まどか「今日からパパとママとタツヤは旅行かぁ……」
まどか「福引で3名様の旅行当てちゃうんだもん、びっくりしたなぁ」
まどか「一人でお留守番ぐらいできるし、たまにはパパとママにはゆっくり休んで欲しいなって」
まどか「……」
まどか「でもいざ一人になると何したらいいかわからないや……」
まどか「さやかちゃんが名案があるって言ってたとか言ってたけど……」
まどか「さやかちゃんのお家に泊めてもらうとか?」
まどか「うーん……迷惑になりそう……」
まどか「ほむらちゃんとかマミさんって一人暮らしだし、どうやって生活してるのか聞いてみようかな」
まどか「パパもママも心配してたけど、ちゃんとできるって押し切っちゃって」
まどか「これで結局コンビニでお弁当を買ってたなんていうのはいやだし……」
まどか「でも料理は練習中……」
ピンポーン
まどか「あれ?もしかしてさやかちゃん?」
まどか「はい」ガチャ
さやか「ちわーす、美樹宅配便でーす!」
まどか「えっと……さやかちゃん、どうしたのその格好……コスプレ?」
まどか「後ろでダンボール持ってるのはマミさんと杏子ちゃん?」
さやか「お届け物重いんで家の中にいれちゃいますねー」
まどか「え?あ、さやかちゃん!?」
マミ「さすがに重いわね……」ボソ
杏子「そりゃあ中身が暴れてるしな」ボソ
さやか「はいマミさんも杏子も無駄口を叩かない」
杏子「もう名前まで出してバレバレじゃねぇか!」
まどか「そ、それでその大きなダンボールは何?」
さやか「それじゃあ私たちはこれで失礼しまーす、またのご利用をお待ちしておりまーす」
マミ「じゃあね鹿目さん」
杏子「それじゃあな」
まどか「ど、どうしたんだろう……」
まどか「このダンボール……なんだかすごく動いてる……」
まどか「あ、開けてみよう……」
ビリビリ
ほむら「んー!むぐー!」
まどか「え!ほ、ほむらちゃんど、どうしてメイド服なの!?」
ほむら「むぐっ!むぐぐ?」
まどか「い、今喋れるようにするから待ってね」
ほむら「ぷはっ!助かったわ……」
まどか「えっと、どうしたの?」
ほむら「突然マミとさやかがこの服を着ろって……結局いやいや着せられて……」
ほむら「その後、後ろにいた杏子に気絶させられたのよ……」
まどか「あ、あはは……」
ほむら「ここは、まどかの家?」
まどか「あ、うんそうだよ」
ほむら「あれ?私のソウルジェムがない!?」
まどか「え!?ダンボールの中じゃないかな?」
ほむら「えっと……あ、あったわ……質の悪いドッキリね……」
ほむら「何これ……メモ?」
さやか【このメモを見ているという事は私はもうこの世にいるでしょう】
ほむら「そりゃあいるわよね……」
さやか【だからこの事を伝えなくてはいけない】
さやか【まどかは家族が皆旅行でいないので一人暮らしに慣れているほむらはまどか専属メイドとなるのだ】
さやか【PS まどかを襲うなよ☆】
ほむら「たかが星記号ごときがここまで人をイラつかせるものだなんて始めて知ったわ……」
まどか「あ、あはは……」
ほむら「さて……それで何からすればいいかしら?」
まどか「え?」
ほむら「困っているのでしょう?どこに何が置いてあるかわからないけど……その辺は教えてもらえる?」
まどか「ほむらちゃん……」
まどか「で、でもほむらちゃんに悪いし……」
まどか「だってさやかちゃんが無理矢理連れてきたんでしょ?」
ほむら「いいわよ、まどかが困ってるって聞いたら様子を見に来たでしょうし」
ほむら「それとも、手伝いなんて邪魔かしら?」
まどか「そんな事ないよ!」
まどか「本当はその……お掃除とかはいいけど料理とかどうしたら良いかわからなくて……」
ほむら「もしかして朝から何も食べてないのかしら?」
まどか「あ、大丈夫、パパがクリームシチューをたくさん作っていってくれたから」
ほむら「そう、優しいお父さんね」
まどか「うん!」
ほむら「こんな服を着せられてるのだし、なにか雑用があれば何でも言って」
まどか「で、でもそんなのほむらちゃんに悪いし……」
ほむら「じゃあ報酬はまどかのそ、添い寝……とか……」ボソ
まどか「え?」
ほむら「な、なんでもないわ!とにかく何でも言って、大切な友達が困っているのだから何かしたいのよ」
まどか「じゃ、じゃあその……1日だけ甘えちゃおうかな」
ほむら「はぁ……」
まどか「え、どうしてため息をつくの?」
ほむら「さやかの思い通りだとおもっただけよ」
まどか「え?」
ほむら「最近、一人暮らしが寂しいからあなたが一人の間だけ私を泊めてもらえないかしら」
ほむら「無理にとは言わないけど……」
まどか「私としてはとってもありがたい提案だけど……」
ほむら「じゃあ決まりね?」
まどか「あ、うん……よ、よろしくお願いします」
ほむら「改まったりしなくても……」
まどか「あ、そっかてへへ」
ほむら「ふふっどちらかと言うと私が改まる側かしら、服装から考えると」
ほむら「これからよろしくお願いしますまどかお嬢様……って感じでどうかしら?」
まどか「ほ、本物のメイドさんみたいだったよほむらちゃん!」
ほむら「そう、よかったわ」
まどか「あ、そうだ!飲み物持ってくるね!」
ほむら「あ、そんなの気にしなくても……」
ほむら「……」
さやか【ほう、裏面にも気がつくとはできるねほむら!】
さやか【そう、なんとこのメモは両面だったのだ!】
さやか【まどかは申し訳ないという気持ちから1日だけとか断ったりすると思うから】
さやか【ほむらが寂しいからとでも言えばなんとかなると思うよ、では健闘を祈る】
ほむら「なんでこう言うことばかりは天才的なのかしら……」
さやか【PS プレイステーション】
ほむら「イライラさせてくれるわね……」
まどか「オレンジジュースでよかったかな?」
ほむら「ありがとうまどか」
まどか「てへへ、ほむらちゃんが泊まってくれるなんて思ってなかったから嬉しいな」
ほむら「そう言ってもらえると私も拉致されたかいがあったって言うべきかしら?」
まどか「え、えと……どうなんだろう?」
ほむら「ふふっそんな真面目に考えなくてもいいのに」
まどか「え?あ///」
ほむら「本来マナー違反だと思うけど、あなたの家のどこに何があるか把握してもいいかしら?」
ほむら「料理の調味料、材料、掃除の洗剤……知っておかないと」
まどか「うん!じゃあまずキッチンの方から教えるね?」
ほむら「えぇ、お願いするわ」
まどか「えっと、まずこれが冷蔵庫だよ!」
ほむら(それは見ればわかるとは言わないほうがいいわよね)
ほむら「中を確認させてもらうわね?」
ガチャ
ほむら「飲料以外は見事に空ね」
まどか「必要なだけ材料を買いなさいってお金をおいて行ってくれて……」
まどか「何を使わないと駄目とか気にしなくていいようにしてくれたんだと思う」
ほむら「買い出しに行かないといけないわね」
まどか「じゃああとで一緒に行こ?」
ほむら「えぇ」
まどか「てへへ、楽しみ」
ほむら「そ、そう///」
まどか「で、ここが台所洗剤とかかな?」
ほむら「……キッチンの配置はだいたいわかったわ」
まどか「じゃあ次は洗面所の方を教えるね?」
ほむら「えぇ」
まどか「えっと、ここが洗面所で、この下の所に色々と収納してあって」
ほむら(まどかの歯ブラシ……って何考えてるのかしら私……)
まどか「どうしたの?ほむらちゃん」
ほむら「な、なんでもないわ」
まどか「あ、歯ブラシ?えっとまだ新しいのが……」
ほむら「い、いえそんなの出さなくても……」
まどか「あった!これを泊まってる間は使ってもらってもいいかな?」
ほむら「でも新品なんて……」
まどか「私の歯ブラシがもうボサボサでそろそろ変えないといけないから、今度から私が使うから気にしないで?」
ほむら(まどかが私の使用した歯ブラシを!!)
まどか「そういえば、ほむらちゃんはシャンプーとかって特別なもの使ってるの?」
ほむら「市販のものを使ってるわよ?」
まどか「じゃあうちのシャンプーやコンディショナーでも大丈夫かな?」
ほむら「えぇ」
まどか「特別なもの使ってないのにそんなにさらさらなんて羨ましいなぁ……」
ほむら「まどかの髪だって可愛らしいわよ?」
まどか「うーん、でもほむらちゃんみたいなさらさらストレートってやっぱり憧れちゃうかな」
ほむら「昔縛ってたせいか綺麗なストレートってこともない気がするけど……」
まどか「洗い方に何か秘密があるのかな?」
ほむら「普通に洗っていると思うけど……他の人の洗い方なんて知らないし……」
まどか「じゃあ今日はほむらちゃんと一緒にお風呂に入って秘密をさぐっちゃおっと」
ほむら「え!!」
まどか「だ、駄目だった?」
ほむら「い、いえ、かまわないわ///」
まどか「私の部屋はわかるよね?」
ほむら「えぇ」
まどか「うーん、ほむらちゃんのお布団どうしよっかな」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「何かしら?」
まどか「よかったらだけど……私のベッドで一緒に寝ない?」
ほむら「ふぇ?」
まどか「えと、お布団がパパとママの寝室の方にあるんだけど、押入れの二段目に積み重ねてあるから」
まどか「とりだそうとするとぐしゃぐしゃになっちゃったり、崩れちゃうかもしれないから……」
まどか「い、嫌なら用意するけど……」
ほむら「い、嫌なわけないじゃない!」
ほむら(ま、まどかと添い寝!)
まどか「そ、そっかぁ、よかったぁ……」
まどか「で、この部屋がパパとママの寝室とかだから」
ほむら「さすがに私は入らないほうがいいわね、この部屋の掃除や換気はまどかに任せるわね」
まどか「あ、うん」
ほむら「どうしたの?」
まどか「え、えと……他の部屋のお掃除とかは手伝ってくれるみたいだったから」
ほむら「必要なかったかしら?一応今はメイドなのだけど」
まどか「え?」
ほむら「服がメイド服だから……」
まどか「あはは、じゃあその時はお願いね、ほむらちゃん」
ほむら「えぇ」
まどか「あ!」
ほむら「どうしたの?」
まどか「や、やっぱり私の部屋はお掃除手伝わなくていいよ……あ、あははははは」
ほむら「そう?わかったわ」
まどか「そういえばほむらちゃんの服とか下着ってどうしよう……お出かけもこの服?」
ほむら「……できればそれは避けたいわね……」
まどか「私の服で大丈夫かな?」
ほむら「身長の差はあるけど大丈夫だとおm」
ピンポーン
まどか「あれ?誰だろう」
ほむら「わからないけど、私はこの服だから出れないわね……」
さやか「ちわーす美樹宅配便でーす」
ほむら「前言を撤回するわ、ちょっと文句でも言わないと……」
まどか「私はお礼を言わないと……」
ほむら「え?」
まどか「だって本当は一人でいるの寂しいかなって思ってて……」
まどか「ほむらちゃんが泊まってくれるって嬉しくて……」
ほむら「そう言ってもらえると嬉しいわ、ありがとうまどか」
まどか「え、ほむらちゃんにお礼を言うのは私だよ?」
さやか「お、出てきた出てきた」
杏子「届け物だよ、ほい」
まどか「え、あ、ありがとう杏子ちゃん」
さやか「お嬢さんそのメイド服似合ってるね!」
ほむら「おかげ様でね……」
マミ「ちゃんとあなたのサイズをしっかり調べておいた甲斐があったわね」
ほむら「そういう意味でいったんじゃないわよ……」
マミ「ちなみに魔女退治は私達がするからこなくていいわ」
さやか「おっと次の配達が!」
杏子「まぁ大変、急がないと!」
マミ「さぁ行きましょう!次の配達へ!」
さやあんマミ「美樹宅配便ご利用ありがとうございましたー」
ほむら「何よ最後のコント……杏子とかキャラが違うじゃない……」
まどか「お礼言う前に行っちゃった……」
ほむら「私もたいして文句を言えなかったわね……」
ほむら「それで、何を貰ったの?」
まどか「開けてみるね」
ビリビリ
まどか「えっと」
さやか【本日お届けしたメイドほむらのきせかえパーツセット、下着付き】
ほむら「……」
まどか「あ、服は全部メイド服だ……」
ほむら「どうやって集めたのかしら……」
ほむら「まぁいいわ……着替えができたのはありがたいし……」
まどか「あ、お外に出る時用の服っていうのも2着あるよ!」
ほむら「本当?」
まどか「あ……」
ほむら「なるほど、フリルの控えめなメイド服……あくまでメイド服を着せようというのね……」
ほむら「確かにこのメイド服なら外に出れなくもないわね……」
まどか「ほむらちゃん可愛い!」
ほむら「ありがとう、まどかお嬢様」
まどか「てへへ」
ほむら「って何をしてるのかしら私は……」
まどか「え、でもこっちのメイド服もこれも可愛いし着てみてほしいなって」
ほむら「まどかが言うなら……」
シュル
まどか「ほむらちゃんって白くて肌もすっごく綺麗……」
ほむら「あ、あまり見ないで……その……恥ずかしいから……」
まどか「てへへ、でも本当に綺麗だよ」
ほむら「あ、ありがとう///」
ほむら「本当にどこから調達してきたのかしら……」
まどか「うーん、仁美ちゃんとか……」
ほむら「魔法で作られてる可能性もないとは言えないわね……」
まどか「えっと、お出かけは外行きのメイド服を着るの?」
ほむら「そうね……まどかお嬢様に決めてもらおうかしら」
まどか「え?」
ほむら「私はあなたのメイドだから、あなたの意思に従うわ」
まどか「えっと……」
まどか(私の服って子どもっぽいかな?ほむらちゃんには似合わないかも……)
まどか(それに、身長の差があるから変に見えちゃうかもしれない……)
まどか(このメイド服なら確かにちょっと派手だけどほむらちゃんは可愛いから問題ないように見えるし……)
まどか「えと……可愛いしメイド服の方でいいかな?」
ほむら「かしこまりましたまどかお嬢様」
まどか「てへへ、本当に仁美ちゃんみたいなお嬢様になっちゃったみたい」
ほむら「ふふっまどかのメイドなら悪くないかもしれないわ」
ほむら「あ!」
まどか「どうしたのほむらちゃん」
ほむら「その、私お財布を持っていないから……」
ほむら「家に取りに戻っていいかしら?」
まどか「何か買いたいものがあるの?」
ほむら「お泊りするのだから食材は割り勘にすべきだと思って……」
まどか「い、いいよそんなの気にしないで」
ほむら「でも……」
まどか「ほむらちゃんはお手伝いに来てくれてるのにそんな事気にされたら私が困っちゃうよ」
まどか「むしろお給料出さないといけないぐらいなのに……」
ほむら「そ、そんなの必要ないわ」
まどか「とにかく食材の料金はちゃんとママからお金を預かってる私が払うから任せて!」
ほむら「申し訳ないわね……」
ほむら「あなたのお父さんの作ったクリームシチュー以外に食べたいものはあるかしら?」
まどか「えっと、ほむらちゃんの得意な料理がいいな!」
ほむら「私の得意な料理……わかったわ」
まどか「あとほむらちゃんの得意料理を私にも作り方教えて!」
まどか「私もお料理できるようになりたいなって」
ほむら「私程度でいいならいつでも教えるわよ」
まどか「てへへ、楽しみ」
ほむら「でもあなたのお父さんほど上手じゃないからあまり期待しないでね?」
まどか「ほむらちゃんと一緒にお料理して食べるってだけで楽しみだもん」
ほむら「そう言われるとなんだか照れるわね///」
まどか「あ、でも一緒に作るのに最初から難しい料理は自信がないかな……」
ほむら「ふふっお任せ下さいまどかお嬢様」
ほむら「ありがとうほむらちゃん」
―外―
ほむら「さっきはどうということはないって思ってたけど……」
まどか「結構目立っちゃうね」
ほむら「地味な感じだけどやっぱり目立つものね……メイド服……」
まどか「でも、ほむらちゃん可愛いし似合ってるから大丈夫だよ!」
ほむら「何が大丈夫なのかはわからないけど……ありがとうまどか」
ほむら「やっぱり少し恥ずかしいわね……」
まどか「じゃあ手つないで行こ?」
ほむら「え?」
まどか「少しでもほむらちゃんの恥ずかしいって気持ちを和らげたいな」
ほむら「……ありがとうまどか」
ほむら(でも、まどかと手をつないだほうが照れてしまいそう……)
ほむら「余計に注目され始めたわね」
まどか「うーんどうしてだろう……手を離したほうがいいかな……」
ほむら「まどかがいいなら……その……このままがいいわ」
まどか「え?」
ほむら「その……まどかも一緒なら別に注目されても……その……」
まどか「そうだね、今手を離しても結局ほむらちゃんが注目されちゃうし……」
まどか「手つないでる方が一緒にお出かけって感じがするもんね!」
ほむら「そ、そうね!」
まどか「まずどこから行くんだっけ?」
ほむら「まずはあっちの方から回るわ、おおまかに数日分の材料を買って行きましょう」
まどか「いっぱい買っても大丈夫かな?」
ほむら「えぇ、買うものさえ選べば問題ないわ」
まどか「そっか、ほむらちゃんが来てくれなかったら私どうしてたかぞっとしちゃうね」
ほむら「ふふっいないと困るというのはメイドには嬉しい言葉ね」
まどか「てへへ、ほむらちゃんに本当にメイドさんとしてそばに居て欲しいぐらいだよ」
ほむら「タマゴと……鶏肉と……」
まどか「どう回ると必要なものが買えるのかわかってるみたいですごい……」
ほむら「何度も来てるもの」
まどか「やっぱり一人暮らしって大変そうだね」
ほむら「でも実際に一人暮らしをしてみるとそこまで自炊にこだわる必要はないわよ?」
まどか「そうなの?」
ほむら「えぇ、料理は多く一度に作るほうが美味しくできたり」
ほむら「材料を残さず使えるって事が多いから、一人暮らしだと自炊は言うほど安上がりってこともないわ」
ほむら「まぁもやし炒めとかで過ごせば安くはすむでしょうけど……」
ほむら「でも、やってみる楽しさはあるし、失敗して困るのは自分だけっていうのは気楽かもしれないわね」
まどか「あ、私も練習でママやパパに食べられないもの出すのが怖いっていうのがあるかも」
ほむら「それでも、誰かに食べてもらいたい、美味しいって言ってもらいたいって人のほうが料理を美味しくできると思うわ」
まどか「難しい所だね……」
ほむら「ふふっそうね」
まどか「じゃあほむらちゃんはそういう食べてもらいたい人っているの?」
ほむら「そうね、いるわよ」
まどか「家族?」
ほむら「そうね、家族も大切な人よね」
まどか「も?」
ほむら「あなたやさやかや仁美、マミに杏子……」
ほむら「私にとって大切な人達皆に食べられても恥ずかしくないようにってぐらいには考えてるわ」
ほむら「たくさん……本当にたくさん私なんかを助けてもらったから……」
まどか「てへへ、嬉しいな」
ほむら「まぁあなたはその中でも一番……」ボソ
まどか「え?」
ほむら「なんでもないわ、レジに行きましょう」
まどか「あ、待ってよほむらちゃん」
―まどホーム―
まどか「いろいろ買ったね」
ほむら「結構抑えたつもりなのだけど、お金は大丈夫だったかしら?」
まどか「あ、うん!大丈夫だよ!」
ほむら「ならいいけど……」
まどか「ところで今日は何を作るの?」
ほむら「そうね、お手軽な作り方のオムライスをと考えているわ」
まどか「ほむらちゃんなだけにほむライスだね!」
ほむら「……」
まどか「///」
ほむら「……その……」
まどか「ってさやかちゃんならいいそうだなって!お、オヤジギャグにはまってたし!」
ほむら「そ、そうね!確かにさやかならいいそうだわ!」
ピンポーン
ほむら「噂をすればまたかしら……」
さやか「いやー忘れてた忘れてた」
ほむら「何を忘れたのよ……」
さやか「宅配便って物渡したらサインとか印鑑ないとだめじゃんって」
ほむら「妙な拘りね……」
マミ「というわけで暁美さん、ここにサインをしてもらえる?」
ほむら「はぁ……暁美ほむらっと……これでいい?」
マミ「えぇ」
杏子「まどかの家に届けたのにほむらのサインでいいのか?」
さやか「あ!」
ほむら「あなたね……」
さやか「じゃあまどかはここに印鑑押して」
まどか「え、う、うん……ちょっと待っててね、取ってくるから」
さやか「OKOK」
ほむら「ただのごっこ遊びなのに印鑑までって本当に妙に拘っているわね」
まどか「えっと、ここ?これでいいかな?」
さやか「せっかくだからまどかもサインして」
まどか「え?うん……鹿目まどかっと……これでいいかな?」
さやか「ふっふっふ……」
マミ「やったわね美樹さん」
まどか「え?え?」
ほむら「な、なんなの?」
さやか「二人共、もっとちゃんとサインや印鑑は気をつけて押さないと駄目だよ」
マミ「雇用契約書、完成ね」
杏子「妙な所が本当に細かいな……」
さやか「サインと印鑑をして同意したのだからまどかはほむらをメイドとして雇用だね!」
ほむら「で、でも私の印鑑は!」
さやか「私達がどこであんたを拉致したと?」
ほむら「というかあなた達さっきから犯罪……」
マミ「ちなみに期間は鹿目さんの家族が帰ってくるまでよ」
さやか「あと、ほむらが契約書に違約するとまどかの家にQBが来るから」
ほむら「あなたね……」
さやか「まぁまぁ、まどかと一緒なのは嬉しいでしょ?」ボソ
ほむら「うぐ……」
マミ「ちゃんと家事してあげなきゃダメよ暁美さん」
ほむら「……」
杏子「まぁなんだ、悪いな、頑張れよ」
まどか「え、えと……こういう無理やりほむらちゃんを困らせるようなことよくないよ……」
さやか「ふむ……じゃあ給料は1日一回まどかが何でも言うことを聞くってことで」
まどか「え?」
さやか「これなら対等だから文句はないよね?」
まどか「え?そ、そうなのかな?そんな事でいいのかな?」
さやか「そういう事!ちなみにこの契約方法はQBに聞きましたってことで契約書はコピったらポストにいれとくね!」
ほむら「忙しい3人ね……」
まどか「えと、ごめんねほむらちゃん……」
ほむら「言ったでしょう?どのみちあなたが困っていたと聞いたら様子を見に来ていたわよ」
まどか「でも……」
ほむら「気にしないで、あなたが困っている方がずっと辛いわ」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「それに、さやかが言ってたじゃない、何でも言うことを聞いてくれるのでしょう?」
まどか「うん、私にできることならお手伝いでもなんでもするよ!」
ほむら「ふふっどんなことをお願いしてあげようかしら」
まどか「お、お手柔らかに……」
ほむら「今日の分はもう使ってもいいのかしら?」
まどか「え?えと、いいよ!」
ほむら「じゃあ早速……」
ほむら「えっと……私の事もさやかみたいに……その……頼って欲しい……」
まどか「え?」
ほむら「私はあなたにいつも頼ってばかり、助けられてばかりだから……」
まどか「そんな事……」
ほむら「そ、それにその……家族の方が旅行って事とかも私は知らなかったし……わ、私も相談してほしかったなんて……」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「突然さやかほど頼れなんていわれても困るかもしれないけど、私もあなたの助けになりたいから」
ほむら「駄目……かしら?」
まどか「ううん、そんな事ないよ」
まどか「私はむしろほむらちゃんを頼り過ぎてるって思ってたから、気が引けちゃって」
ほむら「じゃあこのお願いを聞いてもらえるってことでいいのかしら?」
まどか「えと……今以上にほむらちゃん頼っちゃってもいいのかな?」
ほむら「その方が私は嬉しいわ」
まどか「てへへ、頼られすぎて困っちゃっても知らないよ?」
ほむら「ふふっ期待してるわ」
ほむら「今日の報酬はもらってしまったし、その分働かないとね」
ほむら「まだご飯には早いし、お風呂のお掃除をしてくるわ」
まどか「あ、うん、じゃあ私は自分のお部屋を掃除してるから何かあったら呼んでね?」
ほむら「えぇ」
まどか「本当にあんなお願いでいいのかなぁ……」
まどか「私からお願いしたいような内容だし……」
まどか「うーん……さやかちゃん以上に頼り過ぎてる気もするんだけどなぁ……」
まどか「っとその前に早く私の部屋のものを色々と片付けないと……」
まどか「ほむらちゃんが泊まるなんて思ってなかったし……あれとかどこにしまおう……」
まどか「えっと空き箱にいれてベッドの下にえい!」
まどか「これならわからないよね!」
まどか「ほむらちゃん、お風呂のお掃除終わった?」
ほむら「後もう少しよ」
まどか「すごい……ピッカピカ!」
ほむら「普段からあなたの家が綺麗にされてるからかしら、汚れがそんなに無くて助かったわ」
まどか「私がやってもこんなにピカピカにならないのに……」
ほむら「ふふっ大げさね」
まどか「本当にピカピカですごいよほむらちゃん!」
ほむら「掃除した甲斐があったわ」
まどか「ほむらちゃんって何でもできちゃうね」
ほむら「そんな事ないわ」
まどか「そうかな?」
ほむら「えぇ、まだまだ出来ないことばかりよ」
まどか「そう見えないや」
ほむら「そろそろ夕飯の支度をしましょうか」
まどか「そうだね!」
ほむら「料理ってどうやって教えたらいいのかしら……役割分担?」
まどか「うーん、じゃあ今日は補佐するよ!」
ほむら「そう?じゃあ玉ねぎをお願いできる?」
まどか「うん!」
まどか「ぐす……えぐ……」
ほむら「だ、大丈夫まどか?」
まどか「え?ぐす……」
ほむら「涙で前が見えにくかったら危ないわ」
まどか「でも玉ねぎだししょうがないよ……ぐす……」
ほむら「玉ねぎはよく見ずに浸すと涙がでにくくなるはずよ」
まどか「そうなんだ……ぐす……」
ほむら「大丈夫?」
まどか「え?べ、別に玉ねぎで泣いてるだけだからそんなに心配しなくても……ぐす……」
ほむら「そうなんだけど、まどかが泣いてると不安で……」
まどか「てへへ……ぐす……心配してくれてありがとうほむらちゃん」
まどか「でももう結構切ったし……ぐす……大丈夫だよ!」
ほむら「そ、そう?じゃあお願いね?」
まどか「ぐす……うん!」
見ず→水
―――――
―――
ほむら「こんな感じよ」
まどか「ほむらちゃんがやってるのをみるととっても簡単そうに見えるね」
ほむら「なれたら簡単なものよ」
ほむら「それに、本来のオムライスと違うというか、オムライスもどきなのかしら?」
ほむら「本来のオムライスはこんな風にタマゴでくるんだりはしなかったと思うし」
まどか「そうなんだ」
ほむら「えぇ、よくは覚えてないけど……」
まどか「私にもタマゴでくるんだりってできるかな?」
ほむら「やってみる?」
まどか「うん!」
まどか「うぅ……」
ほむら「形が崩れてしまったぐらいでそんなに落ち込まなくても……」
まどか「あとちょっとでできそうだって思ったのに……」
ほむら「始めてでこれだけできたなら十分よ、私なんて最初はフライパンから落としてしまったわ」
まどか「え?」
ほむら「なれない手つきで簡単なレシピを探して、見よう見まねでやって」
ほむら「形を整えようとしてべちゃって……」
まどか「ほむらちゃんのそんなところ想像できないや」
ほむら「私だって練習も失敗も繰り返して出来るようになったのだから1回の失敗で落ち込まないで?」
まどか「てへへ、慰めてくれてありがとうほむらちゃん!」
まどか「あれ?私は自分の崩しちゃった方食べるよ?」
ほむら「私がこっちを食べたいの」
まどか「で、でも……」
ほむら「私が今日作った料理はまどかに食べて欲しいって作ったの」
ほむら「だから、そっちを食べて欲しいわ」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「ほら、あなたのお父さんのクリームシチューも食べましょう?」
まどか「うん!」
ほむら「いただきます」
まどか「いただきます」
まどか「すごく美味しい!」
ほむら「えぇ、とても美味しいわ、まどかが手伝ってくれたおかげね」
まどか「そ、そんな私何もできて……」
ほむら「普段同じレシピで料理してる私が言うのだから間違い無いわ」
まどか「てへへ、嬉しいな」
まどか「美味しかったー」
ほむら「よかったわ」
まどか「もうお腹いっぱいだよ」
ほむら「あまり食べ過ぎちゃ駄目よ?」
まどか「でもほむらちゃんの料理もパパの料理も美味しかったし……」
ほむら「ふふっちゃんとカロリー計算もしてあるから安心して」
まどか「そんな事も考えてたんだ、やっぱり凄いなほむらちゃん……」
ほむら「一人暮らしの女の子だもの、やっぱり気になるわ」
まどか「私、将来一人暮らしなんてできないかも」
ほむら「そろそろお風呂も沸く時間ね」
まどか「一緒に入ろうね!」
ほむら「え、えぇ///」
まどか「てへへ、そういえばほむらちゃんと一緒にお風呂なんて始めてかも」
ほむら「そ、そうね」ゴシゴシ
まどか「……」ジィー
ほむら「あ、あの……まどか?」
まどか「何?」
ほむら「自分の身体を洗わなくていいの?」
まどか「え?」
ほむら「さっきからずっと私の髪や身体の洗い方を見てるみたいだけど……」
まどか「あ、そ、そうだね!」
ほむら「結局、私は何か特別な洗い方でもしてたかしら?」
まどか「うーん、見ててもわからなかったかな」
ほむら「そう……じゃあちょっとそのまま待っててね」
まどか「?」
ザバァ
ほむら「ふぅ……これで泡は落ちたかしら……」
まどか「大丈夫だと思うよ?」
ほむら「じゃあまどか、こっちに来て」
まどか「え?」
ほむら「私が特別な洗い方をしているなら、私がまどかを洗ってあげればわかるでしょう?」
まどか「え!?」
ほむら「まず頭から洗うわね」
まどか「う、うん///」
ほむら「ふふっ」
まどか「どうしたの?」
ほむら「嬉しいって思っただけよ」
まどか「?」
ほむら「かゆい所はないかしら?」
まどか「ないよー、頭がとっても気持ちいい……」
ほむら「流すわね」
まどか「あ、うん」
ほむら「ふふっそんなにぎゅっと目を閉じなくてもいいのよ?」
まどか「え?」
ほむら「ほら、こうやってしたら、目の方に水が流れないでしょう?」
まどか「あ、本当だ!」
ほむら「といっても絶対じゃないから開けていてもいいというわけでもないわね……目が痛くなったらごめんなさいね」
まどか「え!?」
ほむら「冗談よ、確かに絶対じゃないけど、ちゃんと流してあげるから」
ほむら「ふふっ驚かせてごめんなさいね」
まどか「むー」
まどか「はぁ……温かいね……」
ほむら「そうね……」
まどか「湯船が狭いね……」
ほむら「え、えぇ……」
まどか「背中合わせじゃやっぱり狭いよね」
ほむら「そ、そうね……」
まどか「えい!」ギュゥ
ほむら「ひゃう!な、何!?」
まどか「こうやって抱きついたほうが湯船が広く使えるし」
まどか「今日はいっぱい動いてほむらちゃんは疲れてると思うからもっと足を伸ばしてゆっくりしてもらわないと」
ほむら「あ、あぅ///」
まどか「温かいね……」
ほむら「え、え……えぇ!そ、そうね!」
まどか「幸せー」
まどか「……」
ほむら「……」
まどか「……」ツー
ほむら「ひゃう!な、何をするのまどか!?」
まどか「ご、ごめんね、そんなに驚くと思わなくて……」
まどか「その、ほむらちゃんってやっぱり肌がすべすべで抱きしめてて気持ちいいなって」
まどか「それで、指で触ってみたくなって……てへへ」
ほむら「も、もう……」
まどか「でもやっぱり羨ましい肌だねほむらちゃん」ツー
ほむら「ひう!」
まどか「てへへ、なんだか普段のほむらちゃんから想像できない反応で面白いや」ツー
ほむら「んあ!も、もう!人をオモチャにしないの!」
まどか「気持よかったねー」
ほむら「お風呂はいつ入ってもいいものよね」
まどか「はい、バスタオル」
ほむら「ありがとうまどか」
まどか「いい忘れてたけどつかった洗濯物はこの洗濯カゴにいつも入れてるの」
ほむら「あ、バスタオルは入れちゃ駄目よ」
まどか「え?」
ほむら「一度軽く干したほうがいいわ」
まどか「そうなんだ、じゃあこっちに一旦畳んでおいておこっと」
ほむら「えぇ、私が干しておくわね」
まどか「え?別に私が干しておくよ?」
ほむら「今の私はあなた専属メイドよ、まどかお嬢様」
ほむら「もっと別なことで手伝ってもらうから気にしないで?」
まどか「ほむらちゃんがそう言うなら……」
ほむら「あ、下着を持って来てなかったわ……取ってくるわね」
まどか「あ、うん」
まどか「……」
まどか「そういえばほむらちゃんの寝るときの服って入ってたっけ?」
まどか「えっと、下着、メイド服、外出用メイド服……なかったような……」
―――――
―――
まどか「うーん、メイド服じゃ眠りにくいだろうし……私の服を……」ゴソゴソ
ほむら「そんなに気にしなくても……」
まどか「はい!私のパジャマ」
まどか「小さいかもしれないけど……」
ほむら「大丈夫だと思うわ、ありがとう、まどか」
まどか「てへへ、お揃いのパジャマみたいだね」
ほむら「ふふっそうね」
ほむら「……」シャコシャコ
まどか「……」シャコシャコ
ほむら「……」シャコシャコ
まどか「……」シャコシャコ
まどか「ん……ぺっ!」
まどか「はい、ほむらちゃん」
ほむら「?」シャコシャコ
まどか「コップ、ないと不便でしょ?」
ほむら(ま、まどかのコップ!?)
ほむら「ん……ぺっ!」
ほむら「あ、ありがとうまどか///」
まどか「ふわぁ……」
ほむら「色々あって疲れた?」
まどか「んーそうかも……」
ほむら「じゃあもう寝ましょうか」
まどか「うん……」
ほむら(眠気がくると一気に眠くなってしまうタイプかしら……学校でもよく眠ってるみたいだし)
ほむら「まどかお嬢様、失礼しますね?」
まどか「え?ほむらちゃんとつぜ、わわ!」
ほむら「足元が危ない感じだったし、部屋まで私が運ぶわね?」
まどか「う、うん……お、重くない?」
ほむら「軽いぐらいよ」
まどか(眠気覚めちゃったよ///)
まどか「ありがとう、ほむらちゃん」
ほむら「どういたしまして」
まどか「ほむらちゃんどうしたの?」
ほむら「い、いえ……その……ま、まだ洗濯とかがあるからお、おやすみまどか」
まどか「ま、待ってよほむらちゃん」
ほむら「な、何かしら?」
まどか「え、えと……ほむらちゃんだって今日はいきなり捕まって私の家で掃除や料理して疲れてるでしょ?」
まどか「だ、だから一緒に寝よ?」
ほむら「え、えと……わかったわ///」
ほむら「隣にお邪魔するわねゴソゴソ」
まどか「えい!」ギュゥ
ほむら「ひゃう!」
まどか「ほむらちゃん抱きしめてるとなんだか落ち着く……」
ほむら「そ、そう?」
まどか「うん、すっごくすべすべしてて、いい匂いがして、温かい……」
ほむら「そう言われると……その……照れるわ///」
まどか「てへへ、ほむらちゃ……だいす……すぅ……すぅ……」
ほむら「……気になってしょうがないじゃない……」
ほむら「はぁ……おやすみなさい、まどか」
まどか「すぅ……すぅ……」
―翌日 朝―
まどか「ん……」
まどか「んーっと」
まどか「ママを起こさないと……」
まどか「あれ?でも今パパもママは旅行中だよね?じゃあなんでパパがいるんだろう……」
まどか「料理のいい匂いがするし……ってそうだ!ほむらちゃんが泊まってくれてるんだ!」
まどか「起こしてくれたらよかったのに……」
ほむら「気持ちよさそうに寝ていたし、今日はお休みだもの」
まどか「まさかお掃除も洗濯も朝ごはんも全部すませてるなんて……」
ほむら「あなたの部屋と両親、弟さんが関係する私が入らない部屋はすべて掃除していないから」
ほむら「その分早く終わったのよ」
まどか「それにしたって早いよ、まだ7時なのに……」
ほむら「手抜きはしてないから安心してね?」
まどか「ほむらちゃんって本当にメイドさんができちゃうね」
ほむら「でも、私がメイドとして仕えてもいいと思える相手なんてほとんどいないわよ」
まどか「メイドさんを雇うっていうと、仁美ちゃんとか?」
ほむら「たしかに仁美なら信頼できるけど……」
まどか「?」
ほむら「ほ、ほら、顔を洗ってきなさい?」
まどか「あ、うん」
―――――
―――
まどか「ごちそうさまでした」
ほむら「お粗末さま、食器類は洗っておくわね」
まどか「あ、じゃあ私はほむらちゃんが掃除してないお部屋のお掃除してくるね?」
ほむら「えぇ、わかったわ」
まどか「といってもお掃除する場所なんてたいしてないけど……」
まどか「他の部屋のお掃除、朝ごはん、洗濯……全部やれば1時間以上かかると思うんだけどなぁ」
まどか「でもそれだとほむらちゃんって5時とか6時には起きてたのかな?」
まどか「気を使わせて無理しちゃってるのかな……」
まどか「私のほうが先に寝てたと思うし……」
まどか「うーん……そうだ!お掃除が終わったら」
まどか「ほむらちゃ……」
ほむら「すぅ……すぅ……」
まどか「ソファでメイド服のまま寝ちゃってる……やっぱり疲れてたんだね……」
ほむら「ふふっ……すぅ……すぅ……」
まどか「嬉しそう……いい夢を見てるのかな?」
ほむら「まど……ずっと一緒に……」
まどか「窓?」
ほむら「すぅ……すぅ……」
まどか「そうだ、さやかちゃんがこういう時に膝枕すると疲れが取れるって言ってたっけ……」
まどか「これで……てへへ、ゆっくり休んでねほむらちゃん」ナデナデ
ほむら「すぅ……すぅ……」
ほむら「ん……」
まどか「あ、おはようほむらちゃん」
ほむら「……ご、ごめんなさい!!」ガバッ
ゴツン
まどか「痛!」
ほむら「っつー……ごめんなさい……」
まどか「私が膝枕してたせいだから気にしないでほむらちゃん」
ほむら「まどかはおでこ、大丈夫?」
まどか「大丈夫だよ、ほむらちゃんこそ大丈夫?」
ほむら「えぇ、大丈夫よ、本当にごめんね」
まどか「気にしなくていいのに……」
まどか「あ、忘れてた」
ほむら「何かあったの?」
まどか「えっと、ほむらちゃん、うつぶせになって」
ほむら「え?」
まどか「いいからいいから」
ほむら「えぇ……」
コロン
ほむら「これでいい?」
まどか「うん!よいしょ」
ほむら「え?ど、どうしたのまどか?」
まどか「ほむらちゃんの疲れを減らしたいなってマッサージ」
ほむら「そ、そんな必要……」
まどか「あ、結構こってるね……」
まどか「んしょ……」
ほむら(気持ちいいけどこそばゆい……)
まどか「息を吐いて、ほむらちゃん」
ほむら「……」フゥー
まどか「んしょ……」
まどか「気持ちいい?」
ほむら「えぇ、とても気持ちいいわ」
ほむら(まどかに触られてるって意識してしまう……)
まどか「てへへ、よかったぁ」
ほむら「そろそろお昼ね」
まどか「じゃあ何か一緒に」
ピリリリリ
まどか「あれ?さやかちゃんから電話?」ピッ
さやか「やっほー暇してる?」
まどか「今からほむらちゃんとお昼ごはんを作ろうかってお話をしてたところだよ」
さやか「じゃあ一緒に食べに行こうよ」
まどか「ってさ、ほむらちゃんどうする?」
ほむら「何かしら意図があるんでしょうし、いかないと面倒くさそうね」
まどか「えと、行くってことでいいのかな?」
ほむら「えぇ」
まどか「私達も行くよ」
さやか「オッケーじゃあ迎えに行くからほむらはメイド服に着替えて待っててねって伝えておいて」
まどか「えと、メイド服に着替えておいてねだって」
ほむら「はぁ……外行き用に着替えてくるわ」
ピンポーン
さやか「やっほー」
まどか「戸締りは大丈夫……だよね?」
ほむら「えぇ、ガスの元栓も窓の鍵も大丈夫よ」
マミ「もうちゃんとしたメイドさんね暁美さん」
さやか「あ、まだ鍵閉めなくていいよ?」
ほむら「何言ってるのよ……というか……杏子はなぜ制服を着ているの?」
杏子「なんか知らないけど着ろって着せられたんだよ……」
さやか「あぁ、これはあんたの制服」
ほむら「何勝手に人の家から制服持ち出してるのよ……」
さやか「明日から学校だから制服必要でしょ?だから着せて持ってきたの」
ほむら「それはありがたいけど……杏子の服はどうするの?」
マミ「それならここにあるわよ」
杏子「お、おいそんなの聞いてねぇぞ!」
さやか「さぁ素直に観念しなよ杏子」
―外―
杏子「なんだよこの服……」
マミ「チャイナ服っていう服よ」
杏子「いやそれは知ってるけど……」
さやか「いやー似合ってる似合ってる」
杏子「うれしくもなんともねぇよ……」
ほむら「なんというか……ご愁傷様」
杏子「お前もな……」
まどか「でも本当に似合ってるよ?」
杏子「だから嬉しくないって……」
さやか「いやーコスプレ娘が二人も並んでるってすごいね」
マミ「えぇ、確かにそんなに見かける事はないものね」
杏子「突っ込むのも馬鹿らしくなってきた……」
ほむら「奇遇ね、私もよ」
杏子「すごい視線を感じるな……」
ほむら「そうね……」
さやか「いやーこれには深い理由があって」
ほむら「どんな理由よ……」
さやか「メイド服ってそんな簡単に調達できるものじゃないじゃん?」
ほむら「まぁそうね、これは出来もいいし……」
さやか「ついでにそっちのチャイナ服も」
杏子「まぁ着心地は良いけど……」
さやか「というわけでスポンサーにその服を着る人を見せるっていう条件でもらったから」
ほむら「誰よそれ……」
さやか「仁美」
ほむら「クラスメイトにこれ以上この姿を見られろというのね……」
さやか「いやまぁいいメイド服のためってことで」
ほむら「別にメイド服がなくてもまどかの家にぐらい行くわよ……」
―喫茶店―
仁美「こんにちは皆さん」
まどか「あ、こんにちは仁美ちゃん」
さやか「待たせたね仁美」
マミ「こんにちは志筑さん」
仁美「ふふっほむらさん、とてもお似合いですわ」
ほむら「そう、私は今ここで店員と間違えられないか不安なのだけど」
仁美「そちらの方もとてもお似合いですわ」
杏子「あぁそうかい……そりゃどうも」
ほむら「それで、どうしてこの服を着る人を見たかったの?」
仁美「さやかさんが面白そうな事をするみたいだったので」
仁美「内容を聞いて、その服を着たほむらさんは絵になりそうだと思いまして是非と」
ほむら「はぁ……」
仁美「そちらの方も……」
杏子「佐倉杏子だ、杏子でいいよ」
仁美「では杏子さん、杏子さんはコスプレが好きなんですか?」
杏子「え?お前がこの服を着たら見せるのが条件って」
仁美「えっと、私が服を渡す条件はほむらさんのメイド服だけですが」
さやか「ぷっくく……」
マミ「ふふっ……」
杏子「だ、騙したなさやか!というかマミも知ってたな!」
さやか「いやーそんな騙したなんて事ないって」
仁美「なんにせよ、順調そうでなによりですわ」
さやか「そろそろご飯にしようよ、そのために集まったんだし」
杏子「はぁ……」
ほむら「あなたも大変ね」
杏子「お前もな……」
―――――
―――
杏子「疲れた……」
ほむら「さすがにこう視線を感じ続けるとね……」
マミ「お疲れ様、暁美さん、佐倉さん」
さやか「まぁ目的のほむらの制服は届けたし仁美の件もいいし解散しますか」
ほむら「それだけが目的でここまでしたの?」
さやか「いやだって面白そうだったし」
ほむら「はぁ……」
まどか「大丈夫?」
ほむら「えぇ……」
杏子「いつか仕返ししてやる……」
―まどホーム―
ほむら「さて、さやかに時間をとられた分、何かしましょうか」
まどか「でもお掃除も洗濯もやってあるよ?パパの家庭菜園の方もちゃんとされてたし」
ほむら「まどかは何か挑戦してみたいような料理とかはあるかしら」
ほむら「私に出来る範囲なら教えるけど」
まどか「本当!じゃあ私、クッキー作りたい!」
ほむら「それぐらいでいいならすぐにできそうね」
まどか「でも材料ってあるかな?」
ほむら「えぇ、ちゃんと揃ってるから安心して」
―――――
―――
ほむら「ここまでくれば後は型を抜いて後はオーブンで焼くだけよ」
まどか「思ったより簡単なんだね」
ほむら「えぇ、難しいものではないわ」
まどか「甘い良い匂い……」
ほむら「まどかは紅茶のほうが好きよね?」
まどか「え?あ、そうだね」
ほむら「今淹れるわね」
まどか「あ、ポットなら……」
ほむら「ポットのお湯は使わないわ」
まどか「そうなの?」
ほむら「えぇ、沸かしたてのお湯を使うのよ」
まどか「甘くて美味しい」
ほむら「そう、よかったわ」
まどか「そういえば、ほむらちゃんって紅茶好きなんだね」
ほむら「どちらかと言うとコーヒーかしら」
まどか「でも紅茶の美味しい淹れ方とか知っててびっくりしちゃったよ」
ほむら「この辺は覚えたいならマミに聞くのをオススメするわ」
ほむら「私はマミほど拘ってはいないから……」
まどか「十分美味しいと思うけどなぁ……」
ほむら「そういってもらえると嬉しいわね」
まどか「あ、ほむらちゃんのメイド服……」
ほむら「?」
まどか「ちょっとほつれちゃってる……縫ってあげるから動かないでね?」
ほむら「これぐらいなら自分で……」
まどか「ほむらちゃんが私に頼られたいって言ってくれたように」
まどか「私だってほむらちゃんに頼られたいの」
ほむら「まどか……」
まどか「それに私、こう見えても手芸部なんだよ!」
ほむら「それは知ってるけど……」
まどか「すぐ直すからね」
ほむら「……えぇ、お願いするわ」
―――――
―――
まどか「もう寝る時間なんて一日が早いよ」
ほむら「楽しい時間は早く感じると言うわね、何か楽しい事でもあったの?」
まどか「ほむらちゃんが一緒にいてくれること」
ほむら「え///」
まどか「まだ2日目なのにほむらちゃんがこうしてきてくれなかったらって思うと」
まどか「ちゃんと生活できるきがしなくて……てへへ」
ほむら「ふふっまどかお嬢様のためならいつでも駆けつけるわ」
まどか「ほ、ほむらちゃんって結構恥ずかしいセリフあっさり言うね///」
ほむら「そこでそんな態度をとられたら、恥ずかしくなるじゃない///」
まどか「てへへ、ごめんね」
まどか「ほむらちゃん、今日の分の私へのお願いってある?」
ほむら「したいお願いはいっぱいあるけど……貯めておくことはできないのかしら?」
まどか「え?ど、どうなんだろう?」
ほむら「あなたがいいか悪いかよ」
まどか「じゃ、じゃあ貯金有りで」
ほむら「ふふっよかったわ」
まどか「でもこんなのなくても私にできることでほむらちゃんの頼みなんて断らないのに」
ほむら「確かにそうかもしれない、でも……こういう事と決められると言いやすいものよ」
ほむら「私のあなたに言ったお願いもきっかけがなければ多分言えなかったし」
まどか「そう言われるとそうだね……」
ほむら「えぇ、そういう事よ、明日は学校だから寝ましょう?」
まどか「お休みほむらちゃん」
ほむら「お休みまどか」
すんませんもう頭が動いてないんでちょっと眠ってきます
福引の旅行って期間どれぐらいなんだろうか
まだ2日目って言ってるんだし1週間くらいであるべきだ
1週間か、ちょっと書きためてくる
ネタが持つかは微妙なところだが
新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
支援支援
,r=ォ._ _r=ォ
._ ィ7´ {i{⌒ヽ__
У/ ルヘト、lヽ乂 く
/ィ' Y ∥ ∥.!.ト、 〉
.lノ人" ー "リ }ハ/
≧ニ7≦く
( }=={_ Y 〉
T トくj
└ァ┬┼く
ヾ7ーチイ¨}ヽ
/ー/` ̄ `-’
(こV
,...:::''"~ ̄:::`‐‐-....、
/:::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::`ヽ、
/:::::;ィ≦=====ミxi:::ヾ::::::ヽ
/::::::/::::::::::::::i:::::::::::i::::::::`i:::::::゙;:::::::ヘ
/::::::/:::::/:::::::::::i:::i:::::::i:::::::::::!::i:::::i::::::::ハ
i:::::::::i::::-i‐‐-/i:::i:::::::i:::-‐‐i-i::::::i::::::::::i
j!:::::::::i:::i从::::/ i:::ト、:::トjヽ::::i:::i::::::i::::::::::}
i:::::::::人iィ≧=ミ ヾi V孑=ミx::!:::::i:::::::::j!
i::::::::::::i `り|俐 り||俐`i:::::j-、:::/
!:::::::::ハ 弋;;;シ ゞ::シi::i:::/ }::/
i:::::::::i::につ ⊂ニi:j::/_ノ::/
V::::::i:::` - ...__ -_,,....<jノ_r、::::{
゙、:::::i/::::::;.ヘr笊jハ!::: トァヘノf'"⌒}:λ
\i::::::〈: .:〔三:[}:三〕.: .:/f:::::::ノ:::::゙、
/:::::::::::::ト、:∨:∧∨: .:/ ゙トイ::〉::::::::゙、
,:':::::::::::/::i ゙、/:ムム:゙、/i、 「イ:::::::::::::\
,:':::::::/:::/:::::ノ j〈:/ } ゙、:〉{::ヽ、_/:::::::::::::::::::::\
/::::::/:::/{:::/ / j ヾ:::::::::::::\:::::::\::\ミ=-
/::::::/::/ i/ヘ/7、 ∧ /:ヾ^ \::::ヾ、::::::\::ヽ
{:::::/i/ ,,くミr<.;,_:∧ /:l.:ト、 ∧_,;.>┐\} \\::::ハ
i:::/ レ7ァト<、_`''∨-~‐∨「_r‐Lf゙ \ト::::}
i/ ~`" /:~7j>~ァr~''<{ {~''} )j
{:::/ i>:::::i ゙;::::::込 \::j
{>:::::{ ゙;:::::::<i
i>::::::i !::::::<i
i>::::人 }::::::<!
弋:::::::::〉 j::::::::ノ
/ / /ヽ / \ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/ / λ / ヽ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.、
/ / / |\/ , ′::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
/ / | \ , ′,仁二二二ニヽ::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::.
/ / / ヽ .′ / ; \::::::::::::::::::::::::`、::::::::::::::::::::::::::ヾ\:::::::::::::::\:::::::::::::::::::::.
/ イ i / ,イ ⅰ i⌒ヾ\::::::::::\:::::\:::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::\::::::::::::::::{
/ / .′} ¦ ハ _,..斗―- | |::::::::::::::ヽ:::::::::::;>'゙´ヽ::::::::::::::::::::::Y¨ヽ\:::::::::::::::\:::::::::::\
/ /,゙ / /j ___」 / ノ「 /\ ;i |::::::::::::::::::`x<::;_:\‐-\::::::::::::::::::..´〉}::::\::::::::::::::丶:::::::::::
/ /、 ゙ / ,イと|/ / j_,.∠..,,_ ヽ 从 |从::::\::::{ ヽ,..斗‐= ヽ:::::::::::::::::∨:::::::::::\::::::::::::::≧‐-
// , λ゙゛ //ゝ、_| | 〆´,ζ´`ハ/ ソ \::::ヾ、 ノヘr' 、 丶::::::::::::::::;::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::
. / // λ / ! | ′ ん′ ( \{ ゝ、 Vヽ ゙;:::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::丶:::::::::::::
//// ノハ | ::::` ヽ ) `´ i:::::::::::::::|\::::::::::::::::::::::::≧‐-
/ | ! | / ノ ::::: |:::::::::::::::| \::::ヾ:::::::::::::::::::::
r―くヽ| 八 | 丶 _ `ヽ , |:::::::::::::::|__\::::≧‐-:::::::::
} 7⌒――――个 | , ´ ー 、 |:::::::::::::::|//////\::::::::::::::::::
{ ハ‐――――┤ ヽ |ーく { `:....<//|:::::::::::::::|////////|::::::::::::::::
__,ゝ イ /-―――-x个、 '{ ` }::::::ァ‐-|:::::::::::::/ x‐――┴┐:::::::::
〉_/// `ヽ \.,_ /::::/___|:::::::::://--===‐x、ゝ、::::
/ // / ゛, ヾ`ヽ /:::::::/ リ:::::/ _,..。 -―=ミ 、`ヽ
⌒7 / / ハ ゞ勹ヘ、 /::::/ /:/ , ´ ヾ、
―翌日 朝―
ほむら「まどか、まどか」
まどか「ん……」
ほむら「今日は学校よ、起きなさい」
まどか「もうちょっとだけ……」
ほむら「……」
チュッ
まどか「え!!」ガバッ
ほむら「驚いた?」
まどか「あ……指で……」
ほむら「朝ごはんできてるから起きてきてね?」
まどか「う、うん///」
戻ってきた
まどか「もっと早くに起こしてくれたら朝ごはんも一緒に作れたのに……」
ほむら「今日は起こしたわよ?あなたは起きなかったけど」
まどか「そういう時は起きるまで起こしてくれれば……」
ほむら「気持ちよさそうに寝ていたし」
まどか「むー」
ほむら「はい、お弁当」
まどか「あ、お弁当も作ってくれたんだ」
ほむら「えぇ、時間はあったし」
まどか「お昼が楽しみだね」
ほむら「ふふっそうね」
―通学路―
さやか「おはよーまどか、ほむら」
仁美「お早うございますまどかさん、ほむらさん」
ほむら「えぇ、おはよう」
まどか「おはようさやかちゃん、仁美ちゃん」
さやか「ちゃんとメイドさんに起こしてもらえた?」
まどか「起こしてもらうどころかお弁当や朝ごはんとか全部用意されてて」
仁美「たった一人で凄いですわね」
ほむら「別に……」
さやか「まどかのメイドが終わったら私の家で雇ってあげよっか?」
ほむら「報酬次第では考えてあげるわ」
さやか「なんとさやかちゃんに一度だけ何でもお願いできる権利が!」
ほむら「お断りさせて頂きます」
さやか「うわ、丁寧な言い方が余計に傷つけるね……まどかはOKだったのに」
ほむら「う、うるさいわよ!」
―お昼休み―
まどか「あ、美味しい」
ほむら「そう、よかったわ」
さやか「いただき!」
まどか「あ!」
さやか「ふっふっふっさやかちゃんにもほむらの料理を食べさせてもらおうか」
さやか「……ケチつけてみようと思ったのにケチが付けれないよマミさん……」
仁美「そんなに料理上手なんて、まどかさんも幸せですわね」
まどか「さやかちゃんったら……」
ほむら「はい、同じものが私のお弁当にも入ってるからあげるわ」
まどか「え?でも……」
ほむら「いいのよ、代わりにさやかのお弁当から色々と奪っておいたから」
さやか「え!ちょ、ちょっといつの間に!」
仁美「気が付きませんでしたわ……」
マミさんじゃねぇ!仁美だ!
―放課後―
さやか「まさか数学の宿題がでるなんて……」
まどか「お家に帰ったら勉強しないと……」
さやか「っとそれじゃあね!まどか、ほむら」
ほむら「えぇ、またね」
まどか「ばいばいさやかちゃん」
ほむら「さやかがいなくなるだけで静かになる気がするわね」
まどか「あ、わかるかも」
ほむら「人のことばかりで自分のことは疎かにしてるし」
まどか「でも、だからこそ皆に好かれるんだと思うな」
ほむら「そうね、といっても見習いたいとは思えないけど」
まどか「ほむらちゃんもさやかちゃんも人のためってところは似てると思うけどなぁ」ボソ
ほむら「何?」
まどか「な、なんでもないよ!」
―まどホーム―
ほむら「明日あたり、また色々と買い出しに行かないといけないわね」
まどか「じゃあ明日学校の帰りに寄り道していこっか」
ほむら「えぇ」
まどか「ところでほむらちゃん」
ほむら「何?」
まどか「帰ってきてすぐにメイド服に着替えてたけど、メイド服気に入ったの?」
ほむら「そういう訳ではないのだけど……」
ほむら「動きやすいように作られてて、制服よりも家事がしやすくて」
まどか「そうなんだ……あんまりそう見えないけど」
ほむら「えぇ、見た目は動きにくそうなのだけどね……」
まどか「私も着てみよっかな……」
ほむら「きっと似合うわよ」
まどか「うーん……でもほむらちゃんほど似合うと思えないしなぁ……」
ほむら「そんな事ないわ!」
まどか「え?」
ほむら「あ、その……まどかはすごく可愛いし似合うと思うわ」
まどか「え、えと///じゃ、じゃあき、着てみようかな……」
ほむら「え、えぇ///」
まどか「ど、どうかな?」
ほむら「……」
まどか「に、似合わなかったかな?」
ほむら「い、いえ……すごく似合ってるわ」
まどか「そ、そう?よかったぁ……」
ほむら(すごく可愛くて見とれてしまったわ……)
まどか「身長の差とか大丈夫かなっておもったけど……私のほうが小さいから大丈夫そうだね」
ほむら「そうね」
まどか「お、おかえりなさいませ、ほむらお嬢様」
ほむら「!!」
まどか「てへへ、メイドさんみたいだったかな?」
ほむら「え、えぇ///」
まどか「それにしても確かに動きやすいね」
ほむら「えぇ」
まどか「でも汚しちゃうの怖いし着替えよっと……」
ほむら「そう……」
まどか「どうしたの?ほむらちゃん」
ほむら「なんでもないわ、気にしないで」
まどか「?」
―――――
―――
ほむら「そうそう、上手よ」
まどか「ほむらちゃんの教え方が上手だからだよ」
ほむら「あ、ちょっと待ってまどか」
まどか「え?」
ほむら「そこはこうやって……」
まどか「あ、そっか!確かにこの方がやりやすいかも」
ほむら(い、今思ったら、何で私はまどかを後ろから抱きしめてまどかの手を……)
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「え?な、何?」
まどか「顔が真っ赤になってるけど大丈夫?」
ほむら「だ、大丈夫よ」
―――――
―――
まどか「ごちそうさまでした」
ほむら「お粗末さま」
まどか「あ、そうだ!ほむらちゃん一緒に宿題しよ!」
ほむら「いいわよ、今日の数学の宿題よね?」
まどか「うん、授業中眠っちゃってて……」
ほむら「ちゃんと起きていないとダメよ?」
まどか「てへへ、ちょっとうとうとしちゃうと気がついたら眠っちゃってて」
ほむら「起きててもイラスト書いてたりしてるじゃない」
まどか「な、なんで知ってるの///」
ほむら「あら、冗談だったのに本当に描いてたのね」
まどか「あ!うぅ……」
ほむら「ふふっじゃあ今日の授業範囲の復習からはじめましょうか」
まどか「うん!」
ほむら「で、ここの公式を……まどか?」
まどか「……」ウトウト
まどか「あ、ご、ごめんね、ちょっとぼんやりしてた」
ほむら「……まどか」
まどか「え、な、何?」
ほむら「お風呂に入りましょう」
まどか「え、なんで?」
ほむら「眠そうだし休憩よ、それとも寝たい?」
まどか「でもまだ宿題が……」
ほむら「眠い中やっても身につかないわ」
まどか「じゃ、じゃあお風呂で……」
ほむら「じゃあつれて行くわね、まどかお嬢様」
まどか「え、あ……てへへ、お願い」
ほむら「えぇ」
ほむまどほむまど
ほむら「目をつぶってね」
まどか「うん……」
ほむら「じゃあ優しくお湯をかけるからね」
まどか「んー」
ほむら「はい、これで髪は終わり……あとは身体だけど……」
まどか「あとは自分でできるよ、ありがとう、ほむらちゃん」
ほむら「そう?でも背中は洗ってあげるわ」
まどか「じゃあお願い、私もほむらちゃんの背中洗ってあげるね!」
ほむら「えぇ、後でお願いするわ」
まどか「ほむらちゃんが洗ってくれるととっても気持いいね」
ほむら「そう?」
まどか「うん、お風呂なのに眠っちゃいそうなぐらい」
ほむら「本当に眠ってはダメよ?」
まどか「はーい」
ほむら「お風呂に入ってと歯磨きをしたけど、眠気は覚めた?」
まどか「うーん、あんまり」
ほむら「じゃあもう寝てしまいましょうか、宿題は明日までってわけでもないし」
まどか「いいのかな?」
ほむら「いいわよ、だってプリントの問題、ちゃんと理解して解いてたから」
ほむら「後はまどかの自力でも解けるわ」
ほむら「それに、わからなくても私に聞いてくれれば教えるから」
まどか「てへへ、最高の家庭教師だね」
ほむら「ふふっ今はメイドよ?」
まどか「ふわぁ……」
ほむら「そういえば、あなたの生活を見ているとちゃんとした時間に寝てるのに授業中の睡眠が多いわよね」
まどか「それは……い、いろいろあるの!」
ほむら「……」
まどか「どうしたの?」
ほむら「いえ、な、なんだか人と一緒に毎日のように眠るって本当に久しぶりでもう3日目なのに変に緊張してて……」
まどか「そっか、一人暮らしだもんね……」
ほむら「えぇ」
ほむら(本当はまどかだからだけど……)
まどか「うーん、じゃあほむらちゃんが寂しい時、いつでも言ってよ」
ほむら「え?」
まどか「ほむらちゃんが私を助けてくれるように私も助けてあげたいもん」
ほむら「……嬉しいわ、ありがとうまどか」
ほむら「じゃあおやすみまどか」
まどか「うん、おやすみほむらちゃん」
―深夜―
まどか「ん……」
ほむら「はぁ……はぁ……」
まどか(ほむらちゃんの声?)
まどか「ほむらちゃん、起きてるの?」
ほむら「ごめ……なさい……」
まどか「寝言?ほむらちゃん……すごい汗……怖い夢を見てるのかな……」
ほむら「やめ……いかないで……まどか……」
まどか「……」ギュゥ
まどか「どこにも行かないよ、それに皆ほむらちゃんにありがとうって思ってるもん」ナデナデ
まどか「自分を責めたりしないで……」
ほむら「すぅ……すぅ……」
まどか「寝息……落ち着いたかな?」
まどか「てへへ、ほむらちゃんの夢の中でぐらいヒーローになれてたらいいな」
―朝―
ほむら「ん……」
ほむら「あれ……動けない……」
まどか「すぅ……すぅ……」ギュゥ
ほむら「優しく動かせば起きないわよね……」
ほむら「……」
まどか「ん……」ギュゥ
ほむら(余計に強く抱きしめられてしまった……離してくれるのを待つしかないかしら……)
―――――
―――
まどか「ん……」
ほむら「おはようまどか」
まどか「あれ?ほむらちゃんがまだパジャマだ……」
ほむら「あなたが離してくれなくて……」
まどか「え?あ!」
ほむら「あまり余裕はないから手早く朝食を作るわ」
まどか「何か手伝えないかな?」
ほむら「そうね……じゃあトーストをお願いするわ」
まどか「うん!」
ほむら「ベーコンエッグぐらいならすぐに作れるわね……」
ほむら「お弁当は……元々小さなお弁当箱だし埋めるのは容易いし」
ほむら「まどかが寝坊しなくてよかったわ……」
ほむら(まどか……温かかったなぁ……って何考えてるのかしら私……)
―通学路―
さやか「お、きたきた、おはよ!」
仁美「おはようございます、お二人とも」
まどか「おはよー」
ほむら「おはよう」
さやか「そろそろメイドとして何か失敗ぐらいした?」
ほむら「さぁ?まどかから見て失敗しているかどうかはわからないわ」
さやか「わかってないなぁ、そこはドジっ子メイドっていう属性が最近の萌えというもので」
ほむら「なるほどね、今度あなたに熱い紅茶がかかるようにドジするわ」
まどか「そ、それはドジっ子じゃないんじゃないかな?」
仁美「そうですわ、それに紅茶がもったいないですわよ?」
さやか「そうだそうだ!そんな事したらさやかちゃんが泣くよ!というか仁美、私の心配は?」
ほむら「大丈夫、紅茶で濡れて服が透けるというのも王道の萌えらしいわよ、以前あなたが言っていたわ」
さやか「た、確かに言った気がする……」
―放課後―
ほむら「じゃあ色々と買って帰りましょうか」
まどか「そうだね!」
さやか「うんうん!」
マミ「そうね」
ほむら「……どうしたのあなた達……」
さやか「いや何買い物のお手伝いを」
マミ「えぇ」
ほむら「……」
さやか「そしてまどかの家で夕飯でもごちそうになろうと思って」
ほむら「……」
マミ「ちゃんと鹿目さんに許可はとってるわよ?」
ほむら「はぁ……材料代出しなさいよ、当然多めに」
さやか「っとこの辺に杏子が……いたいた」
杏子「よう」
ほむら「待たせていたみたいね」
杏子「ん?まぁ気にするな、私はお前らみたいに学校とかに縛られてないしな」
さやか「なんか私の時と態度がすごく違うんだけど……これが差別ですかね?マミさん」
マミ「そうねぇ、ここまで露骨に差別されたら悲しくなるわね」
ほむら「……」
杏子「気にするだけ損だぞ?」
ほむら「そうね」
まどか「今日は賑やかそうだね!」
―まどホーム―
さやか「あら?メイドさん?ここ、よごれてあそばすわよ?」
ほむら「申し訳ありません、お客様、日本語を喋っていただけますでしょうか?」
さやか「まぁ、私に向かってなんて態度ざますの?」
さやか「ちょっとまどかさん、躾がなっていないんじゃないかしら?」
まどか「え?そ、そんなことないざますよ」
杏子「つられるなよ……」
マミ「ふふっ可愛いわね」
ほむら「そうね……」
さやか「というかほむら、メイド服着ないの?」
ほむら「別に着る必要がないでしょう?」
まどか「え?でも普段だと帰るとすぐに着替えてるよね?」
ほむら「ちょ、ちょっとまどか!」
さやか「ほうほう、それはそれは……手に入れたかいがあるというものだね」
まどか「言ったらまずかったのかな?」
ほむら「それは……その///」
マミ「暁美さんって肌が白いから照れると顔が赤くなってすぐわかるわね」
杏子「可愛い所あるじゃん」
ほむら「きょ、杏子までか、からかわないで」
さやか「無表情のクールはどこへやらってね」
ほむら「はぁ……まどか?」
まどか「何?」
ほむら「お客様に紅茶を用意してもいいかしら?」
まどか「あ、うん!ほむらちゃんの淹れた紅茶とっても美味しいから皆喜ぶよ」
ほむら「じゃあ用意するわね」
マジでぶっかけるフラグ?
ほむら「できたわよ」
さやか「……!」バッ
ほむら「何してるのあなた……」
さやか「今朝の話を思い出して……」
ほむら「そんな事しないわよ……」
さやか「だ、だよね?いやーなんかいいタイミングで紅茶っていうからちょっと警戒しちゃって」
ほむら「まどかの家でやったらまどかに迷惑がかかるでしょう?」
さやか「まどかの家以外ならやるつもりなんだ……」
ほむら「大丈夫、心配しないで」
さやか「や、やっぱり冗談だよね!」
ほむら「あなたが忘れた頃にやるから」
さやか「むしろたちが悪いって!」
ほむほむ
マミ「あら、本当に美味しいわね」
ほむら「口にあったみたいでよかったわ」
さやか「マミさんも認めるなんて、やるねぇ」
杏子「私としては不味くなければいいけどな」
まどか「美味しい」
マミ「これなら私の家でお茶会する時も暁美さんに任せたほうが美味しいかも……」
ほむら「あなたにそこまで言ってもらえるなんて思わなかったわ」
マミ「本当に驚いたもの」
ほむら「そう、じゃあ素直に喜んでおくわね」
マミ「えぇ、少なくとも私はとても美味しいと感じられたわ」
ほむら「じゃあ料理を作ってくるからのんびりしていて」
さやか「なんだかんだ言ってちゃんとメイドしてるねぇ」
ほむら「さやかの分はハム1枚でいいかしら?」
さやか「ごめんなさい……」
杏子「うまいもんを頼むよ」
まどか「あ、私もお手伝いを……」
さやか「っと残念まどかは私とお喋りするのだー」
まどか「わわ!さ、さやかちゃん!?」
ほむら「よくわからないけど、とりあえず適当に作ってくるわ」
さやか「さてと……」
マミ「色々とお話しましょうね、鹿目さん」
まどか「え?え?」
杏子「ま、頑張れよまどか」
さやか「まずは、ほむらはどう?」
ほむら「え?」
さやか「うーん進展なさそう……」
マミ「暁美さんのことってどう思ってる?」
まどか「え?ほ、ほむらちゃんは大切な友達で、とっても頼りになってえ、えと///」
マミ「もう少しかしらねぇ……」
まどか「え?え?」
さやか「作戦タイム!」
まどか「え?」
さやか「という訳で杏子と喋ってて」
杏子「え?私?」
さやか「さて……あと数日でくっつきますかね?」ヒソヒソ
マミ「そうねぇ、暁美さんが勇気を出すか、鹿目さんが自分の想いに気がつくかってところじゃないかしら?」ヒソヒソ
さやか「もう見てて、いい加減くっつけばいいのにって感じですし」ヒソヒソ
マミ「女の子同士ってことでそういう思考がないのかもしれないわね」ヒソヒソ
さやか「美樹宅配便を使ってまた何か仕込みます?」
マミ「そうねぇ、何を仕込めばいいかしら……」
まどか「ねぇ杏子ちゃん」
杏子「ん?」
まどか「さやかちゃん達はどうしちゃったの?」
杏子「あーあいつら特有の無駄なお節介だよ」
ほむら「こんなものでいいかしら……」
マミ「あら、良い匂いね」
まどか「運ぶの手伝うね!」
ほむら「えぇ、お願い」
マミ「私も手伝うわね」
さやか「さやかちゃんも手伝いますか」
さやか「……」パク
さやか「ふむ……美味い!」
ほむら「あなた何運ぶついでにつまみ食いしてるのよ……」
杏子「腹減った……」グゥ-
全員「いただきます」
杏子「美味いもんだね」
さやか「運動、勉強だけじゃなく料理まで……まぁお弁当でわかってたけど」
ほむら「あなたは何を言ってるのよ」
まどか「てへへ、やっぱり皆で食べると美味しいね」
マミ「そうね、楽しい食事は大切よ」
―――――
―――
4人「ごちそうさまでした」
ほむら「お粗末さま」
杏子「あー食べた食べた」
さやか「いやー美味しかった」
マミ「そうね」
まどか「あ、食器の片付け手伝うよほむらちゃん」
ほむら「そう?じゃあお願いまどか」
ホマンドー
>>389
それまさか事g……
今はまだ4日目…
描写が濃くなるときのことも考えるとあまり焦るべきではない…
まどか「それでね、その時にさやかちゃんが」
ほむら「そう、さやからしいわね」
さやか「食器の片付けで二人の世界に入りましたね」
マミ「そうねぇ、話題は美樹さんだけど」
杏子「いつまでここにいるんだ?」
さやか「まぁ確かにこれ以上ここにいても二人の世界の邪魔にしかならないといえばならないけど……」
さやか「マミさんどうします?」
マミ「暁美さんの方の話を聞いたほうがいいんじゃないかしら?」
マミ「といってもあの空気を裂いてまでって考えると……」
さやか「私の見立て通りなら、ほむらが勇気さえだせれば一発なんですけどね」
マミ「それができる子じゃないもの、といっても告白なんて簡単にできるものじゃないと思うけど」
さやか「ほむらが勇気を出せる……そうだ!」
マミ「何か思いついたのね!」
さやか「うまくいくかわかりませんけど……もしかしたら……」
さやか「そろそろ私たちは帰るね」
ほむら「本当に夕飯を食べて帰るだけだったわね……」
さやか「気にしない気にしない」
マミ「またね暁美さん、鹿目さん」
杏子「飯うまかったよ、また食わせてくれ、それじゃあな」
まどか「バイバイ皆」
さやか「また明日」
ほむら「えぇ、また明日」
さやか「まぁこんな感じで、本来やっちゃいけないことですけど……まぁ今更ですし」
杏子「人に万引き注意しといてどうなんだろうなそれ……」
さやか「うぐ……」
杏子「冗談だよ、まぁ誰かが困るような事じゃないしな」
マミ「でも、これはもしもを考えると危なくないかしら?」
さやか「まどかは大丈夫です、ほむらはどうかわかりませんけど魔法少女ですし」
―――――
―――
ほむら「さてと……ま、まどか?」
まどか「何?」
ほむら「そ、その……貯めておいたお願いを使ってもいいかしら?」
まどか「何かな?」
ほむら「そ、その……一人暮らしだから耳掃除ってうまくできてるかわからないから」
ほむら「み、耳かきとかしてもらっても……い、いいかしら?」
まどか「え?」
ほむら「無理にとはいわないのだけど……」
まどか「うーん、ほむらちゃんのお願いって私はこんなに良くしてもらってるのにそんな事でつりあうのかな……」
ほむら「私にとっては……まどかと二人で寝たりとか……毎日楽しいし」ボソ
まどか「え?」
ほむら「な、なんでもないわ……それで、だ、駄目……かしら?」
まどか「えと、あんまり上手じゃないかもしれないけどやってみるね」
まどか「……」コソコソ
ほむら「……」
まどか「痛くない?」コソコソ
ほむら「えぇ、気持ちいいわ」
まどか「気にするほど溜まってないかな?」コソコソ
ほむら「そう、よかったわ」
ほむら(膝枕されたいとお願いする勇気がなかったなんて言えない……)
まどか「やっぱりほむらちゃんの髪ってさらさらだなぁ……」ナデナデ
ほむら「///」
まどか「最後に……」コショコショ
まどか「じゃあほむらちゃん反対向いて?」
ほむら「えぇ」クル
>>412
色を塗ってごまかしてる感半端ねぇwwwww
いや、塗りは上手いんだけどさ
まどか「……」コソコソ
ほむら「……」
ほむら(反対側はまどかのお腹側……)
ほむら(まどかの優しい匂いがする……)
まどか「てへへ、ほむらちゃんが甘えてくれてるみたいで嬉しいや」コソコソ
ほむら「私はいつもあなたに甘えてばかりだと思うけど……」
まどか「そうかなぁ……」
ほむら「えぇ、そうよ」
まどか「むしろ私が助けられてばかりだと思うけどなぁ……」コソコソ
まどか「あとは……」コショコショ
まどか「おわったよほむらちゃん」
ほむら「えぇ、ありがとう」
ほむら「あの、まどか?」
まどか「何?」
ほむら「額を押されると起き上がれないのだけど……」
まどか「まだ起き上がっちゃ駄目だよほむらちゃん」
ほむら「?」
まどか「私の家にきてからほむらちゃんは頑張り過ぎだよ」
まどか「だからちょっと休憩」
ほむら「でも……」
まどか「じゃあ私がほむらちゃんの頭を撫でたいから横になってて?」
ほむら「そんな言い方されたら断れないわね……」
まどか「てへへ」ナデナデ
ほむら「十分休憩できたわ、ありがとう、まどか」
まどか「あ、うんそれならいいけど……」
ほむら「お風呂に入りましょう?その後は昨日の数学の続きね」
ほむら「今日は数学のプリントが終わるまでやるわよ?」
まどか「あはは、すぐ眠くなっちゃいそう」
ほむら「ほとんど終わっているからすぐに眠れるわよ」
まどか「そうだね」
まどか「温かいねー」
ほむら「えぇ」
まどか「入浴剤もいれたから身体がぽかぽかするねー」
まどか「……」ギュゥ
ほむら「まどか?どうしたの?」
まどか「えっと、こうやって抱きつくと誰かと一緒にいるってことを実感できるなって」
ほむら「……そうね」
まどか「うん、優しくて温かいほむらちゃんを感じられる……」
ほむら(ドキドキしてるのばれてないわよね……)
―――――
―――
ほむら「電気を消すわよ」
まどか「うん」
パチ
まどか「ねぇほむらちゃん」
ほむら「何?」
まどか「もっとくっつこ?」
ほむら「え?」
まどか「もっとこっちにきて?」
ほむら「え、えぇ……こ、これでいいかしら?」
まどか「うん、これで抱きつけるね」
まどか「てへへ」ギュゥ
まどか「ちょっとだけお喋りをしたいなって」
ほむら「明日も学校よ?」
まどか「ちょっとだけだよ」
ほむら「それで、何かしら」
まどか「えっと、ほむらちゃん、ありがとう」
ほむら「え?」
まどか「昨日ね、ほむらちゃんがうなされてて……寝言で謝ってたの……」
まどか「ほむらちゃんは優しいから、きっと今でも救えなかった私達のことを考えてくれてるんだと思って」
まどか「だから、ありがとうって言いたかったの」
ほむら「まどか……」
まどか「それで……その……私が抱きしめたらうなされなくなってたから……」
まどか「ほむらちゃんを抱きしめたらほむらちゃんは怖い夢を見なくてもすむかなって」
ほむら「……ありがとう……じゃあお願いするわね」
まどか「うん!」
―朝―
まどか「ん……」
ほむら「すぅ……すぅ……」
まどか(あれ?まだほむらちゃんが寝てる……時間は……)
まどか(早くに目が覚めちゃった)
ほむら「んん……」ギュゥ
まどか(ほむらちゃんが抱きついてくれてる……嬉しいな)
まどか「てへへ」ナデナデ
ほむら「まどかぁ……大好き……」
まどか「え!?」
ほむら「すぅ……すぅ……」
まどか(い、今の寝言って……)
ほむら「ん……」
まどか「お、おはようほむらちゃん!」
ほむら「……寝坊したわけではないのね……よかったわ」
まどか「そ、そうだね!」
ほむら「どうしたのまどか?様子が変よ?」
まどか「え、えと……そんなことないよ!」
まどか(そ、そう大好きって私もさやかちゃんとかマミさんや杏子ちゃんや仁美ちゃんが大好きって思ってるのと一緒で)
まどか(そんなあ、あれ?なんでこんなに私意識して……あれ?)
ほむら「大丈夫?ちょっとごめんね」
ピト
まどか「!!」
ほむら「熱はないわよね……」
まどか(お、おでことおでこがって別にへ、変なことじゃないしあ、あれ?)
ほむら「本当に大丈夫?学校おやすみする?」
まどか「え、だ、大丈夫!」
ほむら「少しでも体調が悪いなら無理をするべきではないわよ?」
まどか「ほ、本当に大丈夫だよ!」
ほむら「そう……」
まどか「お、起きて顔洗って朝食の準備しよ!」
ほむら「え、えぇ……」
―通学路―
まどか「あ、おはよう!さやかちゃん、仁美ちゃん」
ほむら「おはよう二人共」
さやか「おはよー」
仁美「お早うございます」
さやか「んん?」
仁美「あら?」
さやか「どうしたのまどか?」
まどか「え?な、何が?」
さやか「だっても何も……ねぇ?」
仁美「えぇ……」
ほむら「?」
さやか(普段よりほむらと距離とっててそのくせチラチラとほむらを見てるし、何があったんだろ)
さやか(ほむらはよくわかってないみたいだし、ほむらが何かしたとも思えないし……)
―授業中―
まどか「……」ポケー
さやか「おーいまどかー」
まどか「……」ポケー
さやか「まーどーかー」ユサユサ
まどか「え、な、何?」
さやか「ずっとほむらを見つめてどうしたの?」
まどか「え?な、なんでもないよ」
さやか「そうは見えないんだけど……」
まどか「べ、別に本当に何も無いよ、ほ、ほら授業中だからちゃんと話聞かないと」
さやか「うーん……いったい何が……」
―昼休み―
さやか「というわけで」
マミ「鹿目さんが自分の想いに気がついたとかじゃないのかしら?」
さやか「確かにそんな感じなんですけど、原因がきになるじゃないですか」
マミ「原因なんて暁美さんぐらいでしょう?」
さやか「そうなんですけどほむらが見に覚えがない感じで……」
マミ「気になるところだけど、今日のあれはどうするの?」
さやか「うーん……まどかが意識してるならこのまま一気に行ける可能性もありますし」
マミ「そう、じゃあ準備しておかないとね」
さやか「そうですね」
―放課後―
まどか「……」ジィー
ほむら「まどか?」
まどか「え?あ、何?」
ほむら「今日はずっとぼんやりしていたみたいだけど、やっぱり熱とかがあったの?」
まどか「な、ないよ!」
ほむら「食欲はちゃんとある?」
まどか「う、うん!お弁当もちゃんと食べれたし」
ほむら「無理しちゃ駄目よ?あなたが倒れたら皆心配するわ」
まどか「大げさだよほむらちゃん」
ほむら「そんな事ない、だから、ちゃんと何かあったなら教えてね?」
まどか「う、うん///」
―まどホーム―
まどか「ね、ねぇほむらちゃん」
ほむら「何?」
まどか「そ、その……」
ほむら「やっぱり体調が悪いの?」
まどか「えと……」
ほむら「?」
まどか「ほむらちゃんってその……す、好きな人とかいる?」
ほむら「え!!」
まどか「だ、だからその……好きな人……」
ほむら「と、突然どうしたの?」
まどか「え、えと……気になって……」
ほむら「……いるわよ」
まどか「え?」
ほむら「好きな人なら……いるわ」
まどか「どんな人とかって聞いてもいい?」
ほむら「そ、それは勘弁してもらえないかしら……」
ほむら「さ、さすがにその……言えないわ」
まどか「そ、そうだよね、ごめんねほむらちゃん」
ほむら「え、えぇ……気にしないで」
まどか(普通に考えれば同性だし、やっぱり友達としてだよね……)
まどか(なんでだろう……すごく残念というか……なんだか変な感じ……)
ほむら「じゃ、じゃあ私は夕飯の準備をするわね!」
まどか「あ、う、うん……」
ほむら「な、なんだがまどかは疲れてるみたいだし、部屋でゆっくり休むといいわ」
まどか「そ、そうだね、そうさせてもらうね」
まどか「朝からずっと意識しちゃってるよ……」
まどか「昨日までそんな事なかったのに……」
まどか「へ、変な子に思われてないかな」
まどか「顔とかも赤くなって変になってないかな」
まどか「ほむらちゃんには心配かけちゃうし……」
まどか「でも他のこと考えようと思っても気がついたらほむらちゃんの事考えちゃってるし……」
まどか「どうしたらいいんだろう……」
まどか「とにかくほむらちゃんに変なこと聞いてごめんねって一度謝ろう……」
まどか「ほむらちゃん、さっきはその……ごめんね」
ほむら「え?」
まどか「わわ!ほむらちゃん、指きってるよ!」
ほむら「あ、ほ、本当だわ」
まどか「手当しないと!」
ほむら「あ、こ、こんなの魔法で」
すまん、まともに考えれてないみたいなんで寝てきます
.....::::::::::──:::::..........
. /:::::::::::::::::::/::::::::::____:::\
/:::::::::::::::::::::::::;ィホ孑"⌒ ̄¨ミメヘ
/::::::::::::::::::::::::::/:::::::/;ィ :::/ ::::::::!::::::::::':,
,'::::::::::::|:::::::::::::::| ::::/:/ |:::/ |::::::/|::::::::::::::::.
. '::::::::::::::|:::::::::::::::|:::/:/ `|人|:;' |::ト;:::::::::: l
| ::::::::::: |:::::::::::::::l/行テメ、 レ′ |;斗v::| :::|
| ::::::::;Ⅵ:::::::::::::::! ,,,,,, ヒリ j:::::|
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/::::::/⌒ヽ- ヘ:::::::::|  ̄テメx;;_ :::::/|:::::::::::::::|
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. ノ" ! Ⅵ `マI⌒`゙|リ|:::::::/
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/:::::::::::X \ ノ 人 /| i| Ⅵノ j∧
/::::::::::::〈 ヽ/ `´ | i| | i|/ \ヽ、
/::::::::::::::::::} | 丿 | i| | i| i }
r-‐、 ,ィ=┐
_,.-l::トミ:\// 斗.-―-..._
-=二__: :}:}: : ヾ}''": : : : : : : : : : : `ヽ、 __
/: :ノノ:/: : : : : : : :/: : : : : : : : :ミ=- 〃~》
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/: /: : :/:{: : : : / : : / : : /:/ : : : / : : : ∧ヽ,,x彡'
/:/: : :/i: : :i : : !: : :斗-/!:{ : : : /i: : : : : :ハ〃、
,:'/i : //{: ヘl: : :i: : :// i/i: : : / ト、:/ : } : }: :ト\
/ i 〈/: i{ i : : iィ { i: :/ j: ∧ :/: ノi: :i
i: : /:弋 i:l: : }iィ=ミ }/ レ : :/i :/l::|: }
}ノ {: リ`ii: : j!,,,,, =ミノイ: :i/: L| j!
∨ λ: リ、 r- 、' ,,,,/ : {: ト、 : : リ
,,_Y ノ}ヽ、 ー .......-‐<:i: :∧{ ヽ /
/{{''"´ ノ { `ーrァ、_ j/ ソ
j! {弋゙辷ヽ __r‐f/.: .: ヽ
λ }.: {トミト-にフ斗'".: .∧.: {
ノ.: `j.: .: }i ii 不、ii i{.: .: ゙、.: .:\
弋.: .:i.: .: {i /∧ }ll i) .: .: .}: .: .: 〉
まどか「そ、そうだったね……魔法で治せたね」
ほむら「え、えぇ……心配させてごめんね」
まどか「でも、気を付けないと駄目だよ?」
ほむら「ちょっと考え事をしていて……」
まどか「考え事?」
ほむら「えぇ、少しね」
まどか「でも、包丁握りながらは危ないから駄目だよ?」
ほむら「えぇ、そうね……」
まどか「もしかして……私が変なこと聞いたからかな?」
ほむら「え、あ、その……」
まどか「やっぱり……ごめんねほむらちゃん……」
ほむら「何を言ってるの、私が勝手に気にしてただけよ、気にしないで」
まどか「うん……」
―――――
―――
まどか「ごちそうさま……」
ほむら「お粗末さま」
まどか「はぁ……」
ほむら「……まどかお嬢様」
まどか「え?」
ほむら「そうやって辛そうにされたほうが失敗したメイドにとって悲しいわ」ギュゥ
まどか「わぷっ……」
ほむら「だから……気にしないで?」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら(慰めようと思って抱きしめたけど……さっき聞かれた事のせいで余計に意識しちゃう)
まどか(わ、わわわわほ、ほむらちゃんが近い)
ピンポーン
ほむら「だ、誰かきたわね!」
まどか「そ、そうだね!」
ほむら「わ、私が出るわ!」
まどか「い、いいよ私が出るよ!」
グラッ
ほむら「あ、きゃっ」
まどか「わわ!」
ほむら「痛た……大丈夫?」
まどか「う、うん///」
ほむらちゃん大好き♡
__ /ヽ
|\\/ / ∨ ̄|
. ┌―- .._ _,.-┴┴r' {´{_ マ| |
/゙\ | ⌒ヽ、`≦ミx、_..-‐===‐- .._〕| |
| |\ヽ ! )、 / ´ ` ヾメ、_____
| | _> ><二¨~! / \ ー――~′
| レ′ ヾ 、 } }' ; '. \ ヽ\_
!イ トミ、 〈〈 λ iⅰ ヽ :. (⌒
// / ヘ、\! ! j / 从 |卞、 i i \
//| ′ |\|/ |八,// 丶 ハjx<、|ヘ |ノ\ヽ
// j/ } |i |1 |/ヽ_{_ jハ/イ 7}ljノ } | )′
/ / / i || |! lγ⌒ヌ″ { Ч| j ハ _
 ̄´ ′' ハ j |Ll ム |{ j´゛Ч ゞ '! ノイ , ⌒ヽ´ ヽ
//| ′ ハ ト、/y^、 '乂ゞ'ノ 、//} | { }
/ 八 { / }! \ー\ 、 /// 人 | ゛ ′
\ / ノ  ̄`メ\ ゙、 ー‐ ´ / )ノ \ /
У ァ―- .,_ノ``\ ー――‐<⌒`ヽ´ `´
/ ヽ, \ ̄}「//`Y \ (⌒⌒)
/ マ「 ̄ヽム/´ | 丶 `Y´
. / j! { ヽ‐ | )
/ -―√ニヽ ゝノ λ /
( /ァ―x| ァ― 、\rく>ー' ‐- 、 〈
ゝ ,γ/ ,ヘУ⌒ヽ ヽ ̄ヾ ̄ ̄ ̄ `~、
/ /( 人 人 } } ヽ
//{ \ _`_Y_´_,,...ノ..,,_ノ_ ノ
〃 乂 `~´ /  ̄ ̄ ´
{ ヽ/ノ .′
人 //
ー ´/
ガチャ
さやか「でてこないなら開けちゃうぞー」
さやか「美樹宅配便でー……」
マミ「あら……」
杏子「あーあ……タイミング悪いな……」
さやか「せーの」
3人「お邪魔しました!」
バタン
ほむら「ちょ、ちょっと待ちなさいあなた達!」
/: : : : : |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
: : : : : : : |: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : :ヽ
: : : : : : : : : {: : : : : : : : ヽ: : : : : : : : : :ヽ: : ヘ
/: : : : : : : :{: :ハ: : : : ヽ: : : ヽ: : : : : : :ヽ: : ヘ : ハ
. /: : : : : : : : |::,' ': {: : : |: : : : ',ヽ: : ヽ:',: :!: : : }7 ハ
: : : : |: : /:/!:{ ',: !: : :',ヽ: : : ', \: :',:ヽ|: : : :}7:} }
|: : : : |: : |/ |::| ,!ヽ: :', \: }_,ィ_ヽ}、::| : : : |::: :|ゝ
|: : : : {: : | ≧ミ_,{ \{ `¨Vイ:c、ヽヽ|: : |: :!::: :|\
. /: : :!: ヘ: :', 〃r'c、` ゛ {:i:::::ハ |: : |: :|:::: :!
/, イ: ト、:ト、{'{:i::i::} 弋_少 |: :,'|: :|::::: |
〃ヽ/ |: : ヘ: :',\ 弋少 /i/ハヽ |: :,:: : }:::::|:!
{ V |: : ::::\ヽ、/i/ハ ' |: ,::: :,i::/!リ
ヘ ヽ、、: ::::::人` __. - ≦} イ:,!:: /|/ |′
ゝ、 `ヽ、::l::{:> . ゝ _ ノ イリ!ハ://
ノ、 ヽー ヒ‐-、::::::Vヽ> . _ . イハル′///
// } } r―‐ ヽ }ヽ7 \ `ー _ イ /、
.( .〈 | ヽ ー- __レ }`丶、 //_ イ `}ヽー-- 、
ヽ ヽ )ヽ_ )ー´ / ヘ:::::::::ヽ、_//, -‐――' '-, / ハ
ヽ _)、\_ / ヘ::::::::::y':::::}_::::::::::::::::::::/ / |
さやか「いやーだってまさか玄関で押し倒してるなんて……」
マミ「えぇ、いいところで邪魔してしまって申し訳ないと思ったわ」
ほむら「そ、そうじゃなくてあれはたまたまで!」
まどか「そ、そうだよ!」
さやか「今朝はまどかだけだったのにほむらもなんか様子が変になってません」ボソ
マミ「そうね、順調に進んでいるのかも」ボソ
ほむら「き、聞いてるの!」
さやか「あーはいはい聞いてる聞いてる」
杏子「で、どうするんだよ」
さやか「うーん……」
>>582
prpr
ほむら「ちょっとさやか」
さやか「まぁまぁ、ほむら、このジュースでも飲んで落ち着いて」
ほむら「え?え、えぇ、ありがとう……」
ほむら「……飲んだことがない味ね……」
さやか「苦手な味だった?」
ほむら「そんな事はないけど……これは何?」
マミ「ただのジュースよ、はい、もう一杯」
ほむら「?」
まどか「ジュースをわざわざ持ってきたの?」
杏子「あぁ、まぁそんなところだよ」
ほむら「……」
さやか「じゃあこの辺で」
マミ「またね、二人共」
杏子「普通に帰るんだな……それじゃあな」
まどか「あ、うん……何しにきたんだろう……」
ほむら「……」ポケー
まどか「ほむらちゃん?どうしたの?」
ほむら「まろかぁ……」ギュゥ
まどか「え?え!?」
まどか「お酒の匂い!」
ほむら「えへへ、まろかぁ……」
さやか「思った以上に弱かったですね」
マミ「あんなに弱いなんて思わなかったわね」
杏子「あの程度じゃ普通ほろよいがいいところだと思うけどな」
さやか「ちょっと酔わせて口でも滑らせたらって思ったんだけど……」
マミ「元々の予定通りではないけど、暁美さんを酔わせるという目的は達成できたわね」
さやか「まぁ、後はまどか次第ですかね」
マミ「でも、鹿目さんだけ残して大丈夫かしら」
さやか「まどかの母親がよく酔って帰ってくるらしいので大丈夫ですよ……多分」
杏子「多分かよ……」
まどか「ほら、ソファで横になって?」
ほむら「んー……」
まどか「もう、さやかちゃんもイタズラにしてはひどいよ……」
まどか「マミさんや杏子ちゃんも止めてくれたらよかったのに……」
まどか(でも皆普段こんな事しないし何か理由があったのかな……)
まどか「今お水持ってくるね?」
ほむら「ん……」ギュ
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「行っちゃやだ……」ボソ
まどか「え?」
ほむら「そばに居てほしいの……」
まどか「え、えと///」
ほむら「寒い……」
まどか「あ、じゃあタオルケット持ってくるね」
ほむら「そばに居てくれないといや……」ギュ
まどか「え、えと……でもどうしたら……」
ほむら「まろかが添い寝してくれたら温かそう……」
まどか「え?で、でも……えと……じゃあ……横になるね」
ほむら「まろか温かい……」ギュゥ
まどか「う、うん」
まどか(ど、どうしようどうしよう)
ほむら「えへへ、幸せ……」
ほむら「まどか良い匂い……」
まどか「ま、まだお風呂入ってないから嗅がないでよぉ……」
ほむら「大好き……」
まどか「え?」
ほむら「まろか大好き」
チュッ
まどか「!!」
ほむら「えへへ、おでこにちゅー」
まどか(ほ、ほむらちゃんがき、キス……わわわわ///)
ほむら「すぅ……すぅ……」
まどか「ね、寝ちゃった?」
まどか(離してもらえないしドキドキする///)
まどか(ほむらちゃんの寝顔……)
まどか(肌が白くて、まつげも長い、とっても綺麗……)
まどか(この唇がさっき私に……って何考えてるんだろう私)
ほむら「すぅ……すぅ……」
まどか「……」スッ
まどか(ほむらちゃんのほっぺ……柔らかい……)
ほむら「すぅ……すぅ……」
まどか(昨日までと同じぐらいの距離なのにすごく近く感じる///)
まどか(あ、あれ?私ってお風呂でほむらちゃんに抱きついたり……)
まどか(あ、あわわわわな、なんで私あの時はあんな事……恥ずかしくなってきた///)
ほむら「ん……まろかぁ……」ギュゥ
まどか「てへへ、でもそれ以上にやっぱり嬉しいや///」ナデナデ
すまんそろそろ用事行ってくる
\ ヽ | / /
\ ヽ | / /
\ ヽ | / /
殺 伐 と し た ス レ に 救 世 主 の キ ュ ゥ べ え が ! !
\ r、 、 / /
‐、、 \. i .ヘ .\ __ _, .- '.l ./ _,,-''
`-、、 l_,- > '~ ~ ''-.< ./l _,,-''
`-、、 / i /,/ _,,-''
`' / ./ ● ヘ ',
/ ., ● }:l <諦めたらそれまでだよ!
───────‐ / .|, しν ノ.| ─────────‐
. -i'\ | '- ,_ ノ i
.>\  ̄ ̄''),_ /~' ー--.t-‐‐i'~ l,,__
_,,-''・::: :  ̄ ̄j'--k' ., ,. ..i ∠.|__,,,ヽノ} `-、、
_,,-'' フ::・:,:: :: ::/ / l .| i i:|:L..,,______,,,..ノ `-、、
'--'' ヘ・/ i' | |. l l:|' νヘ:・
ホッシュ
新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
これも参考に
ver 0.0.9 -2 #51
非公式保守間隔表
00:00-01:00 12分以内
01:00-02:00 18分以内
02:00-03:00 28分以内
03:00-04:00 30分以内
04:00-05:00 34分以内
05:00-06:00 38分以内
06:00-07:00 43分以内
(07:00-09:00 52分以内)
(09:00-11:00 17分以内)
11:00-12:00 25分以内
12:00-13:00 29分以内
(13:00-14:00 20分以内)
(14:00-16:00 27分以内)
16:00-17:00 28分以内
17:00-18:00 23分以内
18:00-19:00 14分以内
(19:00-20:00 17分以内)
20:00-22:00 12分以内
(22:00-00:00 10分以内)
この前のやつだが最新かどうかはわからん
新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
ち
く
し
ょ
ぉ
ぉ
ぉ
ぉ
ぉ
ォ
ォ
ヽ\ //
_, ,_ 。
゚ (`Д´)っ ゚
(っノ
`J
ほむほむのおっぱいほむほむ
帰宅
―深夜―
ほむら「ん……」
まどか「すぅ……すぅ……」
ほむら「あれ、私……どうしてこんな所で寝て……」
ほむら「まどかも寝てるし……」
ほむら「確かさやか達がきて……思い出せない……」
ほむら「とにかくこんな所で寝ていては風邪を引いてしまうわね、まどかを布団に移動させないと」
キター!
ほむら「……」
まどか「すぅ……すぅ……」
ほむら「これはあくまで皺とか寝苦しさの問題……やましい気持ちじゃない……」
まどか「すぅ……すぅ……」
ほむら「起こさないように……」
スルスル
まどか「すぅ……すぅ……」
ほむら「これでスカートはいいわね……あとは……ブラだけど……」
ほむら「……」
スルスル
まどか「すぅ……すぅ……」
ほむら「なんとかとれたわね……」
ほむら(服がはだけたまどか……って何考えてるのよ私は……)
ほむら「それにしてもなんだかからだが気だるい感じがする……」
ほむら「洗濯物だけ片付けてもう一度眠ろうかしら……」
>>664は分かっていないほむほむはちっぱいだ
即ちほむほむちっぱいほむほむになるわけだ
―朝―
ほむら「ん……」
まどか「……」ジィー
ほむら「……どうしたのまどか?」
まどか「え?あ、おはようほむらちゃん」
ほむら「えぇ、おはようまどか」
ほむら「最近私より起きるのが早くなっているけど、もしかして私の寝相って悪いのかしら……」
まどか「え?そ、そんな事ないよ」
ほむら「だといいけど……ところで、昨日」
まどか「!!」
ほむら「さやかが来てからの記憶がないのだけど……」
まどか「え?」
ほむら「気がついたらリビングの方で寝ていたみたいで……」
まどか「そ、そうなんだ///」
ンヌフwwwwwwwコポォwwwwwwwwwwww
ほむら「何かあったのかしら?」
まどか「な、何も無かったよ!」
ほむら「そう?でもあなたも制服のままだったし……」
まどか「あ、そういえば……どうして私の部屋に」
ほむら「ごめんなさい、勝手に運ばせてもらったわ」
ほむら「あとスカートは皺になるから……ブラも寝苦しいかと思って外させてもらったわ」
まどか「え!?」
ほむら「まずかったかしら?」
まどか「そ、そんな事ないけど……」
ほむら「ならいいけど……」
まどか(も、もっとちゃんとしたブラをつけてたらよかったよ……)
まどか(って、いま思ったら私の下着も洗濯で見られてる!)
ブラしてたら寝苦しいとかおっぱいがついてないほむらに関係あるの?
>>692
大胸筋強制サポーターだから誰が付けてもおかしくないんだよ?
ほむら「まどか?顔が赤いわよ?」
まどか「な、なんでもないよ!」
ほむら「そう?」
まどか(い、今更洗濯はしなくていいなんて言えないし……)
ほむら「まどか?」
まどか(と、というかお風呂で裸も……)
ほむら「まどか?」
まどか「え、な、何」
ほむら「起きないの?」
まどか「お、起きるよ!うん!」
―通学路―
ほむら「雨の日は憂鬱になるわね」
さやか「確かに、学校に来るの面倒だよね」
仁美「そうですわね」
まどか「……」ポケー
さやか「……あー……まどかはなにがあったの?」
ほむら「わからないけど、熱もないし、体調が悪いわけでもないらしくて……」
さやか「いつからこんな感じになってたのさ」
ほむら「朝起きてからかしら……昨日なにがあったか聞いたら」
さやか「え?昨日の事覚えてないの?」
ほむら「あなたがきたあたりまでは覚えているのだけど、何かした?」
さやか「え?な、何もしてないって」
ほむら「なんで記憶がないのかしら……起きたらまどかと抱き合って寝ているし……」
さやか(原因は絶対それだよ!)
さやか(こりゃまどかに直接聞くかな)
―学校 休み時間―
さやか「あーまどか、ちょっと体調が悪いから保健室つれてってくれない?」
まどか「え!大丈夫さやかちゃん、今連れてくね」
さやか「悪いね、まどか」
まどか「あれ?保健室はこっちじゃないよ?」
さやか「さてと……まどか、昨日何があったの?」
まどか「え!?」
さやか「ほむらが気がついたらまどかと抱き合って寝てたって言ってたけど、まさか……」
まどか「ち、違うよ!酔ったほむらちゃんが大好きっておでこにキスしてきただけで……あ!」
さやか「なるほどね」
まどか「あぅ///」
さやか「まどかはほむらをどう思ってる?」
まどか「私は、ほむらちゃんのこと、大好き……だよ?」
さやか「友達としてじゃなくてだよ?」
まどか「え!!」
さやか「ほれほれ、どうなのさ」
まどか「それは……その///」
さやか「ぷっ……本当に隠し事ができないねまどかは、よーくわかったよ」
まどか「え!?そ、そんな、ほ、ほむらちゃんは女の子だし」
さやか「あーはいはい、そんな事言ってる時点でもうバレバレだね」
まどか「あ!うぅ///」
さやか「予想通り、そういう相手として少し意識したらすぐだったね」
まどか「え?」
さやか「忘れたの?まどかの家にほむらを運んだのは私だよ?」
さやか「まどかは私の手の上で踊るのだ―」
さやか「まぁ当然一人になったまどかが心配だったから無理やり送り込んだっていうのはあるけど」
まどか「こ、こんな気持ち気がついちゃったらほむらちゃんにまた迷惑かけちゃうよ……さやかちゃんのばかぁ……」
さやか「え?迷惑?」
まどか「だ、だって女の子が女の子に告白しても迷惑……」
さやか「もしかして、ほむらの好きな人が誰かってわかってない?」
まどか「え?ほむらちゃんに好きな人がいるのは知ってるけど……」
さやか「大好きって言われたんでしょ?」
まどか「で、でも友達としての大好きって意味だと思うし」
さやか「キスなんて本当に好きな相手にしかするわけないじゃん」
まどか「で、でも……」
さやか「よーしじゃあまどかに一ついいことを教えてあげよう」
まどか「良い事?」
さやか「まどかの今の状況は告白すれば100%実る恋でも告白しなければ100%実らない恋って感じかな」
さやか「二人の進展は感じられたし、そろそろ戻りますかねっと」
まどか「あ、待ってよさやかちゃん」
/\___/\
/ ⌒ ⌒ ::: \
| (●), 、(●)、 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, | < はやく
| ト‐=‐ァ' .::::| \_____
\ `ニニ´ .:::/
/`ー‐--‐‐―´´\
―放課後―
さやか「いやー雨やまないねー」
まどか「でも傘あるし」
マミ「まぁ、奇遇ねあなた達」
ほむら「何その棒読み……」
マミ「私、傘を忘れてしまったのよ」
ほむら「鞄から折り畳み傘が見えてるわよ?」
さやか「それは大変ですね!でも、私も自分の分しか傘もってませんし」
さやか「そうだ!ほむらとまどかは一緒の家に帰るから1本貸してくれるんじゃありませんか?」
マミ「まぁ、美樹さんは頭がいいわね、じゃあ傘を貸してもらってもいいかしら鹿目さん」
まどか「え?あ、ど、どうぞ」
マミ「それじゃあね、二人共、傘は次にあったときにでも返すわね」
さやか「えぇそれではまた」
ほむら「……」
二人じゃねぇ三人だ!
さやか「おっと今日は大切な用事があった!」
まどか「え?」
さやか「悪いけど先に帰ってて、あとまどか」
まどか「何?」
さやか「私もマミさんも、杏子も二人のこと応援してるから」ボソ
さやか「それじゃね」
まどか「さやかちゃん……てへへ、ありがとう」
さやか「世話が焼けるなぁ、あの二人は……」
さやか「それにしても人の恋愛ほど自分の恋愛でも積極的に動ければいいのに」
さやか「よーしゲーセン行って格ゲーで杏子ぼこってすかっとしますか!」
さやかはん、アンタのやってることもろ嫁ぎ遅れのオバハンがやっとることやで
―帰り道―
まどか「……」
ほむら「まどか、あまり離れると濡れてしまうわ」
まどか「あ、うん……」
ほむら「どうかしたの?」
まどか「え、えと……な、なんでもないよ」
ほむら「ならいいけど……」
まどか「ねぇほむらちゃん」
ほむら「何?」
まどか「ほむらちゃんはさ、好きな人に告白することってどう思う?」
ほむら「素敵なことだと思うわ」
まどか「そっか、うん、そうだよね」ギュゥ
ほむら「ま、まどか?」
まどか「てへへ、ひっつかないと濡れちゃうよね」
ほむら「?」
―まどホーム―
まどか「ほむらちゃん、お風呂先に入るね」
ほむら「えぇ、じゃあお風呂からあがるぐらいに料理ができるようにするわ」
まどか「うん!」
ほむら「今日のまどかはなんだか急いでいるような……」
ほむら「でも急ぐ意味もないし……何かすることでもあるのかしら……」
―――――
―――
まどか「じゃあ私は先に寝ちゃうね」
ほむら「え、えぇ、おやすみまどか」
まどか「うん、おやすみほむらちゃん」
ほむら「何かすることがあるわけでもなかったのかしら?」
ほむら「まぁいいわ、明日でこの生活も終わりだし……できるだけ綺麗にしておきましょう」
―早朝―
まどか「……」
ほむら「すぅ……すぅ……」
まどか「可愛いな、ほむらちゃんの寝顔……」
まどか「……」
まどか「よーし!」
>>739
むしろそのわがままさに辟易として旦那が若い女に走り、
結果離婚して「自分は被害者です慰謝料として共同経営してた店の経営権貰います」みたいなBBAがやることだぞ
単なるお節介で目茶苦茶にするだけだし、その点下手に足引っ張ってないだけこのさやかはマシ
―朝―
まどか「ほむらちゃーん」
ほむら「ん……」
まどか「朝だよー」
ほむら「まど……か?」
まどか「てへへ、おはようほむらちゃん」
ほむら「あなたどうしてメイド服を着ているの?」
まどか「今日は私がほむらちゃんの専属メイドさんだよ!」
ほむら「ごめんなさい、寝起きでよく話がわからないわ」
まどか「とにかく、今日は私がほむらちゃんのメイドさんなの」
/\___/\
/ ⌒ ⌒ ::: \
| (●), 、(●)、 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, | < はやく
| ト‐=‐ァ' .::::| \_____
\ `ニニ´ .:::/
/`ー‐--‐‐―´´\
>>758
お前に何があったか解からんがそういうのは別スレ建ててやってくれ
お前がリンクを貼り次第、そちらにも張り付いてやるからさ
まどか「朝起きたらお掃除がやることないぐらいピカピカでびっくりしちゃったよ」
ほむら「今日が最期の日だから……綺麗にしておこうと思って」
まどか「お陰で時間が余っちゃって、やることなくなっちゃった」
ほむら「そう、よかったわ」
まどか「だからほむらちゃんの寝癖とか直してあげる!」
ほむら「い、いいわよそんなの……」
まどか「そういわずにね?」
ほむら「……じゃあお願いするわ」
>>765
マジレスはいらんw
というかこんなのVIPでスレ建てするほどの話題でも無いだろwww
>>766
ほむほむ
ほむら「まどか?」
まどか「何?」
ほむら「リボンでツインテールとかにしてもあなたみたいに似合わないわよ……」
まどか「そんな事ないよ、すっごく似合ってるよほむらちゃん」
ほむら「でも……」
まどか「うーんこっちのほうが……」
ほむら「……」
まどか「結局元に戻っちゃった」
ほむら「そう……」
―通学路―
さやか「へー最終日はまどかがメイドをするんだ……できるの?」
まどか「もう!できる……と思うよ?」
さやか「自信なさそー……」
仁美「でも自分からやろうとすることは素晴らしいですわ」
ほむら「朝食はちゃんとできていて美味しかったわよ」
さやか「朝食の内容は?」
まどか「ご飯とお味噌汁とハムエッグ……」
さやか「誰でもできるじゃん!」
まどか「もう、ひどいよさやかちゃん……」
>>776
ネタをネタと(ry…だがそんなお前嫌いじゃないぜ支援
―お昼―
まどか「どうかな?」
ほむら「えぇ、美味しいわ」
まどか「よかったぁ……」
さやか「どれどれ、さやかちゃんも味見をほむらのお弁当……」
ほむら「……」
さやか「……まどかのお弁当から!」ヒョイ
まどか「あ!」
仁美「では私も」ヒョイ
まどか「仁美ちゃんまで!」
仁美「ではまどかさんは代わりに私のお弁当から何かどうぞ」
まどか「え?いいの?ありがとう!」
さやか「うーん、確かに美味しいね、あんまり得意じゃなかったはずなのに」
仁美「そうですわね」
まどか「てへへ、練習したからね」
―放課後―
ほむら「こうして考えるとあっという間だったわ……」
ほむら「この1週間、まどかの家に泊まって家事をして……」
まどか「そうだね、でもほむらちゃんが来てくれなかったらすごく長い一週間だったと思う」
ほむら「え?」
まどか「家に帰っても誰もいない、いただきますって一緒に言う人がいない……」
まどか「考えてみると私じゃ寂しくて耐えられないかもしれないって思ったの」
ほむら「ふふっそう言ってもらえると拉致された甲斐があったわ」
まどか「てへへ」
ほむら「そういえばご家族の方はどれぐらいの時間に帰ってくるのかしら?」
まどか「えっと明日のお昼ぐらいかな?」
ほむら「そう、わかったわ」
ウェヒヒもてぃひひも中毒性があるから困る
―まどホーム―
ほむら「ごちそうさまでした」
まどか「お粗末さまでした」
まどか「料理も結局ほむらちゃんにも手伝ってもらっちゃったね……」
ほむら「昨日までだってあなたは私を手伝っていたじゃない、それに私はサポートしただけだったわ」
まどか「お夕飯も食べて、後はお風呂に入って眠っちゃうだけで、ほむらちゃんとのこの生活も終わりだね」
ほむら「そうね……」
まどか「普段からほむらちゃんの事見てたのに、この一週間でほむらちゃんの知らなかった事もいっぱい知れたよ」
ほむら「それがいい所ばかりだと幸いだけど」
まどか「いいところばっかりだったよほむらちゃん」
ほむら「そう、よかったわ」
まどか「それに、自分で気がついてなかった自分の想いにも気がつけた……」
ほむら「自分の感情に気が付かないなんて事があるのかしら?」
まどか「うーん、普通おかしいかなって感じるとそういう事もあるみたいだよ?」
ほむら「そう、それで……どんな想いに気がついたのかしら?」
まどか「うーん、その前に一つ聞いてもいいかな?」
ほむら「何?」
まどか「私が今日はメイドってことだから、ほむらちゃんにお願いする権ってもらえるかな?」
まどか「結局手伝ってもらってたから無理にとは言えないけど……」
ほむら「いいわよ、何でも言って」
まどか「てへへ、ありがとうほむらちゃん」
まどか「てへへ、さやかちゃんにちょっとした仕返ししちゃおっと」
ほむら「さやかに?」
まどか「うん、100%ありえないって言われた事をおこしてみたいなって」
まどか「お願い、ほむらちゃんは私のことをどうおもってくれてるのか正直に教えてほしいの」
ほむら「え?」
まどか「私のこと……どう思ってる?」
ほむら「た、大切で大好きな友達よ?」
まどか「……本当に?」
ほむら「……」
ほむら「こんなのおかしいとわかっているけど……私は……あなたが……好きよ……友達としてじゃなくて本当に大好き……」
ほむら「そんな事を聞きたがるってことは知らぬ間にあなたを変な目で見ていて変におもわれたのかしら、ごめんなさい……」
まどか「ううん、変になんて全然思ってないよ、それに、ほむらちゃんがおかしかったら私もおかしいもん」
チュッ
ほむら「え?いま、おでこに……」
まどか「てへへ、ほむらちゃんが酔っ払っちゃった時の仕返しだよ」
ほむら「え?あ、え?」
まどか「あ、そっか、覚えてないんだよねほむらちゃんは」
ほむら「な、何を?というかあなた……え?」
まどか「ほむらちゃんが思い出せない時間って、さやかちゃんがほむらちゃんにお酒を飲ませたの」
まどか「それで酔っ払っちゃったほむらちゃんが私にキスして大好きって」
ほむら「……」グイ
まどか「ほっぺつまんでも夢じゃないよ?」
ほむら「じゃ、じゃあ……」
まどか「私は、ほむらちゃんが好き、ううん、大好きだよ」
ほむら「や、やっぱり夢……」
まどか「ん……」チュ
ほむら「んむ!」
まどか「これで、夢じゃないって信じられたかな///」
ほむら「え、えぇ///」
まどか「あ、あの……」
ほむら「な、何?」
まどか「こ、恋人になれたって事でいいのかな?」
ほむら「あ、あなたがいいなら……」
まどか「う、うん///」
ほむら「あ、お、お風呂いれてくるわね」
まどか「あ、きょ、今日は私がメイドさんだから……」
ほむら「い、いえ……あ、じゃ、じゃあ私がお風呂をいれてくるからここにいて、それがお、お願いよ」
まどか「あ、う、うん……」
ほむら「や、やっぱり顔が真っ赤///」
ほむら「まさか最終日にこんな事になるなんて……」
ほむら「水で顔を洗えば冷えて真っ赤なのもなんとかなるかしら……」
ほむら「さっき私の唇にまどかの……」
ほむら「もっと顔が赤くなっちゃうから想像しちゃ駄目よ私」
まどか「い、いざ恋人になってもな、何したらいいんだろう…・・」
まどか「余計に意識しちゃってまともに喋れないよ……」
まどか「い、勢いで……き、キスしちゃったし///」
まどか「私の唇とほむらちゃんの唇……ってわわわわわ!」
ほむら「あ、えっと……時間がたてばお風呂わくとおもうから」
まどか「あ、うん……」
ほむら「……」
まどか「……」
ほむら「その……」
まどか「あ、うん……」
ほむら「さっき、想いに気がついたと言っていたけど……」
ほむら「その想いに思い当たるフシはあったってこと?」
まどか「その……知らない間にほむらちゃんを目で追ってることが多くて……」
まどか「ほ、他にも、私のベッドの下の箱の中にね、ノートがあるんだけど……」
ほむら「ノート?」
まどか「うん、授業中とかにほむらちゃんを眺めてほむらちゃんをよく絵にかいてたんだ」
ほむら「そう……」
まどか「ほ、他にも……今思うとそういう事だったんだって自分の行動がいっぱいあって……てへへ」
ほむら「それが原因で部屋は掃除しなくていいって言ってたの?」
まどか「それも原因のひとつだけど……」
まどか(他にも必殺技ノートとか、落書きノートとか、自分の魔法少女の設定ノートとかみられたくないものが……)
まどか「ほ、他は聞かないで欲しいかなって///」
ほむら「ふふっ他にも何か恥ずかしい隠し物があるのね」
まどか「うぅ///」
ほむら「……」
まどか「……」
ほむら「そ、そろそろお風呂が沸きそうね」
まどか「そ、そうだね」
ほむら「その……一緒に入る?」
まどか「え、えと……うん」
まどか「……」
ほむら「……」
まどか「あ、温かいね」
ほむら「え、えぇ……」
ほむら「ね、ねぇまどか」
まどか「な、何?」
ほむら「お願いを使ってもいいかしら?」
まどか「う、うん、ななんでも……」
まどか(お、お風呂でお願いってなんだろう……え、も、もしかして!!でもまだ心の準備も……)
ほむら「その……あなたを抱きしめてもいいかしら?」
まどか「え?」
ほむら「いつもあなたとお風呂に入ると抱きしめてくれてたから……」
まどか「あ、う、うん」
まどか(何変なこと考えてるんだろう私///)
ほむら「じゃ、じゃあ、だ、抱きしめるわね」ギュゥ
―――――
―――
まどか「電気消すね?」
ほむら「えぇ……」
ほむら「……少し前までと同じように抱きしめあって寝ているのに、すごく幸せ……」
まどか「うん、私もだよ」
ほむら「私なんかがこんなに幸せでいいのかしら……」
まどか「ほむらちゃんが幸せになっちゃいけないなんてルールがあったら私はQBと契約しちゃうよ」
ほむら「ふふっちょっと向こうを向いてもらえるかしら?これもお願いよ」
まどか「そんな事でいいの?こうかな?」クル
ほむら「えぇ、それでいいわ、ありがとう」ギュゥ
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「お願いは6回分、頼って欲しい、耳かきしてほしい、リビングにいてほしい、抱きしめさせて欲しい、向こうを向いて欲しい」
ほむら「あと1回私はお願いできるわよね……」
まどか「え?あ、そうだね」
ほむら「今からしばらくこっちを向かないで」
まどか「え?」
ほむら「嬉し泣きしそうだから泣き顔を見られたくないのよ」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「……グス……」ギュゥ
まどか「ごめんねほむらちゃん、2つのお願いは私には叶えられないや」クル
ほむら「え?」
まどか「だって恋人の私はほむらちゃんのいろんな表情が見たいもん」
ほむら「もう、約束が違うじゃない……グス……」
まどか「……」ペロ
ほむら「ひゃ……」
まどか「ほむらちゃんの涙、しょっぱいや」
ほむら「な、涙はそういうものよ」
まどか「てへへ、そうだね」
まどか「ん……」チュッ
ほむら「んむ!」
まどか「てへへ、今日だけでファーストキスから3回もキスしちゃった」
ほむら「もう……」
まどか「だってほむらちゃんが大好きだもん」
ほむら「ん……」チュッ
まどか「んむ……」
ほむら「お返しよ、私だってまどかが大好きだもの」
まどか「てへへ」
ほむら「ふふっ」
まどか「ね、ほむらちゃん」
ほむら「何?」
まどか「おやすみのキスしてほしいな」
ほむら「えぇ、頼まれなくてもするつもりだったもの」
チュッ
まどか「てへへ、おやすみほむらちゃん」
ほむら「おやすみまどか」
―朝―
まどか「おはようほむらちゃん」
ほむら「ん……おはようまどか」
まどか「って今日は学校ないし急ぐことないよね」
ほむら「たしかにそうね」
まどか「じゃあもう少し布団の中にいよっか」
ほむら「でも今日ご家族の方々が帰ってくるでしょう?お掃除とか……それに朝食も」
まどか「お掃除は普段からしてたから大丈夫だよ、朝食もあとで一緒に作って食べよ?」
ほむら「あなたがいいならいいけど……」
まどか「今は朝食よりもほむらちゃんだもん」ギュゥ
ほむら「あら、今だけなんて残念ね」
まどか「じゃあずっとだよ!」
ほむら「ふふっ嬉しいわ」
―――――
―――
ほむら「そろそろ私は帰るわね」
まどか「あ、そっか……そうだよね……」
ほむら「そんなに残念そうにしなくても……」
まどか「だって……」
ほむら「呼んでくれたらいつだって駆けつけるから……ね?」
まどか「うん……」
ほむら「ん……」チュッ
まどか「んむ……」
まどか(あ、あれ?このキスって……)
ほむら「んちゅ……んむ……ぷは……」
まどか「ほ、ほむらちゃ……」
ほむら「ちょ、ちょっと私にははやかったわね///や、やってみたものの恥ずかしいわ///」
ほむら「ま、またね、まどか///」
まどか「う、うん///」
―魔女結界―
魔女「ぎゃああああああああぁぁぁぁ……」
ほむら「これで終わりっと……魔女退治も久しぶりな気がするわね……」
杏子「まぁ腕が鈍ってるってこともなかったし安心しな」
ほむら「そう、それでさやかとマミは?」
杏子「なんか用事だとさ、まぁ私一人でも問題ないしな」
ほむら「いろんな用事をすっぽかしてでも魔女を優先しそうなマミがいないなんて珍しいわね」
杏子「まぁなんでもいいや、私もなんか頼まれてる買い物があるからもういくよ」
ほむら「買い物?」
杏子「さやかに言われたんだよ」
ほむら「手伝ったほうがいいかしら?」
杏子「大した量でもないしいいよ、久しぶりの自分の家だろ?ゆっくり休んだらどうだい」
ほむら「そうね、そうさせてもらうわ」
―ほむホーム―
ほむら「ただいま……ってだれもいないけど……」
ほむら「掃除でもして時間でも潰しましょう……」
―――――
―――
ほむら「掃除も終わったし次は、食材でも買いに行こうかしら……」
ピンポーン
ほむら「……誰かしら」
ガチャ
さやか「ちわーっす美樹宅配便でーす」
ほむら「すみません新聞は間に合ってます」
パタン
さやか「ちょ、ちょっと!」ドンドン
ほむら「はぁ……あなた用事があったんじゃないの?後ろのマミも」
マミ「色々とあるのよ」
ほむら「で、何のよう?」
さやか「おとどけものでーす」
ほむら「何を?」
さやか「まぁまぁ、じゃあマミさん運んじゃいましょう」
ほむら「あ、ちょ、ちょっと!」
さやか「これでよしっと、後は……」
杏子「お、いたいた、買ってきてやったぞ」
さやか「お、ナイスタイミング」
杏子「で、このタマゴとかはどうするんだ?」
さやか「これは、美樹宅配便利用者のほむらにサービスだよ」
ほむら「え?」
さやか「はいこれ、それじゃあ行きますかマミさん、杏子」
マミ「えぇ、そうね」
杏子「ここまできたのに即帰りかよ……」
ほむら「なんなのよこれ……」
ビリビリビリ
まどか「てへへ……」
ほむら「まどか……どうしてメイド服を着ているの?」
まどか「この土日はほむらちゃんのメイドさんになろうと思って」
ほむら「そ、そう///」
まどか「ほむらちゃん、ご飯は食べた?」
ほむら「え、まだだけど……」
まどか「じゃあ私が作ってあげる!」
ほむら「え?でもまだ何も買いに行って……」
まどか「杏子ちゃんが買ってきてくれたものがあるでしょ?」
ほむら「そういえばそうだったわね」
―――――
―――
まどか「できたよ!」
ほむら「これは、私が教えたオムライス……」
まどか「ほむらちゃん直伝のオムライス、つまりほむライスだよ!」
ほむら「まどか……」
まどか「実は昨日早起きして練習してたんだ、綺麗に包めるように」
ほむら「そうね、とても上手にできているわ」
まどか「で、最後にケチャップで」
まどか「ほ む ら ちゃ ん っと」
ほむら「ケチャップ文字?」
まどか「ハートを描いて、これで完成!」
ほむら「こう目の前で描かれるとは、恥ずかしいわね///」
ほむら「あの、まどか?」
まどか「何?」
ほむら「食べようにもスプーンがないのだけど……」
まどか「スプーンなら私が持ってるよ?」
まどか「はい、ほむらちゃんあーん」
ほむら「え?」
まどか「あーん」
ほむら「あ、あーん」
まどか「てへへ、美味しいかな?」
ほむら「……美味しい……私が作ったのよりもずっと美味しいわ」
まどか「実は帰ってきたパパにもっと美味しくする方法とか聞いたんだ、あとで教えてあげるね」
まどか「ほむらちゃん、どんどん食べてね、あーん」
ほむら「あ、あーん」
ほむら「ところでまどか」
まどか「何?」
ほむら「メイドとして土日いてくれるのはうれしいけど、私は報酬なんてだせないのだけど」
まどか「そういえば考えてなかった……でもあの時みたいに変な契約書があるわけじゃないし……」
まどか「そうだ!」
ほむら「決まったの?」
まどか「報酬はね、ほむらちゃんが私のことをすきでいてくれること!」
ほむら「ふふっ報酬にならないわね」
ほむら「まどかは土日の分でそんな報酬っていうなら私の守られなかったお願い2つも使っていいかしら?」
まどか「どんなお願い?」
ほむら「まどかが私のことをすきでいてくれることよ」
まどか「ほむらちゃん、大好きだよ」
ほむら「私も大好きよ、まどか」
終われ
いつものごとく保守させまくってごめんなさい……いつも短くしようと思うのにまとめられないから困る
それにしてももはやメイドとはなんだったのか
実はまどほむとチャイナ服をきたあんこちゃんを想像したいだけだったという
こんなものに数日付き合ってくれてありがとう、やっぱりまどほむは最高
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