ベルトルト「もしかして、君……ライナー?」金髪美少女「おう」 (20)

(朝)

ライナー「……嘘だろ」

ライナー「……」モミモミ

ライナー「デカイ、104期女子たちの中でも群を抜いてデカい」

ライナー「体も縮んでいる」

ライナー「……股間が……俺の相棒が……」

ベルトルト「むにゃむにゃ…」

ライナー(ここにいてはまずい……とりあえず、浴場の脱衣所で着替えるか)

ベルトルト「う、うーん……ん?女?」

(食堂)

ジャン「……」

マルコ「……」

ジャン「背はミカサと同じくらい、ベリーショートの金髪に、抜けるような白い肌……」

マルコ「豊満な胸に、キュッと引き締まった尻、すらりと筋肉のついた手足……」

ジャン「お、おい……あんなやつ、104期にいたか?」

マルコ「いたらこんなに注目してないよ」

エレン「ていうか……俺、あいつどっかで見た事あるような気がするんだけど……」

コニー「あれ、そういえばライナー今日遅いな!」

ジャン「珍しいな。いつも早起きなのに」

マルコ「……あの少女、ベルトルトの隣に座ったよ」

エレン「……まさか」

ライナー「いただきます」ムシャムシャ

ベルトルト(ライナーの服着てる……)

ライナー「おい、食べないのか?」

ベルトルト「……あの、もし違っても……僕を、頭のおかしい人間だとは思わないでくれよ」

ライナー「?」

ベルトルト「もしかして、君……ライナー?」

ライナー「おう」

ベルトルト「…………え?」

シーン…

ジャン「嘘だぁぁぁーーーっっ!!あの金髪美少女がライナー!?」

マルコ「ジャンが食堂にいる全員の心中を代弁した!」

(教官室)

ライナー「原因は分かりません」

キース「……そうか」ハアハア

ベルトルト(教官、さっきからライナーの胸しか見てない)

キース「しかし、朝起きていきなり女になってました、と言われてもな……そうだ、ブラウン訓練兵……貴様、昨日は何をしていた?」ハアハア

ライナー「何を、と言いますと?」

キース「変わったことがなかったかと聞いている」ハアハア

ライナー「いえ、特には」

キース「手がかりなし、か」ハアハア

ベルトルト(いつまで胸見てるんだよ!)

キース(今のブラウン訓練兵はサイズの合わないズボンのベルトをキツく締めてどうにか履いている……が、そのせいでかえって形の良い尻や太ももが強調されている。布を巻いておさえた胸はそれでも大きく、ボタンが閉まらないせいで谷間はしっかり見えている。おまけに靴が合わない、という理由で裸足。見るな、という方が無理のある話だ)ハアハア

キース「し、しかしだな……訓練に支障がないなら構わんが……その、男子寮の部屋で寝起きするわけにもいくまい」ハアハア

ライナー「いえ、普段使っている部屋の隣が空いているので、掃除して使おうかと」

キース「そ、そうだな……そのように、手配しよう」ハアハア

ライナー「感謝します、教官」プルン

キース(おお!立ち上がっただけでぷるんっと胸が揺れた!)ハアハアハアハア

ベルトルト「失礼しました!」ガシッ

ライナー「痛っ、ベルトルト引っ張るな!」プルン

ガチャッバタン

キース「……」シコシコ

ベルトルト「いいかいライナー、今の君はあれだ。狼の群れの中にぽーんと放り出された子羊みたいなものだ」

ライナー「……嫌な例えだな」

ベルトルト「だから、気をつけろって意味だよ!あのキース教官が少女の胸を凝視するなんて一生見れないと思ってのに!」

ライナー「そんなに見てたか?」

ベルトルト「見てたよ!ものすっごく谷間に集中してた!今の君は最高の女の子なんだから警戒を強めてよ!」

ライナー「わ、分かった」

エレン「まるでカップルだ……」

ベルトルト「ねえ、エレンもそう思うでしょ?」

エレン「あ、ああ」ビクッ

ベルトルト「……ねえ、エレン……何でライナーの太ももばっかり見てるの?」

エレン「い、いや……その、ムチムチしてて、触り心地よさそうだな、って……」

ミカサ「エレン、揉むなら私のにするべき」

エレン「ミカサのはなんかちげーんだよなあ……筋肉ついてて硬いというか、肉で言うと肩ロースあたりみたいな」

アルミン「エレェェェン!焼き肉に例えるのやめて!ミカサだってちゃんと女の子なんだから!あと、昨日まで男だった友達によくそんな事言えるよね!ライナーだって戸惑ってるんだから気を遣いなよ!」

ミカサ「……肩ロース」ズーン

クリスタ「じゃあ、部屋はなんとか用意できたから……次は服かな。大丈夫よ、ライナーが全部ベルトルトになったっていうんならびっくりだけど性別以外はライナーのままなんだもの。何も変な事なんてないじゃない」

ライナー(クリスタ……やっぱり結婚しよ)

クリスタ「ね、ちょっと合わせてみない?私のは小さいけどミカサかユミルの服なら多分入ると思うから」

ライナー「あ、ああ……でも、いいのか」

ミカサ「私ならかまわない」

ユミル「別にいいぜ。こっちも成長期だからよ。筋肉が増えるたびに胸がキツくなって、入んなくなっちまうんだよなあ。ミカサなんかそれで結構服ダメになってんだろ?」

ミカサ「着れなくなった服の処分に困っていた……貰ってくれると助かる」

ライナー「ありがとう、俺も助かるぜ」

ミカサ「ただし、下着はあげられない……」

ライナー「いや、下着はいらん!……なんだその目は、疑うな!」

クリスタ「決まりだね。ちょっと女子寮の方に来てくれる?」

ライナー(初めての女子寮……)

(女子寮)

サシャ「まずサイズを測りましょうか!」

ライナー「ああ」

サシャ「ふんふーん」

ライナー(初めて足を踏み入れた女子寮の寝室……)キョロキョロ

クリスタ「女の子の部屋キョロキョロ見ちゃだめ」

ライナー「す、すまん」

サシャ「行きますよー、まずはバストから」ギュッ

ライナー「ひゃっ!?」ビクッ

サシャ「お、96!これはなかなかの数値ですブラウン選手!」

サシャ「お次はウエストです!」ギュッ

サシャ「んんー?60……これって太いんですか?それとも細いんですか?」

ライナー「……筋肉量から考えると標準じゃないのか」

サシャ「なるほど」

クリスタ「身長は172、体重は65kg……うーん、ユミルと大体同じくらいね」

ライナー「そうなのか?」

クリスタ「うん。ライナーの方がちょっと重いけど。前に教官が言ってたんだけど、骨密度と筋肉量が多いと体重も重くなるんだって。ライナーは男子の中でも筋肉が多かったから女の子になっても重いのかな」

ライナー「な、なあ、クリスタ」

クリスタ「?」

ライナー「お前……どうしてそんなに目を輝かせてるんだ……?」

クリスタ「えっ?あっ///」

ライナー(どうやら無意識だったらしい。あわてて目をこするクリスタも可愛いな)キュン

ミカサ「……ライナー、訓練兵団のジャケットと下に着るシャツと……スカート」

ライナー「スカートはいらねぇよ」

ミカサ「分かった……」

キース「……」シコシコ

(男湯)

エレン「……」

アルミン「……」

ベルトルト「……」

ライナー「ふう、いい湯だぜ」

ベルトルト「……な、中身はライナーだからね!何もおかしくないよね!」

エレン「おっぱいだ」ハアハア

アルミン「おっぱいだね」ハアハア

マルコ「ぐへへぇ!おっぱいモミモミ!」ギュッ

ベルトルト「マルコ!?」

ジャン「男子だからしゃーない」

マルコ「おけけけけ!」ギュッギュッ

ライナー「痛え!!」ビクッ

マルコ「あっ、ごめんライナー……興奮し過ぎた」

ベルトルト「何してんの!?」

ライナー「揉むなら……優しく揉め」

ベルトルト「えっ?」

マルコ「!」

モミモミモミモミモミモミモミモミ

マルコ「女の子のおっぱい触っちゃったよ」ハアハア

ライナー「あぁ~ん」

ジャン「お、俺も!おっぱいモミモミ!」ハアハア

アルミン「僕も!僕も!」ハアハア

ライナー「良いぜ!男はおっぱいが大好きだからな!」

ジャン「デケえええ!」ハアハアモミモミ

アルミン「おっぱい!おっぱい!」ハアハアモミモミ

エレン「もみもみちゅーちゅーぱふんぱふん!いろいろなおっぱいあるけれどやっぱりおっきいのが一番大好き!」ハアハアモミモミ

ライナー「ははは」

ベルトルト「……」

マルコ「おまんこ」

ベルトルト「!?」

マルコ「ライナーのおまんこ見たい!」ハアハア

ライナー「良いぜ!」クパァ

マルコ「おおおおおおまおまおまおまんこだアアアアア!」ハアハア

ジャン「女子のおまんこ……」ハアハア

アルミン「無修正のおまんこ……」ハアハア

マルコ「おしっこ出して!」ハアハア

ライナー「……風呂だぞ?」

ベルトルト「マルコ!ライナーだぞ!」

マルコ「ライナーのおしっこが見たいんだよオオオオオン!」ハアハア

ライナー「………………お前ら」

ベルトルト「ライナー……嘘だよね?」

ライナー「訓練所のみんなには内緒だぞ」ジョボボボボボボボボボボーボボーボボ

ベルトルト「あばばばばばばばばばば」

マルコ「おしっこだアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」ハアハア

ジャン「じょ、じょ、じょ、女子のおしっこ……」ハアハア

アルミン「こ、こ、こんな、感じ、なんだ……」ハアハア

マルコ「はっ、はっ、はっ、ライナーのおしっこ!」ハアハアペロペロ

ジャン「お、俺もライナーのおしっこ舐める!」ハアハアペロペロ

アルミン「今日だけ馬鹿になりゅう!」ハアハアペロペロ

エレン「ライナーのおっぱい独り占め~!」ハアハアモミモミ

ベルトルト「……彼女は……彼はライナーなんだぞ!」

ライナー「たまにはこういうのも悪くねえな」

キース「……」シコシコ

(翌朝)

ライナー「体が戻ったぞ」

クリスタ「良かったね!」

ミカサ「原因は謎のままだけど」

ユミル「チッ、もう戻ったのかよ、つまんねえな」

ベルトルト「本当かい!?」

ライナー「ほら、俺の相棒だ」ボロン

クリスタ「キャアアアアアアアアアアアアアアアアア!///」

ミカサ「……///」

ユミル「ばかやろッ///食堂でズボンとパンツをおろすなッ///」

エレン「……」

アルミン「……」

ジャン「……」

マルコ「……」

キース「……」

アルミン「おえー!」ゲロゲロゲロゲロ

ジャン「おええー!」ゲロゲロゲロゲロ

マルコ「おえええー!」ゲロゲロゲロゲロ

エレン「手……洗わなきゃ」ゴシゴシゴシゴシ

キース「野郎をオカズに三回も……死にたい……」

ベルトルト「ライナーが金髪美少女になった原因は最後まで分からなかった」

ベルトルト「でも世の中には科学では解明できない不思議が山ほどあるからどうでもいいや!w」

ベルトルト「あはははは」

ベルトルト「……」

ベルトルト「今日も暑いな」ハアハア

おしまい

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom