男「こんなこともう、慣れているから」 (30)

ー大学の講堂ー


教授「この場合、aの薬瓶にアンモニウムの…」

「もう一度お願いしまーす!」
「今のどうやったんですかー?」

教授「じゃあ簡単に説明すると…」

男「はあ…帰ろ」スクッ

スタスタ、ガラガラガラ

男「…」

ワイワイ、ガヤガヤ

男「…くそ」

ピシャッ

男「…」

オハヨー、モウヒルダゾー

男「…」

ツギノコウギハー?

男「…ちっ」スタスタ

男(なんで、こんな大学なんか)

男(周りは浮かれた連中ばかり。頭の出来も最悪。よくこんなやつら、大学に入れたな)スタスタ

男(推薦なんか、蹴っちゃえばよかった)スタスタ

ー中庭ー

男「はーあ」椅子どさっ

男「天気はいいのに、こんな大学じゃあなあ」

男(楽しめることも、楽しめない)

男「ゲームゲーム…あれ?」カバンがさごそ

男「っかしいな…昨日入れっぱにしたのに…」がさごそ

男「くそっ、ねーのかよ。」

男「三限まで、時間あまってるしなあ…どうしよう…」

男(もう帰ろうかな。心理学の単位なんて来年も取れるし)

鳥「チュンチュン、チュンチュン」

男「……あったかいなあ」

男(眠くなる…)

男「…」

……………
……

「すいません!」

男「うお!?」ガバッ

「あ、驚かせてすいません、あの…」

男(け、けっこう可愛い子だな)

男「なにか?」

「あの、もしよかったら…」

男(ま、ま、まさかこれは、逆ナンというやつか?)

男「うんん…なんでしょう。ちなみに僕の学部は」

女「そこどいてもらえません?」

男「…え?」

鳥はもしかして重要人物なのか?

「あのお、私ここでみっちゃんとお勉強会するんで。あなた寝てたでしょう?」

男「はあ…まあ」

「じゃあどいてもらえませんか?大学は寝るとこじゃないですよ」

男「ちっ……はあ。じゃあどきます」スクッ

男「…」スタスタ

男「なんだよ!!!くそが!!」

>>10ごめん鳥も女も思わず書いちゃっただけでめちゃくちゃモブ

男「やっぱりここはバカしかいねえのか!」スタスタ

「あ、いたいた。あのー」

男「え?!」グル

「ビクッ あ、あの…男さん?でしたっけ?」

男(こいつ、同じサークルの…)

男「はあ。なにか?」

「サークルで、山岳部と交流会があるんですけど、来ます?」ビラっ

男「ああ…って、曜日あしたじゃん。急ですね」

「いや、正直男さんのこと忘れてたんすよ!はは!すいませんね」

男「…」

「いやあ男さん、正直言って、影薄いんだもん」

「サークル内でも言われてますよ、今だに名前覚えられないってw」

男「そうっすか…」

「せっかく話してるしぶっちゃけちゃいますけど、男さん、もっと意見言った方がいいんじゃないっすか?なんてーあはは!」

男「………この交流会は、参加しないです。じゃあ」スタスタ

後2レスくらいで終わる?

ー空き教室ー

男「………はあ」ギイ

男(なんで…俺はこんな…)

?「なんで、こんな意味のない生活してるのか」

男「そうさ、おれは今まで……って、うわ!?」ビクッ

?「こんにちは!天気がいいのにお顔が曇ってますね!」

男「ビビらせんな…いきなり出てきてあーだこーだ言うなよガキ。どこから入ってきた?ここは遊び場じゃ」

?「ガキなんて失礼な!僕はあなたの神様です」

男「…はあ?」

>>15おやすみ

男「遊んでほしいの?残念だけど俺は暇じゃないんだよなー」

天使「ええ、たしかにあなたは暇じゃないですね」

男「……なんなのお前?ママは?小学校はこのへんか?あと女の子なんだから私っていいなさい」

天使「まあまあ、僕の話はいいですよ。今日はあなたの話をしに来たんですから」

男「ちょっと待てよ…あんた、何者なんだ?」

天使「ああっ、これは失礼いたしました!自己紹介もせず相手のことを話すなんて無礼きわまりない!!」バッ

男「ビクっ」

天使「こんにちは。僕は天使。名前は45005912778号なのですが、まあ気軽にリミヤとお呼びください。」

男「お、おう…」

リミヤ「天使である証拠、住まいなどは事情によりお伝えできません。例えば、あなたの過去の話…自転車で転けたのはいつ頃か?という些細なことでも口に出したら、恐ろしいことになるので」

男「ちょっと待て、神様っつったのになんで天使なんだ?」

リミヤ「天使であり、神様なんです。例えを言うと、弁当販売者であり、お母さん。みたいな」

男「意味がわからん」

リミヤ「いいですよなんでも。とりあえず、信じてくれますか?僕はあなたの直属の神様になった以上、まずは信頼関係を築かなければならないので」

男「いやあ…だってお前、まだ来てから三分と経ってないぞ」

読んでくれてる人ありがとう!がんばるわ!

リミヤ「うーん…じゃあもう強行突破しかないかな…」ボソッ

男「あ?強行突破?」

リミヤ「あ、いえいえ」ニコッ

男「言っとくけど、俺は無神論者だし、いきなり信じろっても無理だわ」

リミヤ「じゃあ、これだけいいますけど、僕は天気の神様でもあるんです」

男「はあ」

リミヤ「あなたは19年間のうち、去年の誕生日だけ雨が降りませんでしたか?」

男「え?…たしかそうだっけ」

天使「それは、僕が私情であなたを見ていなかったからなんです」

おおお眠いからところどころ間違うけど気にしないでくれ

男「…それ言って大丈夫なのか?」

リミヤ「だ、大丈夫です。普通でも調べればわかることですから」

男「…わかった。お前を信じるよ」

リミヤ「それはよかった!ではさっそく本題に移りますね」

リミヤ「これを見てください」ゴロ

男「これは、石か?」

リミヤ「はい。石です。ふふふ、実はですね~当たっちゃったんですよ~」

男「なにがだよ」

リミヤ「簡単に言うと宝くじみたいなものです!これは、お金にならない貴重なものなんです」

男「この石っころがか」

リミヤ「はい。それでですね、この石をあなたに渡したくて」

男「はあ、どうも」ヒョイ

リミヤ「あ、ダメです。触る前に、注意点があります」

男「あんだよ」

リミヤ「これを触った瞬間、あなたの一年は365日ではなく395日になります」

男「なにいってんだお前」

リミヤ「それから、触ったあと1時間は吐き気と頭痛に襲われます」

男「じゃあいらねーわ。意味わかんねー石に触っただけでそうなるなんて、いらねえ」

リミヤ「でも!!!」

男「ビクっ な、なんだよ」

リミヤ「でも…必ず、こんな意味のない生活は終わります。それだけは、保証します」

男「はあ?なに言って」

リミヤ「僕を信じて」ジー

男「………もし同じだったら、凛天堂のゲーム片っ端から買ってもらうぞ」

リミヤ「はい!もちろん!凛天堂ごと買い占めてやりますよ!」

ちょっとだけ待ってて

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