男「迷ったか…」(244)
~山中 昼~
男「…資料によるとこっちだが…」ザッザッ
男「迷ったか…」
男「えどっこいしょ」フゥ
…キュウ…キュウ…
男「…?」
男「気のせいか…」カチッ ボッ
男「」フゥー…
…キュウ…キュウ…
男「見える…!そこぉ!」バサッ
子狐「キュウ…キュウ…」
男「何だお前、狐なのに虫の息じゃないかw」ケタケタ
子狐「…キュウ…」
男「…チッ、しゃーねぇ」
男「トラバサミね…今はほぼ禁止の筈だが」ギリギリ…バィン!
男「ハンカチもくれてやる。もう必要無いしな」
ビリッ クルクル キュッ
子狐「」スリスリ
男「はい、しっしっ」
子狐「」タタタッ
男「…さて、行くか」
~山中 夕方~
男「(姉さん…迷子です)」
男「(いや姉貴なんざ居ねーけど…)」
男「(何が『これでアナタももーまんたい!魅惑の滝!』だ…)」
男「(釣られたのか…?)」
オーイ
男「(道を尋ねようにも…まるでシシガミの森…)」
オーイ オーイ
男「?」
?「無視は良くないなー!」グワッ
男「ナメるな!」ガスッ
?「へぶっ!」バタッ
男「俺の後に立つな…」
?「…い、痛い…」ジワッ
男「え、あれ?わ、悪い」ナデナデ
?「…もう大丈夫。大儀♪」
男「目上に対する言葉遣い!」スパーン
?「…バ、バカになる」
男「お前なら大丈夫だ…なんとなく」
娘「お前じゃなくて…私は娘。お兄さんは?」
男「男だ」
娘「男、覚えた♪」
男「というか…何で小娘がこんなトコに…」
男「まあ丁度いい。この辺に滝はあるか?」
娘「あるけど遠いよ?それにもう暗くなるし。迷うよ?」
男「うっ…」
娘「…それより、家まで肩貸してほしかったり」
男「…何で?」
娘「足挫いて…痛い」
男「…面倒臭ぇ」
娘「…と言いつつ、肩組んでくれる。嬉しい」ニコニコ
男「…」
~屋敷 夜~
?「お帰りなさいませ、娘さ…
娘「ただいま、女ー」
女「貴様ァ!娘様に何をしている!」
男「…人助け。…して怒鳴られるのか」
娘「女、ちょっと…」
女「…はい」
ヒソヒソ ボソボソ
スタスタ
女「…失礼した。私は女だ。娘様の件、礼を言う」
男「どいたま。そんな事より滝への道を教えてくれ」
娘「私が地図書くよ」
女「…取り敢えず中へ」チッ
~客間~
娘「お待たせ。ほい地図」
男「ああ、ありが…」
男「(何じゃあこりゃあぁ!?)…と」
娘「えへへ~」ニコニコ
男「そんじゃ…お邪魔様」
娘「え!もう帰るの!?ご飯、女の、美味しいよ!」
女「…」
男「いや、あの帰れオーラは…ちょっと」
女「…支度してきます」
男「…」
娘「すぐだから待っていよう?ね?ね?」ガシッ
男「わーったわーった…つーかテレビも無いのか…」
娘「うん。有った方がいい?」
男「今時有って当たり前だろ」
娘「解った!買う!」
男「どうせならデカいの買え。自宅映画館みたいな」
娘「任せて!」
シュッ
女「…支度が出来ました。こちらにお運びしましょうか?」
娘「うん!お願い」
女「畏まりました」
娘「美味しいでしょ?」ニコニコ
女「…」
男「ああ。美味いんじゃねーの?」モグモグ
女「…」ピククッ
娘「…口に合わない?」
男「味なんか判んねーよ。舌、死んでんだ」
娘「…え」
男「ああ、いや、冗談だ」
男「美味い、ぞ。うん」ガツガツ
女「…」
~屋敷前~
男「じゃ、世話んなったな」
娘「またねー!」ブンブン
女「…こっちだ。キリキリ歩け」
男「今時提灯かよ…」
~山中~
女「…」ザッザッ
男「…」ザッザッ
女「…お前、娘様をどう思っている?」
男「…どう、とは?」
女「単純に好き嫌いでも構わん」
男「好きか嫌いかでいいのか?」
女「ああ」
男「…なら嫌いだ。馴れ馴れしいし、鬱陶しい」
女「…そうか」
女「…何の間違いか、娘様はお前を気に入っておられる」
女「だから
男「悪い虫が付かないように、だろ?」
女「…」
男「心配要らねーよ。もう会うことも無いだろ」
女「…それほど嫌いか」
男「この件については好き嫌いは関係ねーよ…」
女「それはどういう
男「ここまででいい。あとは一本道だろ?」
女「…ああ」
男「じゃあな」ザッザッ
女「…」
~アパート~
男「…明日こそ、だな」
男「ああ…一日…ズレた…」
男「…だけ…」zzz…
見てるよ~
来たよ
俺の予想言っていい?
この娘ね、最初にたすけ、、、
④
来たぜ
>>7
ありがとうございます。またポチポチ書いていきます。
>>8
貴方も///
>>9
落ち着きなせぇ、旦那。それ以上は言っちゃあいけねぇ…
>>10
ありがとねー!ごゆっくりー!
では方々、また深夜に ノシ
Vソ/
ニすニ /\__/\
ニまニ / ノ ヽ \
ニぬニ|(●) (●) |
/ハΛ|||ノ(_)ヽ|| |
|||ィ-==-ヽ|| |
\|`ニニ′||/Vソ/
/`ー―――´ ニすニ
ニまニ
ニぬニ
/ハΛ
>>1
お前さん大好きだわ!
蛇に続き狐か・・・
蛇とのときからなんか狐好きだったもんなwww
きました。
はよ
まってたZ!
待ってました。
よく規制食らうからあまり書き込めないけど、楽しみにしています。
ぽんぽこぉ
~山中 夕方~
男「(朝から歩き続けているが…)」
男「(…同じトコ廻ってないか…?)」
男「(だいたい…この落書きが地図だと?)」
男「ハァ…」カチッ ボッ
男「」フゥー…
男「(…もう二~三日探してダメなら…)」
女「(ん?アレは…)」
女「(確か滝を探していると言っていたが…)」
女「(屋敷か…?いや、地図を見ているからな…)」
女「(仕様の無い…)」
女「おい、何をしている」
男「…煙草吸ってる」
女「滝探しか?」
男「ああ。…朝から同じトコ、ぐるぐる廻ってるみたいだけどな」
女「…地図、見せてみろ」
女「…」ジー…
女「…これは…見ない方が良いだろう」
男「…やっぱりか」
女「今日は諦めて屋敷に来い」
男「おい鳥頭」
女「…なんだと」
男「俺が昨日言った事覚えてるか?」
女「…ああ」
男「なら…」
女「娘様はテレビをお買いになられたぞ」
男「…」
女「(ほう…この男、これ系に弱いのか…)」
女「Am○zonでお急ぎ便まで使われてな」
男「…う」
女「お前の助言を聞き入れたというのに…悲しまれるだろうな」
男「…卑怯な」
女「…付いて来い」
~屋敷 夜~
娘「いらっしゃーい!」ダキッ
男「…ああ」ポフッ
女「…」ギリッ
娘「テレビ観よ、ほら。大きいの買ったよ」ニコニコ
男「ああ」
娘「そこ座って」
男「?」
娘「とうっ!」ストン
男「…まあ、いい」
娘「えへへ~///」スリスリ
女「…」ギリギリッ
~客間~
男「…馳走になった」
娘「お兄さん、もう遅いから泊まってくといいよ」
男「いや、帰るよ」
娘「残念…」ションボリ
女「送ろう」
~屋敷前~
娘「お兄さーん!またねー!」ブンブン
男「…ああ」
女「行くぞ」
男「提灯、マイブームか?」
女「…」
~アパート~
男「…取り敢えず、まともな地図を女に書いてもらったし」
男「多分、明日は見付けられるだろう…」
男「明日こそ…」
男「」zzz…
~山中 昼~
男「…こっち…?いや、あっちか」
娘「見付けたー!」ダキッ
男「何処から湧いて出た…」
娘「足、治ったから元気!」
男「会話が成立しねぇ…おい小娘、滝はあっちか?」
娘「滝?まだ探してるの?」
男「ああ」カチッ ボッ
娘「あそこ、何も無いよ?」
男「いいんだ。別に」フゥー…
娘「まあいいや、付いて来て♪」
男「おお、悪いな」
~屋敷前 夕方~
女「お帰りなさいませ。娘様」
娘「たーだいまー!」
男「こら小娘」ガシッ
娘「いひゃい、いひゃいぃ~!」ジタバタ
女「貴様ァァ!!」クワッ
男「やかましい!」クワッ
男「おい小娘!お前は滝に案内してくれたんじゃないのか!?」
娘「え?付いて来てとは言ったけど…」
娘「滝なんて言ってないよ…?」
~客間~
娘「…ごめんね…グスッ、ごめんなさい」グスッ
男「な、泣くな…悪かった、言い過ぎたよ」ナデナデ
娘「…ごめ…なさ…い」zzz…
男「…? おい」
娘「」スヤスヤ
女「…朝からお前を探しまわっておられたのだ」
男「…」
女「加えて、泣き疲れられたのだろう」
男「…悪かったよ」
女「…先刻の態度、滝に何かあるのか?」
男「お前には関係の無いことだ」
女「…そうか」
女「夕飯の支度をしてくる。娘様をみていてくれ」
男「…ああ」
>>11
いらっしゃい。ごゆっくりー!
>>13
まま、ごゆるりと…
>>14
一番好きなのは犬ですねぇ…ヘヘッ
>>15
まま、おひとつ 旦~
>>16
おまたー!ゆっくりしていってくだされ!
>>17
あなたも///
>>18
ありがとうございます!励みになります!
>>19
○んぽこ///
さあ、仕事の時間だ…
いよいよ動き始めたな
待ってた
お気に入り登録して待っとるぞよ~
ニア 待ってました
娘「うまうま~」パクパク
男「…」モグモグ
女「…口に合わないか?」
男「いや…美味い」
女「舌が死んでいる、というのは本当のようだな」ボソッ
男「何か言ったか?」
女「いや」
娘「お兄さん、それ好物♪あーん」
男「…ああ」ヒョイ
女「あ」
娘「えへへ~///」パクッ モグモグ
娘「」バタン
男「…女」
女「娘様!娘様ぁー!」
男「おい女」
女「貴様ァァ!!」
男「…理不尽だ」
~屋敷前~
娘「お兄さん!またねー!」ブンブン
男「…元気なことよ」
女「行くぞ。グズグズするな」
男「だから何で提灯なんだよ…」
~帰り道~
女「一応、詫びておく」
男「…ああ」
女「美味い物を味わえぬとは…哀れな」
男「黙れ」
女「…失言だった」
男「…」
~山中 昼~
?「(まったく…娘様も物好きな…)」ヒクヒク
?「(…居た)」
カチン
?「(ん?)」
トラバサミ「」ハロー
?「(あ、やば)」
ギャイィィィン
男「何だ…今の品性の欠片もない悲鳴は」ガサガサ
狐「キュウ…キュウ…」
男「…」
狐「キュウ…」
男「俺は今まで…思い込みによる勘違いをしていたのかもしれん」
男「これは確かめねば…おい狐」ザッザッ
狐「キュウ…」
男「言葉は通じなくとも、魂で聞け。一見ピンチに見えるその状態だが…」
男「それは流行っているのか?」
狐「」ギロッ
男「あ、今のは解った。こいつキレたw」
ガブッ
ギャイィィィン
男「(待て待て!落ち着け!)」
男「(思い出せ…こんな時、蒼き衣を纏いて金色の野をほっつき歩いてた人は…どうしてた…?)」
男「ほら…怖くない」ニコッ
狐「!」
男「怯えていただけなんだよね?」ナデナデ
狐「…」カパッ ペロ…ペロ…
男「(鳥の人スゲー!)」
男「(まあ…助けてやるか)」ギリギリ…バィン!
狐「…」
男「動くな。ちょっと待て…ってハンカチ無いな…」
男「お気に入りの『お前はもう、死んでいる』Tシャツだが…」ビリィィィッ
クルクル キュッ
男「これでいい。じゃあな」
~夕方~
男「(…まさか…俺が方向音痴なのか?)」
女「…おい」
男「…またお前か」
女「…ッ」チクッ
女「(何だ…今のは?足の傷…?いや、違う…)」
男「おい、どうしたんだ?」
女「…いや、足を挫いてな」
男「…」
~屋敷 夜~
娘「お帰りー!と、いらっしゃーい!」ダキッ
男「…ああ」ポフッ
娘「あれ?女どうしたの?」
女「申し訳ありません娘様。足を…少し」
娘「大変、ほら、奥の間行こ」
女「はい」
男「じゃ、俺はこれで」
娘「ダメ~!」
男「…何で」
娘「もう暗いし、帰るの危ないよ。女も今日は送れないし…」
男「大丈夫だろ。ここからの帰り道は大体分かる」
娘「でも…」
男「提灯、貸してくれ。明日返しに来る」
娘「あ…」
娘「うん!」ニコッ
>>26
お待たせしました。どうぞごゆっくり。
>>27
ありがとー!宜しくー!
>>28
おお!ニアのお方!また宜しく///
この後、道場で稽古→お泊まり///なので…多分夜の部は無理かと。
ごめんして!
待ってたぞ!
泊まり?そんなのはいいから続き早くかけ下さい
さあこい!
お泊りでなんの稽古をしてきたのやら!!!!
待ってる!
ニア 覚えられてたとか恥ずかしい
~アパート 朝~
男「(何…やってるんだろう、俺…)」カチッ ボッ
男「(まあ…約束は守らねーと)」フゥー…
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
男「はい」
母「ああ男?またお金入れといて」
男「少し前に入れたろ」
母「あんなもん、もう無いわよ」
母「そこまで育ててやったってのに…はぁ~あ」
男「(これで最後だろうしな)…多めに入れとくよ」
母「明日までにね」
ツー ツー
男「育ててやった…ね」
男「ありがとよ…テメェがギャンブルと男にハマったお陰で…」
男「カビたパンも、どんなご馳走も…変わらず食える舌になったよ」
男「銀行行って…提灯、返しに行くか」
男「そして…今日こそ」
~屋敷前 昼~
男「おーい」
男「不在か。…置いてくか」
男「…じゃあな」
~山中 夕方~
男「…迷った」
男「(まあいいさ。運が良けりゃ熊でも出るだろ)」
男「(はぁ~)」ゴロン
娘「えへへ~///」ガシッ
男「…」
娘「~♪」スリスリ
男「エロールはムゴい方です…」
娘「?」
男「なあ小娘。滝はどっちだ?」ガバッ
娘「ずーっと向こう」
男「…そうか。女は?」
娘「今日は大人しく寝てるって言ってたよ」
男「…そうか。まあ気ぃ付けて帰れよ」
娘「一緒に♪」ガッシ
男「(…初めは鬱陶しいとしか思わなかったが…)」
男「(よく笑う子だ…笑顔は伝染る…というのは…)」
娘「どしたの?どこか悪い?」
男「いや、行こう」ニッ
娘「!」
娘「うん!」ニコッ
~屋敷前 夜~
女「お帰りなさいませ、娘様」
娘「ただいまー!」
男「じゃ」
娘「」ガシッ
男「?」
娘「ご飯、一緒に…ね?」
男「…」
娘「…昨日すぐ帰った。我慢したよ?」ジワッ
女「…昨日の礼もある。夕飯くらい食っていけ」
男「…ああ」
娘「ん~♪」スリスリ
男「…鼻水は付けるなよ」
娘「で、出てないよ!」
男「(何やってんだろうなぁ…)」
~客間~
男「…またしても馳走になった」
娘「えへへ~///」スリスリ
女「娘様、そのような下郎に…」
娘「下郎じゃないよ、ねー?」
男「…どうでもいい」
娘「じゃあ…じゃあ恋人!///」
男「5年早い」
娘「むー…暫く友達のままかー」
男「…友達?」
娘「?」
男「今、友達と言ったか?」
娘「? うん」ニコッ
男「表向きはヘラヘラしておいて、裏に回れば罵詈雑言、利害によっては手の平を返す…」
男「そんなモノになりたいのか?」
娘「お兄さん、それ友達違う。私は友達ー!」ダキッ
女「…」
男「う…悪い。言う事じゃねーな」
娘「許すー。だから膝枕!」
男「存外図々しいのな…」
娘「わーい!」グリグリ
~屋敷前~
娘「泊まってけばいいのに…」
男「そこまでは…ちょっと」
女「送ろう」
男「足を治せ。じゃあな」
娘「あ、提灯貸すよ!だから…また、明日…」
男「…要らん。今日はライトがある」
娘「…」
男「じゃ」
これは男がデレるやつなのか、それとも娘と女を食べちゃうやつなのか…どっちも美味しくいただきます
ブクマした
安心して書かれよ
気長に待つことにするよ
~アパート~
電話「メッセージは2件です」
電話「…元上司だ。解っているとは思うが、誰かが責任を負わなきゃならなかった…」
電話「退職金は弾んでやったんだ。くれぐれも外に漏らさないようにな」
男「ああ…お陰でどこ受けても書類でバッサリだよ…」
電話「次のメッセージです」
電話「…元カノよ。ねぇ、怒ってるのは解るけど…電話くらい出てよ」
電話「反省してる。けど男、仕事ばかりで寂しくて…でもね?一番好きなのは男よ。だから
ブツッ
男「…」カチッ ボッ
男「」フゥー…
男「(…なかなか愉快な人生だった)」
男「(取り敢えず明日だ…)」フゥー…
男「(人間五十年…ねぇ…)」グジッ
男「(そこまで…生きれりゃ…立派なもん…だ)」
男「」zzz…
~山中 朝~
娘「おはよー!」ダキッ
男「お前…暇なのか?」
娘「うん!案内するよ。滝」
男「でかしたクソッタレ!さあ早く!」
娘「はいはーい♪」ガッシ
男「…歩き難い」
娘「まあまあ♪」
男「離してくれろ?」
娘「まあまあ♪」
男「まあまあしか言えんのか…」
娘「みいみい♪」
スパーン
娘「おバカになったらどーすんのー!」
男「大丈夫だ、問題無い」
ザッザッ
男「(ここにも一つ)」ギリギリ…
娘「あー木にイタズラしてるー!」
男「…目印だ」
娘「? 要らないよ?私が居るもん」
男「(今日はお前が居るから、道を覚えるだけ…とは言えないし…)」
男「…念のためだ。お前バカだし」
娘「あぅ…信用してない…」ションボリ
~滝 昼~
娘「到着ー」
男「おお…」
娘「凄い?嬉しい?抱き締めたい?いーよー!」
男「(この高さなら…確かに。加えて上からの圧で浮かぶことも…)」
娘「お兄さん?」
男「ありがとう。さ、屋敷まで送ろう」
娘「? もういいの?」
男「ああ。十分だ」ポフッ
娘「えへ~///」スリスリ
~屋敷 夕方~
女「お帰りなさいませ。娘様」
娘「ただいまー!」
男「よう」
女「…貴様か。ついでだ。夕飯、食っていけ」
男「馳走になろう」
女「いちいち断るな。面倒…なに?」
男「…耳も悪いのか」
娘「食べるって」ニコニコ
女「あ…はい」
女「おい待て貴様。耳『も』とはどういう意味だ?」
男「」チッ
女「何だその嫌そうな顔は!」
ニア とりあえず女さんは貰っていい?
~客間 夜~
娘「ん~♪」スリスリ
男「(今日で最後だ…これくらいはいいだろう)」
娘「明日は?来る?イイ子にしてるよ」グリグリ
男「…今日で休暇は終わりだ」
娘「」ガバッ
男「…そんな顔、するなよ。また、そう…気が向いたら来るさ」ナデナデ
女「…」
娘「…待つ。待ってる!だから…」ジワッ
男「…ああ。きっとだ」ニコッ
娘「うん…うん!」
女「貴様、娘様との約束を違えるなよ…?」
男「ああ…また、美味いモン用意しといてくれ」ニコッ
女「…いいだろう」
~屋敷前~
男「世話んなったな」
娘「…」
女「…」
男「どうした?景気の悪い顔だな」
娘「…」
女「…」
娘「」ガシッ
男「…おいィ?」
娘「…なく…る」ジワッ
男「?」
娘「お兄さん、来なくなる…グスッ 気がする…」グスッ
男「…何故?」
娘「わかんないよ!グスッ でも…」グスッ
男「仕様の無い…ほら」
娘「これ…」
男「山刀…御守りみたいなモンだ」
娘「でも…これ、きっと大事な
男「預かっててくれ」
娘「あ…うん!」ニコッ
男「ふふ」ナデナデ
男「じゃあな」
娘「またねー!」ブンブン
女「…」
~アパート~
カチッ ボッ
男「(…小娘、そいつはお前にやるよ)」フゥー…
男「(大事にしてもらえ。相棒…)」
男「(…女、お前の飯、本当はウメーんだろうな)」フゥー…
男「(ああいうのが『人間』ってヤツなんだろう…)」フゥー…
男「(…寝よう)」グジッ
男「(いよいよ…終い…)」
男「」zzz…
~屋敷 朝~
娘「えへへ~///」ナデナデ
女「あまり撫でまわすと、危のう御座いますよ?」
娘「うん!気を付ける!」ナデナデ
女「僅かながら、加護が働いている様子…本当に大事な物だったのでしょう」
娘「預かる!大事!」ニコニコ
女「はい」フフ
ビシッ キィン
娘「あ…!」
女「これは…!」
~滝 昼~
男「…着いた」
男「(古来…死刑囚も最後の一服が許されていたとか)」カチッ ボッ
男「(最後まで裏切らなかったのは…)」フゥー…
男「(爺さんと…山遊びが好きだった俺に、爺さんがくれた山刀…)」
男「(あとは…煙草)」フゥー…
男「(…ま、一休み一休み)」
~山中~
娘「大好きな匂い…」ヒクヒク
女「滝に向かっていますね」
娘「胸がザワザワする…」
女「急ぎましょう」
娘「うん!」
~滝~
男「(ああ…)」
男「(もう一つ…いや、二つか…あったな)」
男「(鬱陶しいのと…堅苦しいのが…)」
男「(いや…早計か)」
男「(…ま、元気でやってくれ)」
バッ
娘「!」バッ
ガシィッ
男「ぐぅっ!」ガクン
男「何だ!?」
娘「~っ!!」ギリ…ギリ…
男「何やってんだ!離せ!」
娘「イヤ!」
男「バカ!お前まで落ちる!」
娘「~っ!!女!女ー!!」
男「(…ダメだ)」
男「おい聞け!俺はお前の足に掴まる!お前は左腕を引っ掛けてる木に両手でしがみつけ!」
娘「…うん!」
ガシッ
娘「うぅ~!女ー!早くー!」
男「…お前がバカで良かったよ」
娘「ええ!?何!?」
女「娘様!」
男「…ありがとな」パッ
娘「あ…」
娘「イヤァァァァ!!」
>>51
旦那ぁ、好きっすねぇ…ヘヘッ
世間様は『連休』だったとか。羨ましい限りで…orz
>>56
俺も連休とか関係無しだ
土日月全部出勤だったわ…
ニア ところでバットエンド?(笑顔)
続き気になって朝起きれなくなりそうだわ
ようやく規制が解けたから思う存分支援できるぜ!
やっふううううう!!!!
今回の男はひどい奴だな。娘様のトラウマになったらどうするんだ。
とりま支援。
~下流 夕方~
男「…ぅ…」
男「(神は言っている…ここで死ぬ運命ではないと…)」
男「(何が『これでアナタももーまんたい』だ…)」
男「…娘…女…二人はどうなった…?」ノソノソ
男「? ずぶ濡れの狐…が二匹」
男「しかも虫の息…」
男「(…待て。この狐は…)」グイッ
男「(やはり…二匹とも足に怪我の痕が…)」
男「(引き上げたのか?大の男を?)」
男「(取り敢えず…)」ヒョイ
男「(暖めるくらいなら…)」ヌギヌギ
男「(そして俺も…限界…)」ギュウッ
男「」zzz…
~屋敷 朝~
男「…ぅ…布団…?」
男「」ガバッ
男「おぉぉぉ…!(か…身体が…!)」ビキビキ
ガシャン
男「…?」
娘「あ…あぁ…」ポロポロ
娘「お兄さーん!」ダキッ
ギエェェェェ!
~昼~
男「…ハッ!」ガバッ
男「おぉぉぉ…!」ビキビキ
娘「…ごめんなさい」
男「…無事だったか」ポフッ
娘「うん…///」
女「///」
男「…何でお前が頬を染める?」
女「だ、黙れ!寝込みを襲うような真似を…!///」
男「?」
娘「照れてるんだよ~。お兄さん、暖かかったーって///」
男「つ…つまり…」
男「この痴女め!俺が動けないのをイイ事に!あんな事やこんな事を!」
女「違うわ!たわけ!///」
男「そういや狐はどうなった?」
女「狐?…知らんな」
男「…そうか」
娘「」ニコニコ
~客間 夜~
娘「お兄さん、身体はどう…?」
男「…だいぶいい」
娘「お兄さん…何で…?」
男「?」
女「滝を探していたのは死ぬためか?」
男「…いや、足を滑らせて
娘「ウソ!お兄さんバッて自分から!」
男「…」
娘「どうして…?私や女が、何かダメだった?」
女「む、娘様…」
男「…違う」
娘「直すよ?私、バカだから…いっぱい、いっぱい勉強する!」
娘「女も…本当はすっごく、すっごく優しいんだよ?」
娘「だから…だから…」ポロポロ
男「…」
女「理由くらい話せないのか?」
男「…」
女「…だんまりか」スッ
男「これは…」
女「…これがお前の危機を教えてくれた。余程大事にしていた物だったのだろう」
男「爺さん…」ボソッ
男「…嫌になった」
娘「」ビクッ
男「…お前達の事じゃない」
男「…母は物心ついた時からギャンブルと男狂い、父は失踪」
男「飯はカビた食パン…舌はこの頃からおかしくなった」
女「…」
男「学校の授業料のためにバイトして稼いだ金は、気が付きゃ母の財布ん中」
男「…就職した先は蹴落とし御免の競争システム…友達ってのは利用してナンボの世界」
男「挙げ句会社は責任を被せられて解雇…当然次の仕事なんざ書類選考でバッサリ」
男「彼女も居たが、他の男に股開いて『寂しかったの』だ…はは」
男「かなり省いたが…ま、人によっちゃ這い上がる奴もいるだろう」
男「が…俺は『もういい』って方だ」
娘「私…私は大丈夫だよ!嫌な事しないよ!」ガシッ
男「…そう」
男「やっぱ同じ事言うんだな」
>>57
お疲れ様です。いつか振替で休めるといいですね。
…お互いに。
>>58
さてさて…どうでしょうねぇ?
>>59
…お待たせして申し訳ありませぬ。ホモ殿。
上司に『来い』と言われたらそれまでなのです…
>>60
コンゴトモヨロシク…
>>61
支援、ありがとー!続きをお楽しみにー!
手作りまんま…ガッついてきます///
ニア 意味深な……たまには>>1のバットエンドをリアルタイムで見たい
>>66
大丈夫だ!ゆっくり書いてくれ、気長に待つよ。どうせなにもすることも無いからな!
娘「え…」
男「どいつもこいつもこいつもどいつも」
男「似たような事言っては擦り寄って…」
女「おい、娘様は…」
男「…もういいんだ。そんなこたぁ」
娘「…どうして?…どうしたら信じてもらえる?」
男「逆に聞くが、何でだ?」
娘「?」
男「俺と仲良くなったら…お前達にどんなメリットが発生するんだ?」
娘「…私、難しいこと、ダメだから…でも!」
娘「嬉しいよ?お兄さんと仲良くなったら、嬉しくて、楽しい!」
男「…」
娘「お兄さんが生きてて、すっごく嬉しいんだよ!」
男「…もう、いい」
娘「お兄さん…」
男「色々…毒されてんのかもな」
女「…今はゆっくり休んで…頭を冷やせ」
男「…ああ」
娘「お泊まり、流連」ニコッ
男「…」
~客間 早朝~
男「…」ムクッ
男「(…朝の山は好きだ)」イソイソ
シュッ
女「…早いな」
男「散歩してくる」
女「何?」
男「心配いらねーよ」スタスタ
女「(仕様の無い…念のため…)」
~山中~
男「(何か気分が良い…)」
男「(…やはり山は良い。たまらなくイイ)」
ガサッ
男「?」
狐「…」
男「お前は…」
狐「…」
男「…礼を言う…べきなんだろうな。子狐は一緒じゃないのか?」
狐「…」
男「足見せてみろ。化膿してねーか?…って言葉解んねーよな」
狐「…」スッ
男「…まさか…んなワケねーか」
男「ああ、これなら大丈夫だ」ニコッ
狐「!」
男「付いて来るか?景色の良いトコがある。朝ならもっと良い筈だ」
狐「…キュウ」
男「ふふ、イイ子だ」ナデナデ
狐「!!」
男「…ココだ」
男「なかなかイイだろ?」
狐「…」
男「どっこい庄一」
男「…遠慮すんな。こっち来い」ガッシ
狐「…」
男「はぁ~…」グリグリ
狐「キュウ…」
男「もうちっとだけ、頑張ってみようかね…」
狐「!」
男「…仕事も、選ばなきゃあ…何かはあるだろ」
狐「…」スリスリ
男「お、ありがとよ」ナデナデ
狐「キュウ…」
男「…爺さん、ずっと見ててくれてたんだなぁ」
狐「…」
男「…小娘と堅物にも、礼くらい言っとくか。のう?」グリグリ
狐「キュウ…」
男「くぁ…眠ぃ…」
狐「…」スリスリ
男「…ちと寝る…お休…み」
男「」zzz…
~昼~
男「…くぁ~…寝た寝た」
男「…重い。何だ…?おい狐、お前太っ
娘「」クゥ…クゥ…
女「」スゥ…スゥ…
男「…」
男「おい、小娘」ユサユサ
娘「」クゥ…クゥ…
男「おい、女」ゴスッ
女「…う」
男「…何をやっとるんだお前は」
女「む、娘様!」ガバッ
男「…一緒に来たんじゃないのか?」
女「娘様、娘様」ユサユサ
娘「…ぅ~…」
男「起きたか?」
娘「お兄さーん!」ダキッ
男「…はいはい」ナデナデ
女「娘様…これは、その」
娘「ねー?女優しいでしょー?」ニコッ
男「え?ああ…多分」
娘「お兄さん、女、ご飯ご飯」
女「はい。取り敢えず戻りましょう」
娘「うん!」
男「おい手を離せ。歩き難い」
娘「ダメー」ニコニコ
体壊さないように頑張ってください
いつもありがとう
笹部郷みたい。
無理せず頑張って!
見てるから!
ニア あ、ありがとう……ズズズ
ニア 途中送信だと……!? 休み休みやれよー身体壊すなよー。
なんか右目から水湧いた
○○の恩返しの後日談を少し…よかったらどうぞ。
>>74
こちらこそ、ありがとうございます。
>>75
?後で調べてみます///
>>76
ありがとー!頑張る!
>>77
>>78
ニア殿、いつもありがとうございます。
>>79
涙は心の汗だから!
では、また深夜に ノシ
ニア 読んできてニヤけた。同僚が幸せでよかった。そしていつもいい話をありがとう
向こうのおまけ読んできまちた。
ハッピーエンドで良かった。
深夜に更新だからリアルタイムで見れないのが残念だが、>>1の話はいつも楽しいからいつまででも待ってられるよ!
ゆっくりで良いから着実に進めてくれよ!
~客間~
男「…取り敢えず帰ろうと思う」
娘「…」
男「心配すんな。絶望的な職探し、やってみるんだよ」
娘「…本当に?」
男「俺が嘘ついた事あったか?」
娘「…」ジワッ
男「…超あるね。うん」
女「」ハァ…
男「いやいや!大丈夫だ。今度は本当だ!ジッチャンの名にかけて!」
娘「…信じるよ。お兄さん」ギュッ
男「…ああ」
男「あー、それと…」
娘「?」
男「お前と、女…礼を言っとく。ありがとよ」
娘「…///」テレテレ
女「…///」フン
娘「あー!女照れてるー!」
女「む、娘様!」
男「えぇぇ…」
女「引くな!///」
~屋敷前 夕方~
娘「電話する。番号覚えた!」
男「…お利口さん」ナデナデ
娘「えへへ~///」
男「じゃ」
女「…気を付けてな」
男「ああ」
~アパート 夜~
男「(選んではいられない…)」
男「(が、せめて食い扶持くらい稼げるトコじゃないと…)」
男「(生きるってなぁ…)」カチッ ボッ
男「(何気に大変だよな)」フゥー…
男「(ま、取り敢えずは明日だ…)」
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
男「…はい」
娘「お兄さーん!」
男「…」キーン…
男「…電話で叫ぶのは止せ」
娘「あぅ…ごめんなさい」
男「で?どうした?」
娘「あ!お休みなさい!」
男「…」キーン…
娘「ごめんなさい…鳥頭だね。私」
男「…鳥に謝れ」
~ハロワ 昼~
男「…取り敢えず、この三つを」
係員「わかりました。少々お待ちください」
男「(畑違い…だが)」
係員「…お待たせしました。こちらが資料になります」
係員「面接の連絡は後日になります。では、また何かありましたら」
男「ども」
~アパート 夜~
男「(情報誌も買うか…)」
男「(退職金、考えて使わねーとな)」
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
母「男?悪いんだけどさ」
男「お金?」
母「そうそう。アンタ『多めに』何て言ったくせに、20万しか入れてなかったでしょ?」
男「俺、ちょっと前に…会社クビになってさ」
母「は?クビ?」
男「そう。だから…」
母「家来てもダメよ?そんな余裕無いから」
男「そうじゃなくて…お金。無いの」
母「はぁ~…」
ブツッ ツー ツー
男「…」カチッ ボッ
男「わかりやすいねぇ…」フゥー…
男「金の切れ目が…ってやつか」
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
男「…はい」
娘「繋がったー!」
男「…」キーン…
娘「…ごめんなさい」
男「学習しようぜ…して小娘よ、要件は何だ?」
娘「さっき繋がらなかったよ?何で?」
男「他の奴と話してる時に繋がるわけないだろ…って知らんのか?」
娘「…うん。でも大丈夫!覚えた!」
男「そいつぁ良かった。で?要件は?」
娘「…お兄さん、来ない」
男「そりゃ今はなぁ…」
娘「いつ来る?待ってる!」
男「…じゃ明日」
娘「明日!やた!お休みなさい!」
男「…お休み」
ガチャッ
男「…元気な子だ」
男「何か買って持って行くか」
>>81
いえいえ、楽しんで頂けたようで何よりです。
>>82
読んでくれてありがとー!こちらも宜しく!
>>83
ありがとうございます。ゆっくりとですが、またお付き合い下さい。
吠えろケンメリ!(ウソ。台車の軽四)仕事が俺を待っている!
あっちもこっちも書いてくれてありがとう
あっちってなんぞ?
前の作品も読ませていただいてます!
とても面白いです!
~翌朝 山中~
男「(つーか何でこんな山奥に住んでんだ…)」
男「(車で入れるようにしろ…まったく…)」
娘「やー!」ダキッ
男「…すぐに抱きつく癖はどうにかならんのか」
娘「ならないー♪」スリスリ
女「来たのか…朝からご苦労だな」
男「まったくだ。車道を通せ車道を」
男「それとコイツの抱き癖をどうにかしろ」
女「問題無い。抱きつくのはお前だけだ」
娘「お前だけだー」グリグリ
男「大問題だ」
女「黙ってキリキリ歩け」
男「…へいへい」
~屋敷~
女「仕事は見付かりそうか?」
男「…何とかなるだろ」
娘「お兄さんなら大丈夫!」
男「だといいがねぇ…あ、これ」ズイッ
娘「?」
男「ドーナツだ」
娘「くれるの?食べていいの?」
男「ああ」
娘「わーい!」
娘「甘い、美味しい!」パクパク
女「ふふ」
男「!」
女「どうした?」
男「コイツ…笑うぞ…!」
女「…どういう意味だ?」
男「いや別に」
娘「女、美味しいよ。食べよ♪」
女「はい。では…」パクッ
女「むぅ…これは…」
女「…お前にしては上出来だ。誉めてやろう」
男「…気に入ったようで何より」
~山中 昼~
男「一面赤…なんと見事な」
女「直に見れなくなる。…来年までな」
娘「お気に入りの場所だよ」ニコニコ
娘「春はあっち。山桜」
男「夏は?」
娘「あっち。川♪」
男「ふ
女「冬はどこも銀世界だ」
男「やるな…ニュータイプか?」
女「にゅう…何だ?」
男「…流してくれ」
女「?」
男「昼は弁当か」
娘「私もお手伝いしたよ」
男「イイ子だ」ナデナデ
娘「…///」
女「おい、敷物くらい手伝え」
男「フッ…俺は高いぜ?」
女「…2円50銭くらいか?」
娘「買う!」
男「やめろ…もうやめてくれ」
娘「…残念」ションボリ
男「…というか人を金で買うな」
女「冗談だ。100倍くらいの価値はあるだろう」
男「…それでも250円ですよね?」
娘「買う!」
女「こき使いましょうね?」ニッコリ
男「…この口かい、この口がイケないのかい?ええ!?」グリグリ
女「い、いひゃい!ひゃひを…!///」
娘「あー、ずるいー!」ダキッ
男「うわっ!何をする!」
女「ま、まったく!///」
男「…ごちそーさん」カタッ
娘「…お兄さん、いつもたくさん食べない。大きくならないよ?」
男「いや成長期終わってるから」
娘「舌のせい?」
男「…多分な。そんな事よりお前はしっかり食べろ」ホレ
娘「あーん」パクッ
娘「えへへ~///」モグモグ
男「餌付けしてるみたいだ…」
女「娘様はペットではないぞ?」
男「わーってるよ。それより…」
女「?」
男「すまねぇな。本当はウメーんだろうけど…」
女「…気にするな」
男「でもな?食わなきゃ、腹へって辛いから食ってた今までとは違う」
男「なんつーか、ウメー気がする…相変わらず味は判んねーけど」
女「…そうか。何よりだ」
ニア その気になれば>>1、ラノベいけんじゃね?
~屋敷前 夜~
娘「泊まってけばいいのに…」
男「…色々あんだよ」
女「無理はしないことだ」
男「ああ。じゃ」
娘「またねー!」ブンブン
~アパート~
電話「メッセージは1件です」
電話「元カノよ。ねぇ、話くらい聞い
ブツッ
男「…なかなか図太い生き物だ」カチッ ボッ
男「(ま、あんなのに引っかかった俺も…か)」フゥー…
男「(せいぜいイイ男見つけてくれ)」
男「(俺はもういいや…)」フゥー…
男「(そういや面接の連絡無いな…)」
男「(今回も…かね)」ヤレヤレ
男「(…寝よう)」グジッ
男「(もしかしたら明日、連絡あるかもしれんし…)」
男「(…ダメだったら…また…探せ…ば…)」
男「」zzz…
~昼~
男「(新しい情報誌、買ってきたが…)」
男「(要資格、要経験ばっかりだな)」ハァ
男「(給料に目を瞑ればいくつかあるが…生活出来ん…)」
男「(ここ、家賃安いんだけどなぁ…それでも無理とか)」
男「(面接の連絡も…まだ来ない)」
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
男「(来たか)はい」
係員「職業安定所の者です。今回の件ですが…」
男「…」
係員「…という訳でして。これで諦めず、またいらしてください。では」
男「わざわざありがとうございました」
男「ハァ…」ゴロン
男「(ま、予想通り…だな)」
~夜~
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
男「はい」
娘「こんばんはー!」
男「…」キーン…
娘「あぅ…ごめんなさい」
男「…もしやわざとか」
娘「わざとじゃないよ。本当だよ?」
男「まあいい…お休みなさい、か?」
娘「うん!あといつ来るかなーって」
男「また折をみて顔を出すさ」
娘「折?みる?」
男「…暇になったら」
娘「わかった!待つ!」
男「イイ子だ。お休み」
娘「お休みなさーい!」
ガチャッ
男「(そういやあの二人…どうやって生活してるんだ?)」
男「(屋敷といい、使用人(女)といい…親の遺産か何かか?)」
男「…どうでもいいか」ゴロン
男「(明日は…またハロワ行って…)」
男「(ああいかん…横になって…考え事…すると…)」
男「(寝て…しま…)」
男「」zzz…
>>97
>>99
いえいえ、身の丈に合ったニヤニヤで十分です。
いつもありがとー!
>>98
…というワケでして。こちらでお付き合い下され///
知ってるか?ブラック企業ってのぁ…人権、無いんだぜ?
…行ってきます。
ニア そうか、残念(´・ω・)まぁ、逝ってらっしゃい。彼女さんのためにも、俺らのためにも還って来いよ
>>103
人権がないとは・・・大変ですね体をたいせつに・・・
~一週間後~
男「…依然としてぷー」
男「(スゲーよなク○のぷーさん…ぷーで人気者なんだぜ?)」
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
男「…はい」
?「…私だ」
男「お前か…俺はもう足を洗った人間だ。これ以上、組織と関わるつもりはない」
?「…何?」
男「俺はまっとうな人間として生きたい…!」
?「ちょ、ちょっと待て」
男「…という可愛らしいお茶目をかましたところで、何の用だ?女」
女「…燃やすぞ?」
男「電話をかけてきた用件が『燃やすぞ?』か。…新しい…」
女「…娘様が会いたがっておられる」
男「毎晩電話してるだろ」
女「とにかく。明日来い」
男「…秘書が前向きに検討すると言っている」
女「…頼む。娘様が期待に満ちた眼で、こちらを見ておられるのだ」ヒソヒソ
男「…」
~翌朝 屋敷前~
娘「来たー!」ダキッ
男「ほう、デカくなったな…小娘」
娘「? 変わってないよ?」ペタペタ
男「…流してください。あと人前で確認しないでください」
女「お前は時々、ワケの解らないことを口走るな?」
男「…(そりゃそうか…最近までテレビも無かったみたいだし)」
娘「仕事見つかった?」
男「…まだ」
女「焦らぬことだ。いずれ縁も生まれよう」
男「…だと良いがねぇ」
娘「取り敢えずご飯ご飯♪ずっと待ってた!」
男「……え」ゲフーリ
女「さあ、行くぞ」
男「いや待て俺は
女「行くぞ」
男「…アイマム」
~客間~
娘「お腹いっぱーい」
男「(はみ出る…だが、はみ出てイイのは…ブルマからのご褒美のみ)」ウップ
女「…これを飲んでおけ」
男「?(あ…胃腸薬)」
女「すまぬ…あと、礼を言う」
男「いいさ。薬、ありがとな」
女「…うむ」
娘「とーう!」バッ
男「よ…止せ!今はボディ一発でマットに沈む!」
娘「?」ボスッ
男「…お前が…俺の…"死"なのか…?」
男「バイバイ…拓ち○ん…」ガクリ
女「お、おい!しっかりしろ!」ガシッ
娘「ご、ごめんなさい!私、私…何てこと…!」
女「娘様!取り敢えず横にさせましょう!」
娘「うん!」
男「(マズイ…なんか大事になってる)」
男「(特○の拓ごっこがしたかったダケなんだが…)」
男「(あ…イカン…横になって考え事は…)」
男「」zzz…
ニア ズゾゾ……お仕事もたまには手を抜かなきゃいかんよ。サボるのもまた仕事だ
笹部郷、わかった?
お泊まりですか。手を抜きすぎず、ゆるーく頑張って
なんか感想ほとんどニアの人と俺だな
頑張ってよ!
これ本当にリアルタイムで見れないのが残念
だがしっかり読みにきてるから焦らずゆっくり書いていってくれ!
ほ
し
~昼~
男「…ハッ!」ガバッ
女「おお、気が付いたか」
娘「…お兄さん、ごめんなさい」グスッ
女「どこか悪いのか?でなければ、そうそう人が倒れたりはしないだろう?」
娘「グスッ…私、酷いこと…」
男「(取り敢えず…誤魔化そう)」
男「…最近、職探しで忙しくてな。身体に負担が掛かってただけだろ」ウンウン
男「別にお前のせいじゃないぞ」ナデナデ
娘「…あぅ///」
女「…ふむ。日頃の不摂生が原因か」
男「そうそう、そんな感じ」
娘「身体、大事」グッ
男「んだな。これからは気を付けよう」
娘「うん♪」グリグリ
女「…娘様。たまにはこちらから出向いて、食事等を用意するのも良いかと」
娘「お兄さんの家!?」
女「はい。どうもこの男は不摂生が常態化している様子」
女「環境を整えてやるのも、良いように思います」
娘「行く、行く!」
男「…女性がイクイク言うな」
娘・女「?」
男「いや、何でもない…」
娘「お兄さん家、ダメ…かな?」オズオズ
男「…来ても何も無いぞ?」
娘「大丈夫!」
女「別にもてなしに期待してはおらん」
男「…来るときは連絡くれ」
娘「わかったー!」ダキッ
男「(…掃除くらいはしておこう)」グリグリ
女「そろそろ昼時だが、どうする?」
男「…食う」
女「そうか。…では娘様、支度にかかります」
娘「うん!お願いー!」ニコニコ
ニア やべぇ本当のリアルタイムで見れるタイミングがいい
~客間 夜~
男「…王手」パチッ
娘「あぅ、ま、待った!待って!ね?」アワアワ
男「何回目だ…」
娘「うぅ~…」
女「娘様、引き際も肝心ですよ」
娘「だ、だって…終わっちゃったら、お兄さん帰っちゃう…」
男「…女、コーヒー頼めるか?」
女「ふふ…よかろう」
娘「?」
男「もう一局だ」
娘「あ…///」
娘「うん!///」
~屋敷前~
女「本当に送らなくていいのか?ライトがあるとはいえ…」
男「ああ。道も頭に入ってるしな」
女「…そうか」
娘「お兄さん、また来てね」
男「ああ」ポフッ
娘「~♪///」グリグリ
男「じゃ、またな」
娘「またねー!」
女「気を付けてな」
>>110
>>118
何事も「要領よく」というやつですね。
リアルタイム…宜しゅう///
>>111
何かの物語かと思っていました…大神というゲームに出てくるみたいですね。
>>112
>>115
あっしがニヤニヤ出来て…何人かが読んでくれりゃあ…されば来世はつがい雛ゴホォッ
>>113
ありがとう!ホモ殿!お楽しみに~
>>114
保守、ありがとうございます。
では、また。何事も無ければ19時くらいに ノシ
仕事だぁぁぁぁ!!
ニア そうそう、詰め込み過ぎるとバグおこすよ。にしてもこの>>1見てると就職したら負けかなぁって思えて来る
またリアルタイムじゃなかったか…
くそっ!まぁ、身体には気を遣ってゆっくり更新してくれ!
ところでこの物語何人読んでるのかな
ほ
>>123
ニア そんな事ァいいんだよ
やーっと追いついた...
~翌朝 アパート~
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
男「はい」
元カノ「…私よ」
男「…(チッ…確認してから取りゃよかった)」
元カノ「ねぇ…まさか、別れたりしないよね?」
男「? 何を言ってる。発覚した日に『終いだ』と言ったろ」
元カノ「冗談…でしょ?だって私が好きなのは男だけなんだよ?」
男「…なのに浮気したワケだ?」
元カノ「アレは…前にも言ったけど、男、仕事ばかりで寂しかったから…」
男「俺も寂しかったから誰かにチンポ挿れていいんだ?」
元カノ「ダメに決まってんじゃない!」
男「まあ付き合ってた場合の話だ。今はお互い好きにすればいいよな」
元カノ「何言ってんの?別れないわよ?」
男「お前にそんな決定権があるのか?」
元カノ「兎に角!」
男「はぁ…さいなら」ガチャッ
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
男「(確認…するまでもないか)」
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
男「(マズイな…求職関係はこの固定電話だから、線を抜くワケにも…)」
男「(携帯の着拒解除はもっとマズそうだし…)」
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
男「(何より話すことも無い)」
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
男「(…本屋行こ)」
~本屋~
男「(新しいのは…あった)」
男「(…ネカフェで読もう)」
元後輩「あれ?男さんじゃないスか」
男「? ああ、お前か」
元後輩「…話聞きましたよ。災難っしたね」
男「ああ。…どうでもいいけどな」
元後輩「その本…仕事探してるんスか?」
男「おう。つっても、殆ど書類で切られるんだけどな」
元後輩「…」
男「お前が気にする事じゃねーよ。じゃな」ポン
元後輩「男さん…」
~ネカフェ 昼~
男「…」ペラ…ペラ…
男「(特に目ぼしいのは無いか…)」
男「(昼ちょい過ぎか…何か頼むか)」
男「(…いや、外で食う方が安いか)」
~飯屋~
ワイワイ ガヤガヤ
男「(…結構混んでんな)」
元カノ「男!」
男「(うげぇ…)」
元カノ「ご飯?ほら、こっち来なさいよ」
男「いや…用を思い出した」
元カノ「待ってよ!」ガシッ
男「…離せ」グイッ
元カノ「男だって悪いんじゃない!」
男「そうか。なら尚更だな」
元カノ「え…」
男「お前とは無理だ。もう二度と会わないようにしたい」
元カノ「そんなの勝手に決めないでよ!」
男「…わかった。ハッキリ言う」
男「顔を見るどころか、声も聞きたくない」
元カノ「」
男「頑張ってイイ男見付けてくれ。じゃ」スタスタ
>>121
>>125
働かないと生きていけませんからねぇ…
いつもありがとねー!
>>122
ありがとう、ホモ殿。いつかリアルタイム出来るとイイですね!
>>123
さぁ…?あっしの趣味みたいなモンですからねぇ…
>>124
保守、ありがとうございます。
>>126
いらっしゃあい オヨヨ
では、また ノシ
男は幸せになるのかな
ニア 働いたら負け。ちゃんと働いてる>>1が輝いて見えるよ……。ゆっくりゆったり書けよー、あんまり急ぐと身体壊すからなー!
~アパート 夜~
男「(…マズイ…な)」
男「(仕事見付からねぇ…って諦めるのは早過ぎか)」
男「…」カチッ ボッ
男「(ハロワのパソコン、明日は空きあるかな…?)」フゥー…
男「(ハァ…どうしても沈んだ気分になるな)」フゥー…
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
男「(この番号は…)」
ガチャッ
娘「お兄さん、こんばんは」
男「ああ。こんばんは」
娘「あのね、明日いい?お兄さん家」
男「午前はハロワ行くからな…昼からならいいぞ」
娘「わかった!行く!」
男「山の麓に駅がある。わかるか?」
娘「女なら知ってると思う」
男「じゃ、13時に駅まで迎えに行こう」
娘「うん!楽しみ!」
男「ああ。遅れるなよ?お休み」
娘「お休みなさーい!」
ガチャッ
男「…掃除しねーと」
~駅 昼~
男「(取り敢えず二件見付けたが…面接までいけるかねぇ…?)」
男「(…何とかしなきゃな)」
娘「見付けたー!」ダキッ
男「…お前は悩みなさそうだな」グリグリ
娘「悩み?あるよ」
男「なん…だと…?」
娘「こーしてると吹き飛ぶー♪」グリグリ
男「…ええこっちゃ」
女「…何だ。魚が死んだような目をして…」
男「…失礼な」
男「取り敢えず…俺ん家でいいのか?」
娘「うん!」
男「途中でアイスでも買うか」
女「気が利くな」
男「…何で上からなんだ」
娘「アイス、アイス」ニコニコ
男「…(何だろう…?気分が楽になる…)」
女「どうした?」
男「いや…行こう」
~アパート~
娘「ここがお兄さん家…」
女「…思ったより綺麗だな」
男「掃除したしな…アイスだ」
娘「わーい!」
女「頂こう」
男「やっぱ甘い物には目がないのか?」
娘「」パクパク ムシャムシャ
女「…うむ」ムシャムシャ
男「そうか…遠慮せずやってくれ。礼みたいなもんだ」
女「ああ」ムシャムシャ
~スーパー~
女「部屋は思ったより片付いていたからな…次は食事だ」
女「日持ちする物も作っておこう」
娘「女、料理、上手」ニコニコ
男「ああ。いい嫁さんになるだろう」
女「…///」
娘「…私も料理覚える!」
女「はい。頑張りましょう」ニッコリ
娘「うん!」
ニア くぺっ。いつまでも見てるからな<●><〇>
>>137
ニア殿、楽しみにしていてくれているようで嬉しい限り///
えー…本日は、携帯オンゲの方でLv上げを…はい…
330かぁ…1Lv3~4億EXPかしら…
ではまた。深夜に ノシ
ほ
つ④
~アパート 夜~
女「出来たぞ」
男「…流石だ」
娘「食べよ、食べよ!」
男「ああ。いただきます」パン
娘「いただきまーす!」パクパク
女「ふふ」
男「(卓を囲む…か)」モグモグ
男「(…悪くない)」
女「(ふむ…初めて会った頃より、顔の険が薄れてきたな)」
娘「おかわりー!」
女「はい、只今」
娘「今日の、特に美味しい。お兄さん家だから頑張った?」ニコニコ
女「ふ、普通です」
男「?」パクパク
男「お…もう20時か」ナデナデ
娘「~♪///」
女「何かあるのか?」
男「いや、外真っ暗だぞ?」
女「? そうだな」
男「帰り、平気か?」
娘「えっ」
男「えっ」
女「何のために泊まりの用意をしてきたと思ってる」
男「ちょっと待て。泊まるとは思ってなかった」
娘「ダメ…?」
男「うっ…い、いや布団が無い」
女「毛布の類いは?」
男「わかった、わかったよ。布団は二人で使え。俺は毛布でいい」
娘「お兄さんも一緒ー♪」ダキッ
男「無理だ。はみ出る」
女「大丈夫だ」
男「?」
女「敷き布団の横に掛け布団を…ああ、掛け布団は内を上にして」
男「…なるほど」ゴソゴソ
男「毛布が掛け布団代わりか。毛布なら人数分あるしな」
娘「皆一緒♪」ニコニコ
男「風呂はどうする?」
女「流石にそこまでは、と思ってな」
娘「入ってきたよ。出掛ける前に」
男「そっか。じゃ、ちょっと入ってくるわ」
娘「背中、流すよ!」
男「…そんなスペースは無い」
娘「残念…」
男「というか…そういうのはだな、もっとこう…」
娘「?」
男「いや、いいや…年取れば解んだろ」ポフッ
娘「? うん!」
男「(ダメだ…多分伝わってねぇ…)」
女「娘様、大人しく待ちましょう」
娘「はーい」
男「じゃ」スタスタ
カラララ…ピシャッ
娘「女、お兄さん元気になった?気がしない?」
女「はい。以前よりずっと」ニコッ
娘「~♪」ニコニコ
女「ふふ」
男「んーじゃ寝ますかね…」
娘「とー!」ブンッ
ボスッ
男「…何の真似だ」
娘「枕投げ。知らない?」
男「…」ピククッ
娘「…あれ?」
男「ダメな子だ…ダメな子だ」ギュ~ッ
娘「いひゃい、ひひゃい~!」ジタバタ
女「…その辺で。娘様は今まで、遊び相手に恵まれなかったのだ」
男「本気で怒ってはいないさ」グリグリ
娘「ぁぅ///」
男「とはいえ、結構な時間だ。寝るぞ」
娘「私真ん中ー♪」
男「…お好きに」
女「貴様…分かっているとは思うが…」
男「ないない」
女「…うむ」
娘「?」
カチン
娘「お休みなさーい」
女「はい、お休みなさいませ」
男「…お休み」
今北産業
④
仕事頑張れ
俺も用意して仕事に行こ
仕事頑張って
俺も少し用事があるからな
俺も頑張ろう
楽しみ~!
待ってるぜ!!
この文才どっから来たんだ?
一度調べてみたいねww
~翌朝~
女「(ふむ…あとは…)」
タンタンタン ジャーッ コトコト…
男「」zzz…
娘「(…いいよね?少しなら)」ソッ…
娘「むーすーんーで♪ひーらーいーて♪」ギューッ グイーッ
娘「てーをうって♪むーすんでー♪」グイグイッ
男「…人の顔で遊ぶな」
娘「あ!おはよう!///」スリスリ
男「…おはよう」
女「娘様、朝食が出来ました」
娘「食べるー」ニコニコ
女「はい、此方へ」ニコッ
男「食べるー」ニヤニヤ
女「此方だ。愚図が」フン
男「…兎は寂しいと死んじゃうのよ?」
女「…は?」
男「…すまん、何でもない」
~麓 昼~
男「気を付けてな」
娘「うん!」
女「職探し、上手くいくといいな」
男「ありがとよ」
娘「またねー!」
女「ではな」
男「ああ」
~アパート~
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
男「はい」
係員「職業安定所の者です。今回の件でお電話させて頂きました」
係員「大変残念ながら、今回は…」
男「…」
係員「では、これで。またいらしてください」
男「…どうも」
ガチャッ
男「…」ゴロン
男「(なかなか厳しい…かなり条件下げたんだが)」
男「(クビ…だと、やっぱり前職に確認いくよな…)」
男「(また明日…行かないと)」
ニア またもリアルタイム! 更新ボタンが壊れる!
~翌朝~
チンポーン
男「はいはい」ガチャッ
元後輩「おはようございます」
男「お前か…どうした?」
元後輩「いやー、気になっちゃって…」
男「…あの職場では希な存在だったな。お前は」
元後輩「そうっスかね?」
男「ま、入れよ。今日は休みか?」
元後輩「ええ」
バタン
男「今茶でも淹れよう」
元後輩「ありがとうございます」
元後輩「職探しの方、どうっスか?」
男「…良くはねーな。案の定、書類でバッサリだ」
元後輩「そうっスか…」
男「ま、何かはあんだろ。ほれ」コトッ
元後輩「あ、ども」
男「そっちは順調か?」
元後輩「ぼちぼちっスね…相変わらず競争っスよ」
男「…お前には、あまり合っているようには…いや、余計な事か」
元後輩「はは、ありがとうございます」
リアルタイム遭遇age♪
~夕方~
元後輩「すんません、すっかりお邪魔しちまって…」
男「いや、良い気分転換になった」
元後輩「月並みっスけど、頑張ってください。応援してます」
男「ありがとよ。お前もしっかりな」
元後輩「はい。じゃ、お邪魔しました」
男「おう。じゃあな」
バタン
男「…」カチッ ボッ
男「(意外と…自分が気付いてないダケで…)」フゥー…
男「(味方、居たのかもな…)」
男「(…まあ、今更か)」フゥー…
男「(明日から、また頑張ってみよう…条件も、もう少しだけ下げて…)」
男「(取り敢えず、面接まではいきたいな)」フゥー…
>>146
支援ありがとねー!ごゆっくりー!
>>147
お互い頑張りましょう!
>>148
貴方も///
>>149
お待たせしました。どうぞごゆっくり!
>>150
さぁ…?あっしはしがないブラック企業の下っ端ですぜ?ヘヘ…
>>153
ニア殿毎度あり~!どうぞごゆるりと つ旦~
>>155
リアルタイムありがとねー!
今日は道場の方が遅くなりそうです。深夜の部は無理かもしれませぬ…
では、また ノシ
きたー!やっとリアルタイムだわー!
俺も稽古あるわ
お互い頑張ろう
ニア >>1の道場がとても気になる気になる……ズソソ
>>160
ニアさんなんかそーいわれると俺も気になってきたwwww
~三日後 アパート~
係員「大変残念ながら…」
男「…どうも」
ガチャッ
男「…」カチッ ボッ
男「(…世間はさぁ…冷てぇよなぁ…)」フゥー…
男「(…顔、出してみるか)」フゥー…
男「(電話…はいいや、面倒臭ぇ。あとは…何か甘いモンでも買ってきゃいいか)」グジッ
~屋敷前 昼~
男「たの
ダダダダダ バァン
娘「ろっくおんゆー!」ダキッ
男「英語…だと…?」
娘「~♪」スリスリ
男「…というか監視カメラでもあるのか?」
娘「カメラ?何で?」
男「いや、声かける前に出てきたからな」
娘「あ、それ匂い!すぐ判る!」
男「俺が臭い?俺がスメェリィ!?」
娘「?」
男「すまん…無理があった」
娘「? 良く解らないけど、取り敢えずまーきんぐ~///」スリスリ
男「や、やめてけれ」
~客間~
女「来たのか。ご苦労だな」
娘「あのね、女ね、慌てて化粧とか髪とか」ニコニコ
女「み、身嗜みは、その…一応、客人ですし」
男「まあ元が良いからな。少々手を抜いても悪くはないだろ」
女「な…ぅ///」
娘「お兄さん私はー?」
男「もっと食え。育てろ」
娘「何を?」
男「いいか?オッパイは二つに分けられる」
娘「…え?///」
男「大きいオッパイと、普通のオッパイだ」
女「き、貴様!娘様に何を!///」
娘「小さいのは?」
男「それはオッパイではない。オッパイに似た何かだ」
娘「お兄さん…はっきりスケベ…///」
男「むっつりよりはマシだ」
女「ええい、止めんか!」
男「ちなみに女は普通だ。面白味に欠ける」
女「」ガーン
娘「育てる!///」
男「ああ」ニコッ
女「職探しの方は順調か?」コトッ
男「…いや」ゴクゴク
娘「大丈夫、お兄さんなら」ニコニコ
男「ああ、ありがとよ」
娘「えへへ~///」ダキッ
男「あ、バカ!」バシャッ
娘「あ…ごめんなさい!すぐ拭くね!」
フキフキ フキフキ
男「気を付けないと…熱い茶だったら大変…」ハッ
ガシッ
娘「?…あ!」
女「!」
男「これは…このハンカチは…」
娘「…あの、ね?お兄さん…?」
女「…」
男「これは…俺のハンカチだ」
男「罠にかかった子狐の足に巻いた…なぜお前が持ってる?」
娘「…」
女「…」
>>158
ホモ殿、リアルタイムおめでとー!…で良いのかな?
>>159
体動かすの好きですからねぇ…
頑張ろねー!
>>160
>>161
古い流派ですね。かなり範囲が狭まるので…あとは内緒///
では、また ノシ
なぜ持ってるって、なぜ気がつかない…
ニア 古い流派……うぅむ、気になる。あわよくば俺もやってみたい……。そして男みたいな鈍感に女さんは譲らん!
女が可愛く思えてきた
>>1が書く話の女はみんななぜこんなに可愛くなるのか…モデルでもいるのか?
娘「…黙ってて、ごめんなさい」
男「…なぜ謝る?」
娘「だって…だって…」ジワッ
男「?」
娘「知られたら、嫌われちゃう…って」ポロポロ
女「頼む!」ズザッ
男「止めろ、軽々しく土下座なんぞするな」
女「娘様は、ただ、お前に嫌われまいと…!だから!」
男「…話が見えん」
娘「お兄さん…見てて」
パァァ…
子狐「…」
男「…」
女「…という次第なのだ。そして…」
パァァ…
狐「…」
男「…」
男「…まぎらかす…浮世の業の彩りも…」フラッ
男「ありとや月の…薄墨の…空」バタン
~客間 夜~
男「…ハッ!」ガバッ
娘「お兄さん…気が付いた?」
男「…夢、だったとか?」
娘「私と女の事なら、夢じゃないよ?」
男「…い、今一度」
娘「…うん」
パァァ…
子狐「…キュウ」
男「なんてこった…」
子狐「…」スリスリ
男「戻ってみてくれ」
パァァ…
娘「…お兄さん、こんなの…嫌だよね?」
男「…」チョイチョイ
娘「…」オズオズ
男「いいんじゃないか?別に」グリグリ
娘「!?」
女「ほ、本当か…!?」
男「ああ。そりゃ驚きはしたが」
娘「お兄さん…///」グリグリ
男「…鼻水は止せ」
狐娘「宝物、にしてた♪」
男「千円しない物だぞ?」
狐娘「いいの!あ…返した方が、いい?」
男「いいよ。やるよ」ポフッ
狐娘「お兄さん…///」
狐女「…一時はどうなるかと」フフ
男「……いやちょっと待て」
狐娘・狐女「?」
男「じゃあ何か?お前が俺の足を噛んだ事になるのか?」
狐女「…あ」
狐娘「お、女…大胆///」
狐女「違うのです、娘様!アレは…///」
男「痕になってしまった…もうお婿に行けない…」
狐女「すまぬ…あの時は痛いし腹立つしで…」
狐女「…まだ、痛むのか?」
男「いや?痕も残ってないが」
狐娘「女、騙された」ニコニコ
狐女「…貴様」
男「まあまあ、飯でも頼む」
狐女「誤魔化す気か!」
男「お前の飯は美味い気がするんだ。頼む」
女「…むぅ///」
>>166
今まで世知辛いリアルを生きてきた者に…急にファンタジーな事は…
>>167
ニア殿、体を動かすのは健康にも良いですよ!
>>168
気に入って頂けたようで…ウエッヘヘヘ
>>169
ホモ殿、毎度~
モデルは居たり居なかったり、ですねぇ…
性懲りもなくまた来たか…仕事の時間が…
…行ってきます。
>>1の作品読むの、これが初めてだけどすごい面白くて好み
是非他の作品も知りたい
ニア うんむ、何をしたらいいかわからないしなぁ……。運動する暇があるなら>>1の健康と幸せを祈るわ
>>174
ニア 前作に「〇〇の恩返し」があって、その前にもう一作あるんだが……ガラケーだから見付けられなかった
男「すっかり遅くなってしまった…」
狐娘「お泊まりー!」
狐女「…そうした方がいいな。足元も覚束ぬ夜に、今の時期の蝮は危険だ」
男「ああ。…まあ咬まれても1~2日は動けるが」
狐女「血清も数回目以降は取り寄せになろう。可能な限り咬まれぬ方が良い」
男「…んだな。じゃ、世話んなるか」
狐娘「やたー!」ダキッ
男「そういや…どうやって生計立ててんだ?」ナデナデ
狐女「…簡単に言えば山の管理だ」
男「管理?」
狐女「迷い人を帰したり、不法に木々を伐採する者を帰したり、木を植えたりもするな」
狐女「…あとは御布施か」
男「…お前、偉いの?」
狐女「偉いのは娘様だ」
狐娘「えっへん!」ニコッ
男「えぇぇ…」
狐女「今はまだ、その、色々と勉強中だが…」
男「…暗にバカって言ってるよな?」
狐女「違うわ!」
狐娘「あ!」
狐娘「女、女」チョイチョイ
狐女「? はい」
狐娘「あのね……で……どうかな?」ヒソヒソ
狐女「はい……慣れるまでが…いえ…はい」ヒソヒソ
男「…何なんだ」
狐娘「お兄さん!」
男「お、おう」
狐娘「うちで働いて?」ニコッ
男「…心遣いは有り難いが、生活がある。給料次第…かな」
狐女「…ふむ」カキカキ スッ
男「フッ…給料は毎月、スイス銀行に頼むぜ」
狐女「スイス銀行…?まあいい。口座番号は?」
男「頼む…流してくれ」
狐娘「えっと…おーけー?なのかな?」
男「ああ。山、好きだしな」
狐娘「わーい!よろしくー!」ダキッ
~翌朝~
男「(取り敢えず、一度帰って準備だな)」
男「(仕事は明日から…になるか?)」
狐女「起きているか?朝食が出来た。茶の間へ来い」
男「ああ」
男「(まぁ、聞いてみよう)」
~お茶の間~
狐娘「分かった!明日からだね」ニコニコ
狐女「色々と準備もあろうしな」
男「俺は雑用係みたいなもんか?」モグモグ
狐娘「三食昼寝付きだよ」ニコニコ
狐女「破格の条件だろう?」
男「まあ確かに…」ズズッ
狐女「一応私は上司になる。可能なら敬語を使ってもらいたいものだな?」
男「畏まったぜ」
狐女「…止めておこう」
狐娘「お兄さん」ケラケラ
>>174
気に入って頂けたようで何よりにござりまする。
◆ZbmUZ9sYwg で出てくる?かもしれません///
>>175
ニア殿、毎度ー!
自分もガラケーだけど、ググったら出てきたような?
手作りまんまー! ノシ
最近夕方の更新に切り替わったな!
就職できなくてどうしようかと思ってた
あ 俺じゃなくて男な
いつものように面白いな
>>179でググッたら
ぼっち「カンダタと蜘蛛?」
ていうのが出たがこれでいいのか?
ニア 見っけた。なるほど最初はVIPで書いてたのか……読んで来る。
~アパート 昼~
男「(…準備はこんなもんか)」カチッ ボッ
男「(今までのデスクワークに比べりゃ、夏や冬は厳しくなるが…)」
男「(山好きには、お誂え向きだな)」フゥー…
男「(あ…そういや、もう山刀無いんだっけ)」
男「(鉈にもナイフにもなる物…となると高いんだよな…)」フゥー…
男「(とはいえ、山に入るなら一本は欲しい)」グジッ
~刃物店 夕方~
男「(うん、これにしよう)」
店主「お決まりかの?」
男「これにします」
店主「山仕事…かの?シースは革製じゃから、中に水入れんようにの」
男「はい」
店主「ほれ、おまけじゃ。1000番じゃから、大体はこれで足りよう」コトッ
男「どうも」ペコッ
~刃物店前~
男「(なかなか良い買い物だった)」
ドサッ
男「?」
元後輩「お、男さん…」
男「おお、最近よく会うな」
元後輩「ダメっスよ…そんなの…」
男「何の事だ?」
元後輩「ソレで何をする気っスか!?」
男「ソレ?コレか?」ズイッ
元後輩「仕事見付かんないからって…ヤケ起こしちゃダメっスよ!」
男「……大体何が言いたいか解った」ベシッ
元後輩「…あれ?」
男「仕事は見付かったし、コイツは仕事で使うから買ったんだ」
元後輩「…あー、実はそうじゃないかなーって」
男「さて…お前には少し教育が必要だな?」
元後輩「み、右ですか?…左ですか?…ま、まさか…オラオラですか…?」
男「」ニコッ
~アパート 夜~
男「…まったく」
元後輩「…サーセン」
男「しかし、悪かったな。その大量の情報誌…」
元後輩「いえいえ。仕事見付かって良かったっスね」
男「…まあな」
元後輩「あ!飯行きません?奢りますよ?」
男「阿呆、後輩に金を出させてどうする」
元後輩「相変わらずっスね~…そうじゃなくて、お祝いっスよ!」
男「…そういう事か。なら、行くか」
元後輩「了~解~!」
男「商談に使ってた懐石料理店があるんだ」
元後輩「」
男「経費が下りる相手の時だけ使ってたんだけどな」
元後輩「」
男「そんな嬉しそうな顔するなよ」
元後輩「相変わらずっスね…」
>>180
ホモ殿、相変わらず19時と0時の2回にござりまする///
>>181
読んでくれてありがとう!先をお楽しみにー!
>>182
彼女と、友人の坊さんとで考えたお話ですね。
>>183
携帯の事情でお蔵入りになりかけていた物を投下…したのですが、丁度VIPが不安定な時でして…
VIP+の方でないと最後まで読めません。ごめんなさいましね?
この気配…!ヤツだ…お仕事タイムが来たんだ!
…行ってきます。
ちょうどいいペースの更新で
朝ドラ感覚で楽しませてもらってるよ~
しっかり完結させてくれ
枕にしたいなー
今日は更新無いのか?
夕方また見に来る!
体調崩してないと良いんだが…
ほんの18時間勤務ですよ…
何時間拘束されても給料変わらない…ってトコがお茶目な会社でしてね…
>>188
ありがとうございます。先をお楽しみに。
189
好きですねぇニア殿…/// ヘヘヘ…
190
!
解っていらっしゃる…!
191
申し訳ありませぬホモ殿!さすがに寝まする…はい。
192
ご心配をおかけしました。どうぞごゆっくり///
お休みなさーい!
ああぁぁ…安価が…
ご容赦!
お休みなさい…
コテハンとかはないけどいつもみてます
ここは急がせるひとはいないと思うから、
ゆっくり休んで下され…
ゆっくり休んで暇が出来たら更新してくれればいいぞ>>1!
でも、これが書かれてない時の残念感は半端じゃ無いんだよ。wwwwwww
暑いし体調不良になるやすいから
しっかり休んでから続き書いて下さい
保守してまってます
ほ
し
柿
お待たせしております。
さすがにお休みを貰って、しっかり休んでおりました///
>>195
ありがとう!続きをお楽しみに。
>>196
しっかり休みました!まぁブラックなのは仕方がありませんね。
>>197
ニア殿、いつもありがとうございます、また完結までお付き合い下され。
>>198
ホモ殿、楽しみにしてくれるのは嬉しいことですね!
>>199
ご心配をおかけしました。久しぶりにしっかり休みました///
>>200
>>201
>>202
保守、ありがとうございます!
では、また 深夜にノシ
ニア こちらこそ、完結まで張り付くけどよろしく。さぁ深夜の部を楽しみにしながら仕事や……orz
~翌朝 屋敷~
狐娘「来たー!おはよー!」ダキッ
男「おはよう」ナデナデ
狐女「おはよう。早速だが見回りだ。地図に示したポイントを回ってきてもらう」
男「自慢じゃないが迷うぞ?」
狐女「…本当に自慢にならんな。娘様」
狐娘「任せて!」
狐女「…気を付けて行け」
男「あいよ」
狐娘「お昼には戻るねー!」
狐女「はい。美味しいご飯を用意しておきます」
~山中~
ガサガサ
狐娘「蛇避けも知ってるんだねー」ニコニコ
男「まあな」
狐娘「普段は狐になってササッと見て回るけど、ゆっくりも良いね」
男「ああ。山は良い」
狐娘「うん!」
~屋敷 昼~
狐娘「ただーいまー!」
狐女「お疲れ様でした。娘様」
狐女「ささ、此方へ。食事の用意が出来ております」
男「御苦労」
狐女「…噛むぞ」
男「…サーセン」
~お茶の間~
狐娘「」モグモグ ハグハグ ムシャムシャ
男「…」モグモグ
狐女「娘様、もう少し噛んでから飲み込みましょう」
狐娘「あ…うん///」モグモグ
男「そう…そのまま飲み込んで。僕のエクスカリバー…」
狐娘「エクスカリバー?お兄さんの?」
狐女「何だ?食い物か?」
男「すまん…忘れてくれ」
狐娘・狐女「?」
~山中 夕方~
男「…なるほど。ゴミだらけだ」
狐娘「キャンプ?かな?」
男「川の側だからな…さ、仕事だ」
狐娘「うん!」
ガサガサ ゴソゴソ
男「こんなトコか。そろそろ帰ろう」
狐娘「お兄さん、少しくらい持つよ?ゴミ袋」
男「大丈夫だ。それより案内を頼む」
狐娘「はーい♪」
~屋敷 夜~
狐娘「お兄さん、お疲れ様~」
男「ああ。お疲れ」
狐女「娘様、先にお風呂になさいますか?」
狐娘「ご飯がいい~」
狐女「ふふ、畏まりました。此方へ」
狐女「お前も食べるだろう?」
男「…ああ」
>>204
ニア殿、毎度ありー!
まま、おひとつ つ旦~
ああ…仕事が俺を呼んでんだ…
④
支援
起きてて良かった
久しぶりだ!
つ④
乙です!!コテハンつけようか悩むなあ
つけんでよろしい
ニア おぉ、ありがとう……ズソソ……。お互い、ムリせん程度に仕事頑張ろうな……。ってか>>1はこのスレと彼女と自分のために有休とれや!
~お茶の間~
狐娘「動いた後のご飯、美味しい」ニコニコ
狐女「はい」ニコッ
男「…」モグモグ
狐娘「あ…えと、」
男「…気にしすぎだ」ポフッ
狐娘「…うん」
狐女「医者は何と?」
男「精神性、とか言ってたな」
狐女「そうか…ゆっくり治していけばいいさ」
男「…お前の飯食ってると、良くなってる気がする」
狐女「ぁ…う、そ、そうか」
狐娘「私も最近練習してるよ。料理」ニコニコ
男「そうか」
狐娘「頑張る!」
男「ああ、頑張れ。応援しよう」
狐娘「えへ~///」
~翌朝 アパート~
男「さて、そろそろ行
チンポーン
男「誰だ?こんな早くに」
ガチャッ
狐娘「おはよー!迎えに来たよ」ニコニコ
狐女「…まったく、何もこんな者のために…」
男「…お前は嫌味を言いに来たのか」
狐娘「あれー?女、出るときはニコニコ
狐女「ささ、行きましょう」
狐娘「あ、うん」
男「まぁ待て。そこの自販機で一服してから行くのが日課だ」
狐娘「わかった!」ガシッ スリスリ
男「…歩き難いというに」
狐女「悪い気はしないだろう?…それとも」
狐女「まだ嫌いとか言うつもりか?」ヒソ…
男「…いや」
狐女「…何より、だ」
男「?」
狐娘「あー!二人でコソコソしてー!」
男「別に悪いことは言ってないさ」ポフッ
狐娘「なら許すー!」スリスリ
~屋敷~
狐女「今日から数日は山道の草刈になるが…宜しく頼む」
男「よかろう。金の重みに応えよう」
狐女「…一応上司だぞ?」
男「こまけぇこたぁいいんだよ。せっかくの美人がシワになるぞ?」
狐女「な…!き、貴様!///」
男「行ってくるわ」
狐娘「行ってきまーす!」
狐女「あ、おい!……まったく…」ブツブツ
~山中~
男「そういや、迷い人とか出るのか?」
狐娘「年に二~三人くらいかな?ここ、そんなに人来ないし」
男「なるほど」
狐娘「ちゃんと麓まで案内してたよ」
男「イイ子だ」ナデナデ
狐娘「~♪///」
男「さ、草刈始めるぞ」
狐娘「うん!」
>>209
>>210
保守、支援ありがとうございます。どうぞごゆっくり。つ旦~
>>211
お待たせしました!ゆっくりしてって!
>>212
ホモ殿、いつもありがとね///
>>213
>>214
御本人様にお任せしましょう///
>>215
俺、この話完結したら旅に出るんだ…
…嘘です。
今日はDVD観賞会ー///
毎日見るのが日課だよ
ニア いや、旅出てみたらどうだ? もちろん彼女つれて二人で。有休とって旅行気分で森行くとか。いいところ紹介しよか?(お節介)
~屋敷 昼~
狐娘「えっとね、ココからココまで刈ったよ」
狐女「予測より早いようですね…無理はいけませんよ?」
狐娘「してないよ?」
狐女「…となると」チラッ
男「?」モグモグ
狐女「ふむ…その調子で頑張ってくれ」
男「? ああ、出来る範囲で、だが」
狐娘「お兄さん、天職に転職」ニコニコ
狐女「…ギャグセンスも、その、お流石です」
男「…おい、笑ったほうがいいのか?」ヒソヒソ
狐女「…頼む」ヒソ…
男「ははは、はははこやつめ」グリグリ
狐娘「えへ~、あ、あれ?なんか痛い」アワアワ
~山中 夕方~
男「一日で結構進んだな」
狐娘「うん、凄く助かってるよ。お兄さん」ニコニコ
男「(充実してる…気がする)」
男「(…一度は死のうとした人間が…変わるモンだな)」
男「(…本当、良い笑顔だ…)」フフ
狐娘「お兄さん、帰ろ?そしてご飯!」
男「ああ」
男「(罠から助けた恩返しから…なんだろうが)」
男「(助けられたのは、どっちなんだろうな…?)」
狐娘「やー!」ダキッ
男「…何の真似だ」
狐娘「子泣き爺♪」
男「なんてこった…お前は俺を殺す気だったのか…」
狐娘「しないよーそんなこと」スリスリ
男「…へいへい」
~屋敷前 夜~
男「馳走になった」
狐娘「また明日、だね」
男「ああ。また明日」
狐女「今日は月が陰っている。そこまで送ろう」
男「ライトがあるが…」
狐女「モタモタするな。行くぞ」
男「お、おう」
狐娘「気を付けてねー!」ブンブン
~山中~
狐女「…仕事はどうだ?キツいか?」
男「いや、大丈夫だ。結構気に入ってる」
狐女「…そうか」
男「しかし…今まで二人でやっていたのか?」
狐女「ああ。お前がうちで働くようになって、私は屋敷の管理や家事に専念しているが」
男「…今まで大変だったんだな」
狐女「…感謝している」
男「…お互い様だ」
狐女「ふふ、そうか」
男「ああ」
>>220
ありがとうございます。
コンゴトモヨロシク…
>>221
旅、良いですねぇ…まとまった休みが取れたら、行ってみたいところです。
外道 仕事が表れた!
ニア 働く
働く
働く
嘆く
…行ってきます。
健康だけを願っておりまする
>>225
身体には気をつけて!
ニア まとまった休み、とれるといいな! 是非彼女さんとでかけて惚気てほしいわ。
~翌朝 アパート~
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
ガチャッ
男「はい」
元カノ「おはよ。頭冷めた?」
ガチャッ
男「…何で俺が頭冷やさなきゃならんのだ」
ジャリリリリン…ジャリリ ズボッ
男「朝っぱらから勘弁してくれ…」カチッ ボッ
男「まったく…」フゥー…
ザァァー…
男「しかも雨…」
男「(雨具雨具…)」フゥー…
男「(雨は体力を奪うからな…あったあった)」ガサガサ
男「…穴空いてる」フゥー…
男「(ま、無いよりマシか。ガムテープで塞いどきゃ上々だ)」
男「うし、行くか」グジッ
~屋敷~
狐娘「電話、繋がらない…」
狐女「朝から長電話、でしょうか?」
狐娘「何かあったのかも」
狐女「今日も行ってみますか?」
狐娘「うん!」
~山中~
ザッザッザッ
男「(穴は塞いだと思っていたが…)」
男「(蜂の巣にに近かったのか…これなら傘の方がよかったな)」
ガササササッ
男「?」
子狐・狐「!」
パァァ…
狐娘「お兄さーん!」ダキッ
男「うわっ…」グショッ…
狐娘「あれ?お兄さんビショビショ…着てるのに。雨具」
狐女「…穴だらけではないか」
男「保管場所が悪かったらしい」
狐娘「早く屋敷で乾かそ?」
男「水も滴るイイ男、だろ?」
狐女「…もう熱が出たのか」
狐娘「大変、急ご!」
男「…」
~屋敷~
狐娘「さ、脱いで。乾かすよ」
男「なん…だと…?」
狐女「乾くまでこれを着ていろ」ズイッ
男「…これ(着流し)では仕事が…」
狐女「今日は雨だ。屋敷内での仕事になる」
男「そうだったのか…やはり傘で来ればよかったな」
狐娘「朝、繋がらなかったから…電話」
男「ああ…電話線抜いたからな」
狐女「故障か?」
男「いや、まぁ色々とな。着替えてくるわ」スタスタ
シュッ タン
シュッ
男「…覗くなよ?」
狐女「…鶴にでもなるのか?」
狐娘「我慢する!」
男「ああ…」
シュッ タン
>>226
ありがとうございます。ささ、ごゆっくり。つ旦~
>>227
ホモ殿、ありがとねー!暑い日が続きます。お互いに気を付けましょう。つ旦~
>>228
盆休みに期待…出来ないかなぁ…
まま、ごゆるりと。つ旦~
今日は早出になります。深夜の部は御容赦を…
では、また ノシ
つ④
シエンタ
ごめん名前欄気にしないで
いつも楽しませて頂いてます
>>234-235
どこのコテハンだよお前w
これから名前付けます
頑張って下さい!お体には気をつけて
頑張れ
ニア 盆がダメでも元旦がある!諦めちゃダメだ!俺は応援するついでにヘビとクモとネコとキツネが擬人化して>>1の手伝いをする呪いかける!
にしてもコテハンつけなくても誰かわかられるって嬉しいな。いつもお茶ありがとうズソソソソソ……
お前はコテ付けてるようなもんだろ
ニアってなんだよ...
もうそれコテにすればいいのに
ニアって指さしの形なのに意味もなく使ってる時点でもうコテにするべきだろw
最初は選択肢作ってニアで選んでたんだけど面倒になって
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