力:3/3

安価下

*「やあ、最近殿をしているモノクマだよ。あかん・・・レスが伸びてないじゃないか!やだもー!」

*「こりゃシステムを変えんといけませんなぁ・・・」

*「・・・よしッ!決めました!戦闘システムは放棄しよう!そうしよう!だって伸びねーし」

*「選択肢は残すよ。ボス戦やそれ以外の戦いのも選択肢性にしよう。うん!いいアイデアだ!ボクったら天才だなぁ~」

*「つー訳で、ここからは勝手に進んで行くんでよろしくね!コンマもところどころ入るよ。急な変更だけどスレが伸びないからね。しょうがないね」

*「じゃあボクは殿をするから戻るね。またメンテとか絶望的だよね!うぷぷぷ!」

電(何とか倒せたのです・・・ふぅ)

戻ろうとしたが、正面以外のシャッターは閉まっている。しかたないので少し長い階段を上り、重々しい白塗りの扉を開けた。

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扉の向こうは電と変わらない子達が5人居た。

セーラー服の子「お、来たぞー!」

潮「あ・・・あの・・・何の用でしょうか・・・」

ブレザーの子「へえー。なかなかいいじゃないの」

ショートツインテのきつめな子「ふん、どうでもいいわ」

車いすの子「いらっしゃーい」

セーラー服の子「へっへー!よくぞたどり着いたぞ!褒めて遣わすぜ!」

ブレザーの子「ゲームをクリアするなんてお姉さんすごいねー」

ショートツインテのきつめな子「まぐれよ。まぐれ!」

潮「ど、どうせなら死体になって帰ってこればいいのに・・・」

電「え?・・・あの・・・」

ブレザーの子「うわ、潮ちゃんマジひくわー。死ねよ」

潮「そ、そんなぁー・・・えへへ」

電(何・・・この子達・・・怖いのです・・・)

歪んだ純粋さ。それをこの子たちが体現しているようだ。

セーラーの子「よーし!自己紹介いくぜー!」

きつめな子「少し待ちなさい。あなたは私たちの事・・・知っているのかしら?」

1・・・知らないととぼける

2・・・見たことは有ると言う

1

きつめな子「ふーん。そう。じゃあ紹介した方がよさそうね」

セーラーの子「おいおいおい!まずは旗艦で隊長のアタシからだっ」

深雪「アタシの名前は深雪っ!希望ヶ峰鎮守府教育隊に所属してた時は「超艦船級(ちょうかんせんきゅう)の駆逐艦」って言われてたぜ。カッコいいだろ~?」

深雪「おまけに運動も好きでさー、へへっ!運動会じゃあ一位ばっかとってるぜ!どーだ!カッコいいだろぉ!」

腕組みをし、えへん!とか言いそうだ。

ブレザーの子「じゃあ次は私だねー」

ブレザーの子「好きな食べ物は開いてるアワビ!で嫌いなのは開いてないアワビ!」

舞風「私は舞風って言うんだー。武器管理だよ。よろしくね」

舞風「希望ヶ峰鎮守府教育隊に居た時じゃあ「超艦船級のダンサー」なんだよ。まあテレビにも出てたけどそれは忘れていいからねぇー」

くるくると踊りだす。案外綺麗な回転で思わず拍手してしまいそう。

潮「じゃあ次は私・・・だよね。えっと・・・わ、私の名は・・・」

深雪「潮のは無しにしよーぜ。臭さとキモさが移りそうだしさー」

きつめな子「それはダメ。ってかちゃんと考えておきなさい!」

きつめな子「この子は潮。確か・・・」

潮「工作担当でで「超艦船級の幸運」・・・です」

ショートツインテのきつめな子「そうそれ。かなり卑怯でずる賢いからお姉さんも気を付けなさいよね」

羽黒(幸せそうには見えないです・・・)

きつめな子「そして私ね。陽炎型一番艦、陽炎よ!役割は参謀よ」

陽炎「希望ヶ峰教育隊では「超艦船級の指揮官」として従事してきたわ」

見た目からして切れ者とは見えない。

車いすの子「最後は私だぁ。私は梅(うめ)だよー。で司令なのだぁ~。「超艦船級のセラピスト」だよ~」

ほわほわした声と雰囲気を持つ。彼女の所為か、心が少し落ち着いているような気がする。

電「・・・超艦船級?」

陽炎「教育隊に居た時はそう言われてたわ。なんでも才能が今後もあるかどうか分からないからそう呼んでるそうよ」

梅「今の私たちは「希望艦隊」なのじゃぁ~」

深雪「梅ちゃんはなー、ニンゲンを皆殺しにして「艦娘の国」を作ろうとしているんだぜー!」

電(ど・・・どう返そう・・・)

1・・・「何訳わかんないこと言ってるんですか・・・艦娘だけの国作るとか馬鹿じゃないですか?」

2・・・「・・・どうしてそんなことするのです?教えてくれます?」

3・・・「そんなこと言わずに・・・お姉さんと一緒に謝るのです!」


安価下

2

電「ど、どうしてそんなことするんですか?教えてくれません・・・?」

梅「・・・教えるも何もないけど?」

陽炎「うわー・・・もう少しマシな対応ってものがあるんじゃないかしら?」

電(あれ?電・・・馬鹿にされてるのですっ!?)

深雪「?まーいいじゃん!おバカなアンタのために言うとな・・・ニンゲンを・・・オトナを殺すことでこの国は完成するってことさ!」

電「・・・オトナ?」

陽炎「私達は艦娘だから年も取らないし、見た目も劣化しないわ。精神的なところだけは別だけどね」

舞風「つまりは・・・ニンゲンとオトナを敵にしているってこと。最悪で脆くて卑怯で態度だけは偉い奴のことよ」

潮「わ、私たちとニンゲンは・・・特にオトナとは仲良くなれないってこと・・・です」

梅「潮ちゃーん、的確なこと言って凄い気持ちわるいッスのじゃー」

深雪「だからずっと、永遠にコドモで居続けるんだ!そうすりゃーオトナも襲ってこないしな」

潮「卑怯でも・・・威張り散らしたりはしません・・・」

陽炎「それに「希望の戦士」とも約束しちゃったから・・・いずれはニンゲン皆殺しにするわ。「希望の戦士」も含めてね」

電はこの子達の言っている言葉を理解した。が、良心と困惑が入り混じり考えがまとまらない。

電「訳わかんない・・・どうしてそんなことを・・・!?」

梅「どうして・・・?」

すると梅は、眼に少し涙を浮かべ駄々をこね始めた。

梅「どーしてもなーにーもー!やりたいからやーるーのぉー!」

深雪「お、おい!何梅ちゃんを泣かしてんだよ!」

かなり慌てている。希望艦隊の面々は自分なりの言葉で慰め始めた。

深雪「ニンゲンを・・・オトナを殺しまくるからよ、泣かないでくれよ・・・梅ちゃん!」

潮「あ、あわわ・・・な、泣かないで。笑って!笑って!えへへー」

舞風「そ、そうですー!もっともっとニンゲンを殺すからー!」

陽炎「梅ちゃんの考えたゲームをするから!今からするから!泣かないでよー!」

梅「・・・ゲーム?ゲームすんじゃぁ~」

電「・・・ゲーム?」

閉じこめられた部屋で召使が言っていた突っかかっていた言葉。それが解明されようとしていた。

深雪「そうさ!この町にターゲットを出してよぉー狩るんだ!そして!集める!レア度を付けるんだぜー!名づけてぇ~・・・」


深雪「「オトナこれくしょん~オトこれ~」さ!」


陽炎「つまりね、こういうことよ」

??「いやー、ごめんなさいね。この子達・・・私の命の恩人なので逆らえないんですよ!」

声の主は助けてくれたあの人だ。


電「ど、どうしてですか!?私の銃を・・・」

潮「・・・銃?」

言ってはいけないワードを言ってしまった。潮が電を怪訝そうな顔で見つめている。

召使「銃?きっとこの場に銃があればって思ったんじゃないんですか?」

言いながら、ピピ・・・と言う音が聞こえた。

右手首に黒い腕輪が嵌められている。

電「これは・・・?」

梅「いってらっしゃーい」

電「へ?」

次の瞬間、立っていた位置に大きな穴が出来、電は真っ逆さまに落ちていった。

そして・・・パラシュートが開き、到着したところは---



prologue END




chapter1:絶望オーバーラン!-叫んだって意味ないんだからっ!-

ふわりふわりと、揺れた後パラシュートが開き、自分を覆う。外に出ようとしたが、駆動音が聞こえる。それもあちこちに。

電(・・・モノクマ・・・!)

モノクマと瞬時に断定したのは、街には車も何も走ってないからである。

電(こっち来ないで来ないで来ないで来ないで)

心の中で願う。音が近づいてくる。

電(ああ・・・)

しかし、ここで電の人生(?)は終わらなかった。

パラシュートの布から誰かがモノクマを倒している。

少し隙間を作り覗くと---


1・・・黒い髪を後ろに束ねた凛々しい表情の近代的装備をした刀を持っている子

2・・・長い髪は重力を無視をし上に逆立ち、ヘラヘラしながら爆弾を持っている弓道のような恰好をしている子

3・・・金髪で異国情緒たっぷりな恰好、その上恍惚の表情をしている二挺拳銃を持っている子

4・・・パーカーで全身を覆い、銃と刀を持っている肌が白く禍々しい感じの子


※超重要な選択肢です。明日の21時まで。多い方を採用します。

3

4

3

*「人が少ないってアレですね。人格が出るんですかね?」

*「3に決まりましたー!」

*「早速ネタバレすると・・・」

*「1は護衛艦いせ、2は前々作でも出た赤城サンだね!4は・・・なんと!レ級でしたー!」

*「少しバットエンド寄りかもね・・・ダッーハッハッハ!」

ROMしてる人は多いかもね(自分がそうとは言っていない)

電(あの人・・・誰でしょう?それに見たことない・・・)

同じ艦娘だが、恰好は旅行にでも来たのだろうかと言いたくなるほどだ。

スニーカーにジーパン、柄シャツの上には軍服を軽く羽織っている。

ずぼら過ぎるが、不思議と魅力的であった。彼女の整った顔のせいであろう。

??「あらどなた?まぁ良いですわ。この銃の・・・「ヴェレッタ&トリエステ」の錆にしてくれま~す♪」

手には2丁の拳銃が握られている。見たこと無い。

こちらに銃口を向ける。今にも撃ちそうな雰囲気だ。

電「敵じゃないのです!」

??「あら。そうでしたの。けど・・・」

モノクマがあちらこちらに出てくる。

??「うふふ・・・。レディに向かってこようとは・・・ますます殺し甲斐がありますわぁ~♪」

??「ねぇ、あなた・・・」

電「は、はいっ!」

??「ここは私がどうにかしましょう。撃って撃って撃ちまくってイ来ましょう!」

その顔は恍惚の表情をしていた。

銃弾がモノクマに吸い込まれてゆくような光景。

芸術的であり、耽美的にも感じられる。

??「モノクロのはセンスがいいですわ。けど・・・私の方が上でしてよ」

??「死にいく様はゴミですけど」

電(この人・・・ただ者じゃない・・・!)

??「ふふ・・・踏みつけはいつも良いですわね。支配しているって感じがたまりませんわ~♪」

何と!モノクマを踏みつけ、銃口を赤い目に向けている!

??「散れ」

爆発音と排莢の転がる音だけが聞こえた。

しかし、そこに立っていたのは---あの人だ。

こちらに銃を向け、こう言い放った。

??「ふふ。さて・・・お次は・・・は・・・は・・・」

様子がおかしい。眼がぐるぐるとまわり---

??「えっと・・・その・・・」

電「は、はい」

??「帰っても・・・いいでしょうか・・・?」

電「帰りたいのはこっちだって一緒なのです!」

仲間に助けにもらえなかったこと。これが最も大きい。

??「あの・・・僕の名前・・・言ってなかったですよね・・・」

電「はいなのです。先に言っておくと私は電って言うのです」

ローマ「僕の名前はローマ。イタリアの艦娘だよ。どうせ役に立たずにすぐ死ぬさ・・・はは・・・」

電「はぁ・・・。それで、どこの所属です?」

ローマ「君と同じ所だよ。けど・・・お腹が減ったよ。ねぇ、ここに美味しいパスタ屋さん無いかな?ピザ屋でもいいけど」

電「・・・ある訳ねーだろなのです」

こんな時に開いている飯屋なんぞ聞いたことがない。ふと、引っかかる「君と同じ所」。それを指すのはあれしかない。

ローマ「そう・・・だよね。あはは・・・はぁ」

電(同じ連合所属・・・もしかして電と同じく、見捨てられたのでしょうか・・・?それとも連合に属しているか問いただしましょうか・・・?)

1・・・連合の方から聞く

2・・・見捨てられたか聞く


安価下

1

電「あの・・・ローマさんは電と同じ未来連合の人なのですか?」

ローマ「連合所属だよ。ほら」

こそこそとポッケを漁る。すると連合の所属を表す手帳が出てきた。

ローマ「これで証明になるかい・・・?ぎ、偽造じゃないよ!?」

電「それは知っているのです」

ローマ「それよりも!こんな所でようよ!僕こんな辛気臭いところヤだ!」

電「子供みたいなのです・・・はぁ」

ローマ「こういう時は明るくいかないとダメだよ?」

恍惚な表情をしたと思ったら怯えているキャラになるし、今に至っては明るく振る舞っている始末だ。

電(正直この人つかみどころがないのです)


彼女たちはその後、屋上から非常階段を伝って、エントランスへと向かった。

道中にはモノクマも出たが、電の持つ「銃」で蹴散らして言った。

ある部屋を抜けようとした時だ。

ローマ「ねぇ、この部屋・・・怪しくない?調べよう!おー!」

電「あ!それは罠の可能性もあるのです!パスタビッチ!」

薬品保管庫と書かれた所に何の疑いも無く、入っていく。

そんな彼女を止めに入ると、ガチャンと言う音がした。閉じ込められたようだ。

ローマ「何にもなかった。帰ろっと」

電「閉じ込められたから無理ですよ」

バン!

ローマ「な、何のお・・・と・・・?」

電「なんなのです・・・か・・・」

モノクマなのは分かった。むき出しの歯。抉れた目玉。4つの細い脚。左右の腕は大きさが違っている。

それはこちらへ近づいてきた。

ローマ「キモい・・・キモ過ぎる!電ちゃあん・・・助けてぇ・・・」

電「うぇえぇ!?ちょ!こっち来んななのです!」

拡声器をモノクマに向ける。

電「壊レロ!」

逃げ回り、数発消費して、ようやく爆散した。

カチャ・・・!

電「開いたのです」

ローマ「だね!」

急いで出る。そして、出口と思ったが・・・そこには豪華な感じがする扉があった。

ローマ「なんかチープだね」

電は無視して扉を開けた。

電(あるのはゲーム機と・・・紙きれですか・・・)

ローマ「何だろ?・・・これ漫画だ!でも薄いなぁ・・・作者は「山田一二三」って人かぁ」

電(とりあえずゲーム機を調べるのです)

ガチャガチャと動かすが、動かない。

電(どうすれば・・・)

ローマ「うわ!・・・はわわ・・・ふんふむ・・・きゃー!えっちいよぉ・・・」

電「何発情してんですか・・・少しは・・・」

電はこの本がどんなものか知っている。それは「同人誌」と呼ばれる薄い本。

中身はまともなからエロいものまである。

電(題は・・・「夕張スケッチ365」・・・)

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*「ここで少しお知らせです。この世界には同人誌や個人の日記などが落ちています」

*「と言っても本編には影響はありません。ですが、仲を深めることは出来るかもしれません」

*「そしてこの後は「クイズ!モノクマからの挑戦状!」です」

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電「動ケ!」

そこに表示されていたのは、上から映したのであろう文字。

ローマ「これ貰っとこー。ん?なにこれ?壊したの?」

電「ンな訳ないのです」

ローマ「えーと・・・「長椅子が変な形に並んで」いるねぇ」

電「「hEll」?」

ローマ「あ!注意書きがあるよ。「分かったらすぐ近くにのモノクマキッズの所に来い」だって」

電はぽっかりと開く出口を覗く。確かにモノクマのフルヘルメットを被った子がいた。その近くにはPCがある。

ローマ「これ、ひっくり返したら分かるんじゃないかな?」


<クイズ!キッズからの挑戦状!>

問:4ケタのパスワードを当てて下さい。

安価下

1134

電「分かったのです!」

ローマ「マジ!?早速行こー!」

PCのあるところまで行く。

電(1134・・・っと。どうでしょうか・・・?)


ピピ・・・


キッズ「うわぁぁぁん」

逃げたと言うことは正解なのだろう。

電「ざまぁ無いのです」

ローマ「大人げないよ・・・」

ローマ「とりあえず出れるし良かったよ~」

電たちは目の前にある自動ドアに近づく。すると、センサーがきちんと作動し、開いた。


電「やっと病院から出れたのです・・・」

ローマ「そうだね。でも電ちゃんは良いなぁ・・・。だって正規の隊員でしょ?僕はまだ研修生だからねぇ」


電(研修生・・・なのですか・・・)

1・・・「そうなのですか。電を褒め称えよ!なのです」

2・・・「そんな・・・まだ電は何も出来ないひよっこなのですよ」

3・・・「お姉様って呼ぶのです!」

安価下

2

電「そんな・・・まだ電は何も出来ないひよっこなのですよ」

ローマ「そんなこと無いと思うけどなー。連合に居た時は美味しいご飯食べれたし良かったよ」

電「どこかに食料落ちて居るといいのです」

ローマ「あ!じゃあ僕も一緒に探す!いいでしょ?」

電「なのです!」

ローマ「じゃあ早速行こうか!おー!」

電(向かいたい場所もありますけど・・・)

向かいたい場所とはここから近い大きな橋。

そこに向かえば脱出出来るかもしれない。

緊急搬送口ではモノクマ2体が暴れておるがスルー出来そうだ。

しかし、倒せば僅かに見えた「何か」を手に入れられそう。

1・・・橋へ向かう

2・・・モノクマを倒す

安価下

2

電は視界にちらちら入ってくるモノクマを倒すことにした。

ローマ「あれ?倒すの?だったら・・・」

すると、ローマは懐から銃型スタンガンを取り出し、自身の頭に当てる。

電「ちょ!何してるんですか!」

ローマ「電力を・・・消費している分だけ僕は・・・「あいつ」になれるんだ」

バチバチと空気を裂く音が聞こえる。

ローマ?「華麗に惨状(さんじょう)、ですわぁ~♪」

ローマ?「ってあなたまだいましたの!?さっさと帰りなさい、田舎者さん?」

電「田舎者って!?」

ローマ?「でもあなたのお名前は知っていましてよ。電、だったかしら?」

ローマ?「また美しくない所ですわねぇ・・・。さっさと殺しちゃいましょうか」

モノクマに堂々と近づいていく。案の定モノクマは気づくが、それを銃弾を2発打ち込こむ。するとモノクマ2体ともは爆発した。

ローマ?「ざっとこんなものですわね。ふぅ。電さん?靴が汚れましたわ。拭いて下さらない?」

電「えー・・・嫌なのです」

ローマ?「そう。では・・・こう名乗ればいいのでしょうか?」


ローマ?「マッサクロー・トリオンフォ」


電「・・・!」

その意味はイタリア語で「虐殺の凱旋」。

ジェノサイダー翔の殺人より性質が悪いと言うことで有名な殺人艦。

なんせ、あの「レッドヘアー」でさえも「戦いたくはないぜ」と言わしめた艦娘らしいのだ。

2丁の銃は火を噴き、穴を綺麗に開けていく。後にあるのは、絵のような、綺麗な血痕だけが残っている。

マッサクロー・トリオンフォ(以降マッサ)「あら。あらあら。歪んだ顔をしているのは嫌いじゃなくてよ?」

マッサ「でも今回はここまでにしておきましょう。ふふ。もしピンチの時だけ呼んで下さればいつでもきますわぁ~」

そう言うと、スタンガンを頭に当てた。

ローマ「・・・どうだった・・・」

電(はわわ・・・)

電「そ、それよりも!ほら、何か落ちてますよ!」

ローマ「・・・そうだね!何だろ?」

小さな手帳。中を見てみると日記のようだ。


「---*月===日

最近、音がうるさい。第二の方にある繁華街にある塔和基地から夜な夜な砲撃音が聞こえてくるのだ。

演習している訳ではないらしい。基地の方に苦情を言ったが、違うと言う。ではあの音とは何なのだろうか・・・

ああ!気になって眠れない!」


ローマ「壁ドンすればいいのにねー」

電「それどういう意味ですか?」

ローマ「流行ってるらしいよ。なんか壁に穴開けることがブームなんて・・・ニホンって変わっているね!」

電「どっから仕入れたんですか・・・」

電「さて、橋に向かうのです。ここから近いと思うので」

塔和シティーの道はほぼ頭の中に入っている。これも実行部隊として当たり前のことだと電は思ってる。

ローマ「ここから近いのかな?」

電「そうですね・・・近いのですがここまで道が変わってしまっていたら・・・」

ローマ「どうにかなるよ。どーにか!ね?」

電「この道を真っ直ぐいけば着くと思うのです」

そう言って彼女たちは橋の方へと向かった。


---少し時は遡り、電が落ちた後


陽炎「あいつは少し得点を高くしましょ。その方が盛り上がるわ!」

深雪「よーしっ!じゃあこの深雪様が一番だぜ!」

潮「そ、そうだね・・・」

舞風「じゃんけんで最後まで勝ち残ったからじゃない・・・はぁ」

梅「ではしれーかんとして命令する!希望海域で暴れ回ろうとしている「イナズマン」をやっつけるのじゃぁ~!」

深雪「おう!出撃するぜっ!」

深雪「・・・おっと、いつもの忘れてたぜ!」

舞風「艦娘はー?」

「「「世界の希望ー!」」」

深雪「ニンゲンはー?」

「「「私たちの敵ぃー!」」」

深雪「どうしてそんな大きな砲を背よっているんだーい?」

「「「ニンゲンを殺すためさー!」」」


「「「きゃはははは!」」」


隅の方で希望艦隊を見守る、その子達と変わらない姿をした子がぼそりと言った。


召使「雪風はあなたを見させてもらいますよ。普通で普通な艦娘さん?」


---同刻、某地点


「こちら、睦月。ターゲットは来ましたか?」

「んあー、来たよー」

「皆・・・出撃誰がするの・・・」

「睦月が良いと思うわ」

「はぁ・・・しょうがないですねぇ」

「では、睦月の・・・いえ、天龍小隊・・・出撃します!」

そう言うと、睦月は大型のパワードスーツを装着し、どこかへ消え去った。

ローマ「ここを抜けるのかい・・・?」

電「なのです。ここが一番近いので・・・」

今目の前にあるのは高級ホテルとかつて言われた場所だ。

中に入ってみると、階段は大きく崩れており登れない。しかし、よじ登ることは出来そうだ。

電「じゃあローマさんが下になってほしいのです。その後引き揚げますので」

ローマ「引き揚げ・・・うん!分かった!」

ローマが肩車をし、電を持ち上げる。そして電が引き上げる。

電「お・・・重すぎるのです・・・」

ローマ「戦艦だし重いのはしょうがないよぉ~」

廊下に行くと、電話がある。

ローマ「つながるかも!少しやってみよーよ?」

電(うーん・・・)

1・・・無理だと思うから諦めるのです

2・・・やってみないよりはましですね

3・・・この電話・・・何かおかしいのです!

安価下

3

電「この電話・・・何かおかしいのです!」

何か変な感じがする。

ローマ「・・・?何処もおかしくないよ?」

電「・・・ホントなのです・・・」

しかし、特に何もなかった。

電(良かったのです。でもこれ・・・)

かかったとしても音でバレる可能性が高い。

最悪の場合、モノクマの餌食だ。

ローマ「さあこの廊下に沿って進めば・・・ひえっ!」


モノクマ「ぶひゃひゃひゃ!」


電「くっ・・・!」

ローマ「ど・・・どどどどうしよぅ!?」

電「ターゲットを標準に合わせて・・・「壊レロ!」」

モノクマにコトダマが飛んでいく。そして、爆散。

電「ふぅ。おや?何かあるのです」

形からしてガチャガチャの様だ。

-------------------------------------
*「ここでガチャガチャの説明です」

*「ガチャには僅かながらヒントが書かれております」

*「ヒントの種類は2つ。希望エンドに行く方法と同人誌などのものが落ちている場所・・・」

*「特に後者につきましては、chapter内だけしか効果を発揮しないので、気を付けて下さいね」

*「あ、言い忘れていましたが、ローマさんは使えます。主に戦闘メインですが、回数が制限されてますのでご注意を・・・」

*「選択肢は「その他」と出ます。使う時は「その他」と表記を。「もうこれどうあがいても無理じゃね?」って時に使って下さい」

*「おっと。ここからは安価多めですので・・・では」
---------------------------------------

ローマ「ま、またモノクマ!ひぃぃ!」

モノクマは2体いるがまだこちらには気づいていない様だ。

1・・・強行突破なのです!

2・・・ガチャを回すのです

その他・・・ローマさん、よろしくお願いします(残り回数10回)

安価下

2

電(ガチャに当ててみましょう)

電「動ケ!」

コトダマを当てると、中からカプセルが出てきた。

中を開けると「諦めるときは諦めろ」と書かれていた。

ローマ「なになに?暗号?だったら僕に任せてよ!えーと・・・わかんないや」

電「うーん・・・謎なのです・・・」

ローマ「さて、気を取り直してモノクマを倒そー」

モノクマは動く気配がない。

電「そのための拡声器ですし」

電「壊レロ!」

青いコトダマがモノクマに向かって飛んでいく。爆散。

もう一体は仕留め損ねた。しかし、これもまた当てて壊していく。

しばらく廊下に進んで行くと、窓ガラスを突き破り、モノクマが現れた。しかも数体。

モノクマ「「「オマエ、処罰するよ?」」」」

電(くぅ!こうなったら通るまでです!)

電「ローマさん・・・ここを走しっていくのです。もうコトダマがあまりないので・・・」

ローマ「きょ、強行突破する気!?」

電「なのです!」


コンマ60以下で成功

安価下

絶望

電「うりょあああ!」

走る!走る!走る!しかし、現実は非情である。

モノクマ「チェストー!」

電「あうっ!」

鋭い爪に引っかかれた。

左腕がひりひりと痛む。

ローマ「だ、大丈夫!?ぼ、僕がやるよ・・・」

電「いいのです・・・歩けますし」

電たちは廊下を駆け抜けた。


電「やっと外に出られたのです・・・ふぅ」

ローマ「だね!」

ローマ「とりあえず救急箱があればいいけど・・・」

電「いざと言う時に小型修復剤は持っているのです」

そう言うと、それを傷口に当てる。すると傷があっと言う間に治ったではないか!

ローマ「それ疲れは取れないんだよね・・・」

小型修復剤は高速修復剤を携帯できるようにしたものだ。なんでも「超高校級の科学者」と「超艦隊級の科学者」の合同開発品らしいのだ。

電「なのです。ローマさんはいくつ持ってますか?」

ローマ「3つだけだよ。この状況じゃ難しいかもねぇ」

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*「ここでまたお知らせです」

*「電さんの体力は3がMAXで最後の1になりますと、足掻くイベントに入ります」

*「つまり3回ダメージ受けるとほぼ死亡と言うことになりますね」

*「必ず全回復する「小型修復剤」は必ずどこかで手に入るようになっています。残数は物語の中で教えてくれるので大丈夫ですよ」

*「戦闘中にも使えますが、無いと・・・」

*「ではご武運を」
-----------------------------------------
電「電はさっきの分しかないのです・・・」

ローマ「そうだ!じゃあ全部あげる!僕が持っててもしょうがないしね」

電「いいのですか・・・?」

ローマ「こーいう時は素直に受け取っておくべきものだよ、うん」

電「ありがたく貰っておくのです」

橋の方向へ向かう。道中にはモノクマが多くいたが、躱したり逃げたりして凌(しの)いだ。


何とか橋の手前に着く。

電「誰かいるのです」

そこには小学生高学年くらいの少年がいた。


1・・・声をかける

2・・・無視して橋の方へ行く

安価下

2

厄介なことはされたくない。

人の中にはここを生き残ろうと武器を持っているかもしれない。

そう考えだすと無視をするのが妥当だ。

ローマ「声かけなくてもいいの?」

電「なんか危ない感じがするのです」

彼女たちは橋へと向かっていった。


橋の大きさ、長さはレインボーブリッジくらいらしい。

それが崩れかけている。

電「ここを真っ直ぐ行けばいいのです!」

ローマ「う、うん」

電たちは走った。出られると言う希望を求めて。

しかしそこに有るのは---途切れた絶望だった。

電「そ・・・そんな・・・」

ローマ「嘘・・・だよね・・・?」

電「ははは・・・」

何もない。そんな所。その時だ。

橋が、揺れた。

ローマ「!不味いよ!この橋・・・爆破されてる!早く逃げないとダメだ!」

電「・・・」

ローマ「もうっ!」

彼女はどこか抜けた彼女の手を取り、駆け抜けていった。


ローマ「はぁ・・・はぁ・・・」

抜けた彼女が発した言葉はマイナスの言葉。

電「・・・また迷惑をかけたのです・・・」

ローマ「そんなこと無いよ!」

電「電はぁ!何も・・・何も出来な・・・かった・・・」

半泣きで彼女はローマを見上げる。

電「ここで・・・終わりなのです・・・何もかもッ!」

そんな彼女を諭すように言う。

ローマ「電ちゃん。希望は果てしないんだ。ここで諦めたらどうするのさ!」

ローマ「それに君は・・・青葉を救うんでしょ!?こんな所で泣くのはダメだ!」

ローマ「誰だって壁には当たるよ・・・でもそこで終ったら試合終了だよッ!」

ローマ「・・・ここ脱出したら一緒にご飯食べに行こ?美味しいお店僕沢山知ってるからさ」

電「・・・なのです」

ローマ「よしっ!じゃあ早速・・・」


キュラララ・・・

ローマ「あれは・・・」

鋼鉄に身を包み、右にはパイルバンカー、左には6連のグレネードランチャーを持っている。

それは何かを着ているようにも見える。

自分と同じ少女。しかもそれは「希望艦隊」ではない。

電「だ、誰ですかッ」

??「そうですねー、こう言っちゃえばいいですか?」

睦月「天龍小隊所属ッ!睦月型一番艦睦月!ここであなたを倒します!」

電「天龍・・・小隊・・・?」

ローマ「・・・残念なニュースだ。彼女が来ているのはパワードスーツだ。しかも・・・最新鋭の塔和製のをね」

電「な、何で---」

睦月「睦月!いざ参ります!」

聞こうとしたことを中断させられた。

電(もし・・・考えが正しければこいつには「拡声器」は効くはずです)

電は、銃を、機械の塊に向けた。

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VS 睦月型パワードスーツ「ジャニアリー・ファウスト:タイプα」



場所:橋前の広場

使用コトダマ:動∞/∞発、壊30/30発

敵:ジャニアリー・ファウスト(コンマ01~80で攻撃成功。ぞろ目で半壊。逃走不可)

状況:こちらに向かって襲いかかってきている!逃げられない・・・

修復剤:3

マッサ使用回数:10/10

体力:3/3


安価下(マッサを使用するときは「マッサ」と書いて下さい)

強く激しく壊れろ

電「「強く」「激しく」壊レロ!」

睦月「あう!」

パワードスーツが少しだけ動きを止めた。

どうやら効いているようだ。

睦月「やりますね!でもこれで天龍小隊には入れませんよ~!」

左からグレネードが飛んでくる。

それを紙一重で躱す。金属を擦る音があちらこちらに聞こえてくる。

睦月「もう一発!」

これもぎりぎりで躱す。が、左足に破片が当たってしまった。

電「っ!」

しかし、かすり傷。

電(今度こそ一撃で仕留めてやるのです・・・!)


使用コトダマ:動∞/∞発、壊29/30発

敵:ジャニアリー・ファウスト(コンマ10~70で攻撃成功。ぞろ目で撃破確定。逃走不可)

状況:こちらに向かって襲いかかってきている!逃げられない・・・

修復剤:3

マッサ使用回数:10/10

体力:3/3


安価下(マッサを使用するときは「マッサ」と書いて下さい)

嫌らしく病的に壊れろ←エクセレント

電「壊レロ!」

コトダマを飛ばすも見事に外してしまった。

睦月「見当違いな場所に飛んでしまいましたねぇー」

睦月は変わらないテンションで言う。

睦月「ふっふっふ・・・食らいやがれです!パイルバンカー!」

高速で、電に近づき腹に当てる。

鋭く抉られ、大きく飛ばされた。

電「かはぁ・・・!」

仮にも艦娘でそれなりに丈夫だが、この攻撃は装甲を破る攻撃らしい。展開しているとはいえ、クるものがある。

睦月「ふっふー!楽にしてあげますですよ~!」

またこちらに近づいてきた。

ローマ「だ、大丈夫!?」

電(クソ・・・まだここで終わってたまるか・・・なのです・・・)



使用コトダマ:動∞/∞発、壊26/30発

敵:ジャニアリー・ファウスト(コンマ01~60で攻撃成功。ぞろ目で撃破確定。逃走不可)

状況:こちらに向かって襲いかかってきている!逃げられない・・・。パイルバンカーを食らえば最期かも・・・

修復剤:3

マッサ使用回数:10/10

体力:2/3


安価下(マッサを使用するときは「マッサ」と書いて下さい)

マッサ

電「あの・・・ローマさん・・・その・・・」

ローマ「はいはーい」


バチバチ・・・


マッサ「絶対可憐マッサクロー、始まりますわぁ~♪」

睦月「むむ!誰ですか!」

マッサ「うふふ・・・♪」

電(これエグいこと考えているのです・・・)


敵:ジャニアリー・ファウスト(コンマ01~60で攻撃成功。ぞろ目で撃破確定。逃走不可)

状況:こちらに向かって襲いかかってきている!逃げられない・・・。

修復剤:3

マッサ使用回数:9/10

安価下(電を使用するときは「電」と書いて下さい)

*「誰もいないのか・・・」

*「そんじゃ上げとくねー!」

単体フィーバー

マッサ「さあ今宵も可憐にブッ殺しまくりで~す♪」

2つの穴から火が噴きだす。少しかすめる。

マッサ「美しくないですわねぇ・・・さっさと死にざまを高貴な私(わたくし)にお見せなさい!」

カラカラと言う音と、爆発音、金属の当たる音が聞こえる。

睦月「くっぅ・・・!」

マッサ「しぶといですわね・・・Grandine di argento(銀の霰)!」

水平に銃を構え、撃つ。そして、高く飛びあがり全体に鉛の雨を注ぐ。

睦月「こんなの戦場じゃ大したことないですねー!」

マッサ「あら、それはどうかしら?」

周りにばらまかれた薬莢。

それを撃つ。

睦月「痛て!」

なんと反射したのだ。

マッサ「うふふ・・・排莢を弾いて殺すとは良い物でしょう?」

マッサ「こんなことも出来ましてよ?」

マッサの持つ拳銃が、連続して、まるでマシンガンの様に銃弾を吐き出す。

マッサ「Grandine di argentoは連続して、一部の隙も無く皆殺しにするエレガントな技ですわ」

睦月「やりますねぇ・・・でも!これで終わりです!」

睦月「パイルバンカー!」

マッサ「そんなもの当たらなくってよ!」

素早く引き金を引き、左手のグレネードランチャーを弾く。

睦月「ッ・・・」

マッサ「まず1つ、潰しました」

そしてランチャーに鉛を思い切り食わせた。

マッサ「あらあら。美味しすぎて壊れてしまいましたわねぇ♪」

それを見た睦月は俯き、フルフルと震えている。

睦月「それは・・・天龍さんが・・・入隊祝いにくれたアーセナル社製の6連ランチャー・・・」

睦月「・・・許さない・・・!ここで壊してやりますッ!」

マッサ「その殺意・・・美しすぎて濡れますわぇ~♪ますます殺し甲斐がありそうですわぁ」


敵:ジャニアリー・ファウスト(コンマ10~90で攻撃成功。ぞろ目で撃破確定。逃走不可)

状況:こちらに向かって襲いかかってきている!逃げられない・・・。

修復剤:3

マッサ使用回数:9/10

安価下(電を使用するときは「電」と書いて下さい)

まだ?

*「やあ!モノクマだよ。久しぶりだねぇ」

*「諸事情が重なって重なってホントに大変だったんだ。スマフォからはしたくても出来ないし」

*「ま、実際は大掃除やらクビになったから新しいバイト先探すやらで忙しかっただけどね!」

*「んじゃあ再開しますか」

マッサ「さあさあ、これで終りにしてあげましょう」

睦月のパワードスーツはもうボロボロだ。ところどころ凹み、穴が開いている。

睦月「あぐぐぅ・・・まだ・・・」

プスン、と音がする。

睦月「・・・ッ!」

急いでそれを脱ぎ棄てる。

睦月「クソぅ・・・覚えてやがれです!」

そんな捨て台詞を残すと、スーツが爆発した。

ローマ「な、何だったんだろうね・・・」

電「さあ・・・でも「天龍小隊」と言ってたのです!後いつの間に戻っているのですか・・・」

電「って!睦月を追いかけないと!なのです!」

ローマ「そこは気にしなくていいでしょ。色んな意味でさ」

ローマ「さ、進んでいこーよ!僕ここ飽きたしさ」

電(相変わらずマイペースなのです・・・)

すたすたと彼女は歩き出す。

迷いのない歩みに電は少しだけ、尊敬を持った。



真っ直ぐ進むと、地下鉄の駅が2つある。

しかし1つは見事に瓦礫で塞がれており開ける手段がない。

ローマ「どうやらここを通るしかないみたいだね」

電「ここを進むのですか!?」

ローマ「それ以外ないよ・・・。罠でも突破すればモーマンタイ!」

開いている方へと進みゆく。

左右の壁には子供の落書きと赤いラッカーで書かれた「参上!深雪様!」・・・

「戦争反対」には大きくバッテンが書かれている。

ローマ「着いたよ」

電「じゃあ静かに・・・」

ローマ「カチコミじゃぁーーーー!」

電「何で大きな声出すんですか!」

ローマ「いや・・・ねぇ。牽制目的?」

電「適当過ぎるのです」

中は暗い。今の自分たちのように先が見えない暗さだ。

パッと明かりが付く。

同時に歓声が、聞こえる。





円状のフィールド。後ろの扉は閉まり、客席にはモノクマのヘルメットを着けたコドモが大勢いた。

正面の台はかなり高めだ。下には扉が有るのでそこから出られるのだろうか。

ローマ「・・・闘技場のつもりかな」

電「火を見るより明らかなのです」

そんなことを言っていると、正面にセーラー服の少女が立っている。

深雪「おー!来たのか!でも残念だったなぁー!これは罠なんだぜッ!」

深雪「深雪様直々考案の罠にかかるとはな・・・ふっふっふー!これでアタシも立派な隊長だぜ!」

ローマ「・・・で何の要なのさ?」

深雪「アタシはヒトをオトナをかなり持っているんだぜ?」

そう言うと、出口と思っていた所から---


死体の山が出てきた。


山は大小が折り重なって出てきている。

深雪「どうだぁー!すげーだろぉ?これアタシ一人がやったんだ!」

電(・・・)

1・・・「狂っている・・・!そんなのは戦果でもなんでもないのですッ!」

2・・・「そ、そんなのはた、ただの自己満足なのですッ」

3・・・「・・・で実際はどうなのですか?誰かにしてもらったんじゃないのです?」

安価下

電「・・・で実際はどうなのですか?誰かにしてもらったんじゃないのです?」

ローマ「い、電ちゃん・・・」

深雪「これは正真正銘ッ!深雪様がッ!したんだッ!」

顔を赤くし、地団太を踏みながらこう言った。

深雪「アタシはアタシの実力で!やったんだ・・・!」

深雪「もうアタシは・・・ジャンクじゃないんだッ!立派な戦力なんだッ!」

深雪「・・・あれ・・・?なんで・・・震えてんだ・・・」

電(機雷・・・当たったっぽいですか!?)

俯き震えながら電たちには聞こえない声で叫ぶ。

深雪「やめろ・・・やめてくれよ・・・」

深雪「アタシはただ運が悪かっただけなんだッ!」

すう、と息を大きく吸う。

深雪「やいやい!この希望艦隊旗艦で隊長の深雪様がお前らを倒してやるぜッ!」

何かが深雪に向かって投げられた。何かのコントローラーの様だ。

電「ゆ、揺れているのです!」

ローマ「下からくるよ!」

深雪「違うなッ!上だぜッ!」

瓦礫と共に巨大なロボが降ってくる。

巨大な日本刀を持ち、さらしにマントを羽織ったカッコいい者だが、頭はモノクマだ。

深雪「よーし!隊長ロボ「機動戦士 エウレカ」、出撃するぜッ!」

電は拡声器を構えた。

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VS 隊長ロボ「機動戦士 エウレカ」

場所:不明

使用コトダマ:動∞/∞発、壊30/30発

敵:隊長ロボ「機動戦士 エウレカ」(コンマ11~90で攻撃成功。ぞろ目で半壊。逃走不可)

状況:こちらに向かって襲いかかってきている!逃げられない・・・

修復剤:3

マッサ使用回数:10/10

体力:3/3


安価下(マッサを使用するときは「マッサ」と書いて下さい)

病的に激しく壊れろ

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