エレン「ソバカス女」(20)

現パロです。

更新遅いです、ごめんなさい。

女装したマルコ?なら期待

わざわざ現パロにしてまで進撃キャラでやる意味あるのか

~プロローグ~


今年の夏は例年よりも暑くなるらしい。


「そう言えば、お前と初めてあったのもこんな日だったな……」

雲ひとつ無い、真っ青な空を仰ぎながら目つきの鋭い金色の目をした青年は呟いた

「ガラにもねぇこと言いやがって、思い出したくもねぇよ」

隣な立つ女にしては背の高い、ソバカスの女はバカにしたような笑みを浮かべながら答えた。

「あ?こんななら声かけなきゃ良かった」

「ダハハハ、私もそのほうが嬉しかったよ」

そう、あの日も今日と同じような日だった。

~1~

エレン「あぁ、暑い、てかジャンのやつ自分から誘って遅れんじゃねぇよな」

一学期の終業式が終わり、ホームルームを終えて帰りの支度をしてる時、午後が暇なら街に行こうとジャンが声をかけてきた。
もちろん暇だったから一緒に行くことにした。
集合時間は一時、今は一時半を過ぎようとしていた。
ジャンめ、来たらぶん殴ってやる

そう思ってボーッとしてたら
突然後ろから男の怒声が聞こえた。
振り返って見ると、金髪の男と長髪のいかにも今時の男が長身の女の手を引っ張っていた。

そう思ってボーッとしてたら
突然後ろから男の怒声が聞こえた。
振り返って見ると、金髪の男と長髪のいかにも今時の男が長身の女の手を引っ張っていた。

エレン(うわ、なんだよあれ痴話喧嘩か?)

女「おい、エレン!早く助けてくれ!」

なぜか、女は俺の名前を知っていた。
それより、俺を巻き込むなよ…

男1「なんだ?お前の彼氏か?」

男2「ちょうどいいから、お前も来いよ」

エレン(はぁ、めんどくさい。痴話喧嘩に俺を巻き込むなよ…)

エレン「そうそう、そいつ俺の女だからさ、お前ら手離せよ」

男1「は?お前こんなブスの恋人とか人選ミスだろ」

エレン「ちょっと黙れ、今なら許すからとっとと失せろ」

男2「かっこつけてんじゃねぇよ、おいやるぞ」

男は女を離して殴り掛かってきた。
勝負は一瞬だった。
エレンは一人目をかわし、もう一人のこめかみに渾身の蹴りを入れた。
そしてすぐにもう一人の顔面にパンチを入れる。

男が立ち上がる前に逃げるために、俺は女の手を引いて逃げることにした。

女「はぁはぁ、急に走るなよお前」

エレン「しょうがねぇだろ?てか、助けてもらってその言い草はないだろ」

女「あぁ、すまんな、感謝してる。それよりお前、喧嘩強いんだな」

エレン「いろいろあってこっちは慣れてんだよ」 

エレン「そういえばお前、なんで俺の名前知ってんだよ、ストーカーか?」
 
女「おい、人をストーカー呼ばわりするなよ、ひどいな」

女「お前は学校でそれなりに有名人なんだ」

エレン「って事は同級生なのかよ!?」

女「あぁ、お前ホントに周り気にしろよ、何回か目合ったこともあるぞ」

エレン「あぁ、そう言えばそのソバカス見覚えがあるな、名前は?」

女「は?人をソバカスで覚えるような奴に名前なんか教えねぇよ」

エレン「素直に感謝もできねぇのか、ソバカス女め」

女「また、ソバカスって言いやがったな、気にしてんだよ」

女「お前と話してるとむしゃくしゃしてきた、私は帰るよ」

エレン「悪かったって、だから名前だけでも教えてくれよ!な?」

女「ユミルだ、またな」

エレン「おう、二度と会いたくねぇけど」

ユミル「私もだよ、クリスタ待たしてるからじゃあな」

エレン「おう」

エレン(一体なんなんだよ、あいつは)

ジャン「おい、エレン、待たせたな!」

エレン「ふざけんなよ、お前のせいでわけわかんねぇソバカス女にからまれただろうが」

ジャン「なんだよそれ、俺のせいかよ」

ジャン「まぁいこうぜ!」

エレン「おう」

ほんとになんだったんだ、アイツは、女らしさの欠片もない。
まぁ、次会ったら声かけてやろうかな。

~2~

ユミル(はぁ、なんだったんだあいつは。女に人気があるって聞いてたからどんなやつかと思ってたのに、期待はずれにも程がある)

ユミル(助けてくれたときは少しはかっこいいと思ったのに、がっかりだ、デリカシーの欠片もない)

ユミル(クリスタにもやめとけっていってやろう)
  
クリスタ「あっ、ユミル!こっちだよー」

ユミルが考えながらかけていくと、金髪の背の低い可愛らしい女の子がユミルに声をかけてきた。

ユミル「今日も可愛いなぁ、さすが私のクリスタ!」

そう言いながらクリスタの頭を撫でてやると、クリスタは満更でも無さそうに、やめてよー、と呟いた。

クリスタ「それよりユミル、遅れてきたけど何かあったの?」

ユミル「あぁ、汚い男共に絡まれてな」

クリスタ「大丈夫だったの?」

ユミル「あぁ、無神経男が助けてくれたからな」

なんとなく、エレンの名を出すのは気が引けた。

クリスタ「無神経男ってひどいなぁ、その人にお礼したの?」

ユミル「するわけねぇだろ?」

クリスタ「だめだよユミル?お礼はしないと!」

ユミル「はいはい、いい子だな、私のクリスタは」

クリスタ「もぉ!からかわないでよ」

頬を膨らましながら言った。

ユミル(結婚しよ)

心の中で呟いた。

ユミルですね笑

キャラの性格や名前を考えるのが面倒なので、進撃の巨人のキャラを使うことにしました。

面白ければ現パロでも構わない
期待

~3~

街でユミルと会った次の日、俺は学校にいた。なんでも今日はこの蒸し暑い中文化祭の準備をするらしい。

「あちぃ、帰りてぇ」

隣で手を休めているジャンが吐くように言った。さぼんじゃねぇよ、呟きながらダンボールを壁に貼り付けていると、背の低い綺麗な金髪の天使のような少女ーークリスタが俺とジャンの元に駆け寄ってきた。

クリスタ「結構進んだし、一旦休憩しようと思うんだけどこれから一緒に買い出し行かない?」

こんなに暑い中買い出しとか考えらんねぇよ、そう返そうとした時ジャンに口を抑えられた。

ジャン「いいじゃん、行こーぜ!」

エレン「おい、なんでお前が答えてんだよ!?」

クリスタ「喧嘩しないの2人共!それよりどうするの?」

ジャン「行く行く!エレンは強制な!」

クリスタ「決まり!じゃぁいこっか」

はぁ、ため息をこぼしたあと重い腰を上げた。教室を出ようとしたとき大柄の筋肉質の男に声をかけられた。

ライナー「おい!クリスタが行くんなら俺も行っていいか?」

クリスタ「いいよ、大人数のほうが楽しいしね!」

クリスタが微笑みかけるとライナーは頬を赤く染めた。その顔で顔赤くしても気持ち悪いだけだぞ、と言おうとしたが辞めておいた。

ライナー「おいアニ、エレンもいることだしお前もどうだ?」


金髪の男はニヤニヤしながら金髪を後ろで結って前髪を垂らした小柄な女に声をかけた。


エレン「なんでだよ、俺は関係無いだろ?」


その声はライナーには届かなかったみたいだ。ライナーに声をかけられたアニは恨めしそうににライナーを睨みつけると、ライナーを蹴りつけた。


アニ「私が行く事とあいつが行くことは関係ないだろ?」

ライナー「照れるなって、照れ臭いからってける癖直したほうがいいぞ?」

アニ「うるさい」


そう言うとアニはもう一度ライナーを蹴った。ライナーはMだな、心の中で呟いた。アニを怒らして得することなんかねぇのにな。かく言うエレンも中学で初めて話した時チビと言った瞬間に体が一回転したが……と、懐かしい記憶を辿っているとクリスタに手を引かれた。

クリスタ「早く行こ?」

エレン「はいはい、クリスタはほんとに子供だなぁ」


そう言いながら頭を撫でてやると、クリスタは頬を赤く染めて、高校生だよぉ、と言い放ち昇降口に駆けて行った。そんなに怒らなくてもいいのになと思いながらアニの方を見ると、不機嫌そうにこちらを睨みつけていた。


エレン「なんでお前も怒ってんだよ」

ライナー「なんだ?アニも頭なでて欲しいのか?」


そういった瞬間、ライナーの巨体が宙を舞った。俺はジャンと一緒にライナーをおこして、先に行ったクリスタのために急いで昇降口に向かうことにした。

~4~

「ユミル!お菓子くださいよ!」

「うっせぇ、てか作業中にお菓子を食うんじゃねぇよ菓子ならコニーに貰え!」
そう言いながらユミルは隣でお菓子を催促するサシャを無視して自販機にジュースを買いに行くことにした。途中、廊下の反対側からクリスタが顔を真っ赤にして走ってきた。


ユミル「おぉ、クリスタどうした?サボりか?」

クリスタ「はぁはぁ、今から買い出しに行くの!」

ユミル「なるほど、でも一人で行くのか?私のクリスタをパシリに使うとはどこのどいつだよ、後でしめてやる」

クリスタ「違うよユミル!エレンとかみんなもいるよ!」

ユミル(エレンだと?)
ユミル「おいクリスタ、私も行っていいかな?」

クリスタ「うーん、あっ!みんなも来たみたいだから、みんなに聞いてみるね!」


そう言うとすぐにクリスタはクリスタと同じ方向から歩いてきた4人の方に走って行った。

しばらく待つとクリスタではなくエレンが駆け寄ってきた。


ユミル「なんでお前なんだよ、呼んでねぇからくりスタ連れてこい」

エレン「そんなこと言うなよな、俺はクリスタに頼まれたんだよ」

ユミル「はぁ?なんでクリスタがお前に頼むんだよ、それよりクリスタはどこだ?」

エレン「トイレ行くっつってたな、それより昨日は悪かったな」

ユミル「あぁ、そうだそうだ、最初からそうやって謝ればよかったんだよ」


皮肉を込めた言い方をしたつもりなのに、あいつは何もキズついてる様子を見せない。それどころか私とまたあえてよかったよ、等と訳のわからないことを言っている。変わった奴だな、そう思った。


クリスタが帰って来てまもなく、私も入れて6人で買い出しに行くことになった。買い出しと言っても近くのスーパーにクラスの人数分お菓子とアイスを買いに行くだけらしい。しょうがないので私もあのいも女とチビのためにアイスを買ってやって、店を後にした。

おつ

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