花陽「こ、ことりちゃん♪」 (38)
ことり「あっ、かよちゃんだ~♪」
ことり「あっ、かよちゃんだ~♪」 - SSまとめ速報
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私の名前を呼びながら近づいて来るかよちゃんにドキドキしていると
かよちゃんが私の頬に擦り寄ってきてくれて…。
ほっぺをくっつけながら、ふたり並んで座って…
熱を帯びた顔で今…お互いの温度を共有しています。
ことり「少し、緊張しちゃう…」
花陽「う、うん。でも…ことりちゃんとこうしたかったの♪」
ことり「……」
花陽「授業中もずっと考えててね……って、ことりちゃん?」
ことり「…」
花陽「………め、迷惑、だったの?」
ことり「……困ってるかよちゃん、可愛い♪」
花陽「もっ、もぉ~っ!!ことりちゃん~っ!」
私達は週に一回、お昼休みにふたりきりになっています。
みんなに怪しまれないように衣装作りを手伝ってもらうという名目です♪
ことり「かよちゃんのほっぺ、ぷにぷにスベスベ~♪」
花陽「ことりちゃんのほっぺだって…ずーっとスリスリしてたいなぁ♪」
ことり「あははっ、同じ事思っているね♪わたしたち♪」
花陽「うん♪」
花陽「…」
花陽「…ねぇ、ことりちゃ…」
凛「かよちーん!いる~?」
凛ちゃんの声が聞こえて、とっさに2人で机の下に隠れちゃいました。
この関係を誰にも知られないために…かよちゃんと身を寄せ合って…
にこ「あら、いないわね」
凛「ことりちゃんと一緒ならここにいると思ったのにね」
にこ「そうねぇ、どこ行ったのかしら?」
ことり「にこちゃんと凛ちゃんだ…かよちゃんを探してるみたい」
花陽「ど、どうしよう…。み、見つからないかな…?」
わたしの耳元で、2人に聞こえないように…そっと囁くかよちゃん。
だ、だめだよそんなに近くで…
声が出ちゃいそうだよぉ…
ことり「しっ、静かにしていれば…大丈夫だよ、きっと」
わたしもかよちゃんの耳元で静かに囁く。
少し怯えた様子のかよちゃんを安心させてあげたくて
いつもより強めに抱きしめてしまう。
花陽「はわっ!こ、ことりちゃん!?」
ことり「しぃ~っ!」
花陽「ご、ごめんね…」
花陽「(で、でも…こ、ことりちゃんの顔が…こんなに近くに…)」
ことり「…かよちゃん?」
花陽「(ドクンドクンって音がどんどん大きくなって…)」
花陽「(凛ちゃんとにこちゃんにも……この音が聞こちゃうよぉ…)」
ことり「(かよちゃんの顔がちょっとずつ近づいてくる……ま、まさかこんな時に!?)」
ことり「だ、だめだょ………ぃまは…」
花陽「ことりちゃん…助けてぇ……」
ことり「か、かよちゃん…」
にこ「どこ行ったのかしらね~?」
にこちゃんの声にビクッとして離れちゃった…
そんなに不安そうな顔しないで…私だってこわいよぉ…
でも…
ことり「かよちゃん、震えないで!大丈夫だから安心して?」
ことり「私が一緒だから。手、握ろっか♪」
花陽「……ご、ごめんなさい…わ、わたし、頼りなくて…」
花陽「(ことりちゃんの手、少し震えてる…)」
花陽「(ことりちゃんだって、こわいんだ…なのにいつも私に微笑んでくれて…)」
花陽「(ことりちゃん…)」
凛「かよちんに電話してみる?」
にこ「う~ん…でも急に呼び出すのも可哀想だしね、放課後にしましょっか」
凛「そうするにゃ!私達も戻ろ~!」
ことり「ふぅっ、見つからなくてよかったぁ~…」
花陽「…はぅぅ……」
ことり「かよちゃん?」
花陽「ご、ごめんね…ち、力が抜けちゃって…」
ことり「私も…時間がすっごく長く感じちゃった…」
花陽「………ごめんなさい。私、頼ってばかりで…。ことりちゃんに甘えてばかり…」
ことり「いいの!かよちゃんが私を頼ってくれるの、うれしいよ!」
花陽「…そ、そんな…」
ことり「……でも、あの状況でキスしようとしてくるから…ビックリしちゃった」
花陽「へっ!?わ、わたし…そ、そんな事…してた?」
ことり「……あれ?…覚えてないの?」
花陽「う、うん…ご、ごめんなさい…」
ことり「かよちゃん、ずっと謝ってばっかり。良くないよ、そういうの!」
花陽「ご、ごめ……あっ、えっと、あのっ!」
ことり「落ち着いて。今は、わたしたちだけだよ?」
花陽「……うん」
花陽「あのね、えっとね…」
花陽「…」
かよちゃん、さっきので元気無くなっちゃったみたい…
泣きそうな顔しないで…
私、そんなかよちゃん見たくないよ…。
どうすれば元気になってくれるかな?
あっ、昨日思いついたお話…してみようかな。
ことり「かよちゃん」
花陽「?」
ことり「あのね、ふたりの時は…眼鏡のかよちゃんでいてほしいな♪」
花陽「眼鏡?」
ことり「うん、コンタクトだと目が疲れちゃうでしょ?それに…」
ことり「みんなといる時とは違う感じがするかも…その方が特別かなって、ねっ?」
花陽「特別かぁ…えへへっ、ことりちゃんの特別…」
花陽「ことりちゃんはどっちの私が…好き?」
ことり「私はどっちでも…どんなかよちゃんでも、好きだよ♪」
花陽「ほ、ほんとぉ!?ほんとに、好き?」
嬉しそうな顔で見つめちゃダメだよぉ。
今だって好きなのにもっと、もーーっと好きになっちゃう!
ことり「大好き…。だからふたりだけのルールみたいなのが、欲しかったの」
花陽「わ、私もっ!!」
花陽「あのね、眼鏡はいつもカバンに入れてあるの!!」
花陽「えっと…えっと…。あ、あった!!ほらっ!!」
花陽「ちょっと待ってて!コンタクト外してくるね!」
い、今!?
あははっ、そんなに慌てなくてもいいのに。
けどそこがかよちゃんの可愛いところです♪
ことり「今外したらコンタクトがもったいないよ」
ことり「それに…ほらっ♪」
ことり「私がかよちゃんの眼鏡をかけちゃいますっ!似合うかな?」
花陽「わぁ~~♪♪」
花陽「か、かわいい~っ!」
花陽「しゃ、写真取ってもいい!?」
かよちゃん…やっと笑ってくれた♪
やっぱりかよちゃんはニコニコしていた方が、似合うよね!
ことり「ふふふっ♪」
花陽「どうしたの?」
ことり「ううん、何でもないよ~」
花陽「そ、そう?」
何気ないやりとりでも、かよちゃんとだと楽しいの。
このまま時間が止まってくれたらいいのにって思っていても
お昼休みの終わりの時間が迫ってきてて…
ことり「…あっ。お昼休みが終わっちゃう…」
花陽「ほんとだ…もうこんな時間…」
花陽「……」
寂しそうな目で私を見るかよちゃんが、私の制服の袖を弱々しくつかんで…
キョロキョロしながら何かを言いかける…んだけど俯いちゃって。
顔を上げたと思ったら私と目が合って赤面して…
ふふっ、すっごく愛おしく感じます♪
何かを言いたいみたいだけど…なんだろうな~♪
……あ、チャイムが鳴っちゃった…。
ことり「戻ろっか…」
花陽「ぁ…ぁぁ、あのっ!!」
ことり「?」
花陽「……こっ………ことりちゃんっ!!あのねっ!」
花陽「こ、今度のお休みに…2人でピクニックに行きませんか?」
お休みの日
私とかよちゃんは東京から少し離れたところへピクニックに来ています。
シートの上にお弁当とお菓子を広げて美しい自然を満喫中♪
私たちの他にもたくさんの人で賑わっていて楽しくなっちゃいます。
花陽「ことりちゃん!見て見て~っ!」
ことり「あっ、めずらしいね。おにぎりじゃなくてパンなんて」
花陽「…実はこれ、ただのパンじゃないんです!なんとっ!お米パンなんです♪」
ことり「へぇ~、これがそうなんだ。聞いたことはあるけど実物を見るのは初めて~」
花陽「ずっと気になってたんだけど、思い切って買っちゃったの!」
花陽「米粉を混ぜて作られてるんだよ~♪」
花陽「食べるとね、モチモチってしててほんのり甘いのぉ♪」
花陽「ことりちゃんも食べてみて♪美味しいよぉ~♪」
ふふっ、すっごい笑顔♪美味しいんだろうなぁ。
…どれどれ……あっ、本当だ~♪かよちゃんの言った通り♪
幸せそうなかよちゃんを見てると…私まで嬉しくなっちゃう♪
だって…わたしはかよちゃんを愛してるから。
だからこうして、一緒にお出かけしてのんびりと出来る事が凄く幸せです。
ことり「今日は花陽ちゃんの為にね…おにぎりさんを作ってきました~♪」
花陽「わぁっ♪おいしそ~♪」
ことり「ことりの愛情がいっぱいですっ♪」
ことり「私の気持ちを召し上がれ♪あ~ん♪」
花陽「あむっ。ん~っ♪♪」
花陽「ことりちゃんのおにぎり、美味しいよぉ~♪♪」
ことり「かよちゃんがいつもこっそり食べてる時のちっちゃいサイズにしてみました♪」
ことり「いーっぱい作ってきたから慌てないで食べてね♪」
花陽「ことりちゃ~ん♪でもこんなに食べられるかなぁ?」
ことり「パンも食べたばっかりだもんね」
ことり「では、お食事が済みましたら、ことりの膝枕でお休み下さいませ♪」
花陽「そ、それはもしかしてミナリンスキーさん?」
ことり「ふふふ、かよちゃんだけの特別バージョン♪」
スラスラと言葉が出てくるのはアルバイトの経験が役に立ってるのかな?
けど…いつも言っている時と違って、恥ずかしい…
何でだろう?
かよちゃんには私の本物の愛を込めているからかな?
なんて、私の膝で少し緊張気味のかよちゃんの頭を撫でながら考えてしまう。
ことり「もっとリラックスしてもいいんだよ~♪」
花陽「はっ、はい…!」
ことり「ふふっ♪」
かよちゃんに膝枕をしながら周りを見渡すと…
親子で一緒に遊びまわっていたり
男女のカップルのいい感じな様子が見られます♪
いいよね、こういうの♪
ことり「……」
でもね…どうしても考えてしまうの。
他の人たちから見て私たちはどう映っているのかな?って…。
みんなにも秘密にして、毎日怯えながらひっそりと付き合う私たち。
かよちゃんを思う気持ちは本物なのに…
かよちゃんも私と一緒ならって言ってくれたのに…
こんな私が…かよちゃんを守れるのかな……?
花陽「……ことりちゃん?どうかしたの?」
ことり「…えっ…と、何が?」
花陽「…今、暗い顔してたから…」
花陽「…」
せっかくのピクニックなのに、どうしてこんな気持ち…
かよちゃんにも心配かけて…ダメだなぁ、わたし…
ことり「そ、そんなこと……」
花陽「…何も言わないで。ことりちゃんの考えてる事…なんとなくわかるよ…」
言葉と同時に起き上がり、かよちゃんは私の手の上に自分の手をのせてくれた。
ドキッとしてかよちゃんを見ると、私に優しく微笑んでくれている。
そしてギュッと私を抱きしめ、耳元で
「いつもありがとう。でも、私の事…もっと頼ってほしいな…
…私、ことりちゃんの力になりたいの。」
……ごめんね、不安にさせて…。
そう思いながら私も抱きしめ返すと、かよちゃんはそれに反応するかのように
「頼りないかもしれないけど、いつまでもずっと一緒にいたいから…」
って言ってくれて…
「私、私も…っ!花陽ちゃんと!!」
って、言葉を出そうとしても上手く声が出せなくて…涙が零れそうになって…
かよちゃんに支えてもらったまま、ずっとずっと。
私が落ち着くまで…何も言わないでくれて…。
ことり「……ごめんね、私、弱くって…」
花陽「ことりちゃんは弱くなんかないっ!」
花陽「いつも私を気遣ってくれるって知っているよっ!」
花陽「私こそ、頼ってばっかりでごめんね…」
ことり「……ありがとう。…私も、花陽ちゃんとずっと一緒に…いたい」
花陽「…うん♪」
私、一人で考えこんで…バカみたい。
目の前に…私を支えてくれる人がいるのに
花陽「…ことりちゃん、もう大丈夫?」
ことり「…うん」
ことり「…」
ことり「…あのね」
ずっと、優しく微笑みかけてくれるあなたに
わたし、わたし…
ことり「…今ね…すっごく花陽ちゃんに甘えたい…」
ことり「だ、ダメだよね…人に見られちゃうのに…」
花陽「い、いいよっ!!…来て、ことりちゃん!!」
ことり「で、でも…」
花陽「もっと奥の方に…人が少ない所に、行こう?」
花陽「…この辺なら…誰も来ないよ?」
ふたりっきりになるために結構奥まで来ちゃった…
だっ、大丈夫かな?
でもやっと、わたしたちだけ。
…私とかよちゃんだけの空間…。
かよちゃんはシートの上に寝そべって、私の顔をじっと見上げてる。
そして両手を広げ
花陽「ことりちゃん…おいでっ♪」
ことり「かよちゃ~ん♪」
花陽「ぴゃぁっ♪」
ことり「…重くない?」
花陽「大丈夫、だけど…こ、ことりちゃん…」
ことり「…かよちゃんの胸の中、あったかい…。かよちゃんのにおいがする…」
好き、このにおい。
かよちゃんに染まっていくみたい…
私の不安な心も……
かよたそ~
花陽「(こ、ことりちゃん…。いつもより私の胸に顔を埋めて……)」
花陽「(あっ、ことりちゃんの髪、綺麗…)」
ことり「柔らかい…」
花陽「(撫でるとサラサラしてて…手で梳くといいにおいがして…。あっ……)」
花陽「(胸の中でことりちゃんが呼吸してる感じがする…)」
ことり「ぁ…かよちゃん?…えへへっ…かよちゃんにナデナデされちゃった♪」
花陽「(…ことりちゃんを感じて…心がドクンドクンって大きな反応しちゃう…)」
花陽「(聞いてほしいな、私の音…)」
ことり「あっ…」
かよちゃんの両腕に頭をそっと包まれちゃった…。
かよちゃんの柔らかさと温もりが私の顔を覆って…
ほっぺが赤くなっていく感覚がわかっちゃう。
花陽「ご、ごめんね。苦し…かった?」
ことり「う、ううんっ!苦しくなんかないよ!!」
ことり「ずっと、こうしていたぃ…かよちゃんの…そばで」
花陽「私も、ことりちゃんを感じていたい」
花陽「ずーっとことりちゃんの隣でっ!!」
花陽「あなたが隣にいてくれるだけで…私、不安なことなんて無いのっ!」
花陽「だ、だから…こ、ことりちゃんっ!」
花陽「…ぁ、愛してる…ょ…」
ことり「は、花陽ちゃん…」
ことり「……」
花陽「…あぅぅ…」
ことり「……えへへぇ♪」
私も、かよちゃんがいてくれれば…それだけでいい。
さっきまで暗い気持ちが…ウソみたい。
花陽「…」
かよちゃんは何も言わないで、ただただ私を抱きしめてくれる。
頭をかよちゃんの左胸の方に向けられながら、そっと頭を撫でてくれるの。
こうしていると…かよちゃんの音が聞こえてくる。
勇気を出して告白してくれたかよちゃん、すっごくドキドキしたんだね…。
ことり「…」
私を抱きしめている腕をほどくと
ちょっと驚いた顔をして、寂しそうな目で私を見上げるの。
だから…かよちゃんに覆いかぶさって、指と指を絡めてあげる。
わたしも…かよちゃんに答えてあげないとね♪
ことり「…花陽ちゃん、わたしも愛してる」
顔を近づけると、目を閉じてくれて
静かに私を受け入れてくれる。
こんな花陽ちゃんを知ってるのは私だけ…。
花陽「………ぁ…」
鳥の声や虫の音以外に響くのは、わたしたちのキスの音…
音を立ててのキスはやっぱり恥ずかしい…
でも、花陽ちゃんとキスしてるんだってちゃんと認識できるから…好き。
花陽「わたし…ことりちゃんの恋人でしあわせだよ♪」
ことり「…うん♪」
ことり「私も…花陽ちゃんが恋人で幸せ♪」
花陽「……んっ…」
ことり「愛してるよ…」
花陽「……ぴぁっ…」
言葉と同時に何度も何度も唇を塞いで…
花陽ちゃんを求めちゃう…。
私の全てを花陽ちゃんで満たされたい。
そう思いながら…
花陽「……っ…こ、ことり、ちゃんっ……!!」
ことり「花陽…ひゃ……!?」
花陽ちゃんからキスされたと思っていたら
舌が、花陽ちゃんの舌が私の口の中に…!?
花陽「………んぅっ…」
ことり「ふあぁ~…ひゃなょ…ひゃん……!」
花陽「…えへへっ…しちゃった…」
ことり「……」
私の舌と触れた時間は少しの間だけなのに…
かよちゃんの舌の感触が…離れない…。
ことり「ふふふ、花陽ちゃんの味♪」
花陽「こ、言葉にしないでよぉ~…」
花陽「…は、恥ずかしい…」
もう一回…したいな。
花陽ちゃんを全部感じられる、今のキス。
…花陽ちゃんから、してほしいなぁ。
ことり「かよちゃん…ん~~っ♪」
花陽「…ひぁっ……♪」
ことり「もぉー!」
花陽「えっ?」
ことり「…も…もう一回、してよぉ~!」
花陽「だ、だってぇ~…ううぅ~…」
ことり「むぅっ!バツとしてかよちゃんの眼鏡は没収ですっ!!」
花陽「だ、ダメ!眼鏡が無いとよく見えないのぉ…」
花陽「…うぅ~…」
ことり「…」
ことり「そ、そんなに怒った顔しなくても…」
花陽「怒ってないよっ!?目を細めないとよく見えなくて…」
ことり「よっ、良かったぁ…怒ったかと思っちゃった。」
ことり「あっ、ちなみにかよちゃんの眼鏡は私がかけてるよ。」
ことり「だからぁ…取りに来てっ♪」
花陽「?」
花陽「うっ、うん」
目を細め、手を伸ばしながらゆっくりと近づいてくるかよちゃん。
その手はまっすぐ私の耳元に向かっていて、すぐに眼鏡の縁に触れられちゃった。けど
ことり「ふふっ♪」
かよちゃんの優しい手のぬくもりで包んで欲しかったの。
だから…その手を取って、私の頬に…
花陽「…こういうことかぁ♪」
ことり「えへへっ…」
ことり「しばらく、このままでいさせて?」
花陽「いいよ♪」
こうしているだけで…時間を忘れちゃいそう。
かよちゃんを引き寄せて、そのまま寝そべって
お互いの感触に夢中になって…
でも、やっぱり時間は来てしまう。
気がつくと太陽の光が少しオレンジ色なっていて…。
知らないうちに長い時間が経っていたんだなぁ…って。
ことり「…」
ことり「かよちゃん」
ことり「帰りは…ずっと、手を繋いでよっか」
花陽「で、でも……いいの?」
ことり「うん。少しくらい…堂々としてたいな♪」
ことり「私の可愛いかよちゃんをみんなに自慢したいの♪」
花陽「わっ、私もっ!私だけのことりちゃんをっ!!」
ことり「あははっ♪今まではコソコソしたお付き合いだったからね」
ことり「普通のカップルと同じような事、これから…たくさんしていこうね♪」
花陽「うんっ…!うんっ!!」
ことり「ふふっ、じゃあ…行こっか♪」
かよちゃんとピッタリとくっついて、恋人つなぎをしてバス停までの道を歩き出す。
すれ違う人に変な目で見られているのかな?
…でもいいの。
隣のかよちゃんが笑顔でいてくれるから。
ここに来る前の…弱い自分を、ほんの少しだけ乗り越えたみたいで嬉しくなっちゃう♪
花陽「ほんとはね…ずっとことりちゃんとね、こうして歩きたかったの♪」
花陽「人前だとちょっと恥ずかしいけど…」
花陽「恋人同士でやること…したかったから♪」
ことり「そうだね~♪」
ことり「あっ、じゃあ今度…」
ことり「私のお家か、かよちゃんのお家でお泊りしない?」
花陽「いいよ!…お泊りかぁっ♪」
ことり「一緒にお風呂に入って、一緒のベッドで寝ようね♪」
花陽「お、お風呂っ!?」
ことり「かよちゃんはぷにぷにしてて抱きまくらにピッタリかも♪」
花陽「(ことりちゃんとお風呂……)」
ことり「かよちゃん?」
花陽「ぴゃあっ!!な、何っ!?」
ことり「どうしたの?」
花陽「あぅっ、その…」
花陽「(ことりちゃんとお風呂に入りたい…って、こんな事言えないよぉ~!)」
花陽「なっ、何でもないよっ!!」
ことり「?」
花陽「(不思議そうな顔されちゃったけど…)」
花陽「(ことりちゃんとお泊り♪♪楽しみだなぁ~♪)」
バス停に着くと、すでにバスを待っている人たちが何人かいました。
私たちもベンチに座って、待ってる間…かよちゃんの肩に頭をあずけながらお話をして…
ちょっと大胆♪
バスが来て乗り込むと、かよちゃんは歩き疲れたせいかすぐに寝ちゃいました。
今度は私がかよちゃんに肩を貸してあげて…
他の席を見渡してみると…みんな寝てたりスマホをいじってたりで、帰りのバスはすごく静かです。
私も、少し寝ようかな。
かよちゃんの優しいぬくもり感じながら
離れないように…ちゃんと手を繋いで♪
おやすみ、かよちゃん♪
花陽「…ぅんん~~っ…」
花陽「(ねっちゃってた)」
花陽「(……あっ、ことりちゃん。手、繋いでくれてる…)」
花陽「ことりちゃ……」
花陽「ねてる……」
花陽「…えへへっ」
花陽「ことりちゃん…」
花陽「(そっと…そーっと…)」
ことり「……ぅんっ…?」
花陽「はわっ!!」
ことり「……かよちゃん、起きてたんだぁ~」
花陽「う、うん!」
花陽「……」
ことり「…どうかした………っ!!!」
花陽「……おはよ、ことりちゃん♪」
ことり「…か、かよちゃん!!」
ことり「……こ、ここでは…ちょっと…」
花陽「み、みんな寝てるみたいだから…大丈夫だよ♪」
ことり「もぅっ……ふふっ♪」
ことり「(キスで起こされるなんて…お姫様になったみたい♪)」
バスが駅について電車へ乗り込むと、もうすぐ終わりなんだって感じて寂しくなる。
東京に近づくごとにあっという間に人が増えていって…
席に座っている私たちでも人混みに紛れて離れ離れになっちゃいそう。
だからかよちゃんの腰に手を回して、私から離れないようにしっかりしがみつかなきゃ!
一瞬驚いた後に、微笑みに変わる…そんなかよちゃんと離れたくない。
一秒でも長く、あなたと共にいたい。
でも電車はもうすぐ東京に着いちゃいます…
私たちの楽しい時間も…もうお終い。
お家に帰ってまた明日。
練習で、かよちゃんに会えるけどふたりっきりにはなれない…かも。
花陽「ねぇ…ことりちゃん」
ことり「なぁに?」
花陽「…メンバーのみんな…」
花陽「みんなには…私たちの関係、打ち明ける?」
ことり「そ、それは……まだ…。いつか…言い出せるタイミングで、ねっ?」
花陽「ことりちゃんがそう言うなら…」
ことり「ごめんね…私、勇気が無くて…。でも…」
ことり「今度から…外でふたりだけの時は…」
ことり「もし…みんなに見られても…気にしないで、いつもの…恋人同士のわたしたちでいようね♪」
花陽「…!」
花陽「うん♪」
おしまい!
もう寝ようか
乙
何この甘々空間
特定キャラにヘイト向けるのは良いけど
発散させないからただただワンパなんだよね
これを面白いと思ってやってるなら狙いは大きく外れてるし
スレタイを消化するような内容にもなってない。惜しいだけの凡作。虚しいね
誤爆かな?
ただのコピペだから気にせんでよろしい
おお、続きやね。
今回も甘甘で、私好みでした。
このSSまとめへのコメント
ことぱなこそ至高
ことぱな無理
ことぱなまじ最高