向日葵「お父さんとお母さんがいなくなってから二ヶ月・・・とうとう食べるものもお金も尽きてしまいましたわ・・・」
楓「お姉ちゃん・・・」
向日葵「そんな不安そうな顔しないで?必ずお姉ちゃんが何とかしてあげますからね」ニコッ
楓「でも・・・」
向日葵「いいから楓は何も心配しないで?今日はもう遅いからベットに行きましょう」
楓「うん、分かったの。お姉ちゃんも早く寝てね・・・?」
向日葵「うん、おやすみなさい」
楓「おやすみなさい」
向日葵(楓にはああ言いましたけどこれからどうすれば・・・)
向日葵(お父さん、お母さん・・・本当にどこに行ってしまったの?私たちを置いて・・・)
向日葵(やっぱり警察に・・・ううん、駄目ですわ)
向日葵(お父さんもお母さんもすぐに戻るって言ってたんですもの)
向日葵(もうすぐ・・・もうすぐきっと帰ってくるはずですわ)
一週間後
ドンドンドンドン
「オラァ開けろ!!!!そこにいるのはわかってんだ!!!!早く開けねぇとブチ殺すぞ!!!!」
楓「お、お姉ちゃん・・・またあのおじさん・・・」ブルブル
向日葵「うう・・・ここのとこ毎日・・・仕方ないですわ、私おじさんとお話してきますわね」
楓「・・・!だめ!行ったらお姉ちゃん殺されちゃうの!行かないで!」
向日葵「大丈夫ですわ、きっと何かの間違いですもの、お父さんたちが借金なんて・・・おじさんも話せばわかってくれるはずですわ」
楓「分かったの・・・気をつけてね・・・」ポロポロ
向日葵「あらあら、楓は最近泣き虫さんね・・・じゃあ私いってきますからお部屋でいい子にしててね?」なでなで
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