No.246:向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ♪」
向日葵(櫻子とイチャイチャしたい)
向日葵(わけでもないわけでもないわけでも…ないわけでも)
向日葵(やっぱり、何でもないですわ!)
向日葵(…)
向日葵(私から要求するのは、何か癪に障りますし…)
向日葵「…」
向日葵(そうですわ!今日は櫻子の誕生日!)
向日葵「待ってなさい櫻子!今日は徹底的に祝ってさしあげますわ!」
向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ♪」
櫻子「おぉー、もっと祝え♪祝え♪」
向日葵「それで…」
櫻子「向日葵は今日は下僕だからね。何でも言う事を聞く事!」
バシッ
向日葵「調子に乗るな!」
向日葵「…」
櫻子「うぅ…痛い」
向日葵(そ、そういえば!)
櫻子「向日葵?」
向日葵(プレゼント何も考えてませんでしたわ!?)
櫻子「おーい、向日葵ー、下僕ー」
向日葵(…下僕…そうですわ!)
向日葵「櫻子…今日の私はメイド…そう!メイド向日葵!これが誕生日プレゼントですわ!」
櫻子「…頭大丈夫?」
バキッ
向日葵「そ、そんな可愛そうな人を見る目で言わなくてもいいでしょうに!」
櫻子「人が心配しただけなのに…なぜだ~」
………
櫻子「いいなー私もメイド服着たいなー」
向日葵「うぅ…恥ずかしいですわ…」
櫻子「それにしてもねーちゃんは何でメイド服を持ってたんだろう?」
向日葵(大人の事情って言ってましたわね………………)
櫻子「あれ?顔が真っ赤だけど暑いの?」
向日葵「え?ええ、メイド服って意外と暑いですわねー」
櫻子「ふーん」
■数時間後
櫻子(うーん、部屋の掃除、洗濯、耳かき、爪磨き、宿題の手伝いをやってもらったけど…)
櫻子(思った以上に楽しくないなー)
櫻子(なんか、向日葵と一緒に競ってた方が楽しいなー)
向日葵(部屋の掃除…櫻子の脱ぎ散らかした服やタンスの整理…)
向日葵(洗濯…櫻子の脱ぎたて…匂いも…ゲットですわ)
向日葵(耳かき…櫻子の頭が私の膝の上に…)
向日葵(爪磨き…櫻子の手…ずっと握っていたかった…)
向日葵(宿題の手伝い…何気に肩をくっつけてみましたわ…その時の櫻子の反応が…あぁ…)
向日葵(…)
向日葵(こんなご褒美がいっぱいなんて…さすが誕生日ですわね!)
櫻子「次はねー」
向日葵「はい!はい!何でもしますわ!」
櫻子「う~ん…」
撫子「チョコづくりを教えてもらったら?」
櫻子「ねーちゃん!?」
向日葵「チョコづくり?」
撫子「今度のバレンタイン用のチョコづくりの練習を、夏休みから少しずつやってるんだ」
向日葵「バレンタインの?」
櫻子「ち、ちがうの!」
撫子「今度は少しでも上手に作りたいからって」
向日葵「そうなの…」
向日葵(一体誰の為に…今から練習なんて…)
櫻子「ちげーし!向日葵の為に今から頑張ってるわけねーし!」
向日葵「…え!?」
櫻子「いや、えーと、ほら今度のバレンタインの時のチョコで、向日葵に負けたくないだけなんだからね!」
向日葵「そ、そうなの…ありがとう櫻子」
櫻子「ふんっ。チョコづくりで私に負けたら、承知しないんだからな!」
向日葵「まったく、私に勝ちたいのか、私に負けてほしくないのか…どっちかにしてほしいですわね」
櫻子「ぐ、ぐぬぬぬぬぬぬぬ」
向日葵「まあ、そういう事ならしょうがありませんわ。ほら練習しますわよ」
櫻子「べ、別に一人でやるし!」
向日葵「勘違いしないでよね。私へのプレゼントが最悪だったら困るから、最低限教えるだけですわ」
向日葵「ええ、これは貰う私の為だから、仕方なくなんですわよ」
櫻子「じゃあ、それなら…」
向日葵「ええ、一緒にやりましょう」
………
「きゃーーーなんで牛乳を入れますのよ!」
「だって、こっちの方が…って、おっぱい禁止!」
「なんでそうなるのよ!」
撫子(一緒に仲良くやってる…)
撫子(やっぱり、二人にはこっちの方が似合うかもね)
あかり「あ、あれぇ?櫻子ちゃんの誕生日パーティーって誘われて来たのに…」
ちなつ「なんで向日葵ちゃんはメイド服なんだろう…」
あかり「と、とりあえず」
あかり「さくひま、ひまさく短篇集、はっじまるよ~」
No.247:向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ!」
向日葵(櫻子とイチャイチャしたい)
向日葵(わけでもないわけでもないわけでも…ないわけでも)
向日葵(やっぱり、何でもないですわ!)
向日葵(…)
向日葵(私から要求するのは、何か癪に障りますし…)
向日葵「…」
向日葵(そうですわ!今日は櫻子の誕生日!)
向日葵「待ってなさい櫻子!今日は徹底的に祝ってさしあげますわ!」
向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ!」
櫻子「おっほおおおおおおおおおお!すっごいご馳走!」
向日葵「だって、今日はあなたの誕生日ですから、気合を入れてみましたわ」
櫻子「さすがは私の下僕!褒めてつかわす!」
向日葵(ふふふふふふふふ)
向日葵(罠にかかりましたわね!櫻子!)
向日葵(これで思いっきり『あーん』を楽しむことが出来ますわ)
向日葵(さあ、覚悟しなさい!櫻子!)
櫻子「もぐしっ!うめえ!うめえ!」
向日葵「あ、あの…櫻子?」
櫻子「うめえ!うめえ!」
向日葵「あの、はい、あーん」
櫻子「うめえ!うめえ!」
向日葵(食べるのに集中して、気付いてくれない!?)
………
櫻子「美味しかった!ありがとう向日葵!」
向日葵「いいえ、どういたしまして…」
向日葵(はぁ~…)
櫻子「あっ…」
ペロッ
向日葵「ひゃんっ」
向日葵(さ、櫻子が私の限りなく口の近く…というか唇を舐めて!?)
櫻子「向日葵の口にソースがついてた。この向日葵手作りソース私好きー。えへへ美味しかったなー」
向日葵「あ、ああああああなた、何て事を!?」
櫻子「何…あっ、もしかして、口の周りにソースって…」
櫻子「ぷっぷぷぷ。向日葵さんともあろうお方が汚いですわね~♪」
向日葵「なっ!私はまるでキスに近い感じだと言いたかっただけで!」
櫻子「…」
櫻子「はあ!?」
櫻子「なななな何言ってるの!?向日葵は意識しすぎ!」
向日葵「じゃあ、何で顔赤くなってますのよ」
櫻子「うっさい!向日葵なんてマリオの帽子みたいに赤いし!」
向日葵「何でよ!」
櫻子「何だと!?」
向日葵「----!!」
櫻子「----!!」
No.247 終わり
No.248:向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ!!」
向日葵(櫻子とイチャイチャしたい)
向日葵(わけでもないわけでもないわけでも…ないわけでも)
向日葵(やっぱり、何でもないですわ!)
向日葵(…)
向日葵(私から要求するのは、何か癪に障りますし…)
向日葵「…」
向日葵(そうですわ!今日は櫻子の誕生日!)
向日葵「待ってなさい櫻子!今日は徹底的に祝ってさしあげますわ!」
向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ!!」
櫻子「プレゼント!プレゼントはないの!?」
向日葵「今から作りますわよ…その前に…」
櫻子「え?メジャー?」
向日葵「櫻子のサイズを測らせてもらいますわ」
櫻子「え?」
向日葵「服を作るの…だから、ね?」
櫻子「え?」
…………………………………
櫻子(うぅ…死にたい…//)
向日葵「」ハァハァ
向日葵「次はヒップを測りますわ」
櫻子「え?服じゃないの?」
向日葵「ワンピースを作ろうと思いますの…だから」
櫻子「じゃあ、仕方ないよね」
櫻子(あれ?…ワンピースにお尻って関係あったっけ?)
ギュウウ
櫻子「って、向日葵!?」
向日葵(お、思わず抱きついちゃいましたわ…どうしましょう、気持ちいい)
向日葵「こ、こうした方が測りやすいんですわ」
櫻子「そ、そうなんだ。じゃあ仕方ないよね」
向日葵「ええ、仕方のない行為ですわ」
櫻子(うぅ…頭がボーっとしてきたよぉ)
向日葵(やばいですわ。離すタイミングが…気持いい)
バッ
櫻子「だめっ」
向日葵「」ハァハァ
櫻子「…で、どうなんだよ!作れそうなの?」
向日葵「…測るの忘れてましたわ」
櫻子「…」
向日葵「す、すみません。お願いだから、そんなゴミ虫を見るような目で見ないで」
櫻子「はぁ~。もう一回測る?」
向日葵「え?いいの?」
櫻子「その変わり、ちゃんと測らないと嫌なんだからねっ!」
向日葵「ええ、ちゃんと測りますわ」
ギュウウウ
櫻子「//」
向日葵「//」
綾乃「∵」
No.248 終わり
No.249:向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ♪♪」
向日葵(櫻子とイチャイチャしたい)
向日葵(わけでもないわけでもないわけでも…ないわけでも)
向日葵(やっぱり、何でもないですわ!)
向日葵(…)
向日葵(私から要求するのは、何か癪に障りますし…)
向日葵「…」
向日葵(そうですわ!今日は櫻子の誕生日!)
向日葵「待ってなさい櫻子!今日は徹底的に祝ってさしあげますわ!」
向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ♪♪」
櫻子「うんうん、一番に祝いに来るなんて、さすが私の下僕!」
向日葵「」イラッ
櫻子「どうした?ほら余にプレゼントを渡してもいいのだぞ?」
向日葵(怒らない怒らない)
向日葵「映画に行きましょう。チケットが2枚あるので」
櫻子「映画?」
向日葵「ええ、えーと『あの日見た花のなんとか』とかいう映画がネットで評判よくて」
櫻子「おぉー!見に行く!見に行く!」
………
スタスタスタ
向日葵(も、もう少ししたら着いちゃいますわ)
櫻子「どうする?お昼どっかで食べる?」
向日葵「え、ええ」
向日葵(せっかくのデート(?)…手ぐらい繋がないと…)
櫻子「ステーキ、ハンバーグ、焼き肉ー、何にしようかなー?」
向日葵(こうなったら思い切って…えいっ)
ギュッ
櫻子「え?向日葵?」
向日葵「え、えーと、その…あの…」
向日葵(理由をまったく考えてません…っていうか頭が周らない…)
櫻子「ははーん。向日葵、私とそんなに手を繋ぎたかったのか」
向日葵「なっ!別にそういうわけでは!」
櫻子「まあ、中学生になったばかりの頃までは、よく手を繋いでたし…別にいいけどね」
向日葵「そう言われると、最近は手を繋がなくなりましたわね…なんでかしら?」
櫻子「さあ?それより、ごっはん♪ごっはん♪」
向日葵(櫻子が少しだけど赤くなってる…)
向日葵(そうか…櫻子も意識してくれてるんですわね)
向日葵(ふふっ♪)
向日葵「せっかくだから、お昼は私が奢って差し上げますわ」
櫻子「おぉ!向日葵、太っ腹!」
向日葵「ふとっぱら………やっぱり、今のは無しですわ」
櫻子「なあーーーーーーっ!」
No.249 終わり
No.250:向日葵「さくらこ、お誕生日おめでとうございますわ」
向日葵(櫻子とイチャイチャしたい)
向日葵(わけでもないわけでもないわけでも…ないわけでも)
向日葵(やっぱり、何でもないですわ!)
向日葵(…)
向日葵(私から要求するのは、何か癪に障りますし…)
向日葵「…」
向日葵(そうですわ!今日は櫻子の誕生日!)
向日葵「待ってなさい櫻子!今日は徹底的に祝ってさしあげますわ!」
向日葵「さくらこ、お誕生日おめでとうございますわ」
櫻子「うん、ありがとう向日葵」
向日葵「はい、これ。プレゼントですわ」
櫻子「お、おぉぉぉぉ…お?」
向日葵「お菓子券、365日分ですわ。もって来てくれればお菓子をプレゼントしますわね」
櫻子「えー、でも、今でもほぼ毎日お菓子作って貰ってるしー」
向日葵「それはあなたが奪いに来てるだけでしょ!?」
櫻子「あーはいはい」
向日葵(…はぁ~。あまり喜んでくれてませんわね)
櫻子「でも、ありがとう向日葵。毎日食べに行くから覚悟しておいてね」
向日葵「ええ、毎日…楽しみにしていますわ」
櫻子「…ひらめいたっ!この365個のチケットを1日で使い切ったら…」
櫻子「1日で365個のお菓子が!?」ドキドキ
向日葵「そんなわけねーですわ」
No.250 終わり
No.251:向日葵「さーちゃん、お誕生日おめでとう♪」
■小さい頃
向日葵「さーちゃん、お誕生日おめでとう♪」
櫻子「えへへ~。ありがとうひまちゃん♪」
向日葵「はい、これプレゼント」
櫻子「おぉーケーキ!」
向日葵「えへへ。私が作ったんだよ」
櫻子「えー!?ひまちゃんが!?だって、お店屋さんと同じ見たいだよ!?」
向日葵「さーちゃんの事を思って頑張ったんだ」
櫻子「えへへ。さすがひまちゃん。私のつまだねっ」
向日葵「うん♪さーちゃんに毎日お菓子作れるように頑張るね」
櫻子「ありがとうひまちゃん」
向日葵「毎日お菓子作るのは結婚の約束だもん」
櫻子「えへへ~。結婚式が楽しみだな~」
向日葵「結婚式のケーキも頑張って作るね」
■現在
向日葵「お菓子券、365日分ですわ。もって来てくれればお菓子をプレゼントしますわね」
櫻子「えー、でも、今でもほぼ毎日お菓子作って貰ってるしー」
向日葵「それはあなたが奪いに来てるだけでしょ!?」
櫻子「あーはいはい」
櫻子「でも、ありがとう向日葵。毎日食べに行くから覚悟しておいてね」
向日葵「ええ、毎日…楽しみにしていますわ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
撫子「この映像でお分かり頂けたかな?」
花子「なるほどだし」
楓「おねえちゃん達、かわいいの」
撫子「毎日お菓子を作ってるって事は…
撫子「もう既に結婚していると言っても過言ではないと思ったわけで」
撫子「ねえ、櫻子、ひま子どう思う?」
向日葵「//」カァー
櫻子「ねーちゃん!盗撮禁止!」
No.251 終わり
No.252:向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ」
向日葵(櫻子とイチャイチャしたい)
向日葵(わけでもないわけでもないわけでも…ないわけでも)
向日葵(やっぱり、何でもないですわ!)
向日葵(…)
向日葵(私から要求するのは、何か癪に障りますし…)
向日葵「…」
向日葵(そうですわ!今日は櫻子の誕生日!)
向日葵「待ってなさい櫻子!今日は徹底的に祝ってさしあげますわ!」
向日葵「櫻子、お誕生日おめでとうございますわ」
櫻子「…9月07日23時59分…眠い…」
向日葵「ええ、今日は櫻子の誕生日。仕方ないから私が最後のシメに祝ってさしあげますわ!」
櫻子「そっかー。おやすみ向日葵」
向日葵「ええ、おやすみ櫻子」
櫻子「…」Zzzz
向日葵「本当に寝てますわ…本当は今から夜食用のカロリー控えめのケーキとか食べたり…」
向日葵「ふわぁ…」
向日葵「櫻子の寝顔…気持ちよさそう…私まで眠く…」
■翌朝
ガチャッ
撫子「櫻子ー朝だよ…」
向日葵「…」Zzzz
櫻子「…」Zzzz
撫子(二人が向かい合って、幸せそうに手を繋いで寝てる…)
撫子(これは起こせないね)
撫子「お幸せに」
ガチャッ
櫻子「ひまわりのばーか」ムニャムニャ
向日葵「なんですってー」ムニャムニャ
櫻子「…」Zzzz
向日葵「…」Zzzz
No.252 終わり
No.253:向日葵「櫻子、13歳のお誕生日おめでとうございますわ」
向日葵「キスしたいですわ!」
向日葵(べ、別に櫻子としたいわけではなく、誰でもいいんですが…)
向日葵(近所に住んでるし、仕方なく櫻子を選んであげますわね)
向日葵「でも、どうやってすれば…」
向日葵「そうだ!今日は櫻子の誕生日!」
向日葵「誕生日プレゼントをキスにしましょう」
向日葵「そして…」
向日葵『隙あり!今回は私の勝ちですわね!おほほほほほほほ』
向日葵「ネットで調べた、キスした後の決め台詞!」
向日葵「これなら、櫻子にキスをしても、とても自然になりますわ!」
向日葵「櫻子!見ていなさい!必ずキスしてあげますわ!」
楓「おねえちゃんが燃えているの」
花子「楓、あれは見たらいけないものだし」
向日葵「櫻子、13歳のお誕生日おめでとうございますわ」
櫻子「おー祝え祝え」
向日葵「隙ありですわ!」
チュッ
櫻子「…ぇ?」
向日葵「ふふふふ…今回は…って、あれ?」
櫻子「…あれ?」ポロポロ
向日葵「櫻子?何で泣いてますの?」
櫻子「え?いや、その…あれ?おかしいな…何でだろう。涙が…」
ギュウウウ
櫻子「向日葵?」
向日葵「ごめんなさい、櫻子…私、あなたの気持ちを考えもせず…勝手に」
櫻子「ううん、嬉しいはずなのに…なんでかな…なんでなんだろう」
向日葵「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
櫻子「うぅ…」ポロポロ
………
向日葵「落ちつきました?」
櫻子「うん」
向日葵「えーと、本当にごめんなさい」
櫻子「ねえ、さっきのキスは何?」
向日葵「え?あの…誕生日プレゼントということで…」
櫻子「なんで?向日葵は私が…その好きなの?」
向日葵「え?いや…その…まあ…そうかも…」
櫻子「っ//」カァー
向日葵「す、好きですわ。櫻子」
櫻子「…」
向日葵「さ、櫻子?」
櫻子「えへへ~。そっかー。じゃあ許してあげる」
向日葵「そ、そう。ありがとう」
櫻子「じゃあね、向日葵。私帰るから」
向日葵「え?あっ、その返事貰ってもいいかしら?」
櫻子「バイバイ」
向日葵「え?あの?どういう?」
櫻子「ばーか。仕返し!少しは悩んで苦しめ!」
向日葵「え?え?ええ?」
櫻子(急にキスした仕返し!)
櫻子(今度はもっと場所を選んでよね)
櫻子(ばか)
No.253 終わり
_ _ _,ノ厶 _ -─=ミ
,, ´ -=ミ ,,::´:::::::::::::::::::::::ー=ミ
. , ´ \〉 ∠=-::::::::::::-=ニニニヘ:::ハ
/ , } ハ ヽ\ 〉 /::::::::::::::::::::::::::ハ::::::::::::::::::::::ヽ
. .′〃 厶ィハ__jト廴ハ__}.イ、 ;::::::/:::::::::;/{メ、{八:::::::}ハ:::::::ハ
i{ /'ー┘ / ∨ ー=ミ ,:′::::::::::::/ \ Χハノ::::::}
{ノ T「 _丶丶丶 ̄ ヽ ー=ミ { {::::::{::::::/{  ̄.:.:.:.:.:. _ }::::}ノ
/ ハ |{ / r ヽ 从 八∨人:::{ 、 \ ∧/
, ´ , } 从 | } イ } / 〕:{::::::)::>、 ー‐' 人ハ
人 ノ { ー=ミ 、___,ノ ィ{_ 、.ノ し}´⌒て:::)_ n` ,__ イハ::::::}
Y ー--っ }ォ-‐=爪/77ハVて! {ー' Υ `ヽ _〕ト、:;:'⌒ヽノ
. 人_ ヽ( 彡ヘ_}i{ |}__人__V{ 人 ノ∨///}′ ノ
ー彡ヘ(⌒Y /⌒)ノ、/∧//} 八 }__ //,,-=ミV} { \V/} {_
. ノイ{ 、`'<//九,__,∧ }:マハ、/{ _/廴 ハ 勹 r廴 ノ:}
. /∧ >‐=ミ/ : : : : /:ーヘ: ・ ゝ´: :/ : : : : / 爪 {: : : : :ハ
No.254:向日葵「さーあーちゃん、お誕生日おめでとうございますわ」
向日葵(櫻子とイチャイチャしたい)
向日葵(わけでもないわけでもないわけでも…ないわけでも)
向日葵(やっぱり、何でもないですわ!)
向日葵(…)
向日葵(櫻子とあだ名で呼び合いたい!)
向日葵(仲が良い友達や恋人同士とか、よくやってますし…)
向日葵(恋人か…ふふふふ//)
向日葵(…)
向日葵(そうですわ!今日は櫻子の誕生日!)
向日葵「待ってなさい櫻子!今日は徹底的に祝ってさしあげますわ!」
向日葵「さーちゃん、お誕生日おめでとうございますわ」
櫻子「さーちゃん?」
向日葵「やっぱり、ダメ!こんなの恥ずかしすぎますわ!!」ダダダダダダ
櫻子「向日葵!?どこに行くの!?」
櫻子「顔真っ赤にさせて…可愛かったな…………とか思ってねーし」
櫻子「はぁ~、なんなんだよ。向日葵は…もう…」
No.254 終わり
No.255:向日葵「別に櫻子の誕生日を祝ってあげない事もないですわよ!」
櫻子「はあ?」
向日葵「だ、だから!別に櫻子の誕生日を祝ってあげない事もないですわよ!」
櫻子「え?祝ってくれるの?」
向日葵「はい!プレゼント!」
櫻子「わぁ~。バラ!?」
向日葵「ええ、100本ですわ!」
櫻子「綺麗…ありがとう向日葵!」
向日葵「ええ、枯れるまでは大切にしてね」
櫻子「うん♪」
櫻子「…というか、さすがに多すぎ!!!」
向日葵「だ、だって、あなたが私にプレゼントをくれた時に」
櫻子『私の誕生日の時は三倍返しねっ』
向日葵「って言ったから」
櫻子「…」
向日葵「さ、櫻子?」
櫻子「えへへ。覚えてくれてたんだ。嬉しい。ありがとう向日葵」
向日葵「ふふっ。どういたしまして」
撫子「ちなみにバラで一番有名な花言葉は『情熱』。それが100本か…愛されてるね櫻子」
櫻子「ねーちゃん!?」
向日葵「撫子さん!?」
撫子「じゃあ、私は出かけるから。あとはよろしく」
向日葵「あ…あぅぅ//」
櫻子「え、あの…その…//」
向日葵「うち…くる?」
櫻子「え?」
向日葵「あっ、その変な勘違いしないでよ!誰もいないけど」
櫻子「え?…え?」
向日葵「あーその、ケーキ!そうケーキ焼きましたの!あとご飯も作ってますの!」
向日葵「だから、二人で誕生日パーティーしましょう」
櫻子「あー、あー、誕生日パーティーね。うん!早く行こう向日葵の家」
向日葵「はい♪」
向日葵「あっ、そういえば、言ってませんでしたわ」
櫻子「ん?なに?」
向日葵「誕生日おめでとう櫻子」
終わり
これにて終わりになります。
支援&読んでくれてありがとうございました!
また、機会があればよろしくお願いします!
乙乙!
櫻子ちゃん誕生日おめでとう!
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