ことり「私…海未ちゃんのことが…!」 (123)
※内容はことうみです
※書き溜が途中です
※えちぃシーンはございません
※クリスマスの予定がありません
※ご都合主義ハッピーエンドが大好きです
※違和感はことりのおやつにしてください
以上のことを容認した上で、最後までお付き合い頂ければ幸いです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387724166
TV『・・・など、クリスマスに向けて慌しくなるお店が多くみられます』
プツン
ことり「クリスマスかぁ・・・」
ことり「・・・・・・・・」
ことり「海未ちゃん・・・誰かとおでかけしたりするのかな?」
ことり「も、もし予定がないなら・・・ことりと・・・」ボンッ
ことり「~~~~~~~~~~~」パタパタパタ
ことり「ぅぅ・・・こんなんじゃ海未ちゃんを誘えないよ」
ことり「海未ちゃん、モテるもんね・・・」
ことり「・・・・・・・・・・・・」
ことり「よ、よし、明日海未ちゃんをクリスマスデートに誘っちゃおう!」
ことり「そのまま恋人になっちゃったら・ ・・や~ん///」
ことり「そうと決まったら今日はもう寝ちゃおう」
ことり「おやすみなさい、海未ちゃん♪」
穂乃果「でね!信じられないのはそれをご飯にざばーっとかけちゃったんだよ!」
穂乃果「絶対おかしいよ!」
穂乃果「そしたらだよ?」
ことり(うーん、海未ちゃんと二人きりになれないよ)
ことり(いつも三人でいるもんね)
ことり(でもでも!まだ放課後や練習の時があるもん!)
ことり(海未ちゃん!覚悟しててね!)
穂乃果「こ・・・ことりちゃん・・・?」
海未「どうかしたのですか?ことり」ピトッ
ことり「ひゃい!?ううう海未ちゃん!? 」
海未「ふむ・・・熱はないようですね」
ことり(近い!近いよ海未ちゃん!)
海未「む、少しだけ顔が赤いような・・・大丈夫ですか、ことり?」
ことり「だ、大丈夫だよ!ちょっと考え事してただけだから!」
海未「そうですか・・・」
穂乃果「ぅぅ、穂乃果もちょっと体調悪いかも」
海未「あなたのはただ授業を受けたくないだけでしょう」
ことり(び、びっくりした)
ことり(もう!海未ちゃんの天然ジゴロ!ああいうのを素でやっちゃうから皆にモテちゃうんだよ!)
ことり(こういうのはことりがやって、海未ちゃんが顔を真っ赤にするのが普通なのに!)
ことり(今度やり返しちゃうからね!)
海未「はい、それでは今日の練習はここまでです」
穂乃果「疲れた~」
凛「お腹減ったにゃ~」
ことり(結局あの後も二人になれなかったよぅ)
ことり(ふぇ~ん、このままじゃ海未ちゃんとクリスマスデートできないよぅ…)
絵里「そういえば・・・明後日はクリスマスだけど、皆は予定とか入ってるの?」
にこ「にこはなんにも入ってないな~」
にこ「クリスマスなのに予定がないなんて、にこ寂しいな~。真姫ちゃん、にことデートしてくれる?」
真姫「き、急にそんなこと言われても///」
にこ「駄目かな・・・真姫ちゃん・・・」ウルウル
真姫「だ、駄目なんて言ってないわよ! いいわよ!デートしてあげるわ!にこちゃんが一人でかわいそうだからしかたなくよ!?」
にこ「わーい!真姫ちゃん大好き!」
真姫「あぅ///」
ことり(よし、この流れにのってことりも海未ちゃんを!)
希「はいはい、いちゃつくのもええけど、早く帰ろうな」
絵里「それもそうね、明日と明後日は練習がないから、せっかくのクリスマスなんだし楽しんできなさい」
ことり(あ、あれ・・・もう終わっちゃうの!?)
ことり(ま、まだ帰りの時間があるから大丈夫だよね?)
ことり(待っててね、海未ちゃん!)
希「スピリチュアルやなぁ」
海未「なんだか久しぶりですね、ことりと二人で帰るのは」
ことり「そ、そうだね//」
ことり(まさか穂乃果ちゃんが先に帰って、海未ちゃんと二人きりになれるなんて)
ことり(これは神様がくれたチャンス!)
ことり(勇気をください!)
ことり「う、ううう海未ちゃん!」
海未「はい、どうかしましたか?」
ことり「ええと・・・そのぉ・・・」
ことり(だめええええええ!恥ずかしくて言えないよぉ・・・)
ことり(せっかく二人きりになれたのに)
海未「・・・ことり、お話があります」
ことり「な、なにかな?」
ことり(ま、まさかクリスマスデートのお誘い!?)
海未「その・・・ですね・・・」
ことり「う 、うん」
ことり(海未ちゃんが言うのをためらってる)
ことり(大丈夫だよ!ことりは海未ちゃんのお誘いを断ったりしないから!)
海未「実は・・・」
海未「私には好きな人がいるんです」
ことり(えええええ!?)
ことり(クリスマスのお誘いじゃなくて告白!?)
海未「それで、ですね・・・ことり」
ことり「ひゃい!?」
ことり(あわわわわわわわわ)
ことり(だ、だめ、まだ心の準備が)ドキドキ
ことり(このままお持ち帰りされちゃったら・・・やんやん///)
海未「・・・・・・・・・・・・・」
海未「プレゼント選びに、付き合ってもらえないでしょうか?」
ことり「・・・・・・・・・え?」
ことり「プレゼント・・・選び・・・?」
海未「はい。せっかくのクリスマスなので、プレゼントを買おうかと思いまして」
海未「そして、この胸の想いを伝えようかと」
ことり「そ、そうなんだ・・・」
ことり(え?え?え?どういうこと?海未ちゃんは何を言ってるの?)
海未「それで、明日のクリスマスイブに、プレゼント選びに付き合ってもらいたいのです」
ことり(プレゼント選びをことりに・・・それって・・・)
海未「ええと、駄目でしょうか?」
ことり「え・・・う、ううん、いいよ。それなら、穂乃果ちゃんも誘ってーー」
海未「だ、駄目です!」
ことり「!?」
海未「あ・・・すいません。今日のことは、穂乃果には言わないでください・・・」
ことり(それって・・・つまり・・・)
ことり(海未ちゃんが好きなのは・・・)
ことり(あの後、海未ちゃんと別れてどうやって帰ったのか覚えてない)
ことり(結果として、ことりは海未ちゃんとクリスマスイブに二人でおでかけすることになった)
ことり(海未ちゃんと一緒におでかけするの、とっても楽しみ)
ことり(そのはずなのに・・・)
ことり(なんで・・・)
ことり「なんで・・・こんなに悲しいの」ポロポロ
ことり「うっ・・・ひぐっ・・・」
ことり「こんなの・・・こんなのってないよ・・・」
ことり「ことりに・・・穂乃果ちゃんへのプレゼントを選ばせるなんて・・・酷いよ・・・酷すぎるよ」
ことり「私だって・・・海未ちゃんが好きなのに!」
ことり「このままじゃ、海未ちゃんがとられちゃう」
ことり「嫌だ・・・嫌だよ・・・海未ちゃん・・・」
ことり「誰か・・・誰か助けてよ・・・ことりは、もうどうしたらいいのかわからないよ」グスッ
ことり「海未ちゃんの・・・バカっ!」
ことり「困ったことがあったら・・・グスッ・・・相談してくださいなんて・・・困らせてるのは海未ちゃんなのに」
ことり「こんなこと、言えるはずがないのに・・・! 」
ことり「こうなったら・・・海未ちゃんを監禁して…」
ことり「だめ、海未ちゃんにそんな酷いことできない」
ことり「どうすればいいの・・・?」
ことり「・・・・・・・・・」
ことり「・・・・・だめ」
ことり「だめだよ、こんな弱気じゃ」
ことり「このままなんにもしなかったら、海未ちゃんが穂乃果ちゃんにとられちゃう」
ことり「そんなの絶対にいや!」
ことり「こうなったら、明日はうんとおしゃれして、穂乃果ちゃんから海未ちゃんをとっちゃうんだから!」
ことり「プレゼントを選んで、それから海未ちゃんに告白しちゃうんだから!」
ことり「神様、一日だけでいいから、ことりに勇気をください」
ことり「幸せの魔法を、かけてください」
ことり「海未ちゃん…大好きだよ」
本日はここまでとなります、お付き合い頂きありがとうございました。次の投稿は24日の夜からを予定しておりますので、よろしければ最後までお付き合いお願いします。
乙
またことうみか、ことうみ以外書かないの?
乙
乙ありがとうごさいます。
ことうみ以外にも、にこまき、ほのまき、ほのえりを書かせてもらったことがありますので、もしよろしければ読んで見てください。
間に合いましたら、少しにこまきも追加させていただこうと思います。
読んでみたいから
url貼ってほしい
ことうみかやったぜ
ありがとうございます。
少し厚かましいですが、過去作品の紹介をさせて頂きます。
ことり「私だけの海未ちゃん」(ことうみ)
ことり「私だけの海未ちゃん」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1378661081/)
真姫「Trick or Treat」(にこまき)
真姫「Trick or Treat」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383063567/)
海未「奇跡が一生懸命の報酬なら」(ことうみ)
海未「奇跡が一生懸命の報酬なら」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386861740/)
速報ではないのですが
穂乃果「真姫ちゃん…真姫ちゃん…」クチュクチュ(ほのまき)
穂乃果「出来た。女の子に食べさせるとガチレズに目覚める饅頭だよ」(ほのえり)
穂乃果「出来た。女の子に食べさせるとガチレズに目覚める饅頭だよ」 - SSまとめ速報
(http://www.logsoku.com/r/news4vip/1385985362/)
穂乃果「出来たよことりちゃん。レズの性欲を爆発させる饅頭だよ」(ことうみ)
穂乃果「出来たよことりちゃん。レズの性欲を爆発させる饅頭だよ」 - SSまとめ速報
(http://www.logsoku.com/r/news4vip/1386257596/)
こちらの方で乗っ取りで書かせて頂きました。
お暇潰しの際にでも読んで頂けたら幸いです。
レズ饅頭の人だったか!
過去作好きだったから期待
>>28
サンキュー
読んだことあるのもあった
ことり「うーん、どうしよう」プチ
ことり「やっぱりボタンは閉めておいた方がいいかな」プチ
ことり「で、でも…開けておいた方が可愛いかも」プチ
ことり「これだと…しゃがんだりした時に海未ちゃんにお胸が見られちゃうかも///」
ことり「そしたら海未ちゃんをメロメロに…」
ことり「でもでも、海未ちゃんは真面目さんだから怒られちゃうかも」プチ
ことり「どうしよう…」
ことり(…………)
ことり「今日は勇気を出すって決めたもん!」プチ
タッタッタッ
ことり「海未ちゃん!」
海未「ことり、こんにちは」
ことり「ごめんね、遅れちゃって」
海未「いえいえ、時間ぴったりですよ」
ことり「でもでも、海未ちゃんを待たせちゃったし…」
海未「楽しみでついつい早く起きてしまっただけです。ことりが気に病むことではありませんよ」
ことり「た、楽しみに…///」
ことり(海未ちゃん、ことりとのデートを楽しみにしてくれてたんだ///)
海未「それでは行きましょうか」ギュッ
ことり「ふぇっ!?」
海未「あ、すみません、人が多いものですからはぐれないようにと…迷惑でしたか?」
ことり「う、ううん!そんなことないよ!」
ことり(ぅぅ…海未ちゃんがかっこいいよぅ//)
海未「ことり?大丈夫ですか?」
ことり「う、うん//えっと、どこにいくの?」
海未 「そうですね、まずは映画館にでも行きましょうか」
ことり「映画館…?」
海未「はい、映画館です」
ことり「今日はプレゼント選びじゃなかったの?」
海未「えっと…プレゼント選びのためだけにことりお呼びたてするのも申し訳ないので、いい機会ですし、久しぶりに二人で遊びましょう、という話だったと思っていたのですが…違いましたか?」
ことり「そ、そうだったね!ちょっと寝ぼけちゃってた」
ことり(あまりのショックで聞き逃しちゃってたみたい…)
ことり(で、でも、これはチャンス!夜にロマンチックな場所で告白を…!)
海未「ああ、そうでした、ことり」
ことり「ん?どうしたの?」
海未「今日のことりも、とても可愛いですよ」
ことり ボンッ
海未「ふふ、顔が真っ赤ですよことり。いつもとは逆ですね」
ことり「~~~~~~~~海未ちゃんのバカーーーーー!」
海未「ことり、機嫌をなおしてください」
ことり「つーん」プイ
ことり(海未ちゃんのバカ!海未ちゃんの鈍感!海未ちゃんの女たらし!)
海未「ことり」ギュッ
ことり「ひゃっ!?」
ことり(手を握られちゃった///)
海未「からかってしまったことについては謝ります」
海未「ですが、可愛いというのは本当のことです」
海未「ですからどうか機嫌をなおしてください」
海未「ことりには、笑顔の方が似合いますよ」
ことり「ぁぅ///」
こ とり(し、死んじゃう・・・恥ずかしすぎるよぅ///)
海未「ことり、お願いですからこちらを向いてください」
ことり「ま、まだだめ!もう怒ってないからちょっと待って!」
ことり(今見られたらにやけてる顔が見られちゃう!)
海未「ことり、そんなことを言わずに・・・」
ことり「お、お願い!ちょっと待って~~~~!」
海未「ことり、何か見たい映画はありますか?」
ことり「う~ん・・・」
ことり(どうしようかな)
ことり(ラブロマンスもいいけど、ここは・・・)
ことり「それじゃあ、あれを見ようよ」
海未「あれは・・・ええと 、ホラー映画ですが、大丈夫ですか?」
ことり「うん、一度見てみたかったの」
ことり(海未ちゃんにいっぱい抱きついちゃおっと♪」
お化け『う~ら~め~し~や~』
ことり「~~~~~~~~~~~~!?」
ことり(ここここ怖いよぉ)
ことり(なんでこんなの選んじゃったの!?)
ことり(ぅぅ・・・)ブルブル
ギュッ
ことり(え?)
ことり(海未・・・ちゃん?)チラッ
海未 ニコッ
ことり ボッ
ことり(はぅぅ///)
ことり(『大丈夫ですよ、ことり。私がついています』って顔してる///)
ことり「・ ・・」
ギュッ
海未「!」
海未「ことり・・・?」
ことり(ごめんね、海未ちゃん、少しだけ・・・抱きつかせて)
海未「・・・・・・」
ナデナデ
ことり(海未ちゃん・・・いいにおい)
ことり(それに・・・とっても暖かい)
ことり(だめ・・・眠くなって・・・)
zzzzzzz
海未「ことり、起きてください」
ことり「ん~…あれ、海未…ちゃん?」
海未「はい、海未ですよ」
ことり「……ああ!?」
ことり「ご、ごめんね、海未ちゃん、途中で寝ちゃって…それにずっともたれかかっちゃって」
海未「構いませんよ、ことり。ことりはいつも頑張っているんですから、私の肩でよければ、いくらでもお貸しします」
ことり「う、うん///」
海未「それはそうとして、ことり、少しお腹が空きませんか?」
ことり「えーと、少しだけ」
海未「でしたら、美味しいチーズケーキのお店があるので行きませんか?」
ことり「チーズケーキ!?行きたい!」
海未「ふふ、では参りましょう」
海未「ここです」
ことり「わ~可愛い!海未ちゃん、よく知ってたね」
海未「ええ、ことりに喜んでもらおうと頑張って探しました」
ことり「あ、ありがとう///」
海未「どういたしまして、では入りましょう」
カラン
店員「いらっしゃいませ、二名様でよろしかったでしょうか?」
海未「はい」
店員「それではお席の方へご案内いたします」
店員「こちらの席になります。メニューをどうぞ」
海未「ありがとうございます」
海未「ふむ、いろんな種類のチーズケーキがありますね」
ことり「どれも美味しそうで迷っちゃう」
店員「今ですと、いろんな種類のチーズケーキが食べられる、カップル限定のクリスマスセットがお勧めですよ」
店員「とてもお似合いのカップルですし、この機会にどうぞお試しください」
ことり「か、カップル///」
海未「……それでは、クリスマスセットをお願いします 」
店員「かしこまりました」
ことり「カップルに間違えられちゃったね///」
海未「そうですね」
海未「ですが、ことりの恋人に間違えられたのなら、とても光栄なことです」
ことり「ぅぅ///今日の海未ちゃん、なんだからいつもと違うよ…」
海未「ことりと一緒にいるのが楽しいからですよ」
ことり「もう///」
店員「お待たせしました、こちらクリスマスセットになります」
ことり「わぁ~~~!」
海未「美味しそうですね」
ことり「あれ?ジュースが一つしか…」
海未「ストローは…繋がっていませんか、これ」
ことり(こ、これって…)
店員「そちらのジュースは二人で一緒に飲んでくださいね」
ことり(や、やっぱり!?)
店員「それでは、よいクリスマスを」ペコリ
スタスタスタ
海未「………」
ことり「………」
海未「それでは、頂きましょうか」
ことり「う、うん」
パクッ
ことり「美味しい~♪」
海未「これは美味しいですね」
ことり(!これはチャンス…!)
ことり「ねぇ、海未ちゃん」
海未「はい、なんでしょうか、ことり」
ことり「海未ちゃんのチーズケーキも美味しそうだね♪」
海未「ふふ…少し食べますか?」
ことり「いいの?ありがとう♪」
海未「 はい。ではーー」
ことり「あーん」
海未「……え?」
ことり「あーん」
海未「う……」カアッ
海未「あ、あーん…」スッ
パクッ
ことり「ん~美味しい♪」
海未「も、もう!何をやらせるんですか、ことり!」
ことり「ごめんね、海未ちゃんにあーんしてもらいたくって…」シュン
海未「あ、い、いえ、別に怒っているわけではないのです」
海未「ただちょっとびっくりしてしまって…」
ことり(慌ててる海未ちゃん、可愛い)
ことり(もっと困らせたくなっちゃうな)
ことり「海未ちゃん」
海未「な、なんですか?」
ことり「はい、あーんして?」
海未「」
海未「む、無理です!」
ことり「いやなの…?」ウルウル
海未「嫌ではありませんが…その…恥ずかしいです…」カァァ
ことり「海未ちゃん…お願い!」
海未「はぅ!」
海未「ぅぅ……」
ことり「はい、あーん♪」
海未「あ、あーん…」パクッ
ことり「どう?おいしい?」
海未「は、はい…///」モグモグ
ことり「間接キス…だね?」
海未「!?ゴホッゴホッゴホッ!」
ことり「海未ちゃんお顔さんが真っ赤だね」
海未「っ……!」
ことり(カフェはことりの勝ちだね♪)
ことり(やっぱり海未ちゃんは恥ずかしがってる方が可愛いよ♪)
海未「………」
海未「ことり」
ことり「ん?なーに?」
海未「喉が渇きませんか?」
ことり「んー、ちょっと渇いて……え?」
っカップル用ドリンク
海未「一緒に飲みましょう」ニッコリ
ことり「」
ことり(いやああああああああああああああ)
ことり(海未ちゃんが負けず嫌いなの忘れてたああああああ)
ことり(そ、そんなことしたら恥ずかしくて死んじゃうよおおおおお)
ことり「そ、その…海未ちゃん?ことりもちょーっと調子にのりすぎちゃったかな…なんて…」
海未「いえいえ、そんなことありませんよ?」
海未「ことりに食べさせてもらえて、とても嬉しかったですよ?」ニコニコ
ことり(ひいいいいいいいいいいい)
ことり(笑顔が怖いよおおおおおおお)
ことり(ぅぅ…こうなった海未ちゃんは何を言っても聞かないんだよね…)
海未「さあ、早く飲みましょう、ことり」
チュー
ことり(ぁぅぅ///海未ちゃんがこっち見てる///)
ことり(カップルジュースなんだから当たり前なんだけど///)
ことり(そ、そんなにまじまじ見ないでよぅ///)
ことり(……海未ちゃん、凄く綺麗)
ことり(皆が好きになっちゃうのも当たり前だよね)
ことり(そんな海未ちゃんと今…)
ことり(ぁぅ///)カァァ
ことり(は、早くなくなってぇ~!)
ズズッ
海未「ふぅ、美味しかったですね」
ことり「う、うん///」
海未「おや?顔が真っ赤ですよ、ことり。どうかしましたか?」
ことり「……海未ちゃんのいじわる」
海未「ことりが可愛いからですよ」
海未「私をいじわるにさせることりがいけないのです」
ことり「っ……もう知らない///」
ーーー生徒会室
絵里「拾い集めーて♪積み上げたなーら♪お月様ーにとーどくのー♪」
希「エリチ、書類は天井に届いとるんや、もうそれ以上積み上げれんよ」
絵里「」
絵里 グスッ
絵里「うわーん!エリチカお家に帰る!」ダッ
希「待つんやエリチ!もう少しやから最後まで頑張るんや!」ガシッ
絵里「やだやだやだ!今日は亜里沙とクリスマスパーティーするの!プレゼント交換するの!」
希「そ、そうなんか、それならはよ終わらせて帰らんとなぁ」
絵里「うう…なんでクリスマスイブに学校に呼び出されちゃうのよ…」
希「しゃあないやん、学校存続が決まっていろいろ忙しいらしいし」
希「エリチも、学校が廃校にならなくって嬉しいんやろ?」
絵里「……そうね」
絵里「学校が無くなることに比べれば、このくらい軽い物よね」
絵里「ありがとう、希。さっさと終わらせて帰りましょう、残りはどれくらい?」
希「えーと…そのくらいやな」テンジョウユビサシ
絵里「」
絵里「やっぱりエリチカお家に帰るー!」
希「ま、待ってやー!」
ポンコツえりちかわいい
ことり「次はどこ行くの?」
海未「そうですね…どこか行きたいところはありますか?」
ことり「んー…そうだねぇ…」
ことり「!」
ことり「そうだ!あそこにいこう!」
海未「え?どこですか?」
ことり「えへへ、秘密♪着いてからのお楽しみ♪」
ことり「いいよね?」
海未「はぁ、別によろしいですが…」
ことり「わーい!」
ことり「到着でーす♪」
海未 「ここは…コスプレ衣装専門店・・・ですか?」
ことり「うん!新しくオープンしたって聞いてたから、一度きてみたかったの」
海未「そ、そうですか・・・」
ことり「ね、入ろう、海未ちゃん♪」
海未「わ、私は、こういうお店は・・・その・・・」
ことり「海未ちゃぁん・・・」
海未「わ、わかりました!入ります!」
ことり「やったー♪」
ことり「どう?似合ってるかな?」
海未「ナース服ですか、とても似合ってますよ、ことり」
ことり「えへへ、ありがとう♪」
海未「それにしても・・・どうしてナース服なんですか?」
ことり「それはね・・・」
スッ
ことり「海未ちゃん先生」
海未「せ、先生・・・?私が医者なんでしょうか」
ことり「ことり、病気になってしまったみたいなんです・・・」
海未「そうですか、一体どのような症状が?」
ことり「海未ちゃんを見ると胸がキュンってなって、心臓がドキドキしちゃうんです」
海未「え?え?」
ことり「だから、ことりのことを診察してください」
ことり「身体の隅々・・・まで」ウワメヅカイ
海未「・・・っぁ///」カァァァァァァァ
ことり「や~ん、海未ちゃん可愛い♪」
海未「ぅぅ///」
ことり「あははは、お耳さんまで真っ赤だよ」
ことり「えっちな想像でもしちゃったかな?」
海未「し、してません!!」
海未「ふ・・・ふふふ・・・ことりはお茶目さんですね・・・」フラッ
ことり「う、海未ちゃん・・・?どこいくの?」
海未「ええ、折角なので、私も少しコスプレをしてみようかと」
ことり「そうなんだ!じゃあことりも」
海未「ことりは少しそこでまっていてください」
ことり「え?」
海未「待っててくださいね」ニッコリ
ことり「は、はい・・・」
ことり(さっきの海未ちゃん可愛かったなぁ)
ことり(いつもの凛としてる海未ちゃんも好きだけど)
ことり(お顔を赤くして照れてる海未ちゃんも大好き!)
ことり(来てよかった ♪)
ことり(・・・それにしても、海未ちゃんどこに行ったのかな?)
ことり(海未ちゃんにいろいろ着せてみたい衣装があるのに・・・)
ガチャリ
ことり「へ?」
海未「あなたを逮捕します、ことり」
ことり「え、な、なんで・・・?」
ことり(あ、婦警さんの格好してるから・・・)
ことり(き、綺麗///)
海未「あなたが大切なものを盗んでしまったからですよ」
ことり「こ、ことりはなんにも盗んでないよ」
海未「いいえ、盗みましたよ、私の心を」
海未「ですから・・・」クイッ
ことり「ひゃっ!?」
ことり(え、う、海未ちゃん顔が近いよ///)
海未「そんないけない子猫さんにはお仕 置きしなくてはいけませんね」
ことり(ひゃぁぁぁぁ海未ちゃんの顔がせまって!?)
ことり(ここここここのままききききキスされちゃう!?!??!)
ことり(は、恥ずかしいいいいいいいで、でも海未ちゃんが相手なら///)
ことり(うう~~目を開けてられないよぉ)
ツン
ことり「ひっ!?」
海未「冗談ですよ、ことり」
ことり「ふぇ・・・?」
ことり「あ・・・」
ことり「あ、あはははは、そうだよね、冗談に決まってるよね…」
ことり(べ、別に・・・ことりは冗談じゃなくても・・・)
海未「それとも・・・」
海未「私からのお仕置きのキス、ほしかったですか?」
ことり「~~~~~~~ ~~!??!」
海未「ふふふ、今度はことりが真っ赤ですね」
ことり「うううう海未ちゃんのばか!」
海未「そうやって真っ赤になって照れてることりも可愛いですよ」
ことり「っ・・・・////」カァァァァァァァァァ
海未「おや、まだ赤くなりますか、もう少し調査する必要がありますね」
ことり「もうゆるしてええええええええええええ!!!」
海未「楽しかったですね」
ことり「そ、そうだね・・・」
ことり(海未ちゃんが新しい衣装着るたびにことりをからかってくるせいでことりのハートはずっとドキドキだったんだよ・・・)
ことり (べ、別に嫌じゃなかったっていうか・・・むしろもっとしてほしいかなって///)
海未「こういうお店はあまり来ませんが、衣装作りの時に参考にくるのはいいと思います」
海未「また来ましょうね」
ことり「う、うん//」
ことり(海未ちゃんに誘われちゃった///)
海未「おっと・・・もうこんな時間ですか」
海未「結構遅くなってしまいましたが、夕食でも食べましょう」
ことり「そうだね、どこにいくの?」
海未「ふむ・・・それじゃあ向こうに美味しいパスタ屋さんがあるのでどうでしょう」
ことり「うん、いいと思う」
海未「ああ、その前に・・・」
ことり「ん?」
ファサッ
ことり「え・・・?」
海未「その格好ですと、少し寒いでしょう?」
ことり「で、でも海未ちゃんが・・・」
海未「私は鍛えてますので。ことりが風邪をひく方が、私には辛いですよ」
ことり「・・・・・・ありがとう」
ことり「美味しかったね♪」
海未「ええ、そうですね」
海未「まさかまた『あーん』をさせられるとは思っていませんでしたけどね」
ことり「あはは・・・」
ことり「そ、それより次はどこいこっか」
海未「そうですね・・・それでは」
海未「そろそろプレゼントを買いにいきましょうか」
ことり「っ!」
海未「ことり・・・ ?どうかしましたか?」
ことり「え、あ、な、なんでもないよ、そうだね、いこっ」
ことり(そうだった・・・海未ちゃんは今日、好きな人のためのプレゼントを買いに・・・)
ことり(ことりとのデートはそのおまけなんだった・・・)
海未「向こうの方にいろいろ売っているお店がありますので、そこにいきましょう」
ことり「う、うん・・・」
ことり(まだ・・・弱気になっちゃ駄目)
海未「ことりは何が貰えたらうれしいですか?」
ことり「えっと・・・髪留めとか、髪飾りとか、ブローチとか・・・」
ことり「後は冬だし、マフラーとか・・・ぬいぐるみとかかな」
ことり(一番欲しいのは、海未ちゃんなんだけどね・・・)
海未「ふふ、ことりはぬいぐるみが好きですよね」
ことり「うん、可愛いし、ふわふわしてるしね」
海未「たまに自分でも作ってるんですよね?最近は何かつくりましたか?」
ことり「えーと、最近は・・・」
ことり(うみぐるみとマケミちゃん・・・)
ことり「く、クマさんかな」
海未「ふふ、そうですか。冬だとあったかそうですね」
海未「そうですね・・・」
海未「プレゼントは髪留めにしたいと思います」
ことり「・・・どうして?」
海未「いつも一人で頑張ってしまうので、私がいますよ、って思い出していただければと」
こと り(・・・そう、だよね。穂乃果ちゃんは、いい加減にみえて、夢に向かってまっすぐに頑張ってる)
ことり(だから、海未ちゃんが好きになっちゃうのは、不思議じゃないんだよ・・・)
海未「ことり?どうかしましたか?」
ことり「・・・ううん、なんでもないよ。髪留めなら、あそこのお店においてあるよ」
海未「そうですか、それでは行きましょう」
海未「ふむ・・・いろいろな種類の髪留めがありますね」
ことり「どんなのにするの?」
海未「そうですね、やはり、いつもしているリボンにしたほうがいいと思います」
ことり「・・・」
海未「ふむ・・・となるとこのへんですか」
ことり(海未ちゃん・・・夢中になって選んでる)
ことり(一緒にいるのはことりなのに・・・)
ことり(なんで・・・)
ことり(なんで穂乃果ちゃんのことを考えてるの・・・?)
ことり(解ってる、別に海未ちゃんは悪くない…)
ことり(ことりがただ嫉妬してるだけ)
ことり(でも、それでも…)
海未「すいません、ことり、少しいいですか?」
ことり「え?な、なにかな?」
海未「ちょっと失礼します」スッ
ことり「え…?」
海未「ふむ…いい色合いですね、これにしましょう」
海未「会計を済ませてきますね」
ことり「う、うん…」
ことり(今…ことりの髪でリボンを合わせたの…?)
ことり(穂乃果ちゃんへのプレゼントを、ことりで…?)
ことり(なんでそんなことするの?)
ことり(ことりは、穂乃果ちゃんの代用品じゃないんだよ?)
ことり(海未ちゃん…ちゃんとことりのこと見てくれてるの?)
ことり(駄目…いやなことばかり考えちゃう…)
ことり(海未ちゃんの恋を、応援しなきゃいけないのに…)
ことり(やっぱり、ことりじゃ駄目なのかな)
ことり(教えてよ神様…)
海未「ふふ、いい買い物ができました、ことりのおかげですよ」
ことり「うん…よかったね」
ことり(海未ちゃん、とっても喜んでる)
ことり(大好きなはずなのに…)
ことり(今はその笑顔が辛い…)
海未「む…」
ことり「?どうしたの?」
海未「す、すみません、少しお花を摘みに行ってきます//」
ことり「うん…じゃあここで待ってるね」
タッタッタッタッ
ことり「はぁ…」
ことり(結局、デートを本気にしてたのはことりだけで、海未ちゃんにとってはお友達とのお出かけって感覚だったんだよね)
ことり(仕方ないよね、海未ちゃんは穂乃果ちゃんのことが好きなんだから)
ことり(あははは、デートだって一人舞い上がって、馬鹿みたい…)
ことり(本当…馬鹿みたいだよ…)
男1「へーい、そこの彼女」
ことり「え…?」
男1「うっひょwwwやべーよめっちゃかわいいwww」
男2「流石兄貴!すっげぇ上玉っすね!」
ことり「え?え?」
男1「いやー俺らクリスマスだってのに男だけなんだよwwwwだから俺らに付き合ってよwwww」
男2「お持ち帰りしてやるっすよ!」
ことり「わ、私…友達といるから…」
男1「いいっていいってwwwなんなら友達ごと可愛がってやるよwww」
男2「気持ちいいことしてやるっす!」
ことり「い、いや!こないで!」
男1「おいおい騒ぐなよwwwとりあえず連れてくかwww」スッ
ことり「いや!海未ちゃん!!!」
男1「嫌がるのも粋ってもんだなwwww」
海未「………何をしているんですか?」
男1「あ?なんだてめーー」
海未「ことりに…何をしているんですか?」
男1「ああ、もしかして君がこのこの言ってた友達?wwwそれなら君も一緒に持ち帰りしてあげいぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
グギギギギギギ
海未「……………」
男1「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いや、やめてうあああああああああああああああああああああ!!??!?!」
パッ ドサッ
海未「運がよかったですね」
男1「あ…ああ…」
海未「もしことりに指一本でも触れていたら、その腕、ねじ切れていましたよ?」
男1「う、う、うわああああああああああああああああああ!!」ダッ
男2「あ、兄貴!くそ、覚えてろっすよ!」
海未「ことり、大丈夫でしたか?申し訳ありません、遅れてーー」
ことり「海未ちゃん!」ギュッ
海未「ことり…?」
ことり「海未ちゃん…海未ちゃん…海未ちゃん…」グスッグスッ
ことり「怖かったの…一人にしないでよ…」
海未「………」
ギュッ
海未「私は、ことりの側にいますよ」
ことり「うっ…ひっく…」
ことり(嘘…嘘 だよ、そんなの)
ことり(海未ちゃんは…穂乃果ちゃんに告白するのに)
ことり(ことりから離れていっちゃうのに)
ことり(なんでそんなに優しくするの…?)
ことり(お願いだから、そんなに優しくしないでよ…)
ことり(諦めきれなくなっちゃう…)
海未「……ここだと人目についてしまいますね。ことり、こちらに」
ことり「………」
海未「落ち着きましたか?」
ことり「うん…ごめんね?」
海未「いいんですよ、あんな怖いことがあったのです。ことりが無事で何よりですよ」
ことり「ありがとう…えっと、ここは…?」
海未「丘、ですよ」
ことり「丘…?どうして?」
海未「…ことりを笑顔にしたいと思いまして。そこから、町の方を見てください」
ことり「うん…」
キラキラ
ことり「わぁ……!」
ことり「綺麗…」
海未「この時間ですと、とても綺麗な夜景が見られるんですよ」
海未「ふふ、ことりが笑顔になってよかった」
ことり「……ありがとう」
海未「どういたしまして。寒くはないですか?」
ことり「うん、大丈夫…」
ことり(やっぱり、海未ちゃんは優しい)
ことり(ことりのことをちゃんと考えてくれる)
ことり(海未ちゃんだって寒いのに、ことりのことばっかり心配してくれて…)
ことり(ことりは、いつもその優しさに甘えてたんだよね…)
海未「ことり、そろそろですよ」
ことり「え…?なにが?」
海未「クリスマス…ですよ」
海未「もうすぐ、日付がかわります」
ことり「!?」
ことり(そんな!?もうそんな時間なの!?)
ことり(まだ海未ちゃんに何も伝えてないのに!)
ことり(このまま海未ちゃんとお別れしちゃうの…?)
ことり(駄目、ここでいかないと、絶対に後悔しちゃう)
ことり(今日だけは勇気を出すって決めたんだもん!)
ことり「………海未ちゃん」
海未「?どうしました?ことり」
ことり「聞いて…欲しいことがあるの」
海未「はい、なんでしょうか?」
ことり「……………私」
ことり「私…海未ちゃんのことが…!」
ゴーン…ゴーン…ゴーン…
ことり「……っ」
ことり(そんな・・・)
ことり(まだ、海未ちゃんに思いを伝えてないのに)
ことり(このまま終わるなんて嫌なのに・・・)
ことり(どうして・・・)
ことり(どうして・・・言えないの)
ことり(幸せの魔法が・・・終わっちゃう)
海未「メリークリスマスですよ、ことり」
ことり「・・・うん、メリー・・・クリスマス、海未ちゃん」
ことり(結局、ことりは臆病で)
ことり(いつも、自分から前に進めなくて・・・)
ことり(こんなに・・・っ・・・悲しくなっちゃって・・・)
ことり(本当、馬鹿みたいだね・・・)
海未「えっと、それで、聞いて欲しいこととは?」
ことり「っ・・・・・・・・・・」
ことり(まだ、まだ間に合う)
ことり(今ならまだ言える)
ことり(お願い、動いて)
ことり(伝えないと!)
ことり「それは・・・」
ことり「・・・・・・・・・告白、上手くいくといいね」
ことり(海未ちゃん、大好きです)ポロポロ
ことり(しかたないよね、海未ちゃんは穂乃果ちゃんが好きなんだから)
ことり(だから、ことりの入る隙間なんてない)
ことり(告白なんてしても、無意味だよ)
ことり(そんなの・・・解かってるのに・・・)
ことり(解かってるはずなのに・・・)
ことり(なんで・・・涙が・・・)
ことり(穂乃果ちゃんも海未ちゃんが好き・・・)
ことり(きっと二人は付き合っちゃう)
ことり(最初から結末なんて見えてたのに・・・)
ことり(ねぇ、海未ちゃん)
ことり(もしことりが泣きながらお願いしたらどうする?)
ことり(ことりの側にいて、穂乃果ちゃんのところにいかないでって)
ことり(きっと、困った顔をしながら、ことりの所にいてくれるよね)
ことり(海未ちゃん、優しいもん)
ことり(でも、ことりはそんな優しさ、欲しくない)
ことり(だから・・・)
ことり(さようなら、ことりの初恋・・・)
海未「・・・上手くいくと、思いますか?」
ことり「・・・うん。だって、海未ちゃんはとっても素敵だもん」
ことり「相手の子も・・・きっと海未ちゃんのことが好きだよ」
海未「そうですか・・・それでは」
海未「ことり、お慕いしています。私と付き合ってください」
ことり「え・・・?」
ことり「う、嘘・・・」
海未「嘘ではありません」
海未「私はこの先ずっとことりと一緒にいたい」
海未「共に歩んで生きたい」
海未「この気持ちは、まぎれもない私の本心です」
ことり「で、でも、海未ちゃんが好きなのは穂乃果ちゃんで……それに、穂乃果ちゃんへのプレゼントを…」
海未「穂乃果?確かに穂乃果のことは好きですが、ことりへの好きとは違いますよ」
海未「それに…穂乃果へのプレゼントというのは?」
ことり「いつも身につけてるからってリボンを…」
海未「………ことり、あなたの髪に付いてるのはなんですか?」
ことり「え………あ!」
ことり(リボ……ン?)
ことり「そ、それじゃあ…」
海未「はい、これはことりへのプレゼントです」
ことり「……っ……あ」ポロポロ
海未「ことり…?」
ことり「嬉しいの…海未ちゃんが…っ…穂乃果ちゃんに……とられちゃうって…グスッ…勝手に勘違いして…ことりは邪魔者なんじゃないかって…っ…思って…」
海未「………」
ギュッ
ことり「あ……」
海未「私は、今まで一度だってことりのことを邪魔者だなんて考えたことはありません」
海未「もちろん、これからもです」
ことり「海未…ちゃん」
海未「だから、もっと自分に自信をもってください」
ことり「・・・ありがとう」
ことり(やっぱり、海未ちゃんは凄いね)
ことり(あんなに寒かった心が、今はとっても暖かい・・・)
ことり(ことりも、海未ちゃんに自分の気持ちを伝えないと)
ことり「あのね、海未ちゃん」
ことり「ことりも、海未ちゃんが好きです」
ことり「不束者ですが、よろしくお願いします」
ことり「えへへ、やっと言えた」
海未「・・・ありがとうございます、ことり」
ことり「ううん、お礼を言うのはことりの方なの」
ことり「ことりは、告白しようってずっと思ってたのに、神様に祈ってばかりで、結局できなかったもん」
ことり「こうやって、海未ちゃんに気持ちを伝えられたのは、海未ちゃんのおかげだよ」
ことり「幸せなクリスマスプレゼントを、ありがとう」
海未「ことり・・・」
ことり「ねえ、海未ちゃん。ことり、もう一つプレゼントが欲しいな」
海未「プレゼントですか?」
ことり「うん♪ことりは欲張りさんなのです」
海未「それでしたらこちらのーーー」
ことり「海未ちゃん、そうじゃないでしょ・・・」
海未「え・・・?」
ことり「クリスマスに夜景の綺麗なところで恋人がすることってなーに?」
海未「ええと・・・っ・・・ま、まさか・・・!」
ことり「ふふ・・・んっ」
海未「ぅ・・・・・・」
チュッ
ことり「えへへ、ありがとう、海未ちゃん」
海未「もう、何をさせるんですか///」
ことり「いや・・・だった?」
海未「い、いやではありませんが・・・」
ことり「ふふふ・・・海未ちゃん」
海未「な、なんでしょうか」
ことり「大好き」
海未「・・・私も大好きですよ、ことり」
ーーーー帰り道
ことり「海未ちゃん、本当に寒くないの?」
海未「大丈夫ですよ」
ことり「で、でも、海未ちゃんの上着はことりが・・・」
海未「いいですか、ことり」
ことり「は、はい」
海未「南ことりは私にとっての陽だまりです」
海未「ことりの側が一番あったかいところで、私が絶対帰ってくるところ」
海未「これまでもそうだし、これからもそう」
海未「ですからこうやって・・・」
ギュッ
ことり「ひゃっ!?」
海未「ほら、とってもあったかいです」
ことり「ぅぅぅ///」
海未「ふふ、本当にことりは可愛いですね」
ことり「もう…調子いいんだから///」
ことり「………」
ことり「ねぇ、海未ちゃん」
海未「どうしました、ことり?」
ことり「どうしてプレゼントを買うお手伝いをして欲しいって言ったの?」
海未「……というと?」
ことり「ことりね、悲しかったんだよ?海未ちゃんが穂乃果ちゃんへのプレゼント選びのためにことりを呼び出したんだって、ずっと思ってたんだから」
海未「……申し訳ありません」
海未「その…私は世間の流行をよく知らないもので…ことりが何が欲しいのかわからなかったのです」
海未「ですから、ことりが欲しいものを買おうかと…」
海未「そうすれば、クリスマスイブもことりと一緒にいれますし///」
海未「怒らせてしまいましたか?」
ことり「……ううん、怒ってないよ…そうやって、ちょっと抜けてる海未ちゃんも大好きだから」
ことり「でも、今度からはちゃんと言って欲しいかな」
海未「精進します…」
海未「ああ、そうでした」
海未「ことり、もしよければこの後私の家に来ませんか?」
ことり「海未ちゃんの家に?」
海未「はい、そうです」
ことり「そ、それって・・・///」カァァァァ
海未「え・・・あ・・・!そ、そういう意味ではありません///」カァァァァ
ことり「べ、別に・・・海未ちゃんがしたいなら・・・ことりは、その・・・」
海未「い、いえ、そういうことは・・・し、したくないわけではないのですが・・・」
ことり「///」
海未「///」
海未「と、とにかく!私の家に来てください!」
ことり「はい///」
ことり「海未ちゃんのお部屋、お邪魔しまーす♪」
ガチャ
ことり「わぁ~~~~~!」
ことり「お部屋がクリスマス風になってる!」
海未「クリスマスパーティーをしようかと思って、飾りつけをしておいたのです」
海未「それと・・・これを」スッ
ことり「これって・・・限定販売のチーズケーキ!?」
ことり「買うためには朝3時から並ばないと駄目って聞いてたけど・・・」
海未「今朝並んで買ってきました。ことりが喜んでくれるのなら、早起きくらい安いものですよ」
ことり「・・・ありがとう。でもさ、もし・・・告白が失敗してたらどうするつもりだったの?」
海未「その時は・・・一人で泣きながら食べていましたね」
ことり「・・・ばか」
海未「いいのですよ、こうしてことりと恋人になれたのですから」
ことり「もう///」
ことり「・・・あれ?でもそれならどうしてこんな時間に・・・?」
海未「うっ・・・」
ことり「ねぇ、海未ちゃん?」
海未「そ、それは・・・その・・・」
ことり「じー」
海未「く、クリスマスはずっと・・・ことりと一緒にいたいなと///」
ことり「・・・」
海未「ぅぅ///」
ことり「ふふっ」
海未「わ、笑わないでください・・・私は真面目にですね・・・」
ことり「ごめんね、海未ちゃんが可愛くってつい」
ことり「でも、ことりも海未ちゃんとずっと一緒にいたいって思ってるから///」
海未「ことり・・・」
ことり「だ、だからね・・・その・・・もう一度、キスしてほしいかなって・・・」
海未「ふふ、ことりもとても可愛いですよ」
ことり「ぁぅ・・・///」
海未「いいですよ、何度でもしましょう」
海未「眠れなくなっても知りませんからね?」
ことり「それはそれでいいかな・・・」
海未「ふふ」
ことり「あはは♪」
海未「ことり、大好きです」
ことり「ことりも、海未ちゃんが大好き」
チュッ
End
ーーーーーーおまけのにこまき
真姫「にこちゃん♪にこちゃん♪」ギュー
にこ「・・・・・・・・・・」
にこ「ねえ、真姫ちゃん」
真姫「なーに ?」
にこ「なんでにこは真姫ちゃんの膝の上に座らされてるの?」
真姫「にこちゃんが可愛いからに決まってるじゃない」
にこ「・・・あのさ、真姫ちゃん」
真姫「なによ」
にこ「皆の前とキャラ変わりすぎじゃない!?」
真姫「だ、だって皆の前だと恥ずかしいし・・・」
真姫「その・・・嫌・・・だった?」ウルウル
にこ(か、可愛い・・・)
にこ「べ、別に嫌じゃないわよ」
真姫 パァァァァァァ
真姫「にこちゃん大好き♪」ギュー
にこ「ぅぅ///」
真姫「ああ・・・とっても幸せ」
真姫「クリスマスプレゼントににこちゃんが貰えるなんて」
にこ「ちょ、ちょっと待ちなさい!誰がクリスマスプレゼントよ!」
真姫「え・・・?」
真姫「違う・・・の?」ウルウル
にこ「そ、そんな目で見ても駄目よ!」
真姫「にこちゃん・・・私のこと嫌いなの?」
にこ「き、嫌いじゃないけど・・・」
真姫「にこちゃん・・・」
真姫「そう・・・よね、にこちゃんがプレゼントなんてあるわけないわよね」
真姫「私・・・にこちゃんが家に来てくれて・・・嬉しくて・・・一人ではしゃいじゃって・・・」
真姫「馬鹿みたい・・・」ク ゙スッ
真姫「やっぱり私ってーー」
にこ「ああもう!」
にこ「わかったわよ!にこの負けよ!にこがプレゼントよ!」
真姫「本当・・・?」
にこ「本当よ!」
真姫「わぁぁぁ!嬉しい♪これでにこちゃんとずっと一緒にいられるね!」モギュー
にこ「うぐ・・・」
にこ(・・・なんだか、今日の真姫ちゃんおかしくない?)
にこ(キャラもだけど、口調までおかしくなってる気が・・・)
にこ(ん・・・?)
にこ「ま、真姫ちゃん・・・その飲み物・・・何?」
真姫「これ?よくわからないけど何かのジュースよ」クピクピ
にこ「」
にこ(それ絶対お酒でしょおおおおおおおおおおおおお)
真姫「ねぇ、にこちゃん」
にこ「な、なによ」
真姫「なんだか暑くない?」
にこ「べ、別にそんなことないと思うけど」ブルブル
真姫「あれぇ?にこちゃんどうかしたの?声が震えてるわよ」
真姫「可愛いなぁ♪」チュ
にこ「ひゃっ!?」
真姫「ん・・・ちゅ・・・」
にこ「ひ・・・や、やめっ・・・首筋はっ・・・」
真姫「ふふ、にこちゃん・・・すっごく可愛い」
にこ「ま、真姫ちゃん・・・一度落ち着いて、ちょっと離れよ?」
真姫「いや!離さないッ!」ギュー
にこ(こ、このままじゃまずい!)
にこ「・・・真姫ちゃん悪く思わないでね、こうなったら実力行使で・・・あ、あれ」グッグ ッ
真姫「抵抗するならしてごらん♪」ギュー
真姫「必死になっちゃって、にこちゃん可愛い♪」
真姫「食べちゃいたい」
真姫「もちろん性的な意味でね」
真姫「きゃっ♪言っちゃった♪」
にこ「じ、冗談・・・よね?」
真姫「にこちゃん相手に冗談なんかいわないわよ」
真姫「さあ・・・にこちゃん、終わらないパーティー・・・始めよ♪」
にこ「ま、まっ・・・」
にこ「だれかたすけてえええええええええええええええええええ」
End
以上で終了となります。ここまでお付き合い頂きありがとうございました。過去作品を読んでくださった方もいるようで恐縮です。
次の投稿は、ほのえりかまきえりをレズ饅頭みたいな感じで書いていきたいと思います。ただ、どちらを書こうかで二週間以上悩んで結論がでていません、気長にお待ちください…。
それでは皆様、よいクリスマスをお過ごしください。
乙
乙
ハラショー
乙
涙が出そうになった
いやマジで
口から砂糖吐きそう
1乙
クリスマスに良い物見れたわ
乙
ことうみの優しい感じが好き
映像化ないし漫画化したい
俺に技術があればなぁ...
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