伊織「これは友達の知り合いから聞いた話なんだけど…」 (20)

・アイマスSS
・短い
・ネタ
・書き溜め有

投下間隔わからんので適当。1分間隔ぐらいでいい?

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包気体

亜美「う~…暑いYO~!暑すぎだYO~!」

あずさ「スタッフさんは空調の不具合だって言ってたけど…いつになったら直るのかしら~?」

伊織「まったく、この伊織ちゃんをなんだと思ってるのかしら!控室のクーラーが壊れてるなんて前代未聞よ!」

律子「仕方ないわよ… まあ幸い、本番までまだ時間もあることだしゆっくり直るのを待ちましょう」

亜美「暑いのに変わりはないじゃん!アイスとかないの~!?」

律子「今さっき食べたばっかりじゃない… 我慢しなさい!」

亜美「うあうあ~!あんなんじゃ足りないYO~!亜美はもっと芯から冷やしたいんだYO!」

あずさ「あらあら… でも私も、これはちょっと暑いと思うわ~」

律子「今年は暑いですからね… 正直、私もアイスぐらいじゃあんまり涼しくならなくて…」

伊織「…そうだわ!いい方法があるわよ!」

亜美「え!?なになにいおりん?」

伊織「ええ、…これは私の友達の知り合いから聞いた話なんだけどね…」

あずさ「あら、怪談?伊織ちゃん、得意よね~」

亜美「あう~…二十の意味で古典的だよいおり~ん…」

律子「二重の意味、ね。まあいいんじゃない?伊織の怪談話は一級品だものね」

伊織「にひひっ!じゃあ話すわよ?」


あるところに、長年連れ添った仲の良い女の子たちがいたの。

その二人は一緒に住んでたんだけどね、
年を取って、もし死んでしまったらどうしよう、一人になったらどうしようと考えるようになったの。

だから二人は、

「片方が先に死んだら、さみしくないように壁に埋めよう」

って約束していたのね。


律子(その発想がすでに怖いわね…)


しばらくして、一人が死んでしまった。

もう一人はとても悲しんだけれど、約束通り、その遺体を壁の中に埋めたわ。


それから毎日、夜中になると決まって壁の中から声がするようになったの。

「…こだ… ……ん…どこだ… ……は…」


何かを、誰かを探すような声…ぐるると、唸るような音もしたそうよ。

もう一人はいつもそれに答えていたの。

「大丈夫だぞ、自分はここにいるからな!」

ってね。


でもある時、どうしても用事で出かけなければいけなくなったから、村の若い女の子に留守を頼んだの。

女の子が留守をしていると、いつものように声がした。

「…はどこ…… ……んはど…だ…」

「はいはい、私はここにいるの、大丈夫なの」

最初のうちはそうやって答えていたわ。


けれど、その声は止むことはない。何度も、何度も呼びかけてくる。

眠りを邪魔された女の子はイライラして叫んだわ。

「うるさいの!眠れないの!私は代わりなの!もう寝たいから静かにするの!」

すると、壁の中から死んだはずの女が飛び出したのよ!





バターン!!!

「「「「ひぃっ!?」」」」





「RA-MENは!」 「どこだ!」


「「「「!?」」」」


「ここでTOUJO! 銀髪のOUJO! 真にMENYO! 貴音C-JO!」

「食すNIJURO! 異常なZORYO! 壁から72か呼ぶGENCHO!」(くっ!)

(ジュ~イ ジュイジュイジュ~イ ギュッギュギュッギュッギュギュッギュッゥ!)

「税金増額! えんげる上昇! 替え玉大変! 食事の時間!」

「芸能世界を生き抜き! おでん屋台で息抜き!」

「どこだRA-MEN表示偽装MONDAI! そんな毎日りあるなSONZAI!」

「AH FU!(FU!) AH FU FU FU FU!」




伊織「」

亜美「」

あずさ「」

律子「」



祭りは終わらない。
この世に留まり続けるものなど一つもなく、時だけが平等に、残酷に、砂のように流れていく。
私達はなぜ生きるのだろう。その答えはきっと、初めからそこにあったんだ。

なぜかサングラスをかけ、ワイングラスを持った貴音。
ラジカセを持ち、ハム蔵を頭に乗せたままの直立不動、真顔の響。
秒間20往復のヘドバンを見せる美希。

祭りは終わらない。時だけが無常に過ぎていく。



最後に私が見たのは

「関係なかったじゃない… 関係なかったじゃない…」

ひたすら震える何かの影だった。

はい、以上です。
やりたかっただけ。
お目汚し失礼しました。

ネタかぶりとかあったらごめん。
C-JOが言いたかった。

乙です

本物のヒップホップが、ここにあるのだ

わかってたのに堪えられなかった

な千関無

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