妹「クソニートの為に買春は辛い」 (84)
~男の部屋~
妹「お兄ちゃ~ん」
男「ん~?どうしたんだ」
妹「今月のお小遣い渡しに来たの」
男「お~、ありがたやありがたや」
妹「ねぇお兄ちゃん?いい加減働こうよぉ、もう2年もニートなんだよ」
男「ははは、こうしてお前が毎月10万も持って来てくれるんだから働く気なんて起きないさ」
妹「それはお兄ちゃんを放ったらかしにしたら死んじゃうからでしょ?(今日こそは鬼になろう…)」
男「それをお前が助けてくれてるんだろ?」
妹「だ、か、ら!!私はお兄ちゃんに働いてほし
男「ありがとな」
妹「えっ…う……」
男「お前が居なかったらお兄ちゃん、とっくの昔に死んでるんだ……お前には感謝してるよ」
妹「そ、そう……じゃ、じゃあまた」
男「おう!買春頑張れよ」
バタン
妹「………はっ!!」
妹「いやいやいや、私ったらなんでお兄ちゃんに強く当たれなかったの?!」
妹「うわぁまたやっちゃったよ私…お兄ちゃんに働いて欲しかったから説教しようと思ったのになぁ」
妹「なんでこうもお兄ちゃんに甘いのかなぁ私は……ん?」
妹「はい、シコっとランドの妹ですが」
妹「あっ、はい、はい……はい、じゃあ集合場所を…はぁ~い、じゃあね~」プチ
妹「……仕事、頑張らないとね!」
妹「私が頑張らないとお兄ちゃんが飢え死にしちゃうよ!」
妹「さってとぉ、コンビニでコンドーム買っていこっと」
~麻雀CLUB~
女子高生「……」タン
男「……(おっ、普通に良い手)」
①②④三四234678西西
男「……(とりあえずこれを切るかな)」タン①
女子高生「ロン」 ガラッ
男「!!?」
女子高生「えっと……うん、私の勝ちですね」
爺「嬢ちゃん強いねぇ」
婆「けっ!!」
女子高生「お兄さん、まだやりますか?」ニッコリ
男「……(もう4万使ってる…くそくそくそっ!)」ガタン
女子高生「へへっ、またね」
男「二度と来るかばーか!」タッタッタ
~パチンコ屋~
男「……(この台、子役は落ちるが全く付かないな)」
台「強スイカ来ました!んほおぉお!チャンスチャンスチャンスゥゥウ!」
男「……」パシパシパシ
台「んっほぉおぉお!また外れたのぉおおぉお!!」
男「ぐっ…くっ、そがぁ…ぎっ、ぐ…」
台「今度は弱チェリー来たのほおぉぉお!回してぇえ!また千円入れて欲しいのっほぉぉお!!」
男「……」パシパシパシ
台「また外れたのっほぉぉおぉぉ!!」
男「ぐぎっがっぎ…(4万ぶち込んでるのにまだ付かないのか…くっぎぎぎ)」
台「天井までもう少しだよ!」
男「……仕方ない、天井の恩師にかけるか」
台「天井間近で当選したのっほぉおぉ!」
男「ぐぅおぉぉおぉ!」
男「はぁ……もう2万しかねーよ」ズーン
男「俺、なにしてんだろ…せっかく妹からお小遣い貰ったのにその日に無くなりそうな勢いじゃねーか」
男「はぁ……2万は大切に使わせてもら……ん?」
【本番中出しファック 18000円】
店員「お兄さんお兄さん、よってかない?」
男「……」
男「可愛い子居ます?」
店員「そりゃもう、全員可愛いよ!」
男「……(スッキリするかな)」
店員「一名様ごあんな~い」
~妹の部屋~
妹「で、無くなったと」
男「はい……」
妹「残り1880円ねぇ…確か私、10万渡さなかったっけ?」
男「麻雀で可愛い女子高生にぼろ負けからのパチンコ屋で4万溶かして風俗でフィニッシュです…」
妹「……ふ~ん、私なら無料なのに風俗とか行ったんだ」
男「馬鹿言うなよ!近親相姦は犯罪だろ?!」
妹「で、その麻雀を打った女子高生とやらは私より可愛かったんだ」
男「い、妹を性的目で見れないよ…」
妹「はぁ……私がおっさんの相手してた時にお兄ちゃんは女の子とニャンニャンしてたんだ」
男「……はい」
妹「最低」
男「おぅっふ」
妹「変態」
男「みゃぁ…」
妹「屑」
男「もぅっふ…」
妹「……絶対に渡さないから、今月分のお小遣いはもう上げたんだからね」
男「だよな……分かった」ガチャ
妹「ど、どこ行くの?」
男「麻雀CLUB…1000円を100倍にしてくる」
妹「絶対無理でしょ」
男「大丈夫だ、もうあのキチガイ染みた強さの女子高生は居ないから…婆や爺相手なら勝てる」
~麻雀CLUB~
女子高生「あっ、お兄さんだ」
男「なんでまだ居るんだよ……」
女子高生「稼げる時に稼がないとね~、私の高校、麻雀部に部費出ないからこうして私が稼いでんの」
男「……ちなみに、今日は幾ら買ったんだ」
女子高生「12万だけど、なんで?」
男「1万かしてください…」
女子高生「えぇ?!ヤダよ、だってお兄さんニートなんでしょ?」
男「すぐ返すから…お願いします」
女子高生「う~ん、じゃあジュース買ってくれたら良いよ」
男「ありがたや…」
男「……」
①②②③③一二三七八九白白
女子高生「……(おっ、そろそろお兄さんが上がるね)」
爺「ふぇ~」タン①
男「!!ロ
婆「ロンじゃ!」ジャラ
男「おいババア!順番守れや!」
婆「あ~ん?歳になると耳が遠くてのぉ」
男「ば、ババア!てめぇ!!」
女子高生「ちょっ、ちょっとお兄さん!やめなってば」
男「うるせぇ!おいババア!表でやがれ!」
婆「はえ~?」
男「ババアァァアァア!!」
ヤクザ「兄ちゃん、ちょっと付き合えや」
男「へ?」
~ゴミ捨て場~
男「へばぁ…」ピクピク
女子高生「あ~あ、大丈夫?」
男「ごほっ!ごほごほっ!!」
女子高生「うわぁ、すんごい痣……だからやめなって言ったのに」
男「はぁっはぁ…じゅ、順番を守らないあいつが悪いんだろ…ぅぐっ」
女子高生「……て言うかさ」
女子高生「お兄さん、麻雀強くないでしょ?」
男「!!!」
女子高生「さっきから見てたけどさ、たまたま役が揃う時が有るけど基本適当に切ってるよね」
男「麻雀は運が8割実力1割勢い1割って言うだろ?……あいたたた」
女子高生「ダメダメ、そんなんじゃ絶対勝てないよ」
男「……うるせぇ」
女子高生「だからさ、お兄さんが良かったら私の麻雀仲間と一緒に打たない?」
男「はい?」
女子高生「だから、私の部員と一緒に打たない?」
男「……」
女子高生「お兄さん弱いからさ、部員達も喜んで打ってくれると思うよ?」
男「お、俺は弱くない…」
女子高生「……で?打つの打たないの?」
男「打つに決まってるだろ!JKと麻雀打てるなんて最高じゃねーか!!」
女子高生「んふふ、じゃあ決まりだね……じゃあ授業料の3万、明日持って来てね」
男「……は?」
~妹の部屋~
妹「……」
男「お願いします…3万貸してください」
妹「理由は?」
男「……JK達と麻雀を打てる事になって…」
妹「絶対にやだ!!」
男「!?」
妹「当たり前じゃん!そんなライオンの群れの中に飛び込ませる人が誰に居るの?!」
男「ら、ライオンの群れ…?」
妹「そうだよ!お兄ちゃんみたいなちょっとドジで馬鹿でアホで屑で
男「もうやめて心が痛い」
妹「けど……なんだかんだで優しくて、ちょっぴりかっこ良いお兄ちゃんを発情期の女の子達の前に置いとくなんて嫌だよ…」
男「……強くなりたいんだ」
妹「麻雀なんか強くなくたって良いじゃん…」
男「強くなればお金が手に入るんだ!」
妹「お金なら私が用意するもん…」
男「女子高生達といちゃいちゃしたいんだ!!」
妹「私が居るもん……」
男「……あわよくば付き合えたら良いかなとか思ってるんだ!」
妹「……私まだ17だもん、女子高生だもん」
男「くっ……ど、どうしても駄目なのか」
妹「うん…」
男「分かったよ…悪い、急に金貸してくれとか言って」ガチャ
妹「……どこいくの?」
男「1パチ」
~パチンコ屋~
男「……(残り残金1760円)」
男「大丈夫、俺なら出来る俺なら出来る」ウイーン
ジャラジャラジャラジャラ
男「神様、どうか私に30連ちゃんを恵んでください……閉店まであと1時間と少し」
男「すぐ付けば余裕で取り来れる……神様、お願いします…俺みたいな屑を誘ってくれたあの女子高生の期待を裏切りたくないんです」
男「神様……」
台「キュインキュインキュイン!」
男「ふぉおぉふるるぃいばぁああぁぁああ!!」
~翌日~
女子高生「来るって信じてたよ」
男「ほら、約束の3万だ」
女子高生「うんうん、確かに受け取りました!ささっ、入ってよ」
男「いや、俺ここの生徒じゃないから入れないだろ…」
女子高生「大丈夫大丈夫、いざという時は私のお兄ちゃんって事にするからさ」
男「……うす」
女子高生「麻雀部だって朝練は有るんだかんね~」スタスタ
男「……(まさか女子高だとはな、なんか緊張してきた)」スタスタ
~部室~
メガネ娘「部長、おはようございます」
女子高生「おっす~!今日は皆に紹介したい人が居るからね」
巨乳娘「新入部員さんですかぁ?」
女子高生「うん!紹介します!私に賭け麻雀でボコボコにされたニートの男さんでっす!」
男「……(最低な紹介の仕方じゃねぇか)」
貧乳娘「男性…?」
女子高生「うん、私の下僕1号」
男「下僕じゃねーよ!俺はここで麻雀が強くなれるって聞いたから来ただけだ!」
後輩「……(ちょっとかっこいいかもしれない)」
女子高生「とりあえずさ、私と打とうか」
男「……2人で?」
女子高生「うん、私が買ったら2万ね」
男「!!!」
女子高生「逆に私に勝てたら2万あげるから、やる?」
男「勝てば良いんだよな……勝てば」
女子高生「まぁそゆこと、ほら、座りなよ」
男「……(全財産が5000円無いのにやって良いのか…?いや、負けなければ良いんだよな)」
男「おう、やってやんよ」
女子高生「あははは、やっぱりお兄さんって面白いね。じゃあ打とうか」
男「……(くっ、微妙だ)」
①③④⑥⑥⑦⑧⑨白白北北南
女子高生「あのさ、一応言っとくけど、私本気だすからね?」
男「御託は良い、早く取れよ」
女子高生「……うん、分かった」ジャラジャラ
男「……(とりあえず南を切るか?いや、①を捨てるってのも)」
女子高生「……」タン
男「……(まぁ一巡目だからな、気楽にやるかな)」タン①
女子高生「ロン」 ジャラ
②③④⑤⑥⑦⑧⑨白白白北北
男「はぁ!!?」
女子高生「だから言ったじゃん、本気だすからねって」
男「……(ば、馬鹿な…まだ一巡目だぞ?!ありえない、こんなのありえない!)」
女子高生「じゃあ次、やろうか」ジャラジャラ
男「はは、偶然だろ偶然」ジャラジャラ
男「……」タン
女子高生「……」スッ
女子高生「あっ、ツモ」
①②③⑤⑦⑧⑨三四五44西西
男「んなぁああ!?!??」
女子高生「連荘連荘~♪」
男「おいまてよ!不正してんだろ!」
女子高生「してないってば、混ぜたの私一人じゃないでしょ?」
男「……」
巨乳娘「さすが部長ですぅ」
男「!?」
貧乳娘「部長が本気を出せば牌が自ら揃ってしまう…」
男「!?」
後輩「本気出した部長に勝てる人なんて居ませんからね~」
女子高生「?ほら、次やろうよ」ジャラジャラ
男「あ、あぁ…」ジャラジャラ
男「……(牌が勝手に揃う?んなオカルト信じないぞ)」
②③④④④④⑤三三三五五五七
男「!!(ぐぅおぉお!麻雀の神様が舞い降りた!これは貰った!)」タン⑤
女子高生「はいロン」 ジャラ
男「……」
女子高生「お兄さん弱いね~、それとも私が強すぎるのかな~なんて」
~妹の部屋~
妹「で?」
男「もう麻雀はしません…」
妹「宜しい」
男「ぅうっ…ぐぅう……い、一回も鳴けなかった…こんな屈辱、初めてだ…」
妹「じゃあ働く気になったの?」
男「いや、麻雀は辞める、だが賭博はやめない」
妹「……」
男「この近くにカジノが有るんだ、そこで一攫千金、夢をゲットだぜ」
妹「あ、そう…頑張ってね」
ディーラー「では、ゲームの説明をさせていただきます」
ディーラー「此方のゲームは非常にシンプルです。2枚のカードを配ります、その何方かのカードを差し出し数字の小さい方が勝者です」
ディーラー「手札が悪かった場合、1枚だけ変える事が出来ます」
ディーラー「ジョーカーは1より小さい数字と見なします」
ディーラー「しかし、ジャック・クイーン・キングは唯一ジョーカーに勝てる数字ですのでお忘れなく」
男「早く始めろ!」
ディーラー「……」スッ
男「……(4人でやるゲーム、賭け金は妹から借りた2万…この勝負、負けるわけにはいかない)」スッ
5・9
男「……チェンジだ」
5・2
男「……(勝った)」スッ
ディーラー「では皆さん、カードを見せ合ってください」
男 2 おっさん 4 婆 2 爺 10
ディーラー「プレイヤー1と3が同じ数字ですのでもう一度2枚のカードを配ります。もちろん変える事は可能です」スッ
男「……(ババァアァア!なぜ俺はババアに邪魔される運命に有るんだ…)」
8・12
男「……(クイーンが来た…が、ここは8を変えるか)」
男「チェンジ」
3・12
男「……(3か、普通なら3を出すのがセオリーだが…このババア、何か隠し持ってると見た!)」スッ
婆「ふぇふぇふぇ」スッ
ディーラー「では、お互いのカードを見せ合ってください」
男 12 婆 9
男「……」
婆「あんれまぁ、勝っちまっただ」
男「やっちまった……マジでやっちまった」
男「なんで3を出さなかったんだ俺…もう金無いよ……くそっ、くそっ…」
男「何が、何か隠し持ってると見た、だよ……ぁぁあぁぁ、もう、もおぉ…」
男「どうしよ、もう妹に金貰えないし…」
男「500円で当たるかな…」
男「パチンコ屋、行くか」
男「いやいやいや!昨日のはマグレだ!流石に今日は当たるわけないだろ!」
男「……けど1パチなんだよな…500発有るんだよな」
男「い、いける……いけるいけるいける」
男「よし、パチンコ屋行くかな」
~マルハン~
男「えーっと、何打とうかな」
男「………ん?」
幼馴染「……」
男「うおっ!?幼馴染がパチンコ屋に?!」
男「あいつ、パチンコやるんだな…あっ!」
男「幼馴染に金借りようっと」スタスタ
幼馴染「あ~、全然当たらないや」
男「よっ!」
幼馴染「ん?うわわっ?!な、なんで居るの?!」
男「別に良いだろ?ほら、もう昼前なんだから一緒にご飯でもどうだ?」
幼馴染「………まぁ、良いけど」
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気になる