桑田「ハッピー!」山田「バースデー!」 (80)


桑田「…なあ、山田」

山田「…なんでしょうか?」

桑田「オレたちの誕生日っていつだっけ?」

山田「僕が12月31日で桑田怜恩殿が1月3日ですな」

桑田「オレたちって誕生日祝いとかしたか?」

山田「してないですね」

桑田「ちなみに2月5日は当たり前のように全員で苗木の誕生日を祝う予定らしいぜ」

山田「知ってますよ、僕も誘われましたし準備だって手伝いましたから」

桑田「どう思う?」

山田「まあ、しかたがないですよ。僕たちの誕生日は年末年始で忙しいですし」

桑田「…本当にそれで納得すんのか?」

山田「しょうがないですよ」

桑田「でも霧切もセレスも江ノ島も戦刃も誕生日を祝ったはずなのにオレたちだけなにもなかったんだぞ」

山田「…桑田怜恩殿は何をお考えで?」

桑田「オレたちはオレたちなりに苗木の誕生日を祝ってやろうぜ」

山田「オレたちなり…ですか?」

桑田「ああ、オレたちなりに…だ」

山田「…いいですな」







※ダンガンロンパSSです
※キャラ崩壊注意
※最初だけ安価とります


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1391361697


桑田「といってもいい案は何も重い浮かばねーけどな」

山田「それでしたら安価で決めてみるというのはどうですかな?」

桑田「安価?」

山田「簡単に言うとネットの掲示板で僕たちの行動を決めてもらうんですよ」

桑田「ふーん、じゃあそれで決めるか」

山田「それじゃあさっそくスレ立てしますぞ」





友達の誕生日を安価で祝う


1 :以下、ウサミに代わりましてモノクマがお送りします []:2014/02/03(月) ID:

    自分の誕生日はスルーされたのに友達の誕生日を祝うことになったから何するか考えてくれ

    とりあえず>>4>>6>>8を誕生日当日に行う

    誕生日プレゼントは>>10>>12を贈る





山田「こんな感じですかな」

桑田「こんなんでいい案でんのか?」

山田「みなさんに期待するしかないでしょうな」

桑田「ま、いいのが出なかったら他のやつに相談すりゃあいっか」

山田「安価は絶対ですぞ」

桑田「は?」

安価揃ったら書いていきます

全力でお誕生日を盛り上げる

kskst

加工した巨大バナナを踊り食い

苗木の中学校の卒業文集朗読

皆で成長記録(主に身長の)を見ながら感慨にふける

kskst

ジッポ

加速

ハードボイルド小説

タイプライター

盛り上げて落とすのか…

ジッポを使うハードボイルド苗木君
緒方ボイスの有効活用だね


山田「お、安価が出揃ったようですな」

桑田「どれどれ」


4 :以下、ウサミに代わりましてモノクマがお送りします []:2014/02/03(月) ID:vdCJxgkB0
全力でお誕生日を盛り上げる
5 :以下、ウサミに代わりましてモノクマがお送りします []:2014/02/03(月) ID:JGRhvdi7o
kskst
6 :以下、ウサミに代わりましてモノクマがお送りします []:2014/02/03(月) ID:cYvgIDXw0
加工した巨大バナナを踊り食い
7 :以下、ウサミに代わりましてモノクマがお送りします []:2014/02/03(月) ID:2AeW7ErEo
苗木の中学校の卒業文集朗読
8 :以下、ウサミに代わりましてモノクマがお送りします []:2014/02/03(月) ID:PfTdNfJd0
皆で成長記録(主に身長の)を見ながら感慨にふける
9 :以下、ウサミに代わりましてモノクマがお送りします []:2014/02/03(月) ID:2H8+jJU60
kskst
10 :以下、ウサミに代わりましてモノクマがお送りします []:2014/02/03(月) ID:8Z+Jo6mU0
ジッポ
11 :以下、ウサミに代わりましてモノクマがお送りします []:2014/02/03(月) ID:bQBIVFuX0
加速
12 :以下、ウサミに代わりましてモノクマがお送りします []:2014/02/03(月) ID:bQBIVFuX0
ハードボイルド小説


桑田「は?なんだこれ?」

山田「全力で盛り上げて、巨大バナナを踊り食い、そして成長記録を見る…ですか」

桑田「でプレゼントはジッポとハードボイルド小説か」

山田「最初に上げて落とすといった作戦ということですかな」

桑田「作戦の方はともかくプレゼントは普通だな。苗木には似合わねーけどな」

山田「最初にスペックだけでも書いておいたほうがよかったですかね」

桑田「というか希望ヶ峰学園だから巨大バナナくらい用意できそうだけどよ…」

桑田「普通だったら無理だよな?何考えてこんなこと書いたんだこいつ?」

山田「それにスペック書いてないにも関わらず>>8が出てきたことにも驚きですがね」


桑田「まあいっか!さっそく用意すんぞ!」

山田「バナナは超高校級の植物学者に頼めばいいでしょうな」

桑田「成長記録はどうすんだ?」

山田「…霧切響子殿に依頼でもしてみますか」

桑田「よっしゃ!じゃあオレはプレゼントの方を用意するからそっちの方は頼むぜ」

山田「了解ですぞ」

安価取る遅れたか…まぁいい。クズ桑田死 ね!はよ自殺しろ


桑田「それにしてもジッポとハードボイルド小説家か…」

桑田「小説の方は腐川あたりに聞けばいいとしてジッポはどうすっかな」

桑田「ま、適当にハードボイルドっぽいやつ買えばいっか」

江ノ島「うぷぷぷ、お困りのようだね」

桑田「江ノ島か。別に困ってはないけどな」

江ノ島「聞いたところによるとジッポを探してるみたいじゃん」

桑田「ああ、苗木のプレゼントにしようと思ってな!ところでなんでそんなこと知ってんだ?」

江ノ島「そんなことはどうでもいいんだって!それよりあたしいいものもってるよ」

桑田「マジ?」

江ノ島「じゃじゃーん!この絶望ライ…じゃなくてモノクマジッポ!」

桑田「お、なかなかいいデザインしてんじゃん」

江ノ島「これプレゼントしてあげればいいよ」

桑田「ただでもらっちゃっていいのか?」

江ノ島「うん、ただであげる」

桑田「マジかよ、サンキュー!」

江ノ島「うぷぷぷ、苗木によろしくね」


桑田「腐川、ちょっと頼みがあるんだけどよ」

腐川「は、はあ?あんたがあたしに頼みってなによ…」

桑田「いいハードボイルド小説探してんだがオススメの教えてくんね?」

腐川「ハードボイルド小説…?あ、あんたがそれを読むわけ?」

桑田「いやー実は苗木のプレゼント用に探してるんだけど小説なんて普段読まねーからよくわかんなくってよ」

腐川「じゃあ別のプレゼントを用意すればいいじゃないの…」

桑田「ま、いいじゃん。それよりオススメ教えてくれよ」

腐川「そうね…ちょうど処分しようと思ってた小説があるからそれをあげるわ」

桑田「マジ?でも処分しようとしてたってことはおもしろくないんじゃねーの?」

腐川「も、元々資料用に買ったのよ…もう必要ないから処分しようと思っただけで中身は普通におもしろいわよ…」

桑田「なるほどな、そういうことならありがたくちょうだいするぜ」

腐川「今探すからちょっと待ってなさい…」

桑田「おう」

いまさらだが連投になってるがいいのか


腐川「ええと…たしかこの辺に紙袋の中に入れて置いてあったはず…」

腐川「ああ、これだわ」

桑田「見つかったか?」

腐川「ええ…この中に入ってるはずよ」

桑田「よっしゃ!サンキュー!」

腐川「こ、これはあんたが自分で選んだことにしておいてよね」

桑田「おうよ!じゃーな!」

腐川「ふん…」

腐川「さて他の本も処分しなくっちゃ…」

ゴソゴソ

腐川「あら…あいつに渡したはずの小説があるわね…」

腐川「まあいいわ、別に変な本はなかったはずだし問題ないわよね…ふふふ」

>>21
複数安価とってるわけでもないので問題なしということにしておきます


山田「というわけで明後日までに巨大バナナを作ってもらいたいのですが…」

田田田「いや、普通に考えて2日で作るとか無理だろ」^

山田「そこをなんとか…どうしても巨大バナナの踊り食いをしなければならないのです」

田田田「あのね、そんなことできる人間なんているわけないでしょ」

山田「やっぱりそうですよね…」

田田田「…そう、いるわけがない…この私を除いてね」

山田「ということは…!」

田田田「まかせておきたまえ。私なら明後日までに巨大バナナを用意することが可能だろう」

山田「さすが超高校級の植物学者!そこに痺れる、憧れる!」

田田田「はっはっは、まあ大船に乗ったつもりでいなさい」

山田「ではまかせましたぞ!ではよろしくお願いします」

田田田「うむ、では明後日にまた会おう」

田田田「…ふう」

田田田「本当は2日で巨大バナナを作るなんて無理なんだけどね」


田田田「しかしつい最近雑食型巨大バナナを開発したところだ」

田田田「彼はそのことを知らなかったようだが…ただの偶然だろうか?」

田田田「まあ、私には関係ない話だな」


山田「そういうわけで苗木誠殿の誕生日に成長記録を見ようと思うのですが…」

霧切「しかたがないわね…同級生の個人情報を集めるなんて本当はしたくないのだけどそれが依頼というなら断れないわね」

山田「ではやっていただけるのですかな?」

霧切「ええ、まかせてちょうだい。それくらいなら今日中に終わるわ」

山田「さすが超高校級の探偵ですな。よろしくお願いしますぞ」

霧切「それよりも報酬の方を忘れないでね」

山田「もちろんです。超高校級の同人作家の真髄をお見せしますぞ」

霧切「期待しているわ」


霧切「…まあ、苗木君のデータは調べるまでもなくそろっているのだけどね」

霧切「それにしても山田君があんなスレを立てるなんて…」

霧切「しかも桑田君も一緒になってやってるようね」

霧切「正直苗木君をつらい目にあわせるのは心苦しいけど…」



――――


苗木「うう…今日はボクの誕生日なのにこんな仕打ちひどいや」

霧切「いえ、私だけはあなたの味方よ」

苗木「霧切さん…そんなことを言ってくれるのはキミだけだよ」

霧切「当然のことよ」

苗木「霧切さん、結婚しよう」

霧切「喜んで」


――――



霧切「完璧な計画ね」

霧切「やっぱり即座にあの安価とって正解だったわ」

ID:PfTdNfJd0が霧切さんだったなんて

じゃあ>>7は舞園さんか


霧切「でも少し気になることがあるわね…」

霧切「あのスレには私以外にも関係者がいた」

霧切「>>6>>7はこの学園の生徒じゃない限り書くことができない情報のはずよ」

霧切「しかもこの私が正体を突き止められないなんて…」

霧切「いったい何者かしら…」

霧切「まあ、いいわ。苗木君のデータをまとめてさっさと山田君に渡しに行きましょう」



――――
――


桑田「よお、ブーデー。そっちの方はどうよ?」

山田「まあ順調ですよ。さきほど苗木誠殿のデータもいただきましたし」

桑田「早っ!」

山田「プレゼントの方は用意できましたか?」

桑田「もちろんだぜ!オメーはジッポと小説のどっちを渡す?」

山田「僕はジッポにしますかな」

桑田「じゃあオレは小説の方を渡すぜ」

山田「あとは僕が視聴用の苗木誠成長記録動画を完成させればいいだけですな」

桑田「本当にこんなんでいいのか?」

山田「まあ、別に失敗してもたいした問題じゃないでしょう」

桑田「それもそうだな。ま、なるようになるか」

山田「桑田怜恩殿は誕生日まで気軽に待っていてくだされ」

桑田「おう、そうさせてもらうぜ」

とりあえずここまで
続きは明日書くかもしれないし明後日まで書かないかも

続き期待してます

いつのまにか自分が霧切さんになっていた

お疲れ様
この先も楽しみにしているわ


山田「ふっふっふ、霧切響子殿もなかなかいい仕事をしてくださる」

山田「まさか妹さんとの身長比較データまでとってきてくださるとは」

山田「おかげで素晴らしい動画が完成しましたぞ」

山田「しかし…安価にばっかり目がいって気がつきませんでしたが…」

山田「>>6ってどう考えても苗木誠殿のことですよね」

山田「もしかしてこのスレのことバレバレなのでしょうか?」

山田「いったい誰がこんなことを…」




――――
――

誤:山田「>>6ってどう考えても苗木誠殿のことですよね」
正:山田「>>7ってどう考えても苗木誠殿のことですよね」


不二咲「…桑田君と山田君は相変わらずひどいことしようとするなぁ」

不二咲「安価取れなかった…まぁいい。クズ桑田死ね!はよ自殺しろ…と」カチャカチャ

不二咲「これってけっこうギリギリな書き込みだけどバレないようにしてるから大丈夫だよね」

不二咲「さてと…山田君のパソコンでもハッキングしよっかなぁ」

不二咲「……」

不二咲「…ふーん、こんな動画に仕上がったんだぁ」

不二咲「なんか僕の身長データも入ってるよ…」

不二咲「これって絶対僕のことも馬鹿にしてるよね」

不二咲「編集しておこうっと」

不二咲くんも除外か
苗木君を「苗木」と名字で呼ぶ、事情通となると…


巨大バナナ「……」

田田田「よし、巨大バナナの方は順調だな」

田田田「どんなものでも食べられるように改良したし踊り食いの芸も可能だろう」

田田田「さすが天才植物学者の色葉田田田だな!」

田田田「あっはっはっはっはっは!」

巨大バナナ「……」ジュルリ

田田田「さすがに人間は食べられないだろうが注意するよういっておかないとな」

巨大バナナ「……」




パクッ!




江ノ島「あらら、食べられちゃったみたいね」

戦刃「うん」

江ノ島「しかたがないから明日はあんたがこれを運んでよね」

戦刃「わかった」

江ノ島「うぷぷぷ、明日は楽しい誕生日会になりそうね」

戦刃「苗木君喜んでくれるかな?」

江ノ島「……」

戦刃「どうかしたの?」

江ノ島「本当に残念な残姉ちゃんだよ」

戦刃「…?」

苗木くんの巨大バナナがどうしたって?


十神「明日は苗木の誕生日か…」

十神「安価をとるのは失敗したが卒業文集は俺の手の中にある」

十神「石丸あたりに渡して朗読でもさせるか」

十神「くっくっく…」


――――


苗木「うう…今日はボクの誕生日なのに卒業文集なんて持ち出すなんてひどいよ」

十神「俺だけはお前の味方だ」

苗木「十神クン…そんなことを言ってくれるのはキミだけだよ」

十神「当然だ。俺には愚民を導く使命がある」

苗木「ボク、十神クンに一生ついてくよ」

十神「ふ、好きにするがいい」


――――


十神「なんて完璧な計画なんだ」

十神「明日が楽しみだな」

とりあえずここまで

4 :以下、ウサミに代わりましてモノクマがお送りします []:2014/02/03(月) ID:vdCJxgkB0
全力でお誕生日を盛り上げる

って書いた天使は誰だろう?

朝日奈あたりかな?

残念じゃね

残姉と大神さんは全部ひらがなのイメージがあるんだよね...

きっと可愛いアイドルさんですよ!

アイドルさんsageてください

俺に決まってるべ

友がこの世に産まれてきたことを感謝し、喜び祝う
素晴らしいことではないか!
全力でやらぬ道理はなかろう!ハッハッハ!!

あなた友達じゃないですけどね


――2月5日!


「「「ハッピーバースデー!!」」」


苗木「みんな、今日はありがとう」

十神「今日の為にこの俺が予算を出して誕生日パーティーを開催したんだ。感謝しろ」

苗木「あはは、ありがとう」

霧切「食堂を貸しきったから思う存分楽しんでちょうだいね」

桑田「今日の為にとっておきの催しを用意しといたぜ!」

山田「ま、それは後のお楽しみにとっておきましょうか」

セレス「あら、それは初耳ですわね」

朝日奈「何をするのかわからないけど楽しみだね」

桑田「その催しより先にプレゼントでも渡すとするか!」

舞園「プレゼントは全員が別々に用意したんですよ」

苗木「え、全員が?」

山田「僕からはこのジッポですぞ」

桑田「オレはオススメのハードボイルド小説だぜ!」

苗木「え!?ちょうどハードボイルド小説が読みたかったんだよ」

桑田「マジかよ!?マジでオススメだからぜひ読んでくれよな!」

桑田(本当は中身読んでないけどな)

苗木「ありがとう!でも桑田クンが小説読むなんて意外だな」

苗木(あのスレ立てたの桑田クンと山田クンだったのか…プレゼント安価を自分でとって良かったよ)


苗木「いやー、全員からプレゼントをもらえるなんて思ってもみなかったよ」

葉隠「はっはっは、俺がただで占うなんてことはめったにないんだから感謝するべ」

苗木「あ、うん。できれば当たらないでほしいけどね」

大和田「この学園が崩壊なんてありえねえだろうけどな」

山田「そうですぞ!あはははははははははははは」

山田(あの巨大バナナは大丈夫…ですよね?)

朝日奈「ねえねえ、プレゼントも渡したしそろそろ催しとやらをやってよ」

戦刃「じゃあ私あれ持ってくるね」

山田「え?どうして戦刃むくろ殿が?」

江ノ島「なんかサンタさんに手伝うよう頼まれたみたいよ」

山田「そうだったのですか」

戦刃「うん、じゃあ行ってくる。少し時間かかるからしばらく待ってて」

桑田「じゃあさきにアレやっちまうか?」

山田「そうですな」

石丸「いや、少し待ちたまえ!」

桑田「え?」


桑田「な、なにか問題あったか?」

大神「朝日奈よ、アレを忘れてないか?」

朝日奈「ああ!そういえばまだだったね!」

石丸「その通りだ!苗木君にプレゼントを渡した後行う予定だったろう!」

朝日奈「ごめんごめん、つい…てへへ」

山田「もしかしてみなさんも何か催しを用意していたのですかな?」

桑田「なんだよ、オレも誘ってくれればよかったのによ」

苗木「いや、そういうわけにもいかなかったんだよ」

桑田「は?苗木もそれに絡んでんの?」

苗木「うん、ほら…今日はこうしてボクの誕生日会を開いてくれてるけど…」

苗木「山田クンと桑田クンの誕生日会は年末年始で忙しかったからできなかったでしょ?」

山田「え…」

桑田「もしかして…」

苗木「2人にもプレゼントを用意してあるんだ」


舞園「本当はもっと早くに渡すことができれば良かったのですが…」

不二咲「なかなか良い機会がなかったんだよね」

江ノ島「ま、苗木のついでになっちゃうけど…プレゼントだけでも渡そうってことになったのよ」

十神「この俺も協力してやったんだ。感謝するんだな」

大和田「オメーはそれしか言えねーのかよ」

セレス「苗木君の誕生日にあわせてプレゼント用意するの大変でしたのよ」

石丸「遅れてすまなかったがこれがプレゼントだ!」

腐川「しかたがないからあたしもプレゼントあげるわよ…」

朝日奈「私からはドーナツ無料券100枚だよ!」

苗木「誕生日おめでとう…て言うのとはちょっと違うけどせめてもの気持ちかな」

山田「みなさん…ありがとうございます」

桑田「てっきり忘れられてると思ってたけど…」

桑田「まさかこんなサプライズがあるとは思ってもなかったぜ!」


山田「そういえば僕は誕生日プレゼントを友達からもらうのは初めてですな」

桑田「オレは初めてってわけじゃねーけどな。でも嬉しいぜ!」

朝日奈「さ、プレゼントも渡し終わったし催しやろうよ!」

山田「え…」

桑田「いや…それは…どーかなー…なんて…」

山田「…あ!しまった!DVDを用意しようとしてたんですけど忘れてきちゃいました!」

桑田「じゃ、じゃあしかたがねえな!うん、しゃーない!」

霧切「何言ってるのよ、ポケットに入ってるじゃない」ヒョイ

山田「あ…」

霧切「これを流す予定なのよね?もしかして急に恥ずかしくなったのかしら?」

山田「いや、そうではなくて…とういか霧切響子殿はその…」

苗木「へえ、DVDか。もしかして動画でも作ってくれたの?」

腐川「あ、アニメのDVDとかじゃないでしょうね…」

葉隠「ま、それはそれでおもしろそうだけどな」

不二咲「超高校級の同人作家が作った作品なんて楽しみだなぁ」

山田「いや…あまり期待しないほうが…」

霧切「じゃあさっそく見ましょうか」


――DVD再生中




弐○「う~~トイレトイレ」



今トイレを求めて全力疾走している僕は希望○峰学園に通うごく一般的な男の子



強いて違うところをあげるとすれば男に興味があるってとこかナ



名前は弐○○丸。そんなわけで帰り道にある公園のトイレにやって来たのだ。



ふと見るとベンチに一人の若い男が座っていた。ウホッ!いい男



そう思っていると突然その男は僕が見ている目の前で黄色いツナギのホックをはずしはじめたのだ…



左右○「やらないか」


不二咲「うわぁ、ガチホモセックス動画だぁ」

苗木「……」

舞園「……」

十神「…ほう」

大和田「……」

葉隠「……」

江ノ島「うわぁ…これはひくわ…」

石丸「な、なんだねこれは…?」

大神「…朝日奈よ、見てはいけない」

朝日奈「え?え?さくらちゃん、目隠しされたら何も見えないよ」

腐川「ふ、不潔よ!」

セレス「最低ですわ…お願いですから死んでください」

桑田「おまえ…なんてもん用意してんだよ…」

山田「ちょ、ちょっと待ってください!僕はこんなの用意してないですぞ!」


苗木「山田クンが言ってた性の向こう側ってのはこれのことだったんだね…」

山田「ち、違いますぞ!僕が用意したのは別のDVDで…」

腐川「どっちにしろこんなDVDを持っていたという事実は変わりないじゃない…」

山田「こ、これは誰かの陰謀ですぞ!僕はこんなの知りません!」

石丸「山田君…これはその…学生にはふさわしくないと思うぞ…」

山田「で、ですからこれは僕じゃなくて…霧切響子殿にはわかってるはずでしょう!?」

霧切「なんのことかしら?私が知るわけないでしょう」

山田「そ、そんな…苗木誠殿の成長記録動画を作るために調査の依頼をしたではないですか!」

苗木「え?そうなの?霧切さん?」

霧切「ちょ、ちょっと!そのことは言わない約束でしょう?」

セレス「あら、霧切さんもこの件に絡んでいたのかしら?」

腐川「あ、あんたたち何考えてんのよ!?」

大神「ことによっては許さないぞ…」

江ノ島「うぷぷ、おもしろくなって…」




舞園「みなさんやめてください!!」




舞園「今日はせっかくの誕生日なんですよ…」

舞園「きっと山田君もわざとやったんじゃないんですよ」

舞園「今日の為にみなさんで楽しく用意してきたじゃないですか」

舞園「お願いですから…もう喧嘩はやめてください…」

苗木「…舞園さん」

霧切「…そうよね、たしかに山田君は別の動画を用意しようとしていたはずだわ」

セレス「しかたがないですわね、あれはただの事故…そういうことにしてもう忘れましょうか」

不二咲「うん、誰も悪くないよ。ただ不幸な事故が重なっただけなんだ」

十神「そうだな。こいつが安価に逆らって行動するとも思えんしな」

山田「みなさん…本当にすみません」

葉隠「よっしゃ!じゃあ今のはきれいさっぱり忘れて次の催しでもするべ!」

朝日奈「うんうん、何が起きたのかよくわからなかったけどそれがいいよ!」

舞園「それでは気を取り直してバースデーパーティーを再開しましょう!」





戦刃「巨大バナナ持ってきたよー!」




桑田「お、これが巨大バナナか…」

巨大バナナ「…」パクッ

セレス「…?今桑田君が食べられたように見えましたが…」

巨大バナナ「…」パクッ

戦刃「あ、セレスさんが食べられた」

大和田「おいおい、なんだよこれ!?」

霧切「これは…人食いバナナのようね」

巨大バナナ「…」パクッ

葉隠「こ、今度は霧切っちが食べられたべ!」

石丸「い、いかん!全員ここから逃げるんだ!」

江ノ島「きゃーたいへんだわー。ちょうぜつぼうてきー」

大神「ここは我がくいとめよう!」

朝日奈「そんなの無茶だよ!」

山田「あわわわわわわ、こんなはずでは…」

舞園「と、とにかく逃げましょう!」


苗木「こ、これ持ってきたの戦刃さんだよね!?」

戦刃「うん」

苗木「こんなのどうやって持ってきたの!?」

戦刃「えーと、それは…」

江ノ島「あれには弱点があるのよね」

苗木「弱点?」

江ノ島「そう、その弱点をつけば食べられることはないの」

苗木「その弱点ってなんなの?」

江ノ島「…火だよ」

苗木「火?でも火なんてどうやって…」

江ノ島「今こそあのプレゼントを使えばいいんじゃね?」

苗木「…!そうか、山田クンにもらったプレゼント!」

苗木「これをあのバナナに使えば…」

苗木「よし…食らえ!」


 火 )ノ (⌒                   ,,
   ,;:)/⌒ヽ        _ 人       ̄|
ヘlヽ(           人)ヾ; 从      ̄
`ゞ   ,,       _ノ  _人  (,_
    ̄|       _从 (⌒    ゙ /⌒
    ̄      _ ゝ     .    火       ,,
         人     .,;,.,    `ヘ/     ̄|

       _,ノ     .,.,;   ;,,.,    (  _   ̄
     `ヘ(   从;:  .;       ;,   ∨(
       _)    ,;        ;,   从
     ⌒ヽ   .;:          :;,   ノ_イ
     _人ノ,   ;:           ;;   /
      ヽ   ;        .,ノl火)   'ヘ,
   ,火_)i_从   ;:           ;;   火/(_
   ._ノLノl    ;       l(    ;   ヾ.,_从
 _火`     、从_                 ゞ_人_

  ,,'`"゙"''`ー;、从_ノ(_.,;:.)ヘ    )L从_;:,火,.;:ー'"゙⌒






……………………
………………
………
……





霧切「………」

霧切「うう…ここは…?」

霧切「たしか苗木君の誕生日会をしていたはずだけど…」

霧切「巨大バナナに食べられて…そして…」

霧切「どうして辺り一面焼け野原のど真ん中にいるのかしら?」

苗木「あ、霧切さん気がついたんだね」

霧切「苗木君…これはいったい…」

苗木「……」

霧切「ええと…」

苗木「全部燃えてしまったんだ…ボクのせいで…」

霧切「え?」

苗木「巨大バナナをなんとかするため山田クンにもらったジッポを使ったらこうなっちゃたんだ」

霧切「ジッポ…ですって?」


◇絶望ライター◆
出典:苗木「絶望ライター?」
かつて某SSで多くの人間を絶望させたライター。
どんな燃えないものでも一瞬で燃やすことができる。このSSでは巨大バナナとともに学園を焼き尽くした。
メーターが300を超えると外の世界に出られるらしいが今回は特に何もおきない。絶望した。


苗木「幸い燃えたのはバナナとこの学園だけで死傷者はでなかったけど…」

苗木「この後どうすればいいんだろう…」

霧切「……」

舞園「だ、大丈夫ですよ、どうにかなりますって…たぶん」

不二咲「あ、プレゼントは燃えずに残ってるよぉ」

苗木「はは…そうだね。ボクが欲しかったハードボイルド小説…も…?」

舞園「これは…」

山田「同人誌のようですな…」

戦刃「ええと…十苗本?」

桑田「は?なんだこれ?」

苗木「これどうみてもハードボイルド小説じゃないよね…」

腐川(これジェノサイダーのやつが集めてた同人誌じゃないの…)


桑田「その…それは違うんだ…なんていうか…」

苗木「大丈夫、わかってるよ。わざとじゃないってことぐらい」

桑田「苗木…すまねぇ…」

セレス「はあ…ここまで来るともうどうしていいのかわからないですわね」

石丸「……」

大和田「おい、大丈夫か?」

大神「完全に放心状態だな」

朝日奈「なんかもう誕生日どころじゃないね…」

不二咲「うう…どうしてこんなことに…」

江ノ島「ああ…絶望的すぎて興奮しちゃうわぁ…」

山田「全部…全部僕のせいです…あんなスレ立ててしまったから…」

桑田「いや、オレも同罪だ…オレが馬鹿なこと考えなければ…」

舞園「…まだです」

霧切「舞園さん?」


舞園「舞園さやか、歌います」

苗木「え?」

舞園「聞いてください…ネガイゴトアンサンブル」


舞園「きっと Shooting Love Shooting Heart」

舞園「もっと 高く 高く」

舞園「疑問 不安 ウソばかり 駆け巡る日常」

舞園「研ぎ澄まされたこの世界に 浮かぶ名もない勇気」

舞園「夜空の星たちに打ち明ける願いは」

舞園「大人になるにつれて 小さく小さくなってくのかな」

舞園「誰かのブーツを履くより 裸足で走りたい」

舞園「輝くカが誰にもある」

舞園「きっと Shooting Love Shooting Heart」

舞園「見上げた空にプリズム」

舞園「夢に 続くような 道を踏みしめて」

舞園「ずっと Shooting Love Shooting Heart」

舞園「待ち焦がれてた未来へ」

舞園「もっと 高く 高く 飛んでゆきたい」


苗木「……」

舞園「…どうでしたか?私の歌は?」

苗木「えっと…とてもよかったよ」

舞園「ふふ、それはよかったです」

苗木「でもなんで急に歌を?」

舞園「だって今日は苗木君のお誕生日ですよ」

舞園「たとえ学園が崩壊しても…プレゼントが台無しになったとしても…」

舞園「全力で盛り上げなくっちゃいけないと思いませんか?」


舞園「そういうわけでこれからみなさんでカラオケにでも行きませんか?」

朝日奈「こ、これから?でもこれどうすんの?」

十神「ふん、こんなもの後でどうにでもすればいい」

十神「十神財閥にかかればいくらでも立て直せるさ」

霧切「そうね、後で私からも学園長にどうにかさせるわ」

霧切「それより今日を楽しみましょうか」

不二咲「うん、せっかくの誕生日だもんねぇ」

桑田「お、おうよ!ここからがオレたちの盛り上げ役の力の見せ所だぜ!」

山田「安価は絶対ですからな、これから全力で盛り上げますぞ」

苗木「みんな…ありがとう」

舞園「それではあらためて…」




舞園「苗木君、誕生日おめでとうございます!」






おわり

人様のSSネタ使ったりといろいろごめんなさいでした
多分もっとまともな誕生日SSを誰かが書いてくれると思います
読んでくれてありがとうございました

舞園さんは天使まで読んだ



クズ桑田さっさと死 ね

意味不明だった

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