春香「4月の春の香りは甘い」 (50)


こんにちは!天海春香です!

今日はテレビ番組の収録があってブーブーエススタジオに来ています!

えへへ・・・今日はとっても楽しみなんです。

え?どうしてかって?

それは、久々にあの娘と一緒にお仕事なんです!

楽屋も一緒みたいだからいっぱいお喋りできるといいなあ!

なんてことを考えていると、もうその楽屋の前まで来ちゃいました!

コンコン、と楽屋のドアを叩くと「はーい、どうぞー!」と明るい声。

私も勢い良くドアを開けます!

「あっ、こんにちは!待ってたよ春香ちゃん!」

「こんにちは!卯月ちゃん!」

そう、今日一緒にお仕事をするのは島村卯月ちゃんです!



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386081123


こんな感じの春香×卯月のSS

ちなみに俺は例の春香の人ではないです。

あと、スレタイと時系列は全く関係なし。


卯月「改めまして春香ちゃん、今日はよろしくお願いします」ペコリ

春香「こちらこそ卯月ちゃん、今日はよろしくお願いします」ペコリ

卯月「でも、こうやって一緒にテレビのお仕事するのって久しぶりだよね!」

春香「そうだねー!フェスとかある時はたまに会ったりするけどね!」

春香「こうやって一緒にテレビのお仕事するのは・・・夏以来かなぁ?」

卯月「そうそう!フェスだと楽屋も事務所ごとだし、忙しくて話す時間ないもんね!」

春香「だから私、今日とっても楽しみだったんだ!」

卯月「私もー!」

春香卯月「「・・・えっへへー!!」」


春香「でも卯月ちゃん、最近どうだった?」

卯月「もうお仕事いっぱいで大変だよー!」

卯月「昨日もここで歌番組の収録あったし、お仕事ない日は大体レッスンだもん!」

春香「そうだよねー、毎日お家帰るときにはクタクタだよね!」

春香「でもさ!」

卯月「うん!楽しいよねー!」

春香「ねー!」


卯月「あっそうだ!今日、私お菓子作って来たんだ!」ガサゴソ

卯月「はいっ、マドレーヌ!」

春香「わあ!美味しそう!」

卯月「えへへ、ありがとう!」

春香「そうそう、私も今日作って来たんだよ!」

卯月「ホント?やったあ!春香ちゃんのお菓子美味しいから、とっても楽しみだよ!」

春香「えへへ、それほどでも・・・」テレテレ


春香「ちょっと待ってねー、荷物向こうの隅っこに置いてるから」スッ

春香「って、うわあ!」ドンガラガッシャーン

卯月「ちょっと、春香ちゃん大丈夫!?」

春香「あいたたた・・・うん、大丈夫」アハハ

卯月「どうして何も無いのにこけちゃうの!?」

春香「あはは、何でだろうね?」

卯月「でもこの前テレビでやってたけど、春香ちゃん、普通の人だったら絶対こけそうな所だとこけなかったよね?」

春香「ああ、あの企画?・・・あれ、何も知らされないであんなヘンテコな道歩かされて大変だったんだよー!」モーッ!


春香「それはともかく、はいっ!」ゴトッ

卯月「えっ、水筒が2つ?」

卯月「そういえばさっきこの楽屋に入ってきた時にガチャガチャ音がしてたのって、それだったんだね」

春香「そうだよ!結構重かったんだよねー」

卯月「それで春香ちゃんこれ何?」

春香「ふっふっふ、これはね・・・ぜんざいだよ!」

卯月「えっ」

春香「ぜんざいだよ、ぜんざい!」ワッホイ!

卯月「」ポカーン


春香「・・・もしかして卯月ちゃん、ぜんざい好きじゃなかった?」ズーン

卯月「い、いや!ぜんざい好きだけどさ、まさかぜんざい作って来るとは思わなかったから!」

春香「実は、お母さんが知り合いから小豆貰ったんだ!それで作ってみたんだよ!」

卯月「そうなんだー!」

卯月「それで、もう1つの水筒は何が入ってるの?」

春香「こっちはね、ほうじ茶が入ってるんだ」

卯月「ほうじ茶?」

春香「うん!雪歩が淹れてくれたんだ!」


卯月「あの雪歩ちゃんが淹れてくれたの?」

春香「そう!って、『あの』ってどういうこと?」

卯月「いや、この前未央ちゃんが言ってたんだけどね」

卯月「未央ちゃんが雪歩ちゃんと同じドラマの撮影があったんだ」

卯月「それで、晴れた風景のシーンで撮るつもりだったんだけど、かなり強い雨が降ってて撮影できずにみんな控室にいたんだって」

春香「うんうん」

卯月「あんまり時間が経っても雨が止まなくて、俳優さんとかスタッフさんがちょっとイライラし始めて現場がピリピリした雰囲気に・・・」

春香「うわあ居づらいよね・・・そういう時って」


卯月「そうしたら雪歩ちゃんがパッって立ってどこかに行って、しばらくして帰ってきたらお茶を淹れて来たんだ!」

卯月「一人ひとりにお茶を手渡していって、みんなそのお茶飲んでいくうちにそれまでのピリピリした雰囲気がどっかに行っちゃったらしいよ!」

春香「分かる~!雪歩のお茶って飲んだらほっこりするんだよね!」

卯月「未央ちゃんも『あのお茶はスゴい!』ってこの前力説してくれたんだよね」アハハ

春香「あははっ、力説か~・・・そうそう、そのお茶なんだけど、雪歩ってお茶のことになったら凄いんだよ!」

卯月「凄い?」

春香「今日の朝にこのお茶淹れてくれたんだけどね、その時も『出来るだけ新鮮な状態で飲んでほしいから、この水筒は飲むまで絶対に開けないでね』って釘刺されて・・・」アハハ

卯月「すっごくこだわってるね・・・」アハハ

春香「そんなこだわりの雪歩のお茶、楽しみにしててね!」

卯月「うん!春香ちゃんのぜんざいも楽しみにしておくよ!」

春香「ありがとう!もちろん、卯月ちゃんのマドレーヌもね!」


卯月「それじゃあ、私のマドレーヌからどうぞ!」

春香「うん!じゃあ・・・」

春香卯月「「いただきます!!」」

春香「アムッ・・・うん!美味しい!すっごく美味しいよ卯月ちゃん!」

卯月「ホントに?ありがとう!」

春香「しっとりしてて、甘すぎなくて、これだといくらでも食べられちゃうかも!」

卯月「えへへ・・・そんなに褒められちゃうと流石に恥ずかしいかも」テレテレ

春香「ねえ、もう1つ食べて良い?」

卯月「いいけど、スタッフさんとかプロデューサーさんの分まで食べないでね?」クスッ


卯月「そろそろ、春香ちゃんのぜんざいと雪歩ちゃんのほうじ茶が飲みたい!」

春香「分かった!じゃあ、ぜんざいとほうじ茶注ぐね?」

春香「ごめん卯月ちゃん、バッグから紙のお皿取ってくれる?」

卯月「いいよー・・・はいっ!」スッ

春香「ありがと!」

卯月「そういえば、紙のお皿4枚持って来たの?」

春香「うん!私と卯月ちゃんと、私と卯月ちゃんのプロデューサーさんの分だよ!」

春香「流石に、スタッフさんの分のぜんざいまでは作れなかったよ・・・」アハハ


春香「次のお仕事の時にはみんなの分のクッキー作ることにしようっと」

卯月「あ、私のプロデューサーさんの分まで・・・ありがとう!プロデューサーさんも甘いの好きだから、きっと喜ぶと思うよ!」

春香「ホント?それなら良かったー!」

コポポ・・・

春香「はい!天海春香特製ぜんざいと、雪歩のほうじ茶です!!」コトッ

卯月「わあっ、美味しそう!ってこれ、栗入れたの?」

春香「そう!栗ぜんざいにしてみたんだ!」

卯月「それに、お茶がとってもいい香り・・・」

春香「そうだね・・・じゃあ卯月ちゃん、召し上がれ!」

卯月「うん!・・・いただきます!」


卯月「アムッ・・・ん!美味しい!!」

春香「ホント?」パアァ

卯月「うん!甘さもちょうど良くてとっても美味しいよ!」

卯月「それに、栗がとってもいいアクセント!」

春香「えへへ・・・ありがとう!」

卯月「そして雪歩ちゃんのほうじ茶・・・」スッ

卯月「・・・ふぁあ、癒されるぅ」ホヘー

春香「ズズッ・・・だよねー・・・」ホヘー

卯月「これ、確かに未央ちゃんが言ってた通りだよ。なにこれすごい・・・」ホヘー

春香「でしょー、なんでこんなにほっこりさせてくれるんだろう・・・」ホヘー

春香「でもさ、お茶はお茶でも、卯月ちゃんの事務所に紅茶が好きな娘いたよね?」

卯月「雪乃さんと桃華ちゃんだね!時々淹れてくれるけどとっても美味しいよ!」

春香「そうなんだー!飲んでみたいな!」


春香「そうそう!この前凛ちゃんとお仕事したよ!」

卯月「そうなんだ!」

春香「一緒にお仕事は何度かあったけど、今回楽屋も初めて一緒になったんだ!」

卯月「そうだったんだ!それで、凛ちゃんどうだった?」

春香「かなりクールなイメージあるけどさ、すっごく可愛かった!」

卯月「でしょー!」

春香「最初ませてるなあって思ってたけど、時々すごく子供っぽいって言うか中学生らしい表情するのがもうね・・・」グヘヘ

卯月「それとか、時々顔を赤らめたりする時とかがさ・・・」ウヘヘ

春香卯月「「可愛いよねー!!」」


春香「あと、奏さんとも一緒にお仕事がこの前あったなー」

卯月「へえ~、ちょっと珍しい組み合わせかも!」

春香「そう?でも、テレビのお仕事で奏さんの横に座ってたんだけど、奏さん色気っていうかオトナな感じがプンプンでさ~」

春香「あんなオトナっぽい人になりたいな~って思ったなー!」

卯月「そうだよね~、ほんと同い年には見えないよねー」

春香「えっ、同い年?」

卯月「うん、そうだよ?」

春香「17歳?」

卯月「17歳」

春香「成人してると思ってた・・・」


春香「そういえば、今度千早ちゃんが凛ちゃんとお仕事があるって言ってたな~」

卯月「そうだ!この前千早ちゃんとお仕事したよ!」

春香「確かに言ってた!『きびきびしてて明るくて、可愛かった』って言ってたよ!」

卯月「ホント?何だかちょっと恥ずかしいな・・・えへへ」テレテレ

卯月「それで歌のことで相談したらすっごく親身に答えてくれたよ!」

春香「親身に?」

卯月「うん!春香ちゃん、どうして?」

春香「いや、千早ちゃんとボイスレッスンすると、千早ちゃんいつも鬼軍曹になるからさ・・・」ガタガタ

卯月「そうなんだ・・・」アハハ


卯月「千早ちゃん、すっごく優しいんだけど、出来たら名前で呼んでほしいって時々思うなー」

春香「それだよ!」ガタッ

卯月「うえぇ!?」ビクッ

春香「あっゴメン、ビックリさせちゃったね・・・」アハハ

春香「千早ちゃん、未だに何人かのうちのアイドルのこと名字で呼んでるんだよ!」

卯月「ええっ、そうなの?みんな仲よさそうなのに?」

春香「仲はすっごく良いんだよ?それなのに未だに名字で呼んでるんだよー!」ウガー

春香「それでこの前、『名前で呼んだら?』って言ってみたんだ」

卯月「そしたら?」

春香「『今になって急に変えるっていうのも、少し恥ずかしい・・・』だって!」

卯月「恥じらう千早ちゃんかわいい!」

春香「でしょー!」


春香「今度、『卯月』って名前で呼んだら?ってお願いしてみるね!」

卯月「うん、お願い!やっぱり名前で呼んでくれた方が嬉しいもん!」

春香「あっ、それとも今度私と千早ちゃんと卯月ちゃんの3人でいる時に千早ちゃんにお願いしてみよっか!」

春香「・・・千早ちゃんの恥じらう姿、見たくない?」フフフ

卯月「見たい!そして直に呼ばれたい!・・・春香さん、おぬしも悪ですなぁ」

春香「そういう卯月さんこそ・・・」

春香卯月「「んっふっふ~!!」」


春香「今度はみんなでお仕事できる機会があったらいいねー!」

卯月「春香ちゃんのトコの765プロとウチのCGプロで合同ライブとか!」

春香「それいいかも!」

卯月「でしょでしょ!」

春香「プロデューサーさんにお願いしてみる?」

卯月「そうしよっか!」

春香「そういえば、私のプロデューサーさんと卯月ちゃんのプロデューサーさんって、確か大学時代の友人だったよね?」

卯月「そうそう!相談したら合同ライブのお話もスムーズに進むかも!」

春香「うんうん!」


卯月「ところで天海さんや」

春香「どうしましたか、島村さん」

卯月「Pさんとは、最近どうなの?」

春香「な、なんのことかなー」のヮの;

卯月「時々メールで聞くけどさ、やっぱり直接お聞きしたいじゃないですか~」ウシシ

春香「どうって言われても・・・相変わらず何も変わりはないけど・・・」///

春香「そういう卯月ちゃんはどうなの?」

卯月「うえぇ!?な、なんのことでしょうかー」のヮの;

春香「やだなぁ、自分のことは話さないなんてちょっと虫がよすぎやしませんか」フフフ

卯月「私も・・・特に変わりないって言うか、モーションかけられずにいるけど・・・」///

春香「だよねー」

春香卯月「「・・・はぁ」」ズーン


卯月「でも、いろんなモーションかけてくる子も沢山いるよね」

春香「そうだよね・・・ウチは特に美希が・・・」

卯月「ああ、美希ちゃんか~。確か美希ちゃん、Pさんのこと・・・」

春香「『ハニー』って呼んでるね」

春香「それに、ギューって抱きついたりして・・・あそこまでオープンにアプローチ出来る美希が羨ましいよ・・・」アハハ

卯月「春香ちゃんも、『ハニー』って呼んでみたら?」

春香「ええっ!?無理だよぉ!!恥ずかしくて死んじゃうって!」///

春香「それこそ卯月ちゃん、モバPさんのこと『ハニー』って呼べる?」

卯月「うえぇ!?私!?」

卯月「・・・///」ボンッ

春香(かわいい)


春香「卯月ちゃんのとこも沢山の娘がアプローチしてるよね?」

卯月「そうだね、ウチは所属してる娘が多いから・・・」

卯月「まゆちゃんは常にモーションかけてるし、それこそ奏ちゃんもプロデューサーさんにキスせがんだりするよ?」

春香「き、キス?!」

卯月「う、うん・・・それに、留美さんなんて前に婚姻届をプロデューサーさんに渡したとか・・・」

春香「?!」

卯月「まあ、冗談半分で渡したみたいだけどさー」アハハ

春香「・・・」

卯月「春香ちゃん?」

春香「コンイントドケ・・・ケッコン・・・」

春香「・・・///」ボンッ

卯月(かわいい)


卯月「やっぱり、ちょっとはアピールした方が良いのかなぁ?」

春香「うーん、した方がいいのかも」

春香「私たちの事務所の人はみんなプロデューサーさんが大好きだもん」

卯月「そうだよねー、私たちもそう」

春香「うかうかしてたらプロデューサーさんが誰かに・・・」

卯月「でも、美希ちゃんとかまゆちゃんみたいなこと、春香ちゃん出来る?」

春香「多分・・・無理かなぁ」

卯月「だよね・・・」

春香卯月「「・・・はぁ」」


春香「でもやっぱり、私たちも頑張ってアピールしないと!」

春香「恥ずかしいからって動かなかったら、いつか誰かに取られちゃうよ!」

卯月「うん・・・うん!そうだよね!」

卯月「自分たちから動かないとダメだよね!」

春香「よおーし、そうとなったら!」

卯月「頑張るぞー!」

春香卯月「「おーっ!!」」


春香「それで、どうやってアプローチする?」

卯月「そうだね・・・あっ、こんなのどう?」ゴニョゴニョ

春香「いいかもー!それとさ!」ゴニョゴニョ

卯月「うん!それとそれと!・・・とかどう?」ゴニョゴニョ

春香「!ち、ちょっと大胆かもしれないけど・・・それだったら・・・」ゴニョゴニョ

コンコンコン!

春香卯月「「!!」」ビクッ

春香卯月「「ど、どうぞー!!」」


ガチャ

P「春香、そろそろ収録始まるぞー」

春香「は、はい!分かりました!こんにちは、モバPさん!」

モバP「こんにちは、春香ちゃん!卯月、準備できてるかー?」

卯月「だ、大丈夫ですよ!Pさん、こんにちは!」

P「こんにちは。今日はよろしくな、卯月ちゃん!」

モバP「クンクン・・・おっこの匂い」

卯月「実は春香ちゃんがぜんざい作って来たんです!」

P「本当か春香!俺、ぜんざい大好きなんだよ!」

春香「それだったらプロデューサーさん、私たちの収録中に食べててください!」

春香「モバPさんもどうぞ食べてください!お二人の分も作ってます!」


モバP「ありがとう、春香ちゃん!俺も甘いもの大好きなんだよ!」ニコッ

春香「本当ですか!良かった・・・えへへ」テレテレ

春香「卯月ちゃんもマドレーヌ作ってきてますよ!」

モバP「おっ、いいな!」

卯月「はい、どうぞ!・・・春香ちゃんのお菓子と比べたらアレかもしれないですけど・・・」

P「いやいや、いつも春香から聞いてるよ!『卯月ちゃんのお菓子は美味しい!』ってな?」

春香「はい!マドレーヌもとっても美味しいですよ!」

卯月「えへへ・・・」テレテレ

P「だから、ちゃんと美味しくいただくよ」ニカッ

卯月「ありがとうございます!」


モバP「だがよぉP、俺たちは幸せ者だな?」

P「だよな、モバP!こんな優しくて可愛らしい今を時めくアイドルの作ってくれたお菓子を食べることができるんだからな!」

春香「や、優しくて・・・」///

卯月「可愛らしい・・・」///

P「?」

モバP「どうした?」

卯月「な、何でもないです!」アタフタ


モバP「よし、そろそろスタジオ行こうか!」

卯月「はい!」

春香「そうだ!プロデューサーさん!さっき卯月ちゃんと話したんですけど、今度765プロとCGプロの合同でライブするのってどうですか?」

P「おおっ奇遇だな!さっき俺たちも同じこと話してたよ!なっ、モバP?」

モバP「ああ!俺たちだけじゃないでアイドルたちの意見も聞こうって思ってたけど」

P「2人も賛成してくれるのなら話が早いな!」

春香「多分、他の娘たちも絶対OKしてくれますよ!」

卯月「私たちの所もです!」

モバP「よし!じゃあ、合同ライブをするっていう方向で話を進めるか!」

春香卯月「「わあ!やったー!!」」


モバP「それじゃあ卯月!頑張って来い!・・・あと、楽しんで来い!」

卯月「はい!頑張ります!」グッ

P「よし、春香!・・・今日はこけるなよ?」

春香「はい!がんばr・・・ってプロデューサーさん、ひどくないですか!?」ガビーン

P「あははっ、冗談だよ」

P「いつもの春香らしく、頑張って来い!」

春香「はい!」ヨーシ!

シマムラウヅキサン アマミハルカサン スタジオイリデース!

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オツカレサマデシター

P「お疲れ様!春香、卯月ちゃん!」

モバP「はい!卯月も春香ちゃんも、お水で良かったか?」スッ

春香「ありがとうございます!」

卯月「大丈夫です!・・・ちょっと張り切ったので喉カラカラです」エヘヘ

春香「私も・・・ちょっと張り切りすぎちゃいました」アハハ

P「今日も見事に転んだもんな」

春香「もう!気にしてたんですから言わないでくださいよー!」プンスカ

卯月モバP「「あはは・・・」」


P「そうそう春香、ぜんざい食べたぞ。美味かったよ、ごちそう様」ニッ

モバP「とっても美味くて、お代わりしたかったぐらいだよ!」

春香「ホントですか!やったあ!」

モバP「卯月の作ってくれたマドレーヌも美味かったぞ?」

P「ああ、いくつでも食べられそうなマドレーヌだったよ!」

卯月「良かったです!・・・えへへ」


モバP「そろそろ帰ろっか、卯月」

卯月「はい!じゃあ、楽屋で準備してきますね!」

P「春香、俺たちも・・・」

スミマセーン、Pサンチョットイイデスカー!

P「悪い、春香ちょっと待っててくれ!」

春香「はい!用事が終わるまで楽屋で待っておきますね!」

P「ああ、そうしててくれ!」タッタッタ


卯月「・・・よし、準備完了!」

卯月「プロデューサーさん、いつでも出られますよー!」

モバP「OK、じゃあ帰ろうか!」カチャ

モバP「Pのやつがまだ戻ってきてないけど・・・春香ちゃん、よろしく伝えておいて」

春香「分かりました!」

卯月「春香ちゃん、またね!」フリフリ

春香「うん、またね!・・・あと卯月ちゃん!」グッ

卯月「!・・・うん!」グッ

モバP「?」

パタン

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ウイーン

モバP「うおっ、やっぱり12月にもなると寒いな」

卯月「そうですね、もう日も落ちてますから」クスッ

モバP「天気予報でも言ってたけど、今週末はもっと冷え込むらしいぞ?」

卯月「ええ!?今よりもまだ寒くなっちゃうんですか!?」

モバP「らしいぞ?・・・雪降るかもしれないなぁ」

卯月「雪かぁ・・・そう言われると寒くなるのも楽しみになっちゃいます!」

モバP「あはは、流石、『子供は風の子』ってやつかな」

卯月「えへへ・・・って、私そこまで子供じゃないですよー!」


ヒュウウゥゥ

モバP「うう~っ、風が吹くともっと寒い~!」ガタガタ

卯月「そ、そうですね・・・」ブルブル

卯月「!・・・そうだ、プロデューサーさん!」

モバP「どうした?卯月」

ムギュ

卯月「こ、こうやって腕組んで近くにいた方が、暖かいかもしれませんよ?」

モバP「あ、ああ、そうだな・・・でも卯月、そうやって腕組むと当たる気がするんだけど・・・その・・・上の部分とか」ムニュ

卯月「えへへ・・・『当ててんのよ』ってやつです」///

モバP「おうふっ・・・」///


大画面モニター < エイガ、トナリニ、コンシュウコウカイデス!

卯月「プロデューサーさん!あの映画見たいです!」

モバP「どれどれ?・・・えっと『隣に・・・』か」

卯月「はい!今度、私とプロデューサーさんの両方がオフ取れた日に、見に行きましょうよ!」

モバP「ああ、いいぞ?確か・・・」ペラッ

モバP「今手帳見てみたら、来週の土曜が俺も卯月もオフみたいだ。行くか?」

卯月「はい、行きましょう!・・・えへへ、その日はデートみたいですね!」

モバP「うがっ・・・何だか今日の卯月は色々と恥ずかしいことを言ってくるな・・・」///

卯月「えへへ・・・」///


クウゥゥ・・・

卯月「!」バッ

モバP「卯月、お腹減ったか?」

卯月「は、はい・・・」カアァ

モバP「んじゃあ、どこかで食べて帰るか。オゴるからさ」

卯月「そ、そんな!大丈夫ですよ!」アタフタ

モバP「いいって、収録も頑張ったんだから、いわゆるご褒美ってやつだよ」

卯月「それじゃあ、言葉に甘えて・・・」

モバP「ああ、気にすんなって。この辺だと確か・・・そうだ卯月、この辺美味い洋食屋があるんだよ、そことかどうだ?」

卯月「わあ、楽しみです!」

卯月(こんな優しいところが、私はこの人のこと・・・)

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コンコン

春香「はーい!」

P「お待たせ、春香。悪かったな、つい話しこんじゃって・・・」

春香「いえ、気にしないでください。私はいつでも出られるように準備してますよ?」

P「そうか、それじゃあ事務所に戻ろう」

春香「はい!」


ウイーン

P「もう外は真っ暗だな」

春香「そうですね。それにとっても寒いです」

P「春香、ちゃんとマフラーとか持ってきてるか?ちゃん着込んでおかないと風邪ひくからな」

春香「大丈夫です!手袋までばっちりですよ!」

春香「ってプロデューサーさん、手袋持ってきてないんですか?」

P「ああ。ちょっと事務所に忘れちゃったみたいだからさ・・・」アハハ


春香「もう!プロデューサーさんがそんなんじゃダメじゃないですかー!」

P「あはは、悪い悪い。ついうっかりしちゃって・・・」

春香「むー・・・そうだ!プロデューサーさん!」

P「どうした?」

スルッ キュッ


春香「こうやって手を繋いだら、暖かいかもしれませんよ?」


P「た、確かにそうだな。でも、この繋ぎ方って・・・」

春香「えへへ、『恋人繋ぎ』ってやつですね」///

P「そ、そうだな。でも春香、お前まで片方の手袋外さなくても・・・」

春香「そして、はいっ!この手袋をプロデューサーさんが使ってください!」スッ

P「あ、ああ・・・」スッ

春香「・・・」///


春香「!・・・あのポスター見てください!」

P「ん?・・・おっ、今○○水族館でナイトショーしてるんだな」

春香「プロデューサーさん、一緒にどうですか?」

P「俺と?・・・良いぞ?俺もちょっと興味あるし」

春香「ホントですか!やったあ!」

P「今日はちょっと仕事が残ってるから、今日はムリだけどな」

春香「そうですか・・・」シュン


P「大丈夫、今度ちゃんと時間作るからさ」

春香「・・・約束ですよ?」ジッ

P「勿論!頑張ってる春香の頼みだ、絶対守るよ」ナデナデ

春香「あ、ありがとうございます・・・」カアァ

春香「えへへ・・・ちょっとしたデートみたいですね」///

P「そ、そうなるのかな・・・アイドルなのにデートってちょっとマズイんじゃ・・・でも最近春香は頑張ってるから少し息抜きくらい・・・」ブツブツ

春香「・・・クスッ」

春香(ちょっと抜けてるけど、誠実で・・・そんなところが私、この人のこと・・・)

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春香卯月(・・・好きなんだろうなぁ)





おわり




意外と春香と卯月の絡みって少ないなあと思ってまったりしたのを書いてみました。
絡みがあっても、どっちかがちょっとぶっ飛んでることが多いので・・・

スレタイはただ単に春香と卯月の要素を入れたかっただけです。
おかげで、よくわからないスレタイになってますが・・・笑

おつおつ!

女の会話ってこんな感じだよな

おつー

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