杏子「さやかとの再会」(470)
杏子「聞き分けがねぇにもほどがあるぜ!」
杏子「さやかぁっ!」
杏子「あぐっ!」ガィン
まどか「杏子ちゃん!?」
杏子「大丈夫…これぐらいへでもねぇ…」
まどか「さやかちゃん…もうやめて!」
まどか「私たちに気付いて!」
杏子「いつぞやのお返しかい?」
杏子「そういや、あたし達最初は殺し合う仲だったっけねぇ…」
杏子「怒ってんだろ?」
杏子「何もかも許せないんだろ?」
杏子「解るよ、好きなだけ暴れなよ」
杏子「付き合ってやるからさ」
杏子(それで気が済んだら目ぇ覚ましなよ…?)
まどか「きゃぁっ…」ギリギリギリ
杏子「…っ!」
まどか「さや…かちゃ…」
杏子「さやかぁぁぁっ!」
杏子「あんた、信じてるって言ってたじゃないか」
杏子「この力で人を幸せに出来るって!!」
杏子「!?」ドス
杏子「…かは…っ」ズルッ
杏子(…頼むよ神様)
杏子(こんな人生だったんだ)
杏子(一度くらい)
杏子(幸せな夢見させてよ…)
ほむら「杏子!」
杏子「…よぉ…」
杏子「悪い、その子頼む…」
杏子「あたしのバカに付き合わせちまった」
ほむら「あなた…」
杏子「足手纏いとは戦わない主義だろ?」
杏子「ただ一つ守りたいモノを最後まで守り通せばいい」
杏子「…それが正解さ」
杏子「さっさと行きな」
ほむら「…」スッ
杏子「…行ったか」
杏子「心配するなよ、さやか」
杏子「あんただけを置き去りにはしないって」
杏子「ひとりぼっちは」
杏子「さみしいもんな」
杏子「…いいよ、一緒にいてやるよ」
杏子「さやか」
あんあん?
ピピピピ
杏子「…ん?」
杏子「あれ…ここは…?」
杏子「ってか、あたし生きて…?」
ガチャッ
モモ「おはよー!」
杏子「!?」
モモ「あっ、お姉ちゃんもう起きてたんだ」
杏子「お、お前…!」
モモ「どうしたの?」
杏子「お前…モモ、か…?」
お?
モモ「えっ?そうだけど…」
杏子「な…どうしてお前が…?」
モモ「…あ、わかった!」
モモ「えへへ、今日から髪型を三つ編みにに変えたんだ」
モモ「だからちょっと違って見えたんだね?」
杏子「い、いや…」
モモ「それともまだ寝ぼけてるの?」
杏子「…そうかもしれねぇ」
杏子「ちょっとひとりにさせてくれないか?」
モモ「うん、じゃあ先に行っておくね」タタッ
モモ(CV:関俊彦)
杏子「…」
杏子「どういうことだ…?」
杏子「なんでモモが生きて…いや、私もか」
杏子「モモは親父の心中に巻き込まれて…」
杏子「それに、あたしは…」
杏子「…まさか、ここは天国だってのか?」
杏子「だとしたら…」
母「杏子、そろそろ起きなさい」
杏子「おふ…くろ?」
母「お、おふくろ?」
杏子「あ…」
杏子「わけが…わからねぇ…」
杏子「ほんとにどうしちまったんだ?」
杏子「あたしは夢を見てるのか?」
杏子「…とりあえず目ぇ覚まさないとな」
杏子「顔洗うか…」ジャーッ
杏子「ん…」パシャパシャ
杏子「ふぅ…」フキフキ
杏子「…やっぱ夢じゃなさそうだな」
杏子「じゃあ何なんだよ…マジで天国だってのか?」
杏子「なら、あたしやモモが一緒にいるのも納得できるけどさ」
杏子「うーん…」
父「杏子、そろそろ朝食を食べなさい」
杏子「あっ」
杏子(親父…!)
父「モモはもう学校の準備ができてるよ、杏子も早くしなさい」
杏子「お、おう…」
杏子(そうだよな、親父もいるんだよな…)
杏子(…今は気にしてもしかたねぇな)
杏子「朝飯食わないとな」
母「はい」
杏子「ありがとう」
モモ「お姉ちゃん、遅いよ?」
杏子「へへっ、わりぃわりぃ」
杏子「いただきます」
杏子(そういや、こうやって朝飯食うのって、いついらいだっけな)
杏子(それに…うちには金がなかったはずだろ?)
杏子(なのにこんなちゃんとした朝飯を…)
杏子「…」
モモ「どうしたの?」
あんあん!
母「早く食べなさいよ、遅刻するわよ?」
杏子「あ、ああ…いただきます」
杏子「ぱくっ…」
杏子「!?」
モモ「ん?なに?」
母「美味しくなかった?」
杏子「い、いや…」
杏子(うめぇ…うめぇよ)
杏子(こんなに朝飯って旨かったっけ…?)
杏子「うぅ…くそっ…」
モモ「ど、どうしたの?今日のお姉ちゃん少し変だよ?」
杏子「何でもねぇよ…っ」
母「杏子…体調でも悪いの?今日は初日なんだから、休むのは…」
杏子「…わかってるって、大丈夫だ」
杏子(ほんとは何もわかってなんかないけどさ…)
杏子(でもあれだろ?あんまり余計な心配はさせたくないしさ…)
杏子(…それよりも、ほんと旨いな)
杏子(おふくろの味ってこのこと…なんだよな?)
杏子「へへっ」
モモ「?変なお姉ちゃん」
母「そろそろ着替えなさい、そこに制服があるでしょ?」
杏子「えっ?あ、うん」
杏子(せ、制服なんて来たことないぞ…)
杏子「えーと…これか?」
モモ「そうだよー」
杏子「ん?これって…たしか、さやか達が来てた…?」
モモ「さやか?もうお友だちできたの?」
杏子「…一応な」
モモ「へぇー!」
杏子(ってか、もしかして…あたしが行く学校って、さやか達の学校なのか?)
あんあん!
支援せざるを得ない
杏子(でも、こっちにさやか達がいるわけないよな?)
杏子(だってここは…いや、さやかはいるかもしれねぇけど)
杏子(…考えてもキリがねぇ、とりあえず着替えてみるか)
杏子「む…」
モモ「あっ、着替えたんだね」
杏子「…どう?」
モモ「似合ってるよ!」
杏子「そ、そっか、へへっ!」
杏子(でも、やっぱりしっくりこねぇな…)
母「道はちゃんと覚えた?」
杏子「ん?学校のか?」
母「うん、間違えたらいけないから今日は一緒に行こうか?」
母「モモを送らないといけないし」
杏子「い、いいよ!1人で大丈夫だ」
母「そう?」
杏子「場所くらいわかるって」
モモ「私も学校覚えたし、大丈夫だもんね」
杏子「…ああ」
母「ならもう家をでないとね」
モモ「うん」
杏子「…わかった」
あんあん!
母「モモ、準備はできた?」
モモ「大丈夫だよ」
母「杏子は?大丈夫?」
杏子「ん?あー…えっと…」
母「…もう、しっかりしなさい、お姉ちゃんなんだから」
杏子「わかってるって」
母「ほんとに?…ほら、カバンとお弁当」
杏子「さんきゅ」
モモ「お姉ちゃん、途中まで一緒に行こうよ」
杏子「そうだな、わかった」
モモ「えへへ」
>>24
かわいい
>>24
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\( ^o^)/ うわああああああああああああああ!!!!!!!!!!
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( ω⊃~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○
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母「それじゃあ、私たちは行くから留守お願いしますね」
父「ああ」
父「杏子、モモ、新しいお友だちができるといいね」
モモ「うん!」
杏子「…ああ」
父「杏子、緊張するのはわかるけど、元気をだして頑張りなさい」
杏子「…うん、わかってるよ」
父「そうか」
母「それじゃあ、いってきますね」
父「いってらっしゃい」
モモ「いってきまーす」
杏子「…いってきます」
あんあん!
モモ「新しいお友だちたくさんできるかな?」
母「モモなら大丈夫よ、きっとたくさんのお友だちができるわ」
モモ「えへへ」
母「だから頑張らないとね」
モモ「うん!」
杏子(結局、ここはどこなんだ?)
杏子(あたしは死んで天国にでも来たってのかい?)
杏子(…でも、それは違う気がするんだよな)
杏子(夢でもないし…ほんとわかんねぇ)
杏子(あたしは何でここにいるんだ?)
あんあん!
杏子「…」
母「…杏子、本当に大丈夫なの?」
母「具合が悪い?緊張してる?」
杏子「大丈夫だってば、心配いらないって」
母「そう、じゃあ私たちはこっちだから、道間違えないで行くのよ?」
杏子「うん」
母「学校についたら、先生の言う通りにするのよ?」
杏子「ああ、わかったよ」
母「それじゃあ、頑張りなさいね」
モモ「お姉ちゃん、また後でねー」
杏子「ああ、またな」ヒラヒラ
さやかはまだか
杏子「…さーて、どうしたもんかな」
杏子「あたしが学校に?マジでか?」
杏子「中学になんて行ったことないぞ?場所はわかるけどさ…」
杏子「せ、制服も何か似合ってない気がするし…」
杏子「うーん…参ったなぁ」
杏子「でも行かなきゃなんないんだろ?」
杏子「しかなねぇなもう…行くか」
杏子「…ここだよな?」
杏子「えーと?どうすりゃ良いんだ?」
杏子「ん?あの人あたしに手振ってんのか?」
あんあん!
さやか「ねぇねぇ聞いた聞いた?」
まどか「なに?」
ほむら「どうしたの?」
さやか「またうちのクラスに転校生が来るんだってさ!」
まどか「えっ?そうなの?知らなかった…」
まどか「ほむらちゃんは知ってた?」
ほむら「ううん、私も知らなかったよ」
さやか「なんでもまた女子生徒なんだって」
まどか「へぇー!そうなんだ」
さやか「だから、ほむらは転校生の先輩になるね!」
さやさや
さやかきた
口調がメガほむ?
このほむほむはメガほむっぽいな
って事はアルティメットまどゴッドの後の話じゃない訳か
メガほむほむ
ほむら「えへへ、そうだね」
まどか「ほむらちゃんが転校してきて結構経ったもんね」
ほむら「うん、懐かしいなぁ」
さやか「最初のころのほむらは、そりゃもう引っ込み思案でさぁ」
さやか「何をしても怯えてたっけ、ほんと懐かしいわ」
まどか「もう、さやかちゃん…そんなこと言っちゃダメだよ?」
まどか「そんなことないよね?ほむらちゃん!」
ほむら「ううん、さやかちゃんの言う通りだったよ」
さやか「ほら、本人も言ってるし」
まどか「で、でも…」
ほむほむ
ほむらのさやかちゃんが凄い違和感ww
美樹さんじゃないのか
ほむら「だけど、今は少しは変われたと思うんだ」
ほむら「まどかちゃんと、さやかちゃんのおかげでね」
まどか「ほむらちゃん…!」
さやか「そうそう、感謝してくれたまえ!」
ほむら「ありがとう、まどかちゃん、さやかちゃん」
まどか「てへへ、ちょっぴり照れちゃうよ」
さやか「よーし、ほむらの次は新しい転校生とも仲良くなっちゃいますからね!」
まどか「そうだね、どんな女の子なのかな?」
ほむら「気が合う人だと良いなぁ」
まどか「うん!」
さやさや
さやか「あっ、そろそろ時間だ」
ほむら「私の時と同じなら、この後出てくるはずだよ」
まどか「うん、楽しみだね」
さやか「んじゃ席についてっと…」
ガラッ
ほむら「あっ、先生が入ってきたよ」
まどか「わくわく」
和子「今回はさっそく本題に入ります」
まどか「ほむらちゃんの時はちょっとあれだったからね」
さやか「あぁーあれねぇ」
ほむら「?」
ほむほむ
和子「転校生の紹介をします」
和子「佐倉さん、どうぞ」
さやか「どんな女の子かなぁ」
杏子「…」
和子「あら?佐倉さん?」
杏子「は、はい!」
杏子(やっば…自己紹介なんて全然考えてねぇよ)
杏子(何を言えばいいんだ?とりあえず名乗っときゃいいんだっけ?)
さやか「…」ジィー
さやか(へぇー、長い髪だなぁ)
さやか(緊張してんのかな?ほむらと同類だったりして)
和子「それじゃ、自己紹介いってみよう!」
杏子「ああ…えーと…その…」
杏子「あ、あたしの名前は!」
杏子(ダメだ言葉がでてこねぇ)
杏子「さ、佐倉杏子だ!よ…よろしくな!」
杏子「…」
和子「…佐倉さん?」
杏子「い、以上だ!」
杏子(ああもう、さっそくやっちまったよ…)
さやか「みじかっ!」
ほむら「きっと緊張しちゃったんだよ」
さやか「誰かさんもそうだったもんね」
ほむら「うぅ…」
あんあん!あんあん!
きんちょうあんあん
さやか「あはは」
杏子(…ま、知り合いとかいないし、別にいいかな?)
杏子「…ん?」
さやか「ん?」
さやか「転校生と目があっちゃったよ」
まどか「たまたまでしょ?」
さやか「うん、そうだけどさ」
杏子「さ…さ…」
さやか「あれ?まだ見てる」
杏子「さ…さやか!?」
あんあんさやさや
ザワザワ
さやか「へっ?」
まどか「あれ?なんでさやかちゃんの名前を?」
ほむら「お友だちなの?」
さやか「いや…違うけど」
杏子「さやか?さやか何だよな?」ズイッ
さやか「そ、そうだけど…」
和子「あのー、佐倉さん?」
杏子「バカ野郎っ!」
さやか「えっ?ちょ、ちょっと」
杏子「お前っ…心配させやがって…」
2周目ほむらみたいなものか
さやかが出てくるところまで読み飛ばしましたすいません
さやか「あ、あのー…」
まどか「どうしたのかな?」
ほむら「わ、わかんないけど…あの子、さやかちゃんのこと知ってるみたいだよ?」
まどか「そう…だよね?」
杏子「あたしは…さやか、お前のことが…」
さやか「ちょっと、落ち着きなよ」
杏子「だって!さやか、お前…!」
さやか「その、言いにくいんだけどさ、あんた何か勘違いしてない?」
杏子「えっ?」
さやさや?
さやか「だってさぁ…あたしとあんな初対面でしょ?」
杏子「なっ…何言ってんだよ!あたしとさやかは!」
ほむら「な、何かあったのかな?」
まどか「そうみたいだけど…さやかちゃんは何も知らないみたいだし…」
ほむら「だよね…」
さやか「あー…もしかして昔どっかで会った?」
杏子「いや、昔じゃねぇよ!」
さやか「えぇ…じゃあ何時会ったってのさ」
杏子「何時ってお前…」
杏子「あっ!」
さやか「ん?」
杏子「もしかして…マジであたしのことわからない?」
さやか「そうだってさっきから言ってるけど…」
杏子「なる…ほどな」
さやか「な、なによ?」
杏子(こいつはさやかだけど、あたしの知ってるさやかじゃないんだ…)
杏子(となると、この世界…でいいのか?)
杏子(とにかく、記憶を持ってるのはあたしだけ…ってことになるんだよな?)
杏子(なら、さやかとあたしは赤の他人ってことかい?)
あんあん…
ザワザワ
杏子「うっ…」
さやか「…」ジィー
杏子(やばっ…やっちまったよ)
杏子(これじゃ、あたしは只の痛いやつじゃねぇか…)
杏子(どうすっかなぁ…このままじゃやばいぞ…)
杏子「えっと…その、あれだ…」
さやか「あれ?」
まどか「ほんとにどうしたんだろうね?」
ほむら「わかんないよ…」
あんあん……
あんこちゃん…
杏子「その…」
和子「えっーと、佐倉さん?」
杏子「あっ、これはその…えっと…」
さやか「?」
さやか(変な子…電波さん?)
和子「こほん、とりあえず席につきましょう?」
杏子「あっ、ああ…」
和子「佐倉さんの席は…ちょうどここです」
さやか「えっ」
杏子「えっ」
和子「美樹さんの後ろですね、何かあるみたいだし、仲良くね?」
あんあん
あんあん!
さやさや
やったー!
杏子「えーっと…」
さやか「あはは…」
和子「よろしくね?美樹さん」
さやか「は、はい」
和子「佐倉さん、何かあったら教えてね?」
杏子「あー、はい」
ザワザワ
和子「はい、それじゃホームルームを終了します!」
和子「みんな静かにして!」
あんあん!
さやか「ま、まどか…」コソッ
まどか「んと…仲良くしようよ?」コソッ
まどか「せっかくの転校生なんだし、新しい友達になるんだしさ」
さやか「いやぁ…そうだけどさ」
ほむら「佐倉さん…かぁ」
ほむら(何かあるみたいだけど…大丈夫なのかな?)
ほむら(転校したきたばっかりだと、すっごく緊張するもんね)
ほむら(私にはよくわかるから…力になりたいな)
あんあん…
杏子「っ…」
杏子(やばい…やばいって、完全に引かれちまったじゃん…)
杏子(さやか…今度は仲良くしたいって思ってたのに…)
杏子(ん?ち、違う!別にそんなこと思ってねぇよ!)
杏子(なに考えてんだあたしは…)
杏子(あたしはただ、さやかと…さやかと…)
さやか「ん…」チラッ
さやか(うーん…ほんとに初対面だと思うんだけどなぁ…)
さやか(でも、あっちはあたしのこと知ってたし…)
/\___/\
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| (●), 、(●)、 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, | < はやく
| ト‐=‐ァ' .::::| \_____
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さやか(疑ってもしょうがないし…後でちゃんと話聞いてみようかな?)
さやか(もしかしたら、ほんとに初対面じゃないのかもしれないしさ)
さやか(うん、そうしよう!)
杏子(どうする…?このままじゃ、さやかとまともに話せねぇぞ…)
杏子(まいった…まさかこんな事になるなんてさ)
杏子(でも、またこうやってあたしは…)
杏子(さやかと再会できたんだよな?)
まどかとほむらもいるのにさやかしか目に入ってませんな
あんこちゃんあんあん!
ほむらは気づかないにしても
マミのことまで頭から抜け落ちてしまっているのか……
あんあん
杏子(なら…このチャンスを無駄にはできねぇ)
杏子(なんとかして、今度こそ…!)
和子「はい、それでは英語の授業を始めます」
和子「教科書の128ページを開いてください」
杏子「げっ…」
杏子(そっか…学校だから勉強しなきゃいけないんだよな)
杏子(ってか英語って…やば、あたし全然わかんねぇぞ)
杏子(教科書は一応持ってきて…るな)
あんあん!
杏子(と、とりあえず見てみるか…もしかしたら分かるかもしれないし)
杏子「えっーと?何ページだっけ?」
まどか「あっ、128ページだよ」
杏子「そっか、ありがとな」
まどか「てぃひひ、どういたしまして」
杏子「…ん?」
まどか「どうしたの?」
杏子「えっ?えっ?」
まどか「?」
さやか「ん?」
杏子「あ、あんた…まどか…だよな?」
まどか「えっ?そ、そうだけど…」
まどか「何で私の名前を知ってるの…?」
杏子「いや、それは…」
杏子(そうか…まどかもいるのか)
さやか「へぇ…」
さやか(あたしだけじゃなく、まどかのことも知ってるってわけか)
さやか(こりゃ確実に何かあるね…全然身に覚えはないけどさ)
さやさや
まどか「ん、んっとね?私は佐倉さんと会ったことがないような…」
杏子「そ、そうだよな…」
まどか「あっ、でもね?ひっとしたら何処かで会ったのかもしれないし!」
杏子「いや、いいよ」
和子「そこ、静かにしなさい」
まどか「…すみません」
杏子(うーん…ってことは、マミもほむらもいるのか?)
杏子(だとすれば、もうこんな反応できないよな)
あんあん
杏子(…とりあえず今は勉強の時間なんだよな?)
杏子(一応ちゃんと話聞かないといけないな)
杏子「えっと…」ペラッ
杏子「!?」
杏子(なんだこれ?全然わかんねぇぞ)
杏子(えぇ…どういうことだ)
杏子(って言うか、日本人なら英語なんてできなくてもいいじゃんか)
杏子(…わかんねぇ)
あんあん!
和子「ここは助動詞を使って~」
杏子「ぅ…」
杏子(みんな凄いな…こんなのが分かるのかよ?)
杏子(まどかはどうなんだ?)
杏子「ん…」チラッ
まどか「…」カキカキ
杏子(うわっ書いてる…さやかは後ろからじゃわかんねぇな)
杏子(…でもできるんだろうな)
さやか「…」
杏子(うーん…どうすりゃいいんだ?)
あんあん……
あんあんは仕方ないよ
和子「じゃあここを…美樹さん、解いてみてください」
さやか「…」
杏子(えっ?当てられるのかよ?あたしが当てられたら何にもできないぞ?)
杏子(しかも、当てられたのさやかじゃんか)
杏子(やっぱり解けるんだろうなぁ…)
和子「美樹さん?」
さやか「えっ?は、はい」
和子「ここを解いてみてください」
さやか「あー…わかりました」
これは仕方ない
さやか「…」スタスタ
杏子「…」ジィー
杏子(お手並み拝見といこうじゃんか)
杏子(まあ、あってるのか間違ってるのかもわかんないけどさ)
さやか「えぇと?これですよね?」
和子「そうですよ」
さやか「…よし」カキカキ
杏子「おぉ…」
杏子(さやかが英語書いてる…すげぇ)
さやか「ん?あれ…こうかな?」
和子「…」
さやか「えーと?こ、こうです!」
ほしゅ
まどか「あっ…」
さやか「あ、あれ?」
和子「…もう、違います」
杏子(えっ?間違ってんの?)
さやか「あはは…さやかちゃんやっちゃった!」
和子「仕方ない…じゃあ変わりに…」
杏子(ふーん…大変なんだな)
和子「じゃあ…さっそくになるけど佐倉さん」
杏子「えっ?」
和子「できる?」
杏子「あ、あたしが?」
和子「一応これは復習になるから、前の学校で習ったと思うけど」
あんあん
杏子「前の学校…?」
和子「そう、どこの学校もだいたい同じところをやってるはずですよ」
杏子「へ、へぇ…」
杏子(いや、あたしは学校になんか行ってねーし…)
杏子(問題なんて全然わかんないぞ?どうするんだ?)
杏子「あ…えっと…」
和子「…できませんか?」
杏子「あ、あはは…」
見滝原中って確か進度おかしいんだよな
ほむら「あ、あのっ」
杏子「ん?」
ほむら「私が…と、解きます」
和子「…はい、じゃあお願いね?」
ほむら「はい」
杏子「…ふぅ」
杏子(誰だかしらねぇけど助かったぜ…英語なんてできないっつーの)
ほむら「…こ、こうです」
和子「はい、正解です」
ほむら「ほっ…」
>>99
そうなのか
優等ほむ
あむあむ…
ほむら「…」チラッ
杏子「ん?ありがとな」
ほむら「…うん!」パァッ
杏子(あれ?…どっかで見たことあるような)
杏子(…気のせいか?)
まどか「やったね、ほむらちゃん」
ほむら「えへへ」
杏子「…ほむら?」
杏子(えっ?ほむらもこの教室にいるのか?)
杏子「…」キョロキョロ
数学はおかしかったな
大学受験レベルの問題だったから
あれ結構前の東大入試のやつじゃん
急に数学の話になるから誤縛かと思ったじゃないか
杏子(んー?いないぞ?聞き間違いか?)
杏子(まあいいや…いやよくないけどさ)
杏子(もしかして…ってか確実にずっと勉強しなきゃいけないんだよな?)
杏子(やっば…一日中こんなんばっかなのかよ?)
杏子(体育は得意だけどさ、それ以外は…)
杏子(国語とか算数とか…あたしにできるかな?)
杏子(ある意味、魔女よりもやっかいだよな…勉強って)
あんあん!
>>109
抽出したらキモすぎて引いた
あんあん…
キーンコーンカーンコーン
杏子「や、やっと休み時間か…」
杏子(結局何もわかんなかったぞ…)
杏子(ま、勉強のことは後からでもいいや、今はその前に…)
杏子(さやか…!)
さやか「…ねえ、転校生…佐倉さん」
杏子「えっ?な、なんだ?」
さやか「あんたさ、あたし達と何処かで会ったでしょ?」
>>110
コラ!しーっ!
杏子「…いや、それはだな?」
さやか「だって、あたしとまどかのこと知ってたじゃん」
杏子「っ…」
まどか「そうだね、よかったら教えてくれないかな?」
杏子「…」
さやか「言えない?最初はあんなに色々言ってたのにさ」
杏子「…その、あれだよ」
杏子「あたしの勘違い…だ」
さやさや
あんあん…
さやか「へっ?」
まどか「か、勘違いなの?」
杏子「ああ、あたしの知り合いと似てたから…さ」
杏子(だってそうだろ?こいつらは、あたしの知ってるさやか達じゃないんだ)
杏子(だから…こいつらは赤の他人なんだ…)
さやか「いや、そんなこと言ってもさぁ」
杏子「っ…」
さやか「顔と名前が似た知り合いがいるってわけ?」
予想以上の良スレだった
あん
杏子「うっ…」
まどか「えっとね?その…佐倉さんは私たちと似てる友達がいる…」
まどか「そうなんだよね?」
杏子「…ああ、そうだ!」
さやか「ほんとにぃ?」
杏子「くっ…」
まどか「さやかちゃん、あんまり責めてもしかたないよ」
さやか「そうだけどさ」
ほむら「あ、あの…」
杏子「ん?あんたはさっきの…」
>>1よ 俺を登場させてはくれないか?
名前は、ヴィッペルで頼む
無理ならスルーしてくれ
さくらちゃんさくさく
あんあんソウルジェムは?
ほむら「その…佐倉さんはまどかちゃんと、さやかちゃんと…」
ほむら「なんて言うか…まだお友だちじゃないんだよね?」
杏子「ま、まあそうなるよな…」
ほむら「だったら…えと…」
杏子「ん?」
まどか「…今からなろうよ、友達に!」
杏子「えっ?」
まどか「これもきっと、何かの縁なんだと思うなぁ」
まどまど
杏子「まどか…」
さやか「でもさぁ、何か怪しいと言うか…おかしいと言うか…」
さやか「ただの転校生じゃないじゃん?」
杏子「っ…」
まどか「そうだけど、何も悪いことをしたわけじゃないし」
ほむら「…最初は誰でも緊張しちゃうから…佐倉さんもそのせいで…」
まどか「だから、疑ったってしょうがないよ?」
さやか「…ま、そうだね」
あの人は最後に登場みたいだね
さすがの貫禄
みんな死ぬしかないじゃない!
マミ「…(寝たフリするのも暇ね…)」
ぼっさんは三年間だし
杏子「あんたら…」
まどか「てぃひひ!そう言うことだから!」
まどか「改めて自己紹介するね?私は鹿目まどか」
まどか「まどかって呼んで?私と似た子と同じようにしてほしいな」
杏子「…ああ、わかったよ」
杏子「まどか、よろしくな!」
まどか「うんっ!」
まどまど
杏子(そうだな、こいつらとはまだ知り合ったばっかりなんだ)
杏子(だから、さやかとも殺しあった仲じゃない)
杏子(普通に仲良くできるかもしれないんだよな?)
杏子(だったら…)
さやか「…なーんか引っ掛かるけどさ、まぁその」
さやか「あたしは美樹さやか、よろしく」
さやか「あっ、呼び方はさやかでいいよ?」
杏子「わかった…さやか、よろしくな…!」
さやさや
ほむら「あ…んと…」
杏子(そういやこの子さっきから、あたしの味方してくれてんのかな?)
杏子(まどか達の友達みたいだけど)
ほむら「わ、私は暁美ほむらです…よ、よろしくね?」
杏子「ああ、よろしくな…暁美…」
杏子「え…?」
ほむら「えっ?」
杏子「あ、暁美ほむら?」
ほむ?
ほむほむ
めがめがほむほむ
ほむら「そ、そうだよ?」
杏子「なっ…!」
さやか「あれ?もしかして、ほむらに似た知り合いでもいんの?」
まどか「そうなの…?」
杏子「い、いや…言われてみれば似てるけど…」
杏子「やっぱ似てねぇよ!」
ほむら「ん、んと…」
杏子(こいつがあの暁美ほむら?いや、まさかな…)
杏子(だってこんな性格じゃなかっただろ?雰囲気も違うし)
マミさんはよ
さやか「…ねえまどか、やっぱり変じゃない?」
まどか「そうかもしれないけど、疑っちゃダメだよ?」
さやか「でもさぁ」
まどか「ほら、困ってるし」
杏子「…えーと?あんたは暁美ほむらなんだな?」
ほむら「う、うん」
杏子「ちょっと眼鏡外してくれない?」
ほむら「えっ?眼鏡を?」
杏子「頼む!」
ほむら「…うん」スッ
メガほむほむ
杏子「!!」
杏子(マジだ…こいつ暁美ほむらだ)
杏子(別人かと思ってた…こりゃ驚くのも無理はないかもしれないけど)
ほむら「も、もういいかな?」
杏子「ああ、すまねぇ」
ほむら「…それで、その…」
杏子「…よろしくな、ほむら!」
ほむら「う、うんっ!」
まどか「これで私たちは友達だねっ」
さやか「まあね」
ほむら「えへへ」
杏子「…そうだな、そうなんだよな」
杏子(へへっ、なんだかくすぐったいな)
杏子(あたしがこいつらと友達にねぇ)
まどか「ねえ、杏子ちゃんって呼んでいいかな?」
杏子「好きに呼んでくれていいぞ」
まどか「てへへ、じゃあ杏子ちゃんっ!」
杏子「ん?なんだ?」
まどか「今日のお昼は私たちと一緒に食べようよ」
ほむら「うん、そうしたいね」
杏子「いいぜ、オッケーだ」
まどか「やったぁ!」
さやか「まだ一時間目が終わったばっかりだけどね」
まどか「結構、時間って経つの早いよ?」
ほむら「そうだね」
杏子「ふーん」
あんあん
まどか「お昼休み楽しみだなぁ」
ほむら「うんっ」
杏子(楽しみっても、ただ弁当食うだけじゃないのか?)
杏子(そんなに腹減ってんのかな?)
さやか「よーし、んじゃ次の時間も頑張りますか!」
まどか「そうだね」
杏子「次は…数学?」
杏子(あれ?算数じゃないのか?)
あんこちゃんは分数の足し算でつまづきそう
ええでええでー
まどか「杏子ちゃんは数学って得意?」
さやか「ちなみにあたしはさーっぱり!」
杏子「んじゃ、さやかと同類だな」
さやか「ん?てことは杏子も苦手なんだ」
杏子「ああ、苦手て言うか、さっぱり分からないと言うか…」
ほむら「私も苦手かな…」
さやか「数学なんて出来なくても死なないし、めんどくさいもんね!」
まどか「ダメだよ?ちゃんと勉強しなきゃ」
さやか「そう言うまどかだって苦手じゃん」
まどか「てぃひひ…」
ほむら「と、とにかくみんな頑張ろうね!」
杏子「ああ、そうだな」
まどか「うん!」
さやか「次は当てられませんようにーっ」
杏子(へへっ、勉強はめんどうだけど…)
杏子(こう言うのも悪くはないな!)
あんあん!
昼休みが楽しみだね
キーンコーンカーンコーン
杏子「お、終わった…」
杏子(頭いてぇ…わけわかんねぇよ)
杏子(やっぱ勉強はめんどうだな…)
さやか「おわったー!」
まどか「お昼休みだね」
さやか「弁当弁当!」
ほむら「今日は屋上で食べるの?」
まどか「ううん、今日は中庭にするんだって」
ほむほむ
さやか「そう言えば昨日そう言ってたっけ」
ほむら「そうなんだ…」
まどか「ほむらちゃんは昨日お休みだったからしかたないよ」
ほむら「うん」
杏子「何の話だ?」
さやか「杏子、中庭で食べるからついてきて」
杏子「わかった」
杏子(なんでわざわざ中庭で食うんだ?ここでいいじゃんか)
さやか「ついたついた」
まどか「まだ来てないね」
ほむら「うん、授業が遅れちゃったのかな?」
杏子「あれ?他に誰かくるのか?」
さやか「そっか、杏子が知ってるわけないか」
まどか「後で紹介しなきゃね」
ほむら「そうだね」
杏子「?」
杏子(よくわかんないけど、待ってりゃいいのか?)
杏子(腹減ったなぁ…)
あんあん
一方そのころ
女A「あれー?wwなんか食べ物の匂いしない?wwww」
女B「ほんとだーwwwトイレなのにねーwwwww」
女C「お?この個室閉まってるんですけどwwwww」
女A「誰か入ってんのかー?」コンコン
マミ「…」
女B「うわ、こっから匂いしてる…誰だよこんなとこで弁当食ってんのwww」
女C「キャハハwwwきもーいwwwww」
ほむほむ
>>159
おいやめろ
マミ「みんな、お待たせ」
杏子「!?」
まどか「あっ、マミさん!」
さやか「マミさんおそーい」
マミ「ごめんね?授業がなかなか終わらなくって」
ほむら「しかたないですよ」
マミ「そうね…あら?」
杏子「あ…」
マミ「…新しいお友だち?」
さやか「はい、今日転校してきたんすよ」
大トリを飾るのは我らが天使マミさん可愛い女神
マミさんキター!!!!!!!
ぼっちさん
マミ「そう、わかったわ」
杏子(まさかとは思ったけど…マミ…だよな?)
杏子(ひさしぶりにマミの顔見たぜ…あんま変わってないな)
杏子「…」ジロジロ
マミ「私の顔になにか…?」
杏子「い、いや何でもない」
マミ「…そう、それじゃ簡単に自己紹介するわね?」
杏子「ああ」
杏子(知ってるけどな)
マミ「私は巴マミ、三年生よ」
杏子「…だろうな」ボソッ
マミ「えっ?」
杏子「いや何も」
まどか「マミさんは、私たちと仲良くしてくれるんだよ」
さやか「まあ学年なんて関係ないっしょ」
さやか「きっかけがあれば誰とだって仲良くできるからね!」
ほむら「そうだね、私もそう思うよ」
マミ「ふふっ、だからあなたとも仲良くしないわ」
マミ「お名前は?」
まーみんペロペロ(^ω^)
>マミ「ふふっ、だからあなたとも仲良くしないわ」
何…だと…
痛恨の誤字ww
意味が真逆になってるwww
どきっとした
悪い意味で
したい、かwwww
だよな?
杏子「ああ、佐倉杏子だ」
マミ「佐倉さんね?これからよろしくね」
杏子「…こちらこそ」
杏子(マミとは仲直りしないで別れたまんまだったからな…)
杏子(なんか複雑だよ…仕方ないかもしれないけどさ)
杏子(だってマミのやつ、先に死にやがって…)
杏子「…」
マミ「少し元気がないようだけど…どうしたのかしら?」
ほむら「緊張してるんだと思います」
すまん、見落としてた
マミ「あなたとも仲良くしないわ」
じゃなくて
マミ「あなたとも仲良くしたいわ」
だ
マミぃ…
マミ「そう…それじゃ緊張をほぐしてあげないとね」
ほむら「はい」
さやか「でもどうやって?朝からこんな感じっすよ?」
まどか「さやかちゃん…」
杏子「ん?あたしの事は気にしなくていいぞ」
杏子「考え事してただけだしさ」
マミ「そう?でもせっかくだし…はい」
杏子「これは?」
>緊張をほぐしてあげないとね
え、エロい…
マミ「お菓子を作ってきたの、先生には内緒よ?」
杏子「お菓子か!へへっ、ありがとな!」
マミ「ふふっ、どういたしまして」
さやか「えぇー?杏子だけずるーい」
さやか「不公平だぁー!」
マミ「もちろん、あなた達の分もあるわよ?」
さやか「ほんと?やったー!」
まどか「もう、さやかちゃんったら」
さやか「だってマミさんの作るお菓子って美味しいし!」
やったー!
マミさんは優しくて可憐なお姉さんだなぁ…
>>179
お前は機械か
まどか「てぃひひ、そうだよね」
ほむら「私も好きだよ」
マミ「ありがとう、ちゃんと4人分作ってきたから大丈夫よ」
マミ「ほら、あなた達も」
さやか「ありがとうございまーす!」
まどか「えへへ、ありがとうございます」
ほむら「いただきます」
マミ「ふふっ」ニコニコ
杏子「もぐもぐ」
マミ「どう?美味しい?」
杏子「ああ、うめぇ!」
杏子(昔を思い出すな…昔は魔女倒した後、よくご馳走になったっけ)
マミ「そう、よかった」
さやか「ほんとマジうまーっすよ!さっすがマミさん!」
マミ「誉めても何も出ないわよ?」
さやか「でもほんとのことだから!」
マミ「そう言って貰えると嬉しいわ、ありがとう」
まみまみ
ティロマミさんマジ女神
さやか「でも、弁当の前にお菓子はあれだったかも…」
マミ「あっ…そうね、ごめんね?」
まどか「たまには良いと思いますよ、ね?ほむらちゃん」
ほむら「うん、でも…」
マミ「でも?」
ほむら「その…マミさんの分のお菓子は?」
さやか「そう言えば4人分って言ってたね」
杏子「あっ…あたしのせいだな」
おもしろいけど展開遅くね?
マミ「ううん、そんなことないわよ?」
杏子「でも、あたしがマミの分食っちまって…」
マミ「私は佐倉さんが美味しそうに食べてくれたからとっても嬉しいの」
マミ「だから気にしないでいいのよ?」
杏子「うん…」
マミ「それに、少しつまみ食いしちゃったから大丈夫よ」
マミ「だから、ねっ?」
杏子「…ああ、ありがとう、マミ」
マミ「どういたしまして!」
もぐあん
マミさんがそんなことないって言うならわかった
マミ「それじゃあお弁当を食べましょうか?」
まどか「うん」
杏子「弁当かぁ…ひさしぶりだな」ボソッ
さやか「ん?杏子の前の学校って給食だったの?」
杏子「…そうだ」
さやか「ふーん…でもさ、弁当の方がいいよね」
杏子「ん?なんでだ?」
さやか「だってさ…ほいっ」
杏子「あっ」
>>190
なんかわろた
あんあん!
さやか「今日は色々疑っちゃったからそのお礼じゃないけど」
さやか「あたしのおかず、杏子にあげるよ」
杏子「さやか…ありがとな!」
さやか「その変わりに…」
杏子「…ん?あぁ、そう言うことか」
杏子「ほら、食うかい?」
さやか「食う食う!」
杏子「ほらよ」
さやか「ありがと!」
さやさや
さやあん
杏子「へへっ!今度は食ってくれるんだな」
さやか「えっ?なんのこと?」
杏子「いや、こっちの話さ」
さやか「…まぁいいや、それよりも美味しいね、これ!」
さやか「お母さんの手作り?」
杏子「…」
さやか「杏子?」
杏子「…ああ、そうだよ」
杏子(もう何年も食ってなかったけどな)
まどか「杏子ちゃん、私のもあげる!」
ほらよ「わ、私も」
杏子「おっ、さんきゅー!まどか、ほむら」
ほむら「えへへ」
まどか「てへへ、パパのお弁当って美味しいんだよ」
マミ「佐倉さんは人気者ね」クスッ
杏子「へへっ!」
杏子(ほんと、まるで夢みたいだな)
あんあん!
さやさやあんあん!
杏子(マミとは仲直りする前に死に別れて)
杏子(まどかとは、結局あの時付き合わせただけで終わっちまって)
杏子(ほむらに関しては、別人としか思えないけど…)
杏子(それでもこうやって一緒にいれるなんてな)
杏子(そして…)
杏子「…」チラッ
さやか「ん?なに?」
杏子(さやか…!)
夢でした残念みたいな感じで
>>198
2行目にほらよちゃん…
さやか「今日はよく目が合うよね、そんなに似てんの?」
杏子「ああ、そっくりだな」
さやか「ふーん、名前も見た目も同じねぇ」
さやか「それってドッペルなんとかじゃないの?」
杏子「ん?ドッペルなんとか?」
マミ「ドッペルゲンガーね」
まどか「そっくりさんですっけ?」
マミ「ええ、正確にはそっくりさんと言うわけではないけれど…」
さやか「?」
杏子「?」
ごめん
ほらよ「」じゃなくて
ほむら「」だ…
>>198
ほらよ?
出遅れた・・・
夢落ちは無いだろう、ここまででその可能性を潰している
クリームヒルトという夢オチとバッドエンドの両方を司る魔女がいてだな…
マミ「ドッペルゲンガーは、『生きている人間の霊的な生き写し』を意味するの」
マミ「ちなみに単純な和訳では『二重の歩く者』ね」
杏子「な、なんだって?」
さやか「さぁ…」
マミ「違う自分を見る現象のことなんだけど、見てしまったら」
マミ「『その者の寿命が尽きる寸前の証』という民間伝承があるの」
さやか「その…つまり?」
マミ「自分のドッペルゲンガーを見たら寿命が縮むってわけ」
さやか「えっ?そうなんすか?」
ホラヨチャン!
さやさや
さやか「や、やばいじゃん!寿命縮めたくないよ!」
さやか「まだあたし14年しか生きてないんだよ?」
杏子「っ!」
さやか「杏子、どこでドッペルゲンガー見たの?」
杏子「えーと…遠いところだ」
さやか「じゃあ、あたしがそのドッペルゲンガーと会うことはないの?」
杏子「た、たぶん…てか絶対にないぞ」
さやか「そっかぁ…よかった」
さやさや
ほらよちゃほらほら!
>>214
もういい休め
体がもたないぞ
落ちる!落ちる!
杏子(会うわけないじゃん、だって違う世界なんだろ?)
杏子(それに同じ世界だったとしても、さやかは魔女に…)
杏子(くそっ…!)
まどか「でも不思議だね」
杏子「えっ?」
まどか「こうして5人で集まるの初めてじゃない気がするんだ」
さやか「え?まさか、まどかも杏子みたいに見たことあるとか?」
まどか「ううん、そうじゃないけど」
まどか「ただ…そんな気がするの」
ほむら「…私も、かな」
さやか「な…ほむらまで」
ほむら「なんとなく、なんだけどね?」
ほむら「初めてじゃないような感じがして…」
まどか「ほむらちゃんもそうなんだ!」
マミ「私は…」
さやか「まさかマミさんまで?」
マミ「…内緒かな?」
さやか「えっ?なんで?」
マミ「ふふっ、それより早く食べなきゃ時間がなくなっちゃうわよ?」
まみまみ
まどか「ほんとだ、時間がもうあんまりないよ?」
ほむら「い、急がなきゃ」
マミ「ほら、美樹さんも」
さやか「はーい」
杏子「…」
杏子(あたし達が揃うのは…初めてだよな?)
杏子(でも、もしかしたらこうやってみんな一緒にいたのかも知れないな…)
杏子(いや、これがそうなのか?)
杏子(ここが何処なのかはまだわかんねぇけど…出来れば今度は離ればなれになりたくねぇよ)
杏子(親父とも、おふくろとも、モモとも…)
杏子(マミ、まどか、ほむら…そして、さやか)
杏子(みんなとこうして再開できたんだ、理由なんてどうでもいい)
杏子(ほんとは嫌なんだよ、ひとりぼっちは…)
杏子(だって、寂しいもんな…)
杏子(だから今は嬉しいんだ)
杏子(ほんとにな…!)
あんあん!
>再開できたんだ
ほう
だれか俺の代わりにスレたてして欲しい
杏子「…おふくろの弁当」
杏子「へへっ、旨いや…それにみんながくれた、おかずもな」
さやか「ど、どうしたの?そんな顔して?」
杏子「ほんと弁当って旨いよな!」
さやか「…うん、そうだね」
マミ「佐倉さん、私のもあげるわ、ほら」
杏子「ありがとな、マミ」
マミ「ううん、いいのよ」
すまん風呂入る、20分ですませる
再開じゃなくて再会できたんだな、すまん
じゃあ落とす
待って進ぜよう
追いついた
ほむ
保守
おい40分は経ったぞ
あん
おう早くしろよ
杏子「もぐもぐ」
マミ「お口にあったかしら?」
杏子「もぐ…もぐ…」
マミ「あ、あれ…あわなかった?」
杏子「ううん…そうじゃねぇよ」
マミ「なら…」
杏子「うめぇ…美味しいよ、みんな…!」
杏子「弁当ってこんなに旨いもんなのかよっ…!」
マミ「佐倉さん…」
さやか「ちょっ、なんで涙目になってんのさ?」
まじで20分だと?
まみまみ
まどか「杏子ちゃん、どうしたの?」
ほむら「大丈夫…?」
杏子「…っ」ゴシゴシ
杏子「…大丈夫だ、ごめんな」
さやか「大丈夫って言われても…ねぇ?」
まどか「んー…杏子ちゃん、何かあったら私たちに言ってね?」
杏子「ありがと、でも大丈夫だよ」
さやか「ほんとに?」
マミ「本人がそう言ってるのだから、今はそうしておきましょう?」
ピタリ賞をやろう
よし、じゃあケツ出せ
さやか「…そうですね」
マミ「でも佐倉さん、私でよければ相談に乗るわ?」
マミ「いつでも頼ってね」
ほむら「私も…佐倉さんの力になりたいな」
杏子「へへ、マミ、ほむら、さんきゅーな」
杏子「でも本当に大丈夫だ」
杏子(理由なんて知らねぇよ、あたしが今ここにいるのは事実なんだ)
杏子(だったら悲しむより楽しんだ方が特だろ?)
杏子(だからもう悲しまないよ、あたしは!)
>>241
※
杏子「ごちそうさまでした!」
さやか「やっと食べ終わったね」
杏子「わりぃな、遅くてさ」
まどか「気にしなくていいよ、急いで食べても味わえないしね」
杏子「ああ、その通りだな」
杏子(だってこんなご馳走、滅多に食べることなかったんだ)
杏子(味わって食わなきゃ勿体ないじゃんか)
マミ「…さてと、そろそろ教室に戻らないといけないわね」
ほむら「あと5分しかないよ」
まどか「マミさん、明日は何処で食べますか?」
マミ「そうねぇ…明日は屋上かな?」
さやか「だってさ、わかった?」
杏子「ああ、明日は屋上でまた5人で食うんだろ?」
ほむら「そうだよ」
マミ「明日もお貸し作ってきちゃおうかしら?」
さやか「おっ!さっすがマミさん!」
まどか「やったぁ!てぃひひ!」
杏子「楽しみだな」
ほむら「うん」
まみまみ
ほす
マミ「そんなに喜ばれたら張り切らないわけにはいかないわね」
マミ「楽しみに待っててね?」
さやか「はーい!」
マミ「じゃあ私はこっちだから…また明日ね」
まどか「はい、また明日!」
ほむら「さようなら」
マミ「佐倉さん、これからもよろしくね?じゃあね」
杏子「…ああ、じゃあな!」
マミ「ふふっ」スタスタ
まみあん
さやか「…にしてもさぁ」
杏子「ん?」
さやか「杏子、マミさんにまったく敬語使わないよね」
杏子「えっ?…あ、そうだな」
まどか「さやかちゃんも中途半端な敬語だよ?」
さやか「う、うっさいなぁ」
ほむら「でもマミさんは気にしてないみたいだったね」
まどか「マミさんは優しいし、学年は気にしないって言ってたからね」
杏子「そうなのか」
まみまみ
まどか「だから…杏子ちゃんはそれでいいんじゃないかな?」
杏子「うん、そうだな…あたしに敬語は似合わないしさ」
さやか「それはわかるわ、あたしも敬語はなんか苦手」
ほむら「大人になったら話せるようにならないといけないよ?」
さやか「大丈夫だって、あたしらはまだ14だしさ」
さやか「あと何年かすりゃ話せるようになるって!」
さやか「ね?杏子!」
杏子「…そうだな」
杏子(あと何年かしたらか…そうだよな、普通はそうなるんだよな)
あんあん!
杏子(でも魔法少女になっちまったら…)
杏子「あれ?」
さやか「えっ?なに?」
杏子「いや…こっちの話だ」
さやか「またぁ?」
杏子(そういや…あたしのソウルジェムがない?)
杏子(じゃあ、あたしは魔法少女じゃないんだよな?)
杏子(…そうだよ、さやかもマミもほむらも違ったんだ)
杏子(あたしも魔法少女じゃないんだ)
メガほむって馬鹿じゃなかったっけ?
あん
杏子「へへっ!」
さやか「…?」
さやか(悲しんだり喜んだり忙しいねぇ)
さやか(…佐倉杏子)
さやか(うーん…言われてみたら初対面じゃない気がしてきた…)
さやか(でも全然身に覚えはないよ?じゃあ何で…?)
さやか(前世で結ばれた仲とか?)
さやか「まっさかー!」
杏子「えっ?」
さやか「え?あ、いや…なんでも」
ほう
おいついた
支援
ほむら「さやかちゃん、杏子ちゃん」
さやか「なに?」
まどか「急がなきゃそろそろチャイム鳴っちゃうよ!」
さやか「げっ、マジじゃん…杏子、行くよ!」
杏子「ああ!」
杏子(あたしはもう大丈夫だ!英語だろうが数学だろうが何でもかかってきな!)
杏子(勉強なんかにくよくよしてらんねーぜ!)
あんあん!
>>255
めがほむは馬鹿
まどかは何も取り柄がない設定なので馬鹿
さやかってほんと馬鹿
杏子は小卒なので馬鹿
マミはデブなので馬鹿
なんだまどマギって馬鹿だらけだな
>>262
ちょっと待て
>>262
最後!最後!
キーンコーンカーンコーン
杏子「つ、疲れた…」
杏子「やっぱ勉強ってめんどうだな…」
さやか「まぁねぇ、それはよーく分かるよ」
さやか「あたしも勉強苦手だしさ」
杏子「ははっ、そっか」
さやか「んじゃ帰りますか?」
杏子「ああ」
さやか「家はどこ?途中まで帰ろうよ」
杏子「あたしの家はこっち側だ」
さやか「よし、一緒だね」
さやか「まどか、ほむら、杏子も一緒に帰れるってさ」
まどか「やったぁ!」
ほむら「よかった、逆方向じゃなくって」
杏子「そうだな」
さやか「よーし、帰るよ!」
杏子「ああ!」
杏子(ははっ、一緒に帰るだけなのに何で喜んでるんだろうな、あたし)
杏子(…嬉しいからだよな)
杏子(ひとりぼっちじゃないんだ、嬉しいさ)
ほむっほむっ
まどか「ねえ、杏子ちゃん」
杏子「どうした?」
まどか「杏子ちゃんは前の学校で何かやってたの?」
杏子「何か?」
さやか「ほら、部活とかさ」
杏子「部活…?いや、何にもしてねぇよ」
杏子(学校行ってねぇし)
さやか「じゃあ帰宅部なんだ?」
杏子「…たぶん」
あんあん!
ほむら「それじゃあ私たちと同じだね」
さやか「あたしらも部活はしてないからねぇ」
杏子「へぇー、そうなのか」
まどか「私とほむらちゃんは…ね?」
ほむら「運動が苦手だし…」
さやか「と言うか部活はめんどくさいからしてないだけだよね」
まどか「てぃひひ…」
さやか「ま、あたしもなんだけどね」
杏子(そもそも部活ってのがいまいちよくわかんねぇ)
杏子(放課後残って色々するあれだよな?)
やんやん
杏子(ちょっとは興味あるかも…だけど)
さやか「杏子はこっちでも帰宅部になるの?」
杏子「ああ、部活には入らないよ」
杏子(こいつらと一緒にいたいからな)
さやか「そっか、なら毎日あたし達と帰宅部の特訓だね!」
杏子「へっ?」
さやか「我らが帰宅部の特訓は厳しいぞー?」
杏子「な、なんだそりゃ?」
さやさや?
長編になりそうだな
ちょくちょく④してくか
まどか「てぃひひ、ただ遊ぶだけだよ?」
杏子「なんだ…」
さやか「ったことで、今から4人で何かしよっか?」
ほむら「うんっ」
さやか「杏子も大丈夫だよね?」
杏子「あたしは…うん、大丈夫だ」
さやか「よっし、なら」
ポツポツ
支援
さやか「えっ?雨?」
ポツポツポツポツ
さやか「ちょっと!聞いてないよ!」
まどか「あっ…おっきい雨雲がこっちに来てる」
ほむら「どうしよう…傘持ってきてないよ」
杏子「このままだと強く降りだすぞ!」
さやか「仕方ないなぁ、今日は急いで帰るしかないね」
まどか「うん…」
さやか「空気読めよー!天気のバカ!」
さやさや
まどか「じゃあ私とほむらちゃんはこっちだから…」
さやか「うん、わかった」
ほむら「杏子ちゃんの家はどこなの?」
杏子「まだ先だな」
ほむら「そっか…」
まどか「杏子ちゃん、さやかちゃん、また明日ね!」
さやか「うん」
ほむら「あ、明日は遊ぼうね」
杏子「ああ!明日は遊ぼうな」
ほむら「えへへ、うんっ!」
まどか「ばいばーい!」
ほむら「ばいばい」
さやか「またねー!」
杏子「じゃあな」
さやか「さて、あたしらも急がなきゃね」
杏子「そうだな」
さやか「あたしの家はここだよ」
杏子「そっか、ならここまでだな」
さやさや
なんか怖いんだけど
こんな幸せがいつまでも続くわけがないんだ
さやか「うん…雨が降らなかったらなぁ」
杏子「そうだな、でも仕方ないさ」
さやか「そうだね…って」
ザァァァァァァッ
杏子「うわっ?急に強くなりやがった!」
さやか「あっ…!」
さやか(傘を貸さなきゃ…いや、まてよ?)
さやか「杏子、家で雨宿りしていきなよ」
てゆうかほんとにどうゆう状況ww
杏子「えっ?いいのか?」
さやか「だってこのまま帰ったらびしょ濡れになるよ?」
杏子「そうだな…じゃあ雨宿りしていってもいいか?」
さやか「うん、今誰もいないし気にしないでいいよ」
さやか「ほら、入って?」
杏子「ああ、おじゃましまーす」
杏子(さやかの家に入ったのは初めてだな)
マターリ④
さやか「雨が止むまでゆっくりしていきなよ」
杏子「わりぃな」
さやか「いいっていいって!」
さやか「それに聞きたいこともあるしさ」
杏子「聞きたいこと?なんだよ?」
さやか「その…さ、あたしもあんたと会ったことがあるような気がして」
杏子「えっ?」
さやか「ちょっとね、ちょっと!なーんかあるような気がするなって」
さやさや
さやさや
日常系SSってのかな、好きだけど大体さやかがいないと
誰一人相手を若干揶揄するような冗談も言わなくてそれがたまに怖い
みんながいい人過ぎるってのかな
さやかと、杏子がこの生活に馴染んで来たらそういうポジになりそうだけど
この世界、杏子が神様に祈った【一度でいいから幸せな夢】かな?
とりあえずハッピーで頼む
杏子「…へへっ」
さやか「あ、やっぱ変だよね?」
杏子「いや、変じゃねぇよ」
さやか「そう?でも不思議なんだよねぇ」
さやか「初めて会ったはずの杏子と何処かで会ったかもしれなくてさ」
さやか「しかも杏子はあたしやまどかのそっくりさんを知ってるんでしょ?」
杏子「…まあな」
さやか「これって何かあるんじゃないかな?」
杏子「誘ってんだよなゴクリ」
>>290
お花畑すぎて気色悪くなる時あるよな
短いですがこのSSはこれで終わりです!
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいま した。
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです (正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、 これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じていま す。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸 れたのか、それは人それぞれだと思います。 少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちに なってくれた方がいれば嬉しいです。
短編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にあり がとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお 願いします! ではこれにて。
皆さんお疲れ様でした!
マミさんも両親がいる世界なんだね?
なんて幸せな世界だ
杏子「何かって何さ?」
さやか「それが言葉にできないんだよねぇ…」
さやか「運命とか?うーん…違うよなぁ」
さやか「ね、杏子はさ何処から来たの?」
杏子「えっ?」
さやか「何処から引っ越してきたのさ?」
杏子「あぁ…えっとだな…」
杏子「と、遠いところからだ」
さやか「その遠いところって何処?何県?」
④
ノ
('A`)
( (7
< ヽ
杏子「…えーと、内緒だ」
さやか「えぇ?なんで?」
杏子「だってさ…」
さやか「言えない理由とかあんの?」
杏子「言えないっていうかさ…なんつーか」
さやか「いいじゃん、教えてよ!」
杏子「いや…」
さやか「けち!」
杏子「だって別の世界から来たとか言っても信じないだろ?」
支援
言っちゃったよあんあん…
さやか「えっ?」
杏子「あっ…」
さやか「べ、別の世界から…来た…」
杏子「あ、いや…今のは違うんだ!その…えーと…」
さやか「…」
杏子「じょ、冗談だよ、冗談!」
さやか「…」
杏子「さ、さやか…冗談なんだからマジになるなよ、な?」
さやか「…そうだよね、冗談だもんね!」
ほむむむ
杏子「そうそう、冗談だっての!」
さやか「いやぁー、あたしはてっきり別の世界のあたしと杏子が友達とかだったのかなって」
杏子「!」
さやか「でもそんな話あるわけないよね、あったらあたしも行ってみたいわ」
杏子「そ、そうだよな…」
杏子(なんでそういうとこは鋭いんだよ…)
さやか「…ま、いいわ今は気にしないでおくよ」
さやか「いつか気が向いたら教えてよ」
シリアスに移行しそうで怖い
ハッピーエンドがいいな
何か臭う、魚の臭いがするぞ…
杏子「…ああ、わかった」
さやか「約束ね?」
杏子「うん、約束するよ…いつか話す」
さやか「ありがとっ!」
さやか「あ、最初は私だけに教えてね?まどか達には内緒にしといてよ」
さやか「後で自慢するからさ」
杏子「はいはい、そうするよ」
さやか「…さて、お茶でも飲む?まだ雨やんでないし」
杏子「うん、わるいな」
さやか「いいってば、持ってくるから待ってて」
あんあん…
夢かと思ったけどモモ三編みの時点で無いのか、オレってほんとバカ
杏子「…ふぅ」
杏子「なんか緊張したな、妙に鋭いんだよ、さやかは」
杏子「…あたしとさやかが友達、か」
杏子「あたしらは友達だったのかな?それとも…」
杏子「…わかんねぇや」
杏子「約束しちまったし…いつか話せるかな?」
杏子「あたしは別の世界から来たのはほんとだってさ」
杏子「…でも、信じられるわけないよな?」
さやか「…」
④
杏子「はぁ…マジでここは何処なのさ?」
杏子「少なくとも夢じゃないんだけどな…」
杏子「でも天国でもないだろ?まどかとほむらは死んでないはずだし」
杏子「…もし夢だったら覚めてほしくねぇな」
杏子「…わがまま、か」
杏子「まあ、さやか達と少しでも仲良くできたから良かったんだけどな」
杏子「…学校、楽しかったな」
杏子「ずっと続いてくれねぇかな?」
さやさや?
hope
支援
短いですがこのSSはこれで終わりです!
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいま した。
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです (正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、 これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じていま す。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸 れたのか、それは人それぞれだと思います。 少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちに なってくれた方がいれば嬉しいです。
短編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にあり がとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお 願いします! ではこれにて。
皆さんお疲れ様でした!
杏子「ひとりぼっちはもう沢山だ…」
さやか「あたしがついてるから大丈夫だよ!」
杏子「うわっ?」
杏子「い、いたのかよ…!」
さやか「…はいこれ」
杏子「お、おう…」
さやか「…」
杏子「…えっと、このお茶美味しいな!」
さやか「それジュースだよ」
さやあんさやあん
杏子「えっ?あっ…」
さやか「…ごめん、途中から盗み聞きしてた」
杏子「なっ…何を?」
さやか「ねえ、やっぱり杏子って別の世界から来たの?」
杏子「なっ!んな訳ないだろ?あり得ないって!」
さやか「でもさ、今自分で言ってたじゃん」
杏子「で、でも考えてもみなよ?そんな話あるわけないだろ?」
さやか「そうだけどさ、それなら納得がいくんだよね」
杏子「えっ?」
さやさや
安定のさやか…じゃないな
さやか「杏子があたしやまどかのこと知ってたこととかさ」
杏子「た…たまたまだって、そっくりさんだよ」
さやか「でもやっぱり変じゃん、2人もそっくりさんがいる?」
杏子「そうだけど…」
さやか「あたしもさぁ、話してるうちにだんだん杏子のことをさ」
さやか「知ってるような気になってきたし、絶対何かあるって思うんだよね」
杏子「さやか…」
さやか「よし!こうしよう!」
杏子「えっ?」
さやさや
さやか「あたしも杏子も電波なこと言ってるからさ」
杏子「で、電波?」
さやか「2人ともぶっちゃけちゃおうよ!電波なことをさ!」
杏子「はぁ?」
さやか「だって気になるじゃん!目の前の杏子がさ、別の世界から来た人とかだったら!」
杏子「だからそれは冗談だってば」
さやか「なら冗談でもいいよ、聞かせて?その冗談を最後までさ」
杏子「なっ…」
さやか「冗談ならいいでしょ?」
主人公さやさや
杏子「…」
さやか「ほら、いいじゃん減るもんじゃないし」
杏子「いや…」
さやか「お願いっ!教えてっ!」
杏子「だけどさ…」
さやか「…杏子のけち」
杏子「うっ…」
さやか「…ふんだ」
杏子「ああもうわかったよ!話せばいいんだろ?話せば!」
さやか「…さっすが杏子!話がわかるー!」
杏子「くっそ!」
あんあんも言ってあげようぜ
あ ん あ ん !
杏子「こうなったらやけだ!」
さやか「どんどん話ちゃってくれたまえ」
杏子「えっとな?まずあたしは死んだんだよ!」
さやか「…えっ」
杏子「なのにな?目が覚めたら生きてて、しかも死んだはずの家族もいるんだよ!」
さやか「…」
杏子「だから最初は天国かと思ったさ、でも違ったんだよ」
杏子「まどかやほむら…死んでないはずの人もいるからさ」
杏子「だから訳分かんなくてさぁ…それは今も同じなんだよ」
杏子「でも、正直嬉しいんだよな…ここにこれて」
杏子「だってさ、さやかとまた会えたんだしさ!」
あんあん!
あんあん!
さやか「…1つ聞いていい?」
杏子「なんだよ?」
さやか「その世界のあたしと杏子はどんな関係だったの?」
杏子「それは…」
さやか「友達?親友?それとも…」
杏子「…わかんねぇよ、最期までちゃんと話せなかったんだ」
さやか「最期まで…?」
杏子「さやかはあたしの事どう思ってたんだろうな…?」
杏子「嫌われてたのかそうじゃないのかも、よくわかんねぇ…」
あんあん…
あんさやさやあん
さやか「杏子はあたしの事どう思ってたの?」
杏子「…あたしは…あたしはな?さやかのこと…」
杏子「友達になれた…って思ったよ」
さやか「友達…!」
杏子「でも、さやかはあたしの事友達とは思ってなかったんじゃないかな…」
さやか「どうして?」
杏子「だってさ、あたしらは…その…」
さやか「…よくかわんないんだ?」
杏子「ああ…」
切ない杏子ちゃん
It comes…!!
( ゚д゚ ) ガタッ
.r ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
宣伝失礼
【PC】みんなでMHF【Xbox】
あんあん…
さやか「だったらさ、あたしが変わりに答えてあげるよ!」
杏子「えっ?」
さやか「きっと、そのあたしも杏子の事友達だと思ってるよ」
杏子「でもな…」
さやか「だってあたしはあたしじゃん」
杏子「あっ!」
さやか「あたしならきっと、杏子の事友達だって思ってるよ」
さやか「だってあたしがそうだから!」
杏子「さやか…!」
さやさや
これは良いさやか
さやか「その話、冗談じゃないんでしょ?」
杏子「そ、それはだな…」
さやか「いいよ、冗談だったとしてもあたしは信じるから!」
杏子「えっ?」
さやか「だって何か素敵じゃん、そう言うのって」
杏子「素敵っておまえ…」
さやか「それにあたしは信じたいことだけ信じる主義だからね」
さやか「つまり、杏子は別の世界からはるばる私に会いに来たってわけね?」
杏子「はは…どうかな?」
さやか「そーゆーことでいいの!」
さやさやあんあん!
さやあん!さやあん!
あんさや!あんさや!
あんあん!さやさや!
紳助「素敵やん」
>>347
紳助帰れ
杏子「…」
さやか「ほーら、いいでしょ?その方が楽しいしさ!」
杏子「…へへっ、そうだな」
杏子「そうだよな!」
さやか「そうそう!」
さやか「いやぁーまさかあたしにそんな友達がいたなんてね」
さやか「あたしは幸せものだわ、うんうん!」
杏子「さやか…へへっ!」
さやか「ま、ここが杏子とは違う世界なのかもしれないけどさ」
さやか「今ここに、あたしと杏子はいるのは嘘じゃないじゃん?」
心置きなく支援する
さやさや
杏子「うん、嘘じゃないな…夢でもない」
杏子「ほんとのことだよな!」
さやか「そう!だから今はそれでいいんだと思うよ?」
さやか「あたしと杏子は友達!これも嘘じゃないんだからね」
杏子「うん!」
さやか「それにまどか、ほむら、マミさんもいるんださらさ」
さやか「杏子はもう、ひとりぼっちじゃないんだよ」
さやか「私たち友達がいるからね!」
ほのぼの展開かな 支援支援
支援
ほのぼのであってほしい
杏子「ありがとな、嬉しいよ」
さやか「えへへ、そう言われると恥ずかしいね」
杏子「さやか、改めてよろしくな」スッ
さやか「うん、こちらこそよろしくね」ギュッ
杏子「へへっ!」
さやか「あははっ!」
さやか「ね、杏子」
杏子「ん?」
さやか「もう1つ約束しない?」
杏子「約束?いいぞ」
さやか「ありがと、んじゃね…」
さやか「どの世界で会っても、あたし達は友達だよ!」
杏子「えっ?」
さやか「…なんかさ、ほんとに杏子が別の世界から来たんだったら」
さやか「その逆もあるんじゃないかなって」
杏子「逆?さやかが別の世界に行くとか?」
さやか「…それもあるかもしれないけど、そうじゃなくてさ」
さやさや?
はは、もうハッピーエンドは目前だよ!
もうなにも怖くない!!!
>>359
なにフラグ立てたんだよ
>>359
おい、やめろ
さっきからさやかに違和感が…
さやか「杏子が元の世界に帰っちゃうんじゃないかなって…」
さやか「だったら寂しいじゃん…」
杏子「さやか…」
さやか「…だからさ、どこで会っても友達になれたらいいなって」
杏子「…なるほどな、わかった約束するよ!」
杏子「あたしらはずっと友達だ!」
杏子「どこで会っても、ずっとな!」
さやか「うん、そうだね!」
何でも無かったか④
俺「うん、そうだね!」
さやか「…初めて会ったはずなのに、こんな約束しちゃうなんて」
さやか「あたしらはやっぱ前の世界でも友達だったんだよ」
杏子「そうだな、そうだったんだよ」
さやか「我ながら変なこと言っちゃったよ、あたしってこんなキャラだったっけ?」
杏子「さぁな…でもいいじゃんか、楽しいしさ」
さやか「それもそっか、あはは!」
杏子「へへっ!」
さやか「最初は変な転校生だと思ったけど、まさか世界を越えてやってきた友達だなんてね」
杏子「そんな大層なもんじゃないけどな」
さやか「あたしにとってはそうなんだよ、これで本でも書こっかな?」
杏子「本?」
さやか「時空を越えし友人、みたいな」
杏子「…あんまり面白くなさそうだぞ?」
さやか「やっぱり?才能ないんだよね…」
杏子「まあそれは、あたしも同じだから気にすんなよ」
さやか「うん、そうするわ」
あなん
事務局長
杏子「ん?」
さやか「あっ、晴れてきたね」
杏子「ああ、みたいだな」
さやか「どうする?帰る?」
杏子「うーん…今日は帰るわ」
杏子(家族のみんなとも話したいし…)
杏子(それに、さやかとはいつでも会えるしな!)
さやか「そっか、今日はありがと、色々話してくれて」
杏子「あたしこそ、真剣に聞いてくれてありがとな」
>>369
こんなんで拭いてしまうとは
このままハッピーエンドなら一人暮らしはじめる
時空の歪みが
さてそろそろ佐倉家の幸せな食卓シーンか
さやか「いいよいいよ、あたしも嬉しかったしね」
杏子「あたしも嬉しかったよ」
さやか「あはは、まーとにかく、これからもよろしくね!」
杏子「ああ、よろしくな!」
さやか「それじゃ、またねー!」
杏子「またなー!」
杏子「へへっ!」
杏子(楽しかったな)
杏子(さやかと友達になれたんだもんな…!)
杏子(こんなに嬉しいなんて、あたしも変わったな)
杏子(でもこれで良いんだよ!)
杏子「ただいまー!」
モモ「お姉ちゃん、おかえり!」
杏子「ただいま、モモ!」
母「学校はどうだった?」
杏子「楽しかったよ」
母「そう、良かった」
モモ「ねえ、お友だちできた?」
杏子「ああ、できたよ」
杏子「大切な友達がな!」
あんあん
母「ふふっ、良かったじゃない」
モモ「私もできたよ!」
杏子「そっか、やったな!」
モモ「うん!」
母「お弁当はどうだった?」
杏子「すっごく美味しかったよ」
杏子「おふ…お母さん」
杏子(今は生きてるんだ…あの呼び方はやめよう)
母「ふふっ、ありがとう」
モモ「私もお母さんのお弁当食べたいなぁ」
母「お弁当じゃないけど、もう夕食はできてるわよ、食べる?」
モモ「うん!」
母「もうお父さんも帰ってきてるから、4人で食べられるわ」
母「杏子も食べるでしょ?」
杏子「ああ!」
母「じゃあ準備してくるから、杏子は着替えてきなさい」
杏子「わかった」
杏子(4人で晩飯か…懐かしいな)
杏子(あの時はいいもん食えなかったけど、それでも嬉しかったんだよな)
あんあん
あんあんさやさや
杏子「着替えてきたよ」
父「杏子、おかえりなさい」
杏子「うん、ただいま」
父「学校は楽しかった?」
杏子「ああ、楽しかったよ」
父「そうか、それは良かった」
杏子「…教会はどうだった?」
父「みんなではないけれど、私の話を聞いてくれる人もたくさんいてね」
父「ここに来てよかったよ」
杏子「そっか、良かった…!」
杏子(ちゃんと話を聞いてくれたんだな!)
あんあん!
>>374
やめてネクサスやめて
母「お父さん、杏子、準備できたわよ」
モモ「食べようよ!」
父「ああ、今行くよ」
父「ほら、杏子も」
杏子「うん!」
モモ「美味しそー」
杏子「うん、旨そうだな!」
母「今日はいつもより張り切って作ったからね」
母「それじゃあ食べましょうか」
杏子「うん」
佐倉一家「いただきます!」
モモ「美味しー!」
杏子「うん!旨い!」
母「たくさん作ったから、おかわりしてね」
父「本当に今日は張り切ったね」
母「2人の転校祝い?だからよ」
杏子「はは、なんだそれ」
モモ「私は嬉しいなぁ」
母「でしょ?」
モモ「うんっ!」
あんあん
杏子(あたしも嬉しいよ)
杏子(もう二度とこうやって家族みんなでいられるなんてないと思ってたからな)
杏子(でも、それが実現したんだ…嬉しくないわけないじゃんか)
杏子(ほんとに嬉しいぜ…!)
父「杏子、どうかしたのか?」
杏子「いや、嬉しかったからさ」
母「ふふっ、一番喜んでるのは杏子ね」
モモ「うん、すっごく嬉しそうだもんね」
父「そうだなぁ」
あんあん!
怖い!
この幸せが怖い
杏子「うん、嬉しいよ」
杏子「すっごくな!」
母「おかわりは?いる?」
杏子「じゃあ貰おっかな」
母「ふふっ、持ってくるわね」
杏子「うん」
モモ「お姉ちゃん今日はたくさん食べるんだね」
杏子「だって旨いからな!」
母「はい、杏子」
杏子「ありがとう」
父「中学生なんだし、たくさん食べなさい」
杏子「うん!」
佐倉一家「ごちそうさまでした」
幸せが怖いって嫌な世界観だよなまどマギって
それがいいんだけどさ
母「杏子、お風呂に入ってきて?」
杏子「わかったー」
杏子「ふぅ…」ヌギヌギ
杏子(ちゃんと風呂に入るのもずいぶん久しぶりだよな)
杏子(いつもは空いた時間にこっそり入るくらいしかできないし)
杏子(毎日入れるかもわからねぇ)
ガラッ
杏子「へへっ!」
>>384
ごめん、予想するの好きで…
あんこちゃんは風呂に入らない
杏子「だからこうやって自分家の風呂に入れるなんてな」
杏子「髪もちゃんと洗えるぜ」
チャポン
杏子「はぁ…」
杏子「何でもない普通の1日かも知れないけどさ」
杏子「意外とそれが幸せだったりするんだよな」
杏子「…明日も学校か、楽しみだな」
杏子「へっ…あたしが学校を楽しみにするなんてな」
杏子「でも楽しみなもんは楽しみなんだ、仕方ないだろ?」
杏子ちゃんは独り言多いかわいい
楽しみなら仕方ない
ガチャッ
杏子「さーて、風呂も晩飯もすんだし、後は寝るだけだな」
杏子「ここ、あたしの部屋なんだよな…?」
杏子「すっげぇ違和感あるけど、まあいっか」
杏子「へへ、あたしのベッドだ」ポフッ
杏子「今日は楽しかった…こんな気持ちはひさびさだよ」
杏子「幸せってこのことなのかな…?」
杏子「…なーんか忘れてる気がするけど」
しあわせーってなんだっけなんだっけ
そろそろあいつの出番か
杏子「あっ!」
杏子「やっべぇ…宿題してねぇじゃん」
杏子「うーん…」
杏子「…考えたとこで分からねえし、しなくてもいっか」
杏子「さやかは…勉強できないんだっけ?」
杏子「まどかとほむらはどうなんだろうな?あいつらに明日聞いてみるか…」
杏子「うん、そうするか」
杏子「今日はもう寝よう!」
今日はとっても楽しかったね。明日は、もっと楽しくあるよね!
そうだよな?な?
おやすみあんこちゃん
杏子「ほんとに今日は楽しかったな」
杏子「今まであんな人生だったのにさ…」
杏子「今はすっごく幸せなんだ」
杏子「怖いくらいにさ」
杏子「…もうあたしは、ひとりぼっちじゃないんだもんな」
杏子「家族も友達もいる…」
杏子「そうだろ?なあ、さやか?」
杏子「だってあたしらは友達だもんな…!」
杏子「おやすみ」
杏子のベッドに潜りたい
杏子「…ん?」
杏子「あれ…ここは…?」
杏子「あたしの部屋じゃない…?」
杏子「って言うか、何処だここ?」
杏子「まわりに何にもないぞ…?」
杏子「…やっぱり夢だったのか?」
杏子「それとも幻か…?」
杏子「…」
杏子「ちくしょう…」
杏子「結局…あたしはひとりぼっちかよ…」
おい
おい
希望は、まだあるはずだ!支援
ゑ?
あぁ…
さやか「あんたはひとりぼっちじゃないよ」
さやか「杏子」
杏子「さ、さやか…?」
さやか「…」
杏子「さやか!おまえ…なんでここに?」
さやか「ずっと待ってたんだよ?」
杏子「えっ?」
さやか「だってさ、あんた言ったじゃん」
さやか「一緒にいてくれるってさ」
さやさや?
あっ、なんか見えてきた…
支援
杏子「それって…」
さやか「それにさ!約束もしたんだよね」
杏子「約束?」
さやか「まさか忘れたとか言うんじゃないんでしょうね?」
杏子「えっと…」
さやか「あたしと杏子の関係ってなに?」
杏子「あっ…」
さやか「友達でしょ?」
さやか「どの世界で会ってもあたし達は友達ってさ!」
おい
おい…
さやか「だからあたしは、あたしなんかに一緒にいてくれるって」
さやか「言ってくれたバカな友達を待ったってわけ!」
杏子「さやか…」
さやか「…今さらかも知れないけどさ、ごめんね?」
さやか「あたしってほんとバカ」
さやか「今になって分かったんだ、杏子のこと」
さやか「なんでもっと早く気づかなかったのかな…」
さやさや
うひょー!
なにこれもう元の世界?
これは…
杏子「…いや、いいよ」
杏子「あたしも自分の好きにやっただけだしさ」
杏子「それに…あたしらは友達、だろ?」
さやか「…うん!」
杏子(さっきまでのは…神様があたしに見せてくれた夢だったのかな)
杏子(だとしたら…感謝するぜ)
杏子(一度だけでも、幸せな夢を見させてくれたんだ)
杏子(契約しなくても奇跡を起こしてくれたんだろ?)
杏子(…欲を言えばもっと見ていたかったけどな)
あんあん……
なにこれ切ない…
杏子(…でも)
杏子「さやか、あたし達はもうひとりぼっちじゃないんだもんな」
さやか「…うん、そうだね」
さやか「あたしがついてるから大丈夫だよ!」
さやか「あたしも杏子もひとりぼっちじゃないんだよ」
杏子「へへっ…ありがとな!」
さやか「…だけどこれだけは言わせて?」
さやか「杏子…本当にごめん」
さやか「あたしがバカだったせいで杏子を巻き込んじゃって…」
あんあん…
えっとあれだ、こんなちっぽけな魂ならくれてやるから、こいつらに人並みの幸せを与えてやってくれ
杏子「気にすんな、過ぎたことだ」
さやか「でもっ…」
杏子「それにさ、謝られたって何にも変わりはしないんだ」
杏子「あたしらは死んじまったけどさ、こうしてまだ話したりできるだろ?」
さやか「うん…」
杏子「だったら、くよくよしてないで前を見ようぜ」
杏子「ここでも、もしかしたら生きてた時みたいにいられるかもしれないしさ」
杏子「ここで仲良くしようぜ?な?」
さやか「…ほんと、あたしってバカだね」
さやか「うん、わかった!」
さやか「今度は、今度こそ杏子と仲良くするよ!」
杏子「ああ、約束だ!」
さやか「うよ、約束する!」
杏子「ありがとな、嬉しいよ」
さやか「えへへ、そう言われると恥ずかしいね」
杏子「さやか、今度こそよろしくな!」スッ
さやか「うん、こちらこそよろしくね!」ギュッ
杏子「へへっ!」
さやか「あははっ!」
え、これもう終わり?
悲しいハッピーエンド・・・?
あんあん…
うよ!
杏子「まあ…この後どうなるのかはわからねぇけどさ」
杏子「2人で頑張ろうな?」
さやか「うん、杏子となら頑張れるよ」
マミ「なら、私もご一緒していいかしら?」
杏子「えっ?」
さやか「ま、マミさん?」
マミ「久しぶりね」
杏子「マミ…」
マミ「あなた達がここに導かれて来たことは悲しいことだけど」
マミ「でも、私たちにできることはまだあるの!」
ぼっちさんきたー!
はい!
さやか「できること…?」
マミ「ええ、私たちは…」
杏子「ま、まってくれ!」
マミ「?」
杏子「マミ…あたしはあんたに謝らなきゃいけないんだ」
マミ「佐倉さん…」
杏子「その…あの時はごめん」
杏子「頭じゃマミの言ってること理解できてたんだけどさ…」
杏子「でも…」
マミ「ううん、いいの」
杏子「マミ…」
信号機トリオ勢揃いやったー!
マミ「佐倉さんは今はわかってくれたのでしょう?」
杏子「そうだけど…」
マミ「ならそれでいいの」
マミ「佐倉さん、ありがとう」
杏子「マミ…ありがとな」
マミ「ふふっ」
マミ「その代わり…約束してほしいな」
杏子「約束?」
マミ「美樹さんもいいかしら?」
さやか「…はい、いいですよ」
杏子「約束って?」
もうデブって言わないで下さい
マミ「私たちにはまだできることがあるの」
マミ「それはここから、みんなを見守ることなの」
さやか「見守る?」
マミ「ええ、鹿目さんや暁美さん…」
マミ「みんなを見守るの」
杏子「あたし達が…」
マミ「ええ、だからあなた達にもそれを協力してほしいの」
さやか「わかりました、まどか達はあたしが見守ります!」
杏子「うん、わかった」
杏子「それが約束なのか?」
マミ「ううん、今のはお願いかな?」
杏子「あれ?違うのか?」
さやか「えっ?じゃあ約束って?」
マミ「そ、そのね?」
マミ「えっと…あの…」
マミ「わ、私もあなた達ともっと仲良くなりたいな…なんて」
さやか「…」
杏子「…」
\ /
\ /
\ /
\ /
\( ^o^)/ マミいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!
│ │
│ │ ~○~○~○~○~○~○~○
│ │ ~○~○~○~○~○~○~○~○~○
( ω⊃~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○
/ \ ~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○
/ \ ~○~○~○~○~○~○~○~○
/ \
/ \
うひょー!
マミ「あ、あれ?」
さやか「あははっ!」
杏子「へへっ!」
マミ「そ、そんなに変だった?」
さやか「ううん、違いますよ」
杏子「ちょっと予想外でびっくりしただけだ」
マミ「そ、そうなの…」
マミ「そ、それで…」
さやか「大丈夫ですよ、マミさん」
マミ「えっ?」
まだあった!よし④
さやか「そうだよね?杏子」
杏子「ああ、大丈夫だ」
マミ「えぇと…」
杏子「心配するなよ、マミ」
杏子「あんただけを置き去りにはしないって」
杏子「ひとりぼっちは」
杏子「さみしいもんな」
杏子「…いいよ、私たちが一緒にいてやるよ」
杏子「マミ」
もう何も怖くない!
まみまみ
マミ「佐倉さん…!」
さやか「マミさんはもう」
さやか「ひとりじゃないですよ」
マミ「美樹さん…!」
杏子「あたしたちはマミの側にいるよ、な?」
さやか「うん、そうですよ!」
マミ「…あ、あはは…」
マミ「ちゃんと先輩らしくしてなきゃいけないのに…」
マミ「やっぱダメだなぁ私…」
あんー
さやか「そんなことないですよ」
杏子「先輩らしくマミはあたしらを引っ張っていけばいいんだよ」
マミ「うん…ありがとう、2人とも」
マミ「私…もう何も怖くない」
さやか「私もですよ、だって」
杏子「あたし達はもうひとりぼっちじゃないんだからな」
杏子「もう何があっても挫けないよ」
支援
杏子(たしかにあたし達はここに来ちまったけどさ)
杏子(今のあたしには友達がいるんだ)
杏子(さやかもマミも大切な友達)
杏子(この2人とならあたしは…!)
杏子(このさやかとマミとの再会を最高の再会にしてやるさ)
杏子「さやか、マミ!」
杏子「これからは3人で頑張ろうな!」
杏子「そして、これからもよろしくな!」
さやか「うんっ!」
マミ「ええ!」
杏子「へへっ!」
おわり
切ないハッピーエンドか
乙、よかったよ
乙乙乙
乙
たとえこんな形であっても杏子が報われて良かった(´;ω;`)
乙
>>455
この人すごいあん
あんさやまみまどほむあん
途中切なかったけどハッピーエンドで良かった
乙です
おつ
夢の中でも杏子ちゃんが幸せそうでよかった
後>>455に何度も遭遇してる気がする
乙でした
幸せそうでよかったよ
また書いてね
みんな仲良しエンドでよかった
乙乙
乙乙
でもまどか式に考えると、死にかけてピクピクしているオクタヴィアの隣で
幸せそうな顔して杏子が死ぬ前に見る夢みたいなものを見ていただけなのかもしれない
いいSSだったよ
乙
追いついたと思ったら終わったか
乙・フィナーレ!
オレもあんこちゃん同様もう少し幸せな夢を見ていたかったがとても良かったよ
>>464
>死にかけてピクピクしているオクタヴィア
抜いた
この三人の組み合わせもっと見たいわ
乙乙!
前作とかないん?
追いついた 乙
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません