櫻子「さくひま、ひまさく短篇集」向日葵「誕生日ですわ」 (79)

No.246:向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ♪」

向日葵(櫻子とイチャイチャしたい)

向日葵(わけでもないわけでもないわけでも…ないわけでも)

向日葵(やっぱり、何でもないですわ!)

向日葵(…)

向日葵(私から要求するのは、何か癪に障りますし…)

向日葵「…」

向日葵(そうですわ!今日は櫻子の誕生日!)

向日葵「待ってなさい櫻子!今日は徹底的に祝ってさしあげますわ!」

向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ♪」

櫻子「おぉー、もっと祝え♪祝え♪」

向日葵「それで…」

櫻子「向日葵は今日は下僕だからね。何でも言う事を聞く事!」

バシッ

向日葵「調子に乗るな!」



向日葵「…」

櫻子「うぅ…痛い」

向日葵(そ、そういえば!)

櫻子「向日葵?」

向日葵(プレゼント何も考えてませんでしたわ!?)

櫻子「おーい、向日葵ー、下僕ー」

向日葵(…下僕…そうですわ!)

向日葵「櫻子…今日の私はメイド…そう!メイド向日葵!これが誕生日プレゼントですわ!」

櫻子「…頭大丈夫?」


バキッ


向日葵「そ、そんな可愛そうな人を見る目で言わなくてもいいでしょうに!」

櫻子「人が心配しただけなのに…なぜだ~」

 
………


櫻子「いいなー私もメイド服着たいなー」

向日葵「うぅ…恥ずかしいですわ…」

櫻子「それにしてもねーちゃんは何でメイド服を持ってたんだろう?」

向日葵(大人の事情って言ってましたわね………………)


櫻子「あれ?顔が真っ赤だけど暑いの?」

向日葵「え?ええ、メイド服って意外と暑いですわねー」

櫻子「ふーん」

■数時間後

櫻子(うーん、部屋の掃除、洗濯、耳かき、爪磨き、宿題の手伝いをやってもらったけど…)

櫻子(思った以上に楽しくないなー)

櫻子(なんか、向日葵と一緒に競ってた方が楽しいなー)


向日葵(部屋の掃除…櫻子の脱ぎ散らかした服やタンスの整理…)

向日葵(洗濯…櫻子の脱ぎたて…匂いも…ゲットですわ)

向日葵(耳かき…櫻子の頭が私の膝の上に…)

向日葵(爪磨き…櫻子の手…ずっと握っていたかった…)

向日葵(宿題の手伝い…何気に肩をくっつけてみましたわ…その時の櫻子の反応が…あぁ…)


向日葵(…)

向日葵(こんなご褒美がいっぱいなんて…さすが誕生日ですわね!)

櫻子「次はねー」

向日葵「はい!はい!何でもしますわ!」

櫻子「う~ん…」



撫子「チョコづくりを教えてもらったら?」

櫻子「ねーちゃん!?」

向日葵「チョコづくり?」

撫子「今度のバレンタイン用のチョコづくりの練習を、夏休みから少しずつやってるんだ」

向日葵「バレンタインの?」

櫻子「ち、ちがうの!」

撫子「今度は少しでも上手に作りたいからって」

向日葵「そうなの…」

向日葵(一体誰の為に…今から練習なんて…)

櫻子「ちげーし!向日葵の為に今から頑張ってるわけねーし!」

向日葵「…え!?」

櫻子「いや、えーと、ほら今度のバレンタインの時のチョコで、向日葵に負けたくないだけなんだからね!」

向日葵「そ、そうなの…ありがとう櫻子」

櫻子「ふんっ。チョコづくりで私に負けたら、承知しないんだからな!」


向日葵「まったく、私に勝ちたいのか、私に負けてほしくないのか…どっちかにしてほしいですわね」

櫻子「ぐ、ぐぬぬぬぬぬぬぬ」

向日葵「まあ、そういう事ならしょうがありませんわ。ほら練習しますわよ」

櫻子「べ、別に一人でやるし!」


向日葵「勘違いしないでよね。私へのプレゼントが最悪だったら困るから、最低限教えるだけですわ」

向日葵「ええ、これは貰う私の為だから、仕方なくなんですわよ」

櫻子「じゃあ、それなら…」

向日葵「ええ、一緒にやりましょう」

 
………

「きゃーーーなんで牛乳を入れますのよ!」

「だって、こっちの方が…って、おっぱい禁止!」

「なんでそうなるのよ!」




撫子(一緒に仲良くやってる…)

撫子(やっぱり、二人にはこっちの方が似合うかもね)


あかり「あ、あれぇ?櫻子ちゃんの誕生日パーティーって誘われて来たのに…」

ちなつ「なんで向日葵ちゃんはメイド服なんだろう…」

あかり「と、とりあえず」

あかり「さくひま、ひまさく短篇集、はっじまるよ~」

No.247:向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ!」

向日葵(櫻子とイチャイチャしたい)

向日葵(わけでもないわけでもないわけでも…ないわけでも)

向日葵(やっぱり、何でもないですわ!)

向日葵(…)

向日葵(私から要求するのは、何か癪に障りますし…)

向日葵「…」

向日葵(そうですわ!今日は櫻子の誕生日!)

向日葵「待ってなさい櫻子!今日は徹底的に祝ってさしあげますわ!」

向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ!」

櫻子「おっほおおおおおおおおおお!すっごいご馳走!」

向日葵「だって、今日はあなたの誕生日ですから、気合を入れてみましたわ」

櫻子「さすがは私の下僕!褒めてつかわす!」

向日葵(ふふふふふふふふ)

向日葵(罠にかかりましたわね!櫻子!)

向日葵(これで思いっきり『あーん』を楽しむことが出来ますわ)

向日葵(さあ、覚悟しなさい!櫻子!)

櫻子「もぐしっ!うめえ!うめえ!」

向日葵「あ、あの…櫻子?」

櫻子「うめえ!うめえ!」

向日葵「あの、はい、あーん」

櫻子「うめえ!うめえ!」


向日葵(食べるのに集中して、気付いてくれない!?)

 
………


櫻子「美味しかった!ありがとう向日葵!」

向日葵「いいえ、どういたしまして…」

向日葵(はぁ~…)


櫻子「あっ…」


ペロッ


向日葵「ひゃんっ」

向日葵(さ、櫻子が私の限りなく口の近く…というか唇を舐めて!?)


櫻子「向日葵の口にソースがついてた。この向日葵手作りソース私好きー。えへへ美味しかったなー」

向日葵「あ、ああああああなた、何て事を!?」

櫻子「何…あっ、もしかして、口の周りにソースって…」

櫻子「ぷっぷぷぷ。向日葵さんともあろうお方が汚いですわね~♪」


向日葵「なっ!私はまるでキスに近い感じだと言いたかっただけで!」


櫻子「…」


櫻子「はあ!?」

櫻子「なななな何言ってるの!?向日葵は意識しすぎ!」

向日葵「じゃあ、何で顔赤くなってますのよ」

櫻子「うっさい!向日葵なんてマリオの帽子みたいに赤いし!」


向日葵「何でよ!」

櫻子「何だと!?」


向日葵「----!!」

櫻子「----!!」



No.247 終わり

No.248:向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ!!」

向日葵(櫻子とイチャイチャしたい)

向日葵(わけでもないわけでもないわけでも…ないわけでも)

向日葵(やっぱり、何でもないですわ!)

向日葵(…)

向日葵(私から要求するのは、何か癪に障りますし…)

向日葵「…」

向日葵(そうですわ!今日は櫻子の誕生日!)

向日葵「待ってなさい櫻子!今日は徹底的に祝ってさしあげますわ!」

向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ!!」

櫻子「プレゼント!プレゼントはないの!?」

向日葵「今から作りますわよ…その前に…」

櫻子「え?メジャー?」

向日葵「櫻子のサイズを測らせてもらいますわ」

櫻子「え?」

向日葵「服を作るの…だから、ね?」

櫻子「え?」

 
…………………………………


櫻子(うぅ…死にたい…//)

向日葵「」ハァハァ


向日葵「次はヒップを測りますわ」

櫻子「え?服じゃないの?」

向日葵「ワンピースを作ろうと思いますの…だから」

櫻子「じゃあ、仕方ないよね」

櫻子(あれ?…ワンピースにお尻って関係あったっけ?)


ギュウウ


櫻子「って、向日葵!?」

向日葵(お、思わず抱きついちゃいましたわ…どうしましょう、気持ちいい)

向日葵「こ、こうした方が測りやすいんですわ」

櫻子「そ、そうなんだ。じゃあ仕方ないよね」

向日葵「ええ、仕方のない行為ですわ」


櫻子(うぅ…頭がボーっとしてきたよぉ)

向日葵(やばいですわ。離すタイミングが…気持いい)


バッ


櫻子「だめっ」

向日葵「」ハァハァ

櫻子「…で、どうなんだよ!作れそうなの?」

向日葵「…測るの忘れてましたわ」

櫻子「…」

向日葵「す、すみません。お願いだから、そんなゴミ虫を見るような目で見ないで」


櫻子「はぁ~。もう一回測る?」

向日葵「え?いいの?」

櫻子「その変わり、ちゃんと測らないと嫌なんだからねっ!」

向日葵「ええ、ちゃんと測りますわ」


ギュウウウ



櫻子「//」

向日葵「//」


綾乃「∵」

No.248 終わり

No.249:向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ♪♪」

向日葵(櫻子とイチャイチャしたい)

向日葵(わけでもないわけでもないわけでも…ないわけでも)

向日葵(やっぱり、何でもないですわ!)

向日葵(…)

向日葵(私から要求するのは、何か癪に障りますし…)

向日葵「…」

向日葵(そうですわ!今日は櫻子の誕生日!)

向日葵「待ってなさい櫻子!今日は徹底的に祝ってさしあげますわ!」

向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ♪♪」

櫻子「うんうん、一番に祝いに来るなんて、さすが私の下僕!」

向日葵「」イラッ

櫻子「どうした?ほら余にプレゼントを渡してもいいのだぞ?」

向日葵(怒らない怒らない)


向日葵「映画に行きましょう。チケットが2枚あるので」

櫻子「映画?」

向日葵「ええ、えーと『あの日見た花のなんとか』とかいう映画がネットで評判よくて」

櫻子「おぉー!見に行く!見に行く!」

 
………


スタスタスタ


向日葵(も、もう少ししたら着いちゃいますわ)

櫻子「どうする?お昼どっかで食べる?」

向日葵「え、ええ」

向日葵(せっかくのデート(?)…手ぐらい繋がないと…)

櫻子「ステーキ、ハンバーグ、焼き肉ー、何にしようかなー?」


向日葵(こうなったら思い切って…えいっ)

 
ギュッ


櫻子「え?向日葵?」

向日葵「え、えーと、その…あの…」

向日葵(理由をまったく考えてません…っていうか頭が周らない…)


櫻子「ははーん。向日葵、私とそんなに手を繋ぎたかったのか」

向日葵「なっ!別にそういうわけでは!」

櫻子「まあ、中学生になったばかりの頃までは、よく手を繋いでたし…別にいいけどね」

向日葵「そう言われると、最近は手を繋がなくなりましたわね…なんでかしら?」

櫻子「さあ?それより、ごっはん♪ごっはん♪」

向日葵(櫻子が少しだけど赤くなってる…)


向日葵(そうか…櫻子も意識してくれてるんですわね)


向日葵(ふふっ♪)

向日葵「せっかくだから、お昼は私が奢って差し上げますわ」

櫻子「おぉ!向日葵、太っ腹!」

向日葵「ふとっぱら………やっぱり、今のは無しですわ」

櫻子「なあーーーーーーっ!」


No.249 終わり

No.250:向日葵「さくらこ、お誕生日おめでとうございますわ」

向日葵(櫻子とイチャイチャしたい)

向日葵(わけでもないわけでもないわけでも…ないわけでも)

向日葵(やっぱり、何でもないですわ!)

向日葵(…)

向日葵(私から要求するのは、何か癪に障りますし…)

向日葵「…」

向日葵(そうですわ!今日は櫻子の誕生日!)

向日葵「待ってなさい櫻子!今日は徹底的に祝ってさしあげますわ!」

向日葵「さくらこ、お誕生日おめでとうございますわ」

櫻子「うん、ありがとう向日葵」

向日葵「はい、これ。プレゼントですわ」

櫻子「お、おぉぉぉぉ…お?」

向日葵「お菓子券、365日分ですわ。もって来てくれればお菓子をプレゼントしますわね」


櫻子「えー、でも、今でもほぼ毎日お菓子作って貰ってるしー」

向日葵「それはあなたが奪いに来てるだけでしょ!?」

櫻子「あーはいはい」

向日葵(…はぁ~。あまり喜んでくれてませんわね)

櫻子「でも、ありがとう向日葵。毎日食べに行くから覚悟しておいてね」

向日葵「ええ、毎日…楽しみにしていますわ」




櫻子「…ひらめいたっ!この365個のチケットを1日で使い切ったら…」


櫻子「1日で365個のお菓子が!?」ドキドキ

向日葵「そんなわけねーですわ」



No.250 終わり

No.251:向日葵「さーちゃん、お誕生日おめでとう♪」

■小さい頃

向日葵「さーちゃん、お誕生日おめでとう♪」

櫻子「えへへ~。ありがとうひまちゃん♪」


向日葵「はい、これプレゼント」

櫻子「おぉーケーキ!」

向日葵「えへへ。私が作ったんだよ」

櫻子「えー!?ひまちゃんが!?だって、お店屋さんと同じ見たいだよ!?」

向日葵「さーちゃんの事を思って頑張ったんだ」

櫻子「えへへ。さすがひまちゃん。私のつまだねっ」

向日葵「うん♪さーちゃんに毎日お菓子作れるように頑張るね」

櫻子「ありがとうひまちゃん」


向日葵「毎日お菓子作るのは結婚の約束だもん」

櫻子「えへへ~。結婚式が楽しみだな~」

向日葵「結婚式のケーキも頑張って作るね」

■現在


向日葵「お菓子券、365日分ですわ。もって来てくれればお菓子をプレゼントしますわね」


櫻子「えー、でも、今でもほぼ毎日お菓子作って貰ってるしー」

向日葵「それはあなたが奪いに来てるだけでしょ!?」

櫻子「あーはいはい」



櫻子「でも、ありがとう向日葵。毎日食べに行くから覚悟しておいてね」

向日葵「ええ、毎日…楽しみにしていますわ」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

撫子「この映像でお分かり頂けたかな?」

花子「なるほどだし」

楓「おねえちゃん達、かわいいの」


撫子「毎日お菓子を作ってるって事は…

撫子「もう既に結婚していると言っても過言ではないと思ったわけで」


撫子「ねえ、櫻子、ひま子どう思う?」


向日葵「//」カァー

櫻子「ねーちゃん!盗撮禁止!」



No.251 終わり

No.252:向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ」

向日葵(櫻子とイチャイチャしたい)

向日葵(わけでもないわけでもないわけでも…ないわけでも)

向日葵(やっぱり、何でもないですわ!)

向日葵(…)

向日葵(私から要求するのは、何か癪に障りますし…)

向日葵「…」

向日葵(そうですわ!今日は櫻子の誕生日!)

向日葵「待ってなさい櫻子!今日は徹底的に祝ってさしあげますわ!」

向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ」

櫻子「…9月07日23時59分…眠い…」

向日葵「ええ、今日は櫻子の誕生日。仕方ないから私が最後のシメに祝ってさしあげますわ!」

櫻子「そっかー。おやすみ向日葵」

向日葵「ええ、おやすみ櫻子」


櫻子「…」Zzzz

向日葵「本当に寝てますわ…本当は今から夜食用のカロリー控えめのケーキとか食べたり…」


向日葵「ふわぁ…」

向日葵「櫻子の寝顔…気持ちよさそう…私まで眠く…」

■翌朝

ガチャッ


撫子「櫻子ー朝だよ…」

向日葵「…」Zzzz

櫻子「…」Zzzz


撫子(二人が向かい合って、幸せそうに手を繋いで寝てる…)

撫子(これは起こせないね)



撫子「お幸せに」


ガチャッ

櫻子「ひまわりのばーか」ムニャムニャ

向日葵「なんですってー」ムニャムニャ


櫻子「…」Zzzz

向日葵「…」Zzzz


No.252 終わり

No.253:向日葵「櫻子、13歳のお誕生日おめでとうございますわ」


向日葵「キスしたいですわ!」

向日葵(べ、別に櫻子としたいわけではなく、誰でもいいんですが…)

向日葵(近所に住んでるし、仕方なく櫻子を選んであげますわね)


向日葵「でも、どうやってすれば…」

向日葵「そうだ!今日は櫻子の誕生日!」

向日葵「誕生日プレゼントをキスにしましょう」

向日葵「そして…」


向日葵『隙あり!今回は私の勝ちですわね!おほほほほほほほ』

向日葵「ネットで調べた、キスした後の決め台詞!」

向日葵「これなら、櫻子にキスをしても、とても自然になりますわ!」


向日葵「櫻子!見ていなさい!必ずキスしてあげますわ!」


楓「おねえちゃんが燃えているの」

花子「楓、あれは見たらいけないものだし」

向日葵「櫻子、13歳のお誕生日おめでとうございますわ」

櫻子「おー祝え祝え」


向日葵「隙ありですわ!」


チュッ



櫻子「…ぇ?」

向日葵「ふふふふ…今回は…って、あれ?」

櫻子「…あれ?」ポロポロ


向日葵「櫻子?何で泣いてますの?」

櫻子「え?いや、その…あれ?おかしいな…何でだろう。涙が…」

ギュウウウ


櫻子「向日葵?」

向日葵「ごめんなさい、櫻子…私、あなたの気持ちを考えもせず…勝手に」

櫻子「ううん、嬉しいはずなのに…なんでかな…なんでなんだろう」

向日葵「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

櫻子「うぅ…」ポロポロ

 
………


向日葵「落ちつきました?」

櫻子「うん」

向日葵「えーと、本当にごめんなさい」

櫻子「ねえ、さっきのキスは何?」

向日葵「え?あの…誕生日プレゼントということで…」

櫻子「なんで?向日葵は私が…その好きなの?」


向日葵「え?いや…その…まあ…そうかも…」

櫻子「っ//」カァー

向日葵「す、好きですわ。櫻子」

櫻子「…」

向日葵「さ、櫻子?」

櫻子「えへへ~。そっかー。じゃあ許してあげる」

向日葵「そ、そう。ありがとう」


櫻子「じゃあね、向日葵。私帰るから」

向日葵「え?あっ、その返事貰ってもいいかしら?」

櫻子「バイバイ」


向日葵「え?あの?どういう?」

櫻子「ばーか。仕返し!少しは悩んで苦しめ!」


向日葵「え?え?ええ?」


櫻子(急にキスした仕返し!)

櫻子(今度はもっと場所を選んでよね)


櫻子(ばか)



No.253 終わり

               _ _ _,ノ厶               _  -─=ミ
            ,, ´      -=ミ            ,,::´:::::::::::::::::::::::ー=ミ
.        , ´             \〉         ∠=-::::::::::::-=ニニニヘ:::ハ
        /    ,  }   ハ ヽ\  〉       /::::::::::::::::::::::::::ハ::::::::::::::::::::::ヽ
.     .′〃  厶ィハ__jト廴ハ__}.イ、       ;::::::/:::::::::;/{メ、{八:::::::}ハ:::::::ハ
       i{  /'ー┘     / ∨ ー=ミ  ,:′::::::::::::/ \    Χハノ::::::}
     {ノ  T「 _丶丶丶 ̄   ヽ  ー=ミ { {::::::{::::::/{   ̄.:.:.:.:.:. _ }::::}ノ
    / ハ |{  / r   ヽ     从    八∨人:::{    、    \ ∧/
  , ´  , } 从    |     }   イ  }   /  〕:{::::::)::>、    ー‐'   人ハ
  人  ノ {   ー=ミ 、___,ノ ィ{_ 、.ノ  し}´⌒て:::)_ n`   ,__  イハ::::::}
    Y    ー--っ }ォ-‐=爪/77ハVて! {ー'    Υ `ヽ _〕ト、:;:'⌒ヽノ
.    人_    ヽ(   彡ヘ_}i{    |}__人__V{     人  ノ∨///}′ ノ
 ー彡ヘ(⌒Y /⌒)ノ、/∧//}   八 }__ //,,-=ミV}  { \V/}  {_
.       ノイ{    、`'<//九,__,∧ }:マハ、/{  _/廴 ハ 勹 r廴 ノ:}
.        /∧    >‐=ミ/ : : : : /:ーヘ: ・ ゝ´: :/ : : : : / 爪 {: : : : :ハ

No.254:向日葵「さーあーちゃん、お誕生日おめでとうございますわ」

向日葵(櫻子とイチャイチャしたい)

向日葵(わけでもないわけでもないわけでも…ないわけでも)

向日葵(やっぱり、何でもないですわ!)

向日葵(…)

向日葵(櫻子とあだ名で呼び合いたい!)

向日葵(仲が良い友達や恋人同士とか、よくやってますし…)


向日葵(恋人か…ふふふふ//)

向日葵(…)

向日葵(そうですわ!今日は櫻子の誕生日!)

向日葵「待ってなさい櫻子!今日は徹底的に祝ってさしあげますわ!」

向日葵「さーちゃん、お誕生日おめでとうございますわ」

櫻子「さーちゃん?」

向日葵「やっぱり、ダメ!こんなの恥ずかしすぎますわ!!」ダダダダダダ


櫻子「向日葵!?どこに行くの!?」


櫻子「顔真っ赤にさせて…可愛かったな…………とか思ってねーし」

櫻子「はぁ~、なんなんだよ。向日葵は…もう…」



No.254 終わり

No.255:向日葵「別に櫻子の誕生日を祝ってあげない事もないですわよ!」


櫻子「はあ?」

向日葵「だ、だから!別に櫻子の誕生日を祝ってあげない事もないですわよ!」

櫻子「え?祝ってくれるの?」


向日葵「はい!プレゼント!」


櫻子「わぁ~。バラ!?」

向日葵「ええ、100本ですわ!」

櫻子「綺麗…ありがとう向日葵!」

向日葵「ええ、枯れるまでは大切にしてね」

櫻子「うん♪」

櫻子「…というか、さすがに多すぎ!!!」

向日葵「だ、だって、あなたが私にプレゼントをくれた時に」

櫻子『私の誕生日の時は三倍返しねっ』

向日葵「って言ったから」


櫻子「…」

向日葵「さ、櫻子?」

櫻子「えへへ。覚えてくれてたんだ。嬉しい。ありがとう向日葵」

向日葵「ふふっ。どういたしまして」

撫子「ちなみにバラで一番有名な花言葉は『情熱』。それが100本か…愛されてるね櫻子」

櫻子「ねーちゃん!?」

向日葵「撫子さん!?」

撫子「じゃあ、私は出かけるから。あとはよろしく」


向日葵「あ…あぅぅ//」

櫻子「え、あの…その…//」

向日葵「うち…くる?」

櫻子「え?」

向日葵「あっ、その変な勘違いしないでよ!誰もいないけど」

櫻子「え?…え?」

向日葵「あーその、ケーキ!そうケーキ焼きましたの!あとご飯も作ってますの!」

向日葵「だから、二人で誕生日パーティーしましょう」


櫻子「あー、あー、誕生日パーティーね。うん!早く行こう向日葵の家」

向日葵「はい♪」

向日葵「あっ、そういえば、言ってませんでしたわ」

櫻子「ん?なに?」







向日葵「誕生日おめでとう櫻子」







       終わり

これにて終わりになります。
支援&読んでくれてありがとうございました!
また、機会があればよろしくお願いします!

乙乙!

櫻子ちゃん誕生日おめでとう!

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