杏「クチュクチュ?」 (105)

この作品は

杏「ペロペロ?」
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以上の続編になります
まぁ続編っていってもとりあえず杏と輝子と小梅と森久保と楓さんと橘さんをペロワシャハムクンカニギナデしただけです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390738584

ちなみに、頑張ればどの作品からでも読めんこともないです、嘘だけど
好きなアイドル出てるやつだけでも無理をして読んでください
ペロペロは輝子
ワシャワシャは小梅
ハムハムは森久保
クンカクンカ楓さん
ニギニギは橘さん
ナデナデはキノ子

多分今回は中二病の子

期待してます


P「最近、なんだか杏の様子がなんか変なんですよ」

ちひろ「変ってなにがですか?」

P「なにがと言われると少し言葉に詰まるんですが……んーと、例えば」

P「俺あいつによくお菓子あげてますよね?」

ちひろ「飴をあげてるのならよくみますね」

P「確かに飴は杏の好物なんでよくあげますけど、それ以外にも結構お菓子はあげてるんです」

P「クッキーとかケーキとか、他にもシュークリームとか」

ちひろ「……なんだかお菓子という括りよりはデザートって言ったほうがしっくり来ますね」

P「まぁそうですね……でもあいつ、スナック菓子とかはあんまり食べないんですよ」

ちひろ「スナック菓子、嫌いなんですか?」

P「手が汚れるのが面倒くさいそうです」

ちひろ(……ぶれないなぁ)


P「まぁそれで、杏の様子がおかしいって話なんですけど」

P「最近、お菓子を上げると凄い複雑そうな顔で受け取るんですよね」

ちひろ「複雑そうな顔?」

P「そうです、しかもですね、いつもはありがとー!とわざとらしく愛想振りまくか、くるしゅうないとか踏ん反り返って受け取るんですが」

P「なんか最近は普通にありがとうって言ってきて……」

ちひろ「? いい事じゃないですか?」

P「杏が素直にありがとうとか言うと……気持ち悪い……」

ちひろ「……」


ちひろ「それなら、本人に何かあるか聞いてみたらどうですか?」

P「俺も何かあったのか聞いてみたんですけどはぐらかすばっかりで」

ちひろ「そうなんですか、それは残念…」

P「だからしょうがなくお菓子をあげた後に杏をストーキングしてみたんです」

ちひろ「プロデューサーが残念ですね」

P「そしたら杏、俺のあげたクッキーを……クッキーを……」

ちひろ「クッキーを?」

P「きらりにあげてました」

ちひろ「……」

P「既にきらりにもクッキーをあげてたので、きらりは断ったみたいなんですが……断られた後あいつ……」

P「しょうがなさそうに……苦虫を噛み潰したように俺のクッキーを……あんな、あんな嫌そうな顔でモグモグと……!」

ちひろ「プ、プロデューサーさん、落ち着いて…」


P「……でも、でもですね、あいつは人の好意を踏みにじったりしないし、甘い物は大好きです」

P「だから、だからやっぱり杏の行動が不思議でしょうがなくて……」

ちひろ「んー……」

P「何かわかりませんか?」

ちひろ(プロデューサーさんのクッキーを食べない……って、考えられるのは……)

P「……」

ちひろ「……多分ですね、杏ちゃんがクッキーを食べない理由は二つほど考えられるんですけど」

P「!」

P「な、なんですかそれ!?」

ちひろ「まぁ、まず一つにプロデューサーさんのことが食べ物を受け取りたくないレベルで嫌いになったかもしれないというとこですね」

P「」

ちひろ「やっぱり、嫌いな人から貰ったものって抵抗ありますから…」

ちひろ「……」

ちひろ「でも、杏ちゃんに限ってそれはないですね、うん」

ちひろ「だいたい飴はちゃんと受け取ってくれるみたいですし、この可能性はまずありません」

ちひろ「だからそうですね、後は杏ちゃんはもしかして虫…」

ちひろ「……あれ?」

ちひろ「プロデューサーさん?」

モン〇ミンスレきか



…………


杏「んー」ゴロゴロ

杏「……」ゴロゴロ

杏「あー」ゴロゴロ

杏「……」

杏「やっぱ痛い……痛いこれ」

杏(……くそぅ、なんでだろ、甘いもの食べれなくなるのは嫌だから気を付けてたのに)

杏(……こんなんじゃ甘いもの食べても痛くて味わう暇がないよ)

杏「せっかくのクッキーだったのになぁ……」

杏「……」

杏「……ん?」ピンポーン

杏「……」

杏(いいや、面倒くさいし、出なくても……)


杏「……」

杏「……」ピンポーン

杏「……」

杏「……」ピピピンポンピンポンピンポン

杏「……」

杏「……」ピピピピピピピピピピンピピンピピピピピピピピンポンピンポーン

杏「……」

杏(これ絶対プロデューサーだ……)ズーン


P「おい、おい、開けてくれ! 開けてくれ杏!!」ドンドン

杏(うるさいなぁもう、いつものことだけど)

P「頼むから開けてー! 開けてよぉー!」ドンドン

杏(……でも、なんだろ、なんか今日めっちゃ鬼気迫ってる?)

P「頼むから! 聞きたいことがあるんだ! 大切な話なんだ!」ドンドン

杏(なんかあったのかな)

P「俺とお前の今後が決まる話なんだ! 頼むから!」ドンドン

杏(……)

杏(しょーがない、開けるか)

P「うおっ、うおおおおおっ! 杏うおおおおおおっ!」ドンドンドンドン

杏(……大分近所迷惑になりそうだし)


P「くそっ、かくなる上は……!」

P「……」ゴソゴソ

杏「あー、待ってプロデューサー、今開ける…」

P「……」ガチャ

杏「から……」

P「……」

杏「……」

P「よう、杏」

杏「なんで開くの?」

P「プロデューサーだからな」

杏「その手に持ってる怪しい針金何?」

P「……」

杏「……」

杏「……」パタン

P「ちょ、閉めるな杏、おいってば!」

杏(ナチュラルに犯罪者過ぎる……!)



…………


杏「で、なんの用?」

P「……その、杏に聞きたいことがあるんだ」

杏「?」

P「……その、お前、お前な…」

杏「なんなのさ?」

P「……俺のこと好きか?」

杏「……」

P「……」

杏「……」

P「……杏?」


杏「……」

P「ど、どうした杏?」

杏「……え! あ、いや……」

杏(……落ち着け、あいつの言ってるのはそういうことじゃない、そういうことじゃないはず)

杏(だから、そう、普通に、普通に返せばいいだけ……別に杏がプロデューサーを嫌う理由はないんだし……)

杏(……)

杏(……でも、もし、もし万が一、友達とかじゃない……そういう意味で聞いてるんだとしたら、杏は…)

杏(……杏は)

P「で、どうなんだ、俺のこと、友達として好きか?」

杏「……」

P「……」

杏「嫌いかな」

P「」


P「な、なんで!?」

杏「デリカシーのないところとか」

P「ぐっ……」

杏「人の部屋の鍵をこじ開けるところとか」

P「そ、それは、乃々のパンツのためであってこんな風に使うつもりは…」

杏「仕事を無理矢理やらすところも」

P「いや、それは俺、プロデューサーだし…」

杏「あと……」

杏「……思わせぶりなところ」

杏「……」

杏「ま、ということで嫌いかな」

P「……」




P「……」ズーン

杏「……ふん」


P「……」ズーン

杏「……」

P「……」ズーン

杏「……はぁ」

杏(すぐ落ち込むんだからなぁ…)

P「……」

杏「……」

杏「あの、さ」

P「……」

杏「……飴、くれたりするところは嫌いじゃないよ」

P「!」


杏「だから、まぁ、その……プラマイゼロで嫌いじゃないというか……その……」

P「杏、飴、飴食べるか!?」

杏「わっ」

P「飴、飴だぞ!!」

杏「い、いや、飴をせびったわけじゃ……というかそれどこから出したの?」

P「飴、いらないのか!?」ズイッ

杏「わかった、わかったから、いる、いるよ」

P「そ、そうか! いるか! それならほら!」グイッ

杏「……」

杏(……でもなぁ)

P「……杏? や、やっぱりいらないのか?」


杏(……ま、飴なら噛むわけじゃないから大丈夫か)

杏「ん、だから貰うって」

P「よっしゃあ!!」

杏「が、ガッツポーズしなくても……ていうか早く頂戴」

P「いや、嬉しくて……ほら、食べろ」

杏「手で直接掴んで飴を渡す人って……」

P「だ、ダメか? 嫌いか?」

杏「あーもう、いいよ別に、嫌いじゃないってば」

P「よかった……ほら」

杏「ん」

杏「……」コロコロ

杏「……?」

P「上手いか?」

杏「いや、美味しいけど……なんか最初ヌメっとしたから、どんな飴なのこれ?」

P「俺がさっきまで舐めてた飴だ」

杏「そう」

杏「……」コロコロ

杏「」


杏「……んー! んー!」バタバタ

P「どうした杏、新しい踊りか?」

杏「……」ダッ

杏「……」ワシワシ

P「……ティッシュ?」

杏「んぺっ……! な、なんてもの食べさせるのさ!」

P「え、は、吐くってお前……美味しくなかったか?」

杏「美味しい美味しくない以前の問題だーっ!」

杏「プッ、プロデューサーの舐めたの……杏、舐め……!」

P「……あれ、冗談のつもりだったんだけど」

杏「……え?」

P「まさか、本当に俺の食いかけの飴をあげるなんてするわけないって」

杏「……」

P「ゴメン、冗談にならなかったっぽいな……ちょっとそれ貸して」

P「あー、結構高い飴だったのに、ティッシュくっついちゃったな……」

杏「冗談って、あのタイミングでそんな意味のない冗談つくのはおかし…」

P「勿体無い、勿体無い」パクッ

杏「」


杏「いま、今なにした! 何食べたーっ!」

P「いや、飴だけど…」

杏「飴だけどじゃないっ! そ、それ杏が食べた奴で……!」

P「え、じゃあ返す?」デロン

杏「口から出すなーっ!」

P「文句の多いやつだな……」

杏「ここで文句のない人を杏は同じ人間だと認めないよ!」

P「んー、杏の味がする」

杏「……! やっぱり吐き出して! 吐き出してそれ!」

P「ん」デロン

杏「こっちに渡そうとするなーっ!」



…………


杏「はぁ…はぁ…」

P「大丈夫か?」

杏「大丈夫じゃない……もう最近プロデューサーを通報するかどうか悩んでばっかだよ」

杏「……というか、何の話だったんだっけ」

P「杏が俺のこと好きかどうかって奴だ」

杏「あ、そっか」

杏「……」

杏(……それが、なんでこんな目に)

虫歯?虫歯になったことないから辛さが分からんな


P「しかし……飴まで食べてくれないとは……」

P「杏はやっぱ俺のこと嫌いなんだな……」

杏「……え?」

P「……おかしいと思ってたんだ、せっかく杏の好きなクッキーやケーキ持ってきても杏は食べてくれないからな…」

杏「い、いや、でもそれは……その……」

P「もういい、もういいんだ……今度から必要最低限のことしか俺はお前にしないようにするから」

杏「!」

P「俺はお前のプロデューサーだから接点はどうやっても出来るけど……ゴメン、我慢してくれ」

杏「……あ、杏は」

杏「なんか勘違いしてるけど、杏はプロデューサーのことは好っ……」

杏「……」

P「……す?」

杏「……好き、とまでは言わないけど……嫌いじゃない、嫌いじゃないよ」


P「……いい、もういい」

杏「な、何がもういいのさ……だから杏は……!」

P「いいっていってるだろ!!」

杏「」ビクッ

P「はぁー……はぁ……」

杏「……プロデューサー?」

P「これ以上俺に気を使わないでいい、俺が……俺が惨めになるだけだ」

杏「なっ、なにいってるの、だから杏は別に嫌ってなんか…」

P「じゃあ!」

P「じゃあ、杏が俺のこと嫌いじゃない証拠を見せろよ!」

杏「し、証拠って……」

P「……ふぐっ、ううう」ポロポロ

杏「」


杏(な、なにこれ、泣かれたんだけど)

杏「プ、プロデューサー……大の大人が泣くのは……」

P「うるせぇ! 杏に嫌われた俺の気持ちが杏に分かるか!!」

P「……嫌われた、気持ちがぁ…」ポロポロ

杏「え、えー……」オロオロ

杏(あーもう、なんかもうこの人今日は会った時から情緒不安定で意味不明すぎるよ……どうすればいいのさ……)

杏(甘いもの食べれないこっちが泣きたいのに……)

杏(……あ、というかこれ、最初から虫歯ってこと教えちゃえばよかったんじゃ……)

P「……」ゴシゴシ

杏「……あの」

P「うおあああああっ、うあっ、うぼあああああ!!」

杏「……」

P「……」グスッ

杏「……あの」

P「おぼっ、おぼろろろろ、おぼろろろろろれあああ!!」

杏「……」

P「……」グスッ

杏(……面倒くさい!)


杏(プロデューサー自分から話振ったくせに人の話聞く気ないじゃんか! こんなんでどうやって話すればいいのさ!)

杏(こ、こうなったらもう……言葉以外でどうにか……」

P「……」

杏「……」

杏(……はぁ、仕方ない、あれを使うか)

杏「ちょっと待ってて」

P「……?」

杏「……」ゴソゴソ

杏「……あれ……たしかこの辺に……」ゴソゴソ

杏「お、あった」

杏「……はい、プロデューサー」ポイッ

P「おわっ」

P「……これ、なんだ?」


杏「……」

杏「その、プレゼント……」

P「え?」

杏「プレゼント!」

P「え……は、え?」

杏「言いたいことがあるのは分かるけど……その、さ」

杏「前、きらりと一緒に買い物した時に……プロデューサーになんか買ってあげることになって…」

P「……」

杏「だから、その、プレゼント」

P「……」

P「……」ポロポロ

杏「ま、また泣くの…!?」

P「いや……ちが、違う……これは違う……」ポロポロ

P「俺……俺、馬鹿だなぁって……はは…」ポロポロ

杏「……」

P「杏は俺のこと大好きでたまらないのに……勝手に暴走して……」ポロポロ

杏「そこまでは言ってないよ!」


P「俺は……俺は馬鹿野郎だ……!」ポロポロ

杏「あぁ、もう、泣いてばっかじゃんか……ほら、ティッシュ」

P「……ありがと」

P「……ちょっと、落ち着くまで待ってくれ」

杏「……はぁ」

P「……」

杏「……」

杏(……あのプレゼント、杏が仕事面倒な日にプロデューサーにあげたら、休みをとってくれるんじゃないかと思って持ってたんだけど、思わぬところで役に立ったなぁ)

杏「……」

P「……」グスッ

杏(……一生言わないでおこう)



…………


P「落ち着いた」

杏「そ、これ以上あんなことで男泣きする人見たくないから良かったよ……」

P「……」

杏「……」

P「……でもさ、気になることがあるんだけど」

杏「?」

P「俺のことが嫌いとかじゃないならなんでお前甘いもの食べないの?」

杏「……」

杏「虫歯」

P「へ?」

杏「だから虫歯……ほんと、最初からそう言っとけばよかった」

P「虫歯?」

杏「うん、右下の奥歯のとこが痛い、めちゃくちゃ」

杏「だからクッキーとか硬いものはあんまり食べたくなかったんだよ」


P「……」

杏「……」

P「ちょっと失礼」

杏「あぐっ…!」

杏(口に指……突っ込まれ……)

P「えーと、右下……奥歯……あ、これか」

杏「ひょ、ひょっと!」

P「うわー、見事に真っ黒だな、これは痛そう」

杏「ふぉ、ふぉの…!」

杏「はぐっ!」

P「いってえ!」

杏「あうっ…!」

P「何するんだ!」

杏「うう……」

P「……」

杏「……ううう」

P「何してんの?」

杏「プロデューサー噛んだら……虫歯痛い……」

P「……」


P「……しかし、虫歯とかお前アイドルなんだから歯は磨いとけよ」

杏「磨いてるよっ!」

P「何日に一回?」

杏「毎日!」

P「お……夜だけ?」

杏「朝夜! 昼にはうがいもするよ!」

P「おお……」

杏「ふんだ、杏甘いもの食べれなくなるのは嫌だし歯はちゃんと磨いてるよっ!」ドヤッ

杏「どう、見直した?」

P「で、何秒くらい磨いてる?」

杏「三十秒くらいかな」

P「はーい、杏ちゃんちょっと洗面所行こうねー」ズルズル

杏「え、え……引っ張るなーっ!?」


P「杏ちゃん、ここに歯ブラシがあります」

杏「うん」

P「杏ちゃんもう一回聞くよ、何秒磨いてる?」

杏「十五秒」

P「なんでさっきより減ってんだよ」

杏「いやでも……磨いてるし、ちゃんとうがいもしてるし」

P「当たり前だ、ただお前の磨いてる時間が短すぎだ、磨いてないと一緒だボケ」

杏「えー……というかその歯ブラシ……もしかして今から歯を磨くの?」

P「もしかしなくてもそうだ」

杏「でも何か食べたわけじゃないのに……」


P「お前が歯を磨く練習のためだ」

杏「面倒くさい……別に死ぬわけじゃないんだから今度でいいじゃん、ね?」

P「……歯がな」

杏「?」

P「歯が虫歯になって神経まで侵されるとな、歯の神経を抜くんだ」

P「物凄い痛みでな……大人でも泣きそうになるくらいだ、注射とか目じゃないぞ」

杏「……」

P「それに、神経までいって放置すると段々顎の骨も溶けていって……全部の歯が抜け落ちることに……」

杏「……」

P「……」

P「……杏の言うとおり、歯磨きはまたでいいか」

杏「磨く、磨くから!!」


杏「うう……でもやっぱり面倒くさい……何分磨けばいいの?」

P「時間もそうだけど、歯磨きってのは磨き方によるところも大きいからなぁ……今回は俺がやってやる」

杏「え、杏何もしなくていいの?」

P「おう、お前はそこで寝そべっとけ」

杏「おぉ……ラッキー」

P「丁寧に磨いてやるから、ちゃんと覚えろよ?」

杏「うん、りょーかいりょーかい、まかせろー」

P「……他人に歯を磨かせるってのがどれだけのことかまだわかってないみたいだな」

杏「?」

P「よし、じゃあ行くぞ、口開けろ」


杏「あーん」

P「……」

P(ゆっくり……ゆっくり、杏の小さい口に白いブラシを降ろしていき)

杏「んっ…」ビクッ

P(……舌に着地)

杏「……?」

P(……そして、ひとこすり)

杏「……っ!」

杏(……え、なに、いまの? なんかゾワッと……)

P(続けて舌を……)

P「……」コシコシ

杏「…ふっ…!…!?」


P「……」コシコシ

杏「……!」バッ

P「お、ちょ、急に顔を動かすな、歯ブラシ抜けちゃったろ」

杏「……これ、なに?」

P「歯磨きだ」

杏「で、でもベロをゴシゴシして……」

P「歯磨きなんだ」

杏「……体、ビクッとなって…」

P「歯磨きだからだ」

杏「……」

P「……」

杏「……」ダッ

P「逃がすかっ!」ガシッ

杏「や、やめ……せめて、せめて自分で……はぷっ…!」

P「俺が教えてやらなければ意味ないだろ……! 優しく教えてやるから……!」

杏「~~~~!!」


杏「む……むうぅ…!」

P「……また舌を磨くぞ」

P「……」コシコシ

杏「……んむっ……んー!」

P「コシコシ…コシコシ…」コシコシ

杏「っ……んん…!」

P「コシコシコシコシコシコシコシコシ」コシコシ

杏「ふっ…ぐっ……!」

P「シコシコシコシコシコシコシコシコ」シコシコ

杏「んぐっ……んっ…んあっ…」

P「杏っ、出すぞっ! 歯ブラシ口から出すぞっ!」コシコシ

杏「んっ…ん……んーっ!」

P「出るっ! うおおおおお!!」スポッ

杏「ぷはっ…………はぁ…はぁ…」


P「……大丈夫か?」

杏「……」

P「返事がないので、今度はそのまま歯をちゃんと磨くことにうつります」

杏「!」

杏「ちょ、ちょっと…休憩……させて…!」

P「そりゃ!」

杏「あむっ…!」

P「歯を磨くのはスピーディに!」シャカシャカ

杏「ふっ……うっ…」

杏(は、激しっ……!)

P「それでいて磨き残しがないように丁寧に!」シャカシャカ

杏「っ…!!」

杏(は、歯の裏……だめ……なんか、なんか一番、くる……!)

P「でもたまにはゆっくり……」シャーカシャーカ

杏「……ふ…あ…」

杏「……ん」

杏(…あれ、これくらいなら、丁度いい……かも)


P「そして重要なのは緩急の差!」シャカシャカシャカシャカ

杏「んぷっ!? ……んっ…!?」

P「そして」ピタッ

杏「……」

杏(と、止まった……)

杏(あ……口の端から…涎たれちゃってる……)

P「平等に歯は磨かれる」

P「健康な歯も、そして…」

P「虫歯も……」

杏「!」

P「……」

杏「……」フルフル

P「……杏、首を振っても無駄だ」

P「この世界は残酷で、美しい……」

杏「……」フルフルフルフル

P「……」

P「……アーメン」



…………


P「さ、うがいしろ杏、うがい」

杏「……」

P「どうした、早く」

杏「……」

杏「……」グイッ

杏「……」クチュクチュ

杏「……ぺっ」

P「ん……よし、うがいもしたし、これで歯磨きは終わりだな、お疲れ様」

杏「……」

P「……杏?」

杏「……ばかーっ! 」ポイッポイッ

P「お、おい、杏、物を投げるな! 危ない、危ないから…!」


杏「うるさいっ、うるさいっ! 杏に……杏にあんなことして!」

P「あんなことって……歯を磨いただけじゃないか」

杏「……そ、それは…」

P「歯を磨いただけじゃあないかぁ」

杏「……嫌いだーっ! プロデューサー大っ嫌いだ!!」ポイッポイッ

P「ははは、お前俺のこと嫌いじゃないって言ってたじゃないか」

杏「今嫌いになったんだっ!」

P「ははは、そうか、そうかぁ杏は俺のこと嫌いかぁ、ははは」

杏「ぐっ、この……この……!」

杏「変態ーっ!」ポイッ

P「!」

P「お、おい、それクッキーの箱…!」

杏「……え」

グシャッ

杏「……あ」


P「……」

杏「……」

杏「……ご、ごめん」

P「……ま、いいよ、杏が虫歯で食べれないなら持ってきた意味ないし」

P「それにほら、崩れたけど、まだ全然食べれるって……」ヒョイッ

P「……」モグモグ

P「……うん、うま……つうっ!」

P「……」

杏「……」

P「……」サスリサスリ

杏「……?」

杏「どしたの?」

P「……いたい」

杏「……」

P「……虫歯かもしんない」


杏「……」

P「……」

杏「……杏、確か新品の歯ブラシのストックがあるんだよなー」

P「!」

杏「虫歯になるなんてちゃんと歯を磨いてない証拠だよプロデューサー……歯の磨き方、杏が教えてあげよーか?」

P「……い、いや、その」

杏「くひひ……さっきプロデューサーに教わったばっかりだからバッチリ歯磨き教えることできるよ?」

P「い、いいよ、自分で磨くから」

杏「遠慮すんなよー、杏が磨いてあげるってば」

P「……」

杏「……」

P「……せめて、杏の使ってた歯ブラシでお願いします」

杏「却下」

これが噂の歯磨きプレイか……



…………



P「あ、あれ、やべえこれ……むしろご褒美じゃね…! もっと、もっとやって杏ううううう!」

杏「ちょ、え、なんで喜んでんのさ……! うっ、動かないで! 歯ブラシが……喉に刺さ……あ」

P「ぐぼあああああああ!!」








おわり

クチュクチュじゃないじゃんとか言うな、クチュクチュの方が夢が広がるだろうが

あと、>>22は滅びろ


中二病はまた今度

女の子の口内ってエロいよね


虫歯になったことない奴の歯みんな溶けろ(暴言)

クチュクチュ→お口クチュクチュモンダミン→揉んだみん→愛海だと思ったのに

歯磨きプレイが流行ってるのか

歯磨きプレイはエロい

>>49の発想に脱帽

おっつおっつ
中二な彼女と聞いてわくわくしてたがいつもどおりの杏だった

杏はカワイイから仕方ないね

最近流行りの痛い方か、やみのまな方か
どっちにしても楽しみだ

いっそ両方かもしれないな!



おまけ1



P「~~♪」

きらり「あっ、Pちゃんそのマフラー!」

P「おっ、気付いたか? ふふふ」

きらり「うんうん! 杏ちゃんと私が買いに行ったやつだにぃ?」

P「おう、ありがとな、昨日渡されたんだ」

きらり「似合ってゆー☆ それね、マフラーって決めたのはきらりでデザインを決めたのは杏ちゃんなんだよ! 大切にしてね!」

P「もちろんだ」

きらり「うぇへへへ……大変だったんだよー? 杏ちゃん、どんな模様にするかお店で一時間くらいずーっと悩んでたんだにぃ!」

P「杏が?」

きらり「うん! あんな真剣な杏ちゃん久しぶりに見たよー☆」

P「……そっか」

P「……」

P「よし、きらり! 杏連れてこい! 美味いもの奢ってやる!」

きらり「本当っ? いえー! Pちゃんの太っ腹ー!」

P「ははは、ケーキバイキングでも行くかぁ」



…………


P「あ、あんま食べてないな杏、どうした?」

P「せっかくのバイキングなんだぞ、もっと食べろって」

杏「……」モグモグ

P「何故そんな嫌そうな顔でケーキを食べるんだ!? 俺のことが嫌いなのか!?」

杏 (せっかくのケーキなのに歯が痛い……)



おまけ2



杏「あのさ」

P「どうした?」

杏「あの……あの歯磨きの時に杏がもらった飴なんだけどさ」

杏「あれって、なんで最初ヌメっとしてたの?」

P「あー、あれは、その、そうゆう飴で…」

杏「そうゆうって……どうゆう?」

P「……」

杏「どういう理由でヌメヌメなんかするの?」

P「あ、じゃああれだ、湿気ってたんだよ、うん」

杏「今まで色んな飴舐めてきたけど、湿気ってたのとは違う気がする」

P「……」

杏「……」

P「……杏、次のライブなんだが…」

杏「話変えるなっ! もっ、もしかして本当にプロデューサーの……舐め、舐めた…」

P「……」

杏「……」

P「これでなんとか……」デロン

杏「口から出した飴渡そうとするなーっ!」



おまけ3



P「なんですかこの緑色の液体」

ちひろ「あ、これですか!? よく聞いてくれました!」

ちひろ「これはですね! プロデューサーさんに歯を磨かれたい人達がいるかもしれないから作った『歯磨きしたーい薬』です!」

P「没収」

ちひろ「ちょ……あっ、持ってかないでくださいよー!」

P「というかこんなの誰が欲しがるんですか! 欲しいやつがいたら顔を見てやりた…」

留美「ちひろさん……あの薬の件なんだ…」ガチャ

留美「け……ど…」

P「……」

ちひろ「……」

留美「……」

留美「……」パタン

P「……」

ちひろ「……」

渋谷凛「こっちをみろォォォォ!!」

おまけだけ

蘭子まだ少し時間かかりそうなんでもうちょい待っといてください

中二病は熊本弁の方か
おっつおっつ

なんか変だと思ったら中二病の子二人いるのね、人材豊富すぎだろ

蘭子編いきます


蘭子「……♪」

蘭子(お仕事、楽しかったなー)

蘭子(私の落書きを衣装にしてくれて……しかもそれを着れるなんて、夢にも思わなかった)

蘭子(えへへ、アイドルやっててよかった)

蘭子(……それもこれも、私をアイドルにしてくれたプロデューサーのおかげかも)

蘭子「……」

蘭子(今日の仕事終わったし、プロデューサーにお礼いって帰ろうかな)

蘭子「……」テクテク

蘭子「……」

蘭子(……今日はちゃんと、ちゃんと『お疲れ様でした』って言うぞ、うん)

蘭子「よーし」ガチャ

P「……」

蘭子「!」

蘭子(い、いた……お仕事してる……)

P「……」

蘭子「……」

蘭子「……プ、プロ…」

蘭子「プロ……デュー…サー…」

P「……」

蘭子「おつ、おつか……」

P「……」

蘭子「……」

蘭子「闇に飲まれよ!」


蘭子(あ、あうう……また言えなかった)

蘭子(なんで、なんで言えないのかな……)

蘭子(……こんなんじゃ、プロデューサーにまたからかわれちゃう)

蘭子「……」

蘭子「……?」

蘭子(あれ、そういえば反応してくれてない……)

P「……」

蘭子(……聞こえなかったのかな?)

蘭子「……」

P「……」

蘭子「闇に飲まれよ!」

P「……」

蘭子「……」

蘭子(え……そんな、無視、されてるの?)

P「……あー」

蘭子「!」

P「我が求めるのは、この世界にあるただ一つの真実」

P「純白の天使の白絹と対をなす、堕天使の漆黒なる翼が欲しい……」

蘭子「……」

P「……」

蘭子(……どうしよう、プロデューサー喋ってくれたけどちょっと何言ってるかわかんない…!)

P(乃々の飽きてきたし、蘭子のパンツ欲しい)

分かるかよ


蘭子(えーと、えーと……)

P「……」ガラッ

蘭子「!」

P「……」ボーッ

蘭子(事務所の窓あけて……外見てるのかな?)

P「……」

蘭子「……」

蘭子「我が友よ……風が泣いているのか?」(プロデューサー……外になにかあるんですか?)

P「……風が泣く、か」

P「風は吹き続ける、悲しみと絶望を乗せて……だが彼等はまた希望をも運んでくれるんだ……」

蘭子「……」

蘭子(……なんだろう、よくわかんない、よくわかんないけど)

蘭子(今日のプロデューサー、なんだか凄くカッコイイ!)キラキラ

P(窓開けたし、突風きて蘭子のパンチラ見えねえかな)


蘭子「……」ドキドキ

P「……」ボーッ

蘭子「……」ドキドキ

蘭子「わ、我が友よ……」

蘭子「……今の貴公があるのは幾千幾万の時を越えようとも辿り着けなかった境地だろう……なのに何故、そこにいる」(なんだかいつもと雰囲気が違いますけど、何かあったんですか?)

P「……」

蘭子「……」

P「……」

蘭子「と、問いかけに答えよ」(無視しないで下さいよー!)

P「……」スッ

蘭子「!」

蘭子(……た、タバコ?)

蘭子「……そんな玩具で遊ぶ趣味があったか?」(タバコ、吸ってましたっけ?)

蘭子「その紫煙は身を滅ぼす、我が身が可愛いのならやめることだ」(体に悪いからやめた方が……)

P「……」

蘭子「……」

P「……」シュボッ

蘭子「プロデューサーっ!」


蘭子(も、もう……タバコってなんだか心配……学校でも凄く体に悪いって聞いてたのに)

蘭子(で、でも、吸うのは個人の勝手だし、私が心配するのは逆に迷惑かな……)

蘭子(……だ、だけど)チラッ

P「……」スーッ

蘭子「……え?」

P「……」スパー

蘭子(え、あれ、煙が出てない……タバコって煙出るはずだよね?)

蘭子(じゃあ、あれは……)

P「……」スーッ

蘭子「……」ジー

P「……」スパー

蘭子「……」

蘭子(……あれ、ココアシガレットだ)ズーン


P「……」スパー

蘭子「……」

蘭子「わ、我が友よ」

P「……どうした」

蘭子「貴公が我をからかったのは多目に見よう、だが見えないところにこそ本当の闇が巣くうものだ」(タバコを吸ってないのは安心したんですけど……そんなことするのは違う意味で凄く心配です……)

蘭子「戯れも度が過ぎると、児戯でしかない」(ちょっと、子供っぽいですよぅ)

P「……クク、ハハハハハ」

蘭子「!」

P「ひーっ、ひーはぁ、ひひゃひゃひゃひゃ!!」

蘭子「や、闇に触れたのか……!?」(気が触れたんですか……!?)

P「……蘭子、子供っぽいと言ったな」

蘭子「……し、真実を言ったまで」(……だ、だってそれは……さすがに…)

P「じゃあ吸ってみるか?」

蘭子「え……?」

P「お前が子供っぽいって言ったタバコ、吸ってみろ」スッ

蘭子「……!」

かわいい


蘭子「わ、我が友よ、目を覚ませ、偽りの虚構に囚われたままでは闇に堕ちてゆくしか道はない……」(プロデューサー、だからそれはタバコじゃなくてお菓子で……)

蘭子「また……またその虚構を創り出したのは他ならぬ自分自身! それが自らのものであることを受け入れよ、決して他人、ましてや私の物ではないっ!」(それに……それにもうそれはプロデューサーが口をつけたものじゃないですか! それを私が食べると……間接…間接キス、に……)

P「いらないのか?」

蘭子「!」

蘭子「……」

P「……」

蘭子「……い、偽りの虚構もまた、真実と化すのか?」(……わ、私が食べると間接キス、なんですよ?)

P「……」

蘭子「……」

P「ま……いいことだ、タバコなんて子供でも大人でも吸うもんじゃない」

P「意地悪して悪いな…」スッ

蘭子「あ……」

蘭子「……あむっ!」パクッ

P「あ、お、おい!」


蘭子「……」

P「……」

蘭子(プロデューサーが片付けようとした瞬間……体が動いちゃった……)

P「い、いや、俺も冗談でタバコ吸わせようとしたのは本当悪かったから、悪かったからな?」

P「やめよう蘭子、こういうのは」スポッ

蘭子「!」

蘭子「……!」パクッ

P「……」

蘭子「……」

P「……」スポッ

蘭子「……」パクッ

P「……」スポッ

蘭子「……」パクッ

P(なにこれ楽しい)

なにこれ可愛い


蘭子「……」

P(……どうしたらやめてくれるかなー)

蘭子「……」

蘭子(……勢いで咥えちゃってからずっとこのままだけど)

蘭子(私、私今プロデューサーと間接キス……ずっと……してる……)

P「……」

蘭子「……」

P「甘いか?」

蘭子「!」

P「……」

蘭子(そ、それって……どうゆう…お菓子だからってこと? それとも…)

蘭子(……プロデューサーの、食べかけだから?)

P「……」

蘭子「……」

蘭子「~~!」ポリポリポリポリ

P「うおっ!」

蘭子「……!」ハムッ

P「わっ、と」バッ

蘭子「……」モグモグ

P(指まで食われた……)

蘭子(指まで食べちゃった……)

必然の理(かわいい)


P(そ、そんなことより……!)

P「おい!」

蘭子「わっ……」

蘭子「……ど、どうした我が友よ……お、お菓子は、そ、その…甘……甘かっ…」

P「タバコ、食べるってお前……体は、体は大丈夫なのか!?」

蘭子「えっ」

蘭子「いや、あれは……あれはタバコじゃ…」

P「でもじゃない! くそっ、吐け……っていっても、キツイしな……」

蘭子「あ、あれは偽りの…」

P「そうだ! 掃除機! 餅とかが詰まったら掃除機で直接吸うっておばあちゃんの豆知識で……!」

P「い、いやでも掃除機ないし……どうすれば……」

蘭子「……わ、我が友?」

P「……」

P「……俺が掃除機になるしかないか」

蘭子「!?」

P「蘭子、ちょっと辛いかもしれないけど俺に任せておけ」

蘭子「ま、任せるって……そんな……闇に、闇に囚われたか!?」

P「違うんだ、俺が闇に囚われたんじゃない、俺自身が闇なんだよ」

蘭子(何言ってるのこの人……!)


P「さぁ、一緒に闇へ溶けよう蘭子、そして俺がお前を救う……」

P「俺が……今から蘭子を吸う」

蘭子「え……え……」

蘭子(し、正気じゃないよプロデューサー!)

蘭子(このまま、このままボーッとしてたらプロデューサーに……その、キス……吸われ……吸われて……)

蘭子(……子供が、子供できちゃう)

蘭子(一姫二太郎で……質素ながらも笑顔でいっぱいな暮らしをして)

蘭子(プロデューサーが帰ってくる度、私が闇に飲まれよ! って迎えてあげるとプロデューサーが『……おう、闇に飲まれるかな……蘭子という闇に』って言ったりして)

蘭子(どうしよう……幸せになっちゃう……)

蘭子(で、でも……でも私、まだ子供の世話なんか自信ないよ!)

P「……」


蘭子(ご飯も練習しなきゃいけない……せっかくだから美味しい料理を作ってあげたいし)

蘭子(……だけど、赤ちゃんがお腹にいたりする時期とかは難しい時もあるかも)

蘭子(……でも、でもそしたらきっとプロデューサーが『俺がやってやる、可愛い堕天使を、そしてこれから生まれる天使を辛い目に合わせやしないさ』なんて言ってくれて……)

蘭子(私はそれに甘えて休もうとして……あ、やっぱりプロデューサーが指とか切ったら心配かも……)

蘭子(……そうだ! それならプロデューサーと私で台所に立てばいいんだ!)

蘭子(私は簡単なことしか出来ないだろうけど、二人で料理作って……テレビ見ながら、ちょっとこのお味噌汁しょっぱいね、なんて……)

P「……あの」

蘭子「!」

P「吸っていい?」

蘭子「……」

蘭子「……だめえええええ!!」バッシャアアアアン

P「うぼああああああああああ!!」


蘭子「あ……」

P「おご、うごおおおおおお!!」

蘭子「ご、ごめんなさい! つい……びっくりして近くにある水を……!」

P「あぎゃ、あんぎゃあああああああ!!」

蘭子「水、を……?」

蘭子(……水って緑色だっけ?)

蘭子「だ、大丈夫ですかプロデューサー!!」

P「……は…み……」

蘭子「何、なんですか!?」

P「は……み…が……き…したい」

蘭子「へ?」

P「歯磨き、歯磨きしたいよおおおおお!!」

蘭子「!?」ビクッ

蘭子(わ、私……何掛けちゃったんだろう…プロデューサー尋常じゃないし、もしかして大変なものを…!)

蘭子(そ、そうだ、容器に何か書いてたはず、一体何が…!?)

蘭子(……)

蘭子(……これを飲ませたら気になるあの人が歯を磨いてくれるかも!? そんな薬です!)

蘭子(……製作者……千川ちひろ……)

P「……」

蘭子「……」

P「さぁああああああああああああ!」

P「はじめようか……俺たちのはみがきを」

蘭子「え……え?」


P「は、み、が、き」

P「じょうずかな~あああ?」

蘭子「………我が、我が友?」

P「お名前は?」

蘭子「え……」

P「お名前は?」

蘭子「え、あ……ふ、ふふふふ我は暗黒の闇から生まれし存在、真の名を発すれば、我が友といえども闇に…」

P「お名前はっ!?」

蘭子「ひっ! ……か、神崎……神崎蘭子……です」

P「……いくつですか?」

蘭子「え……えと、我、我は永遠の時を生きる者、歳などとうに数えることを忘れ…」

P「いくつ!?」

蘭子「14、14ですっ」

P「……そう」

蘭子(な、なんだかプロデューサー、凄く、凄く怖い……)


P「じゃ、磨かせて下さい」スチャ

蘭子「え、え?」

蘭子「磨くって……その歯ブラシ……」

P「磨かせてください」

蘭子「……磨くって……私の……我の?」

P「おう」

蘭子「……我の、その…むぐっ!」

P「くちゅくちゅ♪」

蘭子「ふぅっ……ふ、ふぁがともよ! 断りもひゃく……むぐぅっ!」

P「しゅわしゅわ♪」

蘭子「ふぁ、ふぁめよ! 一刻もふぁやく、ふぉれを抜くのふぁ!」

P「くちゅくちゅくちゅくちゅしゅわしゅわ♪」

蘭子「ふぇ……んむ…ぬ、ぬふぃて……やめふぇえ……」


P「くちゅくちゅ歯磨き♪」

蘭子「ふぁ……んん……」

蘭子(私の……私の口の中をプロデューサー、プロデューサーが……)

P「しゅわしゅわ歯磨き♪」

蘭子「あぅ……ふうう…」

蘭子「ふよ、ふよでゅーひゃあ……ふぁめ、ふぁめて、もう、もうわたふぃ……」

P「くちゅくちゅしゅわしゅわぁー♪」

蘭子「ふあっ……ん……あ……!」

P「歯磨きくちゅくちゅ♪」

P「ちゅー」チュッ

蘭子「っ!」

蘭子(おでこ……おでこにキス、され……!)

P「歯磨きしゅわしゅわ♪」

P「わー」

蘭子「ふぅ……ん…」

P「歯磨きくちゅくちゅ……」

蘭子「!」

P「……」

蘭子「……」

P「……」

蘭子「……え、ふよ、ふよでゅーひゃあ……おでこに……ふぉ、ふぉの……ふぃないんですか?」

P「くちゅくちゅくちゅくちゅしゅわしゅわー♪」

蘭子「ふ……あ、あ……あっ、ふぃ、ふぃどい、ふぃどいです!」


P「……」ピタッ

蘭子「ふ……うう…」

P「……」スポッ

蘭子「……」

P「……」

蘭子「……呪いの宴は終わりか?」(終わった……終わったんですか?)

P「蘭子、ここまでくるとこの曲は最初からまた繰り返しなんだ」

蘭子「……え」

P「くちゅくちゅー♪」

蘭子「うそっ……んむっ……んー!」


P「……」

蘭子「……ぁ…」

P「……」

P「ごめんな、12回も繰り返しは辛かったよな」

蘭子(……あ、やっと、やっと終わったんだ)

P「……よし、やっと最後だ蘭子」

蘭子「……え?」

P「仕上げはおにいーさあああん♪」

P「の、指」

蘭子「え……我が、友、何故指を近づけ……え?」

P「グリグリシャカシャカ♪」ズポッ

蘭子「んむっ!」

蘭子(プロデューサーの指……指で!?)

P「グリグリシャカシャカー♪」

蘭子「あう……あむ……」

蘭子(も、も……頭ぼうっとして……)


P「上の歯ー♪」

蘭子「くふっ……くふぐったい……!」

P「下の歯ー♪」

蘭子(あう……あうあうあ…プロデューサーの指の味がする…)

P「前歯ー♪」

蘭子(……美味しい、かも……なんて…)

P「奥歯ー♪」ググッ

蘭子「ふぁっ……ひゅ、ひゅうに……わた、わたひのふぉくまで……」

P「グリグリシャカシャカグリグリシャカシャカ♪」

蘭子「あっ……ふう……あっ…あっ……あっ!」

P「しゅわああああああああ!」

蘭子「あ、あ……ああっ……あーっ!」

P「……」

蘭子「……ぅ…」

P「食べたら磨く、約束げんまん」

うっ……ふぅ……


P「ふぅ」

蘭子「……うぅ」

蘭子(めちゃくちゃに…されちゃった)

P「いやぁ、満足したぁ」

蘭子「……」

蘭子「……?」

蘭子(……あ、プロデューサーの指……私の唾液でベトベトになっちゃってる……)

P「うん、いいな指歯磨き、すっげえ気分いいや」

蘭子(綺麗に……綺麗にしないと)

P「今度は礼子さんにもやってみ…」

蘭子「はむっ」

P「りゅはあああああん!?」ゾワワッ

蘭子「いふぁ……いふぁ綺麗にひまふね……」

P「え、蘭子……?」

蘭子「……あむ……ん…」

P「あっ……ちょ、ちょっとそれは……」

蘭子「……はぐはぐ」

P「あっ……ん…あっ……!」

蘭子「……」

P「……」


蘭子「……はぐはぐ」

P「うおっ……いっ、あっ……」

蘭子「……」

P「……」

蘭子「……もひかひて、ぷよでゅうひゃあ」

蘭子「指、なふぇられるの……弱かったひするんでひゅか……?」

P「……そ、そんなことは…」

蘭子「はぐ」

P「あうっ!」

蘭子「……」

P「……そんなことはないぞ」

蘭子「……ふよでゅうひゃあ、可愛い……」

P「ら、蘭子、もういいから、もういいから離れよう、な?」

蘭子「……よふの宴は、はひまったばかひ」

蘭子「共に果てようふぉ……はぐはぐ」

P「お、おい……何その、何そのテクニック……あ、やめ、やめてえ、やめてえええええええ!」




おわり

はみがきじょうずかなってまだやってんのかな


今回も見てくれた人ありがとうございました

堕天使が堕ちたか…

蘭子ちゃんの口を思う存分蹂躙した後に体の一部をお口でお掃除させるなんて……!

おっつおっつ



おまけ4



P「……」ピクピク

蘭子「……」

蘭子 (あれだけ私の口の中、指でめちゃくちゃにしておいてこっちからだと途端に弱くなるの納得いかない……)

蘭子 (……というか、もう、ちひろさんもこんな変なもの作るんだからなぁ)ヒョイッ

蘭子 (……え、あれ? この薬って)

蘭子「……」

蘭子「我が友よ」

P「な、なんだ…これ以上なめらるともう俺……俺、おかしくなっちゃう……」

蘭子「……深淵に隠された答えを導きたい」(……質問があるんですけど)

蘭子「あの魔なる薬、力を解放するには外界ではない内なる力が必要となるはずだ、友よ、その力を何で補った?」(このお薬、飲んだら影響が出るみたいなんですけど、プロデューサーって体にかかっちゃっただけですよね?)

P「そ、それは……」

P「……」

蘭子「……」

蘭子「……我を謀ったか?」

P「……」

蘭子「……」

蘭子「友といえども十字架を背負う覚悟はあるだろうな……さぁ、宴の再開だ、楽しもうぞ」

P「え、待って、これ以上はダメ、ダメだって! ごめん、ごめんってば!」

蘭子「我をあそこまで追いやった報い……」

蘭子「……謝っても、許さないんですから!」



おまけ5



愛海「くちゅくちゅ」

P「……」

愛海「お口くちゅくちゅ」

P「……」

愛海「モン○ミン」

P「……」

愛海「揉んだみん」

P「……!?」

愛海「なんでこれで私の出番じゃないのー!?」

P「い、いや、それは無理がある」

愛海「無理だと思うからダメなんだよ! だいたい最近プロデューサー色んな女の子にちょっかいかけて……愛海にも揉ましてっ!」

P「い、いや揉んだことはねえよ」

P「だいたいお前はあれじゃね、モミモミだったら出番が来るだろうから待っとけばいつか…」

愛海「ほ、本当にっ!?」

P「……多分」

愛海「モミモミ……うひ、うひひ……揉むぞぉー、揉みしだくぞぉー」

P「まぁ揉まれる側だろうけど」

愛海「え?」


P「……揉んでいいのは、揉まれる覚悟がある奴だけだ」

愛海「……」

P「……」

P(……大人しくなったか、ま、揉まれる側だとは思ってなかっただろうしな)

P(流石に俺も揉むまでいくとヤバイし、愛海も諦めて…)

愛海「……男の人に揉まれると、大きくなるんだよね?」

P「え?」

愛海「ちっちゃいのも素敵だけど……私のおっぱいが大きくなればいつでも大きいおっぱい揉み放題……」

P「あ、愛海?」

愛海「……プロデューサー、プロデューサーなら私はいつでもいいよ……揉んでくれる?」

P「ちょ」

愛海「早く揉め! おっぱいが待っているんだ!」

P「……」

愛海「……」

P「……」ダッ

愛海「!」

愛海「……私のおっぱいにかける情熱、略しておぱ熱に勝てるとで思うの?」

愛海「すぐ捕まえて、揉ませてやるー!」ダダダッ

P「いやー! いやぁ! 揉みたくないー! まだ警察には捕まりたくないいいい!!」

愛海「じゃあ揉ませろー!!」

P「いやああああああ!!」



おまけ6



P「乃々、今日はスカートじゃないんだな」

乃々「あう、あうう、だって……」

乃々「スカートだと、パンツ……とられちゃいますし…」

P「ははは、乃々のパンツは腐る程あるからもうとらないよ」

P「むしろ今は他のアイドルのパンツ欲しいかな」

乃々「!」





凛「!」

凛「……」

凛「……」スルスル

凛「……」ポンッ

ちひろ(え、え、どうしたの凛ちゃん…!? なんで今パンツ脱いで机の上に…!?)


乃々「……」

乃々「……」ポカッ

P「いてっ……なんだ?」

乃々「……な、なんでもない、ですけど」

乃々「なんでも……」

P「……?」

乃々「……」

乃々「……」ポカポカ

P「いてっ……いててっ…」

凛「……」ジー

ちひろ(ま、まさか……もしかしてパンツをプロデューサーさんに……?)

乃々「……」ポカポカ

P「ぐ……そっちがそんなことしてくるならなぁ……」ガシッ

乃々「あ……」

P「スカートじゃなかろうと関係ない……パンツ、いただくからなぁ…!」

乃々「……あ、べ、ベルトとらないで…!」

凛「……」

凛(こっちをみろォォォォ!!)ゴゴゴゴゴゴゴ

ちひろ(こ、怖い……プロデューサーさん気付いて、気付いてあげて下さい! パンツが、パンツが隣の机に置いてあるんですよ……!)

P「ははは、乃々のパンツいただきー」

乃々「やめ、やめて欲しいんですけど…!」

凛「……」ゴゴゴゴゴゴゴ

ちひろ「……」ブルブル

モバマスやりだしたけどガチャは思ったより高いしトレードに必要なスタドリの数も意味不明だしで心折られた......


駄文失礼しました―

いいSSだった、かけ値なしに

あいかわらずおまえはおまえだな


すき

ディープキスでクチュクチュすると思ってた


エアPだったのか(驚愕)

もう一つのお口を指でくちゅくちゅするのかと


エアPでここまで書けるなんてすごい(小並感)


スタドリはフリトレで増やす物だから…

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