【安価コンマ】障害走を極めるその2【ウマ娘】 (822) 【現行スレ】
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【安価コンマ】?「障害走を極める」【ウマ娘】
【安価コンマ】?「障害走を極める」【ウマ娘】 - SSまとめ速報
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メジェド「いいですねあれでこそトレーナーなんですよ」
クリークと付き合ってから落ち着いていたが最近徐々に変態さが戻りつつあるトレーナーに満足するメジェド
ハヤヒデは正直イケトレがあんな変態だと思わなかったと嘆いている
ブライアン「アイツは顔が良いから不快感はないはずだ」
トレーナーだから許せるのだと聞きそうかもしれないがとハヤヒデは揺れる
メジェド「スケベはトレーナーの動力源なんです」
自分とトレーナーの出会いをハヤヒデに話すメジェド。ハヤヒデはその話を聞いてため息をつく
ハヤヒデ「彼からそういったものを取り上げるとマイナスということだな」
メジェド「そういうことなんですハヤヒデさん」
このチームにおいてご褒美が必須の理由がわかり納得するしかないハヤヒデ
ならばご褒美でどこまで許さなければいけないのかということになるがそれは個人で違う
メジェド「私はさっき言った通りパイズリまでって決めてます。ブライアンさんは最後までですよね」
ブライアン「そうだな」
クリークが一瞬反応するもご褒美ならば認めるしかない
ハヤヒデ「ブライアンはそれでいいのか?」
ブライアン「奴で不満はないからな」
初体験の相手がトレーナー(変態)でいいのかとハヤヒデは疑問に思ったがブライアンは全く気にしていない
むしろブライアンは歓迎とさえ言い切っている
この次下2
1障害トレーニング
2全体トレーニング
3模擬レース
4馬術を試す
5自由安価
メジェドが早めに海外に来たかった理由の一つに馬術を試したいということがあった
障害レースを極めた猛者達によって行われる馬術ではあるが人気が薄い
五輪の競技になっているので伝統はあるのだが歴史しかないともいえる
トゥインクルシリーズや凱旋門賞というウマ娘にとって花形はもはや馬術ではない
そんな中でメジェドは絶対に馬場で世界一になりたいという強い気持ちを持っている
その気持ちは果たして通じるのか。今日はトレーナーと共に馬術の会場へとやってきていた
やってきたのはプレオープンより更に下の下。馬術の体験会のようなもの
レースはせず参加者は五輪で使われたことのある馬術のレースを走れるというイベント
レースはしないがタイムを計ることは禁止されていない。メジェドはトレーナーに時間を計るよう頼んだ
イケトレ「映像も撮ってあるから後で確認できる。思う存分やってみて」
メジェド「わかりました全力でやってみます!」
過去に行われた五輪の会場で当時の馬術を体験できるというこれ以上ない状況
障害レースしかやってきていないメジェドは馬術の素質があるのだろうか
コンマ判定下2。高コンマほど才能あり、ゾロ目ボーナス
コンマ25才能有りとはいえず
走り切ったあとのタイムは平凡であり更に飛んでいるフォームも美しくはない
いきなり満点を出せるとは思っていなかったがメジェドの想定よりも低かった
馬術の映像を見ながらメジェドは自分のレベルの低さにため息をつく
イケトレ「初めてでこれは及第点だと思う落ち込む必要はないよ」
海外の障害レースで勝てるようになれば必然的にタイムは縮みジャンプのフォームも安定する
来年の五輪には間に合うというトレーナーにメジェドは自分には足りないものがあると話す
メジェド「私の馬術競技には見る人を魅了するものがありません」
メジェド「トレーナーも過去の五輪の映像は見てますよね。私の言いたいことはわかりますか?」
イケトレ「勿論だよ。だけどあれは強さからくる魅力だと僕は解釈してるよ」
いくら不人気の競技といっても世界一の馬術は違う。明らかにこのウマ娘が金メダルという他者にはない輝きがあった
メジェドはそれを魅了する走りと表現し自分にはこれがないと言うがトレーナーは違った
強さが魅力の源になっているのだとメジェドと意見が分かれることとなった
この次下2
1ひたすらトレーニング
2トレーナーと話し合い
3馬術の見学へ
4平地を走ってみる
5自由安価
意見が割れたままではよくない。考えをまとめる為に二人は馬術の見学に向かった
メジェド達がいた会場の近くでちょうど馬術が行われていたのでそれを見ることに
メジェド「世界大会に出場経験のあるウマ娘が出るそうです」
イケトレ「世界レベルの走りをじっくり見てみよう」
実力者が出るということでそのウマ娘の動きを脳裏に焼き付けるつもりで二人は見学した
世界レベルのウマ娘の馬術はメジェドとは大きく違った。速さに大きな違いはなかったが一番大きいのは余裕
そのウマ娘は演技に余裕があり優雅に飛んでいるようにさえ見えた
実際は後半の跳躍は脚が上がらなくなるほど辛いのだがそれを見ている方は全く感じない
これが世界レベルなのだとメジェドは驚愕しトレーナーは息を呑んだ
メジェド「来年には私はこうなってないといけないのか……!!」
五輪に出るには来年の今頃には目の前のウマ娘を超えていなければ代表にすらなれない
更に世界一を目指すのなら「世界レベル」ではなく世界一の馬術をしなければならない
自分の夢は大き過ぎるものだったとメジェドはこの時に初めて実感する
この次下2
1落ち込むメジェド
2焦るトレーナー
3やる気になるメジェド
4希望が見えたとトレーナー
5自由安価
越えるべき壁が大きすぎると落ち込むメジェド。しかしトレーナーは前を向いていた
イケトレ「希望が見えてきたよメジェド。一緒に頑張っていこうね」
メジェド「本当ですか……?」
希望なんか見えなかったというメジェドに対してトレーナーはやはり自分の考えは間違ってなかったと自信を持っている
イケトレ「あの余裕は障害レースを走っても強いからだよ。障害レースの先に馬術があるっていうのがよくわかった」
イケトレ「君がやろうとしてることは間違ってない。馬術の練習もするけどメインは障害レースだよ」
当初の予定通り今年は海外で障害レースを頑張ろうとメジェドの背中を押す
メジェド「わかりましたトレーナーを信じます。私を世界一にしてください」
イケトレ「もちろんだよメジェド。君の夢を僕と一緒に叶えよう」
トレーナーに元気付けられたメジェドも前を向き世界一という目標を向いた
メジェド「帰ったら皆さんに合流して早速トレーニングですね」
イケトレ「基礎は大事だし海外の芝の経験を積んでおこう」
トレーナーはブライアン達のことを見つつもメジェドのことは忘れない
メジェドの目標には自分が必要なのだと自惚れではなく本気でそう考えている
この次下2
トレーナーの指示でトレーニングをしているメジェド達はいつもと比べ違和感を感じていた
トレーニングが悪いというよりメジェド達がまだ海外の芝に対応できていなかったのだ
そのことに気付いたトレーナーは海外の芝に慣れる為のトレーニングが別途必要だと感じた
しかしそう簡単にトレーニングなど思い浮かばない。ここはまた閃きを頼るしかないという結論に至った
五人の中から誰かに協力してもらい特別トレーニングを閃ことはできるのだろうか
協力を頼むメンバー下2
1メジェド
2ブライアン
3ハヤヒデ
4クリーク
5タキオン
6自由安価
突然トレーナーの部屋に呼び出されたハヤヒデとブライアン
ハヤヒデはトレーニングか何かの話だと思っているがブライアンは違う目的だと確信していた
ブライアン「閃きの為に私と姉貴を使いたいんだな」
ハヤヒデ「またか!?私はつい先日辱めを受けたばかりだぞ!」
今回の閃きは海外の芝に対応するものの為だと説明するとハヤヒデは渋々納得した
ブライアン「まさか本当に姉妹丼とでも言うのか?私は構わないがな」
ハヤヒデ「ブライアン!!」
度を越したリクエストは受けられないとハヤヒデは釘を刺す
ハヤヒデ達にして欲しいこと下2
イケトレ「お尻を使ってもいいかな…?」
ハヤヒデ「な!?」
ブライアン「ほう。そっちなら浮気じゃないというのか?」
イケトレ「そうじゃなくて二人は胸だけじゃなくお尻も大きいよね?顔を埋めたりなんかしたいなって…」
トレーナーはハヤヒデ達は胸だけでなく尻も大きいことを知っていた
このお尻を堪能できればきっと閃くはずとトレーナーは言っている
コンマ判定下2。1~50で閃く(お尻堪能できた)
コンマ41お尻堪能
ハヤヒデ「本当に閃くんだなトレーナー君!?」
イケトレ「間違いない、と思う」
ブライアン「いいから早くしろ」
まずトレーナーはブライアンのお尻を楽しむ。筋肉質ではあるが柔らかさは確かにある
こんなことはクリークにもしたことがないとトレーナーはブライアンのお尻を顔で堪能した
ハヤヒデ「なぜこんなことをしなければならないんだ…」
ぶつぶつと文句を言うハヤヒデのお尻に申し訳なさそうに顔を埋めるトレーナー
イケトレ「うわあ柔らかぁい」
ハヤヒデ「感想を言わないでくれ!」
姉妹といえどもブライアンとは全く違う感触。ハヤヒデのは柔らかに特化したお尻であった
こんなお尻を持つハヤヒデともし関係を持ったうえ後背位をしたとする
そうなれば自分はハヤヒデに溺れてしまうだろうとトレーナーは直感する
ブライアン「そんなに姉貴のが気に入ったのか?」
悦に入っているトレーナーを見たブライアンは自分のも楽しめと言わんばかりにハヤヒデとの間に割って入った
ハヤヒデ「なにをしているんだブライアン?」
ブライアン「姉貴はそのままでいい」
イケトレ「これは!?!?!?」
ハヤヒデの上にブライアンが乗り姉妹のお尻が四つ。これぞまさに姉妹丼である
ハヤヒデ「変態すぎるだろう!!」
ブライアン「コイツはこういうのが好きなんだ」
姉妹丼を目の前に完全にハイになってしまったトレーナーは四つのお尻へ顔面タイブを行う
ハヤヒデ「んん、ん!息が荒いぞトレーナー君!」
ブライアン「……ん」
姉妹で喘ぎ方が似ているという事実がまたトレーナーのパトスを刺激する
ズボンの上からではあるがトレーナーはお尻の姉妹丼を堪能し燃え尽きた
イケトレ「」
ハヤヒデ「なんだったんだこの時間は…」
ブライアン「これで終わるなら充分だろう。他の男なら襲われていてもおかしくないぞ」
フェチで生きているトレーナーだからこそ身を預けられるというブライアン
ハヤヒデはそんなブライアンの意見に全く賛同できないでいた
ハヤヒデ達のお尻で完全に閃いたトレーナーは翌日からさっそく新しいトレーニングを追加する
メジェド「普通にウォーミングアップするより効率良さそうですね。流石はトレーナーです」
ブライアン「やってよかっただろう姉貴?」
ハヤヒデ「納得いかないぞ…」
いつものトレーニングの前に追加されたものは海外の芝に対応しやすくなるもの
このトレーニングを挟むことによりいつも以上の効率でトレーニングを行うことができるようになった
この次下2
クリーク「誰と何をしたんですか」
イケトレ「えっとね、それはその」
クリーク「トレーナーさんを信じてますから正直に話して下さい」
メジェド達の行っているトレーニングを閃きによるものだと理解したクリーク
閃くために誰となにをしたのかを教えてようにと迫るクリークにトレーナーは正直に告白する
クリーク「そこに寝て下さい」
イケトレ「え?」
クリーク「いいから早くして下さいね」
イケトレ「はいただちに!」
言われた通りその場に仰向けになるとトレーナーの顔にクリークは座る
お尻に体重をかけトレーナーは潰される形となっているが全く苦しそうにはしていない
イケトレ(クリークのお尻はやっぱりいい…)
いつも後ろから堪能していたクリークのお尻でもこうやればまた違った魅力を感じられる
ハヤヒデ達のお陰でまた変態度が増したもののその分トレーニングの質が上がった
この次下2
1ハヤヒデの目標決め
2海外でレースに出てみる
3理事長から連絡
4タキオンやばそう
5自由安価
今年のプロキオンの目標はメジェドは海外の障害レースでブライアンは凱旋門賞
クリークはURAファイナルズで優勝するという目標を達成した経験がある
その中でハヤヒデの目標は何なのか。トレーナーはそれを決める為に彼女と話し合うことに
変態(トレーナー)と二人きりで話したいと言われ警戒したハヤヒデだったが閃き以外でのトレーナーは大丈夫だとクリークに言われ納得する
そうしてハヤヒデはトレーナーと目標を決める為に二人だけで会議をしていた
イケトレ「ハヤヒデはチケットやタイシンに勝ちたいっていうのが前提なんだよね」
ハヤヒデ「それが大きな目標といえるな」
イケトレ「具体的なレースや目標があればいいんだけどそういうのは無い?」
ハヤヒデ「タイシン達もそうだが特定のレースに思い入れがないんだ」
クリークは集大成としてURAファイナルズを選択したがハヤヒデ含むBNWにその考えはない
三人共にライバルに勝てればいいという考えで特定のレースに興味がないのだ
ブライアンのように三冠ウマ娘やトリプルティアラといったものにも興味がない
オグリ世代とは違い三人がそれぞれの強さを持っているBNW。次の世代の中心になる為にも特定の栄光が欲しい
しかしハヤヒデの意思を尊重しなけらばならず思ったより難しい問題となりそうだ
ハヤヒデの目標下2
イケトレ「秋シニア三冠を目指すのはどうだろう」
ハヤヒデ「なぜそれを目指すのか理由を聞かせてくれないか?」
タイシンやチケットに大きな目標がない中でなぜ秋シニア三冠なのか
その理由が知りたいというハヤヒデにトレーナーはブライアンが大きな理由だと語る
イケトレ「ブライアンが凱旋門賞を獲った後にハヤヒデの秋シニア三冠。姉妹で大きな目標を達成するのはいいんじゃないかと思ったんだ」
姉妹で目標が近い時期にあればモチベーションも上がるのではないかとトレーナーは言う
ハヤヒデ「ブライアンが凱旋門を勝つ前提だが可能なのか?」
イケトレ「海外のレースでどれだけ出来るのかによる。いつも通りやそれ以上の力が出せるなら勝てるよ」
ブライアンは実力は現時点でも充分であり問題は海外芝への対応
それさえ克服すれば凱旋門を勝てるというトレーナーにハヤヒデは思わず笑ってしまう
ハヤヒデ「今まで何人のウマ娘が凱旋門に挑んだと思っているんだ。それなのに君は勝てると言い切るんだな」
イケトレ「もちろんだよなんたって僕のチームのウマ娘だからね」
ハヤヒデ「わかった君の意見に従おう」
日本のウマ娘が勝ったことのない凱旋門賞を勝つと言い切ったトレーナーをハヤヒデは信じることにした
この次下2
目標が決まってからも二人は話し込み気付けば数時間も経っていた
イケトレ「菊花賞で勝ったのは君の実力なんだからもっと自信を持っていい」
最も強いウマ娘が勝つという菊花賞でチケット達に勝利したハヤヒデ
その実力は間違いなく本物なので決してブライアンに劣ることはないとアドバイスする
イケトレ「これから一緒に頑張っていこう」
そう微笑むトレーナーの表情にハヤヒデは思わずドキリとしてしまった
ハヤヒデ(顔が良くても変態は無理だと思っていたのにあれは反則だろう)
どれだけ変態であってもトレーナーの顔を良さは変わらない
ハヤヒデの中でマイナス評価だったトレーナーの値は急上昇しプラスに転換する
ハヤヒデ(ブライアンが気に入るものわかる。好みは姉妹共通ということか)
既にクリークという彼女がいても構わないというのもブライアンと同じ
むしろブライアンと二人で攻めれば勝機があるとさえ感じていた
この次下2
1そろそろ帰国
2海外レースに出てみる
3理事長から連絡
4タキオン走ってみる
5自由安価
海外遠征は新年度へ向けた準備もあるので新学期が始まる前に帰国する予定であった
しかし海外の芝にどれだけ対応できたのかを試したいというブライアンの意見もあり急遽レースに参加することに
急な話であったがトレセン学園のウマ娘ならむしろ歓迎だと現地の関係者に受け入れられた
ブライアンとハヤヒデは長距離。メジェドは障害レースへの参加が決まった
長距離は日本でいうG2くらいに値するレースでありそれなりの相手と戦える
障害レースの方はJG1といっても過言ではなく激戦が予想される
イケトレ「無理して勝つ必要はないからね。一番の目的はどれだけ海外の芝で走れるかをチェックすることだから」
ハヤヒデ「承知した」
ブライアン「勝てそうなら全力は出すからな」
イケトレ「勝てそうってレベルならやめてほしい。脚に負担はかけたくないから勝てる!って思ったらにして」
メジェド「逆に私は全力ですよね」
イケトレ「そうだよメジェド。ここで負けているようじゃ世界一は遠くなる」
イケトレ「君は海外に対応しているのは前提でどれだけ余裕を持って勝てるかだからね」
クリークがサポートに周りタキオンは情報係(仮)の新体制で挑む初めてのレース
必ずしも勝つ必要はないが今年のプロキオンを占う上では重要なレースとなる
コンマ判定下2
1~25ブライアン達勝利
26~50メジェド勝利
51~75両方勝利
それ以外両者敗北ゾロ目ボーナス
※
ブライアン奇数
ハヤヒデ偶数
コンマ70偶数。ハヤヒデとメジェド勝利
長距離レースの方はハヤヒデが勝利し障害レースはメジェドが勝ち切った
ブライアンは勝てなかったわけではなくレースを通じて海外芝へ対応できると判断できた
ブライアン「姉貴は随分と飛ばしていたようだな」
ハヤヒデ「私よりブライアンが勝てばよかったんじゃないか?」
ブライアン「本気を出すのはまだこれからだ」
誰が見ているかわからないのであえて本気を出さなかったというブライアン
ハヤヒデは海外を目標としていないがここでの経験は秋シニア三冠に向け大きくプラスとなった
一方でメジェドは海外の障害レースで勝利するという最低限の目標はクリアできた
メジェド「かなり良かったと思いますよトレーナー。海外に来る前から確実に伸びています」
走りを自画自賛するメジェドにトレーナーはその通りだと肯定する
イケトレ「最低限をクリアできたのは良し。馬術のことも頭に入れながらこのままやっていこう」
今年のメジェドは海外レースがメインとなる。勝って当然で馬術もトレーニングしなければならない
世界一の壁は高いがメジェドは確実に近づいてはいる
この次下2
理事長「大満足っ!よくやってくれたぞ!」
帰国後、理事長に呼び出されたトレーナーは海外レースの結果を褒められる
勝つ為に走ったわけではなかったが理事長はプロキオンが結果を出したことを喜んだ
トレーナーはブライアンが凱旋門賞を狙っているのだと話すとあるプロジェクトに参加しないかと持ち掛ける
理事長「プロジェクトL'Arcというものがあるのだが参加してみないか?」
プロキオン単独ではなくプロジェクトL'Arcで挑めば勝率は必ず上がる
ぜひ参加して欲しいと理事長は勧誘しトレーナーは考えておくとその場では答えを出さなかった
メジェド「お久しぶりです理事長。あの話の答えを聞かせてくれるんですよね」
理事長が次に呼び出したのはメジェド。まず今年度は障害の特待生として認められると告げる
今年の活躍によっては来年の特待生もあるので頑張って欲しいと激励する
メジェドにとってはその話はメインではなく秋川家に養子に迎えられるかどうかが大事であった
特待生になれるとはいっても海外への遠征費の問題もある。いつまでもラモーヌの金は使えない
メジェドという名前は名乗れなくなるが秋川家に入れば不安は消えるだろう
理事長は下2
1養子に
2断る
3保留
4自由安価
理事長「君の希望を叶えることはできる」
メジェド「やったー!」
理事長「ただし!条件がいくつかある!」
理事長もとい秋川家の出した条件はまず生活の基盤をあちらに移すこと
秋川家で生活することとなりトレーナーの家からは移る必要がある
それだけではなくメジェドには秋川家の用意した専用のトレーナーが就くのだという
学園のトレーナーとは違い障害を専門としているトレーナーで実力も確実
今の環境よりも良くなることは間違いないがトレーナーと別れることになる
メジェド「私のトレーナーはあの人だけなんです」
理事長「これは譲れない条件だそうだ」
メジェドに才能があり世界一が狙えるというのなら彼女の全てを秋川家にしておきたい
秋川家の希望は真っ当なものでありメジロとは違いちゃんとメジェドのことも考えてのことである
しかしトレーナーとの別れを受け入れられないメジェドはすぐに返事ができない
メジェドは下2
1受け入れる
2拒否
3保留
4泣く
5自由安価
イケトレ「仕方ないことだから君の選択を受け入れるよ。メジェドの為にはそれが一番なんだ」
メジェドから秋川家への養子入りとその条件を伝えられたトレーナー
初めはショックを受けたが家族を欲しがっていたメジェドの気持ちは誰より理解できた
海外遠征の費用のこともあるので自分が面倒を見続けることは不可能
遅かれ早かれこうなっていたのだと悲しむことはなくメジェドを送り出すと決めた
イケトレ「送別会をプロキオンでやろう。クリーク達も喜んで参加してくれるはずだよ」
新たな門出を祝う為に送別会をやろうと提案しそれを承諾するメジェド
場所はいつもと同じようにトレーナーの部屋で行われるという段取りまで済ませた
メジェド(クリークさん達にはお世話になったことしかない。ちゃんとお礼を言わなきゃ)
普段のトレーニングから自分のことまでクリーク達はずっとフォローしてくれた
最後にきちんとお礼を言わなければいけないとメジェドは真面目な態度で送別会に臨む
送別会で下2
1きちんとお礼を言う
2大号泣
3やっぱり嫌だと言い出す
4気付いたら朝チュン
5自由安価
メジェド「うええええええーーーん!!」
送別会が始まるや否や号泣し出すメジェド。将来が安定することは嬉しいがトレーナー達と別れることはまた別の問題
メジェド「トレーナーともクリークさん達とも離れたくないです!!」
イケトレ「君のこれからを考えるとそれがベストなんだから」
メジェド「優しくしないでえええー!!」
トレーナーが何を言っても別れが辛くなるとメジェドの涙は溢れ続ける
これではまともに話もできないということでクリークがなんとかメジェドを落ち着かせた
メジェド「クリークさんとブライアンさんにはトレーニングで何度もお世話になりました。お二人が居たからJG1にも勝てたんです」
クリーク「メジェドちゃんが頑張ったからですよ」
ブライアン「私は何もしていない」
メジェド「ハヤヒデさんとは短い間でしたがスタミナのことで力になってもらえて嬉しかったです」
ハヤヒデ「私も君から学ぶことはあった。長く付き合っていたら得るものは私の方が多かったかもしれないな」
クリークとブライアンには特にお世話になったとメジェドは何度もお礼を言う
二人が居なければ勝てなかったのは事実だがクリーク達を選んだのはトレーナー
やはり一番感謝するのはこの人だろうとメジェドはトレーナーに感謝を伝える
トレーナーに下2
1頭を下げる
2抱きつく
3キスする
4キス以上のこと
5自由安価
メジェド「トレーナー……」
トレーナーに言葉をかけるより先に抱き着きそのままキスをするメジェド
二人の間に言葉はいらないとキスを続けやがて名残惜しそうにメジェドは離れる
イケトレ「これからはトレーナーじゃなくてファンとしてメジェドを応援するよ」
メジェド「とれーなあ…!」
イケトレ「君は必ず世界一になれる。心から応援してるよ」
トレーナーの立場は変わるがメジェドを応援することに変わりはない
そのことが知れたメジェドは秋川家でもやっていけると希望を持てた
送別会が終わりメジェドは秋川理事長の元を訪ねていた
理事長「君の選択に間違いは無い海外遠征を考えるのなら実家のサポートは不可欠」
理事長「サポートの手段として秋川家を選んだのも納得のいく選択だ」
理事長「君は私(ノーザンテースト)のようになる覚悟はあるのか?」
理事長は最終確認といわんばかりにメジェドに詰め寄るがこれは彼女の優しさでもある
彼女は走ることを秋川家に認められず理事長という役職をさせられている
理事長はそのことを悪く思っておらず自分に向いている仕事ならと喜んでやっている
メジェドは名前を失うだけでなく秋川家に来ることによって思わぬものを失うかもしれない
メジェド「覚悟はあります。少なくともメジロよりはマシだとわかってますから」
理事長「承諾っ!」
メジロに売られそうになったメジェドにとってそれより辛いことはほぼ無いだろう
世界一という目標の為に自分を犠牲にすることもメジェドは何とも思っていない
メジェドの覚悟を見た理事長は彼女を秋川家へと招待する
秋川家での様子など下2
コンマ09全然ダメ
トレーナー「どうだあまりの厳しさに根を上げたくなったか?」
メジェド「……」
彼は厳しくいくと言ったがメジェドにとってはいつものトレーニング以下のもの
こんなもので世界一になれるはずもないとメジェドは正直にトレーニングの感想を伝える
トレーナーはそんな馬鹿なとメジェドの意見を否定するが彼女の涼しい顔を見て彼の方が汗をかく
トレーナー「おい……まさか前のトレーナーは「閃いて」いたのか?」
メジェド「そうですけど」
トレーナー「ぐうあ!!」
まさかそんなとトレーナーは頭を抱えてしまう。そんな時にトレーニングがひと段落しただろうと理事長と秋川家の者が様子を見に来た
秋川父「イケトレ君は平凡なトレーナーだったはずだが彼は閃いていたのか」
理事長が連れて来たのは彼女の父。つまりメジェドの父親でもある
秋川家をまとめる存在としてその力は確かなものであり人間としても大きいものがある
理事長からイケトレの話がいっていなかったのかとメジェドは驚くがこれは仕方ないことなのだという
秋川父「「閃き」は有ってないようなものなのだよ。調子の良いトレーナー全てが閃いているわけではない」
プロキオンの活躍は一時のものでイケトレは閃いていないというのが秋川家の判断だった
しかしトレーナーのトレーニングを受けたメジェドの様子を見る限りイケトレは閃いていると断定できた
メジェド「あの人は悪い人じゃないし実力もあるんだろうなって思います」
メジェド「けどイケトレに比べたら全然です。これじゃ世界一は無理です」
秋川父「はっきり言ってくれて助かるよ流石は自分から養子のことを言い出しただけはある」
秋川家はメジェドの性格を含めて養子にすることを決めていた
世界一が狙える逸材なら存分に私財を使えるがこのままでは世界一は程遠い
トレーナーは下2
1トレーナーも鍛える
2トレーナーを閃かせる
3共に海外へ
4イケトレ参戦
5自由安価
メジェド「まさかあんなことを言われるなんて思ってませんでした」
秋川父はトレーナーを閃かせて欲しいとメジェドに注文をした
イケトレの閃きにはメジェドが関係していると考えた秋川父はトレーナーにもそれができると勝手に断言した
障害レースを専門としている彼が閃けばメジェドの大きな武器となることは間違いない
しかしそう簡単にいくのかとメジェドは疑問に思っている
メジェド「やれと言われたらやるしかありません。貴方はなにが好きなんですか」
トレーナー「何の話だ…?」
メジェド「閃きには欲望の解放が必要なんです。どんなことをしたいとかありますよね」
メジェド「私が叶えられるかわかりませんが口に出すだけ出してみてください」
イケトレが煩悩を解放したようにトレーナーにも内に秘めている思いがあるはず
それを自分に教えて欲しいとメジェドは迫る
トレーナーの欲望下2
トレーナー「自分の担当が勝つという最高の誉れがあればそれだけでいい」
メジェド(この人はダメだまとも過ぎる)
イケトレのように落ちている下着にダイブする勢いでもないと閃くことはない
メジェドは目の前のトレーナーはまともな人物であるがゆえに閃くのは難しいと悟る
担当に邪な気持ちを抱かず勝利だけを願うトレーナーは優秀であり尊敬される存在である
だがそれは「閃き」とは遠いということを示しているのもまた事実
メジェド(まとも過ぎるからトレーナーを変えてなんて言いづらい)
メジェド(でも世界一になるなら向こうも受け入れてくれるはず)
イケトレが閃いたきっかけも全て話し今のトレーナーでは難しいと話す
それでいて今のトレーナーのままでと言われたらそれはもう仕方ない
メジェド(相談するだけ相談しよう)
閃きには素質が必要なのだと秋川父は理解してくれるだろうか
この次下2
1トレーナー変更認めず
2代わりのトレーナー来る
3エロに走る
4変な人と出会うメジェド
5自由安価
秋川父「イケトレというトレーナーはそんなことをしていたのか…」
メジェドからトレーナーは閃く要素がないと言われ詳細を聞いた秋川父
クリークと付き合っていることや同意の上で変態なご褒美をし放題だと知り愕然とする
秋川父「彼の処遇は考えなければいけないな」
メジェド「そんなつもりで言ったんじゃないのに!」
学園として当然のことだと説明してもメジェドは納得しないどころか涙さえ浮かべている
メジェド「イケトレのお陰で勝てたのに裏切ることなんてしたくない!」
秋川父「彼を受け入れた君たちにも問題がある。プロキオンというチームに対し処罰が必要になる」
担当に強要してないにしても欲望に塗れたご褒美を続けていることに問題がある
秋川父の言うことは正論なのだがそれでもとメジェドは引き下がらない
メジェド「あのトレーナーで我慢するからイケトレは何もしないで!」
秋川父「我慢……」
トレーナーは優秀であり一流の障害トレーナーだというのにそれで妥協するのだという
メジェドが嘘をついているとは思えず秋川父は対応に困り果てる
この次下2
秋川父「……という具合らしい」
トレーナー「そんな変態に負けてる場合じゃない!私の全てを賭けてイケトレとやらを超えてみせる!」
秋川父「うむその意気で頑張ってくれ」
メジェドから聞いたイケトレの閃きに関する話を聞きやる気が爆発するトレーナー
イケトレと比べ障害に長く関わってきたという実績は変わることはない
なにより自分が変態に負けるはずがないと彼のプライドがそれを許さなかった
秋川父(イケトレをどうするかが非常に困った。こんな例は見たことがない)
男性トレーナーが担当を脅し好き勝手にしたり無理矢理関係を迫ることは多々あった
イケトレの場合顔が良いのでハーレムでも築いているのだろうという予想を立てた
実際はイケトレはクリークと付き合っておりブライアンやハヤヒデとは一線を超えていない
姉妹丼でお尻を堪能するという変態行為はあるものの一線を超える様子がない
調子に乗ってチーム全員に手を出すようなことはせずあくまで閃きとご褒美の時だけ変態になる
担当と付き合うことは黙認となっているのでイケトレだけに罰を加えることは不公平となる
秋川父(あの子も言っていたしここは許しておくべきなのだろう)
新たに娘となるメジェドは涙を流しながらイケトレは悪くないと言っていた
それは洗脳や彼に惚れているからではなく本気でイケトレに感謝をしていたから
もしトレーナーが伸びなければイケトレをこちらに引き込むことを考えるくらいに彼は優秀なのも事実
認めたくないが彼を認めるしかないと秋川父は大きくため息をつく
この次下2
1頑張るトレーナー
2自主練するメジェド
3タキオン参上
4秋川父から呼び出し
5自由安価
イケトレに負けていられないと豊富な経験から最適なトレーニングを導くトレーナー
トレーナー「このトレーニングはどうだ?」
メジェド「イケトレはもっと効率よくやっていました」
トレーナー「クソ!ならばこれはどうだ!」
メジェドのアドバイスもありトレーナーは着実に伸びてきていた
言われたことや参考にすべきものをすぐに吸収し出力できるのは彼の経験豊富さゆえである
トレーナー「ダメだこればっかりはどうにもならん!」
そんなトレーナーでもどうにもできないことがありそれはクリークやブライアンとの友情トレーニング
マンツーマン指導は着実に伸びるがチームトレーニングができないという弱点がある
イケトレの閃きによりクリークとブライアンという超最適正の二人とトレーニングをしていたメジェド
いくらトレーナーでも多人数トレーニングはどうしようもなく解決案を考えるしかない
この次下2
1チームファーストとトレーニング
2理事長の機械(マシン)を使う
3ウマレーターのAI
4タキオン来てしまう
5自由安価
メジェド「宜しくお願いします」
理子「理事長から話は聞いています早速トレーニングに参加して下さい」
最も秋川家に近いチームであるチームファーストに合流したメジェド
トレーナーを通じて理事長から要請があり副理事長として断ることはできず彼女を受け入れた
副理事長は断るつもりはなかったが理事長は断れないことを頼んでしまったと負い目を感じていた
メジェド(理事長の為にも頑張りたいけど上手くいくかな)
副理事長はよくともチームメンバーは別。ココン達からの視線はあまり心地よくない
イケトレと比べ副理事長はどうなのかを知る為にもメジェドは逃げられなかった
コンマ判定トレーニングの良さ。下2。高ければ高いほどいい。ゾロ目ボーナス
コンマ13。全然ダメ
理子「普段のトレーニングの比べてどうでしたか?」
いつも通りのトレーニングをしていたので飛ばし過ぎではないかとメジェドの様子を心配する
ココン達はいつものトレーニングということで根を上げてはいないが余裕はない
そんな彼女達に対してメジェドは余裕たっぷりで理子は違和感に気付く
メジェド「今のってウォーミングアップじゃなかったんですか?」
口に出してからしまったと思ったがもう遅い。理子は明らかに落ち込みココンはメジェドを睨み付ける
嘘をつくなと言いたかったが汗一つかいていないメジェドに嘘はない
なにより理子に思う所もあったのかココンはメジェドを睨み付けるだけ
グラッセ「私は樫本トレーナーのこと好きだから心配しないで!」
理子が落ち込む前にフォローが必要とグラッセは慌てて慰める
他のファーストのメンバーも理子の周りに集まり彼女のフォローに必死になる
メジェド(今のうちに逃げようかな)
ココンも涙目になった理子のフォローに回ったのを見たメジェド
これ以上ファーストに迷惑をかけない方がいいのかと考えている
この次下2
1黙って逃げる
2ココンに絡まれる
3衝撃を受ける秋川父
4理子も鍛えることに
5自由安価
ココン「なに逃げようとしてんの?」
メジェド(見つかった!)
誰にも気付かれないようにこの場から消えようとしていたがココンに見つかってしまう
逃げるということは悪意があったのだと解釈されメジェドは彼女に絡まれる
ココン「喧嘩なら買うけど?」
メジェド「そんなつもりはなくて…」
逃げることしか考えていなかったのでうまく口が回らずメジェドは後退りする
理子「やめなさいココン…ぐす」
メジェド(泣いてた!ごめんなさい副理事長!)
グラッセ達の慰めも虚しく涙を落としていた理子はメジェドは悪くないとココンを止める
理子「私が他のトレーナーより劣るのは事実…ぐす。悪いのは私なんです…」
メジェドは悪くないと言っているが理子を泣かせたなと他のメンバーは彼女を睨む
メジェド「これ以上迷惑をかけられないのですいません!」
慌てて逃げようとしたが今度は理子が彼女を止める
理子「よければどんなトレーニングをしていたか教えてもらえませんか?」
自分の勉強の為にと理子はメジェドがどんなトレーニングをしてきたのかを聞く
この次下2
トレーナー「おいなにをやってるんだ!」
メジェドがチームファーストと揉めていると聞いたトレーナーが慌てて駆けつける
トレーナーはファーストのメンバーと理子に頭を下げると急いでメジェドを連れて行く
メジェド「助かりましたトレーナーありがとうございます」
トレーナー「私がいなければ大問題になっていたところだぞ」
偶然学園に居たトレーナーに助けられたと思っていたが彼がここに居たのは偶然ではないらしい
彼は秋川家のお抱えトレーナーだったのだがトレセン学園に臨時トレーナーとしてやって来る
名目上は障害走クラスの追加トレーナーとして呼ばれたことになっているが本当の目的は別
このままでは五輪は厳しいと判断した秋川父によりトレーナーはトレセン学園へと出向した形となる
トレーナー(これは出向ではなく私にとって成長するチャンスだ!)
トレーナーは左遷させられたとは思わず学園のトレーナー達から多くのものを学ぼうと意気込んでいる
多くのトレーナーが後輩にあたるがそんなことは関係ない。プライドも捨てメジェドの為だけに全ての時間を使う
この次下2
1伸びないトレーナー
2学園に刺激うけるトレーナー
3イケトレと出会うトレーナー
4トレーナー間で話題になるトレーナー
5自由安価
タキオン「一通りやってみたがどうだいトレーナー君?」
イケトレ「やっぱり素質は凄いけど君はとことんチーム向きじゃないね」
試しにタキオン専用のトレーニングを考え実行してみたイケトレ
この程度なら耐えられるという確認はとれたがかなりの手間がかかってしまった
タキオンが自分のことを気に入っているのはわかるがやはり専門のトレーナーが必要であるという結論に至った
これ以上面倒を見ても意味がないとどう伝えるかイケトレは悩んでいる
トレーナー「これが閃きのトレーニング…まるでレベルが違う」
タキオンのトレーニングの様子を見ていたトレーナーはイケトレの指導に驚く
これが閃きを手にした者によるトレーニングなのかとトレーナーは感心すらしていた
タキオン「ところであれは知り合いかい?」
イケトレ「え?」
タキオンはトレーニングを凝視していたトレーナーに気付いており彼の方を指さす
タキオンがこちらを指差すのを見たトレーナーはゆっくりとイケトレの方に近付いていく
この次下2
1逃げるイケトレ
2話し込む二人
3変態と罵られるイケトレ
4メジェドについて話す
5自由安価
トレーナーが新しいメジェドの担当だと知りイケトレは頭を下げる
そのまま二人は話し込みお互いのことや立場を理解した
イケトレ「メジェドの担当が貴方のような真面目な人でよかったです」
トレーナー「そうだな君は些か真面目ではなかったな」
メジェドからご褒美のことは聞いていると聞きイケトレは冷や汗をかく
トレーナーは閃きによって行っているトレーニングは素晴らしいと褒めはするがご褒美はいただけないと釘を刺す
トレーナー「変態に頼るのは不本意だが君の実力は本物だ。メジェドのことで何度も頼ることが出てくるだろう」
イケトレ「自分でよければいつでも協力します。メジェドの元担当だけではなく一人のファンとして彼女を応援したいんです」
イケトレの紳士な対応に感心するがやはり変態だしなとトレーナーは思い直す
メジェドのトレーニングに活かせそうなものはないかと考えていたがイケトレがそうだと何かを思い付く
イケトレ「タキオンの担当をしてみませんか?貴方ほどの経験があるならきっと大丈夫です」
タキオン「えーーーーー!?」
自分の担当がイケメンから渋いオッサンになるのに納得いかないタキオン
しかしイケトレからこれ以上面倒を見る気がないと言われタキオンは揺れる
イケトレ「君の脚では僕のチームでは面倒みれない。トレーナーさんを頼るしかないよ」
脚に不安を抱えているウマ娘を何人も担当した経験があるトレーナーなら不可能ではない
退学を逃れる為には妥協も必要なのかとタキオンはじっくりと考えている
トレーナー「急に面倒を見ろと言われても何の話だかサッパリだ」
イケトレ「動画を撮ってたので見て下さい!タキオンのことは説明するより走りを見た方が早いです」
タキオンがうんうん唸っている間にトレーナーは彼女の走りをチェックする
この次下2
トレーナー「面倒ごとを押し付けるつもりなのか?」
イケトレ「そんなことありませんよ」
毎日お弁当を作ったり時にはお風呂に入れてあげたりと世話はしているが面倒ではない
むしろトレーナーの実力を認めているからこそタキオンを預けたいのだとイケトレは熱弁する
トレーナー「お前なあ……」
何もおかしいことは言ってないのにトレーナーが大きなため息をついていることに疑問に思うイケトレ
トレーナー「少しでも感心した私が間違いだった。お前はやはり変態だ」
いまだに悩んでいたタキオンを引き摺る形でトレーナーは彼女を連れて行った
この次下2
1タキオン睨むメジェド
2トレーナーに反抗するタキオン
3まずはトレーニングしてみる
4タキオンの脚チェック
5自由安価
トレーナー「私は変態と違って世話をするつもりもないし風呂に入れるつもりもない」
タキオン「こちらから願い下げだねえ」
イケトレと違いタキオンの面倒は一切しないというトレーナー
イケメンというより暦も還ろうかというトレーナーの世話にはならないとタキオンは反論する
トレーナー「私が弁当など作るはずもないことはわかっているのか?」
タキオン「我慢するしかないだろうねえ」
ミキサー食に戻るのは辛いが無いものは仕方ないとタキオンは事態を飲み込む
メジェド「なんでタキオンさんがここにいるんですか」
トレーナーが連れて帰ってきたタキオンを睨むメジェド。彼女は自分の邪魔になると考えている
事情を聞いても納得できないとメジェドは怒るがトレーナーはプラスになると譲らない
トレーナー「アイツがまともに走れるようになればトレーニングの質も上がる」
トレーナー「タキオンの名は伊達ではないとあの脚がいっている」
全くもって納得できないが現状よりトレーニングの質が上がるならとメジェドは渋々受け入れた
この次下2
ポケット「イケメンの次はオッサンかよ相変わらず変な趣味してんな」
タキオン「うるさいねえ私だってあんなのを選びたくなかったさ」
ダンツ「タキオンのトレーナーは障害走で有名な人らしいけどトゥインクルシリーズはどうなんだろう?」
カフェ「活躍したという話は聞いたことがありませんね」
タキオンに新たなトレーナーが出来たと知りカフェなど同期組が様子を見に来た
タキオンはイケトレが担当で無くなったと不機嫌だがポケットは早くレースで会いたいと言っている
タキオン「不本意ながらアレの指示は的確でね。脚の状態は日々良くなっているよ」
ポケット「絶対見に行くから模擬レースに出る時は教えろよな!」
タキオン「仕方ないから考えておくよ」
トレーナーの豊富な経験と知識により脚を壊すことなく着実に実力をつけている
退学のかかった模擬レースにも十分間に合いその先の重賞も走れるようになる
これも全てトレーナーのお陰なのだがタキオンは彼を褒めたくないとずっと不機嫌のままだった
この次下2
1メジェドも来る
2イケトレがいかによかったか
3腹いせに薬ばら撒く
4タキオンとメジェドトレーニング
5自由安価
メジェド「自分だけ迷惑みたいなことを言ってますがこちらも迷惑なんですからね」
ポケット「出たな障害の!お前の話は聞いてるぜ!」
ダンツ「もうちょっと言い方をちゃんとした方がいいと思うけど…」
自分専用のトレーナーだったのに成り行きでタキオンまで担当することになっと
自分の目標にプラスだと言っているが自分はそうは思えないと不満を爆発させるメジェド
メジェド「こんなマッドサイエンティスト願い下げなので誰か引き取って欲しいです」
ポケット「だとよタキオン。後輩から好き放題言われてんぞ?」
タキオンが不機嫌なのはイケトレと離れただけでなく彼を手に入れられなかったからだとメジェドは話す
メジェド「お風呂に入れてもらっただけじゃなく色々としたんですよね?」
タキオン「証拠も無いのに何を言ってるんだい?」
メジェドの話すことは憶測だとタキオンは笑うがカフェがその通りだと肯定する
カフェ「お友達が見ていたので詳細は知っています」
タキオン「非科学的な存在が見ていたからといって何が証拠になる?」
そもそもお友達なんて居ないとまで言うタキオンに腹が立ったカフェはその詳細を喋り出した
カフェ「閃く為だと言ってイケトレさんに迫りキスをしましたよね」
ダンツ「なんて大胆な!」
カフェ「それだけじゃなくちゃんと洗うという名目で下半身を触らせて…」
タキオン「少し黙ってくれるかい?」
詳しく話すカフェの内容が合っているのかタキオンは彼女を止めようとするがメジェドがそれを阻止する
カフェ「指をナカに入れてもらうところまではいったのにその時点でタキオンさんが蕩けました」
ポケット「弱っ」
カフェ「トロトロになってしまったタキオンさんの計画はそこで破断となってしまいました」
イケトレは事前にクリークに許可をとっていたらしく揉め事にはならなかった
ただタキオンがイケトレに蕩けさせられただけで終わったので次こそはなんとかする
そう思っていたのにイケトレから離れてしまったのでタキオンはずっと不機嫌なのだった
この次下2
メジェド「この人がよわよわなのは論外ですがイケトレのテクは凄いんです」
メジェド「イケトレとのキスは本当に気持ちよかったのでまたしたいですね」
ポケット「おーい中等部がトレーナーとキスしたとか言ってるぞー」
カフェ「同意があるなら問題ないと思いますが…」
ダンツ「凄くレベルの高い話をしてるのはわかります!」
イケトレの技術は凄いのだと変なフォローをいれたメジェド
そこにトレーナーがいい加減にしろとため息をつきながら二人を迎えにくる
トレーナー「若い娘が卑猥な話をするんじゃないほらトレーニングに行くぞ」
メジェド「わかりました」
タキオン「仕方ないねえ」
ポケット「早くレースに出れるようになれよ待ってるからな!」
カフェ「頑張ってくださいね」
ダンツ「困ったことがあったら何でも言ってね」
気が乗らないタキオンを無理矢理連れて行く形でこの日のトレーニングが始まった
タキオン「いつになったら私は全力で走れるんだい?」
トレーナー「それはもう少し先の話だ今は脚を壊さないよう鍛えている」
メジェド(こんな調子で大丈夫かなあ)
トレーナーに不満はないが不安は募る一方。果たしてこれで大丈夫なのかと毎日考えている
トレーナーになってからレースにも出ておらずイケトレの時のように実力が伸びている感覚もない
海外の障害レースで勝つ技術もないと自覚しているのでメジェドは焦る
メジェド(黙ってレースに出てみようかな)
イケトレの時はそんなことを考えなかったが不安を払拭するにはレースしかない
オフの日に野良の障害レースに出てみるのも有りだとメジェドは思っていた
この次下2
1トレーナーの計画
2黙ってレースに
3秋川家に行くメジェド
4突然海外へ
5自由安価
メジェド「実は実力が伸びてた?いやでもそんな感覚はまるでなかったですけど」
自問自答するも当然ながら答えは出ない。ぶつぶつと独り言を言っているとレースで負けた不良ウマ娘が話しかけてくる
「お前一体何者なんだあの走りは素人じゃねえだろ」
流石に不良ウマ娘でもメジェドの走りがおかしいと理解し絡んでくる
いつもなら暴力沙汰なのだが中等部にレースに負けたとあり中々暴力には頼れない
メジェド「私は、えーっと」
いつもならメジェドの名を言うのだが秋川家に入ったことにより通名を手に入れていた
手続きが済めばこの名前に変わるということで彼女は「メジェド」ではなく秋川の名を口にする
メジェドの通名下2
メジェド「私は秋川さつきと言います」
「秋川だあ?」
「チッそういうことかよ」
不良達にも秋川の名前を出せば彼女がどういう存在なのか嫌でもわかる
レースは終わったので帰ろうとするメジェドに不良ウマ娘は一言かける
「テメェ覚えとけよ」
メジェド「わかりました覚えておきます」
決して煽りではなく純粋にそう答えたことが気に入らず帰っていくメジェドを睨み付けた
秋川家に帰ってきたメジェドは今回の勝因と走りを思い返すがやはり勝った理由がわからない
メジェド「手応えのないトレーニングでも実は伸びてたとかそんな都合の良い話はないだろうし」
メジェド「ぶっちゃけ負けるつもりだったのに勝っちゃったら困る!」
自分の中では負ける理由しかなくそれを元にして反省するつもりだったメジェド
勝ってしまったことにより自分の走りであったりやっていることに間違いないという結論が出てしまう
そんなはずないのにとメジェドは答えが出ているにも関わらず悩み続けていた
この次下2
1トレーナーに相談
2秋川父に相談
3トレーナーから連絡
4理事長に遭遇
5副理事長と話
6ブライアンから連絡
7自由安価
メジェド「まず勝手に野良レースに出てごめんなさい。それとなんで勝てたか理由がわからないです」
トレーナー「お前の実力なら野良レースのなら勝って当然だ」
トレーナーによると勝てたのは相手のレベルが低いからでありメジェドが理由にはならない
勝手にレースに出ることは褒められたことではないが不安になる気持ちはわかると言う
トレーナー「私のやっていることが正しいかどうか次のJG1で決める」
トレーナー「もしそこで結果が出なければ私は担当を降りる。今ならまだ間に合うからな」
メジェドの目標を考えればギリギリのタイミングになるがそれしかない
トレーナーは担当に信頼されるには結果しかないと考えておりこの結論に至った
トレーナー「ハッキリ言って「閃き」を経験したウマ娘を担当するのは初めてなんだ」
トレーナー「私も確証を得られていないこの状況はよく無い。これを打開するにはやはり結果なんだ」
万が一負けたとしてもベストタイムが出れば話は違う。要はメジェドの実力が上がっているかどうかなのだ
メジェド「タキオンとのトレーニングも間に合わないので私だけの実力ですね」
トレーナー「いやお前のレース前にタキオンはトレーニングできる状態にする。そうすれば多少は違うからな」
閃きのトレーニングには敵わなくともタキオンがいれば話は違う
次のJG1までと期限が決まりメジェドもそこに向け全力でトレーニングに励む
この次下2
1タキオン不機嫌
2タキオンなんとかなる
3イケトレと遭遇
4悩むトレーナー
5自由安価
JG1に向けトレーニングを続けていたある日、学園内で偶然イケトレと遭遇する
イケトレ「調子はどう悪く無さそうに見えるけど」
メジェド「悪くはないんですが良いと言えないんです」
プロキオンに居た時と比べ伸びている実感がないとメジェドは悩みを打ち明ける
メジェド「次のJG1の結果で今のトレーナーが続くかどうか決まるそうです」
イケトレ「実力重視の秋川家らしい条件だね」
トレーナーやメジェドの為にもこれまでと同じようにトレーニングをすべきとイケトレはアドバイスする
メジェド「イケトレと話しているだけでも気持ちが晴れやかになります」
メジェド「近くにクリークさんはいますか?いるならキスの許可を取ってきたいんですけど」
イケトレ「居たとしてもそれはやめてほしいな…」
同じチームの時はまだ良かったが元担当とキスはまずいというイケトレ
メジェド「甘いですねイケトレ。人間がウマ娘に敵うわけないじゃないですか」
イケトレ「なんだって!?」
周りに誰も居ないことを確認したメジェドはジリジリとイケトレに迫る
このやりとりをしているだけでも楽しいがいっそのこと本当にイケトレに襲いかかってやろうかとメジェドは考えていた
この次下2
イケトレ「僕とキスしたらプロキオンに戻りたくなって全てを失ってしまうかもしれないよ」
イケトレ「君はやっと秋川家っていう家族を手に入れたんじゃないかそれを逃したらいけない」
プロキオンへの未練が自分とキスすることにより燃え上がってしまう
イケトレの指摘が図星でありメジェドは反論することができない
イケトレのことは人として大好きなので近くに居れるだけで幸福になる
せっかく手に入れた秋川家を手放してもいいと思えるくらいイケトレのことを気に入っている
ここでイケトレをとってしまえば自分に未来はない。ラモーヌの通帳を使い切ればそれで終わる
長い目で見れば秋川家を選ぶことしか許されないがそれを捻じ曲げるくらいにイケトレの存在は大きい
メジェド「せめて抱きつくのは許可してください」
イケトレ「それくらいなら……」
イケトレの返事を待たずメジェドは抱き着き頬擦りする
たった数秒の出来事だったがメジェドの心は癒され満たされた
メジェド「私の名前さつきっていうんです。手続きが終われば学園もレースもこの名前になります」
メジェド「けどイケトレだけは私のことをメジェドって呼び続けてくださいね」
イケトレが頷くのを確認するとメジェドは満足したと彼の前から離れていった
この次下2
ブライアン「少し遅かったが誰かと会っていたのか?」
イケトレ「そんなところかな。遅刻はしてないんだから大丈夫だよ」
ブライアンと合流したイケトレは学園内のある場所へ。そこにはすでに全員が集まっていた
来ていたのはゴールドシップ、エルコンドルパサー、シリウスシンボリ、マンハッタンカフェにサトノダイヤモンド
そしてリーダー格を佐岳メイが務めるプロジェクトL'Arcにイケトレは参加していた
メジェドが抜けたことにより余裕ができたイケトレはこのプロジェクトに本気で参加していた
佐岳メイ「今回は前回説明のあったVRウマレーターを実際に試したいと思う」
ゴルシ「ウマレーターなら任せとけよな!」
シリウス「コイツが関わるとロクなことにならないぞ」
ダイヤ「サトノ家が監修していますから予期せぬバグは起こりません」
ブライアン「説明を聞くより試した方が早い」
ウマ娘だけでなくイケトレとメイもウマレーターに乗り込み起動させる
イケトレ(僕たちも頑張るからメジェドも頑張って)
プロキオンは凱旋門という大きな目標に向かいメジェドは世界一に向け走り続ける
メジェドと会ったことによりイケトレも心が癒され更にやる気になっていた
この次下2
JG1が迫る中なんとタキオンの脚が形になったのだという。初めは嘘だと思っていたメジェドも彼女の走りを見て嘘ではないと知る
これまでは無理も無茶も本気で走ることも難しかった彼女は多少の無理さえ耐えられるのだという
メジェド「一体どうしたんですかそもそもやる気が無かったですよね」
タキオンは退学さえ逃れればいいと考えており残りの時間を研究に費やす予定だった
それなのにどうしてかと聞くとトレーナーのせいだという
タキオン「君が結果を出さなければ契約を切るらしいが私には関係ない」
タキオン「下手をすれば私はアレとマンツーマンになるそれだけは避けたいから仕方ないんだよ」
イケトレなら歓迎するものの還暦の近いトレーナーと二人組は耐えられないとタキオンは死んだ目で答える
タキオン「アレもこれも研究したかったというのに全ての予定が台無しだよ」
メジェド「私にとってはあなたが走れると都合がいいので歓迎しますよ」
はああと大きなため息をつきながらタキオンは仕方なくトレーニングを続ける
タキオンがJG1までに間に合ったのでメジェドのトレーニングの質も上がる
メジェド「これなら大丈夫……だと思います」
どうしてもイケトレとのトレーニングが頭に残り自分が伸びているかどうか判断できないメジェド
こうなればレースで試すしかないと疑問を持ちつつタキオンとトレーニングを続ける
この次下2
1メジェドレースへ
2タキオンレース
3タキオン薬盛る
4秋川家にて
5自由安価
レース当日。タキオンとのトレーニングは十分に行えたがメジェドの疑問は消えなかった
トレーナー「お前の担当を続けたいから勝てなんて情け無いことは言わない」
トレーナー「私が間違っていればいい結果は出ない。ただそれだけだ」
メジェド「自分の実力がどうこうよりトレーナーが合っていたかの確認をしてきます」
野良レースで勝利したが恐らく相手は格下であり参考にはならない
このレースでトレーナーとやってきたことが合っていたのかを知ることができる
勝ちたいではなく自分の実力を知りたいという今までにない気持ちでメジェドはレースに挑む
結果下2
1敗北
2勝利
3敗北も好タイム
4圧勝
5ボロ負け
6自由安価
メジェド「大差で勝った…ということはトレーナーのやることは間違っていないんだ」
レースはメジェドの圧勝でありこれによりトレーナーとの契約は継続となる
トレーナー「タイムはこんなものだろう。あとは障害を飛ぶ華麗さだ」
トレーナーはメジェドのタイムに及第点を与え馬術に向けたことを考える
今年のメジェドは海外の障害レースで勝ちつつ馬術もやらなければいけない
メジェドにとってハードな年となるがそれはトレーナーも承知の上である
メジェド「勝った実感はないですがトレーナーのやることは間違ってませんでした」
トレーナー「アイツが形になったのも良い影響だったな」
メジェド「タキオンさんには感謝してます……って言わないとダメですよね」
トレーナー「あんな奴に言う必要はない。お前はお前のことをしていればいい」
レースが終わり控え室で契約は継続することとこれからの予定を話し合った二人
タキオンはメジェドの応援にいく暇があれば少しでも研究したいと学園に残った
話し合いも終わりあとは帰るだけなのだがメジェドは腕を組み納得いかない表情になる
トレーナー「レースに不満があったなら帰って動画を見るぞ」
メジェド「それは後で見るとしてレースに勝ったらやっぱりアレなんですよ」
プロキオンの頃からレースに勝てばご褒美が当たり前だったメジェド
何かしないと落ち着かないというメジェドにトレーナーはそれくらい我慢しろと怒る
トレーナー「そもそも変態といかがわしいことをしているのが問題だと知れ!」
メジェド「私をこうしたのはイケトレなので責任取らせましょうか?」
間違ってもトレーナーにはご褒美をあげたいとは思わないので対象はイケトレしかない
辻斬りのように一瞬で抱き着いてキスするかそれとも他の何かをしてやろうかとメジェドは悩んでいた
この次下2
1我慢する
2イケトレの部屋に忍び込んで一人遊び
3辻斬り
4タキオン襲う
5自由安価
トレーナー「いい加減お前は変態離れをすべきだな。これから忙しくなるというのにいちいち変態に構ってられん」
メジェド「ぬぐぐ……」
イケトレ離れと言われそれが図星だったメジェド。彼女もその自覚があったようだ
今年は海外のレースに馬術などやることが盛り沢山でありよそ見をしている暇がない
更にイケトレもプロジェクトL'Arcで忙しいので会う機会がほぼ無いだろう
そんな状況だというのにイケトレに拘っていては前に進むことは難しい
メジェド「だってイケトレは私の家族なんですよ!」
トレーナー「いまは秋川家の娘だろうが頼るならそっちだ」
メジェド「ぐううう~!」
またしても言い返すことが出来ずトレーナーを威嚇するメジェド
確かに自分は秋川家の娘なのだがイケトレとは違い親に甘えたいとは思わない
困ったことがあれば頼るのは親でありそれは秋川父。メジェドの立場ではイケトレを困らせるだけである
甘えるのとは違うが秋川家に相談だけしてみるかとメジェドは帰路につく
この次下2
秋川父「実はイケトレ君を秋川家に引き入れる計画はあったんだ」
メジェド「えっ!?」
秋川父「トレーナー君が素晴らしい結果を出してくれたからその計画は無くなったがね」
メジェド「そんな……」
秋川父「イケトレ君は優秀に違いないが変態なのが許せない。自分の娘である君をあんな奴の近くには置けない」
メジェド「違いますイケトレは家族相手なら最後の一線は超えないんです!」
秋川父「…それ以外はするんだろう?」
メジェド「口や胸では当たり前ですね」
秋川父「許せるわけないじゃないか!!」
秋川父に相談したところこれまた正論で返される。秋川父はやはりメジェドをイケトレから離して正解だったと確信する
秋川父「急に家族だと言われても困惑するだろうが元の家族と同じと思ってくれていい」
メジェド「メジロではおばあさまの言いなりになってたので家族が何なのかわからないんです」
秋川父「むう」
メジェド「私にとっての家族はやっぱりイケトレです。あの人は家族を失った私を唯一受け入れてくれたんです」
秋川父「だからといって口や胸でなどは間違っている。彼が家族だというなら尚更だ」
秋川父「現に私相手にイケトレと同じことをしようとは思わないだろう?」
メジェド「頼まれれば胸くらいなら平気ですよ」
秋川父「なぜそうなるんだ……」
秋川家に養子に入るにあたり性奴隷くらいはと覚悟をしていたメジェド
夢の為なら自分を犠牲にできる癖は中々抜けそうにない
この次下2
秋川父「今の君に障害になっているのは彼だ。まずはイケトレ君を忘れる所から始めなさい」
メジェド「障害だなんて思ってませんイケトレは大切な人なんです」
秋川父「彼がやっていたことは洗脳に近いレースに勝ったらご褒美なんて普通じゃやらないんだ」
メジェド「そんなことないです他のチームもやってます」
秋川父「とにかく君の夢の為にも彼のことは忘れるんだ」
イケトレがやってきたことは洗脳紛いのことでメジェドはその被害にあっている
秋川父はそう諭すのだがメジェドは断固として聞き入れようとしない
メジェド「言っておきますけど私は秋川家に救われたとは思っていませんあくまで協力関係なんです」
メジェド「困っているウマ娘を助けたいだけなら私がメジロから捨てられた時に助けてくれましたよね?」
メジェドが秋川家に養子に来たのも彼女が理事長に相談したことがきっかけになる
学園を運営している秋川家なら自分を含む困ったウマ娘の存在は知っている
それなのに助けず自分を助けてくれたのはイケトレだけだとメジェドは譲らない
メジェド「もし私が走れなくなったらそこまでだと理事長からも聞いてます。本当の親ならそんなことしません」
メジェド「なにもわかっていないのは貴方です。イケトレは私が嫌がることは絶っっ対にしようとしません」
イケトレが変態なのは否定のしようがないが誰かを傷付ける存在ではない
先入観でイケトレの本質を見れていないと逆に秋川父を諭し始める
この次下2
1揉めるメジェド
2理事長くる
3メジェド家出
4不貞腐れるメジェド
5自由安価
「お姉さんいま一人?よかったら遊ばない?」
中等部らしからぬ体型を夜の街が放っておくわけがなく一人の男がメジェドに声をかける
いっそ彼についていってしまおうかと考えていると後ろから誰かがメジェドの肩に手を置く
イケトレ「ごめんごめん待たせちゃって」
「なんだよ彼氏持ちかよ~~」
男は次の獲物を探しにとそそくさとメジェドの前から消えたいく
メジェドは誰が超えをかけてくれたのかを瞬時に理解すると涙を流した
イケトレはプロジェクトL'Arc関連での飲み会があったそうだがすぐに帰ってきたらしい
イケトレ「男だけでウマ娘のキャバクラに行こうって話になったんだけど断ったんだ」
家に帰ればクリークがいるので他の女性やウマ娘にはそこまで興味はない
なので自分だけ早くに帰ってきたのだとメジェドに話しかけている
イケトレ「でもまあ胸の大きい人がいれば話は別なんだけどね」
メジェド「ぐす……トレーナーらしいですね」
涙が収まりやっとイケトレと会話できるようになったメジェド
なにがあったのかをゆっくりと話し始める
この次下2
イケトレ「全部……話しちゃったんだ……うわあ……」
秋川家であったことを聞いたのだが閃きやご褒美のことを秋川父に話していると知り絶望するイケトレ
イケトレは自分のことで怒ってくれたのは嬉しいがある誰がどう見ても秋川父が正しいと諭す
イケトレ「メジェドは十分知ってると思うけど僕は変態なんだよ絶対僕が悪いんだって」
メジェド「イケトレは危害を加える人じゃないんですあの人はそのことをわかってくれないんです」
いい変態という表現が正しいかわからないが少なくともイケトレは悪い人ではないとメジェドは譲らない
メジェド「キャバクラを断って帰ろうとしてますしやろうと思えば私をホテルに連れ込めたんです」
メジェド「イケトレはそんなことを思いもしなかったですよね?」
イケトレ「それはそうだけど僕が変態なのには変わりないんだよ」
メジェドの夢の為には秋川家の支援が必須であると説得を続けるイケトレ
イケトレ「一人で戻りづらいなら僕も行ってあげるから一緒に戻ろう」
このままではいけないからと言うイケトレに渋々メジェドは従い二人で秋川家に戻る
この次下2
1大人しく帰るメジェド
2秋川家で揉める
3秋川家に帰らず
4クリーク来る
5トレーナー来る
6自由安価
秋川父はメジェドが出て行ったことで冷静になっており彼女が戻ってきても揉めることはなかった
イケトレは変態がバレて気まずいのと親子だけで話し合ってもらう為に帰ろうとしたがメジェドがそれを許可しなかった
結局話し合いの席にイケトレも同席し三人での話し合いが始まった
秋川父「さつきの言う通り先入観だけで決めるのはよくなかったなそこはきちんと謝る」
秋川父「だから教えて欲しいさつきは何を望んでいるんだ?」
イケトレと離れたくないのなら彼を秋川家に入れることも出来ると秋川父は言う
これに対しメジェドは自分の思っていることを全て吐き出すと喋りだした
メジェド「イケトレと貴方の違いは私を信じてくれるかどうかです。先入観かどうこうと言っていましたが貴方は私を信じなかった」
メジェド「子を信じない、信じようとしない人間を私は親とはとても思えません」
養子なのだから本物の親子でないことは確かなのだが自分の言いたいことはそうではないとメジェドは続ける
メジェド「秋川家が栄えトレセンの運営も上手くいっているのは私は確率だと思っています」
メジェド「運が良かったとかではなく秋川家は二択を迫られた時、確実に期待値の高い方を選んでいます」
失敗を恐れずチャレンジするのではなく手堅さに手堅さを重ねていく
その積み重ねこそがこれまでのトレセン学園の成功に繋がっているのだとメジェドは言い切る
メジェド「だからイケトレのことを信じなかったのも先入観じゃなく確率なんです」
メジェド「こんな変態なら99パーセント犯罪者ですし私は洗脳されていて当然なんですよ」
そこまで言わなくてもと落ち込むイケトレは無視しメジェドは更に続ける
メジェド「私は秋川家を否定しませんしやり方も否定するつもりはないです」
メジェド「けど自分の娘が1パーセントを引いていると思えない人の近くには居たくありません」
メジェドの確率の話しは的を得ていたのは秋川父はじっと彼女の話を聞いている
メジェド「私がどうしたいかではなくまずメジロを黙らせることじゃないですか?」
メジェド「私の養子の手続きが終わらないのもメジロのせいですよね」
いくら勘当されたといっても法的にはメジロの子であるメジェド
いまだにメジェドが正式に秋川家の養子となっていないのはメジロとの話し合いが終わっていないから
話し合いの内容というのもどういうものなのかメジェドは安易に想像できると吐き捨てる
メジェド「私はいくらで買われるんですか?」
メジロはメジェドを養子にするにあたり金銭を要求した。秋川家は最適な値段を模索しておりすぐに答えが出せていない
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秋川父「いくらになろうが買うつもりださつきにはその価値がある」
秋川父「私のことを父と思えないのならそれでいい秋川家の利益にさえなればいいんだ」
秋川家は支援しメジェドは結果を出すというWin-Winの関係になればいい
親子という関係でなくなることに躊躇いはないと秋川父は断言する
それを聞いたメジェドはじっと考え込むがすぐには結論が出ない
メジェドは親子関係を放棄してまでも意見を曲げないとは予想できなかった
メジェド「私は秋川家はお金を渋って払わずここから出ていくと思ってました」
メジェド「通帳は残ってますしアルバイトでもすればいいって気付いたんです」
学園のことは特待生なので考えなくて済むのであとは遠征費だけなんとかすればいい
通帳は少しずつ使いアルバイトで稼げば一人でもやっていけると考えた
メジェド「それでも足りないと思うのでメジロにはお金を出させます。中等部を勘当なんて犯罪ですから」
メジロが面倒をみないのは良いとして最低限の費用は出す責任がある
それらを頼りにすれば現実的になるのでメジェドは一人での自立を企んでいた
メジェド「親子じゃなくていいなら養子じゃなくてもいいですよね?お金だけ出してくれませんか」
メジロに払う分は勿体ないので自分への支援に使ってほしい
メジェドが考えていたプランよりも確実なのでそちらは無理なのかと秋川父に聞く
秋川父「娘でもないウマ娘を支援するつもりはない」
メジェド「今は娘じゃないですけど将来はそうなりますよ」
メジェドの面倒を見ないメジロには落ち度しかない。この事実を公的な施設に知らせれば大きな問題となる
メジェドを不憫に思った秋川家が面倒を見ていたという構図が出来ればメジロに金を払わずとも自分が手に入る
これならばどうかとメジェドは再度秋川父へ質問した
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秋川父はじっと考え続けやがて答えが出たようで大きく頷いた
秋川父「その案を呑もう。ただし娘ではないのだから結果は出してもらう」
メジェド「もちろんです」
メジロへの支払いを省けるのならそれに越したことはないと判断した秋川父
このままメジェドの面倒を見続ければ養子にすることも容易い
そして自分の娘を簡単に売るという選択を取るメジロへ制裁を加えることが出来るのも大きい
数々の要素を考えるとメジェドの案を使うのが最適であり最も確率が高いと判断した
秋川父「次の話だがトレーナーはどうするつもりだ」
メジェドのことは解決したとしてトレーナーの問題はまだ解決していない
このままトレーナーで続けるのかそれともプロキオンに戻るのか
先程までは威勢の良かったメジェドだがトレーナーの話となると途端に弱気になる
メジェド「えっと……実はそこは答えが出てなくて…」
タキオンが仕上がったトレーナーと閃きのあるイケトレ。どちらも彼女にとってプラスの存在
海外遠征を考えれば秋川家のトレーナーに頼るのが無難だがイケトレも捨てがたい
イケトレが大切な存在だというのを抜きにしてもメジェドはどちらか選べなかった
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イケトレ「申し訳ないけど僕はプロジェクトL'Arcがあるから無理だよ」
メジェド「そんなに忙しいんですか?」
イケトレ「結構ね。だから前みたいにメジェドがメインっていうのは難しいんだ」
イケトレ「それとこの前のJG1を見たけど走りが完璧だったよ。やっぱり障害専門のトレーナーさんは違うね」
イケトレ「このままトレーナーさんのお世話になる方がメジェドの夢に近付けるよ」
イケトレかトレーナーのどちらを選ぶのかは第三者の意見を参考にするつもりだった
ここは彼の言うことに従おうとメジェドはこのままトレーナーの元で指導を受けることを選んだ
話し合いはこれまでということになりイケトレは帰ることに
見送っていくとメジェドはイケトレと二人で話しながら敷地内を歩いている
メジェド「偶然とはいえ今日は助けてもらってありがとうございました」
イケトレ「助けて当然だから気にしなくていいよ」
メジェド「このままいけば秋川父は私の親になりますがイケトレは私の大事な存在であり家族です」
メジェド「大好きですイケトレ。これからも私のことを応援していてください」
別れ際イケトレに抱き着きキスをするメジェド。イケトレは返事の代わりに優しく彼女を抱き返した
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1メジロの誰か話にくる
2理事長と話す
3秋川父と話す
4トレーナーと話す
5自由安価
トレーナー「私の居ないところでそんな話をしていたのか。解決したからよかったものの少し間違えば大問題だぞ」
メジェド「間違えなかったのでその話はいいじゃないですか」
トレーニング前のミーティングで秋川家で起こったことを話しているメジェド
メジェドの事情もわかるとトレーナーはもう少し考えて行動するようにと軽く注意するに留めた
しかしタキオンは冗談じゃないとメジェドに怒り詰め寄る
タキオン「君がイケトレ君を選んでいたら私はコレと二人きりなんだぞ?」
メジェド「実力は確かなんだからいいじゃないですか」
タキオン「よくないに決まってるだろう!」
オッサンと二人きりだけは避けたいタキオン。メジェドに絶対にトレーナーを切らないようにと何度も念を押す
トレーナー「いい加減お前はトレーナーを見た目で選ぶのをやめるんだ」
タキオン「そんなの私の勝手だろう?」
トレーナー「その才能を潰すようなことはさせないからな」
たとえメジェドが抜けたとしてもタキオンは絶対に逃がさないというトレーナー
この才能を無駄にすることはトレーナーとして出来ないと力説する
トレーナー「世代最強どころかそれ以上の才能がお前にはあるんだそれを自覚しろ」
タキオン「はああ…イケトレ君が恋しいよ」
文句ばかり言うトレーナーではなく全てを肯定してくれたイケトレがいいのだとタキオンは不貞腐れる
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1真面目にトレーニング
2メジロの誰か来る
3馬術のトレーニング
4メジェド達海外へ
5自由安価
タキオン「私は選抜レースに出るんじゃなかったのかい?」
トレーナー「そんなものに出る必要はないとりあえずG1を走るんだ」
本当なら退学のかかった選抜レースに出なければいけなかったタキオン
だが彼女の脚が完成した今ならそんなレースに出ることはないとトレーナーは止める
トレーナー「退学云々の話もレースに出ないからそういう話になっただけで重賞に出るのなら問題ない」
学園からも次のG1に出るのなら退学の話は無かったことになると伝えられた
脚に不安はなく無ったがG1まで時間が無いとメジェドが指摘するもトレーナーは鼻で笑う
トレーナー「コイツがただのG1で負けるはずないだろう」
トレーナーの専門が障害レースであってもタキオンの異常な強さはわかる
本来なら最高峰のレースであるG1もただのレースに過ぎないとまで言い切った
タキオン「そこまで言って負けたらどうするんだい?」
トレーナー「お前が真面目に走ればまず負けないんだ。レースに出るだけで退学は無くなるんだからな」
納得いかない表情のタキオンだが退学を逃れるのならそれでいいと思い直す
メジェド(明らかに調整不足だけど本当に勝てるのかな)
プロキオンに居た時に調整が大事だと学んでいたのにタキオンは全く出来ていない
レースに向けて最短でも数日間は調整に費やすというのにタキオンのレースは明日
この調子では勝てるものも勝てないのではとメジェドは心配するがトレーナーは心配していなかった
タキオンレース結果下2。1~90で勝利
書き忘れゾロ目ボーナス有り
メジェド「あ、圧倒的過ぎる……」
レースを見ていたメジェドはタキオンの走りと強さに衝撃を受けた
タキオンの才能からいえば勝って当然かもしれなかったが問題はそこではない
トレーナー「お前も気付いたと思うがアイツは手を抜いて走っていた」
メジェド「それで大差をつけて勝利だなんて有り得ない…!」
本気で走っていれば軽くレコードでも出ていたのではないか。そう思えるほどタキオンの走りは圧倒的だった
トレーナー「アイツの相手になるウマ娘はもうこの国には居ないだろう」
メジェド「それってつまり…」
トレーナー「タキオンは今年の凱旋門に出す。お前の海外遠征もあって丁度いいだろう」
プロジェクトL'Arcに参加はせず個人での凱旋門を目指すという
タキオンがどんな目標になっても構わなかったがこのままではイケトレと戦うことになってしまう
トレーナー「言っておくが勝負の世界に私情を持ち込むなよ」
メジェド「……はい」
こればっかりはトレーナーが言っていることが正しく素直に返事をする
イケトレと戦うことは想定出来ておらずメジェドは心の整理がつけられなかった
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1海外遠征
2調子に乗るタキオン
3メジロの誰か来る
4ちょっと病むメジェド
5自由安価
メジェド「私がどこで何をしてても構わないじゃないですか」
パーマー「でも……」
メジェド「まさか今更心配になったとか言わないですよね?」
本当に自分が心配ならメジロから勘当された時に何か手を打っていたはず
メジロから何か言われたので自分の所に来たのが丸わかりだとメジェドは嘲笑う
メジェド「メジロが関係ないのから自分の立場が危ういから声をかけたんですか?」
パーマー「立場?」
メジェド「中等部のウマ娘の面倒を見ないなんて犯罪です。まさか知らないわけないですよね?」
勘当されたメジェドを無視したとなれば自分の将来に響くからではないかと今度はパーマーを責める
メジェド「もし警察でも来たら私はパーマーさん達は何もしてくれなかったって言いますからね」
パーマー「な……」
メジェド「パーマーさんも犯罪者です残念でした~~」
わざと煽るようにパーマーに話すメジェド。これで秋川家の思惑を知られることはない
ここまで煽ればパーマーは怒ると考えていたのだが彼女はぐっと何かを堪え帰ってしまった
メジェド「予定とは違いましたがこれでヨシですね」
メジロに構っている暇はないとメジェドは遠征に必要なものを考える作業に戻った
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1大ごとになる
2本当に警察くる
3落ち込むパーマー
4誤解するメジロウマ娘
5自由安価
パーマー「なにやってるんだろ私…」
ヘリオス「落ち着いてパマちん!焦る必要ないっしょ!」
シチー「そのメジェドっていう子のことは間違ってないから焦った方がいいと思うけど」
ジョーダン「身内を犯罪者呼ばわりとかマジキマッてる」
落ち込んでしまったパーマーを慰める為に集まったギャル仲間たち
いつもならすぐに元気を取り戻すのだが今回のは事情が違うと元気になる様子がない
パーマー「メジロが怖いから助けなかったなんてそんなの犯罪者でしかないって……」
ヘリオス「パマちん…」
パーマーはメジェドの言葉が胸に突き刺さっておりどうすればいいのかとずっと考えている
シチー「普通に警察か児童相談所に言えば解決なんじゃない?」
ジョーダン「でもそんなことしたらパーマーもアウトじゃない?」
ヘリオス「あ…」
パーマー「私って最低…………」
メジェドは身内であるが自分とどちらが大切か天秤にかけたら答えは一つしかない
メジェドが困っているというのに何もできない自分を責めることしかできない
シチー「勘当されてすぐ助けてたら話は違ってたかもね」
ジョーダン「流石に中等部のマックイーンとかは問題ないだろうけど高等部はダメ」
ヘリオス「パマちんはどうすればいいのさ!?」
シチー「メジロ潰すつもりで警察にチクるとか?でもそんなことしたら終わりでしょ?」
パーマー「私はそんなことできない……しようと思えない!」
パーマー「なにがメジェドを助けるだ!私は姑息なメジロのウマ娘でしかない!」
ヘリオス「自分を責めるのはやめてーー!」
ヘリオスがパーマーに抱き着き宥めシチーとジョーダンはどうしようもないと顔を合わせる
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1メジェド海外へ
2病むパーマー
3マックイーンから連絡くる
4腹を括るパーマー
5自由安価
メジェド「予想通り急に海外行きになったなあ」
トレーナー「海外まで来てなにをぶつぶつ言っているんだお前は」
凱旋門賞を目標にするのなら海外の芝への対応は必須となる
一日でも早い方がいいとすぐに海外遠征が決まりメジェドもそれに同行することになった
せっかく海外に行くのならと海外の馬術への出場も決まってしまった
まだ勝てるとは思わないがトレーナーが言うには馬術に出て経験を稼ぐ目的もあるという
トレーナー「随分と持ち物が多いが必要なものなのか?」
タキオン「こちらでも研究するのに必要なモノなんだよ」
メジェド「部屋が狭くなるのは嫌なんですけど」
タキオン「それくらい我慢したまえ」
メジェドにとっては二回目の海外遠征になり前回と違い慣れがある
慣れがある分馬術に専念できるのでメジェドにとってチャンスとなる
メジェドのこの遠征での目標は馬術に勝つか馬術を学ぶことになる
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メジェド「そういえばなんで貴方は障害専門のトレーナーを目指したんですか?」
ホテルのロビーでなんとなくトレーナーに話しかけたメジェド
いつも通りそっけない返事がくるかと思いきやトレーナーはスイッチが入ったように語り出す
トレーナー「私は普通のトレーナーをしていたがある日障害レースを見たんだ」
トレーナー「それまではトゥインクルシリーズがウマ娘にとっての華型だと思っていたがそうではなかった」
トレーナー「迫力の中に美しさがあり速さがあり大胆さがあった。あれほど完璧なものは見たことがなかった」
トレーナー「障害レースの美しさに感動してからこの道を目指そうとなったんだ」
トレーナーの話に付き合ってられないとタキオンは一人で部屋に行ってしまったがメジェドは彼の話を聞き続けた
トレーナー「障害レースに感動しただけなら大人しく障害トレーナーをやっていればよかっただろう」
トレーナー「私はこんなにも美しい競技がマイナーなのが許せなかったんだ」
トレーナー「障害レースが有名になれば馬術もメジャーな競技となる」
トレーナー「障害走を盛り上げたいだけでなく世界一になるようなウマ娘を育ててみたいという夢があった」
そこまで話すとトレーナーはメジェドの目をじっと見る
トレーナー「お前は世界一になれる可能性がある。こんな歳になって私の夢が叶うチャンスがあるんだ」
トレーナー「世界一を本気で目指しているのは私だけじゃないんだぞ」
メジェドと自分の夢の為にも妥協するつもりは無いと力強く言う
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1トレーナーと意気投合するメジェド
2部屋で暴れてたタキオン
3その頃メジロウマ娘
4海外トレーニングに励む
5自由安価
メジェド「貴方が話のわかる人だとは思っていませんでした」
細かいところは違うがトレーナーと大まかな流れは同じだというメジェド
同じ理由で障害を選んだ同志であると知りメジェドとトレーナーは初めて意気投合する
メジェド「私が世界一になろうと思ったのは障害走を有名にする為なんです」
トレーナー「日本のウマ娘は世界一どころか表彰台にも上がったことがないな」
メジェド「前回の五輪ではベテランと超ベテランが日本代表でしたよね」
トレーナー「馬術は慣れてしまえば体力は使わないらしいからベテランでもメダルは目指せる」
メジェド「私はメダルじゃなく世界一を目指してるんです。若い私ならきっと金メダルが取れます!」
これまで馬術で世界一に輝いたウマ娘は全員が平地でのレースを終えたあと障害を始めたウマ娘が殆ど
最初から障害走を目指すウマ娘はいるがかなりの少数派で結果が出ているウマ娘はほぼ居ない
そんな状況でメジェドが世界一になれば障害走の界隈が盛り上がることは間違いない
メジェド「私の手で障害走を有名にしてやるんです」
トレーナー「おおその勢いは素晴らしいぞ!」
その後も障害走の話で二人は盛り上がっていた
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メジェド達が盛り上がっている頃タキオンは部屋でカフェに連絡をとっていた
タキオン「そっちの様子はどうだい?」
カフェ「プロジェクトL'Arcは順調ですよ…」
タキオン「私は彼の様子を聞いているんだ」
カフェ「イケトレさんは優しくていい人です…どこかの誰かと違いますし…」
イケトレはカフェのお友達をイマジナリーフレンド呼ばわりせずその存在を肯定した
更にゴルシの奇行やサトノの狂気(ジンクス破り)も否定せず肯定している
プロジェクトのメンバーからは大好評だとカフェは事実を伝える
タキオン「イケトレ君はもう少しで私のモノだったというのに残念で仕方ないよ」
カフェ「貴女が付け入る隙は無いと思います…」
クリークはプロキオンの補佐だけでなくプロジェクトL'Arcも手伝っているらしい
イケトレとクリークのイチャつきはこれまで何度も見ているとカフェは言う
カフェ「私達の前では過度なスキンシップはしませんが…お友達が教えてくれてます…」
イケトレとクリークは二人きりになった瞬間それはもう濃厚なイチャつきをしているらしい
カフェ「クリークさんという彼女がいるから私達もイケトレを信じられるのかもしれません」
プロキオンでの実績とチームから愛されているということは悪い事ではない
そういったことも重なりプロジェクトメンバーはイケトレは信頼できると感じている
イケトレは下2
1変態バレてる
2変態バレてない
3L'Arcでもご褒美あり
4プロジェクトメンバーにモテてる
5自由安価
タキオン「その様子だと彼の癖はバレていないみたいだねえ」
イケトレの本当の姿は自分が知っているとマウントをとろうとしたタキオン
しかしカフェはイケトレが変態であることは知っていると返されてしまう
カフェ「クリークさん達の下着を神棚に飾ってるそうですね…」
タキオン「彼が変態だと知って信頼できるのかい?」
カフェ「私も信頼してますし他の方からも人気です…」
変態がモテるというタキオンも予想できないことがプロジェクトL'Arcでは起こっているらしい
カフェ「プロキオンではご褒美制度があるのも知ってます…」
タキオン「まさかL'Arcでもやるんじゃないだろうね?」
カフェ「それはどうでしょうか…」
返事をはぐらかされたことに対しイラつきを見せるタキオン
だがここが攻め時でもあると気付きカフェを揺さぶり始める
タキオン「イケトレ君は他の方から人気といったがカフェもその一人じゃないのかい?」
カフェ「……」
どうやら図星だったようでカフェは返事が出来ない。イケトレから離れて不満しかないタキオンは更に畳み掛ける
タキオン「プロジェクトメンバーから人気ということはカフェの含まれるということだ」
タキオン「信頼しているのもそうだし彼に好意もある。違うかい?」
答えられないような質問を続けカフェを弄ろうとしたが予想に反し彼女から答えが返ってくる
カフェ「イケトレさんは…大切な存在です」
タキオン「へ……?」
まさかカフェがそんなことを言い出すとは想像できず逆にタキオンが固まってしまう
カフェ「私だけなく皆さんそう思っています…イケトレさんに好意があって当たり前です…」
タキオン「ちょ……っと待ってくれるかい?」
カフェ「数日前も……」
プロジェクトメンバーがやったこと下2
1下着プレゼント
2水着でトレーニング
3一人遊び動画送った
4抱きついた
5頬にキス
6自由安価
カフェ「水着でトレーニングをしたら喜んでくれましたし…下着もイケトレさんにプレゼントしたんです…」
タキオン「本当なのかい……?」
カフェ「貴女と違って嘘を言う必要はありません…」
カフェの言っていることが信じられず何度も本当なのかと聞くタキオン
あのカフェがイケトレに色目を使うなどタキオンは理解できなかった
カフェ「私はお洒落な下着なんて持ってなかったんですけど彼は喜んでくれたんです…」
電話の向こうで笑顔になっているだろうカフェ。タキオンは信じられないと愕然とする
カフェ「タキオンさん…彼は私みたいに胸が小さくても喜んでくれましたよ」
タキオン「随分と仲良くやっているようだね……」
カフェがイケトレとイチャついていると知り大きなダメージを受けるタキオン
普通ならクリークの嫉妬に怯える所だがイケトレ相手ならその心配がない
カフェ「そういえばタキオンさんはどうして海外遠征へ行ってるんですか…?」
タキオン「君に言う必要はないよ」
これ以上イケトレとのことを聞きたくないとタキオンは電話を切ってしまう
タキオン「覚えておきたまえイケトレ君。この不満は君にぶつけてやる」
溜まったフラストレーションはプロジェクトL'Arcのメンバーを負かせることで晴らす
凱旋門賞での勝利をタキオンは強く意識するようになった
この次下2
障害走について話し終わったメジェド達にタキオンはカフェから聞いたプロジェクトL'Arcのことを話す
トレーナーはやはり変態は変態だと怒った様子でメジェドはそんなはずないと首を傾げる
メジェド「あのおっぱい大好き人間がカフェさんの胸で喜ぶとは思えません」
更にエルコンドルパサー達ならわかるがゴールドシップやシリウスシンボリがイケトレに靡くとは思えない
メジェド「きっと何かの間違いですよそうに決まってます」
変態として彼に信頼があるメジェドはカフェの話は嘘だと疑っている
タキオン「カフェが嘘をつくと思えないから信憑性は高いんだがねえ」
お友達のことを省けばカフェは嘘をつく性格ではない。そのこともあり彼女の話は信頼できる
しかしメジェドはイケトレの性癖が変わるはずもないと意見を変えない
タキオン「仕方ないここは第三者に聞いてみよう」
プロジェクトに参加していないジャングルポケットに話を聞こうと電話をかけた
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ジャングルポケットに確認をとってみるとイケトレは黒髪ロングの美少女の下着とあって喜んだらしい
それを聞いたメジェドはそうだったと膝を打ちイケトレの守備範囲のことを思い出した
メジェド「イケトレの部屋に黒髪ロングウマ娘のAVがありました!」
トレーナー「中等部が卑猥なことを口に出すな!」
タキオン「カフェはお洒落な下着など持っていないがそれでも良かったというのかい?」
ポケット「なんか逆にそれが良かったらしいぞ」
黒髪ロング美少女といえば無垢な下着であるとメジェドはイケトレの性癖を理解している
ポケット「それだけじゃなくシリウスもイケトレのことパピーとか呼んでるってさ」
タキオン「それは何だい?」
ポケット「ダーリンみたいな感じでシリウスが気に入ってる男(トレーナー)に使う愛称だってよ」
ゴールドシップは分からないがそれ以外のメンバーはイケトレに好意がある
カフェの言っていることが嘘でないとわかるがメジェドはイケトレのことが理解できると頷く
メジェド「メンバー全員が違うタイプかつ守備範囲なのでイケトレは大興奮ですね」
イケトレの部屋で見たDVDにはプロレス風のものや不思議系のお嬢様系、支配してくる系のもの
そして黒髪ロング美少女が激しく乱れるものといったプロジェクトメンバーに似ているウマ娘が集まってしまった
これはもうイケトレは閃き放題なのでタキオンも苦戦するだろうとメジェドは予想する
この次下2
プロジェクトメンバーで一線を超える可能性が最も高いのがカフェであると話すメジェド
それだけはないとタキオンは否定するがメジェドはイケトレの性癖を考えれば当然であると断言する
メジェド「黒髪ロング美少女のDVDは一番観てましたから間違いないですよ」
タキオン「胸が小さいのは関係ないのかい?」
メジェド「イケトレにとって最も大切なのは性癖なんです」
もしクリークの胸が小さくとも二人は付き合っていただろうと言い切るメジェド
更に話は続きそうだったがトレーナーはもういいと話を強制的に終わらせる
トレーナー「海外まで来てそんな話をするんじゃない!」
明日からのスケジュールを確認するようにと資料を渡しトレーナーは一足先に部屋へと戻った
トレーナー「あの二人はいい加減変態から離させるべきだな」
メジェドとタキオンが未だにイケトレに執着しているのは良くない
彼のことを忘れさせるかキッパリ離れなければいずれ悪影響を及ぼすと考えている
トレーナー「信頼できる変態というのも意味がわからないというのになぜ人気なんだ?」
イケトレはプロジェクトメンバーにモテているのは常識ではあり得ない
メジェドの将来にイケトレの存在はマイナスになるとトレーナーは対策に悩む
この次下2
1真面目にトレーニング
2馬術を学ぶ
3部屋で百合ってる
4タキオンやらかす
5自由安価
タキオンが海外芝への対応を行っている間にメジェドは馬術を学ぶ
トレーナーから渡された資料にはこれが遠征前半でのやることらしい
本格的に馬術のトレーニングをするのは初めてとあってメジェドは少し緊張している
トレーナー「まずは観察してみろ。どこでどう折り返して次の障害に向かうのかを考えるんだ」
コースを周る障害レースと違い馬術は決められた敷地内で柵を飛び越えタイムを競いつつ美しさも競う
馬術に必要な技術は障害レースと同じであり後は美しさと慣れが必須になる
メジェド「ここは飛び過ぎると折り返しで詰まるから手前から飛んで……」
メジェドは一つ一つ障害とコースの把握をじっくりと行なっていく
トレーナー「まずは慣らしでスローペースで走れ。本気で走った時のことも考えるんだ」
メジェド「わかりました」
先程イメージしたものが自分の走りで実現できるのかを確かめながら走る
メジェド(リズムを崩されるからいつものは使えない。走り方と柵を意識しないと)
障害レースと違い等間隔で柵が無いのでリズムを取りながら同じ歩幅で柵を飛ぶことはできない
その時の柵と走るルートによって柔軟に対応しなければタイムは縮まらない
メジェド「うわ……っと」
トレーナー「脚がもつれるということはその飛び方では駄目ということだ」
メジェド「もっと手前ですね」
トレーナー「もしくは高さを捨ててギリギリで飛ぶのも手段ではある」
タイムを取るなら全てギリギリで飛ぶのが理想だがそうすれば美しさの加点は望めない
いかに優雅に早く飛ぶかが鍵となる馬術。トレーナーは全ての障害を綺麗に飛ぶ必要はないと助言する
トレーナー「今回のコースは柵の4と5をギリギリで飛べばタイムは縮まる」
トレーナー「この二つの柵は捨てて他の柵で美しさを意識して飛ぶのも手だ」
トレーナー「しかしこれはあくまで私の意見であることを忘れるな。一番のルートはお前が見つけろ」
全ての柵を美しく早く飛ぶのが理想であるがコースによっては妥協も必要となる
自分だけのルートを見つけることが馬術での高得点に繋がると教わったメジェド
この日から馬術のトレーニングをじっくり行なっていくこととなる
この次下2
メジェド「これで、こう…その次はギリギリ」
トレーナー「ふむ」
メジェドへの指導内容は間違ってはいないが目新しさはなくありふれたもの
自分も閃けば長年の経験と合わさりより良い指導が出来るだろう
そう考えるのだがそう簡単に閃くことなどできないのも長年の経験から知っているのだ
どうにかならないかと考えるのだがやはり結論は出せない
トレーナー「閃きは変態的な事をしないと駄目なのか?他のことでも閃く奴がいると聞いたぞ」
イケトレのように変態行為をせずとも日常会話や交流などでも閃くこともある
休憩中のメジェドにそう聞いてみるのだが彼女は変態しかないと即答する
メジェド「閃きに必要なのは変態というか性癖です。会話や交流も性癖由来なんですよ」
世の中には特定の相手と会話するだけでも興奮するレベルの変態が存在する
そう聞いて顔を顰めるトレーナーに対し変態といっても悪い意味だけではないとメジェドは続ける
メジェド「平地じゃなくて障害を走りたいっていう私も変態ですし貴方もそうです」
トレーナー「私もか?」
メジェド「長年障害のトレーナーを続けるなんて普通じゃなくて変態です」
卑猥なことだけをするのが変態ではなく何かに特化することが変態だというメジェド
メジェド「イケトレは卑猥なことに特化しているので二つの意味で変態ですね」
トレーナー「お前の言いたいことは分かった」
メジェドの言う変態に自分も当てはまっているのはわかったがどうすれば閃くのかはまた別の問題
トレーナーも男ではあるが既に卑猥なことには興味はなくイケトレと同じ方法は使えない
この次下2
1閃きは諦める
2タキオンの薬試す
3閃こうとしてみる
4メジロの誰かくる
5自由安価
閃くのに変態である必要があり自分はその条件を満たしている
ならば閃けるかをベテランとして試してみなければならないと思い立ったトレーナー
自分にとって障害走が大きな存在になっているトレーナーはそれを利用しようとした
メジェド「本当に大丈夫ですか?」
トレーナー「もし失敗しても死ぬことはないギリギリで飛んでみろ」
箱を積みその上に仰向けになったトレーナーはメジェドに自分を飛び越えてみろと命令する
障害の柵の気持ちになってみれば何か閃くのではないかとトレーナーは考えた
まず本気で飛び越える前に柵となったトレーナーの横を飛んでみるメジェド
メジェド「ごめんなさい失敗したら大怪我だと思うのでシューズは脱ぎます」
トレーナー「嫌なことを言わないでくれ…」
高さは問題ないのがもし失敗すると靴が脇腹に刺さると判断し裸足となるメジェド
メジェド「いきますよトレーナー」
トレーナー「遠慮なくこい」
本番のように勢いよく走り出したメジェドはトレーナーを飛び越えようとする
コンマ判定下2。1~50で閃く。ゾロ目ファンブル
コンマ78閃かず
メジェド「どうでしたかトレーナー?」
トレーナー「迫力はあったが閃いたような手答えはなかったな」
この方法ではなかったかと残念がるトレーナー。メジェドはこれがイケトレならば他にやることはあったと考えていた
メジェド(ノーパンスカートで飛び越えたらイケトレなら一発なんですけどね)
イケトレとは違いトレーナーには卑猥なことは無意味なので仕方ない
トレーナー「息抜きにまた別のことを試してみるのもいいな」
メジェド「そうですね色々やってみましょう」
今は柵になる方法くらいしか思いつかないのでトレーナーはまた考えておくと言いトレーニングに戻る
海外に来てからみっちりと馬術のトレーニングを行なったメジェド
遠征の前半が終わり次はいよいよ馬術に出てみようという段階になった
トレーナー「日本でいうプレオープンの大会にエントリーしておいたコースはよく観察しておけよ」
国際大会や日本代表に関わるようなレースではなく初歩の初歩の規模の大会
それでも記録に残る大会には違いないのでメジェドは勝つつもりで馬術に挑む
結果は下2
1勝ち
2負け
3快勝
4惨敗
5自由安価
プレオープン規模の大会とはいえ勝利することができたメジェド
出来も悪くなく現時点では出せるものを出せたという自覚もあった
メジェド「経験を積んでいけば勝てるようになるはず」
実力は確実についてきているのであとは数多くの大会に出ること
トレーナー「次に出るのはこの大会だな」
トレーナーも同じことを考えていたようで早速次の大会のことを考えていた
メジェドは確実に遠征の結果を出していく中でタキオンは芝への対応に集中していた
タキオン「ダートとまでいわないが芝とも思えないくらい荒れているねえ」
海外の芝は日本でいう重馬場、不良馬場に近いと解析したタキオン
凱旋門賞は中距離のレースなのでスタミナを使えば対応可能と結論を出した
タキオン「イケトレ君率いるプロジェクトL'Arcは私が潰してあげようじゃないか」
怪しい笑みを浮かべながらタキオンはトレーニングに励む
この次下2
その頃日本ではイケトレがブライアンとプロジェクトメンバーのエルとのトレーニングを行なっていた
メンバーの中で芝とダートを走れるエルは凱旋門に近いとイケトレは考えていた
ゴルシ「おーいお前のパピー取られてんぞ」
シリウス「まだ躾が足りていないようだな」
その様子を面白くないと見つめていたのはシリウス。彼女はイケトレを気に入っている
なので自分以外のメンバーとトレーニングをすることはシリウスにとって許せないという所まできていた
ゴルシはイケトレに入れこむシリウスが面白いようで彼女を煽る発言を繰り返している
カフェ「またシリウスさんが睨んでます…」
ダイヤ「そんなことをしてもイケトレさんは振り向きません」
シリウスの様子を遠くから見ていた二人。あれでは逆にイケトレに嫌われると話している
しかし彼の持っているDVDにはシリウスと同じようなウマ娘とのシチュエーションがありイケトレは悪い気がしていない
シリウス(アイツは誰にも渡さねえ)
イケトレ(シリウスに睨まれてるけどイイなあ)
ゴルシ(あいつシリウスに睨まれて悦んでね?)
ゴルシだけがイケトレの癖に気付き彼が喜んでいると見抜いていた
この次下2
1L'Arcメンバー攻める
2正妻クリーク攻める
3タキオンの動向を知るイケトレ
4海外で頑張るメジェド
5自由安価
シリウスを筆頭にプロジェクトメンバーはイケトレへの攻撃を始める
エルは露出度の高い衣装でプロレスをせがみもちろんイケトレは受け入れる
エル「腕ひしぎ十字固めデース!」
イケトレ「僕の手が胸に挟まれてるう!」
エルとのシチュエーションに満足しても次々とメンバーは攻勢の手を緩めない
ダイヤ「裸エプロンでメロン割りをするので見ててください!」
イケトレ「意味不明だけど裸エプロンは最高!」
エプロンから溢れそうなメロンを楽しみつつ高級メロンを楽しんだイケトレ
シリウス「他の奴らに靡きやがってお前の立場はわかってんのか?」
イケトレ(うーんあのDVDとそっくりでイイ)
シリウスは椅子に座りイケトレは床で正座し叱責を受ける。これだけだとイケトレは喜ばない
シリウスはイケトレに見えるように何度も脚を組み替え下着を見せつける
イケトレ(これはたまらない凄く凄い)
シリウスはそんなイケトレの視線に興奮し尚更彼を自分のモノにすると決める
カフェ「イケトレさん……」
イケトレ「うわあ!?」
ミーティングルームで待ち伏せていたカフェ。彼女は一糸纏わずイケトレの前に立つ
イケトレ「なんで裸なの早く服を着て!」
カフェ「本当に着ていいんですか…?」
自分の身体を隅々まで見て欲しいとカフェは迫る。イケトレは黒髪ロング美少女の頼みは断れないとじっと彼女を見続けた
ゴルシ「なんでこんなことになってんだ?」
クリーク「イケトレさんは人気ですから仕方ありませんね」
メンバー達の行動を知りゴルシは引きクリークは焦らず余裕の笑みを浮かべる
以前に水着になったのはノリで下着をプレゼントしたのもちょうど買い替えようと思っていたから
メンバーの中でゴルシだけがイケトレに執着せずクリークと冷静に話し合っている
ゴルシ「あんなのイケトレのハーレムだろ」
クリーク「イケトレさんにそのつもりはありません」
自分から手を出すことは決してない。イケトレは大事なことを分かっている変態だとクリークは信頼している
ゴルシ「変態なのには変わりないんだな」
クリーク「イケトレさんとは週6です。変態という言葉では足りないくらいですよ」
ゴルシ「週6ってお前……」
なにが週6なのかは聞かなかったがイケトレならそれもあり得ると納得するゴルシ
あんなにモテているのに心配しないのかと聞くとクリークは全くしていないと即答する
クリーク「ああやって興奮したら夜に凄いんです。私に全部吐き出してくれるからむしろ歓迎なんです」
ゴルシ(週6に付き合ってるコイツの方がヤベェのか!)
メンバー達の攻めは前戯であり本番は自分だけが楽しむ。クリークはこの状況を逆に利用し楽しんでいたのだ
この次下2
イケトレ「閃きの為に少し協力して欲しいんだけどダメかな?」
ハヤヒデ「くっ……またか」
今回のリクエストはハヤヒデの下着を覗き見たいというもの
断ると閃きのトレーニングが受けられないのでハヤヒデは受けるという答えしかなかった
ハヤヒデ「私はどうすればいい…?」
イケトレ「僕の目の前で屈んで欲しいかな」
リクエスト通りイケトレの前で屈み腰を落とすハヤヒデ。すると紫の下着がイケトレの目に飛び込んでくる
イケトレ「これだよ……うう凄いクる」
ハヤヒデ「下着を見ながら感想を述べないでくれ!」
ただ下着が見たいのではなく恥じらうハヤヒデと共に見る下着ほど最高なものは無い
メジェドやクリークの下着ならそれだけで興奮するがハヤヒデは違う
ウマ娘によって興奮するシチュエーションは違いイケトレはその違いが分かる
ハヤヒデ「まだなのかイケトレ君!」
イケトレ「もう少し…いやもっと……おお…」
このシチュエーションに大満足だったイケトレは無事に閃きハヤヒデのトレーニングは上質なものとなった
この次下2
その日のトレーニング後ハヤヒデは話しがあるとイケトレを呼び止めた
ハヤヒデ「プロキオンに新しいメンバーを入れてもいいんじゃないか?」
プロキオンからメジェドが抜けブライアンがプロジェクトL'Arcに参加している
多少なりとも余裕はあるはずとハヤヒデは新メンバーの勧誘を提案する
イケトレはプロジェクトL'Arcで忙しいのは分かっているがハヤヒデはそんな提案をした
これは現状でプロキオンでの閃き要因が自分しか居ないことが原因だった
ハヤヒデ「相変わらず逆スカウトは受けているんだろう?何人かはいいウマ娘がいるはずだ」
イケトレ「プロジェクトL'Arcが結構忙しいから簡単には無理だよ」
ハヤヒデ「ならプロジェクトメンバーから勧誘してもいい。私一人では足りないだろう?」
閃き要因は多ければ多いほどいいはずだとハヤヒデは必死に説明する
しかしイケトレはプロジェクトメンバーで満足を得られておりハヤヒデの目論見は外れている
イケトレは下2
1メンバー入れる
2メンバー入れない
3L'Arcから入れる
4モブ入れる
5自由安価
イケトレ「逆スカウトを何件も受けてるのは事実だから考えてみようかな」
ハヤヒデ「ぜひそうしてくれ!」
逆スカウトを受けるのか自分からスカウトするのかは決まってないが人数を増やすことを決めたイケトレ
これで閃き要因が増えると喜ぶハヤヒデ。プロキオンにどんな人員が必要かを考えるイケトレ
イケトレ(ハヤヒデとブライアンは中距離と長距離がメインだからそれ以外がいいよね)
短距離特化やマイルの他にはダートを本命にし中長距離のウマ娘は候補から外す
この方向で行こうと決め後は誰をチームに入れるかでありイケトレは熟考する
新メンバーの話をしてから数日後、イケトレからその件で報告があると言われたハヤヒデ
逆スカウトを受けていた中から選んだので早いと思ったのだが新メンバーを見てその考えは消え失せた
アイネス「これからよろしくなの~!」
ハヤヒデ「やったなイケトレ君」
まず胸が大きい時点で性癖を元にメンバーを選んだのかと問うハヤヒデ
それに対してイケトレは彼女の適正で選んだのだと反論する
イケトレ「彼女は逃げで走るし得意距離にマイルがある。このチームに必要だったんだ」
走ろうと思えば長距離も走れるというアイネスはプロキオンに最適だと言う
イケトレ「逃げの子はこのチームに居たことがないから僕の勉強にもなる」
ハヤヒデ「本当にそれだけが理由なんだな?」
睨み付けてくるハヤヒデにイケトレは少しずつ本音が漏れ出してくる
イケトレ「身体がさ…凄くいい感じというか」
ハヤヒデ「彼女の胸は大きい方だな」
イケトレ「速そうな感じがするっていうか」
ハヤヒデ「また君のフェチズムの話か?」
責められるイケトレだがハヤヒデはアイネスにこんなトレーナーでいいのかと彼女に質問をする
ハヤヒデ「彼は変態だぞ閃き為に色々とやらされるんだ」
アイネス「もちろん知ってる!ついさっきも…」
閃きの為に行ったこと下2
アイネス「弟みたいに甘やかしてたの!」
ハヤヒデ「な、ん?」
イケトレを膝枕したり胸に顔を埋めたりと楽しんだのだという
ハヤヒデ「君はアレがトレーナーでいいのか?」
アイネス「えっちで少し頼りないのが逆にイイ感じがするの!」
イケトレ「おねショタっていいよね……」
アイネス「もー仕方ない弟ちゃんなの」
イケトレのような顔の良い青年が自分に甘えてくるのがたまらないらしい
アイネスもクリークと同じタイプの性癖保持者と知りハヤヒデはため息をつくことしかできなかった
プロキオンにアイネスが加入したことはブライアンを通じてメジェドの耳にも入る
自分の面倒を見れないと言っておいて新メンバーとはどういうことかと怒りかけるがそこはぐっと飲み込む
メジェド(私は障害と馬術ですから余計な手間が掛かって当然ですよね)
新メンバーは芝を走るウマ娘ということでチームの為に加入したのだと理解を示すメジェド
だがそのメンバーがアイネスだと知るとメジェドの態度は少し変化する
メジェド「バブみの次はおねショタですか?イケトレも相当ですね」
イケトレが変態であることは賛成であり性癖で動く彼を歓迎したい
だがハヤヒデの理解を得られるかは別の問題なのでプロキオンの危機をメジェドは心配する
この次下2
1ゴルシから連絡
2そろそろ帰国
3秋川父から連絡
4トレーナーの閃き挑戦
5自由安価
馬術へ参加しつつトレーナーの閃きも諦めてはいないメジェド達
この日は本来ならオフの日であったが閃きにメジェドは協力することに
メジェド「私のオフを潰すんですから結果は出して下さいね」
トレーナー「やれるだけやるが結果は保証できん」
逃げたりはしないが結果は保証できないと念を押しつつメジェドに手伝ってもらう
閃きの為にやったこと下2
タキオン「私を頼るのは当然のことだろう早く薬を飲みたまえ」
前回の自分が柵になるというのは悪くない方法だと思っていたトレーナー
なにか足りないものをタキオンを頼ろうと彼女の怪しい薬を飲んだ
メジェド「本当に大丈夫ですかトレーナー?」
トレーナー「死ぬような薬を作れば犯罪だ、いくらアイツでも法は犯さんだろう」
タキオンがヤバいことは知っているが罪は犯さないだろうというトレーナー
彼女の薬を飲んでトレーナーはメジェドに目の前で柵を越えるようにと言う
メジェド「トレーナーには何を飲ませたんですか?」
タキオン「企業秘密だよ」
それよりも早く柵を飛ぶようにとタキオンはメジェドを急かす
トレーナーも準備は出来ているということでメジェドは助走を始める
メジェド「薬の中身が心配だけど本当に大丈夫なのかな」
メジェドはトレーナーを心配しつつも閃きの為に柵を飛ぶ
コンマ判定下2。1~20で閃く、ゾロ目ファンブル
コンマ65閃かず
トレーナー「薬を飲んだ所で何も変わらないな」
タキオン「調合がうまくいかなかったみたいだねえ」
メジェド「薬には結局なにが入っていたんですか?」
タキオン「悪いが失敗したモノを説明するほど暇じゃないんだ」
閃きに挑戦する時はまた自分を頼れと言いタキオンは部屋へと帰っていく
閃くことが無かったのでトレーナーは資料集めへ、メジェドはオフに戻ることとなった
部屋に戻り寝ていてもよかったがタキオンが研究でうるさいと判断したメジェド
そのまま目的もなく街をブラつきフラフラしているとある人物を見かける
メジェド(あれって確か野良レースで出会ったウマ娘?)
以前メジェドはトレーナーのやり方が合っているのか確かめる為に野良の障害レースに出た
その時に場を仕切っていたウマ娘に似た人物を街で見かけたのだ
他人の空似かもしれないが話しかけるだけ話しかけてみようとメジェドは彼女に近づいた
この次下2
1逃げるウマ娘
2あの時のウマ娘だった
3あの時のウマ娘と親族
4他人の空似
5自由安価
メジェド「あの…」
「なんだお前……ってあの時の奴か」
よく似ていると思っていた通り彼女は野良レースで出会ったウマ娘だった
なぜ海外に居るのかなど話がしたいと彼女に話しかけるメジェド
「いいぜ話をしてやる代わりに付き合えよ」
野良のウマ娘も時間はあるということで二人は近くのカフェへと入る
ウマ娘が居た理由下2
1旅行
2馬術に出る
3金づるの相手
4ケガの治療
5自由安価
「俺は馬術に出るからわざわざここまでやって来てんだよ」
メジェド「奇遇ですね私も同じ理由です」
彼女は馬術に出る為に本場の海外にやって来たらしくメジェドと似た理由だった
メジェド「あの時ジャンプが綺麗だったのは馬術の為なんですね」
「そういうことだな」
野良レースの時にメジェドは勝ちはしたが彼女の跳躍は美しかった
その時は綺麗でも遅いジャンプだとしか考えなかったが今ならその理由がわかる
メジェド「貴女は強いですよね」
「なら試してみるか?」
障害レースの延長線上に馬術があるので障害レースが強ければ馬術も強いのが通説
しかし彼女からただならぬ雰囲気をメジェドは感じていた
メジェド「ここは……」
メジェドが連れてこられたのは個人の敷地内でありまるで城のような家が建っている
その城のような敷地内になんと馬術のコースがあり彼女はここでやろうと言い出した
「聞きたいことはあるだろうが俺に勝てたら教えてやるよ」
メジェド「わかりました」
審査員が居ないのでお互いの感覚となるがそれでもいいとメジェドは条件を呑んだ
結果下2
1勝ち
2負け
3引き分け
4辛勝
5惜敗
6自由安価
「障害の時もそうだったがお前も強いじゃねえか」
メジェド「貴女の本命は馬術だとよくわかりました」
メジェドの方が良い馬術だったという意見が一致し勝敗は決まった
だが彼女の演技も悪いものではなくプレオープンで相手をしたウマ娘よりも強かった
メジェド「勝ったということで貴女のことを教えてください」
「チッ約束だから仕方ねえな」
自分のことを話すのでついてこいと彼女は城のような家の中へと入っていく
メジェド「貴女と私は似ていますね私は親に捨てられたんです」
「なに言ってんだお前は秋川の子なんだろ?」
メジェドは自分はメジロの子であったと説明すると彼女は以外そうな顔を見せる
「メジロのお嬢様が馬術だとは信じられねえな」
メジェド「もうメジロじゃないので信じて下さい」
「ハハっ面白いじゃねえかメジロのお嬢様よ」
似たような境遇で共に馬術を極めようとしている彼女とメジェドは仲良くなった
この次下2
ホテルへと帰ってきたメジェドは同じくホテルへと帰ってきたトレーナーとばったり会う
そこで今日あったことを説明するとトレーナーは考え込むような仕草をみせる
メジェド「彼女はブルーウィズダムさんというんですがもしかして知り合いですか?」
トレーナー「ウィズダムといえばこっち(海外)で有名な一族だ」
トレーナー「メジロのようにレースを重要視してる所じゃないが名前は知られてる」
メジロは自らの誉れの為に娘にレースを強要させるがウィズダムではそんなことはない
ただ教養の為に馬術をやらされることがありブルーもそうだったとトレーナーは言う
トレーナー「そのブルーというのは昔に私が教えたことのあるウマ娘だ」
メジェド「それは凄い偶然ですね」
トレーナー「勝つ為の馬術ではなく教養として馬術をやってくれという珍しい依頼だったから覚えている」
秋川家に来る前には馬術の家庭教師のようなこともしていたトレーナー
馬術をやろうとする家庭は揃って金がある家庭だったといいブルーもそれに当てはまっている
メジェド「嫌々って言ってましたからブルーさんから恨まれてるかもしれませんよ」
トレーナー「私も若かったからな…恥ずかしい話だが今では考えられないような指導もしていた」
今なら一発アウトの厳しい指導もしていた過去がありブルーもその一人ではないかとメジェドは指摘する
メジェド「まだここに居るみたいですから謝りに行きませんか?」
トレーナー「むう。遺恨は無くしておいて損は無いな」
最悪はメジェドと秋川家に迷惑をかけることになってしまうかもしれない
自分のせいで五輪に影響が出ることは避けたいということで翌日ブルーに会いに行くことを決める
メジェド「揉めないように私も一緒に行きます」
トレーナー「お前の助けを借りることになるとはな」
ブルーと仲良くなったメジェドも連れ彼女に会いに行く
ブルーの反応下2
1怒る
2普通
3蕩ける
4歓迎
5自由安価
翌日ウィズダム家の城のような敷地にトレーナーとメジェドはやってきた
しかし客人はあまり迎え入れないということで追い返されかけるがメジェドが居るとのことで無事に中に入る
ブルー「誰を連れてきやがったと思ったらお前か」
トレーナー「あの時以来だなブルーウィズダム」
トレーナーを見ても怒りはしないが特別歓迎もしないといった感じのブルー
この反応を見たメジェドは昔の話が聞きたいとブルーに話しかける
ブルー「昔つってもガキの頃に世話になったくらいだ」
トレーナー「そうだな今から16か17年くらい前になるか」
メジェド「え……?」
当時は5歳くらいだったとトレーナーは話を続けているがメジェドは一人衝撃を受けている
メジェド(ブルーさんって20歳超えてるの!?)
ブルーはトレセン学園には通っていないと思っていたがまさか20歳超えとは想像できなかった
メジェド(20歳超えてて野良の障害レースでイキってたのって痛くない?)
険悪な雰囲気になったらフォローするつもりでいたがメジェドはそれどころではなくなった
この次下2
1ブルー怒ってなかった
2話は平和に終わる
3怒るブルー
4勧誘するトレーナー
5自由安価
トレーナー「あの時は私もまだ若かったからな…」
ブルー「確かに今はもうオッサンだよな」
トレーナー(どうやら怒っている様子はないな)
ブルーを指導していた時の話をしても彼女は怒った様子はない
過去の指導方法に問題があってもブルーはそれを気にしていなかったようだ
最悪の事態は免れたと顔には出さないがトレーナーは安心する
トレーナー「ブルーは今はなにをしてるんだ?」
ブルー「そうだなあ…」
メジェド「働いてないから野良レースでイキってたんですか?」
ブルー「ああ!?」
メジェド「だって20歳過ぎててやることじゃないですよ」
黙っていられなくなったメジェドはブルーのことについて言及する
ブルーは下2
1ニート
2厚生委員
3半グレ
4社長
5自由安価
トレーナー「いくらなんでも仕事はしているだろう。だから野良レースを開催しているんだ」
先輩に失礼だとトレーナーはメジェドに注意するがブルーの表情は冴えない
トレーナー「なんだその反応はまさかお前ニートか?」
ブルー「俺はそんなんじゃねえ!」
メジェド「じゃあ仕事は?」
ブルー「なんだ、その……」
トレーナー「私の教え子がまさかそうなっているとは……」
ブルーは実家の金を頼りに生活しているニートだと分かりトレーナーは深いため息をつく
メジェド「馬術で親を一泡吹かせたいっていうのも嘘ですか?」
ブルー「嘘じゃねえ俺は本気でそう思ってるんだ!」
トレーナー「じゃあ普段どんなトレーニングをしているか言ってみろ」
ブルー「それはだな……」
気が向いた時にコースを走っているだけだと知りトレーナーはまたため息をつく
しかしメジェドはそれは凄いと逆にブルーを褒め出す
メジェド「ブルーさんの走りは良かったですあんまり練習してないとは思えませんでした」
トレーナー「お世辞じゃないだろうな」
メジェド「本当ですなんなら試してもらいましょう」
メジェドも昨日走った敷地内のコースをブルーに走ってもらおうと提案する。トレーナーはブルーの実力を確認するといいブルーは渋々演技を見せる
コンマ判定下2。コンマが高いほど良質。ゾロ目ボーナス
コンマ91かなり良い
ブルーの馬術を見続けていたトレーナーはそのままじっと考え込む
メジェド「やっぱり凄いです私と同じかそれ以上の実力ですよ」
トレーナー「そうだなコイツは確かに実力はある」
僅かなトレーニングでこれだけの走りを魅せるのかとトレーナーは驚いていた
もし本格的にトレーニングを行えば五輪も夢ではない。それくらいにブルーの演技は良かった
トレーナー「本気で馬術をやるなら面倒をみてやらんこともない」
ブルー「なんだよその言い方は」
トレーナー「社会人のチームに所属するか働くかはしてもらうぞ」
メジェドのトレーニングに合流する形なら面倒をみれるがそれは午後や夕方からになる
日中に何もせずトレーニングだけ参加するのは許さないと言うトレーナー
トレーナー「そもそもお前が本気でやりたいかどうかにかかってくる」
メジェド「私はブルーさんくらい凄い人なら一緒にトレーニングしたいです」
トレーナーとメジェドにそう言われたブルーは決断を迫られる
ブルーは下2
1参加
2参加せず
3トレーナーを手伝う
4トレセン学園に編入
5自由安価
ブルー「お前の仕事を手伝ってやるよそれでいいだろ?」
どうしても働きたくないのかブルーはトレーナーの手伝いをすると言い出した
働きたくはないがトレーニングを受ける意思があると分かりメジェドは喜ぶ
メジェド「いいじゃないですかトレーナー面倒なことは全部ブルーさんにやってもらいましょうよ」
トレーナー「確かにこき使える人材がいるのは悪くないな」
含みのある笑みを浮かべながらブルーを見るトレーナー。手伝うと言ったのは悪手だったかとブルーは冷や汗をかく
トレーナー「遠征でのホテルの確保や航空機のチケットの手配も全てやってもらおう」
ブルー「ゲッ!」
メジェド「備品の整頓とトレーニング場の整備もお願いしたいですね」
学園のトレーナーとなったことでトレーナーの仕事は以前より増えていた
トレーナーはトレーニングに集中できるのでブルーの提案は悪い話ではない
軽作業くらいしかやらないだろうと思っていたブルーの思惑は大きく外れてしまう
ブルー「おいやっぱりその話は……」
トレーナー「これで決まりだな」
メジェド「宜しくお願いします先輩」
ブルー「ぐぎぎぎ」
今更断りは聞かないとブルーはトレーナーの手伝いをする代わりにトレーニングを受けることが決まった
この次下2
そろそろ帰国となりブルーは連れて帰ると決めたが最後に閃きに挑戦したいと言うトレーナー
メジェド「なんでそこまで閃きに拘るんですか?」
タキオン「閃きが無くともメジェド君は結果が出てるじゃないか」
ブルー「そもそも閃きなんて無いだろ」
無理をして閃く必要がないという三人に対しトレーナーはこれは必要なことだと応える
トレーナー「あの変態に負けたままというのは許せない。お前達に私を認めさせる」
変態ことイケトレに心残りがあるメジェドとタキオン。閃いて完璧なトレーニングが出来れば吹っ切れてくれる筈だというトレーナー
次は薬を飲んだ後にメジェドとブルーの二人で飛んでみてくれてとリクエストする
ブルー「変態ってなんだよトレーナーのことじゃないだろ?」
メジェド「その辺の話はまた今度しますから。とりあえずいきますよ」
薬を飲み柵となったトレーナーを飛び越えようとメジェドは準備を始める
ブルー「ちょっと待てよトレーナー蹴り飛ばしたらどうすんだよ」
メジェド「そうならないように裸足で走ります」
ブルーに靴を脱ぐよう促したメジェドは既に準備を終えている
ブルー「よくわかんねえけど飛び越えりゃいいんだな!」
メジェド「私と同時に飛んで下さい、いきますよ」
二人は足並みを揃え柵(トレーナー)へと走り出した
コンマ判定1~40で閃く。ゾロ目ファンブル
コンマ51閃かず
トレーナー「二人となると迫力は更に凄いがダメだったな」
メジェド「惜しかったですねトレーナー」
タキオン「閃かなかったんだから惜しいも何もないだろう?」
ブルー「おい飛んだんだから変態って何だよ教えろよ」
方法が違うのかそれともトレーナーは要素がないのか。ともかく今回も閃くことは無かった
ブルーにイケトレのことを説明しながらトレーナー達は帰国する
帰国してからトレーナー達は多忙の日を送ることになる
タキオンは海外の芝への対応を済ませたことで凱旋門賞を目指しトレーニングの日々
メジェドは海外の障害レースのことを考えつつ馬術をメインにしていく段階
トレーナーは閃きの為に必要なものは無いか調べつつタキオンとメジェドのトレーニングを考えなければいけない
本来なら忙しくて仕方ない状況だったが丁度よくブルーという新メンバーが加わった
ブルー「こんなに忙しいだなんて聞いてねえぞ…」
メジェド「貴女のお陰で助かってますよブルーさん」
トレーナーの補佐兼メンバーとしてブルーは大活躍している
この次下2
それから時間が経ち海外レースや馬術にトレーニングなど多忙な日々が続いた
忙しい間にメジェドはイケトレと会う事は一度もなく彼の影響は薄れていった
その間にトレーナーとは信頼関係を築いていきメジェドはトレーナーを信用していた
ブルー「おいタキオン脚に変な負荷かけてねえだろうな?」
タキオン「問題無いに決まっているだろう早くトレーニングをしようじゃないか」
トレーナーがまともという事はこういうのをいうのかとメジェドは感心する
ブルーは口調が荒いままだがタキオンやメジェドのことを気にかけタキオンは真面目にトレーニングを続けている
変わった自覚はないがきっと自分もまともになっているのだろうとメジェドは思う
メジェド(このままだとブルーさんがライバルになるけど競い合うのは良いことだって聞いた)
メジェド(五輪の枠は四つある。私とブルーさんで二つ取れれば最高だと思う)
馬術の五輪代表になるには世界大会で優秀な成績を出し続けなければならない
メジェドとブルーが同じ大会に出ては潰し合うだけというのがトレーナーの判断
世界ランキングを二人で上がっていく為に出場するレースはトレーナーが選んでいく
メジェド(タキオンさんは凱旋門賞の前哨戦で圧勝した。このままいけば凱旋門賞は勝てる)
同じチームから馬術の五輪代表に凱旋門賞ウマ娘が出ればそれは快挙を超えるだろう
夢が近づき現実味を帯びてきたことでメジェドは自分の将来を考えるようになった
メジェド(勝てる限り馬術で勝ち続けたいけどその先はどうなっているんだろう)
秋川家の世話になることはほぼ確実なのだが馬術を終えた後の自分に秋川家は用はない
そうなると自分は誰も頼れず野垂れ死ぬだけではないかという結論が出てしまう
メジェド(未来は暗いけど今は夢に向かって頑張るしかない)
目標の為なら自分を犠牲にできる癖は結局抜けずメジェドの未来が暗くともこの道を往くと決めた
この次下2
トレーナー「お前がそんな暗い顔をしているのは初めてだな何があった?」
メジェド「そんな顔してましたか……?」
暗い表情のメジェドに気付いたトレーナーが様子を聞くと将来の事を考えていたという
メジェド「馬術を終えた後は秋川家には支援してもらえません。そうなると野垂れ死ぬしかないですよね」
トレーナー「なんだそんなことを気にしていたのかそれなら私が面倒みてやろう」
メジェド「はい?」
結婚をしてないし貯金もだいぶあるのでウマ娘の一人くらい養えるというトレーナー
いつも通り不機嫌そうな顔で大事な担当を野垂れ死にさせないと平然と答える
ブルー「やめとけよメジェドオッサンは介護してくれる都合の良い奴を探してんだ」
トレーナー「ふざけるな介護されるような歳じゃない!」
タキオン「還暦を越えればあっという間だというのに強がりは止めたまえ」
トレーナー「ぬ、ぐ…!」
気は若くとも身体の老いを自覚しているトレーナーはタキオンの指摘に咄嗟に反応できない
大きな病気も今のところないが還暦を境に病院の世話になった人を何人も知っている
自分もその一人ではないのかとトレーナーは考えてしまいタキオンの思う壺となった
タキオン「動脈硬化、骨粗相症、脳梗塞、心臓疾患」
トレーナー「具体的な病名を言うのはやめろ!」
こんな機会は中々ないとタキオンはトレーナーを玩具にし始めた
ブルー「オッサンは堅物で無愛想でどうしようも無い奴だが担当を裏切ったりしねえよ」
ブルー「お前が野垂れ死ぬなんてことはねえから安心してトレーニングを続けてろ」
メジェドにとってトレーナーは頼れる存在なのだとブルーは断言する
タキオン「最近ずっと血圧が高いんじゃないのかい?血液はとてもサラサラといえないだろうねえ」
トレーナー「うおおおやめろタキオン!」
耳を塞ぎながらタキオンから逃げるトレーナーを見たメジェドはブルーの言っていることが本当だと知る
メジェド「ありがとう…ございます」
涙を浮かべながらメジェドはブルーにお礼を言いトレーニングへと戻った
この次下2
タキオン「いやあプロジェクトL'Arcは敵じゃないねえ」
ブルー「この前のレースで勝ったからって調子に乗ってやがるな」
トレーナー「あんな連中に勝って当然だタキオンの敵は他にいる」
凱旋門賞の前哨戦に圧勝し国内に敵は居ないと豪語するタキオン
しかし最大の敵はモンジューという異次元の強さを持つウマ娘なのだとトレーナーは言う
トレーナー「モンジューだけじゃなくヴェニュスパークも油断できん」
ブルー「海外はレベルが高いからなタキオンレベルはうじゃうじゃいやがる」
タキオン「ふぅん相手が誰であろうと勝つだけだよ」
これまで日本のウマ娘が凱旋門賞で勝てていないのは海外ウマ娘のレベルの高さ
タキオンは国内では間違いなく強いがそれでも凱旋門賞で勝てるとは限らない
油断せずトレーニングを続けるようにとトレーナーはタキオンに指示を出す
この次下2
1海外へ
2秋川父から呼び出し
3マックイーンくる
4イケトレ達
5自由安価
タキオンの凱旋門賞と自身の馬術の為に海外遠征が近付くなかで秋川父から話があると呼び出されたメジェド
秋川父「メジロがどうなっているか知っているか?」
メジェド「知りませんし知ろうとも思いません」
自分とメジロはもう関係ないと興味が無さそうに答えるメジェド
それならばと秋川父は現在のメジロは大変なことになっていると伝える
秋川父「ウマ娘の売買にメジロのトレーナーが絡んでいたことでメジロはボロボロだ」
なんとライアンとドーベルのトレーナーがウマ娘の売買に関わっていたのだという
メジロは隠そうと努力を続けていたのだが限界がきてしてしまったらしい
ライアンとドーベルは走れる精神では無くなり他のメジロも同じ状況なのだという
メジェド「ざまあみろって感じですね」
トレーナーから詳細を聞いても悲しむ様子はなくむしろいい気味だというメジェド
これを機会におばあさまを追い詰めるチャンスだと冗談混じりに言ってみるがなんと秋川父は肯定する
秋川父「さつきは未遂に終わったが被害に遭ったウマ娘は数人では済まない。メジロを潰すなら今しかない」
自らの誉れの為ならなんでもやる外道へと落ちてしまったメジロ
そんなメジロを潰す為にメジェドに協力してくれないかと秋川父は彼女に協力依頼を出す
メジェドは下2
1承諾
2断る
3何人か助けたい
4自由安価
メジェド(これでメジロも終わりですね清々します)
メジロを終わらせられると気分よく学園内を歩いていると久しぶりにイケトレを見かける
声をかけようと近寄ってみるとドーベルとライアンが彼と一緒にいてメジェドは驚く
メジェド「久しぶりですイケトレその二人はどうしたんですか?」
イケトレ「二人の話を聞いて力になれないかなって思ってたんだ」
メジェド「へえ……随分と自分に都合の良い話をしたんでしょうね」
初対面の時にイケトレに去勢しろや契約解除など迫っていたはずなのにと呆れる
メジェド「そもそもなんでイケトレはこんな二人に手を差し伸べるんですか、この二人は犯罪者ですよ」
ライアン「……ごめん」
ドーベル「だって仕方ないでしょ!?メジロに逆らったらどうなるか…!」
メジェド「そうですね私みたいに売られますね」
イケトレ「メジェドの言いたいことはよく分かるよ。自分だけ助かろうなんて都合が良過ぎるってことだよね」
メジェド「流石はイケトレさんですねちゃんとわかってるじゃないですか」
イケトレ「普通なら言い訳できないと思うけど彼女達には理由があったんだ」
ライアンには幼い弟が、ドーベルには妹と弟がいて簡単には裏切れなかった
その理由は飲み込めるとイケトレは彼女達の味方をすることに決めたのだ
ライアン「あたしはメジェドを助けたかったけど弟を人質にされたんだ!」
ドーベル「こっちも同じ理由よ。普通に考えて中等部を放り出す方がおかしいんだし」
彼女達はメジェドが追い出されるのを阻止しようとしたがそれが叶わなかった
パーマーとは違い自分を顧みず動こうとしてくれていたのだとメジェドは知る
イケトレ「彼女達は「自分は」どうなっても良かったんだ。妹や弟を人質にするメジロが許せない」
メジェドの支援を放棄したメジロのことは許せないのだとイケトレの怒りはまだ収まっていなかった
ライアン「せめてもの罪滅ぼしで協力させてほしい」
ドーベル「今更信じられないだろうけどこっちは本気よ」
メジェドだけでなくライアン達の証言もあればより確実となるが信用できるかどうかは別の話になる
メジェドは下2
1承諾
2断る
3自由安価
メジェド「どんな理由であっても今更遅いです」
メジロは全て葬り去るがその中にライアンとドーベルも含まれていると宣言するメジェド
幼子だろうが妹だろうが自分の敵であるメジロには変わりないとまで口にする
メジェドの怒りは簡単には収まらないのを確認し力を借りるのを諦めるイケトレ
イケトレ「君の怒りはもっともだけどその考えは間違ってるよ」
メジロを許せないのは仕方ないが幼子まで恨む対象にするのは正しくはない
冷静になってほしいというイケトレにメジェドは自分は間違っていないと反論する
メジェド「メジロは全て根絶やしです。あんな血は残っているだけで悪なんですよ」
ライアン「やめて弟には何もしないで!あの子は言葉すら喋れないのに!」
メジェド「メジロとは違って売り飛ばしたりなんかしませんよ。けどメジロではいられなくなりますね」
養子に出すか施設に預けさせ、とにかくメジロの血は終わらせるのだとメジェドは譲らない
ライアン達に憎悪を向けるのならまだしも彼女らのきょうだいまで強く恨んでいたのかとショックを受けるイケトレ
自分では彼女の心を癒せていなかったと立ち去るメジェドになにも言葉をかけられなかった
この次下2
1終わるメジロ
2マックイーンくる
3理事長から呼び出し
4生徒会から呼び出し
5自由安価
メジェドは理事長に呼び出され理事長室に向かいメジロのことを話し出す
理事長「イケトレ君から聞いたが君はメジロを根絶やしにしたいそうだな」
メジェド「それは絶対に譲れません」
相手が理事長であっても態度を変えずメジロを消し去りたいと答える
その覚悟が本物だと知り理事長は自分の考えを話す。その内容はメジロのウマ娘を救いたいとのこと
理事長「メジロが許せないのは私も同じだ。しかしウマ娘には罪はない!」
メジロのウマ娘でも秋川家に迎え入れることでメジロではなくなる
そうなればメジロの名は消えウマ娘は救えるとなりデメリットは無いように思える
メジェド「私に話した理由は何ですか?」
理事長「誰を救うのか君の許可を得たいんだ」
ラモーヌのようにメジェドは絶対に認められないウマ娘がいるはず
理事長はメジロでの関係性を全ては把握していないのでメジェドに選んで欲しいのだという
メジェド「私が選んでいいんですね?」
理事長「君にはその権利がある」
メジロの誰を救うのかこれまでとは立場が逆になったメジェド
メジェドの選択下2メジロのウマ娘の名前。誰も救わなくてもいい
メジェド「私が選んでいいのなら誰も救いません」
理事長「そう、か」
こうなることがわかっていたかのように理事長は小さく頷く
理事長はメジェドがどれだけメジロを恨んでいるかわかるとフォローする
理事長「君は彼女らが秋川家に来るのが許せないのではなくメジロは救いたくないのだな」
メジェド「それしかありません」
彼女達を救うかどうか選べるのなら間違いなく救わない。それがメジェドの答えだった
理事長「恨みはまた恨みを生むことになる。その覚悟もあるというのだな」
メジェド「いいえ私はやり返しただけです。私が恨まれるのは間違ってます」
先に刺したのは向こうで自分は刺し返しただけ。自分は何も悪くないというメジェド
理事長「世の中そうは単純ではない刺し返すこともまた悪なのだ」
メジェド「それは理事長の意見です私にはその権利があります」
メジロに捨てられた自分だからこそ刺し返す権利がある。メジェドはそう言い残して理事長室から出ていく
この次下2
海外遠征前の報告の場で理事長と話したことを秋川父、トレーナーに話したメジェド
二人とも悪しき者は全て根絶やした方が良いとメジェドの意見に賛同する
秋川父「メジロはもう終わるがイケトレがメジロのウマ娘達に罪はないとずっと抗議している」
トレーナー「やれやれまたアイツが出てくるのか」
どうせ身体目当てだというトレーナーと上手くいけばイケトレも追放できるという秋川父
イケトレを辞めさせるのにメジェドも協力してくれないかと秋川父は提案する
メジェド「それだけはできません」
トレーナー「まだアイツを庇うというのか?」
イケトレも敵として扱っていいという秋川父にメジェドは反抗する
メジェド「貴方達とは違ってイケトレだけは損得無しに私を助けてくれました」
メジェド「あの人は私にとって家族なんです。イケトレを敵だなんて思えません」
損得無しに助けたという部分を秋川父は反論できない。だがトレーナーは見返りはあったはずだとメジェドに反論する
トレーナー「アイツは中等部のお前に卑猥なことをさせていただろう」
メジェド「それは私がやりたかったからです」
イケトレが求めなくともなんらかの形で奉仕をしていたと動じずに答える
メジェド「イケトレは異性としてではなく人として大好きです」
メジェド「私がメジロに捨てられた時に出してくれたご飯の味は一生忘れません」
変態なことを除けばイケトレほど完璧な人間はいないとメジェドは断言する
秋川父「なら……」
メジェド「イケトレを切れというならここから出ていきますよ」
秋川父「……」
イケトレか秋川家かを迫ろうとした秋川父よりも先に答えを出すメジェド
メジェドは自分は秋川家にとってプラスの存在であることを自覚している
秋川家がメジェドを引き取ると言った時、彼女は自分が五輪の舞台に立てるほどの逸材だと知った
何があっても自分を手放すことはないと知ってイケトレを取ると言ったメジェド
秋川父が誤算だったのはメジェド自身が自分の価値を理解していることだった
秋川父「なぜ…今まで態度に示さなかった?」
自分の価値がわかっていたのならこれまでの態度に出ていたはずと指摘する秋川父
メジェド「切り札は最後までとっておくものです。これはイケトレから学んだんですよ」
秋川父「彼は本当に…厄介なトレーナーだ……」
椅子に深く座り直し滅多に吸わない葉巻を口にした秋川父。その姿を見てトレーナーは秋川父が負けたのだと衝撃を受けた
この次下2
秋川父「ならば彼はどうする?君と違いメジロのウマ娘が無くなるのは望んでいないようだぞ」
メジェドがメジロの誰も救わないと判断したと知ればイケトレとの間には亀裂が出来る
どうするのかを聞かれたメジェドはその質問も待っていたかのように即答する
メジェド「ちゃんと話し合います。イケトレとは家族ですからね」
それでは行ってきますと言い残しメジェドは秋川家を出発する
秋川父「やれやれ…戸籍上の父親は私だというのにまるで従うつもりはないらしい」
親として娘を躾けてもいいと言うトレーナー。しかし秋川父はそのつもりはないと否定する
秋川父「あの性格だからこそ五輪でメダルが取れるんだ」
計算の高さと我を通す性格はまさに五輪向きだと困ったように笑った
メジェドが久しぶりにプロキオンの部室に来てみるとメジロのウマ娘が集結していた
メジェド「やっぱりラモーヌさんとブライトさん以外が集結してますね」
イケトレ「僕は彼女達は全員助けるべきだと思ってる」
自分は間違っていないというイケトレ。メジェドはその意見を否定せず理事長との会話を彼女達に話した
メジェド「理事長も同じ考えで皆さんを秋川家で引き取るという話が出ました」
パーマー「やった…!」
メジェド「しかし理事長に皆さんを救うかどうか私に決定権があると言われたので誰も救う気はないと答えました」
メジェドの言葉に彼女達は絶句する中イケトレだけはじっと彼女の言葉の続きを待つ
メジェド「きょうだいを人質に取られようが自らの保身に走ろうが私を助けてくれなかった事実は変わりません」
メジェド「私はメジロに刺されたので刺し返しただけです」
理由は関係なく自分を救わなかったことに対して正当な返事をしたまでだというメジェド
彼女の言葉を最後まで聞いたイケトレはこれがメジェドの意見なのだと受け取る
イケトレ「刺されたんだから刺し返す。これでプラスマイナスゼロだってメジェドは言いたいんだよね」
メジェド「その通りですイケトレ」
イケトレはやはり自分の意見を理解してくれたとメジェドは微笑む
イケトレ「なら僕は彼女達をプラスに持っていきたい。ここで終わるのはかわいそうだよ」
メジェド「お人よしなのも変わってませんね」
クリークとは違いまだ全員現役で走れる。こんな形での引退は一人のトレーナーとして認められない
イケトレの言い分を聞いたメジェドはならばと更に意見を出す
メジェド「本当に全員を救えると思ってるんですか?」
いくらイケトレでもこの人数の面倒はみれない。彼女達をどこかに預けることになるだろう
メジロが崩壊した今、彼女達を引き取りたいという人物こそ危ないとメジェドは話す
メジェド「それこそ性奴隷になって終わりです。何人かはそうなって欲しいのがいますけどね」
そう言いながらメジェドに睨まれたパーマーは目を逸らすことしかできない
イケトレ「何人かは僕の方で面倒をみるつもりだけど他の子も絶対に助ける」
メジェド「残念ながら何人かは助かりそうなんですよね」
マックイーンにはゴルシがいるようにイケトレが手を差し出さなくとも数人は助かる見込みがある
その上で全員助けるというイケトレに現実的ではないとメジェドは反論する
メジェド「ここで引導を渡してあげるのもトレーナーとしての仕事だと思います」
イケトレ「それは間違ってる。走れる、走りたい子がいるなら最後まで面倒を見るのがトレーナーなんだ」
口喧嘩のようにはならずお互いの意見をぶつけ合う。その姿は本物の家族のようにも見える
この次下2
1何人かは助ける
2条件付きで助ける
3全員助ける
4全員助けない
5自由安価
イケトレ「僕は全員助ける。ここには居ないラモーヌとブライトもね」
ブライトはともかくラモーヌは絶対に無理だと言うが全員救うとイケトレは聞かない
メジェド「なぜ全員に拘るんですか?」
イケトレ「それは……」
先程とは違い理由を言い淀むイケトレ。その時点でメジェドは全てを把握した
メジェド「おっぱい?」
イケトレ「はい……」
マックイーンを除けば全員胸が大きいメジロのウマ娘。イケトレの性癖がどうしても彼女達を見逃せないといっている
メジェド「そういうことなら条件があります。マックイーン以外のメジロとイケトレは一度寝てもらいましょう」
イケトレ「なにを言ってるの!?」
それは浮気になるので絶対に無理だし彼女達が可哀想だとイケトレは全力で否定する
メジェド「クリークさんには私から話しておきます。全員救うというイケトレが悪いんですからね」
マックイーンを除く高等部の彼女達はメジェドの件で警察沙汰になってしまう
それを飲み込む条件としてイケトレと貫通式を行なってもらうとメジェドは主張する
メジェド「そもそも私は全員を地獄に堕とすと言っているんです。救われるだけでも感謝してほしいものですね」
これ以外の条件は絶対に認めないとイケトレとマックイーン以外のメジロに迫る
条件を下2
1全員認める
2全員認めない
3一部認める
4一部認めない
5自由安価
一部の場合はその名前も
アルダン「私が先陣を切ります」
姉であるラモーヌまでも救うと言ってくれた事に感謝しつつイケトレにキスをするアルダン
他のメジロウマ娘達も条件を呑むと決めたようで誰も逃げ出すことはなかった
メジェド「いくらイケトレでも全員の相手はできないので加減してくださいね」
自分はクリークに事後報告を行なってくるのでと部室を後にするメジェド
中等部だからという理由でイケトレとの行為を見逃されたマックイーンは彼女に続き部屋を出た
マックイーン「私達はもう元の関係には戻れませんの?」
共にメジロに居た時は仲が良かったのにとマックイーンは涙目で言う
メジェド「マックイーンはゴルシさん達のお世話になって下さい」
イケトレの他にはエアグルーヴのトレーナーなど彼の繋がりがあるトレーナー達がいる
残念ながら助かってしまうので安心してほしいとマックイーンに伝える
マックイーン「そういう話をしているのではありません!」
メジェドともう二度と楽しく話せることはないのか。マックイーンは目に涙を溜めている
メジェド「マックイーンに恨みはありません。でも貴女の血が憎いんです」
マックイーンを見れば嫌でもメジロを思い出す。メジロは自分にとって敵でしかない
メジェド「私のように名前を捨てるなら考えますが貴女には無理でしょうね」
メジロの奴隷として完成しているマックイーンは自分のような道は歩けない
自分達の道は交わることはないと言い残しメジェドはクリークの元に向かった
この次下2
1クリーク了承
2怒るクリーク
3ゴルシくる
4マックイーン泣く
5自由安価
メジェド「事後報告になってごめんなさい」
クリーク「そういうことでしたら大丈夫ですよ」
集まっていたプロキオンメンバーの元にやってきたメジェドはイケトレとメジロウマ娘のことを説明した
クリークは怒るのではなくメジェドの気持ちもわかると受け入れた
ブライアン「私はまだだというのに……」
話を聞いたブライアンは自分はまだイケトレとしていなのにと拗ねてしまう
アイネス「ライアンを助けてくれるならちゃんとお礼をしてあげるの!」
アイネスは同室のライアンを救ってくれるというイケトレにたっぷりご褒美をあげると張り切っている
ハヤヒデ「全員と関係を持つなど正気とは思えない。なぜクリーク君も受け入れるんだ?」
肯定しているクリーク達がおかしいと言っているがそれは常識で考えているから
プロキオンでは常識は通用しないとメジェドは先輩風を吹かす
メジェド「性癖で閃くイケトレに常識なんかで考える方がおかしいんですよ」
ハヤヒデ「それとこれとは違うだろう?」
関係を持たなくとも他の方法があるとハヤヒデは譲らない
それに関してはそうでもしなければ自分は許せないのだとメジェドは語気を強める
メジェド「私を助けないで幸せになるなんて許せません。初めてを私の家族に奪われたという枷をアイツらに付けたかったんです」
男なら誰でも良かったわけでなく唯一の家族と認めているイケトレだったから
これでもまだ足りないくらいだとメジェドの目の奥は憎悪で満ちていた
この次下2
アルダン「気持ち良かった……」
パーマー「奥がジンジンするけどそれが心地いい…変なの覚えちゃったかも…」
イケトレ「これで全員かな」
メジェドの心配とは裏腹に余裕で全員の相手を終えたイケトレ
彼が変態なのはよく知っていたので乱暴に扱われると思っていた
しかしイケトレの技術と行為の最中にも優しい言葉を囁かれ乱暴とは程遠かった
ドーベル「男に身体を許すだけじゃなくて気持ちいいとまで思ってしまうだなんて!」
ライアン「気持ち良かったよお……」
メンタル不調だったドーベルとライアンはイケトレに抱かれたことで症状が回復しつつある
アルダン「まだ全員ではありませんよイケトレさん」
確かにブライトとラモーヌが残っているがどこに居るのかわからない
場所さえわかればそこに向かう気があると聞きアルダンはラモーヌがどこに居るのかを話す
アルダン「本当なら姉様は人前に出せるような状態ではありません。イケトレさんだから教えるんです」
メジロが崩壊したことによりラモーヌの精神も崩壊しかけているという
メジロの為に売られたあの一週間の出来事が彼女を蝕み苦しめている
そこから解放してほしいとイケトレは教えられたマンションへと向かった
ラモーヌの様子下2
イケトレ「僕のことがわかる?」
ラモーヌは答えもせずどこか遠くを見つめている。彼女の虚ろな目には何も映らない
同意のとれていない相手との行為は避けるべきだが今はそんなことを言っていられない
イケトレ「まずはシャワーを浴びようか」
ラモーヌから返事は返ってこないもののイケトレは彼女を浴室へと連れて行く
イケトレ「せっかくの綺麗な身体なんだから手入れもしっかりしないとダメだよ」
彼女の隅々まで洗ってあげるイケトレだがその手つきはいらやしくない
イケトレ「少しは気分はよくなったんじゃないかな?」
ラモーヌ「……」
ラモーヌはボソボソと何かを喋るようになり少しは改善したように思える
心を深く傷付けた彼女を抱くことは良策とはいえずむしろ傷を抉るだろう
だがそれは彼女に乱暴を働いたときの話であり恋人のように愛情を与えれば何かが変わる
イケトレはそう信じ彼女をクリークと同じように愛撫しラモーヌに尽くす
ラモーヌの反応コンマ判定下2。高コンマほど良い。ゾロ目ボーナス
ラモーヌ「メジロの為なんかに…あの子を売るなんて…私は間違っていたわ…」
メジロが無くなったことにより心の拠り所を無くし正気へと戻ったラモーヌ
いかに自分が愚かだったか後悔に押し潰されそうになっていた。そんな時にイケトレがやって来た
イケトレからほんの少し愛を分け与えられたラモーヌは泣きながら彼に抱き着く
ラモーヌ「もっと愛をちょうだい…私の中に出して……」
ラモーヌの要望に戸惑いながらも意図を汲み取ったイケトレは彼女の望みを叶える
ラモーヌ「あ……あったかい……愛が……私の……中に……」
イケトレの腕の中でラモーヌは感情を取り戻した
この次下2
メジェド「まさかラモーヌがプロキオン入りとは思いませんでした」
クリーク「イケトレさんの愛が欲しいと縋り付くように言っていたそうです」
メジェド「そんなことされたらイケトレなら認めるしかありませんね」
ブライトはどこに行ったのか分からず連絡も取れない状況でありそれ以外のメジロウマ娘の処遇は決まった
マックイーンはゴルシ達の所に行きラモーヌはプロキオンへ。ライアン達はグルトレと生徒会預かりになるという
ライアンとドーベルは生徒会が監視しパーマー達はグルトレが面倒をみるそうだ
クリーク「ライアンちゃんとドーベルちゃんのトレーナーさんが犯罪に手を染めていました。暫く二人はどのチームには入れないとブライアンちゃんが言ってました」
メジェド「当然ですよそもそも私はメジロウマ娘が救われたのも腹が立ってますから」
ブライト以外がイケトレと関係を持ったことで飲み込みはしたがメジェドの怒りは収まっていない
メジェド「イケトレの愛が欲しい、ターフを再び愛せるようにして欲しいだなんてどの口が言うんでしょう」
クリーク「イケトレさんの元でやり直したいという気持ちは本物のようでした」
よりによってラモーヌがプロキオンに入ることになってしまったのもメジェドの怒りの原因
ラモーヌは自分に都合が良すぎるとメジェドは文句を言い続けている
クリーク「ラモーヌさんを許してあげてとは言いません。でも彼女を攻撃しないでくださいね」
メジェド「仕方ないですね」
ラモーヌの精神は不安な部分がありそこを攻めないようにとメジェドに釘を刺す
メジェド「追い込むのがダメならこれはどうでしょう?」
せめてもの嫌がらせ(彼女への攻撃)としてメジェドが挙げたのは…
メジェドの条件下2
1イケトレに絶対服従
2G1レースに出ない
3勝負服破棄
4タトゥー(淫紋)入れる
5自由安価
ラモーヌに関して話しがあると言われイケトレはメジェドの呼び出しに応じた
彼女からラモーヌをプロキオンに入れるのならイケトレへの絶対服従とタトゥーを入れるようにと要望があった
それを聞いたイケトレは珍しくメジェドに対し怒りの感情を出す
イケトレ「メジロを許せないのは分かるけど僕の担当に口を出すのは違う」
イケトレ「君のやろうとしていることはただの嫌がらせで正当性は全くない」
メジェドがいくら自分と家族だといっても踏み入っていけない領域がある
考えが間違っている時は正すのも家族の役割でありイケトレは一歩も引かない
メジェド「……怒られるとは思ってませんでした」
イケトレなら全てを肯定してくれると思っていたメジェド。彼に注意されショックを受ける
彼の言っていることは正しく自分が悪いとの自覚もあるのでメジェドはなにも反論できない
メジェド「ひょっとしてラモーヌをプロキオンに入れたのは私が関係していますか?」
イケトレ「彼女を守るにはこれが一番だからね」
メジェドが一番強く恨んでいるであろうラモーヌ。彼女をフリーにしておくと危ないとイケトレは気付いていた
メジェドにその気はなくともラモーヌには命の危険がありプロキオンで匿うことに決めた
イケトレ「君は間違っても誰かの命を奪うだなんてしない。けどそれ以外は全てやる」
メジェド「……ごめんなさい」
イケトレ「君とは家族なんだから何を考えているか勿論わかってるよ」
ストレスの捌け口にラモーヌを使おうとしていたメジェドとその企みに気付いたイケトレ
先手を打てばメジェドを完封できることも知っていたのでイケトレは先に動いた
イケトレ「ラモーヌを僕に絶対服従させておけば僕からの命令だって言えば彼女を好き勝手にできる。君の考えはお見通しなんだ」
全て見抜かれていたメジェドはイケトレに謝ることしかできない
全てを見抜いていたイケトレだが一つだけわからないことがあるとメジェドに話しかける
イケトレ「タトゥーは何の意味があったの?」
刺青を入れたところで憂さ晴らしにもなるとも思えずメジェドの意図がわからない
メジェド「ラモーヌに淫紋を入れさせようとしてました」
イケトレ「んぐっ」
淫紋の入ったラモーヌを想像してしまったイケトレは久しぶりに気持ち悪い声が出る
そういう目的かと思いきやメジェドにはきちんとした理由があった
メジェド「淫紋なんか入ってたら水着にもなれないしメディアの前にも出れません」
メジロ(ラモーヌ)を表舞台に出さないように淫紋を入れようとメジェドは考えていた
この次下2
イケトレ「そんなことはしないし彼女に攻撃するなら君を二度と家族とは思わないからね」
メジェド「わかりました」
イケトレに嫌われることは絶対せずメジェドはラモーヌへの攻撃を諦めた
話し合いが終わると去り際にイケトレはまた暫く会うことはないのでトレーナー達にはよろしくと言い去っていく
メジェド「暫く会わないどころかすぐに会うと思うんですよね」
ラモーヌのことは反省しメジェドは海外遠征のことを考えなければならない
この海外遠征というのはタキオンの凱旋門賞のついででありプロジェクトL'Arcを率いるイケトレとはそこで再会する
少し抜けている所も彼らしいと思いつつメジェドは自分のチームのミーティングへと向かった
タキオン「プロジェクトL'Arcの連中は私が凱旋門賞を走るとは考えてないだろうねえ」
メジェド「前哨戦に出たのに考えないんですか?」
タキオン「あのレースにはカフェ以外にポッケ君やダンツ君も出ていたからね。同期と対戦したかったと思われたんだろう」
彼女の同期組が出た凱旋門賞の前哨戦でタキオンは圧勝した。国内に敵は居ないが問題は海外ウマ娘
タキオン「ヴェニュスパークやリガントーナには勝っているがモンジューには負けている。改めて海外のレベルの高さを知ったよ」
データで見るとタキオンはヴェニュスパーク達には僅差で勝ちモンジューには負けている
このままでは負けてしまうがレースでは何が起こるかわからないとタキオンは笑う
タキオン「不本意ながら彼からレースのことについて学んだからね本番で勝つのは私さ」
トレーナー「不本意とは何だ」
トレーナーは不機嫌そうに返事をするがタキオンの仕上がりに納得している
この次下2
シリウス「よくラモーヌを救おうと思ったな、ん?」
イケトレ「ふへへえ」
プロジェクトメンバーのシリウスから贈られた首輪を付け顎を撫でられているイケトレ
悦に浸りながら彼女も救いたかったからとありきたりな理由を答える
メジェドから守る為とは言わずあくまでそれらしい理由を話した
シリウスはその回答に疑問を覚えずイケトレを四つん這いにさせ彼に座る
シリウス「これが好きなんだろ?」
イケトレ「お尻の感覚が最高です!」
プレイを楽しんでいる所にカフェがやってきてタキオンは凱旋門に出ると話し出す
カフェ「私達と対戦する為に出たのではなく…凱旋門賞に出る為に前哨戦に出たんです…」
イケトレ「それが本当なら海外ウマ娘より強力なライバルにる。まずはタキオンに勝てないといけなくなるね」
まずはタキオンに勝たなければ凱旋門賞で勝つことは難しい
現状ではプロジェクトメンバーが束になっても彼女に勝つことは容易ではない
イケトレ「なんとかしないといけないね」
シリウスの犬になりながらイケトレは緊急の対策を考えている
この次下2
1タキオンの弱体化狙う
2閃き祭り
3ラモーヌの協力
4VRハードモード
5自由安価
凱旋門賞まで時間がなく取れる手段は限られる。そんな状況でイケトレにできることは閃くことである
イケトレは変態でありそれを利用して閃くことはプロキオンメンバー全員が知っている
タキオンが敵に回ることを知ったメンバーはイケトレの更なる閃きの為に協力すると決めた
シリウス「こうなったらやるしかないな」
ダイヤ「ジンクスを超えていきます!」
エル「ばっちこいデース!」
彼女らは凱旋門賞に向けて全員本気であり妥協を知らない。場合によっては一線超えすらも考慮している
閃く為にしたこと下3くらいまで
ある日イケトレはプロジェクトメンバーにとある施設に呼び出された
ダイヤ「ここはサトノ家で用意したレクリエーション施設となっています」
催し物に使われる建物で広い体育館のようなスペースと大浴場があるという
今日はこの建物でイケトレに閃いてもらう為にさまざまなイベントを行うとメンバーは話す
エル「イケトレさんを閃かせまくりマス!」
では早速イベントをやっていこうとまずイケトレにはカメラが渡された
ゴルシはマックイーンの世話があると不参加で残りのシリウス、エル、カフェ、ダイヤが参加している
シリウス「飼い主サマをしっかり撮れよ?」
イケトレ「そんなポーズしちゃっていいの!?」
始まったのはイケトレが喜びそうなポーズをとり撮影するというもの
下着を見せつけたり服の隙間から胸を見せたりしてイケトレを喜ばせる
カフェ「写真は全て貴方のものです…いつでも好きに使ってください…」
イケトレ「うひー!」
下着だけでなく彼女達の顔と表情をセットで写真に収めていくイケトレ。写真撮影は白熱しイケトレは何度も閃いた
ブライアン「やっているな」
クリーク「ちょうど終わった所のようですね」
イケトレ「ブライアンだけじゃなくて皆いるの!?」
撮影会が終わったタイミングでやって来たのはプロキオンメンバー
ラモーヌ達だけでなくクリークまでやって来たことにイケトレはかなり驚く
クリーク「次は私達も参加するんです」
ダイヤから閃きの為に協力を頼まれたプロキオンは喜んで参加を決めた
多くのウマ娘が集まってなにをやるのかと期待するイケトレ。これから始まるのは彼の想像を超えるものだった
ダイヤ「次は緑が手ですね。よいしょっと…」
イケトレ「うわあぁぁぁぁぁぁ!!」
目の前で始まったのはウマ娘によるツイスターゲームだが普通のルールではない
参加するウマ娘が全員裸で姿勢によってはイケトレに全てが見えている
アイネス「負けないの~!」
クリーク「私だって負けるつもりはありません」
イケトレ「二人のおっぱいが暴れてる!まるでイフリートが現世に現れたみたいだよ!」
ハヤヒデ「なぜ私がこんなことを!!」
ブライアン「姉貴、足が私の……ん」
イケトレ「姉妹丼はダメです爆発します」
喜びが爆発寸前となったイケトレに最後の一回だけゲームに参加するよう促される
自分で相手を選べないイケトレはルーレットで誰とゲームをするのかを決めた
誰とするか下2
ハヤヒデ「こういう時に限ってどうして私なんだ!」
一番乗り気ではないハヤヒデが選ばれるのも運のせいである
ハヤヒデは諦めてイケトレとゲームをスタートさせるがすぐに卑猥な体勢となった
ハヤヒデ「やめろ!やめてくれイケトレ君!息をしないでくれ!」
イケトレ「はあはあはあはあはあはあ」
ハヤヒデの下半身がイケトレの頭へときてしまい彼女はどうすることもできない
イケトレ「凄く良い匂いがする。僕はおかしくなりそうです」
ハヤヒデ「匂わないでくれええ!!」
仰向けになったイケトレの頭にハヤヒデが座ってしまいゲームは彼女の負けとなった
勝敗がついても特に何もなく最後は汗を流そうと全員で浴場へと向かった
イケトレ「これは一体どういうことなのかな?」
全員とお風呂に入れるとウキウキだったイケトレは拘束し目隠しまでされてしまう
裸で拘束されるのも悪くないと感じていたところ下半身に違和感を覚える
イケトレ「それだけはダメ!!」
よりにもよってクリークの目の前で浮気など絶対にしたくないとイケトレは強く抵抗する
抵抗虚しく暫く上下運動を感じていると突如目隠しが外された
ダイヤ「どうしでしたか本物みたいでしたよね?」
イケトレ「へ?」
ダイヤの手に握られていたのは男性用の大人の玩具。目隠しされた状態では本物と間違うほどのクオリティだった
これはサトノ家から発売予定のモノでありイケトレをモニターとして使いたいとダイヤは言う
サトノ「全部で10個ほどサンプルがあるので何番が良かったのか覚えておいてくださいね」
玩具なら浮気にはならないとイケトレは了承し目隠しを受け入れる
ダイヤ「さっきのは1番で次は私…いいえ2番のを使いますね」
そう言うとダイヤは玩具を持たずイケトレに跨る。彼はさっきので玩具だと思い込んでおり警戒する様子もない
ダイヤの話は全てが嘘ではなく事実と異なるのはサンプルの個数のみ
初めに使ったのはVRウマレーターのデータを元にゴルシのナカを再現したもの
いくらサトノ家でも複数個のはサンプルを作るのは不可能だったがダイヤはそれを利用した
アイネス「これって浮気にならないの?」
クリーク「イケトレさんが自覚してなけれは問題ありません」
ダイヤからこの話を持ちかけられたクリークはイケトレに目隠しをして騙すのならと許可を出した
シリウス「みろよサトノのお嬢様が蕩けてやがるぜ」
カフェ「気をつけてくださいダイヤさん残り10往復ですよ…」
イケトレの閃きの為ならここまでは許せる。大事なのは彼の心なのだとクリークは知っている
ハヤヒデ「私もしないといけないのか!?」
ラモーヌ「彼に受け入れてもらうのは気持ちいいわよ」
プロジェクトメンバーとプロキオンのメンバーは自分の番を心待ちにしている
何番よかったかコンマ判定下2 ゾロ目スペシャルボーナス
1~10 1番(ゴルシ)
11~20 2番ダイヤ
21~30 3番エル
31~40 4番シリウス
41~50 5番カフェ
51~60 6番ブライアン
61~70 7番ハヤヒデ
71~80 8番アイネス
81~90 9番ラモーヌ
99~00 10番クリーク
イケトレ「一番気持ち良かったのは4番かなあ」
シリウス「ほう?」
自分が一番だったと聞き尻尾をぶんぶんと振り喜ぶシリウス
ダイヤがその理由を聞くとイケトレは玩具の使用感を屈託なく話す
イケトレ「初めはキツかったけどすぐに柔らかくなって僕のを包んでくれる感じがしたんだ」
クリークのが一番という自覚のあるイケトレは4番が最も好みに近かったと話す
クリーク「10番はダメでしたか?」
それを聞いたクリークは黙っていられずなぜ自分がダメだっかを質問する
イケトレ「うーん10番は少し緩い感じがしたかな。キツさと柔らかさのバランスが良かったのが4番なんだ」
間接的に自分のが緩いと言われショックを受けるクリーク。これはイケトレとやり過ぎた結果ともいえる
サトノ「貴重なご意見ありがとうございました」
イケトレ「僕も極上を味わえて幸せだったよ。今日一日でかなり閃いたから期待してて!」
この閃きを忘れないうちにとイケトレはすぐに会場を後にし閃きをトレーニングへと昇華させる
この次下2
プロジェクトメンバーとプロキオンは無事に閃きトレーニングを受けることができた
その帰り道ゲンナリとしているハヤヒデの姿を見たイケトレは申し訳ないと彼女に謝る
ハヤヒデ「ある程度の覚悟はしていたが……これほどとは思わなかった」
イケトレの閃きには卑猥なことが不可欠でありその部分は仕方なく受け入れている
ハヤヒデの思惑と違ったのはイケトレが変態すぎたこと。ここまで高レベルの卑猥さを求められるとは考えていなかった
イケトレはアイネスとラモーヌがいるのでもう無理はしなくていいとハヤヒデに話す
イケトレ「閃き要因はもう大丈夫だしご褒美も要らないからね」
ハヤヒデ「閃きに参加しなくていいのは助かるがご褒美は別だ」
勝たせてくれたお礼をするのは担当とトレーナーという間柄には必要である
このことはプロキオンで学んだことだからご褒美だけは引き続き続けるという
イケトレ「本当に嫌じゃない?君には嫌な思いはしてほしくないんだ」
さすがのイケトレもツイスターの件はやり過ぎたと反省している
ハヤヒデはご褒美ならば嫌な思いはしないので引き続き頼むとイケトレに話す
ハヤヒデ「私に目標を与えてくれたこともにも感謝しなければならない。スケベなのを除けばイケトレ君は最高のトレーナーなんだ」
大きな目標がなかったハヤヒデに秋シニアという大きな夢を授けたイケトレ
イケトレはブライアンの凱旋門賞に合わせハヤヒデの目標を考えたが彼女はそれが嬉しかった
ハヤヒデのイケトレに対する好感度はマイナスではなくむしろ大きくプラスである
なので目隠しした状態のイケトレに初めてを捧げることも苦ではなかった
ただ頻度と内容だけどうにかして欲しいだけでありハヤヒデはイケトレのことを嫌ってはいない
この次下2
メジェド「明らかにプロジェクトL'Arcのトレーニングのレベルが上がっていましたよ」
トレーナー「なんだと変態がまた閃いたのか!」
L'Arcのトレーニングを偶然見たメジェドはいつもより濃密なトレーニングをしていたと報告する
トレーナーは変態には負けられないとタキオンの新しいトレーニングを考える
メジェド「そこまでしてイケトレに負けたくないんですか?」
トレーナー「もちろんそれもあるがお前の為でもあるんだぞ」
タキオンが凱旋門で勝てば同じチームであるメジェドの注目株も必然的に上がる
その上でメジェドが結果を出せば障害走や馬術が盛り上がる可能性がある
タキオンの勝利がいかに大切かをトレーナーはメジェドに語る
メジェド「いっそのこと海外に行きませんか?」
プロジェクトL'Arcはまだ日本でトレーニングを続けるようなので自分達は先に海外に行くのはどうか
メジェドも海外の馬術に出ることができるので一石二鳥であると説明する
トレーナー「それも選択肢に入るがここでしかできないトレーニングもある。数日以内には決めておくから準備はしておけ」
タキオンは海外芝への対応を済ませており急ぎで海外に行く必要はない
それでもプロジェクトL'Arcより先手を打つのは悪くないので海外遠征の準備をメンバーに指示する
この次下2
1海外へ
2日本でトレーニング
3タキオン調子悪い
4やらかすブルー
5自由安価
タキオン「予定より早い渡欧は勘弁してほしいんだけどねえ」
ブルー「お前の為なんだから文句を言うな。荷物を持ってやってるのも感謝しろよ」
メジェド「ブルーさん三人部屋を取らないでくださいよ。タキオンと同じ部屋ってだけで狭いんです」
ブルー「だったらオッサンと同じ部屋に泊まるか?」
メジェド「はあああこれがイケトレだったらならぁ」
トレーナー「文句を言わずやることをやれ。ふざけている暇はないんだぞ」
プロジェクトL'Arcを警戒して予定を前倒しで海外へとやってきたタキオン達
トレーナーはタキオンに付きっきりとなるのでメジェドはブルーと馬術のトレーニングを行う
ブルー「予定より早くこっちにこれたからこの馬術の大会に出るぞ」
メジェド「結構大きい大会ですね。ブルーさんも出るんですか?」
ブルー「当たり前だろお前には負けねーからな」
早く海外に来たのはメジェドにとって悪い話ではなく馬術の国際大会に出れるスケジュールとなった
急に決まった大会なので準備は不足しているもののこれまでに実力は上がっている
メジェド「国際大会で勝ち続けないと五輪もないですから頑張りましょう」
ブルー「おーしやるぞ~」
メジェドはブルーの指導に従い大会への準備を進める
この次下2
トレーニングの合間にブルーはよく話題に出てくるイケトレとはどんな人物なのかを聞く
ブルー「お前から話は聞いたけどよくわかんねえんだよ」
メジェド「あの人のことは簡単にはわかりません。とにかく悪い人ではないんです」
ブルー「オッサンから聞く限りは相当な奴だぞ大丈夫なのか?」
メジェドは騙されてんじゃないかと心配するブルー。顔が良くて女を侍らせてる男は何人も見たという
そういう男は全員ロクでもない奴で女の敵だとブルーはイケトレを信じられない
メジェド「私は騙されていませんしイケトレは唯一の家族なんです」
メジロから捨てられた際にイケトレに助けられた話はブルーも知っている
それでも下心がイケトレにあるからメジェドを助けたのだと簡単には信じられない
ブルー「お前がそこまで言うなら悪い奴じゃないんだろうがオッサンの前では言うなよ」
トレーナーは未だにメジェド上手くいってないとブルーに漏らしていたそうだ
それを聞いたメジェドはトレーナーと仲良くなれないのは当然だと話す
メジェド「他人行儀で壁を作ってるのは向こうです。私が名前で呼ばれたことって片手で数えられますよ」
トレーナーはオイやお前といった風にメジェドを呼び名前を呼んだことは殆どない
馴れ馴れしくしてほしいとは言わないがトレーナーは明らかに壁を作っているという
ブルー「そんなこと言うならこっちもお前のことメジェドだなんて呼んでねえぞ」
メジェド「ブルーさんは愛情があるというか私に対する「お前」って敵意はないですよね」
ブルー「んーー確かにそうだな」
担当と仲良くなり過ぎるのを阻止する為に壁を作るトレーナーは間違ってない
万が一にも担当と恋愛関係になってはいけないとトレーナーは長年に渡って警戒に警戒を重ねてきた
その結果作られた壁が自分にとって心地悪く仲良くなろうと思えないそうだ
この次下2
メジェドの言っていたことをブルーがトレーナーに報告する。トレーナーは名前呼びは下手したらセクハラになるからと頭を悩ませる
それに加えていまだにイケトレだけが家族と話すのも悩みの種
メジェドが秋川家に来てトレーナーの担当になり長くなるのに信用してるのは未だにイケトレだけである
どうにかできないかと悩むトレーナーにタキオンはそもそも前提が間違っていると話す
タキオン「彼女が信用しないのは秋川家の対応がまずかったからだよ」
メジェドは見た目で判断する性格ではなく一旦は全てを受け入れる
その上で自分の敵かどうかを判断し一度敵と判断すれば二度と味方にはなり得ない
タキオン「メジェド君を信用しなかったのは秋川家の落ち度だね」
ブルー「オッサンは関係ないんじゃねえのか?」
タキオン「秋川家の関係者という括りなんだろうね」
メジェドは秋川父を信用しようとしたが先に裏切ったのは秋川父
イケトレのことがここまで尾を引くとは思っておらずトレーナーからはため息しか出てこない
タキオン「君のことはトレーナーとして信頼しているようだが信用はしてないだろうね」
トレーナー「難儀な性格な奴だ……」
ブルー「難儀って言葉で済ませていい問題じゃねえぞ」
メジェドの将来を考えた時にこのままでいいはずがない。なんとかしてやりたいとブルーは言う
タキオン「彼女の性格はメジロが作り上げたと言えるね。矯正するのは無理だと思うよ」
メジェドの心は荒んでいるというより歪んで成長してしまった結果である
そう簡単に正せるものではないとタキオンは笑いながら話している
ブルー「アイツ友達いんのか?」
タキオン「いるだろうが数は少ないだろうね」
将来メジェドの面倒をみると言ったトレーナーでもメジェドの中では敵なので信用はできない
一度きちんと話してみたいがタキオンの凱旋門賞があるのであまりメジェドに構っていられない
問題が表に出てきていないのでトレーナーは様子見との判断をした
この次下2
メジェド「何の話をしてたんですか?」
トレーナー「いいやなんでもない」
ちょうどそこにメジェドが帰ってきたが彼女のことを話していたとは言えず誤魔化すトレーナー
明らかに何かを隠している誤魔化し方だがトレーナーのことはどうでもいいとメジェドは追求しない
それより自分の疑問をぶつけることを優先しトレーナーにタキオンのことを聞く
メジェド「本当にタキオンは凱旋門で勝てるんですか?」
あのオルフェーヴルでも凱旋門賞は二着で終わり日本のウマ娘は勝てないと決定付けられた
それをタキオンが覆せるとは思えないとメジェドは正直に話す
トレーナー「オルフェーヴルの強さは知っているがタキオンはアレより強い」
メジェド「対戦したことはないですよね?」
タキオンがオルフェーヴルより強いという根拠がない。メジェドはそう指摘する
ブルー「タキオンが勝てようが勝てまいがお前には関係ないだろ?」
メジェド「私に関係なくてもこのチームには関係あります」
障害走を有名にするには自分の活躍の他にチームの活躍が必要でタキオンが負けては意味がないとメジェドは説明する
トレーナー「私が信用できないのか?」
メジェド「当たり前じゃないですか」
薄々わかっていたが信用していないとハッキリ口にされショックを受けるトレーナー
障害と馬術に関して信頼しているだけでトレーナーという人やタキオンに関しては全く信用していない
ブルー「ならどうすりゃいいんだ?」
メジェド「確実に勝てるレースに出たらどうかと思うんです」
海外のG1相当のレースに勝つのは選択肢として有りだというメジェド。勝てる見込みのないレースに出る意味はないと正論を話す
トレーナー「タキオンは勝てるし他のレースに出すつもりもない。お前は自分のやるべきことをやれ」
トレーナーに押し切られメジェドは納得いかないといった表情で部屋に帰った
ブルー「おいおいオッサンよぉそりゃないんじゃねえか?」
タキオン「これでは信用も築けないだろうねえ」
メジェドに信用される気はトレーナーにあるのかとブルー達は呆れてしまう
メジェドと話したのは下2
1トレーナー
2タキオン
3ブルー
4イケトレから電話
5自由安価
イケトレ「トレーナーさんのことは信じられないの?」
メジェド「トレーナーとして信頼はしてますが人として信用はできません」
イケトレ「秋川家のことがよっぽど許せないんだねメジェドは」
メジェド「イケトレならわかってくれますよね?」
イケトレ「わかるけどトレーナーさんは悪い人じゃないんだよ。信用してもいい人なんだからね」
会話がひと段落したところでメジェドはどうして電話をかけてきたのかイケトレに質問する
イケトレはある理由があるそうなのだが…
理由下2
1メジェドが心配
2ラモーヌが居なくなった
3理事長に頼まれた
4メイからの指示
5自由安価
イケトレ「メジェドが心配だから電話をかけたんだよ」
自分のことを心配してくれたのが嬉しいとメジェドは感激する
トレーナーなんかとは違いやはりイケトレは家族だから自分を心配してくれた
イケトレに心配だと言われ幸せな気持ちになっていたが彼は深刻そうに話を続ける
イケトレ「一度心の病院に行ってみた方がいいと思うんだ」
メジェドからすれば唯一の家族であるイケトレから頭がおかしいと言われ固まってしまう
イケトレはそれがわかっているかのようにメジェドはおかしくなってないとフォローする
イケトレ「普段の君は問題ないけどラモーヌのことがあったよね。その時の君はハッキリ言って異常だったんだ」
あの目はラモーヌを[ピーーー]ことも考えていたはず。メジロでのこともあり心の健康を崩しているのではないかと優しく話しかける
メジェド「トレーナーは何も言ってきませんよ」
自分のことを見ているトレーナーは何も言ってこない。だから正常だとメジェドは言いたい
イケトレ「君はトレーナーを信用してない。メジェドも素の自分を見せてないよね」
トレーニングをしている姿だけで心が健康かどうかは判断がつかないのではないか
イケトレの推論は当たっているかわからないがメジェドはトレーナーの前でイケトレのように気を抜いていない
メジェド「もしアウトなら大会に出れませんか?もうすぐ馬術の国際大会があるんです」
病院なんかより馬術の方が優先であり、万が一ドクターストップがかかれば五輪は遠のく
メジェドは自分のことよりも馬術を優先すべきだとイケトレに言いたいようだ
イケトレの反応とか言ったこと下2
イケトレは言葉が詰まるがしばらく考えた後に分かったと納得する
イケトレ(僕は今メジェドのトレーナーじゃない余計なお世話だったかな)
きっとトレーナーも気付いていて何かしらの対策を考えているはずとイケトレは結論付けた
メジェド「国際大会が終わってタキオンの凱旋門賞も終わったら病院のことは考えておきます」
イケトレ「そうだね……」
考えておくのではなく病院には必ず行くようにと付け加える前にメジェドとの電話は終わった
翌日からもメジェドはブルーと共に国際大会に向け馬術のトレーニングを続けていた
ブルー「俺はそろそろ調整に入るがお前はまだトレーニングすんのか?」
メジェド「ギリギリまでトレーニングは続けて調整は少しだけの予定です」
オーバーワークに気を付けるようにとブルーは注意し自分は調整へと入る
ブルー(コイツは中等部とは思えねえほどストイックだし実力もある。負けてらんねえな)
メジェド(勝つ為にはまだまだ足りない。調整は後回しで大会に備えないと)
メンタル不調からくる不安をトレーニングで解消しようとしているメジェド
ブルーは彼女の不調に気付かず自分も負けていられないとライバル心を燃やした
この次下2
1凱旋門賞
2大会へ
3ラモーヌと会う
4メイがやってくる
5自由安価
国際大会が迫る中で突如プロジェクトL'Arcの佐岳メイがメジェドを訪れてきた
メジェドとはほぼ初対面の彼女だからこそということでイケトレがメイに助けを求めたのだ
ブルー「誰だお前ちびっこに構ってる暇はねえぞ」
メイ「これでもあたし様はURAの職員だ。メジェドというウマ娘に用がある」
調整をしていたブルーと話しメイはトレーニングを続けていたメジェドの所へ向かう
メイ「イケトレ君から紹介を受けてやってきた佐岳メイだ」
メジェド「イケトレからの紹介ですか」
イケトレの関係者ということはメイは悪い人ではないと判断しメジェドは警戒せずに会話をする
メイ(話している限りは普通だが内に抱えているものはドス黒いとみた)
イケトレは自分が過干渉してしまうとお節介になってしまうので中立の立場であるメイにメジェドのことを頼んだ
メイなら余計なお世話とはならずメジェドをどうするべきかの答えも知れる
メイ「君のことはイケトレ君からよく聞いてきた。あたし様が来た理由はわかったりするか?」
メジェド「トレーナーに気を遣ってイケトレではなく貴女が私の様子を見に来たんですよね」
概ね合っているとメイは感心し自分の考えを伝えるとメジェドに言う
メジェドは下2
1即病院
2大会後に病院
3メイは一旦帰る
4馬術見せてと言われる
5自由安価
メイ「君はメンタル面に問題を抱えているが今すぐにというほどではない」
メジェド「だったら大会が終わった後でいいですよね」
メイ「大会に出るくらいなら問題はない。ただし必ず病院には行ってもらうからな」
メジェド「……わかりました」
病院に行けと言われ明らかに嫌そうな顔を見せるメジェド。一人で行き辛いのなら自分が付き添うと話すとメジェドの表情は少し明るくなる
メジェドにトレーニングを続けても問題ないと言うとブルーからトレーナーの居る場所を聞く
別の場所でタキオンのトレーニングをしているとのことなのでメイはそちらに向かった
プロジェクトL'Arcの発起人であるメイの偵察は許さないとトレーナーは彼女を拒否する
しかしメイはプロジェクトL'Arcは関係なく用があるのはトレーナーであると話す
トレーナー「凱旋門賞は関係なく私個人に用があるのか?」
メイ「トレーナーさんが担当しているメジェドのことだ。彼女は心を病んでいるが知っていたか?」
ベテランのトレーナーに担当のことを聞くのは勇気のいることである
これがイケトレならそんな質問はできないがメイの立場ならば関係ない
メイはまさか知らないはずはないだろうとトレーナーに質問をし彼の回答を待つ
トレーナーは下2
1中等部なので深刻に考えてない
2気付いていた
3気付いていて知らないふり
4知らなかった
5メイ(イケトレ)を疑う
6自由安価
トレーナー「気付いていたがどうしたら良いか対応に困っていた。私は信用されていないからな」
トレーナーはメジェドがおかしいことに気付いてはいたがその対応に難儀していた
信用していない相手から精神がおかしいと言われて素直に聞くはずもない
彼女から頼られたり信頼されるにはどうしたら良いのかとメイにアドバイスを求める
メイ「イケトレから聞く限り貴方がメジェドから信用を得ることは難しいだろう」
メジェドの敵判定はなにがあっても覆ることは難しい。ただそれは現在の話である
彼女が病院に通い精神面が改善すれば関係が良くなる可能性があるという
メイ「どうやら私はイケトレと繋がりがあるということで味方と思っている。責任を持って私が病院へと連れて行く」
トレーナー「それしかないか…」
メイ「彼女と仲良くなるには壁を取り払って本音をぶつけるのがいいだろう」
呼び方の問題ではなく彼女には愛を持って接するべきという助言
トレーナーにとって愛など枯れ果ててしまっており容易なことではない
それでもアドバイスをもらったのなら活かすのがベテラン。メジェドの対応はなんとかするとメイに約束する
この次下2
メイとの話をブルー達にも話したトレーナー。自分は彼女のトレーナーに向いてなかったのかと悩む
ブルー「秋川家の養子になりてえって言い出したのはアイツだろ?なのに秋川家とオッサンを敵視するってどういう事だよ」
理事長が色々根回しをしたことに対する裏切りであり我儘じゃないかというブルー
秋川家を敵視するのは秋川父にも落ち度があるとトレーナーはフォローするがブルーは納得いかない
タキオン「確かに彼女はわがままだと言えるねえ」
自分の意見に同意してくれる仲間が居たとブルーは喜びメジェドの愚痴を続ける
しかしタキオンはわがままだがメジェドが悪いと言えないと彼女の肩を持つ
タキオン「親に捨てられた中等部のウマ娘が我儘すら言えないのはどうだろうねえ」
夢に向かって一生懸命な姿勢は中等部とは思えないが彼女はまだ幼い
我儘も許さない状況に追い込んで何も得はないとタキオンは断言する
トレーナー「アイツは誰かに甘えた経験も無いらしい。誰が悪いと言われればメジロだな」
敵と味方をハッキリ分けるのも傷つかない為に編み出したメジェドの自衛方法
今はメイに任せ病院での結果を見て判断するという結論に至った
この次下2
1大会へ
2凱旋門賞
3毎日くるメイ
4ラモーヌくる
5自由安価
ついに凱旋門賞の日が訪れる。日本からはプロジェクトL'Arcのメンバーとタキオンが走る
海外ウマ娘はヴェニュスパークとリガントーナだけでなく世界最強のモンジューまで走る
最高の舞台で最高のウマ娘が揃ったといえる今年の凱旋門賞だが勝者は一人
イケトレ「ここまでやってきたことを全て出そう。君たちならきっと勝てる」
イケトレはプロジェクトメンバーに勝利を信じていると声をかけモチベーションを上げる
中でもブライアンは自分だけでなくイケトレの為にと誰よりもやる気に満ちていた
トレーナー「L'Arcの連中は無視してもいいヴェニュスパークとモンジューの走りだけを警戒しろ」
タキオン「彼女との実力の差は技術で埋めるしかないねえ」
トレーナーは警戒すべきは海外ウマ娘のヴェニュスパークとモンジューの二人であると指示
リガントーナとモンジューの対戦では一度もリガントーナは勝てていないというデータを元に警戒する二人を決めた
モンジューは言わずもがなでヴェニュスパークは伸びしろを考えるとモンジューを超えてもおかしくない
この二人さえ対策すれば勝てるとタキオンも納得し凱旋門へと挑む
モンジュー「今年の凱旋門賞は楽しめそうだ」
モンジューの目に映るのは輝いている後輩達と日本の強豪ウマ娘
引退という言葉はまだまだ遠く凱旋門賞で勝つことにより自分が世界最強だと示す
持っているものだけでなく自分が最も強いウマ娘であるという自覚があるモンジュー
モンジュー「相手が強ければ強いほど燃える。このモンジューの走りを世界に知らしめてやろう!」
絶対王者、世界最強を倒すウマ娘は現れるのだろうか
レース結果コンマ判定下2
1~20 L'Arc勝利
21~60 タキオン
61~99 モンジュー
ゾロ目 ヴェニュ
コンマ91ブライアン勝ち
目覚まし使うかどうか残り2
モンジュー「なんとこの私を負かせるウマ娘が出てくるとはな」
ブライアンが一着、モンジューが二着でタキオンが三着という結果となった凱旋門
凱旋門賞を勝つ為に作られたプロジェクトL'Arcから勝利者が出ることになった
ブライアン「この勝利と景色は忘れることはないだろうな」
勝利を噛み締めるブライアンの目線の先にはイケトレ。彼のお陰で勝てたといって過言ではない
凱旋門賞で日本のウマ娘が勝つという快挙は世界を驚かせるニュースとなった
メイ「よくやってくれたイケトレ!!」
自身が立ち上げたプロジェクトが大成功を収めメイは飛び上がって喜んでいる
他のメンバーも自分が負けた悔しさより凱旋門賞を勝てたことを喜んでいる
エル「モンジューに勝つなんて素晴らしいデース!」
ゴルシ「やっべ!ちょっとセーヌ川で泳いでくるわ!」
サトノ「ジンクスの打ち破りましたね!」
中継でレースを見ていたのかメイやメンバーのもとには次々とメッセージが送られてくる
お祭り騒ぎとなっているプロジェクトL'Arcだが肝心のブライアンはイケトレを連れどこかに消えていた
メジェド「やっぱり負けちゃった。だから他のレースに出ればよかったのに」
タキオンが負けてしまい残念とは思わずメジェドはため息をつく
ブルーは会場でタキオンを応援していたがメジェドは一人でトレーニングを続けていた
スマホで中継を見ていたメジェドはタキオンの負けを確認するとトレーニングに戻った
メジェド「頼れるのは自分だけ。味方なんていらない」
精神不安定が原因で視野が狭くなっているメジェド。よく言えばストイックにトレーニングに没頭し大会に備える
この次下2
1国際大会へ
2メイがくる
3イケトレくる
4タキオン帰らず
5自由安価
イケトレはメジェドが調整していた様子から大会が近いのかと質問する
メジェド「明日が大会なんです。応援に来てほしいですけど忙しいですよね」
イケトレ「そうなんだ取材がいくつも入ってて寝る暇もないんだよ」
イケトレ個人やプロジェクトL'Arcについて取材依頼が殺到している
それに応える為にイケトレは予定より早くに帰国することが決まった
日本に帰る前にとイケトレはトレーナーに挨拶に来ていたのだ
イケトレ「頑張ってねメジェド応援してるよ」
メジェド「ありがとうございます」
プロジェクトL'Arcは大成功で終えることができイケトレの評価はかなり上がった
全てが予定通りにいったと思いきや一つだけ誤算が。それはイケトレと共にメイの帰国も早まってしまったこと
メジェドの様子を確認できる存在が彼女の近くから居なくなってしまった
この次下2
イケトレは帰国後にクリークとアイネスに胸に顔を埋め賞賛されハヤヒデは涙を流しながら偉業を喜んだ
ヒシアマゾン「やったねブライアン!」
マヤノ「凄かったねブライアンさん!」
マーベラス「マーーーーーーベラーーース!!」
ブライアンを出迎えたのはプロキオンだけではなくヒシアマゾンらのライバル達
彼女らは自分のことのようにブライアンの勝利を喜んでいる
ローレル「ブライアンちゃんお疲れ様。凱旋門賞勝ててよかったね」
サクラローレルは凱旋門を前に怪我が原因で引退しておりブライアンの結果は嬉しいと喜んでいる
ブライアン「喜ぶのはここまでだ遊んでいる暇はない」
プロキオンとして次の目標はハヤヒデの秋シニアがありそのトレーニングを手伝わなければならない
それだけでなく朝から晩までずっと取材が続くからとブライアンはローレル達の輪から抜ける
ヒシアマゾン「取材続きとは凱旋門賞を勝ったんだから当然だね」
マヤノ「ブライアンさんの出る雑誌全部買うからね!」
ブライアン「ふっ、そうか。もういいだろう行くぞ」
クリークの胸を堪能していたイケトレを引き摺りブライアン達は取材へと向かい、プロキオンは次の目標へと動き出した
この次下2
取材が終わった直後イケトレは黒服達に捕まりとある場所へと連行される
イケトレ「ここは…秋川家。秋川父が僕を呼んでいるんですね」
イケトレの言葉に黒服達は頷き案内された所は秋川家のVIPルーム
ウマ娘「お待ちしておりましたイケトレ様」
イケトレ「貴女は一体誰なんですか?」
ウマ娘「私は恩があって秋川家に仕える者。それ以上でも以下でもありません」
イケトレを出迎えたのはやたら胸の大きなウマ娘で暫くここで待てと話す
VIPルームにはイケトレでもわかるくらい高級な酒が並んでおりこの部屋の敷居の高さを物語っていた
秋川父「ついに悲願を叶えてくれたね。まずは君のことを誤解していたと謝らせてもらう」
今までの無礼を詫びると頭を下げた秋川父は続いて凱旋門賞での勝利を称える
トレーナーからタキオンのことを聞いていた秋川父だが彼女ではモンジューを倒せないと予想していた
その予想は当たっていたがイケトレのブライアンが予想を遥かに超える結果を出した
自分の予想を超え結果を出したイケトレを秋川父は存分に褒め称え続けた
秋川父「さてここからは私の要望だ。君には是非とも秋川家に来て欲しい」
彼のような人材を逃すわけがないと秋川父はイケトレに秋川家に来て欲しいと話す
この次下2
1受ける
2断る
3保留
4条件次第
5自由安価
イケトレ「せっかくのお話ですがお断りさせてもらいます。今はハヤヒデの秋シニア達成の為に忙しいんです」
ブライアンの次はハヤヒデの目標であり何処にも所属するつもりはないと言う
それにプロキオンではラモーヌの面倒を見ておりメジェドと会わせるわけにはいかないと付け加える
イケトレ「貴方は勘違いしていますがタキオンの三着だって素晴らしい結果なんです。トレーナーさんとタキオンはもっと称賛されるべきです」
これまで凱旋門賞に挑んできた日本のウマ娘の悲惨な結果を考えれば三着は十分だといえる
たとえ結果が全てだとしてもタキオンの結果は誇れると秋川父に指摘する
秋川父「一着と三着なら一番が褒め称えられるのは当然ではないのか?」
イケトレ「僕が言いたいのはそういうことではありません」
結果だけを見ていてはいけないというイケトレの指摘は秋川父にはうまく伝わらない
これではラモーヌのことがなくても秋川家の世話になることはない
困惑する秋川父の疑問に答えることはなくイケトレは秋川家から学園へと戻った
この次下2
1メジェド大会へ
2トレーナーへ連絡
3トレーナーから連絡
4メジェドやばい
5自由安価
ブルー「ようメジェド調子は悪くないな?」
メジェド「ええ……」
ブルー(こりゃ相当キてやがるな。コイツだけ先に帰すしかねえ)
メジェドの精神はギリギリであり大会が終わり次第すぐさま帰国させなければならない
ブルーはメジェドの様子を気にしつつも大会で勝てるよう集中している
メジェド「……」
ブルー(こんなになるまで本当に放置しかなかったのかよオッサン!)
ぶつぶつと何かを話しているメジェドを見てブルーはトレーナーに怒りを覚える
それでも馬術に集中し五輪の為にも二人は勝たなければいけない
勝利判定コンマ下2
1~40 メジェド
41~80 ブルー
その他敗北。ゾロ目ファンブル
コンマ08メジェド勝利
メジェド「…………」
国際大会で勝ったというのにメジェドは嬉しそうにはせずぶつぶつと何かを言い続けていた
惜しくも勝てなかったブルーはメジェドはもう限界であると判断し彼女をおぶって会場を後にした
ブルー「こんな時に頼れる奴がメジェドには居ないのかよ!」
親や心を許した人物がいないことがここまで響くとは思わずブルーは焦る
メジェドを運びながらブルーは急いで帰りのチケットを取りトレーナーへと連絡を入れた
トレーナー「アイツはそんなに悪いのか?」
ブルー「即入院レベルだぞクソが!お前それでもトレーナーかよ!?」
彼女の指示通りメジェドの荷物を纏めておいたトレーナー。ブルーは荷物を受け取るとすぐに空港に向かうという
タキオン「なにがいけなかったんだろうねえ」
ブルー「うるせえタキオン!俺の荷物は書いてある住所に送っとけよ!」
メジェドの荷物を持ちメジェドを背負ったブルーは嵐のように空港へと向かった
頼もしく見えるブルーの姿をトレーナーは後悔しながら見続けていた
この次下2
1秋川父から連絡
2なんとかなったメジェド
3即入院メジェド
4イケトレに連絡
5自由安価
イケトレ「お元気でしたかトレーナーさん。メジェドが国際大会で勝ったそうですね」
トレーナー「ああ…」
イケトレへの取材も落ち着いたある日、トレーナーから連絡がくる
トレーナーは言いづらそうにメジェドのことを報告しようするもののイケトレは既に知っていると答える
トレーナー「全て知っているのか?」
イケトレ「長期入院は何とか免れて短期の入院と通院で済んだんですよね」
なぜ知っているのかは聞かなかったトレーナー。事情を知っているなら話は早いと本題へと入る
トレーナー「私の何か悪かったんだ。私が担当した中で精神を病んだのはアイツが初めてだ」
これまで数多くのウマ娘を育ててきたトレーナー。中には怪我をする子は居たが精神を痛めたのはメジェドが初めてだった
精神の脆いウマ娘を担当したことは一度や二度ではなくその時は全て上手くいった
メジェドのメンタルが弱っていることも知っていて下手に刺激しないのが得策だと判断した
自分のこれまでやってきたことは全て間違いだったのか。トレーナーは恥と知りながらもイケトレに聞かずにいられなかった
この次下2
イケトレ「彼女の話をしっかり聞いて否定せずにまずは肯定してあげてください」
イケトレ「メジェドには優しく接してあげてください。彼女は親に愛されなかったので優しさに飢えているんです」
イケトレ「トレーナーさんは万人に理解はされませんけど担当に優しく真面目なのはよく知ってます」
イケトレ「きっとメジェドも信用してくれます。諦めずに頑張ってください」
トレーナーがメジェドと仲良くなるにはまず信用してもらうことから始めなくてはならない
親から捨てられたメジェドは余程のことが無い限り他人を信用しようとは思わない
諦めず何度も何度も彼女と話して欲しいというアドバイスをイケトレから受ける
イケトレ「今の彼女の全てを肯定するのは大変です。少しだけ話したんですけど自己嫌悪の塊になってました」
トレーナー「どういうことを話していたんだ?」
イケトレ「こうなったのは全て自分のせいだと。僕を捨てて秋川家をとったから自分は不幸になっている」
イケトレ「それだけじゃありません。もしメジェドが秋川家に行かず僕の所に居たら皆んなが不幸になっていたとも話していました」
イケトレ「プロキオンに所属したままなら自分は国際大会で勝てずブライアンが凱旋門賞で勝つこともなかった」
イケトレ「それだけでなくメジェドの面倒を見続けていたら僕は破産し全てを不幸にしていたと悲しそうな顔で話していました」
秋川家を選んだことは生きていく上で必要なことだったというのにメジェドは後悔し続けている
そのことでは足りずメジロの言いなりになっていれば親から捨てられなかったと負の連鎖は収まらない
イケトレ「自分がメジロに逆らったからおばあさまやメジロ家の人間が何人も捕まったとも言ってました」
トレーナー「それは違うだろうあんな奴らはいずれ終わっていた」
イケトレ「その「いずれ」はメジェドが現役の間に訪れていたと思いますか?僕はそう思いません」
トレーナー「む……」
イケトレ「本当に最悪は僕がメジェドをどうにかします。でも今の彼女には味方が多いと知って欲しいんです」
イケトレ「トレーナーさんどうかメジェドをよろしくお願いします」
軽傷で済んだので数日後には退院予定のメジェド。面会の許可は出るということでトレーナーはすぐに彼女に会いに行った
この次下2
トレーナー「すまなかったなメジェド」
病室に居たメジェドにトレーナーは彼女の名前を呼びこれまでのことを謝罪する
秋川家の対応やイケトレを侮辱したような発言に加え今までの態度のことも謝る
トレーナー「今すぐ信用してくれとは言わないし担当を降りてくれと言うなら私は降りる」
トレーナー「ただ私はお前の敵じゃない事だけは分かって欲しい」
自分は敵ではないとわかってもらえるまでトレーナーは何度も彼女に話すつもりでいる
メジェドは下2
1無視
2頷く
3トレーナーと話す
4ブルーがやってくる
5マックイーンやってくる
6自由安価
メジェド「貴方はどう思いますか」
小さな声でメジェドはトレーナーに話しかける。彼に聞いたことはイケトレにも話したこと
自分のせいで周りを不幸にしているとメジェドは本気で思い悩んでいる
メジェド「どんな選択をしても私は幸せになれません」
まるで神さまが自分の不幸を楽しんでいるかのように思える。メジェドはそうだと言い切れるくらい思い当たることがあった
メジェド「そもそも私が芝を走っていれば良かった話なんです」
自分のわがままでこうなってしまった。メジェドは全て自分のせいなのだと堂々巡りになる
メジェド「私のことどう思ってましたか」
漠然と質問するのではなくトレーナーの方を見て話す。トレーナーは嘘はつけず本音で喋る
トレーナー「態度は大きいが夢に向かって愚直な奴だと思っていた」
メジェド「それは本当の私じゃないんです。本当の私は大人しくてあんなにハッキリ喋りません」
イケトレには弱さを見せていたものの敵であるトレーナーにそんな姿は見せられない
タキオンも味方とは言えずメジェドはずっと敵に囲まれていると認識していた
メジェド「ブルーさんが居なければ私は首を吊っていました」
敵に囲まれながらのトレーニングは彼女の精神を蝕み続け限界が来てしまった
自分はどうしたいのかどうすべきなのかまるでわからないと小さな声で話す
この次下2
トレーナー「イケトレに担当し直して貰うか?私よりも奴が近くに居た方がいいだろう」
秋川家がイケトレを取り込もうとしている事をメジェドに伝える
秋川父はイケトレがどんな条件を出しても飲むと言っており彼の性格を考えると秋川家に行くことになるはず
そうなればメジェドにとっても悪い話ではなく味方がこれまでより近い存在になる
メジェド「私は自分では決められません」
自分が何かを選択したら周りが不幸になるだけ。自分で選ぶという行為がトラウマになりつつある
メジェドの気持ちはわかるがこのまま流れるままなのは彼女にとって最善ではない
ゴルシ「そんなお前に朗報だ話は聞かせてもらったぜ!」
トレーナー「病院では静かにしろ!」
勢いよく病室に入ってきたのはゴルシ。声が大きいと注意されても気にせずいきなり本題に入る
ゴルシ「お前とイケトレはうちで引き取ってやる!あとついでにそこの奴もな」
トレーナー「ゴールドシップということは黄金の…」
メジロやサトノとも並ぶとされる黄金の一族。名家であることは違いないがそれぞれが個人で動き統率が取れていないとされている
そんな一族でもイケトレが欲しいのかと思いきやこれはマックイーンの提案なのだという
ゴルシ「マックちゃんがどうしてもっていうから迎えに来てたやったんだぞ」
秋川家では幸せになれないと思ったマックイーンはゴルシ達に助けを求めたという
マックイーンの名前を聞いたメジェドはもうメジロの名前は聞きたくないと耳を塞ぐ
しかしゴルシはマックイーンはもう以前とは違うのだと説明する
ゴルシ「マックイーンはもうメジロを捨てた。アイツはもうただのウマ娘だ」
メジェドと同じようにメジロを名乗るのを止めただのマックイーンとなった
メジェド「あのマックイーンがメジロを捨てた……」
ゴルシ「マックイーンも本気ってことなんだよ」
秋川家は敵だが黄金の一族が味方とは限らない。メジェドはどう判断するのか
この次下2
メジェド「マックイーンとイケトレがいるなら信じてみたい…」
ゴルシ「よーしじゃあ決まりだな!」
トレーナー「メジェドがそっちに行くのはいいとして秋川家はどうするんだ?」
ゴルシ「その辺はドリジャがうまくやるだろ」
トレーナー「肝心な所は他人任せなのか……」
ゴルシはトレーナーもイケトレの補助やサブトレとして働かせる為に引き抜くという
そうなれば必然的にブルーもゴルシ達の所に行くことになる
トレーナー「今になって鞍替えは勧められんがメジェドのことを思えば仕方ないか」
ゴルシ「おいおいお前素人か?ウチにはアイツがいるだろ」
せっかく馬術で勝てるようになったのに環境が変わるのは良くない
トレーナーはそう言いたかったのだが黄金の一族にはあるウマ娘がいることを忘れていた
トレーナー「そうかアレがいるな。百年に一度の障害バと言われたアイツだ」
ゴルシ「ここ数年は海外で何かしてたみたいだけど都合良く帰ってくんだよな~」
メジェド「障害走をしてて知らないあのウマ娘を知らない人はいない。あのウマ娘の近くに居るだけでプラスになる」
トレーニングをやる気にもなれていなかったメジェドでもあのウマ娘の名前が出るだけでやる気が出る
面倒なことは全てドリームジャーニーに任せればいいとのことでメジェドの退院は前倒しになった
この次下2
ゴルシが次に向かったのはイケトレの所で黄金の一族に来いと誘う
ゴルシ「今なら特別にゴルシちゃんの脱ぎたて下着プレゼントキャンペーン中だぞ!」
イケトレ「それはそれとして他に条件があるんだ。僕をプロキオンのトレーナーのままにしてほしい」
条件をのんでくれるのならそちらに付く。イケトレは毅然とした態度でゴルシに臨む
ゴルシ「そんな身構えなくてもこっちは最初からそのつもりだぜ」
イケトレは欲しいのだが他の陣営とは違い所属してくれるだけで構わないという
ならば黄金の一族に行く意味はないのだがなにか考えがあってのことだろう
ゴルシ「こっちがヤベえと思ってんのはラモーヌだよ。メジェド放っておいたらラモーヌを[ピーーー]ぞ」
ゴルシが危惧しているのはラモーヌの存在。やはりメジェドはラモーヌを許せないのだという
ゴルシ「マックイーンがメジロを捨てたって言ったら納得はしてたけどよおラモーヌはそんな単純じゃねえだろ?」
ゴルシ「メジロを捨てるのは最低条件であとはお前に任せて大丈夫か?」
ラモーヌの説得をイケトレに任せたいというゴルシ。説得とは何を意味するのかイケトレは聞き返す
ゴルシ「チームから抜けさせるとかメジェドが納得する方法を考えるのか、いくらでも方法はあるだろ」
ゴルシ「それも含めて説得ってことだな。じゃあ後は任せたぜ!」
約束のブツだとゴルシはズボンを履いていたというのに下着を手品のように出現させる
脱ぎたて下着をイケトレに投げつけゴルシは窓から飛び降りていった
この次下2
下着は脱ぎたてこそが一番のポテンシャルを発揮することをイケトレは知っている
じっとゴルシの下着を見つめ続け葛藤した後、かなり勿体無いが返そうという決断をする
イケトレ「ラモーヌと下着なら彼女をとる。ラモーヌをチームから外したりするなんて考えられない」
イケトレにしてはマトモな答えを出し下着はスーパーの袋に入れておいた
黄金の一族には行かずメジェドには自分の事は忘れてもらい新しい家族を作ってほしい
イケトレはそう決めゴルシに断りの連絡を入れようと考えていた時、メジェドから着信があった
メジェド「あの…ゴルシさんがそっちに行きましたよね」
イケトレがゴルシの下着を眺めている間に話は進み彼女は再びメジェドを訪れていた
そこでラモーヌの話をしたらしくメジェドからイケトレへと連絡があった
メジェド「イケトレならラモーヌを捨てるならゴルシさん達の所には行きませんよね」
イケトレ「そうだよだからー」
ゴルシの提案は断るしメジェドは自分を忘れて欲しい。そう話すつもりだったイケトレ
メジェド「私はイケトレに近くに居て欲しいんです。その為ならラモーヌのことは気にしません」
しかしメジェドはラモーヌを追い出さなくていいと話したことにより続きを話せなくなった
この次下2
1やはり断るイケトレ
2黄金一族入り
3ラモーヌくる
4メジェド退院
5自由安価
やはりラモーヌのことが気になりイケトレは彼女の提案を断ろうとした
その瞬間、突如ラモーヌがイケトレの前に現れたかと思うと突然服を脱ぎ出した
ラモーヌ「これを見て欲しいの」
イケトレ「んほおおお淫紋だあ!?」
なんと彼女の胸と下腹部に淫紋が入っておりそれを見てしまったイケトレは気持ち悪い声を出してしまう
ラモーヌ「許して貰うつもりはないわこれは自分への罰として入れたのよ」
淫紋のことだけでなく自分の事は気にせず黄金一族に行って欲しいとラモーヌは話す
メジェド「ラモーヌが淫紋を入れたんですか」
電話で様子を聞いていたメジェドはラモーヌのことを知り彼女と話したいと言う
ラモーヌ「聞いての通りよこれを入れたからといって許して欲しかったわけじゃない」
メジェド「淫紋が入ってたら人前には出れません。二度とレースに出ないんですね」
メジェドの聞き方は出ないのかという確認ではなく二度とレースに出るなという命令に近かった
それを聞いたイケトレはメジェドに何か言おうとしたがラモーヌがそれを止める
ラモーヌ「私は彼の元でもう一度レースを愛したいの。お願いこのわがままだけは許して」
レースには出るがイベントには出ず取材など人前に出ることは絶対にしない
ラモーヌはメジェドにそう約束しもし破れば自分はチームを去るとも話した
この次下2
1黄金一族へ
2メジェド退院
3ラモーヌの覚悟
4マックイーンくる
5自由安価
イケトレ「君の覚悟はよく分かった。君がもう一度レースを愛せるよう全力で尽くすよ」
ラモーヌの覚悟を受け取ったイケトレは黄金一族に入ることを決めた
更にメジェドにはラモーヌにこれ以上のことを求めないよう忠告する
イケトレ「もしラモーヌを傷付けたりなんかしたら縁を切るからね」
彼の強い言葉に対しメジェドはやれやれとため息で返す
メジェド「強がってもダメですよラモーヌの淫紋見て大興奮なのは知ってますから」
イケトレの性癖を知っているメジェドは彼が今どういう状態なのか見なくてもわかるという
メジェド「ラモーヌが何かしようとしないでくださいね」
大興奮した処理はクリークに任せるようにと忠告しメジェドは電話を切った
退院が早まった彼女を迎えに来たのはゴルシではなくドリームジャーニーだった
ドリジャ「聞きたいことは沢山あるでしょうがまずは私達の城にご案内します」
黄金一族が共同で使っている屋敷がありメジェドをそこに案内するという
ドリジャ「案内する屋敷は会合や催し物に使われる建物で普段は使ってないんです」
その屋敷はメジェドの実家のように自由に使ってもいいとドリジャは説明する
ドリジャ「さて何から聞きたいですか?」
移動しながらメジェドに知りたいことは何かを彼女は聞く
聞きたいこと下2
1秋川家
2メジロ
3理事長
4イケトレをどうするのか
5自分はどうなるか
6自由安価
メジェド「貴女達はイケトレをどうするつもりなんですか」
ドリジャ「一言で答えるなら先行投資と言えばいいでしょう」
プロキオンで現役なのはブライアン、ハヤヒデ、アイネス、ラモーヌ
この中で引退が近いのはハヤヒデ姉妹でありそれを踏まえて一族に迎え入れたという
ドリジャ「彼には将来私とオルのトレーナーになってもらいます」
凱旋門賞を勝ったイケトレの実力はたった数年では衰えることはない
将来を見越しての先行投資なので今は彼女らに得はなくても気にしないという
ドリジャ「先行投資には貴女も入っています。五輪でのメダルを期待していますよ」
彼女らもまたメジェドが五輪で活躍できると判断しイケトレごと手に入れようと考えた
メジェドだけでも良かったのだが彼女のメンタルを考えるとイケトレは外せない
それだけでなくトレーナーというベテランや実力未知数のブルーまで手に入る好機である
プロキオンとトレーナー達の全てを迎え入れるのはハッキリ言って損である
しかしこれも全て先行投資と割り切った一族は可能らを温かく迎え入れた
この次下2
1イケトレの性癖を知っているか
2百年に一度の障害バと会う
3ナカヤマくる
4トレーナーくる
5自由安価
メジェド「先行投資とは言いますけどイケトレのことをわかってるんですか?」
イケトレは閃きを持つトレーナーであるがその閃きに必要なのは変態行為
ご褒美に激しいキスをしたり閃きの為には恥ずかしいことをしなければならない
とりあえず脱ぎたて下着はマストであり真空パックされ神棚に飾られるところがスタートラインである
黄金一族がそれを受け入れるとは考え辛いことに加え将来イケトレが担当するオルフェーヴルとドリジャでは閃かないだろう
メジェド「イケトレはスレンダーやロリ体型に全く興味がありません」
黒髪ロングの清楚系カフェという例外がいたがドリジャはその例外に当てはまらない
ドリジャ「もちろんイケトレさんの閃きの条件は知っていますよ」
そう言って見せたのはスマホに保存されたある画像。それは変態度の高い衣装であった
メジェド「逆バニーの衣装!?」
ドリジャ「それだけじゃありません」
もう一つの画像にはLサイズと書かれた逆バニー衣装。姉妹でこの衣装を着るというのだ
これだけでも充分であるというのにドリジャは更に追い討ちをかけるという
ドリジャ「オルにはこのことをあえて知らせてません。イケトレさんは羞恥プレイもお好きなんですよね」
メジェド「完璧だ……」
ドリジャから閃きの為に変態行為が必要と言われればオルフェーヴルなら必ず納得する
それではイケトレを満足させられないだろうとドリジャはわざと彼女に知らせていない
ドリジャ「勝利のためならば体を捧げることも容易いですがオルはどうでしょう」
メジェド「嫌がる妹と積極性な姉のプレイ。イケトレならのたうち回って喜ぶ」
ドリジャ「イケトレさんへのご褒美も勿論あります」
全てを調べてあげた上でイケトレを迎え入れたということは覚悟もとっくに決まっている
ドリジャも最初は嫌がったがイケトレは本番行為を強要しないと聞いて閃きのある彼を受け入れることに
変態行為さえ我慢できればイケトレより優れた人材は存在感しないだろう
この次下2
1屋敷に全員集合
2障害バと会う
3イケトレ合流
4イケトレとトレーナー
5自由安価
屋敷にプロキオンとトレーナー達が全員揃ったのを確認するとドリジャが場を仕切る
黄金の一族からはゴルシ、ナカヤマ、オルフェーヴルに加えマックイーンも来ているようだ
ドリジャ「まず皆さんにお伝えしたいのは私達は貴女方の自由を縛ることはありません」
メジロや秋川家のように必ず結果を出す必要はなくどんなレースに出てもいい
だからといってサボっていいわけではなくこれまで通りトレーニングを続けてほしいと話す
トレーナー「それでは私達がここに来なくともよかっただろう」
メジロを名乗ったり秋川姓に改名する必要もないのなら一族に属しなくてもいいのではないか
トレーナーの疑問をドリジャは予め分かっていたかのようにあるものを配る
ドリジャ「これを公の場では必ず着けてください。トレーナーさん達は取材の場やウマ娘はウイニングライブの時にですね」
着け忘れの心配があるのなら日頃から着けてほしいとドリジャは模様の入った金のバッジを全員に渡した
ドリジャ「これは純金ではありません。私達の一族である証としてお渡しします」
トレーナー達はワイシャツのカラー部分や胸ポケット。ウマ娘は襟に着けて欲しいと場所の注文もした
ドリジャ「一部の方には話していますが全員の前で改めてご説明を。これは一族の先行投資です」
全員を引き取ることは赤字だが全てはこれからの未来の為であると説明がされる
イケトレ「僕は君達姉妹をまだ担当しなくていいんだよね?」
ドリジャ「トレーニングについて話を聞くことはありますがまずは自分のチームを優先してください」
全員の前でプロキオンを解散する必要がないと確認がとれたイケトレ
不安そうにしていたアイネスに心配ないとイケトレは彼女の手を握る
トレーナー(先行投資とは言うがどこまで信用できるかは未知数だな)
言葉には裏があるとトレーナーは一族の動きを警戒している
この次下2
イケトレ「また改めよろしくねメジェド」
メジェド「とれーなあああ~~」
イケトレが戻ってきたことが嬉しくてメジェドは彼に抱きつきキスする
メジェド「好き好き好き好き好き。大好きイケトレ」
イケトレ「人前だから舌を挿れるのはやめようね?」
暴走しかけたメジェドを引き剥がしこれからトレーニングをどうするかプロキオンチームとトレーナー達で話し合う
トレーナー「メジェドについては私がメインのままでいくんだな」
イケトレ「僕は障害走から離れて暫く経つのでトレーナーさんの方が適任です」
タキオン「ブルー君も彼が面倒をみて私はイケトレ君の所に戻れるということだね!」
タキオンもまたイケトレを心待ちにしておりまた彼の弁当を食べられるとエア袖回しで喜んでいる
トレーナー「芝のトレーニングは私が補佐に回るという方向になるか」
イケトレ「すいませんがお手伝いお願いします」
タキオンの脚のケアはトレーナーが引き続き行いトレーニングはプロキオンに合流する
これからの方向性が固まりつつあり二人は自分のやるべきことを確認する
メジェドのトレーニングは引き続きトレーナーが行うことは彼女のメンタルに問題ないのかが気になる所である
しかし彼女は側にイケトレがいればそれでいいのだと彼の膝枕で寝ながら話す
メジェド「一日の終わりによく頑張ったねとかお疲れ様って言ってくれるだけでいいんです」
猫のようにゴロゴロと甘えながらそう言うメジェド。それを聞いたトレーナーは腕を組み難しい顔を見せる
トレーナー「トレーニング終わりに声をかける?そんなことしようとも思ったことがない」
ブルー「やーい中等部のウマ娘病ませてやがんの~~」
ギャハハハと下品に笑うブルーにプロキオンメンバーは警戒する
このタイプのウマ娘が身近に居たことがなく距離感を測りかねているようだ
ブルー「おいオッサン俺もプロキオンの手伝いやんのか?」
ここでメジェドからブルーは学生ではなく成人済みのウマ娘であることが説明される
メジェド「ブルーさんはニートなのでイケトレも仕事を押し付けあげてください」
ブルー「メジェドてめえ!」
メジェド「じゃあアルバイトでも始めたんですか?」
ブルー「それは…アレじゃんか……」
トレーナー「働く気がないなら彼の分の仕事も手伝わせるからな」
ブルー「うげええーー!!」
メジェドとトレーナーのやり取りを見たプロキオンメンバーはブルーは問題ないウマ娘だと判断できた
この次下2
ブルー「お前のトレーナーの視線気持ち悪ぃ」
イケトレ「視姦されてるかブルーさんとどんなプレイするか妄想してます」
ブルー「見境無しかよあの男」
イケトレの中で胸が普通以上のウマ娘はもれなく彼の妄想の餌食となる
誰でもいいわけではないが今回のように身近な存在となるとほぼ確実にやっている
黄金の一族の中ではゴルシのみが妄想されており他の三人にはそんなことはしていない
アイネス(鼻の下を伸ばすのとは全然違うみたいなの)
プロキオンメンバーもイケトレの妄想に気付きアイネスも慣れた様子を見せる
トレーナー「これが凱旋門を勝ったトレーナーか……」
この中でまともな方のトレーナーはイケトレの性癖はどうやっても治らないとため息しか出ない
この次下2
メジェド「ジャーニーさん秋川家について教えてください」
屋敷での会合が終わるとメジェドは真っ先にドリジャの元へ向かった
秋川父は気にしていないが理事長には色々根回しして貰ったのに悪い事をしたと後ろめたさを感じていた
ドリジャ「知るべきことと知らなくてもいいことがあるのは分かりますか?」
暗に聞くなと言うドリジャに対しメジェドはそれでも知りたいと下がらない
メジェド「教えてください」
精神を病んでいる彼女に凄んだり脅したりすることは適切ではない
今回は仕方ないとドリジャは秋川家はどうなったのかを彼女に説明する
ドリジャ「秋川父さんは児童売春の疑いがありました」
メジェド「え……」
ドリジャ「勿論これは疑いです。実際には何もありません」
説明によると秋川父は適切な手段を踏みメジェドのようにある養子を迎え入れた
しかしその養子は「誰か」に性的な虐待をされた跡があり警察が動く寸前までいった
警察にも顔がきく秋川父はやったのは自分ではないと説明し警察もそれに納得した
この一連の流れが表に出るのはマズいのではないかと秋川父を攻めたという
ドリジャ「貴女と引き換えにこの件を公にしないと決めたんです」
メジェド「あの……」
ドリジャ「そこまでにしておきましょう」
その養子は誰に乱暴されたのか。なぜ黄金の一族がそのことを知っているのか
そこから連想される答えは一つだけだがドリジャはそこに辿り着いてはいけないと警告する
ドリジャ「理事長は貴女を応援しています。後ろめたさを感じることもありません」
ドリジャは無理矢理に話を終わらせメジェドはなにも心配しなくていいと背中を押す
この次下2
イケトレとトレーナーは交流を深める為に二人で飲みに行く事に
トレーナーはイケトレからトレーニングや閃きのことを改めて聞き出すつもりでいた
イケトレ「予約してたのはこのお店です」
トレーナー「なに!?」
トレーナーが連れて行かれた先はなんとウマ娘のキャバクラだった
トレーナー「私はこういう場所は好きじゃない。これはどういうことだ?」
イケトレ「すいません……男二人だけなんて耐えられなかったんです」
若い男性ならまだしも還暦近いトレーナーと二人だけで過ごすのは不可能
緩衝材として女の子が必須だったとイケトレは申し訳なさそうにしていた
イケトレ「いいなあ……」
トレーナー「お前は本当に…はあ……」
店に入ると予約していた個室に案内された二人。特定のウマ娘嬢ではなく時間交代で色々なウマ娘が相手をしてくれるようだ
自分の隣にウマ娘嬢が座ると途端に元気になるイケトレ。彼女の胸は普通以上のサイズでとても喜んでいる
嬢「お客さんはあの人に着いてきた感じ?」
トレーナー「ああ」
嬢「やっぱりそうだ。こういう場所が嫌だって顔に書いてあるよ」
トレーナー「なら放っておいてくれ」
嬢「それは無理。嫌がるお客さんを相手するのも私達の仕事だからね」
トレーナーの機嫌は悪かったがそういう男性の相手にも慣れているウマ娘嬢
楽しむ必要はないがいい気分で帰って欲しいとトレーナーをもてなした
イケトレとは全く話ができずウマ娘嬢が数回入れ替わったあと、トレーナーを見た嬢がひょっとしてと声をかける
「貴方って障害走のトレーナーしてませんか?昔にお世話になった気がするんです」
トレーナー「……覚えがない。化粧を落とせば何か思い出すかもしれんが確証はないぞ」
そのウマ娘嬢はトレーナーにどんな指導をされたのかを説明する。トレーナーは顔に覚えはないが指導は自分のものだと確信した
トレーナー「教え子がこんな所で働いているとは想像できなかった」
「障害走に打ち込み過ぎたのが良くなかったかな。勉強なんかした覚えもないし」
障害走はマイナー競技であり活躍が難しいだけでなく金を稼ぐことも難しい
彼女は活躍できず現役を引退したがこの店には活動資金を稼ぐ為に現役のウマ娘が働いているそうだ
トレーナー「ここで働いているということは成人はしているんだな」
「この店はそういうのしっかりしてるし変なお客さんも来ないからいいお店なの」
この店は限られた客しかパスは発行されないシステムとなっており安心安全が保障されている
イケトレは変態であることに間違いないが手を出すことは絶対しないので安全な客という認識
ここで働いていることが表に出ることはまず無いのでウマ娘からも人気の店なのだという
「よかったらその子呼んでこようか?」
トレーナー「せっかくだし話をしてみるか」
イケトレは妄想の世界に旅立っているのでトレーナーはその現役のウマ娘嬢と話すことにした
この次下2
嬢「なんだおじさんか~~あっちのイケメンがよかったなあ~」
トレーナー「本当にアレが良かったのか?」
嬢から特別サービスでぱふぱふされているイケトレの顔は緩み切っていた
嬢「あーー…」
トレーナー「アイツはあれでも凱旋門を勝ったトレーナーなのが解せん」
キャバクラにくる客の言うことをいちいち信用しては嬢は務まらない
イケトレが凱旋門を勝ったというのも嬢は話半分以下で聞いていた
嬢「おじさんは見るからにベテランって感じだけど実際どうなの?」
トレーナー「もちろん歴は長いが有名な奴を担当したことは少ないな」
目立った結果を残していないが最近将来が楽しみなウマ娘を担当しているとメジェドとブルーのことを話す
嬢「え、ブルーってあのウィズダムのブルー?」
トレーナー「知ってるのか?」
嬢との関係下2
1同級生
2拘置所仲間
3元恋人
4舎弟
5ブルーが舎弟
6元バイト仲間
7自由安価
嬢「ブルーは同級生で同じ障害をやってるから覚えてる。そっかブルーはおじさんみたいなのが好みなんだ~」
トレーナー「それだけはない。そもそも見た目で選んでる時点で勝ちを捨てることになるぞ」
嬢「え~でもさあ年がら年中一緒なんだから少しでも見た目がいいのが欲しくなるじゃん」
トレーナー「やれやれそれでは勝てないぞ」
この店での給料は良く活動資金には困っていないという嬢だが勝利は遠いらしい
勝てない原因は選り好みのせいでトレーナーが居ないことであると指摘する
嬢「おじさんみたいな説教臭そうなのは論外としてやっぱ妥協は必要か~」
トレーナーの意見はアドバイスになったようで嬢はお礼を言うと席から離れていった
トレーナー「私はお前と真面目な話がしたかったんだぞ」
イケトレ「あんなサービスがあったなんて知らなかったんです…」
特別サービスを他の嬢からも受けたイケトレはトレーナーと会話してる暇などなかった
二人きりが嫌なら他に誰かを呼びたいが思い当たる人物がトレーナーには居ない
イケトレ「僕もトレーナーさんとはきちんと話したいと思ってるのでブルーさんを呼ぶのはどうですか?」
トレーナー「そうかアイツならいいだろう。酒も飲めるからちょうどいいな」
今日のようなことが無いように次はトレーナーが店を予約するとしこの日は解散となった
この次下2
アイネス「イケトレさん具合は悪くない?」
イケトレ「最高だよアイネス、膝の感触もいいし上を見たら君の…うわあぁ」
アイネスの膝枕からの絶景を堪能しているイケトレ。さんざん楽しんだあと彼女の目標について触れる
イケトレ「何か勝ちたいレースや目標はある?」
アイネス「やっぱりダービーは勝ちたいの!」
年末が迫っている時点で来年のダービーを次の目標にするのは弱気に思える
アイネスは実力は確かなのだが良いトレーナーに恵まれず勝ち方を知らない
ダービーまでにいくつか重賞に出バしレースの勝ち方を学ぼうと提案する
イケトレ「君の脚だと大逃げを試してもいいかもしれない。逃げの子を育成するのは初めてだから楽しみだよ」
新しい脚質のウマ娘のトレーニングを考えるのは楽しいと喜ぶイケトレ
プロジェクトL'Arcが大円団を迎えたことにより余裕があるのでこれまで以上に期待ができる
アイネス「楽しみにしてるのー!」
イケトレ(ハヤヒデの秋シニアに皆んなのトレーニングを考えるのは大変だけどやりがいがある)
トレーナーとして期待されていることは喜ぶべきことであり多少の無理もどうということはない
それに閃きとご褒美があるのでイケトレは誰よりも頑張れてしまうのだった
この次下2
アイネスが紹介したい事があるとイケトレを学園の中庭へと連れて行く
するとそこにはスマートファルコン、ミホノブルボン、サイレンススズカ、マルゼンスキーの四人が揃っていた
アイネス「逃げ切りシスターズの皆を紹介するの!」
自分はグループに所属しウマドルをやっているとイケトレに説明する
ファル子のトレーナーが逃げシスのプロデューサーだと聞き彼女から活動内容をまとめた紙を渡される
ファルトレ「トレーナーとして貴方に敵わなくとも私には逃げシスがあるのよ!」
どうやら彼女は逃げシスを国民的グループにまで有名にしたいという野望があるらしい
イケトレ「僕はアイドルのことなんてわからないよ?」
ファル子「ウマドル!」
アイネス「手伝ってほしいわけじゃなくてこういう活動をしてるって知ってほしかったの!」
基本はトレーニングを優先するもののライブが近い時はレッスンを優先したいというアイネス
そういうことなら問題ないのでウマドル活動も頑張ってと彼女を励ました
この次下2
1アドバイス求められる
2ハヤヒデから呼び出し
3タキオンの世話
4客人くる
5自由安価
メジェド「会えて光栄ですオジュウチョウサン!」
障害走を極める上で絶対に外せない存在であるオジュウチョウサン
障害走に興味を持ったきっかけでもある彼女に会えてメジェドは大興奮の様子
オジュウチョウサンの手を握りしめ尻尾をぶんぶん振り回している
イケトレ「どんな要件でメジェドに会いに来てくれたんですか?」
興奮冷め止まぬメジェドに代わりイケトレが何をしに来たのかを尋ねる
海外に行ってから消息のわかっていなかったオジュウが目の前にいることが普通ではない
よほどの用件であることは想像できなにを言われるのかをイケトレは警戒する
メジェド「障害走が五輪種目になるんですか!?」
来年の五輪は馬術が行われるがその次の五輪からは障害レースが五輪種目になるという
馬術はベテランウマ娘でも活躍できる反面競技として激しさが無かった
馬術は美しさを追求するのに対し障害レースは速さと強さが求められる
オジュウは海外で馬術ではなく障害レースを五輪競技にする為に動いていたのだという
この情報は来年にならなければ解禁されない情報であるが特別にとメジェドに教えられた
メジェド「いいですかイケトレいきますよ」
イケトレ「二つの意味で凄くドキドキするよこれ!!」
トレーナーにしたのと同じくイケトレを柵にして飛び越えるというメジェド
あの時と違うのはメジェドは下着を履かずにスカートという格好のみ
ノーパンスカートが自分を飛び越えていくというただの変態行為ではなく一つ上のレベルに達している
世界を見据えるのなら変態のレベルも上げていかなければいけないということなのだろうか
そんなことを思っているかはわからないがメジェドはイケトレが柵にセットされていることを確認する
メジェド「絶対に動かないでくださいねそれだけが心配なんです」
メジェド「裸足で走るのはイケトレの趣味に合わせたんじゃなくて失敗したら靴が刺さるからですよ」
イケトレ「ゾクゾクしてくるよ…!」
いつもよりハイリスクの閃き行為に興奮しているというイケトレ
メジェドは飛び越えた時にちゃんとスカートの中身が見えるようにとフォームをチェックする
メジェド「準備できましたイケトレ」
イケトレ「来てメジェド!」
メジェドは助走をつけイケトレを飛び越える
コンマ判定下2
90以上でボーナス。ゾロ目ファンブル
コンマ13通常閃き
メジェド(ちゃんと見えたと思うけど目を閉じてたかも)
イケトレの顔の上をうまく飛べたが恐怖で目を瞑っていたかもしれない
そうなればやり直しなのでイケトレの方に近寄ってみたがその心配はなかった
イケトレ「凄い体験をしたよ……ありがとうメジェド」
メジェド「やっぱりイケトレなら一発で閃きますよね」
メジェドの下半身は彼女の一人遊びなどで何度も見ていたイケトレ
今回のようなオプションが付けば更にその価値が上がり閃くに至った
ブルー「イケトレが閃いたトレーニングってのはどうなんだ?」
トレーナー「悔しいが素晴らしいものだな」
トレーナーに仕上げて欲しいとメジェドから渡された閃きトレーニング
そのまま馬術に使えそうなほど完成度が高く改めてイケトレの凄さを知る
メジェド「イケトレなんだから当たり前です」
閃きトレーニングを受け続けていたメジェドにとっては当たり前のこと
イケトレが居たからこそメジェドがここまで成長したのだとトレーナーは思い知る
ブルー「しかし馬術が五輪から無くなるとは想像できねえな」
トレーナー「それは同意する。あんなに美しい競技は他にないというのに」
メジェドはオジュウから聞かされた障害レースが馬術に代わり五輪競技になることも伝えた
ブルーは驚きトレーナーは落胆し喜んで受け入れたメジェドとは違う反応だった
メジェド「なにを言ってるんですか二人ともあのオジュウさんと戦えるんですよ!」
ブルー「メジェドが興奮するってことはよっぽどなんだな」
五年後ならブルーもまだ現役で走れるはずなので二人で頑張ろうとメジェドは張り切っている
この次下2
1ハヤヒデレース
2逃げシスライブ見に
3タキオンのお世話
4トレーナー達海外へ
5自由安価
天皇賞秋。秋シニア三冠の一つ目であるこのレースにハヤヒデは挑む
距離も問題なく不安要素は少ないがG1である以上油断はできない
ハヤヒデ「ここで負けていてはブライアンに申し訳ないからな」
先に凱旋門で勝利したブライアンに負けじとハヤヒデは三冠を取る気でいる
イケトレ「頑張ってハヤヒデ。君なら絶対に勝てるからね」
ハヤヒデ「任せておいてくれイケトレ君」
三冠の一つ目を勝つ為にハヤヒデはレースに向かう
レース結果コンマ判定下2
1~80で勝利。ゾロ目ボーナス
ハヤヒデ「本当にこれがご褒美になるんだな!?」
レースとライブが終わったあとのハヤヒデの太ももを舐めているイケトレ
ハヤヒデは困惑しているがイケトレは汗とハヤヒデの匂いがする太ももを味わっている
イケトレ「美味しい、美味しいよハヤヒデ」
ハヤヒデ「ひいいい」
この太ももに自分のが挟まれたらどうなるのか。そんなことを妄想しながら一心不乱に舐めるイケトレ
胸の谷間を舐めるのと同じレベルで楽しめたようでこのご褒美は大満足だったようだ
天皇賞秋が終わり11月になるとメジェド達はまた海外へと向かう
五輪代表になる為には国際大会で結果を出す必要があるので海外遠征の機会も増える
もちろん国内でも馬術の国際大会は開かれているが頻度がかなり少なく五輪代表になるには海外に行くしかない
メジェド達がプロキオンに合流したことにより海外に行く必要があるのはトレーナー、メジェド、ブルーの三人
タキオンは国内に残りプロキオンのトレーニングに合流するつもりでいた
タキオン「私も海外へ行かなければいかないのかい?」
トレーナー「お前の脚は私でないとケアできんぞ」
タキオン「えーーー!せっかくイケトレ君の弁当が食べられるようになったのにまた食べれなくなるのかい!?」
タキオンはイケトレと絶対に離れたくないと駄々をこねている
タキオンは無理矢理にでも連れて行くとして心配なのはメジェド
ブルーは本当に大丈夫なのかメジェドの様子をかなり心配している
ブルー「お前は残ってもいいからな。メジェドは前に勝ってんだから無理する必要はねえ」
メジェドは前回の遠征で国際大会で勝っており絶対に行く必要はない
精神面を安定させる為にも国内に残ってはどうかブルーは助言する
この次下2
1メジェドも行く
2メジェド残る
3ジャーニーから呼び出し
4自由安価
メジェド「はあ~~好き。イケトレの側にいることが一番幸せです」
イケトレに抱き着きながら頬擦りするメジェド。今回は遠征には行かず国内に残ることになった
残った理由はメンタル面で不安があるという点で遠征に行かないのならしっかり心を休むようにと指示があった
それをメジェドはお墨付きがあったとトレーニングの時間の合間はイケトレに甘えまくっている
メジェド「キスしてキス。イケトレからしてきて」
イケトレ「はいはいわかったから落ち着いてね」
大型犬を宥めるようにメジェドをコントロールし彼女の機嫌を損なわないようイケトレは注意している
プロキオンの大きな目標はハヤヒデの秋シニア三冠なのでいつまでもメジェドに構ってはいられない
メジェドもそれは分かっているのだがギリギリまで彼に甘えたくてずっと抱きつくか隣に座っている
イケトレ「さあそろそろトレーニングを再開しようか」
メジェド「え、もう?」
イケトレ「十分休めたはずだよさあ続きをやろう」
メジェド「わかりました……」
イケトレは決してメジェドに怒ることなく全てを受け入れ少しでも心を軽くしようと心掛けている
この次下2
イケトレ「今日はハヤヒデの為にこの子に来てもらったんだ」
そう言ってイケトレが紹介したのはゼンノロブロイで彼女を見たハヤヒデは大きなため息をつく
ハヤヒデ「君は懲りるという言葉を知らないのか?」
イケトレ「今回は真面目な理由があるから!」
ゼンノロブロイは秋シニア三冠を達成しているのでアドバイスをもらう為に呼んだ
いつものように胸が大きいからではないとイケトレは必死に弁明する
ロブロイ「凱旋門賞を獲ったトレーナーさんに呼んでもらえるのは光栄ですので精一杯頑張ります」
彼女はイケトレのことを凱旋門を勝った凄腕トレーナーだと認識している
その為ハヤヒデにアドバイスが欲しいと言われ喜んで受け入れたのだ
イケトレ「天皇賞秋は勝てたけどあと二つはジャパンカップと有マ記念」
イケトレ「有マはタイシン達と争うことになるけどその前のジャパンカップが曲者なんだ」
ローテーションの具合で有マを回避しジャパンカップを年内最後にするウマ娘もいる
そもそも強豪が揃うジャパンカップで思わぬ強敵に負けてしまうリスクもある
そういったこともあって経験者のロブロイにアドバイスを求めたのだった
この次下2
1参考になるハヤヒデ
2微妙なハヤヒデ
3性癖に気付くロブロイ
4トレーナー大興奮
5自由安価
ロブロイ「イッチニ、イッチニ」
イケトレ(うーーんロリ巨乳が揺れている。これは素晴らしいですね)
イケトレが自分の胸を凝視していることを知ったロブロイは敢えて彼の前で胸を揺らす
えっちなことは得意でもなく好きでもないが相手は凱旋門賞を勝ったイケトレである
身体目当てでもプロキオンに入れるチャンスがあるのなら全力で努力をする
ロブロイ「よいしょっと」
イケトレ(張りが凄いことが見ただけでもわかる。垂れてるのも好きだけど張り切ってるのも大好物なんです)
彼を挑発するようにわざと胸を揺らしロブロイはトレーニングを続ける
ハヤヒデ「非常に参考になったよロブロイ君」
ロブロイ「こちらこそあのBNWのお役に立てて光栄でした!」
この日のトレーニングが終わりハヤヒデはロブロイに礼を言う
自分の参加を喜んで受け入れてくれたイケトレにもロブロイはお礼に行く
ロブロイ「今日はとても参考になりましたイケトレさんありがとうございます」
頭を下げ礼を言うロブロイだがただ頭を下げたのではなくある計算があった
いつの間にか下着を脱いでおり体操服の谷間から彼女の胸がいつもより見えている
彼女が頭を下げたことによりイケトレは覗き込む形となりロブロイの胸が見えている
この次下2
1思わずスカウト
2追い討ちロブロイ
3間に入るクリーク
4イケトレに抱き着くメジェド
5自由安価
谷間をよく見せただけでは足りないと判断したロブロイは一度頭を上げる
ロブロイ「凄く濃い内容のトレーニングでした。いつもより汗もかいちゃいました」
イケトレ「う!?」
胸元をパタパタ仰ぎイケトレの視線を誘導したあと胸元を少し開く
ロブロイ(見えてますよね)
イケトレの瞳には下着を着けていないロブロイの胸の先まで写っている
メジェド「トレーニング終わったから褒めて!」
イケトレ「めじぇどっ!?」
ロブロイの追い討ちなど知らないメジェドはイケトレの後ろから抱き着く
メジェドはいつも通り背中で胸を楽しんでもらおうと押し付けている
メジェド「褒めて褒めて褒めて撫でてキスして」
甘えたい放題が解禁されているメジェドはイケトレの事情など知らず自分の欲望に従い行動している
この次下2
目の前にあるロリ巨乳より背中の大きな胸が優先されイケトレは正気に戻る
イケトレ「今日はハヤヒデの為にありがとうじゃあね!」
ロブロイ「あ……」
ハヤヒデへのアドバイスの礼を伝えイケトレはメジェドを連れトレーナー室へと駆け込んだ
ロブロイは残念そうな表情を浮かべ仕方なく引き下がるしかなかった
イケトレ「ありがとうメジェド。本当にありがとう」
トレーナー室でメジェドを褒めながらメジェドが来なかったらロブロイというロリ巨乳に堕ちる所だったと礼を言う
メジェドはロブロイの様子を知らなかったがイケトレを誘惑していたのだとこの時に知る
メジェド「イケトレは凱旋門賞を勝ったトレーナーなんだから狙われて当たり前」
メジェド「トレーナーのいないウマ娘は皆狙ってるはずだから気をつけて」
ロブロイのような実力者だけでなく名も無きウマ娘もトレーナーは欲しいはず
胸が大好物のイケトレは特に注意するようにメジェドは釘を刺す
メジェド「私が側にいるからいつでも呼んで」
イケトレ「そんな目的では君を呼べないに決まってるでしょ?」
メジェド「誘惑されて変にメンバーが増えるより絶対その方がいいから」
さまざまな誘惑に負けない為に自分達を使うべきであるとメジェドはこのことをメンバー内で共有した
この次下2
アイネス「それってつまりイケトレのをあたし達が抜いてあげるってこと?」
メジェドの報告を聞いたアイネスはつまりそういうことなのだろうと解釈する
ハヤヒデは閃きとご褒美があるし何より彼女であるクリークがいるのだから流石にそれはやり過ぎだと拒否する
メジェド「ううんそこまで言ってない。誰かに言い寄られてたら現実に戻して欲しいだけ」
自分がやったように胸を背中に押し付けるだけでいいのだという
いつもではなく今日のようにメンバー以外の人物がプロキオンに来た場合でいい
これならできるはずとメジェドは全員と情報を共有した
ハヤヒデ「ロブロイ君もどうかと思うがイケトレ君は注目されて当然なのだな」
ブライアン「姉貴には言っていないが私にもさまざまな奴から声をかけられている」
一時より落ち着いたものの凱旋門賞を勝ったことについて取材はまだくる
それだけでなくブライアンにアドバイスを求めたり自分のチームに引き抜けないかということもあった
アイネス「あんなだけどイケトレは凄いトレーナーなの!」
メジェド「イケトレだけに注意してもらうのではなく全員で守るんです」
イケトレも注意してもらわなければいけないがトレーナーを守るのも自分達の役目である
この次下2
イケトレ「あ、君は……」
ジェンティル「あら貴方は」
ジェンティルドンナと偶然会ってしまうイケトレ。実は彼女の実家からも誘いがきていた
それを断って彼女のライバルであるオルフェ、ゴルシの黄金の一族に行ってしまった
そのことが気まずいイケトレにジェンティルは気にしなくて良いと笑顔で語りかける
ジェンティル「私の意思は関係なく親が勝手にやった事です。貴方に落ち度はありません」
むしろイケトレが育てたメンバーを倒す方が自分に合っていると持ってた鉄球を握り潰した
ライブ日和のある日イケトレは逃げシスのプロデューサーことファルトレからライブを観て欲しいと頼まれた
新曲を含めたリハーサルを見てファルトレはその感想を聞きたいのだという
イケトレ「どうして僕なんですか?」
ファルトレ「アイネスから色々聞いてるわよ」
彼女は軽蔑するような目でイケトレを見ていることから良い話はされていないのだろう
できれば頼りたくないイケトレであるがさまざまな性癖を極めている彼はテスターとして優秀である
ファルトレは完璧と思っていてもどこか足りないものがあるかもしれない
それをイケトレに見つけてもらおうとファルトレは考えた
イケトレは満足したかコンマ判定下2。高コンマほど満足、ゾロ目ボーナス
コンマ85かなり満足
ファルトレ「素直な感想を聞かせてほしい」
イケトレ「素晴らしいライブでした。これなら皆んな満足してくれると思いますよ」
イケトレに歌の良し悪しの判断は求めておらず欲しかったのは雰囲気や見た目の感想
逃げシスはアイドルらしい雰囲気を纏っており素人が誤魔化したものではなかった
目の肥えたイケトレを満足させるレベルに仕上がっておりファルトレはほっと息をつく
ファルトレ「逃げシスに問題が無いことがわかったがあえて言う所はないか?」
イケトレ「あえて言うのなら衣装かもしれません。スカートの下にスパッツは僕の好みではなかったです」
見せパンや下着そのままといったエロさ、ドキドキするものがもう少し欲しい
あくまでこれは自分の好みだと前置きしたイケトレ。ファルトレも参考程度に聞くからと話を続けるよう相槌する
イケトレ「地下アイドルみたいにチェキが撮れたり何枚もCDを買ったら特別サービスなんかも……」
ファルトレ「おらぁ!!」
それ以上は口に出すなとファルトレのハイキックが後頭部にキまる
イケトレは卒倒するが倒れる直前にファルトレの振り上げられた足により見えた下着に興奮しながら気絶した
この次下2
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