幼馴染「その人の事を思うほど濡れる物ってなーんだ」男「まんこ」 (147)

幼馴染「ははは、正解」

男「やったー!!」

幼馴染「ご褒美に、はい、ウィンナーあげるね」

男「うわーい!タコさんウィンナーだぁあ!!」

幼馴染「はっはっはっ」

男「じゃあねじゃあね、問題出すよー!」

幼馴染「ふむふむ、ばっちこい」

男「男の子に付いてて女の子につ

幼馴染「おちんぽぉおぉおおぉ!!!」

男「すごーい!まだ最後までいってないのに正解だいせいかーい!!」

幼馴染「やったやったやったぁあぁぁあ!!」

男(53)
幼馴染(52)

幼馴染「じゃあ私から問題だよー???」

男「いよーっし、頑張っちゃうぞー!」

幼馴染「女の子にしかついてなくてぇ、そこに触れられるとすんごい事になっちゃう物ってなーんだ!」

男「えっとねえっとねぇ、うーんと、うーんと……あぁ分かった!」

男「クリトリスだぁあ!!」

幼馴染「パンポンピンポンだいせーかい!!」

男「うひょぉおぉお!!やったやったやったやったぁああぁぁあ!!!」

幼馴染「ご褒美にチョコボールあげるからねー」

男「うわぁあああい!銀のエンゼルだぁああぁぁあ!!」

幼馴染「HAHAHAHA」

幼馴染「じゃあもう一問!これはちょっと難しいぞー???」

男「えぇ?!難しいのほおぉお?」

幼馴染「赤ちゃんはぁあ、どうやって作るでしょろろろ???」

男「アクエリオン!!合体したら出来まーす!!」

幼馴染「すっごい!!絶対分からないと思ってたのに大正解だよぉお!!」

男「じゃあ僕から問題出しちゃうぞー!!昨日、僕たちは家を出て何をしてたでしょーか!!」

幼馴染「んなぁあぁぁあっっっ、セックス!!」

男「わーお!?大正解だよー!そうだよそうだよー、僕たちは昨日、家に帰らずラブホでセックスかましてたんだよぉお!!」

幼馴染「あははははは」

男「んなはははははは」

幼馴染「じゃあねじゃあね、問題でぇえっす!」

男「ぶわっちこぉおぉい!!」

幼馴染「これ!!この横たわってる物ってなぁぁあぁあんだ!!」

男「あるぅえぇえぇぇ?わかんないぞー!」

幼馴染「ヒントはねぇえぇ??私達の宝物ぉおぉお!ここまで言ったら解るでしょんっほおおぉぉ???」

男「ぁぁあぁあぁああぁぁあ!分かったぁああぁぁ!!答えはさねぇえぇぇえ」

男「生後3ヶ月の僕たちの間に産まれた赤ちゃんだあぁぁああぁぁあ!!」

死体「……」

幼馴染「正解ぃいぃいい!!昨日放ったらかしにしてたら死んじゃってたわだじだぢのあがち"ゃ"んでずぅううぅ!!」

男「あひぎゃははははははははは!!」

幼馴染「かかかかかかかかか!!!」

ガチャ

警察A「大人しくしろ!!」

男「あぎゃはははは!じゃあねじゃあね問題問題!!」

幼馴染「んなはははは!あーはははははは!!!」

男「ごいづら"はなんで僕たちのマイホームに無断で侵入してるんでしょうかぁああ???」

幼馴染「知らなーい!しりだぐもなぁあ"ぁい!!!」

警察A「こいつら、狂ってやがる…」

警察B「隣の住人から通報を受けてきたのは良いんですが酷いっすね…家の家具を全部倒して笑ってますよ」

男「せいがいはぁあぁぁあ!!僕だぢを子どもがら引き離しにきちゃったぁああんですぅうぅう!!」

幼馴染「いやぁあぁぁあ!ぞれだげばぁああ!いんやぁあああ!あぁ"あ"ぁあ!!」

警察C「取り押さえるぞ!」

男「あがががっあーっはっはっはっはぁああ!やめ"ろ"ぉぉお!はなぜぇえぇぇえ!!」

途中からこえーよ

~精神病棟~

男「あははっ、あへへっへへへ…ふひ…」

先生「こいつぁ酷い」

友「あの、二人は大丈夫なんでしょうか」

先生「女性の方はぶっとい注射で無理やり眠らせたので一応は…男性の方は彼女より理性を保って居たので」

先生「ですが、二人とも精神崩壊してますからヤバイってね」

友「そ、そんな…」

男「あひゃ…んひひひ、いーっひひひ」

先生「まぁ詰んでますね、諦めた方がいいです」

友「……分かりました」

~4号室~

友「ほら、今日からここで暮らすんだ…大丈夫、たまに顔出すからさ」

男「世界でぇ……一番だったんだぁ」

友「ん?」

男「俺がぁ王様でさぁ……あいつぁ、王女様で……っは…娘が…お姫様でさぁ…はっ、あはっは…」

男「世界で一番の…んっふっふ……お姫様なんだぁ…」

友「……じゃあな」バタン

男「あひっ、いひひ……あぁ…」

男「あーっはっはっはっは!!んい!!なぁあああぁぁあ!」

男「むずめ"はぁあ!娘に合わせろおぉぉお!だしでぐれぇぇえ!」ドンドンドン!

男「あ"いづはまだひどりでご飯も食べらんねぇえ"ぇ"んだぁああ!だがら早くだじでぐれ"ぇぇえ!!!」

池沼「うっうっ」

男「ああ"ぁ"あぁあ!だぜぇえぇえ!!だじでぐれ"ぇえぇ!だぜっ、出せぇええ!!」ドンドンドン!

池沼「うっおっおっ」

男「あ"ぁ??!っはぁっはぁっはぁ…あぁ?!あぁあ!!?」

池沼「ぉっぅっぅ、おっお」

男「あぁ"…ぁぁ……ぁっかっはっは…けほっ、っん"っ…ぇ…」

池沼「……おぢづいだ」

男「はぁっ…はっは……はぁ…っはっは…」

池沼「お兄さん、はじめで?ごこ、はじめて?」

男「だ、黙れぇ、お、俺はお前と違うんだ、お、俺は普通なんだよ、な、なんだよ…はぁっはぁ…」

池沼「うん、お話、お話」

警察A「酷いもんだな」

警察B「何がですか?」

警察A「この子の葬式だよ、両親達が出なくて出るのはその親族なんだぞ?」

警察B「あぁ…その事ですか」

警察A「きっとあの二人はまだ我が子が生きてるもんだと思い込んでるんだからよ…」

警察B「あんまそういう事考えない方が良いっすよ、潰されちまったら元も子もないっすから」

警察A「分かってらぁ、けどよ」

警察B「はい?」

警察A「……いや、なんでもねぇ。帰るぞ」

警察B「あい」

池沼「ぉっぉっ」

男「俺はよぉ、早く会いに行ってやらなきゃなんねーんだよ…我が子の元に」

池沼「倒れたぁ?」

男「……分かってる、分かってるよ…あぁ、死んじまった…俺のせいで死んじまった」

男「けど、けどアレは、あの時みた娘はただ寝てただけなのかもしれない、いや、本当はただ寝てただけなんだ」

池沼「ふ~ふ~、死んだのに生きてる?るるる?」

男「……」

池沼「死んだ、死んだ死んだ死んだ、けどやだやだやだ」

男「黙れ…」

池沼「やだやだやだ、死んでない死んでない死んでない、生きてる死んでる?きゃはは」

男「黙れっつってんだろ!!」

実際こうやって壊れる人って居るのかね

>>20
最初から様子がおかしかったよ

>>46
「父親」が死んだ赤ん坊を袋に入れてリュックにいれて
腐るどころか液体状になるまでの数年間間外を徘徊しつづけて逮捕された事件が実際にある

母親じゃなくて父親が生まれてちょっとの赤ん坊にそこまで固執するなんて意外

~6号室~

ナース「幼馴染さん、ご飯の時間ですよ」

幼馴染「あーははは…っは……ははは…」

幼馴染「おいちいでちゅかぁ?ママのおっぱい.おいちいでちゅかぁ?」

人形「……」

ナース「幼馴染さん…辛い気持ちはわかります。ですがあなたのお子さんはもう」

幼馴染「あー、またお口からこぼれてるねぇ……ふふっ、ほぉら、拭いてあげまちゅよぉ」

人形「……」

幼馴染「はい、いいこいいこ~」

ナース「幼馴染さん……ここに置いときますので食べてくださいね」

幼馴染「あへっ…ひひひ……あぁ、お父さんに会いたいでちゅねぇ」

人形「……」

男「……」

池沼「会いたい?会いたい会いたい会えない?もー居ない?」

男「静かにしてくれ…」

池沼「女の子、男の子?」

男「……娘だよ…可愛い可愛い女の子」

池沼「パパ?あはは、会えない会えない会いたい会いたい、パパ、パパ!きゃっきゃっ」

男「会える…会えるんだ、まだ居るんだ…だから、だから……だから!」

バンッ!

男「出してくれぇぇえ!娘に、娘に会わせてぐれ"えぇえ!きっとお腹空かせて泣いてるんだ!だがら、だからぁああぁあ!!」ドンドンドン

池沼「会えなーい会いたいけど会えない会えないけど会いたい~」

ガチャ

友「よぉ、3日ぶりだな」

男「あぁ"っあ"ぁ"ああ」

友「大丈夫……じゃなさそうだな」

池沼「お客さんお客さ~ん」

男「む、娘は…お、お願いです!娘に、娘に会わせてください!!だから!」

友「……分かってるだろ、もう居ないんだよお前の子どもは」

友「もうこの世に居ないんだよ!いい加減受け止めろよ現実を!」

男「あぁあ"ぁ"あぁあ!嘘だ嘘だうぞだぁあぁぁあ!かえぜぇえ!娘を返してくだざぃいぃい!!」

友「もう死んだんだよ!!お前が殺したんだよ!!!」

男「はやぐっ、はやぐ娘に会わないど!きっと泣いてる!だがら早く会わせてくださいよおぉお!うわぁ"あ"ぁああ!!」

~廊下~

友「……」

ナース「あっ、こんにちは」

友「あの…幼馴染の方は」

ナース「ここに来てずっと、何も口にしてなくて…先生が寝かせ付けた時に点滴を使ってるのですが」

ナース「……ずっとお人形を離さないんです」

友「そうですか…」

ナース「4号室の男さんも時折何か呟いては突然発狂しだして…」

友「なんか、すんません」

ナース「貴方が謝る必要は無いんです、これは2人の問題なんですから。まだ時間は掛かると思います、けど必ず治します」

友「……」スタスタ

池沼「会いたい?」

男「はぁっはぁ……っはあぁぁ、はぁっ」

池沼「パパ、会いたい?」

男「会いたいに決まってるだろ…もう何日も放ったらかしにしてんだ……今ごろ泣いてるよ」

池沼「会えるよ、会える」

男「!?ど、どうやってだ!」ガシッ

池沼「う~、痛い、痛い」

男「わ、悪い……で、どうやったら会えるんだ!?頼む、教えてくれ!」

池沼「うん」

男「早く教えてくれ、早く会いたいんだ、会って、会ってちゃんと謝らないと」

池沼「ここから出るの~、だったら会えるよ」

男「出るって……無理だろ、ドアは鍵が掛かってるんだ…」

池沼「ここー!」

男「……窓?」

池沼「うんー!ここから出るの」

男「ここ二階なんだ…無理だ、無理だよ……くそ、早く会いに行かなきゃいけないのに」

池沼「会いたく無いのー?」

男「会いたいさ…」

池沼「だったら出よ?ここから、出よ?」

男「………」

池沼「会いたい?会えない会えない?もー居ない?」

池沼「会いたくて会えなくて、会いたくて会えなくて
会いたくて~会えなくて~震~える♪」

ガララララ

男「……高い、けど、けど…娘に会える、やっと会える」

池沼「これ、使う」

男「枕に毛布?……そうか、これを下に投げてクッションの代わりに…よ、よし!」バサッ

男「これなら……君、ありがと!」

池沼「ううう、ダメー」

男「えっ?な、何がダメなんだい」

池沼「連れてってー、一緒、一緒」

男「一緒って…ど、どうして」

池沼「ここ嫌、連れてって、一人いやー!」

男「……」

ガチャ

ナース「ご飯の時間ですよ~」

ナース「……あら?二人ともどこいったのー?かくれんぼかなぁ?」

ナース「窓、空いて……ま、まさか!」

ナース「!?下に毛布が…せ、先生!大変ですー!」バタン


~中庭~

男「うぅ、着地失敗した…」

池沼「大丈夫?」

男「平気さ、娘に会うためなんだ…それに、娘が泣いてるのに俺が泣いてちゃ駄目だから」

池沼「う"ぅ"う"」

男「早くこっから出ないと、早く出ないと…」ヨタヨタ

のちの展開


男「池沼~!」

池沼「ここは俺に任せておまえは早く行け!」

男「池沼!でもでもだっておまえ腕がっ!」

男「頭も!!」

池沼「うるせー!男が腕の一本や二本でびーびーわめくな!」

池沼「娘に…会うんだろ?」

男「池沼……ごめん、池沼ごめん!」ダッ

池沼「ふ、行ったか、ばかやろうそういう時は「ありがとう」だろうがよ…」

池沼「ああうあうあうあー(お~っとおいでなすったか、ここから先はこの俺が通さないぜ健常者野郎ども!)」

池沼「あ゛あ゛あ゛あ゛ーーー!!(常識という枠組みに囚われた健常者がリミットから解放された我にかなうと思うなよ……!!(^q^))」

男「なぁ…なんで君はここに?」

池沼「う~?」

男「なんで精神病棟なんかに入ってるんだ?俺はなんとなくぶち込まれたんだけどさ」

池沼「小さい、小さい小さい時から~」

男「小さい?」

池沼「パパママ、要らないって、だからずっとここー」

男「……そっか、だからここから出たいんだね」

池沼「会いたい、一緒。パパママ会いたい、会えない」

男「うん、俺が娘に会えたら次は君をお父さんとお母さんに会わせてあげるね」

池沼「約束ー!」

男「あぁ、約束だ……さて、早く出なきゃな…出口はどこだ」

警察A「ふぅ、今日も暇なパトロールだな」

警察B「先輩、あの人たち、今頃どうしてるんすかね」

警察A「そりゃあアレだろ、死ぬまであそこなんじゃないのか?つーか今更どうしたんだよ」

警察B「いや。なんとなくっすよ」

警察A「俺たちは犯罪者の生い立ちを考える程暇じゃないだろ?それと一緒さ、それに…」

警察A「あんな山奥に有るんだ、脱走したとしてもすぐ捕まるだろ」

警察B「ははっ、そうっすね」


男「なっ……なんだよここ」

池沼「緑ー!」

男「ここ、こんな山奥にあったのか」

~40分後~

男「はぁっはぁっはぁっ…」

池沼「う~、大丈夫ぅ?」

男「ちょっ、ちょっと休憩…はぁっはぁ……君、結構重いね」

池沼「きゃはは」

男「今何時なんだろ…暗くなる前にこっから抜け出さないと……あぁ、心配だ…今頃どうしてんだろ…娘も、幼馴染も」

池沼「お腹空いた~」

男「そんなんどうでも良いんだよ!早く娘に会わないど……くそっ、早く出ないと」

池沼「きゃははは」ジョボジョボ

男「おい、せめて抜いでからしなって…はぁ、暑い」

~病院~

先生「居たか?」

ナース「居ません…中庭も病院の隅々まで探したんですけど」

先生「ちゃんと探せ、それにもし山奥の方に行ったとしたら不味い事になるぞ」

先生「ただでさえこんな田舎の山奥なんだ、野犬や蛇などに襲われたりしたらひとたまりも無いのだからな」

ナース「は、はい!」タッタッタッ

先生「患者二人分の稼ぎが減るってのも病院的には美味しくないからな…早く探しなさなくては」

~夕方~

男「もう日が落ちるな…はぁ、気持ち悪い」

男「服びっしゃだし……お腹空いた」

池沼「暗くーなる、暗くなる~」

男「結構下っては来たんだけどな…全く出れる気配がしないっつーのがなんとも」

池沼「会えない?会えないの?」

男「……はぁ」

男「今更だけどさ…わかってたんだ」

池沼「うー?」

男「………会えないってこと」

男「娘に会えないってこと」

池沼「会えない?会いたい会いたい?」

男「……確かにさ、最初は信じられなかった…認めたくなかったんだ」

男「嫁とラブホ行って……ははっ、帰ってきたら娘が動かないんだぜ?普通、信じられねーよ」

男「自分の駄目さ加減をさ、まさか死ぬなんて思わなかった。一日くらいなら大丈夫だと思ってた」

男「……馬鹿だよ、俺」

池沼「馬鹿?馬鹿馬鹿ばーか」

男「あんなとこにぶち込まれて、まだ信じられなくて……娘の葬式にすら出てなくて…もう、どうしたらいいかわかんなくて」

男「こんな事なら…俺が死ねば良かったんだ……俺が死ねば…」

池沼「死ぬ?」

男「……けど、せめて、君の願いは叶えてあげたい…それが今の俺に出来る唯一の事なんだって思うから」

男「だから、だからこそ、早くここから出よう…君の両親に会いに」

池沼「うん、うんうん!」

~夜~

男「……駄目だ、ここから先、崖になってる」

男「はぁ…」ドサッ

池沼「あう!」

男「あっ、ごめん!急に下ろしちゃって」

池沼「大丈夫大丈夫、死なない」

男「……君は小さい時から入ってたって言ってたよね?」

池沼「う~?」

男「俺が言える立場じゃないんだけどさ、君の両親も相当だよ」

男「君を育てるのに疲れたって言い訳して君をあそこに入れたんだと思う……ははっ、子育てに疲れるって意味不明なんだよな」

男「君はただ他より知能が良くないってだけでさ……捨てられたんだよ」

池沼「う……」

男「きっと両親に会っても、君を受け入れちゃくれない…またあそこに戻るだけだと思う……けど」

男「せめて会わせてやりたい…君を嫌っても、君にしたら大切な親なんだから」

池沼「……うぅ」

池沼「戻る?」

男「あぁ、きっと、いや、絶対」

池沼「あそこ、嫌…一人、嫌」

男「……」

池沼「死ぬの嫌、あそこもっと嫌」

池沼「……一人、嫌」

男「そう、だよな……だったら、だったらさ」

男「俺と幼馴染と君、さ、三人で暮らさないか?」

池沼「う?」

男「見た感じ13か4だろ?俺、こっから出たらちゃんと働くから…きっと幼馴染は自分の実家に住んでると思うんだ」

男「だから!」

ガサガサガサ

男「?!」

池沼「お客さん、お客さーん」

野犬「ガルルル」

男「や、野犬?って、マズい!は、早く逃げないと」

池沼「お客さん、いっぱい」

男「え?」

野犬B「ガラララ」 野犬C「ぐふふ」 野犬D「ペコペコ」

男「う、そだろ…」

池沼「あうあう」

男「……(一人なら、一人でなら逃げられるかもしれない…って、何考えてんだよ俺)」

男「最低だな…君を囮にしようとしてた」

池沼「?」

男「いや、なんでもない……逃げる手段を考えないとな」

池沼「……生きたい?」

男「えっ?」

池沼「死なない?生きたい?」

男「そ、そりゃそうさ。だって決めたんだ、君をこっから抜け出して両親に会わせるって」

池沼「……向こう」

男「む、向こう?って、崖だけどそれがどうし ドンッ

男「うあ"っ!?」

男「うわぁああぁぁああぁぁあ!!!」

バキバキ…ガサガサッ…ガザザ…ザ

池沼「下、木、たくさん、大丈夫」

野犬「ガウガウ」

池沼「あそこ嫌、一人は嫌…」

池沼「………おいで」

野犬「ガルルルルァア!!」

~6号室~

コンコン

『幼馴染さーん、お薬の時間ですよー』

ガチャ

ナース「幼馴染さ~ん?」

ナース「………!?」

幼馴染「……」

ナース「あっ、あっ……きゃ、きゃぁああぁぁあ!!」

ナース「な、なんで…どうして……お、幼馴染さん!」

幼馴染「……」

ナース「どうして……首吊りなんて…」

ナース「あっ…は、早く先生に知らせないと!」バタン

人形「……」

~2週間後~

警察A「……惨いよな」

警察B「ん?何がですか先輩」

警察A「いや、思い出してな…彼らの事」

警察B「……あぁ、あの二人ですか」

警察A「奥さんは自殺、夫は行方不明で今も俺たちが探してる」

警察B「ははっ、もし夫の方を発見出来たとしてもどうなんですかね?」

警察A「ん?どういう意味だ」

警察B「いや、もし生きてたとしても嫁さんも娘も居ないんですよ?知ったらまた発狂してあそこに逆戻りでしょ?」

警察A「そう、だな……しかし依頼は依頼なんだ、早く見つけるぞ」

警察B「はーい、了解っす」

~海~

少女「……」

少女「よし」

男「何がよし、なんだい?」

少女「えっ!?」

男「君、いま死のうって思ってただろ」

少女「あ、あの…おじさん、誰ですか」

男「おじさん、か…まだ26なんだけどね」

少女「あっ、す、すみません」

男「いや、別に良いよ。髭はやしっだし服もボロボロだからね…はは」

少女「……」

男「良かったらでいいんだけど、君が自殺しようって思った理由はなんだい?」

少女「……」

男「まぁ、なんとなく君のメイク見てたら分かるんだけどね……その腫れ、誰に殴られたんだい?」

少女「………お父さんです」

少女「私が学校行かないで遊んでばかりだったから…それで喧嘩になっちゃって」

男「そうか…酷い父親なんだね」

少女「お父さん、自分の事を見ている様で見てない様で…そんなお父さんが大嫌いで……けど、ホントに大嫌いかどうかわかんなくて」

少女「……ホントは分かって欲しい、けど、もう限界で…だから」

男「死ぬ、それが君の出した答えなんだね」

少女「……はい」

男「……父親は、どう考えてるんだろうね」

少女「え?」

男「君は父親が何を考えてるのかが分からないと思ってるんだろう……けどね」

男「何を考えているのか分からないのはね、父親の方も同じなんだよ…君の事をどう捉えていいのかわからないんだ」

男「……君はね、死ぬより前に父親とちゃんと話すべきなんだと思うよ」

少女「……」

男「死ぬくらいの覚悟が出来てるんだ、それくらい簡単な事だろ?」

男「だからね、ちゃんと話してみなさい…それが今の君にするべき事だと思うよ」

男「……って、なんか説教臭くなっちゃったね、ごめん」

少女「いえ……あの、あ、ありがとうございます」

少女「こんな私の話、聞いてくれて」

男「ふっ、別にいいさ」

男「……広いな」

少女「?」

男「海だよ、あの向こうまで行ってみたいなって思って」

少女「あはは、そうですねぇ、絶望的なくらい広いですね」

男「………さ、早く帰りな。そして父親とちゃんと話して見るんだよ、君の思ってる事を理解してもらって、父親の考える事を理解してあげるんだ」

少女「……はい」

少女「あの、本当にありがとうございました!」

少女「お兄さん、なんて名前なんですか?良かったら教えて貰えませんか」

男「……ただのホームレスだよ、覚える価値なんてないさ」

少女「あっ………じゃ、じゃあお兄さん、さよなら!」タッタッタッ

男「……」

男「……なぁ、俺、ちょっとは成長したのかな」

男「少しは……分かってあげられる人になれたのかな」

男「今覚えばあの頃の自分は、自分勝手で、人の考えなんて理解しようとしてなかったから…」

男「駆け足で大人になった気でいて、娘も、嫁さんも……あの子の命まで奪っちまって」

男「俺……分かってあげられる人になれたのかな」

男「いや、もう、良いか……」パシャパシャ

男「……」

男「この、ずっと向こうまで行ってみたい………そしたら、会えるかな」パシャパシャパシャパシャ

男「……会えたら、良いな」

~早朝、海にて~

タッタッタッ

少女「はっはっ…はぁっはぁ」

少女「嘘だよね、そんな筈、無いよね」

警察「ん?あぁ、今は調査中ではいれないんだ、ごめ

少女「どいて!」ドンッ

警察「うおっ!?こ、こら君!」

少女「嘘だよね、嘘なんだよね!」タッタッタッ

少女「お兄さん!!」

死体「……」

少女「お兄さん……ど、どうして」

警察「こら君!今は入っちゃ駄目だと言っただろ!」

少女「……馬鹿だよ、馬鹿だよお兄さん」

少女「勝手だよ……勝手過ぎるよ」

少女「私には死ぬなって言ってたのに……なんで…」

少女「私、あの日ちゃんとお父さんと話ししたよ?私の考え…理解してもらったよ?」

死体「……」

警察「君!死体に触れちゃ駄目だ!いま救急車を呼んでるから下がりなさい!」

少女「……お兄さんには…理解してもらえる人が居なかったの?……だったら、私にでも話してくれたら良かったじゃん」

少女「なんで自分勝手な事しちゃうの?……私、お兄さんの事も理解したかったよ…」

警察「ほら、早く行きなさい」ドンッ

少女「……お兄さんの、馬鹿」

男「……」

男「ここ、天国なのかな…それとも地獄なのかな」

男「それとも、そんなとこ無いのかな……はは、勝手に天国と地獄はあるもんだって思い込んでただけなのかな」

男「………結局、一人なのかな」

池沼「おかえり」

男「えっ!?」

池沼「いや、いらっしゃい、なのかな」

男「君は……って、ちゃんと喋ってる」

池沼「変かな?私ね、向こうじゃ想いを口に出来なかったんだけど、ここだとそれが出来るみたいなの」

男「……そっか、そうなんだ」

池沼「はぁ、ちょっとガッカリだな」

男「え?」

池沼「あの時、お兄さんを崖から突き落とした時ね?生きてって想いでお兄さんを突き落としたのにさ」

男「あはは、けど大変だったんだよ?足が折れてたからね…ずっと枝を使って歩いてたんだからさ」

池沼「う、うん…ずっと見てたから……ごめんなさい」

男「別に良いよ……それで、なんで君がここに?」

池沼「う~んとね、お兄さんを迎えに来たの」

男「俺を?」

池沼「うん、会わせたい人が居るの」

男「会わせたい人…?」

池沼「着いて来て?足、なんとも無いよね」

男「あ、うん…分かったよ」

池沼「私ね、あそこでずっと一人だったんだ」

池沼「だからね?お兄さんが来てくれて私、楽しかったよ」

男「あ、あはは…俺はただ狂ってただけなんだけどね」

池沼「ううん、それでも私は嬉しかった……それにね?私、声の出し方がよく分からなかったんだ」

池沼「だからね、夢の中、真っ暗な中で歌ってる自分を想像してたんだ。とっても楽しそうに歌う自分を…」

池沼「それを私はいつも上から見てたの……自分もああやって歌えたら良いな~って」

池沼「だからね、こうやってお兄さんとお話が出来てとっても嬉しいの」

池沼「そこはお兄さんに感謝してる、まさかお兄さんもこっちに来るとは思わなかったけど」

男「あ、あはは…ごめん」

池沼「ううん、良いよ。それに、お兄さんとこうやってお話出来るんだし……あっ、着いたよ」

男「着いたよって……相変わらず何も無いけど」

タッタッタッ

娘「パパー!」

男「……あっ、ぁあっ……ぁ…」

池沼「お兄さんがここに居るんだから、居ても不思議じゃないでしょ?」

男「ぁ…あぁ"っ……ぁ」

幼馴染「……あなた」

男「ぅぁっぐ…っぁっあっ…ぁぁ…」

幼馴染「ごめん、なさい…私、耐えられなくなっちゃって……その、本当にごめ

男「うぁああぁぁあぁぁっ、ぁあぁぁあ!!」ギュッ

幼馴染「ちょっ、ちょっと…い、痛いってば……ぅっうぅ…ぁぁっ……」

男「ぁああぁぁあぁぁあ!!ああぁぁあ!」

娘「パパー、私も、私もー!」

男「俺っ、俺ぇぇ…」

幼馴染「こらっ!今は私よりこの子に謝るのが先でしょ?」

男「……ご、ごめんな…馬鹿な父ちゃんで、ごめんなぁ」ギュッ

娘「痛いよパパー!!」

男「もう絶対離さないからなぁ、もう、絶対お前を悲しませたりしないかんなぁ…」

池沼「……」スタスタ

娘「あっ、お姉ちゃんいっちゃうの?」

男「?!ま、待ってくれ!」

池沼「?」

男「あ、あのさ…あの時、あの時言っただろ?一緒に暮らそうって!」

池沼「迷惑になっちゃうよ。それに、やっと一緒になれたんだから良いんじゃないかな」

男「よくねーよ!俺、君に助けられたんだぞ」

池沼「助けられた?」

男「あぁ!あの時、君に生きる希望を貰ったんだ」

池沼「死んだのに?」

男「うっぐ…け、けどあの時約束しただろ」

池沼「パパとママに会わせるって約束でしょ?叶わなかったけど」

男「ち、違う!俺と一緒に暮らす約束だよ!」

池沼「あ~、私が死ぬ直前に言ってたね」

男「だから……君さえ良ければ」

池沼「……ううん、いい」

男「えっ?」

池沼「私、やる事が有るから、ここでサヨナラだよ」

男「そ、そうなのか…」

池沼「うん……だから、サヨナラ!」タッタッタッ

男「あっ!」

池沼「……」

池沼「ふぅ、逃げ切れた、かな」

池沼「……今からどうしようかなぁ、両親はまだ向こうに居るし」

池沼「……?」

池沼「あ、れ…体が……光ってる、んだよね?」

池沼「もしかして、産まれ変わるってやつなのかな?あはは、早かったなぁ、まだここに居たかったんだけど」

池沼「まぁいっか……けど、産まれ変わったらここでの記憶も、向こうの記憶も忘れちゃうんだよね?」

池沼「………別にいっか、向こうで新しい想い出作れるって思えばね」

池沼「産まれ変わるのかぁ……生まれ変わったら、お兄さんみたいな人に出会いたいなぁ」

池沼「自分勝手で、それでいて優しくて、頼りになって……あはは、何言っちゃってんだろ私」

池沼「……サヨナラ、お兄さん…生まれ変わったら、また会おうね」

終わり

はいお終いです保守ありがとうございました!
早速ですが精神科行って来まーす!!

自殺なんて考えるんじゃないよ、死ぬ前に色々やり残した事有る筈だからな!!

帰ったら替え歌考えるかね、じゃあまた会えたら会いましょう顔射感激雨あられ

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