4月1日
きょうは道を歩いていたら、いじわるな男の子たちにかこまれてしまいました
わたしはすごくこわくて、からだがふるえて動けませんでした
わたしはこれからどうなっちゃうんだろうって思ったら、急に男の子のうちの一人がふっとんじゃいました
わたしはびっくりしちゃってめをぱちぱちしていたんだけど、そのあいだにほかの男の子たちもどんどんたおれていきました
男の子たちは覚えてろー、と言いのこしてすたこらさっさとにげていっちゃいました
わたしはしばらくぼーとしていました。すると、男の子がはなしかけてきました。その子はわたしをかこんだなかにはいなかった男の子だって気づきました
だいじょうぶ?けがはない?と聞いてきたので、だいじょうぶよぉありがとぉっていいました
すると、その子はにっこり笑いました
わたしはどうしてかわからないけどとてもどぎまぎしてしまって、とても熱かったです
でも、せめて、なまえは聞きたいなって思って、がんばってなまえをききました
あなたはだあれ?ってきくと、その男の子は、おれは、かみじょうとうまっていうんだって言いました
その子のなまえはかみじょうとうまっていうんだ、とわたしはおもいました
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とうまさんってよんでもいい?と聞くと、いいよ、とうまさんは言いました
わたしはなんだかとてもうれしくて、すごくよろこびました
とうまさんは言いました
おまえのことはなんてよべばいいって言いました
わたしはなまえを言いました
わたしはしょくほうみさきっていうのよぉって言いました
とうまさんは言いました
じゃあみさきってよぶ!よろしくなみさき!って言って、笑いました
わたしはとってもとってもうれしくって、うれしくってにこにこ笑ってました
とうまさんはばいばいしながら、また明日、っていって走って行きました
わたしもばいばいしながら、また明日、って言いました
何これ期待
4月2日
きょうは、とうまさんをさがしていました
とうまさんはきのう、また明日、って言っていたので、きっときょうも会えるんだろうなっておもってさがしました
でも、歩いても歩いても、とうまさんはみつかりませんでした
どうしていないんだろう
わたしはすこし、ほんのちょっぴりだけ泣きながら、とぼとぼ家に帰ろうとしていたら、おーいって、うしろから声をかけられました
わたしはふりかえりました。すると、わたしにむかってはしってくる男の子がいました
わたしはその子のかおを見たしゅんかん、とってもえがおになりました
その子は、とうまさんだったからです
とうまさんは、りゆうは分からないけど、とってもきずだらけでした
どうしていっぱいけがしてるのぉ?ってわたしは聞きました
とうまさんはこまったように目をきょろきょろさせながら、ころんだんだよって言いました
わたしはふうせんみたいにぷくーってほっぺたをふくらませました
とうまさんがうそをついているなっておもったからです
わたしはうそをついたらだめなのよぉってとうまさんにぷんぷんです
とうまさんはまたまた目をきょろきょろさせて、ごめんな、でも、だいじょうぶだから、って言いました
とうまさんがだいじょうぶって言うのなら、きっとだいじょうぶなんだろうなぁっておもって、わたしはそれいじょうなにも言いませんでした
でも、それでも、とうまさんに会えてよかったです
きょうは少ししか話せなかったけれど、とうまさんはきょうも、また明日、って言ってばいばいしました
だから私も、また明日、ってばいばいしました
また明日もとうまさんとおはなししたいなぁ
続きます
期待してます
続き気になる
めちゃくちゃ期待
ロリ麦のんのss思い出した
久々の上食SS
完結するのだろうか
超期待
短いけどよく出来てると思う
期待
続きはよ
可愛いなヾ(*´∀`*)ノ
可愛い期待
投下します
待ってた
4月3日
とうまさんはとってもやさしいです
わたしがこうえんのすなばでひとりであそんでいると、とうまさんがやってきたのです
とうまさんは、おれもいっしょにあそんでもいい?ってにこにこでたずねてきました
わたしはなんどもうなずきました。うれしくてしかたありませんでした
とうまさんは意外と器用で、おっきなおしろができあがりました
わたしは、こんなにおっきなおしろを作ったのははじめてだったので、とっても笑顔になりました
あんまりうれしかったので、ついとうまさんにだきついてしまいました
でもとうまさんはしっかり受け止めてくれて、よろこんでくれてよかったって言いました
とうまさんに出会ってからまいにちがたのしいです
4月5日
きょうもこうえんにあそびに行ったけど、とうまさんはいませんでした
しょんぼりしていたら、ぽつぽつ雨がふってきました
ぬれるとかぜをひいてしまうので、わたしは急いでちかくの大きな木の下に行ってあまやどりをしていました
わたしはそのときはひとあんしんしていたけれど、このままだとかえれないなぁって思いました
そうしたら、小さなかさを持った男の子がとおりがかりました。わたしはあっ!ってこえを出しました
とうまさんだったのです
とうまさんはここから少しはなれたところだったけど、すぐにわたしに気付いてくれました
そうしたら、急いではしってきて、わたしにかさをくれました
かぜ引くなよ、って笑いかけて、そのまま雨の中をはしっていってしまいました
とうまさんはとってもやさしいです。でも、こういうのはあまりすきじゃないです
わたしといっしょに帰ればよかったのになぁ
4月7日
きょうはこうえんでとうまさんと待ち合わせしました
とうまさんを待っていたけれど、なかなか来ませんでした
わたしはまだかなーって思ってずっと待っていたら、気が付いたらおひさまが沈んでしまっていました
そしたらとうまさんがとてもつかれたような顔ではしってきました
ごめんな、って言いながら、すごく汗だくでした
わたしは、どうしておくれたのぉ?って聞きました
とうまさんはすこし考えたあとに、うちゅうじんにおそわれちまったんだ、って笑いながら言いました
しばらくの間、とうまさんといっしょにいてわかったことがあります
とうまさんは、うそをつくのがとってもへたです
とうまさんにはあまりうそをついてほしくないと思いました
どうしてかというと、うそをつくのはいけないことだからです
それに、とうまさんのうそはあんまりおもしろくないからです
あと、気になることがもうひとつあります
とうまさんは会うたびにきずがふえてるなぁとわたしは思います
でもわたしのかんちがいかもしれないので、それいじょうはなにも聞きませんでした
4月11日
きょうもとうまさんい会いたくてしかたがなかったので、わたしは出かけようとしました
でも、止められてしまいました
かみじょうとうまとあそんじゃいけませんって言われました
とうぜん、急にそんなことを言われたわたしはぷんぷんです
どうして?って聞きました。とうまさんはとってもやさしいのよぉ?って言いました
せいかくのもんだいじゃない、と言われました
しんぱいしてるんだ、きけんな目に合うかもしれないんだよと言われました
あの子は『やくびょうがみ』なんだ、と言われました
わたしにはそれがどういう意味なのかよくわかりませんでした
だけど、とにかく、とうまさんは良いひとなのです
それはぜったいまちがいなんかじゃないってわたしは思います
わたしはこっそりぬけだしてお外へ出かけました
もちろん、とうまさんと会うためです
とうまさんと会えると思うと、わたしはうれしくってるんるんです
4月18日
きょうはとうまさんといっしょにあそびました
いつものようにたのしくおはなししていると、わたしはふと思い出しました
とうまさんはこんなにやさしくておもしろいのに、どうしておとなは近付いちゃだめ、なんて言うのでしょう
どうしてもなっとくがいかなくて、とうまさんにそのことを伝えました
わたしの家の人が、とうまさんに近付いちゃだめ!って言ってたのよぉ、と言いました
そしたら、とうまさんは、とってもとっても悲しそうな顔をして、そうなんだ、って言いました
かまわずに、わたしは、笑いながら言いました
わたしは、とうまさんとずっといっしょにいるからね
そう言いました
とうまさんといっしょにいると、わたしはとっても楽しいのよぉ
そう言いました
だから、そんな顔しないで、笑っていて
そう言いました
幼なじみか
とうまさんはとつぜん顔をくしゃくしゃにして、わんわん泣き始めてしまいました
かなしいのかな、と思ったけど、そうじゃありませんでした
とうまさんは、泣いていたけれど、ありがとう、って言っていました
なんどもなんども、ありがとう、って言っていました
わたしはちょっぴりおどろいたけれど、とてもぽかぽかしたきもちになりました
わたしでもとうまさんのことをよろこばせられるんだなぁとうれしくなりました
続きます
乙
期待大
つーかあなたであったのか
おつ
綺麗なみさきち
乙
乙
これは期待
乙
上条さんの小さい頃って割と悲惨だよね……
みさきち天使
>>35
まあだからこそ困っている人を見捨てられないし
誰にでも優しくできる、どんなに傷ついても自分が傷つくのを何とも思わない
相手が反省すれば許す、そんな生活を続けて挙げ句記憶を失ってもなお
人を助けるのを止めない
これは惚れますわ
文章にしてまとめるとただの基地外だな
まぁラノベの男主人公で基地外じゃないの探すほうが大変だけど
つまり俺はラノベ主人公だった……?
お前は池沼
乙です、みさきち~~~~は俺の嫁(・∀・)ニヤニヤ
>>41
そげぶ
>>1が作者ってことはオティヌスENDの可能性も出て来たな…
乙
上条さんこれで忘れるなんて罪な男やで…
>>43
みさきちSSも書いてる人だからそんなことはないハズ
と、信じたい。
投下します
5月1日
もうとうまさんと出会ってからひとつきがたちました
まいにちのように会っているけれど、わたしはぜんぜんあきません
さいきんとうまさんは、前よりもよく笑うようになりました
とうまさんが笑うとわたしも笑います
わたしが笑うととうまさんも笑います
なんだかとってもしあわせなきもちになります
でも、とうまさんはとっても『ねがてぃぶ』だなぁとわたしはおもいました
とうまさんのことはだいすきだけど、それは直さないとだめだなぁとおもいました
5月10日
きょうはとうまさんのおうちにあそびにいきました
とうまさんはあまりわたしをおうちにつれていきたくなさそうでした
でもわたしは、とうまさんの住んでるおうちにとてもいってみたかったのです
わたしはとうまさんに、どうしてもお願い、と言いました
とうまさんはあきらめたように、わかったよ、と言いました
とうまさんのおうちにおじゃましました
とうまさんのおとうさんとおかあさんがいました
とうまさんのおとうさんとおかあさんは、わたしをみてとってもよろこんでいました
とうまとなかよくしてくれてありがとう、と言われました
わたしは言いました
とうまさんはとってもやさしくておもしろいのよぉ、と言いました
とうまさんのおとうさんは、すごくうれしそうなかおをして
そうだろう?とうまはじまんのむすこなんだ、と言いました
とうまさんはすこしうれしそうなかおでした
とうまさんのおうちにはへんなおきものがたくさんありました
とうまさんのへやで、へんなおきものはなんなのぉ?とわたしは聞いてみました
そしたらとうまさんはあんまりおもしろくなさそうなかおをして
とうさんがいろいろなところからグッズをあつめてるんだ、と言いました
どうして?って聞いたら、とうまさんは目をそらしながら
おれが『ふこうたいしつ』だから、と言いました
おれのまわりではふこうなことばかりおきるんだよ、と言いました
おれの『ふこうたいしつ』をすこしでも良くしようって思ってるんだろうけど、おれはきっとずっとふこうなままだよ、と言いました
わたしはそれを聞いてとってもかなしくなりました
かなしくてかなしくて大声で泣きました
とうまさんはすっごくあわてて、どうした、だいじょうぶか?、と言ってせなかをさすってくれました
だけど、わたしはとってもとっても泣いていたので答えられませんでした
しばらくして、すこしだけおちついたけれど、まだまだなみだは止まりそうにありませんでした
とうまさんは心配そうにわたしを見つめてきました
わたしはしゃっくりしながらゆっくり言いました
とうまさんにとってはわたしもふこうのひとつなのぉ?って聞きました
とうまさんはびっくりしたように目をぱちくりしました
とうまさんは言いました
みさきは、まいにちがふこうだったおれの中で、たったひとつのしあわせなんだ
そう言いました
どうやらわたしのかんちがいだったようです
わたしはまちがえたのがはずかしくて顔がまっかになってしまいました
でもとうまさんが、ありがとう、って言ってあたまをなでてくれたのでけっかおーらいだとおもいました
続きます
期待
乙
みさきち可愛いなー
乙
今このスレ超ホットだぜ
なにこれかわいい
おつですー
みさきち天使乙ー
>>38
まあ困っている人を平気で見捨ててたらイベント起こらないし
主人公が記憶喪失(or馬鹿)じゃないと世界観の説明出来ないし
傷ついてビビって逃げ出す様じゃそこで終わっちゃうし
鈍感じゃないとヒロイン候補が出せないし
仕方ないっちゃ仕方ない
みさきってどんな子だっけ
他人操作するやつ?
カミジョーさんが他人に責められてるのを見てミサキチは周りを変えようとしてパーソナルリアリティが形成されて超能力者になるのかな
>>63なにそれ素敵
やっぱりみさきちがナンバーワン!
>>64
でもそのせいで上条と引き剥がされるんだぜ…
このみさきち何歳くらいだ?
てか顔が書けるんなら日も赤も書けるでしょ
漢字の表見て変換していった方がいいと思う
すごく面白いからそういうとこにうん?って来てしまう。
面白いと思うなら黙っとけよ
ただのアドバイスなんだし、そこまで厳しい言い方しなくても……
こんな風に刺々しい人がいるのが、禁書SSが減っている要因の一つなんだろうなあ
全部ひらがなだと読みにくいから気遣ってんだろ
乙です、(・∀・)ニヤニヤが止まらない
》42逆そげぶ(>_<)
漢字変換とか適当なんですいません
今更直すのも面倒なんで気になる方はそっ閉じ推奨
投下します
>>63
能力の種別自体はDNAで決まるし、どのレベルまで上がるかの素質も大体決まってるんだが
今更なに言ってんの…
月 日
さいきんとうまさんと会うことができません
もう5日は会えてないです
とうまさんをおとといも、きのうも、きょうもさがしたけどぜんぜんみつかりません
わたしはかなしくてかなしくてどうしようもないです
とうまさんと会えないとぜんぜんおもしろくないです
月 日
きょうも会えませんでした
とうまさんに会えなさすぎてさいきん手がふるえます
このにっきをかくのもめんどうになってきました
とうまさんに会えないとなにもかくことがないのです
月 日
きょうはおとなのひとのないしょ話を聞きました
すると、とんでもないことがわかりました
とうまさんはほうちょうで刺されたらしいのです!!
刺されたらきっとぜったいいたいです!!
どうしてそんなひどいことをするんだろうとわたしはおもいました
とうまさんはきっといたいおもいをしているんだろうなってかんがえたら、なみだがとまりませんでした
会いたくて、会いたくて、手が震える
月 日
きょうはとてもひさしぶりにとうまさんに会いました
とうまさんはとうまさんのおとうさんとおかあさんにつれられていました
どうやらきょうが『たいいん』のひだったようです
わたしがかけよっていくと、とうまさんはうれしそうに、でも、ちょっぴりさびしそうに笑いました
とうまさんは言いました
会いにいけなくてごめん、と言いました
とうまさんらしいことばだなぁとおもったけれど、もっとほかに言うことはなかったのかなっておもいます
こういうところはきらいです
>>77
つまんね^^;
わたしは聞きました
からだはもうへいき?もういたくない?、と聞きました
とうまさんは言いました
うん、もうだいじょうぶだ、しんぱいしてくれてありがとう、と言いました
わたしはとってもほっとしたのでこしをぬかしてしまいました
でもとうまさんがさっとかけよって手をにぎっておこしてくれました
ひさしぶりにとうまさんと手をつなぐことができてすごくうれしかったです
だけどとうまさんは、どうしてかわからないけど、すこしさびしそうなかおでした
ああとうまさん行ってまう
月 日
さいあく
ほんとさいあく
ほんとにほんとにさいあく
きょうとうまさんにはっきり言われました
おれは『がくえんとし』に行くことになったんだって言われました
わたしととうまさんはもうきがるに会いにいけないらしいのです
わたしはあたまのなかがまっしろになりました
月 日
きょうもとうまさんとあそびました
だけど、わたしはいちども笑えませんでした
とうまさんがそう遠くないうちに『がくえんとし』にいってしまうことがあたまからはなれないからです
そうおもったら、とても笑うことなんてできないとおもいました
とうまさんはそんなわたしをみて、すこしさびしそうなかおをしたけれど、どうしてもわたしは笑えませんでした
月 日
きょうはとうまさんと会いませんでした
そのせいでとてもいちにちじゅう心がまっくらだったけど会いませんでした
わたしはいろいろかんがえました
ひとりで、いろいろ、かんがえました
わたしはおもいました
どうしてもとうまさんとはなれたくない、とおもいました
だから、わたしはおもいました
わたしも『がくえんとし』にいこう
そうおもいました
そうすれば、またとうまさんといつでもあそべます
そうすれば、またとうまさんといつでも笑い合えます
物語はここから始まるのか…
やはりここの上条は記憶を失うのかね…
3月20日
きょうでとうまさんは『がくえんとし』にいってしまいます
わたしはとうまさんをみおくりに行きました
とうまさんはわたしをみてとってもとってもうれしおうなかおをしました
とうまさんは言いました
みおくりありがとう、来てくれてほんとにうれしいよ、と言いました
わたしは言いました
来るにきまってるじゃない、あたりまえよぉ、って笑いながら言いました
そして、わたしは言いました
笑いながら、言いました
わたしも『がくえんとし』に行くから、だから、待っていて
そう言いました
とうまさんはえがおで言いました
ああ、待ってる
そう言いました
そう言って、去っていきました
続きます
いいところで切るなぁ
乙!
乙でーす!
乙
おつです
おつです
漢字的に小2位かね
刺されたか…
漢字は適当だって>>1が言ってんだろ
気になるならおとなしく閉じとけよ
ここから永遠に変わらない心と愛につながるんかな
それとも別のストーリー?
>>69
お前みたいなクソガキがいるから禁書ssが減ってんだよアホ
学園都市の上条の住所教えてくれ、ビームが天井ぶち抜いた後乱入して上条ぶん殴ってくる。
その時たまたま羽が俺に当たるかもしれないけど知らん
>>99
にわか
>>100
すまん、どこを読んでもにわか云々の意味が分からん
記憶喪失フラグ折るって意味じゃないのか
>>101
天井壊れて記憶無くすのはこもえの家だって事だろ
マジレスするとペンデックスと戦ったのは小萌先生の家
乙です、鎌池先生に食蜂と上条の関係を聞きたいおおおおおおおおおおお。
上×食こそ正義(≧∇≦)/
投下します
まってましたぁー
4月1日
きょうははじめてとうまさんと会った日です
だけど、とうまさんはもうここにはいません
とってもさびしくてしょうがないです
でもわたしはきめたのです
ぜったいに『がくえんとし』にいくんだって
そうきめたのです
月8日
わたしが『がくえんとし』にいって、とうまさんと会えたときはなにをしてあそぼうかなぁ
はやくとうまさんに会いたいです
やっぱりとうまさんがいないとなにもかくことがないです
4月8日
わたしが『がくえんとし』にいって、とうまさんと会えたときはなにをしてあそぼうかなぁ
はやくとうまさんに会いたいです
やっぱりとうまさんがいないとなにもかくことがないです
5月1日
とうまさんにむねをはって会えるように、べんきょうをがんばろうとおもいます
とうまさんはきっと『がくえんとし』でがんばってるはずなのでわたしもがんばります
はやくとうまさんに会いたいです
これ再開したときがインデックスと会った後か否かで悲哀か歓喜かのストーリーに分かれるような
10月20日
私はすごく勉強しました
漢字もずいぶん書けるようになりました
これならとうまさんに胸を張って会うことができます
周りの大人からは、「君はとても頭が良い、天才だ」と口々に言われるようになりました
でも別に、大人たちから言われても嬉しくも何ともありません
とうまさんに褒めてもらえたら嬉しかったと思います
早くとうまさんに会いたいです
>>111
うざいから黙ってて
3月20日
月日は流れ、ついに私も学園都市に行く日になりました
どうしてこの日を選んだか、というと、それはもちろん、とうまさんが3月20日にここを去っていったからです
だから、私もとうまさんと同じ日である3月20日に、ここを去りたいと思ったのです
私の胸は高鳴っていました
学園都市に行けば、またとうまさんと会えます
もうすぐなのです
3月21日
学園都市に着いてからはすぐに色々なことをされました
少し怖かったけれど、きっととうまさんもこれを乗り越えたに違いありません
そう考えれば不思議と大丈夫な気がしました
一通り終わった後、白衣を着た男の人は、私に向かって言いました
「君は非常に素晴らしい!素晴らしい力だよ、食蜂操祈さん!」
一体何が凄いのか私にはよく分かりませんでしたが、どうやら私は『素晴らしい力』を持っているようです
3月27日
私は学園都市に来てからずっと研究所に連れて行かれてばかりです
私は研究所の人達に言いました
「私は一刻も早く会いたい人がいるのよねえ」
「こんなんじゃ、何のために学園都市に来たのか分からないわよぉ」
研究所の人達は
「その人に会いたいならまずは課題をクリアすることです。そうすればきっとその人に会えますよ」
そう言いました
3月31日
私はこの学園都市に来て特別な力を手に入れていました
他人の精神に干渉する力です
でも今はまだ不安定で、うまく扱えない時もありました
研究所の人達は演算の補助としてリモコンをくれました
リモコンのおかげでかなり演算が楽になりました
私は疑問に思ったことをぶつけてみました
「私は本当に凄い力を持っているのぉ?」と聞いたら、
「ええ、断言します。あなたの力は非常に素晴らしい。あなたはこれから人の上に立つ存在となるのです」と言いました
人の上だとか、そんなのは私はどうでもいいのです
私がもしこの人の言うとおりに凄い力を手に入れて、とうまさんに伝えたら、きっととうまさんは私の頭を撫でながら
「すごいぞみさき!よくやったな!」って自分のことのように喜んでくれるはずです
それが楽しみで楽しみで仕方ありません
早くとうまさんに会いたいです
続きます
乙
嫌われる能力を嫌われる使い方するキャラになっちゃうのもとうまさんのせい?
乙
乙
記憶失う前に会ってほしい
さんざんいちゃラブさせてバカップルやらせて
>>1の好きに書けばいい
まぁ言われなくても大丈夫だと思うが
魔術サイドにインデックスが大切な人向けと書いた一般脳医学の教本を1万冊程送りつければ或いは
みさきち可愛いよヾ(*´∀`*)ノ
ちょっと臭いレス大杉
>>127
一番臭いのは顔文字くんだからそれ以外はまぁ・・・
おつですー
続きはよ
投下します
4月1日
今日はついに自由時間が貰えました
私はうれしくて飛びあがって喜びました
とうまさんがどこにいるのかは、もう知っています
私が学園都市に行くとき、とうまさんの両親から既に学校の場所を聞いていたのです
私は軽やかな足取りでとうまさんの通う学校を目指しました
とうまさんが通っているという学校に着きました
校門の近くで暫くの間うろうろしていましたが、埒が明かないので学校に入ろうとしたら、チャイムが鳴り響きました
私はびっくりして反射的に隠れてしまいました
時間的に考えればきっと昼休みのチャイムだと思います
暫くしたら次々とグラウンドに人が出てきて、楽しそうに遊び始めました
そして、私は、見つけました
たくさんの人達と一緒に、楽しそうにサッカーをしているとうまさんを、私は見つけたのです
乙、其処で上条さんが不幸な目に遭うところを
見てしまうのか~
久しぶりにとうまさんを見て、思わず私は息が止まりました
私が最後に見たときよりも身長は高くなり、顔つきも凛々しくなっているように感じました
でも、私が一番注目したのはそこではありませんでした
とうまさんは笑っていました
たくさんの人達と遊びながら、とても楽しそうに笑っていたのです
とうまさんと同じくらいの年齢で、私以外ととうまさんが遊んでいるところは今まで見たことがありませんでした
私は無性にイライラして仕方ありませんでした。とうまさんに友達ができたことを無邪気に喜ぶことなどできませんでした
体の中が焼けるような思いで、食い入るようにその光景を見つめていました
まぁ嫉妬だよなぁ
ヤンデレ一歩手前だな
私の知らない人たちと、楽しそうに笑顔でサッカーをするとうまさんから、どうしても目を背けることができずにいました
すると、とうまさんがチームメイトからパスを受け取り、そのままゴールを決めました
「よっしゃあ!よくやった上条!」
チームメイトの人達が一斉に歓声を上げました。とうまさんを褒め称え、中には勢い余って抱き着く人もいました
とうまさんは本当に嬉しそうでした
とうまさんは本当に楽しそうでした
ヤンデレの素質もありとかスペック高いな
その時、私は激しい焦りを感じました
今までは、とうまさんから真の笑顔を向けられるのは私だけだと思っていました
しかし、それが、今目の前の光景を見て、揺らいできたのです
とうまさんは周りの人達に笑顔を振りまき、心底幸せそうに笑っていました
私は、何なんでしょうか
私は急に怖くなりました
私が今まで築いていた居場所が失われた気がしました
とうまさんは私なんかがいなくても十分笑顔に溢れていました
とうまさんは私以外の大勢の人達に真の笑顔を振りまいていました
私は、その事実に、どうしようもなく震えました
私という存在が揺らいでしまいそうで
私と言う存在が否定されている気がして
居ても立っても入れられなくなり、思わずグラウンドのとうまさん目掛けて飛び出しました
そして、呼びました
大声で、その名前を、呼びました
「とうまさんっっ!!!」
私が名前を呼ぶと、とうまさんはゆっくり、ゆっくりと振り返りました
その間私は、自分で呼んだにもかかわらず激しいめまいに襲われていました
もしもとうまさんが私を必要としていなかったら……
そうだとしたら、私はこれまでの全ての努力を否定されることになってしまうのです
あれだけ頑張って勉強したのも、あれだけ頑張って能力を磨いたことも、全部、全部……
そうして、とうまさんが振り返って、私と目が合いました
その瞬間、全身に緊張が走りました
しかしそれは杞憂に終わりました。とうまさんは眩しさすら感じるほどの笑顔で、こう言ったのです
「みさき!?みさきか!?久しぶりだなぁほんと!!」
続きます
乙
みさきちは自分が当事者じゃない事件に首突っ込んでる上条さんみてドン引きしてるから
でもやっぱり仲良かった大好きな友達が
少しずつ自分から離れていくとすっごい悲しいんだよなぁ
おつです
みさきちちょっと病んでて可愛い
乙
やっぱり「とうまさん」で固定なんだな
続き気になるわ
これは良い引き
上条さんが救われてて何よりよぉ
続き気になる
病みぎみのおっとりで今下腹部がアツい
>>152
腹壊したんじゃねぇの?
まだか
面白い期待
みさきち可愛い期待
精神系能力者は、他人の憎しみや怒りや嫉妬といったマイナスの感情をまともに見ることになるから
性格がゆがみそうなものだけど、上条さんがいる限りは大丈夫そうだな。
投下します
「誰だよ上条」
「知り合い?」
「俺の幼馴染なんだ!学園都市に来る前からの!」
他の人達に向けて嬉しそうに言ったとうまさんは、私に向かって駆け寄ってきました
「みさき!」
私の名前を呼びながら全力で駆け寄ってくるとうまさんを見つめたまま、しばらく私は呆けていました
その間にもとうまさんは駆け寄ってきていて、私が気が付いた時にはもう目の前にいました
「みさ……どわっ!」
私の目の前でとうまさんは私を押し倒す形でずっこけました
「いたた……」
私を押し倒しながらとうまさんは打ち付けた額をさすっていました
一方の私は、ようやくとうまさんに会えたという実感が湧いてきたところでした
「ご、ごめんみさき。今どくから……」
私はどうしようもないほど嬉しくて、立ち上がろうとしたとうまさんを力一杯抱きしめました
驚いたとうまさんはのけぞって、そのまま立とうとしたので、両足を当麻さんの腰に回して、全身を使って抱きしめました
「ちょ、苦しい!みさき、苦しいって!」
外野ではさっきまで一緒にサッカーをしていた男の子たちが口笛を吹いたり拍手をしたりして騒ぎ立てていましたが、私にはそんなのどうでも良い事でした
とにかく嬉しくて、精一杯とうまさんを抱きしめ続けました
その時のとうまさんの体はすごく熱かった気がします
しばらくしたらとうまさんが苦しそうに呻き声を上げ始めたので解放しました
とうまさんは顔を真っ赤にして、苦しそうに呼吸していました
周りではなおも男の子たちが囃し立てていましたが、小学生の男の子なんてとうまさんを除けば皆こんなものなのでしょう。私は無視してとうまさんに改めて話掛けました。
「ずっと会いたかったわぁ……とうまさん」
「うん、待ってたぞ」
とうまさんはそう言って満面の笑みを向けてくれました
とうまさんの笑顔を久しぶりに、しかも間近で見て、私は体中が沸騰しそうなほど興奮しました
私はとうまさんに褒めてもらうために、必死で磨いた能力の話をしようと思いました
「あのね、とうまさん!私、学園都市に来てすごい能力を手に入れたのよぉ!」
「ほんとか!?すげえじゃねえかみさき!」
とうまさんは私の想像通り、本当に嬉しそうな顔でそう言いました
私はとても嬉しくて、私の能力を実際に見せてあげようと思いました
―――――――――――
―――――
とうまさんは目を大きく見開いて私の顔を見つめていました
きっと私の力の凄さに驚いているんだろう、その時は思っていました
何たってサッカーをしていた男の子達全員を私に跪かせたのですから
これほど人を操れたのは私も初めてでした。とうまさんのおかげでまた一つ成長したようです
しかし、とうまさんは褒めてなどくれませんでした
「お前……」
今まで見たことのないような鬼の形相で、とうまさんが叫びました
「お前何してんだぁッッッ!!!」
とうまさんがこんなに怒っているのを私は初めて見ました。しかもその怒りの矛先は私です
「わ、私は……あなたに……とうまさんに…褒めてほしくて……」
しどろもどろになりながらぼそぼそ喋る私を余所に、とうまさんは跪いたままの男の子たちに何故か右手で体のあちこちを触りました
すると不思議なことに、とうまさんの右手が男の子の頭に触れた瞬間、私の管理下から抜け出したのです
私は身動き一つできないまま、とうまさんが一人ずつ解放していくのを茫然と眺めていることしかできませんでした
とうまさんの不思議な右手で全員が解放されたあと、とうまさんは男の子たちに向かって言いました
「俺、ちょっとこいつと話があるから。みんな先に行っててくれ」
「え……お、おう。気を付けてな……」
私を怯えたような目で見ながら、男の子たちはぞろぞろと帰って行きました
さっきの騒ぎを見ていた周りの人たちも、一斉に帰って行きました
広いグラウンドには、私ととうまさんの二人だけになってしまったのです
「あ……その「お前さ」
私の言葉を、とうまさんが鋭く遮りました
「お前さ……そんなんじゃなかっただろ…………」
先程の怒りに満ちた顔とは打って変わって、ひどく悲しそうな顔をして、そう言いました
その瞬間、私は悟ってしまいました
もう、私は、取り返しのつかない程に
とうまさんから失望されてしまったのだと
「ああ…………」
こんなはずじゃなかったのに
こんなはずじゃなかった
こんなはずじゃ……
上条さん、言うことは正しいけど相手の都合や事情云々は一切考慮しないで自分の考えをぶつけるからな…
おいおい、上条さんは常に正しいだろ?(棒)
自分の正義に疑問を抱かないとか
さすがヒーローはちがうっすわ
私は今までとうまさんに褒めてもらうためだけに努力を積み重ねてきました
今回のことも、研究所で教えてもらった『この能力の使い方』をそのまま実践して見せただけだったのです
でも、どうやったって時間は戻りません
私は
私はもう、とうまさんに嫌われてしまったのです
頭がパニック状態になった私は、学校の外へと急いで走り出しました
「おい待てよ!みさき!」
一刻も早くこの場から立ち去りたくて、そこら辺に止まっていた車の運転手を能力で操り、その車に転がるようにして乗り込みました
「行って!早く!早くここから消えさせて!」
そうして、半狂乱状態の私は、とうまさんから逃げ出しました
私は、もう、どうやって生きていけばいいのか分からなくなってしまいました
続きます
乙
続きはよ
乙
これは流石に上条さんが悪い
正しいけど悪い
乙
みさきち悲しい…
事情を知らない故に起こる悲しい悪意って感じだな。
もう一度会えさえすればすれ違いも無くなるはずだ
もう一度会えさえすれば……
乙
これはあくまで上条さんのなかの悪いことで
自分の価値観を押し付けるのは
あまりいいこととは思えんがなぁ
抜けてたところがありました
>>162と>>163の間にこれが入ります
「みさきの能力って何なんだ?」
とうまさんが目を輝かせて私を見つめてきました
私は嬉しくて天にも昇りそうな気持ちでした
とうまさんのために磨いてきた力を、とうまさんのために使えるこの幸せは、何物にも代えがたいと思います
私は自分の中で何かが湧きあがるのを感じていました
今なら何でもできると―――何でも操れると、そう思いました
私は興奮気味に言いました
「私の力、とうまさんに見せてあげるわぁ」
そしてリモコンのボタンを押しました
乙です
まぁせっかく出来た友達全員が跪かされたらキレても仕方ない
二人の価値観の違いだな
みてみてーって言いながら友達が他人を跪けさせたら怒るわな
みさきちの努力だって知らなかった訳だし
このすれ違いもきっと乗り越えられるはず…早く再会するんだ
手遅れになるぞ
これはしいたけが上条監禁ルートですわ
必要以上の派閥のデカさは上条の代わりか。
どのみちレベル5は少し歪んでるんだろうな
でなきゃ「人を操る能力」の説明に「人を跪かせる」なんて思いつかん
精々思ったダンスを踊らせるかその程度だろ
上条は上条で正義で思考停止してる
正義の味方じゃなくて正義そのものだな
正義の味方はヒーローだけど正義は悪だ
正義は時として戦争すら引き起こす
上条さんが正義で行動してるとかバカじゃないの
>>183
煽るならちゃんとSS読んでから煽ろうね、判った?
きっと誤爆なんだよ許してやれ
上条が正義云々の時点で原作よんでないのがわかりますねぇ
>>185
煽ってるように見えたなら謝るがきっちり読んでる
どこが引っかかったかは知らんがな
どこが引っかかったかはその後のみんなのレスみりゃわかるだろ
原作読んでないにわかは黙ってて貰えますかね
ガチな形なんだからスルーして差し上げろ
押し倒されて>>160の体勢をナチュラルにとるとは……
すれ違いイベントに上条が価値観押し付けてるとか言ってる奴…
これは上条視点からすれば普通に怒るだろうし、一度怒られておかなきゃならん所だろ
ああ、このみさきちが独自エンドに向かうのか原作ルートに向かうのか知らんけど、後者なら別に怒られなくていいか
やってることはこんなもんだし
幸せになってほしいなぁ、、、みさきち
最近言葉が荒い人多いなあ
敬語使えとは言わないが、流石にどうかと思う
>>196
くっさ
ネットで敬語wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
こういうのが流れ込んでくるからなぁ
まとめサイト死んでくれねえかなぁ
まとめ死ぬとここも死ぬんじゃないっけ?
場をわきまえられない奴が流入してるのは同意だがSSってジャンル上、共存しなきゃならんのも事実なんよ
まとめってか過去ログじゃいかんの
乙です
投下します
まってた
5月9日
あの日以来、抜け殻のようになってしまった私に女の研究員が話しかけてきました
「そろそろ何があったのか話してくれてもいいんじゃない?」
私は何も言いませんでした。研究員は肩をすくめると、
「上から通達があってね。あなた、上がるそうよ」
そう言いました。上がる、というのはきっとレベルのことでしょう
あの一件で、私の力は強まりました
それと引き換えに何よりも大切なものを失っってしまったけれど
5月10日
私はレベル4になることが決定しました
しかし、そんなの全然嬉しくありませんでした
私はただ、とうまさんの隣で歩いていることができれば、それで良かったのに
どうしてこうなってしまったんだろう
もう一度、あの頃に戻れたのなら……
そこまで考えて、やめました
6月3日
研究員の一人が私に話しかけてきました
「4月の後半くらいから、あなたの居場所を聞きまわっている子供がいるそうだけど」
私は目を大きく見開きました
心臓が爆発しそうでした
「…………男?女?」
正直、聞くまでもありませんでした
それが誰なのか、もう分かっていたからです
「ツンツン頭の男の子よ」
「会ってあげないの?」
「…………会えないわぁ」
「…………会えるわけないもの」
私はそう呟きました。そう、会えるわけがないのです
私はもう失望されていて、嫌われていて、顔も見たくはないでしょう
これ以上失望されたくない……
6月15日
とうまさんは今もまだ私を探し続けているという話を聞きます
でも、私は、無理です
とうまさんに会いたいのに
恐くて、怖くて、足がすくんでしまうのです
このままずっと逃げて、逃げて、逃げて、それから……
私はどうすればいのでしょうか
7月1日
どうして
どうしてとうまさんは私を探し続けているのでしょうか
あれからもう三ヶ月……どうして……?
私を探し当てて、何を言いたいのでしょう
少し考えて、すぐに答えが分かりました
きっと私への怒りが収まらないのでしょう
それで、直接絶交を言い渡したいのでしょう
今でさえ私の心は壊れそうなのに、とうまさんから直接そんなことを言われたらきっとショックで死んでしまいます
だから私は逃げ続けます
とうまさんが諦めるその時まで
私は私を守ることで思い出を守り通すのだと
そう決めました
――――――――――――――
―――――
ガバッ
食蜂「……まだ深夜の2時…」
食蜂「最近、あの頃のことをよく夢に見るわねぇ……」
食蜂「……とうまさんと過ごした日々のことを…」
食蜂「あの頃の私はまだ幼くて、無邪気で……」
食蜂「そして、とうまさんと幸せそうに笑って過ごしていたわぁ……」
食蜂「あぁ…………」
食蜂「……少し、気分転換に風に当たって来ようかしらぁ」
食蜂「…………」スタスタ
食蜂(あの日から……とうまさんと学園都市で出会ってから、もう8年……)
食蜂(すっかりとうまさんが私を探し回っているなんて噂は聞かなくなったわねぇ)
食蜂(学園都市第五位……『心理掌握』…)
食蜂(こんな地位よりも、私は……)
食蜂(ただ……あなたのそばで笑っていたかった…………)ポロッ
食蜂「………………あらぁ?最近……あの頃の夢を見続けていたせいかしらぁ?」
食蜂「…もう枯れ果ててしまったとばかり思っていたのに………まだ、流せたのねぇ…」ポロポロ
食蜂「本当に…………参っちゃうわねぇ…」
「何に参るって?」
食蜂「っ!?」クルッ
上条「よぉ、みさき」
上条「やっと……見つけたよ。ずっとずっと探してたんだ。8年の間、ずっと…………」
食蜂(どうして……あなたが……ここにいるの……?ここは、男の人は入っちゃいけないのに……)
上条「最近常盤台のビリビリ中学生と知り合ってさ。そんでお前がここに居るって分かったんだ」
声が出ない。あまりに驚きすぎて、これが夢なのか現実なのかの区別がつかない
そんな私に、とうまさんが語りかけてきた
上条「ここのセキュリティはビリビリに頼んで一時停止してもらったんだ。しばらくすれば復旧するだろうから、長くは話せないけど」
上条「ビリビリからは『何でも私の言うことを聞く』って条件でやってもらったから、この後が大変そうだけどな。……でも」
上条「これで、もう一度お前と話せる」
私は思わず後ずさりした
これが現実だとすれば、とうまさんが私に何の用で来たのか分かっているからだ
食蜂(言われる……!!とうまさんの口から、直接……!!)
私は、あまりの恐怖で逃げ出した
絶交の言葉なんて聞きたくない
私は本当に生きていけなくなってしまう
上条「みさき!待てよおい!話がしたいんだ!」ダッ
食蜂「げほっ!はぁっ……はぁっ!」
私は必死で逃げた
なりふりかまわず逃げた
会いたかった。本当に、会いたかった。それでも逃げなくてはいけなかった
食蜂「はぁ……はぁ……!」
私は『学舎の園』を抜け、外へと抜け出した
正直もう身体は限界だった。走りつかれた私は道路の真ん中にもかかわらず膝をついてしまった
食蜂「げほげほ……はっ……はっ……」
上条「逃げんなよな……はぁ……はぁ……」
上条「みさき、お前、相変わらず体力ないんだなぁ」ハハハ
食蜂「…………私は……もう、あなたの知ってる『みさき』じゃないわぁ」
食蜂「学園都市第五位……心理掌握………食蜂操祈よぉ……」
上条「それが何だよ。俺は、お前という一人の女の子と話すために8年間ずっと探してたんだ」
続きます
乙やでー
ついにご対面か
乙です
続きはよおおおお
乙
乙です!
続き早くしろおおおおおおおおお
続きはよ
あげるなよ、勘違いしたじゃねーか
とうまさんの記憶喪失イベントはなかったということでいいよ!
ビリビリが条件付きであれ、とうまさんの言うことを聞くってーことは、 『妹達』の一件の後だろうし……
インなんとかさんなんていなかったんや……
妹達のことがなくても美琴はなんだかんだ言うこと聞きそう
インちゃんはきっとヘタ錬と姫神さんと一緒に幸せに暮らしてるさ(適当)
この>>1はインデックス好きそうだしどうかな…
いや、少なくともこのSSでは要らんだろインデックス
少なくともこのSSでは要らんだろインデックス(2回目)
インデックスはよ
インデラックスとかいらんわ
インランデックス?(空目)
うんち
まぁ>>1の書きたいように書けばいい
外野がとやかく言うもんじゃない
インダストリアルさんの登場は当麻の記憶とばさないなら許せるよ
驕?>
>>236
死んどけ
極端な話、何処かの誰かが代わりにインデックスを助けた事にしても良い訳だしな
例えば他作品だがIQ600のオートレーサ兼科学者から見て10人目の地獄への道連れの彼とか
くっせぇスレになってるな
お前のレスが一番くさいぜ
もう外野は黙ってろよ鬱陶しい
とりあえず続きはよ
無駄に長引かせずに、再会ハッピーエンドで〆てもいいと思うの
最終投下行きまーす
あーい
きたー!
うほー
食蜂「………………」
上条「ずっと話したかった。ずっとだ」
私はきつく瞼を閉じた。ついにこの時が来てしまったのだと、そう思った
8年もの間逃げ続けてきた現実を、ついに突きつけられてしまう
私は道路の真ん中で惨めに体育座りし、膝に顔をうずめた。しかしとうまさんはかまわず話し始める
上条「お前のしたことはどう転んだって絶対に良い事じゃない。正直言ってあれは人としてやっちゃいけない行為だ」
もう終わりだ。とうまさんから完全に拒絶される時が来てしまったのだ
しかし、とうまさんは次に驚きの言葉を口にした
上条「でも、俺も悪かった。頭に血が上って、お前の事情も聞かずに、お前を一方的に拒絶しちまった……」
上条「みさき、ごめん!」ガバッ
一瞬、とうまさんが何を言ったのか理解できなかった
どうして……あなたが謝っているの……?
食蜂「どうして……私を探し続けていたの……」
上条「………………」
上条「…………お前は気付いてないかもしれないけどさ」
上条「お前は、不幸のどん底に居た俺を救ってくれた恩人なんだ。お前の笑顔に一体どれだけ救われたか……」
上条「そのお前が俺の友達を能力で支配しているところを見て、どうしても納得がいかなかったし、失望した」
上条「でもそれは、俺の勝手な独りよがりだったんだ。それまで『食蜂操祈』って人間の本質を見てなかった」
上条「だから8年間ずっと探してたんだ。もう一度、お前と話すために」
………………、
私は……この8年間、一体何をしていたんだろう
とうまさんが私を探していたのは、直接絶交を言い渡すことだとばかり思っていた
でも、まるで違う
私とは、考え方も器も違う
これが、『上条当麻』という人間なんだ
私の想像の範疇に収まるような代物じゃなかった
もっと優しくて、温かい……
そんなあなただから……私は……
膝にうずめていた顔を上げて、目の前のとうまさんを見上げた
その顔は、とても優しい
食蜂「私……あなたに褒めてほしくて……ただ、それだけで……」
食蜂「とうまさんを喜ばせようって……それで……研究所で教わった通りに……あなたの友達を……」
震える声でそう言う私の顔を、とうまさんはじっと見つめていた
私は思わず言葉に詰まった。今から言おうとしている言葉は、8年間逃げ続けてきた全てを否定し、正反対の道へ進もうとする言葉だ
言わなくちゃならない。言わなくちゃ、先へは進めない
食蜂「ごめん…なさい……とうまさん…………」
今まで逃げ続けてきたものと向き合って
逃げることしかできなかった弱い自分と向き合って
私は、とうまさんに頭を下げた
これで終わればすべてはきれいに終わる……
とうまさんは、道路に座り込んでいる私の目線に合わせるようにしゃがみ込み、私の頭にポン、と手を置いて、にっこり笑った
上条「よし、許す!」
私は、一瞬、耳を疑った
とうまさんは今、許すと言った?
こんなにもあっさりと?こんなにも笑顔で?
上条「俺ともっと話をしよう。上辺だけじゃない、本当のお前を知りたいんだ」
上条「あの時、お前をもっとちゃんと分かっていりゃこんなことにはならなかった」
上条「だから、もうすれ違わないように、きちんと話そう」
上条「今まで出来なかった分も含めて、な」ニコリ
いつの間にか、自分でも気付かないうちに涙がこぼれていた
言葉では言い表せないような温かなものが、心の中を満たしていく……
食蜂「私も……」
食蜂「私も、とうまさんと…………ずっと、話したかった……!!」
私はぴょん、と勢いよくとうまさんの胸に飛びこんだ
そして、小さな子供のようにわんわん泣いた
とうまさんは最初こそ硬直していたけれど、すぐに優しく抱きしめてくれた
とても、とても温かい………
この温もりは、私が世界の何よりも欲しかったものなんだ
もう二度と手放したくないと……手放すものか、と
強く、強く、想った
―――――――――――
―――――
上条「あの……腕、痛いんですけど……」
食蜂「……」ギュー
上条「お前、力強くなったのな……ま、当たり前だよな。あの頃とは全然違うに決まってるもんなぁ」
上条「昔はあんなに小さかったのに、今ではこんなに大きくなっちまって……」
食蜂「……小さい方が、とうまさんは好き?」
上条「ん?いや、俺は身長とかあんまり気にしないけど」
食蜂「え?なぁんだ!身長の話だったのぉ?」
上条「何だと思ってたんだ……?」
上条「うーん……それにしても、今頃ビリビリのヤツすっげえ怒ってんだろうなぁ……」
上条「後始末も全部アイツ任せだし、悪いことしたな……」
食蜂「とうまさん、さっきから言ってたけど、ビリビリってだぁれ?」
上条「んーと、みさきは多分知ってると思うけど。御坂美琴って名前だ」
食蜂「はぁ?御坂美琴ですってぇ?」
上条「何だよ、そんな怖い顔して……」
食蜂(私のせいでとうまさんが御坂さんに弱みを握られてしまうなんて……)
食蜂(でも……この状況は、あの人のおかげでもあるのよねぇ……むぅ……)
食蜂「御坂さん一人じゃ大変だろうしぃ……私も手伝ってあげようかしらねぇ」
上条「おお!ありがとなみさき。俺にもできることあれば言ってくれよ」
食蜂「いいのよぉとうまさんは」
上条「そういうわけにはいかないんだよ」
食蜂「おせっかいなのは相変わらずなのねぇ……安心したわぁ」ニッコリ
上条「さて、そろそろ着くぞ」
食蜂「…………ねぇ、とうまさん」
上条「ん?何だよ」
食蜂「私達は……私は、またあの頃みたいに笑えるかしら……」
食蜂「私は……もうあの頃のような純粋無垢な子供じゃないわぁ。色々と世の中の汚いところも知っているし、汚いこともやってきた」
食蜂「それでも、また、あの頃のように笑えるかしらぁ……」
上条「歳を取りゃそんなの当たり前だろ。笑えるはずだ。あの頃よりも、もっと」
食蜂「……そうよねぇ。とうまさんが笑わせてくれるものねぇ」クスッ
上条「はは、お手柔らかに……」
上条「お、着いたな」
食蜂「さて、後始末しなきゃねぇ。私の改竄力の見せ所かしらぁ」
食蜂(あっ……とうまさんの前で、まずかったかしらぁ……)
上条「あんまりやりすぎんなよ?」
食蜂「!」
食蜂「…………怒らないのぉ?」
上条「怒らねえよ。お前が頑張って身に付けた立派な能力を、俺なんかが批判していいわけねえんだ。あの頃はそれすら考えられなかったけどさ」
食蜂「とうまさん……!!わ、私、張り切って後始末してくるわぁ!!」
上条「あまり相手に害が無いようにしてくれよ?」
食蜂「うんっ!」
――――――――――――
―――――
食蜂「もう終わったわよぉとうまさん」
上条「お疲れ様。ごめんな、迷惑かけて」
食蜂「いいのよぉ、これくらい。大した手間じゃないしぃ」
上条「そういえばビリビリは?」
食蜂「知らないわよぉ?」
上条「あれ?おっかしいなー……探さないと」
食蜂「…………」チッ
上条「さて、今日はもうこんな時間だし、ビリビリも探さなきゃだし、また今度改めて話をしような。お前と話したいことがまだまだたくさんあるんだ」
食蜂「ええ。私もいっぱいあるのよぉ。ずっとずっと話したかったことが、いっぱいあるんだから」
上条「…………みさき」
食蜂「なあにとうまさん」
上条「今更だけどさ」
上条「俺と出会ってくれてありがとう」
上条「俺は……お前と出会えたことが、何よりの幸せだよ」
上条「8年ぶりに会えた今だからこそ、伝えたかったんだ」
上条「本当にありがとう」
食蜂(…………なによぉ……それぇ…)ポロッ
食蜂「と、とうまさんのばかぁ……!!私を……私を嬉し泣きさせて、どうしようって言うのよぉ……!!」ビエーン
上条「えっ、いや、そんなつもりじゃ……」
食蜂「うえええん……わあああん……」
―――私は、本当に幸せな気持ちに包まれていた
何度も何度も思い描いていた、幸せのカタチを
私はやっと手に入れることができたんだと
私は世界で一番の幸せ者だと
心から、そう思った
7月19日
この日記を書くのも実に8年ぶりだ
8年前の7月1日からこの日記は白紙のままだった
しかし、今日はどうしても書きたいことがあったのだ
まだ日が変わって間もない、午前2時に
とうまさんと再会した
とうまさんはあの頃と変わらず優しくて、温かい人だった
そして、私ともっと話したいと言ってくれた
こんな私に、出会ってくれてありがとう、と言ってくれた
私と出会えたことが何よりの幸せだと言ってくれた
私は、今日という日を一生忘れることはないだろう
たとえ明日世界が終わってしまっても、私は絶対にとうまさんのそばを離れない
もう絶対にあの手を離さない
とうまさんのそばでずっと生きていきたい
それだけが、私の生きる道だ
7月20日
END
乙
続きは?
読んでくれた人ありがとうございました
良い終わり方だ乙
乙
乙
乙
このあとが原作通りだとすると悲しいな…
乙!
うん良かった!
乙です
いやー面白かった!乙です!
乙!!!
後日談…いやなんでもないです
ここから原作につながるのか・・・美しい出来だ。
よかった!!
これ以上は書かなくていい!
ていうか、これから原作だと思うとみさきちェ……
美しい終わり方だな
乙
原作途中から読んでないが面白かったよ
インさんはよ
7月20日で途切れたってそれ
乙!
》1さん、期待していいのか?
良い終わり方でした!
素晴らしい出来でした
>>276
こいつ何様なの?
>>284
単にこの後が鬱展開待ったなしだから見たくないってだけだと思うが
寧ろENDって書いてるのに、未だどうこう言ってる奴は何なの?
まあ上条さんと御坂の仲が原作開始前で割と良好だから、このまま進めても原作通りになるか分からないが
この>>1って締め方が上手いよな
このSSまとめへのコメント
途中表示されてなくね?不具合か?
確かに表示されてない
一気に100レス近く飛んでるわ
管理人しっかりしろ
そして次に見つけたときはとうまさんは記憶が無くなっていましたとさ
ないねそれw