【咲-Saki-】健夜「大切な貴方と」 (57)

健夜「まだ終わらないインターハイ」咲「Bブロック、ですね」http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1473073727
など、関連スレの設定を引き継いだ短編です。

前スレなどを読まなくても、咲マホのコーチに健夜が就任している事だけ知って頂ければ読めると思います。
咲ちゃんではなく咲さんです。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1477494053


【部室】



咲「ツモ、嶺上開花500,800」


咲「……終局ですね」フゥ


健夜「あちゃあ…逃げ切られちゃったか」


マホ「うーん、悔しいです!」


咲「最後、2人とも五筒で待ってませんでした?」


マホ「マホは待ってましたー」パラララララ


健夜「私も…ちょっと迷ったけど」パラララ


咲「やっぱり。加槓せず暗槓にしといて正解でした」


健夜「あの場面で、五筒ポンして加槓匂わすのは怪しいなーって思ってたんだけどなぁ」


健夜「結局釣られちゃったや」



マホ「槓材を他に持ってるのは分かってましたけど、いつまでも槓しなかったからおかしいなー、とは思ってましたー」


マホ「ふむ…加槓に注意しすぎるのも危ないですねー」


健夜「けど、無視してると加槓して嶺上だからね。やりたい放題だよ」クスクス


咲「字牌暗槓にほぼ99%国士無双ぶつけてくる2人にそんな事言われてもって感じだけど……」


咲「っと、もうこんな時間ですね」つ時計


マホ「あ、本当ですね」チラ


咲「戸締りして帰りましょうか」スッ


健夜「あー……」モジ


マホ「……」


マホ「……」クス



マホ「…すみません!マホ、ちょっと教室に忘れ物を思い出しましたです!」



咲「えっ?一緒に取りに行こうか?」


マホ「いえ!1人でも大丈夫です!」


咲「そう?でも、何かあるかもしれないし…」


マホ「ふふっ、大丈夫ですっ」


マホ「健夜さん、先輩をよろしくお願いしますね?」ニコリ


健夜「へっ!?う、うん……!」


健夜「大丈夫、頑張るっ」グッ


咲「頑張る?」


健夜「あっ、いやっ、何も!」アセアセ


咲「……?」キョトン



マホ「ではでは、宮永先輩、健夜さんまた明日です」フリフリ


咲「うん、気を付けてね?」


健夜「また明日、マホちゃん」フリフリ


マホ「はーいっ」



ガチャ

バタンッ





咲「……大丈夫ですかね?一人で」


健夜「……」


咲「……健夜さん?」


健夜「あ、うん…」


咲「私たちも、戸締りして鍵返して帰りますよ」テクテク



健夜「ちょ、ちょっと待って!」ギュ


咲「…へっ……?」


咲「どうしたんですか?」チラ


健夜「えっと……その…」


咲「??」


健夜「きょ、今日」


咲「今日?」


健夜「今日は……その、いい天気だね」


咲「そうですか?結構曇ってた気がしますけど……」


健夜「そ、そうだよね!あはは……」


咲「……?」


健夜(じゃないでしょ!!)



健夜「さ、咲ちゃん!」


咲「はいっ?」


健夜「えと…今日……何の日か、分かる…?」


咲「はぁ…今日、ですか?」


健夜「うん」


咲「……」カンガエ


咲「うーん……」


健夜「やっぱり、忘れてた…」ハァ





健夜「今日は、咲ちゃんの誕生日……でしょ?」


咲「……誕生日?」


咲「……」




咲「あっ、確かに…そうですね」



健夜「そんなあっさり!?」


咲「いえ、普通に忘れてたので…」


健夜「はぁ……バレない様に~とか、マホちゃんと色々注意して生活してたのに、咲ちゃんが忘れてるとは…」


健夜「でも逆に咲ちゃんらしいって言うかなんて言うか…」クス


咲「先程から話が見えないんですが」


健夜「……ちょっと待ってね…」


健夜「……」ガサゴソ


咲(そういえば、私って今日誕生日だったんだなぁ……)




健夜「……よしっ…」


健夜「えっと……その、ね?」


咲「はい」



健夜「こ、これ……」スッ


健夜「喜んでくれるかは分かんないって言うか……正直、あんまり自信無いんだけど…」


健夜「誕生日、プレゼント…だよ」つ袋


咲「……」



咲「……」




咲「………………えっ?」


咲「誕生日……プレゼント…?」


健夜「……」コクン


咲「だ、誰から……?」


健夜「…私から」


咲「……誰に…?」


健夜「……咲ちゃんに」


咲「……」


健夜「……」


咲「えと………」



咲「あ、ありがとう…ございます…?」スッ


健夜「う、うん」


咲「……」


健夜「……」


咲「えと、なんか、その」


咲「……まさかの事態って言うか、驚きました」


健夜「い、一応サプライズを予定してたから…」


健夜「マホちゃんは、多分気を利かせてくれたんだと思う…」


咲「そう、ですか…」


健夜「うん…」


咲「……」チラ


健夜「……」チラ


2人「「!!」」


咲「……////」カァ



健夜「あ、あはは……なんか、照れるね?改まると…」


咲「そ、そうですね…少し……」


咲「……」


咲「……あの、開けても良いですか?」


健夜「へっ!?」


咲「えっ、ダメですか?」


健夜「だ、ダメって訳じゃないけど……」モジ


咲「なら、開けますね」シュル


健夜「ちょ、ちょっと待って!!」ガバッ


咲「きゃっ…ちょ、何ですか…」



健夜「一旦、深呼吸させて?落ちつくから!」


咲「普通、サプライズ受けた私側が取るべき行動ですよね、それ…」


咲「……まあ、健夜さんらしいかもです」クスクス


健夜「…っっ……」ドキッ


健夜(深呼吸、深呼吸……)


健夜「…ひっひっふー…ひっひっふー……」


咲「……突っ込んだ方が良いですか?」


健夜「はっ…これ違うやつだった」


咲「ぷっ、何やってるんですか」アハハ


健夜「はは…緊張しちゃって…」

咲「それで、落ち着きましたか?」


健夜「うん…」スゥ…ハァ


健夜「よしっ、開けても良いよ」


咲「では、お言葉に甘えて……」シュルシュル


健夜「……」ドキドキ


咲「っしょっと…」スッ





咲「……わぁ…」


咲「マフラー、ですね!」ワァ


健夜「もう冬だし……そういえば、咲ちゃんが去年マフラー破れて、来年新しいの買わなきゃって言ってたなって思って」


健夜「あ、新しいの買ってたりしたかな……?」




咲「ううん!買ってない!」


咲「えへへ…嬉しいです……」ニコッ




健夜「さ、咲ちゃん?」


咲「……!!」


咲「す、すみません。小さい頃を、ちょっと思い出しちゃって……」テレ



咲「本当に嬉しいです、ありがとうございます!」


健夜「……」ホッ


咲「……うん?このマフラー……」ジ-ッ


健夜「っっ」ドキ


咲「……」ジ-ッ


咲「……もしかして、手編み……ですか?」チラ


健夜「……///」コクリ


咲「ほ、本当に…?健夜さんが……?」


健夜「だ、だから、売り物とかよりは……その、雑かも…なんて…///」


咲「……」


健夜「…咲ちゃ」




健夜「!?」



咲「…うぅっ……」グス


健夜「さ、咲ちゃん!?ご、ごめんね!やっぱり、どこか変だった…!?」アセアセ


咲「…違います……っっ…」グスッ


咲「嬉しくて……本当に、嬉しいですっ…」ニコ


健夜「っっ」ドキ


咲「……えへへ…ごめんなさい…泣くとか、こんなつもりじゃ無かったんですけど」ゴシゴシ


健夜「そ、そんなに喜んで貰える様な物じゃ」


咲「いえ、本当に…」ギュ


咲「……温かいです」ニコ


健夜「…そっか。結構、不安だったから…」


健夜「安心した」ホッ


咲「健夜さん、編み物とか出来ないのに…」


健夜「えへへ。この機に、マホちゃんに教わってね」


咲「道理で、最近一緒に居る事が多かった訳ですか」


咲「……凄く、上手にできていると思います」ニコッ


健夜「…嬉しい、ありがとう」


咲「……えへへ…」ギュゥ


健夜(良かった……本当に…)


咲「これで、今年の冬も暖かく過ごせます」



健夜「……」フウ



健夜「……改めて、咲ちゃん」


健夜「誕生日おめでとう。咲ちゃんと会って3年…色々あったけど」


健夜「咲ちゃんは、私の世界を変えてくれた。新しい世界を与えてくれた、そんな人」


健夜「楽しい事とか、結構辛い事とかあったけど……全部、大切な私の宝物だよ」


咲「健夜さん……」


健夜「だから本当にありがとう、そしてこれからもよろしくお願いします」ニコッ



咲「……こちらこそっ…」グスッ


咲「私、こっちに引っ越して来てからは誕生日なんて、平日と変わりが無いただの一日でしたから……」


咲「今日は…誕生日という記念の日にして貰って…凄く嬉しいです」


咲「こんなに素敵な日を私にくれて……大切な貴方と過ごさせてくれて、ありがとうございます…」


咲「これからも、ずっと隣で……よろしくお願いしますね」


健夜「咲ちゃん……」


咲「……健夜さん…」


咲「……その…」モジ



咲「……今日だけ…もう一つお願い…聞いてくれますか……?」



健夜「えっ…?うん、誕生日だからねっ。何でも」


咲「……」スッ


咲「……///」ギュゥ


健夜「言って……って、咲ちゃんっ…!?//」カァ


咲「…もう少しだけ……」


咲「今日は、甘えたい気分…です」チラ


健夜「……はは…」クス


健夜「……可愛いなぁ」ナデ


咲「………うるさいです」ギュゥ


咲「……」グス


健夜「……」ナデナデ


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健夜「……それじゃ、帰ろっか?」


健夜「ちなみに、明日はケーキとか……って咲ちゃん?」


咲「……」


健夜「どうかした?」


咲「これ、見てください」つ




大好きな宮永先輩へ


宮永先輩、Happy Birthdayです!
先輩が生まれてきてくれて、マホは嬉しいです!先輩を産んでくださったお母様、ありがとうございますです!


直接お渡しできず申し訳ないですが、どうしても今日渡したかったので、プレゼント置いておきますね!

えへへ、どこかの誰かさんはしっかり渡せましたか?
埋め合わせ、期待してますです♪

マホ



健夜(マホちゃん…ありがとう)



咲「マホちゃんからは手袋です!しかも、こっちも手編み……」


健夜「うん、一緒に編んでたからね」


咲「……マホちゃんにもお礼、言わないとなぁ…」


咲「こんな恰好いい真似しちゃって……えへへ、ありがとマホちゃん」ニコ


咲(……本当に、2人には感謝しかない)


健夜「さてっ、出よっか」


咲「……はいっ」タッタッ





健夜「うわぁ…もうすっかり冬だね……寒いや」ブル


咲「ですねえ……」


咲「あれ、健夜さんマフラーとか無いんですか?」


健夜「うん。まだ大丈夫かなって思って」


健夜「でも、明日からは持ってきた方が良いなぁ」


咲「……」


咲「……」スッ



咲「……半分、どうぞ」クルッ


健夜「えっ?」



咲「べ、別に…深い意図とかは、無いですから」


咲「その、風邪引かれても困りますし……」


咲「健夜さんが編んだマフラー、ちゃんと温かいですって事を、伝えたかったので」プイッ


健夜「……良いの?」


咲「私が良いって言ってるんですけど」


咲「……ほら、早く」


健夜「じゃ、じゃあ…お邪魔します……」シュル


健夜「ふぁ…温かい……」


咲「ふふ、でしょう?」クス


健夜「うん…上出来だよ、私っ」グッ


咲「あはは、さっきまで自信なさげだったのに、急にですね」チラ


咲「っっ……!!」



咲(か、顔近っ……)



咲「……///」ボッ


健夜「咲ちゃん?」


咲「な、なんでもありません!////」


咲「帰りますよっ!////」スタスタ


健夜「ちょっ、首!繋がってるから、歩幅合わせて!?」


咲「知りませんっ!健夜さんが合わせたら良いんですよっ」スタスタ




健夜「……」クスクス


咲「……なんですか」


健夜「ううん、なんでもっ」ニコ



咲「……ふんっ…」プイ



健夜(宮永、咲。私にとって、きっと唯一の……)


健夜(素直じゃなくて、ツンツンで、意地悪だけど)


健夜(根は優しくて、本当は子供っぽくて、甘えたがり)


健夜(そんな咲ちゃんの事、もっと知って…)スッ


咲「!!(手……)」ピク



咲「……」ギュ




健夜(…大切な貴方とこれからも、ずっと一緒に)ギュ



カン!


咲和などと迷いましたが……っ

という訳で、咲さん誕生日おめでとう。小動物系咲ちゃんも、魔王系咲さんも大好きです。

では、読んでくださった方ありがとうございましたっ
さきたんイェイ~

これよりオマケ……蛇足かも?
ここからは、前スレなどを見ていただいた方が分かるかもです



【オマケ?】



咲「お父さんただいまー」


界「あぁ、咲おかえり」


界「それと、誕生日おめでとう。悪いな、朝言ってやれなくて」


咲「ううん、良いよ。ありがとね」ニコ


界「おう。……っと、着替えたらリビング来いよ?ケーキと……」


界「サプライズなプレゼントが来てるから」ニヤ


咲「サプライズなプレゼント…?」


咲「何それ、お父さんが?」


界「いや、俺のもあるが……ふっ、まあお楽しみって事でな」クス



咲「……なんか怪しい」ジト-


咲「気になるから、着替えたらすぐ行くよ」


界「おう、そうしろそうしろ」スタスタ



咲「……」フゥ


咲(一体何なんだろう?)






咲「さて…気になるし、早く行こ」スッ


咲「……ん」チラ


マフラー 手袋




咲「……ふふっ」クス




咲(…今日はなんだか、楽しかったなぁ…)ニコリ



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【サプライズプレゼント!】



『あーあー、マイクテストマイクテストー!』

『いらないから!そこ邪魔!』

『あ、ごめんごめん』アハハ

『うぅ…なんか緊張する…』

『こういうの初めてだ…』

『喜んでくれると良いねぇ…』ポカポカ

『こらこら、尺もそんな無いんだし本題入れよー』

『そ、そうでした!』




穏乃『って訳で、久しぶり咲!』

玄『インハイの時ぶりだから…2ヶ月ぶりくらいだね』

宥『寒い季節になったね……』プルプル

穏乃『元気?私たちは変わりなく元気だよ!』

穏乃『そうそう、近くの山も景色が変わってきて…良かったら、今度一回』

憧『だから世間話のためのビデオレターじゃないっての!』ベシッ

灼『話が進まないから進める……』




灼『咲、誕生日おめでとう』


『『『おめでとー!!』』』

穏乃『うぉぉぉ!!おめでとう!!』

憧『ふふっ、驚いた?』

玄『赤土さんから話を聞いて、すぐ撮ってるんだー』

晴絵『なんで私が知ってるかって?ははっ、大人の情報網を』

憧『小鍛治プロに聞いたのよね?』

晴絵『』




玄『えっと、そんな訳で……お誕生日プレゼントと一緒にこのビデオも送るね』

玄『ちなみに、私とお姉ちゃんからは、セーターを送るねっ!マフラーとかと迷ったんだけど……ね』クス

宥『プレゼント選んでる時とか…喜んでくれるかなーって考えたりしたら、冬なのにポカポカ暖かくなって、楽しかったなぁ』

玄『あと、私たちの家の旅館の宿泊券も一緒に送っておきます!』

宥『玄ちゃん、咲ちゃんが家に来てくれるの楽しみにしてるから~勿論、私も』

玄『そ、それ以上はやめるのですお姉ちゃん!』

宥『ふふっ、玄ちゃん照れなくても良いのに』クスクス

玄『うぅ…///』



憧『私からは髪留めを送るわ』

憧『ずっと思ってたけど、咲はすっごい可愛いわ。割とマジで』

憧『私が選んだとっておきよ。きっと似合うと思う』

穏乃『私は咲が甘い物好きって聞いて、家が和菓子屋だから和菓子詰め合わせ……にしようと思ってんだけど、芸が無いかなーって思って』

穏乃『咲が好きそうな和菓子を、自分で作ってみた!……お母さんに教えて貰いながらだけど…』

憧『シズのやつ、不器用な癖に頑張って』

穏乃『あぁぁぁ!!余計な事言わなくて良いからっ!!』

穏乃『そういう事だから、喜んでくれたら嬉しいな!』




灼『最後は私たち……』

灼『正直、咲が喜びそうな物が麻雀以外に思い浮かばなかったから、私からはこれ…』

灼『えっと、ボーリングのグローブ……一応、私とお揃い』

灼『もし奈良に遊びに来たら、一緒にやろ。…玄と宥の旅館にも行けて、一石二鳥だし』

晴絵『素直に、遊びに来てほしいって言ったらどうだ?』

灼『……煩わし』プイッ

晴絵『ははっ…んで最後、私からはこれだ』

晴絵『咲が喜ぶって言ったら、小鍛治プロ関連だろ?やっぱり』

晴絵『そこで、ありとあらゆるコネを使って入手した小鍛治プロの高校生時代の映像…』

晴絵『それも、体育祭のだ!それを、送ろうと思う』

晴絵『あ、勿論小鍛治さんには内緒にしてくれ……』


憧『晴絵あんた、どっから入手したのよそんなの……』

玄『そ、それって咲ちゃん喜ぶのかな……?』

宥『絶妙な所だね~』

穏乃『ん?なんかカメラがピーピー言ってない?』

灼『それ、尺が尽きる音…』

晴絵『やばっ、時間無いぞ!』

憧『どうしてこんなギリギリのテープ使ってんのよ!?』

穏乃『えっと、じゃあ皆、せーの!』




『『『咲、誕生日おめでt』』』



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透華『ビデオは……これでよろしいですわね』

純『……おい、本当に歌うのかよ?』

一『諦めなよ純君!』

智紀『衣もやる気満々』

衣『あー、あーっ。よしっ、良いぞ!』

純『ったく、分かったよ!』

透華『では、行きますわよ?』

衣『せーのっ!』




『『『『さきたんイェイ~♪』』』』





衣『咲ー!誕生日おめでとう!』

透華『ですわっ!』


一『宮永さん……だと紛らわしいかな、清澄の大将に話を聞いて、このビデオを撮ってるんだ』

純『特に衣が張り切ってな。お姉さんとして、祝ってやらないとだかなんとか』クスクス

衣『い、良いじゃないか別に!衣は咲よりお姉さんなんだぞ!』プンスカ

智紀『そんな事言ってる純も、ノリノリだった』

純『ちょ、おい智紀!!』

透華『誕生日の事を聞いた日が聞いた日だった物で、申し訳ないですが誕生日プレゼントはもう暫く待っていてくださいまし!』

一『とりあえず、このビデオだけは当日に届けようって急いで撮ってるんだよね』

衣『さきたんイェイ~♪さきたんイェイ~♪』

衣『えへへ…衣、この歌が好きだ!』

一『宮永さんに送った曲なのに衣が気に入っちゃった』アハハ

透華『では宮永さん、お誕生日おめでとうございますわ!プレゼント、楽しみにしていてくださいまし!』

衣『せーのっ!』




『『『『さきたんイェイ~♪』』』』



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『……』ピッ

『っと……これでええんかな?』





怜『久しぶりやね咲ちゃん』

怜『チャンプに誕生日やーって聞いて、撮ってみたんやけど…ちゃんと映っとる?』

怜『ははっ、咲ちゃんの事やし、どうして園城寺さんがーとか、思っとるやろ?』クスクス

怜『理由なんて単純や。ウチと咲ちゃんは友達やから、それだけ』

怜『友達の誕生日にビデオレター送るくらい、普通やんな』

怜『んー、色々話したい事はあるんやけどご生憎様、時間があんまなくてなぁ』

怜『とりあえず、このビデオレターと一緒にプレゼントも付けとくから、使ってや』


怜『ウチが選んだ、寝心地抜群の気持ちいい枕や!』

怜『それ使って寝て、ウチの夢でも見てな?』

怜『……なんて、冗談や」クスクス

『怜ー?何やっとるんー?』

『ちょっ、来んといてって言うたやろ!』


怜『ほんなら咲ちゃん、今度は大阪で会おな!』




怜『誕生日おめでと!』



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『……これ、本当にもう撮れてるの?』

『確認してみよー!』

『ちょっ、触ったらダメよ!?』

『なんで』

『あなた達2人が機械触ると、禄な事が無いからよ!!』

『そんな事ないし!』

『その通り。咲ほど機械音痴じゃない』

『何度データが消えたか言ってみなさいよ……』

『『……ごめんなさい』』

『はぁ…全く』

『じゃあ、後は2人で話しなさい。私は画面確認してるから』

『……久は喋らないの?』

『私は、手紙でも送るわよ』クス

『ふーん…』




照『という事で、咲』

照『せーn』

みなも『誕生日おめでとーっっ!!』



照『……一緒に言うって言ったのに』

みなも『あ、ごめんね照お姉ちゃん』

照『全く…。おめでとう、咲』

みなも『驚いた?今日はなんと、連休を使って照お姉ちゃんのお家に来てこれ撮ってるのだ!』

照『急に来て、咲の誕生日宛てにビデオレター撮ろうって言われてね』

みなも『えへへ、だって折角だし、咲を驚かせたいじゃん!』

照『にしたって、事前に連絡くらい入れて欲しかった』

照『私までビックリしたよ』

みなも『どうせなら照お姉ちゃんも驚かせたかったからねー!』

みなも『っといけないいけない、話が脱線しかけてたよ』


照『そんな訳で今年は、みなもに言われて誕生日プレゼントと一緒にこのビデオレターも送ろうって事で撮ってる』

みなも『そしてそして、その誕生日プレゼントって言うのは……』







みなも『私たちです!』

照『……ふふ、咲の驚いた顔が目に浮かぶかも』

照『言葉の通り、私たちがプレゼント……って、これかなり恥ずかしいんだけど』

みなも『私は既に咲の物だからプレゼントとは言えないかもだけどね♪』

照『無視された』

みなも『このビデオレター見てるのが、多分10月27日の夕方頃だよね?』

みなも『なんとその当日、私たちが茨城の咲の家に向かいます!』

照『ちなみに、お父さんには内緒にしてるけどお母さんも来る』


みなも『何でもワガママ聞いてあげるから、楽しみにしててねっ』

みなも『ねっ、照お姉ちゃん?』

照『うん。久々に、3人一緒に寝よう』

みなも『照お姉ちゃんのワガママだよそれ……でも、私もそれは賛成!』

『尺あと3分ねー』

みなも『少なくない!?』

『あなた達がデータ飛ばしまくったせいで、充電の方が危険なのよ』

照『面目ない……』

みなも『えーっと、そんな訳だから!話は、直接会ってしようね!』

照『久しぶりに……麻雀でも打ちながら、ね』

みなも『良いね良いね!』



みなも『あ、勝った方が咲とお風呂入れるって事にしようよ』

照『……後悔しないでね』ゴゴ

みなも『……照お姉ちゃんこそ』ボッ

照『咲が勝ったら?』

みなも『皆一緒に!』

照『…良いね』




照『……改めて、咲。誕生日おめでとう』

照『これまで、一緒にいてあげられなくてごめんね』

照『今年は、咲にとっても楽しい誕生日になってくれると嬉しい』

みなも『うんうん。咲ってば、遠慮ばっかするんだから』

みなも『その日くらいは、私や照お姉ちゃんにワガママ言っても良いんだからね!』


みなも『……ついでに、にっくき小鍛治健夜にも』プイ




照『それじゃあ咲、今度はそっちで会おう』

みなも『待っててねー!』



照『せーの』




照 みなも『『Happy Birthday、咲!』』






カン!

ここは投下しようか迷いましたが、折角書いたので……という事でっ
思いつきで急いで書いたので、雑な所は申し訳ないですっ

では、ありがとうございました(ペッコリン)

乙ありがとうございますっ
和や姫様、キャップなども考えていましたが、時間が無かったです……0時に投下したかったので…っ

みなもsideの清澄は、あるとしたら本編で少し齧るかも程度に思って頂けたらっ

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