ライナー「そうか…」

ベルトルト「・・・」

ライナー「別の方法を考えるか」

アニ「！…いいの？」

ライナー「あぁ、ずっと1人ぼっちだったもんな」

ベルトルト「そうだね。他にも方法はあると思うよ」

アニ「2人とも…ありがとう」

壁外調査の日

エルヴィン「第57回壁外調査を開始する！前進せよ！」

ﾊﾟｶﾗｯ ﾊﾟｶﾗｯ

ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー

エルヴィン「長距離索敵陣形！展開！」

ライナー「じゃあなアルミン、アニ」

アニ「気をつけなよ」

アルミン「じゃあね」

ジャン「ビビって小便漏らすなよ！」

アルミン「うん…ジャンもね」

ーーーーーーー
ーーーーー
ーー

ネス「シス！お前はうなじをやれ！俺が動きを止める！」

ﾊﾟｼｭ ｷﾞｨｨｨｲ

ネス「おらっ」ｻﾞｸｯ

奇行種「いてぇ」ﾄﾞﾀｰﾝ

ネス「今だ！」

ｻﾞｸｯ

ネス「よしっ！」

ネス「戻ってきてくれたかシャレット！流石俺の愛馬だ！」

ネス「ん？また奇行種か？14mはありそうだ…こいつはしんどいぞ」

ネス「シス！もう一回だ！」

ネス「!?」

アルミン「は、速すぎる?」

ネス「くっ！」ﾊﾟｼｭ

ｶﾞｼｯ

ﾋﾞﾀｰﾝ

アルミン「ネ、ネス班長どうしたらいいんですか？」

アルミン「こいつは通常種でも奇行種でもありません…」

アルミン「知性がある…超大型巨人や鎧の巨人とか…エレンと同じです」

アルミン「殺される！僕も班長みたいに！」

ﾄﾞｼｰﾝ

アルミン「うっ！」ｽｯﾃﾝｺﾛﾘﾝ

アルミン「うぅ…」

ﾋﾟﾗｯ

アルミン「…え？」

ﾄﾞｼﾝﾄﾞｼﾝ…

アルミン「顔を確認した？…」

ライナー「アルミン！」

アルミン「ライナー！」

ーーーーー
ーーー
ー

ジャン「俺にはわかるんだよ！今、何をすべきかを！力を貸せ！」

アルミン「フードを深く被るんだ！顔が分からないうちは殺せない」

ライナー「気休めにしては上出来…ついでにヤツの目が悪い事にも期待してみようか！」

ライナー(おかしい…アニは作戦を放棄したはず…アニ以外に女型になれるやつがいるのか？)

ライナー(それともヤツはアニなのか？)

ジャン「行くぞ！」

ーーーーーー
ーーーー
ーー


アルミン「いてて…」

ライナー「大丈夫か？」

アルミン「うん…」

ジャン(どうする…最悪1人おいていくことになるぞ…)ﾋﾟｨｰｰ

ジャン(手負いのアルミンか…ホモのライナーか…それとも俺か…)ﾋﾟｨｰｰ

ジャン(今はそんなこと考えるべきじゃねぇ！)

ﾊﾟｶﾗｯﾊﾟｶﾗｯ

ジャン「？…誰か来たぞ！馬を二頭連れて！」

クリスタ「みんな！」

ジャン「俺の馬だ！」

クリスタ「その子すごく怯えてて私のとこにきたの」

クリスタ「巨人と戦ったの？…アルミンその怪我どうしたの!?」

アルミン「たいしたことないよ」

クリスタ「そう…でもよかった…最悪な事にならなくて」ｸﾞｽｯ

アルミン(神様！)

ジャン(女神！)

ライナー(・・・)ﾊﾅﾎｼﾞﾎｼﾞ

ーーーーーー
ーーーー
ーー


エルヴィン「今だ！撃てぇぇ!!」

ﾊﾟｼｭﾊﾟｼｭﾊﾟｼｭﾊﾟｼｭﾊﾟｼｭﾊﾟｼｭﾊﾟｼｭﾊﾟｼｭﾊﾟｼｭﾊﾟｼｭﾊﾟｼｭﾊﾟｼｭﾊﾟｼｭﾊﾟｼｭﾊﾟｼｭﾊﾟｼｭﾊﾟｼｭ

ｷｨｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ

ジャン「何の音だ？」

アルミン「・・・」

ライナー「アニ！いたのか！」

アニ「ずっといたよ…それでどうかしたの？」

ライナー「あぁ…実はさっき女型の巨人を見たんだ…お前か？」

アニ「！…私じゃないよ…」

ライナー「そうか…」

ライナー(じゃあ誰だ？…)

ライナー「みにいくか…」

アニ「私もいくよ」

ーーーーーー
ーーーー
ーー

エレン「俺が選択を間違えたから…」

エレン「[ﾋﾟｰｰｰ]！」

ｶﾞﾘｯ ﾋﾟｶｯ

ライナー「…あれはエレン！？」

アニ「わ、わたし？…」

女型「・・・」ﾌｧｲﾃｨﾝｸﾞﾎﾟｰｽﾞ

エレン巨人「ｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ!!!」

ｽﾊﾟﾝｯ

エレン巨人「」

ライナー「…はっ！アニ、逃げるぞ！」

アニ「ごめんなさい…」

ーーーーーー
ーーーー
ーー
リヴァイ「ちっ…迷子になっちまった…」

リヴァイ「本部に戻るか」

ーーーー
ーー
ー
～壁内帰還準備中～

リヴァイ「おい…俺の班員達がいないぞ…」

リヴァイ「エルド…グンタ…オルオ…エレン…ペトラ…」

リヴァイ「何処だ…？」

ライナー「リヴァイ兵長…」

リヴァイ「…なんだ？」

ライナー「特別作戦班のみなさんは…女型との戦闘によって戦死しました…」

リヴァイ「…そうか」

ライナー「失礼します…」

リヴァイ「死体は…」

ライナー「！」

リヴァイ「死体何処だ？」

ライナー「あちらです…」

リヴァイ「・・・お前等」

ミカサ「エレンはどこ？」ｷｮﾛｷｮﾛ

リヴァイ「！？…」

アルミン「どこだろう？」

リヴァイ「おい…お前等…」

ミカサ「？」

アルミン「リヴァイ兵長？」

リヴァイ「すまない…エレンを…守ってやれなくて…」

ミカサ「・・・」

アルミン「そ、そんな…」

こうして第57回壁外調査は幕を閉じた

ーーーーーー
ーーーー
ーー

人類の希望であるエレンを連れさらわれた罪としてエルヴィン・スミスは調査兵団団長の座をおわれた

第14代目団長としてミケ・ザカリアスが就任した

後日、エルヴィン・スミスは自宅で首吊り死体で発見された

リヴァイ「エルヴィン…お前まで俺のもとからいなくなるのか…」

数日後…

ベルトルト「やっとあえたねライナー、アニ」

ライナー「！…ベルトルトか」

ベルトルト「なにがあったんだい？」

アニ「・・・」

ライナー「女型の巨人が現れたんだ」

ベルトルト「なんだって！？アニ、君は…」

ライナー「違うぞベルトルト！アニじゃない」

ベルトルト「そうなのか？じゃあ一体誰が…」

ライナー「わからない…」

アニ「エレンが連れていかれた…」

ベルトルト「そんな…エレンが…」

ライナー「俺達は本当に故郷に帰れるのか…？」

ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー

数日後…

ライナー「…ベルトルト、朝だ起きろ」

ライナー「…ベルトルト？」

ﾊﾞｻｯ

ライナー「いない…？」

～食堂～
ライナー「アニ、おはよう」

アニ「おはよう。ベルトルトは？」

ライナー「あれ、先に来てたんじゃないのか？」

アニ「きてないよ？」

ライナー「…？」

ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー

ベルトルト「…ッ…ここは？…」

ベルトルト「お、お前は！？」

ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー

～夜・食堂～
ライナー「訓練にもでていなかったな…」

アニ「どこいったんだろう」

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

ライナー「！？」

アニ「この音は…超大型巨人？」

ライナー「ッ…行くぞ！」

～壁上～
ライナー「あ、あれは！？」

アニ「ベルトルトと…女型！」

ｽﾊﾟｧﾝｯｽﾊﾟｧﾝｯ

ライナー「足を硬化してベルトルトの両足を切断した！？」

アニ「そんなことが…」


超大型巨人「ｱｱｱｱｱｱｱｱｱ」ﾄﾞｼｰﾝ

ライナー「女型のヤツベルトルトを[ﾋﾟｰｰｰ]きか！？」

ベルトルト「ぐっ…ライナー…アニ…ごめん…」

ﾌﾞﾁｯ

アニ「ベルトルトが…あ、あぁ」

ライナー「・・・」

ジャン「お前等！来てたのか」

アルミン「なにがあったんだい？」

ライナー「超大型巨人が女型に殺された…」

ジャン「なんだと！？」

アルミン「もう…訳がわからないよ…謎が多すぎる…」

ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
～翌日～

～朝・食堂～
ｶﾞﾁｬ
憲兵「アニ・レオンハートはいるか！」

アニ「私がそうです…」

ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
～翌日～

～朝・食堂～
ｶﾞﾁｬ
憲兵「アニ・レオンハートはいるか！」

アニ「私がそうです…」

憲兵「ちょっとついてこい！」

ライナー「アニ…」

アニ「大丈夫だよ…私は何もしてない」

ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー

～ウォール・シーナ～

憲兵「お前に女型の巨人の容疑がかかっている」

アニ「私に？」

憲兵「本当なのか？」

アニ「違います！」

憲兵「吐いた方が楽になるぞ？」

アニ「私はやってなﾄﾞｺﾞｫｫｫｫｫｵ

憲兵「なんの音だ！？」

ｶﾞﾁｬ

アニ「め…女型の巨人…」

アニ「硬化した足で壁を蹴ってる？…」

ﾊﾞｷｯ ﾄﾞｶﾞｧﾝ

アニ「か、壁が…崩れた…」

マルロ「今すぐ住民を避難させろぉ！」

ヒッチ「きゃああああ!!!」

アニ「壁の中の巨人の足が…」

バキバキバキバキバキバキ

アニ「動いた！？」

憲兵「おいお前！もういけ！」

アニ「失礼します…」

アニ(しかし立体起動装置がない…！この人死んでる…顔だけ踏まれたのか…)

アニ「ごめんなさい…」

ｶﾁｬｶﾁｬ ﾊﾟｼｭ

アニ(いったんローゼまでもどろう…)

ーーーーーー
ーーーー
ーー

～ウォール・ローゼ～

ライナー「なんの音だ？」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

ライナー「いってみるか」

～ウォール・シーナ壁上～

ライナー「め、女型！？」

ライナー「か、壁巨人が！」

ﾄﾞｼﾝﾄﾞｼﾝﾄﾞｼﾝﾄﾞｼﾝﾄﾞｼﾝﾄﾞｼﾝ

ライナー「シーナの壁からいっせいにでてきやがった…」

アニ「ライナー！」

ライナー「アニ！無事だったか！」

アニ「壁巨人が…」

ライナー「もう…人類は終わりだ…」

住民「うわぁぁやめろぉぉ」ｶﾞｼｯ

壁巨人「・・・」 ﾊﾟｸｯ

ライナー「女型を[ﾋﾟｰｰｰ]…」

アニ「！？やめなライナー！」

ライナー「止めるな戦士にやらなければならない、ときがある…いまがそうだ！」

アニ「ライナー、やるの？今、ここで！？」

ライナー「あぁ！勝負は今、ここで決める！」ｶﾞﾘｯ ﾋﾟｶｯ

鎧の巨人「・・・」

ライナー(俺のタックルで一撃で沈めてやる！)ﾄﾞｼｯﾄﾞｼｯﾄﾞｼｯﾄﾞｼｯ

女型「・・・」ﾋﾞｮﾝ

鎧の巨人「・・・」

ライナー(俺のタックルで一撃で沈めてやる！)ﾄﾞｼｯﾄﾞｼｯﾄﾞｼｯﾄﾞｼｯ

女型「・・・」ﾋﾞｮﾝ

ライナー(飛んだ！？しかも高い!!)

ライナー(!?上から来る！)

ｽﾞｼﾝｯ

ライナー(乗られた!?)

ｶﾞﾁｯ ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ

ライナー(絞め技!?俺の弱点を！？)ﾊﾞｷｯ ﾊﾟｷﾊﾟｷ

ライナー(もう…終わりか…アニ、すまない…)

？？？「ｶﾞｧｧｧｧｧｱ!!!!」ｱﾝﾊﾟｰﾝﾁ

女型「いたっ」ﾄﾞｺﾞｫｫｫｫ

ライナー(お、お前は！？)

エレン巨人「ｶﾞｧｧ…」

ライナー(エレン！？)

エレン巨人「ｶﾞｧｧｯ！ｱｧｯ！ｶﾞｧｧ!!」ｼｭｯ ｼｭｯ ｼｭｯ

女型「・・・」ﾋｮｲﾋｮｲﾋｮｲ

ライナー(鎧が再生した…俺も戦うぞ！エレン！)

鎧の巨人「ｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｯ

～ウォール・シーナ壁上～
ﾊﾟｼｭ

ミカサ「アニ！何が起こってるの？」

アニ「ミカサ、あれ…」

ミカサ「？…エレン！？」

アルミン「それより…鎧の巨人に40m急がこんなに…」

ミカサ「全部削いで早くエレンのとこにいこう」ﾊﾟｼｭ

アルミン「ミカサ！」

アニ「相変わらずだね…」

アルミン「アニ、僕はこの事を調査兵団に知らせて来る！アニはここでまってるんだ！」

アニ「わかったよ…」

ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー

～調査兵団団長室～
ｺﾝｺﾝ ｶﾞﾁｬ
アルミン「団長！ウォール・シーナ内に鎧の巨人と40m級多数出現しました！」

ミケ「なにっ!?」

リヴァイ「アルミン…それは本当か？」

アルミン「はいっ！今ミカサが単騎行動を！」

リヴァイ「なに？…あのヤンデレが…」

アルミン「エレンもいます！」

ミケリヴァ「！？」

リヴァイ「ミケ！」

ミケ「あぁ…全団員に伝えろ！ウォール・シーナに進撃する！」

ーーーーーー
ーーーー
ーー

ｳｫｰﾙ・ｼｰﾅﾆｼﾝｹﾞｷﾀﾞｯﾃ？
ﾅﾝﾃﾞﾓｷｮｼﾞﾝｶﾞﾃﾞﾀﾗｼｲｾﾞ
ﾏｼﾞｶﾖ！ｼﾞﾝﾙｲﾊﾓｳｵﾜﾘﾀﾞﾅ…
ﾏﾀﾑｲﾐﾅｼｭｳﾀﾞﾝｼﾞｻﾂｶ…

ジャン「アルミン！こいつはいったいどういうことだ！？」

アルミン「シーナにエレンと鎧の巨人が現れたんだ…」

ジャン「何ッ！エレンが？」


ーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーー

ミカサ「…ふぅ」ｼｭﾀ

ミカサ(もう十体は討伐したはず…まだまだいる…)

リヴァイ「おい！ミカサ」

ミカサ「チb…兵長…」

リヴァイ「お前は馬鹿か？巨人の前で単騎行動なんざガキがすることだ…」

ミカサ「申し訳…ありません…」

ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

ミカサ「！」

リヴァイ「次は気をつけろ…」

ミカサ「はい」

リヴァイ(これ以上仲間が目の前で死のは嫌だ…)

壁巨人「あいつ食うわ」

鎧の巨人「・・・」

壁巨人「あーん」ｶﾞｷｯ

壁巨人「いってえwww歯ぁかけたwww鎧硬すぎワロタwwwww」

鎧の巨人「HAHAHA☆」ﾄﾞﾝｯ

壁巨人「あらま」

ーーーー
ーー
ー

エレン巨人「ｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ!!!!」ﾌﾞｩﾝｯ

女型「・・・」ﾋｮｲ

エレン(こいつ…俺の攻撃をすべてかわしやがる…どうすれば…)

女型「フッ…！」ﾋﾞｭﾝｯ

エレン巨人「ｶﾞｧ？」ﾄﾞﾃｰﾝ

エレン(また…負けるのか…今度は殺されるんだろうな…すまねぇ…みんな…)

アニ「私も…」ﾀﾀﾀｯ ﾋﾟｮﾝ

ｶﾞﾘｯ ﾋﾟｶｯ

アニ巨人「ｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ!!!!!!!!」

女型「！」

アニ巨人「ｼｯ!」ﾋｭﾝ

女型「ぐぇぇ」

エレン(は、速ぇえ…なんて蹴り技だ…)ｼｭｩｩｩ

ジャン「エレン?」ｼｭﾀｯ

エレン(ジャンか？…)ｼｭｩｩｩ

アルミン「エレン！大丈夫か！？」

エレン(アルミン…)

ジャン「この死に急ぎ野郎が！」

アルミン「エレン、たてる？」

エレン巨人「…」ｺｸｯ

ジャン「おい…あれ…」

アルミン「？」

女型「フッ…」ｼｭｯ

アニ巨人「シッ…」ﾋｭｯ

女型「はっ…」

アルミン「す、すごい…」

エレン巨人「・・・」

ジャン「はやすぎ」

アニ巨人「シッ！」ｼｭｯ

女型「いてっ」ﾄﾞｻｯ

アニ(決める…)

アニ巨人「アアアアアアア!!!」

ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ーー
ー


ここはどこだ？

たしか女型と戦ってて…

痛い…身体中…

動けない…

誰か私を呼んでる？…

うるさいな…

エレン「アニ…アニ！」


アニ「…zzZ」

エレン「起きねぇな…女型の巨人！」

アニ「！？」ﾊﾞｯ

エレン「やっと起きたか…」

アニ「ここは…？」

エレン「お前の部屋だ…」

アニ「め、女型は…!?」

エレン「地下に拘束中だ…」

アニ「・・・」

ｺﾝｺﾝ ｶﾞﾁｬ

ライナー「アニ！起きたか？」

アニ「ライナー…」

ベルトルト「僕もいるよ」

アニ「ベルトルト！なんで！？」

ベルトルト「あの瞬間を巨人の抜け殻が守ってくれたんだ」

アニ「生きてたんだ…」ｳﾙｯ

ベルトルト「心配かけたね…」

ライナー「そういえばあん時は助かったぜエレン」

エレン「正直、お前等は許せねぇよ…でももうすぎた事だろ？」

ライナー「ありがとう…」

アニ「あの後どうしてたんだい？」

エレン「あの後？あぁ食われた時か？あの後目ぇ覚めたら口ん中だったからもう一回巨人化して逃げたんだ…」

アニ「心配かけるよ…全く…」

エレン「でよ、結局女型の中身はだれだったんだ？」

ライナー「……俺は知らん」

ベルトルト「…カルラ・イェーガーっていう人だよ…」

エレン「…は？お前今なんていった？」

アニ「…」

ライナー「…」

ベルトルト「…」

エレン「嘘だろ…母さんが？…ありえねぇって…」

エレン「母さんは俺の目の前で食われたはず…」

エレン「ベルトルト！母さんはどこにいるんだ!?」

ベルトルト「審議所の地下だよ」

エレン「いってくる！」ﾀﾞﾂ

～審議所の地下～
カルラ「・・・」

ｱﾜｾﾃｸﾀﾞｻｲ!
ﾏﾁﾅｻｲ!

カルラ「？」

エレン「ハァ…ハァ…母さん…」

カルラ「エレン…？」

エレン「母さん…どうして…なんでこんなことしたんだよッ！」

カルラ「母さんは気付いたんだよ…人類は滅ぼさなきゃいけないって…」

エレン「なにいってんだよ！」

母さん「ベルトルト・フーバー、ライナー・ブラウン、アニ・レオンハート…この三人が全部しってる…」

エレン「あいつら…」ﾀﾞｯ

三人はすでにいなかった。

後日、超大型巨人がウォール・ローゼの壁を破壊した。

人類はシーナに避難しようとしたが、壁巨人による進撃で避難することもできず、人類は瞬く間に絶滅してしまった。

三人は無事故郷に帰ったとさ