ちひろ「えっ？ちょっと？」

ちひろ「…えっ？」

P「雪美、ごあいさつは？」

雪美「佐城…雪美……」

ちひろ「あっ、千川ちひろです♪」

雪美「……知ってる」

ちひろ「いや、私も知ってますけどね、あなたのこと」

ちひろ「えっと…プロデューサーさん…？」

P「なんでしょう？」

ちひろ「…ドッキリ？」

P「マジです」

ちひろ「そうですか…」

ちひろ「……」

ちひろ「えぇぇぇぇぇぇぇっ！？」

P「ほら、同じ名字じゃないですか」

P「佐城、って」

ちひろ「あなたの本名、佐城P！？」

雪美「P……ちゃんとごあいさつした……」

P「あぁ、えらいな雪美は」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ…

雪美「……えへへ」

ちひろ「……」

ちひろ「いやいや、待ってください！」

P「どうしました？」

ちひろ「娘が父親のことを呼び捨てっておかしくないですか！？」

雪美「……」

雪美「…P（パパ)」

ちひろ「そういう読み方なの！？」

雪美「ちひろ……驚いてばかり」

P「確かに俺たち、あまり似てないもんなぁ」

ちひろ「いや、似てるとか似てないとかじゃなくて…」

「みんなでなんのお話してるんですかぁ？」

ちひろ「あっ…」

雪美「…ママ」

ちひろ「……」

ちひろ「…えっ？」

菜々「ぶいっ♪」

ちひろ「……」

ちひろ「えぇぇぇぇぇぇぇっ！？」

菜々「ナナも混ぜてくださいよぉっ♪」

ちひろ「……」

ちひろ「雪美ちゃん？」

雪美「……？」

ちひろ「…ママ？」

雪美「ママ…」

ちひろ「……ナナじゃなくて？」

雪美「ナナママ……」

ちひろ「……」

菜々「キャハっ！」

ちひろ「キャハっ！じゃないですよ！！」

ちひろ「菜々さん！？あなたウサミン星人でしょ！？」

ちひろ「なんで人間の娘さんなんているんですか！？」

菜々「……」

菜々「…ウサミン星人とかキャラ作りだし」

ちひろ「簡単に自分を曲げないで！？」

ちひろ「ていうか、えっ？雪美ちゃんって10歳ですよね？」

ちひろ「菜々さん、いくつで雪美ちゃんを産んだんですか？」

菜々「17歳ですよ？」

ちひろ「…失礼ですが今、おいくつですか？」

菜々「32歳」

ちひろ「ぶっちゃけたぁ！？」

菜々「…永遠なんて無いんですよ」

ちひろ「昨日までの日々が永遠だったら良かったのに」

P「あっ、紹介が遅れました」

P「ウチの嫁の佐城菜々です」

菜々「ちなみに安部は旧姓です♪」

ちひろ「……」

ちひろ「…なんで結婚しているのにアイドル？」

P「いやだって、可愛いじゃないですかウチの嫁」

菜々「うへへ…♪Pさんったらぁ…♪」

ちひろ「うわっ、今凄いイラっときました」

雪美「私は…？…可愛い……？」

P「あぁ、もちろん雪美も可愛いよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ…

雪美「…えへへ」

ちひろ「……」

ちひろ「……はぁ」

ちひろ「（プロデューサーさんが結婚していたってだけで驚きなのに…)」

ちひろ「（まさか、こんな家族構成…)」

ちひろ「（私、これから先、この人達と今まで通りに接することが出来なさそう……)」

P「あっ、ちなみに俺の妹もアイドルとして働いてるんですけど…」

川島「妹の川島よ。わかるわね？」

ちひろ「黙れ」

おわり

ちひろさんが好きです