咲「東横さん」モモ「私が見えるんすか?」(674)

・咲が鶴賀学園の一年A組にっていうIFです
 
・咲がモモのことを常に見えるのは原作改変です
 
・闘牌シーンは割とさらっと書いてるので脳内補完お願いします
 
・環境や友好関係の所為かキャラの性格が変わっちゃってるかもしれません
 
>>1は原作七巻までしか読んでないニワカなので色々とご容赦、ご鞭撻ください
 
・県予選決勝の決着まで書くつもりです、書き溜めは予選二回戦終了まで終わってます

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期待

 
咲「東横さん、ちょっといいかな?」
 
モモ「ん? 私が見えるんすか?」
 
咲「えっと、見えるってどういうことですか?」
 
モモ「見えてるんすね。何者っすか」
 
咲「何者って、宮永咲ですよ。覚えてくれてないんですか?」
 
モモ「えっと、宮永さんっすね。今覚えたっす」
 
咲「同じクラスになって隣の席で、もう二週間なのに覚えられてなかったなんて、ちょっと凹んじゃうよ」
 
モモ「いや、私が悪かったっすから落ち込まなくていいっす。で、何の用っすか?」
 
咲「用ってわけじゃないんだけど東横さんとお話したいなって思って」
 
モモ「お話っすか……」
 
咲「クラスの人達はそれぞれ少しずつ仲良くなってるみたいじゃないですか」
 
モモ「あぁ、なんかグループが出来ていってる感じっすかね」
 
咲「でも東横さんはいつも一人で居るからどうしてかなって思って」
 
モモ「宮永さんも結構一人でそこに座ってないっすか?」
 
咲「いやぁ、私は読書が趣味だからそんなこともあるけど」
 
モモ「同じ様なもんっすよ。私なりに楽しんでるっす」

 
咲「私ね、いつも東横さんのこと見ててね、仲良くなりたいなって思ってたんだ」
 
モモ「いつも見てたってなんすか、それは恋っすか?」
 
咲「いやいやいや、別にジロジロ見てたわけじゃないよ」
 
モモ「ほー」
 
咲「そ、それに女の子同士で恋って、そんなはずはなくてですね、えっと、友達になれたらって」
 
モモ「ノンケっすか」
 
咲「ロン毛?……じゃないけど」
 
モモ「ふふ、おもしろい人っすね。なりましょう、友達。モモって呼んで下さい」
 
咲「えっ、じゃあ私のことも名前で呼んでくれるかな」
 
モモ「もちろんっす。よろしくっす、咲ちゃん」
 
咲「よろしくね、モモちゃん」
 


 
咲「うーん、やっと授業終わったね」
 
モモ「授業、しんどいっすね。まだ連休ボケが抜けないっす」
 
咲「しんどいって、モモちゃんはほとんど寝てたじゃない」
 
モモ「なんとなくやる気が出ないんすよ。五月病っすかね」
 
咲「どうだろうね。それより寝てても注意されないのは羨ましいな」
 
モモ「見えてないっすからね」
 
咲「私には見えるのに不思議だねぇ」
 
モモ「咲ちゃんが特殊なんす」
 
咲「そうみたいなんだよね」
 
モモ「さて、始めるっすか」
 
咲「何それ、ノートパソコン?」
 
モモ「学校の備品っす。書類書いたら貸してもらえるんすよ」
 
咲「モモちゃん、パソコン使えるんだ。私は機械とか苦手で」
 
モモ「私もネットとゲームくらいしか出来ないっすよ」
 
咲「それで、何をするの?」
 
モモ「これっす」ペラッ

 
咲「なんかのビラ? えっと、『校内通信対戦開設、麻雀部』?」
 
モモ「つまり校内の生徒の誰かと麻雀ゲームで対戦ができるんすよ」
 
咲「ふーん」
 
モモ「また麻雀部の部屋がワンカケっすね。入室、スタートっと」
 
咲「モモちゃん、麻雀するんだ」
 
モモ「普通に打ったことはほとんど無いんすけど、ゲームでなら結構やり込んだっす」
 
咲「現実に打つのとゲームでやるのって同じ様なものなの?」
 
モモ「うーん、デジタルに打つならゲームの方が安定するっす。逆に流れとか重視する人はやり難いかもしれないっすね」
 
咲「そうなんだ。あ、高目で親ハネ聴牌だ、対面から出たらトビで終了だね」
 
モモ「えっ、咲ちゃん、麻雀できるんすか?」
 
咲「できるっちゃできるけど、私は麻雀キライ」
 
モモ「その対面から出たっす。今日の一戦目トップっす!」
 
咲「はは、おめでとう」
 
モモ「ありがとっす。で、なんで麻雀嫌いなんすか?」

 
咲「いっつも家族麻雀でお年玉巻き上げられてたんだよ」
 
モモ「そりゃまたキツイ思い出っすね」
 
咲「うん、だからキライ」
 
モモ「でも通信対戦ならお金賭けないっすよ」
 
咲「私、パソコン使えないからゲームは無理かな」
 
モモ「リアルで打つとしても、麻雀できる高校生って大会目指して競技麻雀してる人っすからお金賭けないと思うっす」
 
咲「そうなの?」
 
モモ「そうっす。咲ちゃん、せっかく麻雀できるなら、それで友達つくったらどうっすか」
 
咲「うーん、友達はモモちゃんが居てくれるから充分だよ」
 
モモ「嬉しいこと言うじゃないっすか。そして二戦目もトップっす!」
 
咲「あれ? 新しくなんか開いたよ」
 
モモ「あぁ、チャットウィンドっすね。ここに文字を打ち込んで対戦相手と会話できるんすよ」
 
咲「へー、そんなこともできるんだ」

 
むっきー:二連勝おめでとう、強いですね

 
 
咲「モモちゃん、褒められてるね」

 
モモ「お世辞でも嬉しいっすね」

 
 
Default Player:ありがとうございます

 
カマボコ:よかったら、麻雀部に入部してみない?

 
 
咲「勧誘? 部活やってみるのもいいかもしれないけど」

 
モモ「いや、面倒っすよ。それに……」

 
 
Default Player:あまり興味がないので

 
かじゅ:そこを何とか
 
Default Player:あなたたちは、私を見つけられない
 
システム:Default Playerが退室しました

 
 
モモ「どーせ、見えないっす。そんな所に入っていっても寂しい思いするだけっすよ」

 
咲「モモちゃん……」
 
モモ「さぁ、もう今日は帰るっす」
 


 
モモ「咲ちゃん、今日は図書室行かないんすか?」
 
咲「うん、今ね、続き物を読んでるんだけど次の巻が貸し出し中なんだよ」
 
モモ「そっすか」
 
咲「モモちゃんはゲームやらないの?」
 
モモ「麻雀っすか、あれからやってないっすね」
 
咲「勧誘されるのが煩わしいのかな?」
 
モモ「いや、別に思うところがあるわけじゃないっす。たまたまっす」
 
咲「そう、良かった。モモちゃん、ゲームやってる時すごく楽しそうだったから」
 
モモ「観察されてたっすか、なんか照れくさいっすね」
 
咲「照れなくていいよ。モモちゃんがいっぱい楽しい事やって、いっぱい笑顔を見せてくれたら、私は嬉しいな」ニコッ
 
モモ(うわぁ、私を見守る聖母が居るっす)カァァ
 
咲「モモちゃん、どうかした?」
 
モモ「い、いや、なんでもないっす。じゃあ、麻雀やるっすかね」
 
咲「いいね、私は見てるね」
 
モモ(見てるって、それは麻雀っすか、それとも私っすか)カァァ
 
咲「繋がった、三人でチャットしてるね」

 
カマボコ(192.168.43.3):やっほ~
 
むっきー(192.168.43.5):ヒマですね
 
かじゅ(192.168.43.2):落ち着け。
 
システム:Default Playerが入室しました
 
かじゅ(192.168.43.2):やあ、久しぶり
 
Default Player(192.168.22.5):たった2日ぶりっすよ

 
 
咲「こうやって知らない人と話せるっていうのも楽しいかもね」

 
モモ「まぁ、挨拶くらいしかしないんすけどね」
 
咲「そうなの?」
 
モモ「基本的に麻雀やりに集まってるだけっすからね。質問とかしたら会話が続くかもしれないっすけど」
 
咲「じゃあ、質問してみよう」
 
モモ「えぇ、まぁ、ちょっとやってみるっすか」

 
 
カマボコ(192.168.43.3):さぁ、今日も楽しく麻雀を

 
Default Player(192.168.22.5):ちょっと、みなさんに質問とかいいっすか?
 
むっきー(192.168.43.5):いいですよ、何かな

 
 
モモ「咲ちゃん、しつもんなにかたのむ」

 
咲「えー、私が考えるの?」

 
モモ「質問しようって言い出したのは誰でしたっけ?」
 
咲「えーと、じゃぁ、好きな食べ物とか?」
 
モモ「子供っすか」
 
咲「やっぱダメか……あぁ、そうだ、好きな手役を聞いてみよう」
 
モモ「まぁ、食べ物よりはマシっすね」

 
 
Default Player(192.168.22.5):みなさんの好きな手役は何ですか?

 
カマボコ(192.168.43.3):私は一盃口が好きかな
 
むっきー(192.168.43.5):基本的に手なりで打ちますが、タンピン系でしょうか
 
カマボコ(192.168.43.3):君が好きな役は何だい?
 
Default Player(192.168.22.5):ぶっちぎりでリーチっす
 
むっきー(192.168.43.5):なんか男らしいです
 
カマボコ(192.168.43.3):何それ、褒めてるつもり(笑
 
むっきー(192.168.43.5):もちろん
 
カマボコ(192.168.43.3):でも質問なんて珍しいね
 
Default Player(192.168.22.5):実は隣に友達がいて、チャットしてるのを見たいと言われて
 
カマボコ(192.168.43.3):そういうことか、友達さんの好きな役は何?

 
 
モモ「咲ちゃんは何って」

 
咲「私は、嶺上開花───」

 
ドア「ガラッ!」
 
咲「ん?」
 
ゆみ「麻雀部三年の加治木ゆみだ。失礼する」
 
咲「麻雀部って……あ、モモちゃんを見つけに来たんじゃない?」
 
モモ「あぁ、あれが煽り言葉になっちまったっすか」
 
咲「落ち着いてる場合じゃないよ、どうするの」
 
モモ「見えないから大丈夫っすよ」
 
咲「いや、でもこの状況だと……」
 
ゆみ「やあ、君か、探したよ」
 
咲「こうなっちゃうよねぇ」
 
モモ「あぁ……どうしましょ」
 
咲「モモちゃん、とにかく出てきてくださいっ」
 
モモ「うわぁ、腕を引っ張らないで、ちょ危ないっす」
 
ゆみ「君は一人でいったい何を?」

 
咲「そぉい!!」
 
モモ「わあぁっ!」ダキツキ
 
ゆみ「なにっ!?」ダキツカレ
 
咲「……えーと、麻雀してたのはその子です。可愛がってあげてください」
 
ゆみ「君だったか、最後に勘違いをしてしまったが、ちゃんと見つけられたよ」
 
モモ「興味ないって伝えたはずっす……」
 
ゆみ「頼む、考え直してくれ……私は君が欲しい!」
 
モモ「なっ!」カァァァァァ
 
咲「ちょっとモモちゃん、どうして私の背中に隠れるの」
 
モモ(ど、どえらい告白されたっす! こっぱずかしいっす!)ドキドキ
 
咲「ほら、これから麻雀部でお世話になるんだから、出てきて挨拶しないと」
 
モモ「にゅ、入部するなんて言ってないっす」
 
咲「しないの?」
 
モモ「それは……するっすけど」
 
ゆみ「おぉ」

 
モモ「えっとあの、東横桃子っす。こんな私でよければ、よ、よろしくお願いします」
 
ゆみ「加治木ゆみだ。入部ありがとう、歓迎するよ」
 
ゆみ「そちらの君、ドタバタに巻き込んですまなかったが、こんな出会いも何かの縁だ、以後よろしく」
 
咲「宮永咲です。モモちゃんのこと、よろしくお願いしますね」
 
ゆみ「では、早速だが部室に向かおうか。他の部員にも早く紹介したい」
 
モモ「えっ、ちょっと待って欲しいっす」
 
ゆみ「どうした、用事でもあるのか?」
 
モモ「用事とかじゃないんすけど……」
 
モモ「咲ちゃん、今日だけでも一緒に来てくれないっすか? もし見えない人ばかりだったらしんど過ぎるっす」
 
咲「あ、そっか、うーん」
 
モモ(それに先輩と二人きりで部室まで移動っていうのは、最初にしてはハードル高いっす)
 
咲「うん、いいよ。付いて行くよ」
 
モモ「ありがとっす、恩に着るっす」
 
咲「ということなので私は部活を見学させてもらってもいいですか、先輩?」
 
ゆみ「もちろんだ、ゆっくり見て行ってくれると嬉しい。では、行こうか」
 


ガンバ!

きたい

もう終わりですか?

これは期待

大期待

そろそろ上げるの止めぃ

これはいい!

これは、、、、、期待し照る

なんか有難うございます
せっかくのご声援なのでもう少しいっとくっすか

良作のかほり。期待

きたい

よろしく
期待
期待

 
ゆみ「戻ったぞ」
 
蒲原「おかえり、見つかったかー?」
 
ゆみ「ああ、入部してくれるそうだ」
 
蒲原「やったね、ユミちん!」ワハハ
 
咲「お邪魔します」
 
睦月「その子ですか」
 
咲「いえ、私は付き添いで来ただけです。宮永といいます」
 
ゆみ「おや、モモはどこに行ったんだ?」
 
咲「モモちゃん、出てこられる?」
 
モモ「はいっす」
 
モモ「わーーーーーーっ!!」ジタバタ
 
ゆみ「っ」ビクッ
 
モモ「こちらに入部することになった東横桃子っす。よろしくお願いします」
 
睦月「よ、よろしく、津山です」
 
蒲原「蒲原だ、よろしくー」ワハハ

 
ゆみ「とりあえず何回か打ってみようか」
 
蒲原「あ、さっきユミちんとこの担任が探しに来てたぞー」
 
ゆみ「私をか?」
 
蒲原「うん、帰ってきたら職員室に来て欲しいってさー」
 
ゆみ「大事な時に……うん、一回だけ打とう、三十分くらいなら大丈夫だろう」
 
モモ「呼び出しなら行った方がいいんじゃないっすか?」
 
ゆみ「いや、一回だけ一緒に打とう、モモの初めてを他人に任せるわけにはいかない」
 
モモ「ぶっ」
 
ゆみ「?」
 
モモ(な、なにやら意味深なセリフっす。この先輩グイグイ来るっす)
 
蒲原「んじゃ、打つかー。宮永さん、入るかい?」
 
咲「いえ、見てますのでお構いなく」

 
 
睦月「二万五千点持ちの、三万点返し、ウマはなし、赤が四枚入ってます」

 
モモ「はいっす」

 
半荘一回目
 
     【南】モモ
【西】ゆみ     【東】蒲原
     【北】睦月
 
東一局  ドラ6
 
ゆみ「ツモ」
 
六七八八八⑥⑦⑧23477 ツモ:五(赤)
 
ゆみ「ツモタンヤオ赤1、1000・2000」
 
モモ(きゃーっ、先輩、凛々しいっす)
 
東四局  ドラ5
 
モモ「ツモっす」
 
二三四五六七1112345 ツモ:3
 
モモ「リーチツモピンフドラ1、1300・2600っす」
 
ゆみ「いいアガリだな」
 
モモ「はいっす、反撃開始っす」

 
南三局  ドラ九
 
モモ「リーチ」
 
ゆみ(トップ目のモモがリーチか)タン
 
睦月(うむ、絶好の聴牌だ)
 
八八九③④⑤⑦⑧⑨2345(赤) ツモ:6
 
睦月「リーチ」
 
打:九
 
モモ「ロン」
 
七八③④⑤(赤)⑦⑦⑦789南南 ロン:九
 
モモ「リーチ一発ドラ1赤1、8000っす」
 
睦月(……リーチがかかっていた? 見落としたのか?)
 
南四局  ドラ5
 
ゆみ「ツモ」
 
五五五③④⑤⑤⑥⑦⑧567 ツモ:⑧
 
ゆみ「リーチツモタンヤオドラ1、2000・3900」
 
モモ「まくられたっすか」
 
ゆみ「たった600点差だが、私のトップだな」

┌─┬───┬───┬───┬───┬───┐
│  │加治木│ 蒲原 │ 津山 │ モモ...│      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .1│.  +30 │.  -13 │.  -26 │   +9 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤

 
 
モモ「悔しいっすね」

 
ゆみ「勝ち逃げみたいで悪いが、抜けさせてもらうよ」
 
蒲原「ユミちん、この後どうしたらいいかなー」
 
ゆみ「蒲原に任せるよ、私が帰ってなくても適当なところで解散にしてくれ」
 
蒲原「おー、了解したー」
 
ゆみ「では、申し訳ないが行って来る」
 
蒲原「いってらっしゃいー」ワハハ
 
モモ「先輩、どうかご無事で……」
 
咲「いや、別に危ないとこ行くわけじゃないから」
 
モモ「さぁて、打ち足りないっすねー」
 
睦月「部員が少ないとこんな時に困りますね」
 
モモ「そうだ、咲ちゃん、入ってくれないっすか?」
 
咲「えっ、私は……」
 
モモ「ダメっすか」

 
咲(モモちゃんが楽しそうだし、付き合おっか)
 
咲「いや、入るよ。一緒に打とう」
 
モモ「ありがとっす。楽しみっす」
 
蒲原「続行だなー」ワハハ
 
咲(家族以外と打つの、初めてだな……)

 
 
半荘二回目

 
     【南】モモ
【西】咲      【東】蒲原
     【北】睦月
 
東二局  ドラ4
 
蒲原(調子悪いなぁ、動いてみるかー)
 
蒲原「チー」③-②④
 
打:4
 
蒲原「ポン」北-北北
 
打:中
 
蒲原「チー」⑥-⑤⑦
 
打:白
 
モモ(ピンズは打てないっすね)タン
 
咲(ここが重なるのか……)
 
一二三③⑤(赤)⑥⑥⑥678東東 ツモ:⑤(赤)
 
咲(対面の染め手は役牌もドラもない、振ったとしても2000点)
 
打:③
 
蒲原「ロン」
 
④⑤⑨⑨  ⑥-⑤⑦ 北-北北 ③-②④ ロン:③
 
蒲原「ホンイツのみ、2000」ワハハ
 
睦月(見え見えの染め手に振り込み、この子は初心者なのかな)

 
南四局  ドラ⑦
 
睦月(うむ、聴牌か……)
 
五(赤)六七①③⑤⑧⑧⑧⑨111 ツモ:④
 
睦月(負けてはいるが、ラス親だから和了って連荘すればいい)
 
睦月「リーチ」
 
打:①
 
咲「ロンです」
 
二三四②③④⑤⑥234西西 ロン:①
 
咲「ピンフ、1000点です」
 
睦月(なっ、ダマのピンフを三色の④‐⑦でなく、①で当たるって)
 
睦月「き、君、その手は……」
 
咲「はい?」
 
蒲原「むっきー」ワハハ
 
睦月「あっ、すみません……なんでもありません」
 
咲「先輩、ここにあるのスコア表ですよね、記入しましょうか?」
 
蒲原「あー、お願いー」
 
┌─┬───┬───┬───┬───┬───┐
│  │加治木│ 蒲原 │ 津山 │ モモ...│ 宮永 │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .1│.  +30 │.  -13 │.  -26 │   +9 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .2│      │   +2 │.  -25 │.  +23 │.  ±0 │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤

 
蒲原「モモがトップだなー、やったじゃないかー」ワハハ
 
モモ「棚ぼたって感じっすけどね」

半荘三回目
 
     【西】モモ
【北】咲      【南】蒲原
     【東】睦月
 
南二局 一本場  ドラ八
 
蒲原(おー、面子できたー)
 
三三四八八③④④⑤⑤(赤)455 ツモ:6
 
蒲原(いい感じの一向聴だぞー)ワハハ
 
打:5
 
モモ「ロン」
 
七七七③③⑥⑦⑧23344 ロン:5
 
モモ「リーチタンヤオ、2600は2900っす」
 
蒲原「」ワハハ
 
咲「蒲原先輩?」
 
蒲原「なんだー?」
 
咲「先輩の牌でモモちゃんが和了りましたよ」
 
蒲原「えっ!?」
 
モモ「2900っす」
 
蒲原「ごめん、ボーとしてたかなー。えっ、リーチかかってたのかー」

┌─┬───┬───┬───┬───┬───┐
│  │加治木│ 蒲原 │ 津山 │ モモ...│ 宮永 │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .1│.  +30 │.  -13 │.  -26 │   +9 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .2│      │   +2 │.  -25 │.  +23 │.  ±0 │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .3│      │.  -12 │.  -19 │.  +31 │.  ±0 │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤

 
 
咲「今回はモモちゃんの圧勝だね」

 
モモ「ありがとっす」

半荘四回目
 
     【西】モモ
【北】咲      【南】蒲原
     【東】睦月
 
東一局  ドラ③
 
蒲原「リーチ」ワハハ
 
モモ(安牌がないっすね)
 
五六八八③③2333678 ツモ:7
 
モモ(3の壁を信じて、ワンチャンスっす)
 
打:2
 
モモ(通ったっすか……)
 
咲(2-5あたりが危ないかと思ったんだけど、うーん、回ろうか)タン
 
数順後
 
蒲原「ツモ」
 
二三四②③④34西西西発発 ツモ:5
 
蒲原「リーチツモドラ1、1300・2600」ワハハ
 
咲(あれ?)
 
モモ「咲ちゃん、私が見逃されてたの気付いたっすか?」
 
咲「うん、なんでだろ」
 
モモ「一発の高目っすよ、理由がわかんないっす」
 
咲(接待のつもりならツモっても和了らないだろうしなぁ)

東二局  ドラ中
 
咲「モモちゃん、それロン」
 
七八九④⑤⑥⑦⑧22567 ロン:⑨
 
咲「ピンフ、1000点」
 
東三局  ドラ西
 
モモ(ドラ来たっす! 聴牌っす!)
 
三四四五五(赤)六②③5(赤)678西 ツモ:西
 
モモ(乗るしかないっす、このビックウェーヴにっ)
 
モモ「リーチ」
 
打:8
 
咲(なんか高そうだな。とりあえず現物で)タン
 
睦月(要らないか、ツモ切りだな、この①)タン
 
モモ「出たっす!!」
 
睦月「うぇっ!?」
 
モモ「ロン」
 
三四四五五(赤)六②③5(赤)67西西 ロン:①
 
モモ「リーチ一発ピンフドラ2赤2、18000っす」
 
睦月(親ハネだと……しかもまたリーチ見落としてる……)

蒲原「むっきー、気を確かになー」ワハハ
 
咲(裏乗ってたら終わってたよ、危ないなぁ)
 
東三局 一本場  ドラ四
 
睦月(冷えたなぁ……)
 
一三六六七②④⑥22589 ツモ:6
 
睦月(微妙なツモばかりで、どうにもならないな)
 
打:8
 
咲「カン」8-888

睦月「えっ?」
 
咲「ツモ」
 
二三四五五③③③④⑤ 8-888 ツモ⑥
 
咲「タンヤオ嶺上開花ドラ1、5200は5500です」
 
咲「責任払いお願いしますね、津山先輩」ニコッ
 
┌─┬───┬───┬───┬───┬───┐
│  │加治木│ 蒲原 │ 津山 │ モモ...│ 宮永 │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .1│.  +30 │.  -13 │.  -26 │   +9 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .2│      │   +2 │.  -25 │.  +23 │.  ±0 │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .3│      │.  -12 │.  -19 │.  +31 │.  ±0 │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .4│      │.  ±0 │.  -31 │.  +31 │.  ±0 │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤

モモ「んー、ちょっと疲れたっすね」
 
蒲原「そだなー、ユミちんがまだ戻らないけど、このあたりで今日は解散にしようかー」
 
睦月「……」グタァ
 
蒲原「むっきーが死にかけてるしなー」ワハハ
 
咲「それじゃあ、私はお先に失礼させて頂きますね」
 
蒲原「うん、今日は楽しかったぞ、ありがとなー」ワハハ
 
咲「こちらこそ有難うございます」
 
モモ「咲ちゃんが帰るなら、私も失礼するっす」
 
咲「加治木先輩を待たなくていいの?」
 
モモ「先輩には明日また会えるっす。今日は私のお願いを聞いてくれた咲ちゃんと一緒に帰るっす」
 
咲「そっか、じゃあ、帰ろっか」
 
蒲原「モモはまた明日なー」
 
モモ「はいっす、お疲れ様っす」
 
蒲原「宮永さんもまた遊びに来てくれると嬉しいぞー」
 
咲「是非また、お疲れ様です」

大期待
 期待
 期待


もしや、かおりんは清澄に?

いきなりくっさいの沸いてるな


まだ書き溜めあるってことだよね、楽しみ

乙面白いよ頑張れ!

乙です!
楽しみにしております!(^O^)

やよ書いてくれ!!!!!
見たいッ(#゚Д゚)

 
睦月「……東横さん、強かったですね」
 
蒲原「お、生き返ったかー」ワハハ
 
睦月「その前に死んでません」
 
蒲原「強かったのはそうなんだが、不思議な感じしなかったかー?」
 
睦月「と言いますと?」
 
蒲原「対局中なのに存在を忘れてるとでも言うか、具体的にはモモのリーチを見落として無警戒に振り込んでしまった」
 
睦月「うむ、私は二回も一発で振り込みました。リーチかけてるなんて気付きもしませんでした」
 
蒲原「”卓上で消える能力”か……」
 
睦月「消えてしまってはゲームになりませんよ。ツモは飛ばされるし、ロンしても気付かれない」
 
蒲原「そのへんの加減はどうなってるんだろうなー」
 
睦月「いや、まず消える能力っていうオカルトな前提に無理があるのでは?」
 
蒲原「でも否定してしまえるほどの材料もないだろー」
  
睦月「そうですが、宮永さんは東横さんから和了ってましたし、特に不思議そうにはしてませんでしたよ」
 
蒲原「宮永さんは”卓上で消えたものを見る能力”があるのかもしれないぞ」ワハハ
 
睦月「はは、そこまでいくと訳がわかりません」

 
蒲原「まぁ、モモのことは一緒に卓を囲んでいればそのうちわかるさー」
 
睦月「そうですね。宮永さんは初心者なのかと最初に思ったんですが、実際どうなんでしょうね?」
 
蒲原「初心者じゃないと思うぞ」
 
睦月「うむ、それはなぜですか?」
 
蒲原「一番簡単に説明するなら最後の嶺上開花だなー」
 
睦月「えっ、嶺上開花なんて初心者も上級者も関係なくただの運なんじゃないですか?」
 
蒲原「いや、もっと単純な話で、初心者は大明カンの責任払いなんて知らない」ワハハ
 
睦月「あぁ、なるほど」
 
蒲原「でもそれだけじゃないぞ、長考しない、致命的な振込みしない、点計算完璧、初心者じゃないなー」
 
睦月「それでもあの子の麻雀はパッとしない印象ですが」
 
蒲原「そうかなー? あれはかなり上手いと思うぞ」ワハハ

 
ゆみ「待たせたな」
 
蒲原「おかえりー、もう解散してしまったぞー」ワハハ
 
ゆみ「二人は帰ってしまったのか。で、今日は何をやったんだ?」
 
蒲原「対局してたぞー、宮永さんが入ってくれた」
 
ゆみ「彼女も打てるのか。そ、それならモモの成績はどうだったんだ?」
 
蒲原「心配ないぞー、三回打ってモモの三連勝だ」
 
ゆみ「それはそれで逆にどうなんだ? あぁ、お前たち、手加減したのか」
 
蒲原「えっ、むっきー、全力で打ったよな?」
 
睦月「うむ、私なりに精一杯」
 
蒲原「だよなー、なんで手加減するんだ?」
 
ゆみ「いや、モモはともかく、宮永はゲストだろう、全然和了れなかったら可哀想じゃないか」
 
蒲原「それも大丈夫だー、二位か三位で安定してたはずだー」ワハハ

 
睦月「加治木先輩、スコア表が元の所に置いてあるはずですから確認してください」
 
ゆみ「おお、そうか」
 
ゆみ(モモがダントツじゃないか、入部してくれて良かったなぁ……んん?)
 
──┬───┐
モ.   |.. 宮永 │
──┼───┤
 +9 │      │
──┼───┤
.+23 │.  ±0 │
──┼───┤
.+31 │.  ±0 │
──┼───┤
.+31 │.  ±0 │
―─┼───┤

 
 
ゆみ「お前たち、このスコア表見てないのか?」

 
蒲原「あー、宮永さんが書いてくれてたんで見てないなー」
 
睦月「だいたいの点数なら覚えてますしね」

 
ゆみ「いや、だいたいじゃなくてだな、この三連続プラマイゼロって何が起こったんだ?」
 
睦月「へっ?」
 
蒲原「おー、本当だ、全部プラマイゼロだなー」ワハハ
 
睦月「偶然でしょう、部長だって一度プラマイゼロになってますし」
 
ゆみ「蒲原のプラマイゼロはどういう経緯なんだ?」
 
蒲原「東一で5200和了った後、むっきーが速攻で飛ばされた」ワハハ
 
睦月「うっ……」
 
ゆみ「なるほど、それは粉うことなく偶然だな」
 
睦月「プラマイゼロなんて勝つより難しいのに毎回狙ってなんて無理じゃないですか?」
 
ゆみ「蒲原はどう思う?」
 
蒲原「さーなー、ただ宮永さんが故意でそれをやる力量を持ってる可能性なら大いにある」
 
ゆみ「そうか」
 


 
咲「昨日の麻雀の話ね、帰ってから考えてみたんだけど」
 
モモ「蒲原先輩の見逃しのことっすか」
 
咲「そう、先輩は覚えがないって言ってたけど」
 
モモ「なんか結論出たっすか?」
 
咲「やっぱり、モモちゃんが見えてなかったって考えるのが一番自然だと思うんだ」
 
モモ「やっぱ、そっすか」
 
咲「うん、半荘三回目の南場だったかな、モモちゃんがロンしてるのに蒲原先輩は気付いてないことあったし」
 
モモ「あぁ、あったっすね」
 
咲「でも同卓してるみたいに近くに居る時でも見えなくなるものなの?」
 
モモ「距離的には問題ないっすね、目の前に居ても見えない人には見えないっす」
 
咲「それとモモちゃんが持ってる物とかも一緒に見えなくなるってことでいいのかな?」
 
モモ「もちろんっすよ、そうじゃないと私が歩くと、服だけプカプカ浮かんでることになるっす」
 
咲「あはぁ、それはちょっとしたホラーだね」
 
モモ「まぁ、場合によってはそんな見え方したみたいで『出たーっ!』なんて叫ばれたこともあるんすけど」
 
咲「それは、なんと申しまして良いのやら」

 
モモ「で、それがどう関係するんすか?」
 
咲「あぁ、つまり捨て牌が巻き込まれて消えちゃってることになるんだけど、どう思う?」
 
モモ「なるほど……ちょっとわかんないっすけど、可能性はあるっすね」
 
咲「もし捨て牌が消えてたなら、モモちゃんのリーチに対して危険牌が結構こぼれてたのも説明がつくんだよ」
 
モモ「リーチ宣告牌も消えてるから、リーチすら認識できないってことっすね」
 
咲「そう、これは先輩たちに確認すればハッキリするから、考えるより聞いた方が早いね」
 
モモ「あれ? これって私のリーチはダマと同じ、私は誰にも振り込まないってことになるんすか?」
 
咲「そうなるね」
 
モモ「私、最強!ってことっすか?」
 
咲「それがそう簡単には……」
 
モモ「まだなんかあるんすか?」
 
咲「いや、とにかく今の話はまだ仮説だから、それが事実かどうか確認しよう」
 
モモ「わかったっす、とりあえず先輩に聞いてみればいいんすね」
 
咲「そうだね」
 


 
モモ「さぁ、部室に行くっすかね」
 
咲「あ、私は図書室に行くから途中まで一緒に行こうか」
 
モモ「いっすよ、行きましょう」
 
咲「麻雀の大会って確か八月だよね、うちの麻雀部も出るのかなぁ」
 
モモ「予選は六月っすね、どうなんすかね」
 
咲「そうなんだ、もうあんまり時間ないね」
 
モモ「そのへんの話も聞いとかないとっすね、昨日は麻雀打っただけだったっすけど」
 
咲「モモちゃんが出るなら応援に行かないとね」
 
モモ「それは心強いっすね」
 
咲「じゃあ、ここでお別れだね、部活がんばってね」
 
モモ「はいっす、また明日っす」
 


今日3つ目の新規登録スレww
支援でー


かおりんが入部する必要なくなりそうだな

面白いな

いいっすねo(・`∀´・)キランッ✩


続きは明日以降か?焦らしてくるねぇ

>>1以外はなるべくsageて欲しい
メール欄に半角でsage
1がきたと勘違いする

続きを……続きを……

 
ドア「ガシャ、バタン!」
 
ゆみ「モモか?」
 
蒲原「モモかー、おーっす」
 
モモ「はいっす!こんにちはっす!」ジタバタ
 
蒲原「あ、見えたぞー」ワハハ
 
ゆみ「モモ、昨日あの後に宮永と対局したそうだな、どうだった?」
 
モモ「んーと、楽しかったっすよ」
 
ゆみ「そうか、私も対戦してみたいな。彼女はまた来てくれるだろうか」
 
モモ「咲ちゃんとは私も遊びたいっすから、ちょいちょい誘ってみるっすよ」
 
ゆみ「それならいっそ入部してもらったらどうだ、いつでも遊べるぞ」
 
モモ「あー、それは難しいかもしれないっす」
 
ゆみ「どうしてだ?」
 
モモ「咲ちゃんは麻雀嫌いって言ってたっすから」
 
ゆみ「えっ、そうなのか……」
 
モモ「どうしたんすか、先輩?」
 
蒲原(ユミちん、宮永さんのことで頭いっぱいかー、これたぶんアカン流れだなー)

 
蒲原「ユミちーん、ちょっとこっち来てくれるかー」
 
ゆみ「ああ、すぐ行く」
 
蒲原「悪いなー」
 
ゆみ「どうした?」
 
蒲原「ちょっと質問、ユミちんは宮永さんに入部してもらいたいのかー?」
 
ゆみ「もちろんだ」
 
蒲原(モモを探してた時と同じ目をしてるなー)
 
蒲原「もひとつ質問、ユミちんはモモが大事かー?」
 
ゆみ「当然だろう、やっと見つけた私の姫様だ」
 
蒲原「そっか。ここでユミちんに部長命令を下す」
 
ゆみ「命令? 今までそんな大仰はなかったじゃないか」
 
蒲原「そうだなー、初の下命になるな」
 
ゆみ「……」
 
蒲原「まず、ユミちんが宮永さんを直接勧誘するの禁止」
 
蒲原「それから、ユミちんからモモに宮永さんの話題を振るのも禁止だ」
 
ゆみ「どういう配慮からそのお達しが出たんだ?」

 
蒲原「そうしてもらわないと、麻雀部がバラバラになっちゃうかなーと思ってさ」
 
ゆみ(……蒲原が言うのなら、そうなのかもしれないな)
 
蒲原「説明不足だったか?」
 
ゆみ「いや、部長命令、だったか、遵守すると約束しよう」
 
蒲原「それは結構」ワハハ
 
ゆみ「話はそれだけか?」
 
蒲原「あー、もうひとつ。モモって消えるよなー」
 
ゆみ「ああ、消えるな」
 
蒲原「麻雀打ってる最中に消えることってありえるかな?」
 
ゆみ「……いや、流石にあの近さで、みんな相手を意識して打ってるんだから消えないんじゃないか?」
 
蒲原「そうかー」
 
ゆみ「事実として昨日の対局では、ずっと見えてたぞ」
 
蒲原「なるほどー。これで話はおしまい、手間取らせたね」
 
ゆみ「いや、部のことだろう、手間なんて思わないよ」
 
蒲原「じゃあ、次はモモに話があるからモモと交代してくれるかな」
 
ゆみ「モモに? ああ、わかった、呼んで来る」

 
モモ「来たっすよ、お話、なんすかね?」
 
蒲原「昨日の麻雀の時の話なんだけどなー」
 
モモ「もしかして私が捨て牌まで巻き込んで消えるって話っすか?」
 
蒲原「なんだ、自覚してたのかー」
 
モモ「いや、自覚してなかったっす。これは咲ちゃんの仮説で、そう考えるのが自然だって言われたっす」
 
蒲原「へー、咲ちゃんは切れるなぁ。あの子には普通に見えてたってことでいいのかー?」
 
モモ「はいっす、咲ちゃんは普段もずっと見えてるっすから」
 
蒲原(なるほどなー、それならモモのツモは飛ばされないな)
 
モモ「だから先輩たちに私が消えてたか聞こうと思ってたっす」
 
蒲原「うん、私とむっきーは途中からモモが見えてなかったぞー」
 
モモ「やっぱりそうっすか、じゃあ、咲ちゃんの仮説は正しかったんすね」
 
蒲原「で、モモが卓上で消えることがわかったわけだけど、これどうなると思う?」
 
モモ「私が最強ってことになるんじゃないかと思ったんすけど、なんか咲ちゃんは言葉を濁してたっすね」
 
蒲原「ふーん、その咲ちゃんはまだ学校に残ってるかな?」
 
モモ「えっ? わかんないっすけど、居るとしたら図書室っすね」
 
蒲原「そっか。モモはユミちんの所に戻っていいぞー、ありがとな」
 
モモ「あ、はいっす」

 
蒲原「ユミちん、私はちょっと出てくるぞー」
 
ゆみ「ん? どこへ行くんだ?」
 
蒲原「図書室」
 
モモ「えっ、あっ、蒲原先輩、私もお供するっすよ」
 
蒲原「あー、いや、モモはそこでユミちんと仲良くしててくれー」
 
モモ「な、仲良くって、ど、どこまでしたらいいんすかっ」ドキドキ
 
蒲原「知らんよー」ワハハ
 
蒲原「ユミちん、モモに県予選の話をしておいてよ」
 
ゆみ「ああ、わかった」
 
蒲原「じゃあ、留守番よろしくなー」
 


 
蒲原「たのもー!」
 
咲(あれっ、蒲原先輩だ……)
 
蒲原「んー、居たー、ビンゴ!」ワハハ
 
咲「ふふ、先輩、図書室ではお静かに。本でも探しに来たんですか?」
 
蒲原「いや、探してるのは本じゃなくて、咲ちゃんさー」
 
咲「私? えっ、今、咲ちゃんって」カァァ
 
蒲原「あぁ、モモと話してたら感染ってしまった、嫌だったかー?」
 
咲「そんなことないです、むしろ嬉しいです」
 
蒲原「それは良かった」ワハハ
 
咲「それで、何か御用ですか?」
 
蒲原「卓上で消える少女について、咲ちゃん先生と所論を交わしたいと思うんだが、ご協力願えるかな」
 
咲「やっぱり、モモちゃんは見えなくなってたんですか」
 
蒲原「そういうことだな。場所を変えようか」
 


 
咲「わぁ、うちの学校、こんな屋外テラスがあったんですね」
 
蒲原「天気がいい日には気持ちいいだろー」ワハハ
 
咲「そうですね」
 
蒲原「って、ここ知らないってことは、咲ちゃんは中等部からの持ち上がりじゃないのかー」
 
咲「はい、中学は別でこの学校には来たばかりですよ」
 
蒲原「それは珍しいな。咲ちゃん、何飲むー?」
 
咲「いや、悪いですよ、自分で買いますよ」
 
蒲原「協力してもらうのと昨日遊んでもらったお礼だから遠慮しなくていいぞ」ワハハ
 
咲「そ、そうですかぁ、それならこれを」
 
蒲原「ほい」
 
咲「ありがとうございます」
 
蒲原「じゃあ、早速本題に入ろうか。対局中に消えると、詰まるところどうなると思う?」
 
咲「ゲームが成り立ちませんよね。モモちゃんには麻雀ができなくなります」
 
蒲原「そのとおり、なのでそうならない方法を探っていこうか」
 
咲「まず見えない人のことを教えてもらえますか、見えたりする状況とか、どう感じるかとか?」

 
蒲原「えーと、ユミちんは半荘一回だけだけど、ずっと見えてたらしい」
 
蒲原「私が見失ったのは半荘三回目くらいだ、むっきーは最初の半荘の南場にはもう見えてなかったらしい」
 
咲「人によって時期が違うんですね、実力がある人の方が見失わないってことでしょうか」
 
蒲原「つまり常に見えてる咲ちゃんが最強ってことかー」ワハハ
 
咲「い、いえ、そんなつもりで言ったんじゃなくて」アタフタ
 
蒲原「冗談だー。上手い人は相手の捨て牌だけじゃなく、視線やしぐさも見て打つ。注視されてると消え難いってところか」
 
咲「仮説ですけどね。モモちゃんが和了った時は見えるんですよね、あれはどうしてですか?」
 
蒲原「あぁ、手牌を倒す音が聞こえるとそっちに意識がいくな、一回気付かなかったけど」
 
咲「じゃあ、牌で大きな音を立てる様にすれば、和了りを無視されることはなさそうですね」
 
蒲原「それからモモが親ハネを和了った時、手牌を倒す前に大声を出しただろ、あれでも見えた」
 
咲「えっと、それなら消えそうになった時は雑談でもしながら打てば普通に打てるんじゃないですか?」
 
蒲原「たぶんそうだろうな」
 
咲「良かったぁ、私、モモちゃんが普通に麻雀できなくなって悲しい思いするんじゃないかって心配してたんです」
 
蒲原「……」
 
咲「モモちゃん、麻雀すごく楽しそうだし、麻雀のおかげで先輩たちと仲間になれたし、そのまま幸せでいてもらいたいです」
 
蒲原(この子は純粋にモモのことだけを考えてるんだな……)

 
咲「どうかしましたか?」
 
蒲原「この先は麻雀部の、私たちのエゴなのかもしれないんだが」
 
咲「はい」
 
蒲原「モモには大会の団体戦に出てもらいたいと思ってるんだ」
 
咲「……モモちゃんの為に大会に出るなとは言えませんし、それじゃあの子も悲しみます。エゴなんかじゃないですよ」
 
蒲原「そう言ってもらえると救われるな」
 
咲「大会の試合で雑談するわけにはいきませんよねぇ」
 
蒲原「消えないようにするなら頻繁に打牌を強打するとか、小手返しで音を鳴らし続けるくらいしか思いつかないな」
 
咲「そんなマナーの悪い麻雀打つのは辛いでしょうね」
 
蒲原「だから消えてしまってもゲームが成立するようにできないかを考えたいんだ」
 
咲「和了ることはできそうだから、あとはツモが飛ばされなければいいのか」
 
蒲原「下家にだけでも認識されるといいんだがなー」
 
咲「先輩、モモちゃんが消えてる時って三人で打ってるみたいに感じるんですか?」
 
蒲原「んー、いや、あくまでも普通の麻雀のつもりで打ってるから、誰かがいるはずって意識はあった気がするぞ」
 
咲「それだったら上家の打牌からノータイムで下家がツモるなんてことはほとんどないかもしれませんね」

 
蒲原「少なくともワンテンポは間を取ってくれる?」
 
咲「四人打ちとサンマとじゃリズムが違いますから、打ち慣れた人なら特にリズムが狂うの嫌うんじゃないですかね」
 
蒲原「ふーむ、それは部員で打って検証してみるよ、モモの下家にむっきーでも置いて」
 
咲「なるべくいろんな人で試してみれるといいですね」
 
蒲原「それで、もし間を取ってくれるとしたら、そこにモモのツモと打牌を滑り込ませるのかー?」
 
咲「はい、モモちゃんにはノータイム以上の速さでツモから打牌までできるように練習してもらわないといけません」
 
蒲原「しかも下家に対して消えてしまってからは全部のツモ番でそれをやるのかー、かなり厳しいな」
 
咲「そうなりますね」
 
蒲原「モモは特訓に耐えられるかな?」
 
咲「基本的な実力アップにも繋がりますし、麻雀が楽しいと思ってるなら大丈夫じゃないでしょうか」
 
蒲原「そっかー」
 
咲「とにかく検証してからですね」
 
蒲原「そうだなー、可能性があるなら何でも試してみるさ」
 
咲「はい、頑張ってください」
 
蒲原「今日はありがとう、何かあったらまた相談するよー」
 


おもしろくないところ投下終了です、お目汚し失礼しました
次回からは何かしらおもしろい予定です
 
質問とかじゃなければ個別レスはしませんが
乙、面白い、期待、等々の皆様のお言葉は大変励みになっております
有難うございます

乙っす

超おもしろかったよー

おつおつ
次回ちょー楽しみだよー


続きが楽しみだ

乙です

wwktk面白いよー


ここのワハハはなかなか優秀やね

すばらっ
かじゅ咲なのか、モモ咲なのか
そして咲はマネージャー枠なのか、妹尾ちゃん枠なのか期待


ワハハがここまで切れ者で部長してるのは新鮮だ。

睦月は補欠にして、咲・桃子・ゆみ・智美・佳織でオーダー組むのがベストだと思うけど、
果たして鶴賀にかおりんはいるのだろうか。

おつ(´ω`)おつ
人間関係が複雑に入り組みそうですにゃー

ワハハかこいい部長職がむばれ


そういえばワハハはまとめるのが上手いって設定あったな

今ごろ気付いて読んだ。
おもしろいよー
ワハハはできる子

 
モモ「咲ちゃん、今日、麻雀部に遊びに来てくれないっすか?」
 
咲「どうしたの、何かあるの?」
 
モモ「何もないんすけど、加治木先輩が遅れて来るらしいんすよ」
 
咲「メンツが足りないのか、じゃあ少しだけ」
 
モモ「ありがとっす、部室に行くっす」
 


 
咲「こんにちは」
 
蒲原「おー、咲ちゃんいらっしゃいー」
 
咲「今日は加治木先輩が遅れるからって、連れられて来られたんですけど……」
 
蒲原「モモと考えが被ってしまったな、私も一人連れて来てしまった」ワハハ
 
佳織「あの、はじめまして、妹尾佳織と申します。よろしくお願いしますっ」
 
蒲原「佳織とは幼馴染でな、団体戦のメンバーが足りなかったら強制入部の予定なんだ」
 
咲「宮永咲です、よろしくお願いします。って私は部員じゃないんですけどね」
 
佳織「ふぇっ、そうなんですか」
 
蒲原「咲ちゃんはたまに練習相手になってくれるんだよ。入部してくれたら歓迎するのになー」
 
咲「ははは……」
 
モモ「こんな時って、私も挨拶した方がいいんすかね?」
 
咲「出てくればいいんじゃないかな」
 
モモ「がおーーーーーーっ!」ポーズ
 
睦月(うむ、見えた)

 
蒲原「んん? 急に出たのに香織が驚かないぞー」
 
佳織「智美ちゃん、出たって何? 怖いこと言わないでよぉ」
 
モモ「見えてないっすね」
 
咲「こんな人も居るんだね」
 
モモ「ちょっと打つのは面倒っすね、咲ちゃん、入ってもらえるっすか?」
 
咲「うん、しょうがないね」
 
モモ「よろしくっす、私は隅っこでツモ切りの練習でもしてるっす」
 
咲「ツモ切り?」
 
モモ「蒲原先輩からの課題っす。無駄なく、素早くっす、動作がスムーズにできれば頭が冴えるらしいっす」
 
咲「あぁ、なるほど。頑張ってね」
 
モモ「はいっす」
 
咲「蒲原先輩、打つなら入りますけど、どうしますか?」
 
蒲原「それはありがたい、打とうじゃないかー」ワハハ

 
ゆみ「こんんちは、遅くなってすまん」
 
蒲原「ユミちん、おーっす」ワハハ
 
佳織「あ、はじめまして、私……」
 
ゆみ「話は聞いてるよ。挨拶はこの対局が終わってからにしよう」
 
佳織「は、はいっ」
 
ゆみ「宮永、また来てくれて嬉しいよ。調子はどうだ?」
 
咲「お邪魔してます。調子は、いたって普通ですね」
 
ゆみ「なるほど……えーっと」
 
蒲原「ユミちん、スコア表か? ほいっ」
 
ゆみ「ああ、ありがとう」
 
┌─┬───┬───┬───┬───┬───┐
│  │ 蒲原 │ 津山 │ 宮永 │ 妹尾 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .1│.  +29 │   -7 │.  ±0 │.  -22 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤

 
 
ゆみ(普通、ねぇ……)


 
ゆみ「南入したところか……宮永、点棒状況はわかるかな?」
 
咲「はい、蒲原先輩35900、津山先輩29100、私が25600、妹尾先輩9400、のはずです」
 
ゆみ「そうか、ありがとう」
 
佳織「ちょっと待ってくださいっ」
 
蒲原「どしたー?」
 
佳織「えっと、これが五千点で、あとがよっつずつ……はっ」
 
蒲原「んぁ?」
 
佳織「どうして宮永さんは私の点数までわかるんですか?」
 
咲「え、どうしてって言われても……」
 
蒲原「咲ちゃんは実はエスパーなのさー」ワハハ
 
佳織「そ、そうだったんだ」
 
咲「えーっと」
 
蒲原「ほっとけばいいぞー」ワハハ
 
ゆみ「ふーむ、邪魔したな、モモの所に行って来る」

 
ゆみ「モモ、居るか?」
 
モモ「ここに居るっす」タン
 
ゆみ「ツモ切りの練習ってヤツか、退屈じゃないのか?」
 
モモ「思い通りに牌が捌けるようになるのはなかなか楽しいっすよ」タン
 
ゆみ「それは結構。今日は対局しないのか?」
 
モモ「それが妹尾先輩って人は私が全く見えないみたいっす、打つのは難しいっす」タン
 
ゆみ「大声出してもか?」
 
モモ「はいっす、そんな人も居るっす」タン
 
ゆみ「ん、オーラスみたいだな、ちょっと見てくるよ」

 
     【西】咲
【北】睦月     【南】蒲原
     【東】佳織
 
ゆみ(ラス親は睦月か……)
 
蒲原「一応みんな得点申告ー、私は34700だ」

咲「26400です」
 
睦月「29000」
 
佳織「えっと、9900点です」
 
南四局  ドラ四
 
ゆみ(宮永は3200~4100を和了ればまたプラマイゼロだな)
 
咲(……)
 
一二三三⑦⑨34668南中 ツモ:二
 
打:中
 
佳織「そ、その中、ポンします!」中‐中中
 
打:⑦
 
蒲原「一巡目からいきなりポンかー」タン
 
佳織「うん、トイトイっていうのができそうなんだ」
 
蒲原「そういうのは口に出すと不利になるぞー」ワハハ
 
佳織「えっ、そうなのっ?」

 
咲(これは自然な鳴きじゃないな……)
 
一二二三三⑦⑨34668南 ツモ:発
 
打:⑦
 
一二二三三⑨34668南発 ツモ:7
 
打:⑨
 
一二二三三346678南発 ツモ:白
 
打:南
 
一二二三三346678白発 ツモ:8
 
打:3
 
一二二三三466788白発 ツモ:九
 
打:4
 
一二二三三九66788白発 ツモ:四
 
打:九
 
一二二三三四66788白発 ツモ:7
 
打:四
 
ゆみ(んん、どうして聴牌にとらないんだ? ツモ一盃口ドラなら1000・2000じゃないか)
 
一二二三三667788白発 ツモ:白
 
打:一
 
ゆみ(七対子を聴牌したが、前順に白単騎にしていれば和了っていたな)

 
咲「ツモ」
 
二二三三667788白白発 ツモ:発
 
咲「ツモ七対子、800・1600です」
 
ゆみ(結果は同じか……)
 
┌─┬───┬───┬───┬───┬───┐
│  │ 蒲原 │ 津山 │ 宮永 │ 妹尾 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .1│.  +29 │   -7 │.  ±0 │.  -22 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .2│.  +24 │   -3 │.  ±0 │.  -21 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤


咲「ふぅ、この局はかなり厳しかったですねぇ」
 
ゆみ「そうなのか?」
 
咲「はい、でもちょっと楽しかったです」
 
ゆみ「良かったじゃないか」
 
咲「……そうですね」
 
ゆみ「ところで教授願いたいのだが、一盃口の聴牌にとらなかったのはなぜなんだ?」
 
咲「あぁ、それなら対面の妹尾先輩の手牌を見てください」
 
ゆみ(対面?)

 
佳織「あの、どうかされましたか?」
 
ゆみ「失礼する」バラッ
 
⑧⑧⑧226白白発発 中‐中中
 
ゆみ「なにっ!?」
 
咲「危なかったでしょう」
 
ゆみ(白、発どちらを切っても役満をツモられてるじゃないか!)
 
蒲原「なになに、どうしたんだー?」
 
佳織「智美ちゃん、私の手牌、なんか変なのかな?」
 
蒲原「上手く作れてるぞ、和了りまでもう少しだったなー」
 
佳織「えへへ、途中から全然進まなくなっちゃって」
 
咲「さて、加治木先輩が来たので、抜けさせてもらいますね。モモちゃん、先に帰るねー」
 
モモ「はいっす、お疲れっす」
 
ゆみ「なぁ、宮永」
 
咲「ん、なんでしょう?」
 
ゆみ「……いや、お疲れ様」
 
咲「はい、お疲れ様です」ニコッ

割とあっさりかおりん先輩の登場です
かおりんの行方がこんなに注目されるなんて書いてる時には思ってなかったので
特になんのひねりもなく出ちゃいました、なんかごめんなさい
 
部の自動卓に点数表示が付いてないけど別にいいよね?
 
ではまた

ウマオカ有りか

麻雀知らないけどすばらっ
咲さんがモモのために打ってるのが心憎いね、全国大会まで頼むよ?

乙 自動卓は中古買ったときに表示画面が壊れてたことにでもすればいいよ

>ゆみ(白、発どちらを切っても役満をツモられてるじゃないか!)
えと…咲は鳴いてないからツモる牌ずらしてないんじゃ…?

麻雀素人だからか逆に気になった。細かくて御免なさい

鳴かれてツモ順変わると大三元ツモってたんだろ
麻雀知らなくて咲の知識だけでも分かりそうなもんだが…

あ…ポンしたら咲がツモはずの牌が香織に移るからか…席順のことと飛ばし方のこと忘れてた…
ありがと


部長に強化されたかおりん見たかったぜ


ここの咲さんは妙な迫力があるなあ

乙、かじゅは±0に対しどう感じるのか楽しみだわ

 
ゆみ(宮永は確実に只者じゃない、入部してくれたら全国が狙えるかもしれない……)ブツブツ
 
蒲原「ふぅむ、ちょっと休憩にしようか、お茶入れるよ」
 
睦月「ああ、私が入れますよ」
 
蒲原「じゃあ、お願いする、モモの分もなー」
 
睦月「はい」
 
蒲原「佳織、あっちの席で休もうか」
 
佳織「うん、いいよー」
 
蒲原「モモも少し休んだらどうだー? お茶が入るぞー」
 
モモ「ありがとっす、そっち行くっす」
 
佳織「智美ちゃん、隅っこに行って何してたの?」
 
蒲原「んー、妖精さんが居たから声かけてきたんだー」ワハハ
 
佳織「ふふ、なぁにそれ、変な冗談」
 
モモ「その妖精さんが来たっすよっと」

 
佳織「ねぇ、団体戦って五人だよね、今、私を含めても四人しか居ないみたいだけど大丈夫なの?」
 
蒲原「あぁ、あまり姿を見せないかもしれないけど、もう一人、東横桃子って一年の子が居るんだ」
 
モモ「ここに居るっすね」
 
佳織「へぇ、その桃子さんって麻雀上手なの?」
 
蒲原「上手いぞー、聴牌気配を隠して他家に振り込ませることを得意とする練達の打ち手さー」
 
モモ「なんかそれっぽい言い回しっすね」
 
蒲原「調子がいい時ならリーチをかけても、他家は聴牌に気付けないらしいぞー」
 
佳織「すごい人が居るんだねぇ」
 
モモ「そこ納得しちゃうんすか」
 
蒲原「その子は静かなる刺客として恐れられ、付いた異名が『ステルスモモ』だ」
 
モモ「いつの間に異名が付いたっすかー」
 
佳織「そんな秘密兵器みたいな人が部員なら大会も勝ち進めるかもしれないね、智美ちゃんもすごく強いし」

 
蒲原「ん? モモはともかく、私は大したことないぞー」
 
佳織「えっ、でも今日は二回とも一着だったじゃない」
 
蒲原「たまたまさー、今日同卓した人だったら咲ちゃんが断然強い、私なんて足元にも及ばないぞ」
 
佳織「咲ちゃんって宮永さんだよね、一着の智美ちゃんより二着の宮永さんの方が強いの?」
 
蒲原「ちょっと悪い言い方かもしれないけど遊ばれてただけって感じかな、実力が違いすぎるんだよ」
 
モモ「蒲原先輩、咲ちゃんの評価高いんすね」
 
蒲原「まぁなー」
 
佳織「じゃあ、もし私じゃなくて宮永さんが団体戦に出たら全国大会に行けちゃったりする?」
 
蒲原「佳織と比べるつもりはないけど、咲ちゃんが本気で打つなら行けるかもなー」
 
佳織「そんなに強い人なのに入部してもらわないの?」
 
蒲原「誘ってはいるけど、なかなかなー」
 


今日はちょっとだけです、すみませんがあとはまた後日で


続き楽しみ

おつー


すごいイイ


俺もすごいイイと思う
けどageないでくれ、>>1が来たと勘違いするから…

 
モモ「そう言えば昨日、蒲原先輩が咲ちゃんのこと絶賛してたっすよ」
 
咲「私のこと?」
 
モモ「そうっす、麻雀がすごく強いって妹尾先輩に話してたっす」
 
咲「えー、恥ずかしいなぁ、私なんて普通なのに」
 
モモ「五連続プラマイゼロを普通とは言わないっすよ、あれ狙ってやってるんすよね?」
 
咲「私が打つといつもあんな風になっちゃうんだ」
 
モモ「なんでそんな打ち方してるんすか?」
 
咲「家族麻雀で負けないことを覚えて、勝つとみんなの機嫌が悪くなっちゃうから勝たないことを覚えたんだよ」
 
モモ「思ったより、くだらねー理由っすね」
 
咲「くだらなくないよっ!」

 
ドア「ガラッ!」
 
モモ「ん?」
 
佳織「失礼しますっ!」
 
咲「妹尾先輩だねぇ」
 
モモ「なんか気合入ってるっすね、どうしたんでしょ」
 
佳織「宮永さん、お願いします」
 
咲「はい?」
 
佳織「麻雀部に入部してください、お願いしますっ!」
 
  ミヤナガサンガコクラレテルヨー マタナノー マエトチガウセンパイダー ワー キャー
 
咲「えっ、コク……またってどういうこと!?」
 
モモ「あれ? 加治木先輩の一件で、咲ちゃんが先輩に告白されたって噂になってるの知らなかったっすか?」
 
咲「知らないよっ、なんで私なの、あれはモモちゃんでしょ!」
 
佳織「えっと、あのぅ」
 
咲「とりあえず頭を上げてください、せめて廊下に出ましょう」アタフタ

 
咲「えーっと、入部でしたっけ、どなたに頼まれたんですか?」
 
佳織「え?」
 
咲「誰かに勧誘するように頼まれたんじゃないんですか?」
 
佳織「いえ、これは私の独断ですが……」
 
咲「それならどうして私を勧誘しようと思ったのか、理由を聞かせてもらえますか?」
 
佳織「えっと、私が麻雀の大会の団体戦に出ることになるのはご存知ですよね」
 
咲「はい」
 
佳織「私、麻雀なんてほとんどやったことないから、足を引っ張って負けちゃうと思うんです」
 
佳織「それでも大会に出られないよりは智美ちゃんたちの思い出になるかなって思ってたんです」
 
佳織「でも宮永さんがすごく麻雀が上手だって聞いて、私が出るより勝ち進めるなら代わってもらった方がいいなって」
 
佳織「だからお願いします、麻雀部に入部してください」
 
咲「うーん、話はわかりましたけど、前提が間違ってますよ」
 
佳織「前提……?」

 
咲「妹尾先輩が足を引っ張って負けちゃうってところです」
 
佳織「どうしてそう思うんですか?」
 
咲「だって昨日対局した方々の中でなら妹尾先輩が一番強いですから」
 
モモ「マジっすか」
 
咲「うん」
 
佳織「……何言ってるんですか、そんなはずないです、実際昨日も全部四着だったじゃないですか」
 
咲「そりゃあルールも役もおぼつかなければそうなりますが、少し練習すれば勝てるようになりますよ」
 
モモ「私よりも強いっすか?」
 
咲「どうだろうね、モモちゃんとでもいい勝負できるかもしれないよ」
 
佳織「ええっ、評判の『ステルスモモ』が相手でも戦えるって言うんですか、そんなの信じられません」
 
咲「捨て……何?」ボソ
 
モモ「あー、もうどっかで評判になってるっすかー」

 
佳織「とにかく適当なこと言って誤魔化そうとしないで真面目に考えてください」
 
咲「いやぁ、そんなつもりはないんですけど……」
 
モモ「どうするんすか?」
 
咲「そうだ、麻雀を打ちましょう。妹尾先輩が強いってこと証明します」
 
佳織「えっ」
 
咲「さぁ、急いで部室に行きましょう」
 
モモ「咲ちゃん、カバンどうするんすか?」
 
咲「適当に荷物詰めて持ってきてよ、お願い」
 
モモ「先輩の手を引っ張って行ってしまったっす、また噂になるっすね」
 


 
咲「こんにちはー」
 
ゆみ「おぉ、宮永、いらっしゃい。モモも居るのか?」
 
咲「モモちゃんはもう少ししたら来ると思います」
 
蒲原「んー、どうして佳織と一緒なんだー?」
 
佳織「えっとー……」
 
咲「申し訳ないんですが卓を立ててもらえますか?」
 
ゆみ「ああ、すぐ準備できるぞ」
 
蒲原「むっきー、今から打てるかー?」
 
睦月「はい、すぐ行きます」
 
ゆみ「しかしどうしたんだ、打ちたくなったのか?」

 
咲「いえ、今日打つのは私じゃなくて妹尾先輩です」
 
蒲原「佳織?」
 
咲「はい、それで私は対局中、妹尾先輩に少し助言したいんですが、よろしいでしょうか?」
 
ゆみ「ああ、私は構わないぞ」
 
睦月「うむ」
 
蒲原「しっかり教えてやってくれー」ワハハ
 
咲「それでは半荘二回ほどお願いします」
 
佳織(まだ宮永さんの返事を聞けてないのに、なんで私が麻雀することになってるんだろう?)
 
咲「さぁ、妹尾先輩も座ってください。しばらく他のことは忘れて対局に集中しましょう」
 
佳織「は、はい……」

今夜はこんなところでご勘弁願いますね
次は闘牌パートです
 
ではまた


咲がアドバイスするのか、楽しみだ

咲の魔王力+かおりんの豪運か
胸熱

咲ちゃんコーチか
新ジャンルだ

魔王力とはなんなのか
コーチ咲は新ジャンルだが、プラマイゼロにする技術があるんだからアドバイスも的確だろうな
次に期待

かおりん「麻雀って楽しいよねっ!」

 
半荘一回目
 
     【西】佳織
【北】ゆみ      【南】睦月
     【東】蒲原
 
東一局  ドラ一
 
蒲原「手加減はしなくていいのかー?」
 
咲「もちろんです、全力でお願いします」
 
蒲原「だったらリーチだー」ワハハ
 
睦月(うむ、二順目で親のリーチか……)タン
 
佳織(えっと、要らない牌は)ペチ
 
ゆみ(さすがに読めないな)タン
 
蒲原「ツモ」
 
一三五(赤)六七②③④⑤⑤(赤)999 ツモ:二
  
蒲原「リーチ一発ツモドラ1赤2、6000オール」ワハハ
 
佳織(すごいなぁ、智美ちゃん)

 
東一局 一本場  ドラ7
 
蒲原(滑り出しとしては最高、このまま駆け抜けるかなー)タン
 
ゆみ「ロン、8300だ」
 
蒲原「えぇっ、今、むっきーが切った牌じゃないかー」
 
ゆみ「お前からこぼれそうだったから、直撃を狙っただけだ」

 
東二局  ドラ9
 
ゆみ「リーチ」
 
蒲原(ユミちんが乗ってきたかー?)タン
 
睦月(うむ、現物)タン
 
佳織(緑のがいっぱいでよくわかんないよぉ)
 
一二三1123444558 ツモ:②
 
佳織(お団子は要らないかな……)
 
咲「先にこっちを切りましょう」
 
佳織「あ、はい」
 
打:8
 
ゆみ(一発ならず)タン
 
蒲原「」タン
 
睦月「」タン
 
佳織(また緑のが来ちゃった)
 
一二三112344455② ツモ:6

 
咲(三色を目指すところだけど、聴牌なら振り込みでも仕方ないか……)
 
佳織「あのぅ、緑のとこがどうなってるのかわからないんですけど」
 
咲「じゃあ、みっつずつ並べ替えてみたらどうですか?」
 
佳織「やってみます。みっつずつ、みっつずつ」
 
11一二三23445645②
 
佳織「あ、これ出来上がってます?」
 
咲「はい、そうですね」
 
佳織「リーチしますっ」
 
打:②
 
ゆみ「ロン」
 
四四六七八③④⑤(赤)⑥⑦5(赤)67 ロン:②
 
ゆみ「リーチタンピン赤2、8000」
 
佳織「あわゎ」
 
咲「まだ取り返せますよ、親番がんばりましょう」

 
東三局  ドラ中
 
佳織(うーん、どうしたらいいんだろう)
 
一二三五六九①②④3446 ツモ:8
 
佳織(くっついてないから九が要らないかな)
 
咲「それはもう少し残してみましょう」
 
佳織「はい、じゃあ……」
 
打:④
 
一二三五六九①②34468 ツモ:七
 
打:8
 
一二三五六七九①②3446 ツモ:3
 
打:6
 
一二三五六七九①②3344 ツモ:⑥
 
打:⑥
 
一二三五六七九①②3344 ツモ:四
 
打:3
 
一二三四五六七九①②344 ツモ:⑤
 
打:⑤
 
一二三四五六七九①②344 ツモ:八
 
佳織「で、できた。リーチですっ」
 
打:3

 
ゆみ(この子の捨て牌は読みづらいな、チャンタ系か?)タン
 
蒲原(よし、いいとこ引いたぞー)ワハハ
 
③⑤⑤(赤)⑥⑦⑦⑧⑨⑨⑨⑨白白 ツモ:⑥
 
蒲原(リーチの佳織がピンズの真ん中切ってるし、ダマでいいな)
 
打:③
 
佳織「うわぁ」
 
蒲原「?」
 
佳織「智美ちゃん、それロン」
 
一二三四五六七八九①②44 ロン:③
 
蒲原「えぇぇっ」
 
佳織「リーチ一発ですっ」
 
咲「それと一気通貫で12000点お願いしますね」
 
蒲原「佳織、えぐい迷彩作ったなー」
 
佳織「迷彩ってなぁに?」

 
東三局 一本場  ドラ二
 
ゆみ「ツモピンフ、400・700は500・800」
 
東四局  ドラ9
 
蒲原「ユミちんから出たか、ロン」
 
一三三五五⑧⑧⑨⑨33西西 ロン:一
 
蒲原「七対子、1600」ワハハ
 
佳織「あの手ってみっつずつになってないですね?」
 
咲「あれはふたつずつ集めると和了れるんですよ」
 
佳織「へー、そんなのもあるんだ」
 
南一局  ドラ5
 
蒲原「リーチ」
 
睦月「ツモ、500・1000」
 
蒲原「かわされたかー」
 
睦月(うむ、やっと和了れた)

 
南二局  ドラ⑦
 
佳織(あ、さっきのふたつずつのにならないかな)
 
五六六八九②②⑥⑧中中東北 ツモ:五
 
打:八
 
五五六六九②②⑥⑧中中東北 ツモ:④
 
打:九
 
五五六六②②④⑥⑧中中東北 ツモ:九
 
佳織(さっき切ったのが来ちゃったな……)
 
打:九
 
五五六六②②④⑥⑧中中東北 ツモ:八
 
佳織「あっ、まただぁ」
 
打:八
 
五五六六②②④⑥⑧中中東北 ツモ:南
 
佳織「宮永さん、どれを切ったら上手くいくのかわからないですぅ」
 
咲「えっと、七対子ですよね、これを切ってみましょうか」
 
打:④

 
五五六六②②⑥⑧中中東南北 ツモ:南
 
咲「次はこれ」
 
打:東
 
五五六六②②⑥⑧中中南南北 ツモ:⑧
 
佳織「すごい、できちゃった。次はどっちですか?」
 
咲「最後はツモれると思う方を残してください」
 
佳織「えっ、うーん……」
 
佳織「よしっ、こっちでリーチ」
 
打:北
 
ゆみ(牌を二個ずつに分けていたから七対子なのだろうが)タン
 
蒲原(さすがに待ちはわからないなー)タン
 
睦月(うむ)タン
 
佳織「ツモですっ」
 
五五六六②②⑥⑧⑧中中南南 ツモ:⑥
 
佳織「リーチ一発ツモふたつずつっ!」
 
咲「ふふ、裏なしで2000・4000です」

 
南三局  ドラ③
 
睦月「ツモ」
 
①③⑤⑥⑥⑦⑦⑧東東東北北 ツモ:②
 
睦月「ツモメンホンドラ1、2000・4000」
 
睦月(うむ、これでトップが見えてきたな)
 
蒲原「んじゃ、得点申告なー、17800」
 
睦月「25500」
 
佳織「25600点です」
 
ゆみ「31100だ」

 
南四局  ドラ五
 
佳織(よし、最後にもう一回あがるぞ)
 
七八八①③③④④⑧133西 ツモ:⑥
 
打:西
 
七八八①③③④④⑥⑧133 ツモ:四
 
打:四
 
七八八①③③④④⑥⑧133 ツモ:3
 
佳織(3がみっつになったから1は要らないかな)
 
打:1
 
七八八①③③④④⑥⑧333 ツモ:六
 
打:①
 
ゆみ「」タン
 
蒲原「」タン
 
睦月(うむ、⑤(赤)が二枚とも来たな、頭に固定するか)タン
 
佳織「あっ」

 
睦月(ん、鳴くのか?)
 
佳織「宮永さん、これってポンして作ってもいいですか?」
 
咲「はい、いいですよ」
 
佳織「じゃあ、ポンですっ」④‐④④
 
打:⑥
 
ゆみ(四の見切りが早いからドラが対子の可能性もあるな)
 
二二五七八②②⑥⑦⑧445 ツモ:②
 
打:4
 
蒲原(佳織はタンヤオかトイトイか)タン
 
睦月(うむぅ)タン
 
佳織(あっ、いいの来た)
 
六七八八③③⑧333 ④‐④④ ツモ:⑧
 
打:六

 
ゆみ(進んでるみたいだな、聴牌とるか)
 
ゆみ「チー」六-五七
 
打:八
 
佳織「あっ、ポン」八-八八
 
打:七
 
ゆみ(六七八の面子を崩してトイトイか、聴牌しただろうな)
 
二二②②②⑥⑦⑧45 六-五七 ツモ:④
 
打:④
 
蒲原(ヤオ九牌なら大丈夫、か?)タン
 
睦月(③か、ツモ切り)タン
 
佳織「ロン――」
 
咲「あっ」
 
佳織「えっ」

 
咲(ここまで来たんなら、トップとらせてあげたかったな……)
 
佳織「あの、私なにか失敗しちゃったんですか?」
 
咲「いえ、最後もキッチリ和了れました。お見事ですよ」
 
佳織「でも宮永さん、なんだか残念そうな顔してましたよ」
 
咲「そんなことないです。さぁ、ロンしたんだから手牌をみんなに見せてあげないと」
 
佳織「……はい」
 
③③⑧⑧333 八-八八 ④‐④④ ロン:③
 
佳織「トイトイとー、タンヤオです」
 
咲「3900点です。妹尾先輩の二着確定で終了です」
 
佳織「えぇっ、私、二着なんて初めてですよっ!」
 
蒲原「やったなー、佳織ー」ワハハ
 
咲「良かったですね。次の半荘はトップを狙っちゃいましょう」
 
佳織「はいっ、がんばります」
 
ゆみ(マナーは悪いかもしれないが、妹尾の次のツモは……)
 
クルッ⑧
 
ゆみ(実質、私の敗北だな)

 
┌─┬───┬───┬───┬───┬───┐
│  │加治木│ 蒲原 │ 津山 │ 妹尾 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .1│.  +21 │.  -12 │   -8 │   -1 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤

 
 
咲「うーん、私の助言が先輩の良さが出るのを抑えちゃってる感じがしますね」

 
佳織「そうなんですか?」
 
咲「次はできる限り自分の考えだけで打ってみましょう」
 
佳織「えっ、アドバイスしてくれないんですか?」
 
咲「どうしてもわからないことは聞いてください」
 
佳織「はい、でも私にできるでしょうか?」
 
咲「先輩ならできますよ、自信を持ってください」
 
佳織「……うん、やってみます」

 
半荘二回目
 
     【南】佳織
【西】ゆみ      【東】睦月
     【北】蒲原
 
東一局  ドラ2
 
佳織(いい牌、来いっ)
 
一二二三⑤⑥⑦⑦⑨777北 ツモ:二
 
佳織(あれっ? できでる……)
 
佳織「リーチです」
 
打:北
 
蒲原「ダブリーだとー!」
 
咲(最後に和了ったし、流れは悪くないのかな)

 
モモ「咲ちゃん、カバン持って来たっすよ」
 
咲「ん、ありがとう、遅かったね」
 
モモ「ちょっとクラスで噂話を立ち聞きしてたっすよ」
 
咲「噂話? なんの話なの?」
 
モモ「咲ちゃんは加治木先輩と幸せになるかと思いきや、妹尾先輩の一途な愛に心を揺さぶられたっす」
 
咲「えぇっ! 私のことなの!?」
 
モモ「そしてついに咲ちゃんと妹尾先輩は手に手を取って愛の逃避行っす。これが今日までの展開っす」
 
咲「何ひとつ事実じゃないし掠りもしてないよ! そのうえ安っぽいよ!」
 
モモ「次回は愛憎に燃えた加治木先輩が乗り込んで来るっす。乞うご期待っす」
 
咲「そんなドロドロ展開お断りだよ!」
 
モモ「ちなみにうちのクラスでは”かじゅ×咲”より”咲×かお”の方が人気あるみたいっす」
 
咲「まったく要らない情報だよ!」
 
モモ「おもしろいのに」
 
咲「おもしろくないよぉ、聞いてないで否定してよ」
 
モモ「面倒っすし、そんな空気じゃなかったすよ」
 
咲「はぁ……」
 
モモ「ところで麻雀はほっといていいんすか? 展開早いみたいっすよ」
 
咲「ああ、忘れてた」

 
南三局  ドラ七
 
咲(もう十順目か)
 
咲「あのぅ、調子はどうですか?」
 
佳織「手牌はいいみたいなんですけど、最初の一回しかあがれてないです」
 
八八九①①①⑨⑨11 9‐99 南‐南南 ツモ:⑦
 
打:⑦
 
睦月「ロン」
 
二三四七七③④⑤(赤)⑥⑧678 ロン:⑦
 
睦月「タンヤオドラ2赤1、8000」
 
蒲原(むっきー、容赦ないなー)
 
咲(あれれー、この作戦失敗だったかなー)
 
佳織「やっぱりダメでした、私だけじゃ何もできないみたいです」
 
咲「なんてね」
 
佳織「え?」

 
咲「妹尾先輩、まだオーラスが残ってます。諦めるには早すぎます」
 
佳織「でも……」
 
咲「諦めた人は絶対に勝てません、だから最後の一牌まで諦めちゃダメです。お姉……すごく強い人が言ってました」
 
佳織「勝てるでしょうか?」
 
咲「信じてください、自分自身を」
 
佳織「うん」
 
蒲原「えーっと、得点申告いいかなー?」
 
ゆみ「31700だ」
 
蒲原「22700」
 
睦月「41600」
 
佳織「4000点です」
 
咲(あれれー、そんなに点差あるのかー)


最近このスレの更新チェックが日々の日課になっている自分がいる

咲かおりん!そういうものもあるのか!

この話の咲さんは幸せになれそうだ
「あんなカップル、ありえません」以来の咲かお支援

咲が照にビビッてお漏らしするやつだっけ?


咲桃なのか、かじゅ咲なのか、咲かおなのかも楽しみだ

 
南四局  ドラ西
 
佳織(信じる、諦めない)
 
三五五七②⑥⑧335白東南 ツモ:三
 
打:東
 
三三五五七②⑥⑧335白南 ツモ:④
 
打:南
 
三三五五七②④⑥⑧335白 ツモ:四
 
打:白
 
三三四五五七②④⑥⑧335 ツモ:3
 
打:5
 
三三四五五七②④⑥⑧333 ツモ:五
 
佳織(赤いのがわかんなくなってきたなぁ、後でみっつずつに並べとこう)
 
打:⑧
 
三五三四五五七②④⑥333 ツモ:7
 
佳織(赤いのはカンチャンって言うのが二組入ればいいのか)
 
打:7

 
ゆみ(なんとかツモって満貫の手に……)
 
六六八③④⑥⑥24667西 ツモ:七
 
打:六
 
蒲原(ふーむ)
 
①①②⑤(赤)⑥⑦⑧⑧⑨⑨西西白 ツモ:⑤
 
打:白
 
睦月(うむ、1000点でいい時なのに重い手だな)
 
二三六⑤⑦⑨12789北北 ツモ:一
 
打:六
 
佳織「あっ、えーっと」
 
咲「ダメです、点差が大きいのでこの手は面前でがんばりましょう」
 
佳織「はい」
 
三五三四五五七②④⑥333 ツモ:四
 
打:②
 
ゆみ(蒲原の染め手が怖いな)
 
六七八③④⑥⑥24667西 ツモ:③
 
打:③

 
蒲原(赤だけど今は要らないなー)
 
①①②⑤⑤(赤)⑥⑦⑧⑧⑨⑨西西 ツモ:五(赤)
 
打:五(赤)
 
睦月(うむ、聴牌った)
 
一二三⑤⑦⑨12789北北 ツモ:⑧
 
打:⑤
 
佳織(んー、お団子を捨てる方がいいのかなぁ)
 
三四五三四五五七④⑥333 ツモ:二
 
打:④
 
ゆみ(よし、両嵌が先に入った)
 
六七八③④⑥⑥24667西 ツモ:5
 
打:2
 
蒲原(ドラ引いてしまわないかなー)
 
①①②⑤⑤(赤)⑥⑦⑧⑧⑨⑨西西 ツモ:①
 
打:②
 
睦月(ツモれず)
 
打:9

 
佳織(また赤いのだ、わかんなくなってきた)
 
二三四五三四五五七⑥333 ツモ:三
 
打:⑥
 
ゆみ(もう一ハン欲しいな)
 
六七八③④⑥⑥45667西 ツモ:②
 
打:西
 
蒲原「ポン」西‐西西
 
打:⑨
 
睦月(またダメ)
 
打:6
 
佳織(これって……)
 
二三四五三四五三五七333 ツモ:3
 
佳織(あぁ、カンっていうのだ、やっていいのかな)
 
咲「していいですよ」
 
佳織「はい、カンです」

 
カンドラ7
 
二三四五三四五三五七 [3333] ツモ:四
 
打:七
 
ゆみ(運良くカンドラが乗ったうえに絶好のツモだ)
 
六七八②③④⑥⑥45667 ツモ:7
 
ゆみ「リーチ」
 
打:4
 
蒲原(両面待ちになったけど残ってんのか?)
 
①①①⑤⑤(赤)⑥⑦⑧⑧⑨ 西‐西西 ツモ:④
 
打:⑨
 
睦月(うむ、和了牌がなくなってしまった。2はリーチの現物だな)
 
一二三⑦⑧⑨12789北北 ツモ:九
 
打:2

 
佳織(あれ? 私の手ってさっき出来上がってたのか)
 
二三四五三四五三四五 [3333] ツモ:1
 
咲「いい牌を引きました、それと入れ替えてこの手は完成です」
 
佳織(えっ、入れ替えるとタンヤオがなくなっちゃうけど……宮永さんが言うなら間違いなく完成!)
 
佳織「リーチっ!」
 
咲「えっ」
 
佳織「えっ」
 
咲「いえ、たぶん大丈夫です」
 
佳織「はぁ」
 
打:二
 
ゆみ(追っかけられたか)タン
 
蒲原(通してくれー)タン
 
睦月(うむ、聴牌復活した)
 
一二三九⑦⑧⑨1789北北 ツモ:七

 
睦月(加治木先輩はタンピン系だろう。妹尾さんはマンズ待ちか? 通るだろう)
 
打:1
 
佳織「わぁ、ロンですっ!」
 
三四五三四五三四五1 [3333] ロン:1
 
佳織「リーチ一発、イーペーコーでしょうか?」
 
睦月「ま、まさか……」
 
蒲原「スッタンじゃないかー」ワハハ
 
佳織「なぁに、それ?」
 
ゆみ「四暗刻単騎待ち、役満だよ、32000点だ」
 
佳織「えーっと、つまりどうなったんですか?」
 
咲「妹尾先輩の大逆転、トップで終了です。おめでとうございます」ニコッ
 
佳織「えっ、やった、やったーっ!」ダキツキ
 
咲「わっ、ちょっと先輩」ダキツカレ
 
佳織「宮永さんのおかげです、ありがとうございますっ」ダキッ
 
モモ「なかなか気持ち良さそうなおもちっすね。咲ちゃん、どんな感触っすか?」
 
咲「えぇ、おもちって? あっ」カァァ

 
┌─┬───┬───┬───┬───┬───┐
│  │加治木│ 蒲原 │ 津山 │ 妹尾 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .1│.  +21 │.  -12 │   -8 │   -1 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .2│   +1 │   -7 │.  -21 │.  +27 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤

 
 
咲「それじゃあ、そろそろ失礼します」

 
佳織「あの、帰っちゃうんですか?」
 
咲「はい、先輩が強いってことわかってもらえたと思うので。練習がんばってくださいね」
 
佳織「それは、そうかもしれませんが……」
 
咲「みなさん、ご協力ありがとうございました」バタン
 
佳織「行っちゃった……」

闘牌って結構レス食うんだなってことで昨日は中断して申し訳ございませんでした
オーラスの逆転とか王道パターンで想像できたかもしれませんけど楽しんでいただけてたら嬉しいです
 
ではまた

おつ

かお咲いいねぇ!

これは一人ずつ信頼を獲ていき、最終的には鶴賀になくてはならない存在になる咲ハーだな期待だ

乙っす
大会メンバーどうなるのか楽しみ


かお咲は珍しいから期待したい


確かに大会メンバーどうなるか楽しみだな

そもそも清澄はどうなっているのかと

タコス、部長、のどっちの三人にナンポさんを足して…うーん一人足りな(ry

咲さんが他校に行くと必ず清澄心配する風潮
福路がいるか照が残ってるか、幾らでもあるだろ?

さっき気づいて今追いついた。
ここからの展開が気になる。

これは大会メンバーは原作通りだな
咲さんはマネージャー

今回の投下は前回の場面からそのまま続いてます

 
モモ「先輩方、ちょっといいっすか」サワサワ
 
ゆみ「っ」ビクッ
 
蒲原「ぉ」ビクッ
 
ゆみ「モモ、来てたのか。どうした?」
 
モモ「咲ちゃんゲットできるかもしれないっすよ、お手伝い願うっす」
 
ゆみ「入部してもらえるってことか、どうすればいい?」
 
モモ「『妹尾先輩は咲ちゃんが好き』『捕まえるには今しかない』このあたりを加味して、妹尾先輩を煽って欲しいっす」
 
ゆみ「煽る? 難しいな、うーん……」
 
蒲原「佳織ー、咲ちゃんのことどう思う? 好きかー?」
 
佳織「えっ、宮永さんは優しいし、有言実行だし、私のことしっかり見てくれてるし……好き、かな」
 
蒲原「だったらもっと一緒に居たいよな、伝えたいこともあるんじゃないかー?」
 
佳織「うん、そうだね」

 
蒲原「咲ちゃんを捕まえておきたいなら、今が最後のチャンスかもしれないぞー」
 
佳織「……私、行ってくる」ダッ
 
蒲原「行ってしまったー、こんな感じで良かったのか?」ワハハ
 
モモ「さすが部長、バッチリっす、いかした詐術っす」
 
ゆみ「よくそんな急にポンポンと言葉が出てくるものだな、私は何も思いつかなかったぞ」
 
モモ「加治木先輩はそのくらいの方が硬派で素敵っす」
 
蒲原「さて、モモには偵察をお願いできるのかな?」
 
モモ「肯定っす、偵察作戦と授業のサボタージュは専門分野でありまっす」
 
蒲原「結構。頼んだぞ、東横軍曹」ワハハ
 
モモ「了解したっす」ダッ
 
ゆみ(……軍曹?)
 


寝落ち?

年末だし忙しいんじゃね

 
佳織「宮永さん!」
 
咲「先輩、どうしたんですか?」
 
佳織「もう少しだけ私の話を聞いてくれませんか」
 
咲「えっ、はい、いいですけど」

 
 
佳織「私ね、智美ちゃんに連れて来られたから部に居るだけで、本当のところ麻雀なんて興味なかったんです」

 
咲「はい」
 
佳織「でも今日は宮永さんに教わりながら打てて、がんばれたし、嬉しかった」
 
咲「勝って嬉しいと思ったなら、もっと勝てるようになりますよ」
 
佳織「違います、宮永さんと一緒だったからです」
 
咲「えっ」
 
佳織「一緒だったから、楽しかった!」
 
咲「……」

 
佳織「もう一度だけお願いします、麻雀部に入部してください」
 
咲「それは……」
 
佳織「私、もっと宮永さんに麻雀を教えてもらいたいんです」
 
佳織「私が成長するのを宮永さんに見ていて欲しいんです」
 
佳織「私が強くなったら、宮永さんといっぱい打ちたいんです」
 
佳織「だから、これからも私と一緒に居てくださいっ!」
 
咲(……この先輩と一緒なら、また私も麻雀が楽しいって思えるかな)
 
佳織(お願いっ)ドキドキ
 
咲「わかりました、一緒にがんばりましょう」
 
佳織「よ、良かったぁ」ダキッ
 
咲「うわぁ、またおもちが……先輩、恥ずかしいですよ」
 
佳織「誰も見てないから大丈夫ですよ」
 
咲「もぅ」

 
モモ「お楽しみのご様子っすね」パシャ
 
咲(えっ……モモちゃん?)
 
モモ「私のことは気にしないで、続きをどうぞっす」ニヤァ
 
咲「なんでここにっ!?」
 
佳織「急に大きな声出して、どうしたの?」
 
咲「思いっきり見られてます! それどころか撮影されてます!」アタフタ
 
佳織「えぇ?」キョロキョロ
 
咲「ふぅ」
 
佳織「そんなに照れなくてもいいのに」
 
咲「そうじゃなくてですね……」
 
佳織「でも勇気出して追いかけて来て良かった。もっと仲良くなれたら嬉しいな」
 
咲「うん、私も同じ気持ちですよ」
 
モモ「こういう絵も悪くないっすね」パシャ
 


まぁこんな感じで
 
ではまた

キマシ



かお咲いいね!

おつやでー

木間市の地価がまた値上がりするな

乙ですよ
すばらな咲桃に期待しつつ

いいね
原作で咲がのどっちにもっと麻雀打ちたいんですって言ってるシーン思い出したよ

あくまで友情として仲良くなる咲桃か…
ありですね

 
モモ「咲ちゃん、麻雀部に入って一週間近く経ったっすけど、どうっすか?」
 
咲「いい人ばかりだから、みんなと居るの楽しいよ」
 
モモ「それは重畳っす。今日は私、部活に行けないんすけど心配ないっすね」
 
咲「そうなの、どうして?」
 
モモ「部長と雀荘に行くんすよ、もっといろんな人と打ってみた方がいいからって」
 
咲「私、雀荘って行ったことないなぁ」
 
モモ「私も初めてっす」
 
咲「怖いところかな?」
 
モモ「知ってるノーレートの雀荘で一番感じのいい店らしいっすから、そういうところじゃないと思うっす」
 
咲「それなら安心だね」
 
モモ「ただちょっと遠くにあるって言ってたっす」
 
咲「へぇ、ちょっとしたデートだね」
 
モモ「そう考えると部長じゃなくて加治木先輩と行きたいっすね」
 
咲「はは、加治木先輩とモモちゃんはいつも一緒だし、たまには別行動もいいじゃないかな」
 
モモ「そうっすね、先輩にはもっといいところへ連れて行ってもらうっす」
 


 
ゆみ「よいしょっと」ドサッ
 
睦月「なんですかこれ?」
 
ゆみ「県強豪校の牌譜だ、整理するのを手伝って欲しい」
 
睦月「うむ」
 
ゆみ「宮永もお願いできるか?」
 
咲「はい、もちろん」
 
ゆみ「学校別にはしてあるから、人物ごとにまとめてくれ。睦月は名門風越」バサッ
 
睦月「うむ」
 
ゆみ「宮永は去年県優勝の龍門渕、五人しか居ないから楽なはずだ」バサッ
 
咲「えっ、優勝するような高校は部員多いんじゃないんですか?」
 
ゆみ「龍門渕は特殊でな、去年は一年生五人で優勝した。おそらく今年も同じメンバーだろう」
 
咲「そうなんですか」

 
ゆみ「ところで宮永、もし大会に出るとしてもプラマイゼロで打つことになるのか?」
 
咲「えっ、うーん、そうですね、一番慣れた打ち方なのでそうなっちゃうと思います」
 
ゆみ(あまり時間もないし、下手にいじって得意のフォームを崩されては元も子もないか……)
 
咲「あの、何かダメなんでしょうか?」
 
ゆみ「いや、特に問題はない」
 
咲「そうですか、安心です」
 
ゆみ(それでも確実に半荘で五千点を拾ってくれる、得難い戦力だ)
 
咲(あれ? でも人数は足りてるし、私は大会とは関係ないんじゃ……)

 
ゆみ「それから宮永、妹尾が打ってる時に熱心に後ろで見ているが、何か気になるのか?」
 
咲「気になると言いますか、妹尾先輩の地力を見極めようと思ったので」
 
ゆみ「もうチョンボすることはないだろう、くらいにはなったな」
 
咲「そういう技術的なことじゃなくてですね……」
 
ゆみ「技術じゃない? 何度か役満を和了ってしまったビギナーズラックには驚いたが、他に何かあるのか?」
 
咲「いえ、まさにそれです。ただし妹尾先輩の役満は運ではなくて能力です」
 
ゆみ「ちょっと言っている意味がわからないのだが」
 
睦月「興味深いな、オカルト的な話ですか?」
 
咲「すごく麻雀が強い人ってそれぞれ得意なことがあるんです、何回も連続で和了るとか、次にツモる牌がわかるとか」
 
ゆみ「待ってくれ、常識的に考えて次のツモがわかるわけないだろう」
 
咲「先輩たちは一発でツモれるとか、当たり牌を掴まされたとか、理詰めじゃなく直感でわかることありませんか?」
 
睦月「うむ、ないとは言わないが所詮は勘だしな」
 
咲「それが継続的にできて、その能力ありきで麻雀を打ってる人たちも居るってことです」

 
ゆみ「宮永のプラマイゼロも能力なのか?」
 
咲「えっ、いえ、あれは直接的に特殊な力が働いている訳ではありません。私はカンが得意なだけです」
 
睦月「カン?」
 
咲「妹尾先輩に話を戻しましょう、先輩にはだいたい三半荘に一回くらい役満を和了りきれそうな手が来ています」
 
ゆみ「そんなにか」
 
咲「はい、普通の人相手なら無難に立ち回れるようになるだけで、トップ率三割越えの有能選手になります」
 
ゆみ「しかも成長次第では超高火力になるな」
 
咲「あっ、妹尾先輩にはもうひとつ能力があって、それが得点平均を下げる原因になります」
 
ゆみ「まだ何かあるのか、どんな能力だ?」
 
咲「ドラが来ません」
 


 
蒲原「ただいまー」ワハハ
 
ゆみ「どうした、もう遅いから直帰すると思ってたぞ」
 
蒲原「そのつもりだったけど、ここの灯りが点いてるのが見えたんでなー」
 
ゆみ「モモはどうだった?」
 
蒲原「誰を相手にしても南入する頃には消えてるみたいだ。ゲームが壊れるほどおかしなことにもならなかったぞ」
 
ゆみ「そうか、それは良かった。大会でも普通に打てそうだな」
 
蒲原「普通以上だな、なんたってステルス機能付きだー」ワハハ
 
ゆみ「それから妹尾のことなんだが」
 
蒲原「佳織がどうかしたかー?」
 
ゆみ「宮永が言うには、妹尾の役満はビギナーズラックじゃないらしい」
 
蒲原「佳織まで超常の力を持ってるってか、咲ちゃんが言うならそうなんだろー」ワハハ
 
ゆみ「それから役満とはまた別なんだが、一切ドラが引けないらしい、裏ドラは普通に乗るらしいが」
 
蒲原「そうなのかー、それはどちらかと言えばデメリットだな」
 
ゆみ「妹尾は補欠候補だったんだが、大会で使えると思うか?」
 
蒲原「初心者だからなー。まぁ、作戦を考えるのはユミちんの仕事だ、任せるよ」
 
ゆみ「ふん、どうしたものかな……」
 


雀荘での対局は今のところ私の本編にはありません
色々とおもしろそうなのでどなたか書いていただいても……
この板的にはおkでしたっけ? ここで書くと乗っ取りまがいになるのかな?
咲さんたちは、ちょっとした能力談義です
人によって解釈が違うかもですがこのスレではこんな感じってことでお許しください
 
では良いお年を

乙乙
補欠は誰じゃろなー


あぶれた人も個人戦には出れるだろうけど難しい問題やね
せめて部員が六人じゃなくて七人だったらよかったんだろうけど

いい能力談義だった
特に咲のプラマイゼロは能力じゃないに同意、個人的には家族麻雀で培った技術だと思ってる
来年も頼むよ


補欠でも大会に出られるんじゃね、知らんけど

蒲原「ワハハ、部活に入ってたけど補欠芸人に呼ばれたぞー」ワハハ

咲ハーか?
期待

咲を補欠にすると、全員試合に出れて且つ咲は個人戦で照に会えるから一番損がないな

 
睦月(うむ、私と妹尾さんの通算スコアってほとんど差がないんだな)カチカチ
 
睦月(妹尾さんは何回かチョンボしてるけど、この先それはないだろう)
 
睦月(そう考えると私の方が負けてるってことか……)カチ
 
睦月(私なりに精一杯打ってるつもりなのに、どうしてこうなった?)
 
睦月(やはり今日、一年生二人を加えて一緒に打ってもらおう。それで納得できる結果が残せなかった時は……)
 
咲「こんにちはー、お一人ですか?」
 
睦月「うむ、まだ他の人は来てないよ。東横さんは?」
 
モモ「居るっすよーっ!」ジタバタ
 
睦月「うむ、妹尾さんが来たら四人で打ちたいんだけど、どうかな?」
 
モモ「いいっすよ」
 
咲「でも妹尾先輩ってモモちゃんのこと見えないよね、どうするの?」
 
モモ「何されても気付かないなんてことはないでしょ、姿を見せる方法はあるっすよ」

キター

 
佳織「こんにちは」
 
睦月「早速来てくれた、妹尾さん、今から一緒に打ってくれないかな?」
 
佳織「はい、私は大丈夫ですけど一人足りませんね?」
 
睦月「いや、もう一人って言うか、東横さんが居るんだ」
 
佳織「わぁ、東横桃子さんですか、伝説の『ステルスモモ』に遂に会えるんですね」
 
咲「だから……それ何?」ボソ
 
モモ「伝説に昇華したっすかー、語り継がれるっすねー」
 
咲「それでどうするの、モモちゃん?」
 
モモ「堪能するんすよ、存分にうずめるっす」ニヤァ
 
咲「は?」
 
モモ「いただきまっす!」ガバッ
 
佳織「ふぇっ!?」ビクッ

 
モモ「こ、これはっ!」ムニー
 
佳織「ひゃーーーーーーっ!!」
 
モモ「なんという量感! なんという弾力! このおもち、人類の至宝っす!」モミュモミュ
 
佳織「咲さん助けてーっ! 急に人が出てきて、私の、私の、嫌ぁーーーっ!」
 
咲「モモちゃん、やり過ぎだよっ! 先輩が嫌がってるからやめてあげてよ」
 
モモ「だが断るっす、このまま窒息したいっす」ムキュー
 
咲「冗談はそれくらいにして、さっさと離れる」
 
モモ「ぐぇっ、そんなに強く襟を引っ張ると首が絞まるっす」ケホ
 
咲「窒息したかったんだよね、その望み叶えてあげてもいいんだよ」ゴッ
 
モモ「え、遠慮しとくっす。咲ちゃん、怒ると怖いんすねぇ」
 
咲「先輩、大丈夫ですか?」

 
佳織「咲さん、汚されちゃった……どうしよう、お嫁に行けないよぅ」グスッ
 
咲「もしそんな事になったら、私がもらいますから安心してください」
 
佳織「えっ、本当に?」
 
咲「え、えぇ、まぁ……」テレッ
 
佳織「咲さんっ」パァァ
 
モモ「めでたく一件落着っすね」
 
咲「誰の所為でその一件が起きたと思ってるの、モモちゃんはちゃんと先輩に謝りなさい」
 
モモ「失礼なことしてごめんなさいっす。東横桃子っす、よろしくお願いします」
 
佳織「ちょっとびっくりしちゃっただけだから気にしなくていいですよ。はじめまして、妹尾佳織です」
 
咲「一緒だったこともあったのに、ここで初めて自己紹介って変な感じだね」
 
モモ「まぁ、話すのは初めてっすし」

 
佳織「桃子さんってすごい打ち手だって聞いたから怖い人なのかと思ってたけど、かわいらしい子でほっとしました」
 
咲「別の意味で怖い人ですけどね、かなり変態さんなので」
 
モモ「表現が直球過ぎるっす、少しは言葉を選んで欲しいっす」
 
咲「だったら今度からやり過ぎちゃダメだよ」
 
モモ「うーっ、自重するっす」
 
佳織「ふふふ」
 
睦月(なんだか楽しそうだなぁ……)
 
佳織「それじゃあ、始めますか?」
 
睦月「へっ?」
 
佳織「ん? 麻雀、するんですよね」
 
睦月「ああ、うむ、打ちましょう」
 
咲「始める前にお茶入れますね、モモちゃん手伝って」
 
モモ「はいっす」
 
睦月(気を抜いてる時じゃない、精一杯真剣に打たないと)

おめでとうございます
最初に間違ってageてしまったー
今夜は闘牌前のちょろっとだけ
さぁ、むっきーは勝てるのか!?
 
ではまた

あけおめ~
最初と最後にageるくらいで丁度いいんじゃない?

おめでーす!ここの咲はプレイングマネージャーでなくこっちのが向いてる

あけおめー
咲がどのポジションに収まるのか楽しみだわ

むっきーも救うマネ咲期待しえ

乙おめ

ちょー楽しみだわー

 
半荘一回目
 
     【西】モモ
【北】咲       【南】佳織
     【東】睦月
 
東一局  ドラ④
 
睦月「リーチ」
 
打:八
 
佳織「ポンです」八-八八
 
打:九
 
睦月「ロン」
 
一二三九九③④⑤(赤)⑦⑧⑨発発 ロン:九
 
睦月「リーチドラ1赤1、7700」
 
佳織「いきなり失敗しちゃった」

 
東一局 一本場  ドラ三
 
モモ「リーチっす」
 
打:8
 
咲(三順目でもうリーチか)タン
 
睦月(うむ……)
 
三三六八②⑥⑦335(赤)78西 ツモ:⑤
 
打:西
 
佳織「」ペチ
 
モモ「」タン
 
咲「」タン
 
睦月(現物から落とそうか)
 
三三六八②⑤⑥⑦335(赤)78 ツモ:②
 
打:8

 
佳織「」ペチ
 
モモ「」タン
 
咲「」タン
 
睦月「チー」七-六八
 
打:3
 
佳織「」ペチ
 
モモ「」タン
 
睦月「ポン」三-三三
 
打:3
 
佳織「」ペチ
 
モモ「ツモ」
 
六七八③③④④⑤(赤)22456 ツモ:②
 
モモ「リーチツモタンピン赤1裏1、3000・6000は3100・6100っす」
 
睦月(ドラポンは余計だったか……)

 
南一局  ドラ:東
 
睦月(25100点で南入、一応二着だが)
 
一三五七八八⑧⑨3東東南西 ツモ:発
 
打:⑧
 
一三五七八八⑨3東東南西発 ツモ:4
 
打:⑨
 
一三五七八八34東東南西発 ツモ:六
 
打:発
 
一三五六七八八34東東南西 ツモ:二
 
打:4
 
一二三五六七八八3東東南西 ツモ:⑥
 
打:3
 
一二三五六七八八⑥東東南西 ツモ:六
 
打:⑥
 
一二三五六六七八八東東南西 ツモ:南
 
打:西

 
咲「ロン」
 
一一四四②②③③99東東西 ロン:西
 
咲「七対子ドラ2、6400です」
 
睦月(振り込んで親流れ、不味いな)
 
南三局  ドラ⑨
 
佳織「リーチします」
 
打:4
 
モモ(二人には完全に見えてないっす、もう引かないっすよ!)
 
四四五七八九⑧⑨11579 ツモ:8
 
打:5
 
咲「妹尾先輩」
 
佳織「なぁに?」

 
咲「モモちゃんが5切りましたよ」
 
モモ「えぇっ!」
 
佳織「そうなんだ、ロン」
 
一一五六七①②③⑥⑥⑥34 ロン:5
 
佳織「リーチ一発だけかな」
 
モモ「咲ちゃん、それ反則じゃないっすか!?」
 
咲「いいじゃない、先輩がフリテンになったら可哀想でしょ」
 
モモ「まぁ、今回はいいっすけど、もうやめて欲しいっす」
 
咲「うーん、じゃあ、もうあんまりやらない」
 
モモ「あんまりってなんすかっ!」
 
咲「そうだ、裏ドラはっと」
 
クルッ⑤
 
咲「あっ、裏ドラが暗刻で乗っちゃった」
 
モモ「うがーっ」
 
佳織「桃子さん、ごめんね」
 
モモ「もういいっすよ、次行くっす」ジャラ

 
咲「モモちゃん、妹尾先輩が同卓の時はオーラスの得点申告お願いね」
 
モモ「そうだったっすね、33400っす」
 
咲「27200です」
 
睦月「18700」
 
佳織「20700です」
 
南四局  ドラ:六
 
モモ(どうせなら自分で和了って決めたいっすね)
 
打:三
 
咲「ポン」三-三三
 
打:五

 
睦月(六順目で鳴きか、聴牌してないことを祈る)
 
一二二六七⑤⑤(赤)⑥34678 ツモ:六
 
打:⑤
 
一二二六六七⑤(赤)⑥34678 ツモ:2
 
打:一
 
睦月(くっ、裏目ったがこれは仕方ないだろう)
 
二二六六七⑤(赤)⑥234678 ツモ:三
 
打:三
 
睦月(あっさり来た、ツモってハネ満の逆転手!)
 
二二六六七⑤(赤)⑥234678 ツモ:二
 
睦月「リーチ」
 
打:七

 
佳織「」ペチ
 
モモ「」タン
 
咲「チー」5-67
 
打:⑤(赤)
 
睦月(うむぅ、簡単には引けないか)
 
打:②
 
佳織「」ペチ
 
モモ「」タン
 
咲「ツモ」
 
③④⑤3455 5-67 三-三三 ツモ:2
 
咲「タンヤオ、500オールです」
 
モモ「和了り止めっすか?」
 
咲「うん、そうだね」

 
┌─┬───┬───┬───┬───┬───┐
│  │ 津山 │ 妹尾 │ 東横 │ 宮永 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .1│.  -13 │.  -10 │.  +23 │.  ±0 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤

 
 
睦月(手は悪くないのに和了りきれない、ツイてないな……)

 
睦月(いや、ツキの問題じゃない、宮永さんにかわされてる感じか)
 
睦月(しかしリーチしてツモるか、妹尾さんからこぼれそうな牌を狙うしかないしなぁ)
 
咲「津山先輩、続けますか?」
 
睦月「ん、うむ、もう一回お願いする」

 
半荘二回目
 
     【北】モモ
【東】咲       【西】佳織
     【南】睦月
 
東一局  ドラ発
 
咲「ツモ」
 
一一五六六七七八②③④78 ツモ:9
 
咲「ツモピンフ、700オールです」
 
東一局 一本場  ドラ6
 
睦月「ロン」
 
⑧⑧5(赤)6777 三-一二 南‐南南 ロン:⑧
 
睦月「南ドラ1赤1、3900は4200」
 
佳織「はいぃ」
 
東二局  ドラ5
 
咲「ロン」
 
三四五(赤)②②②④⑤⑥6678 ロン:6
 
咲「タンヤオ赤1、2600です」
 
佳織「またかぁ」

 
東三局  ドラ④
 
睦月(対子系かな、悪くない配牌だな)
 
三三五七④⑤(赤)22588中西 ツモ:8
 
打:西
 
三三五七④⑤(赤)225888中 ツモ:④
 
打:中
 
三三五七④④⑤(赤)225888 ツモ:③
 
打:5
 
三三五七③④④⑤(赤)22888 ツモ:三
 
打:七
 
佳織「」ペチ
 
モモ「」タン


咲(うっ、この感じ!)ゾクッ
 
モモ「どうかしたんすか?」
 
咲(せめてズラさないと)ゾゾゾ
 
咲「ごめんなさい、チーです」1-23
 
打:八
 
睦月(無駄ツモなしで一応聴牌か)
 
三三三五③④④⑤(赤)22888 ツモ:2
 
打:五
 
佳織「」ペチ
 
モモ「」タン
 
咲「ポン」白‐白白
 
打:4

 
睦月(いくしかないな、ダマで出和了りでも倍満だ)
 
三三三③④④⑤(赤)222888 ツモ:⑤
 
打:③
 
佳織「」ペチ
 
モモ「」タン
 
咲(ここからツモる牌は切れないな)
 
六七八九789 白‐白白 1-23 ツモ:西
 
打:六
 
佳織「」ペチ
 
モモ「チー」③‐②④
 
打:4
 
咲(こんな時に限って、どうして鳴くかな!)
 
七八九789西 白‐白白 1-23 ツモ:六
 
打:六

 
睦月(ツモれないかなぁ、ツモりたいなぁ)
 
三三三④④⑤⑤(赤)222888 ツモ:西
 
打:西
 
咲「まぁ、普通は止まりませんよね」
 
睦月「えっ?」
 
佳織「やっと出ました、ロンですっ」
 
一一九①⑨19白発中東南北 ロン:西
 
佳織「なんて名前でしたっけ、すごいやつです」
 
睦月「そ、そんな……」
 
┌─┬───┬───┬───┬───┬───┐
│  │ 津山 │ 妹尾 │ 東横 │ 宮永 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .1│.  -13 │.  -10 │.  +23 │.  ±0 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ .2│.  -50 │.  +56 │   -6 │.  ±0 │      │
├─┼───┼───┼───┼───┼───┤

ムッキーェ

世が世なら県予選決勝できっちりまくって優勝する大将とか
区間トップを叩く二人を相手にむっきーじゃ勝てないですってば
てことでこんな結果です
むっきーに期待してた方、ごめんなさい
 
ではまた

おつやでー

おつー
分かってはいたけど悔しいね


むっきー好きだけど、この結果は納得
その西は止まらないよね

咲さんには一体何が見えているのだろうか…

モモの捨て牌教える咲さん、マジ魔王

悲しいけど咲さんじゃないところたんどうにもできないしね……

むっきー辞めたら新部長が…

私、知ってます。睦月がこれから見事に成長していくってことを

咲さんは何をしても魔王と言われる風潮

むっきーにどんなアドバイスをするのか期待だな

せんべいもっと食え

これでむっきーが闘牌戦士に目覚めて新たな物語が始まるのか

 
モモ「しかし国士にしては早いっすね、咲ちゃんは気付いてたんすか?」
 
咲「んー、完全に読めてた訳じゃないよ、嫌な感じがしただけ」バラッ
 
モモ「そんなこと言って、しっかり西単騎で聴牌ってるじゃないっすか」
 
睦月(ははは……あの順目で一枚切れの西が止まるのか、宮永さんはすごいな……)
 
睦月(東横さんは見えないし、妹尾さんは役満……勝てるわけないじゃないか)ウル
 
咲(あれ? 津山先輩、涙?)
 
睦月(やばいな、後輩の前なのに泣きそうだ……)ウルウル
 
佳織「咲さん、私、コーヒー牛乳が飲みたいです!」
 
モモ「なんすか、急に?」
 
咲「あぁっ、すぐに、いや、ゆっくり買ってきます!」
 
モモ「んん、パシるんすか?」
 
咲「モモちゃんも付いて来て」
 
モモ「いいっすけど、いじめ?」
 
咲「ほら、早く」バタン

 
睦月「ごめん、ありがとう」グスッ
 
佳織「いいんですけど、どうしました?」
 
睦月「泣くつもりなんてなかったけど、涙が止まらないんだ」ポロッ
 
佳織「我慢するより止まるまで泣いた方がスッキリするかもしれませんよ」
 
睦月「うん……」ボロボロ
 
佳織「麻雀のことはよくわからないけど、喋った方が楽になるなら、ちゃんと聞くので話してくださいね」
 
睦月「うん、ありがとう」ボロボロ
 


 
咲「津山先輩が泣きそうになっててね、そんなとこ後輩に見られるの嫌だろうから……」
 
モモ「かおりん先輩はそれを察して私たちが部屋から出るようにあんなこと言ったんすね」
 
咲「うん、そうだと思う」
 
モモ「それで、買って帰って来てしまったんすけど、どうするんすか?」
 
咲「モモちゃんなら部室に入っても気付かれないよね、様子を見てきてくれないかな?」
 
モモ「じゃあ、こそっと覗いてくるっすか」
 
咲「お願い」


モモ「行ってきたっす」
 
咲「どうだった?」
 
モモ「大泣きした後って感じだったっす、今はかおりん先輩に何か話してたっす」
 
咲「うーん、もう少し戻らない方がいいかなぁ」
 
モモ「部長たちが来るまでここで待つのはどうっすかね?」
 
咲「そうだね、そうしよっか」
 
モモ「なんかのどが渇いたっす、それ、もらってもいいっすか?」
 
咲「いいんじゃないかな、別に先輩も本当に飲みたかった訳じゃないだろうし」ハイ
 
モモ「ありがとっす」チュー
 
咲「でもどうしたんだろう」
 
モモ「咲ちゃんも飲むっすか?」
 
咲「あ、うん」チュー

 
蒲原「んん、何やってるんだ? 咲ちゃん、とモモも一緒か」
 
モモ「見えてなかったっすよね?」サワサワ
 
蒲原「おー、咲ちゃんの雰囲気でわかっただけだー」
 
ゆみ「部室に行かないのか?」
 
咲「ちょっと事情がありまして、時間を潰してたんです」
 
ゆみ「事情?」
 
モモ「もう充分に時間経ったから大丈夫っすよ、みんなで部室に行くっす」
 


 
蒲原「入るぞー」ワハハ
 
佳織「あ、智美ちゃん、みんなも一緒なんだ」
 
蒲原「うん、そこで会った」
 
ゆみ「二年生同士も仲良くなってるみたいだな、結構なことだ」
 
蒲原(むっきー、泣いてたのか……)
 
睦月「部長と加治木先輩にお話があるんですが」
 
蒲原「なんだー?」
 
睦月「今回の団体戦は私が補欠に回ろうと思います」
 
ゆみ「補欠は何回か対局して決めるのが後腐れがなくていいと思っていたのだが」
 
睦月「それなら先程やりました、このスコアがその結果です」スッ
 
ゆみ「なるほど」

 
咲「ちょっと待ってください、補欠を決める対局だなんて聞いてませんでしたよ」
 
睦月「言ってないからね、おそらく宮永さんなら順位の操作くらいできてしまうから、私だけ本気で打たせてもらった」
 
咲「でも先輩は大会のために一年も頑張ってきたんですよね、一番最後に入った私を補欠にするべきです」
 
睦月「いや、強い人が出るのが当たり前だし、今年が最後になる部長たちには最高の戦力で戦って欲しい」
 
咲「……先輩はこれからどうするんですか?」
 
睦月「個人戦には出るつもりだし、大会のための事務や雑用がたくさんある、私はサポートに回るよ」
 
咲「そうですか……」
 
睦月「それに私は次の機会までに強くなってレギュラー入りする、鶴賀は団体戦で来年も全国に行く」
 
蒲原「”来年も”って今年県優勝するのは確定なのかー」ワハハ
 
睦月「私が身を引いたので戦力は整ったはずです、当然でしょう」フフッ
 
ゆみ(悄然としてるわけじゃないんだな、なら安心だ)
 
蒲原「ユミちんどうする?」
 
ゆみ「みんなが納得したのなら、睦月の提案を受けようと思う。睦月、すまないな」
 
睦月「いえ、ありがとうございます」
 


 
ゆみ(レギュラーは決まった、どうオーダーを組むのが最良か……)
 
ゆみ(自由に打てなくなる大将は蒲原より私の方がいいだろうな、ならば先鋒が蒲原か……)
 
ゆみ(宮永は点差調整できるから後ろの方で使いたいが、クセのある選手が多い中堅を抑えてもらうか……)
 
ゆみ(となると副将がモモで、一番楽に打てる次鋒が妹尾か……)
 
(仮)
大将:加治木ゆみ
副将:東横桃子
中堅:宮永咲
次鋒:妹尾佳織
先鋒:蒲原智美
 
ゆみ(オーソドックスに組むならこうだが、蒲原に先鋒で機先を制するほどの実力があるだろうか……)
 
ゆみ(蒲原はそこそこ打てるのだから、各校のエースを相手にして潰されてしまうのは惜しいな……)
 
ゆみ(それならばいっそのこと……)
 


ムッキー!

姉妹対決の可能性が出てきたな…全国までいけば、だけど

咲先鋒でプラマイゼロしかやらないなら大将戦で詰むよね
いっそ衣にはかじゅよりかおりんの方が可能性があるかも

ここのワハハは軍師タイプだから咲さんの扱い方にも気付いてくれる筈

実際長野で全国行こうと思ったら「衣をどうするか」を真っ先に考えないといけない
衣対策してないと何万点差つけてようが大将回った時点で詰み、そんくらいのバケモン

>>252
実際去年の全国でも対策は「ころたんまで回さない」しかなかったからな・・・

先鋒で飛ばそう(提案)

ころたん相手って魔物当てないと点差関係無く終了だからどうしようもないよね

面子の誰かを魔物クラスまで引き上げればあるいは

かおりんなら咲さんコーチで魔物クラス昇格余裕だから詰みやしないよ

 
蒲原「今日は団体戦のオーダーを発表するぞー」
 
佳織「なんか智美ちゃんが部長っぽいこと言ってる」
 
蒲原「ぽいじゃなくて部長だぞ、作戦を考えたのはユミちんだけど」ワハハ
 
ゆみ「勝つためにベストな順番にしたつもりだ」
 
蒲原「大将は加治木ゆみ」
 
ゆみ「不肖ながら私が務めさせていただく、最終的な点差計算は私がやるので皆には自由に打ってもらいたい」
 
蒲原「副将は東横桃子」
 
ゆみ「堅実な選手が多いポジションなのでモモの能力が一番生かせると思う、しっかりと私につないで欲しい」
 
モモ「先輩の前を任されるなんて感激っす、がんばるっすよー」
 
蒲原「中堅は蒲原智美、私だな」
 
ゆみ「面倒な相手が混ざることもあるが蒲原の実力なら充分に打ち合えるはずだ」
 
蒲原「任せてくれ。次鋒は宮永咲」
 
ゆみ「宮永にとっては楽なポジションだと思う、突出して得点してる相手が居るならここで勢いを潰して欲しい」
 
咲「はい」

 
蒲原「先鋒は妹尾佳織」
 
ゆみ「当然だが点差がない状態で始まるので自由に打ってくれればいい、妹尾の爆発力には期待している」
 
佳織「あの、私が最初で大丈夫でしょうか?」
 
ゆみ「心配ないよ、少しくらい上手くいかなくても次で宮永がフォローしてくれるから気楽に打てばいい」
 
佳織「そっか咲さんが……はい、私がんばります」
 
(確定)
大将:加治木ゆみ
副将:東横桃子
中堅:蒲原智美
次鋒:宮永咲
先鋒:妹尾佳織
 


 
蒲原「咲ちゃんは団体戦のオーダーどう思う?」
 
咲「とてもいいと思いますよ」
 
蒲原「意外だな、こういう奇策めいた作戦はお気に召さないかと思ったよ」
 
咲「奇策? ってことはやっぱり妹尾先輩の先鋒は捨て駒のつもりでしたか」
 
蒲原「あっ、いや……」
 
咲「それで私が次鋒なんですね、連続で失点しないための保険」
 
蒲原(しまったー、怒ってたらフォローしようと思ったのに薮蛇じゃないかー)アセッ
 
咲「でもこのオーダー、存外に正攻法になってるかもしれませんよ」
 
蒲原「んん? どういうことだ?」
 
咲「妹尾先輩の実力と先鋒にすえられた理由、結果を見るまでは保留にしましょう」
 
蒲原「おもしろいことを言うんだな、つまり佳織は……」
 
咲「下手っぴの捨て駒なのか、正真正銘鶴賀のエースなのか」
 
蒲原「どっちなんだろうな、実に楽しみだ」ワハハ
 


んー、レスを拝読しておりますと
みなさんの思う展開とかなりズレてる気がして心苦しい気持ちです
直そうかとも思いましたが見切り発進でgdgdになってもアレなので
いったん最初のプロット通りに終わらせることにします
まぁ今、大将戦を書き始めて苦悩してるので終わらないかもですが
 
ということで次回はもう県大会です
麻雀ばっかになります
ゆりゆりしいのとかありません
 
むっきーをレギュラーにとかも最初の構想にはあったのですが
大中直子さんのとこのむっきーが輝いていたので敵わないと思いまして
かおりん大将は長野ドラフトのが熱すぎて
安価でアレだけやられるとそれ以上の展開は思いつきませんでした
 
みなさま申し訳ございませんです、ではまた

ころたんに狩られて終わるな

思うように書いてくれれば良いぜ


おつかれー

衣まで回さなきゃいいだろ
それに勝つだけが物語じゃない
>>1のやる気削ぐようなこというなよ

 
県予選初日―――
 
ゆみ「さぁて」
 
蒲原「行こうかー!」
 
「「「「はいっ!」」」」
 


 
蒲原「ユミちん、一回戦の相手で気になるところあるかー?」
 
ゆみ「裾花だな、県ランキング三位の強豪だ」
 
蒲原「いきなりそんなのが相手なのかー」
 
ゆみ「確か二年生に上手いのが二人居たはずだが……」
 
睦月「ランキング上位校の牌譜なら持って来てますよ、裾花です」サッ
 
ゆみ「すまない、えーっと、志波令と雨宮須摩子だ」
 
『まもなく一回戦を開始します、各校の先鋒は所定の対局室に入室してください』
 
佳織「わっ、私の出番ですよね」ドキドキ
 
蒲原「私たちは観戦室で応援してるからなー」
 
咲「落ち着いて気楽に打てば大丈夫ですよ」
 
佳織「はい、が、がんばります」
 
モモ「かなり緊張してたっすね」

 
一回戦N卓先鋒戦
 
東一局  ドラ2
 
佳織「みっつずつ、みっつずつ」ボソ
 
志波(なんだこいつ?)
 
志波(手なりで出来ちまったな、お手並み拝見といくか)
 
四五六①①⑦⑧⑨23556 ツモ:4
 
志波「リーチ」
 
打:5
 
佳織(リーチかぁ……)
 
七七七②④⑥④⑤⑥⑥⑦13 ツモ:4
 
打:1
 
志波「ロン」
 
四五六①①⑦⑧⑨23456 ロン:1
 
志波「リーチ一発ピンフドラ1」
 
佳織「あわゎ」

 
志波(いくらなんでも一発目にドラ表示牌を切るなよ)
 
佳織「すみません、何点ですか?」
 
志波「あ、悪ぃ、7700点」
 
佳織「はい」
 
志波(こいつド素人確定、取り易いところから点棒むしるか)ニヘラ
 
N卓先鋒戦終了
裾花   139600(+39600)

若槻     94400(-5600)
玄蕃山   90400(-9600)
鶴賀学園 75600(-24400)

 
 
ゆみ「やられてしまったな」

 
モモ「これから一人16000点ずつ差を詰めれば逆転っす、余裕っすよ」
 
蒲原「言うほど下手っぴな打ち回しでもなかったけどなー」
 
咲「裾花の人に狙い撃ちされちゃってましたね」
 
睦月「うむ」
 
蒲原「私は佳織を連れて帰ってくるかな。咲ちゃんは出番だ、行こうか」
 
咲「はい、行きましょう」

 
一回戦N卓次鋒戦
 
東三局  ドラ九
 
咲「ポン」七‐七七
 
打:中
 
咲「カン」八‐八八八
 
カンドラ⑧
 
一二三三四五九 八‐八八八 七‐七七 ツモ:七
 
咲「もいっこカン」七七‐七七
 
カンドラ中
 
咲「ツモ」
 
一二三三四五九 八‐八八八 七七‐七七 ツモ:九
 
咲「チンイツ嶺上開花ドラ2、24000です」
 
N卓次鋒戦終了
裾花     115700(-23900)
玄蕃山  102600(+12200)
若槻    100900(+6500)
鶴賀学園 80800(+5200)

 
睦月「なんだこれ?」
 
佳織「たくさん振り込んでましたけど、咲さんは調子悪いんでしょうか?」
 
モモ「いや、絶好調っすよ。裾花から点棒もらって、他に差し込んでただけっす」
 
ゆみ「おかげで三万点近く差が詰まったな」
 
蒲原「さすが咲ちゃん、無茶なことを平然とやってのける」ワハハ
 
モモ「そこにシビれる、あこがれるゥすね」
 
ゆみ「蒲原、射程に入った的を逃がすな」
 
蒲原「撃ち落とせばいいんだろー、裾花を」
 
一回戦N卓中堅戦
 
東一局  ドラ発
 
蒲原「ツモ、高い方だ」
 
五(赤)六七②③③④④55(赤)777 ツモ:②
 
蒲原「リーチツモタンヤオ一盃口赤2、3000・6000」
 
N卓中堅戦終了
裾花   120100(+4400)
若槻     99200(-1700)
鶴賀学園 97300(+16500)
玄蕃山   83400(-19200)

 
ゆみ「撃ち落とせなかったな」
 
モモ「でも区間トップは上出来っす」
 
咲「裾花の人なかなか上手いですね、全然振り込まなかった」
 
睦月「うむ」
 
モモ「それじゃあ、私が撃ち落としてくるっすかね」
 
ゆみ「期待してるぞ」
 
佳織「がんばれぇ」
 
一回戦N卓副将戦
 
南二局  ドラ南
 
モモ(そろそろ消えててもいいんすけどね……)
 
雨宮(ドラは使えなかったがいいの引いたな)
 
二二三四五六七③④⑤(赤)34南 ツモ:5(赤)
 
雨宮(先制リーチで抑え付けてツモりますかね)
 
雨宮「リーチ」
 
打:南

 
モモ「ドラを打ってくれるなんて気前がいいっすね」
 
雨宮「えっ?」
 
モモ「ロン」
 
一一六七八⑤⑥⑦⑦⑧⑨南南 ロン:南
 
モモ「リーチダブ南ドラ3、12000っす」
 
雨宮(リーチ!? いつの間に!?)
 
N卓副将戦終了
鶴賀学園 119100(+21800)
裾花    114500(-5600)
若槻     91000(-8200)

玄蕃山    75400(-8000)
 
 
蒲原「いいところで消えたなー」ワハハ

 
咲「沈んでたのに南場で一気に稼ぎましたね」
 
ゆみ(モモ……よかったぁ)
 
蒲原「あとはユミちんが締めるだけだな」
 
ゆみ「ああ、任せてくれ」キリッ

ワハハ頑張ってるな

 
一回戦N卓大将戦
 
南四局  ドラ⑧
 
ゆみ「ツモ」
 
三四五六七55678 ⑦‐⑥⑧ ツモ:二
 
ゆみ「タンヤオドラ1、500・1000」
 
N卓大将戦終了
鶴賀学園 133600(+14500)
裾花    121300(+6800)
若槻     84800(-6200)

玄蕃山    60300(-15100)
 
 
蒲原「余裕だな」ワハハ

 


>モモ「いや、絶好調っすよ。裾花から点棒もらって、他に差し込んでただけっす」

仮想持ち点作戦やらなくても、その手があったか。

 
蒲原「一回戦突破を祝して、乾杯ー」ワハハ
 
佳織「かんぱーい」
 
モモ「終わってみれば区間トップ三人、楽勝って感じっすね」
 
睦月「うむ」
 
咲「でも裾花の人たちも強かったよね」
 
モモ「そこから親倍和了っておいてよく言うっすね」
 
佳織「私の所為でいきなり負けちゃうかと思ったけど、みなさんが頑張ってくれて助かりました」
 
ゆみ「妹尾、チームで戦ってるのだから、負けたとしても誰の所為だなんて考えなくていいんだぞ」
 
蒲原「そうそう、一回戦も佳織の打ち方は悪くなかったから、次も緊張しないようになー」
 
佳織「うん、がんばるよ」
 
『まもなく二回戦を開始します、各校の先鋒は所定の対局室に入室してください』
 
蒲原「よし、行こうかー」
 


 
二回戦K卓先鋒戦
 
東一局  ドラ4
 
佳織「ロンです、起家で和了れて良かったです」エヘヘ
 
六七八東東東西西北北 南‐南南 ロン:北
 
佳織「東ホンイツ、でしょうか?」
 
K卓先鋒戦終了
鶴賀学園 141600(+41600)

杏花台   126200(+26200)
北天神     94100(-5900)
丸塚      38100(-61900)
 
 
蒲原「うちのエースの実力が炸裂ってところだなー」ワハハ

 
モモ「エース?」
 
咲「先鋒にエースを持ってくるのがセオリーだって聞いたよ」
 
モモ「えっと、まぁ別にそれでいいっす」
 
睦月「ちょっと丸塚の人が可哀想なくらいですね」
 
ゆみ「いきなり親の役満に振り込みでは、平静を保てなくても無理はない」
 
蒲原「次は咲ちゃんだな、またすごいの見せてくれるのかな?」
 
咲「どうでしょう? 行ってきますね」

かおりん爆発

 
二回戦K卓次鋒戦
 
         【南】瀬川成美(杏花台)
【西】霜月栄花(北天神)       【東】七地今日香(丸塚)
         【北】宮永咲(鶴賀)
 
東一局  ドラ⑥
 
七地(トップと十万点差、十順目でやっとこの牌姿)ハァ
 
四四四八八⑦⑦⑧35788 ツモ:6
 
打:3
 
咲「ポン」3‐33
 
打:1
 
七地(こんな聴牌でも親だし連荘できたら、それはとっても嬉しいなっと)
 
四四四八八⑦⑦⑧56788 ツモ:⑦
 
七地「リーチ」
 
打:⑧

 
瀬川「」タン
 
霜月(親リーチだけど落ち目の丸塚は怖くない)
 
二四六④⑤(赤)⑥⑥⑥45678 ツモ:五(赤)
 
霜月「リーチ」
 
打:二
 
咲(次のツモ、カン材の3だと思うんだけど、北天神の人の当たりっぽいから)
 
咲「カン」二‐二二二
 
カンドラ四
 
67999中中 二‐二二二 3‐33 ツモ:9
 
咲「もいっこカン」
 
カンドラ四
 
67中中 [9999] 二‐二二二 3‐33 ツモ:6
 
打:7

 
七地(やった、ドラ6になったよ! 鶴賀さんGJだよ!)
 
四四四八八⑦⑦⑦56788 ツモ:3
 
打:3
 
霜月(役満でもトバないし和了ってもいいよな……)
 
霜月「ロ、ロン」
 
四五(赤)六④⑤(赤)⑥⑥⑥45678 ロン:3
 
霜月「リーチタンピンドラ5赤2、えーっと裏が3枚、32000」
 
七地「……こんなのってないよ」グスッ
 
咲「途中で投げ出しちゃったら後悔するよ、最後まで頑張ろう」
 
七地(鶴賀さん、いい人だ)グッ
 
咲「ねっ」ニコッ
 
七地「……うん」ゴシゴシ

魔王や……

デビルスマイル……

悪い奴らは天使の顔して、心で爪を研いでるものさ

 
東二局  ドラ北
 
咲「ポン」発‐発発
 
打:西
 
七地(とりあえずトバないだけ点棒を集めなきゃ)
 
一一一二三五六六七八②北白 ツモ:白
 
打:②
 
咲「カン」②‐②②②
 
七地(またカン……)
 
カンドラ六
 
咲「ツモ」
 
三四五(赤)七八九九 ②‐②②② 発‐発発 ツモ:九
 
咲「発嶺上開花赤1、5200です」
 
七地「こんなの絶対おかしいよ……」ガクッ
 
K卓次鋒戦終了
鶴賀学園 146800(+5200)

北天神   127100(+33000)
杏花台   126200(±0)
丸塚      -100(-38200)

咲さんww

愛ってなんだ 躊躇わないことさ

ついによそ様の点数まで調整し始めたでこの子……

これが咲さん本来の力か・・・

+-0なら上積み5000しか出来ないのか厳しいなー思ってた自分がアホだった

草生えた

ひどいよ……こんなのあんまりだよ……

みなさま、レス有難うございます、励みになります
更新したからageますかね
決勝前のが少しあるので次回はそれで、そのあとは決勝の闘牌です

乙、
咲は点数調整能力に特化した状態だとこうなるのか……今回みたいに咲に13万点以上で出番回ったら1校飛ばして、トップで帰って来ることになりそうだな……


咲さん魔王っていうか悪魔とか死神っぽいな

おつやでー

そんな咲さんが好きなくせに
お前らツンツンかよ

続きはよ

咲さんかわいい

県決勝では相手全員メガネだから咲さんもメガネにしよう(提案)
ここの咲さん知将っぽいし

 
モモ「たった二局でトビ終了っすか」
 
佳織「えっ、もう終わっちゃったんですか」
 
ゆみ「驚天動地だ、言葉がないよ」
 
蒲原「まー、これで決勝進出だな」ワハハ
 
睦月「うむ」
 
蒲原「ユミちん、これからどうするんだ?」
 
ゆみ「そうだな、シードの龍門渕と風越の試合を観戦しようか」
 
蒲原「あー、まだやってるだろうな、じゃあ、動こうか」
 
ゆみ「蒲原とモモは龍門渕を観てもらっていいか?」
 
蒲原「いいぞー、ユミちんは風越か?」
 
ゆみ「ああ、そっちは大将まで回らないかもしれない」
 
モモ「確かに一校かなり凹んでるっすね」
 
ゆみ「私は咲を迎えに行って風越を観るよ」
 
佳織「私も加治木先輩の方に付いて行っていいですか?」
 
ゆみ「ああ、構わないよ。三人ずつに分かれようか」
 


 
ゆみ「咲、お疲れ様、速攻だったな」
 
咲「私は何もしてませんよ、カンしてたら終わってました」
 
ゆみ「なるほど、いつだったかカンが得意だと言っていたな」
 
佳織「お疲れ様です、やっぱり咲さんはすごいですね」
 
咲「先輩の役満の方がすごいですよ」
 
ゆみ「今から風越の試合を観に行こうと思うんだが」
 
咲「はい、お供しますよ」
 


 
ゆみ「咲、風越を観てどう評価する?」
 
咲「上手いと思いますけど怖くはないですね。先輩の相手のあの大将はどう思いますか?」
 
ゆみ「打ち筋に一貫性がないな、あれだけの打点を叩けるなら落ち着いて打てばいいと思うのだが」
 
咲「勝てますか?」
 
ゆみ「半荘一回観ただけではなんとも言えないが、対処は難しくないと思う」
 


 
モモ「なかなかいい宿舎っすね」
 
ゆみ「ああ、値段の割りにはな」
 
モモ「先輩と初めてのお泊り、昂ぶるっす」
 
咲「他のみんなも一緒なんだから加減するんだよ」
 
モモ「くっ、目付け役気取りの咲ちゃんが居ると自由にできないっすね」
 
咲「私が居なくても自由すぎるのはダメだってば」
 
蒲原「飯も食ったし、ユミちん、特打ちでもするかー?」
 
ゆみ「いや、今日はもういいだろう、自由にくつろげばいいさ」
 
蒲原「それなら今日見た対局について意見交換するくらいかなー」
 
ゆみ「そうだな、私は蒲原とモモに風越の中堅・副将の印象を話さないとな」

 
咲「それじゃあ、私は妹尾先輩をお借りします、ちょっとお説教です」

 
佳織「ひゃあ、やっぱり一回戦は失敗しちゃってましたよね」アセアセ 
 
咲「違います、二回戦です」

 
佳織「えっ、二回戦は勝ちましたよ?」
 
咲「はい、役満を和了ったのは素晴らしいですが、その後です」
 
佳織「あと?」
 
咲「せっかく役満を和了ったのに『良かったですぅ』なんて笑っててどうするんですか、あれじゃ締まりませんよ」
 
佳織「えーっと、はいぃ」シュン
 
咲「それから和了点の申告もきっちりやりましょう、一番の見せ場です。これから特訓です!」ジャラジャラ
 
佳織「と、特訓ですか」

 
咲「先輩も牌を集めて役満を作ってください」カツンカツン
 
佳織「でで、できました」フンス
 
咲「それじゃあ、和了牌をツモって……ツモ」パシィ
 
佳織「わぁ!」
 
咲「16000オール」ゴッ
 
佳織「咲さん、かっこいいです!」
 
咲「先輩も真似してやってみてください」
 
佳織「はいっ……ツモ」ペチ
 
佳織「16000オール」ニマッ
 
咲「笑っちゃダメです。ヘラヘラしないで、涼しい顔で、ごく自然に相手の方を見て……ツモ」パシィ
 
咲「8000・16000」ゴッ
 
佳織「ヘラヘラしないで、涼しい顔で、ごく自然に相手の方を見て……ツモ」ペチィ
 
佳織「8000・16000」ムッ
 
咲「かなり良くなりましたよ」

なんの特訓や…

集中を切らさないためか(適当)

 
佳織「その目から何か出るのってどうやるんですか?」
 
咲「気持ちの問題です、出ると思えば出ます」
 
佳織「そうなんですか」
 
咲「ツモ」パシィ
 
咲「48000」ゴッ
 
佳織「ツモ」ペチィ
 
佳織「48000」ムッ
 
佳織「あれ、ツモなのに一人で払うんですか?」
 
咲「そういうのもあるんですよ、後で教えますね」

 
 
モモ「……この特訓はつまりどういうことっすか?」

 
蒲原「明日も役満が和了れるってことじゃないかー?」ワハハ
 
ゆみ「それは頼もしいな」
 
睦月「うむ」
 


wwwwww

咲さんによる魔帝王学か…。

あかんかおりんからゴッ倒しオーラがでてまう

咲さんがお姉ちゃんに嫌われている理由がわかるな……

>>310
たぶんお姉ちゃんも同類

照「…嫌いと言った覚えはない」

まぁ嫌われてても鶴賀メンバーからは好かれてるから問題ないよね、これぞプラマイゼロ

麻雀は相手を威圧するのも大事だし、案外重要な練習かも
まあかおりんの怖いところは、威圧感全然ないのに
いきなり役満上がったりするところだから良し悪しかねえ

和もツモ切りの特訓してたから…
これは誰もが通る道なんや…

 
決勝戦当日―――
 
ゆみ「いよいよ決勝だな」
 
蒲原「三人で部員集めしてる時には、決勝に来るなんて思ってもみなかったなー」
 
ゆみ「だが、人間こうなると欲が出るものだな」
 
モモ「勝って全国に行きたいっすね!」
 
睦月「うむ」
 
蒲原「この欲張りさん共がー」ワハハ
 
『まもなく県予選決勝先鋒戦を開始します、各校の先鋒は対局室に入室してください』
 
咲「さぁ、先輩の出番ですよ」
 
蒲原「佳織ー、今日も気楽に打てばいいぞー」ワハハ
 
佳織「うん、行ってくるよ」ドキドキ

 
県予選決勝先鋒前半戦
 
         【南】井上純
【西】福路美穂子       【東】片岡優希
         【北】妹尾佳織
 
東一局  ドラ④
 
優希(東場では無敵を誇る私が十順目でやっと一向聴……)
 
二三六②③⑤(赤)⑥⑦22246 ツモ:④
 
打:六
 
純(起家のタコスの手が進んだ、この流れは断っておきたい)
 
二三四①①①④⑤677南南 ツモ:⑨
 
打:⑨
 
美穂子「」タン
 
佳織(うーん、どれが来るんだろう……)
 
一一一四4488①南西西西 ツモ:4
 
打:①
 
純「ポン」①‐①①
 
打:6

 
美穂子「」タン
 
佳織「」ペチ
 
優希(ツモ切り……)
 
打:⑥
 
純「チー」⑥‐④⑤
 
打:①
 
美穂子「」タン
 
佳織(で、できた!)
 
一一一四44488南西西西 ツモ:四
 
佳織「リーチしますっ」
 
打:南
 
純「ロン」
 
二三四77南南 ⑥‐④⑤ ①‐①① ロン:南
 
純「南ドラ1、2000」
 
佳織「あらぁ」ガックリ
 
純(生牌の南を出すって、素人かよ)

 
東二局  ドラ西
 
優希(赤いけど関係ないじぇ)
 
①②③④⑥⑦⑧⑧⑨西西東東 ツモ:五(赤)
 
打:五(赤)
 
純「チー」五(赤)‐四六
 
打:3
 
美穂子「」タン
 
佳織「」ペチ
 
優希(また無駄ツモだじょ)
 
打:8
 
純「ロン」
 
②③④⑤(赤)⑥⑦3367 五(赤)‐四六 ロン:8
 
純「タンヤオ赤2、5800」

 
東ニ局 一本場  ドラ七
 
純「ツモ」
 
四五六七八①②③⑦⑦456 ツモ:九
 
純「リーチツモピンフドラ1、2600オールは2700オール」
 
東二局 二本場  ドラ発
 
優希(東場なのに全然和了れないじょ)
 
一三五九九③④⑥⑦3589 ツモ:6
 
打:8
 
純(聴牌った、タコスからこぼれそうだな)
 
⑤⑤(赤)⑥⑧⑧12345(赤)678 ツモ:⑧
 
打:⑥
 
美穂子「」タン
 
佳織「」ペチ
 
優希(このままじゃダメだじょ……)
 
一三五九九③④⑥⑦3569 ツモ:2
 
打:9
 
純「ロンだ」
 
⑤⑤(赤)⑧⑧⑧12345(赤)678 ロン:9
 
純「一気通貫赤2、12000は12600」
 
優希「じょっ……」

純ニキが飛ばしてらっせる

 
東二局 三本場  ドラ三
 
佳織(龍門渕の人すごいなぁ……)
 
二二五九九②④⑥34白南西 ツモ:7
 
打:南
 
二二五九九②④⑥347白西 ツモ:①
 
打:西
 
二二五九九①②④⑥347白 ツモ:9
 
打:白
 
二二五九九①②④⑥3479 ツモ:2
 
打:五
 
二二九九①②④⑥23479 ツモ:四
 
打:①
 
二二四九九②④⑥23479 ツモ:③
 
打:⑥

 
優希「チー」⑥‐⑤(赤)⑦
 
打:⑨
 
純(タコスはしばらく何やっても和了れないだろう)
 
三四五(赤)六七⑧⑧345667 ツモ:2
 
純「リーチ」
 
打:6
 
美穂子(そろそろ龍門渕を止めないと……)
 
二四四五六⑤(赤)⑦⑦⑧7899 ツモ:八
 
打:9
 
佳織(あ、こっちもできた)
 
二二四九九②③④23479 ツモ:8
 
佳織(私にはドラが来ないって咲さんが言ってたから……)
 
佳織「リーチです」
 
打:四

 
美穂子「ポン」四‐四四
 
美穂子(おそらく鶴賀の子の待ちはマンズの下、ここ)
 
打:二
 
純「ロン、まさか風越から出るとはな。読めなかったのか?」バラッ
 
美穂子「読めてましたよ」フフッ
 
純「あん?」
 
佳織「あのー、私もその牌で和了りなんですけど、こういう時ってどうなるんですか?」
 
純(なにっ!?)
 
美穂子「発声して手牌を倒せば、頭ハネであなたの和了りになるわ」
 
佳織「そうなんですか。じゃあ、ロンです」
 
二二九九②③④234789 ロン:二
 
純(なんでその形で三色に受けないんだよ!?)
 
佳織「申し訳ありません、点数がわからないです」シュン
 
美穂子「リーチと裏が1枚で2600は3500ですよ」ハイ
 
佳織「あ、ありがとうございます」テレッ
 
純(くそっ、ド素人の気まぐれシャボで連荘が止まっちまった)

 
東三局  ドラ8
 
美穂子「ロンです」
 
三三四四①①②③③77北北 ロン:②
 
美穂子「七対子、2400です」
 
佳織「はい、どうぞ」
 
東三局 一本場  ドラ二
 
佳織「チー」5‐46
 
打:6
 
佳織「ポン」西‐西西
 
打:7
 
優希(この一向聴は両嵌を残したいじょ……)
 
四五五(赤)六六⑤⑥⑦⑧⑧357 ツモ:二
 
打:二

 
純「ポン」二‐二二
 
打:七
 
美穂子(先に和了りきるのは難しそうね)
 
一二三七八⑧⑨⑨789中中 ツモ:3
 
打:9
 
佳織「ロンです」
 
23499中中 西‐西西 5‐46 ロン:9
 
佳織「ホンイツです」
 
美穂子「はい、2300点」
 
純(親なのに差込みか……)
 
八八③④⑤(赤)23445(赤) 二‐二二
 
純(そこまで警戒してもらえるとは、光栄だね)パタン

 
東四局  ドラ⑦
 
美穂子「ロンです」
 
七八九②③④⑤⑥⑦1167 ロン:8
 
美穂子「ピンフドラ1、2000です」
 
佳織「はい」

 
南一局  ドラ九
 
純(まだ流れはオレにある……)
 
一一三七九①②③⑥⑦123 ツモ:⑤(赤)
 
純「リーチ」
 
打:三
 
美穂子(一手遅れたわね……)
 
四五七八九④⑤345東東北 ツモ:③
 
打:北
 
佳織(ツモ切りかな)
 
打:北
 
優希(現物……)
 
打:三
 
美穂子「ロンです」
 
四五七八九③④⑤345東東 ロン:三
 
美穂子「ピンフ三色ドラ1、7700です」
 
純(今聴か、危ねぇ)

 
南二局  ドラ北
 
美穂子「ツモ」
 
一二三②③④12345北北 ツモ:3
 
美穂子「ツモピンフドラ2、1300・2600です」
 
南三局  ドラ④
 
美穂子「ツモ」
 
七七七②③④⑤⑥⑦5678 ツモ:8
 
「ツモタンヤオドラ1、2000オールです」
 
南三局 一本場  ドラ白
 
美穂子(ドラを引きますか、ツモれそうではあるけど……)
 
二三四五六⑤(赤)⑥⑦⑦123白 ツモ:白
 
美穂子「リーチ」
 
打:⑦
 
佳織(うーん、要らない牌は……)
 
二二三三五⑧⑧⑧⑨⑨677 ツモ:⑨
 
打:五

美穂子さんがお釈迦様すぎて困る

 
純「ポンだ」五‐五五(赤)
 
打:③
 
美穂子(リーチは失敗だったかしら……)
 
打:六
 
佳織(全然要らない)
 
打:八
 
純「ロン」
 
六七②②344556 五‐五五(赤) ロン:八
 
純「タンヤオ赤1、2000は2300」
 
南四局  ドラ⑤
 
純「ロン」
 
①①①③④⑤45(赤)東東 中‐中中 ロン:6
 
純「中ドラ1赤1、5200」
 
佳織「はいぃ」
 
純(ラストの二局はド素人がいい仕事してくれたな)フッ

 
県予選決勝先鋒前半戦終了
龍門渕高校  130400(+30400)
風越女子   114800(+14800)

鶴賀学園     86900(-13100)
清澄高校     67900(-32100)
 
 
先鋒戦は原作とのシンクロを楽しんで頂けないかなーと

そんな試みでこんな感じです、後半へ続く
 
ではまた

オツヤデー

乙でー

キャップは差し込んだ分きっちり回収してらっしゃる

東一からいきなり役満張ってるしwww

でーって誰だっけ?
兵庫か千葉だったような

兵庫代表劔谷の森垣さんやろな

そうか
>>337ご教授感謝
>>333森垣さん長野まで偵察乙でー


清澄の五人目は誰なんだろう

続きが待ち遠しいのよー

次はみはるんが咲さんにカタカタさせられるのか

これ終了時の点数が原作と同じなんだぜ

 
県予選決勝先鋒後半戦
 
        【北】福路美穂子
【東】片岡優希        【西】井上純       
        【南】妹尾佳織
 
東一局  ドラ9
 
純「タコスより焼き鳥の方が似合ってんじゃねぇか?」
 
優希「なにおう!」
 
美穂子「仲良く、仲良く」
 
優希(アホぐち叩けるのも今のうちだじぇ、私の得意な東場だじぇ!)
 
二二六①①②⑤⑧⑧99北北発
 
打:②
 
佳織(うーん、どうすればいいんだろう)
 
三四六八②⑦23468白発 ツモ:一
 
打:⑦
 
純(またタコスに良い気配が……)
 
三四五九九②③③⑨157中 ツモ:④
 
打:⑨

 
美穂子「」タン
 
優希(きたじょ!)
 
二二六①①⑤⑧⑧99北北発 ツモ:⑤(赤)
 
優希「リーチ!」
 
打:六
 
佳織(早いなぁ……)
 
一三四六八②23468白発 ツモ:六
 
打:②
 
純(やっぱ、タコスはほっとけねぇか)
 
純「チー」②‐③④
 
打:九
 
美穂子「」タン
 
優希「」タン

 
佳織(あっ、重なった……)
 
一三四六六八23468白発 ツモ:発
 
打:一
 
三四六六八23468白発発 ツモ:6
 
打:三
 
四六六八234668白発発 ツモ:九
 
打:四
 
六六八九234668白発発 ツモ:2
 
打:九
 
六六八2234668白発発 ツモ:8
 
打:八
 
六六22346688白発発 ツモ:発
 
佳織(発を引いちゃったら、ふたつずつよりホンイツだよね)
 
打:六
 
六22346688白発発発 ツモ:2
 
打:六

 
純(んん? 今度はド素人の手がデカくなってねぇか?)
 
純「チー」六‐四五
 
打:②
 
美穂子「」タン
 
優希「」タン
 
佳織「」ペチ
 
純(少しは紛れたか……)
 
三③⑤(赤)⑦357 六‐四五 ②‐③④ ツモ:8
 
打:三
 
美穂子「」タン
 
優希「」タン
 
佳織(来なくなっちゃったなぁ)ペチ

 
純(ソーズは打ちづらいな……)
 
③⑤(赤)⑦3578 六‐四五 ②‐③④ ツモ:6
 
打:③
 
美穂子「」タン
 
優希(やばげだじぇ……)
 
打:6
 
佳織「ポンです」6‐66
 
打:白
 
純(ドラ入りのホンイツとかか? まぁ、オレは振らねぇけど)
 
⑤(赤)⑦35678 六‐四五 ②‐③④ ツモ:⑤
 
打:⑦
 
美穂子「」タン

 
優希(うわぁ……)
 
打:5
 
佳織「ロンです」
 
2223488発発発 6‐66 ロン:5
 
佳織「発ホンイツです」
 
優希「じょ……5200点だじょ」ジャラ
 
佳織「ありがとうございます」テヘ
 
優希(これはむしろ助かったと言うべきだじぇ……)
 
美穂子(2と8は残ってないと読んで5で和了ったのかしら……)
 
純「考えすぎだろ、緑一色知らなかったんじゃねぇの?」ボソ
 
美穂子「人の思考を覗かないでください」
 
純「これは失礼。でも麻雀ってそういうゲームじゃん」
 
美穂子(確かに深い考えを持ってる打ち手とは思えないし、気にしても仕方ないわね)

これは咲さんとやった練習を出す時か

 
東二局  ドラ六
 
美穂子「ロンです」
 
一一七七⑤⑤(赤)1122889 ロン:9
 
美穂子「七対子赤1、3200です」
 
佳織(なかなか上手くいかないなぁ)ドゾ
 
東三局  ドラ⑤
 
純「ツモ」
 
③④⑤⑥⑦44 2‐22 六‐五(赤)七 ツモ:⑧
 
純「タンヤオドラ1赤1、2000オール」

 
東三局 一本場  ドラ南
 
美穂子(私の読みどおりなら……)
 
打:南
 
純「ポンだ」南‐南南
 
打:③
 
佳織「あっ、ポン」③‐③③
 
打:①
 
美穂子「ロンです」
 
七八九②③⑦⑦233445(赤) ロン:①
 
美穂子「ピンフ赤1、2000は2300です」

 
東四局  ドラ①
 
純「ポン」白‐白白
 
打:中
 
純「チー」1‐23
 
打:3
 
美穂子「」タン
 
優希「」タン
 
佳織「チー」3‐24
 
打:七
 
純(いいな、これで満貫だ)
 
一一九九①②③ 1‐23 白‐白白 ツモ:三
 
打:一
 
美穂子「」タン
 
佳織「ロンです」
 
六七④④④99東東東 3‐24 ロン:五
 
佳織「東だけです」
 
純(くっ、また差込みか……)

 
南一局  ドラ⑦
 
優希(まだ六順目、七対子ドラ3もいいけど……)
 
一一三四五七七七八八九⑦⑦ ツモ:五(赤)
 
優希(もっと高目だじょ!)
 
打:⑦
 
佳織「」ペチ
 
純(聴牌、リーチで脅してタコスを止めるか……)
 
七八九①②③⑧⑨⑨2378 ツモ:1
 
純「リーチ」
 
打:⑧
 
優希(困ったじょ、ドラが切りづらくなったじょ……)
 
純(おそらくマンズで染めてるんだろうが、そのまま縮こまってな!)

 
美穂子(清澄の子、ドラが切れなくて困っているのね)
 
一三⑥⑦⑦⑧⑧⑧357東東 ツモ:四
 
打:⑦
 
純(この女! なんてことすんだよ!)
 
優希(ドラは、通る!)
 
一一三四五五(赤)七七七八八九⑦ ツモ:六
 
優希「リーチ!」
 
打:⑦
 
佳織「」ペチ
 
純(うっ……)
 
打:六
 
優希「ローン!」
 
一一三四五五(赤)六七七七八八九 ロン:六
 
優希「リーチ一発チンイツピンフ赤1、24000!」

 
南一局 一本場  ドラ四
 
優希「ポン」東‐東東
 
打:白
 
優希「チー」3‐24
 
打:発
 
佳織「できた、リーチです」
 
打:3
 
純(おいおい、どうなってんだよ……)
 
打:北
 
優希「ロン」
 
四五六⑤(赤)⑥⑦北 3‐24 東‐東東 ロン:北
 
優希「東ドラ1赤1、5800は6100!」

 
南一局 二本場  ドラ⑤
 
純(この流れ、変えねぇと……)
 
純「ポン」二‐二二
 
打:三
 
美穂子「ロンです」
 
四五⑥⑦⑦⑧⑧⑨45699 ロン:三
 
美穂子「ピンフ、1000は1600です」
 
純(今度はこっちか……)
 
南二局  ドラ2
 
美穂子「ツモ」
 
三四五②③④3334678 ツモ2
 
美穂子「ツモタンピンドラ1、1300・2600です」
 
南三局  ドラ白
 
美穂子「ロンです」
 
四四五六七⑧⑧344556 ロン:⑧
 
美穂子「タンヤオ、1300です」
 
純(止められねぇ……)ジャラ

 
南四局  ドラ④
 
美穂子「ツモ」
 
一二二三三四①②⑨⑨⑨白白 ツモ:③
 
美穂子「ツモのみ、700オールです」
 
南四局 一本場  ドラ7
 
美穂子「ロンです」
 
五六七七八⑥⑦⑧789西西 ロン:九
 
美穂子「ピンフドラ1、2900は3200です」
 
純(なんでオレばっかり……)
 
南四局 二本場  ドラ⑧
 
美穂子「ツモ」
 
三四五九九③④⑤⑥⑦123 ツモ:②
 
美穂子「ツモピンフ、700オールは900オールです」
 
南四局 三本場  ドラ二
 
美穂子「ロンです」
 
二三三三四④④⑥⑦⑧5(赤)67 ロン:④
 
美穂子「タンヤオドラ1赤1、7700は8600です」
 
純(くっ、この女っ!)

 
南四局 四本場  ドラ西
 
佳織(全然和了れないや……)
 
二五八九⑥2557白中南北 ツモ:②
 
打:五
 
佳織(バラバラな時は、ふたつずつ、だっけ?)
 
二八九②⑥2557白中南北 ツモ:中
 
打:⑥
 
二八九②2557白中中南北 ツモ:発
 
打:2
 
二八九②557白発中中南北 ツモ:6
 
打:二
 
八九②5567白発中中南北 ツモ:1
 
打:南
 
八九②15567白発中中北 ツモ:発
 
打:1

 
純(こいつを仕上げて、幾らかでも点棒を取り返してやる)
 
③④⑤(赤)⑥⑥⑦⑧⑨⑨白発南北 ツモ:①
 
打:北
 
美穂子(役なしになりそうね……)
 
四五(赤)六445678西西白発 ツモ:4
 
打:白
 
優希(面前がいいけど、鳴きもやむなしだじぇ)
 
二二七八九⑤⑤(赤)35(赤)67南中 ツモ:南
 
打:3
 
佳織(これでよっつめのふたつずつ……)
 
八九②5567白発発中中北 ツモ:白
 
打:北
 
純(よしっ、これならチンイツまでいける!)
 
①③④⑤(赤)⑥⑥⑦⑧⑨⑨白発南 ツモ:⑨
 
打:発

 
美穂子(龍門渕は無理な手作りしてそうね)ツモッ
 
佳織「あぁっ!」
 
美穂子「?」
 
佳織(私のこの手って鳴いてもいいんだ、発ポンすればよかった……)トホホ
 
美穂子(頭かかえちゃったわ、何か失敗したのかしら)クスッ
 
四五(赤)六4445678西西発 ツモ:西
 
美穂子(ドラを引いて五面待ちが残った、これは和了れるわね)
 
美穂子「リーチ」
 
打:発
 
佳織「あっ、ポンです!」発‐発発
 
打:八
 
美穂子(えっ、二鳴き?)
 
純(また進んだ、追いついてやるぜ)
 
①③④⑤(赤)⑥⑥⑦⑧⑨⑨⑨白南 ツモ:⑤
 
打:白

 
純(うっ……)ゾクッ
 
佳織「ポン」白‐白白
 
打:九
 
純(なんだってんだよ、この衣みたいな空気はよ)ゾゾゾ
 
①③④⑤⑤(赤)⑥⑥⑦⑧⑨⑨⑨南 ツモ:7
 
純(くそっ、一枚だけ通せっ)
 
打:7
 
美穂子(そんなっ、なんでこんな牌が……)オロッ
 
四五(赤)六4445678西西西 ツモ:中
 
打:中
 
佳織「ポン」中‐中中
 
佳織(あれっ!? いつの間にか役満ができてますぅ!)ヒャー
 
打:②

 
純「チ、チー」②‐①③
 
純(最後に振り込んで16000なんて、冗談じゃねぇぞ)
 
打:南
 
優希「ポン」南‐南南
 
打:中
 
佳織(何を引いたかな……)ツモッ
 
佳織(はっ! これって昨日の夜に特訓したやつだ、ちゃんとしなきゃ)
 
佳織(えっと、ヘラヘラしないで、涼しい顔で……)フゥ
 
優希(えっ? なんか鶴賀の人の雰囲気が変わったじょ……)
 
佳織(ごく自然に相手の方を見て……)
 
美穂子「ひっ」ガタ
 
佳織「ツモ」パシィ
 
5567 中‐中中 白‐白白 発‐発発 ツモ:8
 
佳織「大三軒、32000は33200」ゴッ

わーお役満出ちゃったかー

だいさんけん…

練習失敗しとるやないの

下手すりゃトラウマだなww

大事な決勝の先鋒戦で役満ぶちかまされて、次鋒戦では例のあの人に点棒弄ばれて麻雀楽しまされる……

>>367
もはや名前呼ぶのすらためらうんですか・・・・・

>>367

「あのお方」だろうが貴様死にたいのか!

かおりんかわいい!

 
県予選決勝先鋒後半戦終了
鶴賀学園  115900(+15900)
風越女子  107500(+7500)

清澄高校    88900(-11100)
龍門渕高校  87700(-12300)
 
 
アナ『鶴賀学園の妹尾佳織、オーラスでキッチリと逆転を決めました!』

藤田『福路美穂子のような天才といわれる人間……そのスキを突くのに、二度目はない』モグモグ
アナ『つまり、あるのは最初の一振りだけですね……天才は初太刀で殺す、これが鉄則!』
 
モモ「……いやこれ、たまたまっすよね?」

 
 
おぉう、ラスト

どこぞの中華料理屋みたいになっとりますが
三軒茶屋的な発声なら無問題なはずです
ではまた

おつやでー

とりあえず乙!
続き待ってんでー


風越この後大変だなあ

「福路ァ!」

乙ですよ
ぺっこりんをするのだ、次鋒の眼鏡共……

かおりん魔物の仲間入りおめ
というか>>367みたいなこといっても、それくらいしないと大将戦で…

天才は初太刀で[ピーーー]、のくだりは天で原田が銀次を討ち取った時のくだりかな

リーチは怖いな

>>309のときにはまさか本当にかおりんからゴッ倒しオーラ出るとは予想してなかった

役満って確定させた人の責任払いになるじゃないっけ?

>>382
ツモだから最後の中を鳴かせたキャプテンが一人で責任払い
原作と同じように4万以上稼いでたけど、この一局だけで3万以上削られた
>>307の「ツモなのに一人で払うんですか?」が伏線だったんだね

>>382
純ニキが「振り込んで16000」って言ってるように包は成立してるよ
まぁツモったから32000+積み棒キャップが支払ってるわけで。

包成立したとき積み棒分って振り込んだ人が払うの?それとも責任払いのひとが払うの?
教えて麻雀ルールに詳しい人

事前に決めてください^^

折半じゃねーの

>>387
いや1本場とか3本場とか折半したら端数でますし

日本プロ麻雀連盟のルールでは積み棒分は放銃者が負担するらしい
まあ事前の取り決めで折半にする場合もあるんじゃないかな
その場合端数は放銃者が多めに負担するのが妥当かねえ

参考になりましたありがとうございます

 
佳織「ありがとうございましたー」トテテ
 
純「なんだったんだアイツは? 和了点の申告もできるじゃねぇか」
 
優希「初心者みたいにしてたのは、最後のための布石だったってことか?」
 
純「わかんねぇな」
 
美穂子「うっ……うっ……」カタカタ
 
純「キャプテンもそんなに気を落とすなよ。あんたがそんななら、凹んでるオレたちはどうすりゃいいんだよ」
 
優希「そうだじょ、お姉さんは強かったじぇ」
 
美穂子「うぅっ、ごめんなさい……」グスッ

 
佳織「ふぅ」バタン
 
佳織(咲さん、褒めてくれるかな?)
 
池田「キャプテーン!」ダダッ
 
佳織(ん、あれは確か風越のかわいい大将さんだ)
 
池田「あっ、お前は鶴賀の、近いうちにあたしと勝負しろ! 徹底的にぶっ潰してやるし!」
 
佳織「えぇっ!?」ビクッ
 
池田「そこどけよ、入れないだろっ」
 
佳織「あぁ、えっと、ごめんなさい」オロオロ
 
池田「ふんっ!」ガシャ
 
佳織(なんでだろう? 初対面なのに喧嘩売られちゃった)

 
咲「先輩、お疲れ様です、かっこよかったですよ」
 
佳織「あっ、咲さん……」
 
咲「ん? どうかしましたか?」
 
佳織「今、風越の大将さんが来て、ぶっ潰すから今度勝負しろって……」
 
咲(あー、かなり衝撃的なボコり方だったからなー)
 
佳織「よくわからないんですけど、私、何か悪いことしちゃったんでしょうか?」
 
咲「いえ、先輩が気にすることは何もありません。早く控え室に戻ってみんなに褒めてもらうといいですよ」
 
佳織「そうですかぁ……それじゃあ、咲さんもがんばってくださいね」
 
咲「もちろんです」

 
純「ん、お前は鶴賀の次鋒か?」
 
咲「はい、そうですけど」
 
純「まだ入らない方がいいぞ、風越が居るからな」
 
咲「そっか、そうですね」
 
純「こっち来いよ、風越の控え室の反対側だ」
 
咲「あ、はい」
 
純「お前んとこの先鋒、なんだありゃ? 最初は初心者かと思ったが芝居か?」
 
咲「えーっと、お芝居とかじゃなくて、ただの初心者ですよ」

 
純「そうなのか、でも”ただの”じゃねぇだろ?」
 
咲「はは、わかりますか」
 
純「ああ、白を鳴かれた時から圧迫感がすごかったぞ」
 
咲(そういうの感じる人も居るんだ……)
 
純「まぁいいや、じゃあ、またな」
 
咲「はい、お疲れ様でした」

 
 
咲(さて、もうすぐ私の番だね……)

 
咲(風越の中堅以降の人は与し易い、龍門渕と清澄に沈んでてもらう方がいいね)

今夜は少しだけです
次回は次鋒戦開始となります
 
ではまた

おつー

乙ー

キャップで稼げなかった風越はやばいんじゃなかろうか
池田ァ!が覚醒するのか

>>399
お望みとあらば、そういうシナリオも用意できますけど
どんな結末がいいのでしょうかねぇ

>>1が望む結末でいいよ

まあ、願わくばかじゅが奮闘するルートで


どんな展開でも美味しく頂けるが正直、全国も見たいから個人か団体で片方で行って欲しいね

あ、関係ないけど純が「こっち来いよ」って咲に言ってるの、何かエロいね

乙、
とりあえず、みはるんに点棒被害はなさそうだね…精神はわからないけど…まことともきーには黙祷(笑)、何万点けずるのかな…5万点ずつくらい?(そうなると風越に融資 9万点だけど)

黙祷捧げるべきは先鋒線な気がする
次にも期待だわ

池田がやられるためにも、文堂の失点を少な目に?
でも咲さんがみはるんに稼がせてくれるのか?
原作どおりのオーダーなら3人とも咲さんの思いのままという気もする。

目立ってるから、他校から狙い撃ちを喰らう可能性も

この咲さんパワーアップイベントなかったハズなのに負ける気がしねえ

咲さんはプラマイゼロを狙う状態がもっとも支配力を発揮する
靴下脱ぎは麻雀が楽しかった頃(プラマイゼロ習得以前のバカ勝ちしてた頃)の感覚に
戻るためだから、ここの咲さんには特に必要ないんじゃないかな

プラマイ咲さんって鬼畜扱いされるけど、裸足咲さんより人間らしいよね
衣とか実力者には出来ないわけだし

 
県予選決勝次鋒前半戦
 
        【東】沢村智紀
【南】染谷まこ        【北】吉留未春       
        【西】宮永咲
 
東一局  ドラ四
 
咲(この配牌は酷い……)ハハッ
 
二三六六九①②④13東南北 ツモ:⑧
 
打:九
 
二三六六①②④⑧13東南北 ツモ:3
 
打:⑧
 
二三六六①②④133東南北 ツモ:一
 
打:④
 
一二三六六①②133東南北 ツモ:②
 
打:北
 
一二三六六①②②133東南 ツモ:一
 
打:①

 
一一二三六六②②133東南 ツモ:白
 
打:1
 
一一二三六六②②33東南白 ツモ:発
 
打:発
 
一一二三六六②②33東南白 ツモ:7
 
打:7
 
一一二三六六②②33東南白 ツモ:東
 
打:二
 
一一三六六②②33東東南白 ツモ:南
 
打:三
 
未春(うーん、手変わりしないかな……白ツモ切り)
 
一三六七八②③④78999 ツモ:白
 
未春(うっ、誰か白で待ってる)ピキーン
 
打:一
 
咲(んん? 今までとモーションが違ったね、ツモ切ろうとしてやめたような……?)

みはるんかわいい

 
智紀「」タン
 
まこ「」タン
 
咲(いくらなんでもダマの七対子の待ちなんて読めないと思うけど……)
 
一一六六②②33東東南南白 ツモ:八
 
打:白
 
未春(鶴賀の人が単騎で待ってたのか……)
 
三六七八②③④78999白 ツモ:九
 
打:白
 
咲(えーっ、なんでわかるの!?)
 
智紀「」タン
 
まこ「」タン
 
咲(また待ちを変えてみよう)
 
一一六六八②②33東東南南 ツモ:中
 
打:八

更新してるならageてもいいと思うんですがそれは?

 
未春(生牌か……)
 
三六七八九②③④78999 ツモ:中
 
未春(また当たり牌だ)ピキーン
 
打:三
 
咲(またさっきと同じ動作だ……)
 
智紀「」タン
 
まこ「」タン
 
咲(何を止めたのかな、見たいなぁ)
 
一一六六②②33東東南南中 ツモ:3
 
打:3
 
未春(おっと、重なりました)
 
六七八九②③④78999中 ツモ:中
 
未春「リーチ」
 
打:九

 
智紀(まだいける)タン
 
まこ(オリじゃの)タン
 
咲(上の三色を狙ってた感じの捨て牌だから……)
 
一一六六②②33東東南南中 ツモ:6
 
咲(この辺りは危ないんじゃないかな?)
 
打:6
 
未春「ロン」
 
六七八②③④78999中中 ロン:6
 
未春「リーチ一発、2600」
 
咲「すごいですね」ジャラ
 
未春「ん?」
 
咲「他家の当たり牌がわかるなんて」ボソ
 
未春(えぇっ!)ギクッ
 
咲(この反応なら間違いなさそうだね)
 
未春(一局打っただけで私の力ばれちゃったの!?)アセッ
 
咲(この人から点棒もらう方法あるのかなぁ……)

>>415
私は一回の投下量そんなに多くないですし
投下完了してからageるようにしております

 
東二局  ドラ⑥
 
咲「ポン」②‐②②
 
打:五
 
咲「ポン」①‐①①
 
打:中
 
未春「」タン
 
智紀「」タン
 
まこ(ふたつも鳴かせてしもうた、これ以上勝手したらいけんのぉ)
 
123445689西西発中 ツモ:⑥
 
打:中
 
咲(清澄さんがこっちを意識してくれてるね、牽制になってるかな)
 
一一六六八八北 ①‐①① ②‐②② ツモ:④
 
打:北
 
未春「」タン
 
智紀「」タン

 
まこ(ピンズ以外でなら振り込んだとしてもたいしたことないじゃろ)
 
⑥123445689西西発 ツモ:六
 
打:六
 
咲「」タン
 
未春「」タン
 
智紀「」タン
 
まこ(鶴賀は手出しの④か、染まっとるんじゃろうか?)
 
⑥123445689西西発 ツモ:八
 
打:八
 
咲「ロン」
 
一一一六六八八 ①‐①① ②‐②② ロン:八
 
咲「トイトイ、2600です」
 
まこ(なんじゃあ、つまらん和了りじゃ)ジャラ

 
東三局  ドラ中
 
咲「チー」6‐57
 
打:六
 
未春(うーん、三色は諦めようか)
 
三四五(赤)①①④⑤(赤)⑦⑧⑧356 ツモ:7
 
打:3
 
咲「カン」3‐333
 
カンドラ一
 
咲「ツモ」
 
二二六七⑥⑦⑧ 3‐333 6‐57 ツモ:五
 
咲「タンヤオ嶺上開花、2900です」
 
未春(なにこれ……)
 
咲(カン材は止まらないんだね、それならどうにでもなるね)

 
東三局 一本場  ドラ六
 
咲(予定通り、龍門渕さんと清澄さんを抑え込みたいところだけど……)タン
 
未春(聴牌ったけど、これで即リーチはないよね)
 
②④⑦⑧⑧11234567 ツモ:⑥
 
打:⑧
 
智紀(……最終形)
 
四六八八八③④⑤⑥⑦678 ツモ:⑧
 
智紀「リーチ」
 
打:四
 
まこ「チー」四‐五(赤)六
 
打:中

 
咲(ドラそば……スジだけど打てる牌じゃない)
 
三四五②③⑦⑧⑨46888 ツモ:七
 
打:4
 
未春(これは……)
 
②④⑥⑦⑧11234567 ツモ:七
 
未春(やっぱり通らないか)ピキーン
 
打:1
 
智紀「」タン
 
まこ「」タン
 
咲「」タン
 
未春(なかなかいいけど、七に何かくっついてくれないと……)
 
七②④⑥⑦⑧1234567 ツモ:⑤(赤)
 
打:1

 
智紀「」タン
 
まこ「」タン
 
咲「」タン
 
未春(来た!)
 
七②④⑤(赤)⑥⑦⑧234567 ツモ:七
 
未春「リーチ」
 
打:②
 
智紀「」タン
 
まこ「チーじゃ」三‐一二
 
打:一
 
咲「」タン
 
未春「ツモ」
 
七七④⑤(赤)⑥⑦⑧234567 ツモ:⑨
 
未春「リーチツモピンフ赤1、1300・2600は1400・2700」

 
東四局  ドラ③
 
咲「チー」2‐13
 
打:七
 
咲「チー」7‐89
 
打:北
 
未春「」タン
 
智紀「」タン
 
まこ(下家が鳴きまくるけぇ、自由に打てんの)
 
四六①②②③③⑤⑦⑨⑨白白 ツモ:白
 
打:六

 
咲(また清澄さんは染めにいくのかな……)
 
打:⑥
 
未春「」タン
 
智紀「」タン
 
まこ(とりあえずダマでハネ満じゃ)
 
四①②②③③⑤⑦⑨⑨白白白 ツモ:④
 
打:四
 
咲「ロン」
 
四③④⑤(赤)456 7‐89 2‐13 ロン:四
 
咲「一気通貫ドラ1赤1、3900です」
 
まこ(ドラスジのノベ単を嫌ぉて四単騎じゃと、わしを狙ぅたんか?)

 
南一局  ドラ6
 
智紀(……充分)
 
七八九④⑤⑤(赤)⑥⑦11156 ツモ:7
 
智紀「リーチ」
 
打:1
 
まこ「」タン
 
咲(うーん、親リーチかわせるかな……)
 
二①②③④12333377 ツモ:8
 
打:二
 
未春「チー」二‐一三
 
打:⑤

 
智樹「」タン
 
未春「ポン」北‐北北
 
未春(うっ、ここか)ピキーン
 
打:①
 
智紀「」タン
 
まこ「」タン
 
咲(風越さんが当たり牌を止めて隣の牌①切りか……)
 
①②③④123333778 ツモ:⑨
 
咲(⑤を前順まで引っ張ってたことも含めて考えると、止めたのは③かな)
 
打:②
 
未春「ロン」
 
①③789中中 北‐北北 二‐一三 ロン:②
 
未春「北チャンタ、2000」

 
南二局  ドラ東
 
智紀(……今度こそ)
 
二二二三六七八③③④5(赤)67 ツモ:②
 
智紀「リーチ」
 
打:③
 
まこ(こっちも聴牌じゃ、一気に取り返しちゃるけぇ)
 
一一一三四四五五(赤)六八九九東 ツモ:東
 
まこ「リーチ」
 
打:八
 
咲「チー」八‐六七
 
咲(とりあえず一発は消したけど、二軒リーチは厳しいよ)
 
打:1
 
未春(うわっ、ドラが当たりだ。これもう無理)ピキーン
 
打:八
 
数順後
 
智紀「ツモ」
 
二二二三六七八②③④5(赤)67 ツモ:三
 
智紀「リーチツモタンヤオ赤1、2000・3900」
 
まこ(いけん……)

 
南三局  ドラ四
 
未春「ロン」
 
四五⑤(赤)⑥⑦⑧⑧456789 ロン:三
 
未春「ピンフドラ1赤1、3900」
 
まこ(最悪じゃぁ……)チャッ
 
南四局  ドラ八
 
咲「ロン」
 
六七八678中中中北 ⑥‐⑦⑧ ロン:北
 
咲「中三色ドラ1、5200です」
 
智紀(地獄単騎……)ジャラ

 
 
県予選決勝次鋒前半戦終了

鶴賀学園  121200(+5300)
風越女子  118600(+11100)
龍門渕高校  88000(+300)
清澄高校   72200(-16700)

次鋒戦書いてたら地味だったので、なんとかしようと思いまして
みはるんを能力持ちにしたら防御系能力だったので余計に地味にっ
後半に盛り上がるとこあればいいですねぇ

全国大会見たいと言われましても>>1はニワカなので無理じゃないかと
申し訳ないですが、全国の人ってアニメでしか見たことないんすよ

ではまた

咲さんが振り込んだ……だと

>>432

×振り込み

○差し込み


龍門渕だけじゃなく清澄も抑えこもうとするってことは、
咲さんの代わりは数合わせの雑魚ではないってことかな

アニメしか見てないらしいしある程度の絞込みはできそうだな。まあネタバレになったらつまらないからしないけど

調整に長けた咲さんやまこの次鋒戦は地味というか、緻密な戦略戦になると思ってた
全国ないなら咲さんポジはあの人だな、次も期待してるぜ

ゲームの能力か

咲さん当然のようにプラマイ0だな

 
県予選決勝次鋒後半戦
 
        【南】染谷まこ
【西】吉留未春       【東】沢村智紀
        【北】宮永咲
 
東一局  ドラ9
 
咲(あとは龍門渕さんに走られなければ、狙い通りだね)
 
咲「ツモ」
 
二三四四五六①②③78南南 ツモ:6
 
咲「ツモピンフ、400・700です」

 
東二局  ドラ②
 
未春「リーチ」
 
打:4
 
咲(入り目はマンズっぽいけど何待ちだろう……)
 
八八八九2445(赤)66667 ツモ:8
 
打:九
 
智紀(……現物から)
 
①①②③③⑥⑦⑦⑧⑧224 ツモ:⑧
 
打:4
 
まこ「」タン
 
未春(惜しい……)
 
打:3

 
咲(これでソーズの待ちで怪しいのは2くらいか、5が頭か4浮かせてたなら他の色だね)
 
八八八2445(赤)666678 ツモ:2
 
咲「リーチ」
 
打:5(赤)
 
智紀(5が通ったなら、2を落として回れる?)
 
①①②③③⑥⑦⑦⑧⑧⑧22 ツモ:⑤(赤)
 
打:2
 
未春「ロン」
 
一二三七七七①②③1333 ロン:2
 
未春「リーチ三色ドラ1裏1、8000」

 
東三局  ドラ6
 
未春(親番、攻めていきましょうか)
 
二四六八八③③④④⑤(赤)678 ツモ:五
 
未春「リーチ」
 
打:二
 
咲「」タン
 
智紀「ツモ」
 
三三五六七⑥⑥45(赤)6678 ツモ:三
 
智紀「ツモタンヤオドラ2赤1、2000・4000」
 
未春(親っかぶり……龍門渕の人しぶといね)

 
東四局  ドラ⑧
 
未春(ダマ聴の当たり牌か……じゃあ、こっち)ピキーン
 
未春「リーチ」
 
打:七
 
咲(七の隣の牌を止めてそのままリーチ、聴牌ってるのは龍門渕さんかな?)
 
咲「ポン」七‐七七
 
打:1
 
智紀(……いいツモ)
 
六七八九⑥⑦⑧234678 ツモ:5(赤)
 
智紀(七の壁を利用して九切り、三面待ちは自分でツモる)
 
智紀「リーチ」
 
打:九
 
未春「ロン」
 
二二九九③④⑤(赤)⑦⑧⑨789 ロン:九
 
未春「リーチドラ1赤1、5200」
 
智紀(三色を捨ててシャボ? 私の手が読まれていた?)

 
南一局  ドラ北
 
智紀(……まだいける)
 
三四四五五①②③⑤⑥⑥北西  ツモ:北
 
打:西
 
未春「ポン」西‐西西
 
打:北
 
咲「」タン
 
智紀(……聴牌)
 
三四四五五①②③⑤⑥⑥北北  ツモ:⑦
 
智紀「リーチ」
 
打:⑥

 
まこ(現物じゃ)タン
 
未春「チー」5‐46
 
打:8
 
咲(今の鳴き、4と6が手牌の中で並んでなかったね、間の一枚はおそらく5……)
 
六六八九①①1344466 ツモ:六
 
咲(45668から両面に切り替えるための鳴きなら、これで和了りかな?)
 
打:4
 
未春「ロン」
 
2225(赤)6東東 5‐46 西‐西西 ロン:4
 
未春「西ホンイツ赤1、7700」
 
咲(赤入ってたかぁ、でもこれで龍門渕さんはほぼ終わりだね)

 
南二局  ドラ7
 
まこ(この親番でどうにかせにゃ、連続で焼き鳥やこ洒落にもならんで)
 
二四⑥⑧123458889 ツモ:3
 
打:二
 
四⑥⑧1233458889 ツモ:9
 
打:四
 
⑥⑧12334588899 ツモ:④
 
打:⑧
 
未春「」タン
 
咲(うーん、愚形だけど、清澄さんから出るかも?)
 
六七七八九九九④⑥⑥567 ツモ:④
 
咲「リーチ」
 
打:七

 
智紀「」タン
 
まこ(うっ、ツモってしもうた……)
 
まこ「ツ、ツモ」
 
④⑥12334588899 ツモ:⑤(赤)
 
まこ「ツモ赤1、1000オール」
 
まこ(リーチもかかっとるし無理せんでええ、親じゃけぇ連荘すりゃぁええ)
 
南二局 一本場  ドラ白
 
未春「ロン」
 
五六七八八⑦⑧⑨235(赤)67 ロン:1
 
未春「ピンフ赤1、2000は2300」
 
智紀(早い……)ジャラ

 
南三局  ドラ七
 
智紀「リーチ」
 
打:六
 
まこ(よっしゃ、これなら染まらんでもええわ)
 
七九③④⑤⑥⑥⑦⑦⑧南南南 ツモ:七
 
まこ「リーチ」
 
打:九
 
未春「ロン」
 
二三四八八八九②③④ 3‐24 ロン:九
 
未春「三色、1500」

 
南三局 一本場  ドラ⑤
 
まこ(それなりに手は入るんじゃがの……)
 
112234455(赤)6788 ツモ:1
 
まこ「リーチ」
 
打:8
 
未春(ソーズ染めかな)タン
 
咲(ソーズ染めだね……字牌も発白南西が現物、振りはしないけど)タン
 
智紀「ポン」発‐発発
 
打:④
 
まこ(一発消されてしもうたか)タン
 
未春「」タン
 
咲「」タン

 
智紀「ポン」白‐白白
 
打:三
 
まこ(これ、先鋒戦で見たんじゃが……まさかそれはないじゃろ、じゃろ?)タラッ
 
咲(たまたまだけど、なんだか楽しいことになってきたね)ワクワク
 
まこ(ちょ、ちょっと待ちんさいよっ!?)
 
1112234455(赤)678 ツモ:中
 
打:中
 
智紀「ロン」

 
三四五③③中中 白‐白白 発‐発発 
 
まこ「ういぇえっ!!」

 
咲(なんか変な声漏れてる)プッ
 
未春(うわー……)

ウェーイ

ともきーイェイ

 
咲「私もロンです。残念ながら頭ハネですね」
 
七七九九①①②②中南南西西 ロン:中
 
咲「七対子、1600は1900です」
 
智紀「……っ!」
 
まこ(た、助かった……)ヘナヘナ

ともきーェ……

咲さんが役満和了とか許すわけがなかったか

 
南四局  ドラ三
 
未春(生牌……)
 
四五六七八九⑥⑦44678 ツモ:発
 
未春(振り込みはない、鳴かれるだけなら大丈夫)
 
打:発
 
咲「カン」発‐発発発
 
未春(えっ、大明カン?)
 
カンドラ4
 
咲「ツモ」
 
②②②③④⑦⑨123 発‐発発発 ツモ:⑧
 
咲「発嶺上開花、3900です」
 
未春(偶然……だよね……)

 
南四局 一本場  ドラ八
 
咲「ポン」8‐88
 
打:東
 
咲「ポン」2‐22
 
打:1
 
智紀「」タン
 
まこ「」タン
 
未春(今度は何を狙ってるんだろう……)
 
二四五六七⑤(赤)⑥⑦45677 ツモ:八
 
未春(カンされない牌は……いや、偶然を怖がって手を曲げちゃだめ)
 
打:二

偶然だと思うのもいたしかたないよね…

 
咲「カン」二‐二二二
 
未春(うぅっ!)
 
カンドラ白
 
三⑦⑧⑨ 二‐二二二 2‐22 8‐88 ツモ:2
 
咲「もいっこカン」22‐22
 
カンドラ⑤
 
三⑦⑧⑨ 二‐二二二 22‐22 8‐88 ツモ:8
 
咲「もいっこカン」88‐88
 
カンドラ九
 
咲「ツモ」
 
三⑦⑧⑨ 二‐二二二 22‐22 88‐88 ツモ:三
 
咲「三槓子嶺上開花、9600は9900です」

 
未春(どうしてこんなことが……)
 
咲「おつりの100点です」ハイ
 
未春「あ、どうも……」
 
咲「それじゃあ、これで和了り止めにしますね」
 
未春「えっ」
 
まこ「な、なんじゃあ、続けんのか」
 
咲「はい、私の仕事はここまでです」

 
 
県予選決勝次鋒後半戦終了

鶴賀学園  126700(+10800)
風越女子  126100(+18600)
龍門渕高校  77800(-9900)
清澄高校   69400(-19500)

こんな感じです
ともきーの聴牌、リーチの率は異常でしょうか
まこは聴牌っても和了れない半ツキになってますね
別に意図して作ったわけじゃないです、たまたまです
 
ではまた

咲さん後半調整微妙に失敗ないかい?
上積み5500では+-0にならないんですが・・・

五捨六入じゃなかたけ

おつー

出た!咲さんのファンサービスコンボだ!

さあ魔物をどうさばくか

最後のあがり
20+16+16+8+2で52=60符だから11600じゃね?


>>462
+4600~+5500がプラマイゼロの範囲じゃなかったっけ?

ああ、2回目と3回目は両方加カンだったか
スレ汚しスマン

この世界に偶然なんてないからな
咲さんのプラマイゼロにシビれるのは俺だけか?

そろそろ「まーた咲さんか」的な感じに麻痺してきた

 
未春「あ、ありがとうございました」
 
咲「楽しかったですね、ありがとうございました」トテテ
 
未春「あっ、ちょっと」
 
まこ「ん?」
 
未春「お疲れ様です、失礼します」タッ
 
まこ「……そりゃあ、あんさんらは楽しかったじゃろうが」ハァ
 
智紀「……」
 
まこ「龍門渕の、やられてしもうたの」
 
智紀「あなたほどじゃない……けど、完敗ね」
 
まこ「ほうじゃの」

 
未春「すみません、ちょっと待ってください」
 
咲「ん?」
 
未春「いくつかお聞きしたいと思いまして……」
 
咲「いいですけど、なんでしょうか?」
 
未春「えっと、私、吉留未春といいます」
 
咲「あ、宮永咲です。よろしくお願いします」
 
未春「はい、よろしくお願いします」
 
佳織「咲さーんっ」
 
咲「あ、先輩」
 
佳織「うっ、風越の人だ……」オドオド
 
未春「あれ? なんか私を見て怯えてます?」

眼鏡係数が上昇している……!

 
咲「さっき風越の大将さんに、ぶっ潰すみたいなこと言われたみたいで……」ハハハ
 
未春(えぇっ! 華菜ちゃんなにやってんのよ!)
 
咲「気にするなとは言ったんですがあんな感じみたいですね、なんかごめんなさい」
 
未春「いえ、こちらこそすみません。ちゃんと叱っておきますので」アセッ
 
咲「気持ちはわからないでもないので、そちらも気にしないでください」
 
佳織「あのー……」オドオド
 
未春「うちの大将が失礼したみたいでごめんなさい。私は怖くないですよ」ニコ
 
咲「ゆっくりお話してる雰囲気でもないですね」
 
未春「そうですね……そうだ、連絡先を教えてもらえませんか?」
 
咲「えーっと、私、携帯とか持ってなくて……」
 
未春「だったら」メモメモ
 
未春「私の携帯の番号です、何日かして落ち着いたら連絡ください」スッ
 
咲「はい、わかりました」
 
未春「絶対ですよ。それじゃあ、今日はこれで」

キマシ

一応いろんな後日談を作れるように種蒔きです
まぁ、あまり自分で書く気はないのですが……
誰かがひらめいて書いてくれるかもしれないですし
咲みはるん、そういうのもあるのかー
 
中堅、副将は原作と同じなのでキンクリです

 
県予選決勝中堅戦
 
牌がかわいそうだったり、一番弱いところに来たりして……
 
県予選決勝中堅戦終了

清澄高校    108500(+39100)
鶴賀学園    108100(-18600)
龍門渕高校  106300(+28500)

風越女子     77100(-49000)
 
 
 
県予選決勝副将戦

 
ステルスモモの独壇場だったり、そんなオカルトありえなかったりして……
 
県予選決勝副将戦終了

鶴賀学園    117300(+9200)
清澄高校    114900(+6400)
龍門渕高校  101200(-5100)

風越女子     66600(-10500)

他の立場入れ替え系SSでも思うけど、組み合わせが同じでも立場や経験が違う人がいれば展開も変わるんじゃないかと思うんだよなあ

>>478
確かにそうなのですが、このssは
決勝の対局では原作に近い形で展開する様に作ってきました(清澄と龍門の点数を見れば解ると思いますが
なので同じ面子の中堅、副将では、より原作に近く、つまりほとんど同じってことです

咲さん×眼鏡っ娘ってことなら>>1はすばらっ!
次も期待しとるよ

このスレタイだし、モモの闘稗は見たかったな
残念だが仕方ない

レス待ってたけど、来ないのかな
 
眼鏡っ娘好きだけど深くは考えてなかったり
 
モモはそうかー
でも、それするならプロット弄って別の話にしないとですね

 
県予選決勝大将戦

 
 
龍門渕高校

 
神懸かりな闘牌を見せる前年度MVP!
 
二年生、天江衣

 
 
 
風越女子

 
昨年に引き続き名門校の大将を務める
 
二年生、池田華菜

 
 
 
鶴賀学園

 
初出場ながら現在トップ、その地位を守れるのか
 
三年生、加治木ゆみ

 
 
 
清澄高校

 
こちらも初出場、逆転優勝も充分に可能
 
三年生、宮永照

 
 
 
大将戦の幕が今、開こうとしています!!

 
 
オオオォ


照かーww

清澄の大将はお察しの通りお姉ちゃんです
みなさま鋭いですね
この二年間は個人戦にも出てません、久とダラダラしてました
この面子だと誰が勝つのが順当ですかね?
また、誰に勝って欲しいでしょうか?
 
レス頂ける方はついでに教えてくださると参考になります
よろしくお願いします

やっぱり照か!
順当に行けば衣だろうな、照は二年間棒に降ってるわけだし

衣対照はわからんよね、照は一応高校生最強って肩書きはあるけどあくまで大会で結果出てるからであって直接対決はないし
能力的な相性で見るなら、流石に衣相手にそんなポンポン連荘は出来ないだろうし、打点もお化けな衣に稼ぎ負ける可能性は多々あるんじゃないか

そんなの華菜ちゃんに決まってるし!

取り敢えず池田ァがぶっ飛んでくれれば誰が勝ってくれてもかまわない

個人的には照か勝って欲しい
衣は原作と最終的に同じになりそう
ゆみは絶望的な状況の中、思い切った手で健闘
池田は諦めないならどうでもいいです

衣とてるてるが削り合う中、最後にかじゅが国士で逆転とか

>>491希望

奇跡の100流局&聴牌で池田勝利

現二年の魔物は、荒川憩、天江衣、神代小蒔の三人の名前が挙がるけど、
この中で衣だけが突出してるって扱われ方はされてない感じなんだよね
で、荒川憩は「宮永照はヒトじゃない」ってコメントしてる
まあ一年の頃から全国で揉まれてた原作に比べると、ここの照は弱体化してるだろうし互角くらいなのかなあ
照は咲さんみたいに池田にわざと振り込むのは難しそうだから、原作どおりの展開だときつそう

>>1が好きなように書いてくれよ

これは照やな

衣と照で池田を3万ぐらい削ったところにかじゅの国士で飛び終了でもいいな

照=すこやん
ゆみ=レジェンド

みたいな。
圧倒的に負けるんだけど、予想外の手で一矢報いる感じ?
衣、池田はそれぞれに見せ場があるけど、基本的には二人の対決を盛り上げる為の舞台装置役

愛が強いのが勝ちだな

愛などいらぬ!

まぁダラダラ過ごしてきた奴に負けるのはショックだけどな
だから希望としては衣か池田か

照がダラダラ、は不適切な表現でした
原作の通りの久と一緒に部に居たってだけで
練習や勧誘に励んでいたのかもしれません
その辺りは私には解りかねますので
どんな生活をしてたかは不明ってことに訂正させてください
申し訳ございませんでした

中堅、副将戦もそうだけど
そういうことは明言しないで上手く地の文なりナレーションなりで誤魔化してほしい

うーん、なるほど、そういう作り方もありますねぇ
未熟で申し訳ないです

 
・決勝次鋒戦終了時鶴賀控室
 
佳織「あのぅ、これって咲さんが勝ったんですか?」
 
ゆみ「区間トップではないけど、咲の狙い通りになったはずだよ」
 
佳織「そうなんですか、良かったぁ。私、咲さんを迎えに行ってきますね」トテテ
 
睦月「ラス親で二回和了って和了り止めって、相手を舐めてるとか思われませんかね?」
 
蒲原「ちょうどチーム得点で逆転したところだから大丈夫じゃないかー?」
 
ゆみ「そうだな、『ラス親でもトップなら止めて帰って来い』という作戦ならなくもないと思いたいな」
 
モモ「咲ちゃん自身は舐めるとか舐めないとかこれっぽちも考えてないんすけどねぇ」
 
蒲原「咲ちゃんは麻雀打ってもこれといって感情が湧かないみたいだからな、勝つ嬉しさも負ける悔しさも知らない」
 
ゆみ「それでも最近はたまに『楽しかった』と言ってくれるようになったな」
 
モモ「今の試合も楽しそうだったっすよね」
 
蒲原「いい傾向だよなー」
 
ゆみ「ああ、もっと麻雀を好きになってもらえるように頑張らないとな」

なんか思いついたので1レスだけですが鶴賀の楽屋を
みなさま、大将戦の展望に関するご見解ありがとうございます
大変参考になりました
大将戦の結末は投票で決めようかなーって気になりました
投票時間ってどのくらいとるのがいいんだろう
一時間くらいにして十票くらい入るかなー?

それは後でまとめて読むわ派にはちょっとばかし辛いな…
まあでも、1さんのやりたいようにどうぞ
楽しみにしています

投票はやめたほうがいいと思う、というか個人的にはやめて欲しい
自分が投票した展開で通っても結末わかってたらやっぱり冷めるし、
まして望みどおりの結末にならないことがわかってるとなるともっとだし

どうか>>1が考える大将戦を書いて欲しい

んー、んじゃ考える間もなく冷める間もなくの安価の方がいいのかなー
 
私の考えるって言うと最初の妄想では……
あれ? これ言っちゃいけないのか? いいのか?

言わなくていいですww
>>1の考えた話が読みたいので個人的には安価もなしでお願いしたい

あかん

まぁ、書き始める前の妄想では○○が優勝だったわけですが
今は大将四人全員の優勝シナリオ書けちゃってるんすよ
どれを投下するかだけってところです
でもってみんな好きなので誰に思い入れあるってこともないし
うーむ

4パターン全部もう書けてるなら、順番に全パターン投下して欲しい。

全部って、なにそれすごい(小並感)

全部盛りでオナシャス!

面白いから気にする必要はない
>>1のさじ加減で良いと思う
>>501は大会に出場してない分、強豪校である龍門や風越より劣るのが妥当かって思っただけだから気にしないでくれ
それにしても全パターン見たいわ

まず龍門、風越、清澄優勝書いて最後に鶴賀大勝利パターンで

咲も久しぶりに始めて数ヶ月でこれだし、照が劣化してるとは思えん

白糸台で3年磨かれた原作照と比べて劣っても劣化とは言わないんじゃ…?

投下は>>517でオナシャス

説明不足でお互い認識の齟齬もありそうな感じですが
雑談が冗長気味になるのもアレなので
ほったらかしで続きを投下させて頂きますー

 
咲「加治木先輩、ちょっといいですか」
 
ゆみ「ああ、どうした?」
 
咲「清澄の大将のことなんですが……」
 
ゆみ「宮永照だったか……咲の親類かなにかなのか?」
 
咲「……私のお姉ちゃんです」
 
ゆみ「姉妹だったのか」
 
咲「でも両親が別居することになって、私は県北に引っ越してきたので、今は一緒には住んでなくて……」
 
ゆみ「いや、話し難いことは無理に話さなくていいよ」
 
咲「すみません……えっと、お姉ちゃんの麻雀なんですが」
 
ゆみ「咲みたいにカンが得意だったりするのか?」
 
咲「いえ、お姉ちゃんの能力は私のとは違って……」
 


 
県予選決勝大将前半戦
 
       【東】天江衣
【南】宮永照        【北】池田華菜       
       【西】加治木ゆみ
 
東一局  ドラ六
 
ゆみ(咲の話ではこの局の宮永照は見。敵が一人少ないんだ、和了らない手はない)
 
四五六七八⑦⑦245(赤)667 ツモ:3
 
ゆみ「リーチ」
 
打:6
 
数順後
 
ゆみ「ツモ」
 
四五六七八⑦⑦2345(赤)67 ツモ:六
 
ゆみ「リーチツモタンピンドラ2赤1裏1、4000・8000」
 
照(場の支配か……)バウーン
 
衣(盗み見か? 陋習きわまりない)フン

 
東二局  ドラ⑤
 
照「ツモ」
 
六七八②③③③234789 ツモ:②
 
照「ツモのみ、500オール」
 
東二局 一本場  ドラ中
 
照「ツモ」
 
二三四四五⑦⑧⑨123西西 ツモ:三
 
照「ツモピンフ、700オールは800オール」
 
東二局 二本場  ドラ⑧
 
池田(聴牌った、高い手!)
 
三四五(赤)六七⑤⑥⑦⑧⑧5(赤)77 ツモ:6
 
池田(ここは確実に和了っておきたいね)
 
打:7
 
照「ロン」
 
六七八八八③④⑤⑦⑧⑨56 ロン:7
 
照「ピンフドラ1、2900は3500」
 
池田(うっ、またクズ手……)
 
衣「乏しいな。清澄の大将は難物だと聞いていたが、再三の瑣末な和了、無聊の事この上ない」
 
照「……」
 
衣「闕望したよ。そろそろ御戸開きといこうか」ゴッ
 
照「くっ……」

 
東ニ局 三本場  ドラ7
 
ゆみ(一向聴から進まないまま残りのツモは海底含めてあと二回、どうなっているんだ)
 
二四四④④④⑤⑥⑦35(赤)77 ツモ:九
 
打:九
 
池田(配牌からずっと一向聴……)タン
 
衣(ふっ)タン
 
ゆみ「ポン」7‐77
 
打:二
 
池田(ばかっ、なんてことをっ!)タン
 
衣「リーチ」
 
打:西
 
照「」タン
 
ゆみ(ツモ切りリーチだと)タン
 
池田(鳴けないしっ)タン
 
衣「ツモ」
 
一二三②③⑦⑧⑨789北北 ツモ:①
 
衣「リーチ一発ツモチャンタ海底ドラ1、3000・6000は3300・6300」ゴッ

 
東三局  ドラ東
 
ゆみ(まただ、鳴けないし進まない……)
 
①①⑤⑤(赤)⑥⑦⑦⑧⑨⑨⑨中中 ツモ:発
 
打:発
 
池田(無駄ツモ……残るツモはもう一回……)
 
四四四①③⑤(赤)789中中東東 ツモ:3
 
打:3
 
衣「ポン」3‐33
 
打:7
 
池田(しまった! 海底が天江に!)
 
照「」タン
 
ゆみ(染まっていれば危ないな……)
 
①①⑤⑤(赤)⑥⑦⑦⑧⑨⑨⑨中中 ツモ:5
 
ゆみ(風越の、鳴けないか?)
 
打:⑤
 
池田(惜しい……)
 
四四四①③⑤(赤)789中中東東 ツモ:6
 
池田(鶴賀はピンズ……これはどうだ!)
 
打:①
 
衣(海底を気にして右往左往、まるで白痴)
 
ゆみ「ポ――」
 
衣「ロン」
 
②③345(赤)西西西東東 3‐33 ロン①
 
衣「西ドラ2赤1、8000」

 
東四局  ドラ1
 
衣(今局は僅かながら山の中が不鮮明。衣の支配に干渉するは……清澄か)
 
照「……」
 
衣(しかし残るは海底、リーチしてツモれば終わり)
 
衣「リーチ」
 
打:7
 
照「ツモ」
 
七八九②③④3456789 ツモ:9
 
照「ツモのみ、300・500」
 
衣(和了っただと! 所詮は蟷螂の斧だが……生猪口才!)

 
南一局  ドラ⑦
 
照(一向聴地獄、何とか抜け出せたけど……)
 
⑦⑧⑧⑨⑨12345中中中 ツモ:4
 
打:5
 
ゆみ(やはり自然に進めてはダメなのか?)
 
一一一二二三四五(赤)⑤⑦677 ツモ:⑧
 
打:⑤
 
衣「ポン」⑤‐⑤⑤(赤)
 
打:②
 
照「」タン
 
ゆみ「」タン
 
池田(ど真ん中鳴かれて、苦しくなったし)
 
七八九②②④④⑥⑨⑨789 ツモ:⑧
 
打:⑥
 
衣「チー」⑥‐⑤(赤)⑦
 
打:③

 
池田(うっ、天江の海底コース、しかもドラ3!)
 
照(……ツモ切り)
 
打:④
 
池田(清澄の、GJだし!)
 
池田「ポン」④‐④④
 
打:⑨
 
照「ポン」⑨‐⑨⑨
 
打:⑦
 
池田(なんで戻すんだよっ!)
 
ゆみ(ドラ打ち……安くしとくから差し込めってことか)
 
一一一二二三四五(赤)⑦⑧677 ツモ:二
 
ゆみ(ふぅ……わかったよ、お姉ちゃん)
 
打:⑧
 
照「ロン」
 
⑧⑧12344中中中 ⑨‐⑨⑨ ロン:⑧
 
照「中のみ、1300」
 
衣(衣の親が流された……有象無象のやからに)

 
南二局  ドラ九
 
照「ツモ」
 
四五六七八③③③⑦⑦234 ツモ:三
 
照「ツモタンヤオ、1000オール」
 
南二局 一本場  ドラ4
 
照「ツモ」
 
一二三2347778東東東 ツモ:9
 
照「ツモ東ドラ1、2000オールは2100オール」

 
南二局 二本場  ドラ一
 
照(いつも通りの手作りができない、支配を崩せていない……)
 
二三九③④⑤(赤)⑦⑧⑨1178 ツモ:9
 
照「リーチ」
 
打:九
 
衣(自ら枷で縛れば、衣に生殺与奪の権を握られるのだぞ。それを解ってのリーチなのか?)
 
ゆみ(順目こそ遅いが、この重苦しいツモでよく聴牌できるものだな)
 
一二七八九九⑤⑦⑦⑧⑨⑨⑨ ツモ:南
 
ゆみ(ただリーチとは……打点を上げるのに苦労しているな。まだ流れは天江か……)
 
打:九
 
池田「」タン
 
衣(危機感の足らぬ三下奴、どうしてくれよう)
 
三四五(赤)③④⑤(赤)345(赤)89南南 ツモ:2
 
打:9

 
照(残るツモはもう一回……)
 
打:南
 
ゆみ(合わせ打ち……)
 
打:南
 
衣「ポン」南‐南南
 
ゆみ(しまった、海底狙いの二鳴きか!)
 
衣(ん? 衣が和了ってしまってもいいが、愉快な趣向が照覧できるかもな)
 
打:2

 
池田「ポン」2‐22
 
打:中
 
衣(動いたか……)ニヤ
 
三四五(赤)③④⑤(赤)345(赤)8 南‐南南 ツモ:6
 
打:三
 
照(ツモれない……)
 
打:発
 
池田「ポン」発‐発発
 
打:5
 
衣(ここが清澄の本来のツモか)
 
四五(赤)③④⑤(赤)345(赤)68 南‐南南 ツモ:四
 
打:五(赤)
 
照「っ……」
 
打:8
 
池田「ロン」
 
2346668 発‐発発 2‐22 ロン:8
 
池田「緑一色、32000は32600」

 
南三局  ドラ三
 
池田(これで大将戦開始から一万点くらい浮いた、この調子で稼ぐし)
 
ゆみ(清澄が沈んでトップが転がり込んだが、さて、どうなるか……)タン
 
池田(おお、いい配牌じゃないか!)
 
三六七八①⑤⑦⑧135(赤)68 ツモ:三
 
打:①
 
衣「風越の、ご機嫌じゃないか。先刻の和了、己の力だとでも思っているのか?」
 
池田「じゃなきゃなんだよ」
 
衣「笑止、衣が余興をやらせただけのこと、勘違いするな」
 
衣「ポン」①‐①①
 
打:2
 
照「」タン
 
ゆみ「」タン

 
池田(いきなり鳴かれたけど、一向聴だし! 迷うことなんてない!)
 
三三六七八⑤⑦⑧135(赤)68 ツモ:7
 
打:⑤
 
衣「ポン」⑤‐⑤(赤)⑤(赤)
 
打:4
 
照「」タン
 
ゆみ「」タン
 
池田(無駄ツモなしで聴牌だし!)
 
三三六七八⑦⑧135(赤)678 ツモ:4
 
池田「リーチ」
 
打:1
 
衣「あまり調子に乗るな、ロン」ドカッ
 
1白白白西西西 ⑤‐⑤(赤)⑤(赤) ①‐①① ロン:1
 
衣「白西トイトイ赤2、12000」ゴォォ

 
南四局  ドラ④
 
衣「ポン」南‐南南
 
打:3
 
照(ダブ南……)タン
 
ゆみ(鳴かせてしまった……)タン
 
池田(ラス親で連荘したいってのに……)タン
 
衣「ツモ!」ドン
 
八八①①①⑤⑤(赤)111 南‐南南 ツモ:⑤
 
衣「ダブ南トイトイ三暗刻赤1、3000・6000!」カッ

 
 
県予選決勝大将前半戦終了

龍門渕高校  132400(+31200)
鶴賀学園   121000(+3700)

清澄高校     88100(-26800)
風越女子     58500(-8100)

池田ァ!

んで、あとは
6日(水)8日(金)10日(日)に投下して大将戦終わらせます
10日(日)はちょっとした投票がある予定です

おつやでー

乙でー


贔屓目なのか、いつになく荒ぶってる衣さん。咲がいないからか?

乙!

照さんが麻雀楽しませる展開くるでこれ

これ咲じゃなくても止められるのか?ゆみ池田はおろか照でも無理ゲーじゃろ?腕の見せどころだなイチ乙

 
池田(役満を和了ったのにマイナス収支って、滅茶苦茶じゃないか……)ジワ
 
美穂子「華菜、来てしまったわ……」
 
池田「キャプテン……」
 
ゆみ(私たちは外そうか)
 
照(うん、そうだね)

 
 
照「風越の人、大丈夫かな?」

 
ゆみ「精神的なダメージは一番大きいかもしれないな、なんとか立ち直って欲しいが……」
 
照「立ち直って欲しいの?」
 
ゆみ「二人が諦めてしまったら、天江とサシの勝負になってしまう、寒気がするよ」
 
照「そっか、少なくとも私はまだ戦える」
 
ゆみ「照にそう言ってもらえるなら心強いな」

 
照「えっ」
 
ゆみ「ん?」
 
照「いや、いきなり名前で呼ばれたから、ちょっと驚いた」
 
ゆみ「失礼だったか、うちの部員にも宮永さんが居るんだ、ややこしいので許して欲しい」
 
照「そうだった……あの、えっと……」
 
ゆみ「その話は試合が終わってからゆっくりとしよう、今はあまり時間がない」
 
照「……うん」
 
『まもなく後半戦を開始します、出場選手は対局室に入室してください』
 
ゆみ「ではあと半荘、気合を入れて天江を引きずり降ろそうか」
 
照「でも私は器用なことはあまり得意じゃない」
 
ゆみ「なにもコンビ打ちしようって話じゃない、お互い自分の勝利に向かって打てれば、天江に紛れを与えることもあるさ」
 
照「うん、がんばろう」

 
モモ「先輩に会いに来てみれば他校の女と親しげに……なんすか、あの女!」
 
和「私の大切な先輩です、あの女呼ばわりはやめていただけますか」
 
モモ「うおっ、清澄のおっぱいさん!」
 
和「おっぱい、さん? そ、その呼び方もやめてくださいっ!」カァァ
 
モモ「やっぱり見えるんすねぇ」
 
和「見えるとか見えないとか、そんなオカルトありえません」
 
モモ「ところであの二人って初対面っすよね?」
 
和「ええ、たぶんそうだと思いますが……」
 
モモ「闘牌を通じて愛が芽生えたとかっすか!? 略奪されるっすか!?」
 
和「あ、愛ですかっ!? 先輩は私のです! そんなオカルトありえませんっ!」
 


休憩時間の種蒔き回でした
短くて申し訳ないですー
かじゅ照、和照は見たことないな
和モモはいいのありましたね
あれって完結したのかな
 
ではまた

おつかれ

和「姉妹丼も」
和「アリですね」

おつやでー

あらヤダこの照素直で可愛い
かじゅ照はな…キャプ咲みたいなものか
>>549ヤメロ

サンキューテッルラブリーテッルアイラブテッル

ttp://i.imgur.com/KGfB70X.jpg

ファッキュー淫ピ

小ネタ浮かんだ、姉妹丼かぁ、美味いかもな

 
県予選決勝大将後半戦
 
        【東】天江衣
【南】池田華菜        【北】宮永照
        【西】加治木ゆみ
 
東一局  ドラ2
 
衣「チー」五(赤)‐四六
 
打:8
 
池田「」タン
 
ゆみ(もう何順も一向聴から動かない……この局は海底狙いか)
 
七八九③⑤⑦⑨⑨23466 ツモ:五
 
打:五
 
衣「ポン」五‐五五
 
打:六
 
池田(天江に海底が回った……)タン
 
ゆみ(くっ……)タン
 
照「」タン
 
衣「ツモ」
 
八555777 五‐五五 五(赤)‐四六 ツモ:八
 
衣「タンヤオ海底赤1、2600オール」

 
東一局 一本場  ドラ9
 
池田(クズ配牌で聴牌どころか鳴くことすらできない、どうすればいいんだよ……)
 
衣(風越は意気消沈か、ならば次は不遜にも衣の支配に干渉してくる清澄を躾けてやる)タン
 
池田「」タン
 
ゆみ「」タン
 
照「」タン
 
衣「ロン」
 
四四五(赤)六七⑤(赤)⑥⑦24567 ロン:3
 
衣「タンヤオ三色赤2、12000は12300」ゴッ
 
東一局 二本場  ドラ①
 
衣「ロン」ドカッ
 
二二①①②②③③5(赤)67東東 ロン:東
 
衣「ダブ東一盃口ドラ2赤1、18000は18600」ゴォッ
 
照「……」ジャラ
 
ゆみ(早すぎる、照は大丈夫なのか)ジッ
 
照(まだやれる……チャンスは必ずある)

 
東一局 三本場  ドラ⑨
 
池田(矛先が清澄に移った……たった二局で三万点以上の放銃なのに清澄の表情は変わらない、諦めてない)
 
池田(あたしはこのまま終わってしまっていいのか? いや、いいわけないし!)
 
池田「にゃーっ!!」
 
衣(咆号……?)
 
池田(まだまだ華菜ちゃんも頑張るぞ……)
 
六七九③③⑥⑧888中南西 ツモ:七
 
打:南

 
 
池田(手変わりを繰り返して十一順、ついに最高形……)

 
七七八八九九③⑦⑧⑨178 ツモ:1
 
池田「リーチせずにはいられないな」ピッ
 
打:③
 
ゆみ(なぜそういうことを口に出す、大物手だと悟られるだろうに)タン
 
照(時には気合も大事)タン
 
衣「」タン
 
池田「ツモ」
 
七七八八九九⑦⑧⑨1178 ツモ:9
 
池田「リーチ一発ツモピンフ純チャン三色一杯口ドラ1裏2、8000・16000は8300・16300」カッ
 
池田「天江、役満くらい自分の力だけで和了れるんだぜ」

 
東二局  ドラ六
 
ゆみ(七対子になったか……)
 
三三七八③④④⑤⑤(赤)4466 ツモ:八
 
打:七
 
照(今までほど抑圧されている感じはない……)
 
一二三四五五③⑤78999 ツモ:⑥
 
打:③
 
ゆみ「ロン」
 
三三八八③④④⑤⑤(赤)4466 ロン:③
 
ゆみ「タンヤオ七対子赤1、6400」
 
ゆみ(すまない、見逃すほどの余裕はない)
 
照(いい、和了れるのは支配が揺らいでる証拠)

 
東三局  ドラ3
 
衣(清澄を瞻っていたら、他に連続で和了られた……しかし、清澄の失点も甚大)
 
衣(なのに何故、奴の貌は絶念の色に染まらんのだ……)
 
ゆみ「チー」⑦‐⑧⑨
 
打:一
 
ゆみ「チー」②‐①③
 
打:三
 
照「」タン
 
衣「」タン
 
ゆみ「ロン」
 
五(赤)345(赤)東東東 ②‐①③ ⑦‐⑧⑨ ロン:五
 
ゆみ「ダブ東ドラ1赤2、12000」
 
衣(……奴儕は一体何から光明を得ていると言うのだ)ジャラ

 
東三局 一本場  ドラ南
 
照「ツモ」
 
四五六八八八③④⑤1266 ツモ:3
 
照「ツモのみ、300・500は400・600」
 
池田(安っ!)
 
ゆみ(始まるのか、ここから照の巻き返しだな)
 
東四局  ドラ⑦
 
照「ツモ」
 
六七八③④⑨⑨234789 ツモ:⑤
 
照「ツモピンフ、700オール」
 
東四局 一本場  ドラ六
 
照「ロン」
 
三四五(赤)②③④⑤⑥12399 ロン:①
 
照「ピンフ赤1、2900は3200」
 
池田(安い手ばかりだけど三連荘、なんなんだ?)ジャラ
 
東四局 二本場  ドラ中
 
照「ツモ」
 
二二二七九⑦⑧⑨44789 ツモ:八
 
照「ツモ三色、2000オールは2200オール」

 
東四局 三本場  ドラ2
 
照「ツモ」
 
③④⑤(赤)⑨⑨34555白白白 ツモ:⑨
 
照「ツモ白赤1、2600オールは2900オール」
 
衣(前半には気付かなかったが、僅かずつ打点を上げているのか……これが清澄の支配)
 
東四局 四本場  ドラ四
 
衣(互いの支配、正面から相克すれば勝つのはどちらかな?)
 
一二三四五六⑤⑥⑥⑦⑦55 ツモ:四
 
打:一
 
池田「」タン
 
ゆみ「」タン
 
照(良かった、ダマでも充分)
 
二三五六七八345(赤)6788 ツモ:四
 
打:八
 
衣「ツモ」
 
二三四四五六⑤⑥⑥⑦⑦55 ツモ:⑧
 
衣「ツモタンピンドラ2、2000・4000は2400・4400」
 
照「……」
 
衣(清澄の連続和了、止めたぞ)フフッ
 
ゆみ(確かに和了ったのは天江だ、しかし本来のお前ならリーチ一発ツモ海底――、じゃないのか?)

 
県予選決勝大将後半戦東四局終了
龍門渕高校  145800(+44600)
鶴賀学園   119700(+2400)
風越女子    77000(+10400)
清澄高校    57500(-57400)

 
 
いったん区切りますね、次は南場全部やります

次の投下では投票があります
10日(日)の21時に投下途中で投票になる予定です
お暇な方は除いてくださいませ
 
ではまた

おつやでー

本来のころたんなら海底?ころたんの売りって海底だけじゃなく高速高火力ってどっかで聞いたんだけど

衣の海底は衣を象徴する『技』であって能力の本質というわけじゃないよ。
衣の能力は支配によるイーシャンテン地獄と高火力、あと他家の点数を感じとること。出和了もツモもするから海底をしなきゃ本来の打ち筋じゃないって訳ではない。

ゆみから見て「本来は」って思ってもしょうがない気がする
前半で海底ばっかりだからそう思いこんでたって事じゃないかな

実際は上で言ってる通りだし、たまたま照を止める為に海底捨てたみたいに見えてるだけで、これはゆみちゃん勘違いコース可愛い

咲然りころころ然り上手く捉えてるね
イチオツだわ

なるほど、最後の東四局四本場は確かに言葉が足りてないですね
筆力がなくて本文で表現できてないからって説明しちゃうのは野暮なんですが
かなり順目が進んでる、鳴きが入ってない、を解りやすく伝えるべきでした
なので高速ころたんじゃなくて海底コースなのにそこで和了っちゃうの?
って感じです

なるほどなー
このリハクの目を持ってしても、見抜けなかった

ちょこっと直しただけですが、こっちの方が少しはマシでしょうか

 
 
東四局 四本場  ドラ四

 
衣(互いの支配、正面から相克すれば勝つのはどちらかな?)
 
二三四四五六⑤⑥⑥⑦⑦55 ツモ:七
 
打:七
 
池田(もうツモもあまり残ってないのに聴牌できない)タン
 
ゆみ(鳴くこともできないな、このままでは天江の海底コースだ)タン
 
照(良かった、ダマでも充分)
 
三五六七八八九345(赤)678 ツモ:四
 
打:九
 
衣「ツモ」
 
二三四四五六⑤⑥⑥⑦⑦55 ツモ:⑧
 
衣「ツモタンピンドラ2、2000・4000は2400・4400」
 
照「……」
 
衣(清澄の連続和了、止めたぞ)フフッ
 
ゆみ(確かに和了ったのは天江だ、しかし本来のお前ならリーチ一発ツモ海底――、じゃないのか?)

続きはよ

 
南一局  ドラ⑧
 
衣(この親で幾許か加点すれば、あとは流したって奴儕の命脈は尽きる)
 
三五五(赤)⑤(赤)⑤(赤)5(赤)666888発西
 
打:発
 
池田(また配牌が酷くなってるし、どうなってんだ)
 
二六八九②⑦39南西西北北 ツモ:西
 
打:②
 
ゆみ(風越もクズ配牌か、表情に出しすぎだ……)
 
一一二五①⑤9白発中南南北 ツモ:⑧
 
打:五
 
衣「ポン」五‐五五(赤)
 
打:三
 
池田(ダブ南……鳴いていくか)
 
二六八九⑦39南西西西北北 ツモ:南
 
打:3

 
ゆみ(国士にも素直にはなってくれないか)
 
一一二①⑤⑧9白発中南南北 ツモ:七
 
打:七
 
照「チー」七‐六八
 
打:四
 
衣「」タン
 
池田(意外にまとまってきたし……)
 
二六八九⑦9南南西西西北北 ツモ:七
 
打:9
 
ゆみ(やっと九種か、これは無理か?)
 
一一二①⑤⑧9白発中南南北 ツモ:九
 
打:⑤
 
衣「ポン」⑤‐⑤(赤)⑤(赤)
 
打:西
 
池田「……」ピク

 
池田(西じゃなくて南を頼むし……)
 
二六七八九⑦南南西西西北北 ツモ:東
 
打:⑦
 
ゆみ(西に腰を使ったな、風牌を鳴きたいのか?)
 
一一二九①⑧9白発中南南北 ツモ:三
 
ゆみ(天江はもう聴牌している可能性が高い、かき回してみるか)
 
打:南
 
池田「ポン」南‐南南
 
打:二
 
ゆみ(マンズ染めか? もうひとつ、サービスだ)
 
一一二三九①⑧9白発中南北 ツモ:四
 
打:北
 
池田「ポン」北‐北北
 
打:九
 
衣(風越から感じる澎湃たる気運! 鶴賀め、小賢しい真似を)

 
ゆみ(さすがに振り込みたくはない、これ以上は自力で頑張ってくれ)
 
一一二三四九①⑧9白発中南 ツモ:中
 
ゆみ(ついでに照にもアシスト……ドラしかないな)
 
打:⑧
 
照「チー」⑧‐⑥⑦
 
打:⑨
 
衣(ぐっ! 掴まされた!)
 
5(赤)666888 ⑤‐⑤(赤)⑤(赤) 五‐五五(赤) ツモ:東
 
衣(風越の気配は強大、振り込めない……ならば)
 
衣(なにっ、こっちも、清澄か!)
 
打:6
 
照「ロン」
 
⑥⑦⑧6777 ⑧‐⑥⑦ 七‐六八 ロン:6
 
照「タンヤオドラ2、3900」
 
池田(流されたし!)ガクゥ

 
南二局  ドラ九
 
衣(今度こそ完璧に支配してやる!)ゴォォ
 
池田(白は序盤に対面から鳴けたけど、その後はほとんど進んでない……)
 
112789発発中中 白‐白白 ツモ:一
 
打:一
 
ゆみ(不味いな、このままだと海底が天江に回ってしまう)
 
三三①①④④④⑥⑦⑧46 ツモ:北
 
打:北
 
照(聴牌……)
 
七八九⑤⑤(赤)⑥⑨⑨23344 ツモ:2
 
打:⑤
 
衣(さて……)
 
五五(赤)九九⑤⑤(赤)⑦55(赤)発発中中 ツモ:北
 
衣「リーチ」
 
打:北

 
池田(あたしが鳴いた所為で……)
 
112789発発中中 白‐白白 ツモ:②
 
打:②
 
ゆみ(天江にツモられるくらいなら差し込んだ方がマシだな)
 
三三①①④④④⑥⑦⑧46 ツモ:九
 
ゆみ(照が聴牌ってるなら、ここだろう)
 
打:④
 
照「ロン」
 
七八九⑤(赤)⑥⑨⑨223344 ロン:④
 
照「ピンフ一盃口ドラ1赤1、7700」
 
ゆみ(今回は小さく刻まず一気に打点を上げてるんだな……)
 
衣(なんだこれは……汲々とした和了と陋劣な小細工じゃないか、何故そんなもので衣の支配が綻ぶ?)

 
南三局  ドラ6
 
照(あの子相手に連続和了はいつまでも続かない、ならできる限り早く一気に得点する)
 
一一三四五(赤)⑦⑧⑨4567西 ツモ:5
 
照「リーチ」
 
打:西
 
衣(ダブリーだと!?)タン
 
池田(苦しい、けど諦めないし)タン
 
ゆみ(ふふっ、勘弁してくれよ)タン
 
照「ふんっ」ギュオオォ
 
照「ツモ」
 
一一三四五(赤)⑦⑧⑨45567 ツモ:6
 
照「ダブリー一発ツモピンフドラ2赤1、4000・8000」ゴッ

 
 
県予選決勝大将後半戦南三局終了

龍門渕高校  136900(+35700)
鶴賀学園   104000(-13300)

清澄高校     86100(-28800)
風越女子     73000(+6400)

 
南四局  ドラ一
 
照(ここで18000点、次で24000点、ツモればそれで届く)
 
衣(勇往邁進すべきなのだろうが、最後にもう一度だけ清澄とやり合ってみたい)
 
池田(天江に役満をぶち当てて、華菜ちゃんの逆転優勝だし!)
 
ゆみ(役満出和了りでは少し足りないか、先程の親かぶりが幾分痛いな……)
 
タンタンタンタンタンタンタンタンタンタンタンタン……
 
十六順目
 
照(マンズなら何をツモっても聴牌なのに……)
 
二三四四五五五七七七八八九 ツモ:中
 
打:中
 
衣(枯寂に場が進んでいく、他家に生々発展の気運はあるが和了に至るまでの気配なし)
 
二三六六六⑤(赤)⑤(赤)⑥⑥⑥666 ツモ:九
 
打:九

 
池田(天江、掴まないかな……)
 
一九①⑨19白発中東南南西 ツモ:2
 
打:2
 
ゆみ(やっと来たか)
 
一一⑤⑨⑨⑨111北北西西 ツモ:北
 
ゆみ(天江が振り込んでくれる可能性は低いか……リーチはあまり意味がないな)
 
打:⑤
 
照(聴牌、ツモはあと一回)
 
二三四四五五五七七七八八九 ツモ:八
 
打:九
 
衣(優勝劣敗、衣の勝ちだな)
 
二三六六六⑤(赤)⑤(赤)⑥⑥⑥666 ツモ:七
 
衣「リーチ」
 
打:七

 
照(あっ……咲みたいにできたら、トップから直撃を取れる)
 
照「カン」七‐七七七
 
衣(なんだとっ!?)
 
カンドラ6
 
照(できたら、じゃない。やるんだ)
 
二三四四五五五八八八 七‐七七七 ツモ:八
 
照「もひとつカン」
 
カンドラ四
 
二三四四五五五 [八八八八] 七‐七七七 ツモ:五(赤)
 
照「もひとつカン」
 
カンドラ西

 
衣(気絶怪絶! 静寂に満ちていた場が乱された! 事に依っては衣の元にある和了の気運、横奪される!) 

>>1です
ここで投票になります
改めて状況を整理しますと

 
 
ドラ一6四西

 
天江衣 135900
 
二三六六六⑤(赤)⑤(赤)⑥⑥⑥666 (リーチ、一四待ち)
 
加治木ゆみ 104000
 
一一⑨⑨⑨111北北北西西 (一西待ち)
 
宮永照 86100
 
二三四四 [五五五五(赤)] [八八八八] 七‐七七七 (一四待ち)
 
池田華菜 73000
 
一九①⑨19白発中東南南西 (北待ち)
 
供託 1000(リー棒)

照の次のリンシャンツモが何かを投票してもらいたいと思います
流局はありません、誰かが和了ります
全員に優勝の可能性があります
どの選択肢とは言いませんが、池田が勝つシナリオもあります
 
a.一
b.四
c.東
d.南
e.西
f.北
g.ツモとか展開とかどうでもいいし、華菜ちゃん優勝!
 
どれを選んでも常識を逸脱するような展開にはなりません
例えに使っちゃいますがa.一になった場合
普通に考えればリンシャンツモで照の和了りだと解ると思います
ものすごくあっけないですが、その通りになります
ツモった一を叩き切るような超展開にはなりません
 
投票時間は2013/02/10(日) 21:00:00.00~22:00:00.00です
時間内でも有効投票が15票入ったら締め切りとします
一人一票でお願いします
 
同数票になった場合は私が適当に選びます
結果が確定したら続きを投下します
短いのですぐ終わります

eで

e

>どの選択肢とは言いませんが、池田が勝つシナリオもあります
ムスビ うそをつけっ

投票は21時から

スマンな、gで

e

dで

e

e

a

e

この展開ならbかな

a

途中経過
 
>>587 g
>>588 e
>>589 d
>>590 e
>>591 e
>>592 a
>>593 e
>>594 b
>>595 a
>>596 e
 
今のとこeが5票でダントツっすね

eで

g………じゃなくてe

決まった?

e

>>587 g
>>588 e
>>589 d
>>590 e
>>591 e
>>592 a
>>593 e
>>594 b
>>595 a
>>596 e
>>598 e
>>599 e
>>601 e
 
a 2票
b 1票
d 1票
e 8票
g 1票
 
で確定でしょうかね

case e
 
照(ツモれば優勝だ、ツモってしまえ!)

 
 
ギュオオオオオオォォォッ

 
 
照「うっ……」

 
 
照(咲なら……ツモってたのかな……)

 
 
ポロッ

 
 
 
コトッ

 
打:西

 
 
ゆみ(くっ、一翻足りない……リーチするべきだったか)

 
 
衣「なんだ、衣に危急存亡を感じさせた振る舞いもそこまでか」

 
照「っ……」
 
衣「では、遠慮なく最後の牌は頂くぞ」

 
ゆみ「ちょっと待ってもらえないか」
 
衣「どうした? 別に構わないが」
 
ゆみ「すまない」
 
照「……」ズーン
 
ゆみ「照、まだ試合の途中だぞ、気を抜くんじゃない」
 
照(そうだ、最後の一牌まで諦めちゃダメだ……咲やチームの皆に情けない姿を見せるところだった)
 
照「ごめん、ありがとう。もう大丈夫」
 
ゆみ(うん、いい目に戻った)
 
衣「用向きは済んだか、そろそろ再開といこうか」
 
ゆみ「そうだな」
 
衣「では」
 
ゆみ「西、ポンだ」西‐西西
 
打:1
 
衣「なにっ!?」

 
照「これって……」
 
ゆみ「別に照のためにやったわけじゃないよ」
 
池田「なるほどな、天江なら100%海底ツモで和了ってしまうから清澄へってことか」
 
ゆみ「そんなところだ」
 
池田「清澄、早くツモって切れよ。振り込むんじゃないぞ、流局で仕切り直しだし!」

 
 
照(そういうことなのか……でも、悪いけど私が和了る確立は200%ってところかな)ボッ

 
 
ギュオオオオオオオオオオオオォォォォォォッ

 
 
照「ツモ」

 
二三四四 [五五五五(赤)] [八八八八] 七‐七七七 ツモ:四
 
照「清一タンヤオ三槓子海底ドラ3赤1、16000オール」ゴォォッ

 
 
オオォ

 
『親の数え役満が飛び出しましたーっ!』
『見事に海底牌でツモ和了りです!』
『県予選団体戦はこれで完全決着!』
『そして試合の最終結果は――』

 
 
県予選決勝大将後半戦終了

清澄高校    135100(+20200)
龍門渕高校  119900(+18700)
鶴賀学園    88000(-29300)

風越女子     57000(-9600)
 
『清澄高校の逆転優勝です!!』

 
オオオォ

私の妄想にみなさまの意志が加わりこんな結果になりました
ちょこっとでもエピローグ的なものは書かないとですかね
これから取り掛かるのでいつになるか解りませんです
 
ではまた


鶴賀が優勝する選択肢かと思ったら全然違ったでござる

この照ぜったい咲が好きだろww
とりあえず乙

西で上がると
役牌 トイトイ 三暗刻 混老頭 ドラ5か?


>>505みたいな各校の楽屋裏見たいな

鶴賀逆転にはツモしかなかったかな

投票、もっとバラけると思ったけど、どうしてこんなに偏ったんだろう?

みんな鶴賀押しでe
→期待値なんて考慮しとらんよ・・・て感じ?

gで本当に池田ァが勝ったのか知りたいね、まぁeにしたんだが

しっかり確認しとけばeじゃ逆転には足りないって気づけたはずだがね

今朝読んでてeはねーだろって思いながらスクロールしてったらeまみれだった時の絶望感

展開をあんかで決められると萎える

これ正解は南だったってことでおk?

南だと池田がポンすれば海底ツモれるかも
北なら池田が得点差的に和了れないから
かじゅがカンして嶺上開花

つまり、かじゅの和了は池田が鍵だったんだよ!!

南で流局狙いで池田がポンしてかじゅが海底ツモ、が鶴賀の勝ちルートかな

>>619
たぶん完璧

 
衣(敗衄……衣は、負けたのか……)ジワッ
 
照(あぁっ、泣かせちゃったのかな)オロ
 
ゆみ「天江、負けてしまったが楽しかったな」
 
衣「……楽しい?」
 
ゆみ「ん? 何か変か?」
 
衣「衣と麻雀を打って……楽しい?」
 
ゆみ「そうだよ、君も居たから最高に楽しめた」
 
池田「うん……あたしも楽しかったし!」ニカッ
 
衣「衣は酷いことも言ったのに、お前もなのか……」
 
池田「次に打つ時はぶちのめして、罵ってやるから気にすんな」
 
衣「えっ、また一緒に打ってくれるのか?」
 
ゆみ「その時は私も誘ってもらいたいな」

 
衣「そ、そうか……清澄の、お前も楽しめたのか?」
 
照「もちろん、また打とうね」
 
衣「……みんな、名前を教えてくれないか」
 
照「私は照、宮永照」
 
衣(照、ゆみ、池田……)
 
照「楽しかったね」
 
衣「うんっ! 楽しかった!」

 
 
「「「「ありがとうございました!!」」」」

 
 
照「ゆみ、少し時間もらってもいいかな」

 
ゆみ「ああ、行こうか」
 


 
優希「宮永先輩、迎えに来たじぇ! って、アレ?」
 
久「あら、居ないわねぇ」
 
まこ「途中でも会わなんだし、どこ行ったんじゃ?」
 
和(……嫌な予感がします)
 
モモ「先輩も居ないっす、緊急事態っす!!」
 
優希(人が出たじょ)
 
久(人が出たわ)
 
まこ(人が出おった)
 
和「捜しに行きます!」ダッ
 
モモ「私も行くっすよ! おっぱいさん!」ダッ
 
優希(おっぱいさん?)
 
久(おっぱいさん?)
 
まこ(おっぱいさん?)
 


 
モモ「見つけたっす、やっぱり一緒っす!」
 
和「手遅れにならないうちに、突撃しましょう」
 
モモ「心得たっす!」
 
和モ「「せんぱーい!!」」
 
ゆみ「モモ……」
 
照「和……」
 
和「先輩! 試合が終わったばかりなのに何をフラフラしてるんですか!」
 
照「私は別にフラフラなんて……」
 
和「さぁ、みんなのところに戻りますよ」グイグイ
 
照「わかった、戻るから引っ張らないで」ズルズル
 
ゆみ(迫力のある子だな、いろいろと……)
 
照「ゆみ、話の続きは次の機会にね」
 
ゆみ「ああ、またな、照」

 
和「!?」
 
モモ「なななんで、ナチュラルに下の名前で呼び合ってんすか!?」
 
ゆみ「特に何かあるわけじゃない、気にするな」
 
モモ「何かってなんすか!」
 
ゆみ「モモ、ちょっと落ち着いてくれ……清澄の二人はもう行ったか」
 
モモ「えっ?」
 
ゆみ「私も全く落ち込んでないというわけではないんだ……」フゥ
 
モモ「あ、ごめんなさいっす、試合お疲れ様っす」
 
ゆみ「……」
 
モモ「……」
 
ゆみ「負けて悔しいというより、残念な気分だ」
 
モモ「先輩……」
 
ゆみ「行きたかったな、みんなで全国に」
 


 
ゆみ「戻ったよ」
 
咲「お疲れ様です」
 
睦月「お疲れ様です」
 
佳織「お疲れ様ですー」
 
ゆみ「負けてしまったよ、不甲斐なくてすまない」
 
咲「何言ってるんですか、大健闘だったじゃないですか」
 
蒲原「それにここまで来られたのもユミちんの作戦のおかげだ、謝ることなんて何もないぞー」ワハハ
 
睦月「うむ」
 
ゆみ「このチームでの戦いは終わってしまったが、私は皆とのつながりを終わりにしたくない」
 
蒲原「私もだぞー」
 
ゆみ「だからこれからも皆と一緒にいたいんだ、今まで通りよろしく頼む」
 
モモ「当然っすよ」
 
ゆみ「モモ……」

 
モモ「先輩には私を部に引っ張り込んだ責任があるっす、大会が終わったからサヨナラなんて許すわけないっす!」
 
ゆみ「……そうだな」
 
モモ「だから一緒にいましょう! この夏も秋もその後も!」
 
佳織「ふふっ、加治木先輩、大変ですねぇ」
 
モモ「そこっ! 他人事じゃないっすよ、かおりん先輩には咲ちゃんを引っ張り込んだ責任があるっす!」
 
佳織「あー、それ私かぁ、よくわかんないけどがんばるよ」
 
咲「あはは……」
 
モモ「それに蒲原部長も! むっちょん先輩も!」
 
蒲原「おー」
 
睦月「うむ」

 
 
モモ「これからもずっと、みんな一緒っすよ!!」

 
 
 
カン


え?…………え?これで終わり?
その後とか別ルートやってくれるよね?



というのは別にしてとりあえず完結お疲れ様です


鶴賀優勝パターンと咲みはるんはよ

おつ

合宿編が読みたい
宮永姉妹にのどっち大興奮

おつ
楽しく読ませてもらいました

>>631
かおりんが許さないよ


楽しかったわ

終わりの挨拶を忘れてました
 
皆様のご声援のおかげで完結することができました
お読みくださった全ての方々に感謝の意を表します
ありがとうございました

これで完全完結なのか・・・乙


おもしろかったー

お疲れさまでした。存分に楽しませて頂きました


おもしろかった

なんだか打ち切りENDみたい



面白かった。

なんか、個人戦とか見てみたいな~

絶対打ち切りだろww
ゆっくりでも良いから未春と咲の話をくれい

繋がった、そうだレスをしよう
>>629
その後っていうか小ネタはちょっとだけあるので出しますよ
>>629>>630
投票のやつの別のケースですよね、みなさん見たいのでしょうか?
>>630>>642
咲みはるんは私も読んでみたいくらいなのですが
山場にできるようなネタが思いつきません、山なしでダラっとは苦手です
>>631
合宿は今朝なんか思いついた
カツ丼さんに「優勝の鶴賀主催で合同合宿やれ」って言われて
ノウハウ、金、人脈、何もない鶴賀が悪戦苦闘な話
でもここじゃ清澄が優勝なのでここの続きじゃできないですね
あと、咲と照の絡みは無理ですね
照が咲のことどう思ってるかよく解ってないです
正直、照の口調すら自信なかったです
>>640
普通の作者さんなら全国も書くでしょうからそう感じられても仕方ないですね
でも>>1で宣言してる通り最初からここで終わりの予定だったんですよ
それなりに明るい未来を想起させるなら終わりはこんな感じかと
>>641
個人戦はあんまり燃えないかなーって
咲はアシストに徹するんでしょうけど、それで勝ち抜けても大喜びはできないかなって
>>642
ちゃいますって、予定通りです、急な打ち切りとかじゃないです

んじゃ、小ネタをひとつ

 
・連続和了
 
咲「モモちゃん、雀荘はどうだった?」
 
モモ「雰囲気は良かったっすよ、店番してたの高校生の女の子だったっすし」
 
咲「そうなんだ、打った相手はどんな感じなの?」
 
モモ「いろんな人が居たっすけど、結構勝てたっすよ」
 
咲「強い人とか居なかったの?」
 
モモ「あぁ、一人ものすごい人が居たっす」
 
咲「へぇ、どんな人?」
 
モモ「何回も連続で和了るんすよ、全然止められなかったっす」
 
咲(えっ、それってもしかして……)
 
モモ「親で六連荘とかするんすよ、あんなの初めて見たっす」
 
咲「えーっと、その人の名前とか聞いた?」
 
モモ「あー、えっと確か漢字一文字で……」
 
咲(わわっ、やっぱりお姉ちゃん)

 
 
モモ「瓦っす、瓦鳩之介!」

 
咲「じゃなかった」

今読み終わった
ちょー乙だよー

鶴賀優勝がみたいです

モモからモモチョコもとい友チョコを貰う咲ちゃんを書いてください!

>>648
これだ!これだよ>>1
もしくは咲がモモにチョコあげる→お礼にモモが咲にセクハラ→かおりん激怒でもいいよ?

バレンタなんとかかぁ、みんなイベントに合わせていろいろ書けてすごいですね
 
>>225
むっきーのツモ切りが抜けてました、睦月「」タン
 
鳩之介とか誰も知らなかったか?
また小ネタをひとつ

 
・照魔鏡発動
 
照(場の支配か……山のほとんどを思い通りにできるんだ、すごいな)
 
照(こっちの人はと、決め打ちした時に引きが少し良くなるのか、これは本人も気付いてないかも)
 
照(風越の子は……鳴くと手が良くなる? 哭きの竜みたいな感じなのかな)

 
 
池田「ポン」

 
池田「ポン」
 
池田「ロン、32600」
 
照(これがこの子の能力? なんか違うような……しっくり来ないな)

 
 
池田「にゃーっ!!」

 
照(鳴いた……えっ、そういうことなの?)
 
池田「ツモ、8300・16300」
 
照「これだ!」ビシッ
 
池田「なにがだよ」

 
・ニックネーム
 
ゆみ「照ー」
 
照「あっ、ゆみ」
 
ゆみ「今日はうちの部員を二人連れてきたよ」
 
蒲原「三年の蒲原智美だ、よろしくなー」ワハハ
 
モモ「一年の東横桃子っす、よろしくっす」ユラァ
 
照「宮永照です、よろしく」
 
蒲原「そうだな、てるるーって呼んでもいいかー?」
 
モモ「てるるん先輩!」
 
照「えっ、ちょっと恥ずかしいから遠慮したいかな……」
 
ゆみ「そうなのか? かわいい感じでいいんじゃないか?」
 
照「うーん……」
 
蒲原「それじゃあ、メンドーサって呼ぶことにするよ」
 
モモ「ホセ先輩っすね!」
 
照「てるるーと呼んでください、お願いします」

 
・神様
 
咲「最後、惜しかったですね」
 
ゆみ「そうだな、麻雀の神様が居るとすれば、ずいぶんと不公平な方々だ」
 
咲「不公平、と言いますと?」
 
ゆみ「照は嶺上開花で和了れなかった、チャンスを逃したんだ」
 
咲「はい」
 
ゆみ「ならば次は他の誰かにチャンスを回してくれてもいいだろうに」
 
咲「先輩がポンしなければ、衣ちゃんでしたっけ、あの子のチャンスでしたね」
 
ゆみ「それは仕方ないだろう、照が切った牌はよりによって西なんだから、最悪だよ」
 
咲「そうですね、ポンが最善です、スルーして河底で当たりが出てもフリテンですから」
 
ゆみ「照は二重に守られていた、嶺上開花成らずとも海底を引くチャンスまで与えられた」
 
咲「神様の戯れ……解説の人は牌に愛された子なんて言ってましたね」
 
ゆみ「麻雀の地力っていうのは、それも含めて考えるのかもしれないな」
 
咲「どうなんでしょうね」
 
ゆみ「あの場面、照は十一人の神様に見守られているのに、私の味方の神様は二人だけ、そんな気分だったよ」
 
咲「えらく人数が具体的ですね」ハハ
 
ゆみ「まぁな、もう一人の神様は池田を見ていた」
 
咲「これからも頑張って練習すれば味方の神様だって増えますよ、きっと」
 
ゆみ「だといいな」

華奈ちゃんの神様がオチっぽく書かれて不本意だし!

改めて読み返すと照にとってドラマチックな和了りだな

華菜ちゃんの神様は結構多いような気がしてたんだよ
ユミちんの神様といい勝負するんじゃないかと思ってた
結果はこのザマだけどね
 
そろそろ、おしまいにしましょうか
最後に>>582の分岐を放出しますね
みなさんのおかげでこの二ヶ月、楽しい時間を過ごせました
ありがとね

 
case a
 
照(ツモれば優勝だ、ツモってしまえ!)

 
 
ギュオオオオオオォォォッ

 
 
照「ツモ」

 
二三四四 [五五五五(赤)] [八八八八] 七‐七七七 ツモ:一
 
照「清一三槓子嶺上開花ドラ3赤1、36000」ゴォッ

 
 
オオォ

 
『親の三倍満が飛び出しましたーっ!』
『しかも大明カンからの三連続カン、責任払いでトップから直取りです!』
『県予選団体戦はこれで完全決着!』
『そして試合の最終結果は――』

 
 
県予選決勝大将後半戦終了

清澄高校   123100(+8200)
鶴賀学園   104000(-13300)
龍門渕高校   99900(-1300)

風越女子     73000(+6400)
 
『清澄高校の逆転優勝です!!』

 
オオオォ

 
case b
 
照(ツモれば優勝だ、ツモってしまえ!)

 
 
ギュオオオオオオォォォッ

 
 
照「ツモ」

 
二三四四 [五五五五(赤)] [八八八八] 七‐七七七 ツモ:四
 
照「清一タンヤオ三槓子嶺上開花ドラ3赤1、48000」ゴォォッ

 
 
オオォ

 
『親の数え役満が飛び出しましたーっ!』
『しかも大明カンからの三連続カン、責任払いでトップから直取りです!』
『県予選団体戦はこれで完全決着!』
『そして試合の最終結果は――』

 
 
県予選決勝大将後半戦終了

清澄高校   135100(+20200)
鶴賀学園   104000(-13300)
龍門渕高校   87900(-13300)

風越女子     73000(+6400)
 
『清澄高校の逆転優勝です!!』

 
オオオォ

 
case c
 
照(ツモれば優勝だ、ツモってしまえ!)

 
 
ギュオオオオオオォォォッ

 
 
照「うっ……」

 
 
照(咲なら……ツモってたのかな……)

 
 
ポロッ

 
 
 
コトッ

 
打:東

 
 
衣「なんだ、衣に危急存亡を感じさせた振る舞いもそこまでか」

 
照「っ……」
 
衣「では、遠慮なく最後の牌は頂くぞ」ボッ

 
 
衣「ツモ」

 
二三六六六⑤(赤)⑤(赤)⑥⑥⑥666 ツモ:一
 
衣「リーチツモ三暗刻三色同刻海底ドラ4赤2、8000・16000」ゴォォ

 
 
オオォ

 
『数え役満ーっ! 県予選決勝大将戦、三度目の役満は天江衣!』
『他校を寄せ付けない圧倒的な闘牌だーっ!』
『県予選団体戦はこれで完全決着!』
『そして試合の最終結果は――』

 
 
県予選決勝大将後半戦南三局終了

龍門渕高校  168900(+67700)
鶴賀学園    96000(-21300)

清澄高校     70100(-44800)
風越女子     65000(-1600)
 
『龍門渕高校の二年連続優勝です!!』

 
オオオォ

 
case d
 
照(ツモれば優勝だ、ツモってしまえ!)

 
 
ギュオオオオオオォォォッ

 
 
照「うっ……」

 
 
照(咲なら……ツモってたのかな……)

 
 
ポロッ

 
 
 
コトッ

 
打:南

 
 
衣「なんだ、衣に危急存亡を感じさせた振る舞いもそこまでか」

 
照「っ……」
 
衣「では、遠慮なく最後の牌は頂くぞ」
 
池田「天江、勝った気になるのは早いんじゃないか」
 
衣「んん? 衣が海底で和了れないとでも言いたいのか?」
 
池田「いや、お前なら100%ツモってしまうだろうな……だから」
 
池田「ポンだし!」南‐南南
 
打:九

 
衣「なにっ!?」
 
池田「鶴賀、そういうことだから海底を引く権利をやる、ツモって切れよ」
 
ゆみ(思わぬチャンスが舞い込んだな……)
 
池田「振り込むんじゃないぞ、流局で仕切り直しだし!」
 
ゆみ「その権利、有難くいただこう」
 
ゆみ(ただし、流局にはしない。ここで引けない様では皆に合わせる顔がない!)ボッ

 
 
ゆみ「ツモ」

 
一一⑨⑨⑨111北北北西西 ツモ:一
 
ゆみ「四暗刻、8000・16000」カッ

 
 
オオォ

 
『役満だーっ! 県予選決勝大将戦、三度目の役満!』
『見事に海底牌でツモ和了りです!』
『県予選団体戦はこれで完全決着!』
『そして試合の最終結果は――』
 

県予選決勝大将後半戦終了
鶴賀学園   137000(+19700)
龍門渕高校  127900(+26700)

清澄高校     70100(-34800)
風越女子     65000(-1600)
 
『鶴賀学園の逆転優勝です!!』

 
オオオォ

 
case e
 
>>604-606
 
これが正史となります

 
case f
 
照(ツモれば優勝だ、ツモってしまえ!)

 
 
ギュオオオオオオォォォッ

 
 
照「うっ……」

 
 
照(咲なら……ツモってたのかな……)

 
 
ポロッ

 
 
 
コトッ

 
打:北

 
 
衣「なんだ、衣に危急存亡を感じさせた振る舞いもそこまでか」

 
照「っ……」
 
衣「風越、和了らないのか?」
 
池田「ああ、その牌じゃ和了れないさ」
 
衣「んん? まぁ同じことだ、衣が海底をツモれば終わりだ」
 
ゆみ「ツモればな」
 
衣「んぁ?」

 
ゆみ「カンだ」北‐北北北
 
カンドラ⑥
 
衣「なにっ!?」

 
 
ゆみ(最後に舞い込んだチャンスだ。ここで引けない様では皆に合わせる顔がない!)ボッ

 
 
ゆみ「ツモ」

 
一一⑨⑨⑨111西西 北‐北北北 ツモ:一
 
ゆみ「北混老対々三暗刻嶺上開花ドラ5、32000」カッ

 
 
オオォ

 
『数え役満ーっ! 県予選決勝大将戦、三度目の役満!』
『大明カンからの嶺上開花、見事な判断で和了牌を引き当てました!』
『県予選団体戦はこれで完全決着!』
『そして試合の最終結果は――』

 
 
県予選決勝大将後半戦終了

鶴賀学園   137000(+19700)
龍門渕高校  135900(+34700)

風越女子     73000(+6400)
清澄高校     54100(-60800)
 
『鶴賀学園の逆転優勝です!!』

 
オオオォ

キャーカジュサーン

 
case g
 
照(ツモれば優勝だ、ツモってしまえ!)

 
 
ギュオオオオオオォォォッ

 
 
照「うっ……」

 
 
照(咲なら……ツモってたのかな……)

 
 
ポロッ

 
 
 
コトッ

 
打:①

 
 
衣「なんだ、衣に危急存亡を感じさせた振る舞いもそこまでか」

 
照「っ……」
 
衣「では、遠慮なく最後の牌は頂くぞ」

 
 
スッ チャッ

 
 
衣「……」ドクン


 
衣(一萬じゃない――!?)
 
二三六六六⑤(赤)⑤(赤)⑥⑥⑥666 ツモ:北

 
 
衣(……衣の上をいく支配)ゾゾッ

 
衣(清澄か!?)
 
衣(いや……風越っ!!)ゾクッ
 
池田(この感じ、掴ませたしっ!)
 
衣(……不覚)
 
打:北

 
 
池田「やっと討ち取れたよ」

 
 
池田「ロン」

 
一九①⑨19白発中東南南西 ロン:北
 
池田「国士無双、32000」ニャー

 
 
池田「一年越しのリベンジ、これで完遂だし!」

 
 
オオォ

 
『役満だーっ! 池田華菜、県予選決勝大将戦でなんと三度目の役満!』
『しかも河底撈魚、トップから直取りです!』
『県予選団体戦はこれで完全決着!』
『そして試合の最終結果は――』

 
 
県予選決勝大将後半戦終了

風越女子   106000(+39400)
鶴賀学園   104000(-13300)
龍門渕高校  103900(+2700)

清澄高校     86100(-28800)
 
『風越女子の逆転優勝です!!』

 
オオオォ

あきらめたーらおーわーりー

池田ァ!

やっぱり華奈ちゃんが一番だし!

これで終わりか
こちらこそ楽しませてもらったよ、ありがとう

ありがとうございました!

乙なのよー

乙でしたー


面白かったわ

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