休日 談話室
アニ「知らないよ、じゃあね」タッタッ
ガシッ
ライナー「なぁ……話くらい聞いてくれたっていいだろう?大事な話なんだ」シュン
アニ(うぜぇ)イラッ
ライナー「ちょっとでいいんだ、どうせ暇だろう?お前にしかできないはなんだ」
アニ「……」
しょっぱなからミス
「お前にしかできない話なんだ」
アニ「……別に相談くらいならいいけど」
ライナー「お、おぉ!頼む!!」パァッ
アニ「……で?何?」
ライナー「皆が俺をホモ扱いする」ビシッ
アニ「前からじゃないか」ハァ
ライナー「いや、前まではネタで済んだんだけどよ……」
ライナー「なんか最近俺がガチホモって風潮になって来てさ……」
ライナー「なんかぁ……流石にそれは傷つくって言うか……」hァ
アニ「あんたその見た目のクセにメンタル弱すぎでしょ」
ライナー「見た目のせいなのか、筋肉つけすぎたからホモ扱いされるのか」ハッ
アニ「……重症だね」
アニ「気にしすぎだよ、一時的なものさ」
ライナー「でもよ、アルミンなんか俺が洗濯当番のときはわざわざ朝4時に起きて自分の洗濯物洗ってるし」
ライナー「ジャンも俺が風呂に入るとすぐ上がるんだぜ?」
アニ「気にしすぎだよ」
ライナー「ベルトルトなんて夜寝てるはずなのに俺から離れていくんだ……」
ライナー「本人曰く『寝相が悪いから』とか言ってるけど、やっぱり本当は俺から離れたいからなんだろうな」
アニ「き、気にしす……っ!」
ライナー「……」ウルウル
アニ(思いつめすぎだろ……)
ライナー「……寮の部屋割を変えられないだろうか」ボソッ
アニ「……無理でしょ」
ライナー「なんか……もうツライ、ベルトルトまで向こう側に行ってしまってさ……」
ライナー「どうしたらいいか分からないって言うか……まぁ、お前に相談しても無駄とは分かってんだけどよ……」
ライナー「お前は俺をホモ扱いしないよな?」チラ
アニ(……そんな顔されたら対応に困るだろうが)
アニ「……する訳ないだろ」
アニ「あんたが変態ってことは知ってるけど、だからこそあんたがホモってのは信じられないね」チラ
ライナー「……」
ライナー「アニ……すまないな、突然」
アニ「こんなのでいいの?」
ライナー「なんか味方がいると思えただけで大分楽になった気がする」ヘヘッ
突然の睡魔が俺を襲う!!
ので、明日続き書きます!
全てのライアニに心臓をささげよ!!!
アニ「役に立てて良かったよ」
ライナー「でも、気分が楽になっても俺のホモ扱いは消えないんだよな……」
アニ「いっそ男好きになっちまえば楽なんじゃない?」
アニ「その、ホラ、アルミンとか……さ、いるじゃん?」チラ
ライナー「あいつ意外と筋肉付いてるぞ?」
アニ「えっ」
ライナー「えっ」
ライナー「どうかしたか?」キョトン
アニ「……あんたの女の基準は筋肉なのかい?」
ライナー「いや、そうじゃないが……」
ライナー「アニがアルミンを弱い男の代表としてあげたのかと」
アニ「ああ……うん、済まなかったね」
アニ「……じゃああんたにとっての女の基準って言うか……」
アニ「好きなタイプってどんなタイプ?」
ライナー「は?」
アニ「もしかしたらそういう価値観がずれてるから周りからホモと言われるじゃないかと思ってさ?」
ライナー「!そんなこと考えたことなかったなぁ」
アニ「考えたことなかったって……」
アニ「あんたよく『クリスタが好き』とか言ってるじゃないか」
ライナー「いやまぁ、クリスタは……」ウ-ン
ライナー「……最近はホモ扱いされないようにちょっと大げさに言ってる節もあるんだよな」
アニ「あんた……最低だね」
ライナー「やっぱそうだよな……クリスタには俺の勝手ですまないことをした……」
アニ「じゃあ本当はクリスタは好きじゃないの?」
ライナー「そ、それはお前には関係ないだろ///」
アニ「そう」
アニ(クリスタが夜な夜な『ライナーが他の男子訓練兵を襲う本』を描いてるなんて言えないね)
アニ「で、好きなタイプは?やっぱりクリスタ?」
ライナー「……クリスタは憧れって感じだな」ウンウン
アニ「……手が届かないことは分かってるんだ」
ライナー「俺がいくら馬鹿だからって、そこまでじゃないぞ」ハハハ
ライナー「……」
アニ「急に黙ってどうしたんだい?」
ライナー「……いや、良く考えたらここに来るまでそんなに女が周りにいなかった気がする」
ライナー「いつもベルトルトと一緒だったからなぁ……俺はやっぱりお前の言うとおり、そういうところに疎いのかもしれん」
アニ「……そうかい」
睡魔なう
寝ます!
アニ「でも、原因が分かっていても、解決策なんてそう簡単には見つからないだろうね」
アニ「あんたのホモ……キャラはすでに広がってるし」
ライナー「……あー駄目だ、やっぱり俺はホモキャラとして生きていく方が楽なのか?」
アニ「あんたがそう思うんならそうなんじゃない?」
ライナー「ただそうなると……」
アニ「?」
ライナー「そっち系の上官方からの……アレが……だな」
アニ「……なかなか苦労してるんだね、あんた」
ライナー「ホモネタが広まってからは……気のせいかもしれないが、前にも増して着替えてる時に視線を感じる」
アニ「そっち系がいることは薄々分かってたけど、標的があんたとは……」ジ-ッ
アニ「普通こんな筋肉だるまよりアルミンなんかの方がいいんじゃないの?分からないもんだね男の考えることは」
ライナー「……なんかやたらアルミンの名前をよく出すな、お前」ニヤ
アニ「……別にそんなんじゃないよ」ギロ
ライナー「お、おぅ、すまん……っ」アセ
アニ「だから気にしてないってば」
ライナー「……」ニヤニヤ
アニ「あんた私に相談に乗ってもらっている立場だよね?」
ライナー「んっ?まぁそうだな」ニヤニヤ
アニ(自分がニヤついていることに気が付いていないのか、このゴリラ)ハァ
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