さやか「悪プルギスと良いプルギスの違いってなんだろーか?」(132)

みたいなバカさやかちゃんかわいい

さやか「あたしのソウルジャム青いけど何味なんだろ、ブルーハワイあたりだろーか?」

ほむら「……えっ?」

さやか「グリーフシードが魔女から出てくるのはわかったけど、モバゲーフシードはどうすれば手に入るんだろーか?」

ほむら「……ち、ちょっといいかしら?」

さやか「何よ転校生……あ、ちょうどよかった。ソウルジャムの蓋ってどこなの?」

ほむら「……美樹さやか、ソウルジャムじゃなくてソウルジェムよ」

さやか「うん……?ソウルジャム……?」

ほむら「ソウルジェム、ジャムじゃないわ」

さやか「へぇー、ジャムって名前じゃないんだ……でさ、どこが蓋がわからないんだけど」

ほむら「蓋……え、えっとだからね美樹さやか、ジャムじゃないの。蓋なんてないわ」

さやか「……じゃあどうやって中身をパンに塗るの?」

ほむら「パンに……?」

ほむら「落ち着いて聞いて、美樹さやか。私たちの持ってるコレはソウルジェム、ジャムじゃないわ」 すっ

さやか「むっ、それはさっき聞いたわよ」 ムカッ

ほむら「そ、そうよね。ごめんなさい……」

さやか「あたしが聞きたいのは、この中身をどうやったら味見できるかなって」

まどか「ジュエルシードってさぁ・・」
さやか「プッ!まどか!間違ってる!オタクアニメ見てんのバレてやんの! 」
マミ「? ジュエルシードって何?」
杏子「さぁ?」



さやか「・・・あっ!」

ほむら「味見……」

さやか「べ、別にあたしも全部食べたりしないわよ!?ただ、自分のだから確認くらいしておこうかと」

ほむら「……美樹さやか、コレはジャムじゃないの」

さやか「だから、それはあたしも……!」 イラッ

ほむら「食べられないの」

さやか「……食べられないの?」

ほむら「ええ、食べられないの」

さやか「……こんなに綺麗なのに?」

ほむら(……綺麗?)

ほむら「ええ、綺麗だけど食べられないわ」

さやか「……そっか」 しょぼーん

ほむら「……貴女のソウルジェムが少し濁ってきてるわ、コレを使って」 すっ

さやか「グリーフシード……」

ほむら「……食べられないわよ?」

さやか「わかってるよ、ジャムじゃないし……」 シュゥゥ

さやか「あ、グリーフシード真っ黒になっちゃった」

ほむら「気にしないで、あとでキュウべぇに食べさせるわ」

さやか「……え、食べられるの?」

ほむら「えっ」

さやか「キュウべぇは食べられるんだ……」

ほむら「あのね、美樹さやか」

ほむら「いい?グリーフシードは食べられないの」

さやか「何回言うの?あたしもバカじゃないんだから」 ムカッ

ほむら「そ、そうよね」

さやか「キュウべぇの食べ物だったのなら、土に植えてからのほうがよかったのになって思っただけ」

ほむら「……美樹さやか?」

さやか「あ、転校生は英語苦手なの?なんでもできると思ってたけど意外だねぇ」

ほむら「……ごめんなさい」

さやか「ううん、人間なんだから苦手なこともあるよ!教えてあげるから気にしないで」

さやか「あのね、シードってのは日本語で種って意味なんだ」

さやか「だからさ、グリーフシードをすぐにキュウべぇに食べさせないで、育ててから収穫すればいいのにって思ったの!」

ほむら「それは、えっと……ざ、斬新な発想ね」

さやか「ザンシン?……まぁ、うん、ザンシンかもね」

さやか「グリーフシードを育てるには何がいるかな、土と水は当然として……」

ほむら(グリーフシードから芽は出ない……出ないと思うけど、やったことないからあまり強く否定も)

さやか「あとは栄養だけど……あっ、さっきソウルジェムの汚れ吸ってたじゃん!これだよ!」

ほむら「ち、ちょっと待って!栄養ってソウルジェムの穢れ!?」

さやか「うん、たぶんそうだよ!黒くなるし!早速汚してみよう!」 すっ

ほむら「やめて!それだけはやめて!」

さやか「大丈夫!あたしのほうはちゃんとお風呂入るからさ!」

ほむら「貴女が魔女になるとまどかが……えっ?」

さやか「ん?だからソウルジェムは汚すためにお風呂に入れないけど、あたしの方は入るから臭くならないよ、って」

ほむら「……美樹さやか?」

ほむら「貴女は何を……?」

さやか「うーん、確かに汚れた身体に身につけたほうがソウルジェムも早く汚くなるんだろうけどさぁ」

さやか「あたしも花の中学生じゃん?さすがにお風呂抜きはキツイかなぁって」

さやか「あっ、さやかちゃんの身体は一日くらいお風呂入らなくても良い匂いだけどね?」 どやっ

ほむら「えーっと……まず確認するけど、貴女はソウルジェムと一緒にお風呂に入っているの?」

ほむら「たしかにその性質上、あまり手離さないでほしいとは言ったけど」

さやか「だって転校生がソウルジェムを汚したらダメって言ったんじゃん」

ほむら「……うん?」

ほむら「……ソウルジェムの穢れと言うのは、貴女の精神が」

さやか「また汚れの話?マミさんも教えてくれたんだけど、なんか難しいんだよね」

さやか「えっと、たしかいっぱい動いたら汚れるんだよね?あたしチンチン電車がいいからすぐ汗かくし」

ほむら(……新陳代謝かしら?そして中途半端に合っているからまた説明がややこしい)

ほむら「たしかに激しい動きや強力な攻撃を行って魔力を消費することで、ソウルジェムの穢れは……」

さやか「へぇ……?」 ぽかーん

ほむら「……はぁ、つまり激しく動くとソウルジェムは汚れる……ハッ!?」

さやか「うん、だから汗かいたら汚れちゃうんでしょ?それで綺麗にするためにお風呂に」

ほむら「……そうね、汗をかいたらソウルジェムも穢れるわ」

さやか「うん、知ってた」

ほむら「あとは憂鬱や絶望……いいえ、がっかりして心に汗をかいても穢れてしまうの」

さやか「心の汗って……なにそれ?」

ほむら「///」 カァァ

ほむら「と、とにかく!ソウルジェムの穢れを加速しようだなんて馬鹿な真似はやめて!」

さやか「えー……だってグリーフシードが枯れちゃうし」

ほむら「まだ植えてすらないでしょ!?それにキュウべぇの食糧事情なんて気にしなくていいのよ」

さやか「そうかなぁ」

ほむら「それにソウルジェムが穢れきってしまっては、その……」

さやか「あぁー、魔法使えなくなっちゃうんだっけ?それは困るかも」

ほむら(……どうしよう、美樹さやかにはもう少し詳しく教えておいたほうがいいかも)

さやか「恭介も魔法少女コスチューム気に入ってるし」

ほむら「えっ……えっ!?」

ほむら「ちょちょちょちょちょっと!?貴女、上条恭介に魔法少女のことバレてしまったの!?」

さやか「え?うーん、キュウべぇと契約するかどうかを恭介に相談してたらさ」

ほむら「 」

さやか「あっ!もちろん何を願うかは内緒にしたわよ!?あたしもバカじゃないしさ」 フフン

ほむら「 」

さやか「何よ、その顔……言っとくけどあたしもちゃんと考えたからね?」

さやか「恭介には『友達の話』ってことにして相談したし、バレないと思ったの」

さやか「でも、いざ私が契約した後にお見舞いに行ったら途端に謝りだしてさ、何でか魔法少女になったこともバレてたんだ」

さやか「やっぱり幼馴染って凄いね!エスパーだよ、エスパー!」

ほむら(上条恭介……少し不憫ね)

ほむら(……美樹さやかに魔法少女の秘密を教えるのはやめておきましょう)

ほむら「まぁいいわ、過ぎたことを咎めても仕方ない。今後の相談は私にしなさい」

ほむら「上条恭介はもちろん、巴マミや鹿目まどかにも相談してはダメ。特にまどかには余計な心配をかけさせないで」

さやか「うーん、まぁ転校生はちゃんと話を聞いてくれるからいいかも」

さやか「まどかや仁美ですら、たまにあたしを無視するんだよ!ひどくない!?」

ほむら「そうね、私もいつまで貴女に付き合えるか不安だわ」

さやか「それで……何の話してたんだろーか」

さやか「あたしのソウルジャムの味がブルーハワイなのかラムネなのか確かめるんだっけ?」

ほむら「……あのね、美樹さやか。私たちのこれはソウルジャムじゃなくて」 すっ

さやか「うん」

おわり

このあともgdgdイチャイチャがループするだけなので終わり

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