恒一「記憶……喪失……?」(98)


恒一「いてて……頭が痛い……」

恒一「あれ?僕はここで何をしてたんだっけ?」

恒一「というか僕は誰?ここはどこ?」

鳴「どうしたの榊原くん?そんな所でうずくまって……」

恒一「榊原……?」

鳴「?」

恒一「榊原って僕のこと?君は僕が誰だか知ってるの?」

鳴(これは……)

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   从: : : : \(  {|{   ̄` ...  ̄               ヒ:///<__
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                , '":` ,/  ,iY'i    '" .' ::/゙ '''ミ::,  .:::::|
               r′.:  ;'-ーヽi′,'.   i ',," ::/ 'kヮ、 ゜::::::::i
               i  ::. /  :'゙ヽィ    ゙ `ヾi   `'  .:::::::/
               |    ゙  ノ i  ''-=ミヽ.       .:/
               l      // 、  ヽミ`、ゞ   :::::::::ソ- 
                j      i;;;|  ヽ_   ″   .::::::/ノタl゙
            ,,,,,,、ノ     .ノ;;;i   ヽ,,_ ,゙、::::::::::ノ.イ"

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       ,l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ    i;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,,___, '';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
      .,i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\  ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ


鳴(こんな所に野球部のボールが落ちてる……)

恒一「ごめんちょっと混乱してて……その、自分が誰なのかも分からないんだ」

恒一「よかったら君の知ってること教えてくれないかな?」

鳴「大丈夫よ落ち着いて。そこに野球ボールが落ちてる」

恒一「?」

鳴「大方それで頭を打ったのね」

鳴「記憶喪失ってやつよ」

恒一「記憶……喪失……?」

鳴「でも大丈夫。私はあなたのことよく知ってるから……」

恒一「本当!?自分では何も思い出せなくて……いてて……」

鳴「あなたの名前は榊原恒一。そして……」

恒一「……」

鳴「私のお兄ちゃんよ」

鳴ちゃん...


恒一「お兄…、君が僕の……妹……?」

鳴「そうよお兄ちゃん。本当に何も思い出せないのね」

恒一「僕に妹がいたのか……でもよかったよ家族に会えて」

恒一とりあえず家まで案内してくれるかな?えっと……」

鳴「鳴よ……」

恒一「鳴、とにかく一旦家に帰ってそれから病院に……」

勅使河原「おーいサカキー!」


勅使河原「よぉサカキ今帰りか?」

恒一「えっと……」

鳴「クラスメイトの勅使河原くんよ」ゴニョゴニョ

恒一「や、やあ勅使河原くん。うん、今帰る所だよ」

勅使河原「……くん?」

恒一「その、実は……」

鳴「記憶喪失のことは言わない方がいいわ。余計な心配をかけるから……大丈夫フォローするから……」

恒一「…あ、えっとなんか用かな?」

勅使河原「?…帰り何か食ってこーぜ!」

恒一「ごめんちょっと用事があって……急いで帰らないといけないんだ」

勅使河原「おう、そうか……見崎も用事か?」

鳴「ええ、ごめんなさいね……」

勅使河原「そっか、じゃあまた今度な!」

恒一「じゃ、じゃあね」

鳴「……」

恒一「見崎って?」

鳴「私……見崎鳴……」

恒一「え?僕は榊原って……苗字が違うじゃないか!」

鳴「……家庭の事情よ……そんなことも忘れちゃったのね」

恒一「そうなんだ……」

鳴「ねぇお兄ちゃん」

恒一「?」

鳴「勅使河原くんと話してみて何か思い出したりしなかった?」

恒一「そういえば学校で彼とよく話してたような……」

鳴「そう…わかったわ、お兄ちゃんの記憶を戻す方法」


恒一「本当!?」

鳴「ええ、学校のクラスメートとコミュニケーションをとることが思い出す鍵になると思うの」

恒一「確かに……何かのきっかけで思い出せるかもしれない」

鳴「決まりね。じゃあ行きましょう何人かはまだ残ってるはず」ギュッ

恒一「うん…って、え!?手つないで行くの?」

鳴「?…そうよ。私たち一緒にいるときはいつもこうしてるじゃない」

恒一「そ、そうなんだ……」

鳴「いきましょ」ギュー

良いぞ

教室

綾野「あれ?こういっちゃん帰ったんじゃなかったの?」

恒一「えっと……」

鳴「綾野さんよ。演劇部の子」

恒一「ちょっと忘れ物しちゃって……綾野さんは部活?」

綾野「……(手つないでる…)」

綾野「う、うん!さっき終わって泉美待ってるとこ(え!?なんなの?二人って付き合ってるの!?)

綾野「あ、あのさ~こういっちゃん?」

恒一「?」

綾野「ふ、二人はそういう関係なの……?(付き合ってるの?)」

恒一「?……うん、そうだよ(兄妹だよ)」

綾野「」

鳴ちゃんはかわいいなあ!

綾野「あっ!そういやあたし用事があったの忘れてた!じゃあねこういっちゃん、見崎さん」ピュー

恒一「なんか様子がおかしかったけどいつもあんな感じの人なの?」

鳴「そうね。だいたいいつもあんな感じ」

ガラッ
赤沢「お待たせ綾野、対策係の仕事が長引いちゃって……っていないじゃない……」

赤沢(……!あれは恒一くんと見崎さん?)

恒一「ていうかやっぱり兄妹だからって手つないでるのおかしくないかな?」

鳴「そうかな?」

赤沢(手を……つない……でる……)


恒一「だってさっきからすれ違う人皆にジロジロ見られるし……」

鳴「私たち兄妹の仲の良さは校内でも有名よ。ジロジロ見られるのはきっと普段と違うから」

恒一「普段と違う……?」

鳴「普段はこうだもの」ギュー

赤沢(腕組みおったで……!!)

恒一「わわっ!ちょっと、まずいよ鳴!」

鳴「何がまずいの?」

恒一「その……いろいろと当たってるから……」カァァ

鳴「お兄ちゃんは私のこと嫌い?」ジー

恒一「そ、そんなことないけど……」

鳴「よかった♪」ギュー

赤沢「」

杉浦「泉美?そんな所に突っ立ってどうし……」

赤沢「」

杉浦(白目剥いとる……!)

あかざーさんww

白目剥いたアカザーさんの画像はよ


赤沢「……はっ!いやいやいや、ちょっと恒一くん!見崎さん!」

恒一「はい!って……えっと君は……」

鳴「……」チッ

赤沢「これは一体どういうこと?」

恒一「え?え?」

鳴「この人はアカザーさんよ。私が普段とてもお世話になってる人だからお兄ちゃんからもお礼を言っといてくれる?」

恒一「そうなんだ……。えっと、アカザーさんうちの鳴がいつもお世話になってます」ペコリ

赤沢(う…ち…の…鳴……)ピクピク

杉浦(面白い顔……)

鳴ちゃんは可愛いなぁ


赤沢「いろいろと説明してもらいたいことがあるわ!」

恒一「……え、え~」

鳴「お兄ちゃん、お兄ちゃん」チョンチョン

恒一「?」

鳴「私お腹すいてきちゃった……」

恒一「そ、そう?何か食べてから帰る?」

鳴「うん」

赤沢「ちょっと待ちなさい!話はまだ終わってないわ」

恒一「でも……」

赤沢「じゃあわかった。私たちも一緒させてもらうわ。いいわよね?」

鳴「……」

杉浦(なんで私まで……)

テクテク

杉浦「もういい加減諦めたら?どう見ても付き合ってるじゃないあれ」

赤沢「嫌よ!それに……恒一くんの様子が変なの気付かなかった?」

恒一「あれ?この店来たことあるような……」

赤沢「何言ってるのよイノヤならこの前……」

鳴「……じゃあここにしましょう」

カランコロン
勅使河原「よおーお前らー!」

恒一「あ、さっきの……」

鳴「……」

支援


望月「奇遇だね。僕らもお茶してた所なんだ」

勅使河原「サカキー用事はよかったのか?」

恒一「ま、まぁね……」

勅使河原「よう赤沢!」

赤沢「なんであんたがここにいるのよ……」

勅使河原「んな釣れないこと言うなよ~ほらここ座れよ」

赤沢「ふん、あんたそっちに座りなさいよ。ほらどいたどいた!」

勅使河原「ちぇっなんだよ~」

赤沢「さあ恒一くん私の隣空いてるわよ」

恒一「う、うん……でも……」

鳴「……」

望月「見崎さんの椅子が無いみたい。向こうから持ってこようか?」

鳴「……大丈夫よ」

鳴「お兄ちゃんの膝の上に座るから」

赤沢「……」ガタタン


恒一「わー!!ちょっと鳴!ダメだよ!」

鳴「……どうして?いつもはこうして……」

恒一「僕たちはあっちの二人用のテーブル座るから……ハハハ」

杉浦「……」

望月「……」

勅使河原「…なぁ?あの二人いつからだ?」

杉浦「二人でいないものにされてた時期もあったし別におかしくないわね」

望月「結構お似合いだよねーあの二人」

赤沢「……」キッ

望月「……」ビクッ

鳴タンの義眼ぺろぺろ

はよ


勅使河原「でもよーサカキの鳴って呼び方はわかるけどよー」

勅使河原「お兄ちゃんって呼び方はどうよ?見崎ってそんなキャラだったか?」

望月「僕はいいと思うけどなー」

望月姉「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりですか?」

杉浦「私はアイスコーヒーで」

恒一「えっと、僕は……」

赤沢「恒一くんこの間のあれにしなさいよ。美味しかったでしょ?」

恒一「…?」

鳴「お兄ちゃん、お兄ちゃんはこのお店の常連なの」

恒一「そうなんだ、どうりでぼんやりと記憶が……」

鳴「うん、だからいつも通りの注文の仕方じゃないと変に思われちゃうよ?」

恒一「注文の仕方……?」

鳴「……」ゴニョゴニョ


望月姉「榊原くんは何にする?」

恒一「えっと、僕は……」

恒一「『ハワイコナのエクストラ・ファンシー以外なら何でもいい』です」

赤沢「……!」

望月姉「そ、そう……え、えっと…じゃあアイスコーヒーでいいかしら?」

鳴「私はチーズケーキとミルクティーを」

望月姉「い、泉美ちゃんはいつものでよかったかしら?」

赤沢「」

杉浦(血の涙……!?)

ひでええww

鳴ちゃん嫌な奴過ぎる…


赤沢「ぜっっっっったい変よ!!」

勅使河原「確かにちょっと様子がおかしかったかもなー」

赤沢「コーヒー飲んだら二人で逃げるように帰っちゃうし」

望月「きっとラブラブなんだよー邪魔しちゃ悪いよー」

赤沢「あんたは黙ってて」

望月「」

杉浦「もういい加減諦めなさい。傷つくだけよ」

赤沢「嫌よ!こうなったら徹底的に問い詰めてやる!」

現象さんやっちゃってください

鳴ちゃんprpr

この鳴ちゃんは死んでもいい

鳴ちゃん…

苦手なものを回避させたんだまあいいだろう

この鳴ちゃんは可愛すぎる


恒一「えっと…アカザーさん……?」

赤沢「恒一くん…見崎さんは?」

恒一「トイレに行くって言って抜け出してきたんだ」

恒一「それよりどうしたの?二人で話がしたいだなんて」

赤沢「率直に言うわね。恒一くん、なんだか今日のあなた変よ」

恒一「そ、そうかな……?」

赤沢「確かに前から見崎さんとは仲が良かったかもしれないけどあんなじゃなかった」

恒一「……」

赤沢「ズバリ聞くけど、あなたと見崎さんはどういう関係なの?」

ピンチ

オタワ


恒一「え…?普通に兄妹だけど……え?」

赤沢「……兄妹!?…あなたと見崎さんが?」

恒一「うん……え?違うの?」

赤沢「はぁ~、恒一くん何か変なものでも食べたんじゃないの?」

恒一「……」

赤沢「それか頭でも強く打った?」

恒一「……うん、実は……」

ぎゃああああああああああ 赤沢さんの復讐が始まるよ

巧妙に仕組まれたアカザースレだったとは……!

鳴ちゃん死んだな


赤沢「記憶喪失ぅ!?」

恒一「……ごめん黙ってて」

赤沢「それじゃ何も覚えてないの?私のことも?」

恒一「ごめん……」

赤沢「まぁ、でも本当のことが分かって安心したわ」

赤沢「それにしてもいくら記憶喪失だからって見崎さんを妹と思うなんて……」

赤沢「恒一くんって意外と騙されやすいのね」

恒一「だって……しょうがないじゃないか」

赤沢「ふふふ、まぁいいわ。私も協力するから何とかして記憶を取り戻しましょう」

恒一「……ありがとうアカザーさん」

赤沢「赤沢ね」

この赤沢さんは怒りのあまり壁パンしてる

小椋さんが殴られてるのか


赤沢「それで?何か新しく思い出したりできた?」

恒一「……全く」

赤沢「きっかけが必要なのかもね・・・記憶を無くす前によくしてた状況をなぞってみるとか」

恒一「……」

赤沢「……ねぇ恒一くん?」

恒一「なに?」

赤沢「……キス……しよっか…」


恒一「はぇ!?な、何を言ってるんだよアカザーさん!!」

赤沢「赤沢ね。言ったでしょ?記憶喪失前の状況を再現することできっかけになるって」

恒一「い、意味が……」

赤沢「付き合ってるのよ私たち」

恒一「……」

赤沢さんも小悪魔やった

赤沢もクズだった

恒一がかわいい
アカザーさんって言っちゃうところがかわいい

鳴ちゃんスレじゃなくて赤沢スレだったなんて(ドン引き)

赤沢さんのターン来たwww

支援


赤沢「ごめんなさい。何も覚えてないんだから驚くのも無理はないわね」

赤沢「あなたは私の彼氏。それはもう毎日チュッチュしまくりだったわ」

恒一「あの……嘘だよね?アカザーさん」

赤沢「赤沢ね。かわいそうに恒一くん、見崎さんに騙されてすっかり疑心暗鬼にかかっちゃって…」

赤沢「でもいいの!あなたが何も覚えていなくても私のあなたを愛する気持ちは変わらないもの!」

恒一「……アカザーさん……」

赤沢「……泉美って呼んで。前みたいに…ねぇ恒ちゃん?」

恒一「……恒ちゃん!?」

赤沢「もう……これ以上女の子に恥かかせないでよ。…キス……して」

恒一「……」ゴクリ

恒一「……目を閉じて」ドキドキ

恒一「今更言い出せない……」

アカザーさんww

鳴ちゃんはかわいいなあ


赤沢(見崎さん、あなたの敗因は妹というポジションに甘んじてしまったことよ)

赤沢(発想はよかった。記憶を無くした恒一くんに嘘の関係性を刷り込ませる…)

赤沢(現に私もこうして同じ手を使わせてもらってるわ)

赤沢(確かに恒一くんがお兄ちゃんっていうのも悪くない。むしろ素敵だわ)

赤沢(でもそれだと記憶を取り戻した時点でその関係は終了…アウツ…!)

赤沢(私は余裕なんて見せない!ガチで行く!!)

赤沢(ここでカップルになっておけば記憶を取り戻したとしても既成事実もあり、なし崩し的に恒一くんは私のもの…!)

赤沢(…勝ったわ……!見崎鳴……!!)

赤沢(ああ……夢にまで見た恒一くんとのキス……)ドキドキ

俺(あかん…アカザーさんそれ負けフラグや……)

駄目だこいつ…早く何とかしないと

災厄「あかん、ころせへん修羅場やないか」


恒一「……」

赤沢「……」

ヒュゥゥゥゥゥゥ

ボカッ

ドサッ

赤沢「……?」

赤沢「……恒ちゃん?」チラッ

赤沢「…!?恒ちゃん!?大丈夫?何があったの!?」

恒一「いてて……」

赤沢「頭?頭を打ったの?」

赤沢「……?どうしてこんな所に野球ボールが……」

恒一「…っつ……」

赤沢「しっかりして!私ハンカチ濡らしてくるわね」

タッタッタッタッタッ

これが…対策係の頭脳ッ!!

記憶もどったな


恒一「…いてて……あれ?」

鳴「……」

恒一「見崎…?バットなんて持って、野球でもしてたの?」

鳴「まぁね、そんなところよ……」

恒一「プッ…似合わないなぁ、バット」

鳴「榊原くんは何してたの?」

恒一「……あれ?そういえば僕はなんでこんな所に……」

鳴「……」

恒一「……?……?」

鳴「帰りましょう」

恒一「……うん、そうだね帰ろうか」

鳴「……お兄ちゃん」ボソッ

恒一「……ん?」

鳴「何でもない、さあ行きましょう榊原くん」

恒一「?」

アカザーさんがピエロに見える

なぜせつない

次の日

恒一(おかしいな、昨日見崎に会うまで自分が何をしてたか全く思い出せない……)

恒一(疲れてるのかな?僕……)

赤沢「恒ちゃん!」

恒一「やあ、おはよう(恒ちゃん…?)」

赤沢「昨日は突然いなくなっちゃって心配したじゃないの!」

恒一「え?き、昨日?」

赤沢「私にかっこ悪い所見られてはずかしかったのかしら?そういう所かわいいんだからっ!」

恒一「は、話が……」

赤沢「それより……今日学校が終わったら、その昨日の続き……しない?」

恒一「昨日の続き……?」

赤沢「もうっ!とぼけちゃって~、えと……恒ちゃんとだったら……その先のことだって……キャー///」

もうやめたげて(´;ω;`)

あかざーさん…

このままくっつくパターンですね

赤沢さんったら…

鳴ちゃんはまだか


恒一「ちょ、ちょっと待ってよ赤沢さん!話が全く見えないよ!」

赤沢「アカザーね。…って……え?」

赤沢「……戻ったの?」

恒一「戻った?」

赤沢「私……せっかく……恒一くんと……彼氏……たのに……」

恒一「はぁ?なに言ってるんだよ赤沢さん?」

赤沢「私は恒一くんの彼女……私は恒一くんの彼女……」ブツブツ

恒一「大丈夫赤沢さん?頭でもぶつけた?」

赤沢「……」プルプル

恒一「赤沢さん……?」

赤沢「恒一くんのバッキャローウッ!!!」ダッ

恒一「……」ビクッ

支援

これはアカザーさん記憶飛ばないと死にたくなるぞ


恒一「なんだったんだろう……」

鳴「おはよう榊原くん」

恒一「見崎、おはよう」

恒一「なんか赤沢さんの様子が変だったんだけどなにか知らない?」

鳴「さあ?変なものでも食べたんじゃない?」

恒一「まさかぁ~赤沢さんが?」

鳴「それかきっと妄想と現実の区別がつかなくなってるのよ。中学生にはよくあることよ」

恒一「それって見崎も……?」

鳴「……」

さらっときついこと言うな

http://i.imgur.com/SD0vR.jpg

スレ主?


ヒュゥゥゥゥゥゥ

恒一「……!見崎…!危ない!!」ドンッ

ボカッ

鳴「……!」

恒一「……」

鳴「……大丈夫榊原くん?」

恒一「……いってててて……あれ?ここは?」

鳴「……」

恒一「僕は一体……君は誰……?」

鳴「……」

4

恒一「うう……何も思い出せない……」

鳴「……」

恒一「いてて……頭が痛い……」

鳴「……大丈夫?」

恒一「ごめんちょっと混乱してて……その、自分が誰かも分からないんだ」

鳴「大丈夫よ落ち着いて。あなたの頭に野球部の打ったボールが当たったの」

鳴「記憶喪失ってやつよ」

恒一「記憶……喪失……?」

鳴「でも大丈夫。私はあなたのことよく知ってるから……」

恒一「本当!?自分では何も思い出せなくて……いてて……」

鳴「あなたの名前は榊原恒一。そして私は……」

恒一「君は……?」

鳴「あなたのお姉ちゃんよ」

                 おわりです

おっつ

世にも奇妙なAnotherスレ

おつ

やりすぎると恒一の寿命が縮みそうだなww
おつ

おいおい



Anotherの世界で頭にボール直撃したのに死なないのはもはや奇跡だな

お姉さん鳴ちゃん……ゴクリ

おつ

赤沢さんが記憶喪失になるパターンはよ

おつ

>>93
ごくり・・・・・

>>93
中尾と勅使河原が騙すパターンか

      / ....::::.:::::::::::::::::::::::::ヽ.

      / ..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゚。
    /  ...............:::::::::::::::::::::::::::::::...゚.
    .′ ...........:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
.   /  : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
  〃! ヽ:.::::ト、l::iV::::::::::ト:::|i::::::::::::::::: |

.  {. | :..: :::::::ィf示Vヘ::|j! }' lノ|::::::::::::::|
  |! V :::.:: 圦弋::ソ   | :___ノイ::::::::::ノ   
  l| V.::::::::::::ゝ,./´ ̄`ー─ァ::::::::/  >>1おつ

  |l.  \:::::::::>..._´`_...<:::::_:::、‐'     
  ヾ=ー' )イ:;、:| /i/:↑ヘi:i:y'`¨ ̄  
       ´  /ilムマフノi:|i:|     
         /i:ノi:。i:i。i:i:i:|i:il.    
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        ` L」_i__|_i」
         |  ハ  |

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.          }斗、 厶メ
           ̄´ ¨´

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