msの亡霊(9)
モブ「こちらモブ。ジオン残党ms隊の殲滅を確認。任務完了。直ちに基地に戻る。」
なんてことはない。いつもの任務。いつもの冷たさ。いつもの不愉快な電子音。肉声を聞いたのはいつだったか
そう思わせるほどに電子音は目障り、いや聞き障りであった。
「了解。基地へ戻れ。」
モブ「ラジャー。」
なんてことはなかった。
機械が拾ったのは地面の唸りだった。機会人形を通じて地面の揺れが確かに俺に響くのだった。だが、レーダーには何かも映らなかった。映るどころが、ただただ岩の模様に円を毎回毎回刻んでいるだけだった。
モブ「気の所為か。」
あり得ない。あり得て欲しくなかった。プライドという物を保ち、続けたかった。
機体の動力源は確実に奪ったはずだった。このビームスプレーガンで、確かに、確実に奪った。今も胸の辺りからもやもやと黒い煙が浮かんでいく。
悪寒がが全身を走りめぐるのを感じたと同時に、半分の意識のみでモブは機会人形を空へと導いた。いまだに汗が沸く。
その時だった。
銃声が
響いた。
ぱぁんと。確かに、機会人形から伝わる機械からこの脳天をすり抜けた。
意識はそこで始まっていた。
これは興味深いな
ただ出来れば書き込む前に一度見直しをしてくれると有り難い
1レスの中で肝心な部分を何回も誤変換されると読んでいて気が抜けて仕方がない…
>>4
了解。
だが始まっていたは誤変換ではない。
ヅダは?ヅダは出るの!?
>>5
いや…『機会』人形…
ごめんよっと
再開するお
不規則な電子音と漏れる空気の音が混じり合う地獄。己の感覚も分からぬままただただモブは動いた。それは人の為。それは、我ら(人類)の為。
宇宙人も地球人もない。ただただモブは争いの火種の心中で人類を思い続ける。それを腹に出し、血と共に声を吐き出す。まるで蓄音機の悲鳴のように。
モブ「ザクが.......うご...い......」
確かに、おもいは送られた。
重い思いが、紙飛行機のようとなり飛ばされた。
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