結衣「……いや」
結衣「そもそも事件らしい事件が起きてないだろ」
京子「そうなんだよねー」
あかり「平和が一番だよぉ」
ちなつ「あ、でも、さっき向日葵ちゃんが生徒会室から>>5が無くなったって話してましたよ」
松本りせ会長のパンツ
結衣「会長さんのパンツが?」
京子「……あれ、案外普通にこれ犯罪だ」
結衣「どんな事件を期待してたんだよお前は」
あかり(そういえばあかりのパンツもなくしてから全然見つからないなぁ……)
京子「あ、でも、盗まれたんじゃなくて無くしたってこともあるよな」
結衣「いや、履いてたパンツをどうやって無くすんだよ」
京子「でも履いてるパンツを盗むのはもっと無理じゃね?」
結衣「あ……確かに……」
ちなつ「ということは会長さんは一旦パンツを脱ぎ、どこかに置いたってことですね……」
あかり「パンツを脱ぐ場所……トイレ?」
ちなつ「でも向日葵ちゃんは生徒会室から消えたって言ってたわけだし……」
京子「生徒会室でパンツを脱いだ……?」
結衣「……あれ、これ盗みとは別の犯罪の匂いがしてきたぞ」
京子「と、とりあえず生徒会室に話を聞きに行こう! そうしよう!」
結衣「そうだな……」
生徒会室
京子「名探偵京子ちゃん見参!」ッバーン
綾乃「ととと、歳納京子ッ!?」
京子「よう綾乃! 事件を解決しに来てやったぜ!」
綾乃「事件?」
向日葵「ああ、ほら、会長のパンツが無くなった事件ですよ。教室で吉川さんに相談したんです」
綾乃「あ、ああ……そうなの」
京子「で、そもそもどうやって消えたんだろうって思ってね」
結衣「履いてたものを無くしたり盗まれたりするのは無理があるから、脱いでどこかに置いたんだろうと思ったんですが……どうなんですか?」
りせ「……」
綾乃「……西垣先生、通訳お願いします」
西垣「何々……ふむふむ……」
西垣「>>15ということらしい」
櫻子に脱がされた
西垣「大室に脱がされたということらしい」
向日葵「!?」
京子「ちっぱいちゃんが!?」
ちなつ(さくりせという新たな方向性……!?)
綾乃「そういえば……今日は来てないわね、大室さん」
向日葵「あの子なら、日直の仕事があるから遅れると……」
櫻子「すいません遅れましたーってあれ!? あかりちゃんたちどしたの?」
向日葵「さ、櫻子! 一体どういうことですの!?」
櫻子「おおう!? 何だよ向日葵!?」
向日葵「会長からお聞きしましたわ! 会長のパンツが消えたのはあなたに脱がされたからだって!」
結衣(うわぁすごい剣幕)
向日葵「一体何があったのか説明していただけます!?」
櫻子「え、いや、その……実は……>>23」
漏らしちゃったみたいなんで脱がせた
櫻子「漏らしちゃったみたいなんで脱がせたんだけど……」
向日葵「……え」
京子「え」
綾乃「え」
りせ「……///」
西垣「あー……どうやら本当のことらしい」
西垣「大室と二人でいるときに漏らしてしまい」
西垣「あたふたしている間にスカートが汚れる前にと大室が急いでパンツを脱がしてくれたそうだ」
西垣「その後、代わりに履いているものも無かったのでノーパンでいたら、古谷にその事実を知られ」
西垣「生徒会室からパンツが消えたという事件にされてしまったということだ」
向日葵「……そういうことならなくなったと騒ぎになったときに早く言いなさい!」
櫻子「だって! 会長に恥かかせるのは悪いと思ったし!? 何か妙に大騒ぎになって大事件みたいになっちゃったし!?」
千歳「まあまあ二人とも落ち着きー」
京子「しかし……なんていうか……漏らしちゃうなんて随分トイレ我慢してたんですねぇ……」
りせ「……」
西垣「何でも、冷蔵庫にあったお茶を飲んだら急に尿意が込み上げてきたらしい」
千歳「……会長、まだそのお茶あります?」
りせ「……」
西垣「冷蔵庫に一応残ってるらしい……ペットボトルの奴だそうだ」
千歳「これやな……」
千歳「ペロッ……これは利尿剤!」
結衣「……え、わかるの!?」
千歳「メガネかけとる人は舐めただけで麻薬から毒薬まであらゆる薬がわかるんやで!」
結衣「いや、多分それ別のメガネの人……」
京子「それより利尿剤を混入させたお茶って……やっぱり何等かの事件の匂いがするよ!」
綾乃「確か……そのお茶は……>>32が買ってきて、みんなで自由に飲んでいいって言ってた物よね?」
大室さんのお姉さん
櫻子「まさか! ねーちゃんが会長に飲ませるために……!?」
向日葵「『みんなで』って言ってるのにどうして会長をピンポイントで狙えるんですの?」
櫻子「じゃあまさか生徒会全員を漏らさせるために……!?」
向日葵「いや……それもちょっと考えにくいような……」
京子「冷蔵庫に入れられた後、利尿剤が入れられた可能性もあるしな……」
櫻子「でもやっぱり一応ねーちゃんにも事情聴取をやるべきだと思いますよ先生!」
結衣(先生!?)
京子「確かに……よし! 下校時刻になったらごらく部全員でちっぱいちゃんちに突撃だ!」
結衣「迷惑だろ」
大室家
櫻子「どぞどぞー」
ちなつ「お邪魔しまーす」
結衣「結局四人で来ちゃったな……」
あかり「ごめんね、櫻子ちゃん」
櫻子「いやいや、気にしてないよー」
撫子「あれ、櫻子……友達?」
京子「
櫻子「おう! 出たな犯人!」
撫子「犯人……?」
結衣「あー……いや、実は……」
撫子「あのお茶に利尿剤?」
櫻子「あのお茶はねーちゃんが買ってきて私に持って行けって言った奴だろ!?」
櫻子「そして私は利尿剤なんか入れていない! ということはねーちゃんが犯人だ!」
ちなつ(すごい理屈……)
撫子「>>42」
>>39で
撫子「あれ、もらいもんなんだけど」
櫻子「!?」
京子「つ、つまり!」
京子「誰かがちっぱいちゃんのおねーさんに利尿剤を混ぜたお茶を渡し」
京子「それが生徒会に持ち込まれ」
京子「会長さんがそれを飲んでしまったと!」
ちなつ「何ですかこのしりとりみたいな事件」
結衣「で、誰からのもらい物なんですか?」
撫子「>>48」
隣に住んでる人
撫子「隣に住んでる人」
櫻子「……え」
撫子「要するにひま子だ」
櫻子「ええええええええええ!?」
京子「隣だからすぐに話を聞きに行けるな! よし! すぐにひまっちゃんちに突撃だ!」
結衣「何かさっきから移動してばっかだなぁ……」
ちなつ「お邪魔しましたー」
撫子「あれ、もう? ゆっくりしていけばいいのに……」
櫻子「じゃあ私も向日葵んちに……」
撫子「櫻子。今日あんた夕飯当番」
櫻子「あ」
向日葵「え!? あのペットボトル、私が用意したアレだったんですの!?」
京子「で? あのペットボトルに利尿剤を入れたのはひまっちゃんなの!? どうなの!?」
向日葵「>>56」
自白する
向日葵「自首しますわ……私があのペットボトルに利尿剤を混ぜて撫子さんにお渡ししましたの……」
京子「やっぱりそうだったのか!」
ちなつ「ようやくこのしりとりの終わりにやってこれましたね……」
あかり「で、でも、どうしてそんなことしたの!?」
結衣「確かに……動機を聞かせて欲しいな……」
向日葵「>>63」
飲尿健康法
向日葵「飲尿健康法という健康法をご存知でしょうか」
京子「……え?」
向日葵「尿を飲むことで健康に良い効果が期待できるとかなんとかいうアレなんですが……」
向日葵「自分の尿を飲むのはちょっと抵抗がありまして……」
結衣「や、他人の尿の方が抵抗なくない?」
ちなつ「結衣先輩の尿だったら私ガンガン行けますよ!」
結衣「うん、気持ちだけ受け取っておくよ」
向日葵「それで、撫子さんの尿を飲もうと思って、利尿剤を混入したお茶を……」
京子「何でちっぱいちゃんじゃなくておねーさん?」
向日葵「最初は櫻子のにしようと思ったんですけれど……その……>>71」
櫻子は尿を飲んでたから、尿を飲んでる奴の尿なんて汚くて飲めない
向日葵「櫻子も飲尿健康法をやっていて……」
京子「え」
結衣「何かおもらしから始まって周囲の人のすごい情報がどんどん湧いてきたぞ……」
向日葵「尿を飲んでいる人の尿って何か汚い感じがしません?」
結衣「いやこれから飲尿健康法をしようとか考えてる人がいうセリフ!?」
ちなつ「価値観がイミフすぎる……」
あかり「ちなみに櫻子ちゃんは誰のおしっこを飲んでるの?」
向日葵「>>77」
向日葵
向日葵「私のを……」
結衣「はぁっ!?」
向日葵「毎日毎日トイレについてきて……」
向日葵「尿を採取してはその場で一気に……」
京子「うわぁ……」
向日葵「自分の尿を飲んでる人の尿って、なんか、ほら……」
結衣「いや、どんなものであれ飲みたくはないよ! 尿!」
京子「まあとにかく、ひまっちゃんの行動で会長さんがおもらししちゃったわけだし」
京子「ひまっちゃんは謝罪するべきだと思う!」
向日葵「ええ……明日、しっかり会長に……」
京子「いや! ただ謝るだけじゃダメだ!」
京子「反省の念を込めて>>85するべきだ!」
クンニ
翌日
京子「というわけで!」
京子「すべての元凶であった向日葵ちゃんが反省のために会長さんに丁寧なクンニをするそうです!」
向日葵「どうしてそうなるんですの!?」
ちなつ(りせひまという新境地……)
りせ「……」
西垣「こちらは既にパンツを脱ぎスタンバイオーケーだそうだ」
向日葵「どうして会長はそんなノリノリなんですの!?」
りせ「……///」
向日葵「顔を赤らめてうつむかないでください!」
西垣「松本の股間に舌を這わせるのは私の特権だが……今回は特別に古谷にも許可しよう」
向日葵「いや、許可してくださらなくても構いませんよ!?」
ちなつ「いいからはよ! はよ!」
結衣(ちなつちゃん……)
向日葵「え、えと……うう……」
りせ「……」
向日葵「……し、失礼します……」
ス
向日葵「……ん」
りせ「っ!」ビクッ
向日葵「んぁ……ん……」
りせ「……っ……!」
京子「会長さんがまったく声を出さないせいで」
京子「『誰かに見つからないように必死に声を抑えているのをねちねちと責めている図』みたいになってるな」
結衣「思いっきり見てるけどな私ら」
ちなつ「私なんか携帯で撮影してるんですけどね」
結衣「……あれ、そういえばあかりは?」
ちなつ「そこで気絶してます」
結衣「あ……そう……」
向日葵「ぁむ……んちゅ……」
りせ「……っ!」
西垣「お、松本……イったな?」
りせ「……///」コク
向日葵「はぁ……じゃあ……おしまい……ですの?」
京子「そういえば特にいつまでって決めてなかったねぇ」
ちなつ「私としてはもうちょい続けて欲しいような……」
櫻子「ちょっと待ったぁー!」ッバーン
向日葵「さ、櫻子!?」
櫻子「何だよ! 何で会長とそんなことしてんだよ!」
向日葵「いえ、その……これは……」
京子「しゅ、修羅場ったー!」←元凶
櫻子「それに聞いたぞ! ねーちゃんのおしっこ飲みたいって何だよ!」
櫻子「そんなに飲みたいなら私の飲ませるよ!」
向日葵「で、でも……櫻子は私のを飲んでるわけですし……」
櫻子「だから向日葵がわたしのおしっこ飲んで私が向日葵のおしっこ飲めばいいじゃん!」
櫻子「それでおしっこ永久機関の完成じゃん!」
結衣(……一見賢そうなこと言ってるけどただの変態でバカな発言だコレ)
櫻子「っていうか! 自分のおしっこが気になるなんて時期生徒会副会長になれると思っての!?」
結衣「いやその理屈はおかしい」
向日葵「なっ……聞き捨てなりませんわ!」
京子「あ、対抗しちゃうんだ。その理屈で」
櫻子「じゃー自分のおしっこぐらいどうってことないっていうの!?」
向日葵「ええ全然平気ですわよ! 私のおしっこを飲んだあなたのおしっこだって一気飲みできますわよ!」
向日葵「あなたこそ、いつも私のおしっこを美味しそうに飲んでますけど、私に負けたくないから無理してるだけじゃありませんの!?」
櫻子「なわけねーだろ! 向日葵のおしっこは滅茶苦茶美味いんだよ!」
向日葵「じゃあ証明しましょう! お互いに!」
向日葵「吉川さん! 冷蔵庫から例の利尿剤入りのお茶を!」
ちなつ「はい」
向日葵「……」くいっ
向日葵「……櫻子、はい」
櫻子「んくっ」ぐびっ
向日葵「では……行きましょうか、トイレの同じ個室に」
櫻子「おう!」
結衣「何だこの変態二人は」
おわれ
このSSまとめへのコメント
話が脱線せず、良い感じで終わったなwww