進撃小話。
誰かから誰かへ。
主にエレン絡み。
【ミカ→エレ気味のエレンからミカサへ】
「…何でお前は俺を守ろうとするんだ」
コイツはずっとそうだった。
いつどこでも、何をするにしてもそう。
「エレン、大丈夫?」
「私が代わりにやるからエレンは休んで」
余計なお世話だよ。
俺は俺のしたいことがあるし、俺の思惑がある。
なのにアイツはいつも俺より前へ出て、先に足を踏み入れる。
…まるで、俺が行く先に危険がないか確かめる様に。
いや、実際既に“様に”ではなくなっている。
アイツは俺より少し先を歩いて、自分がまず危ない目に遭おうとしているんだ。
俺の代わりに。俺が危険にさらされないように。
…まず、そこが俺は気に入らない。
確かにアイツは強い。
俺よりも優秀で、下手したら男の俺より頑丈な可能性もある。
…けど、俺は守られる程弱くはないと自負している。
それに、男が女に守られるなんてみっともないし、情けない。
初めて俺がアイツと会った時のように、俺がアイツを守らなきゃいけないんだ。
だが、アイツは聞く耳を持たない。
俺が何を言っても、
「大丈夫。エレンは私が守る」
の一点張り。
親友は「もう諦めたら?」と呆れてるし、訓練兵一優しい女子なんかは、
「それが彼女の優しさなんだよ!」
と言ってくれる始末。
優しさ?優しいんじゃない。
…過保護なだけだ。アイツは俺の保護者かなんかの気でいるんだ。
お前は俺の保護者じゃなくて家族だろうが。
…と、最近まではそう思ってたけど、どうやらアイツは俺の保護者でいるわけではないらしい。
この前、俺が文句を言ったときに、こんなことを言ってたっけ…。
「…なぁ」
「なに、エレン」
「…何度も言うけどさ」
「何でお前は俺を守ろうとするんだ?」
「お前は俺の保護者じゃねぇ。俺の家族だ」
「お前が俺を守る必要なんて何もないんだぞ」
「…その通り」
「はぁ?」
「私はエレンの家族。エレンは私の家族…」
「でも、私にとってエレンはただの家族ではない」
「…?」
「エレン、あなたは私を助けてくれた。……凍えるように寒く、うさぎが死ぬくらい孤独だった私を」
「そしてこのマフラーをくれて、私を家族に迎えてくれた」
「…それと同時に、エレン。エレンは私にとって無二唯一の人になった」
「私を救ってくれた格好いいエレン。
壁の外へ行くんだ、と目を輝かせる素敵なエレン。巨人を駆逐してやる、と息巻く危なっかしいエレン…」
「…そんなあなたの全てが愛しい」
「…」
「ねぇエレン。自分の好きで愛しい人に死んで欲しくない、生きていて欲しいと願う…」
「それは、おかしいことなのだろうか?」
「…」
「…それがあなたにとって迷惑だというなら今すぐ止める。もう貴方の前に現れもしない…」
「……決めて…………エレン」
「…バーカ」
「!」
「お前は極端なんだよ全く」
「…」
「…まぁ、俺がお前の立場だったらお前と同じようにするけどな………ミカサ」
「…いや、実際既にそうしてるよ」
「え…?」
「お前にアルミン、それにアイツらを守れるようにと、ずっと自分を鍛えてきた」
「お前らを守られる力が欲しくて、お前に守られるんじゃなくてお前を助けられる力が欲しくて……ずっと…」
「…え、エレン…」
「…けど、ようやくその力を手にすることが出来た…」
「俺はやる。やってみせる!!」
「…うん」
「一緒に、皆を守ろう…」
「おう!!!」
「巨人の力を使って壁の穴を塞ぐ!!サポート頼むぞミカサ!」
「大丈夫。エレン、貴方に近づく敵は皆殺しにする」
「はっ、巨人共なら殺っちまえ!!」
「任せて」
エレンからミカサへ。
家族の仲でもあり、仲間でもあり、そして………。
エレン「何でお前は俺を守ろうとするんだ? ミカサ…」
ミカサ「エレン、貴方が愛しくて仕方がないから……私は貴方を護るの」
【親友の誓い】
「ねぇ、エレン」
「ん? 何だよ」
ドシン!!ドシン!!と音が止むことはない。
その音の発生源の彼はまだまだ巻き藁を蹴るつもりだろう。
アニから習ったという蹴りは、男である彼がやっているからだろうか、本来の使用者よりも凄まじい音を立てている。
そういえばエレンの擬似師匠は先日こんなことを言っていた…。
「アイツは凡人だか天才だかわからないね」
「へ?」
「?」
アニが珍しく僕とミカサと一緒に居たときの言葉だった。
…まぁ一緒に居た理由もエレンを待ってたからなんだけど。
「最初の適性審査ではベルトの故障に全く気づかなかった。立体機動の訓練では力が入りすぎて空回り…」
「…けど、私の技を一回受けてもう一回見ただけでその技を真似たのは才能だ」
「それに努力の才能もある。誰よりも早く訓練場に来て、誰よりも遅く訓練場に残る…」
「…」
「…アニはエレンをよく見てる」
「…アイツが私の視界に入ってくるだけさ」
そう言ってプイッと明後日の方向を向く彼女は可愛らしい。
「…確かにエレンには訓練に対する並々ならぬ姿勢があるよ」
「ありすぎだよ」
「ありすぎてエレンが倒れてしまわないかどうか心配」
「その姿勢はやっぱり、巨人への憎しみから来てるんだ。能力の向上が憎悪から来てるなんて、僕としては見てて悲しいよ…」
「…そうかな」
「…そうかな、って?」
「…」
「アイツの訓練に対する向上心は、憎悪から来てるものもある。…けど、それが全てというわけじゃないと思う」
「アイツに何があったかなんて知らないし、私が知っても仕方ないと思う」
「…けど、これだけは言える。アイツの目は憎悪なんかよりも、もっと明るい物で輝いてる」
「…何か、心当たりはないかい? アルミン、ミカサ…」
「…明るい…もの…か……」
「まさか、私への…………」
「それはないね」
「貴様」
「本当のことを言っただけだろ」
「よぉお前ら!待たせたな!………あれ、ミカサにアニは何でそんな険しい顔してるんだ? アルミンも変に思案顔だぞ?」
そして彼はこう言った
「ドリームキャッチャー!!!!」
>>15バカなの?
――――――
―――――
――――
―――
――
―
「…何でエレンは、そんなに訓練に一生懸命になれるんだい?」
「…そりゃどういう意味だよ」
「人間走り続けたら疲れるんだし、少しは休んだらってことさ」
「…」
止むことのないと思っていた蹴りと巻き藁で出されていた音が不意に止んだ。
辺りには静寂が訪れ、遠くの方では少しばかりの喧騒が聞こえる。
食堂の方だろうか。
「…それはできねぇよ。…というより、したくないな」
…これは意外な答えが返って来た。
訓練に努め続けることが俺の義務だからだ、とかぐらいが返ってくると思ったのに。
「したくない、っていうのは?何で?」
「…一つは巨人を駆逐したいからだろ。それには休まずにはいられないだろ」
「うん」
「…けど、もう一個大事な理由があるだろう?」
「…それは一体………?」
「…お前忘れたのか?」
「え?」
忘れたって……………え?
「約束したのを忘れたってのかよ!」
「約束……」
…約束…………そうだ、約束。
二人で約束した、夢…。
『氷の大地に炎の水…更には砂の雪原に塩の湖!!』
『すげぇなぁ、どんなとこなんだろうな!!』
『想像が出来ないよね、壁の外なんて…』
『…よし、決めた!!』
『へ?』
『あの壁を越えるぞ!!』
『へ?』
『そして壁外の世界を探検する!!!それがおれの夢だ!!』
『…それはつまり、調査兵団に入るってこと?』
『そうだ!!いっぱい訓練して、いっぱい鍛えて………巨人なんてものともしないくらい強くなってやる!!!』
『…』
『…お前はどうする?』
『…ぼくは……』
――――――
―――――
――――
―――
――
―
「…そうだ、約束したよね」
最近は忙殺されかけてて、少し失念してた。
訓練が厳しくなり、座学で巨人のことを詳しく知るにつれて、巨人への恐怖が日に日に増してきているのも要因の一つだろう。
「…そうだ。そして、おれが訓練をサボるってことは………お前を裏切るのと同意義なんだよ!」
「裏切るって、そんな…」
「いや、言いすぎじゃない!!お前との約束を無下にするなんて、お前を裏切るのと一緒だ!」
「俺はお前を裏切りたくない!!ただそれだけだ!!」
「…」
…憎悪? とんでもない。
エレンはずっとエレンのままだ。
エレンの目標は昔も今も、壁の外だ。
そしてエレンが壁の外に降り立った時は、僕やミカサがいるって信じてるんだ、エレンは。
…そうだ、そうだよ。
エレンは僕の親友で、将来の壁外探検家だ。
「…ありがとう、エレン」
「ん?」
「僕の親友でいてくれて、さ」
「…へへっ!当たり前だろ、アルミン!!」
アルミンからエレンへ。
エレンの訓練への勢いの根源はいずこから?
アルミン「何で君はそこまで訓練に打ち込めるんだい? エレン…」
エレン「アルミン、親友のお前を裏切りたくないからだ!」
エレンとアルミン。
親友同士の二人がいつか壁外を自由に闊歩する日を、我々は楽しみにしている。
これからはこんな感じであるキャラがあるキャラに「なぜ君は――」と質問し、それについて話を書いていきます。
今現在エレンと104期の絡み話は大体考えつきましたが、マルコ、それからミーナの絡みが考えつきません。
ネタが何かあったらください、よろしくお願いします。
ネタあるよーそーれーはー↓にいってね
全員皆殺しすればいいと思う
いいな
恋愛SSばっかで辟易してたから期待
ミーナ以外にもいるがエレンの演説で調査兵団入りを決めたことをネタにしてはどうだろう
マルコの方はエレンがリーダー向いてるって会話してた以外記憶にないな…
このssはあなたにとって役立ちましたか?
○非常に役に立った
○役に立った
○どちらとも言えない
○役に立たなかった
○全く役に立たなかった
●死んで詫びろ
>>27
少なくとも君のSSよりはイイよw
ベルトルトの名前間違えてる君のSSよりはイイと思うようw
私のssはあなたにとって役立ちましたか?
●非常に役に立った
●役に立った
○どちらとも言えない
○役に立たなかった
○全く役に立たなかった
○死んで詫びろ
>>29
お前のはSSじゃなくてトイレの落書きの間違いだろw
>>29トイレになんか書いてないよ?ここはしたらば掲示板と言うところで
トイレなんかじゃないよ?もしここがトイレだったらこのssもトイレの落書きだよ?
>>31
バカかお前は
比喩だよお前のSSはトイレの落書きレベルって事
もうちょっと頭使って反論しような?頭悪いのはわかるけど
>>32勝手に頭悪いとか言うなよもう俺は塾で中学3年生までの数学ができるんだが
これを頭悪いと言うのかな?
>>33
俺は塾で中学3年生までの数学ができるんだが
これを頭悪いと言うのかな? (キリッ だっておwwww
お前キモスギワロタwwww
>>33 勉強出来るのと頭の回転が早いのは別じゃね普通
>>33 じゃあ中2で習う数列とか出来るのか?
>>33
中学3年の算数できる割には文章の理解力ないよねーあと漢字も読めない見たいだし
お前のマジキチっぷりはマジでスゲェけど、それ以外は凄くないな
↑間違えた
>>36うんできるよ少なくともお前らよりは頭良い
>>37中学で算数何かやんないよ?
>>39 ほう、出来る?
それはおかしいな、数列ってのは高校生の分野で習うのに。
つまりおたくは中学までの数学までしか習ってないというのに高校の数学も出来ると?
つまりおたくは中学の数学の範囲すらわからない見栄っ張りで嘘つきってことだ。
嘘つくならもっとましな嘘をつきな嘘つき。
>>41あれ?そうだっけ?まあいいや数学の問題一回出してみ絶対答えられる
>>43
マジキチでバカとか最悪なコンビネーションじゃねぇか…
>>42 じゃあ数学の問題出してやるよ嘘つき野郎
答えられなかったら二度と他人のスレで暴言を吐かず、二度と他人のSSをパクらず、そしてこの板に来るな
もしお前が答えられたらオレがそれを実行してやる
どうだ?
>>44
いや、そんなキチガイの言う事信じるのか?
あんたが問題出したとしてもこいつはGoogleで検索それで答えて俺スゲーってやるだけだぞ?
大丈夫大丈夫
検索しても出せない問題出すから
>>44ああいいよその代わり答えがある問題を出せ
例えば『今の俺の気持ちは何でしょう』とか言うのは無しだ
有るに決まってるだろ、数学の問題だし
じゃあいくぞ
『3以上の自然数nに対して
Xのn乗+Yのn乗=Zのn乗 を満たすような自然数X、Y、Zは存在しない』
これを証明せよ
フェルマーの最終定理かよ解こうこ思えばやれるけどここに書くには
本文が長過ぎて辛いんだがやらなきゃダメか?
よく考えたらABC予想でいけるかこれ?
でもABC予想あってるか知らんがいいのか?
>>50 うだうだ言ってねぇで解けるなら解け
ただし、ここには書くな
おたくが作ったスレに書け
それと、「解こうと思ったら解けるけど」なんてのは死んでも言うな
それは今までその問題に一生を掛けて解こうとして、死んでいった数学学者たちに対する侮辱だ
二度と口にするんじゃねぇ
>>52
いいから、はよやれwwww
それと、この問題を書き切るには相当の時間を要する。
おたくがどこかのスレに書き込みをする。その時刻から1日間の猶予をやる。
おたくがどこかのスレに何かレスをしたら、その時点で問題を解き始めるとみなすからな。
じゃ、スタートだ。
>>おい、書いたぞ。書いたところは俺のssださあ見にこいよ
進撃の人さん、自分からも問題…というか質問いい?
こんな荒し行為して皆からキチガイ呼ばわりされて
貴方の何の得になるのか200文字程度で答えて欲しいんだけど…
数学じゃなくてごめんね、自分は得意分野国語だから
あと>>49検索したら普通に出てきたから…その…不正簡単にできるような…
連レスごめん
>>58そうなんだ。だが俺は絶対に不正してない
>>57あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああただ周りがウザくてストレス発散したかったからどうだ?200文字だぞ
>>60
ストレス発散なら歌を歌うか体を動かすことをオススメするよ、腕立て伏せとかどうだろう?
>>61すまんな俺は今足を捻挫していて体を動かすことも腕立て伏せをする事も
できないんだそして歌を歌うと言ってもうち防音じゃねーし近くにカラオケも
ないからいけないんだ
>>62
ならスルメでも思いっきり噛んでみるとかいいぞ、少なくともここでわめき散らすよりは
お大事に
スルメ嫌いだよなんであんな異臭がするもんうってんだよ噛むごとに異臭を放つから嫌い
>>64
異臭ってwwwスルメ美味しいのに…
うーん…なら音楽を聞くだけでもリラックスできて落ち着くと思うよ
それかもうクッションでもなんでもいいから殴れ、殴るだけなら大丈夫だろう
>>65有り難う勘違いかもしれんが俺にこんなに優しくしてくれたのは
お前が初めてだよ
ちょww中3までの数学出来て頭いいてお前ww中学の数学とか基礎だけやないかwwwwwそんだけしかできないのに頭いいとかww全私立小学生が腹抱えて大爆笑するレベルww
>>67
シー 皆思ってるけど言わなかっただけなのにwwww
頭イイって事にしといてやれよwwww
え、、、ssはもう終わったの?
>>15
お前嫌いじゃない
上げ
俺とウォッチッチしないか?(ゲイ撃の阿部)
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません