風間「ほれ薬?」高尾「なっ」芦花「!」船堀「?」 (150)
ガララッ
風間「部室に来たんだが、誰もいねーな」
風間「ん?コップに水が置いてある」
風間「喉が渇いてたんだよな。頂くとするか」
ゴクゴクゴク
風間「」プハーッ
ガララララッ
中(ドМ)「やめろーーー!それを飲むなーーー!」
風間「ん?ああ、悪いな。これお前のだったのか?」
中「違う!それはただの水などではない!」
風間「は?」
中「それは超強力な『ほれ薬』なんだ!」
風間「そんな非科学的な薬が存在するわけねーだろ」
中「それを飲むと、周りの人間は全員お前の事が好きになってしまうんだああああ!」
風間「へぇー」
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中「しかし、安心しろ!生徒会室に中和剤がある!」
風間「いやだから、ほれ薬とか存在するわけねーだろ!」
中「さあ中和剤が欲しければ、俺を踏み乗り越えていけーーーー!」ハァハァ
風間「…は?」
中「どうした!?怖いのか!?俺が怖いのか!?」ハァハァ
風間「怖えーよ!何で入口で仰向けで寝てるんだよーーーー!!!」
中「ええーいっ!俺は愛するお前の試練の為に、体を張って頑張っているというのに!!」
風間(やべー!この薬、本物だ…)
風間「邪魔だどけ」
中「ま、まさか上履きで踏むというのか。いいだろう!初めての感触嬉し…早くかかってこい!」
風間「え?あ、ああ。踏まないと廊下に行けないしな」
中「会長ですら上履きを脱ぐというのに!いいぞ!いいぞ!すごくいいぞ!!俺は見事受け切ってやるぞーーーー!」
風間「うぜえーーーーーー!」
風間「…というか、アイツ何気に優しかったんだな」
………
中「//」ハァハァ
風間「くっ、味方だと頼りなかったが、敵に回すとこうもやりづれーとは…」
風間「とにかく廊下に出られたぜ!さっさと生徒会室に中和剤を取りに行くぞ」
風間「って、部室前に誰かいる!?」
大濠(24禿夜行の一人でクラスメイト)「ん?風間君、何か絶叫したような声が聞こえたんだが?」
篠崎(クラスメイトの眼鏡)「ちなみにここは読み飛ばしても問題ないぜ」
室見(テキサスチャーシュー室見)「おいおい、またチャーシューご馳走してほしいのか?」
赤坂(変な口してる奴)「またイベントかーおれも呼ばれるのかいー」トホホ
蛭浜(家に犬猫十匹以上飼ってる奴)「ふんっ。今度は負けねーからな」
天神(自称禿じゃない男)「今度のイベントの報酬は何だろうな」
藤崎(ザ・フィフティー・フィフティー篠崎)「今度は高尾さんをフィフティーフィフティーで守るよ」
中洲(24禿夜行の一人)「フッ、全て私一人で片付けてみせるさ」
川端(24禿夜行の一人)「オイラも」
小田原(魔の十四楽団リーダー)「おい!そ、その…この前のお詫びにお菓子を持ってきてやったぞ」
高崎(魔の十四楽団実質リーダー)「なんでそんな上から目線なんだ!会長にまたやられるぞ!?」
高麗河(魔の十四楽団グラサン)「ふっ、リーダーを助けるのも俺達の役目。リーダーはやれる事をやってくれ」
拝島(魔の十四楽団の変な眼鏡)「高尾さんいるかな?」ドキドキ
明覚(魔の十四楽団の変なおっさん)「沖縄に行った俺に弱点は無い!どこでもドラァ的にな!」キリッ
松久長男(魔の十四楽団の高尾の隠し撮り写真を持っていた奴)「今度は船堀さんの写真が欲しいでやんす。というか本編で俺の口調を安定させてくれ」
金子(魔の十四楽団の帽子)「さっきの悲鳴…また水属性の仕業か?」
毛呂(魔の十四楽団のデブ)「今日こそは最強の闇を俺が倒して見せる!」
新木場(グラサンが似合う男)「騒がしいな…祭りか?」
大崎(おさげの似合わない男)「まー」
山田(ゲーム制作部の一人)「あ、あれ?当初はレギュラーの予定だったのに、もしかしてモブっぽい感じになってます?」
東・T・京(栗みたいな頭のデブ)「ふっ、そろそろ台詞のネタがないぜ!」
東雲(フードを被った厨二病)「事件…しかし風間、お前なら乗り越える事が出来るだろう」
大井町(常に背を向ける厨二病)「風間…俺はお前を信じる」
示場(ガイルヘアー)「いやいや、はっはっはっ」
品川(ドヤ顔眼鏡)「はっはっはっ、いやいや」
ラウオ(二人ブラザーズの兄)「ほう、このラウオの道を阻む者が現れようとはな」
トキージ(二人ブラザーズの弟)「落ちつけ兄者」
風間「部室前に何人いるんだよ!というかお前ら説明がないと、誰が誰だか全然わかんねーーーーーーーー!!!!」
風間「いや、説明があっても誰か全然わかんねーーーーーーーーー!!!!」
一同「!?」ビクッ
風間「ん?」
大濠「な、なぜだろう…風間君を見ていると…その胸が…」
篠崎「この胸の高鳴り…これはまさか……」
一同「恋!?」
風間「うおーーーしまったーーーーーーー!!!俺、ほれ薬飲んでるんだったーーーー!」
一同「風間くーーーん」ダダダダダ
風間「この人数を相手にするのはやべぇ!!」
バッ
「ふっ。愛する風間君。ここは僕に任せたまえ」
風間「お、お前は!?」
子王(芦花のストーカー)「ええ、子王八です」
中「俺もいるぞ!!!」
風間「お、お前ら…」
中「こんな人数に襲われたら俺…どうなっちゃうかな!俺どうなっちゃうかな//」
子王「男子による密集地帯。あの狭い場所こそ僕の安息の地なのかもしれないね」
風間「あっ、なんかいつも通りのお前らで安心したわ」
すまん。急な用事ができたので今回はここまで
ダダダダダダダ
風間「ふーっ。なんとか逃げ切れたぜ」
風間「つーか、今のところ全員男じゃねーか」
風間「…」
風間「メインで出てない男って言ったら、風間一派のあいつらか」
風間「ということは、次は…」
之江(妹)「兄貴?廊下走って何やってんの?」
風間「最初の女が、まさかの妹だとーーーーー!?」
之江「って、いきなり何をツッコんでるの!?」
之江「って…うっ」
風間「之江!?」
ギュッ
風間「大丈夫か!急に倒れてどうした!?」
之江「兄貴…その胸が熱くて…こんなの初めてで…」
風間「…」
之江「怖い…一人になるのが不安でたまらないよ」
風間「…」
之江「でもね。兄貴が抱きしめてくれたら不安が薄れたんだ」
之江「だから…だからね。ずっと一緒にいてよ」
風間「之江…」
之江「お兄ちゃん…」
風間「さっきからお前の髪がザクザク当たって痛えんだけど」
バキッ
之江「おにいちゃんのバカーーーーーうわああああん」ダダダダダダ
風間「ちくしょーーーーーー!俺が何をしたーーーーーーーー!!!!」
………
風間「よし、もう少しで生徒会室だ」
桜ヶ丘(女装してる美男子)「風間さんそこまでです!」
風間「ん?お前はゲーム制作部の…」
桜ヶ丘「山田君のかたきを取らせていただきます!」
風間「あれ?山田いたっけ?」
桜ヶ丘「あ、あれ?風間さんが倒したのでは?」
風間「いや、会ってすらいないぞ」
桜ヶ丘「え、えーと…その…」
ギュウウウ
風間「なっ//」
桜ヶ丘「抱きつくのは、妹さんの二番煎じってわかってるんですが、その…お詫びをさせてください」
風間「だからって女が簡単に抱きつくな!」
桜ヶ丘「いいんです。だって私…僕は…本当は」
稲田(ゲーム制作部の変態)「デレ期キターーーーーーー」
風間「面倒な奴がきたーーーーーー!!」
稲田「ふふふふふふ、さあ、風間先輩!」
稲田「あなたはビシッと『白衣』で桜ヶ丘さんを抱いてください!」
風間「こいつ真面目な顔して何言ってんのーーーーーー!?」
桜ヶ丘「い、稲田さん、私は別に白衣に興味は…」
稲田「ま、まさか白衣より、ありのままの風間先輩が良いと!?」
桜ヶ丘「べ、別にそんな事は…あり…ますけど//」カァー
稲田「!?!!!?!?!?!??!」
風間「何でお前そんなに驚いてるんだよっ!」
稲田「お、驚きますとも」
稲田「だってこれが恋をしている、桜ヶ丘さんの本気の顔」
桜ヶ丘「こ、恋だなんて…そんなぁ//」テレテレ
稲田「恋をしている時の顔が一番可愛いというけど…」
稲田「その通りでしたーーーーーーーー!!!!!!」
稲田「恋の神様ありがとーーーーーーーーーーーーーーーー」
バタッ
桜ヶ丘「い、稲田さん!?しっかりして!稲田さーーーん!」
稲田「」
桜ヶ丘「た、大変だ!鼻からの出血が酷過ぎる!」
ダキッ
桜ヶ丘「保健室まで連れていかなきゃ!」
桜ヶ丘「風間さん!このお返しは必ずしますので、覚悟しておいて下さい!」
ダダダダダダダダダ
風間「…」
風間「なんなんだ。これ…」
………
風間「ついに生徒会室前に着いたぞ!」
桜(水属性)「へぇ、良かったですね」
風間「ああ、後は中和剤さえ手に入れれば…ってついに現れたか!!」
桜「私が苦労して手に入れた貴重な水がないなーって思っていたら、先輩が飲んでいたんですね?」
風間「元凶はお前かーーーーーーーーーーーーー!」
桜「中和剤も貴重な水…先輩だからって渡すわけには…」
風間(ちっ、殴らずにこいつの相手をするのか……どうする?)
桜「…」
風間「…」
桜「…」ドポッドボドボドボ
風間「って、お前!何でペットボトルの水を被ってんのーーーーー!?」
桜「違う、これはそういう感情じゃない。先輩がかっこよくなんか見えない」ブツブツ
風間「ほれ薬の効果は抜群だーーーー!」
桜「私は水一筋…水…」ドボドボドボ
風間「ブツブツ言いながらペットボトルの水を被るな!」
風間「風邪ひくかもしれねえし、それに怖えーーーーんだよ!」
桜「風邪…先輩が優しくしてくれて嬉し…………違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う」
風間「お前はヤンデレか!?」
桜「…」
風間(くっ、生徒会室は目の前だっていうのに!)
桜「ふふっ。先輩。ヤンデレってこういうのじゃないんですよっ」ニコッ
風間「ん?そうなのか?」
桜「私が理性で何とか抑えている間に、早く中和剤を飲んでください。早く」
風間「ああわかった。貴重な水をすまねーな」
桜「いいえ、先輩の為…私の為ですから」
風間「遂に生徒会室か…この部屋には十中八九あいつがいるだろうが、何とかするしかねーな」
風間「よし!入ったらすぐに中和剤を飲んで、そしてグッドエンドにしてやる!」
風間「開けるぞ!!!」
キュッ
風間(なっ、いきなり手を繋がれて)
桜「え、えーとっ。そのっ」
桜「やっぱり…私とのグッドエンドじゃだめですか?」
風間「へ?」
桜「私、我慢できないです。だって私…先輩が…好…」
風間「なっ」
高尾「ダメーーーーーーーーーーーーーっ」
バーーーン
風間「高尾!?」
高尾「ダメよ!こんなの認めないんだから!」
桜「痛いです。私を吹き飛ばしましたね。高尾先輩といえど許しませんよ?」
高尾「えーと、それは、あれよあれのせいなのよ」
桜「あれ?」
高尾「…そ、そうよ!あんたよ!風間が悪いのよ!全部!」
風間「って、俺かよ!?」
高尾「あんた!よくもうちの部員を病院送りにしてくれたわね!?」
風間「してねーよ!」
高尾「稲田があなたのせいで出血多量って聞いたわよ!」
風間「あれはあいつが勝手に倒れただけで、俺は何もしてないぞ!!」
高尾「…え?」
風間「ほらいつものあいつの変態的行為のせいだよ」
高尾「…」
風間「おい!」
高尾「あっ、そうなんだ…うん。そうよね。私は本当はあんたを信じてたのよ?」
風間「嘘付けーーーーー!!」
桜「ふふふ。仲良しですね。軽く嫉妬しちゃいます」
風間「仲良しなんかじゃねーよ!」
高尾「仲良しなんかじゃないわよ!」
桜「ふふふふ。許しません」ゴゴゴゴゴ
高尾「え?一体何なのこの状況?」ボソボソ
風間「いや話せば長くな…いや短いか?」
桜「今度はコソコソ内緒話ですか?いいですね。仲良しで」
高尾「…」
風間「ぐっ、生徒会室に入りさえすれば全部解決するんだが」
高尾「はぁ…また厄介事みたいね。いいわ。ここは私に任せて」
風間「え?」
高尾「ほら、生徒会室に入れば解決するんでしょ?大丈夫。あの子は私に任せて」
風間「高尾…」
高尾「早くして!」
風間「わかった!すぐに戻るからな!」
桜「私が高尾先輩に止められるとでも?」
高尾「す、少しくらいなら何とかなるでしょう…なるわよね…なってよね」
ガララララッ
風間「中和剤はどこだーーーーー!」
中(ドМ)「俺が全部飲んでやったぞ!喜べ!!」
風間「死ねえええぇぇぇぇ!!!」
バキッドカッバキッ
中「ふふふ。いいパンチだ。俺はこのパンチを受ける為だけに、今まで生きてきたのかもな…」ドサッ
風間「何言ってんの!?こいつーーーーーーーーーー!!!!」
風間「ハッ!」
風間「そうだ!高尾!とりあえず事件解決は無理だ!逃げるぞ!」
ガララララッ
桜「」チーン
高尾「あ、あれ?ちょっと体当たり(おっぱいタックル)しただけなのに…」
風間「普通に勝ってるだとーーーーー!?」
高尾「ん?もう事件解決したの?」
風間「いや無理だった…ってあれ?」
高尾「え?」
風間「そういや、お前。俺を見て何ともないのか?」
高尾「へ?どういう事?」
風間「いや、ないならそれでいいんだが…」
高尾「?」
風間(どういうことだ?人外には効かないのか?)
桜「」
中「」
風間「ということは、こいつらはギリギリ人外じゃなかったって事だな」
高尾「え?え?」
今回はここまで
また近いうちに更新する
桜たんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
うぇっへーい\(^O^)/↑↑↑↑↑↑↑↑
■前回までのあらすじ
ほれ薬を使って色んな男達を虜にした風間信二。
次はどんな男を虜にするのか!?
風間「俺は風間堅次だ!信二じゃねー!!!」
風間「というかこのあらすじは何なんだよーー!」
高尾「な…な…」
風間「いや、違うぞ?いや、概ねあっているんだが、違うぞ?」
高尾「あんた!男が好きなわけ!?」
風間「そこかよ!ちげーよ!」
高尾「じゃあ何が好きなわけ!?」
風間「ふ、普通に女だよ」
風間(何でこんな当たり前の事を言うことに…)
高尾「そうなんだ…」
風間「…何か嬉しそうじゃね?」
高尾「あ、あああああんたがその普通の思考で、部長として嬉しかったというか…そう部長として!」
風間「俺はお前の所の部員じゃねーから!」
子王(芦花の袋のストーカー)「さあ次はどんな屈強な男子を虜にするのか!?」
風間「お前いたのかよ!つーか『あらすじ』を喋ってたのはお前か!」
子王「さすが風間君!今日もクールでカッコいいですね!」
風間「はぁ…クールって何だよおい…」
高尾「クールってあれよ。無口で素っ気なさそうだけど気が効いて優しいって事よ。あなたとは正反対よね」
風間「そんな事が言いたい訳じゃねーんだよ!あと悪かったな気が効かなくて!」
子王「痴話げんかですか…妬けますね」
高尾「これはそんなんじゃないから!」
風間「これはそんなんじゃ…」
風間「…」
風間(お、俺より早くツッコミやがっただとー!?)
高尾「というかあんたが何でここにいるのよ!?」
風間「…」
子王「僕は愛する風間君の為にここにいるんです。あなたこそ何でここに?」
高尾「わ、私だって愛す…………言えるかーーー!!」
風間(つーか俺!何でツッコミで負けた事にショック受けてるんだよ!)
風間(そうだ。そもそもこいつらが変な行動するせいで俺は…)
風間(そうだ俺は…)
子王「なるほど、アイス(愛す)の為ですか。納得しました」
風間・高尾「えー!?納得すんの!?お前!」
風間「というか俺が何か覚醒する場面だったんだぞ!返せ!俺の覚醒を!」
風間「あと、こいつがアイスの為に頑張るってどういうことだよ!之江でもあるまいし!」
風間「つーか、お前は…中(あたる)もだが、何でここにいんだよ!あの野郎どもの集団はどうした!?」
子王「さすが風間君。本当のツッコミはレベルが違いますね」
風間「全部お前らのせいだ…本当に…本当に…」
高尾「あぅ…風間とハモっちゃった…//」ボソッ
子王「ちなみに、先程の集団達ですが全部倒してきました」
風間「なっ」
子王「風間君の為ならこれくらい簡単です」
風間(そうだ。こいつもゲーム制作部の一員。そういえば腕力だけなら部長と同じか、それ以上だったな…)
高尾「(仮)よ!(仮)!!!」
風間「うっせえ!思考にツッコむな!」
子王「という事で僕に風間君の鞄を下さい」
風間「何が『という事で』なんだよ!脈絡無さ過ぎだろっ!」
子王「あの風間君の鞄に頭を入れて、ギチギチ感を味わいたくて」
風間「頼むから俺の話を聞いてくれ…」
高尾「へ、変態…」
子王「さあ、早く!」
風間「実を言うと鞄、家に忘れてきたんだわ」
子王「なっ…」
風間「だから明日やるから、今日は大人しく帰れ…な?」
子王「風間君…わかりました。明日を楽しみにしていますね」
風間「ああ、ちゃんと家に帰れよ」
子王「はい!」
………
風間「帰ったな」
高尾「あんた、あんな約束して大丈夫なの?」
風間「まあな。どうせほれ薬の件は今日中に方を付けるつもりだしさ」
高尾「ほれ薬?」
風間「そして、明日には効果が切れて、俺の鞄なんてどうでもいいって事になってるだろうしな」
高尾「え?え?どういう事?」
風間「…あらすじを聞いてなかったのかよ…仕方ねーな…」
風間「実はかくかくじかじかでさ」
高尾「な、何でそんな非科学的な薬が!?」
風間「あるんだよ。現にこうして色々面倒になっちまってるしな」
高尾「じゃあ水上が惚れた理由も…」
風間「ああ薬のせいだ」
高尾「はぁ~…心配して損したわ」
風間「ん?何の心配なんだ?」
高尾「ううん!!!ち、違うの!!!急にあなたに恋人とか…ってとにかく違うの!」
風間「そ、そうなのか?」
高尾「うん!うん!そのね!」
高尾「水上も変な男が好きになったわね、って心配してたの!!」
高尾(って、何を言ってるの!?私ーーー!?)
風間「…変な男で悪かったな」
高尾「……………あはははは」
風間「これからどうするか…生徒会室には中(あたる)しかいなかったし…」
高尾「やっぱり会長を探した方が…ううん、それだとこいつを好きになる奴が増えるだけだし…」ブツブツ
風間「はぁ~、仕方ねえな。中を起こして何か情報を聞きだすか…」
高尾「副会長か…」
高尾「…」
■妄想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
風間『おい起きろ』
中『…堅次…』
風間『起きたか?』
中『ああどうやら、俺の目は覚めたようだ』
風間『ようやく薬の効果が切れたか』
中『ああ目が覚めた!俺はお前の事が好きだったようだ』
風間『中!?』
中『俺は不良になったお前を見捨てる事ができなかった…なぜだと思う?』
風間『お前、まさか』
中『ああ、そうだ。俺はお前を』
風間「やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
高尾「きゃっ」
風間「てめぇ!どんな妄想してやがるんだよ!」
高尾「え、えーと…あははは。ありえないわよね」
風間「ったりめーだ!」
高尾(昨日、稲田に借りた薄い本の影響ね…)
風間「っていうか、話が進まねーんだよ!」
風間「予定では、今現時点の半分の長さで終わる予定だったのに、後半グダグダじゃねーか!」
高尾「あんた誰に言ってんのよ…」
大沢(雷属性)「ふっ。それなら仕方ないな」
千歳(土属性)「私達が話を一気に終わらせてやろう」
風間「来たな黒幕Part2!お前たちを倒して、この話を終了してやるぜ!」
高尾「仕方ないから私も手伝うわ」
風間「高尾…」
高尾「ったく…これも貸しだからね」
風間「ああ、ありがてえ!」
高尾「ふんっ」プイッ
風間「さあ!ほれ薬の中和剤を出せ!どうせまだあるんだろ!?」
千歳「ほれ薬?何だそれ?」
大沢「ほれ薬とか頭大丈夫か?」
風間「って、お前ら知らないのかよっ!!!!!!!!!!」
千歳「てっきり、生徒会室に殴り込みだと思った…うっ」
大沢「眠い…うっ」
ドサッ
高尾「二人が倒れた!?」
風間「ど、どうした?」
高尾「先生は…寝てるわ」
大沢「ぐー」Zzzz
ユサユサ
風間「おい!土女!どうした!?」
千歳「」ハッ
風間「気付いたか!?」
ドンッ
風間「痛ってえな!なんで突き飛ばすんだよ!」
千歳「っ~//」カアアアアア
風間「ん?」
千歳「い、いや、別に何もないんだ。あっ、もしかして痛かったか?」
千歳「だが、その…お前の顔が近くて…ちょっと緊張してしまってな」
風間「…」
高尾(顔を真っ赤にしてオロオロしている会長は新鮮ね)
風間「…」
風間「キモっ!!!!!」
千歳「…」
風間「…」
千歳「…」
風間「…」
千歳「うっ…ぐすっ」
風間「え?」
千歳「うわぁぁぁぁぁぁん」ポロポロ
風間「おい!泣くな!お前らしくないぞ!」
千歳「わぁぁぁぁぁぁん」ポロポロ
高尾「あんた最低ね」
風間「え?俺が悪いの!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
風間「え?」
芦花(炎属性)「ええ、そうですね。風間さんは最低です」
風間「なっ!?」
高尾「って、いつまで会長の隣にいるのよ!ねえ!」
芦花「ちーちゃんを泣かせて…風間さんや高尾さんと言えど許しませんよ?」ゴゴゴゴ
風間「くっ!?」
高尾「え?あれ?私も?」
芦花「覚悟っ!」
風間「ちっ早いっ!」
バッ
千歳「ダメぇーーーーーーー!」
芦花「千歳!?」
千歳「芦花ちゃん!風間君は何も悪くない!」
芦花「な、なぜ幼児モードに…?」
高尾「ま、まさかさっきの『キモっ』で幼児モードに!?」
風間(『幼児モード』って…こいつら何言ってんの…)
千歳「わ、私、風間君の事が…」
芦花「…」
千歳「私、芦花ちゃんの気持ちも知ってるのに…ごめんね」
芦花「いえ、わかりました」
高尾「…」
風間(やっぱり、キモイな)
芦花「これから私達はライバルであり…しかし、一番の親友でもある。それでいいですね?千歳」
千歳「…うん!ありがとう芦花ちゃん!」
芦花「というわけで…」
芦花「風間さんをかけて勝負!」
千歳「芦花ちゃん!私本気で行く…」
千歳「…………」
千歳「いや、芦花…私は本気で行くぞ!」
芦花「望む所です!」
バキッドカッバキッ
高尾「二人が戦闘を始めたわ…互角のようね…」
風間「なんだこの展開…」
高尾「でも会長は土の保有量が少ない…長期戦は不利ね」
風間「だから、なんなんだよーーー!この展開!!」
中(ドМ)「ふっ。寝ている場合じゃないな!」
風間「中!?」
中「この二人が争う事になるとは…俺は神様に感謝するぞーーーー!!!」
風間「お前、まさか!会長が弱っている所で止めを刺して、会長の座を!?」
中「さあ行くぞ!二人の中に入って争いを止めるんだーーーーー!!!!」
風間「お前!それ殴られたいだけだろーーー!!!」
中「きっと俺はこの争いを止める為に生れてきたのかもな」
風間「それさっきも言ってなかったか!?」
バキッ!オホウッ!ドカッ!オホウッ!バキッ!オホウッ!
風間「中…」
高尾「と、とりあえず、逃げましょう…」
風間「そ、そうだな」
こ、今回はここまで
ダラダラと長くなってきてるので明日には終わらせたいです
■>>1修正
風間「ん?コップに水が置いてある」
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
風間「ん?机にコップ…水が置いてあるな」
■前回までのあらすじ
ついに芦花と千歳に捕獲されてしまった風間堅次
さあどうなる!?俺達の風間堅次!?
風間「俺の知らない展開になってるーーーー!?」
風間「って、何で俺縛られてるんだ!?」
千歳(土属性)「うるさいぞ。優勝商品が」
風間「は?優勝商品って何だよ」
稲田(ゲーム制作部の変態女)『第2回ゲーム大会開始!』
ワアアアアアアアアアアアアアアアアア
風間「何だこれーーーーー!?」
千歳「ふんっ。ほぼ全生徒参加しているみたいだな」
風間「全生徒だと!?」
稲田「さすが風間先輩、気付いたようね…」
風間「ん?」
稲田「そう!アニメに登場していない方は大人の事情の為、不参加!」
稲田「子王先輩など一部生徒は、放課後で帰っている事に気付いたとはさすが!」
風間「俺は全生徒がここにいない事にツッコんだんじゃねーよ!!!!」
千歳「おい、こいつはほっておいて話を進めろ」
稲田「はい」
風間「説明してくれよ…頼むからさ」
稲田『さて、優勝商品は…』
稲田『今や時の人、風間堅次だああああああああああああああああああ』
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
風間「ゲーム大会の商品が俺…だと…」
千歳「察しが悪いお前でも気付いたみたいだな」
風間「俺は察しが悪い方じゃねーよ!いつもいつも説明しないお前らが悪いんだよ!」
稲田『では、選手紹介を行います!』
稲田『まず三年生から…』
風間「やめろ!全生徒紹介するだけでどれだけ時間取るつもりだよ!」
稲田『外野がうるさいので始めますか』
風間「!?」
稲田『今回も皆さんから募集したゲームから、抽選で何のゲームするか選んで、モブに退場してもらいたいと思います』
稲田『一回戦はこれだぁ!!!!!!!!」
稲田『縄跳びだああああああああああああ!』
稲田『…あれ?普通ですね。では、3分間縄跳びを飛べたら二回戦進出って事で』
稲田『開始!!!!』
稲田『…』ピョンピョン
風間「って、お前も飛ぶのかよ!!!」
千歳「当たり前だ!!!」ピョンピョン
風間「お前もか!?」
■20秒後
稲田『こ、これは…』
千歳『あ、ああ…まさかこんな展開になるとは…私も想定外だ…』
稲田『男子のほぼ全員が脱落しております!!!』
稲田『い、一体何があったのでしょうか!?』
千歳『あ、あれだ!あれを見ろ!!!』
稲田『え?』
高尾(巨乳)「ふんっふんっふんっ」ブルンブルン
稲田『高尾部長だあああああああああああああああああああああああああ!!!』
高尾「え?なに?なに?」
稲田「すごく…揺れてますね。しかも上下左右に…揺れるタイミングも毎回違う…これが我らの部長…私は誇らしいです」
千歳「まあ、あれだな。あれのせいで男子は前かがみになってしまったのだろう」
稲田「前かがみでは飛べませんしね」
千歳「だな」
千歳「…」
千歳「どうした?なぜツッコミをしないんだ?」
風間「くっ…//」
■40秒後
千歳「予想外に残っているな…」
風間「そりゃあ、縄跳びなんて楽勝だろう」
千歳「こうなったらあの手を使うか」
風間「ん?」
千歳『みんな!我が部員の子王八の写真が欲しくないかーーー!?』
女子一同「!?」
千歳『さあ、欲しいだろう。欲しいなら、今すぐ跪け』
風間(そういえば、あいつって女子に人気だったな…)
女子A「わわわわわわわわわわわわわ、私達がその程度で跪くとでも?」
女子B「ふ、ふん。私は、子王…風間君の方が好きなんだかかかからねっ」
風間「動揺が半端ねえなっ!おい!!」
千歳『ふん。さすがだな。だがこの写真はどうだ?』
ペラッ
女子C「あ、あれは!子王君が本棚に挟まってる写真よ!」
女子D「そ、そんな!」
女子E「でも!私達は!」
千歳『早くしろ」
ザッ
女子一同「生徒会長!ありがとうございます!」
風間「なんなんだーーーーこれーーーー!」
千歳「これもお前をゲットするためだ」
風間「はぁ…そうかよ」
千歳「ん?照れてるのか?」
風間「照れるかぁーーーーーーーーー!」
■1分後
ゲロ子(ゲロ子)「も、もう限界…」
稲田『愛の為に頑張っていたゲロ子先輩が逝ったぁーーーーーーーーーー!』
是政(風間のクラスメイトの船堀の周辺にいる女子)「うっ…ゲロ…うげっ」
長沼(3年生のアニオタ)「うっ」
稲田『貰いゲロテロ多発だぁーーーーーーーー!!!』
風間「あの周辺、臭そうだな…」
千歳『どうやらあの激しい上下運動に耐えられなかったようだな』
稲田『それを考えると1分も飛んでいたことを、褒めるべきなんでしょうね』
千歳『ああ、あいつはよく頑張ったよ』
風間「1分間すらも縄跳びが出来ないなんて、どんな高校生だよ!」
>>82修正
稲田『貰いゲロテロ多発だぁーーーーーーーー!!!』
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
稲田『貰いゲロ多発テロだぁーーーーーーーー!!!』
■3分後
稲田『終了~。飛べていた人は二回戦進出です』
稲田『ちなみに私はダメでした』
稲田『ゲーム制作部の体力を舐めないで欲しいものですね』
風間「飛べなかったのに何で偉そうなんだ。こいつ…」
稲田『でも、私は全然落ち込んでいません…』
稲田『だって…」
稲田『我らが高尾部長のあれが見れたのだからーーーーーーー』
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
高尾「え?なに?私、何かしたの?」オロオロ
稲田『では、二回戦進出のメンバー紹介に入ります!』
稲田『まずはこの人!我らゲーム制作部部長!高尾部長!』
高尾「え?私から紹介!?」
稲田『次に生徒会長!烏山千歳!!!』
千歳「ここは土が多い。まさしく私の為の舞台だな」
稲田『次に…』
風間「やめろーーーーーーーーーー!ただでさえ予定より数倍長くなったのに終わらねーーーーーー!」
千歳「ちっ、蚊がうるさいな」
風間「おい!その蚊が優勝商品なんだが!?」
稲田『えーと、じゃあ、総勢12名による『鬼ごっこ』です!』
風間「12名って減りすぎだろーーーー!!!」
………
風間「ふぅ…ようやく縄が解かれたか」
稲田『ルールは簡単!学校中を死に物狂いで逃げ惑う、優勝商品(風間)を捕まえた人の優勝!』
風間「あーわかりやすいなこれ」
稲田『ちなみに妨害等、何でもあり…って、風間先輩!何するんですか!?』
高尾「?」
風間『あー、マイクテスマイクテス』
千歳「ほおー、マイクを奪ったか」
風間『ちなみに、テメーらが俺を捕まえる事が出来ない場合は、俺の勝ちだ。いいな?』
稲田「え?えーと…」
千歳『ああ、オーケーだ。これくらいやってもらった方が楽しめるしな』
風間『へっ。よく言うぜ』
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
稲田『で、では!鬼ごっこ開始!まずは風間先輩がスタート!10分後に鬼のスタートになります!』
稲田『最後に、1時間逃げ切ったら風間先輩の勝ちとなります』
稲田『では、風間先輩スタート!!!』
\パーーーーン/
風間(まずはどこかの教室に隠れて、不意打ちで一人一人潰すとするか)
■10分後
稲田『では、鬼の皆さんスタートしてください!』
\パーーーーン/
芦花(闇属性)「さて…」
高尾「え?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
芦花「離ればなれになっても面倒なので、このスタート地点で全ての決着をつけてあげます」
千歳「はっ。望むところだ」
桜(水属性)「いいですよ。私も先輩方と決着をつけたかったですし」
多摩(元生徒会長)「一気に終わらせてあげるわぁ」
松原(見た目カミーユのパーフェクト三年生)「はぁ~、いくら恋愛の為って言っても、下級生に本気が出せないのよ私」
多摩「んん~?」
松原「だから、お互い三年同士、決着をつけてみないかしら?」
多摩「…」
多摩「いいよぉ~」ニヤッ
高尾「え?え?え?…えぇ!?」
稲田『な、なんだとーーー!ここに来てまさかのクライマックスだーーーーーー!』
桜「まずは確実につぶせる…烏山先輩!」
千歳「確実に?私を軽く見過ぎじゃないか?」
桜「ふふん。私は水属性!烏山先輩は土属性!私の攻撃は効果抜群なんですよ!」
高尾「ここに来てまさかのポ○モン設定!?」
千歳「な、なんだと…そ、そんな…私に弱点があるなんて…」
高尾「えぇー!?効果は抜群なのーーー!?」
芦花「あ、あれ?もしかして、闇属性と炎属性と二つの属性を持つ私も…効果抜群…?」
桜「あはははははは」
芦花「…」
千歳「…」
芦花「さあ、早く風間さんを探しましょう!」
千歳「そうだな!」
桜「あはははははは。逃がしませんよー」
高尾「…あ、危なかった」
高尾「って、他のメンバーは誰もいない!?」
高尾「ま、負けないんだから!」
………
ダダダダダダダダダ
千歳「ちっ、しつこいな」
桜「足の速さなら負けませんよ?」
桜「さあ、先輩。トドメです」
千歳「くっ」
バキッ
桜「なっ」
中(ドМ)「この俺を忘れてもらっては困るな!」
千歳「来たか!変態!」
中「さあ俺をシールドとして使え!使うんだ!使ってくれ!お願いだ!頼む!」
千歳「お前…」
中「だが勘違いするなよ!貴様がここで負けるようでは、生徒会の名折れになってしまうからな」
千歳「お前、そこまでして殴られたいのか?本当に変態だな」
中「さあ、雑談は終了だ!次の攻撃が来るぞ!」
千歳「ちっ」
バキッ
桜「あー、水が効かないなんて…やっかいだなー」
中「水攻めか…確かに苦しいが。今の俺はそれすらも凌駕しているのだ!もっときつい攻撃をしろ!さあ!」
中(これで会長の信用を勝ち取り、最後の最後で油断した会長を俺が倒す!)
中(そして、全校生徒の前で負けた会長は犬のように、這いずり回るのだーーーー!)
中「ふふふふふふふふ。あははははははははははははは!!!」
中(…だが、俺が這いずり回った方が…)
バッ
中「なにーーーー!真っ暗だとーーーーーー!!?」
桜「…はぁ…副会長に気を取られて油断しちゃいました」
芦花「これで天敵とシールドは袋詰めにしました。さあ、千歳?」
千歳「…」
芦花「さっきは決着がつきませんでしたが、今度は決着をつけましょう」
千歳「ああ、望むところだ」
………
風間「家庭課室の机の中に隠れたのはいいんだが…」
風間「何で誰も探しに来る気配がないんだよーーーーー!!」
ガララッ
風間「って、しまった!つい大声を出してしまった」
船堀「あ、あれ?風間さんの声がしたような…」
風間「船堀!?」
船堀「え?え?何で風間さんがここに?」
風間「いや、普通に隠れていただけでな…って、お前も大会に参加してんの?」
船堀「え?あっ、その…友達に誘われて…」
風間「ああ、そうだったのか」
風間(あれ?船堀にもほれ薬の効果がないみたいだな…船堀は人外じゃねー…よな?)
風間「はぁ~。でもよかったよ。お前で…」
船堀「…………………」
船堀「っ//」ボンッ
船堀(わ、私に捕まりたいって…事…なのかな//)
風間「お前になら捕まる心配ないしな」ニコッ
船堀「あ…はい…そうですね…そうですよね」
風間「それにさ。俺、お前といるとなんか落ちつくんだわ」
船堀「…」
風間「ほら、俺の周りってうるさい奴が多いからな」
船堀「…えへへ」ボソッ
ガララッ
風間「誰だ!」
船堀「あ、あの、そんな大声出すとまた見つかる可能性が」
クッシー(みんなのアイドル九段下先輩)「風間君発見」
風間「まさかのアニメ未登場のクッシー先輩が来ただとーーーーーー!?」
ドサッ
風間「って、いきなりクッシー先輩が倒れたーーー!?」
クッシー「ごめんね。縄跳びでもう限界で」
風間「体調が悪いのに何で縄跳び何か!?」
クッシー「…風間君の…為なの…//」
風間「顔真っ赤で子猫みたいに震えながら…可愛いな!この先輩は!もうっ!」
船堀「…」
スッ
船堀(風間さんがお姫様だっこを!?)
クッシー「風間君?」
風間「すんません。何か俺の為に…お礼に保健室ぐらい連れて行きますんで」
クッシー「風間君…」
船堀「ダメです!」バッ
風間「船堀…?」
船堀「ここは通しません!」
風間「ど、どうしたんだ、急に」
船堀「どうしても通りたいなら…」
風間「…」
船堀「九段下先輩を置いていってください!私が保健室に連れて行きます!」
風間「……は?」
船堀「そもそも風間さんは今の状況がわかってるんですか!?」
風間「え?」
船堀「もし他の人に捕まったら、その人の物になっちゃうんですよ!?」
船堀「九段下先輩を抱っこしたまま、逃げ切れるはずありません!」
船堀「それに…私…風間さんが他の人に捕まってほしくないんです!」
クッシー「船堀さん…そこまで風間君の事を…」
風間「そっか…そうだよな」
船堀「風間さん…」
風間「こんな所で負けちまったら、府上高の天下なんて取れねーもんな」
船堀「…はい。それでこそ風間さんです」ニコッ
クッシー「…」
風間「船堀!クッシー先輩の事は頼む」
船堀「はい」
風間「クッシー先輩。俺のせいなのに俺が連れて行けなくて、すんません」
クッシー「ううん。気にしなくていいよ。ただし…」
風間「はい!絶対に勝ちますんで!」
ダダダダダダダダ
クッシー「行っちゃったね」
船堀「そうですね」
クッシー「でもよかったの?君が言いたい事が、ほとんど伝わってなかったようだけど?」
船堀「いいんです。だって…」
船堀「それも含めてこその、風間さんですから」ニコッ
クッシー「へぇ…」
クッシー「本当に…本当に恋する乙女って強いんだね…」
船堀「え?」
クッシー「ううん。それより、良かったら保健室に連れて貰ってもいいかな?」
船堀「はい!頑張ります!」
………
風間「おいーーーー!司会ーーー!!!」
稲田『はいはい、窓からそんな大声出さなくても聞こえますよ』
風間「今の状況を教えろーーーー!」
稲田『えーと、副会長と水上さんが袋詰めで身動きがとれません』
稲田『大本命の一人、松原先輩は敗退』
稲田『船堀先輩と九段下先輩は棄権となっています』
風間「やっぱりあいつら…鬼同士で戦っていたのか…」
多摩「残念よねぇ~」
風間「なっ!あんたは!」
多摩「あんたじゃなくてタマちゃんね」
風間「へっ。でもタマ先輩もボロボロじゃねーっすか」
多摩「そうなのよねぇ~。校舎のゴミ箱の中にいるかもって探してたら汚れたのよね」
風間「え?それってボロボロじゃなくて汚れてるだけ!?」
風間「って、俺はゴミ箱に隠れねーよ!」
多摩「だって、風間君は変態さんだしねぇ」
風間「変態じゃねーよ!」
風間「って、あれ?タマ先輩も普通…っすね?」
多摩「んん~?何がぁ?」
風間(やっぱり人外には、ほれ薬は効かないのか?…でも船堀が…)
多摩「じゃあ、そろそろ始めていいかなぁ?」
風間「っ!」
多摩「元々タイトル詐欺で『ドキッ、男のハーレム祭り』の予定のSSが、無茶苦茶になったんだから責任とってよねぇ」
風間「俺、全然関係ねえーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
………
中「//」ハァハァハァハァハァ
桜「はぁ…負けちゃった。この袋なぜか取れないんだよねぇ~」
之江(風間の妹)「あんた…そんなにあっさり負けちゃって…それでいいの?」
桜「え?之江っち?」
之江「いつもいつも、適当に本気出さなくて…本当は本気出して、負けるのが怖いんじゃないの?」
桜「…」
之江「一度でいいから本気でやってみなよ。そして…」
桜「…」
之江(私じゃ兄貴助けられないから、助けてやってよ)
之江(私…おにいちゃんが誰かの物になるの嫌だから…)
之江「って、言えるかーーーー!」
桜「ふふふ…」
之江「な、なに?」
桜「やっぱり兄妹だねっ♪」
之江「ぐっ!」
桜「いいよ。助けてあげる。というより、先輩が勝手に一人で何とかしちゃうかもだけど」
之江「…じゃあ、袋を外すよ」
桜「うん」
之江「…何で私が言いたかった事がわかったの?」
桜「わかるよ。だって、私も風間先輩の妹だし」
之江「妹じゃねーーーーーし!!!」
桜「それに私は天才だからね」
之江「…はぁ、そういう冗談は勝ってからにしてよ…」
桜「あははははは」
中(アニメで未放送の、この二人の友情…)
中(ふんっ、いいものを聞かせてもらった)
中(本当は俺も復活する予定だったが、あえてこの袋を堪能させて貰う事にしよう)
中(頑張れ!二人とも!)
………
多摩「というか、お姉ちゃんとして心配してるのよぉ」
風間「え?」
多摩「何があったか知らないけどぉ、全校生徒が風間君の事を好きみたいだしぃ」
風間「…ああ、それはっすね」
多摩「だから…」
バキッ
風間「っ!!!?」
多摩「私が風間君を手に入れて、他の女子に手を出されない様に調教してあげるわね」
風間「ぐっ、余計なお世話っすよ」
多摩「って言っても、後は縛って身動きできなくすればぁ、私の勝ちねぇ」
風間「や、やべぇ…この人、相変わらず強すぎる…」
多摩「トドメ行くね」
風間「くっ」
バッ
風間「…なっ!?」
桜「助けに来ましたよ。先輩♪」
多摩「水属性の子ぉが来た所で私に叶うとでも思うのぉ?」
桜「ふふっ、残念ながらいつもの私じゃないんです」
多摩「んん~?」
桜「先輩、私、残念ながら愛情より友情を取る事にしました」
風間「は?」
桜「友情を取った女子がいかに強いか、教えてあげましょう」
多摩「残念よねぇ~。大人の女は愛情を取った方が強いのよ」
桜「さあ、先輩!早く逃げてください!」
風間「お、おう?」
桜「いくら本気な私でも、タマ先輩には敵いませんから!」
多摩「へぇ~、身の程は分かっているのねぇ?」
桜「ええ。十分わかっていますよ。私では足止めしかできない事も…」
桜「でも…」
多摩「?」
稲田『制限時間、残り10分だぁーーーーー!』
桜「10分くらいならタマ先輩を足止めできますよ。私」
多摩「あらら」
桜「さあ先輩!早く逃げてください!私に親友との約束を守らせて下さい!」
風間「ちっ…逃げるのは嫌なんだが、仕方ねーな」
桜「あはははは。第一話で私達から逃げてた先輩が何を言ってんだか」
風間「うっせえ!逃げるよ!逃げますとも!」
桜「絶対に勝ちましょうね。先輩」
風間「おう!」
多摩「…行っちゃったわねぇ」
桜「ですね」
桜「攻撃してこないんですか?」
多摩「今のあなたを速攻で倒すのなんて無理よぉ」
多摩「だから私、諦めるわぁ…それに」
桜「それに?」
多摩「風間君なら、きっと負けないと私は思うのよぉ」
多摩「私以外の誰かの物になるのは嫌だけどぉ」
多摩「風間君が勝って、誰の物にもならないなら私はそれでぇいいわぁ」
桜「あははは。ですね」
………
ダダダダダダダダ
風間「制限時間的に逃げ切れば俺の勝ちだ!」
芦花「そんな事させると思います?」
風間「ハッ!思ってねーよ!遂に来やがったな!」
芦花「私、怒ってるんですよ?」
芦花「蚊帳の外のような物語のスタート」
芦花「しかも途中は高尾さんがメインだし…」
芦花「私は最後の最後でしか登場しませんし…」
芦花「本当に何なんですかーーー!もう!!!」
風間「いや!俺は全部関係ないだろ!!!」
芦花「しかも三年生まで登場して…」
芦花「そもそも三年生は、このSSで登場しない予定だったんです!!リクエストした人も許しません!」
風間「おい!それ以上のメタ発言は止めろ!!!」
芦花「さて風間さん。時間が勿体ないですし、雑談は終わりとしましょう」
風間「ちっ!遂にお前とやり合う時が来るなんてな…」
風間(って言ってもこいつを殴るなんて出来ねーし…無力化させる方法を考えないとな)
バッ
風間「そもそも、この袋が早すぎる!」
千歳「ったく、これくらい避けろ」
風間「お前!」
芦花「私の攻撃が当たらないとは…千歳、なぜ私の邪魔を?」
千歳「はっ!まだ私との決着がついてないからな」
千歳「あと、ピーチ姫!」
風間「俺の事か!?よくも言いやがったな!誰にも言われた事が無かったのに!!」
千歳「私が芦花に勝ったら、お前は私の物だ」
風間「何言ってんの!?お前!」
芦花「じゃあ、私が勝ったら風間さんは私の物で」
風間「…」
風間「ああいいぜ」
千歳「ほう。潔いな」
風間「ただし、俺に勝ったらな」
千歳「…」
芦花「…」
千歳「まあ正直、お前に負ける気しないんだよな」
芦花「風間さんは現状ヘトヘトですしね」
風間「お前らも争ってヘトヘトになりやがれ!」
稲田『残り1分ーーーーー!』
千歳「なっ!?」
風間「って、色々やっている間に時間立ってたーーー!」
バッ
風間「って、コイツが袋詰めにされた!?」
千歳「むぐっ!?」
芦花「千歳油断しましたね。私はこの一瞬を待っていたんですよ?」
千歳「なめるな!芦花の袋の事は私が一番知っているんだ」ズボッ
風間「袋をすぐに脱いだだと!?」
芦花「さすが千歳ですね。では、手も縛っておきましょう」
千歳「ぐっ、袋を脱ぐのに土を使い果たしてしまった…」
風間「土って便利だなおい!」
芦花「残り一個…今日は袋を使いすぎましたね…」
風間「そうかよ。じゃあ見逃してくれよ」
芦花「いえ、一つあれば十分です!」
芦花「覚悟!!!」
バッ
千歳「風間来るぞ!避けろーーー!」
■残り20秒
芦花「!?」
千歳「芦花の攻撃を避けた!?」
風間「さすがにそう何度も喰らうか!」
千歳「まさか…ヘトヘトになったと見せたのは…演技だったのか!?」
風間「へっ、こうでもして油断させないとお前らに勝てないからな」
風間(さすがのこいつも体制を崩す。そして俺はダッシュ…これで俺の勝ちだ!)
芦花「これで終わりと思って貰ったら困ります」
スッ
■残り10秒
風間「なっ!?袋がもう一つ!?」
千歳(ちっ 芦花『残り一個…今日は袋を使いすぎましたね…』 っていうのは嘘だったのか!)
芦花「風間さんにこの連続攻撃が避けれますか?」
風間「さっきは右手で袋を持って…今度は左手での連続攻撃だと!?」
芦花「ええ、二刀流…いえ二刀袋ですね」
風間「二袋流だろ!!!」
芦花「ツッコミをしたせいで隙だらけですよ」
風間「しまった!」
高尾「だ、ダメーーーーーーーーーーーー!」
■残り5秒
芦花「高尾さん!?」
高尾「風間は…ダメ!とにかくダメなのーーーーー!」
千歳「ちっ!私とした事が、こいつの存在を忘れていた」
芦花「そんな…時間が…」
千歳「まぁ、誰かの物になるよりはいいのかもな…」
風間「ちょっと納得行かないが…」
■残り1秒
芦花「時間が……」
高尾「絶対にさせないんだから!!」
風間「俺の勝ちだ!」
稲田『終了~!!!!』
稲田『まさかの優勝は…』
稲田『風間一派の長山先輩と横縞先輩だあああああああああああ』
風間「本当にまさかだーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
横縞(チビ)「わーい、俺達の勝ちー」
長山(ノッポ)「まさか同時に堅ちゃんをGETするなんてな」
風間「一体何があったーーーーー!?」
稲田『VTRが来ました!!』
風間「え?いつ撮影してたの?もしかして盗撮か!?」
千歳「あ?生徒会長だからいいんだよ」
風間「いいわけあるか!」
VTR再生~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■残り1秒
芦花「時間が……」
高尾「絶対にさせないんだから!!」
風間「俺の勝ちだ!」
VTR終了~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
稲田『んーよくわかりませんね』
千歳「むっ!あれは!」
芦花「ま、まさか…そんな…」
千歳「VTRを20秒前に戻せ!すぐにだ!」
稲田『は、はい』
VTR再生~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■残り20秒
芦花「!?」
千歳「芦花の攻撃を避けた!?」
風間「さすがにそう何度も喰らうか!」
芦花「これで終わりと思って貰ったら困ります」
スッ
VTR終了~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
稲田『えーと?』
千歳「違う!廊下の向こう側を出せ!」
稲田『は?…あ、ああああああああああああ!!!これはーーーーーー!』
VTR再生~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■残り20秒
ショーン・コネコネ先生(渋いっ!)「デハ君達ハ友ヲ助ケタイト?」
横縞「うん」
長山「はい」
ショーン・コネコネ先生「フッ。君達ノ絆ハ私ノ想像以上ノヨウデス」
ショーン・コネコネ先生「イイデショウ。ルールギリギリニナッテシマイマスガ手ヲ貸シマショウ」
VTR終了~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
稲田『渋い!!!』
千歳「そして、これを見てみろ」
稲田『え?…こ、これはあああああああああああああああああああああああ」
VTR再生~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■残り1秒
芦花「時間が……」
高尾「絶対にさせないんだから!!」
風間「俺の勝ちだ!」
横縞「わーい」
長山「飛んでるな」
VTR終了~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
稲田『な、なんと!ショーン・コネコネ先生が二人を投げています!』
千歳「そして、投げられた二人が、時間ぎりぎりで優勝商品をGETしたって事だ」
風間「そうだったのか…」
風間「でもショーン・コネコネ先生がやったんなら仕方ねーな」
一同「だな!」
稲田『では、改めて優勝は…』
稲田『風間一派の長山先輩と横縞先輩だーーーーーーーーー』
ワアアアアアアアアアアアアアアアアア
………
風間「で、優勝商品…俺をどうするつもりだ?」
横縞「え?どうもしないよ?」
長山「ああ」
風間「え!?っていうか、お前らほれ薬の効果が効いてない!?」
長山「ほれ薬?」
風間「いや、実はかくかくじかじかでさ」
横縞「それなら、俺達はとっくに堅ちゃんに惚れているからな!」
長山「ああ、俺達風間一派は、堅ちゃんに惚れ込んでいるから連いていってるんだ」
風間「お前達…」
風間「あれ?」
風間「…ということは、今回ほれ薬が効いてなかった奴って…人外じゃなくて…」
高尾「なっ//」
芦花「!」
船堀「ぁぁぁ//」
多摩「…」
バキッ
………
風間「あ、あれ?ここは…どこだ?」
芦花「おかしな風間さんですね。ここはゲーム制作部の部室じゃないですか」
高尾「(仮)よ!(仮)!」
風間「って、もうこんな時間じゃねーか!今日は…………」
風間「って、あれ?今日は何があったっけ?何故か記憶がねーんだが…」
芦花「…」プイッ
高尾「…」プイッ
風間「おい!頭も痛てーんだが?」
芦花「し、知りませーん」ピューピュー
高尾「わ、私は自分の部室に帰らなきゃ」アセアセ
風間「…」
風間「おい!!!!テメーら!何をしたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
本編終わり
おまけSS①
■次の日の朝
之江「…」
之江「って、私は昨日、兄貴に何て事をーーーーーーーー!?」←目が覚めたら、ほれ薬の効果が切れてた。でも記憶はバッチリ
之江「…」
之江「うぅ…あんな事があったせいで兄貴に会いづらい…」
スタスタ
母「おっ、起きたか。おはよう」
之江「お、おはよう。お母さん」
風間「ふわぁ~。おはよう」
之江「…って、先に起きてた!?」
風間「あ?何だ?どうかしたのか?」
之江「…」
風間「ん?」
之江(って、何で普通なの!?)
之江(き、昨日、あ、あんな…あんな事が…抱きついたりしちゃったのに…)
之江「あ、あの…昨日の事だけど…べ、別にあれは本気じゃなくて…気の迷いっていうか…」
風間「昨日?何かあったっけ?」
之江「…………」イラッ
バシンッ
風間「え?なに?何で俺叩かれたんだ?」
之江「ふんっ、兄貴なんか知らない!」
風間「え?あ?え?」
之江(兄貴のバカ!)
完
おまけSS②
■高尾家
高尾「今日は疲れた~」
長女「ん?どうかしたの?」
次女「っていうか花の女子高生が体操服(ジャージ)で帰ってくんなよ…普通」
高尾「え?ジャージで帰るっておかしいの?」
次女「普通にダサいよ!素材はいいくせに無頓着だと嫌われるぞ!」
高尾「え?…あ…そっか…後半はずっとジャージだったから、あいつもあまり相手にしてくれなかったのかな…」
長女「…ちっ」
次女「…ちっ」
高尾「…あ、あの…良かったら、私に似合う服を選んでくれないかな?」
長女「…」
次女「…」
高尾「え?え?え?」
長女「はぁ…仕方ないわね」
次女「妹の頼みなら…ほらすぐに行くわよ」
高尾「お姉ちゃん!ありがとう!」パァァァ
高尾(これであいつも喜んでくれ…るよね)
………
長女「…」
次女「…」
母「…で服は買えたの?」
高尾「そ、それが可愛い服のサイズが無くて…」
長女「うわああああああああああああああああああ!」
次女「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおお!」
高尾「え?え?ええ?」
完
おまけSS③
■M人英雄伝 アタル☆
中「ふぅー。昨日は、ほれ薬のせいで散々な目にあってしまった…」
子王「やあ」
中「ん?何だ?変態が何か用か?」
子王「噂に聞いたんですが、昨日芦花さんの袋詰めにあったとか…」
中「…」
子王「どうやら、本当のようですね」
中「…」
子王「…どうでしたか?」
中「ふっ。ああ、最高だったよ。これでお前の事を少し理解出来た気がする」
子王「ふふ、同士が出来て嬉しいですが、あの袋を誰かに譲る気はありませんので」
中「俺もだ」
子王「僕達は仲良くやれそうですね」
中「ああ、これからもよろしく頼む強敵(とも)よ」
子王「ええ」
ヒラヒラヒラっ~
中「あ、あれは!!」
子王「芦花さんの袋!?」
バキッドカッバキッ
中「や、やるな…だが、あの袋は俺の物だあああああ!」
子王「いえ!こればかりは譲れません」
中「くっ!俺は一体どうすれば…」
中「見た所、こいつは中々の兵(つわもの)」
中「殴られるのも良いが…しかし袋でギチギチ感を味わうのも良い」ゴクリンコ
中「俺は!俺は!俺は!俺は!!どうすればーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
完 じた
本当の本当に終わり
風間「ええ!?こんな終わり方でいいのかよっ!!!」
これで終わりになります。
読んでくれた人がいたらありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします!
このSSまとめへのコメント
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