ちなつ「向日葵ちゃんが売春・・・?」 (7)

向日葵「お父さんとお母さんがいなくなってから二ヶ月・・・とうとう食べるものもお金も尽きてしまいましたわ・・・」

楓「お姉ちゃん・・・」

向日葵「そんな不安そうな顔しないで?必ずお姉ちゃんが何とかしてあげますからね」ニコッ

楓「でも・・・」

向日葵「いいから楓は何も心配しないで?今日はもう遅いからベットに行きましょう」

楓「うん、分かったの。お姉ちゃんも早く寝てね・・・?」

向日葵「うん、おやすみなさい」

楓「おやすみなさい」

向日葵(楓にはああ言いましたけどこれからどうすれば・・・)

向日葵(お父さん、お母さん・・・本当にどこに行ってしまったの?私たちを置いて・・・)

向日葵(やっぱり警察に・・・ううん、駄目ですわ)

向日葵(お父さんもお母さんもすぐに戻るって言ってたんですもの)

向日葵(もうすぐ・・・もうすぐきっと帰ってくるはずですわ)

一週間後

ドンドンドンドン
「オラァ開けろ!!!!そこにいるのはわかってんだ!!!!早く開けねぇとブチ殺すぞ!!!!」

楓「お、お姉ちゃん・・・またあのおじさん・・・」ブルブル

向日葵「うう・・・ここのとこ毎日・・・仕方ないですわ、私おじさんとお話してきますわね」

楓「・・・!だめ!行ったらお姉ちゃん殺されちゃうの!行かないで!」

向日葵「大丈夫ですわ、きっと何かの間違いですもの、お父さんたちが借金なんて・・・おじさんも話せばわかってくれるはずですわ」

楓「分かったの・・・気をつけてね・・・」ポロポロ

向日葵「あらあら、楓は最近泣き虫さんね・・・じゃあ私いってきますからお部屋でいい子にしててね?」なでなで

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