唯「目指せポケモンチャンピオン!」(1000)

前スレ

唯「目指せポケモンマスター!」
唯「目指せポケモンマスター!」 - SSまとめ速報
(http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1258809519/)

スレ立て感謝です


これまでのあらすじ

なぜかポケモンの世界に来てしまった唯は、マサラタウンでオーキド博士に助けられ、仲間を探す旅に出た。
トキワの森で梓、ニビシティで律と再会し、一行は3人で旅をすることとなる。
一行はお月見山で澪と再開したが、澪はロケット団の部隊長になっており、記憶を失っていた。
ロケット団から澪を取り戻すと決意した3人は、マサキの協力でクチバシティのサント・アンヌ号に乗り込み
そこで出会ったサント・アンヌ号の船長から、紬と30年前に会ったこと、紬がポケモンリーグの初代チャンピオンであることを聞かされる

3人は、澪を取り戻すため、紬に再開するためにポケモンチャンピオンを目指すことを決意、旅を続けた。
タマムシシティのロケット団アジトで再会した澪は一瞬記憶が戻りかけたが、サカキの登場によって一行は逃げざるを得なかったが、
ロケット団と戦う為に、ジムリーダー・エリカの協力を得て、各リーダーに連絡してもらえることになった
そして3人はシオンタウンでフジ老人をロケット団から助け、フジ老人からかつての紬の話を聞かされるのだった。

一方、ロケット団は全戦力をヤマブキシティに集結させていた・・・



シオンタウン フジ老人の家

フジ「こうしてポケモン屋敷を閉鎖したわしは、本土に渡って・・・まあいろいろあって今こうしているんじゃ
   紬ちゃんとはあの日以来会ってないのう」

唯「じゃあやっぱり、今どこにいるかはわからないんですね」

フジ「ああ。すまんのう」

律「いえ・・・ムギの話が聞けて良かったです」

フジ「ひょっとして、紬ちゃんの探していた友達というのは・・・君らじゃないのかね?」

「!!!」

フジ「おかしなことを言っているのはわかっている・・・しかし君らから紬ちゃんと同じ雰囲気が感じられるんじゃ」

唯「フジさん・・・そうです。私たちがムギちゃんの友達なんです・・・信じられないでしょうけど」

フジ「なにか特別な事情があるようじゃが、聞かないでおこう。だがわしは君たちを信じるぞ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シオンタウン

律「さーて・・・これからどうする?」

唯「やっぱり、行きたいよね」

梓「はい。ムギ先輩が暮らしてたグレン島に・・・」

律「だよな・・・。カツラって人もまだ現役みたいだし。その人にも話聞きたいよな」

唯「でも、澪ちゃんとロケット団も放っておけないよね。エリカちゃんも・・・」

律「うん・・・だったらさ、一つ考えがあるんだ」

梓「なんですか?」

律「二手に分かれよう」

律「二人だってその考えはあっただろ?でもせっかく再会したのにまた別れるのが怖くて誰も言わなかった。
  私もだけどだね」

梓「確かに別れた方が効率いいのかもしれないですけど・・・」

唯「バラバラになるなんて嫌だよ!3人一緒がいい。それに、3人だから片方が一人になっちゃうよ・・・」

律「大丈夫。私が一人になるから」

唯「そんな!駄目だよ!」

律「いいんだよ。私がタマムシのエリカの所に戻る。二人はグレン島に向かってくれ。
  グレン島までは遠くて大変だから、そっちが二人になった方がいい」

梓「律先輩・・・」

唯「また別れるなんて・・・」

律「平気だって。今度はお互い行き先も分かってるんだから!」


唯「うう・・・嫌だよ」ポロポロ

律「唯!澪のこともムギのことも心配だろ?」

唯「うん・・・」

律「だからこうするしかないんだよ。唯たちはグレン島でカツラの話を聞いたら戻ってこい。
  ちょっとの間だけだよ」

唯「りっちゃん・・・絶対また会えるよね・・・?」

律「もちろん。唯達が行ってる間に、私はジムリーダー達を仲間にするから!」

梓「律先輩・・・すいません・・・グスッ」

律「梓まで泣くなって・・・」

個人的には律「よく見てろよ」以来のヒット
支援

梓「・・先輩っ!私が1人でタマムシに戻ります!」

律「な、何言ってるんだよ!後輩を一人にできるわけ・・・」

梓「たぶん私たちの中では律先輩が一番強いと思います。グレンへの道中で何が起こるか分かりません。
  唯先輩には私より律先輩がいた方がいいです」

唯「りっちゃんもあずにゃんも一人になっちゃダメだよ!だったら私が一人になるよ!」

律「ああ・・・もう収拾がつかない・・・こうなったら」


梓「クジ引きですか?」

律「そう。ここに三つの紐がある。一つだけ印をつけといた。印が出た人は1人でタマムシへ戻る」

唯「そんなことで決めたくないよ・・・」

律「良く考えたら、タマムシに戻ればエリカがいるし、一人でも安全だと思うんだ。
  グレンへ二人でいくのとどっちが大変かわからなくなってきた。だからいっそのことくじ引きで決めよう」

梓「・・・いいですよ。私は」

律「唯は・・・?」

唯「わかったよ・・・」

律「OK。結果に文句はなしだぞ。引いてくれ」

梓「はい」

唯「うん」

律「引いたな・・・印は・・・」

梓「・・・私ですね」

唯「あずにゃん!」

律「あ、梓・・・やっぱり私が」

梓「文句はなしだって言いましたよね?私で大丈夫です」

このスレ見てたら急にポケモンやりたくなってきたんで、

SS買ってきちゃった


律「・・・わかった。なるべく早く戻ってくるからな。澪をよろしくな」

唯「あずにゃん・・・」

梓「唯先輩。絶対また会いましょうね?」

唯「あずにゃあああん!」ガバッ

梓「う・・・唯先輩・・・グスッ」

唯「絶対・・・戻るからね?こんな先輩でごめんね・・・」

梓「そう思うんなら二人とも、もとの世界に戻ったらちゃんと練習してくださいね?」

律「うん。約束するよ・・・唯、行こう?」

一番戦闘してないはずなのに一番強いって、やっぱりタケシのポケモンなだけのことはあるか

>>27
俺も最近SS買いました


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

12番道路(シオンタウンの南)

唯「あずにゃん・・・大丈夫かな」

律「まだ別れて数分だろ・・・大丈夫だよ。タマムシにさえつけばエリカがいるんだから」

唯「そ、そうだよね!先輩なのに私が落ち込んでちゃだめだよね!」

律「そうだぞー。先輩の私たちがしっかりムギの情報を掴んでこないとな」

唯「あ、りっちゃん」

律「お・・・久し振りだな」

カビゴン「ZZZ」

唯「前に会ったときからずっと寝てるのかなあ」

律「そんな感じだな・・・それにしてもこいつは、クチバに行く道とこの先、セキチクシティに行く道を同時に
  ふさいでるわけか」

唯「・・・どうしよう?」

今は必要性感じないのでコテつける予定はないです



律「じゃーん!これだ!」

唯「これはフジおじいさんにもらったポケモンの笛?」

律「この音色を聞いたポケモンは眠りから覚めるって言ってたろ?このポケモンにうってつけだよ」

唯「その笛を吹くの?」

律「そりゃ吹かないと鳴らないからな」

唯「でも・・・元はフジおじいさんの笛だったんだよね」

律「・・・」

律「唯・・・吹くか?」

唯「遠慮しとくよ」

律「いやいや、唯笛好きだろ?吹きなよ」

唯「りっちゃんだってハーモニカもってるでしょ?りっちゃんが吹いた方が似合うよ」

ギャーギャー

タケシ「ふう。やっとディグダの穴を抜けたぜ。おや?この声は・・・」

タケシ「おーい!」

律「ん?誰だ?このポケモンの向こう側にいるな」

タケシ「タケシだよ!お前、律じゃないのか!?」

律「タケシ!?なんでこんな所にいるんだ?」

唯「あ、私もいるよー!」

タケシ「やっぱりお前たちか!俺は用事でここまで来たんだが・・・というかこのポケモンはなんだ?通れない」

律「唯・・・ちょうどいいところに」

唯「うん。これで解決だね」


律「タケシ!いまからそっちにもの投げるから!」

ポイ

タケシ「おっと・・・これは笛か?」

律「それ私の笛なんだ・・・タケシさんに吹いてほしいな・・・」←声色

タケシ「//」ズキューン

タケシ「わわわわかった!吹けばいいんだな!」

ピュルル~ルル~♪

律「(ニヤリ)」

唯「(りっちゃん・・・恐ろしい子!)」

目を覚ましたカビゴンが襲いかかって来た!

タケシ「ぎゃあああああ!」

タケシwww


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

タケシ「はあ、はあ・・・」

律「おーやっぱジムリーダーなんだな。こんなでかいポケモンを倒せそうだ」

タケシ「はあ、はあ・・・もう限界だ・・・何回攻撃しても眠って回復されちまう。
    俺が戦っている間に誰かモンスターボールで捕まえてくれ」

律「唯、空のボール持ってたよな?」

唯「うん」

タケシ「今だ!」

唯「ほいほーい」ポイ

ボン

唯「はい、捕まえた♪」

タケシ「ふう・・・カビゴンなんて珍しいポケモンがこんなところに出るなんてな。
    で、お前らはどうしてこんな所に?仲間は見つかったのか?」


カメックス
カビゴン


サイドン(ドサイドンなし?)


バタフリー

唯が強えぇw

バタフリーなめんなよ
ポケスペだとなかなか強い

しかし梓はニャースよりエネコやニャルマーの方が合ってるよな
まぁ、しかたないけど




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

タケシ「なるほどな・・・ロケット団と・・・」

律「うん。タケシも協力してくれないか?タマムシシティに行けば梓やエリカがいるはずだ」

タケシ「いいぞ。協力しよう(タマムシシティって女の子だらけのジムがあるんだよな//)」

唯「わあ!ありがとう!」

タケシ「俺も予定があったんだが、お前らグレン島に行くんだろ?ちょうどよかった」

律「ん?」

タケシ「俺の予定ってのは、ニビ博物館に頼まれてこの研究資料をグレン島のポケモン研究所に
    運ぶことなんだ」

唯「なにこれ?綺麗だね~」

タケシ「”ひみつのコハク”だそうだ。俺にはよくわからないけどかなり貴重なものらしい」

律「つまり、私たちが代わりにこれを島に届ければいいんだな?お安い御用だ」

タケシ「じゃあ頼んだぞ」

律「おう!梓とエリカに会ったらよろしくな!」

タケシ「あ、この笛はいいのか?」

律「ああそれ?あげるよ」

タケシ「え・・・律の笛をもらえる・・・?//」

唯「それりっちゃんの笛じゃなくて、フジっていうおじいさんの笛だよ」

律「そう。ちなみに私は一回も吹いてないから。じゃあね!」

唯「ばいば~い」

タケシ「ちくしょう!お前ら人間じゃねえ!!」

あずさん忘れてたorz

>>48
弱いとは言ってない
個人的には大好きだぜ

>>48
あずにゃんはブラッキーがお似合いだと何度言えば

>>54
イーブイ系で言うなら
唯:イーブイ
澪:グレイシア
律:サンダース
紬:ブースター
梓:ブラッキー
憂:リーフィア
和:エーフィ

だな

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

タマムシシティ ポケモンジム

エリカ「それであなたが一人でここまで来たんですのね。良く頑張りましたわね。えらいですわ」

梓「そ、そんなことないです。あの、カスミさんへの連絡は・・・?」

エリカ「いたしましたわ。カスミさんは私が連絡したのを驚いていましたが、喜んでくれましたわ」

梓「そうですか。良かったです」

エリカ「あなた方のおかげですわ。それに、カスミさんも私が連絡する前からロケット団と戦おうとしてたみたいですわ」

梓「どういうことですか?」

エリカ「カスミさんのところには今、ヤマブキシティのジムリーダー、ナツメさんがいるそうですわ。
    ナツメさんはヤマブキがロケット団に占領された時になんとか脱出してハナダジムに来たらしいんですの」

梓「(もしかして・・・あの時?)」


エリカ「カスミさんとナツメさんは今このタマムシに向かってきてくれていますわ。
    他のジムリーダーへの連絡は、サカキさんの例もある以上、今は控えた方がいいとの結論が出ましたわ」

梓「他にもロケット団に協力しているジムリーダーがいるかもしれないんですか?」

エリカ「わかりませんわ。しかし完全に信用ができない以上はリスクを負うべきではありませんわ
    ポケモンリーグ本部も、サカキをわかってて野放しにしている可能性もありますから、そちらにも連絡は控えることになりましたわ」

梓「あの・・・私に何かできることはありますか?」

エリカ「今は待つしかありませんわ・・・ですが、私でよければ訓練して差し上げますわよ?」

梓「・・・いいんですか!」

エリカ「ええ。ただし、虫ポケモンはあまり使わないでほしいですわ」

すいません風呂などでしばらく離れます

ひとまず乙

一方50年前・・・・・・

さわ子「きずぐすりをここのポケットのどくけしと入れ替えて・・・・っと!」


テッーテー♪


戦闘終了後

さわ子「ここらへんのトレーナーには大体勝てるようになったわね・・・・ってちょっとピジョット!?どうしたの!?」

ギャーオー!


アネ゛デパミ゛誕生の瞬間である。

唯「澪ちゃんがサワムラーになっちゃった……」

なんだか壮大になってきた

前スレの日記を見ていたら屋敷に行ってみたくなった訳だが…
リメイクじゃ噴火で跡形もないとか…

>>72
そこで俺はFRを買った

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

セキチクシティ ポケモンセンター

ピンピンピロリン♪

律「やっとセキチクシティについたな」

唯「疲れたね~」

律「そういやカビゴンに名前付けたのか?」

唯「うん。ゴン太って名前にしたよ~」

律「唯らしいな。それで、この町からグレンに行く方法だけど、
  マップによると海を越えて双子島って島を経由していかなきゃいけないみたいだ」

唯「海かあ。船あるのかな」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

律「ええ!船ないんですか!」

住人「この町からグレンに行く人はほとんどいないからね~。
   用事がある人は泳いでいくかポケモンに乗っていくんだよ」

律「どこからなら船出てるんです?」

住人「クチバから連絡船が出てるけど、数週間に1回とかだねえ」

律「うわあ・・・」

唯「あのお。ポケモンに乗っていくって、ポケモンが人を乗せて泳ぐんですか?」

住人「そうだよ。波乗りっていう技を覚えれば人を乗せて長距離を泳げるようになるんだ」


唯「どうすれば覚えられるんですか!?」

住人「秘伝マシンを使えば覚えられるよ。ちょうどこの町のサファリゾーンでキャンペーンをやってるよ。
   時間内にサファリゾーンの奥まで行けたら波乗りの秘伝マシンがもらえるんだ」

唯「わかりました!ありがとうございます!・・・りっちゃん!」

律「おお!サファリゾーンに行くしかないな!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

セキチクシティ サファリゾーン

唯「広いねー!」

律「だなー。ここはいろんなポケモンが捕まえられるらしいけど、そんなことしてる暇はないよな。
  急いで奥までいかないと。入場に500円もかかったし」

唯「でも探険みたいでわくわくするね~!」

ガサガサ

律「急げ~」

唯「りっちゃんまってよう」

ガサ!

ケンタロス「んも~」

唯「うわ!ポケモンが出てきたよ!」

律「牛なんかを相手にしてる暇ないんだよ。あっち行け!」

律は石を投げた!ケンタロスは逃げだした!

律「まったく・・・急ぐぞ唯」

今週中に終わるのか?

サファリゾーン 奥地

唯「けっこう奥まで来たね~」

律「うん。牛が何回も出て大変だったよ・・・」

唯「捕まえても良かったんじゃないの?」

律「あんな牛どうせたいして強くないだろ・・・それより唯、あそこに小屋がある。
  あれがゴールじゃないかな?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

従業員「おめでとうございます。見事時間内に小屋にたどり着きましたので、この波乗りの秘伝マシンをプレゼントします!」

律「よっしゃあ!」

唯「やったねりっちゃん!」

律「帰ろうぜー」

申し訳ない 飯食ってきます!

いってらー(・ω・)ノシ

律はケンタロスが似合う気がする

地震・サイコキネシス・吹雪・大文字・のしかかり・破壊光線・波乗り・怪力

初代の攻撃技だけでもこんなにあるんだから、技数制限ないカビゴンとかかなりのチートだよな

お待たせしました


セキチクシティ 海岸

唯「秘伝マシンだよカメ太ー」

ギュイーン

律「これで技を覚えたのかな?」

唯「どうなんだろ?」

カメ太「ギャウ!」

唯「覚えたって!」

律「そっか。しかし二人でカメ太には乗れないよなあ。どうしよう」

ゴン太「・・・ごん」

唯「え!ゴン太も覚えられるの!?」

律「まじかよ」


波乗り持ち二体・サイホーン・プテラとかカツラカワイソス


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

19番水道

カメ太「♪」バシャバシャ

ゴン太「ZZZ]プカー

唯「カメ太ー!気持ちよくてもあんまり先行っちゃだめだよー!」

律「波乗り覚えたのはいいけど、速度が凄く遅いな・・・」

唯「仕方ないよ。のんびり行こう」

律「うーん・・・なんか眠くなってきたな」

唯「ゴン太の上気持ちいいもんね!ふあ・・・私も眠くなってきた・・・」

律「ちょっと昼寝するかあ・・・」

唯「だねえ・・・おやすみ・・・」

支援


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

唯「・・・ちゃん!りっちゃん!」

律「うーん・・・唯?」

唯「りっちゃん起きて!」

律「ここは・・・ついたのか?」

唯「ううん。町が見当たらないからたぶんグレンじゃなくて双子島だよ」

律「なんだよ・・・って寒い!!何この島!」ブルブル

唯「わからないけど私が起きたときはもうすっごく寒かったよ・・・」

律「こんな島さっさと出てグレンに向かおうぜ」

唯「でもりっちゃん・・・」

律「ん?」

唯「カメ太とゴン太がいない・・・」

フリーザー「私の戦闘力は53万です」バサバサ

フリーザー「いいでしょう、やってしまいなさい・・・ファイヤーさん、サンダーさん」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

唯「カメ太あ~ゴン太あ~」

律「けっこう奥まで来ちゃったな。・・・それにしても寒い」

唯「あ、こうやってくっつけばあったかいよ!」ギュウ

律「そうだけどこれじゃあ歩きにくいだろ?」

唯「いいっていいって。カメ太あ~ゴン太あ~!」

律「サイクロン。今ポケモンはお前だけだからな。頼りにしてるぞ」

サイクロン「がおー」

律「よし」

サイクロン「・・・!」ビクッ

律「ん?どうしたサイクロン」

サイクロン「」ブルブルブル

唯「怯えてる・・・」

律「なんだ?あっちの方向に何かあるのか?」

サイクロン「がお!」

律「何かあるみたいだな。行ってみよう」

唯「うん!」


律「ううーどんどん寒くなってきた・・・」

唯「なんか周りに霜が出てきたよ・・・」

律「なんだんだよここは・・・」

唯「あ!!カメ太!」

カメ太「・・・」ボー

唯「カメ太あ~良かった―無事で!」スリスリ

律「ゆ、ゆい」

唯「どうしたの?」

律「・・・目の前」

唯「へ?」

フリーザー「・・・・・・」


唯「わわわわ!」

律「唯落ち着け!そいつ全然動いてないぞ!」

唯「あれ?本当だ」

律「まるで氷みたいにピクリともしない・・・」

唯「それにしても綺麗な鳥ポケモンだね~」

律「うん。なんつーか、神々しいな」

カメ太「・・・」ボー

サイクロン「・・・」ボー

唯「カメ太もサイクロンも見とれちゃってるのかなあ?」

律「ポケモンにしかわからないオーラみたいなものがあるのかもな」

唯「動かないのかな?死んでるようには見えないんだけど・・・」

律「余計なことするなよー?なんか起こしたらいかにもやばそうだ」

唯「は、そういえばゴン太も探さないと・・・でもちょっと触るくらいならいいよね?
  触ってみたい・・・」

フリーザー「・・・」

律「やめとけって。触らぬ神に祟りなしだ」

唯「ええでもお」

律「だーめ!いいか触るなよ?絶対触るなよ?」

唯「わかったよ~。行こう!」スック

ツルッ!!

唯「あ、氷ですべった!」

ゴチン!

唯「いてて・・・頭打っちゃった」

フリーザー「・・・」ギロリ

唯「・・・あ」


フリーザー様・・・・


唯「・・・お早うございます」

フリーザー「ギャーオ!!」



律「うおおおおおおおおお!」

唯「ひえええええええええ!」

ダダダダダダダ!

フリーザー「ギャーオ!」バッサバッサ

唯「あわわ・・・まだ追ってくるよー!」

律「眠りから起こされて怒ってるんだよきっと!とにかく走れ!」


律「はあ、はあ・・・あ、唯ストップ!」

唯「え?っとと」

ザザーン

律「崖だ・・・追い詰められちゃった・・・」

唯「そんなあ・・・」

フリーザー「ギャーオ!」

律「くそ!行け!サイクロン!」

唯「カメ太!」

フリーザー「ギャーオ!」

フリーザーの吹雪!

カメ太は倒れた!サイクロンは倒れた!

まぁ・・・・そうなるよな・・・・・・・


律「ああ・・・ここまでか・・・」

フリーザー「ギャーオ!!」





カツラ「ウィンディ!だいもんじ!」

フリーザー「ギャーオ・・・!?」

唯「え?誰?」

カツラ「君たち!助かりたければ今のうちに早くこっちに来い!」

律「え、は、はい」

ダダッ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

カツラ「ここまでくればしばらく大丈夫だろう。怪我はないか?」

唯「はい。大丈夫です」

律「あの、どなたか存じませんが助けてくれてありがとうございます」

カツラ「礼はいらんよ。私の名前はカツラだ」

律「カツラさん!?ジムリーダーの?」

カツラ「ん?私の名前を知ってるということは、私に挑戦しに来たのか?」

唯「いえ、あの挑戦ではないけど、会いに来たって言うか」

カツラ「・・・?まあ詳しい話はあとで聞こう。今はここから離れるのが先だ。
    フリーザーがいつになく怒っている・・・」

律「フリーザーってあのポケモンの名前ですか?」

フリーザー「ぜったいに許さんぞ虫けらども!」

唯「ずれてる!」

律「ずれてる!」


カツラ「おい」

カツラ「そうだ。あいつはこの島を守る伝説のポケモン・・・
    普段はあんなに暴れずにじっとしているのだが」

唯「あの・・・すいませんたぶん私がぶつかって起しちゃったから」

カツラ「いや、起こしたぐらいじゃあそこまでは怒らない。伝説のポケモンは感受性がとても強いからな。
    今カントーで何か大きな出来事が起こっていると感じているのか・・・それとも君たちに特別な何かを感じたのか」

律「特別な何か・・・」

カツラ「まあいい。急いで島を出よう。グレンに行くんだろ?」

唯「あ、ゴン太!私のポケモンがいなくなっちゃったんです!」

カツラ「ゴン太・・・もしかしてカビゴンのことか?あっちの方で木の実をがつがつ食べてるカビゴンならいたんだが」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

カツラ「ここだ」

ゴン太「♪♪♪」ガツガツ

唯「あ!ゴン太あ~!」

カツラ「この辺りには珍しい果物の木が多い。カビゴンはそのにおいを察知してきたんだろうな」

律「フリーザーよりも果物に反応したのか・・・大物だな。
  それにしてもカツラさん、なんでこの島に詳しいんですか?」

カツラ「最近はよく調査で来ているからな」

律「調査?」

カツラ「最近グレン島で地震が増えてきてな・・・
    一部の間じゃ数年のうちにグレン島の火山が噴火するという噂もあるんだ。
    まああくまで噂なんだが、万が一グレン島に住めなくなった時の為に島民が移住できないかとこの双子島を個人的に調査してるんだよ」

唯「えへへ、お待たせしました!行きましょう!」

律「ったく。ポケモンもトレーナーもお気楽だなあ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

グレンタウン

カツラ「着いたぞ。グレン島へようこそ」

唯「(ここがムギちゃんの暮らしてた島・・・)」

カツラ「私に話があるんだったな。ジムで話を聞こう」


グレンタウン ポケモンジム

カツラ「さて・・・それで話というのは?」

律「信じられないかもしれませんが・・・正直に話します」

唯「私たち、ムギちゃん、琴吹紬ちゃんが探していた友達なんです!」

カツラ「!!!」

内容が内容だから読む奴もゆとりなんだろ多分

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

律「これが私たちの今の状況です・・・」

カツラ「そうか・・・フジ博士は元気みたいだな。よかった」

唯「あの・・・信じてもらえますか?」

カツラ「信じるさ・・・唯と律。紬が言っていた友達の名前のなかにあったよ
    それに、違う世界から来たという方が記憶喪失よりしっくりくる・・・
    言いにくいが彼女の雰囲気はそんな感じだった」

唯「あ、ありがとうございます!」

律「あの、やっぱり今どこにいるかはわからないですか?」

カツラ「ああ。すまんな・・・だが」

唯「?」

カツラ「・・・いや、何でもない。忘れてくれ」




カツラ「それとロケット団の件だが、もちろん私も協力するよ」

律「本当ですか!ありがとうございます!」

唯「ここまで来たかいがあったね!」

律「そうだな!ジムリーダーの協力者がまた一人・・・あれ?」

唯「どうしたの?」

律「私たちの目的の一つはジムリーダーに協力を頼むことだったけど」

唯「うん」

律「セキチキクジム行くの忘れてた・・・・」

>>190
なんだかんだ言って、ずっと張り付いてるじゃん


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

タマムシシティ ポケモンジム

梓「はあ、はあ・・・」

エリカ「疲れてますわね。そろそろ休憩にいたしましょう。戻りなさい、ウツボット、ラフレシア」

梓「はあ・・・はい、すいません。戻って、あずさん、ぴーたん」

エリカ「とても素晴らしいですわ梓さん。ニャースもバタフリーもあなたのことを信頼しています。
    きっとあなたはとても強いトレーナーになれますわ・・・やはりあの時あなたが秘める可能性を感じて
    不戦勝にしたことは間違いじゃなかったみたいですわね」

梓「本当ですか・・・?」

エリカ「あら嫌だ」

梓「どうしました?」

エリカ「ジムの外に男の気配を感じますわ」

梓「まさか・・・ロケット団?」

エリカ「いえ、たぶんただの変態さんですわ」

梓「へ、変態!?」

エリカ「このジムのトレーナーは女の方ばかりですから、たまにジムを覗きにくる変態さんが現れるんですの」

梓「こ、こわいですね・・・」

エリカ「大丈夫です。こういう時の為に外に私のポケモン、モンジャラが隠れてますわ。
    怪しい男を見つけたら縛るように言ってありますの。・・・そろそろですわね」






タケシ「ぎゃあああああああああ!」

エリカ「ほら、かかりましたわ」

タケシ「な、なんだこのモンジャラは!いきなりからまれちまった!」

エリカ「こんにちは変態さん。今警察を呼ぶので少々お待ちくださいまし」

タケシ「ま、まま待ってくれエリカさん!俺だよ!」

エリカ「わたくし殿方のお知り合いはいませんの。あなたのことなど知りませんわ」


梓「(変態ってどんな人なんだろう。怖いけど気になる)」ソー

梓「ってタケシさんじゃないですか!?」

タケシ「あ、君は!」


エリカ「タケシ・・・聞いたことがあるような気がしますわ」

タケシ「エリカさんの就任式の時に会っただろ!俺はニビジムリーダーのタケシだよ!」

エリカ「あら嫌だ。そういえば思い出してきましたわ」

タケシ「それは良かった。早くほどいてくれ」

エリカ「それで、ジムリーダーがなぜ覗きを?」

タケシ「だから覗きじゃない!律たちに言われて協力しに来たんだ!」

梓「先輩たちに会ったんですか!?」

タケシ「ああ、12番道路でな。ジムリーダー達と協力してロケット団と戦うから手伝ってくれと」

エリカ「でしたらそう言ってくだされば良かったのに・・・」

タケシ「必死に言おうとしてただろ!」

エリカ「あら嫌だ。殿方はすぐに怒鳴るんですのね」

タケシ「ごめんなさい・・・」


カスミ「あら?タケシじゃない。こんなところで何してるの?」

ナツメ「モンジャラにからみつかれて滑稽な状態になってるわね・・・」

エリカ「あら、カスミさん、ナツメさん。いらしてくれたんですね」

カスミ「やっほー。久しぶりエリカ!それに梓も」

ナツメ「あなたには確かハナダジムで・・・」

梓「はい、少しだけ会いましたね。来てくれてどうもです」

エリカ「良く来てくださいましたわ。ジムの中でお休みください。
    あ、タケシさんも一応協力者ですわ」

ナツメ「・・・信用できるの?」

エリカ「覗きはしましたがロケット団とは関係なさそうですから、大丈夫ですわ」

タケシ「覗きじゃないっていってるだろう!」

エリカ「おかしいですわね。私のモンジャラは下心に反応して攻撃するのですが・・・」

タケシ「な!しまった!そんなの反則だろ!」

エリカ「あら嫌だ。本当に下心がありましたの?冗談でしたのに・・・」

タケシ「」

エリカ「とにかくみなさん中に入ってください、作戦会議をいたしましょう。
    どうぞこちらへ。あ、すいませんがこのジムは男子禁制ですので。
    でもジムの屋外スピーカーで会話には参加できますから安心してください」

ゾロゾロ

タケシ「・・・」


ナツメ「ロケット団はヤマブキシティを完全に占領しているわ。東西南北のゲートは封鎖、
    街の至る所にロケット団がいて住人は監視されてる」

エリカ「梓さんのお話だと、ロケット団の本部はヤマブキに置かれて兵力を集結させてるらしいですわ。
    それにジムリーダーの動きも察知しているみたいですの」

梓「はい。それに、リーグ本部にコネがあると言っていました」

カスミ「やっぱり!道理で本部がまったく動かないと思ったわ。
    ヤマブキの占領くらいすぐに気づくのに・・・」

タケシ「リーグ本部が動かないとなると四天王への協力要請は難しいな・・・
    彼らがいれば・・・」←スピーカー

梓「四天王?」

リメイク金銀のワタルには焦った

カスミ「四天王っていうのは、ポケモンリーグ本部に選出された四人の強いトレーナーたちのことよ。
    リーグ期間中にこの四人を倒し、現在のチャンピオンを倒せばポケモンチャンピオンになることができるわ」

エリカ「ですが、四天王の個人情報は非公開で、リーグ期間以外は各々の暮らしにもどりますので、
    リーグ本部に頼まないと連絡することは不可能なんですわ」

梓「そうなんですか・・・」

ナツメ「本部が腐ってるんなら四天王も信用できないけどね・・・」

タケシ「ところで、集まるリーダーはこれだけなのか?他のリーダーたちは?」

エリカ「他のリーダーの方は信用できないので、連絡していませんわ」

タケシ「カツラさんはいい人だと思うぞ」

エリカ「ご存じなのですか?」

タケシ「俺は博物館の頼みでたまにグレン島のポケモン研究所に行くからな。カツラさんは研究所も手伝ってるみたいで
    何回か会ったことがあるんだ」

カスミ「連絡できる?」

タケシ「連絡先はおれのジムじゃないとわからん」

エリカ「使えませんわね」

タケシ「ごめんなさい」

梓「あ、でもどちらにしろ先輩達が会いますから」

エリカ「あら、そうでしたわね。唯さん達にまかせましょう」

梓「(唯先輩、律先輩・・・今頃どうしてるかなあ)」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

グレンタウン

カツラ「セキチクジムのキョウは少々変人だがいいやつだ。
    私から連絡しておこう」

律「すいません。いといろと」

カツラ「いいんだよ。私はこれからタマムシに向かう準備をするとしよう」

唯「私たちは・・・ムギちゃんが住んでたポケモン屋敷を見に行きたいです!」

律「あと研究所に用もあったな」

カツラ「ポケモン屋敷か。あそこはもはや完全な廃屋で少し危険だが・・・まあ君たちなら大丈夫だろう
    気をつけろよ」



>>243今日は何時まで書くの?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

グレンタウン ポケモン屋敷

律「ここでムギは暮らしてたのか・・・」

唯「なんかちょっとだけムギちゃんに近づけた気がするね」

律「そうだな・・・あ、唯ピアノがあるぞ」

唯「ホントだ!ボロボロだけど・・・」

律「もしかしたらムギがこれを弾いてたかもしれないな」

唯「きっとそうだよ!触ってみよ」

ボロロン♪ ボロン♪

律「やっぱ音も酷いな・・・」

唯「あ、りっちゃん。楽譜がまだ置いてあるよ」

律「当然だけど楽譜もボロボロか・・・どれどれ・・・!これって!」

唯「え・・・なに?」

律「この曲・・・ふわふわ時間だよ」

唯「ええ!じゃあやっぱり!」

律「ムギが書いたんだな・・・やっぱりムギはこの屋敷でこのピアノを弾いてたんだ」

唯「ムギちゃん・・・」

律「何もないと思ったけど、来て良かった・・・」

唯「そうだね・・・」

>>244
少なくとも3時までは書きます


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

タマムシジム

カスミ「それにしても、ロケット団はなぜヤマブキシティを占拠したのかしら・・・」

ナツメ「ヤマブキシティには、大企業シルフカンパニーをはじめとして、カントー中で流通する製品を作っている
    会社が多数あるわ。金儲けが第一目標のロケット団にとってはこの上ない町なんだと思う」

エリカ「たしかにそうですけど、それだけではない気もしますわ・・・お金のある所に行って奪うだけでは、
    ただの強盗と同じですもの」

トレーナー「失礼します、カスミさん!ハナダジムから緊急通信が来てます!」

カスミ「どうしたの!?」

トレーナー「こちらでお話しください」

カスミ「もしもし、私よ!」

海パン野郎『カスミさんですか!今、ハナダシティを大量のロケット団員が通過していったんです!』

カスミ「な・・・!」


海パン野郎『止めるべきだとは思ったんですが・・・団員の人数が多くて・・・
      カスミさん抜きの我々ジムトレーナーではとても手出しできませんでした!』

ナツメ「まさか、ロケット団が私たちの動きを知りながら妨害してこなかったのは・・・ハナダから遠ざけるため・・・?」

カスミ「通過って、どこに!?」

海パン野郎『24番道路、岬の小屋方面です!』

一同「!!!」

タケシ「岬の小屋・・・まさか」

エリカ「そういうことでしたの・・・」

ナツメ「やられたわ・・・」

梓「え?どういうことです?」

カスミ「岬の小屋のマサキって知ってる?」

梓「はい」

カスミ「彼はポケモンマニアとして有名だけど、ポケモン転送システムの管理者でもあるの・・・」

梓「ポケモン転送システム?」

カスミ「あなた達は少数のポケモンしか持ってないから使ったことないかもしれないわね。
    転送システムって言うのは、ポケモンをデータ化してネット上に預け、
    どこのパソコンからでも取り出すことができるっていう画期的なシステムよ」

梓「ポケモンをデータ化・・・?そんなことできるんですか?」

ナツメ「マサキも参加していた開発チームはそれをやってのけたの。最初はみんな信じられなかったけど、
    今ではあらゆる地方のほとんどのポケモントレーナーが使っているわ。
    ポケモン界では、モンスターボールに並ぶ最大の発明として評価されているの」

カスミ「マサキはそのシステムの、カントー地方での管理責任者をやっている」

梓「じゃあ、その人の所にロケット団が向かったというのは・・・」

カスミ「ええ、ロケット団にポケモン転送システムを奪われれば、
    カントー全域のトレーナーのポケモンが彼らに支配される・・・」


梓「そ、そんな!止める方法はないんですか?」

ナツメ「転送システムのサーバーはヤマブキの企業が提供してる・・・
    マサキの家とヤマブキ以外から転送システムをいじることはできない」

タケシ「奴らの狙いはこれだったのか・・・」

エリカ「カントーの人口の半分近くは転送システムにポケモンを預けていると思いますわ」

カスミ「転送システムを直接いじれば・・・データを消去することもできるはず」

梓「で、データを消去ってまさか・・・」

カスミ「ポケモンを消去してしまうってことね。自分のポケモンを消すと脅されれば、
    多くの人がロケット団に逆らえなくなるわ」

タケシ「ロケット団は本気でカントーを支配する気か・・・!」

ナツメ「こうなってしまったら、私たちも急いで動くしかないわね」

カスミ「ええ、手数は少ないけど・・・ヤマブキに攻め込みましょう」

ナツメ「今言ったとおり転送システムのサーバーはヤマブキの企業、シルフカンパニーが提供してる。
    シルフカンパニーからロケット団を退けて転送システムを守るのが最終目的よ。
    そこを落とせばロケット団もヤマブキから去らざるを得ないはず」

梓「先輩達が帰ってきてないのに・・・」

エリカ「梓さん、このような状況になってしまっては仕方ありませんわ。
    この戦いはかなり厳しいものになるとおもいます。梓さんはどうされますの?
    ここで待っていてもいいんですわよ?」

梓「いえ、私も戦います!先輩たちの分も!」

エリカ「そうですか。では一緒に頑張りましょう」

梓「はい!(唯先輩、律先輩・・・早く戻ってきてください・・・)」

タケシ「どうやって攻め込む?一番近い西ゲートから一気に行くか?」

ナツメ「いや・・・皆が固まってしまっては最悪全滅もあり得る。 
    リスクを分散した方がいいわ。私たち四人のリーダーで東西南北のゲートを同時に攻めましょう」

カスミ「西と東のゲートにはすぐ行けるけど、北と南のゲートに行くには時間がかかるんじゃ?」

タケシ「いい考えがある。東西と南北の地下通路が交差する部分で穴を掘れば、
    東西地下通路から南北地下通路に入ることができる。
    さすがに直接掘ってヤマブキに侵入するには地盤が厚くて無理だが、これなら南北のゲートにすぐ行ける」

カスミ「いいわね。なら私はハナダ方面の北ゲートを攻めるわ!」

タケシ「穴を掘るには俺のポケモンがいるからな。俺は南ゲートを攻めよう」

エリカ「でしたら私は西ゲートを」

ナツメ「いいの?私たちの場所がばれているとしたら西ゲートは敵が一番強力かもしれないのよ。
    一人では・・・」

エリカ「あら嫌だ。一人ではありませんわ。・・・一緒に戦ってくださるんでしたわね?」

梓「は、はい!」

ナツメ「・・・わかった。私は東ゲートね」


梓「みなさん・・・気を付けてください」

カスミ「大丈夫。私に任せなさい」

タケシ「必ず突破してやるさ」

ナツメ「あなた達も油断してはだめよ・・・」

梓「が、がんばります」

エリカ「梓さんの腕は私が保証いたしますわ。自信をもってください」

ナツメ「それじゃあ・・・」





「ヤマブキシティ奪還作戦、開始!」


という訳で寝ます。
明日も書けるのは夜遅くからで、まだ終わるまでかかると思いますが
このスレで終わらせるつもりです

残っていてくれ・・・!

バイハザ!って完結したん?

>>298
うん

律「サイクロン、あなをほる!」
タケシ「アッー!」

すいません、お待たせしました。いつも保守ありがとうございます

11時半までには再開します


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヤマブキシティ シルフカンパニー

アテナ「サカキ様。うちの部隊のランス副隊長から報告が入りました。
    ハナダシティは戦闘なしで通過、岬の小屋でマサキの拘束に成功したとのことです」

サカキ「よくやった。ポケモン転送システムへのアクセスは?」

アテナ「管理システムは何重にもセキュリティが張られていて、マサキ本人にしかアクセスすることはできないのですが、
    彼は協力を拒んでいるようです」

サカキ「やはりな。まあしばらく”交渉”を続ければ彼も協力する気になるだろう」

アポロ「ハナダ通過は確実にジムリーダー達に気付かれたでしょう。彼らも馬鹿じゃない。早急に手を打ってくるはずです」

ラムダ「ついに奴らとやり合うってわけですね!サカキ様」

澪「・・・」

サカキ「うむ・・・アポロ、アテナ、ラムダ、そして澪よ。
    自部隊を率いて各々の持ち場につき、ヤマブキを防衛せよ」

「了解!!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヤマブキシティ 西ゲート前

梓「・・・すー、はー、すー、はー」

エリカ「緊張してますの?」

梓「すー・・・あ!いえ大丈夫です!」

エリカ「緊張するのは恥ずかしいことではないですわ。私だって少し緊張してますの。
    落ち着くんでしたら私に構わず深呼吸を続けてていいですわよ?」

梓「もう大丈夫です。落ち着きました。・・・あと5分くらいですよね?」

エリカ「ええ。12:00ちょうどに全ゲートから一斉にヤマブキに突入しますわ。
    奴らが転送システムに自由にアクセスできるようになる前に、
    シルフカンパニーでサーバーを停止させるんですわ」


東ゲート前

ナツメ「絶対に取り返す・・・私の町を!・・・あと4分ね」


北ゲート前

カスミ「あと3分で突入ね・・・ごめんマサキ。
    助けたいのは山々だけどこっちを優先させてもらうわ」


南ゲート前

タケシ「あと2分。男の俺が頑張らないとな!うおお!」


西ゲート前

エリカ「あと1分で突入ですわ。ポケモンの用意はいかがかしら?」

梓「準備OKです」

ぴーたん「ぴー!」

あずさん「にゃー!」


エリカ「敵がどのくらい現れるかわかりません。十分に気を付けてくださいね」

梓「はい!」

エリカ「あと10秒・・・9、8、」


ナツメ「7、6、」


カスミ「5、4、」


タケシ「3、2、」


エリカ「1、0・・・行きますわ!」

梓「・・・はいっ!」

タケシ「うおおおお!突撃いいいい!」ダダダ

警備員「あ、ここは通行禁止・・・ぎゃあ!」

ロケット団員「侵入者だ!迎え撃て!」

ワーワー

タケシ「蹴散らせ!イワーク!」

イワーク「ぐおおおお!」

ギャーギャー

ロケット団員「なんだこの男!強い!」

タケシ「俺はニビジムリーダーのタケシだ!下っ端なんぞが相手になるか!」

ラムダ「へっへっへ。そこまでだぜ。ジムリーダーさん」

タケシ「誰だ!」

ラムダ「俺はロケット団実行部隊隊長の一人、ラムダだ。悪いがここを通すわけにわけにはいかないよ」

北ゲート

カスミ「スターミー!こうそくスピン!」

シュンシュンシュン!

ロケット団員「ぐは!」

カスミ「まだまだ!次の相手は誰!?」

アテナ「ではお相手していただこうかしら?」

カスミ「!」

アテナ「私は実行部隊隊長の一人、アテナよ。よろしくね」

カスミ「隊長がわざわざ来てくれたのね。光栄だわ」

アテナ「東西南北4つのゲートは私たち4人の隊長がそれぞれ守っているわ。あなたたちに突破は不可能よ」

カスミ「言ってくれるじゃない・・・!」


東ゲート

ナツメ「フーディン!サイコキネシス!」

効果は抜群だ!効果は抜群だ!効果は抜群だ!

団員「ちくしょう歯が立たねえ!」

団員「強すぎる・・・!」

ナツメ「口ほどにもないわ・・・このまま」


アポロ「このまま通すわけにはいきませんよ」

ナツメ「やはり来たのね。感じていたわ」

アポロ「流石、ナツメさんですね。エスパーポケモンのエキスパートでありご自身もまたエスパー・・・!」

ナツメ「わかったからさっさと戦いましょう。あなたが強いのはわかっている」

アポロ「それはありがとうございます。私はロケット団実行部隊隊長の一人、アポロです」

ナツメ「行くわよ。フーディン」

アポロ「貴女の得意とするエスパーポケモンはとても強い。我々ロケット団には毒タイプを使う者が多いですから、
    なおさら強く感じることでしょうね」

ナツメ「・・・どういう意味?」

アポロ「ご存じですか?・・・エスパータイプの攻撃を一切受け付けないタイプの存在を」

ナツメ「・・・!」

あだ名がなんだって?

西ゲート

エリカ「ウツボット!葉っぱカッター!」

梓「ぴーたん!眠り粉!」

団員「なんだ!?ジムリーダーのほかにも協力者がいるなんて聞いてないぞ!」

澪「相手が増えたくらいでひるむな」

団員「澪隊長!」

梓「・・・澪先輩!!」

エリカ「彼女が例の記憶喪失のお友達ですの?」

梓「そうです!」

澪「・・・ジムリーダーだな。私はロケット団実行部隊隊長の一人、澪だ」

エリカ「私はタマムシジムリーダー、エリカですわ。よろしくお願いいたします」

澪「ヤマブキには近づくなと言ったはずだぞ?」

梓「澪先輩を助けたいんです!」

澪「助けなど必要ない。・・・できれば戦いたくなかったが、お前がロケット団に危害を加えるならば
  仕方ない。私はロケット団としてお前を倒す」

エリカ「梓さん。この方の相手はあなたには荷が重いですわ。私がお相手いたします」

澪「どっちでもいい。二人ともここで倒されるのだから」

梓「でも・・・!」

エリカ「あなたは残っている団員さん達の相手をお願いしますわ。貴女を信頼しての頼みです」

梓「・・・わかりました」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

グレンタウン ポケモンジム

カツラ「戻ったか。屋敷はどうだった?」

律「行って良かったです」

唯「ムギちゃんの思い出の品を見つけました!」

カツラ「楽譜か・・・確かに彼女はピアノがとても上手だった・・・」

ザザーピーザザー

カツラ「ん?ラジオが騒がしいな」

ラジオ「タマムシラジオ、臨時ニュースです!つい先ほど、ヤマブキシティ入口の4つのゲートで
    大規模な戦闘が起こっているとの情報が入ってきました!詳細は不明ですが・・・」

カツラ「まさか!!」

律「ヤマブキで戦闘って・・・!」

唯「も、もう始まっちゃったの・・・?」



カツラ「おそらく今戦闘するしかない状況になってしまったのだろう。
    原因はわからんが、予想外の事態だ・・・!」

律「くそ!私たちも早く行かないと!」

唯「りっちゃん!」

グレンタウン

カツラ「待て!外に出たところでヤマブキに行くまで相当時間がかかる!
    悔しいが今から出発しても間に合わん!」

唯「で、でも!あずにゃんを置いてきてるんです!あずにゃんも戦ってるかもしれないのに・・・」

律「私たちが行けないなんて・・・」

カツラ「気持ちはわかるが・・・」

キャーワー ギャー

カツラ「何だ?今度はポケモン研究所の方が騒がしいぞ」

研究員「ひえー!あ、カツラさん!助けてください!」

カツラ「一体何があったんだ!」

研究員「その子たちがさっき届けてくれたひみつのコハクなんですけど・・・!」

律「え?あれがどうかしたんですか!?」

研究員「あのコハクの中には古代のポケモンが眠っていて、再生することに成功したんですが・・・」

プテラ「ギャーース!!」

キャー ワー

唯「うわあ!」

研究員「・・・あの通りとんでもなく凶暴なポケモンが生まれてしまいまして!
    暴れまわってて研究所はめちゃくちゃです!」


カツラ「あれは・・・凶暴な古代ポケモン、プテラ!
    私も実物を見るのは初めてだ!」

律「あのコハクにあんな恐ろしいポケモンが入ってたのかよ・・・普通にポケットに入れてきちゃったよ」

プテラ「ギャーーーース!」ギュオン

唯「わわわ、こっちに来たよ!」

カツラ「私が倒そう!君らは下がってなさい!」

プテラ「ギャース!!」ギュオン

カツラ「く、速い!」

プテラ「ギャーース!」

律「うわ!」

唯「ああ!りっちゃんの目の前に!」

カツラ「まずい!逃げろ!」

俺に任せろ!


律「わわ私を食べてもうまくないぞ!・・・ってあれ?」

プテラ「ギャース♪」スリスリ

唯「りっちゃんに・・・懐いてる?」

カツラ「なんと・・・あの凶暴なプテラが・・・」

律「あのー?これどういうこと?」

プテラ「♪」スリスリ

唯「きっとりっちゃんの匂いとか温もりを覚えてたんだよ!りっちゃんずっとコハクをポケットに入れてたから!」

カツラ「信じられんが、それしか考えられんな」

律「まじかよおい」

律の手持ち強すぎる


プテラ「ギャウ♪」

唯「でもこんなにりっちゃんに懐いてると可愛く見えてくるね~」

律「そ、そうかな・・・待てよ」

唯「どうしたの?」

律「こいつ、さっきものすごいスピードで飛んでたよな?」

唯「うん・・・あ!もしかして」

律「こいつに乗っていけば・・・!」

カツラ「確かに、プテラの速度はポケモンの中でも屈指といわれている・・・
    こいつならヤマブキまでかなり早く行けるだろう。だが、安全ではないぞ?」

律「大丈夫です!唯は?」

唯「もちろん!私も行くよ!」


カツラ「そうか。ならば私が止めることはできないな。
    残念だがそのプテラでは君たち二人が限界だろう。私は間に合わないだろうが海を越えてヤマブキに向かうよ」

律「ありがとうございます。本当はカツラさんが行った方が戦力になるのに・・・」

カツラ「君たちの熱意にはかなわないさ。友達を助けるんだろ?」

唯「うん!」

カツラ「君らならきっとできる・・・行きなさい」

律「はい!・・・よし唯、しっかりつかまれよ!」

唯「おっけいりっちゃん!」

律「行くぞー!GO!!」

プテラ「ギャーーース!」

ギュオン!!!

ゴゴゴゴゴゴ

律「(は、速い!!!でもこれならきっと間に合う!)」

唯「(気を抜いたら振り落とされそう・・・!あずにゃん、澪ちゃん、今行くからね!)」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヤマブキシティ 東ゲート


ナツメ「はあ、はあ・・・」

フーディン「・・・」

ヘルガー「グルルルル・・・」

アポロ「おやおや。もうお疲れですか?
    私のヘルガー、発見されたばかりで知る者は少ないですが・・・強いでしょう?」

ナツメ「さっきからいちいちうるさいわね・・・そんなに自慢したい?」

アポロ「ふふふ。もう負けを認めて帰ったらどうです?」

ナツメ「誰が・・・!」

アポロ「そうですか。ではもっといたぶって上げましょう・・・ヘルガー!」

ナツメ「く・・・!」


西ゲート


澪「ふわ☆ふわ、冷凍ビーム!!」

効果は抜群だ!ウツボットは倒れた!

エリカ「戻りなさいウツボット。ラフレシア、お願いしますわ!」


梓「エリカさん、苦戦してる・・・。でも、私は団員を倒さないと!」

団員「行け!ラッタ!怒りの前歯だ!」

ぴーたん「ぴー・・・!」

梓「がんばってぴーたん!」

南ゲート

タケシ「ゴローン、岩雪崩!」

ラムダ「くそ、マタドガス!」

タケシ「しぶといやつだ・・・!」

ラムダ「ちくしょう。なんでよりによって男と当たっちまうんだよ。4分の1なのに・・・」

タケシ「そりゃ俺のセリフだ!」


北ゲート

アテナ「アーボック、へびにらみよ!」

カスミ「・・・っ何よ!ちまちま戦って!もっと真面目に戦いなさい!」

アテナ「大真面目よ?私たちの目的はあなた達を少しでも長く止めること・・・
    ポケモン転送システムが操れるようになるまでね」

カスミ「・・・スターミー!押し切って!」

スターミーは体がしびれて動けない

カスミ「あーもう!」


西ゲート


エリカ「ラフレシア!ギガドレイン!」

ふわ☆ふわ「ぴい・・・」

澪「まだ大丈夫だふわ☆ふわ!冷凍ビーム!」

効果は抜群だ!

エリカ「ラフレシア・・・!」

澪「そろそろ終わりだな」


梓「(エリカさんが・・・!団員達はあと少しで倒せるのに!)」


エリカ「私が思っていた以上に隊長さんはお強いんですのね。
    ・・・こうなったらもう私はあきらめますわ」

梓「・・・!エリカさん!?」

澪「それは賢明な判断だな。ならばさっさと帰れ。今なら二人とも見逃してやる」

エリカ「あら嫌だ。二人とも諦めるとは言ってませんわよ?」

澪「どういうことだ!」

エリカ「私がヤマブキに入ることは諦めます。ですが梓さんだけには絶対入ってもらいますわ・・・
    ラフレシア!!はなびらのまい!!」

シュゴオオオオオ

団員「ぐああ!」

団員「ぎゃあ!」

澪「・・・く!何のつもりだ!」

エリカ「私が全員を押さえておきますわ!梓さんは今のうちに行ってください!」


梓「そんな・・・エリカさん!」

エリカ「こうでもしないと、二人とも入れなくなってしまいますわ!
    梓さんだけでもシルフカンパニーに向かってサーバーを停止させてください!」

梓「でも私だけの力じゃ・・・」

エリカ「私は梓さんを信じてますわ!あなたも自分の実力を信じてください!
    これ以上は敵全員を抑えられませんわ・・・急いで!」

梓「エリカさん・・・必ず助けに戻りますから!」ダッ!




澪「待て!」

エリカ「通しませんわよ?」

澪「くそ・・・!そんな全力ではなびらのまいを使って、どうなるか分かってるんだろうな!」

エリカ「もちろん、この技を使えば後がないのは存じていますわ・・・
    (梓さん・・・頑張ってください)」


すいません、今日はここまでです

明日は18時までには再開できると思います。間隔が長くて本当にすいません

昨日と言ってること変わっちゃうんですが、ロケット団の件に関してはこのスレで終わらせます。
それでこのss自体を終わらせるかは、様子見ってことで・・・

アンノーン
abcdefghijklmn
opqrstuvwxyz

↓500getおめでとうo(^ヮ^)o

保守ありがとうございます!再開します

このままだと今夜中に終わりそうですが、今までも読みが外れまくってるんで信用はしないでください・・・

ヤマブキシティ メインストリート


梓「はあ、はあ・・・(シルフカンパニーは町の中心にあるって言ってたけど、このあたりかな?)」

梓「他のジムリーダーの姿も見えない・・・みんな苦戦してるのかな」

梓「でも、エリカさんは身を呈して私を中に入れてくれたんだ。私一人でも頑張らなきゃ・・・!」

梓「そうだ!シルフカンパニーは関東1の大企業らしいから、きっとすごく大きいビルだよね。
  この辺で一番大きいビルは・・・あれだ!」

ロケット団員1「おおっと!待ちなお嬢さん!」

梓「げ・・・」

団員2「家から抜け出したのか?許可なく外に出ちゃいけないって知らないのか?」

梓「(ヤマブキシティの町民と思われてる・・・?)」

団員3「さっさと家に帰んな!」

梓「(相手は4人か・・・戦いになったらきつい。よし)」

梓「あのー・・・シルフカンパニーで親が働いててえー、
  忘れもの届けに行きたいなあー・・・みたいな(チラッ どうだ?)」

団員4「シルフカンパニーには、今はロケット団とその協力者以外いないはずだが?」

梓「(やば・・・でもここまで来て後には引けない!)
  あ、私の親はロケット団員をやってるんですうー(ちょっと無理があるけど・・・)」

団員「・・・」

梓「(どうだ・・・?)」

団員2「そうか・・・。家族がこの町に住んでる団員もいるのかあ」

団員1「羨ましいぜ。こんな可愛い娘さんが忘れものを届けてくれるなんてよ」

団員2「それに比べて俺らと来たら・・・」

団員3「おいやめろ」

梓「(信じたっぽい!?)」

ちゅるちゅるちゅる~
???「あんたなんかにまけない!」


団員4「親が働いてるなら仕方ない、特別に入っていいぞ」

梓「あ、ありがとうございますうー」

スタスタ

団員1「ちょっと待て」

梓「(ビクッ)な、なんですかあー?」

団員1「一応聞いとくけど、親の名前は?」

梓「あ・・・えーと」

団員2「どうした?」

梓「(ややややばい!とっさに名前を思い出せる団員って言ったらもう・・・!)」



梓「・・・澪です」


団員1「なん・・・だと・・・」

団員2「み、み、み、澪隊長に娘さんが・・・」

団員3「しかもこんなに大きい・・・やば俺マジでショックなんだけど」

団員4「あの人は一体いくつなんだ・・・」

梓「(澪先輩すいません!)
  あのうー私、早くお母さんの所に行きたいんですが・・・」


団員3「ちくしょう!相手は誰だ!まさか団員じゃないだろうな!」

団員4「おお、おちちゅ、落ち着け!」


梓「(聞けよ)」

梓「何も言わないんなら行っちゃいますよーっと」ソー

団員1「ん?おかしいな」

団員2「なにがだ?」

団員1「澪隊長はあ今、西ゲートの防衛に行ってるはずじゃないのか?
    俺らも見送っただろ?」

団員2,3,4「あ・・・」

梓「やばっ・・・」

団員3「俺らを騙しやがったな?」

梓「あの、その・・・」

団員4「いくら澪隊長の娘だからって、やっていいことと悪いことがあるぞ」

団員2「お母さんの仕事場を見学したい気持はわかる。だが嘘はいけない」

梓「(あれ?澪先輩の娘って言うのは信じたままなの!?)」


団員2「こんないたずらをしないように、家まで送り返してやる」

梓「(でもピンチには変わりない!逃げなきゃ!)」

ダッ!!

団員3「待て!」

団員1「俺達、ロケット四兄弟から逃げられると思うなよ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

路地裏

梓「はあ、はあ、行き止まり・・・」

団員2「さあ、観念しろ。澪隊長に言いつけるぞ?」

梓「来ないで!ぴーたん!」

ぴーたん「ぴー!」

団員3「うお!ポケモンだと!」

団員1「俺達と戦う気か?」

団員4「仕方ない。ちょっとお仕置きしてやろう。みんなポケモンを出せ」

団員1「行け!アーボ!」

団員2「ズバット!」

団員3「ベトベター!」

団員4「ドガース!」

梓「ぴーたん!あずさん!」

団員1「たった2体で戦うつもりか?大人をからかっちゃいけないよ」

団員4「安心しな。澪隊長の娘に出だしはしない。
    だが抵抗できないようにポケモンは倒させてもらう」

梓「(うう・・ここまでなの・・・?)」

ヒュルルルルルルル・・・

団員2「ん?なんだ・・・?」

ドン!!

団員1「ゲホッ、ゲホ・・・なんだ?空から何か降ってきたぞ!?」

団員3「こいつは・・・サイホーン、とその上にカメールが乗ってるな」

梓「(!!!これは!)」


律「梓!!!はなれろおおお!!!」


梓「律先輩・・・はい!」ダッ!

団員2「おい待て!」

律「サイクロン・・・地震だ!!」

ゴゴゴゴゴゴ!!

団員4「ぐああ!」

アーボは倒れた!ベトベターは倒れた!

唯「カメ太あああ!波乗り!」

バシャーン!!

ズバットは倒れた!ドガースは倒れた!

ヒュルルルルルルル・・・

梓「?!」

4兄弟「?!」

俺「やあ」

団員3「ぐへえ!」

団員1「ぎゃあ!」

団員2「くそ・・・なんなんだ・・・ガクッ」



梓「唯先輩!律先輩!ってそのポケモンは?」

バッサバッサ

唯「お待たせあずにゃん!」

律「こいつはグレンで仲間になったプテラってポケモン。
  名前はジョーカーだ」

ジョーカー「ギャース♪」スリスリ

梓「ずいぶん懐いてますね」



※プテラの名前は前スレとこのスレで何回か出てた案を使わせていただきました

すいません夕飯などで少々離れます

律とプテラが大好きな俺大歓喜www
拙い支援をこっそり

すいません遅れました。再開します

>>560
ありがとうございます!プテラ出して良かった!



律「まあ色々あってね。こいつのお陰でグレンからここまで来れたんだ」

唯「ヤマブキの上空に来た時あずにゃんが見えたんだよ~」

梓「そうだったんですか・・・助けてくれてありがとうございます」

唯「あずにゃん、一人にしてごめんね」ギュ

梓「じ、ジムリーダーの皆さんも一緒に戦ってくれてますから・・・」

律「でもなんで梓1人だけだったんの?」

梓「あ、そうでした。状況を説明しないといけないですね」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

律「このシルフカンパニーにあるサーバーを停止させないと、カントー中のポケモンがロケット団に
  支配されちゃうってわけか・・・」

唯「ジムリーダさん達はまだ来ないのかなあ?」

梓「きっと苦戦してるんだと思います・・・先輩達が来てくれてよかったです」

律「やっぱり寂しかったんだな。梓」

梓「こんな時にからかわないでください!」

律「悪い悪い。とにかく、私たちだけでシルフカンパニーに突入するしかないんだよな」

梓「はい」

律「もちろん!・・・でも、もしかしたらサカキと出くわすかも知れないんだよな・・・」

唯「平気だよ!私たち、前よりもずっと強くなってるもん!」

梓「すごい自信ですね・・・でも私もそう思います」

律「そうだよな・・・よし!シルフカンパニー突入だ!」

「おー!」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シルフカンパニー 最上階

はぐれ研究員「サカキ様・・・実験は終了しました。いつでも起動可能です」

サカキ「良くやった。ポケモンを電波で操る計画は延長したが、こちらは順調だな」

ロケット団員「失礼します!サカキ様!たった今、3人のトレーナーが侵入したとの情報が入りました!
       ジムリーダーではないようです!」

サカキ「なるほど・・・奴らか、ちょうどいい。例の装置を起動しろ」

はぐれ研究員「は!すぐに行います!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シルフカンパニー 内部

タッタッタ

唯「ここ本当にロケット団の本拠地なのー?全然敵さん出てこないよ」

律「なんか順調すぎるよな・・・梓、サーバーまでどのくらい?」

梓「室内の表記を見ると、最上階の近くにあるみたいですね。
  まだかかりそうです」

律「エレベーターが止められてるんだもんな・・・」

唯「ねえ二人とも。足もとのこれはなんだろう?」

梓「なんかデジャヴなんですけど」

律「タマムシのアジトでも怪しいパネルがあったよな・・・
  それとはまた違うみたいだけど」

梓「いいですか唯先輩。今度は絶対踏んじゃだめですよ?」

シュン!

律「唯が消えた!」

梓「やっぱり踏むんですか・・・」

律「しかしどうなってんだこれ。唯は何処行っちゃったんだ?」

シュン!

唯「やっほー」

梓「あ、戻ってきました」

唯「すごいよこのパネル!踏んだら別の部屋に一瞬で移動したんだよ!
  で、また踏んでみたら戻れたんだ」

律「す、すごいな」

唯「ねね、これをうまく使えば最上階まで楽に行けるんじゃないかな!」

梓「こんな怪しげな装置使いたく」

シュン!

梓「って行っちゃったし!」

律「しょうがないな・・・追いかけよう」

シュン!

梓「あ、律先輩」

梓「・・・」

梓「もう!やってやるです!」

シュン!

唯「ぐすっ…」シュン

憂「お姉ちゃん…」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シュン!

梓「はあ、はあ律先輩待ってください」

律「あーごめん!急ぎすぎちゃった」

梓「あれ?唯先輩は?」

律「見失っちゃった・・・
さっきまでは先にいたんだけど・・・何回もワープしてるうちにはぐれちゃったのかも」



唯「うう・・・2人とはぐれちゃった。りっちゃーん!あっずにゃーん!」

唯「あれ、あんな所に人がいる・・・男の子だ。ロケット団じゃないみたい。
  こんなところで迷子かな」

唯「まあいいや。りっちゃん達見たかもしれないし聞いてみよう!  
  あのーすいません!」

レッド「・・・」

唯「りっちゃんとあずにゃん見ませんでしたか?あ、りっちゃんとあずにゃんって言うのは
  私の友達で、りっちゃんは私と同じくらいの背でカチューシャした女の子で、あずにゃんは」

レッド「・・・」

唯「あの、聞こえてます?」

レッド「・・・」

唯「あのー」

レッド「・・・サカキ様の命令により、お前を拘束する!」

唯「え・・・サカキ様って、君もロケット団なの!?この年で・・・」

レッド「いけっ!フシギバナ!」

フシギバナ「ぐおおお!」

唯「わわわ!ちょっと待って!」

唯「えーっとあのポケモンは見た目的に草タイプだよね・・・
  じゃあゴン太!」

ゴン太「・・・ごん」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

律「唯ー!どこだー!」

梓「どうします?一回もと来た道を引き返しましょうか?」

律「いや、唯のことだからどうせじっと待ってないだろうからな・・・」

梓「じゃあどうするんです?」

律「今考えてるんだよ・・・うーん」

梓「・・・!先輩あそこ、人がいますよ」

律「なんだあのガキ。こんなところで何してるんだ?」

グリーン「侵入者発見!」

梓「うわ、見つかった!」

グリーン「サカキ様の命令によりお前たちを拘束する!抵抗するなよ!」

フシギバナの葉っぱカッター!

ゴン太のねむる!

唯「何回も眠って耐えてるけど、このままじゃどうしようもないよ・・・」

レッド「・・・」

唯「ねえ!なんで君はロケット団に入っちゃったの?悪い人たちなんだよ!」

レッド「・・・サカキ様に従うだけ」

唯「駄目だよ!子供がロケット団なんかに入っちゃ!君の名前は?」

レッド「・・・レッド」

唯「レッド君・・・?どこかで聞いたことあるような」

唯「そうだ、マサラタウンを出発するとき・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

唯「はい。二人とも、いろいろお世話になりました!行ってきます!
  行こう!カメ太!」

カメ太「キュー」

オーキド「もうニックネームを付けたのか・・・野生ポケモンに気をつけるんじゃよ!」

ナナミ「唯ちゃん頑張ってね!」

オーキド「そうじゃ、さっき言った先に旅に出た2人に会うことがあったらよろしくな。
     レッドとグリーンという名前じゃ」

唯「わかりましたー!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

唯「・・・思いだした!マサラタウンから旅に出た2人!
  カメ太と一緒にオーキド博士の研究所にいた2匹を連れてるっていう!」

レッド「・・・!」



レッド「マサラタウン・・・オーキド博士・・・」

唯「やっぱり!」

レッド「・・・思い出せない。頭が痛い・・・」

唯「思い出そうとすると頭が痛くなるって・・・澪ちゃんと同じ!
  レッド君も何かされたんだね!」

レッド「・・・俺はサカキ様の部下・・・お前を拘束する!フシギバナ!やどりぎのタネ!」

ピュン!ピュン!

唯「ゴン太!ああ・・・眠ってるのにどんどん弱っていく・・・」

しえん
ttp://www.katsakuri.sakura.ne.jp/src/up44043.jpg

>>621半分しか見れねぇ(;ω;)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

グリーン「リザードン!バタフリーに火炎放射!」

律「ぴーたんを守れ!サイクロン!」

サイクロン「がお!」

梓「あ、ありがとうございます!」

律「ジョーカー!つばさでうつ!」

グリーン「いけっギャラドス!」

ギャラドスのハイドロポンプ!しかしギャラドスの攻撃は外れた!

律「うお!あぶね!」


ポケスペ面白いじゃん…
だいたい読んでる年齢層が違うんだから大人の目線で中二とか言うなよ

>>621
おお!マジありがとうございます!興奮して死にそう

ギャラドスってことはポケスペ設定はキャラだけかな

違う何言ってんだよ俺

>>628
(;^ω^)・・・

>>621
かっけぇ

>>625
http://c.2ch.net/imenu/http://www.katsakuri.sakura.ne.jp/src/up44043.jpg見れるか?


梓「ぴーたん!眠り粉!」

ギャラドス「Zzz」

梓「律先輩今です!」

律「おう!ジョーカー!岩雪崩だ!」

効果は抜群だ!効果は抜群だ!

ギャラドスは倒れた!

リザードン「グル・・・!」

律「よし、そっちの炎ポケモンもあと一歩だな」

グリーン「・・・なんだよ、結構強いじゃねーか」

>>636見れた!!ありがとう!!
上手だなw

>>628
そもそも対象年齢層小学生なのに厨二とか言われても罵倒にもならない

>>643
じゃあ小学生向けの漫画に何故恋愛描写(笑)があるんだ?
どう見てもスイーツ(笑)やカプ厨、腐女子を釣ろうとしている様にしか見えない
恋愛描写(笑)は他の学年別学習雑誌で充分です。
ポケモンに恋愛描写(笑)はいらない

グリーン「いけ!」

グリーンはナッシーを繰り出した!

律「うわあ。まだいんのかよ」

ナッシーのサイコキネシス!

サイクロン「がお・・!」

律「くそ、サイクロン反撃だ!地震!」

梓「ちょっと律先輩、この室内でそんな技使ったら・・・」

律「あ・・・」

ゴゴゴゴゴゴ!

律「やばい、床がくずれる!」



唯「・・・何?上の方ですごい音が」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

レッド「・・・?」

>>472を見る限りではまだまだ続きそうだな

>>645(笑)


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!

ガラガラガラガラ・・・ドオン!

唯「天井が崩れ・・・きゃあ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヤマブキ 西ゲート

エリカ「・・・モンジャラ」

モンジャラ「」

澪「もどれ、ふわ☆ふわ。これでお前のポケモンは全滅だな。
  ・・・ここにいた団員も私以外全滅だが」

エリカ「これで充分時間を稼げました。あとは梓さんがなんとかしてくれますわ」

澪「ずいぶんと信頼してるんだな。あいつを」

エリカ「梓さんは短期間ですが私の弟子でしたの。
    でもあなたも同じではなくて?」

澪「どういう意味だ?」

エリカ「梓さんがゲートを突破したとき、あなたが本気になれば彼女を止めることができたはずですわ」

>>648は少女コミックでも読んでろ

>>652
顔真っ赤だぞ?力抜けよ

気持ち悪い会話は止めろよ


止めろよ

>>653
⊃)* (

澪「!」

エリカ「ただし、梓さんに直接攻撃すればの話ですが。私の知るロケット団ならそのような攻撃もやってのけるはずですわ。
    ですがあなたはやりませんでした。意識的か無意識的かわかりませんが、梓さんを傷つけたくなかったのでは?」

澪「・・・もういい。私はヤマブキに戻って、場合によっては他の隊長へ支援を・・・う」

エリカ「?」

澪「・・・う、うああああああああああああ!」

エリカ「あら嫌だ!どうされましたの?」

澪「あ、ああ・・・ああ・・・」

エリカ「(頭を抱えて苦しそうですわ・・・一体何がありましたの・・・?)」

キョウが空気過ぎて泣ける

記憶を奪う機械が壊れたんですね!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シルフカンパニー

唯「うう・・・」

律「唯!無事か!」バッサバッサ

梓「唯先輩!」パタパタ

梓「ぴーたんありがとう!もう下ろして大丈夫だから」

唯「う、りっちゃん、あずにゃん?何が起こったの?」

律「ちょ、ちょっと床が崩れちゃってさ。唯のいた所も含めて何階も貫通して崩れたみたいだな
  私と梓は自分のポケモンにつかまって無事だったんだ」

唯「じゃあ私はなんで助かって・・・」

梓「下を見てみてください」

唯「下・・・?あ、ゴン太!」

ゴン太「・・・」

唯「ゴン太がクッションになって助けてくれたんだ!ありがとう!」

律「あいつは何処行ったんだ?」

唯「あいつ?」

律「ああ、よくわからないガキんちょにいきなり襲われてな」

唯「・・・もしかして、グリーン君かな」

律「誰だ?知ってるのか?」

唯「あのね・・・」


はぐれ研究員「ぎゃあああ!」

唯律梓「!?」

はぐれ研究員「私の長年の成果があ・・・努力の結晶があ・・・」

律「おいおっさん!」

はぐれ研究員「!」

律「お前ロケット団の関係者だな?長年の成果ってなんだ!?」

はぐれ研究員「だ、誰が君に教えるか!」

律「・・・サイクロン、ジョーカー」

サイクロン「」ギロリ

ジョーカー「」ギロリ

はぐれ研究員「ひい!わ、わかった教えるから!」

男前!

唯・律「」ギロリ
俺「ハアハア」


はぐれ研究員「こいつは・・・私が開発した装置だ」

律「このボロボロの機械が?」

はぐれ研究員「突然天井が崩れてきてめちゃくちゃになっちまったんだよ!」

梓「で、それはなんの装置なんですか?」

はぐれ研究員「そいつは教えられん。最高機密だ」

律「あんたいい加減に・・・」


サカキ「ならば私が教えてやろう」

唯「!」

梓「出ましたね」

律「サカキ・・・」


サカキ「レッド、グリーン。大丈夫か?」

レッド「・・・はい」

グリーン「もちろんです!」

唯「あ、レッド君無事だったんだね。で、やっぱりもう一人がグリーン君・・・
  りっちゃん、あずにゃん、この二人も澪ちゃんみたいに何かされてるんだよ!」

律「なんだって!」

梓「こんな子供を・・・」

はぐれ研究員「ぼ、ボス!申し訳ありません!」

サカキ「謝る暇があるんなら早く修復作業に取り掛かれ。
    この二人に関しては装置が壊れただけでは戻らないのだろう?」

はぐれ研究員「ええ、大丈夫です」

唯「何を言ってるの・・・?」

梓「多分・・・話の流れからしてあの装置が2人や澪先輩を・・・」

唯「えええ!」

サカキ「頭のいい子だな。その通りだ。澪はこの二人とは少し違うのだがね」

律「やけに正直だな。言っちゃっていいのかよ?」

サカキ「今度は君らを逃がすつもりはないからな」

サイクロン「サカキにも穴があるんだよな・・・ゴクリ」


梓「澪先輩とこの子たちに一体何をしたんですか!」

サカキ「我々ロケット団には電波を使った2つのプロジェクトがあった・・・
    一つは、電波でポケモンの体に強制的に影響を与えること。
    そしてもう一つは、人間の脳を操ることだ」

唯律梓「!!!」

サカキ「ポケモンを操る計画は延長されたが、人間の方はうまく行った
    この二人が成功例だ」

レッド「・・・」

グリーン「なに見てんだよ」

サカキ「お月見山で澪が捕らえたレッド、ポケモンタワーでアテナが捕らえたグリーン。
    二人とも将来が楽しみなトレーナーだ。だから私が直々に育てることにした」

澪は戻ったんだよな



律「ちょっと待て!じゃあ澪はなんなんだよ!」

サカキ「澪は・・・半分成功した。といったところか」

唯「半分・・・?」

サカキ「この装置は、発生させた電波とエスパーポケモンの力を組み合わせ人間の脳に特殊な指令をインプットすることができる
    レッドとグリーンは、余計な記憶を封じたうえで私への忠誠心を直接インプットしている」

梓「ひどい・・・」

サカキ「3か月前・・・私は、アジトの近くでポケモンも持たずにふらふらと彷徨っている澪を見つけ、
    好奇心から保護した。はじめは怯えていたが、優しく接しているうちに話してくれたよ。
    君たちのことを・・・唯、律、梓、・・・そして紬」

律「!!」
    

寝るから保守頼んだ

サカキ「その時、私に新たな目的ができたのだ・・・!!君たち全員を仲間に引き込み、
    琴吹紬を見つけ出すという目的がなあ!!」

唯「ム、ムギちゃん?」

梓「そんな・・・サカキもムギ先輩を探してる・・・!?」

律「お前!ムギのこと何か知ってるのか!」

サカキ「そのことは話したくないな・・・とにかくその時澪は私の目的に必要になったのだ。
    装置は未完成だったが、私に助けられる以前の記憶だけは封じることができた・・・。
    私は澪にズバットを与え、訓練し、忠誠心を育てた」

律「やっぱり澪の記憶を消したのはお前だったんだな・・・!」

サカキ「澪は私の予想をはるかに上回るほどの速度で強くなった。彼女が隊長になったのは本当に実力だ」

サカキ「こうして今に至るというわけだ。だいたい理解したか?」

梓「肝心なところを話してませんよ」

唯「ムギちゃんのことを教えて!」

サカキ「話したくないと言っているだろう。・・・とにかく君らには仲間になってもらうぞ。
    装置が直るまではどこかに監禁するしかないがな」

律「誰がお前らなんかに!」

サカキ「レッド、グリーン。やれ」

レッド「・・・了解」

グリーン「了解!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヤマブキシティ 南ゲート


ラムダ「ちくしょう!マタドガス!」

タケシ「ふう、やっと終わったか」

ラムダ「へっへっへ・・・俺にはあと一匹残ってるぜ!行け!ドククラゲ!」

タケシ「水ポケモン・・・だと・・・!」

ラムダ「へっへっへ。お前のポケモンは水に致命的に弱いやつばっかだよなあ・・・
    覚悟しやがれ!!」

タケシ「・・・ここまでか!」

マチス「ヘーイ!ライチュウ!!10万ボルト!」

効果は抜群だ!

ラムダ「なにいいい!」

タケシ「ま、マチスさん!?」

マチス「オータケシさーん!ロケット団とバトルするならなんでミーを誘ってくれなかったデスカー?」

タケシ「ご、ごめん・・・でも何でマチスさんがこんな所に?」

マチス「ハッハー。自分の町のすぐ北で戦闘が起こったとラジオで聞いたら当然来マース!」

タケシ「なるほど・・・」

ラムダ「ジムリーダーが二人・・・これはまずい!」

マチス「おーっと。ドントエスケープですよー?」

ラムダ「ひいいいい!」

逃げんなよですぅ

東ゲート


アポロ「・・・はあ、はあ」

ヘルガー「・・・」

フーディン「ふー、ふー」

ナツメ「おやおや。もうお疲れかしら?
    この技、開発されたばかりで知る者は少ないですが・・・強いでしょう?」

アポロ「・・・私のセリフを真似するな!」

ナツメ「この技、”きあいだま”は珍しい格闘タイプの特殊技・・・
    予知能力を持つ私があなたの悪ポケモンへの対抗手段を用意してないとでも?」

アポロ「・・・くそっ」

ナツメ「とどめよ。フーディン!きあいだま!」

効果は抜群だ!ヘルガーは倒れた!

アポロ「申し訳ありません・・・サカキ様・・・」ガクッ

もはや相性の良いタイプを出しただけで勝てる時代じゃないからな・・・


ナツメ「さて・・・ちょっと手間取っちゃったわね。行かないと」

「待たれよ!」

ナツメ「誰!?まさか新手!?」

キョウ「とうっ!」

スタッ

キョウ「ナツメ殿!カツラ殿の要請で助太刀に参ったでござる!
    さてどこだロケット団め!拙者が来たからにはただではすまんでござる!!」

ナツメ「・・・」

キョウ「まさか・・・もう終わったでござるか?」

ナツメ「・・・うん」

キョウ「無念なり!」


今日はここまでにします

今日中に終わらせるとかほざいておいて結局終わりませんでしたすいません

明日は朝11時ごろから書きたいと思います

乙だー

やっと寝れる

起きたらキョウ来てたし
きあいだまって何だ?

きあいだま
第4世代の特殊かくとう技 威力高い命中低い
店売り技マシンで気軽に覚えられる
エスパーゴーストの悪鋼対策として有効

>>739-740ありがとう知らんかった……実際金銀晶までとFRLGしかやってないからなぁ

すいません!寝過ごしました!

保守ありがとうございます


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シルフカンパニー

グリーン「リザードン!火炎放射!」

効果は抜群だ!ぴーたんは倒れた!

ぴーたん「ぴー・・・!」

梓「ああ、ぴーたん!」

律「くそっ今度は守れなかった!」

レッド「・・・フシギバナ!葉っぱカッター!」

ゴン太は倒れた!

唯「ゴン太あ!」

サカキ「君らの手持ちは残り4体か・・・いや」

ジョーカは毒のダメージを受けている!ジョーカーは倒れた!

律「ああ!ジョーカー!」

サカキ「あと3体・・・どくどくが効いたようだな」

律「・・・サカキ!お前は戦わないのかよ!」

サカキ「この2人は洗脳が成功したおかげで捕らえた時よりもだいぶ強くなった。
    私への忠誠心以外一切考えずにポケモンを鍛えたのだから当然だが・・・
    私が参戦してはすぐに終わってしまう。この2人の戦いをもっと見ておきたいのだ」

レッド「・・・」

グリーン「光栄です!サカキ様!」

澪クル

サイクロン「がお・・・!」

あずさん「にゃー!」

カメ太「ギャウ!」

サカキ「さて、残念だがそろそろ終わりのようだな」

唯「うう・・・」

サカキ「安心しろ。澪と同じように記憶を消し、私の部下にしてやろう。
    そうだ・・・澪の忠誠心は少々不安定だからな。
    装置が直ったら君らと一緒に再び装置を使おう・・・」

律「お前・・・最低だな」

梓「澪先輩はあなたに感謝してるのに・・・」

サカキ「澪は優秀な部下だが・・・所詮は他の部下と同じく私の目的のための手駒にすぎないのだ」



澪「サカキ様・・・あなたは私をそう思って利用していたのですね」

盛り上がってまいりました

唯「澪ちゃん!」

サカキ「澪・・・!戻ってきたということはジムリーダーを退けたのだな。良くやったぞ」

梓「・・・!」

サカキ「ちょうどいい所に来た。今レッドとグリーンがこの3人を倒すところだ」

律「澪!」

澪「サカキ様・・・助けてくれたこと、ポケモンを教えてくれたことには感謝しています・・・しかし」

レッド「・・・フシギバナ!ソーラービーム!!」

グリーン「リザードン!!だいもんじだ!!」

澪「あなたに従うことはできません!!ふわ☆ふわ!!光の壁!」

ドゴオン!!


律「・・・澪が、私たちを守った・・・!」

サカキ「・・・馬鹿な。まさかお前、記憶が」

澪「・・・」

サカキ「くそ!やはり試作段階で装置を使ったせいで・・・装置が壊れたら抑えがきかなくなったのか・・!」

唯「み、澪ちゃん」

澪「よそ見するな唯!来るぞ!」

唯「へ?」

グリーン「リザードン!きりさく!」

唯「か、カメ太からにこもる!」

ガキン!

唯「危なかった・・・澪ちゃんありがとう」


レッド「・・・フシギバナ!」

澪「律!私がふわ☆ふわで抑える間にサイクロンに穴を掘らせてフシギバナの下に潜り込め!!」

律「あ、ああ!サイクロン、穴を掘る!」

澪「梓!補助技で唯のフォローにまわれ!」

梓「は、はい!あずさん!フラッシュ!」

リザードン「グル・・・!」

レッド「フシギバナ・・・突進!」

ふわ☆ふわは倒れた!

澪「エリカ戦のダメージが多かったか・・・でもふわ☆ふわ、よくやった!戻れ!」

ビルで穴掘ったら階下に落ちるだけだよなw



梓「あずさんもう一回フラッシュ!」

グリーン「くそっリザードン!!」

フシギバナ「ぐお・・・」

澪「(フラッシュでリザードンの目がくらみ、フシギバナは突進の反動をうけた・・・)」

澪「唯!!律!!今だあ!」

律「おおおお!サイクロン!!穴を掘る!!」

唯「カメ太!!ロケット頭突き!!」

ドオオオン!!

フシギバナは倒れた!リザードンは倒れた!

レッド「・・・・!」

グリーン「ちくしょう!」

>>774
あ、戦ってるのが一番下の階ってことで許してください

サカキ「・・・レッド、グリーン。もういい下がれ」

レッド「・・・はい」

グリーン「了解」

ダッ

唯「ああ!待って!あの二人を助けないと」

澪「唯。大丈夫だ。あの二人も元に戻す方法はあるはず
  ・・・私のように」

律「澪・・・!元に戻ったのか!?」

澪「うん・・・思い出したよ律。みんなのこと、軽音部のこと」

怖がり克服澪キタ━━(゚∀゚)━━!!

梓「澪先輩・・・よかったです!」

唯「澪ちゃん・・・」

澪「みんな・・・本当にごめん、私・・・」

律「いいんだよ澪。それに再会の涙はもうちょっと先までとっとこうぜ」

サカキ「・・・」

律「あいつを倒すまで・・・」

サカキ「残念だよ澪。だが全員私が倒して再び装置にかけるまでだ・・・」

唯「もう澪ちゃんにそんなことさせないよ!」

律「お前なんかには負けないぞ!」

梓「それにムギ先輩のことも話してもらわないとですね」

サカキ「出ろ・・・ニドキング!!」

ニドキング「グルルルル!!」

律「・・・一体だけ?」

サカキ「私は地面タイプのエキスパート・・・。波乗りを覚えているポケモンがいる前で
    大量に地面タイプを出すより、信頼できる一体だけを専念して使った方がよい」

律「・・・そうかよ。サイクロン!」

唯「頑張ってカメ太!」

梓「あずさん!」

澪「あのニドキングはサカキ様・・・いや、サカキの主力で、ロケット団最強と言われているポケモンだ。
  こっちが四体でも油断するなよ。行け、ばさ☆ばさ!!」

隊長のエアスラッシュ無双ktkr


サカキ「ニドキング!!地割れだ!!」

ゴゴゴゴゴ!

唯「わわわ、すごい技」

澪「地割れに飲み込まれたら一撃で戦闘不能だぞ!気をつけて!」

律「気をつけろって言っても・・・」

サカキ「ニドキング!もう一発だ!」

ゴゴゴゴゴ!

梓「よけるのに精一杯で戦えません!」


澪「私のばさ☆ばさは地割れに当たらないけど・・・一体じゃニドキングを止められない・・・!
  ばさ☆ばさ!怪しい光で時間を稼げ!」

ピカア!

ニドキング「グルルルル・・・?」

ニドキングは混乱した!

澪「今のうちに体勢を立て直すぞ!」

律「気をつけろ・・・そこらじゅう地割れだらけだ!」

唯「ああ、危ないあずにゃん!」

梓「うわっと!すいません・・・」

律「こっちならまだ安全だ!みんなこっちに!」


ニドキングの混乱が解けた!

サカキ「ふふふふ・・・」

唯「なんか笑ってるよ?」

律「とうとうおかしくなったか?」

サカキ「いや・・・君たちがわざわざ逃げ場のない場所に集まってくれたのでね・・・」

澪「・・・!しまった!」

梓「どういうことですか!」

澪「サカキは・・・ただ地割れを連発していたんじゃない・・・
  安全な場所を減らして私たちが勝手に一か所に集まるように誘導していたんだ・・・!」

サカキ「そういうことだ。そこならお前らをまとめて潰せる・・・
    ニドキング!!破壊光線!!!」

ドギュン!!!

律「やばい!よけなきゃ・・・」

澪「駄目だ間に合わない・・・!受け止めろおおおおお!!!!」

サカキ「ふはははははは!無駄だ!!そんな弱小ポケモンどもが受け切れるはずがない!!」

カメ太「ギャウ・・・!」

サイクロン「がお・・・!」

あずさん「にゃあ・・・!」

ばさ☆ばさ「キシャー・・・!」

澪「ん・・・ばさ☆ばさの様子が・・・?」

律「サイクロンの様子も変だ・・・」

梓「あずさんも・・・」

唯「カメ太の様子もおかしいよ・・・これってまさか」

退化!

クロツグ「もうひとこえ~♪」


キュイイイイイン!

唯澪律梓「!!!」

サイクロンはサイドンに進化した!

あずさんはペルシアンに進化した!

ばさ☆ばさはクロバットに進化した!

カメ太はカメックスに進化した!

サカキ「馬鹿な・・・4体同時に進化しただと・・・!」

ドオオンン!!

澪「破壊光線を・・・」

梓「受け止めた・・・」

唯「すごい・・・!」

これって書いてるのも喜んでるのも小中学生なのかな

正直色々とひどい

>>817わかったから黙ってて


唯「すごいよカメ太!さらにかっこ良くなったね!それ大砲?」

律「サイクロンお前・・・でっかくなったなあ」

梓「あずさん・・・綺麗な猫さんになったね」

澪「ばさ☆ばさ・・・?お前がさらに進化するなんて知らなかったぞ」

サカキ「ふざけるな・・・こんなことがあってたまるか!
    ニドキング!突撃だ!つのドリルを食らわせろ」

ニドキング「グルル!!」

ドッドッドッ!

澪「・・・来た!」

唯「すごいよ俺くん!さらにかっこ良くなったね!それ大砲?」

俺「ああ大砲だよ^^くわえてみるかい?」

律「サイクロン!」

サイクロンのストーンエッジ!

梓「あずさん!」

ペルシアンのネコにこばん!

澪「ばさ☆ばさ!」

ばさ☆ばさのエアスラッシュ!

サカキ「まだだ・・・突き進め!!!」

ニドキング「グルル・・・!!」

唯「カメ太!!」

カメ太「がう!!」

カメ太のハイドロポンプ!!

ニドキング「・・・!」

ドオーーン!


アニメではフシギダネが集団で同時進化してたな

要は心と機会の持ちようじゃないかな?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


唯「どうなったの・・・?」

澪「土埃で良くわからないけど・・・きっと」

律「埃が晴れてきたぞ」

梓「・・・いません!サカキも・・・ニドキングも!」

律「逃げたのか・・・でも」

澪「ああ」

梓「私たち・・・」

唯「勝ったんだね!」

梓「あ、でも・・・早くサーバーを止めないと」

唯「そうだ・・・レッド君達も助けないと!」


ナツメ「大丈夫よ。サーバーは今停止させたわ」

梓「ナツメさん!」

タケシ「間に合わなくてすまなかったな。でも無事で良かった」

律「タケシ・・・とマチス?」

マチス「ヘーイ!お久しぶりデース!」

ナツメ「カスミは岬の小屋へマサキの救出にむかったわ。もう雑魚の団員しか残ってないから救出は時間の問題だと思う」

梓「・・・そうだ、澪先輩、エリカさんは?」

エリカ「あら嫌だ、ここにいますわ」

唯「エリカちゃん!よかった!」

エリカ「梓さん、あなたを信じてよかったですわ。唯さん、律さん。とても強くなられましたわね」

澪「あの・・・さっきはありがとう。倒れそうになった私を介抱してくれて」

エリカ「気にしないでください。皆さんの友達なのですから当然ですわ」

律「そうか・・・澪が世話になったな。唯、あとはあの2人の子供を探すんだよな?」

「待たれよ!」

梓「新手!?」

ナツメ「・・・いえ」

キョウ「とうっ!」

スタッ

キョウ「この少年たちは、うろついていたところを拙者が保護したでござる!」

レッド「」

グリーン「」

キョウ「安心するでござる。眠らせているだけでござる」

唯「良かったあ~。ってあなた誰ですか?」

ナツメ「この子たちがエスパーポケモンの力で洗脳されてるんなら、私が助けられるかもしれないわ」

唯「お願いします!」

タケシ「とりあえず安全な場所に移動しよう」

エリカ「そうですわね。早く外に出た方がいいですわ」

ナツメ「早く町の安全を確保しないといけないわね」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヤマブキシティ シルフカンパニー前

ザザーザザー

澪「・・・私の通信機が」

団員『・・・!もしもし!澪隊長ですか!よかった・・・やっとつながった』

澪「あ・・・」

ナツメ「私たちに気にせず。続けて。事情はだいたいわかってるから」

澪「・・・どうした?」

団員『ボスが消えて・・・アポロ隊長、アテナ隊長、ラムダ隊長には通信不能・・・
 やっと澪隊長に通信がつながったんです!』

律「他の隊長は、あなた達が倒したんですか?」

ナツメ「アポロとラムダは倒して拘束してあるわ。カスミによるとアテナは逃走したみたい」

澪「今の状況は?」

団員『幹部がいなくなってロケット団の指揮系統は完全にめちゃくちゃです! 
 でも澪隊長に連絡がついて良かった!早く指示をお願いします!』

唯「もしかして・・・」

梓「今は澪先輩がロケット団のトップってことですか?」

タケシ「そういうことになるな」

澪「・・・ねえ律、私はどうすればいい?」

律「な、なんで私に聞くんだよって・・・澪!?」

澪「もう・・・今の私がなんなのか・・・わからないよ」ポロポロ

律「澪・・・」ガシッ

澪「グスッ・・・律?」

律「・・・澪は澪だよ。一人で・・・私たちよりずっと大変だったろ?今までよく頑張った」

澪「ううぅ、律う・・・」ポロポロ

唯「澪ちゃん、もう大丈夫だよ。私たちがいるから」

梓「みんな澪先輩を信じてましたよ!」

澪「・・・ヒック、ありがとうみんな」

ナツメ「私たちからは何も言わないわ」

タケシ「ああ、君の信じることをすればいい」

マチス「イヤッハー!」

キョウ「拙者・・・」

澪「・・・よし!」

娘もかわいいのに

カチッ

澪「こちらは隊長の澪だ。ロケット団全部隊へ告ぐ。ボスは消息不明、
  私以外の隊長はジムリーダーに敗北し通信不能だ。規定により私がロケット団の指揮を執る」

『やった!やっと指示が聞ける!』

『お願いします澪隊長!』

澪「総員、ヤマブキシティから撤退せよ。繰り返す、総員、持ち場を離れヤマブキシティから撤退せよ」

『・・・て、撤退ですか?』

澪「そうだ。撤退後に新たな指示を出す。各部隊、各部署返事をしろ」

『澪隊、もちろん了解しました!』

『アポロ隊、了解』

『ラムダ隊、了解です!』

『アテナ隊、了解・・・』

『研究部、了解です』

澪「よし。では速やかに撤退せよ」

ナツメ「・・・ありがとう」

澪「いえ。・・・私は捕まえないんですか?」

タケシ「サカキを倒した人にそんなことしないさ」

澪「・・・じゃあ、私は行く」

律「・・・は?」

唯「澪ちゃん、行くってどこに?」

澪「ロケット団のもとに・・・」

梓「そんな!なんでですか先輩!」

澪「ロケッド団に入っていたからわかるんだけど・・・
  団員達はみんな自分の居場所がないんだ。ここで無理やり解散させることもできたけど、
  そうしたら今更やることが無くなった団員達は、結局何年後かに集まってまた悪事をするかもしれない。
  そうならないためにも私がロケッド団をいい方向に導かなきゃいけないんだよ」

律「いいじゃんロケット団なんか!せっかく澪が戻ったのに・・・こんなのあんまりだよ」

唯「澪ちゃんと離れたくないよう・・・」

梓「先輩・・・行っちゃいやです」

澪「みんな泣くなよ・・・私もまた泣きたくなっちゃうじゃないか・・・」

律「澪!行くな!」

澪「律・・・ロケット団が落ち着いたら、絶対会いに来るから!そうしたらみんなでムギを探して元の世界に
  もどる方法考えよう?」

律「うう・・・みお・・・」

澪「ばさ☆ばさ!空を飛ぶ!」

バッサバッサ

律「澪・・・なんでだよ・・・」

梓「律先輩・・・」

唯「りっちゃん、澪ちゃんを信じて待とうよ。澪ちゃんは絶対帰ってきてくれるから」

エリカ「あら嫌だ。澪さんは行ってしまいましたの?」

梓「エリカさん?どこに行ってたんですか?」

エリカ「あなた達がサカキと戦った場所で、これを見つけましたの」キラーン

ナツメ「それは・・・サカキのグリーンバッジ」

エリカ「ちょうどいいですわ。このバッジはサカキを倒したあなた方に差し上げますわ」

唯「あ、ありがとう」

ロケット団編終了?



ナツメ「さて・・・私たちはいろいろと後処理をしないとね」

タケシ「残りは俺達ジムリーダーに君たちはポケモンセンターで休むといい」

エリカ「そうですわね。あなた方はゆっくり疲れを癒して下さい。タケシさんもたまには良いこと言いますのね」

マチス「ユーたちのエクセレントな頑張り忘れませーん」

キョウ「拙者は・・・」


唯「じゃあお言葉に甘えて、休ませてもらおう。りっちゃん、行こう?」

律「・・・うん」

梓「ありがとうございます、みなさん」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数日後 ヤマブキシティ ポケモンセンター

マサキ「いやー大変な目にあったわー!」

律「マサキ久しぶり。大丈夫だったか?」

マサキ「拷問されそうになってたんやけどギリギリでカスミさんが助けてくれたんや」

唯「よかったー」

マサキ「まあ、今日は別の話で来たんや」

梓「ということは・・・」

マサキ「ああ、君らがこの世界に来た理由についてや」

今思えば地味なパーティだな
水ノ岩岩ノ虫……


マサキ「・・・君らがこの世界に来た理由がポケモンだと仮定して、各地方のポケモン調べてみたんやけど・・・
    とりあえず二つの地方で怪しい情報が見つかった」

律「それは、どこ?」

マサキ「1つはすぐ隣のジョウト地方にある、”ときわたりポケモン”の言い伝え。
    もう1つはシンオウ地方にある、時間と空間を司る2体のポケモンの神話」

唯「なんかすごそうだね」

マサキ「言い伝えや神話なんて普段は信じられへんけど、君らがいる以上は可能性があると思ってな。
    あくまで可能性の話やけどな」

梓「どちらも別の地方ですか・・・となるとやはり」

唯「チャンピオンになって地方を自由に移動できないとね~」

マサキ「ホンマか?チャンピオンになるのがどんなことか知ってるんか?」

次は

唯「目指せ!ポケモンチャンピオン!!」

律「わかってるよ。難しいことくらい。でもやらないと」

マサキ「しかしなあ。まずはバッジを8個集めないといけないし・・・」

唯「へへん」

マサキ「・・・何や?」

唯「じゃーん!」ズラッ

マサキ「な、何やてー!?グレー、ブルー、オレンジ、レインボー、ゴールド、ピンク、クリムゾン、グリーン・・・
    バッジが8個そろっとるやないか!」

律「私たちがロケット団との戦いで活躍したって実力を認めてくれて、ジムリーダーのみんながくれたんだ」

マサキ「な、君らはすごい強運の持ち主やな・・・でもこれでポケモンリーグに挑戦できるわけか」

唯「うん!」

律「澪は絶対戻ってきてくれる。だから私たちができることをやっておかないとな!」

梓「そうですね。やってやるです」

マサキ「・・・なんか、君らならできる気がしてきたわ・・」

唯「えへへ、というわけで」

律・梓「おお!」



唯「目指せポケモンチャンピオン!」



第一部 完

第一部・・・だと・・・?

つまりあと何部作かあるのだな?

ふううううううううう!終わった!!!

みなさん、ここ1週間くらいお付き合いしてくれて本当にありがとうございました!

読んでくれた人、支援や保守、意見、感想、その他レスをくれた人、絵を書いてくれたり合成画像を作ってくれた人、
みなさん感謝してます

で、いろいろと言われてる続きの問題ですが・・・1部完って書いたのはなんとなくで、
絶対に続きを書くっていう意思表示じゃないので気にしないでください

ただ、自分は急かされないと書けない性質なので、のんびり書ける所に行ったら絶対進まないと思います

1です。ちょっと離れてました

あと念のためトリつけときます

さっきも書いたけど自分の性質上のんびり書けるパー速では絶対まともに進まないので、
続きを希望してくれる人が多いならここで書きたいと思います

ですが、ペースは今まで通りの保守頼みな感じになるのでそれで良ければ・・・
ついでに前スレでも言ったように今は自分でスレ立てれません

決断力がなくて申し訳ない

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