唯「憂を無視し続けたらどうなるか」(369)

憂「お姉ちゃん~時間だしそろそろ家出よう」

唯「……」

憂「あれ?お姉ちゃんどうしたの?早く学校行こうよ」

唯「……」ガチャ、バタン

憂「え、ちょっと待ってよお姉ちゃん!」タッタッタッ

唯「……」テクテク

憂「ねぇ、どうしたのお姉ちゃん?」

唯「……」テクテク

憂「ねえ、どうして無視するの……?昨日まで普通だったよね……」

唯「……」テクテク

憂「うう……お姉ちゃん……」

唯「……」テクテク

                 ____      /(     ノ)
           . : : :´: : : : : : : : : : : : :` : く : :ー‐: :/

          /: : : : : : : : : : /|: : : : : : : : : :\ー‐く-: 、
.         /: : : : : /: : /: : /  |:i: : : : : : : : : \\ \:\
        /: : : : : /: : /: : /l   |ハ: : : : l: : : : : : ヽ: ヽ ヽハ
.       /: : /: : /: : /: : /   | V : : |: | : : : : : |: : :l  |: :|
      /: : / : : : ィ 丁:メ     l  V: : |: | : : : : : |: : :| ノ: :|
       : : /: : : :|: / |/      |  V丁ハ: : : : : :|: : ;|く : : |
      | :/l: : : : |/ _」_        }ノ ∧: : : :l l/:l |: :,′
      l: | |: : : : l イ/ノハ       _,.⊥_  |: : : j l/:|__|: :| 
     八{ |: : : : l{ トxイ}       /ノハヽ |: : :/::|::::/: : : :|
      . |: : : : | 弋Zツ       トxイ} } ノ: ∧: |::/::::∧ノ
          丶: : :l  ,.,.,.    ,   弋Zツ  // }∧{:::./ (
         \|           ,.,.,.,   __人 从/
        ´ ̄八     { ̄ ヽ     爪    `ヽ
      /      \    ー '    /:::::}      \
     ′       {:::丶、__ ..  イ::::::/        ヽ
     |        \::\ __ /::/   /        }
     |  、      \:::::::::::::::::/    /        /
     |   ゝ         }:::::::::::/     /       /

憂(結局、何も話さないで学校着いちゃった……)

憂(あ、あれは!)

律「おーす!唯、憂!」

憂「おはようございます、律さん。あの、お姉ちゃんは今ちょっと唯「おはよー!りっちゃん!」

憂(えっ!?)

唯「ねえねえりっちゃん!早く教室行こうよ!」

律「えっ、憂はいいのか?」

唯「いいからいいから、早く行こう!」

律「お、おう……」タッタッタッ

憂「……え」

憂「……ど、どうして……」

ギブアップ

    _____  }、   . . : : : : : : : : : : : . .
   ´\_: : : ヽ!:},/: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
.   / : : : /f': : : : : : : : : : : : :/ : : : : : : : : : \
   /: : : : :// i !---: : _: : : :i: : :/: : : : : : : : :/ :j: :ヽ
.  /: : : : : { { //、: : : : : : : : :|: :/: : : : : : : : :/l::ハ: ::ヽ

  |: : : : : :ハ ’/: : ` - : : : : : |: !: : :/: : :/ /1/  }: :| ヽ
  i: :|: : : : : }'1: : : : : : : : : :__ヘ:| : /: : :/ '  / - /: :|` ー
 Λヘ: : : : :{ .|ヽ: : : : : : :/ ヽ`ヘ :|: : /   ,xrテ .:::: j
  ヘ| ',: :{: :ヽ!: :ヽ : : : : { 、'{  ',:!: ::!   f./y' ::://
    ゝ,:V: Λ: : :ヽ: : : :ヽ _  }l、: |   、゛  {/
       V  ゝ: : : : : : :,r'     ヽ!        ヽ
          ` <_:_: >               /
.                7          ‘`/´
                  /      ,r ....___/
            / ヘ     /
              / ̄~\ \  {、
            _ノ ´ ̄ `.\ \ー ヽ_
.           (          ヽ ヽ `ー }、
           }          ヽVム` ー'ヾt、
        /           ヽム  /'ヘ
          i            }ム ´  .Λ


昼休み

憂「はぁー……」

純「憂、どうしたんだろうか…」

梓「朝からこの調子だよね」

憂(お姉ちゃん……)

ガラッ

唯「失礼しまーす!」

澪「おい、唯!あまりうるさくするな!」

唯「えへへ……」

憂(お姉ちゃんだ!……きっと今朝のこと謝りに来たんだ!きっとそうだ!)

スタスタ

憂(ワクワク)

唯「あずにゃん、さわちゃんがこんどのライブについての話があるってさ」

憂(え……)

梓「はい、分かりました……ごめんね憂、純ちょっと行ってくるね」スタスタスタスタ

憂(……)


憂(どうして…どうして私じゃなくて梓ちゃんなの……)

憂(どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして)

       ,/: : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : : : ::ヽ: : : ヽヽ_
      / : : : : : : : Λ: : : !: : : : ', ヽ: : : : : : ヽ: : : : : ハ:: : : ハ゛ ̄
.    //: : : : : : :/: / ',: : :|', : : : |: : :ヽ: : : : : :ヽ: : : :::::}::::: : :|
_/__/: : : :/: : : |: :!  ',: : !:',: : : |: : : : ヽ : : : : : :,: : : :::!::::: :!

   ̄./: : : :/: : : /l: :!   ', :|`ヽ : :l、: : : : :ヽ : : : : :',: ::::::|:::::Λ!
   / : : : :l: : : :, !: |/   ',:!\_,: :| ヽ: : : : | : : : :!: |:::::::リ: / ヽ
.  i: : : : : !: : : ! , イ    '!  ', 「`'\: : :l: : : : !、:!:::::/::イ

.  |: : !: : :{: : : !  jL_        >f=ミ、.ヽ、!: : : /_:l|:::/´ |!
   !: :ハ: ::ヘ: : :| 〃-ミ、      〃´~ヽヾ, l : :/_ V|/
   !:/ ヽ: :ヽ ハ {{ { .ム       lト.-、} }ハ .l: /}:  !イ
   |'    ヽ、ヽ.ヘ. 弋_リ       'ー '   .|// /
        ヽ!`ハ::.:.:.:.:. ,    :.:.:.:.:.:.:  '/-゛
             八            / !ハ-、      はぁ……
.             ヽ    ` `    // ハ::::ヽ
           _ >....      < /  ./:::!::::!::::ヽ
        _....::ヽ::/:::::::::::::::7tヽ゛ /   /:::::::::/::::::::::ヽ
        ハ::::::::::/:::::::::::::::::! .ヘ/   ./:::::::::::!:::::::::::::::::::\
        ,:::::',:::::/:::::::::::::::::::!_/Vヘ   ./::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::\
        }::::::V::!:::::::::::::::::://!', <', /::::::::::::::::}::/:::::::::::::::::::::::::::}
        |:::::::|::{::::::::::::::::///! |{ 'y':::::::::::::::::::/'::::::::::::::::::::::::::::::::!l

唯「俺くんを犯したらどうなるか」


俺「あん!あん!」

数十分後

梓「ごめんね遅くなっちゃった!」タッタッタッ
ガンッ!
梓(え!?)
ドサァ
純「うわっ、梓派手に転んだね。大丈夫?」

憂「梓ちゃん大丈夫?」

梓「う……うん。大丈夫」

梓(何か……、足に引っ掛かった気がする。何だったんだろう……)

憂「……」

放課後

憂「じゃあね、梓ちゃん。これから部活だよね」

梓「うん、そうだよ。じゃあね」

純「じゃあまた明日~」

憂(梓ちゃんお姉ちゃんの部室に行っちゃった……)

憂(まあいいか。さて、私は今から準備しないと。お金は足りるかな?)

商店街

憂「ふぅ……遅くなっちゃった」テクテク

憂(けど、これできっとお姉ちゃんの機嫌が直るはず……)

憂(ふふふ、楽しみだなぁ)

憂(ん……あれは!?)

澪「今日もロクに練習できなかったな……」

律「まあいいじゃん!うちの部活らしくてさ~」

唯「そうだよ、のんびりやっていくのがいいんじゃん」

梓「けど、少しだらけすぎじゃありませんか……」

憂(お姉ちゃん楽しそう……)

憂(……いいや、早く帰ろう)タッタッタッ



ガチャバタン

憂(あ、お姉ちゃん帰って来た!)

憂「おかえり、お姉ちゃん!」

唯「……」テクテク

憂(やっぱり無視……)

憂「お姉ちゃん、もうすぐ夕飯できるからね」

数十分後

憂「お姉ちゃん!ご飯出来たよー!」

憂(ふふっ、きっとこれでお姉ちゃんの機嫌直るはず!)

憂(そうだ!きっと間違いない!)

唯「……」テクテク

唯「!」

唯(何……これ……!?)

唯(すごいご馳走! お寿司に、ステーキ!? )

憂「ニコニコ」

唯(おいしそう! 早く食べよう! )

唯「……いただきます」

憂「! うん! 召し上がれ!」

憂(やった! お姉ちゃんが喋ってくれた! )

唯(お、おいしい! )モクモク

唯(けど、何でこんなに豪華なんだろう)モグモグ

唯(あ、もしかして、憂のこと無視してたから何か勘違いしたのかな)チラッ

憂「ニコニコ」

唯(……うん、そうだ間違いない! )モグモグ

唯(……)

唯(ん……? だったらこのまま無視し続ければこんなおいしいものが毎日食べられる!? )モグモグ!

唯(そうだ! 間違いない! よし、明日からも無視し続けてみよう! )モグモグ!

憂(良かった……。お姉ちゃん嬉しそう。これで機嫌直してくれるよね)


       ,/: : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : : : ::ヽ: : : ヽヽ_
      / : : : : : : : Λ: : : !: : : : ', ヽ: : : : : : ヽ: : : : : ハ:: : : ハ゛ ̄
.    //: : : : : : :/: / ',: : :|', : : : |: : :ヽ: : : : : :ヽ: : : :::::}::::: : :|
_/__/: : : :/: : : |: :!  ',: : !:',: : : |: : : : ヽ : : : : : :,: : : :::!::::: :!

   ̄./: : : :/: : : /l: :!   ', :|`ヽ : :l、: : : : :ヽ : : : : :',: ::::::|:::::Λ!
   / : : : :l: : : :, !: |/   ',:!\_,: :| ヽ: : : : | : : : :!: |:::::::リ: / ヽ
.  i: : : : : !: : : ! , イ    '!  ', 「`'\: : :l: : : : !、:!:::::/::イ

.  |: : !: : :{: : : !  jL_        >f=ミ、.ヽ、!: : : /_:l|:::/´ |!
   !: :ハ: ::ヘ: : :| 〃-ミ、      〃´~ヽヾ, l : :/_ V|/
   !:/ ヽ: :ヽ ハ {{ { .ム       lト.-、} }ハ .l: /}:  !イ
   |'    ヽ、ヽ.ヘ. 弋_リ       'ー '   .|// /
        ヽ!`ハ::.:.:.:.:. ,    :.:.:.:.:.:.:  '/-゛
             八            / !ハ-、      お姉ちゃん…
.             ヽ    ` `    // ハ::::ヽ
           _ >....      < /  ./:::!::::!::::ヽ
        _....::ヽ::/:::::::::::::::7tヽ゛ /   /:::::::::/::::::::::ヽ
        ハ::::::::::/:::::::::::::::::! .ヘ/   ./:::::::::::!:::::::::::::::::::\
        ,:::::',:::::/:::::::::::::::::::!_/Vヘ   ./::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::\
        }::::::V::!:::::::::::::::::://!', <', /::::::::::::::::}::/:::::::::::::::::::::::::::}
        |:::::::|::{::::::::::::::::///! |{ 'y':::::::::::::::::::/'::::::::::::::::::::::::::::::::!l

              _,. -―――- 、
            /: : ‐: : : : : : :‐- 、: :\
            /: : /: : : : : : :\: : : : \: :\
         /: :/: :.|: : : : : ! : : : \: : : :.ヽ: : ヽ

         /: /: : 八: :!: : :|\: : : : ヽ: : : :',: : :.',
        ,': /ニ7⌒!:.!: : :| ⌒ : : : : : : : : |: : : :!

          /: :.|: :./  V\: !   ヽ: :!: :.|\|: : : :.\__,
       /: : :ハ: :|     ヾ   ∨!∨: : : : : : : : :ヽ
        /: : : : :.V:!  へ  ,  へ.  !: : : : ハ: : : : : :.ハ
     /:/: : : : /: :! xx   __  xx   !: : !: : :!: : : : : : :.}
     // |: : : /| :八   (,,_,|    ,ィ: :/: : /: :ハ: : :|V
     {! 从: i'´ ̄::::>、 `  |   イ!V /: : /: / |: :/
 _人_    /N::::_:::::/::| ` r ' //:/: /‐く  V     おぎゃwwwwwwわたしてんすwwwwwwwwwwwww
 `Y´    /::::::://:::/:::::|  ><  /:::丁´:::::::::::::V゚}∩  *
       /::::nんh_::∧:::::}/八. ∨::::::」::::::::::〈ヽ.ノ///〉
.     /:/| ! // 〉:::::>ヘ.ノ八 ソ::::{::::::::::::/:::}    っ
    //:::::::\__ノ〉::〈:::::::|/ ∧〉::::〉::::::::/::::∧  , ィ´
    /:::::::::::::::::::::/::::::::\::! /:::::>'´::::::::/::::/:::い.ノ):〉
    !:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::ヾ厶イ:::::::::::::/:::/:::::::ヽノ:/
    |::::::::::::::/ヽ:::::::::::::::<>:::::::::::::::::::/ |:::::::::::::::::::/  *
    `ー七:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |:::::::::::::::::/

     //:::::::::::::::::::::::<>::::::::::/::::/  ヽ:::::::::::/
   /⌒〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::イ::::::::/    `ー‐'  *

唯(おいしかったー! )


唯「……ごちそうさま」

憂「うん! おそまつさ唯「さて、ギターの練習しよう」タッタッタッ

憂「え……」

憂「え……? 」

憂「……」

憂「そ、そんなど、どうして……? 」

憂(……やっぱり、食べ物で何とかなるって早計だったのかな)

憂(けど、お姉ちゃんの機嫌少し良くなってたみたいだし……)

憂(けど、けど……)

ジャーンジャーン

憂(これは……ギターの音? )

憂(お姉ちゃん練習頑張ってるなぁ……)

憂(やっぱりお姉ちゃんギー太のこと大好きなんだなぁ……)

憂(……)

憂(……)

憂(……ギター? )

憂(そうか、ギターかぁ)

憂(……)

憂(決めた)

憂(そうだ。ギターなんかにお姉ちゃんを渡せるわけないよね!)

憂(フフフ……! )

ジャーンジャーン

マジでもう無理
これで勘弁してくれ

お尻叩かれすぎた

     r .    ヘ
     i. !,, -、/ /

     i.´ヽ(  /
      i`〉  `ソ
      i ゝ  /
      i ''   i
     i    i
     i   i        , -―- 、
     i   ヽ        f      ヾヽ、
.       i    ヽ       ノ _,,.   -‐  =  、,
.      i     ヽ(ー  '' "  ___            ヽ
       i       i ヽ、  r", 、___ '''ーr,,       t
.       i     ヽ, ヽ、_i.ニr' ー-、, !..,,r 、   ,リ
      ヽ        ヽ,,_ i. ゝ.zk、    'rリ _ -"
        ヽ         i. jif'"ヾik i   ` i"
         ヽ       ヽ' '==' `/   .  ト-、
         ヽ      r'´ ', ! ノ /   ソ!、
.            ヽ   ,r' _ -`,ー "   //   ヽ、
             リr'_ -/´  ' ``  ,r',r'    ,r'ヽヽ、

           ウィー[Wii]
           (ニンテン島.2006~ )

次の日

憂「お姉ちゃん、朝だよー」

唯「……」ムクッ

憂「お姉ちゃんおはよう」

唯「……」プイ

憂(やっぱり無視かぁ、ふふふ)

憂「早く支度して学校行こう」

おやすみ

唯「憂を無視し続けたらどうなるか」

律「やめろよ憂ちゃん可哀想だろ」

澪「あんなよく出来た子になんてことしようとしてんだお前は」

紬「憂ちゃん…可哀想…」グスッ

梓「最低です」




唯「あれ?」

一日目は必死に話し掛けてきて
二日目は終止涙目で
三日目には「一緒に死のうお姉ちゃん」だな

うい

唯「憂を愛撫し続けたらどうなるか」

誰か書けよ

俺の出番か…

よし
唯と憂でいちゃいちゃさせろ

メンドイから>>6の続きくらいから


憂「何でお姉ちゃん……私のこと無視するの?」

憂「昨日まではいつも通りだったのに……」

憂(もしかしてお姉ちゃんは……)

憂(私のこと、嫌いになっちゃったのかな……?)

憂「そんなの嫌だよお……」グスッ

憂「お姉ちゃん……」ポロポロ

梓「憂~、おはよ~」

憂「あ、梓ちゃん!?」ゴシゴシ

梓「……?憂、どうかしたの?」

憂「な、何でもないよ!ほら、授業始まっちゃうから早く行こ?」

梓「う、うん」

梓(憂……もしかして泣いてた……?)

憂「1時間目の授業ってなんだっけ?」

梓「え~と、たしか……数学じゃなかったかな」

憂「あ~、私今日当てられちゃうんだ~。一応予習はしたけど、不安だなあ」

梓「あはは、憂なら絶対大丈夫だよ」

憂「えへへ、そうかな……?」

梓(いつも通りの憂だ……。気のせい、だったのかな……?)



律「なあ唯、今朝のあれってどういうことだよ?」

唯「今朝のあれって何~?」

律「とぼけるなよ、憂ちゃんのことだって」

唯「憂?私何かしたっけ?」

律「いや、いつもはもっとべったりじゃないか。それなのに今日は憂ちゃんを置いて行くような真似して……」

唯「別にいつもべったりしてる訳じゃないって~」

律「……。一応聞いとくけど、憂ちゃんと喧嘩したとかじゃないんだよな?」

唯「そんなこと絶対にありえないよ!」ガタッ

律「うわっ、落ち着けって!?」

唯「りっちゃんが変なこと言うからだよ~!」プンプン

律「悪かったって……機嫌直せよ唯~」

唯「よろしい!許しましょう!」

律「はやっ!?」

律(いつもの唯、だよなあ……。今朝は間違いなくどっかおかしかったんだけど……)

唯(う~ん、りっちゃんに気付かれるなんて……ちょっと露骨すぎたのかな?でもあれくらいはやらないと……)

澪「お~い、何やってんだ二人とも。次の授業は移動教室だから急げよ~」

律「うおっ、忘れてた!」

唯「あわわ、急がないと~!」アセアセ

唯(みんなには後で話しておこうかな?作戦に支障が出るのは良くないもんね!)

澪「ほら唯、急がないと!」

唯「今行くよ~!」

かなり良い感じだ
頑張れ



憂「はあ……」

純「ねえ梓、憂どうしたの?」ヒソヒソ

梓「ど、どうって言われても……」ヒソヒソ

純「今日ずっとため息吐いてばっかじゃん。悩み事でもあるんじゃないの」ヒソヒソ

梓「でも何回聞いても『何でもない』って言ってるし……」ヒソヒソ

憂(お姉ちゃん……)

唯『おりゃー!』

憂「!?」

梓「あ、唯先輩の声……」

純「グラウンドからだね。体育かな?」

唯『てへへ、転んじゃった~』

澪『もう、しょうがないなあ唯は……』

紬『唯ちゃん、立てる?』

唯『心配してくれてありがと~!澪ちゃんムギちゃん、大好き~!』ダキッ

澪『うひゃあっ!?』

紬『あらあら唯ちゃんったら……///』

律『あ~、ずるいぞ三人とも~!私も混ぜろ~!』

唯『カモン、りっちゃん!』

ギャーギャー…

梓「はあ……まったく、何をやっているのやら」

純「でも楽しそうじゃん!梓も本当は混ざりたいんでしょ?」クシシ

梓「なっ!?///そ、そんなことないもん……」

純「ふっふっふ、可愛いやつめ」

憂(お姉ちゃん、いつも通りだ……)

憂(あ、澪さんに抱きついてる……。私は今日、話してももらってないのに……)

憂(これってやっぱり、私だけが嫌われちゃったってことなのかな……?)

憂(寂しいよ、お姉ちゃん……)グスッ

純「う、憂……?」

憂「ッ!」ゴシゴシ

憂「ご、ゴメン!私今日やっぱり体調悪いみたいだから、保健室行って来るね!」ダッ

純「あっ、憂!」

梓「憂……」

やば、出かけないといけない時間だ…
というわけで解散、お疲れ!

唯「もう我慢できないよ憂!憂のココ、触っていい?」チュッチュッ
憂「ダメだよお姉ちゃん、恥ずかしいよぅ///」ンチュッチュッ
クリトリス「そうだね、唯ちゃん。妹のクリトリス触ってはいけないね」

唯憂「クリトリスがしゃべった!?」

唯「憂とちゅっちゅし続けたらどうなるか、という訳で憂とのちゅっちゅを学校でも行う事にしました。」チュッチュ

憂「も~、お姉ちゃん恥ずかしいよ~」チュッチュ

諦めるなよ!

               ` ‐、__/: : : : : : : : : : : : : : : ヽ ヽ: : : : ` 、_
                 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ l: : < ̄
              _/: : : : : /| : : : : : :`、: : : :i:丶: : : :ヽj: : : :ヽ,
         / ̄ ̄ /:ィ: :l: : :/ .|ト: : l、: : : :`: : : : i: : :,: : : } }: : iV
       /: : : : : : : : ' {: /|: :/. || i: :| 丶: :入: : : : i: : : : : lJ }:ノ

     /: : : : : : : : : : : : :|:l :|: :|.,-‐リ }:.リ  丶: lヽ: : : :i: : : : :.|--‐'~ヽ,_
    /:, : :|: : : : l: : :、: : : : V:.|: :|     |/  --`i 丶: :i:| ヽ:, - ' ̄  )ヽ
    ::/: : .:|: : : : ト: : 丶: : : :|: ヽ:|  __     イニミ  }:./ ノ - ─ ' ̄` }
   |:i: : : :.|: : : : :|_ヽ: :丶: : i: : :、| ェ=≡    """  レ- ' ̄    _    !、  おねーちゃーん
   |: i: : : :| |: : : :|  ヽ 、:丶: `´ヘ:ヽ""" '      /-~   ̄ ̄  \  {
  :: :.i===|-l:.ト: : |   ヽ_ヽヽ: : :ト:| ヽ   ( ̄7 /              `.V
.  | : :i===| レ丶.:|  ” し ハ} |V: : | ` _   ̄/-‐      、        ヽ
  |: : :i: : : :| ,〟、`    弋_ノ |: : : |' : : : : /          ヽ       丶
  |: : :レ'}: : ト.{弋 ハ     "".}: : :/: : :./               ヽ     ヽ
  .}: : : : :ヽ: l:.ヽ. ィ,, 、     i: : /~                          丶}
  ||ヽ| : : : :`': : ヘ     マ フ {: /     /                     丶,  ういー
 .|八:l: : : : : : : : : :.  、  _ /      /       _                 ヽ
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        トー /;.;ヽ  /、l};.;.;.;.;.;.|. . |\;.;.;.;.;.;.;.;.;l;.;.;.;.;.;.;.i;.;.;.;.;.;.;.;.;.|           }

唯(あれ!?ギー太が見つからない!!どうして!? 昨日ちゃんとスタンドに立てておいたのに!)

憂「お姉ちゃん~もう家出ないと間に合わないよ― 」

唯(どうしようどうしよう……)

憂「お姉ちゃん~?」

唯(仕方ないか……、早く学校行こう……)

登校道

唯(……きっと憂はギー太のことを何か知っているはず)

唯(けど、今話しかけちゃうと無視することにならない……)

唯(……どうしよう)

憂(? お姉ちゃんどうしたんだろう)

憂(それにしても、なんで今日はギター持ってきてないんだろう)

学校

憂(ああ、今日も何も話さずに学校に着いちゃった……グスッ)

唯「……」

唯「……ねえ、憂」

憂「!」

唯「ギー太のこと何か知らない……?」

憂(……! やった!!!!! お姉ちゃんが話かけてくれた!)ウルウル

唯「……ねぇ、憂……」

憂(あっ、いけない! けどギターのことなんて私何も知らないよ? )

憂「ううん知らない。何かあったの? 」

唯「……」

憂「……」

唯「……変なこと聞いてごめん、じゃあね」

憂(?)

憂(ああ、お姉ちゃん行っちゃった……)

憂(けど、ギターって何だったんだろう。どんな日でも持っていたのに今日は持ってきてない)

憂(……まさか、盗まれた!? 泥棒に!?)

憂(……許さない。お姉ちゃんがいつも大事にしていたモノを……!)

憂(待っててねお姉ちゃん、私が盗んだ犯人を見つけ出してあげるから!!)

って展開考えてきたんだけど

教室

唯「ズーン」

紬「唯ちゃんどうしたのかしら、ずっとあの調子……」

律「まあ、誰だってそういう日があるさ。相談してこないし、ほおっておいてやろうぜ」

澪「いや、そんな日ってあるか……?」

唯「ズーン」

夕方

憂(まあ、犯人見つけられなかったわけですが)

憂(どうしよう……私妹失格だよね……)

ガチャバタン

憂(あ、お姉ちゃん帰ってきた!) 

唯「……」ズーン

憂(お姉ちゃん……)



唯「ズーン」

憂(結局お姉ちゃん一日中あのまま……。どうしよう、やっぱり警察に相談したほうがいいよね)

唯「……」ムクッ

憂「あ、お姉ちゃん。おやすみー」

唯「……」スタスタ

憂「……やっぱり無視かぁ」ズーン



唯「……ん、ふわぁーあ」ムクッ

唯(結局良く寝つけなかったなぁ……。……ギー太)

唯(……あれ!?)

ギー太「ヤア」

唯「あ!!! ギー太がある!!!!」

唯「うん!戻ってきてくれたんだね!!?」

唯「わーい!」

唯(けど、一体何で昨日なかったんだろう?)

唯(……やっぱり、憂が隠したのかなぁ)

唯(そうだ!きっと間違いない!)

唯(……)

唯(決めた)

唯(……憂のこと絶対許さない)

唯(もうこれからは絶対無視し続けてやる!)

ガチャ
憂「お姉ちゃん、朝だよ~。……ってもう起きてる!?」

憂(それに、ギターが戻ってる!? な、なんで……?)

唯「……」ガチャ、バタン!!!!!!!

憂「え、お、お姉ちゃん……?」

憂(な、なんだろう……。昨日までとは雰囲気が違う気がする……)

憂(ど、どうしよう……、本気で無視されちゃうのかな……)ウルウル

憂「お姉ちゃん、朝ご飯とお弁当できたよー!」

唯「……」バッ
タッタッタッ
ガチャ、バタン

憂「……えっ!? 行っちゃった……?」

憂(昨日まではここまでじゃなかったのに!?)

憂(……えっ、……えっ?)

憂(……)

憂(そ、そんな……)グスッ

憂(ううう……、おねえちゃ~ん……)シクシク…

おやすみ

ギー太「ズーン」

次の方~

???「泣くな憂よ」

憂「だ、だれっ?」ゴシゴシ

???「わたしだ」

憂「ぎ、ギー太がしゃべった!?」

じゃあ俺が書くよ

唯(憂の泣き顔……最高///)

憂(お姉ちゃんがその気なら……私だって無視してやるんだから!)

唯「憂、何で無視するの~?」グスッ

憂「……ふんっ」

唯「憂ゴメン、ゴメンね!もう二度と無視なんかしないから、だから……!」

憂「お姉ちゃん……お姉ちゃ~ん!」ダキッ


みたいな感じで誰か

憂「おねえちゃん……」
唯「!? ……」
憂「おねえちゃん好きな人、出来たの?」
唯「……え」
憂「やっぱりそうなんだ……そうなんだ……・」
唯「え……・」
憂「許さない許さない許さない許さない………」
唯「憂!? どうしたの?」
憂「梓?それとも円ちゃん?」
唯「ち、違うよ!」
憂「ふふ、ふふふふ」

みたいな感じで

円ちゃんって誰だよ…
もしお前が和を『まどか』だと思っているなら、俺はお前を許せない

>>185
米澤円じゃね?

俺にわかww

ガチャ

憂「あ、お姉ちゃんおかえり。もうすぐ夕飯できるからね」

唯「……」スタスタ

バタン

憂「?…お姉ちゃん?」

あれ?どおうしたんだろ?聞こえてなかったのかな?
…も、もしかして…

コンコン

憂「お姉ちゃん?どうしたの?どこか具合悪いの?」

シーン

憂「は、入るよ?」

ガチャ

唯「…すぅ…すぅ……」

憂「…寝てるの?」

唯「む…むにゃむにゃ」

憂「?」

唯「ぐぅ…ぐぅ」

憂「もう、お姉ちゃん起きて。今日はグラタンだよ」

唯「!……むくり」

憂「さ、夕飯食べよ?」

唯「……」スタスタ

憂「それじゃ、いただきます」

唯「…もぐもぐ…」カチャカチャ

唯(…おいしい)

憂「おいしい?こっちにはカキフライもあるから食べてね♪」

唯「…」ゴクリ

憂「……」

唯「むしゃむしゃ」

憂「ねぇ、お姉ちゃん」

唯「!…」

憂「なんで喋らないの?」

唯「…もぐ…もぐもぐもぐ」カチャカチャ

憂「お…おね」

唯「もぐもぐもぐ!」

唯「もぐもゅ…!!」

憂「!?」

唯「っふ…んんんんんn」バシバシ

憂「おっお姉ちゃん!?喉に詰まったの!?たっ大変、はいお水だよ!」

パシッ

唯「」ゴキュゴキュゴキュ

唯「はー…はー……ふぅ…」

憂「大丈夫?あんなに急いで食べるからだよ」

唯「ぜぇ…ぜぇ…」チラッ

憂「?」ニコッ

唯「……」カチャカチャ

憂「ふふっ」

憂(結局なんで話してくれないんだろ…)

書こうと思ったらはじまってたでござる

>>198
ごめんね、もう寝るから後は頼んだぜ!

えっ

別にやめろってことじゃ……

唯「憂ともっとラブラブになりたい」

唯「なんかの本で、恋人にわざと冷たくして不安にさせて、後から
  甘えたりすると一層距離が縮まるとか読んだ気がする」

唯「ということで憂にわざと冷たくして、後から甘えてもっと仲良くなろう」

唯「でも冷たくするって具体的にどんなだろう?」

唯「う~ん……」

唯「適当に無視でもしてればいいかな?」

唯「よし!それでいこう!」

――夜

憂「お姉ちゃーん、ご飯出来たよ」

唯(ここでいつも通りリビングにいってご飯を食べたら冷たくしたことにならない……)

唯(ここは無視して、一人で外食しよう)

憂「お姉ちゃん?」

ガチャ

バタン

憂「え……なんで外に?」

――外

唯「ふふ、憂が悲しげな声で私を呼んでいた」

唯「順調順調」

唯「さあて」

唯「なにを食べよう」

唯「財布に相談しよう」

バリバリ

唯「!」

唯「お金がない……だと……?」

唯「そうだった」

唯「今月はみんなで遊びに行ったりしておこずかい使いきっちゃったんだった……」

唯「……」

唯「……」

――唯が出て行って3分後

ガチャ

バタン

憂「あ、戻ってきた」

唯「……」

憂「お姉ちゃん、どうしたの?」

唯「……」

憂「?」

憂「ご飯食べよう?」

パクパク

唯(ふう……やっぱり憂の作るご飯はおいしいなあ)

唯(外食作戦はうやむやになってしまったけど憂を無視したことにかわりはない)

唯(ふふ……憂の顔が悲壮感に満ち溢れておるわ)

憂「おいしい?」

唯「……」

憂(何かあったのかな?)

憂(さっきもなんか外にでていったし)

唯(ふふ……)

――唯の部屋

唯「よし」

唯「作戦は順調にすすんでいる」

唯「お次は……」

唯「……」

唯「私はいつも憂と一緒に登校している」

唯「なにも言わずに私だけ先に行ってしまったらきっと悲しむに違いない」

唯「よし!それでいこう!」

唯「そのためには憂が起こしに来る前におきなければ」

唯「おやすみー」

唯「zzz」

――翌朝

唯「ん……」

唯「……」

唯「そうだ」

唯「作戦を決行せねば」

唯「キッチンから音が聞こえるということは憂はもう起きてる」

唯「恐らく朝ご飯を作ってると思われるがここは朝ご飯を我慢して
  早速家を出よう」

唯「ふふ……せっかく作った朝ご飯を食べてもらえず無言で置いていかれる」

唯「効果は抜群だ!」

唯「憂に絡まれる前に家を出よう」

――1階

テクテク

唯「……」

憂「あ、お姉ちゃん一人で起き……」

ガチャ

バタン

憂「あれ、いっちゃった」

憂「朝ご飯も食べないで……」

憂「朝練でもあるのかな?」

――通学路

唯「よし!成功だ!」

唯「今頃悲しみに打ちひしがれているだろう」

唯「次はどんなことをしようかな~」

唯「学校でじっくり作戦を練ろう」

唯「ふふ……」

――学校

唯「……」

ぐう~

唯(朝ご飯を抜くことがこんなに辛いとは……)

律「どうした?唯」

澪「そんなにグデ~として」

律「まあ、いつものことだけどな」

唯「いや~、お腹が空いちゃって」

紬「唯ちゃんらしいわ」

唯「えへへ~」

唯(早く昼休みにならないかな……)

ぐう~

唯(辛い……)

――昼休み

唯(やっと昼休みだよ……)

唯(よく耐えた!私!)

唯(お弁当を……)

ゴソゴソ

唯「!?」

唯「お弁当が……ない」

唯「……」

唯「憂に会わないできたからお弁当受け取ってない……」

唯「だが……ここで引き下がる私ではない!」

唯「購買でパンを買ってこよう」
唯「え~と財布は……」

唯「あった」

バリバリ

唯「!?」

唯「……」

唯「お金ないんだった……」

ぐう~

唯「どうしよう……」

唯「朝ご飯も食べてないのに、お昼ご飯たべないなんて無理だよう……」

唯「ああ……視界が霞んできた……」

憂「お姉ちゃん!」

唯「!」

憂「お姉ちゃん、朝先に行っちゃうからお弁当もっていかなかったでしょ?」

憂「はい、お弁当」

唯(ああ……憂が天使に見える)

唯(でもここでお礼なんて言ったらだめだ)

唯(ここは弁当を強引に奪って何も言わずに食べ始めよう)

バッ

憂「あっ」

唯「……」

パクパク

憂(ふふ、お姉ちゃんよっぽどお腹空いてたんだ)

唯(悲しみに顔を歪めている)

唯(いいぞいいぞ)

憂「そういえばなんで朝あんなに早く学校にいったの?」

唯(無視無視)

憂「?」

唯(それにしてもうまい)

――夜 家

憂「おねえちゃーん」

唯(ここは無視して2階に……)

憂「アイス食べる~?」

唯「!?」

憂「どうしたの?階段で立ち止まって」

唯「……」

唯(耐えるんだ……!)

唯(アイスなどいつでも食べれるではないか!)

スタスタ

憂「お姉ちゃん?」

憂「?」

――唯の部屋

唯「くっ!」

唯「やっぱりアイス食べたい!」

唯「……」

唯「そういえばなんで憂のこと無視してるんだっけ?」

唯「……」

唯「……?」

唯「忘れっちゃった」

唯「でもなんだか憂に甘えなくちゃいけない気がする」

唯「よし!」

唯「甘えよう!」

――1階

唯「う~い~」

憂「え?」

唯「憂!」ダキッ

憂「わっ!お姉ちゃん!?」

唯「う~い~」スリスリ

憂「どうしたの?急に」

唯「わかんな~い」

憂「なにそれ」クスッ

憂「アイス食べる?」

唯「うん!」


                        終わり

すまん
よくわからん内容の上強引に終わらした
寝ます

憂「お姉ちゃん、ご飯できたよ」

唯「…」

憂「おいしい?」

唯「…」

憂「そっか、ふふ、ご飯おかわりする?」

唯「…」

憂「お風呂入ったらアイス食べようね」

唯「…」

まだ残ってたか

憂「お姉ちゃん、そろそろお風呂入ろっか!」

唯「うん」

カポーン ワシャワシャワシャ

唯(ふぁぁ、頭洗ってもらうのキモチイイよぉ)

唯(なんだか犬さんになった気分♪)

憂「かゆい所はございませんかぁ♪」ワシャワシャ

唯「ないワン!ありがとワン!ご主人さま!」フリフリ

憂「ふふ♪(お姉ちゃんかわゆいなぁ…)」

憂「じゃあ次は足の裏を洗うね」ガッシ


唯「あ…」

憂「(お姉ちゃんの足の裏…)

憂「(本来、ヒトの足裏とは汚くてくさいハズなのに

   お姉ちゃんの足裏はツルツルのスベスベでフニフニで

   いいニオイがするというこの矛盾)」ペロリ

唯「ひゃうっ」

憂「げに素晴らしきは土踏まずのくぼみ具合…

  腰のくびれなど話にならぬエロティックな流線型フォルムで

  ご飯が三杯は食べられクンクンペロペロ

唯「わぁどうしよう憂がおかしくなっちゃった」


─唯のへや─

唯『というワケなんだけどどう思う?あずにゃん」

梓『はぁ。そりゃ唯センパイの足裏を舐めたくなるのは普通だと思いますけど』

唯『そうなの?』

梓『だけど妹が姉の足裏を舐めたがるっていうのは変ですよ』

唯『やっぱり?』

梓『こうなったら明日からは私が唯センパイとお風呂

唯『ありがとあずにゃん、切るね?』

梓『あぁん』プツッツーツー

唯「やっぱり憂に私の足の裏を舐めさせるの辞めさせなきゃ」

唯「高校生にもなって、こんな事知られたら

唯「憂がバカにされちゃうよ!」

唯「うい~」パタパタ

憂「なぁに、お姉ちゃん」

唯「えっとね」

憂「うん」

唯「(うっ、キラキラした目で見つめてくるよ!)」

憂「どうひたの?」モグモグ

唯「ん…憂、なに食べてるの?」

憂「お姉ちゃんの足の裏の角質だよぉ♪」

憂「この間、お風呂で軽石でこすったでしょ?あの時こすりとれた角質を採取をしておいたんだぁ♪
水800ccにお塩を大さじ1.5杯の塩水に20分ほどつけてからか座当たりのいい所にロープを張りお姉ちゃんの足の裏の角質をさらしておけば翌朝には平沢唯ちゃん足裏角質の一夜干しの完成だよ☆」

唯「憂、二度と私の足裏舐めないで」

憂「えっどうしちゃったのお姉ちゃん!?」ガタッ シュピィン

唯「わぁぁ憂、包丁はダメだよ!こわいよ!」

憂「ハァハァハァハ

唯「ほ、ほら憂、お姉ちゃんの足だよ~?」

憂「わぁエヘヘ」ぺろぺろ

唯「(うぅ、とても足の裏を舐めないでって言える雰囲気じゃないよ言ったけど)」

─朝─

チュンチュン!チュンチュン! チュッ…フゥ…

唯「はぁ、結局いい考えが思いつかなかったなぁ」

唯「どうやったら憂に足うら舐めを辞めてもらえるんだろ…」


憂『おねえちゃ~ん、ごはんできたよ~』

唯「(う~ん、とりあえずごはん食べよっと)」パタパタ

─食卓─

憂「おねえちゃん、おいしい?」

唯「…(あぁでもない、こうでもない)」

憂「今日はお姉ちゃんの好きなマヨネーズバナナだよ」

唯「…(そうだ、憂の嫌いな食べ物の汁を私の足裏に塗っておくのはどうかな?)」パクモグ

憂「おねえちゃん?」

唯「…(う~ん、でも嫌いなものを食べて憂が

  オェッ!ってなったらかわいそうだなぁ)」パクパク

憂「おねえちゃーん」

唯「…(うーん)」ガタッ パタパタ

憂「行っちゃった…」

憂「一言も喋らないで…私の目を見ようともせず」

憂「ひょっとして、お姉ちゃん怒っちゃったの?」ジワ…

─学校─

唯「というワケで憂に私の足うら舐めをやめさせたいんだぁ」

律「別にいいじゃん、憂ちゃんにはお世話になってるんだろ?」

律「足裏の二つ三つ舐めさせてやれば」

唯「そうなんだけど…」


唯「でも、だからこそだよ!」

唯「高校生にもなってお姉ちゃんの足うらが大好きなんてバレたら」

唯「あずにゃん達にバカにされちゃうよ!!(バラしたけど)」


澪「恥をかかせないための愛のムチか」

澪「なんだかんだ言ってちゃんとお姉ちゃんやってるんだな 唯は」

唯「いやーえへへ」

紬「エライわぁ唯ちゃん」

唯「フヒヒw」

律「でも意外だよなー。あのシッカリ者の憂ちゃんがねー」

澪「そういえば律のところはどうなんだ?弟いるだろ」

律「あー聡ねー。アイツ鎖骨に目が無くてさ」

律「毎日、お風呂で私の鎖骨をしゃぶってくるんだ」

澪「律の鎖骨はトン骨風味だもんな」

紬「(あれ、澪ちゃん舐めたことあるのかしら?いいなーいいなー)」

律「でもアイツもそろそろ中学だろ?」

律「だから いい加減卒業させてやったんだけどな」

唯「えっ どうやって?」

キーンコーンカーンコーン

さわ子「はーい、みんな席についてー」

律「おっと、授業かー。続きは放課後な!」

─憂のクラス─

憂「(お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃん
   おねーちゃんおねーちゃんおねーちゃんおねーちゃん
   オネーチャンオネーチャンオネーチャンオネチャーン
   オネチャーンオネチャーーーーーーーーーー

梓「何を望むの?」

憂「ウハッ?ゴ」

純「憂 どうしたんだろ。授業中とかもボーッとして」

 「なんか今日ちょっと変じゃない?」

梓「そうだね…」

 (ひょっとして昨日、私の大好きな唯センパイが電話で言ってたことと

  関係あるのかな)」

純「憂ー、聞いてる?ういー」ユサユサ

憂「…今の「ういー」って言い方 

 「お姉ちゃんみたい」ダキッ

純「わっ、なになに?」ドキドキ

梓「(これは早くなんとかしないと)」


梓「(ん・・・?)」

梓「(いや、別に私は困らないや)」

梓「(そんなことり唯センパイの足うら舐めたいなぁ)」

─放課後─

律「うめー!」パクパク

唯「おいしー!おいしーよムギちゃん!」モグモグ

紬「本当?よかったぁ♪」

澪「こらっ、今日こそ真面目に練習するんだろ?」

律「まぁまぁホレホレ澪もぱっくんちょ♪」

澪「はぐ…モグモグ(うまい…)」

唯「お菓子を食べて笑顔充電!それから練習した方がきっといいよ!」

澪「クスッしょうがないなぁ。ムギ、私にもお茶淹れてくれ」

紬「…なんで?」

澪「えっ」


紬「いつも『仕方ない』とかナントカいちゃもんつける澪ちゃんに

  どうして私が紅茶を淹れなきゃならないの?」

紬「自分がシッカリしてるってアピールするためのお約束…

  そんなくだらない事のために

  毎回遠まわしに「こんなお菓子なんてもってくるから…」っていう

  澪ちゃんの、いや、もうこんなヤツに「ちゃん」をつけるのはやめよう」  

澪「ごめん、ごめんなさい、私そんなつもりじゃ・・・」ヒック

紬「いいのよ、澪ちゃん、はい、ケーキ」ゾクゾクッ

澪「うめー!」モグモグ

紬「(ホッとした顔でケーキを食べてる澪ちゃんカワイイ)」キュンキュン…

紬「ふぅ…」

律「ムギー。私も紅茶おかわりー!」

紬「ごめん、自分で淹れてくれる?」

律「ハイ!!」

唯「ところでりっちゃん、さっきの話だけど…」

律「ん、あー、足裏スキーの憂ちゃんの話だっけ」コポコポ

唯「そうそう。りっちゃんの弟に恥骨舐めをやめさせたって」

律「ちこ…!?バカバカエッチ!!恥骨なんて舐めさせるワケないだろ!?」

紬「唯ちゃん続けて」

律「ムギは黙ってろ!」

紬「はい!」


澪「ハハ、律の恥骨は蜘蛛の味がするからな」

紬「澪ちゃん、蜘蛛の味知ってるの?」

澪「レロレロレロレロ」

紬「変態!変態!変態!」

澪「フヒヒw」

紬「私、友達を「変態!」って罵るのが夢だったの!」

唯「ムギちゃんも変態さんだね!」

唯「この変態」

紬「あぁん」キュンキュン…

紬「ふぅ…」

紬「恥骨でもなんでもいいから話進めない?」

唯&律&澪&俺「はい」

律「まぁ、とにかく弟にビシッと言ってやったワケさ」

 『男のクセにいつまでも姉貴の鎖骨離れが

  できないなんて恥ずかしいヤツ!』って」

唯「ふんふん」

律「そうしたら聡のヤツ、取り乱し始めてさぁw」

唯「あっ、憂と同じパターンだよ!」


律「そしたらwプッククww急にヤツの眼の色が緋色に変わって…

  『姉ちゃんは俺のもんだッ!!」っつって私の事押し倒して…」ジワ

律「『姉ちゃん!姉ちゃん!』って何度も私の中に自分のを突き立てて…」ヒックヒックウェェ

唯「思ったよりずっとハードだよ!」

澪「ていうか最初なんで笑ってたんだよ!?」

紬「続き早く。下半身が寒い」

律「まぁようするに私の耳の穴に

  指を出したり入れたりしてただけなんだけどな」

唯「思ったよりずっとシュールな状況だよ!」

澪「ていうか途中なんで泣いてたんだよ!?」

紬「なにそのオチ 風邪ひくでしょ!?」

律「とにかく、鎖骨舐めは治ったけど『耳穴フェチ』という

律「新しい属性を身につけてしまったんだ…」

律「何かを得るためには何かを捨てなければならない」

律「つまりはそういうことなのさ」

唯「う~ん、分かったような分からないような」

唯「つまり私はどうしたらいいんだろ?」

律「ポッキーゲームしようぜぇ!!」

唯「やろうやろう!!」


梓「こんにちわわ」ガラッ

律「梓!今のは無かったことにしてやるからな!」

梓「はい!」カララ…

律「じゃあもう1回な」

梓「えーと、じゃあこんにちんp」ガラッ

唯「ねぇあずにゃん。憂の様子、どうだった?」

梓「え、憂ですか?」

梓「そうですね」

 「純に抱きついてスリスリしたり、髪に顔をうずめてクンクンしたり」

唯「良かった、いつもの憂だよ!」

澪「唯を見てたら確かにそれくらいは普通に思えてくるな」

梓「そういえばお弁当のおかずが全部、なんか干しイカが詰まってて」

律「干しイカぁ?

  唯!お前、自分はおいしいお弁当作ってもらっておいて

  憂ちゃんにはそんなもん食べさせてるのか!?」

唯「違うよ!それ、私の角膜!!」


澪「オボェゴバァァァァァァ」ゲロゲオロビシャビシャァム

紬「りっちゃん、干しイカを「そんなもん」呼ばわりするなんて

 「干しイカ職人の人に失礼だと思うの」

律「あっ、ごめん。干しイカは大好きでゲソー!」

梓「そ、そんなことより唯センパイ!

  角膜って、本当なんですか?」

唯「う、うん。なんかお風呂場で集めてたとかなんとか」

律「うーん、足裏好きならまだしも角膜好きの女子高生なんて

  さすがに怖いなぁ」

梓「これはやっぱりなんとかすべきですよ!」

紬「(それにしてもお風呂場でどんなプレイをしたら角膜が?)」

紬「この世界は、私の知らない面白いことで充ち満ちているのね」

─帰り道─

律「ハー、さて、結局どうすればいいんだ?」

紬「私、なんだか面倒くさくなってきちゃった♪」

唯「真面目に考えて」フンス

唯「みんなと話してたら、なんかすごくおぞましい生き物と

  一つ屋根の下でサバイバル生活を送ってる気分になってきちゃったんだよ!?」

澪「こらっ唯!あんなによくしてくれる憂ちゃんをそんな言い方…」

唯「あっ、そうだよね…。あんなに大好きな憂の事を怖いと思う

  自分自身がイヤになっちゃうよ…」

澪「唯…大丈夫だよ。お前たち姉妹の仲の良さは世界一…」

唯「あっそうだ。澪ちゃん、今日、泊まりに来てくれる?」

澪「!?」

梓「セックス!」


唯「あずにゃんは黙ってて」

梓「ゆ、唯センパイ…」

澪「ちょ、ちょっと待って、なんで私が?」

唯「お願い今日だけ!」

 「憂と2人きりだとなんか怖いっていうのもあるけど」

 「他に人がいてくれたら、憂にちゃんとお話できるかも知れないし!!」


澪「え、えぇぇぇりつぅぅ」

律「(しょーがねーなー)唯、私も泊まりに行っていいかー?」

唯「りっちゃん!もちろんだよ!!」

紬「みんなでお泊りなんて楽しそう!唯ちゃん私も私も!」

唯「ムギちゃん!!」

梓「私は用事があるんで帰ります」

唯「あずにゃん!」

…平沢邸…

唯「ういーただいまー」

憂「おかえりなさーい」

憂「(よかった、お姉ちゃん普通に喋ってくれる…)」ホッ ジュン ウズウズ

憂「あれ?どうしたんです、みなさん」

澪「えっあ、あぁ。今日難しい宿題が出てさ」

澪「みんなで協力してやろうって話になったんだ」

憂「そーだったんですかー」ニパー

澪「(しかし、こんな子がか、角膜を食べるなんて信じられな、か、かくまく

澪「オボェゲボバァ」ゲロバシャァォ

律「なに言ってんだよ澪ー」

律「憂ちゃんが唯の足裏を舐めたり角膜を食べたりして気持ち悪いっていうから

 「みんなで泊まりに来たんだろー?」

唯「…」

澪「…」

紬「…」

憂「…」

律「えっ」

憂「…」

唯「ち、違うよ憂!?私、気持ち悪いなんて言ってないよ!?」

律「そうだっけ。でもまぁそんなような事言っててさ」

澪「このバカ律!」クチュッ

律「や、やぁっ、な、なにするの澪ひゃん…?」

澪「順序ってモノがあるだろ!?」

澪「いきなり直球投げるヤツがあるか!!」クチュクチュ

律「うぁぁぁぁん」

憂「お姉ちゃん…」

唯「うぅ(いや、がんばれ私)

  (せっかくりっちゃんが道を開いてくれたんだ)」

唯「憂!」

憂「」ビクッ

唯「私は憂のことが好きだし憂が私の事を好いてくれているのも分かってる」

 「だけどだからって足のうらを舐めるのはおかしいと思うんだ」

憂「で、でも、お姉ちゃんの足裏…ヒック…ニオイを嗅いだり…ウッ

 「舐めたりすると…ふぅ…とっても落ち着くんだけど?」

紬「開き直ったー!!」

紬「…ねぇ、みんな。思ったんだけど」

紬「私たちも唯ちゃんの足のうら舐めてみるべきじゃないかしら」

唯「」

澪「…なるほど。確かに自分はやってもいないのに

  それがイケナイ事だ!って言っても説得力がないな」

律「一理ある」

紬「でしょ~?」

憂「み、みんな…」

律「憂ちゃん!」

澪「憂ちゃん!」

紬「憂ちゃん!」

憂「へへっ、よーし、今日はお姉ちゃん祭りだぁ!」

律「ヒャッホー!!こんなもんケツ拭く紙にもなりゃしねぇ!!」

唯「どうしてこうなった」

─さらに平沢邸─

律「ぺろぺろ、ん、コレは」

唯「んっんーっ!」

澪「わーっなんだろう」ペロペロ

 「唯の足うら、なんでこんなに甘くていいニオイなの?」

紬「澪ちゃん、指と指の間を舐めるとスゴイ豊潤な味わいが」ペロリンチョ

唯「ん~っ!!!」

律「こりゃ憂ちゃんが唯の足裏にハマるのも分かるわ」

憂「ホッ。そうですよね」

憂「てっきり私がおかしいのかと思っちゃいましたよ」

澪「う~ん、でも角膜を食べるってのはナシじゃないのかなー」

憂「えっかくまく!?」

澪「梓が言ってたぞ。唯の角膜を弁当に入れてたってオホェ゙ゲロ」

憂「角膜なんて食べませんよ!」

憂「私が食べてるのは角質です」

 「ほら、こうやって」コシコシ

唯「んん!」ピクン

紬「まぁなにかポロポロ落ちてきたわ」

憂「これでお姉ちゃんの足ウラァツルツルだし、角質は美味しいし」

律「まさに一石二鳥ってワケか」



澪「じゃあ心配なさそうだし、私たち帰るよ」パタパタ

律「唯、あんまり考えすぎない方がいいぞー」パタパタ

紬「じゃあね唯ちゃん」

唯「んーーーーーーーーーーーーーっ!!」

憂「じゃあみなさん気をつけて帰ってくださいね!」パタン

─帰り道─

澪「ウボェェエェェ」ゲロゲロ

律「いやぁ…無いわ、足裏が美味しいワケねぇだろ」

紬「>>303-304辺りで憂ちゃん、包丁持ってスタンバってたから

  調子を合わせたけど…」

澪「私、時々、唯のこと、ちょっとおかしいんじゃないかって

  思うことがあったんだ」

紬「澪ちゃん?」

澪「ぶひーぶひーとかフンス!とか、いくら天然でも

  ちょっと無いなって思ってて…」グスッ

澪「でも、きっと私たちの見えないところで

  いつもすごいストレスとプレッシャーで追い詰められて…」ヒック

律「もうよせ、澪。」

 「アイツは今までそうやって生きてきたんだ」

 「これからもそれは変わらない」

 「今更、私たちが同情したって」

 「唯のプライドを傷つけるだけさ」

紬「唯ちゃん、明日学校に来るかな…」


律「そんなことよりアイス食って帰ろうぜー!!」

紬「そうね!!」


─次の日─

唯「おっはよー!」

律「ゆ、唯。おーす」

唯「おーす!」

澪「あの、唯、昨日はごめんな…」

唯「きのう?」

紬「ごめんなさい!私、友達を土壇場で裏切るのが夢だったの!」

唯「ほぇ、なんの事?」

澪「唯?」

唯「昨日は えーっと、みんなで帰って…あれ、頭が痛い」

律「いいんだ、唯!ムリに思い出さなくて!」

─休み時間─

紬「むーすーんでーひーらーいーてー♪」

唯「手ーをーうってーむーすんでー♪」エヘヘー


律「よし、ひとます唯はムギにまかせておいて」

澪「和。そういうワケなんだけど」

和「ふぅ、憂のシスコンにも困ったものね」

 「それさえなければイイ子なんだけど」

澪「和は知ってたのか?」

和「いえ、まさか足の裏を舐めてるなんて思わなかったわ」



和「でもこれは平沢家の家庭の問題よ。」

 「唯のために何かアクションを起こすことで」

 「ひょっとしたら憂の居場所がなくなってしまうかも知れない」

和「憂を呼び出して注意するって言っても」

 「そのあとの人間関係がどうなるか分からないわよ?」

澪「…そりゃ、足の裏を舐められるくらいならいいけどさ」

 「やっぱし ほっとけないよ」

律「唯は軽音部のメンバーだもんな!」


和「その言葉が聞きたかった」


律「まぁ逆にコレさえ言っとけば しまるっていうか」

─放課後ティータイム─

和「というワケで『憂の足裏ペロペロ中止作戦』なんだけど」

澪「うん」モグモグ

和「そもそも足裏がどうとかじゃなくて」

唯「ふむ」パクパク

和「憂のお姉ちゃん好きをなんとかしないと

  根本的な解決にならないと思うワケ」

律「確かに」ペチョペチョ

和「私にはケーキ無いの?」

紬「あるんじゃない?」クッチャクッチャ

和「あるのかないのかどっちなんだ」


梓「あの…それよりもですね」

澪「あっ、お前は唯が困ってたのにさっさと帰ってしまった梓じゃないか」

律「どうしたんだよ唯が困ってたのにさっさと帰ってしまった梓ー」

梓「ウザイなぁ」

 「それより話の流れ的に、唯センパイはここにいていいんでしたっけ」

唯「大丈夫、愛するムギちゃんのケーキを食べたことで

  昨日のことは全部思い出したよ!」

紬「ゆ、唯ちゃん!!」ズギューンム

律「ジョークだろ?」

唯「YES!YES!YES!」

紬「チクショオオオオオォォォ!!」バギューンム

梓「そんなくだらないことより」

紬「屋上」

梓「憂のシスコン魂をなんとかするオペレーションを

  私なりに考えてみたのですが」

唯「本当!?あずにゃん大好き!」

梓「どうせそれもウソなんでしょ?」

唯「ふっ、さてね」

梓「ようするに憂は唯センパイに幻想を持ちすぎなんです」

 「唯センパイがいかにだらしなくて最低のクズのヘタレで

  自分の事しか考えていないグータラな女、いやメス豚であるか

  思い知れば幻滅どん引き一刀両断」

 「二度とこんなゴキブリの足裏を舐めようなんて思わないハズです」

憂「お姉ちゃん、ご飯できたよ」

唯「…」

憂「おいしい?」

唯「…」

憂「ご飯おかわりする?」

唯「…」

憂「お姉ちゃん、そろそろお風呂入ろっか」

俺「うん!!!!!」

和「なるほど名案ね(ゴキブリはアンタでしょ唯はウンコまでキレイなのよ)」

澪「一理ある(ゴキブリはお前だろ、私の唯にヒドイ事を…)」

律「ゴキブリはお前だろ(さすが梓だぜ!)」

紬「私、一度後輩をゴキブリ扱いするのが夢だったの」ペッ

唯「それでアズブリ?ゴキにゃん?えーっと中野」

 「結局、何をすればいいの?」

梓「はい」

 「実は私、昨日、帰るフリをして実は平沢邸にコッソリ侵入したんです」

澪「実はって2回言ってるぞ」

和「さすがゴキ…おっと続けて」

梓「そしてセンパイ達が唯センパイの足裏に夢中になっているスキに

  平沢邸のありとあらゆる所にカメラをしかけておいたんです!!」

澪「なるほど、そこには100年の恋も冷める

  唯のあられもないない姿が…ってワケか」
  
律「けど、憂ちゃん一緒に住んでるんだろ?」

 「例え唯が寝ぼけて床にウンコをまきちらしても

  寝ぼけてウンコをパンにのっけて食べてても

  憂ちゃん全部知ってるんじゃないのか?」

唯「私はそこまでアレじゃないよ!!」

和「(チッ…)」

梓「確かに…唯センパイは家では意外としっかりしているんですね」

 「髪の毛たらしてアダルトチックな雰囲気を醸し出して」

 「ベッドの上でパンツに手を入れ始めた時はキターーーーと小躍りしましたが」

唯「変態!変態!変態!」

和「その動画、あとでダビングして」

 「でも憂ならそれで幻滅するどころか

  元気になるような気もするけど」

梓「いえ、ここからが肝ですよ」

 「なんと唯センパイ、2ちゃんねるでスレ立てしてたんです」

律「にちゃんねる?」

澪「知らないのか?色んな人が色んな事を書き込む掲示板さ。

  よく知らないけど」

紬「普通の人もカキコしてるけど、

  大半がニート、ひきこもり、犯罪者予備軍なの。

  よく知らないけど」

和「エロ画像収拾に罵詈雑言の罵りあい。

  あんな汚れたところにROMってるだけでも

  恥だというのに

  スレ立てまでするなんて

  確かに唯のイメージがブチ壊しね。

  よく知らないけど」

澪「どこでスレ立てしたかが重要じゃないか?

  犬猫大好き板とかなら問題ないだろ

  よく知らないけど」

梓「それが…VIPなんですよ」

紬「キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

 「よく知らないけど?」

和「それでスレタイは?

  よく知らないけど」



梓「そこは無難で「中間テストの定評が4.2だったんだけど悪いの?」

  だけど20分経ってもレスが一つもつかないもんだから

  ついに自演を始めて…ww」

澪「あーアレか!そういえばちょっと祭りになってたっけwww」

和「>>1がソッコー自演見抜かれて怒り狂ったあげく

  なぜかオパーイ晒し始めてwwww」

紬「あのアホ、唯ちゃんだったんだwwwwwww」

澪&和&紬「よく知らないけど」

唯「(死にたい)」

ああ、あのスレか
良く知らんけど

梓「そんな一部始終を収めた映像を

  憂に見せれば、多少は目も冷めるのでは」

澪「でも…」

 「憂ちゃんショック過ぎて唯の事 刺さないかな」

紬「」

和「」

唯「お返事は!?聞こえないよ!?」

梓「それはそれですよ」

律「そうさ」

 「何かを手に入れるためには何かを失う、これ常識な」

唯「もう足の裏くらい舐めさせてもいいような気がしてきた」


─帰り道─

梓「というワケでこのDVDに動画を入れておきました」

唯「えー本当に見せるの…?」ウルッ

澪「(半泣きの唯かわいい)

 「大丈夫さ。憂ちゃんだって適度に分かってくれるよ」

梓「そうですよ。唯センパイの足裏なんて舐めたくもないけど

  ご飯は作ってあげたくなっちゃう…そんな頃合の嫌われ具合で」

唯「そんなややこしい状態が存在するの!?」

紬「むしろ普通の家庭じゃないかしら」

和「さ、唯の家に着いたわよ」

唯「た、ただいま~」

─平沢邸─

憂「あれ、今日は梓ちゃんに和さんまで」

和「憂、別に「和ちゃん」でもいいのよ」

憂「アハハ、いいトシして「ちゃん」はアリエナイですよ~」

和「えっ」

梓「それより憂、今日は見せたいものが」

憂「えっなぁに?」

和「憂、別に「和ちゃん」でもいいのよ」

憂「あはは」

和「…」

唯「あずにゃ~ん、やっぱり辞めない…?」

梓「ダメです。ここはビシッと分からせてやらねばやるならやらねば」

唯「ウ~じゃあ私、自分の部屋にいるね…」

和「…私も唯の部屋で休んでるわ…」

梓「じゃあ私も(唯センパイ…)」ハァハァ

澪「じゃあ私も(唯…)」

律「じゃあ私も」 他意は無いよ田井中だけに

紬「むぎゅうう(むぎゅうう…)」ハァハァ

梓「じゃあ憂、これ勝手に見といて」ポイ

憂「私もお姉ちゃんの部屋に行きたいよ!!」

梓「憂…この中には唯センパイの恥ずかしい映像が」

憂「まことか」

─唯の部屋─

唯「さすがに6人もいると狭いね」

澪「そうだな。梓、ちょっと窓から飛び降りてみてくれないか」

梓「うざっ」

唯「だめ!あずにゃんいなくなっちゃヤダ!!」スリスリ

梓「うへへ、離れてくださいー、みんなが見てるじゃないですかー」ニヤニヤ

澪「(メ木几又す)」

梓「え、何聞こえない」

律「くそっ、澪め。唯の方ばっかり気にして。くらえディープキス!!」ムチュウウウゥゥゥ

澪「んぐっ、や、やめぇりちゅううぅぅ」クチョクチョ

紬「ホッホッホー!!」

和「それより憂、大丈夫かしら」

 「もう30分くらい経つけど」

唯「うん…この静けさが逆に不気味だよ…」

和「大丈夫、世界がどうなったって唯だけは助けるわ」

唯「和ちゃん…」ギュ…

和「ニョホホ」ギュ

梓「でも確かに遅いですね」

 「DVDは編集してあるから20分程度」

 「今頃、台所で包丁を研いでいるのかも」

唯「そんなの無責任だよ!」

澪「そもそもDVDの意味がよくわかんないんじゃないか?」

 「2ちゃんでスレ立てなんて知らない人からすれば

  チンプンカンプンだろ」

 「よくわからな」

紬「しつこい」

梓「う~ん」

律「ちょっと様子を見に行ってみようぜ」

唯「うい~」

憂「あっ、お姉ちゃん」

唯「うい?」

憂「ういだよー」

唯「わぁえへへ」

梓「あの、憂?DVDは?」

憂「う~ん、なんだかよく分かんなかったよ」

 「しばらく見返してみたんだけど」

梓「なんたる肩透かし」グゥ~

梓「あっ…」

憂「ふふっ、みんなお腹空いてるんじゃない?」

 「よかったら、お夕飯一緒に食べませんか」

律「あーでも親が作ってるだろうからなー」

憂「大丈夫ですよー。そんなにお腹はふくれないと思いますから」

澪「ん?じゃあちょっとだけ」

唯「わーぃ、そうしなよ」



憂「じゃあ、お姉ちゃん、足の裏出して」

唯「う、憂?」

紬「私、友達の妹がお夕飯薦めてきたら

  断って帰るのが夢だったの」

律「お前、本当に友達かよ」

澪「オボエェ」グゥロゲロッパ

憂「ほら、お姉ちゃん~」スッ

唯「いい加減にしろよ、このクズ野郎…」ガシッ

憂「えっ」

唯「そんなに舐めたければ舐めれば!?」

梓「(結局舐めさせるんだ)」

和「じゃあ遠慮なく」ペロ

唯「憂がそんなに足の裏が好きなら好きにすればいいよ」

 「だけど、気持ち悪いんだよ!!本当にイヤなんだよ!!」

和「えっ」ペロ…

憂「お姉ちゃん…」


 「もっと罵って!!」

澪「えっ」

唯「変態!変態!変態!」

憂「ああっ、足の裏を舐めるより、コッチの方が気持ちいいよぉ」

 「お姉ちゃん大好き」グスッ

唯「う、憂、うわぁぁあん、私も大好きだよぉぉぉ」グスッ

和「なにこれ」

澪「どう考えてもそんな流れじゃなかったろ」

紬「……おめでとう」パチパチパチ

澪「えっ」

梓「…おめでとう」パチパチ

律「お?おめっとさん!」パァンパァン!!

和「おめでとう!」パチパチ?

憂「おめでとう!」パチパチ

澪「クェッ…」

唯「ありがとう!」


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