高尾「ギャルゲーをやって恋の教養を得るわ!」 (65)

注意
・R-15
・某ギャルゲーが元ネタ。詳しくはSS本編の中で明かします
ただ、元ネタわからなくても大丈夫(?)な展開に書いてます
・展開をアレンジしてます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1396642646

高尾「稲田…相談が…」

稲田「はい、何でしょうか?」

高尾「その…おススメのギャルゲーとか知ってない?」

稲田「!?」

稲田「ぶ、ぶぶ、部長!ついにその手のゲームに手を染めるんですね!?」ハァハァ

高尾「ちょ、落ち着いてよ!」

稲田「ぜぇぜぇ…それで?なぜギャルゲーなんですか」

稲田「部長は女じゃないですか。普通は乙女ゲー…もしくはBL物が定番では」

稲田「ハッ!部長…まさか女好きで、キマシタワー系の百合百合の気が…!?」

高尾「違うわーー!!!」

稲田「じゃあ理由は何ですか?」

高尾「そ、それは…」

高尾「ほ、ほら!ギャルゲー作ってる人って、大抵は男性じゃない?」アタフタ

高尾「だから男の子は何をすれば喜ぶかとか…客観的に見れるっていうか…」

稲田「……ふーん、つまりギャルゲーで恋愛力を得て、気になる人を落とすと言う訳ですね」ニヤリ

高尾「っ!!べ、別にそんな事言ってないじゃない!!」

稲田(部長は可愛いな!)

稲田「でもですね、ゲームと現実は違いますよ?」

高尾「わ、わかってるわよ!あくまで参考に…」

稲田(……んん?待てよ。あるいは高尾部長なら上手く行くかも…)

稲田「まあ、何にしてもやってみなきゃ分からないですね」

稲田「良いでしょう。今日帰りに家によって下さい」

高尾「ありがとう!」パァァァ

~自宅~

高尾「コレが稲田から貰ったギャルゲー…」

高尾「えーと…タイトルは?」ガサゴソ

高尾「アマガミ?」

高尾「ふーん、いかにもって感じのパッケージね」

高尾「とにかくやってみよう」

高尾「明日から連休だし…徹底的にやり込むわよ!」

~~

高尾「えーと説明書によると…主人公の橘君は少しエッチだけど紳士的で良い人と…」

高尾「辛いが過去があったのね…可哀そうに」

高尾「それで学校以外では、よく押入れに引きこもってると」

高尾「なんか応援したくなっちゃうわね」

~~

高尾「な、何この主人公…」ドンビキ

高尾「あ、頭おかしいんじゃないの!?なんでこんな事、女の子に要求してんのよ!?」

高尾「でも案外…男の子ってこんなもんなのかな…」

高尾「少なくとも頭の中は、こんな欲望に溢れてるのは事実ね」

高尾「メモしないと…えーと男の子は……を……して……したいと…」カキカキ

高尾「……」

高尾「アイツもこの橘君みたいに、実は変な事ばかり考えてるのかな」

高尾「……」

高尾「///」ボンッ

高尾「って!何考えてるのわたしーー!!」

~2週間後~

高尾「ふぅ…やっと半分のキャラを制覇したわ」

高尾「残りは3人…いや隠しキャラもあるって聞いたから4人?」

高尾「それにしても…」

高尾「この森島先輩ってキャラは凄いキレイだけど、かなり変わった性格してるわよね…」

高尾「話が進むに連れ、変態主人公に感化されてきてるし…いや、元々ブッとんでる?」

高尾「って言うかこのキャラの声。私と似てる様な…」

高尾「……」

高尾「まあいいや。とにかく頑張って今月以内にコンプリートするぞ!」

高尾「……」

高尾「やっぱり男の子は、Hな事に寛容な子が良いのかしら?」ドキドキ

~~

高尾「はい…稲田…返すね…」ヘロヘロ

稲田「先輩早いっすね!?もうクリアしたんすか!!」

高尾「うん…」

稲田「それで…どうでした?」

高尾「うん、なかなか面白かったわ!」

稲田「それは良かったです……で?これからどうするんですか」

高尾「……」

稲田「恋のお勉強をしてきたんですよね?」

高尾「ええ、ちゃんとメモも取ったわ」

稲田「メ、メモ!!?」

高尾「う、うん」

稲田「それで何か、良い案が浮かんだんですか?」

高尾「それがね…最近寝不足だったし。今日はぐっすり寝てから後で、考えをまとめるわ」フラフラ

高尾「ね、眠い…」フラ~

高尾「あぅぅ…ちょっと無茶しすぎたわね…」

風間「おい大丈夫か?フラフラだぞ」

高尾「へっ…きゃ、きゃあああ!?」

風間「!?」

高尾「い、いきき、いきなりビックリするじゃない!!」

風間「大げさだな、ただ呼んだだけだろ」

高尾「それで、これから部活にいくの?」

風間「それが、テストで赤点取っちまって…図書室に行って勉強する所だ」

高尾「あっ…忘れてた、私も取ったんだ…」

高尾(ゲームしすぎて、結果が散々だったのよね…トホホホ…)

風間「じゃあお前も来るか?」

高尾「そうするわ」

~図書室~

風間「え?お前俺より赤点多いじゃん」

高尾「今回だけよ!!普段は赤点なんて取らないんだから…」

風間「ふ~ん」カキカキ

高尾「もう…」カキカキ

風間「……」

高尾「……」ジー

高尾「……///」

ドクンッ!

高尾「っ!!」

ドクン!ドクン!

高尾(ヤバイ…緊張してきた…///)

ドクン!ドクン!ドクン!

高尾(いや、これただ緊張してるだけじゃないわ…)

高尾(眠気が通り越して…気持ちが高揚してきちゃってる…)バクバク

ドクン!ドクン!ドクン!

風間「……」カキカキ

高尾「……///」

高尾(ぅぅ…コイツが目の前にいる上に、変にテンションが上がっちゃってるせいかしら…全然集中できない…!!)

高尾(それに思考もグチャグチャになって来てるわ…)ボー

高尾(どうしてこうなった…)グワングワン

高尾(……)

高尾(そうよ、恋のお勉強する為にアマガミをやりすぎて…寝不足になって…)

高尾(アマガミ…そ、そうよ!こういう状況に備えて、勉強してきたんじゃない!!)

高尾(寝てから作戦を立てるとかじゃ甘いわ!今直ぐに…)

高尾(今…直ぐに…アタックするわ!!)

高尾(えっと…何をすれば良いんだろう…)←思考が上手く回ってない

高尾(そうだ図書室といえば、あんなイベントが合ったわね)

高尾(……で、でででも!?あんなこと出来ないわよ…///)モジモジ

風間「ん?高尾…お前顔が赤いぞ」ズイッ

高尾「!?」

高尾(アイツがこんな近くに…///)ドキドキ

高尾(ええーい!!ままよ!!)ガシッ

風間「っ!?なんだよ人の頭を掴んで!!」

高尾(あの森島先輩がやった…眉毛へのキス…)

高尾(わ、私も!やってみせる…!!)

高尾「……」

風間「聞いてるのか!?は、離せよ!!」

高尾「……っ!!」スッ

ゴン!!

風間「痛って!!何いきなり頭突きしてんだよ!?」

高尾「~~~////!!!出来るわけ無いじゃない!!!」

風間「何が!?」

ゴン!

高尾「でも…やってみせる!」

高尾「私の修行の成果を…今!!ここに!!」

風間「しゅ、修行!!?」

ゴン!!

高尾「だ、だめ…気持ちで負けちゃってる…かって外しちゃう…」

高尾「でも諦めない!!」

ゴン!!

風間「お前なんの修行してきたんだよ!!?」

ゴン!!

~~~

高尾「ご、ごめん風間!!」アタフタ

風間「」チーン


之絵(や、やっぱりあの人怖い…!!!)ガクガク

休憩します

>>1
追記
まあ分かってるけどディーふらぐのSSだよ

期待

~自宅~

高尾「ぅぅ…今日は大失敗だわ…」

高尾「っていうか、唐突に眉毛にキスなんて出来るわけ無いじゃない」

高尾「それ以前に、そういう雰囲気じゃなかったし…」

高尾「よ、よし!明日は謝罪を理由に…『アレ』をやってみましょう!」

高尾「それじゃ今日は早いけど早く寝るわ」

~次の日・6時間目終了後~

高尾「う~ん!良く寝たから今日は1日スッキリだわ!」

高尾「……昨日の頭突きが少しだけ痛むけど」ズキズキ

高尾「え~と…風間は元気かな?」コッソリ


大濠(クラスメイト)「風間くん今日はどうしたんだ?」

篠崎(クラスメイト)「なんか機嫌悪そうだけど」

風間「……別に」ズーン

風間「はぁ…痛ぇ…」ズキズキ


高尾「き、気まずい…」

高尾「あ、あの!か、風間~!」

大濠「高尾さん!?///」

篠崎「高尾さんだ!!///」

風間「」ビクッ

大濠「風間くん羨ましいなぁ~!このこの!!」

篠崎「呼んでるみたいだし、早く行って上げなよ!」

風間「……あぁ?」ピキピキ

大濠・篠崎「ひぃぃ!!そ、そんな怖い顔したくても…」

高尾「……っ」オドオド

風間「よりによってアイツか…」テクテク

高尾「あ、あの!き、ききき昨日は、ごめん!!」オドオド

風間「お前なぁ…なんであんな事を…」

高尾「あぅぅ…そ、それは…」モジモジ

高尾(い、言えるわけが無い…)モジモジ

風間「はぁ…もう良いよ。終わった事だし気にすんな」

風間「じゃあな」

高尾「待って!!」

風間「なんだよ?」

高尾「そ、そそそのお詫びとかしたいから」

風間「いいよ詫びなんて、じゃあな」

高尾「ダメ!!」

風間「ダ、ダメっていってもなぁ…」

高尾「今日の放課後、部室に行く前に校舎裏に来て!!」

高尾「待ってるから!」

風間「ちょ、おい待て!なんで校舎裏!?」

風間「はぁ、しゃあねぇな」

~校舎裏~

風間「んで?こんなところに呼び出して、詫びって何だよ」

高尾「あ、あのね…」

高尾「……」

高尾(そうよ、これはお詫び。そういう理由で自然にアレを実行できるチャンス…!)

高尾「え、えっと…その…」

風間「おう」

高尾「……」クルッ

風間「……?なんだよ、後ろに回って背を向けて」

高尾「よ、よ…」

風間「よ?」


之絵「ん?アレは兄貴と…」

之絵「た、たた、高尾先輩!?」ビクッ!

之絵「なに!?今度は何なの!!」コソコソ


高尾「よ、四つん這いに成りなさい!!」

風間「」


之絵「」

風間「は…はぁぁ!?四つん這い!?」

高尾「は、早く!!」ガシッ

風間「ちょ…おま!なんだよ頭掴んで…!!」

風間(クソ…コイツ力強ぇ…!!)

高尾「はぁはぁ…」

風間「な、なに!?なんで俺こんな体勢にさせられてるの!?」orz

風間「そして何故お前は後ろを向いてるんだ!?」

高尾「な、舐めなさい…」

風間「へ?」

高尾「わ、私の!膝の裏を舐めなさい!!」

風間「んなことできるかーーー!!!」

高尾「良いからほら!!」ガシッ

風間「うお!?」

高尾「これはお詫びなんだから…ほら!アンタだって女の子の膝の裏を舐めれて嬉しいんでしょ?」ググッ

風間「お、俺は…そんな変態じぇねーっつーの!!」ググッ

高尾「観念しなさい!!」ググッ

高尾「えい…!!」

チュッ

風間「!!!!?」

高尾「ひゃぅ…!///」

風間「む…むむむ!!!」

高尾「ほ、ほほ、ほら!!犬みたいな舐め回してみなさいよ!!///」←テンパってる

風間「むもぅむむうむうむむむむむむむむ!!?(お前いつから女王様キャラになったんだよ!?)」

高尾「ツッコミなんかしてる暇があるなら、舐め回しなさいよ!///」

高尾「こ、これはあんたへの詫びなんだからね!///」

風間「むもおおおおおお!!!(こんな詫びが合ってたまるか!!!)」ジタバタ


之絵「あ、あああ…兄貴がぁぁ…まるで犬の扱い!!」ガクブル

之絵「まずい…このままだといつか兄貴が本当に奴隷にされちゃう…いやもうされてるかも…」

之絵「背に腹は変えられない…こうなったら、芦花先輩に相談を…」

~自宅~

高尾「はぁ~」ズーン

高尾「私…本当に何やってるんだろう」

高尾「つい勢いでやっちゃったけど…あれ、どうみても詫びでもなんでも無いわよね…」

高尾「って言うかコレじゃ私が単なるキチガイじゃない…」ズズーン

高尾「それに風間もあんまり嬉しそうじゃなかったし…」

高尾「……もうこの手の作戦はやめようかな」

高尾「いや、まだ何かあるわ」

高尾「……」

高尾「そ、そうだ!これまではアレなら大丈夫かも…」

高尾「で、でも…アレは…」

高尾「~~~///」カァァ~

高尾「し、仕方ないよね…風間に迷惑かけたし…」

~次の日・放課後の渡り廊下~

芦花「話は聞かせてもらいましたが、俄かに信じがたいです」

芦花「あの高尾さんが風間さんを虐めてるなど…」

之絵「い、いや!本当っすよ!私、この目で見たっす!!」

芦花「そうですか。風間さんは私の大切な部員です。もしそれが事実なら懲らしめなければなりませんね」

之絵「お願いします!」

芦花「所で風間さんはどんな仕打ちを受けてきたんですか?」

之絵「そ、それは」

コツコツ…

芦花「む、噂をすれば風間さんが」


風間「……」


之絵「あ、あああ!!芦花先輩!!兄貴の背後から…」ビクビク

芦花「っ!!高尾さんが風間さんの背後に!!」


高尾「……」ソロ~

芦花「高尾さん…なぜあんな得物を仕留める様な眼で、風間さんの背後に…」

之絵「ほ、ほら見てください!もう危険人物以外、何者でもないでしょ!」


高尾「……」

高尾「…えい!!」ダキッ

ギュウゥゥゥゥ

之絵・芦花「!!?」

風間「!!!!!!」ビクッ

風間(な、なんだ…この背中に当たる…柔らかな感触は…)パフパフ

高尾「ご、ごろにゃ~ん!///」ギュゥゥゥ

風間「た、高尾!!?」

高尾「にゃ~ん///にゃんにゃ~ん///」ギュゥゥゥ

風間「お、おま!なんだよいきなり!?///」

高尾「だから…そのお詫びよお詫び!!///」

風間「はぁぁ!?」

高尾「これならアンタだって不快な思いはしないでしょ?///」ギュゥゥゥ

風間「そ、それはそうだけど……って!!何言わせてんだコラー!!///」


之絵・芦花「」

之絵「あ、あっれー…こんなハズじゃ…」

芦花「」

之絵「あ…芦花先輩、その今回はなんかおかしいんです」

之絵「もうちょっと様子を見ていきましょう」

芦花「いえ之絵ちゃん、その必要はありません」ゴゴゴゴゴ

之絵「!?」

之絵(芦花先輩がメッチャ怒ってる…!?)

芦花「……もう、準備は出来てます」ゴソッ

之絵「そ、それは袋…!!」

芦花「ごめんなさい…妹さん。でもお兄さんがいけないんですよ?」

之絵「え?」

芦花「風間さんにはしっかりとお仕置きをしてあげないといけませんね(闇属性モード)」


之絵「」

芦花「かーざーまーさーん」ゴゴゴ

風間「ひぃ!!?お、おまいたのか!!」

高尾「へ?きゃああああああ!!!!ろ、ろろろ、芦花!!!?」バッ

芦花「随分とお楽しみでしたね?風間さん」

風間「」ビクッ

風間(嫌な予感が…)

芦花「良かったですね?高尾さんのおっぱいが堪能できて」

芦花「さぞ気持ちよかったのでしょうね、顔が緩んでますよ?」

風間「き、気のせいだ…」

高尾(あ、あれ?なんかコレやばい雰囲気?)

之絵「あ、あああ兄貴がぁぁ…」ガクガク

高尾(之絵ちゃんもいるじゃない…よし!ここはお兄ちゃんを救って誤解を解いてもらうわ!)

高尾「か、風間!!」ガシッ

風間「っ!?なんだよ人の手を引っ張って!!」

高尾「に、逃げるわよ!!」

風間「逃げるって何処に!?」ダダッ

高尾「と、とりあえず学校の外!!」ダダッ


芦花「おや~?何処へ行くんですか?」ゴゴゴ


之絵「あ、兄貴が…ヤバイ。二重の意味でヤバイ!!」

之絵「こうなったら…私が兄貴を救うしかない!!」ガクガク

之絵「あ、兄貴!待ってろ!!」

之絵(ぅぅ…こ、怖いよ~~…)グスグス

休憩します
多分、次でラストまで一気に投稿します

之絵じゃなくて之江よ

之絵じゃなくて之江よ

図書室って言ったからへそかと思った

次は水属性の子に目隠しプレイとか
スカートの中は水着だったとかやらせよう(提案)
水泳部と水属性でちょうどいいんじゃないか

風間ってすごい健全だよな

>>32
ありがとう。以後、直すね

~街~

高尾「ぜぇぜぇ…」ダダッ

風間「ぜぇぜぇ、おい!何処まで行くんだよ!」ダダッ

高尾「えっと……どうしよう風間!?」

風間「俺に聞くのかよ!!」


芦花「……」ダダッ


高尾「いけない…このままじゃ芦花に追いつかれちゃう…」

風間「そうだ!そこの裏路地に曲がれ」

高尾「っ!!ここね!!」

風間「後はジグザグに、この通路を走っていけば撒けるだろ!」

高尾「ハァハァ…」

~~~

風間「よし!後は適当に建物の中に隠れるぞ」

高尾「建物、建物…じゃあ、あそこに」

風間「っ!?おい、ソコって…」


芦花「むむ、見失いました」

之江「ぜぇぜぇ…兄貴…この街中で何処に連れてかれたんだ…」

~~~

風間「ひとまずココなら、来れないだろう」

高尾「うん」

風間「所で聞きたいんだけどよ」

高尾「うん…」ギクシャク

風間「何でラブホテルを選んだ!?しかもなぜチェックインしたーー!!」

高尾「だ、だって慌てて選んだんだもん!しかたないじゃない!」

風間「だからって本当にチェックインしなくてもいいだろう!?」

高尾「う、うるさいわね!ちょっとココで休んで時間稼げれば良いじゃない!」

高尾「……」ドキドキ

風間「……」ドキドキ

高尾「ね、ねえ」

風間「お、おう」

高尾「汗かいたし、ちょっとシャワー浴びてくるわね」

風間「わかった」

高尾「それじゃ」

ガチャッ

風間「……」


シャーー…

風間「……チクショウ、何を緊張してんだ俺は」ドキドキ

~シャワー室~

高尾「本当、どうしてこうなったのかしら…」

シャーー

高尾「あれ?」

高尾「そういえば…このシュチュレーション…!!」

高尾「……」ドキドキ

高尾「いやいや!アイツはそんな覗きなんかする男じゃないわ!」

高尾「っていうか!覗きなんて人として最低よ!」

高尾「で、でも…」

高尾「……」モジモジ

~2時間後~

風間「随分と長くシャワー浴びてるな」

風間「俺も汗かいたし入りたいんだが…」

風間「ノックするのも、なんか気が引けるしな…」

風間「しっかしおせえなぁ」

風間「……」

ガチャッ

風間「お、やっと出たか」

高尾「……」コソッ

風間「なんだよ、ドアからひょこっと顔出して…着替え終えてないのか?」

高尾「……ばか」

風間「は?」

高尾「な、何で覗きに来ないのよ!?」

風間「」

風間「お前…何言ってんだ?」

高尾「覗きに来なさいよ!このバカ!!」

風間「女に覗きを強要された!?」

高尾「もう~~まどろっこしいわ!」ダダッ

風間「ちょ!?お前、バスタオルくらい着ろ!!///」

風間(す、すっぽんぽんじゃねぇか…!!///)ドキドキ

高尾「アンタも一緒に入るわよ!!」グイッ

風間「はぁ!!?」ググッ

高尾「ほら…こっちに来なさいよ…」ググッ

風間「おま!!見えてる見えてる!!バスタオル着ろって!!」チラチラ

高尾「何よ!チラ見してる癖に説得力ないわよ!!」

風間「うっせぇ!!見えてねぇし!!///」チラチラ

グラッ

高尾・風間「あ」

ドサッ

高尾「……」

風間「いててて…おい、大丈夫か?」

高尾「アンタが支えてくれたおかげで、大した事ない」

風間「おかげでおれは、お前に押し倒されたがな」

ムニュ

風間「ん…?」

ムニュ、ムニュ

風間「っ!!!すまん…不可抗力で胸を…///」スッ

高尾「待って」ガシッ

風間「!?」ムニュ

高尾(もう…こうなったら、やぶれかぶれよ!)ドキドキ

風間「高尾…!?」

高尾「……」ギュゥゥゥ

風間「おい高尾…///」

高尾「……あ、あああの、あのね」ドキドキ

風間「な、なんだよ…」ドキドキ

高尾「……」

ドクン!ドクン!

高尾「あんたの鼓動…凄い事になってるわね」

風間「あ、当たり前だろ…こんな体勢で…」

高尾「それってつまり、私にドキドキしてくれてるのよね?///」

風間「……そ、そうだよ。悪かったな///」プイッ

高尾「嬉しい」ギュゥゥ

風間「ぅぅ///」

高尾「ねぇ風間、わたし…」

高尾「スー…」


高尾「アンタの事が……す、すす、好き」

風間「……」

高尾(い、言っちゃったぁ~~!///)カァァ

風間「……」

高尾「ねぇ、何か言ってよ…」

風間「もしかしてよ」

高尾「?」

風間「ここ最近様子がおかしかったのは、コレを言う為か?」

高尾「まあ…大体そう…なのかな?」

風間「……お前どんだけおかしな愛情表現してんだよ」

高尾「か、返す言葉がないわ…」

高尾(やっぱりフラれるわよね…)ウルウル

高尾「うぅ…ぅぅ…」グスッ


風間「……」

風間「わかった。付き合うか」

高尾「え……」キョトン

高尾「ほ、本当?」

風間「お前が原因とは言えラブホまで一緒に来て、しかもお前の素っ裸まで見ちまったし」

風間「その上、そんな目で見られたら…なんつーか…」

風間「変に責任感じちまうっつーか…」

風間「とにかく、オッケーだ」

高尾「」

高尾「~~~~!!!//////」

ギュゥゥゥ

高尾「う、嬉しい…嬉しいよ…」ボロボロ

高尾「ぅぅ…もうダメかと思った…」

風間「泣くなよ…ったく」ナデナデ

高尾「風間…好き、大好き」

チュッ

高尾「んん…」

風間「んあ…」

~~

高尾「~~~/////」ドキドキ

風間「……///」ドキドキ

風間「なあ…そろそろ…」

高尾「もう少しゆっくりしていかない?」

風間「もうあれからだいぶ経ったぞ?」

高尾「あの…耳貸して」

風間「……?」

高尾「―――」ヒソヒソ

風間「……!!」

高尾「……」

風間「……」

風間「あ、ああ…」ゴクリンコ

――
――――
――――――

――――――
――――
――

高尾「すっかり暗くなっちゃったね」

風間「おう」

高尾・風間「……」

高尾・風間「ん…///」チュッ

高尾・風間「///」

風間「帰るか…」

高尾「うん…手、繋いで」ススッ

風間「ああ」ギュッ

高尾・風間「///」

店員「ご利用ありがとうございました」

高尾・風間「///」

風間「なあ」

高尾「うん?」

風間「何か…忘れてるような気がするんだが」

高尾「確かに…なんだっけ」


芦花「み~つけた」

高尾・風間「」

芦花「風間さん…こんな夜遅くにどうしたんですか?」

高尾「芦花!こ、これは…その…」ビクビク

芦花「高尾さんには聞いてませんよ?ねぇ風間さん」

風間「」

芦花「どうしてこんな時間までラブホテルにいたんですかね?」

風間「さ、さあ…何でだろうな…」ギクシャク

芦花「あと妹さんがショックのあまり、つい先ほど泡吹いて気絶しましたよ?」

之江「」ブクブク

風間「の、之江――!?」

高尾「っ!?妹さんしっかりして!!」


之江「オ、オニイチャンガ…スンゴイ人ト…」ブクブク

風間「之江!!!しっかししろーー!!!」

芦花「さて風間さん?」

風間「」ビクッ

芦花「このままじゃ妹さんがあんまりにも不憫でならないので」

芦花「妹さんの仇うっておかないとなりませんね?」ゴゴゴ

風間「ま、待て!少なくともお前の妹じゃないだろう」

芦花「奥義…暗黒の目潰し!!」

ザクっ

風間「ぎゃああああああ!!!!」

高尾「か、風間!?」

風間(あの日の帰り道…仮部部長から洗礼を喰らったが、次の日には怒りが治まってて、いつも通り接してくれて)

風間(勿論、部員に高尾との交際がバレてしまってたのは言うまでも無いが)

風間(高尾との交際をしつつ、部活では馬鹿らしくも退屈しない日々を送った)

風間(後に高尾家にお邪魔したと時に分かったが、あいつのかーちゃん、あのデパート火災の時のお姉さんだった)

風間(之江は相変わらず、なぜか高尾にビビッている。しかも何かと俺を心配している)


風間(そして、時が経った)

~数年後~

風間「えっと…今日から角○グループのエンター○レインで勤めさせて頂く風間です」

高尾「同じく高尾です!ヨロシクお願いします!」

スタッフ1「おお、なんかあの子可愛いな///」

スタッフ2「脇にいる男は不良っぽそうだな」

風間(あれから俺は、ゲーム会社に就職する事になった)

風間(毎日毎日、高尾にゲーム付き合いをされて、ゲームの知識をイヤというほど叩き込まれた)

風間(挙句には一緒に就職したいと懇願され、仕方なくこの会社に就職した)

編集長「あれ?新入社員がもう2人いるんだがな」

風間「おいおい…初日から遅刻かよ」

芦花「すいません遅れました」ガチャッ

風間「って!お前かよ!!」

芦花「初めまして。風間堅次さんの愛人の柴崎芦花です(炎属性)///」

風間「何が愛人だコラァァ!!」

高尾「え、あ、あんた浮気してたの…!!?」ウルウル

風間「んな訳ねーだろ!!ほいほい信じるなーー!!」

スタッフ1「愛人だって」

スタッフ2「うわーひっで」

風間「いやいや!先輩達も信じるなよ!?」

編集長「マジねーわ。キミ、クビね」

風間「おい編集長テメー!!!」

中「みそこなったぞ堅次!お前はいつからそんな男に…!!」

風間「テメーがもう一人の新入社員かよ!?つーか自己紹介すませろ!!」

子王「やあ、僕が代表取締役だからね風間君」

編集長「しゃ、社長!!?なぜここに!!」

風間「お前が上司かよ!!!」

高尾「ねぇ…本当に芦花と浮気してないの?」ボロボロ

風間「んな訳ねーだろうが!ったく…」

高尾「な、なら…今ココでチューしてよ…」グスッ

スタッフ一同「」ガタッ

風間「!?」

高尾「じゃないと…信じないんだから…」グスグス

風間「おま、何言って」

高尾「お願い…」

スタッフ一同「」ゴクリンコ

風間「あーもう!!分かったよ!!ったくどいつもこいつも…めんどくせぇ…」

チュッ

高尾「///」

風間「……ほ、ほら、どうだ///」ドキドキ

高尾「うん///ありがとう大好き///」ギュゥゥ

風間「……ったく///」ギュッ

芦花「良かったですね風間さん(闇属性)」

風間「」ビクッ

芦花「じゃあ私からもプレゼントしないと」

風間「おい、待て、やめr」

芦花「えい」

ガボンッ

スタッフ一同「ふ、袋!?」

風間「も…もがああああぁぁ!!?」ガクンッ

高尾「か、風間!!?しっかりして!!!」ユサユサ

芦花「……」ゴゴゴ

子王、中「良いな~」

編集長「しゃ、社長…!?」


風間・高尾(先が思いやられる…)


終わり

以上です。ここまで読んでくれてありがとう
一応、中の人ネタも絡めて作りました

気が向いたら『船堀さん編』も作るので、その時はヨロシク
ではノシ



船堀編期待


船堀期待

船堀さんって紗江ちゃんかな
体型違い過ぎるけど性格は一番近いし

真の闇属性が発動するのはつつじちゃんが風間とくっつくことかな

おつ

乙!
面白かった!

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