唯「なんか臭くない?」
澪「そう言えば」
律「なんか臭うな」
紬「あ、水槽」
梓「ああ。トンちゃんですね」
唯「あちゃー」
梓「すっかり忘れてましたね」
律「水槽が緑色になってんな」
唯「これ完全に死んでるよね?」
紬「餌あげた事なかったものね」
澪「とりあえず水槽ごと捨てようよ。中を見たくないし」
唯「そうだね」
唯「よいしょよいしょ」
律「よいしょよいしょ」
紬「ふんすっ!」
どばっ
澪「これで良し、と」
梓「さよならトンちゃん」
唯「代わりはどうしよっか?」
澪「代わり?」
紬「何の?」
唯「トンちゃんのだよ」
梓「ああ。どうしましょうか?」
律「それはおいおい考えようぜ」
唯「そだね。急ぐものでもないし」
翌日、あずにゃんが事故で死んだ
唯「あーあ」
律「代わりはどうする」
澪「梓のか?」
律「ああ。梓は死んだからな」
唯「ギター弾ける人に心当たりある?」
律「何人か」
紬「いらないんじゃないかしら?元々4人だったわけだし」
律「それもそうだな」
澪「唯。梓の穴はお前が埋めるんだ」
唯「がんばるよ」フンスッ
翌日、りっちゃんが事故で死んだ
唯「連続だね」
紬「代わりはどうしようかしら?」
唯「誰か、ドラム出来る知り合いいない?」
紬「いない」
澪「いない」
唯「どうしようか?」
澪「なぁ」
唯「なーに澪ちゃん」
澪「私軽音部やめていいか?」
紬「困るわ。りっちゃんもいないのに」
唯「そうだよ。ベースも居なくなったらバンドが出来ないよ」
澪「ムギがパソコンで打ち込んでくれるよ」
唯「そっか。ならいいや」
紬「ダメよ」
紬「澪ちゃんは作詞担当でもあるんだから。いないと作曲ができないわ」
唯「そうだね。じゃあダメだ」
澪「作詞は唯も出来るだろ?任せるよ」
唯「そうだね。じゃあ私が作詞するよ」
紬「じゃあ私がそれに作曲して、ベースとドラムの音を乗せればいいのね?」
唯「それで私がギターを弾いて歌うよ」
澪「ならこれで退部出来るな」
唯「出来ないよ」
澪「どうしてだ?」
唯「部長がいないから退部届が受理出来ないよ」
澪「困ったな。どうしようか?」
紬「なら私が部長をやるわ」
澪「退部届だ」
紬「さよなら澪ちゃん」
唯「二人になっちゃったね」
紬「新しい部員を探しましょうか?」
唯「そうだね。今はベースとドラムを募集中だね」
紬「誰かいい人はいないかしら?」
唯「純ちゃんがベース弾けるよ」
紬「なら誘いましょう」
唯「純ちゃんベース弾けるよね?」
純「はい弾けますよ」
唯「軽音部に入らない?」
純「軽音部は澪先輩がいますよね。なら入りたいです」
唯「澪ちゃんはいないよ」
紬「澪ちゃんがいないからベースの鈴木さんを誘ったの」
純「なら入りません」
唯「残念だったね」
紬「他にいないかしら?」
唯「憂は何か弾けるかな?」
憂「オルガンくらいだよ」
紬「ならダメね」
翌日、ムギちゃんが事故で死んだ
唯「一人になっちゃった」
唯「お茶が飲みたいな」
唯「憂を呼ぼう」
憂「どうしたのお姉ちゃん」
唯「憂お茶淹れて。あと、オルガン弾けるならキーボードも弾けるよね?」
憂「お茶淹れたよお姉ちゃん。キーボードは頑張ってみるね」
純「憂がいるなら私も入部するよ」
憂「よろしくね純ちゃん」
唯「ギターとキーボードとベースがそろったね」
憂「お茶だよ二人とも」
唯「ティータイムも大丈夫だね」
翌日、私が事故で死んだ
憂「お姉ちゃんが死んだ」
純「私たちだけになっちゃったね」
憂「どうしよっか?」
純「新入生を誘おう」
菫「ドラムの菫です」
直「DTMの直です」カタカタ
純「ベースの純だよ」
憂「オルガンの憂です」
純「メンバーがそろったね」
直「足りない音は作ります」カタカタ
憂「これで解決だね」
翌日、純ちゃんが事故で死んだ
憂「あーあ」
直「ベースの音は作ります」カタカタ
菫「なら大丈夫だね」
憂「ありがとう直ちゃん」
翌日、憂が事故で死んだ
直「足りない音は作るね」カタカタ
菫「私はお茶を淹れるね」
直「ボーカルはどうしようか?」
菫「そうだね。新しい部員を誘おう」
直「そうだね。新しい部員を誘おう」
おしまい
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