ゲンドウ「冬月、レイを起こしてくれ」 (522)
冬月『使えるのかね』
ゲンドウ「死んでいるわけではない」
冬月『....わかった』
ゲンドウ「...レイ」
綾波『はい』
ゲンドウ「予備が使えなくなった、もう一度だ」
綾波『....はい』
アムロ「呼んだかゲンドウ!」
シンジ「え?」
ゲンドウ「えっ」
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シンジ「あ、あなたは...?」
アムロ「君の父親が言っていただろう、レイだ」
シンジ「父さん!!この人は誰なんだよ!!!」
ゲンドウ「えっと....」
アムロ「シンジくん、確かにこんな事態になれば混乱し、尻込みするのもわかる」
アムロ「だが君が乗らなければ皆死ぬ...頼む、今だけでもいい、乗ってくれないか?エヴァに」
シンジ「でも....僕に、こんなもの動かせって....できるわけないだろ....!」
アムロ「ここにいるみんなが君のバックアップに回る、無論俺もだ...君一人に全てを背負わせはしない」
シンジ「......わかりました、やってみます....」
アムロ「シンジくん、エヴァは神経接続を介して操縦する、つまり君の意思に動きが左右されるんだ」
シンジ「はっ...はい、大体は理解できました....それでレイさん」
アムロ「なんだシンジくん」
シンジ「なんで一緒に乗り込んでるんですか....?」
アムロ「言っただろう、君一人に全てを背負わせはしないと」
シンジ「えっと...」
アムロ「これから注入されるLCLという液体で肺が満たされれば血液に直接酸素が行きわたる、問題はそのあとだな...」
シンジ「....やれるだけやってみます」
アムロ「その意気だ」
マヤ「シンクロ率42.3%、ハーモニクス全て正常値...暴走ありません」
リツコ「異物が入っているというのにこのシンクロ率....すごいわね...」
リツコ「行けるわ、ミサト」
ミサト「えぇ、発信準備!」
マヤ「進路クリア、オールグリーン!」
リツコ「発進準備完了」
ミサト「了解....構いませんね?」
ゲンドウ「えっ....あぁ、うん...?」
ゲンドウ「使徒を倒さん限り我々に未来はないから....うん...」
冬月「碇、本当にこれでいいんだな?」
ゲンドウ「いやだって...」
ミサト「発進!!」
レイ「.....あれ、初号機は....?」ハコバレー
カミーユ「もう発進しましたよ!!」カラカラ
ファ「カミーユ!患者さんに響くから大声出さないで!!」カラカラ
ギュイーンガシャーンッ
シンジ「はぐぅっ....あれが....使徒...!?」
アムロ「シンジくん、まずは歩くことを考えるんだ!」
シンジ「はっ、はい!」
アムロ(ゲンドウめ...自分の子供に無茶をさせる!武器はないのか武器は!!)
シンジ「あっ、歩けた!歩けました!!」
アムロ「その調子だぞシンジくん!」
サキエル「ワーイ」ズシンズシン
アムロ「――――来る!」
シンジ「う、うわぁああーっ!!」バババババババババババッ
サキエル「ウワナンゾ」ガキィンッ!!
ミサト「初号機の武装って今はナイフだけよね!?」
リツコ「私は知らないわよ!!」
ジュドー「ひゃ~っ、感動の嵐!遊びでつけたバルカンがちゃんと起動してくれるなんて!!」
リツコ「司令!知らない子がエヴァで遊んでたとか言ってるんですけど!?」
ゲンドウ「.....」
リツコ「そっぽ向いてんじゃないわよグラサン親父!!」
シンジ「た、助かった....?」
アムロ「A.T.フィールドがある限り物理的攻撃では使徒を倒せない!!」
アムロ「シンジくん、とにかく距離を取るんだ!その間に使える武器を探す!!」
シンジ「はっ、はいっ!!」グルンッダダダダダッ
アムロ「司令部!何か使える武器はないのか!!」
マヤ「えっと...」
セイラ「ビームマグナムがあるわ、それを使って何とかして頂戴」
アムロ「反動が大きすぎる!他のモノはないのか!?」
セイラ「他があれば出しているわ、泣き言を聞く暇はなくってよ」
アムロ「えぇい!一撃で終わらせるしかない....射出急いでくれ!!」
セイラ「了解、ビームマグナムの射出急いで!」
マヤ「(あんなオペレーターいたっけ...?)」
ビームマグナム「」ガションッ
アムロ「シンジくん、ビームマグナムは反動と負荷が大きい!一撃で仕留める気で行くんだ!」
シンジ「そんな!?まだ乗ったばかりですよ!?」
アムロ「大まかな照準さえ合えば後は機械と俺がどうにかする!!」
シンジ「う、うぅ....!」
アムロ「覚悟を決めるんだシンジくん!!」
シンジ「はっ....はい!!」
アムロ(背中を押してやればちゃんと応えてくれるいい子じゃないか...!)
アムロ(ゲンドウめ、ますます文句を言わねばならなくなったな...!)
ゲンドウ(なんかネルフにいつの間にか知らない人が増えてる....)
シンジ(逃げちゃダメだ...!逃げちゃダメだ...!逃げちゃダメだ...!)
機械「」ピピピピピピピピ....
サキエル「ワーイ」ズシン、ズシン
シンジ「せ、迫ってきますよ...!?」
アムロ「まだだ、まだ引き付けるんだ...スピードの遅い敵だ、十分に引きつけさえすれば落とせる!」
シンジ「...」ドキドキドキドキドキドキ
アムロ「......今だ!!」
シンジ「う、うわぁあああっ!!!」バキュォオオーンッ!!
サキエル「!?」ズギャアアンッ!!
アムロ「逸れた!?」
セイラ『コアにギリギリ掠った程度!!でもA.T.フィールドを破れた!!』
アムロ(ここで畳みかけるしか...!いや、今のシンジ君では反動で気おされて動けない...!)
アムロ(体制を立て直して二射目を....!?)
シンジ「っ」ピキィンッ
シンジ「う、うわぁあああーっ!!!!!!」ナイフ装備
アムロ「シンジ君!?」
シンジ「やあああぁああーっ!!!」ガキィイインッ!!
サキエル「マジデカ」コア直撃
ピカッ
ドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオン.......
マヤ「.....あ、ぱ、パターン青消滅!!使徒、撃破されました...!」
セイラ「....シンジくん、初陣にしては中々いい動きよ」
シンジ『はぁっ....はぁっ.....は、はい...!』
シンジ『や、やった....ははは...はは...』ガクッ
アムロ『シンジ君?シンジ君!?』
セイラ「機体回収班!急ぎなさい!!パイロット保護最優先よ!!」
機体回収班「「「いえすまむ!!!」」」ザッ
セイラ(あの反応速度は....いえ、憶測に過ぎないし、やめておこうかしら...)
―――――――
―――――
―――病室にて
シンジ「....」
アムロ「気が付いたか?シンジくん」
シンジ「.....はい」
アムロ「...あの時、戦闘時の極度のストレスから一気に解放された結果、気を失ったみたいだ」
アムロ「後遺症などの恐れはないから安心してくれていいぞ、シンジくん」
シンジ「...はい」
アムロ「....昨日は巻き込んでしまって済まなかったな、本当なら俺が乗れればいいんだが...」
シンジ「.....いえ、怖かったし痛かったけど....でも、ちょっと嬉しかったです」
アムロ「嬉しかった?」
シンジ「あの...エヴァの中で、危険なのに一緒に乗り込んできてくれたり、僕のためにできるだけ安全な策を考えてくれたり...」
シンジ「なんていうか....あんな形でも、僕のために一生懸命になってくれる大人の人って初めてだったので...」
シンジ「.....父さんにすら、そんなこと...してもらったことなかったのに...」
アムロ「....そうか」
アムロ「....そうだシンジ君、君さえ良ければだが――――」
シンジ「ここがアムロさんの家、ですか?」オオキイ...
アムロ「今日から君の家でもある」
アムロ「これでも俺は軍の中でも結構いい地位にいるからね、部屋は空いてるところを適当に使ってくれて構わないさ」
シンジ「でもなんでアムロさんが....僕を引き取ってくれるんですか?」
アムロ「嫌だったか?」
シンジ「いえ...でも、昨日会ったばかりの僕にここまでしてくれる理由がわからなくて...」
アムロ「...君は昔の俺によく似ているからな、そう思うと放っておけなくなった」
シンジ「...」
アムロ「あとミサトが君の引き取り手に立候補したんだが奴はズボラだからな、君を家政婦みたいにしてしまいかねない」
アムロ「協力してもらっているのはこちらなんだ、最大限君の意思を尊重し、自由に過ごせる環境にいてほしい」
アムロ「...って理由じゃあ納得できないか?」
シンジ「あ、ありがとうございます...それじゃあ、お邪魔します...」
アムロ「シンジくん」
シンジ「え、は、はい」
アムロ「改めて言うが....今日からここは君の家だ」
シンジ「あ...えっと....あっ!」
シンジ「たっ、ただいま!!」
アムロ「おかえり、シンジ君」
とりあえずこっからは少し書き溜める
3時くらいになったらまた投下始めると思う
さすがアムロさんだ…!
シャアのパターンはあるかなあ
よし、投下していこう、見てる奴いるかな?
>>13 シャアも出て来るから少し待ってて
アムロ「シンジくん、今晩何か食べたいものはあるか?よければ出前でも取ろうと思うんだが」
シンジ「えぇっ!?そ、そんな....いいですよ....」
アムロ「そう言わないでくれ、これは君の歓迎会と、祝勝会も兼ねているんだ
何人か俺の友人も招待するつもりだ、祝わせてくれないかな?」
シンジ「じゃ....じゃあ、お言葉に甘えます...」
アムロ「そうするといい、それじゃあ連絡でもしてくるとするよ」
シンジ「はい」
アムロ(流石にまだ緊張はしてるか...昨日の今日だ、これから慣れてくれればいいさ)
シンジ(...今までの大人と違ってアムロさんって...まさに仕事ができるかっこいい大人...って感じだ...)
アムロ「...あぁ、そうだ」クルッ
シンジ「...はい?」
アムロ「ありがとう、君があの時戦ってくれたおかげでこの町に住んでいたたくさんの人々が救われた」
アムロ「皆のために戦ってくれてありがとう」
シンジ「そんな...僕なんて...」
アムロ「君だからこそ、さ、胸を張っていい、それは俺が保証する」
シンジ「.....ありがとう、ございます」
シンジ「....そういえば父さんが言ってた"レイ"って...?」
アムロ「俺の事だろう」
シンジ「なんか違うって感じの顔してましたよ?」
アムロ「...じゃあもう一人のエヴァパイロットの子だろうか」
シンジ「僕以外にもパイロットっているんですか...?」
アムロ「あぁ、綾波レイ、ファーストチルドレンってやつだ」
アムロ「本来なら彼女が初号機に乗る予定だったんだが...零号機の起動実験で大怪我をしてしまったんだ」
シンジ「だから乗れなかった....」
アムロ「あぁ、だから今戦えるのは君一人になる...頼りっきりで済まないな」
シンジ「いえ!....それが僕にできることだっていうなら...僕も、やりとおしたいです」
アムロ「ははは、君も男の子だな、その意気だ」
シンジ「...はい!」
シンジ「あの、アムロさん...さっき言ってた歓迎会なんですけど...」
シンジ「僕、何か作りましょうか?」
アムロ「シンジ君、君料理ができるのか....しかしいいのかい?」
シンジ「はい、何か恩返ししたいですし...」
アムロ(せっかくの申し出だ、断りたくないし...)
アムロ「だったら幾つか頼もうかな、俺も手伝っていいかい?」
シンジ「はい、ありがとうございます!!」
アムロ「....すまない」上手く作れない男の図
シンジ「あ、あはははは....でも全然できてないわけじゃないですから、大丈夫ですよ!」
アムロ「そう言ってくれると俺も立つ瀬がある...まさかスープ類
ですらここまで難しいとは思わなかったな」
シンジ「そこはもう、慣れですよ」
アムロ「ははは、ここまで料理がうまいと女の子も放っておかないんじゃないか?」
シンジ「うぇっ!?そ、そんなことないですよ!僕、こんな風に頼りないですし...」
アムロ「使徒との戦いでは誰に言われるでもなく敵に飛び込んだ
じゃないか、君は土壇場では頼りになる男だよ」
シンジ「...えへへへ」
アムロ(褒められるのに耐性がないんだな...だが中々打ち解けてきたじゃないか)フッ
ピンポーン
アムロ「呼んでた奴らが来たようだな...俺が出て来るよ、シンジ君は今のうちにシャワーでも浴びてくるといい」
シンジ「はい!」
スタスタ
シンジ(やっぱりちょっと広いな....少し迷っちゃう....ここかな)ガチャ
シャア「」タイイクスワリ
シンジ「うわぁあああーっ!!!!あああああアムロさん!」ダダダダダッ
アムロ「どうしたんだシンジくん!?」
カミーユ「なんで全裸なんだ!!?」ガタッ
ジュドー「カミーユさん!!すぐに殴りかかろうとしない!!」ガシッ
カミーユ「離せよこの人殺しドモン!!」ギャーッ
シンジ「おっ、お風呂場に....!」
シャア「...」スタスタ
アムロ「あぁ、それは新種のロリコンだ、名前はシャア・アズナブル」
カミーユ「お風呂場で一体何やってたんです!!」バシィッ
シャア「これが若さか...」ズシャア
アムロ「家に入れた記憶はないんだがな....シャア!!貴様シンジ君までびびらせるんじゃない!!」ガシィッ!
シャア「えぇい!貴様がいつまでたっても歓迎会に私を呼ばぬから!!」ゴロゴロ
アムロ「エゴだよそれは!!」トモエナゲー
シンジ(ゆ、愉快な人なんだな...シャアさんって...)
ジュドー「俺、ジュドー・アーシタってんだ、よろしくな!」
シンジ「あ、はい!」
ジュドー「とりあえず待ってるからさ、とっとと用事済ませてきなよ、そのままじゃ風邪ひいちゃうって」
シンジ「――――あっ!あわわわわっ///」
ジュドー「ははは!ごゆっくりー!」
カコーン
シンジ(アムロ・レイさん....か.....)
シンジ(悪い人じゃない...落ち着いてるけど、かっこいい大人の人...)
シンジ(....お風呂って嫌な事思い出すのが多いよな....)
シンジ(....父さんと...)
シンジ「綾波レイ....か....」
ゲンドウ「....」
リツコ「レイの様子は如何でしたか?」
ゲンドウ「....」
リツコ「午後、行かれたのでしょう?」
ゲンドウ「....すんごい怒られた....」
リツコ「え?」
ゲンドウ「病室行く途中に鉢合わせたしスゴイ剣幕で怒られた...」
アムロ『あんないい子の父親の癖になんでそうやって突き放すんだ!!あれだぞ!!
俺のニュータイプ能力全てフル活用して初号機の中のユイさんに報告するzカミーユ殴るんじゃない!!
本気ではないは言い訳にはならないぞカミーユ!というかなんかひしひしと初号機の中から貴様に対する怒りが感じ取れているんだよ!!
このままだと初号機に鉄骨とか投げつけられかねないぞ貴様カミーユ!!殴るんじゃない!!鉄骨よりはいいってお前のこぶしは重たいんだから自重するんだ!
いいのか!?貴様とユイさんの最後の愛の証をあんなふうにないがしろにして!!嫌われるぞ!!
貴様の事愛してくれたユイさんにすら嫌われるzカミーユ!!殴るんじゃない!
手か足かの問題じゃない!!足はもっといけない!!
父親がみっともない!!こんのバkカミーユ!!殴るんじゃない!!ホントに殴るんじゃない!!あの年のおじさんをそれ以上殴ると立てなくなる!!』
ゲンドウ「なんならカミーユの攻撃のダメージの方が強い、私が入院したい」ボロッ
リツコ「....」
ゲンドウ「...あ、レイもあと8日もすれば動ける、とにかくこれからシンジと仲良くなる方法を考えなければ...」
リツコ「えっ?」
ゲンドウ「ユイに嫌われたくない」
ガヤガヤ
シンジ(こんなにたくさん人が来てる...)
アムロ「皆にシンジ君の話をしたらこぞってあってみたい、見て
みたい、と言っててな」
シンジ「...そう、なんですか...」
アムロ「あぁ、皆君のために集まったってところだ」
シンジ「それにしては多い気がするんですけど...」
カミーユ「俺も友人に君の話をしたんだ、そしたらこうなったよ」
シンジ「えっと...カミーユ、さん?」
カミーユ「カミーユ・ビダン、ネルフのメンタルケアと医療を務めてるんだ、辛いことがあったら言いに来るといい」
カミーユ「君の愚痴くらいならいくらでも聞くさ」
シンジ「えっと、はい...ありがとうございます」
シンジ(さっきみたいな凶暴さが嘘のようだ...理知的で近づきづらい感じだけど...怖くはない、かも)
ジュドー「あ、カミーユさんそこにいたんだ?シンジもいるじゃんか!」
シンジ「あ、ジュドーさん!」
ジュドー「ちなみに、俺は整備とか担当してるから!初号機の頭
にバルカン詰んだのも俺なんだよね」ニヒヒ
シンジ「そ、そうなんですね...バルカンのおかげで助かりました」
ジュドー「そう言ってくれると装備のし甲斐があるなぁ!シンジ、他にもいろんな人が君と話したがってたから回ってみるといいぜ!」
シンジ「...はい!」
カミーユ(本当にいい子だな、彼は...良くも悪くも良識の有る一般人だ...しっかりと支えてあげなければ)
ジュドー(生き生きとした感じがしてないけど、もっとパーッと遊んだほうがいいんじゃないかなシンジも!ちょくちょく連れだそーっと)
ドモン
キラ
ロラン
一人目:ドモン
ワイワイガヤガヤ
シンジ「....」(皆楽しそうだな...)
???「混ざらないのか?」
シンジ「えっ...?」
???「...」
シンジ「えっと....あなたは...?」
ドモン「ドモン・カッシュだ、碇シンジ...で合ってるな?」
シンジ「はい...」
ドモン「それで...混ざらないのか?今日は君が主役のパーティだろう」
シンジ「なんかこういう人の集まりって...少し気疲れしちゃうことがあって、今休憩中ってところです」
ドモン「そうか」
シンジ「ドモンさんは皆のところに混ざらないんですか?」
ドモン「フッ、こう見えて俺も昔は気弱な少年でな....やはり、何年たっても人だかりというのには慣れん」
シンジ(なんだろう....どこか、安心するような...そんな雰囲気がする...)
シンジ「ドモンさんも人込みって苦手なんですね...」
ドモン「あぁ、かつて仇を追って修行の旅に出ていた時も人だかりに入ることはあまりなかったからな」
シンジ「仇...ですか?」
ドモン「あぁ、父と母と...兄を奪った仇を探していた」
シンジ「....」
ドモン「そんな顔するな、仇はこの手で取ったさ...その中で多くのモノを得た」
ドモン「仲間や、教え...託された思いや....大事な人を」
シンジ「....スゴイや、僕が同じことやっても、どっかで失敗して、そのままになりそうだ」
ドモン「シンジくん、明鏡止水だ」
シンジ「....え?」
ドモン「焦りや怒り、抗いがたい激情の中にこそ見える一滴....それが君の芯を力に変えてくれる」
シンジ「僕の....芯...」
ドモン「無理に変わったり、変わろうとする必要はない、君は君のままで誰かのために戦えるんだからな」
シンジ「.....(僕は....僕のままでも....いいのか....)」
ドモン「それでも力が必要になったなら俺のところに来るといい、流派東方不敗が力、見せてくれよう」ニッ
シンジ「...!はい、ドモンさん!....いえ、師匠!!!」
二人目:キラ
シンジ「(師匠いい人だったな....ちょっと僕も勇気を出して声をかけてみようかな...)」
シンジ「(....あ、優しそうな人だ、あの人からやってみよう...)あ、あの....こ、こんにちは...?」
キラ「あ....君は碇シンジくん...だよね?」
シンジ「はい、あなたは?」
キラ「キラ・ヤマト、君のことはアムロさんから聞いたよ、乗ったばかりのエヴァで使途を撃退したんだよね」
シンジ「皆さんの....アムロさんの協力もあってこそ、ですけどね...」
キラ「ふふふ、謙遜しなくてもいいよ....誰かのために戦うこと、それってとても勇気のいることだから」
シンジ「キラさん....」
キラ「僕もね、戦いに巻き込まれて、どうしようもなくて戦い続けたことがあったんだ」
シンジ「キラさんも....ですか?」
キラ「うん、だから一歩を踏み出した勇気も、コックピットの中での恐怖もわかるよ」
シンジ(なんだか...とても話しやすい....)
キラ「僕でよければいつでも頼ってほしいな、君の力になりたいんだ」
シンジ「あ、ありがとうございます...キラさん!」
キラ「やっぱりアムロさんの言ってた通りだ」
シンジ「?」
キラ「君はとても優しい子だって、僕も話しててそう思ったよ」
シンジ「...みんなからそう言われるんですけど...そうなんですか?」
キラ「君の話し方は相手を気遣って距離感を図りながら話してくれる、そんな感じだからね」
シンジ「そ、そんなことないです!ただ...嫌われるのが怖いだけで...」
キラ「だからこそ、さ....君は優しいんだ、他人にも自分にも」
キラ「だからこそ君には怖がらないでほしいんだ、本音で話すことを」
シンジ「本音で...話す...」
キラ「うん、心をさらけ出して誰かに言葉を伝えること、それは例え嫌われたとしても大事なことなんだ」
シンジ「...」
キラ「それで自分も傷ついたなら周りにいる僕たちに話してほしい、寄り添うことならできるから」
シンジ「....ありがとうございます、キラさん」
キラ「....」ニコ
シンジ「また、一緒にお話ししてください」
キラ「僕でよければ、また」
三人目:ロラン
シンジ「....あ」
ロラン「君は...!碇シンジくん!ですよね?」
シンジ「あなたもアムロさんに呼ばれた人...ですか?」
ロラン「ううん、僕はカミーユに呼ばれたんだ、ロラン・セアック」
シンジ「ロランさん...(うわぁ...ぱっと見女の人みたいだ...)」
ロラン「カミーユも君の事褒めてたから会いたかったよ!(きゃしゃな体だ...顔だちもあって女の子みたいだな...)」
シンジ「カミーユさんが?」
ロラン「"あの土壇場でスゴイ子だ"とか、"とても素直な子だ"とか...彼が素直に褒めるなんて珍しいからね、いつも毒づく」
シンジ「そ、そうなんですね...」
ロラン「突然のことでまだ戸惑ってるかもしれないけど、僕たちは君を全力でサポートするから遠慮せずに頼ってほしいな」
シンジ「はい!その時は頼りにしてます!」
ロラン「あ、そういえば君はあの碇ゲンドウさんのご子息...なんだよね?」
シンジ「えっと、はい....そこまで仲がいい訳でもないですけど...」
ロラン「そっか....じゃあお父さんから何か月に関する話は伺ってない...よね?」
シンジ「はい....月に何かあるんですか?」
ロラン「うん、なんか輪を描くように黒色の棺が置かれていてね...ネルフかゼーレのものらしいからこっちも手出しができないんだ」
ロラン「でもみんなが『気味が悪い』とか『邪魔だ』とか言ってるからどうにかできないかなって思ってね」
シンジ「そうですか....えっと、僕からも父さんに何か言ってみます、どうせ聞かないだろうけど...」
ロラン「うん、そうしてくれると嬉しいな...ごめんね、頼み事なんてしちゃって」
シンジ「じゃ、じゃあ...代わりに僕も頼み事したいな....なんて...」
ロラン「なんだい?僕にできることならなんだってするよ?」
シンジ「じゃあ、今度カミーユさんやアムロさんの話、聞かせてください!」
ロラン「その程度ならよろこんで!」
刹那
ヒイロ
このカミーユメンタルケア受ける立場だよね…
>>41 メンタルケア受けてる奴がメンタルケアできないと裏死海文書に描いてないのでセーフ
四人目:刹那
五人目:ヒイロ
刹那「碇シンジ」
ヒイロ「...」
シンジ「?えっと...」
刹那「お前もガンダムだ」
シンジ「えっ?」
ヒイロ「...混乱しているぞ」
刹那「...お前が思ったままを口にしろと言ったからだ」
ヒイロ「コミュニケーションに難があると思っていなかったからな」
シンジ「? ? ?(何なの...この人たち)」
ヒイロ「ヒイロ・ユイだ、こっちは刹那・F・セイエイ」
シンジ「あ、はい...どうも...」
ヒイロ「....まさかあんなものに乗っているのが14歳の少年とはな...運命は争えないか」
シンジ「へ?」
ヒイロ「少年兵の話だ、お前の立場もその実少年兵とまったく変わらない」
シンジ「....」
ヒイロ「訴え出れば誰かに保護してくれる、世界はネルフやゼーレだけが世界を支配しているわけではない」
ヒイロ「だというのにエヴァに乗って戦う理由はなんだ?」
刹那「その力は使い方を間違えれば大切なモノすら傷つける、それほどに強力で責任のある力だ」
刹那「その力を振るう理由はなんだ?」
シンジ「.....それは....」
シンジ「......」
シンジ「....まだ、わからないです....でも」
シンジ「間違ったことはしなかった、偶然でも誰かのためにあの時戦うことができた、僕はそれを誇りたいです」
刹那「....やはりお前もガンダムだ」
ヒイロ「そういうことだ」
シンジ「....僕が...ガンダム....」
ヒイロ「心に入ったか?」
シンジ「なんとなく、ですけど」
ヒイロ「ならいい」
ヒイロ「何かあったら頼れ」
シンジ「....はい(なんだろう、綾波に厄介になるジュースを飲ませた人たちと話してるようなキャラの濃さを感じる)」
シンジ(でも....雰囲気が好きかもしれない、なんとなく)
他にもなんか出したいキャラ居たらレスくれたら出すかもしれん
シンジ「他に誰か...」
綾波「....あ」
シンジ「あっ...え、っと...綾波、さん、だよね?」
綾波「....」コクリ
綾波「....碇司令からは話、聞いてるわ」
シンジ「怪我、大丈夫?」
綾波「平気、8日もあれば動けるようになるわ」
シンジ「....そっか」
綾波「.....えぇ」
キィイイン....
シンジ(なんだろ...頭が、変な感じする....)
綾波(...何かしら、変な感じ....彼から?)
シンジ「......」
綾波(...でも、嫌じゃ...ない...)
シンジ「じゃ、じゃあもう行くから...楽しんで!」
綾波「あなたは」
シンジ「」ビクッ
綾波「....あなたは、なんでエヴァに乗るの?」
シンジ「....えっと....」
アムロ『だが君が乗らなければ皆死ぬ...頼む、今だけでもいい、乗ってくれないか?エヴァに』
アムロ『胸を張っていい、それは俺が保証する』
カミーユ『君の愚痴くらいならいくらでも聞くさ』
ドモン『無理に変わったり、変わろうとする必要はない、君は君のままで誰かのために戦えるんだからな』
キラ『心をさらけ出して誰かに言葉を伝えること、それは例え嫌われたとしても大事なことなんだ』
ロラン『僕たちは君を全力でサポートするから遠慮せずに頼ってほしいな』
ヒイロ『エヴァに乗って戦う理由はなんだ?』
刹那『その力を振るう理由はなんだ?』
綾波「....理由がないなら、いいわ」クルッ
シンジ「―――――――....絆だから」
綾波「....絆?」
シンジ「最初は訳わかんないまま乗れって言われたけど...あの時アムロさんが僕の事褒めてくれて....」
シンジ「僕が、この町の皆を守ったんだって、胸を張っていいって言われて....」
シンジ「大人の人にまっすぐ褒められるのって初めてだった」
綾波「...」
シンジ「だから、僕も皆を守りたい...胸を張っていいって言われたことを、やりとおしたい」
シンジ「始めてそう思えた、それくらい大事な繋がりになったん
だ....だから...」
綾波「....そう」
シンジ「...あ、ごめんね!こんな急に...」
綾波「いいの、私が聞いたことだから」
シンジ「綾波さんは...綾波さんはなんでエヴァにのるの?」
綾波「......あなたと、一緒」
シンジ「えっ?」
綾波「エヴァは絆だから」
綾波「私は...エヴァでしか繋がれないから」
シンジ「...」
綾波「.....それじゃあね、楽しんで」クルッ
シンジ「あ、綾波さん!」
綾波「綾波」
シンジ「へっ?」
綾波「綾波、でいいわ」
シンジ「綾波も.....その、ありがとう、楽しんで」
シンジ(綾波....綾波レイ....か...)
シンジ(綾波....)
綾波(碇司令の息子.....碇シンジ....)
綾波(....碇くん...)
シンジ・綾波((......))
――――――
――
―――
―――――
ゲンドウ「レイ!大丈夫か!?レイ!!」
レイ「...」コクン
ゲンドウ「....そうか....」
――――
―――
――
ゲンドウ(シンジと...仲良くなる、か....)
ゲンドウ(だが今さら何をすれば....)
ゲンドウ(レイに注いだ愛情の一割すら注いだこともないというのに...私は...)
ゲンドウ(レイ....ユイ....私はどうすれば...)
アムロ「....悩んでいるのか、ゲンドウ司令」
ゲンドウ「....ノックしてほしいものだな、アムロ大尉」
ゲンドウ「今日はシンジの歓迎会と祝勝会を兼ねたパーティだったのだろう?出なくていいのか」
アムロ「抜け出してきただけさ、お前もいなきゃあのパーティの意味も薄れる」
ゲンドウ「....どんな面を下げて会いに行けばいい、私はシンジを長い間いない者として扱ってきたんだぞ」
アムロ「だがまだお前もシンジ君も生きてる、まだ遅くはない筈だ」
ゲンドウ「遅すぎる、遅すぎるくらいだ...」
アムロ「そんなこと....」
カミーユ「アムロ大尉」
アムロ「カミーユか、すまない、聞こえてたか」
カミーユ「概ね」
ゲンドウ「....情けない私でも殴りに来たのか?修正する気で」
カミーユ「....会うたびにそれやってたら僕の仕事がどんどん増えるでしょう」
ゲンドウ「....そうか」
カミーユ「子供はね、親に無視されちゃ...たまんないんですよ」
ゲンドウ「....」
カミーユ「あの子は待ってる、心の奥底で、あなたを待っています」
ゲンドウ「....ニュータイプというものはこういう時に便利だな」
カミーユ「ニュータイプだからじゃない、親に構われなかった子供だったからわかるんだ」
カミーユ「あの子は運命と立ち向かい始めている、子供が背負うには過酷すぎる運命と」
カミーユ「だったらアンタも向き合うのが親でしょう!!いい加減に暖かい思い出を枕にうたた寝するのをやめなさいよ!!」
ゲンドウ「....私に、できるだろうか」
ゲンドウ「他者と己の隔たりに恐怖した、情けない父親の私に....できるだろうか」
カミーユ「....ユイさんは...あんたにできないことを託す人間でしたか...?」
ゲンドウ「.......」
ゲンドウ「会場はどこだ」
カミーユ「もう解散しました」
アムロ・ゲンドウ「「えっ」」
――――――次の日
アムロ「シンジくん、エヴァの訓練だが...マニュアルには目を通
してくれたか?」
シンジ「はい...一応、大丈夫だと思います」
アムロ「エントリープラグのシートにマニュアルなどを入れて置
けるスペースがあるからそこも活用してくれ」
シンジ「はい」
アムロ「それじゃあ一通り武装を試していこう」
シンジ「アムロさん、このシミュレーターって...」
アムロ「あぁ、この前の使徒や既存兵器などを相手にできるシミ
ュレーターだ」
アムロ「武装データが色々あるから君に向いた武器をシミュレー
トできるはずだ」
シンジ「わかりました...とにかく一通り武器を触ってみます」
アムロ「それじゃあ敵を出現させる」
ブゥンッ
シンジ「これって....エヴァに似てる...?」
アムロ「量産を前提に作られたエヴァ弐号機だ、ドイツで組み立てられた」
アムロ「パイロットは何人かのデータが入ってるから、そのスピードに対応できる武器を基準に探していこう」
シャア
シュバルツ・ブルーダー
シュバルツ
弐号機「」ギュルルルルンッ
初号機「」ガガガガガッ
シンジ「う、うわぁああ!?まるで忍者!?」
アムロ「シンジ君!後ろにも目をつけるんだ!!」
シンジ『むっ、無茶言わないでください!!』
ドモン「無茶はやってみてから言うもの!やってみるんだシンジ君!!」
シンジ『はい師匠ぉおおおおっ!!!』ヤケクソ
リツコ「弐号機の動きがもはや合理の外に行ってるわね....」コーヒーズズズ
リツコ「これ、武器のデータ取れるの?」
アムロ「あぁ、シンジ君は着実にシュバルツの動きに対応し始めている」
アムロ「シンジくん、背後にも目をつけろ!」
シンジ「はい!!」ドギュゥーンッ!!
リツコ「....驚異的ね、彼」
アムロ「成長速度か?」
リツコ「それだけじゃないわ、多数の武器に対して適性がある」
リツコ「まるでエヴァを自分の手足...いえ、それ以上のように扱っているわ」
アムロ「確かにそれは凄まじいが...それだけなら才能の一言で片づけられるんじゃないのか?」
リツコ「それだけじゃないから言ってるのよ、見てみなさい、これ」
アムロ「....シンクロ率に変化がない...?」
リツコ「えぇ、またエヴァにジュドー達が細工でもしたのかと思ったのだけれどそれもない、これは異常よ」
リツコ「まるでニュータイプのような、ね」
アムロ「....」
リツコ「....今は彼が使える武装を相性ごとにリストアップしてまとめてるわ、後で意見を頂戴」
アムロ「...あ、あぁ」
アムロ(ニュータイプ、か...)
学校にて
女子生徒「...」カタカタカタ
碇くんがあのロボットのパイロットなの?
ホントなんでしょ?
Y/N
シンジ(....エヴァパイロットって機密情報だったっけ....言わない方がいいのかな...)ウーン
シンジ(....特に言われてないし、別にいいか)カタカタ
YES
クラス一同「「「えぇーっ!?」」」
シンジ「うわぁびっくりした!」ビクッ
ヒカリ「ちょっと皆授業中でしょ!?席についてください!!」
女子生徒A「ねぇねぇ!どうやって選ばれたの!?」
女子生徒B「ねぇテストとかあったの!?」
女子生徒C「怖くなかった!?」
女子生徒D「操縦席ってどんなの!?」
シンジ「えーっと...そういうのは機密らしいから...」
シンジ(思いっきりミスっちゃったかも...)アセアセ
ケンスケ「......」カタカタカタ
トウジ「....」ムッスーッ
きーんこーんかーんこーん
バキィッ!!
シンジ「っ....くぅ....」ズシャァァッ
トウジ「すまんな転校生、ワシはお前を殴らなイカン、殴っとかな気がすまへんのや」
シンジ「っ...」グシグシ
ケンスケ「悪いね、この間の騒ぎでアイツの妹さん、怪我しちゃってさ」
ケンスケ「ま、そういうことだから!」
シンジ「......」
シンジ「待ってよ」
トウジ「....あん?」
シンジ「...なんで今...僕はその...殴られなきゃいけなかったの」
トウジ「....なんやと?」
シンジ「...僕はあの時正しいことをしたと思ってる、それでその...君に殴られる謂れは――――」
トウジ「!!」ツカツカツカバキィッ!!
シンジ「あぐっ」ズシャァアッ
トウジ・ケンスケ「....」スタスタスタ
シンジ「....待てって....待てって言ってるだろ...!?」グググッ
トウジ「...なんや、黙って寝とりゃええやろ...!」ビクッ
シンジ「僕がやったことに胸を張れって言ってくれた人がいたんだ...」
シンジ「僕がそれ曲げてハイ僕のせいですって寝てるわけ行かないだろ!?」ギロッ
トウジ「っ」
シンジ「君の妹の怪我を僕のせいにしたいのは勝手だ...だけどね...」
シンジ「僕は謝らない!!絶対に間違ってるとは思わない!!僕のせいだとも思わないね!!」
シンジ「殴りたきゃ何度でも殴ればいいよ!!それでも絶対に君のいいなりになる気はない!!」
トウジ「こんのヤロォ!!」バキッゲシッ
ケンスケ「トウジ!!もうやめろよ!!これ以上やったらやばいって!!」
トウジ「黙って聞いてりゃコイツふざけおってからに...!」
トウジ「お前が腑抜けた操縦したからうちの妹が怪我したんや!!それを言うに事欠いてコイツ...ッ!!」バキッ、メシィッ!
シンジ「それでも間違ってないッ!げふっ僕はやれることをやったんだ!!」ゲホッゲホッ
トウジ「コイツ――――」ピキピキッ
シンジ「僕がガンダムだ!!文句あるか関西弁野郎!!!」
トウジ「誰が関西弁野郎やガンダム野郎!!!」グワッ
綾波「....」ジッ
トウジ「.......ちっ」スタスタ
ケンスケ「あっ.....悪い碇、さすがにここまでとは....」
シンジ「.....げほっげほっ....いいよ.....僕の腕が足りなかったのは...悔しいけど事実だし....」
シンジ「でも僕はあの時間違ったことはしなかった...もしこのことを吹聴するんだったら僕は何度でも反論するから」ギロ
ケンスケ「わ、わかってるよ....トウジにも俺から言っておくから....ホントごめんな碇」タッタッタッタ
シンジ「.....」
綾波「....非常招集」
シンジ「....うん、すぐ行くよ」
綾波「.....」ハンカチでシンジの顔を拭き始める
シンジ「わぷ...あ、綾波...?」
綾波「じっとしてて、鼻血も出てるから」
シンジ「いいよ別にこれくらい....なんでもない」
綾波「皆が心配するわ」
シンジ「.....適当に言い訳でもするよ」
綾波「....私が心配だから...」
シンジ「......」
綾波「......これでいいわ」
シンジ「あ、そのハンカチ...洗って返すよ」
綾波「いい、それより非常招集」
シンジ「あ、うん...いつつ」
綾波「立てる?」
シンジ「立てるよ....大丈夫...」
綾波「....肩貸すわ」
シンジ「いいって....綾波も怪我、してるし....」
綾波「.....」
シンジ「.....お揃いって、ことで」
綾波「.....お揃い....」
シンジ「....行こ、綾波」
綾波「....えぇ」
トウジ「俺がガンダムだ...ってなんやガンダムって...どこのダムや...」
ケンスケ「トウジ...流石にやりすぎだよあれ...」
トウジ「何がや!煽ってくるアイツが悪いんやろうが!!」
ケンスケ「でも綾波にもみられてたんだから俺達言い訳できないよ...それに今出てる化け物と戦うのも碇なんだぜ?」
ケンスケ「怪我で万全に戦えませんでしたってなったら...」
トウジ「そ、れは...」
ケンスケ「それにあそこまで怪我を負わせたんだもん、俺達危険分子ってことで何かされるかも...」
トウジ「そっ、そんなことあったらワシが返り討ちに...!」
ケンスケ「俺たちに行くんだったらまだしもトウジは妹さんとか、家族に迷惑がかかるかもしれないぜ?」
トウジ「....」
ケンスケ「今回のはやりすぎだったってことだよ....」
トウジ「........」
シンジ「遅れてすいません!」
ジュドー「大丈夫!すぐ登場準備を―――あり?どうしたのよその傷、喧嘩でもしてきたの?」
シンジ「...まぁ、そんなところです...」
綾波「喧嘩じゃないわ、碇くんは殴り返してないもの」
ジュドー「へー...へへ、男を上げたってところじゃないの?シンジ」
シンジ「か、からかわないでくださいよジュドーさん!」
ジュドー「へいへい、あ。今回は初号機の右腕に『反動軽減アタッチメント』をつけてあるから!」
ジュドー「前みたいにビームマグナムの反動で腕が痺れるってことはないと思うぜ!」
シンジ「ありがとうございます!」
ジュドー「その他の細かい装備についてはこいつにまとめておいたからカタパルトにつく前までの眼を通しておいてちょ」
シンジ「はい!」
綾波「碇くん」
シンジ「何?綾波」
綾波「...行ってらっしゃい」
シンジ「....行ってきます!」タタッ
綾波(行ってらっしゃい...あの人にも言ったことない言葉...)
綾波(勝手に言ってた....何?この感じ....)
ジュドー「ひゃー、おあついこと....初号機いつでも出れるよ!!」
ミサト『わかったわ、シンジ君、作戦、大丈夫ね?』
リツコ『ビームマグナムでコアを撃ち抜くことに集中して頂戴、
現状ローリスクで使える手はそれしかないわ』
シンジ「わかってます、とりあえず装備の確認だけ急ぎますね」
セイラ『煮えたぎっているわね、シンジ君』
シンジ「そういうわけじゃないですけど...」
セイラ『ふふ、初号機発進良くってよ!』
ミサト『発進!』
ガゴンッギュウウウウウウンッ!!
シンジ「くぅっ...!」(確か装備内容は....!)
ビームマグナム 6発、リロード無し、6発撃ちっきり、高威力なのでATフィールドを無視して打ち込める
反動軽減アタッチメント 6発分しっかり耐えてくれる強固なアタッチメント、壊れたらパージする
60mmカートレス3砲身短バルカン 所謂頭部バルカン、ATフィールドは抜けないが牽制に大きく使える、噴煙が凄い
プログレッシブ・ダガー×2 ナイフを少し大型化し殺傷力を高めた武器、ATフィールドを抜くには工夫が必要
マゴロク・ビーム・ソード ビームを刃に展開可能にした大型の刀、ビームなのでATフィールド貫通に3秒かかる
ガゴンッ!!
シンジ(ちょうど後ろのあたり...ちょうど後ろのあたり....)
アムロ「!シンジくん!」
シンジ「」ハッ
アムロ(後ろにも目をつけろ―――――)
シンジ「!!」ピキィインッ
初号機「」バッ
ズバババッ
シャムシエル「ヤァ」ズズゥン....
日向「コンテナ、破壊されました!!」
ミサト「勘付かれてた!?初号機の被害状況は!?」
日向「直前で回避していたので無傷です!!」
リツコ(あの子...完全に見ないで避けたわ...まさか本当に...)
シンジ「くっ!!」
初号機「!」ガションッ
シャムシエル「!」バシュッ
カチッ
バシュゥウウウッ!!!
アムロ『触手でずれたか!?』
マヤ『ビームマグナム両断されました!!同時に使徒に命中!!』
シンジ「うぉおおおおおおおお!!!!」ババババババババババッ
ミサト『バカ!バルカンの爆炎で敵が見えない!!』
アムロ『!....いや!!目くらましか!!』
初号機「」ババッ
シンジ「体勢を立て直します!!ビームライフルをこっちに射出できませんか!?」
アムロ『開いてるライフルは!?』
ジュドー『ないよ!!マグナムの充電に電力割いたからどれも撃てないのばかり!!』
シンジ「くっ....なら近接戦闘に切り替えて...!」
シャムシエル「ワー」ズバババッ
アムロ『触手が早すぎる!近づけない!!』
ミサト『とにかく下がって!』
シンジ「くうぅっ!!」
初号機「」ババッ
ガキィイイインッ!!!!
ミサト『マゴロクで触手を止めたわ!!』
リツコ『このまま行ける!!』
アムロ『いや!!もう一方が来る!!』
シャムシエル「エイヤッ」ヒュパッ
シンジ「やぁああああ!!!!!」
初号機「」バシュッガキィイインッ!!
アムロ『上手い!ダガーで払った!!』
ミサト『でもダガーも弾かれて落ちたわよ!?』
ダガー「」グルグルグル
シンジ「ここだぁああああ!!!!!」
初号機「」ガキンッ!!ダガーをコアに蹴り飛ばす
カツンッ!!!
ミサト『!!やった!!』
アムロ『いや、刺さりが浅い!!』
シャムシエル「ウワヤベェ」シュババババッ
シンジ「うわぁああっ!!」
ギャリリリッ!ズバンッ!
アタッチメントを滑ってギリギリ初号機を掠める触手
しかしアンビリカルケーブルを切断する
シンジ「しまった!?」
アムロ『いい!そのまま交代しろ!!後方の山に施設がある、そ
こでケーブルを再度繋ぐんだ!』
マヤ『活動時間残り4分58秒!シンジ君、落ち着いて!!』
カミーユ『ジュドーと俺で向かっておく!シンジくん、気を付け
るんだ!』
シンジ「わ、わかりました!!」ガシュッ
初号機「!」ダダダッ
シャア『シンジくん』
シンジ「あっ!変態!!」
シャア『ゴホン、ビルを足場に使うんだ、壁飛びの要領でな』
シンジ「ビルを足場に―――――はっ、そうか!」ダンッ
アムロ『あの動き....シャア!?』
シャア『シンジ君は中々に素直だ、故に様々な模倣に適している...』
アムロ『シンジ君が変態に染まられても困るんだが?』
シャア『若さとは大体そういうことさ、彼だってもしかしたら』
シャア『病室にいる瀕死の仲間をオカズにその場でシコったりする変態かもしれないだろう?』
アムロ『見てきたかのように言う!シンジ君はピュアだ!!』
シンジ「やめてくださいバカ!!」
ギュルルンッ
シンジ「しまっ――――」
山に叩き付けられる初号機
アムロ『あれは―――――』
ミサト『シンジ君のクラスメイト!?』
ケンスケ・トウジ「」プルプルプル
アムロ『なんでこんなところに!?』
シャムシエル「!」ヒュパッ
シンジ「ッ!!させない!!」バッガシィッ
ジュウゥウウウウウウウウウウウウウウ
シンジ「ぁぐっ....!!」ギリギリ
トウジ「なんで戦わんのや!?」
ケンスケ「僕らがここにいるから...自由に動けないんだ!?」
マヤ「初号機、活動限界まであと3分28秒!!」
ミサト「――――シンジくん!二人を操縦席へ!!」
ミサト「2人を乗せた後に一時退却、ケーブルを繋ぎ直すわよ!」
リツコ「!?許可のない民間人をエントリープラグに乗せられると思っているの!?」
ミサト「私が許可します」
リツコ「越権行為よ!!葛城一尉!」
レイ「.....だったら、私が零号機で出ます」
ジュドー「ちょっ、何言ってんの!?零号機はベークライトで固めてあるし、そもそもその怪我でエヴァになんて―――」
レイ「あなたの腕なら零号機の解除もすぐ行えるでしょう?そのあとは心配しなくていいわ」
レイ「私が死んでも変わりはいるもの」
ジュドー「何言って――――」
カミーユ「...!」ツカツカツカパシィーンッ!
綾波「っ」
カミーユ「命を助けようって時に命を粗末にするんじゃないよ!!」
綾波「....でも」
カミーユ「誰かのために死んだって、それで死なれた側がはいそうですかって満足できると思うか!」
カミーユ「姿形が似たお人形で遊んでられる程彼は命をはき違えちゃいない!!」
カミーユ「それをはき違えたうえで命を背負わせるのは...人が人にやっちゃいけないことなんだよ!!」
綾波「....」
ジュドー「カミーユさん」
カミーユ「....すまない、熱くなってしまった」
アムロ「...そういうことだ、綾波レイ、今は静かにしてるんだ」
綾波「....わかりました」
綾波(お人形....?変わりがいることって、お人形と一緒なの...?)
綾波(それは....嫌)
綾波(――――嫌?これが、嫌って感情...?私は、変わりたくないの...?わからない...)
マヤ「残り活動時間、3分!」
ミサト「初号機は現行命令でホールド!その間にエントリープラグ排出、急いで!」
シンジ「!」ギュゥウウウン...
初号機「」ガシュッ
ミサト『そこの二人!乗って!!早く!!』
バシャッバシャッ
トウジ「なんや!?水やないか!?」
ケンスケ「カメラ!カメラがっ!ゲホゲホッ」
『エントリー、リスタート』
マヤ『神経系統に異常発生!』
リツコ『異物を二つもプラグに乗せたから...!神経パルスにノイズが混じってるわ!』
シンジ「ぐぅうう....うわぁああっ!!」バッ
初号機「!!」ガキィイッ
シャムシエル「!?」コアに刺さってるダガーを蹴りつけられる、同時に触手が暴れる
シンジ「っ...つぁああっ!!!!」
初号機「」ダンッグルンッ
ミサト『回収ルートは34番!その方向にそのまま後退して!!』
シンジ「っう...はい!!」ガシュッ
初号機「」ババッ
シャムシエル「!」グンッ
シンジ「これで!!」カチッ
初号機「」バババババババババババババババッ
シャムシエル「」ガガガガガガガガガガッ
アムロ『バルカン噴煙の目くらまし...!』
シンジ「回収お願いします!!」バッ
がちんっ、ぶぅううんっ
マヤ『活動時間回復!』
ミサト『いい?このまま奴をハッチ内におびき寄せて、閉所での不意打ちで仕留めるわ』
アムロ『ダメージのあるコアにマゴロクを刺せれば一撃で倒せる、抜かるんじゃないぞ』
シンジ「了解です」ググッ
ミサト『....来るわ、3、2、1....』
ミサト『今!!』
シャムシエル「!」グゥンッ!!
初号機「!」ガキィイイインッ!!
ミサト『ATフィールド!!』
シンジ「うわぁあああああああああ!!!!!」ギギギギギギ
シャムシエル「!」シュバッ!!
シンジ「やあああああっ!!!」マゴロクから手を放して壁面に触手を両手で押さえつけるようにして封[ピーーー]る
ミサト『両手が塞がった!!』
シンジ「ここだぁあああああ!!!!」
初号機「」グゥンッ!!
蹴りでマゴロクを押し込む初号機
バキィインッ!!
シャムシエル「」ドズゥッ
シンジ「はぁっ....はぁっ....はぁっ....はぁっ...」
シャムシエル「」ガクゥッ
日向『....目標は完全に沈黙しました』
綾波『......神経接続を切ってあげてください』
ミサト『えっ...』
綾波『手が....』
ミサト『あっ、神経接続を切ってあげて!』
マヤ『はい、神経接続、切断します....』
シンジ「はぁっ....はぁっ....ふぅ......」
トウジ・ケンスケ「.....」絶句
とりあえず描き貯め分投下終了、現在でちょうどTVアニメ版の三話あたりまで終了したところかな
シンジ君のメンタルは安定してるので4話はまるっきりカット or 綾波とデートになる予定なんでどっちがいいか
希望があったら言ってくれれば多少は沿うと思う
次は多分22時頃再開、もしかしたら前後するかも
乙
マナとかみたいなゲーム産のキャラ出る?
>>76 にわか仕込みで良ければ希望の出たエヴァキャラは頑張って出すよ、名前出たんでマナも頑張って出すよ
投下始めるぜ
レ
イ 第四話
、
心
の
む
こ
う
に
JUST WILD BEAT COMUNICATION
ざぁあああああああ.......
シンジ「.....(雨、憂鬱だなぁ...)」
トウジ「.....なぁ、転校生」
シンジ「....何?また言いがかりでもつけに来たの?」ジト
レイ「....」ジッ
トウジ「ちゃうわ...その....この前は...すまんかった」
シンジ「....いいよ、腕が足りなかったのは事実なんだもの」
トウジ「そうは問屋が卸さへん!ワシを殴ってくれ!あの時殴った
回数だけ殴ってくれ!!」
シンジ「やだ」キッパリ
トウジ「それやとワシの気が収まらんのや!どうにか頼むわ!!
」
シンジ「....だったら、すまんかった、じゃなくてしっかり謝っ
てよ」
トウジ「しっかり...?」
シンジ「あの時殴ってごめんなさいって、しっかり謝ってくれた
らそれでいいよ」
トウジ「ぅ......あの時は...殴ってごめんなさい...」
シンジ「ん、許す」
ケンスケ「良かったよ二人が仲直りしてくれてさ」
シンジ「えっと...ケンスケ、だっけ」
ケンスケ「うん」
ケンスケ「今日転校生が来るらしいから、二人の雰囲気がクラス
に伝播しちゃうと転校生が萎縮しちゃうかもしれないだろ?」
シンジ「....うん、そっか...そうだね」
キーンコーンカーンコーン
霧島「霧島...マナです、よろしくお願いします」
トウジ「よろしゅう!!」
先生「えぇっと....霧島さんの席は、碇くんの隣へ座ってください」
霧島「...」テテテッ
霧島「よろしくね、シンジくん」ストッ
シンジ「あ、うん...」
レイ「.....」
シンジ「....(雨、まだ止まないなぁ...)」
霧島「どこみてるの?」ジッ
シンジ「あ、霧島さん...」
霧島「マナでいいよ、シンジくん♡」ニコ
シンジ「ま、マナさん....?」
霧島「照れてる...ふふ、かわいいー」ニヨニヨ
シンジ「からかわないでよ...」
霧島「...ね、シンジくんは知ってる?」
シンジ「えっと...何がかな」
霧島「新しいエヴァ」ニコ
シンジ「!?」ガタッ
霧島「後でネルフで教えてあげるね」クスクス、タッタッタッタ
シンジ「......えぇ.....」
レイ「.....」ジー
ミサト「改めて紹介するわ、霧島マナ、エヴァ四号機担当よ」
霧島「よろしくね♡」キャピ
レイ「......」
シンジ「.....」
アムロ「絶句してるな」
ミサト「やっぱり発表前に転入したのが聞いてるのかしら」
アムロ「だろうな」
シンジ「いや、知ってたんですかアムロさん!?」
アムロ「あぁ、彼女は俺の教え子みたいなものだからな...配属も俺から願い出たんだ」
アムロ「(後から控えてる問題児たちのこともあるしな...シンジ君の心労を減らす意味でも...うん...)」
シンジ「...そっか、じゃあ仲間が増える...僕の負担も少しは減るのかな...」
ミサト「そうね...これから何機もエヴァとチルドレンも増えるわ、その分一人にかかる負担も減るはずよ」
ミサト「これから零号機の凍結も解除されます、シンジ君には二人との連携を考えたシミュレーションもやってもらうことになるわ」
シンジ「頑張ります!」
アムロ「いい返事だ、とりあえず零号機の起動試験が終わった後にシミュレーション開始といこう」
三人「「「はい!」」」
アムロ『霧島、もう調子はいいのか?』
霧島「はい、もうバッチリですよ!ソレスタルビーイングには感謝ですねー!」ググッ
アムロ『ならいいんだが...無理はするな』
アムロ『トライデントの欠陥、内蔵へのダメージ...それらのもみ消し』
アムロ『子供に苦しみを与えておいて自分たちは責任逃れだなんて、嫌になるよ』
霧島「確かにあの時程大人を恨んだことはないですけど...アムロさんみたいな大人もいたってわかったから恨んでないですよ」
霧島「それにー....碇くんにも会えましたし!」ニヘ
アムロ『ははは...ほら、シミュレーションに集中したほうがいいぞ』
霧島「あっ、はい...!?」チラッ
弐号機×3「「「シュトゥルゥム・ウント・ドラングゥウウウウ!!!」」」グルグルグルグル
レイ「.....!」ダダダダッ
霧島「何アレ何アレ何アレ!?!?」ビクッ
シンジ「爆熱ゥウウウウ!!ATフィンガぁあああああああああ!!!!」ゴォオオオッ
霧島「こっちもなにぃい!?」ピャンッ
シンジ「ダメだった....」チーン
霧島「エヴァパイロットって...思ったより重労働....」ゼェゼェ
レイ「....」
霧島「シンジ君、今まで一人で使徒を裁いてたんでしょ...?ホント大丈夫?どっか壊れたりとかしてない...?」ジッ
シンジ「あはは...大変だったけど大丈夫だよ、来たのは二体だけだったし皆のサポートのおかげもあって痛みも残ってないかな...」
霧島「...たくましくなったね、シンジ君」
シンジ「たくましくなったって....」
霧島『よろしくね、シンジくん』ストッ
シンジ「――――そういえばなんであの時僕の下の名前を知ってたの?」
霧島「もー、忘れちゃった?小学校の時、休みがちだった君にプリントを何度も届けてたのだれでしょーか!」フンス
シンジ「....もしかして――――!?」
霧島「そっ、シンジくんが大好きな優しい優しい幼馴染だよ!」ニパッ
シンジ「あのマナちゃんだったんだ....」
霧島「うん....ずっと会いたかった」
シンジ「....僕も会いたかったよ、あの時はありがとう(....あ、綾波と父さんが話してる...)」
霧島「えへへ....そ、それでねシンジ君、その――――」
シンジ「(....綾波も父さんもあんなに笑顔だ...何...話してるんだろ...)」トス
霧島「―――――....」ムッスーッ
シンジ「...あ、あれ、どうしたのマナちゃん」
霧島「話しても聞いてくれないシンジ君のことなんか知らなーい」プイッ
シンジ「わ、わわわごめんって、ちゃんと聞くから...!」アセアセ
霧島「ふーんだ、つーんだ」プイプイッ
シンジ「あわわ...」
レイ(司令と話していると自然に笑うことができる)
レイ(でも....碇くんと話している時の方が...心がふわふわして気持ちがいい)
レイ(...碇くん...と...もっと仲良くなりたい...)
レイ(.....四号機パイロットが羨ましい)ションモリ
ゲンドウ「だからシンジを食事会に招こうと思うんだが...レイもどうだ?」
レイ「是非」ガタタッ
ゲンドウ「うおぉ」ビクッ
レイ「....すいません、取り乱しました」
ゲンドウ「そ...そうか...」
初号機(ユイ)(あなた....ガンバ...!)
初号機(ユイ)(これ以上シンちゃんのことイジメたらただじゃおかないわ...!)ゴゴゴゴゴ
アムロ(邪気が来た...!?)ピキィンッ
カミーユ(殺気!?)ピキィンッ
ジュドー(プレッシャー!?)ピキィンッ
シャア(幼な妻本か...!)ピキィンッ
『RUST(ラスト)』
シーズン7/ファイナル(第6話)
『RUST#26(視聴者参加)血戦。vs.dcN』
https://youtu.be/9FB_tadjEKs
#加藤純一 #うんこちゃん
#RUST #ラスト #Season7
#DCN #Youtubelive
―――――――
―――――
―――
ゲンドウ「....シンジ」
シンジ「あぁ、もうちょっと待って」カチャカチャ
ゲンドウ「む....」
シンジ「...」カチャカチャ
ゲンドウ「....」ウズウズ
ゲンドウ「シンj」
シンジ「もうちょっと待ってて」カチャカチャ
ゲンドウ「ハイ...」
アムロ(見てて面白いなこの組み合わせ...少年に中年が怒られてる)
シンジ「これでよし....と」
ゲンドウ「....これがケーキ作りなのだな...」
シンジ「...僕も驚いたよ、家に来ていきなり」
ゲンドウ『ケーキ作りを教えろ、出なければ帰る』
シンジ「とか言い始めてアムロさんにシバかれるなんて、僕も思わなかった」
ゲンドウ「...レイに美味しいケーキを食べてほしくてな,,,」
シンジ(....僕の為...じゃ...ないんだね....)シュン
ゲンドウ「.......」
ゲンドウ「あっ」
ゲンドウ「勿論シンジの為でもある」アセアセ
シンジ「...そっか...」
アムロ(よかったなシンジくん...)
ゲンドウ「....そうだ、シンジ、良ければこれをレイと霧島マナに届けてくれないか」
アムロ「新しいIDか」
ゲンドウ「リツコ博士に頼んでいたのだが彼女も渡し忘れたようでな...ネルフに出入りできなくなる、手渡してやってくれ」
シンジ「...わかった、ちょっと行ってくるね」
ゲンドウ「...あぁ」
ゲンドウ「シンジ、待ってるぞ」
シンジ「...うん、行ってきます」タッタッタッタ
アムロ「....できるじゃないか」
ゲンドウ「....他者とのつながりが無ければできなかったことだ」
アムロ「それが人さ、関係は時に人を狂わせる...」
ゲンドウ「....すまないな」
アムロ「カミーユに言ってやるんだなそれは」
ゲンドウ「それはちょっと」
シンジ「マナちゃんの家...ここなんだ...」
シンジ「ちょっとネルフから遠いけど見晴らしのいい場所だな...」ピンポーン
マナ「はーい」トテトテガチャ
マナ「やっぱりシンジ君だぁ♡」
シンジ「やっぱり...?」
マナ「シンジ君のことは匂いでわかる」真顔
シンジ「えっ...あぁうん....これ、IDカード...」ヒキ
マナ「わー、わざわざありがとー!」ガチャリ
シンジ「って、ちょっとマナちゃん!?ば、バスタオル一枚って...!」顔かくし
マナ「ゆでたてほやほやだよ♡」
シンジ「せめてなんか着て来てよ!!刺激が強いから!!」
マナ「んふふ....えいっ」ギューッ
シンジ「はわわわ!?」
マナ「....ね、上がってってよ」
マナ「久々にさ、ゆっくり...話さない?」
シンジ「はぅぁ....(み、耳元でささやかれるとゾクゾクって...)」ゾクzクッ
シンジ「ご、ごめん!!綾波にもID渡さないといけないから!!」ダッ
マナ「あっ、もー!」プンスカ
マナ「逃げられちゃったなー!たははー」タハハ―
マナ「はは....」
マナ「.....///」顔真っ赤
シンジ「....まったく、僕をからかって....綾波の家はここでいい..んだよ...ね?」
シンジ(廃墟...?)スタスタ、カチッカチカチッ
シンジ「インターホン鳴らない....」コンコンッ
シーン
シンジ「....ごめん下さい...?」ガチャッ
シンジ「ごめん下さい!碇だけど...」
シンジ「綾波?入るよー?」クツヌギヌギ
シンジ(....床汚い...土足で踏み入られた跡がついてる...)
シンジ(....部屋も...質素だし...ベッドの上に服脱ぎ散らかされてて...)
シンジ(まさか――――――――)ゾワッ
シンジ「綾波っ!?いるの!?いるなら返事を――――」
綾波「....いるわ」
シンジ「―――して...く、れ.....ると...その...ごめんなさい...」顔逸らし
綾波「.....何の用?」
シンジ「IDカード...新しくなったから....その...外で待ってます!!」バビュンッ
綾波「あっ...」
綾波「......」イソイソ
綾波「着替えたわ、碇くん」
シンジ「....うん、IDカードはこれだから....」テワタシ
綾波「えぇ」
シンジ「....綾波、ここに一人で住んでるの...?」
綾波「そう」
シンジ「....部屋...何もなかったけど....」
綾波「必要ないもの」
シンジ「........ちょっと時間あるかな」
綾波「.....あるわ」
シンジ「じゃあ少し一緒に来て!!」グイッ
綾波「あっ」
ゲンドウ「...遅かったな、シンj」
シンジ「父さん!!綾波の住んでいる場所をちょっと見て来て!!」
ゲンドウ「....だがケーキが...」
シンジ「早く!!」
ゲンドウ「....あ、あぁ...」スタスタ
―――――
――――
―――
ゲンドウ「レイ、引っ越そう、あんなとこにいては病気になってしまう」
綾波「問題ないです司令、あそこでも十分生活できます」
ゲンドウ「ダメだ!!あれでは可哀想すぎる!!」
シンジ「...」コクコク
綾波「...そう...」アセアセ
アムロ(無表情なのに焦りが見て取れるな...)
アムロ「なら綾波レイもうちで引き取るか?部屋なら余ってるが」
ゲンドウ「それは....だがしかし....うぅむ....」
レイ「私は構いません司令」
ゲンドウ「何!?」
レイ「碇くんが住んでるんだもの、悪い場所ではないと思います」
ゲンドウ「だがシンジも年頃の男の子な訳で...」ウゥム
シンジ「父さん、あそこで済むよりはここの方が色々と都合がいいと思うんだけど...」
ゲンドウ「むむむ.....」
―――――
――――
―――
ゲンドウ「わかった、レイの事はアムロ大尉に任せる」
アムロ(三十分葛藤し続けたなこの男)
ゲンドウ「ただし手を出したら...」ゴゴゴゴ
アムロ「こじらせるなゲンドウ!俺もそこまで見境ないわけじゃないぞ」
ゲンドウ「....信じるぞ、信じるからな!」
アムロ「わかった、わかったから」
シンジ「父さん」
ゲンドウ「なんだシンジ、父さんは今だな...」
シンジ「今度の食事会、楽しみにしてるから」
ゲンドウ「....あぁ、そうだな....」
レイ「....」ポカポカ
ゲンドウ「それじゃあまた様子を見に来る、元気にしてるんだぞ、レイ、シンジ」
シンジ「うん、父さんも体壊さないでね」
レイ「無茶はしないでください碇司令」
ゲンドウ(息子と娘に労られる....ユイ...人類の楽園はここにあったんだな...)
とりあえず今日はここまで、明日は....いつになるかわからんが時間になったら投下するぞーとか言うと思う
マナのキャラを色々合わせたうえで頑張って描いたが可愛くなってくれてたら幸いだ
投下始めるぞぅ
ゲンドウ「レイ、聞こえるか?」
レイ「――――はい」
ゲンドウ「これより、零号機の再起動実験を行う」
ゲンドウ「第一次接続開始」
キュイィイイイイイイン....
シンジ「ミサトさん、今回は零号機の起動実験ですけど...四号機の起動実験はいつになるんですか?」
ミサト「まだ当分先ね、機体が届いてないんですもの」
シンジ「そうなんですか....え、機体がまだここにないんですか!?シミュレーションもしてたのに...」
ミサト「えぇ、ヴァチカン条約で各国のエヴァの保有数は決まっているのよ、司令が今それを改訂させようとしてるところ」
ミサト「ゼーレも利用して圧力をかけているから改訂も時間の問題なのよ」
ミサト「四号機は改訂とほぼ同時期に運び込まれる予定だわ」
シンジ「....」
アムロ「四号機と同時に二号機と三号機が運び込まれる、君への負担もそこまで来ればだいぶ減ると思う」
アムロ「それまで耐えてくれ」
シンジ「大丈夫です...ただ...」
アムロ「ただ?」
シンジ「....エヴァが増えたら僕ももうお役御免なのかな...なんて」
シンジ「も、もちろん皆さんがそこまで薄情な人じゃないってわかってるつもりなんです!」
シンジ「でも...やっぱり初めて褒められて認められたのもエヴァだから...自分の居場所がなくなっちゃうのかなって少し不安で...」
アムロ「....大丈夫だ、シンジ君」
アムロ「君はもう自分の力で居場所を作り出せる、それくらい強く成長してくれた」
アムロ「それに俺にとっても君は弟分みたいなものだからな」
シンジ「アムロさん...」
アムロ「...」フッ
冬月「碇、未確認飛行物体が海上を飛行中だ、おそらく第五の使徒だな」
ゲンドウ「テスト中断、総員第一種警戒態勢」
冬月「零号機はこのまま使わないのか?起動実験そのものは成功しているが」
アムロ「起動実験だけだ、まだ実践に出せる段階じゃない」
ゲンドウ「初号機は?」
アムロ「380秒で出せる、シンジくん、行けるな?」
シンジ「行けます!」
ゲンドウ「...頼んだぞ、シンジ、出撃だ」
シンジ「はい!」
ゲンドウ「レイ、再起動は成功した、戻ってきてくれ」
レイ「はい」
ラミエル「ラー♪」
セイラ『エヴァ初号機、発進よろしくてよ!』
ミサト『発進!!』
ズギャアァアアアアアッ!!!
ラミエル「」ブゥウウウウウウウン
青葉『目標内部に高エネルギー反応!!』
ミサト『なんですって!?』
ギュィイイイインッガシャンッ!!
ミサト『ダメ!!避けて!!!』
シンジ「えっ...!?」ピキィインッ
ラミエル「」キュィイイン
建物「」ドギャァアアアッ
初号機「」バッ
ドギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!
シンジ「ぐぁあああああああああああああああああああ!?」
ミサト『シンジ君!?』
アムロ『戻せ!!早く!!』
ゲンドウ『シンジ!!』
レイ『碇くん!?』
青葉「目標、緘黙!!!」
ミサト「シンジくんは!?」
日向「生きています!!とっさに右手のアタッチメントで防御したおかげです!」
マヤ「初号機回収!第7ケイジへ!!」
ミサト「ケイジに行くわ!後よろしく!!」
日向「パイロット、脳波乱れています!心音微弱!」
綾波「碇くん...!」
カミーユ「生命維持システム最大!心臓マッサージ早く!!」タタタッ
ジュドー『LCL強制排出とプラグの強制排出完了してるよ!!』
カミーユ「ハッチ開け!!」
バシュゥウウウンッ
マヤ『パイロット、生存確認!』
セイラ『救護班、急ぎなさい!!』
カミーユ「とっくに来てるよ!!シンジ!!しっかりするんだぞ!!」
ミサト「第四使徒...攻守ともに完璧な空中要塞...」
霧島「....あの、シンジ君の様子は...?」
ミサト「カミーユさんのところよ、お見舞いに行く?」
霧島「少ししたら、それで今回の作戦はどうするつもりなんですか?葛城一尉」
ミサト「使徒が本部に直接侵攻するまで残り9時間...それまでに実現可能な攻撃はただ一つよ」
ミサト「こちらが保有している試作バスターライフルとビームマグナムをドッキングして、ロングレンジから撃ち抜くわ」
霧島「....できるんですか?それ」
ミサト「通常じゃ無理よ、でもこれから来る人は規格外だから」
霧島「規格外....まさか」
ミサト「えぇ、本来は三機のエヴァと一緒に来てもらう予定だったんだけれどね」
霧島「規格外の適格者...!」
シンジ「――――....」パチ
綾波「.....」
シンジ「....綾波」
綾波「明日、午前0時より発動されるヤシマ作戦のスケジュールを伝えるわ」
綾波「――――――」
シンジ(淡々と伝えるな.....バスターライフルを使ったロングレンジでの攻撃か...)
綾波「これ、新しいプラグスーツ」バサッ
シンジ「...ありがとう」
綾波「寝ぼけてその格好で来ちゃダメよ」
シンジ「え...?あっ...!」
シンジ「........」
綾波「.....怯えてないのね」
シンジ「.......できることをするって決めたから」
綾波「そう」
シンジ「....零号機はもう大丈夫なの?」
綾波「動かせるわ、今回の作戦にも参加できる」
シンジ「....わかった、よろしく」
ミサト「シンジ君、作戦はレイから聞いてるわね?」
シンジ「はい」
ミサト「あなたは今までにビームマグナムの反動を抑えて命中させた記録がある、だから砲手を担当してもらうわ」
ミサト「レイはシールドを使った防御担当、いけるわね?」
シンジ「行けます」
綾波「はい」
ミサト「バスターマグナムの仕様書に目を通してくれたかしら」
シンジ「はい、ビームマグナムと試作バスターライフルの複合品」
シンジ「マガジンにはビームマグナムの威力をそのまま長距離まで飛ばせるエネルギー量がある」
シンジ「ただし一回の射撃でマガジンを三つ消費する、リロードに手間がかかることに留意されたし」
シンジ「電力の関係でマガジンは3発分までしか用意できていないことを念頭に置くこと、以上」
ミサト「よくできました」
アムロ「流石に長距離となると地球の磁場、重力の影響を受けてまっすぐは進まない、機械の補正もあるが――――」
アムロ「最終的には君の腕にかかっている、忘れるなよシンジ君」
シンジ「....」コクッ
シンジ「―――――....これで、死ぬかもしれないね」
綾波「どうしてそういうこというの」
シンジ「...ごめん、やっぱり不安なんだと思う、ついぼろっと出てきちゃったんだ」
シンジ「....」
綾波「....」
綾波「あなたは死なないわ、私が守るから」
シンジ「―――――....」
綾波「私にはエヴァでの繋がりしかないわ」
綾波「他に、何もない」
綾波「――――いえ、なかった」
綾波「今は何かがあるのかもしれない、私はそれを守りたい」
シンジ「...」
綾波「あなたが居たから、気付けたのかもね」
綾波「じゃあ、さよなら」
シンジ「綾波!」
綾波「?」
シンジ「――――....君は、君は死なないよ」
シンジ「僕も君を守るから」
綾波「――――...えぇ」
シンジ「......」
綾波「こんな時、どんな顔で応えればいいか、わからないの」
綾波「でも、嬉しいって、そう思うわ、心がポカポカした」
シンジ「....だったら、笑えばいいんじゃないかな」
綾波「....こう?」ニコ
シンジ「....」ニコ
綾波「.....また、会いましょう」
シンジ「うん、また」
ヤシマ作戦 概要
ビームマグナムとバスターライフルの複合兵器「バスターマグナム」を用いた使徒の射程距離外からの狙撃作戦
バスターマグナムの特性上「高威力のエネルギーでATフィールドを貫通」できるためこのような作戦形態になった
碇シンジの初号機が砲手担当、ビームマグナムを含めた射撃武器を使い慣れていることから選出
綾波レイの零号機は防御担当、実戦経験はこれが初なので初号機パイロットと能力を比べた結果選出
砲身に接続する形で三つのマグナムカートリッジを装填、2秒のエネルギーチャージ後発射する。
マグナムカートリッジは計9つ、合計3発分まで使用可能、一度使用した場合再使用は不可能となっている。
ロックは銃身のカメラ、エヴァのロックオンシステムの二重ロックとなっている。
その仕様上原作と違い「全日本の電力を集めて撃ち放つ」といった大掛かりな作戦ではないが
バスターマグナムの充電に本部の電力を大量に持っていかれているため機能維持のため日本の一部で停電が発生している
日向『作戦、スタートです!』
ミサト『シンジくん、皆の命運をあなたにかけるわ』
シンジ「――――...行きます!」
ミサト『エネルギーチャージ、開始』
シンジ「......」ピピピピピピピピピピ
ラミエル「」キュイイイイイイイイン
マヤ『!!目標に高エネルギー反応!?』
リツコ『なんですって!?』
アムロ『邪気を悟られたか!?』
ミサト『ターゲットロックはまだなの!?』
シンジ「くっ...!」ピピピピピピピピ
ミサト『レイ!!』
綾波「行きま」シンジ「待って!!!」ピピピピピピーンッ
[TARGET ROCK]ピピッ
シンジ「落ちろッ!!」ドギュゥウウウウウンッ!!!!!
ラミエル「」ピカッ
ズドォオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!
シンジ「ぐぅうううううううう!!!!!」ビリビリビリッ
綾波「――――やった...!?」
シンジ「!邪気が来る!?」ピキィンッ
ラミエル「」キュイィイイイイン
ミサト『バスターマグナムのリロード急いで!!』
セイラ『マグナムに異常確認!!さっきの攻撃で砲身とエネルギー系統に問題発生してるわ!!』
ミサト『そんな!?』
綾波「!」バッ
ドギャァアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!
零号機「」ガキィイイイッ
綾波「―――――っ!!」ギギギギギ
日向『マガジン交換完了!マグナムリロード開始!...!』
日向『マガジンからの供給率が30%ダウンしています!!』
ミサト『発射まであと何秒!?』
日向『十分な威力充填されるまで10秒かかります!!!』
ミサト『――――レイ、お願い、後10秒耐えて...!』
レイ「く、ぅううううううう....!!」
日向『シールド、溶解!!』
マヤ『零号機、ダメージ36%突破!!』
セイラ『チャージ完了まで残り5秒よ!!』
ミサト(お願い...あと少し.....!?)
ラミエル「」カッ
日向『使徒のエネルギー上昇!?』
ミサト『これじゃあ!?』
バシュゥウウウウウンッ!!
レイ「きゃあああっ!!?」ブワッ
シンジ「ぐ、ぅうううう!!!!!」ズドォオオオッ
日向『零号機、吹き飛ばされました!!?』
マヤ『初号機損傷率、38、40、43%突破!!』
リツコ『これじゃあリロードできても砲身が先に焼ける...!』
ミサト(ここまでなの....!)
アムロ『―――――いや、まだだ!』
ミサト『え!?』
零号機「」ガシィッ
初号機「!」ガシャコンッ
マヤ『零号機、初号機の発射体制を補助しています!!』
青葉『ATフィールドによる砲身へのダメージ軽減確認、リロード完了まで残り3...2...1...』
青葉『リロード完了!!』
リツコ『後はコアをロックするだけ...シンジ君!!』
ミサト『あのエネルギーの奔流の中でまともにロックなんて...!』
アムロ『信じろ!!あの子の力は....エヴァの力は伊達じゃない!』
シンジ「綾波...!!」ピピピピピピピピ
綾波「碇くん...!!」
綾波「私は死なない....あなたも、死なないわ...!」グググッ
シンジ「そうだ...僕は...君は....!」ピピピピピピ
シンジ「君は....死なない!!」ピピッ
初号機「ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!」カッバシュゥウウウウウウウウウンッ
ズギャァアアアアアッ!!!!!
ラミエル「」ピシッ
ラミエル「ギャアアアアアアアアアアアアアッ!!!」パキパキパキィイイッ!!
ラミエル「」ドザァァァァァァァ
初号機「」ズズゥウンッ
零号機「」ズシャアッ
シンジ「綾波!!」ガシッ
ジュウウウウウウウウウウウッ
シンジ「ぐ、ぅうううううう....!!」ギギギギギ
ガコンッ
シンジ「綾波っ!!大丈夫!?綾波!!!」
綾波「.....ぅ.....」ググ
シンジ「....」バシャッ
綾波「.....声、聞こえたわ、私は死なないって」
シンジ「.....君を...死なせたくなかったから」グスッ
綾波「泣いてるの...?」
シンジ「.....」グスッ、グスッ
綾波「....私のために、泣いてくれてるの?」
シンジ「....わからないけど....安心して....」
綾波「.....ありがとう」
綾波「嬉しい時は、笑えばいいのね」
綾波「また会えて、嬉しい」ニコッ
シンジ「....僕も、嬉しいよ」ニコッグスッ
とりあえず描き貯めておいたのはここまで、次からは第六話なんだけど
少しネタ考えるから15時くらいに投稿になると思う、一応次回タイトル(予定)
規
格 第六話
外
の
贈
り
物という男を、知っているか?
とりあえず投下始める
学校にて
綾波「...」
霧島「ねぇねぇシンジ君」
シンジ「....な、何かなマナちゃん...」
霧島「マナって呼んでよ」
シンジ「ぅえっ!?そんないきなり...?」
霧島「そんなにいきなりでもないと思うけどなぁ、私たち幼馴染だよ?」
シンジ「うん、そうだね...?」
霧島「だったら呼び捨てでもいいじゃない!」
綾波「....」ガタッツカツカツカガシッ
シンジ「うわっ綾波?」
綾波「呼ぶの?名前で」
シンジ「えっ?」
綾波「呼ぶなら私も名前で呼んで」
シンジ「なっ、何を言って....」
綾波「.....」ジー
霧島「.....」ドキドキ
シンジ「ぅ....(期待した目だ....ど、どうすれば...)」キュインキュイン
よくあるニュータイプの精神空間みたいなやつ
ドモン(据え膳食わぬは男の恥だ...呼べ!!シンジ!!!)
シンジ(師匠...!無茶言わないでよ、できるわけないよ!!)
アムロ(それは逆だろ、名前を呼びたかったんじゃないのか?)
シンジ(アムロさんまで...!どうして無責任に背中を押すんだよ...!)
カミーユ(感じるんだ、君の心を...やりたいと思ったことを心のままにやるんだ!)
シンジ(カミーユさん...!)
シャア(さぁ、二人にママになってもらうんだ...そして私は、父の元に召されるであろう!)
アムロ(それは貴様のエゴだろう!14の男女に己の性癖を押し付けて満足するんじゃない!!)
シャア(ならば全人類にママを授けてみせろ!!)ガシッ
アムロ(貴様をやってからそうさせてもらう!!)ゴロゴロゴロ
シンジ(頭の中で喧嘩しないでください!!)
シンジ「マナ!レイ!」ガタッ
霧島「ぴゃっ」
綾波「はいっ」
シンジ「ちょっと頭の中でアムロさんと変態が喧嘩してるから少し待ってて落ち着けてくる!」ダッ
霧島「あ、うん....え、頭の中で変態...?」
霧島「.....名前、呼ばれちゃった///」
綾波「.....(名前、呼ばれるとポカポカする)」ポカポカ
シンジ「ふぅ...ようやく収まった....あれ?ミサトさんからメールだ」
ミサト『ごめんね!今日急用が入っちゃって進路相談、代役の人がいくから!』
シンジ「代役の人....誰が来るんだろ...」ホワンホワン
シャア『シンジ君!私が来たぞ!!先生はどこかな?』真っ赤ー
シンジ「....あの人だけは嫌だな....」
安価、今まで出てきたパイロットたちの中から一人
>>110、>>111、>>112で一番多かった人、ばらけたら>>113に決めてもらう、決まらなかったらシャア
セイラさん
ジュドー
カミーユ
シャア
シャア「来たぞシンジくん」全身真っ赤ー
シンジ「畜生!!嫌な予感はしてたよ!!!」
シャア「はははは、そんなに喜ばなくてもいいんだぞ」
シンジ「喜んでないよ!!なんならカミーユさん呼びたいくらいだよ!!」
シャア「それでは行こうかシンジ君、教室はどこかな」ルンタッター
シンジ「その仮面はなんなんだよぉおおお!!!!」
トウジ「なんやセンセ、ミサトさんやのうて...えぇっと、大道芸人の方連れてきよったんか」
シンジ「はははは.....もう何も言わないで...」
ケンスケ「あの人...シャア・アズナブル!?シャア・アズナブルじゃないか!!」
シンジ「えっ?」
シャア「おや、君は知っているのかい?中々勤勉な子なんだね」
ケンスケ「お褒めにあずかり光栄です!!」ビシッ
トウジ「なんや大道芸人の人やないんか?」
ケンスケ「違うよ!!赤い彗星の異名を持つ戦場の生きる伝説だよ!!あの連邦の白い流星と何度も激闘を繰り広げたんだ!!」
シンジ「そ、そんなにすごい人だったの...?」
ケンスケ「すごいなんてものじゃないよ!!文字通りに伝説そのものさ!!」
シャア「褒められたものでもないのだがな...」
ケンスケ「え?」
シャア「人殺しを褒め称えられて喜べるほど私も麻痺していないということさ」フッ
シンジ「シャアさん....」
シンジ(仮面が無ければとてもかっこいいのに....)
駅前にて
シャア「先生も中々に愉快な人だったな」
シンジ「先生が元連邦の人だとは思いませんでしたけど...」
シャア「すごい顔されてたな」
シンジ「そりゃそうですよ...」
アムロ「シンジくん、シャア」
シンジ「あ、アムロさん!」
アムロ「すまないな、本当は俺が行ければよかったんだが...これからある人を出迎えるところでな」
シンジ「ある人...?」
シャア「あぁ、彼女か」
シンジ「知ってるんですか?」
シャア「ヤシマ作戦の時にバスターマグナムを制作した人さ」
シンジ「バスターマグナムを?すごい人なんだろうな...」
アムロ「ははは、君も見れば驚くさ」
シンジ「え?」
シャア「どうせだしともに出迎えよう、彼女は少々気難しくてね、機嫌を取るのが大変なんだ」
シンジ「は、はぁ...」
アムロ「そこまでとがった人物でもなかろうに....確かに多少とがってはいるが...」
シンジ「えっと,,,?」
アムロ「来たな」
???「あら、わたくしの出迎えにしてはずいぶん少ない人数ね」
シャア「済まない、私とアムロが出迎えることで勘弁してくれないか、マリイ」
シンジ(この子が...!?僕とおんなじくらいの女の子じゃないか....!?)
マリイ「赤い彗星と白い流星の出迎え、ということで勘弁してあげますわ...そちらが初号機のパイロットさん?」
シンジ「はい...碇シンジです」
マリイ「マリイ・ビンセンス、エヴァの性能アップのためのテストパイロットです」
シンジ「よろしくお願いします...」
マリイ「.....」ジッ
シンジ「....あのぅ...」タジ
マリイ「確かにこの方なら仕方ありませんわね」フゥ
シンジ「な、なにがですか...?」
マリイ「私お手製のバスターマグナムをあんな扱いしかできない人間だからどんなものかと思いましてね」
マリイ「確かに凡才な感じですもの、仕方ありませんわ、武具は凡才にも扱えて初めて一人前」
マリイ「そういう意味では私の武器は一人前の役割を果たした、ということで納得してあげますわ」
シンジ(い、嫌味だなぁ...!)ヒクヒクッ
マリイ「それではさっそくネルフへと向かいましょう、エスコートしてくださる?」
シンジ「あ、あぁ、はい...どうぞこちらへ」スッ
マリイ(あ、意外と紳士的というか...そつなくこなす方ですわね...)ギュッ
リツコ「あら、シンジ君、マリイを連れて来てくれたのね」
マリイ(気遣いがとてもさりげない方でしたわ...)
シンジ「彼女が今回バスターマグナムを作ってくれたって聞きました」
リツコ「そうよ、本来はエヴァやそれらの武装のバッテリー周りを改善するために呼んだのだけれどね」
シンジ「バッテリー周り...」
アムロ「今まではビームマグナムの充電だけで他の武器に回せる電力がなかったりしたからな」
マリイ「今のままでは経費もかさむ上にあまりに非効率ですから、私がどうにかしようと思いまして」
シンジ「スゴイや、そんなことまでできるんだ...」
マリイ「えぇ、私にお任せ下さいな、それに伴って....」ペラッ
シンジ「この紙は.....『武装強化計画』...?」
マリイ「えぇ、今度エヴァ三機と一緒に幾つかの武装が運ばれてきますの、それの運用法に伴って」
マリイ「それぞれのエヴァに専用装備を作ろうという話になりましたの」
マリイ「バッテリー改良や試作バスターライフルもそれらの計画の一環ですわ」
シンジ「そっか....じゃあマゴロク・ビーム・ソードも?」
マリイ「えぇ、データは取ってあります、改良した武装もアメリカ支部から送られる予定ですわ」
シンジ「そうなんだ...!」
マリイ「それにともなって私もこんなプログラムを作りましたわ」
リツコ「これは...?」
マリイ「シングルエレクトロニクスを利用した制御システムですわ、これならエヴァの暴走の危険も下がる筈」
シンジ「暴走....でも今までエヴァが暴走したことなんて一度もないじゃないか」
リツコ「いえ、そうとも言い切れないのよ」
シンジ「え?」
リツコ「この前の使徒を撃退するときの一瞬、初号機に暴走の兆候が表れていたの」
リツコ「それだけじゃなく、零号機も当初は起動実験での暴走があったわ、一応原因はパイロットの精神的不調となっているけど」
マリイ「可能性は潰しておきたい、ということですわ」
シンジ「...なるほど、そういうことですか....」
シンジ「....僕に手伝えることは、ありますか?」
マリイ「あら、そこまで言うならばこれから一カ月間、実験台として頑張っていただきますわ」
シンジ「えっ...実験台って...」
マリイ「実験台といっても装備の試作品を使用するテスターになってほしい、という意味ですわ」
マリイ「私は外部からデータなどを取りますわ、お願いできます?」
シンジ「それくらいなら、喜んで」
マリイ「えぇ、決まりですわ、ならさっそくこっちで幾つか使わせてほしいものがあるのですけれども」
リツコ「使わせてほしいもの?」
マリイ「あぶれてる装備などを使って改良したいんですの、装備のリストなどありましたら目を通したいのですが」
リツコ「すぐ持ってくるわ、忙しくなりそうねシンジくん」
シンジ「は、はい...あははは」
マリイ『シンジさん、初号機にはさきほどのプログラムを導入しておきましたわ』
マリイ『初号機の機動性、反応性、シンクロ率に影響する筈、調子はどうです?』
シンジ「...なんだろう、いつもよりエヴァが体に馴染むような...」
マリイ『エヴァにはマグネットコーティングがしてありますわ』
マリイ『咄嗟の動きにも遅れるなんてことはない筈ですわ』
シンジ「すごいや、至れり尽くせりだ...」
マリイ『それでは運動性能の実験から、お願いしますわ』
シンジ「はい、とりあえず動いてみます」ガシャッ
初号機「」ブンッブンッ
シンジ(ほんの一瞬の遅れもない...本当に自分の手足の延長みたいだ...)
リツコ『シンクロ率65%をキープ...いいわ、中々ね』
初号機「」ピタッ
シンジ(ん?)
初号機「」ブンブン
シンジ(今一瞬止まったような...)
初号機「」ブンブンピタッブンブン
シンジ(気のせいじゃないな...)
シンジ「一定のタイミングで行動が止まるんですが...」
マリイ『む....少々お待ちくださいな』カタカタ
マリイ『リプログラミングしてみましたわ、もう一度動いてみてくださいまし』
シンジ「はい」ガシャッ
初号機「」ブンブンピタッ
シンジ「....やっぱり一定のタイミングで一瞬止まっちゃいますね...」
マリイ『ん....ちょっと解析しますわ』
マリイ『...一定のタイミングで電気パルスが発生して初号機の邪魔をしていますわね...』カタカタ
マリイ『アンチプログラムを作成してみましたわ、一定の行動を阻害する効果を持っていますわ』
マリイ『これを導入するのでもう一度動いてみてくださいまし』
シンジ「はい....よっと」ガシャッ
初号機「」ブンブン
シンジ「大丈夫そうです!」
マリイ『よかったですわ』
ミサト「使徒が確認されたわ、総員第一種戦闘配置について!」
マリイ「へ?」
リツコ「ちょうどよかったわ、初号機はすでに起動済み、いつでも現場に行けるわ」
ミサト「わかったわ、シンジ君、カタパルトに直行お願い」
シンジ『わかりました』
ジュドー『カタパルト準備OKよー!』
シンジ『配置、つきました』
マヤ「発射準備完了、行けます!」
ミサト「了解、エヴァ、発進!」
ゲンドウ「.....ロストナンバーズか...」
冬月「裏死海文書にすら記されていない、シナリオにない使徒...」
ゲンドウ「もはや老人どものシナリオも、私たちのシナリオもあてにならんようだ」
ゲンドウ「冬月、エヴァとパイロットの結集を急がせるぞ、今月中に集結させる」
冬月「いいのか?これ以上シナリオが崩れればユイくんとは...」
ゲンドウ「私にも親としての意地があるらしい、冬月先生、少し頼みます」
冬月「何をする気だね」
ゲンドウ「ダモクレスの剣を起動する、レイに精神ミラーリンクの用意を頼む」
冬月「...もしかしたらシンジ君が大激怒するかもしれんな」
ゲンドウ「覚悟の上だ、あの子の幸せのために、かかわった者達に幸福を導かねばな」
ゲンドウ「子供たちの幸せを願うのが我々大人の役目だろうて...」
冬月「....聞いていたな、レイ」
綾波「...はい」
冬月「精神ミラーリンクを行う、その後はシンジ君の援護に向かうんだ」
綾波「...他の皆は、どうなるのでしょうか」
冬月「他の皆とは?」
綾波「私になるはずだった子たち、私と同じ姿形の子たち...」
綾波「あの子たちも私と同じ扱いになるのでしょうか、あの子たちの自我はどうなるのでしょうか」
冬月「...あの子たちに魂はない、ただ感情無く動く兵隊として機能するだけだろう」
綾波「...」
冬月「だが、私は信じよう、君の影響を受けて彼女たちにも自我が現れると」
冬月「生まれてきたのなら、彼女たちにも祝福を受ける義務がある」
綾波「....それを聞いて安心しました」
綾波「リンク、開始します」
アダリブ「」フヨフヨ
ミサト『シンジくん、第六使徒は冷気フィールドを展開する能力のようだわ』
ミサト『接近戦での勝機はゼロに等しい、ビームマグナムで遠距離から仕留めなさい』
シンジ「わかりました!」ガシャッ
初号機「」ガシャコンッドギュウウウンッ!!
アダリブ「」カッ
ビーム「」ギュワァァァァァ...
シンジ「ビームが掻き消えた!?」
ミサト『冷気フィールドによって熱エネルギーを減衰させたようね...!』
ミサト『恐るべきはビームマグナム程の威力のエネルギーを一瞬で減衰させたこと』
ミサト『フィールドの内部に入ることは完全に死と同義と思って立ち回りなさい!』
シンジ「くっ...何か、武器はないんですかミサトさん!?」
マリイ『試作バスターライフルを応急処置しています、少しの間持ちこたえてくださいまし!』
シンジ「わかりました!!」ガシャンッ
初号機「」ドギュゥーンドギュゥーンッ
アダリブ「」カッ!!
ビーム「」バシュゥウウウ
シンジ(フィールドの冷気が強まる瞬間...つまり攻撃を撃ち消そうとする瞬間動きが止まる...!)
シンジ(タイミングを見極めるんだ、バッテリーが多少改良されたとはいえリロード一回分のマガジンのみ...!)
シンジ(止めるタイミングを間違えれば追い詰められて死ぬ...!)
初号機「」ジリ...ジリ...
アダリブ「」ジリ...ジリ....
シンジ「今!」ガシャッ
初号機「」ガシャンッ
アダリブ「」カッ
初号機「」パキパキパキッ
シンジ「ぐぅううううううう!!?」
マヤ『初号機!右腕氷結!!』
青葉『ビームマグナムも氷結しました!分離不可能!!』
ミサト『シンジ君!!』
シンジ「うわぁああああっ!!!」がしゃっ
初号機「」ババババババババババババババババッ!!
アダリブ「」ガキィイイイーンッ!!
ミサト『噴煙の目くらまし...』
シンジ「これでひとまず距離を稼げる...!?」
アダリブ「」キィイイインッ!!
初号機「!」ピシピシッ
シンジ「しまっくぅううううう...!!!」
マヤ『初号機の右足凍結!!移動ができない!!』
アダリブ「」ズズズズキィイイイイン
初号機「」パキ..パキキキ....ッ
シンジ「っ....ふ、ぅ....!」ガタガタガタガタ
青葉『パイロットにも影響が出始めました!!』
ミサト『どうしろっていうのよこんな出鱈目な使徒...!』
初号機「」パキキキ....
シンジ「くっ....関節まで....動かなく....!」
ミサト『シンジ君!!!!』
アダリブ「」ズズズズズキィンッ!!
マヤ『初号機..』
マヤ『....完全に、凍結しました...!』
青葉『パイロット、生死不明...!』
アムロ『シンジ君...!』
描き貯めが尽きた、少し書き溜める、多分20:30くらいに再開
投下再開
アムロ「...!」ピキィンッ
アムロ「いや、まだだ!」
ミサト「えっ!?」
シンジ(完全に凍結させるために近づいた....ここだ...!)ガチッ
マヤ『初号機!腕部アタッチメントパージ!!右腕の氷結を解除しました!!』
シンジ「うわぁあああああああああっ!!!!!!」
初号機「」バシュッドズゥウウッ!!
ミサト『ダガーでコアを...!』
シンジ「ぐぅうううううううう.....!!」
ギィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ
初号機「」パキパキパキ...!
アダリブ「」ギギギギギギギ
アダリブ「」ギギギギ....
アダリブ「」....
マヤ『初号機、凍結98%....使徒、沈黙!!』
ミサト『....はぁぁぁぁぁ.....か、勝った...のね...』ヘナヘナ
カミーユ『安心してる場合ですか!!シンジ君はまだ凍ったまんまでしょうが!!』
ミサト『そ、そうだったわね....初号機の解凍を急いで!』
シンジ「はぁっ....はぁっ...さ、むい....!」ガチガチガチガチ
カミーユ『先にパイロットの生命維持システムを最大にしろ!!シンジ君、すぐ向かう!もう少しの辛抱だ!』
シンジ「はい...」ガチガチガチガチ
マヤ「....!?待ってくださいミサトさん!」
ミサト「何?そんな切羽詰まったような声上げて...」
マヤ「パターン青再発見、第七の使徒です!!」
ミサト「嘘!?」
カミーユ「なんだって....!?」
マヤ「使徒は初号機に向かって直進しています!!」
ミサト「くっ...防衛ラインを敷いて、なんとしても足止めして!!」
ミサト「こんな時にレイは何をやってるのよ...!」
パイロット待機所にて
霧島「....私だってチルドレンなのに....!」ぐっ
霧島「....シンジ君のために何もしてあげられない.....」
マリイ「霧島さん....」
マリイ「―――――!」ハッ
―――――???『このエヴァは―――異質すぎる....!』
マリイ「....確かあそこに...」ガッ
霧島「ふぇ!?」
マリイ「来てくださいまし!チルドレンの力が必要なんですの!」タタタッ
マリイ「戦うためにエヴァを動かせる、あなたの力が!!」
霧島「わ、わちょっ...!」グイグイ
エヴァ専用ケイジ――――秘匿ケイジ05にて
霧島「....これって...!」
マリイ「...」コクリ
マリイ「一度だけ情報収集のために乗り込んだことのある機体ですわ」
マリイ「もしかしたらと思ったのだけれど....」
霧島「...でも、整備された形跡がないよ...本当に動けるの?これは」
マリイ「動けますわ、この機体は特別な機体...」
マリイ「裏死海文書に記された"どの世界にも絶対に現れるエヴァ"...エヴァフォウチュン」
フォウチュン「....」ブゥン
霧島「....エヴァ、フォウチュン...」
マリイ「リツコさんや皆には私から話をつけますわ、だからシンジさんをどうか...」
ゲンドウ「その必要はない」カツッ
マリイ「....司令...!」
ゲンドウ「司令命令だ、霧島マナ、エヴァフォウチュンに乗り込みサードチルドレンの援護に向かえ」
霧島「....司令...」
ゲンドウ「息子を頼む」
霧島「....はい!」
シンジ「く....体温が....どんどん奪われてく....」
シンジ(使徒にやられるのが先か...解凍が終わるのが先か...)
ギュィイイイインガシャンッ!!
シンジ(カタパルトの音...解凍班でも来たのかな...)ハァハァ
霧島「シンジくん!!」
シンジ「マナ...!?」
霧島「今からヒートナイフの熱で解凍するから、もう少し待って...!」
シンジ「でも使徒が...!」
霧島「防衛ラインが貼られてる、そう簡単にはこっちに来れない筈...!」
シンジ「...わかった...お願い...」
霧島「うん...」
ジュゥウウウウウウウウウウウウウウ
マナ『解凍率43%、最低限動けます』
セイラ『第二防衛ライン突破されてよ、そろそろエヴァを向かわせたほうがいいわ』
ミサト『えぇ.....シンジ君、動けそう?』
シンジ「本当に最低限は...ですが、行きながら氷ははがします」
ミサト『そうして頂戴、これよりフォウチュン及び初号機による使徒撃滅作戦を開始します』
アムロ『作戦はこうだ、初号機のビームマグナムによるかく乱後にフォウチュンに装備された"死神の背骨"でとどめを刺す』
シンジ「ビームマグナムは通用しないんですか?」
アムロ『相手の使徒は重力を操ってくる、通常の兵器やエネルギー兵器では届く前に湾曲させられてしまうんだ』
アムロ『しかし死神の背骨はATフィールドの性質を活かした規格外の兵器だ』
アムロ『放つことさえできれば確実に使徒を葬り去れる』
シンジ「使徒を....わかりました、うまくかく乱してみます」
マヤ『使徒は残り13秒で戦闘区域に到達します、.....3...2...1...』
アズラエル「」フヨフヨ
シンジ「あれが第七の使徒....!」
霧島「行くよ、シンジ君!」ガシャッ
フォウチュン「.....」
シンジ「うん!」ガシャッ
初号機「....」
シンジ(今、初号機とフォウチュンがお互いを見たような....?)
シンジ(....気のせい、だよな...)
初号機「」ガシャンッドギュゥーンドギュゥーン
アズラエル「」ブゥウウウンッ
ビーム「」グネッチュドーン!!
シンジ(湾曲して逸らされた...!)
霧島「....!」ピピピピピピピピ
霧島(なんでだろう、思うように動いてくれない...私の力量不足なの...!?)
フォウチュン「....」ピピピピピピピピ
アズラエル「」カッ
フォウチュン「...」ズシィイインッ!!
初号機「」ズシィイイインッ!!
シンジ「くぁああああっ!!?」
霧島「きゃああああっ!!!」
マヤ『初号機損傷率48%、フォウチュン損傷率13%!!』
リツコ『先の戦闘のダメージが初号機に響いてるわね...』
シンジ「ま、だ...まだ行けます...!」
初号機「....!」ググググ
ブゥウウウウウウウウン
初号機「」ズシャァアアッ!!
フォウチュン「....!」ズシャアッ
霧島「ん、ぐぅうううううう....!!」ググググ
霧島「フォウチュンは....秘蔵っ子....」
霧島「強い子なんだからぁあああああ!!!!」ググググッ
マヤ『マナさんのシンクロ率、67%に増加!』
リツコ『重力場に逆らって無理矢理立ってる...!?』
フォウチュン「......!」ギギギギギ
霧島「ターゲット....ロック.....!!」ピピピッ
霧島「いけぇええええ!!!!!!!」カチッ
フォウチュン「!」
死神の背骨「...!」バシュゥウッ!!
アズラエル「」キィイイイイインッ!!
ぎゅがぁああああああああっ!!!!!
ミサト『重力場が嵐のように吹き荒れてる...!?』
アムロ『死神の背骨の弾丸と重力場同士がせめぎ合ってるんだ!』
霧島「もう一発....!?」グゥウウウンッ
霧島「なんで...!?フォウチュンに拒絶された....!?」
フォウチュン「....」
マヤ『マナさんのシンクロ率32%!駄目です!!』
リツコ『フォウチュンが....拒絶したのね....?』
霧島「なんで!?応えてよフォウチュン!!勝たなきゃ...!」ガシャッガシャッ
霧島「碇くんだけに辛い思いをさせたくないの...!お願い、力貸してよ...!」ガシャッガシャッ
霧島「フォウチュン!!」ガシャッ!!
アズラエル「」ズズズズズズ
ドギュゥウウウウウンッ!!ズドォオオンッ!!
アズラエル「」グラッ
霧島「!?何!?」
シンジ「あれは....零号機...!?」
0.0EVA K「....」
0.0EVA Sk「....」
0.0EVA Ss「....」
零号機「...!」ザザザッ
綾波「碇くん...!」ザッ
シンジ「零号機が四機...?綾波、これは....!?」
綾波「詳しいことは後で話すわ...今は、あれを片付けましょう」
シンジ「....うん」ガシャッ
初号機「―――――....」ズォオオ...!
フォウチュン「....」ズズン....!
零号機「.....」ガシャンッ
0.0EVA K「―――」ガコンッ
0.0EVA Sk「――...」ガシャッ
0.0EVA Ss「!」ガシャコンッ
ゲンドウ「――――始まる、シナリオなど意味をなさぬ世界が...」
ゲンドウ「予言の先、未知数の世界....新たなる創世(ネオンジェネシス)が...!」
シャア「ネオンジェネシス.....運命のレールすら意味をなさない戦いが...始まるのか...」
シャア「...シンジ君....君は、生き残ることができるか...?」
初号機「」ガシャコンッドギュゥーンッ!!
シンジ「リロード...!」
アズラエル「」グワァアアッ
フォウチュン「...」
死神の背骨「...」ドギュゥンッ!!
ガキャァアアッ!!ギュォオオオオオオオオオオッ
アズラエル「」キュイイイイイン
霧島「これで使徒は他に力を割けない...!綾波さん!!」
綾波「まかせて」ガシャッ
零号機「」ダッダッダッダンッ
ガキィイイイイインッ!!
綾波「ATフィールド...中和開始...!」
零号機「」ギ、ギギギギギギギギギ
バリバリバリッ!!
0.0EVA K 「」ガシャコンッ
バシュゥウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!
アズラエル「」ガコォンッ
カッ
ドォオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!
.......
....
...
シンジ「父さん」
ゲンドウ「....」メソラシ
綾波カトル「....」
綾波サンク「....」
綾波シス「....」
シンジ「父さん、説明してよ父さん」
シンジ「父さん、僕は今冷静さを欠こうとしてるよ」
シンジ「説明してよ、父さん」ゴゴゴゴゴゴゴ
ゲンドウ「...」メソラシ
シンジ「.....大体の説明は綾波から聞いてるんだからね、父さん」ジトー
綾波「...ごめんなさい、どうしても話したくて」
ゲンドウ「.....いや」
シンジ「父さん、最低だよ」
ゲンドウ「.....済まない」
シンジ「....あの綾波たちも全員幸せな生活を送らせないなら許さないから」
シンジ「...あの子たちに対してそれくらいの責任は取ってよね、父さん」ジロ
ゲンドウ「....約束する」
シンジ「...ならいいよ、僕はこれ以上とやかく言わないよ、綾波も嫌だろうし」
綾波「.....」ホッ
ゲンドウ「(本気で起こってる時のユイみたいだった...)」ドキドキ
マリイ「ご無事でしたわね、シンジさん」
シンジ「霧島さんから聞いたよ、マリイさんのおかげで助けに来れたって」
シンジ「ありがとう、マリイさん」
マリイ「....いいのですよ、私はできることをやっただけ」
マリイ「あなたと同じですから」
シンジ「...そっか」
マリイ「えぇ」クスッ
シンジ「ふふっ」
霧島「.....助けに行ったの私なのに...!」壁に隠れてギリギリ
綾波「....私も助けに行った」壁に隠れてジーッ
今日の描き貯め分はここまで、明日をお楽しみに
次回予告
ア
ス 第七話
カ
、
来
日
と転校生、お前を殺す
よし、投下始めます
素人でもわかる!えヴぁんげりおんって、なぁに?
監修:碇ゲンドウ ※この書籍に関する情報を外部に漏らすことを禁じる
①エヴァってなぁに?
みんなもエヴァンゲリオンってなぁに?って思てる頃合いだよね
だからゲンドウおじさんが皆に解説するヨ!
大体40mくらいの人型汎用決戦兵器だよ、使徒に対して高い効果を得てるんだ!
MSっていう人型兵器のデータを元に作られたから色々と安全で、
乗ってる人のことを第一に考えて作られてるよ!
②チルドレンって?
エヴァ操縦に適性の有る子供たちのことだよ!意外と数が少なくて見つかりづらいんだ!
基本的にみんなと同じ14歳の少年少女が多いよ!!
エヴァパイロットは皆と同じ中学校のクラスに転入する手筈になってるから仲良くしてあげてね!
③どうやって動かすの?
エントリープラグに入ったパイロットとLCLっていう液体を介して神経接続して動かすよ!
阿頼耶識システムみたいに危険なものではないけどモビルトレースシステムのように
ダメージのフィードバックを抑えてくれるわけじゃないから注意してね!
④使徒って、なぁに?
本部の地下に収納されたリリスっていうスゴイでっかい使徒と接触して「サードインパクト」を起こそうとしてるやつらだよ!
知能はないけど生き物としてスゴイ強い上にATフィールドで普通の武器邪倒せないから
エヴァで対抗しなきゃいけないんだ!
コアって呼ばれてる赤黒い丸みたいなのがあってそれを破壊すると倒せるよ!!
S2機関っていう永久機関を体内に保持しているからエネルギー切れはしないよ!!
ゲンドウ『....以上だ』
アムロ「異常だな」
シンジ「ですね」
ゲンドウ『...何か不満があったのか、シンジ』
シンジ「具体的に言うと全部だよ、いや説明してくれるのは嬉しいんだけどね?」
綾波(司令、頑張って可愛い声出そうとしてた...)ホンワカ
霧島(強面なのにこんなコミカルな人だったんだ司令って...)
マリイ(改めて皆に対してエヴァや使徒に対して説明することで疑問点を解決して置こうって魂胆ですわ...)
綾波カトル「...」
綾波サンク「...」
綾波シス「...」
霧島(皆無表情の死んだ目でこの本眺めてる....)
マリイ(とても空気が重たいですわ...)アセアセ
シンジ「...まぁいいよ、質問いいかな、父さん」
ゲンドウ『なんだ』
シンジ「このMSって何かな...?」
ゲンドウ『セカンドインパクト直前まで起きていた戦争の事は知っているな?』
シンジ「...一応、教科書に載ってること程度だけど...」
ゲンドウ『人類は宇宙に進出することはできたが宇宙に進出した者たちと地球に残った者達で戦争が起きた』
ゲンドウ『14年間の間続いた戦争、これを総称してラプラス戦争という』
ゲンドウ『その時に使用されていた主力兵器がMSだ』
※本来のラプラス戦争はガンダムUCの話だけどここでは一年戦争~第二次ネオ・ジオン抗争あたりまでの戦いをひっくるめた戦いの総称とするよ
アムロ「俺やカミーユなどもその時に戦っていた者達さ」
シンジ「なるほど....でも確かその戦争って...」
ゲンドウ『そうだ、セカンドインパクトが起こり、その余波でコロニーも機能不全を起こした』
ゲンドウ『その結果地球内外問わず大量の死人が発生し、コロニーは放棄、人類は地球というゆりかごで身を寄せ合う他なくなった』
ゲンドウ『結果MSの建造技術も多くが失われ、兵器の技術が衰退して今に至る』
アムロ「マリイの家を含めた当時MSの製造に携わっていた者達も大多数はネルフやその関係組織に吸収されたんだ」
アムロ「それにより連邦という組織も再編、腐った部分を切り落とせたのはいいんだがな...」
シンジ「そうだったんですね....」
マリイ「ちなみにですが、現在もエヴァのバックアップユニットとしてMSを再製造する試みがなされているんですのよ」
シンジ「MSを?」
マリイ「えぇ、MSはラプラス戦争後期から小型化がなされていたんですの」
マリイ「エヴァと比べたらかなり低コストで製造できますのよ、技術さえ確立できればですが」
霧島「じゃあ、エヴァじゃなくてMSに使徒と戦ってもらえば...」
アムロ「それは無理だろうな」
霧島「無理?」
綾波「アムロ大尉、それはどうしてですか?」
アムロ「大きさだよ」
綾波「大きさ?」
アムロ「例えば俺の乗っていたMSの大きさが全高23m程だ、エヴァの半分程度しかない」
アムロ「ATフィールドを貫通できる破壊力を出すにはやはり大きさが足りないんだ」
霧島「だからといってエヴァと同じ大きさにしようとすればコストが....」
アムロ「そういうことだ、ただもしもエヴァの量産化の目途が立てばそれに伴ったMS製造計画ができるかもしれないな」
マリイ「私たち技術者の腕の見せ所、というものですわ」グッ
シンジ「凄いな....皆、色々と役に立っているんだ...」
ゲンドウ『それはシンジ、お前もだ』
シンジ「僕も、ですか?」
ゲンドウ『人間的な評価もできるのだがそれは置いておこう』
ゲンドウ『今まで襲来した使徒7体の内をお前は単独で3体撃破、援護有りでも1体を撃破している』
ゲンドウ『簡単に言うならネルフのエースパイロットは戦績的に見ても技術的に見てもお前だ』
シンジ「僕が、エースパイロット...?」
綾波「...」ガタッ
ゲンドウ『うぉ』ビクッ
シンジ「うわっ」ビクッ
綾波「.....」
綾波「納得のエースパイロットです」コクリ
ゲンドウ(急に立つからびっくりした)
シンジ(どうしたんだろう綾波、あんなに興奮して...)
ギュッ
シンジ「えっ?」
綾波シス「....」シンジの裾ギュッ
綾波シス「....凄いと思う」コクリ
シンジ「....ありがと」ナデナデ
綾波シス「....」ニコ
綾波(あっ、ずるい)
綾波カトル(....ズルいなぁ)
綾波サンク(....抜け駆け...)ムッ
霧島(ズルい...!)ムッ
マリイ(人気なんですのね...シンジさんの人柄故、でしょうか)クスッ
ゲンドウ『綾波クローンは本来無我なのだがな....』
アムロ「野暮なことを言うなよ、彼女たちも成長できる、ってことでいいじゃないか」
ゲンドウ『....そうだな、問題ない』フッ
トリップこれでつけれるかな?
シンジ「そういえば唐突にどうしてこんな授業を?」
ゲンドウ『...まずチルドレンの意識強化だ、これからは助け合って連携を取ってもらわねば困るからな』
ゲンドウ『次に...シンジ、お前にはアムロ大尉と共にある"荷物"を取りに行ってもらう』
シンジ「荷物.....あ、もしかして!」
ゲンドウ『そうだ、マリイ・ビンセンス、霧島マナ両名と共にこちらに来るはずだったエヴァ三機だ』
アムロ「なるほどな....本当に俺とシンジだけか?」
ゲンドウ『希望があるならば三名までなら連れ立ってもらって構わない、ただしチルドレンを最低一人はここに置いていってもらう』
アムロ「使徒対策だな、了解した」
安価で三名まで誘える(一応チルドレン以外でもよし)
一人目>>164
二人目>>165
三人目>>166
一応エヴァチルドレンの名簿↓
綾波レイ ファースト・チルドレン
綾波カトル ニア・チルドレン
綾波サンク ニア・チルドレン
綾波シス ニア・チルドレン
碇シンジ サードチルドレン
霧島マナ フォース・チルドレン
マリイ・ビンセンス アナザー・チルドレン(規格外の適格者)
ヒイロ
綾波カトル
刹那
移動中のヘリにて
刹那「....」
ヒイロ「....」
綾波カトル「....」
アムロ(えぇい...プレッシャーが...!)
シンジ(カト波....ちょっと楽しみなのかな、ソワソワしてる)
綾波カトル「.....」
刹那(全員微動だにしないのか...)
ヒイロ(空気が重苦しいな...)
綾波カトル(......)
シンジ(ふふ、カト波も楽しそうでよかった)ニコリ
刹那(笑った...?シンジ、何か企んでいるのか....?)
ヒイロ(笑った....そんなに楽しみなのか、シンジ)
綾波カトル(....碇くんが笑った)ポワポワ
アムロ(何がニュータイプだ...人類の革新だ...こんな時に、俺は何もしてやれない...!)
ララァ(アムロ....それは杞憂やで....)
アムロ(ララァ...?)
ララァ(裸踊りか何かでみんなを笑わせるんや...シャア大佐もやってたで...)
アムロ(ララァ!俺とシャアを一緒くたにネタキャラ枠に押し込めると思うな!)
ララァ(違うわ、私はネタSSみたいな2人が見たいだけ)
アムロ(シャアは否定しろ!!)クワッ
シンジ(アムロさん百面相してる...)
ヘリ「」ババババババババババ
???「......」
刹那「これがエヴァ三機と武装を運んでいるのか...」スタスタ
ヒイロ「俺の敵はどこだ...」スタスタ
綾波カトル「....あっ」(装備の一覧が...)タタタタッ
....キン.......キン...
綾波カトル「.....?」
ピシピシピシピシッ
パキィンッ
カキン、カキン、カキン、カキン
第八使徒(劇場版の第七の使徒)「」カキン....カキン....
刹那「!」
ヒイロ「使徒...!」
アムロ「使徒!?」
第八使徒「」ギッギッギッギッキュワワワァンッ
船たち「」チュドーンッ!!
アムロ「無理だよ!!みんな下がれ!!」
綾波カトル(船....エヴァのために集まったみんなの、船...壊れた、船....)
綾波カトル「....」ゾワゾワッ
刹那「俺は艦長のところへ行く、シンジ、カトル、お前はエヴァの方へ行け」
シンジ「でも初号機じゃないと...!」
刹那「できそうなことを片っ端から試せ、それが常に唯一残されてることだ」タッ
シンジ「...はい!カト波!行こう!!」ダッ
綾波カトル「...」コクリ
ォォオオオオオオオオ....
アムロ「!いや待て、この音は....!?」ピピッ
端末「TASK 02」ピピピッ
アムロ「タスク02...!まさか!」
ォオオオオオオオオオオ!!!!!
第八使徒「!」
第八使徒「」ヒュンッヒュバババババッ
弐号機「!」ガションッシュドドドドドドッ!!
第八使徒「....」ズドッ
アムロ「弐号機か!!」
綾波カトル「!...紅い...」
シンジ「コアを一撃で!!」
刹那「―――いや、デコイだ!!」
第八使徒「」カカカカカカコンッグゥウウンッカキンッ
グォオオオオオッ
弐号機「」ドシュドシュドシュッ!!
カンカンカンッ!!
???「どぉおおおうりゃぁああああああああああああ!!!!」
第八使徒「!」キュイイイイイイイィィィン
ガキィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッ!!!!!!!!
船「」グラグラグラグラ
綾波カトル「きゃあっ!!」グラグラグラグラ
シンジ「カト波っ...うわっ!」グラグラグラグラ
ヒイロ「...」ガシッガシッ
綾波カトル「あっ.....ありがとう...」
シンジ「ヒイロさん...ありがとう」
ヒイロ「あぁ」
キィンッ!キィンキィンキィンッ!!
ギギギギギバリンッ!!
ゾブッ!!
ドバァアアッ!!
第八使徒「」ドガァアアアアアアアアアアアアアアアンッ
弐号機「」グルグルグルグルッバシャァアアアンッ!!
シンジ「あっ」
綾波カトル「あ」
ヒイロ「....ナンセンスだ」
バシャァアアアッ
綾波カトル「紅いのね、弐号機って」ビショビショ
???「違うのはカラーリングだけじゃないわ」
シンジ「?」ビショビショ
???「所詮零号機と初号機は開発過程のプロトタイプとテストタイプ」
???「けどこの弐号機は違う、実戦用に量産を視野に入れて作られた...
???「世界初の本物のエヴァンゲリオンよ、正式タイプのね」
アムロ「紹介する、ユーロ空軍のエース、式波・アスカ・ラングレー大尉」
アムロ「第二の少女、エヴァ弐号機担当パイロットだ」
式波「お久しぶりですアムロ大尉!ご健在のようで何よりです!」
アムロ「ははは、君も背が伸びたんじゃないか?」
式波「他のところも女らしく成長しましたよ!」
綾波カトル「....」
式波「あんたがえこひいきで選ばれた零号機パイロット?」
綾波カトル「....えっと」
綾波カトル「....この場合どういえばいいかな、碇くん」アセアセ
シンジ「そっくりさん、てことでいいんじゃないかな...」
綾波カトル「そっくりさんです」
式波「はぁ?あんたバカぁ?貰った写真とまったく同じ奴じゃない!どこの世界にこんな瓜二つな奴がいるのよ!!」
シンジ「ネルフにはたくさんいるらしいよ」ネー
綾波カトル「うん」ネー
式波「嘘つくならもっとマシで面白い嘘ついてちょうだい、で?」
式波「どれが七光りで選ばれた初号機パイロット?」
ヒイロ「...」
刹那「...」
シンジ「えっと...」
式波「なんだアンタなんだ、なら仕方ないか...」
シンジ「え?」
式波「フンッ!」ヒュバッピタッ
シンジ「うわっ」
式波「無自覚、そして無警戒、私のパンチをガードできてないじゃない」
式波「所詮、七光りね」
綾波カトル「....言いすぎだと思うよ」ジッ
式波「でも事実じゃない」
綾波カトル「...ならあなたも同じくらい無警戒ってことになるわ」
式波「はぁ?」
綾波カトル「脇腹」
式波「はぁ?....て」
シンジ「えっと...」貫手が脇腹すれすれで止まってる
アムロ「もしもアスカが当ててたらそのまま貫手で内蔵掴まれてただろうな」
式波「う...」
シンジ「ごめん...師匠に稽古つけられた時に...」ホワンホワン
ドモン『防御は反射で行っては逆に危ない!意識的に防げない攻撃には攻撃を重ねるんだ!!』
シンジ「...って...当たるなら次を撃たせない手を取れって」スッ
式波「....無警戒は訂正するわよ、ふんっ」プイッスタスタスタ...
アムロ「....これさえなければな.....」ゲンナリ
シンジ「....あの、アムロさん、式波さんは?」
アムロ「あぁ、高いところで風にでも当たってるんじゃないか?」
シンジ「....ちょっと探してみます」
アムロ「....あんな物言いされてよく探しに行こうと思えるな?」
シンジ「確かにカチンって来ましたけど、でも...話さないと、いいところもわかりませんから」
アムロ「...そうか、なら行ってこい!」
シンジ「はい!」タッタッタッタッ
アムロ「....」フッ
刹那「....成長した弟を見るような顔をしてるな」
アムロ「そうか?」
刹那「あぁ、珍しいが悪くない」
アムロ「そうか」
綾波カトル「...」
ヒイロ「どうした?」
綾波カトル「?」
ヒイロ「今のは俺にもわかる、何かやりたいことがあるんじゃないか?」
綾波カトル「わからないの、何をしたいのか」
ヒイロ「....だったら感情のままに動いてみろ」
綾波カトル「....感情の、ままに?」
ヒイロ「感情のままに行動するのは正しい人間の生き方だ」
綾波カトル「正しい人間の...生き方...」
ヒイロ「心に耳を澄ませろ、お前の心は何を望んでいる」
綾波カトル「....私、弐号機パイロットのところに行ってきます」
ヒイロ「....」フッ
式波「....」
式波(私は天才、私は一人でもうまくやれる、私はあいつらとは違う)
式波(仲良しこよしで自分を腐らせたりはしない、私の価値を認めさせてやる)
式波(私のエヴァで、私の力を――――...)
???「――――――...」
式波「!」
式波「誰!?」
シンジ「....えっと」カンカン
式波「....なんだ、七光りか、趣味悪いわね覗きなんて」
シンジ「覗きなんて...今来たばかりだよ!」
式波「嘘つき、私の事ジーっと見てたじゃない、視線感じたわよ」
シンジ「覗きなんかしてないって!」
式波「はいはい...で、何の用?」
シンジ「あぁ...用って程じゃないんだ、少し話さない?」
式波「話すことなんてないわよ」
シンジ「そんなこといわないでよ、好きなものとかさ」
式波「一人でいるのが好きよ、だからどっかいって」
シンジ「他には?」
式波「しつこい男が嫌い」ジロ
シンジ「ぅ...」
式波「....どっか行ってもらえる?私は一人になりたいの」
シンジ「....わかった、ごめん、式波さん」トボトボ
式波「......」プイッ
船「」
船「」ズパンッ
式波「!」
式波「ちょっと待って七光り!」ガシッ
シンジ「わ!...何?」
式波「アレ...」
船「」
シンジ「ただの船じゃないか」
式波「さっきなんか攻撃受けてたのよ!」
シンジ「見間違いじゃ...?」
船「」ズパンッ
シンジ「!」
式波「....見えたでしょ」
シンジ「使徒...?」
式波「切断の仕方が特殊すぎる...!私たち以外誰も船のダメージに気付いてないわ...!」
式波「エヴァで対抗するわ、来なさい七光――――」
シンジ「被害を抑えよう!」ガシッタタタタッ
式波「あっ!ちょ、ちょっと...!?」
シンジ「式波さん!弐号機の起動を先に進めておいて!!」
式波「言われなくてもやるわよ!!あんたはどうするの?」
シンジ「僕は...」
1.アスカが弐号機に乗せてくれる
2.他の運搬されてるエヴァを借りる(三号機、四号機のどちらか)
3.????に乗る
4.その他(何をするか書き込んでほしい)
安価>>178、>>179、180で一番多い奴、決まらなかったら>>181、それでも決まらなかったら雨に打たれながら色あせない熱い思いを体中に伝える
3
2
3
シンジ「僕が使えるエヴァは....!?」
ガギエル「」バシャァッドンッ!!
船「」ベキベキグワァンッ
シンジ「う、うわぁあぁああぁぁ!?」グラッ
式波「七光り!!!」
ドサッ
シンジ「い、たたた...落ちたのが荷物の上でよかった...」
シンジ「!これって....!」
弐号機「」ブゥン
式波「起動完了...!使徒はどこに...!」
アムロ『アスカ!使徒に気付いていたのか!?』
式波「えぇ!さっき船が襲われたところを見たので急いでエヴァに飛び乗りました!!」
式波「七光りが攻撃で出来た穴に落ちて...貨物室のあたり!救援お願いします!!」
アムロ「第九使徒...行けるな?アスカ!」
式波「愚問です!!」
ガギエル「!!」バシャァッ
弐号機「」ガキィンッ!!
式波「体当たり...!?もしかして海に落とす気....くっ!!」
アムロ『アスカ!!アンビリカルケーブルを射出する!うまくつかめ!!』
バシュッ!!
弐号機「」ガシィッ!ガシュッ
活動時間「8:88:88 外部(EXTERNAL)」ピィンッ
式波「これで活動時間は...!?」ガグンッ
ガギエル「」ズドォッ
弐号機「」バシャァアアッ
式波「くぅうう...!!」
ズボボボボボボボボボボボボボボギィンッ!!
弐号機「」ガクゥンッ
式波(しまった....!この水圧じゃB装備の弐号機は動けない...!)
ガギエル「!」ガキィンッ!!ガキィンッ!!
式波「くぅっ!こっちが動けないの...ぐぁっ...わかってて水中で嬲り殺しにするつもり...ぐぁあっ!?」
アムロ『アスカ!アンビリカルケーブルを巻き上げてこっちで回収してみる!』
式波「ダメよアムロ大尉!!」
アムロ『何故だ!?』
式波「このまま無理に引き上げようとすれば相手に更に引きずり込まれることになる...!」
式波「アンビリカルケーブルが切れたら本当に一貫の終わりなの!もう少しタイミングを見させて!!」
アムロ『....わかった...!』
式波(一瞬でいい...隙さえできれば...!)
シンジ「....あくまで趣味の範疇で聞いてみただけの付け焼刃だ...!」ピピピピ
シンジ「満足に動かせるかわからない、けど...」ピピピピ
―――刹那『できそうなことを片っ端から試せ、それが常に唯一残されてることだ』
シンジ「....とにかく、試してみます!」ガコンッ
ウィングガンダムプロトゼロ「」ブゥウウウンッ
アムロ「あれは....ガンダム!?」
ヒイロ「あれは俺のガンダムだ...何故ゼロがここに...!?」
アムロ「!...あのガンダムから回線が...まさか、シンジくん!?」pi
シンジ『積み荷に詰まれてたものを勝手に使いました!すいません!』
アムロ「この際それはいい!動かせるのか!?」
シンジ『来る途中までにネルフで資料を漁ってたら偶然、MSの操縦に関する資料を見つけたんです!』
シンジ『それを読んでおいたおかげで急ごしらえですけど動かせます!!』
アムロ「なら、アスカの救援に向かってくれ!B型装備で使徒と水中戦闘をしている!!」
シンジ『B型!?それじゃあ水中で何もできないじゃないか...!』
ヒイロ「シンジ、必要な行動はゼロが示してくれる...未来を予測する形でだ」
シンジ『ゼロ...?この機体の名ですか?』
ヒイロ「その機体に搭載されているシステムの名だ、いいか?意にそぐわない未来が提示されたら拒否しろ」
ヒイロ「提示されたうえで、お前が未来を作り出せ」
シンジ『...了解!』
シンジ「ゼロ...ゼロが未来を提示してくれる...」キィイイン
シンジ「ゼロ、僕を導いて....!」キィイイイイイイイン
――――――――――ドクンッ
式波「七光り!!私ごとコアを!!早く!!」
――――――――違う
式波「こんのぉおおお!!負けてられな―――――」
ガギエル「」ガキィンッ!!
アムロ『弐号機が...両断された...!』
――――――――――違う
式波「いや...嫌、こんな、暗い...いやっ...いy」ブツッ
アムロ『....弐号機の信号、ロスト....底に引きずり込まれたか...!』
ヒイロ『活動限界も来ていた、あれでは....』
―――――――――――――違う!僕が望んでるのはこんな未来じゃない!!
――――――――――――ゼロ!!教えてよ!!僕はどうすれば式波さんを救えるの!?
――――――――――ゼロ!!!
『回答不能』
『回答不能』
『回答不能』
『式波・アスカ・ラングレー生存の可能性はゼロ』
『連携の不足、精神的未熟、生存要因が大幅に不足しています』
『生存の確立は――――――』
――――――そんなの関係ない!!
『生存要因が大幅に不足しています』
『生存の確率は、ゼロ』
――――――――――そんなの関係ないって言ってるでしょ!?
――――――――だったら、こんなシステムに頼らないで、自力で!!
『生存の確率は、ゼロ』
――――――うるさい!
『生存の確率は、ゼロ』
――――――――うるさい!!!
『生存の確率は――――――』
――――――――――それでも僕は、助ける!!
『―――――――わかった』
紅い目の少女「だったら、心から彼女を信じてあげて」
シンジ「――――――――君、は...?」
紅い目の少女「いつも見てる」
シンジ「―――綾波...?」
紅い目の少女「私は一人目、あなたに会えなかったただの少女」
紅い目の少女「でも魂は受け継がれている、私は偶然話すことのできた幽霊」
紅い目の少女「だけど、私はあなたを助けたいの」
紅い目の少女「あなたに、恋してしまったから」
シンジ「僕に、恋...?」
紅い目の少女「なんども続くループの中で、何度も私の魂を救ってくれた人だから」
紅い目の少女「私にも手伝わせて」
紅い目の少女「私にもあなたを助けさせて」
紅い目の少女「あなたのお母さんと違うやり方だけど、それでも――――」
シンジ「......」
紅い目の少女「私は0(レイ)、綾波レイ」
紅い目の少女「あなたは死なないわ、私が守るもの」
ピピピピピピピピピピピピピピ
ガコンッ
シンジ「目標をセンターに入れて...スイッチ」カチッ
式波「くっ....どうにか...隙を作らなきゃ....!」
どぎゅぅううううううううううんっ!!!!!!!!!
ガギエル「!?」ドシュゥウウウウ!!
式波「なんの光...!?いえ、アムロ大尉!!」
アムロ『あぁ!!ケーブル、巻き戻せ!!』
ケーブル『』ギャリギャリギャリギャリギャリッ
弐号機「」ザバァッガシィッ
船「」グラグラ
アムロ『このままこっちの艦橋に引き上げる!!』
式波「このままでいいですアムロ大尉!」
アムロ『...囮になるつもりか?』
式波「それにそっちの船には大事な武装が大量に積んであります!これ以上傷つけるわけには...」
式波「それに海面近くなら...!」
弐号機「」ガコンッ!ガシィッ
式波「ナイフがつかえる...!」
綾波カトル「あなただけじゃないよ」
式波「...あんた、エコヒイキ...」
四号機「」ヒートショーテル装備
綾波カトル「私も一緒に戦う、戦える」
式波「...自分の担当じゃないエヴァは動かせない、例え動かせたとしてもシンクロ率は著しく低下する」
式波「そんな状態で戦えるワケ?」
綾波カトル「問題ないよ、私は特殊だから」
綾波カトル「誰のエヴァも、0.0EVA同様に動かせる」
式波「....そう、じゃあ一応、あてにさせてもらうわ...」
シンジ「アスカ!!」
ウィングガンダムプロトゼロ「」ガショッ
式波「あんたそれ...MS!?まさか積み荷に積んであったわけ!?」
シンジ「うん、どうにか動かせてる....作戦があるんだ、聞いてもらえるかな」
式波「作戦?.....」
式波『私は一人でもやれる』ブゥンッ
式波「......ふー...」
シンジ「...式波さん?」
式波「いいわ、聞いてやろうじゃない、くだらない作戦だったら承知しないから」
綾波カトル「....私も協力できる?」
シンジ「三人じゃないとできない作戦だよ」
式波「体内から破壊する?」
シンジ「うん、細かい内容はこう」
シンジ「まず式波さんが囮となってひきつける」
シンジ「その次に使徒の上体を海上に引き上げるんだ」
式波「具体的にはどうやってよ」
シンジ「このMSのバスターライフルを当ててひるませるんだ」
シンジ「そこで式波さんが相手の真下に入り込むと同時に、カト波のヒートショーテルを口に引っ掛けるようにして」
シンジ「その体制のまま式波さんが支える...って形になると思う」
式波「....うまくできる保証はないわよ?」
シンジ「式波さんならできるって信じてるから」
式波「....アンタ、ホント変な奴ね」
シンジ「良く言われるよ」
綾波カトル「言われるの?」
シンジ「....売り言葉に買い言葉ってやつだから。気にしないでカト波」
綾波カトル「わかった」
式波「そんでトドメはあんたのバスターライフルで体内からドカン、って寸法?」
シンジ「うん」
式波「...乗ったわ、このままじゃ一人ずつ海底に引き込まれて嬲り殺しにされるだけだからね」
式波「やるからには絶対成功させなさいよ」
シンジ「任せて」
ガギエル「」ザァアアアアッ
シンジ「来た...!」ピピピピピピガシャッ
プロトゼロ「」ガションッバシュゥウウウッ!!
ガキィイイイインッ!!
式波「ATフィールド...!」
シンジ「バスターライフルのエネルギー量なら貫通できる!!」
ギィイイイイイイイイバリィイインッ!!
ガギエル「!?」ズドォオオンッ
二号機「」ガシィッ
式波「どぉおおおぅりゃぁああああああああ!!!」ガシャッ
二号機「!」グゥウウンッ!
ガギエル「」バタバタバタバタ
綾波カトル「ここ」ガシャッ
四号機「」ガキィイイイッ!!ギ、ギ、ギ、ギ、ギ...!
綾波カトル「碇くん!」
シンジ「ここだ!!」ガシャッ
プロトゼロ「」キィイイインドォオオオオオオオッ!!!
ガギエル「!!」ギュィイイイイイイン!!カッ
ドォオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!
ザァアアアアアアア........
四号機「」ヒュゥウウウズズゥンッ!!
弐号機「」ヒュゥウウウズシィンッ!!....ガクゥン
アムロ「」
プロトゼロ「」ゴォオオオオオ....
シンジ「....ありがとう、綾波」
紅い目の少女「いつでも、呼んでね」スウゥ...
シンジ「ふうぅ....いつつ」ズキッ
アムロ『無事か?』
シンジ「ちょっと頭痛がするだけです」
ヒイロ『ゼロシステムの負荷だ、戻ったら休んだ方がいい』
シンジ「はい...」
新横須賀港にて
ゲンドウ「...ご苦労」
シンジ「父さん!」
ゲンドウ「シンジ...まさか、それに乗ったのか」
シンジ「うん、使徒に攻撃されて、やむを得ずって感じだった」
ゲンドウ「そうか.....無事ならいい」
シンジ「うん、それで父さんに頼みたいことがあるんだ」
ゲンドウ「....できるだけ善処しよう」
シンジ「うん....このプロトゼロのゼロシステムを初号機に移植できないかなって」
ゲンドウ「.....それは危険なシステムだぞ?」
シンジ「危険だけど、でも悪いシステムじゃない...僕に力を貸してくれたんだ」
ゲンドウ「...そうか、リツコ博士、できるか?」
リツコ「時間は要りますが、できます」
ゲンドウ「.....なら、頼む」
リツコ「はい.....忙しくなりそうね...」
式波「......ちょっと」
シンジ「あ、式波さん!」
式波「アスカ」
シンジ「え?」
式波「アスカでいいわ」
シンジ「.....アスカ、お疲れさま」
式波「....あんたこそ、ね」
シンジ「....」フッ
式波「.....」クスッ
キーンコーンカーンコーン
学校にて
トウジ「へぇ、センセそない大変やったんか」
シンジ「うん...でも、楽しかったよ」
ケンスケ「なんか大人になったな、碇」
シンジ「そうかな...」
ケンスケ「落ち着いたっていうか、貫禄が出てきたんじゃない?」
トウジ「まっ、ワシにはかなわんがな!」
シンジ「あははははは」
ガラガラガラッ
シンジ「....あっ」
カッカッカッカッ....カリッ...
式波「式波・アスカ・ラングレー、よろしく」
カリカリカリ....
山岸「....山岸マユミ、です....よろしくお願いします」
描き貯め分投下終了、もしも間に合ったら21:30くらいに投下開始
次回予告
レ
イ 第8話
、
瞬
間
的に心、重ねて
よし、投下始める
アスカ「シンジ、グーテンモーゲン」
シンジ「グーテンモーゲン、アスカ、調子はどう」
アスカ「まぁまぁ」
シンジ「そっか」
アスカ「それよりエコヒイキはどこ?まだ昨日のお礼も済んでないもの」
シンジ「だから昨日の子は...」
綾波「...」
アスカ「あぁ、いたいた!」タタタッ
アスカ「エコヒイキ!」
綾波「.....」ドクショドクショ
綾波「.....」ア、ワタシ?
アスカ「昨日はありがとう、助かったわ」
綾波「なんのこと?」
アスカ「はぁ?なんのことってアンタ...」
シンジ「だからアスカ、昨日のは...」
綾波「....もしかしてカトルの言っていた二号機パイロット?」
アスカ「何よ、その『私はいかにも別人です』って態度」
綾波「別人だもの、昨日あなたと会ったのは私の別個体、No.カトルよ」
綾波「私とあなたは初対面よ」
アスカ「....」ホント?
シンジ「....」ホント
山岸「.....」ヒトダカリデキテル...
アムロ「....」
???「動くな」
アムロ「....その手の冗談はやめた方がいい」
アムロ「またシャアみたいに巴投げされたいか?加持」
加持「お堅いねぇ、アムロ大尉殿は」
アムロ「よせよ、お前が急にかしこまると鳥肌が立つんだ」
加持「酷いねぇ、どうだい?チルドレン達は」
アムロ「健やかって言った方がいいだろうか...いや、もっと別に言うべきことがある」スッ
加持「なんだい真剣な表情になって、それだけ大事なことか?」スッ
アムロ「....」ゴゴゴゴゴ
加持「.....」ゴクリ
アムロ「....男女比」
加持「......」
加持「反応に困るが確かに問題なところはあるな...」
アムロ「どうするべきだろうか、刹那やヒイロが年が近いが、ネルフであまり会わないしな」
加持「それ以外は基本的に女の子に囲まれている、か」
加持「嬉しい反面心休まらんだろうな...」
アムロ「あぁ...シンジ君の身近な男の人と言えば俺かカミーユかグラサンだからな...」
加持「グラサンはまずい!」
アムロ「あぁ、このままではグラサンの冬が来るな...」
ミサト「あんたらは大真面目に何の話をしてんのよ!!」
加持・アムロ「「グラサン戦争の話を...」」
ミサト「急に息を合わせるんじゃないわよ!!」
ビーッビーッビーッビーッ
ミサト「敵襲!?」
ミサト『先の戦闘によって第三新東京市の迎撃システムは大きなダメージを受け』
ミサト『現在までの復旧率は26%、実践における稼働率はゼロと言っていいわ』
ミサト『したがって今回は上陸直前の目標を水際で一気に叩きます』
ミサト『弐号機並びに四号機は交互に目標に対して波状攻撃、近接戦闘で行くわ』
アスカ「初号機とか他のエヴァはどうなってるの?」
ミサト『初号機はゼロシステム搭載中、あと2時間はかかるわ』
ミサト『0.0EVAシリーズは定期整備、三号機はパイロット選定中』
ミサト『フォウチュンはバグが発生してて精神汚染の可能性があるから使えないわ』
アスカ「...了解」
霧島「私じゃ頼りない?」
アスカ「実戦経験皆無のアンタじゃねぇ...」
霧島「むっ、失敬な、一回だけだけどあるよ!!」
アスカ「データは見たわ、殆どフォウチュンの性能だよりじゃない」
霧島「うっ....そういうあなただってシンジ君に助けられてたじゃない!」
アスカ「....貸しを作っただけ」
霧島「素直に言った方がいいよ?一人の力じゃどうにもできませんでしたって」
アスカ「....なによ」
霧島「....なにが」
バチッバチバチッ
ミサト『....そこまで!もう、作戦開始前に喧嘩しない!!』
霧島「はーい...」
アスカ「仕事はちゃんとやるわよ」
ミサト『ホントにちゃんと頼むわよ...?』
霧島「...来た!」
ドバァアアアアアアアンッ
イスラフェル「」ズズゥン
アスカ「援護しなさい機体頼り!」ダッ
霧島「機体頼り!?むっかー!後から来といて仕切らないでよ!!」ガシャッバババババッ
アスカ「ここだっ!!どぉぅりゃぁああああ!!!」バッ!!
ザクゥウウウウウンッ!!
イスラフェル「」パッカァァ
アスカ「一撃必殺...ッ!」
霧島「....流石にお見事....」グヌヌ
アスカ「これが、私の実力よ」
イスラフェル「」グググッ
霧島「あっ!」
アスカ「!?」
イスラフェル甲「」ギュルンッ
イスラフェル乙「」ギュルンッ
ミサト『なんてインチキ!!』
ブツッ
ジィイイイイイイイイイ
マヤ『本日午前10時58分12秒、二体に分離した目標"甲"の攻撃を受けた四号機は』
四号機「」イヌガミケ
マヤ『駿河湾沖合2kmの海上に水没、同20秒、弐号機は目標"乙"の攻撃により活動停止』
弐号機「」キミョウナオブジェ
マヤ『午前11時3分を持って第2作戦開始、初号機と0.0EVAシス機による迎撃開始』
マヤ『午後4時35分、対象の緘黙に成功、初号機損傷率63%、シス機損傷率45%』
冬月「....何か申し開きはあるかね?四号機パイロット、二号機パイロット」
霧島「はっ、今回の失態は私の不徳がなすところであり全くの弁明の余地もない次第でございます!」ピシッ
アスカ「すいません、完全に油断しました...私の責任です」
冬月「...わかっているのならいい、だが君たちの使命はなんだ?」
霧島「エヴァを操縦し、使徒を撃滅することであります!」
冬月「そうだ、だが君たちは結局初号機に頼りっきりになっている」
冬月「次はない、と思ってもらおう」
霧島「....はい!」
アスカ「...了解」
冬月「.....挽回を期待するぞ」ガシュー
霧島「...」
アスカ「...」
アスカ「....ただいま...って、言っても誰もいないけど...」
霧島「.....いるよ」
アスカ「はぁ!?...え、なんで....」
アスカ「不法侵入!?」
霧島「上官命令!ここで待機しろって言われたの!!」
アスカ「.....」
霧島「....,納得いってないのはわかるけどそういわれたんだもん...」
アスカ「....わかったわよ...で?それ以外の命令は聞いてないの?」
霧島「.....」フルフル
アスカ「はあぁぁぁぁぁ....」
霧島「.....」ムッ
アスカ「....」スタスタ
ガチャッ、バタムッ
アスカ「....はい」缶差し出し
霧島「...え?」
アスカ「突っ立ってないで、これ呑んでソファで座ってなさい」
霧島「....ぁ、りがとう....」
ガチャッ
ミサト「ごめーん、遅れたー!」
霧島「ミサトさん」
アスカ「なんで当然のように鍵開けて入ってくるのよ...合鍵渡した覚えはないわよ」
ミサト「ネルフだからね」
アスカ「...便利ねその言葉」
ミサト「それにしてもうまくやってるじゃない、今度の作戦準備」
アスカ・霧島「.....どうして?」
ミサト「第十使徒の弱点は一つ!」
ミサト「分離中のコアに対する、2点同時の加重攻撃!これしかないわ」
霧島・アスカ「...」パチクリ
ミサト「つまり、エヴァ2体のタイミングを完璧に合わせた攻撃よ」
ミサト「シンジ君とシス波ちゃんが使徒を活動停止状態に追い込んだのも即興のシンクロ攻撃によるものが大きかったの」
ミサト「ただし完全に撃滅するよりも先に機体とシンジ君が限界来ちゃってね、ある意味相打ちよ」
霧島「戦闘の映像記録は確認しました...その」
ミサト「言いたいことはわかるわ」
アスカ「....どんなだったの?」
霧島・ミサト「「死闘だった...」」
アスカ「それ以上はもういいわ、顔でわかる」
ミサト「そういうわけでシンクロ攻撃を行うには二人の協調、完璧なユニゾンが必要なの」
ミサト「そ・こ・で、二人には一緒に暮らしてもらうわ」
霧島・アスカ「えぇー!!」
アスカ「嫌よ!なんでプライベートでまでこんなやつの面倒見なきゃいけないのよ!!」
霧島「面倒見るって何!?私あなたに面倒みられるようなこと何一つなかったんだけど!!」
アスカ「戦闘で先走って負けたのあんたじゃないのよ!!」
霧島「それはそっちがタイミング合わせないで先行したからでしょ!?」
アスカ「あの程度に合わせられないアンタの腕が悪いんでしょ!?」
霧島「何よ!?」
アスカ「やる気!?」
霧島・アスカ「「ぐぬぬぬぬぬぬぬ....!」」ギリギリギ
ミサト「そこまで!」
ミサト「使徒は現在自己修復中、第2波は6日後、時間がないの」
アスカ「そんな無茶な...」
ミサト「そこで、無茶を可能にする方法」
ミサト「2人の完璧なユニゾンをマスターするためにこの曲に合わせた攻撃パターンを覚え込むのよ」
ミサト「6日以内に」
ミサト「1秒でも早く」
霧島・アスカ「「.....」」顔を見合わせる
霧島・アスカ「「!」」プイッ
ウィイイイイーン
シンジ「しかし、マナもアスカもどうしたんだろ」初期の綾波みたいになってる
綾波シス「ショックで寝込んだ、とか」
シンジ「そういうタイプの人たちではないと思う」
綾波「あぁいう人は実は繊細なタイプって、本で読んだ」
シンジ「....そういう本読むんだね...」
チーン
シンジ「...あれ、委員長と、トウジにケンスケ」
洞木「あれ、碇くん達じゃない、こんなところでどうしたの?」
シンジ「マナのお見舞い、そっちは?」
洞木「私はアスカのお見舞い」
トウジ「ワシらは委員長の付き添いや」
シンジ「へぇ...2人とも同じマンションの同じ階なんだ...」
三人「「「なんでここで止まるの?」」」
綾波「...」ピンポン
霧島・アスカ<はーい
ガチャッ
霧島・アスカ「「...」」ペアルックー
洞木「....ふ、二人は一緒に住んでるんだね...」
霧島・アスカ「「いや、これには深い訳が...」」
綾波「まるで浮気現場を見られた夫みたい」
霧島・アスカ「「ふぁっ!?」」
ミサト「あらぁ、皆来てくれたのね」
シンジ「...あの、ミサトさん、これどういうことなんです?」
シンジ「....なるほど、作戦の一環だったんですね」
ミサト「シンジくんのおかげで失態のカバーもできたし、私もちょっと頑張らないとなぁって」
ミサト「それにそんな大けがさせちゃったんだし」
シンジ「いえ、シス波の怪我が少ないだけよかったです」
綾波シス「.....私だって心配するのに」シンジの膝の上でむすっ
洞木「綾波さんの妹さんホントかわいいね、何歳?」
綾波「0歳」
洞木「あはは、綾波さんもそんな冗談言うんだね」
綾波(冗談ではないのだけれど...)アセアセ
シンジ「それで、シンクロの調子はどうなんですか?」
ミサト「見てのとおりよ」
アスカ「こいつまでレベル下げて戦えなんて!できるわけないでしょ!?」バシィッ
霧島「ぐぬぬぬ....」
アスカ「土台無理な話なのよこんなの!!」
ミサト「...じゃあ、やめとく?」
アスカ「他に人いないんでしょ?」
ミサト「...レイ」
綾波「はい」
霧島「むぅ...」スチャ
綾波「がんばりましょ」スチャ
霧島「....うん」
プペー、ププー、プペー、ププー
アスカ「.....」
ミサト「...シンジくん、マナちゃんと変われる?」
シンジ「僕、片腕ですよ?」
ミサト「レイが合わせてくれるわ」
綾波「....シンジくん」
シンジ「うん、やってみようか」スチャ
プペペプププププペペペペペププププ
霧島・アスカ「.....」
ミサト「2人ならこんなハイテンポでも息ぴったりよ」
ミサト「これは変わってもらうしかないかしら」
霧島「そんな...自分はまだやれます!」
ミサト「そうね、でも....アスカはそんなつもりないんじゃない?」
アスカ「....っ」グッ、ダダダダダッ
霧島「あっ...!」
シンジ「僕、追いかけてきま―――」
霧島「待って!」
霧島「...私が追いかけるから」
シンジ「.....マナ...」
ピンポーン、スタスタスタスタ
霧島「....ねぇ」
アスカ「なにもいわないで」
霧島「....」
アスカ「....」
アスカ「この前も、一人じゃ何もできなかった」
アスカ「.....一人だけじゃ、私は何もできないってわかってる、けど...」
霧島「.....」
アスカ「......私って、弱いのかも」
霧島「....それは、私もそうだよ...」
ガサッ
アスカ「やるわ、私」
アスカ「こうなったら、とことんやって勝つ」
霧島「....そうだね、私もこのままお荷物になりたくない」
アスカ「傷つけられたプライドは!」
霧島「100倍にして返してやる、かな?」
アスカ「....10倍くらいって見積もってたんだけど、あんた意外に過激なのね」
霧島「ぅ...」
アスカ「....1000倍でも、万倍でも返してやりましょう、マナ」
霧島「....!」
霧島「そうだね、アスカ!」
霧島・アスカ「「....!」」ゴクッゴクッゴクッゴクッ
カレンダーの11に丸がつく
8日、ツイスターゲームで言い合いながら点を重ねていく2人
テレビのチャンネル争奪戦、片やドリフ、片や外国番組
トイレの順番待ち、漏れそうになってる霧島は容赦なくドアをぶつけられてる、足元は見てくれるな
9日、歯磨き、ほぼ同時に終わりにらみ合う
ツイスターゲーム、処々タイミングが合わない為言い合いになる
黒ひげ危機一髪、交互に失敗しあう
息を合わせた漫才で洞木だけ大爆笑する
10日、寝る姿勢が全く同じ二人、間を挟むミサトは発生するプレッシャーによってうなされている
タイムボカンに出てきそうな自転車を漕ぐ二人、こける
ラーメンをすする二人、同じ量、同じタイミング
洗濯物を干した後、同じ曲を同じタイミングで聞く二人
ツイスターゲーム、タイミングバッチリ
アスカ「ミサトは?」
霧島「徹夜だって、さっき電話がかかってきた」
アスカ「そう、じゃあ今夜は二人っきり....って、わけでもなく」
綾波「...」ピース
アスカ「なんであんたがいるわけ!?」
綾波「心配だったから」ピースピース
アスカ「そのピースやめなさい!で、なんで心配なの!」
綾波「ミサトさんの生活習慣は凄まじいわ」
アスカ「...それは、まぁ」
綾波「生活がだらしなくなってないか身に来たら止まって行けってミサトさんから電話があったの」
アスカ「あぁそう....まぁ、もういいわ、それならとっとと寝ましょう」
綾波「えぇ、布団は敷いてあるわ」
アスカ「準備良いわね...」
霧島「音楽聞きながら見てたけど...すっごい無表情なのに動作だけでウキウキしてるってわかる動きだったよ」
アスカ「何それ。ちょっと見たい」
霧島「鼻歌うたってた」
アスカ「訂正、すごく見たい」
綾波「はやく寝ましょう、こういう時は女子会トークするのが定番って本で見たわ」
アスカ「私あんたが普段読んでる本がどんなのかとっても気になるんだけど」
パチッ
アスカ「ふぅ....」
霧島「はふ....」
シーン....
アスカ・霧島・綾波「「「....」」」
綾波「で、好きな人っているの?」
アスカ「せっかくの静寂を返して」
綾波「えびばでぃーもりあがっていこうぜーぷちょへんざっ」
霧島「すごいダウナーな声でそれ言われてもなぁ...」
綾波「どうなの?好きな人いるの?」
霧島「ぐいぐい来るね、そんなに気になるの?」
綾波「定番だって...」
アスカ「本に書いてあるから、かしら?」
綾波「...」コクリ
アスカ「こういうのはね、言い出しっぺの法則なのよ」
綾波「言い出しっぺの法則?」
アスカ「話題に出したんだからあんたから好きな人の話しなさいよ」
綾波「私の...好きな人...?」
霧島「そうそう、シンジ君とか」
綾波「碇くん....」ホワンホワンホワン
綾波「....」
綾波「碇くんのことを考えると、胸がぽかぽかする」
アスカ「ぽかぽかって...小学生なのアンタ」
綾波「あとお腹のあたりがきゅんきゅんする」
アスカ「訂正するわかなり進んでたわ」
霧島「今時の小学生はかなり進んでるって聞くけどね?」
アスカ「ませてるのねぇ最近の小学生は...」
綾波「ポカポカする感覚が好きってことは...私は碇くんのことが...」
綾波「....」
綾波「すっ....すすすっ....」
霧島「す?」
綾波「すとろべりーふぁーむ!」ブンッ
アスカ「あうっ」バフッ
霧島「綾波さん!?」
綾波「すとろべりーふぁーむ!すとろべりーふぁーむ!!」ブンッブンッ
アスカ「あうっあうっ」バフッバフッ
アスカ「やったわね!?」ガバッブンッ
綾波「すとろべふっ」バフッ
霧島「あっはははははは!」
アスカ「えいっ」ブンッ
霧島「」バフッ
霧島「....」プルプルプル
霧島「よくもやったなー!」ブンブンッ
アスカ「よそ見すんのが悪いのよー!!」
――――――――――――
――――――――
―――――
ミサト『音楽スタートと同時にATフィールド展開、あとは作戦通りに』
ミサト『2人とも、いいわね?』
アスカ・霧島「「了解!」」
青葉『目標は山間部に侵入!』
アスカ「とっとと仕留めて帰って寝るわよ!マナ!」クアァァ
霧島「わかってる、62秒で蹴りをつけよう...!」フワァァ
綾波『....』ネムネム
ミサト『....大丈夫なの?二人とも』
アスカ「レイのお墨付きはもらってるわ」
霧島「なので行けますよ。絶対」
綾波『....私も保証します』
ミサト『昨日何があったのかしら...いいわ、外電源パージ、発進!』
カタパルト射出と同時に飛び上がる四号機と弐号機
ランス同士の間に生じたATフィールドによって両断され分かれるイスラフェルの甲と乙
着地と同時にパレットライフルを放つ四号機、ポジトロンライフルを放つ弐号機
攻撃が来る、それを二機はまったく同じタイミングのバク転で回避し、障壁のスイッチを踏む
攻撃をしのいだ後、遠距離攻撃で牽制するが敵は接近し、障壁を両断する
瞬間、二機の頭部に備えられたバルカンが連射され、噴煙で使徒の眼をくらませる
そして接敵、殴り上げた後、かかと落としで後方に吹き飛ばす
ダメージが限界に達したのか一体化し再生を図る使徒
瞬間、二機は空中に飛び上がり――――コアを、蹴り抜いた
ドォオオオオオオオオオオオオンッ
マヤ『エヴァ両機、確認!』
リツコ『....無様ね』
霧島「....最後のタイミング、ミスっちゃったね」
アスカ「...それも含めて私たちよ、これからもっとうまくやってくんだから」
霧島「....そうだね」
アスカ「ありがと、マナ」
霧島「ありがと、アスカ」
今日の描き貯めはここまで
明日の次回予告
バ
カ 第9話
サ
バ
イバー
あとネタ切れの気が生えてきたからここらでパイロットたちを掘り下げるネタ募集でもする
以下のキャラにやってほしいこととかシチュエーションを募集するから好きなように描いてほしい
シンジ
綾波
綾波ゼロシステム
綾波カトル
綾波サンク
綾波シス
式波・アスカ・ラングレー
霧島マナ
マリイ・ビンセンス
真希波・マリ・イラストリアス
洞木ヒカリ
山岸マユミ
以上の中から選んでね
投下始めていく、ちょっと予定変更してマナの少年兵時代から
シンジ「....マナって少年兵だったんだよね」
霧島「司令から聞いたんだ?」
シンジ「うん、父さんが"幼馴染の事を知りたいなら話を聞いて来い"って」
霧島「そっか....聞きたいの?」
シンジ「マナがいいのなら」
霧島「....シンジ君が引っ越ししたのって小学4年生の時だったよね」
シンジ「うん、先生のところにいたんだけど、急に別のところに引き取られることになって...」
霧島「....その少し後くらいかなぁ」
―――――――――――
――――――――――
――――――
一
人 番外編
だ
け
の戦争
霧島「....お父さんとお母さん....死んじゃったの?」
親戚「あぁ、それにあたり君を引き取ってくれる人が来たから、その人たちのところについていくんだよ」
霧島『皆が私を厄介な物を見るような目をしてたから、私はただその人たちに身を任せるだけだった』
霧島『お父さんもお母さんも仲は悪かったし、私に当たることもあったから悲しくはなかったけど』
霧島『親戚の眼を見た時から、私の心にはぽっかりと穴が開いてた』
研究者「MS再現計画の第一歩、水陸両用兵器"トライデント"」
研究者「君たちの相棒だ、大事に扱うように」
霧島『目の前に鎮座する数機のトライデントを自慢する研究者』
霧島『不吉な予感が私の中をよぎってたけど、子供の私にはどうすることもできなかった』
霧島『周りにいた、およそ13人前後の子供たちも私と同じことを考えてたのかもしれない』
霧島『そして地獄が始まった』
教官「あと五週だ!!遅れた者に配給する餌はないぞ!!」
霧島「」ハッハッハッハッ
教官「ナンバー04!!遅れているぞ!!やる気あるのか!!」ピシィッ
霧島「あぐぅっ...はぁっはぁっ...!」
霧島『使い捨て上等の扱い方、大人の玩具みたいに使われた』
霧島『学校に行くこともなく、ただ戦争のために必要な知識と体に作り変えられる』
霧島『でも意外に私たちは丈夫なようで、基礎訓練だけは全員生き残って終わることができた』
霧島『――――訓練開始から1年経った頃、トライデントの操縦訓練が始まった』
霧島「.....」
トライデント04「....」ズシンッズシンッ
霧島(....っ、スゴイ揺れる...気持ち悪い、けど....)チラ
教官「.....」
霧島(ここで降りたら....また殴られる....それはやだ...)ウプッ
トライデント02「」ズズゥンッ
02「ぅ....ぉぇぇぇ....」
教官「02!!止まるんじゃない!!とっとと動け!!」
02「ぅぅ...む、無理です...教官...」
教官「そうか.....おい」
隊員「はっ」ガシュッガシィ
02「ひっ....な、何を....」
教官「"あの部屋"に連れていけ」
02「あの部屋.....嫌だ、いやだあの部屋だけは....」
02「教官!もう一度チャンスを下さい!!もう一度私にチャンスを...」
教官「構わん」クイッ
02「嫌っ!助けて誰か!!いやっ!いやぁああああああ!!!!!」
がしゃんっ
霧島『分厚い鉄の扉で隔たれた折檻部屋、教官の気に入らない者や訓練で成果を上げられなかった者が連れていかれる部屋』
霧島『"あの部屋"と呼ばれた部屋に誰かが連れていかれた日は一日中私たちの生活圏に悲鳴が響き続ける』
霧島『そうして戻って来た者達は皆まるで生きていないかのような顔をしてたから、全員が恐れていた』
霧島『秘匿兵器トライデントと秘密裏に集められ訓練されたパイロット』
霧島『1年と2ヶ月訓練された私たちは、その日使い捨ての先兵となった』
霧島『始めて、私は人を殺した』
作戦概要を説明します
目的はネルフの輸送船、及び搬入資材の排除となります
ネルフが秘密裏に新兵器を建造中との情報を入手、その重要資材の一つがこれです
ネルフは戦自と協力し大艦隊を展開していますが、重要資材はネルフ所有の輸送船内です
戦自の船はこれの護衛となっていますが、護衛戦は傷つけることなく輸送船のみを破壊してください
この作戦はあなたの試金石となります、確実なミッション遂行を期待しています
霧島『ネルフ所有の船と戦自の船の混合艦隊の中からネルフの輸送船のみを破壊しろという任務』
霧島『戦自の戦力を摩耗させずにネルフのみを疲弊させ、いざ私たちがしくじったとしてもしらばっくれることができる』
霧島『露骨なまでに私たちは使い捨てにされていた、だが、生き残るためには―――やるしかない』
水中を高速で突き進むトライデント04
進路上の船のうちいくつかがこちらに気付いたらしく船たちが動き出す音が聞こえる
だがそれを無視して目標に取り付くトライデント02
水中潜行モードから戦闘モードに切り替わると同時に光るモノアイ
霧島(やるんだ...!やるんだ....!やるんだ...!やれ!!)
霧島「うわぁあああああ!!!!」ガシャッ
04の腕部に搭載された近接攻撃用クロー武装が輸送船上を薙ぎ払う
船上の武装や甲板の残骸が飛び散る中、人の形が空中に吹き飛び、崩れながら海に落ちる
艦橋に向き直るとモノアイが光る
トライデント04「」グポーン
トライデント03「」ザバァッガシャッ
別のトライデントも輸送船上の合流、周囲のネルフの攻撃船はトライデント2機が分担して破壊を始めている
沈んでいく船の煙の中で光るモノアイ
乗組員の恐怖の声
霧島(やれ...!やれ!!!やれぇええ!!!)ガシャッ
艦橋をクローを振るって真っ二つにする、爆裂する船上
間一髪、艦橋から逃れることができたのだろう一人の男が拳銃を構えてこちらによたよたと近づいてくる
男も傷を負ってるようだ、が...こちらに取り付いてコックピット内に潜り込もうとしてくるのだろうか
霧島「はっ....はっ....はっ....はっ....」
過呼吸気味になる霧島、目の前の男を殺さなければ自分が殺される
むき出しの人間に力を振るって殺す、改めて突きつけられる命を奪う恐怖
霧島「はぁっ...!はぁっ...!はぁっ...!はぁっ...!」
???「」ブゥゥン
霧島「!?」ガコンッ
何かの誤作動で開くコックピットハッチ
パイロットスーツを着た霧島の姿を男に見られる
このままネルフに報告されるだけで自分の立場は危うくなる、生きるためには殺さなければならない
男「!?....子供....!?」ガチャッ
霧島「はぁっ...はぁっ....はぁっ....はぁっ...!」
霧島(近づかないでよ...!私を見ないで...!)
霧島「生身だと...人間の生身同士だなんて...!」
男「....悪魔め...!」
霧島「うわぁあああああああああ!!!!!」ガシャッ!!
男の言葉が鮮明に聞こえた霧島、攻撃されるものと思ってトライデントに眼前を薙ぎ払わせる
薙ぎ払われる直前、腕をおろして霧島に同情の眼を向ける男
形を喪ってばらばらになっていく肉が海面に落下する音
霧島「はぁっ....はぁっ...はぁっ....はぁっ...」
霧島「生身は....ぅぅ....生身は、敵と味方同士だと...こうなっちゃうんだよ....!」
霧島「ぅ....く、うぅ.....」グスッ
コックピットハッチを締めながらすすり泣き始める霧島
もう一基のトライデントが資材にかぶせられた布に近づく
瞬間、布の奥から眼が光り、そして立ち上がる
フォウチュン「」ズズゥンッ!!
初号機に近いカラーリングのエヴァフォウチュン
光る眼がまるでトライデントの中の霧島に注がれてるように錯覚する
霧島「ひっ」
霧島(何...これは...ロボット!?人...!?これは、何...!?誰が動かしてるの...!?)
船上を全力疾走してトライデント04に肉薄するフォウチュン
ガゴォンッ!!!
硬いもの同士がぶつかり合う音、揺れるトライデント04内
カメラの眼前で不気味に輝く眼でこちらを覗きこんでくるフォウチュン
霧島「いやっ...いやっ...嫌あぁあああああああ!!!!」ガシュンッ
フォウチュン「」ガキィイイイインッ
トライデント03「」ガシャガシャッ
フォウチュン「」ブンッ
トライデント03「」グチャァッ!!
トライデント04の攻撃をATフィールドで止めるフォウチュン
背後から霧島を助けるために迫って来たトライデント03
しかしフォウチュンが片腕を振るうだけで両断され、コックピット部分がずたずたになる
霧島(逃げなきゃ...!逃げなきゃ....!!逃げなきゃ....っ!!)
フォウチュン「」ググンッガシッ
トライデント04「」ギギギギ
霧島「死にたくない....死にたく、ぅ...ひぐ、ぐす...ぅぅう...!」
泣き始める霧島
脳内に男の声が響く
????「逃げるのか」
霧島「ひっ」
????「戦わないのか」
霧島「誰!?誰なの!?私に声をかけるのは誰なの!!??」
????「戦え、戦いつかみ取れ、戦え、戦え、戦え」
霧島「誰!!誰!?!?いやっ!!いやぁああああ!!!!」
錯乱状態になる霧島、コントロールユニットをがちゃがちゃと引いたり押したりする
フォウチュンに締め上げられて軋み上げるトライデント04
????「戦わなければ生き残れない、ならば、戦え」
霧島「もう嫌だよ!!誰か私に優しくしてよ!!私、もぅっ...!!」
霧島「私に、のこってるものは何もないのに、これ以上何を奪うのよぉ....!」
????「本当に、何も残っていないのか?」
霧島「のこってるものなんて、なにも――――――」
霧島の脳裏に一瞬よぎる幼いころのシンジの顔
本の虫みたいで、すぐに泣いて、だけど頑固なところがあって
ただ普通の、ちょっとだけ内向的で頑固な男の子
今の霧島に唯一残った、大事な関係
霧島「―――――――....」
????「―――――ならば、終わらせてやろう」ギギギギッ
ガゴンッ!!!
砕けて操縦不能になるトライデント04
フォウチュンによって投げ出されるトライデントだった残骸
脱出不能になったコックピット内ですすり泣く霧島
かろうじて生きているカメラでノイズ交じりの映像をすすり泣きながら眺める
フォウチュンに蹂躙される他のトライデント
霧島「うぅ...ぐすっ....ふ、ぅっ....ぅう....ひっぐ....」
霧島「ぐすっ....ひぐ....ぇぅ...シンジくん.....ぁっ...はぅ....んっ..」
霧島「ひぁ....ぁ、ぅ.....はぁっ.....はっ...はっ...はっ...はっ..」
霧島「シンジくん....シンジくん、シンジくんシンジくん.....っ」
霧島「...は、ぁぁ.....シン、ジくぅっぁあっ!........んんっっ......」
霧島「............はぁ....はぁ.....はぁ....はぁ....」
霧島「......何、やってるんだろ、私」
粘性のある液体が付着した右手を眺めながら自嘲気味に呟く霧島
空に緑色の粒子が輝き始めるのを見る
同時にゆがんだコックピットのハッチががしゃんっ、と音を立てて落ちる
空を眺める霧島、空に映る英雄の姿
00ガンダム「....」ゴォオオオオオオオオッ
霧島「.....あれ、は....」
那「生存者は.....あれは、エヴァか...?」
フォウチュン「....」
刹那「"必ず顕現する終わりのエヴァ"か....」
刹那「.....エヴァンゲリオン、お前は何を望んでここに来た....!」キィイインッ
GN粒子が戦場を包む
フォウチュン『――――私が望むのは終わり、エヴァの呪縛、世界、そのものの終わり』
刹那『世界は俺が終わらせない、俺達が、終わらせない』
フォウチュン『その役目は貴様ではない』
刹那『――――何?それは、どういうことだ...!?』
フォウチュン『初まりのエヴァ、無のエヴァ、そして、初まりから生じる進化と、そして終わりの名を飾るエヴァ』
刹那『それらが、世界を存続する鍵となるのか?』
フォウチュン『世界の存続の鍵ではない、私と対する新世紀の鍵』
フォウチュン『世界創造や世界変化ではない、我ら無き未来を勝ち取る鍵なのだ』
フォウチュン『未来にあれらがいる限り私はただの終わりを飾るエヴァでしかない』
刹那『貴様は―――――』
フォウチュン『未来の私の主君を助けろ、刹那・F・セイエイ』
刹那「待て!!」
船の上で機能停止し膝を突き頭を垂れるフォウチュン
頭を垂れるその先には破損したトライデント04
そこに降り立つ00
トライデントのコックピットから降りて00ガンダムを見る霧島
刹那『....生き残り....抵抗しなければ悪いようにはしない』
霧島「......あなた、は...」
刹那『ガンダム....俺は、ガンダムだ』
霧島「ガン...ダム....」クラッ、ドサッ
霧島「......ぅ.....ここ、は」
スメラギ「気付いたかしら」
霧島「っ!」ガタッ
スメラギ「下手な行動は自分の首を絞めることになるわ」
霧島「.....」
スメラギ「....ここはプトレマイオスⅡ改、今は宇宙空間を移動してる」
スメラギ「逃げようにも逃げられない、と留意してほしいわ」
霧島「....宇宙空間を長期間移動できる技術はない、と私は聞きましたが」
スメラギ「それは表向きね、私たちソレスタル・ビーイングは例外よ」
霧島「....教科書で見たことあります、はた迷惑なテロリスト、でしょう?」
スメラギ「一々角を立てないで、宇宙にいるのもあなたのためを考えてのことなんだから」
霧島「私の事を....考えて...?」
スメラギ「それは彼から説明を受けて頂戴....入ってきていいわよ」
プシューッ
アムロ「....霧島マナ、であってるな?」
霧島「あなたは...」
アムロ「アムロ・レイ」
霧島「連邦の白き流星...!?」
アムロ「知っているなら話は早いか、一応君の保護のためにやってきた」
霧島「私を、保護する...ですか?」
アムロ「あぁ、戦自の不穏な動きをキャッチしてな、ソレスタル・ビーイングと協力して調べていくうちに知ったんだ」
アムロ「君たち子供に重荷を背負わせる、そんな下劣な作戦を」
霧島「....」
アムロ「元をたどれば子供がMSに乗り込み戦果を挙げていく...所謂ニュータイプ神話に冒された奴らの企みだったらしい」
アムロ「今は摘発の準備をしているが...終わるまで君はテロリストとして扱われかねないんだ、だからここで保護をしている」
アムロ「地球に戻れるまでもう少しの辛抱だ」
霧島「...戻ったからって、なんになるんですか」
アムロ「.....え?」
霧島「私は親も失って、だから引き取られたんです」
霧島「今さら地球に戻ったって野垂れ死ぬのが関の山なんですよ...」
霧島「そんなの...どうすればいいんですか....!!」
霧島「ぐすっ.....ぅ.....ひっぐ.......えぐ....」グスグス
アムロ「....君の身元は俺が全力で保障しよう」
スメラギ「アムロ大尉」
アムロ「スメラギ、わかっている、だが...戦いに巻き込まれて身勝手にいろんなものを奪われた子供の前で」
アムロ「大人の対応ができるほど俺は大人になり切れちゃいない」
スメラギ「.....」
霧島「....私、地球に会いたい男の子がいるんです...」
霧島「私と小さいころから仲良くしてくれていた男の子...碇シンジくん」
霧島「シンジ君に.....会いたい、です....会いたいよぅ.....」
スメラギ「...わかりました、だったらしばらくうちで引き取りますよ」
霧島「え....?」
アムロ「ソレスタル・ビーイングで、か?」
スメラギ「今の話を聞いてピンと来たんです、多分、この子の記録は抹消されている」
スメラギ「ここには同じように公的には存在しない人間が何人もいます」
スメラギ「アムロ大尉にはその間に地球に降りてやってほしいことがあるんです」
アムロ「俺にか、何をすればいい」
スメラギ「特務機関ネルフでの重要ポジションを獲得すること、です」
アムロ「ネルフ....そうか、刹那の話を利用するんだな」
霧島「.....あの?」
アムロ「あ、あぁ....君は最後にガンダムを見てから気を失っただろう?」
アムロ「そのガンダムのパイロットから話を聞いたんだ」
スメラギ「あなたはエヴァと共鳴した...いうなればエヴァの呪縛を受けた可能性があるの」
霧島「エヴァの、呪縛....?」
アムロ「あぁ、それゆえに君は将来的にエヴァのパイロットに選ばれる可能性が高い」
アムロ「それは君の言った碇シンジくんのも、だ」
霧島「シンジくんが!?」
アムロ「あぁ、本来俺はネルフに入ってその少年をサポートする気でいたのだが...」
アムロ「君に、俺達の仲間となってパイロットの視点から彼を支えてほしいんだ」
霧島「....また、戦いに巻き込まれるんですね、私」
アムロ「....できるだけ君の安全は保障するつもりだ、だから...」
霧島「大丈夫です」
霧島「私、シンジ君を守りたい、その為なら死んでもいいです」
霧島「シンジくんは私に残った唯一すべてですから」
アムロ「....そうか、だったら生きて最後まで支えてやらないとな」
霧島「はい!」
スメラギ「なら、まずは体の治療から始めないとね」
スメラギ「あの兵器...トライデントだっけ?相当居住性が悪かったみたいね、あなたの内臓にもダメージが出てる」
スメラギ「しばらくはプトレマイオス内であなたは体の治療に努めてもらうわ」
霧島「わかりました」
霧島(シンジくん、待ってて...絶対助けるから)
―――――――――
――――――
―――――
―――
シンジ「....」
霧島「って、こと」
シンジ「そんなことが....」
霧島「だからさ」
チュッ
シンジ「っ!?///」
霧島「....シンジくんを守るのは綾波さんだけじゃないから」
霧島「それじゃっ、あとでねっ」タタタタッ
シンジ「今....」自分の唇を撫でる
霧島「.....っ////」タタタタッ
霧島「....私、死んでもいいんだからね、シンジくん....///」タタタタタッ
釣
り 第9話
バ
カ
サバイバー
アスカ「付き合ってくれてありがとね、マナ」
霧島「んーん、私も水着新調したかったし」
アスカ「ふーん....シンジにアピール?」ニヤニヤ
霧島「....うん///」
アスカ「幼馴染なんだってね、そんなに大好きなんだ?」
霧島「死んでもいいくらい、大好き///」ニヘ
アスカ「かーっ、のろけ話ごちそうさまでしたー、っと」
霧島「まっ、まだのろけてないよ!」
アスカ「スクーバダイビング楽しみねー、あんたはシンジの前でポロリしないように気を付けるのよ」
霧島「シンジくんになら見られてもいいかな///」
アスカ「はぁいはい!ごちそうさまでした!!」
アスカ「えぇぇー!!修学旅行いけないんですか!?」
アムロ「あぁ、使徒がいつ来るかわからないからな」カチャカチャ
アスカ「そんなー...」
シンジ「仕方ないよ、僕たちの仕事は皆を守ることだし」カチャカチャ
アムロ「ここ最近の使徒は強くなっている傾向にある、相当な」カチャカチャ
アムロ「いずれエヴァ全機出撃でギリギリってことが起きるかもしれん」カチャカチャ
シンジ「第六使徒、第七使徒なんか僕一人じゃ勝てませんでしたもんね...」カチャカチャ
アムロ「あぁ、本来は使用されるはずのなかったエヴァフォウチュンまで使用された程だからな」カチャカチャ
シンジ「ここはやっぱりエヴァ全機の強化改修が必要なんじゃ...」カチャカチャ
霧島「....シンジくん、さっきから何作ってるの?」
シンジ「え?あぁうん、ケーキ」
綾波「...なんで?」
アムロ「せめて修学旅行で皆が楽しんでる間、俺達もパーティでもしようと思ってな」
霧島「戦闘待機なのに大丈夫なんですかそれ!?」
アムロ「あぁ、チルドレン達には今日はこの家に泊まってもらおうと思ってな、プールもあるし」
アムロ「少しくらいは楽しめるだろう」
シンジ(なんならアムロさんが自作したリアルなコックピットで戦えるゲームとかのせいでちょっとしたテーマパークなんだよなこの家...)
アスカ「....そういうことなら私は乗ったわ!どうせだし目いっぱい遊ぶわよ!!」
霧島「うぇっ!?」
アスカ「何よマナ、もしかしてシンジと一つ屋根の下だから照れてんの?」ニヨニヨ
霧島「そっ、そんなんじゃ....ないもんっ///」プイッ
アスカ「すねないでよー!」ツンツン
綾波「カトルとサンクとシスも呼んでいいですか?」
アムロ「あぁ、いいぞ」
シンジ「じゃあマリイさんも呼びますね」pi
霧島「待って」
シンジ「?どうしたの、マナ」
霧島「....いつの間にマリイさんと番号交換するくらい仲良くなったの...?」ゴゴゴゴ
シンジ「この前マリイさんが『良ければ連絡先交換してくださいまし』って言ったから交換しただけだよ?」
霧島「ずるい!私とも交換して!!」
シンジ「え、えぇ...?」
綾波「私とも」ヒョコッ
シンジ「綾波とも!?」
綾波「嫌?」
シンジ「嫌、ではないけど...」
綾波「じゃあ交換しましょう」
綾波「今すぐ交換しましょう」
綾波「光の速さで交換しましょう」グイグイ
シンジ「スマホを顔に押し付けないで....」
アスカ「モテモテじゃないのシンジー」
シンジ「あははは...」
アスカ(あ、割とまんざらでもない顔してる、女の敵ねアイツ)
綾波サンク「.....」
シンジ「....泳がないの?」
綾波サンク「....泳げないの」
シンジ「....そっか」
綾波サンク「....碇くんは泳げる?」
シンジ「人並みには泳げる、かな...?」
綾波サンク「....じゃあ、教えて?」
綾波カトル「あ、サンクずるい」
綾波シス「私も教えてほしい」
綾波「同じく」
シンジ「三人は泳げるだろ!」
三人「「「ケチー」」」
綾波サンク「....泳げない者の特権」フフン
紅い目の少女(実体があれば私も泳ぎを教えてもらえるのに...)ショボン
ユイ(もう少し待ってましょうね)ナデナデ
紅い目の少女(うん)ションモリ
シンジ(なんか隅っこの方で幻影が見える....疲れてるのかな....)
オペレーター『観測器圧潰、爆発しました』
ミサト「解析は?」
日向「ギリギリ間に合いましたね、パターン青です」
ミサト「間違いない、使徒だわ」
ミサト「これより当研究所は完全閉鎖、ネルフの管轄下となります!」
ミサト「一切の入室を禁じた上、過去六時間の事象は、全て部外秘とします」
老人A「A-17!?こちらから打って出るのか!?」
ゲンドウ「そうです」
老人B「ダメだ危険すぎる!15年前を忘れたとは言わせんぞ!」
ゲンドウ「使徒の危険度は裏死海文書を超えています、このままでは計画にも支障が生じますよ?」
ゲンドウ「これはチャンスなんです、今まで防戦一方だった我々が始めて攻勢に出るための」
キール「しかし、リスクが大きすぎる」
ゲンドウ「生きた使徒のサンプルです、その重要性は承知の事でしょう?」
キール「失敗は許さん」
冬月「失敗か....失敗すれば人類そのものが滅ぶよ」
ゲンドウ「滅ばんさ、子供たちは皆想定をはるかに超えている」
冬月「親ばかめ」
ゲンドウ「あぁも期待に答えられればバカにもなるさ」ニヤリ
シンジ「これが、使徒?」
リツコ「まだ完全体になっていない蛹のようなモノね、休眠状態と思われるわ」
マリイ「今回の作戦は使徒の捕獲を最優先としていますわ、出来る限り原形をとどめて生きたまま回収しなければなりませんわ」
霧島「それができない場合は?」
リツコ「即時せん滅になるわ、作戦担当者はどうする?」
霧島「私がやります!」
アスカ「アンタが?私がやったほうが...」
霧島「弐号機を元にロールアウトされた四号機なら装備の規格も一緒でしょ?」
霧島「それにこーみえて、水中での戦いは私の十八番なんだから、私がやるよ」
アスカ「....やりたいっていうならいいけども...気をつけなさいよ?」
マリイ「リツコさん、バックアップに初号機と零号機を置きますわ」
リツコ「その心は?」
マリイ「万が一使徒が活性状態になった場合に備えて試したい武装がありますの」
霧島「耐熱仕様のプラグスーツと言ってもいつもと変わらないんですね」
リツコ「右のスイッチ押してみて」
霧島「....」カチッ
ドポポポポポポポポポッ
霧島「........むぅ」ドタプーンッ
リツコ「四号機の支度もできてるわ」
霧島「これが....四号機....?」
リツコ「耐熱、耐圧、対格防護服、局地戦用のD型装備よ」
霧島(雪ダルマみたいでかわいい...)
四号機「」フフクデス
霧島「頑張ろうね、四号機」
四号機「」ガンバリマス
セイラ『レーザー、作業終了、進路よくってよ』
日向『四号機、発進位置』
シンジ「初号機、配置につきました」
綾波「零号機、配置につきました」
ミサト『了解、マナちゃん、準備はどう?』
霧島「行けます」
ミサト『了解、発進!』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
霧島「....熱そう...」
マヤ『四号機、溶岩内に入ります』
シンジ「マナ、気を付けてね」
霧島「うん、行ってくる」
霧島「現在。深度170、沈降速度20、各部問題なし」
霧島「視界ゼロ、CTモニターに切り替えます」ウィン
霧島(トライデントよりよっぽど見やすいね...)
ミサト『視界はどう?行けそう?』
霧島「いけます」
マヤ『深度1000....1020...安全深度オーバー』
ギギギギギギギ
マヤ『深度1300、目標予測地点です』
ミサト『マナちゃん、何か見える?』
霧島「反応有りません」
リツコ『思ったより対流が速いようね』
日向『目標の移動速度に誤差が生じています』
ミサト『再計算、急いで...作戦続行、再度沈降よろしく』
日向『えっ...?』
ゴボボボボボボボボ
マヤ『深度、1350....1400....』
バキンッ
オペレーター『第2循環パイプに亀裂発生』
マヤ『深度1480....限界深度オーバー』
ミサト『目標とまだ接触してないわ、続けて、マナちゃん、どう?』
霧島「行けます、続けてください」
ミサト『近くにいい温泉があるわ、終わったら行きましょう、もう少し頑張って』
霧島「了解」
パキンッ!!
霧島「ッ....まだ、行ける」
マヤ『限界深度プラス120』
ギギギギギバキンッ!
霧島「!」
オペレーター『四号機、プログナイフ喪失!』
マヤ『限界深度、プラス200!』
日向『葛城さん!これ以上は...!今度は人が乗ってるんですよ!?』
ミサト『この作戦指揮官は私です、続けて』
霧島「大丈夫です日向さん、この程度ならまだ行けます」
日向『しかし...』
霧島「こう見えて私、水中戦のエキスパートですから、信じてください」
日向『....わかった、無理はしないように』
霧島「シンジくんに怒られちゃいますから」
マヤ『深度1780、目標予測修正地点です』
霧島「....見つけました」
日向『目標を映像で確認』
ミサト『捕獲準備』
バシュゥンッ
リツコ『お互いに対流で流されてるから、接触のチャンスは一度しかないわよ』
霧島「行けます」
日向『目標と接触まであと30』
霧島「相対速度2.2、軸線に乗りました」
ガシィッ
霧島「電磁柵展開、目標、確保しました」
オペレーター一同「「「はぁ...」」」
ミサト『ナイス、マナちゃん』
霧島「はぁ....捕獲さ行終了、これより浮上します」
ギギギギギギギ
シンジ『マナ、大丈夫?』
霧島「うん、捕獲はちゃんとできたよ」
シンジ『よかった...』
ブー!ブー!ブー!ブー!
ミサト・リツコ『『!?』』
使徒の卵?「ギュィイイイイイイイイッ!!」
リツコ『まずいわ!羽化を始めたのよ!!』
ミサト『キャッチャーは!?』
日向『とてももちません!!』
バリバリバリッ!!
ミサト『捕獲中止!キャッチャーを破棄!!』
ミサト『作戦変更!使徒殲滅を最優先!四号機は撤収作業をしつつ戦闘準備!』
霧島「っ...来る!!」
シンジ『マナ!!』
霧島(ナイフはない...どうやって戦う!?)
ピーッ!
サンダルフォン「」グォオオオオオッ
霧島「正面!!」
グォオオオオオオオオ....ッ
霧島「バラスト放出!!」ガコンッ
四号機「」フワーッ
サンダルフォン「」グオォオオ
霧島「速い...!」
ピーッ
霧島(見失った....いや、今の一撃で相手の軌道は予測できる!問題は...有効打が無い事!!)
マリイ『霧島さん!!深度1500まで耐えてください!!』
霧島「深度1500!?」
マリイ『そこまで行ければ、手立てはあります!!』
霧島「!...来た!!」
サンダルフォン「」ゴボボボボ
日向『使徒!急速接近中!!』
霧島(やらなきゃ....やられる....やれ!!)クワッ
四号機「」ピカッ!グワァンッ
体勢を強制的に入れ替えてサンダルフォンを踏み台にする四号機
そのまま蹴り飛ばして上に思い切り飛び出す
日向『あの対流の中でこんな無茶な動きを!?』
霧島「深度....1500!!」
マリイ『D型装備パージ!!急いで!!』
日向『え...あ、パージ!!』
サンダルフォンに対して降り注ぐD型装備の残骸
中から現れるトライデント04の要素を受け継いだ四号機
日向『これは...!?』
マリイ『戦自とのもめ事の際接収したトライデントを利用し!』
マリイ『こんなこともあろうかと!!!』
マリイ『作成した四号機専用装備!T型活動範囲拡大式戦闘装備ですわ!!』
霧島「T型装備...」
マリイ『あなたの出自はソレスタル・ビーイングからお聞きしました!』
マリイ『忌まわしき過去の遺産を、今こそあなたの未来にお役立て下さいまし!!』
霧島「ありがとう!マリイ!!」ガシャッ!
四号機「」グオォンッ!!
サンダルフォン「」グォオオッ!!
ガコォンッ!!
サンダルフォンと取っ組み合う四号機
腕部のクローでサンダルフォンの腕を抑える
同時に口を開けて四号機を捕食しようとする
霧島「甘いよ!!」
四号機「」グンッ!
口に対して背中のスクリュー付きバックパック内に搭載されたN2爆破指向性魚雷を向ける
そしてそのまま口内に二発叩き込んでサンダルフォンを蹴り飛ばして距離を取る四号機
ドンッ!!ドンッ!!と炸裂音が二回、サンダルフォン内から響く
霧島「効いてない!?」
マリイ『いえ!ダメージはありますわ!!ただ相手が相当硬いようですわ!!』
霧島「どうするかな...」
マリイ『そのまま浮上してくださいまし!第二作を使い用意がしてありますわ!!』
霧島「わかったよ!」ガチャッ
バックパックスクリューでそのまま浮上を続ける四号機
猛スピードで追ってくるサンダルフォン
霧島(あと....もう...少し...!!)
それに対して間近まで接敵したサンダルフォン
瞬間、サンダルフォンが唐突に方向転換する
霧島「!?...ってあれは!?」
初号機....に見える人形にかみついたサンダルフォン
霧島(色味が毒々しい初号機の方が目についたから噛みついたのかな...!?)
瞬間、サンダルフォンが"釣りあげられる"
新兵器 垂直式使徒キャッチャー
零号機「」グイッ
サンダルフォン「」ザバァッ
霧島「使徒を釣ったぁ!?」
綾波「意外と楽しいわ、これ」
地面を転がるサンダルフォン、まるで陸揚げされた魚のように跳ねる
四号機「」ザバァッ!ガシャッ
初号機「」ゴゴゴゴゴゴゴ
零号機「」ゴゴゴゴゴゴゴ
マリイ『――――――袋叩きにしちゃってくださいまし!!』
三人「「「了解!!!」」」
サンダルフォン「」アッ
ドガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
カポーン
シンジ「ふぅ.....温泉あったかぁ....」
ぺんぺん「」スイーッ
シンジ(猿が浸かる温泉もあるんだしペンギンがいてもおかしくないか...)ボーッ
ガラララ
霧島「....シンジくん」
シンジ「わっ...まっ、マナ!?」
霧島「今日貸し切りだし、混浴もOKらしいよ、ここ」
霧島「ね、入って良い?」
シンジ「わ、わわ...どどどどうぞ!?」グルッ
霧島「うん」背中合わせで座る
シンジ(....温かくてすべすべしてる、女の子の背中だ...)
霧島(ひょろっとしてるのに、ちょっと頼りがいあって、男の子だなぁ...)
2人「「....」」
シンジ「帰ろうか?」
霧島「もう少し居よう?」
シンジ「いいの?」
霧島「ね?」
シンジ「うん」
カコーンッ.........ゴォーン.....
描き貯め分投下終了、ネタ募集は随時受け付けてるので書き込んでくれると嬉しい
今のところやるつもりのネタ
綾波カトル「だぁめなんだよ!!」ヒイロ「!?」
綾波サンクキングダム「カミーユさん、手伝います」カミーユ「あぁ、ありがとう」ヒイロ「!?!?」
キラ「守りたい世界があるんだ」綾波「守りたい、世界...」
次回予告
静
止
し 第10話
た
闇
の
ブ
ラ
イ
トの中でいきなりセッやめないかっ!
ちょっと小ネタ投稿
ゲ
ル 番外編②
マ
ン
忍者がやってくる
霧島「~♪」
アスカ「あんたまだ起きてたの?いい加減寝なさいよ」
ミサト「ふが~...んごご...ぐがー...」
アスカ「あれくらい清々しく寝てくれた方がいいわ」
霧島「えー、ちょっと見たいアニメがあったんだもーん」
アスカ「へぇ、どんなアニメ?」
霧島「ほら」
『殺す』
『ナンデ!?』
『オヌシがニンジャだからだ』
『ニンジャは全て殺す!!』
霧島「日本語ガバガバで好きなんだよねー...あ、あれ?アスカ?」
アスカ「.....」カタカタカタカタ
霧島「どうしたのちょっと泣いてる!?」
アスカ「忍者なんてアンタなんてもの見てるのよ....」カタカタ
霧島「私忍者で喜ばない外国人を初めて知ったのだけれども!?」
アスカ「あんた知らないの!?ユーロ空軍の言い伝え!!」
霧島「言い伝え?」
アスカ「夜更かししてる悪いこのところにはゲルマン忍者がやってきて....」カタカタ
霧島「やってきて?」
アスカ「暗殺されちゃうのよ!!」クワッ
霧島「...」
霧島「暗殺って...あっはっはっはっはっはははははは!!」ゲラゲラ
アスカ「なによぅ!!」
霧島「そんなわけないじゃない...んふふふ」
アスカ「良いこのところにはプレゼントくれるのよゲルマン忍者は」
霧島「んっふふふふサンタじゃんそれ、混じっちゃってるじゃないふふふふ」
アスカ「ほんとーよ!!信じてよー!!お”っ!?」カクンッ
霧島「えっ、アスカどうしたの”っ!?」カクンッ
霧島・アスカ「「」」スヤァ
シュバルツ「.....」
シュバルツ「良い子は歯を磨いて12時までには寝るんだぞ、さらばだ!」シュバッ
ハーッハッハッハッハッハッハ!
ハーハッハッハッハッハッハッハッハッハー...
今かけてるのはこれだけ
続きについては書け次第投げる、多分21:30くらいから
引き続きネタは募集し続けるので妄想を叩き付けてくれ
よし、投下を始める
静
止
し 第10話
た
闇
の
ブ
ラ
イ
トの中で出してくださいよ!ねぇ!
ピヨピヨピピピ...
マズハカラダヲカイテンサセテシュトゥルムウントドラングノウンドウカラ...
アッハッハハ!ワイワイガヤガヤ
子供「当たった!やったぜティファァアアアアア!!」
子供2「ガロード....♡」
ブーッ、カシュー
リツコ「これじゃあ毎回クリーニング代もバカにならないわね」
マヤ「せめて自分でお洗濯できる時間があればいいんですけどね...」
マリイ「ウチに帰れるだけまだマシですわ、私もリツコさんも偶にしか帰れないですわ」
マヤ「ゼロシステムを初号機に搭載してから忙しそうですね?」
マリイ「ゼロシステムが意外に駄々っ子なんですわ」
マヤ「駄々っ子...可愛い表現するんですね?」
リツコ「いやホントに駄々っ子なのよ...」
マヤ「え?」
リツコ「この前可動実験をしたときに...」
――――――
――――
――
リツコ「それではゼロシステム単体での起動実験を開始します」
マリイ「ゼロシステム、起動します」
リツコ「ひとまず....今日の施設運用に関する未来を教えて頂戴」
ゼロ波『碇くんがいないからヤダ』pipi
リツコ・マリイ「「えぇ...」」
――
―――
――――
―――
――
シンジ「えっと...施設運用に関して聞けばいいんですよね?」
リツコ「お願い、シンジくんのいうことしか聞かなくて」
シンジ「はい...綾波、今日の施設運用に関して教えてくれるかな?」
ゼロ波レイ『今度デートしてくれたら教えてあげる』
シンジ「もうっ、からかわないでよ!」
ゼロ波『(*'▽')』pipi
マリイ・リツコ「「....」」
――――
―――
――
マヤ「シンジくん....不潔...」
マリイ「なっ、シンジさんはいい人ですわ!」プンスカ
マヤ「え、あ、ごめんなさい...?」
定期「」カシャッ
電車「」プシュゥゥゥゥ
リツコ「あら、副指令、青葉くんも」
マリイ・マヤ「おはようございます」
冬月「あぁ、おはよう」
青葉「おはよう」
冬月「そういえばそっちは零号機とダモクレスの剣の起動実験だったかな?」
リツコ「えぇ、本日10:30より、第二次起動試験の予定です」
冬月「朗報を期待しておるよ」
ブーッブーッブーッブーッ
リツコ「実験中断、回路を切って!」
ガギュゥゥゥン
マヤ『回路切り替え』
青葉『電源回復します』
ガギュゥウウウン
pipipipi
リツコ「問題はやはりここね」
マヤ「はい、変換効率が基準値より0.008低いのが気になります」
オペレーター「ぎりぎりの計測誤差の範囲内ですがどうしますか?」
リツコ「もう一度同じ設定で、総合変換を0.01だけ下げてやってみましょう」
マヤ「了解」
リツコ「では、再起動実験、始めるわよ」
―――――
―――
――
ブイイイイイイイイン
アムロ「...しまったな、単純に寝坊か....」
ウィーン
カミーユ「あれ、アムロさん、今来たんです?」
アムロ「あぁ、寝坊した、すまんな...何階だ?」
カミーユ「アムロさんと同じ階です、俺はいいですけど...リツコさんがお小言言ってきますよ?」
アムロ「上手く逸らすよ」
カミーユ「どうだか、アムロさん口下手ですし」
アムロ「言ってくれるな」
カミーユ「事実です」
ウィーン
ジュドー「あー!アムロさんにカミーユさん!」
カミーユ「ジュドーか、整備の仕事はどうした?」
ジュドー「俺今日非番よ?急に出れない奴が来たから来たんですよ!」
カミーユ「そうか、お疲れ様」
―――――
――――
―――
ンジ「父さん」
ゲンドウ『....なんだ』
シンジ「学校からね、進路相談の連絡が来たんだけど...来れないかな?」
ゲンドウ『なんとしてでも時間を用意しよう』
シンジ「ありがとう、父さん」
ゲンドウ『シンジ、学校ではど――――』ブツッ
シンジ「....父さん?あれ?」
シンジ「....切れた...」
―――――
―――
――
綾波カトル「....」
綾波サンク「....」
ゼロ波『...』
培養液波「「「....」」」
綾波シス「....時間だね」
綾波カトル「....」コクッ
綾波サンク「まだNo.ドゥが来てないけど、始めましょう」
綾波シス「うん....それでは」
綾波シス「第13回"碇シンジのここがいい共有しようの会"、始めます」
綾波カトル「どんどん」
綾波サンク「ぱふぱふ」
綾波シス「私たちはNo.ドゥ個体からの影響でどんどん自我を確立しました」
綾波シス「通称『ポカポカ現象』のおかげです、これはつまり私たちの心の中心には碇くんがいる、ということ」
綾波シス「そこで碇くんのことを知れば知るほど心がポカポカして自己を確立できるのではないか」
綾波シス「それが目的で生まれた会です、決してシンジくん可愛いよくんかくんかしたいよってわけではないです」
綾波カトル「そうだね」
綾波サンク「そうね」
ゼロ波『私はクンカクンカしてもいいと思ってる』pipi
綾波カトル「抜け駆けはダメなんだよ」ゴゴゴゴゴゴ
ゼロ波『羨ましい?』pipi
綾波カトル「うん、とっても」ゴゴゴゴゴゴ
綾波シス「話を戻すよ」
綾波シス「まず、最初にこの前のエヴァ受け取り時に一緒にいたNo.カトルから共有してください」
綾波カトル「うん、まずはこのディスプレイをご覧ください」pi
―――――――
―――――
―――
ブウゥウウウウウウン
アムロ「...停電か?」
カミーユ「すぐに副電源に切り替わりますよ」
アムロ「リツコが実験ミスったのか...?」
ジュドー「だったらからかってやんなきゃ!」
カミーユ「怒られるぞ」
ジュドー「.....」
アムロ「....」
カミーユ「....あれ?」
アムロ「切り替わらんな」
ジュドー「おっかしいなぁ...正、副、予備の三系統あるからどれかが落ちてもどれかに切り替わるのに...」
アムロ「確かにおかしいな....これは...」
カミーユ「人為的...ですか?」
アムロ「......かもしれん、警戒するに越したことはないな」
カミーユ「......ですね」
ジュドー「まっ!今はここから出られることを願いましょうよ!!じゃないと...」
カミーユ「じゃないと?」
ジュドー「扉開いて紐とか伝っていくことになりますよ!」
カミーユ「なっ、高さがどれくらいあると思ってるんだ!?」
ジュドー「やれることをやるだけですよ!!」
アムロ「ジュドーのバイタリティと行動力には参るな」
――――――
――――
――
ギュウゥゥゥゥン
マヤ「主電源ストップ、電圧ゼロです」
オペレーター一同「「「......」」」」ジー
リツコ「......わ、私じゃないわよ?」
―――――
――――
――
綾波カトル「.....」カチッ
綾波カトル「....!」カチッカチッ
綾波一同(((生殺しってこういう感覚なのかしら)))イラッ
――――――
――――
――
シンジ「...」シュカッ
機械「」シーン
シンジ「....あれ?」
綾波「....」シュカッ
機械「」シーン
綾波「....?」
アスカ「ちょっとどいて!」グイッシュカッ
機械「」シーン
アスカ「....壊れてんじゃないの!?これ!!」
霧島「.....電源、来てないっぽいね?」シュカッシュカッ
機械「」シーン
霧島「やっぱり、本部の方で何かあったんだと思う」バシバシ
機械「」タタイテモカワランワ
シンジ「何か....使徒とか?」
アスカ「案外リツコがやらかしたりしてて」
綾波「ありえないわ」
アスカ「そぉ?実験の失敗とかでさ」
綾波「だったら私はアムロ大尉が間違えてブレーカー落としたに賭けるわ」
シンジ「じゃあ僕は父さんが興味本位で押したらブレーカー落ちたに賭けるかな」
霧島「私はマリイがやらかしたに賭けようかな」
アスカ「待って、自分の身近の人物で賭け事始めないでもらえる?私賭ける開いていないんだけど?」
霧島「アスカの身近な人物...?」
シンジ「まずドイツ人で...」ホワンホワン
?????『はーっはっはっはっはっ!!』グルグル
綾波「.....あなたが認めるほどの実力者で...」
?ュ?ルツ『ハーッハッハッハッハッ!』←アスカも恐れる忍者
霧島「...そんでいてアスカとつるめる程度にはキャラの濃い...」
アスカ「おいその認識はなによ」
シュ?ルツ『はーっはっはっはっはっはっ!』←ガンダム内でも相当キャラが濃い
四人「「「「....なんだろう、この頭に出てくるイメージは,,,」」」」
アスカ「これも動かないわね」キュピキュピ
綾波「どの施設も動かない、おかしいわ」
霧島「やっぱり下で何か起こってる、よね」
綾波「そう考えるのが自然ね」
シンジ「連絡取れるか試してみようよ」
綾波「ダメ、連絡つかない」
アスカ「こっちもダメ、有線の非常回線も切れてる」
霧島「どうしよう...」
シンジ「うーん...」
霧島「とりあえず緊急時のマニュアルを見ようよ」ガサゴソ
綾波「そうね」
アスカ「シンジ、ちゃんと常備してるでしょうね?」
シンジ「アムロさんに口酸っぱく言われてるからね、マニュアルとエヴァのカタログは持っておけって」
アスカ「流石アムロ大尉、始めてMSで大気圏突破しただけあって備えてるわね」
シンジ「そうなの?」
アスカ「高校の歴史の教科書に載るくらいスゴイ人よ」
綾波「とにかく本部に行きましょう」
アスカ「そうね、それじゃマナ、レッツゴーよ!」ガシッグイグイ
綾波「こっちの第7ルートから下に行けるわ」
霧島「アスカの行こうとしてた方と真逆の方向だね」
アスカ「うっ...」
シンジ「待って、ダメ元で試してみたいことがあるんだ」
綾波「試したいこと?」
アスカ「急いで下行きたいんだけど、アンタまだ何か試すつもり!?」
シンジ「うん、時間は取らせないから」
霧島「試したいこと...?なにするつもりなの?」
シンジ「うん」ゴホン
シンジ「出ろ!!エヴァンゲリオーン!!!!!!」パチンッ
三人「「「.....」」」
霧島「シンジくん何それ....」クスクス
綾波「碇くん、こんな時に冗談はやめてほしいわ」
アスカ「数秒無駄にしたわ!とっとと行きましょう!!」
ガゴォオオンッ!!
霧島「はえぇ!?」
綾波「はぅっ!?」
アスカ「ひえぇ!?」
初号機(ゼロ波)「!」『来たわ!!』pipi
シンジ「ありがとうゼロシステム綾波!!」パァッ
綾波「....」
霧島「....」
アスカ「....」
ギュイーンッ
選挙カー「」キキーッ!
日向「現在使徒接近中!直ちにエヴァ発進の用ありと認む!」
マヤ「大変...!」
ゲンドウ「冬月、後を頼む」
冬月「何をする気だ?」
ゲンドウ「私はケイジでエヴァの発進準備を進める」
冬月「まさか...手動でか?」
ゲンドウ「緊急用のディーゼルもある」
冬月「パイロットがいないぞ」
ゲンドウ「来るさ、あの子たちはな...いざとなればマリイに三号機に乗ってもらう」
マリイ「了解ですわ...ただ私は戦闘用パイロットではありませんわよ?」
ゲンドウ「施設復旧までもたせてくれればいい、最悪逃げてくれてもいいさ」
マリイ「...私もお手伝いしますわ」タタッ
ズゴォンッ!!
ゲンドウ「なんだ!?使徒の攻撃か!!?」
リツコ「司令!エヴァ初号機が暴走しました!!」
ゲンドウ「エヴァ初号機が暴走した!?」
リツコ「唐突にカタパルトを凄い速さでよじ登って行ってしまって...!」
マヤ「大丈夫なんですかそれ!?」
リツコ「なんだかんだ大丈夫だとは思うけど...」
ゲンドウ「.....レイとアスカ、霧島が戻ってくれば対処できるだろう、大丈夫だ」
マヤ「.....司令、さすがですね、こんなに暑いのに全く動じてない」
リツコ「えぇ、まさに鉄の男ってやつね...」
ゲンドウ「......」足をバケツに漬けてる
冬月「ぬるいな」
ゲンドウ「あぁ」アセダラダラ
ガゴゴゴゴゴォオオオンッ!!
ゲンドウ「戻って来たな...」
ガゴゴォンッ!!
初号機(顔だけ)「」ズズゥン
シンジ『父さん!!』
ゲンドウ「シンジィ!!顔だけ出すな顔だけ!!危ないだろう!!」
シンジ『ごめんなさい!!でも活動時間がそろそろやばいの!!』
霧島『きゃっ!ちょっとシンジくん、いきなり動かないで...あんっ』
綾波『んっ....碇くん、大胆ね....あっ』
アスカ『ちょっ...やんっ、バカシンジ!変に動かないで....んんっ』
マヤ「不潔...」
ゲンドウ「エントリープラグを輩出しろ!!お父さんそういうのに厳しいぞ!!」
シンジ『はい!!』ガシュゥンッ
初号機「」ブゥンッ
零号機「」ブゥンッ
弐号機「」ブゥンッ
四号機「」ブゥンッ
オペレーター「2番から32番までの油圧ロック強制解除!」
マヤ「圧力0!状況フリー!」
ゲンドウ「各機実力で拘束具を強制除去!出撃しろ!!」
ガゴォンッギギギギギギ....
日向『目標は直上にて停止の模様!!』
リツコ「作業!急いで!!」
オペレーター『非常用バッテリー搭載完了!』
リツコ「よし、行けるわ....発進!!」
ズシンッズシンッ!!
エヴァ一行「「「「」」」」ズリズリズリズリ
アスカ「なにこれ...外から見たらスゴイダサい集団よこれ...」
綾波「縦穴に出るわ」
ズドンッズドンッズドンッズドンッバキィッ
ガキィンッ!ガゴォンッ
縦穴に手足をつっかえて上っていくエヴァ四機
霧島「珍妙な集団だなぁ....んっ!?」
上から落ちてくる酸性液、解ける弐号機の武器ラック
アスカ「!避けなさいマナ!!」
霧島「えっ!?うわわっ!!」ガシャッ
酸性液が手にかかるのを避ける、が四号機の足にかかる
そのまま弐号機の上に落下、弐号機も下に落ちる
綾波「くぅっ...!碇くん!!」ガシャッ
シンジ「綾波!!うおぉお!!」ガシャッ
咄嗟に両手を広げて勢いを殺してエヴァを受け止めようとする零号機
更に初号機も手足をつっかえるようと渾身のパンチとキックを壁に放つ
手足が突き刺さって三人を支えることに成功するシンジ
シンジ「ぐおぉぉっ...重い....」
霧島「えっ、エヴァの重さだもん!」
アスカ「私たちは関係ないわよ!!」
綾波「そんなに重くない...もん」
マトリエル「」ダラダラジューッ
縦穴内の横穴に退避するエヴァ四機
前を通り過ぎる酸性液
非常用バッテリーをパージして穴の下に捨てる
綾波「目標は、強力な溶解液で本部に直接侵入を図るつもりのようね」
シンジ「どうする?遠距離攻撃でもあればよかったんだけど...」
アスカ「ビーム武器は軒並み全滅、パレットライフルも整備中...」
霧島「今までビーム武器に注力してきたから、第十使徒の時の使用からずっと整備中なんだよね」
綾波「ノウハウがないってのは手痛い事ね」
シンジ「エヴァの稼働時間も残り3分....何か手段を探さないと」
アスカ「....あるわ、一つだけね」
シンジ「....と、いうと?」
アスカ「カタパルトを使うわ」
シンジ「カタパルトは電力が通じてないから使えないじゃないか」
アスカ「作戦はこうよ」
アスカ「エヴァ一機の電力を使ってカタパルトを三つ動かすわ」
アスカ「このためエヴァ一機は確実に移動不可能になる、電力も足りるかわからないから最短の直線ルートよ」
アスカ「それでも止まった場合はカタパルトをよじ登っていくしかないわ、そして到着した者から...」
霧島「使徒を攻撃する、そして迅速に倒す...だね」
シンジ「....今はそれしか策が無いよね、乗るよ」
霧島「私も、遠距離武器が無い以上それしかないし」
綾波「えぇ、やりましょう、電力供給はあたしが...」
アスカ「おあいにく、私がやるわ」
綾波「....零号機ではだめなの?」
アスカ「弐号機のバッテリーは零号機と比べて効率のいい最新式よ、プロトタイプとは供給量から違うわ」
アスカ「少しでもカタパルトを動かせるエヴァといったら四号機か弐号機、そして...」
アスカ「スペックでいえば後期開発の四号機の方が高いわ、ここから考えて私の弐号機が適任なのよ」
アスカ「いい?」
綾波「....わかった、任せるわ、アスカ」
アスカ「マナ、レイ、シンジ、しくじるんじゃないわよ」
アスカ「カタパルト通電完了、動かすわよ!」
参人「「「うん!!」」」
バシュゥウウウウンッ!!
シンジ「ぐぅう!」ゴオォ
マヤ「んんん!」ズオォ
レイ「くぅっ!」グオォ
零号機「」ガシュンッ
四号機「」ガシュンッ
初号機「」ギュウゥン
シンジ「こっちのカタパルトが止まった...!」
綾波「碇くん!」
シンジ「すぐに行く!!そっちは任せた!!」
綾波「えぇ!」ガシャッ
霧島「行くよ!」ガシャッ
四号機・零号機「」ダッ!!
前傾姿勢で駆け出す四号機と零号機
迎え撃とうと足を大きく振り上げるマトリエル
振り下ろされた足を避けながら接敵する二機
綾波「ATフィールド...中和開始!!」ギイィイインッ!!
零号機の方へとマトリエルを飛び越えて着地し、ナイフを構えて突進する四号機
マトリエルの眼に突き刺さるブログナイフ
綾波「くううぅぅ...!!」ギギギギ
霧島「で、や、ぁああああああ....!!」ググググ
初号機「」ガゴンッ!!ダッ!!
ハッチを蹴破り登場し、こちらに走り出す初号機
ビーッ
四号機「」ギュウゥン
霧島「活動時間が!!」
ナイフを突き刺したままその場にうなだれ膝を突く四号機
ATフィールドの中和を続ける零号機
綾波「碇くん!!」
シンジ「でやぁああああああああああ!!!!!」ガシャッ!!
初号機「」ダンッ!
ドロップキックを四号機のナイフに放つ初号機
蹴り飛ばされ、コア諸共貫通するブログナイフ
一瞬痙攣したのち、その場に力尽きるように倒れるマトリエル
ビーッ
零号機「」ブウゥン
ビーッ
初号機「」ブウゥン
シンジ「はぁっ....はぁっ....間に合った...」
綾波「はぁ.....はぁ......ふぅ....」
霧島「......はあぁぁ....焦ったぁ....」
アスカ「.....やった、ようね....はぁ、心配させちゃって...」
―――――――――――
―――――――――
―――――――
カミーユ「大きな星が点いたり消えたりしている...あはは、大きい! 彗星かな?」
アムロ「僕が一番ガンダムをうまく扱えるんだ...」ブツブツ
ジュドー「ちょっ、ちょっと二人とも!?何変なこと呟いてるんだよ!!しっかりしろよ!!」
カミーユ「病欠です!!」
ジュドー「カミーユさん!?」
カミーユ「暑苦しいなぁ、ここ、うーん...出られないのかな?おーい、出してくださいよ。ねぇ?」
アムロ「走れ、フラウ…!そ、そうだ。フラウボゥ、い、いいぞ」
ジュドー「アムロさぁん!?」
ジュドー「こ、こんなところにいたら、俺までおかしくなっちまう...!くそっ...!」
カミーユ「毒電波...」
ジュドー「そんなチャンネルに合わせるんじゃないよ!!」バシィッ
カミーユ「暴力はいけない...」ドサァッ
パチンッウィーン
チーン
リツコ・日向・マヤ「「「....」」」」
ジュドー「あっ」
アムロ「」シロメブツブツ
カミーユ「」チーン
マヤ「....ジュドーくん...」
ジュドー「ちっ、違うよ!誤解だってマヤちゃん!!」
マヤ「....」ジトー
―――――
―――
――
つづく
今日の描き貯め分はここまで
現在やる気のネタ
綾波カトルと綾波サンクキングダムとヒイロ
造られた命の綾波とキラ
赤き流星と赤のエースパイロット
マリか....ルナの方がかわいいしおっぱいも大きいな!!
シンジ「セイラさん...いいな...」シャア「やめとけやめとけ」アムロ「あいつは付き合いがわるいんだ」
マナ「私の体ってやっぱ整ってるなぁ...ふふふ」綾波「そうね」マナ「はぅあっ」ドキーン
シャア「若き子供に私の轍を踏ませるわけにはいかんよ」
次回予告
使徒殲滅の業と大人として接する者達への羨望に苦しむミサト
語られる過去とシャア・アズナブルという男
成層圏より飛来する使徒と連なり現れた最大の使徒は、全ての希望を破却する
次回!
奇
跡
と
言
う
名の魂の光
皆で見てね!!
ちょっと描き貯めが難航してるのでキャラ紹介でお茶を濁そうと思う
碇シンジ
原作では内向的な面が強調された"良くも悪くも普通の少年"だった
本SSではアムロを筆頭に大人たちによって自己肯定感があるだけでなく
ゲンドウの態度が碇シンジ育成計画に近い為「運命に立ち向かう少年」の立ち位置となっている。
能力的には原作シンジにアムロ、ドモン要素を兼ね備えた遠近こなせる万能ファイター
エヴァ初号機ZERO型装備
汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンのテストタイプモデル、識別コードはEVA-01-0
碇シンジ専用機であるが、原作と違いシンジが信頼する者は操縦可能
ネルフで配備されたエヴァの中で最も高い戦果を挙げており、戦闘能力は特筆ものである
原作と違いゼロシステム搭載の折にF型装備案を元とした改修を経ており多数武器を携帯できるようにウェポンラックが増設された
更に専用のエントリープラグにサイコフレームを使用したことでシンクロ率を上昇させつつも汚染深度の危険性を減らしている
その為他のエヴァとは総重量で差が出ており、武装の豊富さを活かした戦闘が可能となっているが動きが少し鈍重になっている
綾波レイ
原作ではシンジのことを気にかけながらも突き放す言動が多かった
本SSでは早い段階でシンジと打ち解けたこと、ミラーリンクなど精神的な成長が多数あった為
少々リナレイと似通った部分が出てきている、また、人形であることに強い嫌悪感を持っている
綾波シリーズが早い段階で"個"を確立し始めているので自分の代わりがいるという思考はない
能力的には色々な距離を対応できる万能型だが特に遠距離戦が得意で、支援に回ることが多い
エヴァOO号機(ダブルオーエヴァ)
ネルフの停電を期に0.0EVAを軸としエヴァの予備パーツとMSのパーツを用いて改造した零号機の改修機、通称OOエヴァ
第四使徒のデータを利用してS2機関を作成する際にできたGNドライブ二機をウェポンラック兼バックパックに装備している
その為他のエヴァと違い活動時間の概念を脱することが出来、充電無しで稼働することができるだけでなく、
多少時間はかかるもののGNドライブと武器を連結することでビーム兵器を充電することも可能な攻守支援すべてに優れた機体となっている
対ゼーレを想定しており0.0EVAに対してGN粒子を用いた情報共有能力「Aリンク」を持っており、綾波シリーズが増えれば増えるほど
情報戦に置いて有利になっていくという特性を持つ
本来はトランザムシステムが搭載される予定だったが、トランザム終了時にOOエヴァが機能停止してしまうという欠点が見つかったため
システムは現在凍結されている
霧島マナ
鋼鉄のガールフレンド、碇シンジ育成計画に出てきた限定キャラ
原作明るく積極的で実はナルシスト、難しい立ち位置のキャラだったが
本SSでは明るく積極的な部分はそのままにシンジと幼馴染で重い感情を抱いているキャラとなった
ナルシスト部分はそのままだがこれは「自分の魅力」というよりは「シンジの好み」としての自信である
判断基準が良くも悪くもシンジ基準なところがあり、人間関係にもシンジを据えて考えるところがある
その為アスカのような「気兼ねなく話せる友達」が出来たことは実は奇跡に近い
正統派ヒロインとしても冷静な軍人としても未熟な少女としても動ける万能キャラに近い
能力的にはアスカ、レイの中間の性能を持っている、ただし水中戦でのみシンジを超える技量を見せつけ、
水中戦でのみ疑似アムロと化す
エヴァ四号機トライデント
戦自から接収したトライデントをエヴァの規格に合わせて回収したエヴァ四号機の正式強化機
本来のT型活動範囲拡張装備をそのまま四号機と融合させることで装備換装せずとも水中、溶岩内で稼働できる
その為武装は内臓式のものが多く、バックパックに接続されたクローを腕部に接続することで稼働するトライデントネイル
バックパック内に備えられた爆破指向性N2魚雷二門30発、更にクロー展開時に腕部に装着されるビームキャノン
バックパックから肩部分に向かって生えるトライデントマシンガン二門と、様々な属性の武装を持っている
初のエヴァ専用バックパックを装備しており、バックアップに内蔵されたバッテリーにより稼働時間が拡張されているだけでなく
地上でブーストを使用した移動が可能となっているのだがその分燃費が悪化しておりブーストやビームキャノンの使用頻度を間違えると
他のエヴァよりも早く活動限界が来てしまいかねない、しかしリスキーな分対応力は高い
式波・アスカ・ラングレー
アニメ版では騒がしさと孤独さを併せ持った大胆で繊細なキャラだった
本SSでは劇場版の式波のおとなしくなった部分を取り入れつつ軍人らしく冷静な立ち位置で
ものごとを俯瞰できるキャラクターでありながら時に感情的になれるブレーキ役となっている
孤独を好む排他的な性格である式波要素と、それでも他者を求め、懐に入った人間に甘くなる惣流要素を兼ね備えている
その為原作ほどつんけんとした態度は取らず、逆に距離を開けすぎることもない、チルドレンの中の緩和剤か接着剤のような子に落ち着いた
立ち位置的にフォローに回ることも多いためキャラ性能も原作と大きく変化している
キャラ性能は一撃の重さに重きを置いており、かなり攻撃的になっているがサポートをこなせない訳ではない、という形になっている
エヴァ弐号機ステージⅡ
エヴァ弐号機の拘束具を変化させることでエヴァの性能に指向性を与える「バインドパルス計画」の試作機にして完成形
第十一使徒のデータを元に作成、強化されている
エヴァの中で異例の『戦闘中に成長する』能力を持っており、敵との戦闘で蓄えたデータをもとに人造人間部分を変質、適応させ
その状況に最も適応したエヴァへと変化することができる。
そのため第六使徒のような極低温への変化や第十一使徒のような高温の環境でも装備換装せず即座に行動できる他
システムが単純で従来のエヴァと同様の為、装備換装もしやすいという利点を持つ
データ収集、対使徒戦、その他諸々色々な状況に対応できる"汎用決戦兵器"の完成形ともいえるだろう
ただし悪く言えば秀でた部分が無いともいえる他、成長という特性上スロースターターとなる欠点を持つ
しかし"努力"でのし上がって来たアスカと成長するステージⅡは相性がいいだろう
綾波 No.カトル
綾波シリーズの4番目で銀色の髪の少女、エヴァンゲリオンANIMAに登場
原作では精神汚染を受け、サンク、シスが自我を獲得するきっかけとなっただけでなく
人類補完計画を止めたシンジに対して愛憎を向ける少女だったが
本SSでは少々少年的な口調の不器用な少女となりつつある。
シンジに対する感情は綾波とは違うベクトルでの好意だが、その好意の処理の仕方がわからず
直球勝負になりがちなところがある、この世の全てが珍しく、そして新鮮な体験であるため
通常の個体よりも好奇心が強く物おじしないという特徴を持つ
導く大人たちがちゃんと導いてやれば綾波とは違ったタイプの完成形となるだろうが、ともすれば
指導を間違えれば歪みやすい脆さも含めた純粋な少女である
キャラ性能はサポートに偏った防御型、だがいざというときは熱血で火力を備えるタイプ
カトル特有の技能エヴァの心により、他者専用のエヴァを動かすことが可能となっている
0.0EVA-S改
No.カトル専用にチューンナップ、装備を改修された0.0EVA
ヘッドバルカン、シールドとエヴァというよりガンダムに近い装備をしているが
何よりの特徴として両肩部に接続した「オプションアーマー」、背部に備えられた実体剣「ATショーテル」と
両肩の「大口径マシンガン」を備えている他、四号機同様ブーストによるホバー移動が可能となっている
その性質上装甲が大幅に強化されており、対第五使徒に対して接近戦を挑めるように調整されている
生半可な攻撃を弾き返しながら迫ってくるその様はまさに壁ともいえるだろう
余談だがマリイは本気を作るために二徹した状態でサンク機の改修に挑んだ
綾波 No.サンク
綾波シリーズの五番目で、セミロングの少女、エヴァンゲリオンANIMAに登場
原作では二人目の綾波に迫る勢いで成長して綾波シリーズの完成形と期待されたがアスカを庇って消滅している
本SSでも高い成長率を誇っており、綾波と同様の成長をしている
こちらも好奇心旺盛でありながら、他者への共感能力が高くなっており戦闘に置いても気遣いが光るタイプ
不得手なことも多く、そのたびに困難に多々ぶつかるが、周囲の助けで乗り越えていくタイプだろう
医療行為に秀でておりカミーユの手伝いを行うことでその頭角を現しつつある、誰が呼んだか医務室の天使
リツコの眉毛だけがなんで黒いのかが気になっている
キャラ性能は回復特化、自他ともに回復させまくるタンクとなっている、舐めると熱血魂で殴られる
0.0EVA-ET
No.サンク用にチューンナップ、装備を改修された0.0EVA、ETはエターナルと読む
左腕部にヒートロッド、右ウェポンラックは前部にスライドできる構造となりビームキャノンを装備している
右ウェポンラックにOOエヴァと同様のGNドライブを搭載しており、永続的な稼働が可能となっている
更に右腕にシールドとビーム斬撃武装「シュトゥルム・ウント・ドラング」を装備しており全体的に近距離に特化している
本来サンクは一対多の戦いを得手としているのだが二徹したマリイが暴走した結果、このような決闘用じみた機体になってしまっている。
ビームキャノンが装備されたのはせめてものリツコの良心であるが、意外とスピードが高く最終的に
サンクと相性はいい機体となっている
ちなみにGN粒子にサンクの意思を乗せることでエヴァに応急処置が可能であり、これも更にサンクのヒーラータンク化に一役買っている
綾波 No.シス
綾波シリーズの六番目、幼い外観の少女、エヴァンゲリオンANIMAに登場
原作ではメンタリティが不安定だが腕は一流のパイロットという感じだった
本SSでは徐々に妹キャラとして頭角を伸ばし始めている、そろそろ幼女時見てくる頃合い
様々なものに興味がある、という点では一緒だが不安な気持ちを処理する術を知らず
自分のテリトリー(シンジ周辺)の物事以外には積極的にかかわれないという内向的な性質を持つ
故に無自覚にシンジに依存している部分があり、彼がいなくなると情緒不安定になってしまう幼い少女
言動が大人に寄っている分猶更察されにくく、メンタルケアのためにも気にしてあげるべき存在となっている
キャラ性能は攻撃重視で、とにかく火力を盛って殴りまくるタイプ、その分落ちやすいので逐一気にしてカバーしてあげよう
0.0EVA-LMES
No.シス用に改修された機体、しかしほとんど設計からの見直しとなりマリイが寝込むきっかけとなった
サイコフレームをエントリープラグに使用しており、メイン武装となるファンネルを備えている
遠距離~中距離がコンセプトとなっているが両腕部に実験兵装ATダガーを備えており、近距離も一応こなせるようになっている
ATダガーにより近距離ではダガー、距離が開けばATフィールドの刃を展開して不意打ちといった使い方ができるが
その分ATフィールドの制御が精密になっており、現状シス専用装備となっている
様々な分野で性能が特異なエヴァとなっており、時折スペックにない武装や能力を発するため開発部から危惧されている
マリイ・ビンセンス
「新世紀エヴァンゲリオンRPG NERV白書」に登場したオリジナルキャラ
規格外の適格者、いかにもって感じの金髪お嬢様、ヘアバンドに十時ピアスが特徴
原作でも超天才エヴァ三号機の開発の立役者だったり凄いプログラム作って意図せずにエヴァを暴走させたり
充電できない環境のエヴァをバッテリーを作ることで動かして使徒を撃退させたりした
本SSでも天才性は健在でエヴァサイズのビームマグナムを作成し使徒のATフィールドを一撃で貫通したり
バスターライフルの試作品を作ったりしてATフィールドを貫通したりしてる、開発面でチート
このネルフが使徒に対抗出来てる理由の七割がマリイ、残りがシンジ
リツコとセットで更に手が付けられなくなるのでそろそろファンネルとか出てきかねないくらい開発度が凄い
キャラ性能としては広く浅く技能を取ってる感じ、色々な面で軽く刺さるが逆に軽くしか刺さらない
宇宙(そら)が、壊れる音がする
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ガギィンッ!!ガギィンッ!!ギギギギギッ
サザビー「」ギュンッシュパパパッ
νガンダム「」ブゥンッカキキンッ
ビームサーベル同士がぶつかり合う音
高速で移動し絡み合うように互いを睨みながら撃ちあうファンネル
頭部同士をぶつけ合いにらみ合うサザビーとνガンダム
宇宙世紀でファンネル同士で撃ちあいをしたのは後にも先にもこの二人のみである
シャア「ララァが死んだ時の悲しみを思い出せ!!」
ビームサーベルの閃光が交差する
一年戦争の時の感覚を思い出すアムロ、それについていかんと力を発揮するシャア
ファンネルの動きが加速していく、その中で剣撃が複雑さを増していく
頭部バルカンを下から上に仰ぐようにして放ちシャアをけん制するアムロ
カメラが上に向いたのを隙と見て横なぎにサーベルを振るうシャア
唐突にサーベルを逆手持ちにしてシャアのサーベルに押し付けて攻撃を受け止める
蹴りを放つνガンダム
それを状態をのけぞって避け、両腕を回転させて接近しビームサーベルを振り回しながら切り裂きにかかるシャア
それに対して振り下ろすタイミングでビームサーベルを突き出すνガンダム
ビーム同士が反発し、MSが一瞬後ろに弾かれる
それを好機とみてそのまま全速力で後ろに下がるアムロ
飛びだす二機のフィン・ファンネルに対して二機のファンネルが撃ちあう
アムロ「情けないやつ!!」
シャア「何がッ!?」
ビームサーベルを振り抜くサザビーを回避してそのまま背後に回るアムロ
ビームサーベルを振り抜いたにもかかわらずアムロを視界内に捕捉し続けるシャア
剣撃がぶつかり合い、閃光がカメラを焼かんとまばゆく光る
シャア「貴様こそ、その力をいたずらに消耗しているだけだとなぜわからない!?」
左腕のビームサーベルを振り抜き、νガンダムに詰め寄るサザビー
それに対してカメラを向けることなくビームサーベルで受け止め、もう一本を更に受け止める
それを左右に受け流しながら後退するνガンダム
不意打ち気味に頭上から撃ちおろすフィン・ファンネル
それに対して真横からファンネルがビームを放ち相殺、そのままビームサーベルをνガンダムに振り抜くサザビー
アムロ「貴様こそ!!」
ビームサーベルが腕部を掠るがそのまま後退しつつバルカンを不意打ち気味に放って撃墜しようとする
それに対して後退しながらバルカンが命中する瞬間に腹部ビーム砲を放つ
通常のパイロットでは確実に回避不可能な意識の刹那を突いた一撃、しかし相手は白い流星
ビームサーベルで命中しそうなビームのみを振り払って切り裂きながらアクシズに向かうνガンダム
シャア「くっ...パワーダウンか...!」
バルカンが命中する瞬間に腹部ビーム砲を使ったことでエネルギー回路に支障が出たらしいサザビー
νガンダムはアクシズを破壊せんと動き出す
それを追うサザビー、残っているファンネルを全て放出する
それに対してνガンダムも背後を見ぬままフィン・ファンネルを全機放って迎撃に向かわせる
ヘルメットをコックピット内で脱ぎ捨てながら迫るサザビーに向き直るアムロ
二刀のビームサーベルを一刀で切り払いながら後退する
斜め下にビームサーベルを構えたままサザビーを待ち構えるアムロ
その誘いにわざと乗って肉薄するシャア
横なぎに振り払われたビームサーベルを上に飛び上がって回避し、そのままビームサーベルを突き出す
それに対して反応しアムロも上にサーベルを突き出して迎え撃つ
ぶつかり合うビームサーベル
反発し、サーベル同士がずれてνガンダムのコックピットを掠る
そのままサザビーの頭部を蹴り飛ばすνガンダム
アムロ「このくらい!!」
ここで攻勢に打って出るアムロ
背部の専用サーベルに持ち替えてサーベルの打ち合いが始まるが、徐々に押されるシャア
シャア「サーベルの出力が負けている!?えぇい!!」
いつぞやのようにガンダムの腹部を蹴りつけるシャア
読み違えたようで蹴りをもろに喰らってしまうアムロ
しかし、お互いにただでは起きない
サザビーの左腕を後方で漂っていたフィン・ファンネルが撃ち貫いて破壊する
同時にサザビーのサーベルがνガンダムの肩装甲を斬り剥がす
周囲を漂い始める緑色の光
ここでガンダムに接近し、サーベルを蹴り落とし、機体を回転させながら回し蹴りを放つサザビー
アムロ「ぐうぅっ...シャア!!」
瞬間、νガンダムがサザビーへと肉薄し、左腕で殴りつける
それを受け止めるサザビー、しかし、手刀でサザビーの首を突き刺してからそのまま蹴り飛ばす
シャア「貴様がいなければ....アムロォッ!!」
アムロ「シャアァァァァァァッ!!!」
連続でサザビーを殴りつけるνガンダム、ここで一気に畳みかけねばならない
瞬間、νガンダムの左腕が撃ち抜かれて破壊される
驚くアムロ、広報に漂っていたファンネル最後の一基がνの左腕を破壊したのだ
ファンネルとフィン・ファンネルが撃ちあいをはじめ、戦いは白熱する
周囲に漂う緑色の粒子
シャア「くっ....モニターが....アムロぉおおお!!!」
アムロ「シャアッ!!逃がすかよ!!ここで終わらせる!!」ガギィンッ
キィイイイイイイイイイイイイイインッ
わかりあうためにうまれたかべなのに
アムロ『これは....!!』
シャア『この、不快感は...!?』
アムロ『無邪気すぎる、そして無垢だ....何がこんなプレッシャーを放つ!?シャア!!貴様の仕業か!!』
シャア『貴様にもわかるだろう!!これは人の手だけで起こせる者では...!!』
ギィイイインッガシャンッ
ミサト「...う、うぅ.......お父さん?」
バシャンッ!!
ギャァアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!
アムロ「あの羽は....南極から出てるのか!?」
シャア「忌まわしい....隔たりを、砕く翼....!?」
アムロ「あれでは核の冬どころではない!!人が人の形を保てなくなる!!」
キイイイイイイイィィィィンッ
アムロ「そんなこと...させるものかよ!!!!!!」キィイイインッ
緑色の光がオレンジ色の翼と絡み合う
アクシズが、宇宙(そら)に引き上げられていく
ミサト「.....!」
ミサトは見た、緑色の光の中で輝く神を
緑色の光に包まれたオレンジ色の神は、隕石を抱いていた
――――――――その日、アクシズは消滅した
まるでそんなものはこの世界にはなかったのだ、と言わんばかりに
各コロニーは機能を停止、死者はこれまでの歴史上類を見ないほど出た
人口は激減し、人は汚染され疲弊したゆりかごの中で閉塞するしかなくなった
宇宙世紀は、人の夢は、まるで泡沫のように一瞬で消え去った
奇
跡 第十一話
と
言
う
名の魂の光
今出来てる描き貯め分はここまで
少ししたら投稿始めるから待っててね
ところでちょっと質問なんだけど、映画版の第三の使徒
あれ切り刻まれた姿なんで本来のパワーが出てないっぽく見えたのよ
皆的には完全体ってどれくらいやべぇ奴だと思う?
大体わかった、楽しみにしてて
よし、投下始める
アスラン「すまないな、シンジくん、雨宿りさせてもらって」
キラ「ごめんね、急に押しかけちゃったりして」
シン「前もって連絡出来たらよかったんだけどな...」
シンジ「大丈夫ですよ、僕も何か"これ"のお礼したかったんで」
ハロ波(中身ゼロ波)『体、できた...体、できた....体、できた....』パタパタ
ハロ波『ぶっちゃけこれじゃない...』パタ....
アスラン「喜んでもらえて何よりだ」
シンジ「そうですね、あははは」ニガワライ
綾波「....かわいい」モチアゲ
ハロ波『ハナシテ』
綾波カトル「ホントだ、かわいい」
綾波サンク「....なにこれ、心がフワフワする」
綾波シス「シスも、シスも、抱っこしたい」ピョンピョンッ
アスラン「......」
キラ「アスラン?」
シン「これはあれですね、後日めっちゃ作って送ってくるやつですよ」
シンジ「えぇ....一人一つずつみたいになるのかな」
シン「嫌なら嫌って言ってくれれば俺が断っとくけど?」
シンジ「い、いえ、嬉しいですから大丈夫です!」
シン「....存外いやって言えないタイプでしょ、君」
シンジ「たはは...」
アスラン(カラーバリエーションが膨らむな...)
シン(殴って止めようとするとスゴイ暴れるからなこの人,,,)
キラ(やめてよね....喧嘩で僕がアスランに叶うワケないだろ...)
シンジ(トウジのお師匠さんに頼んでどうにかしてもらおうかな...)
アスカ「ミサトはどうしたの?」
霧島「多分寝てる、最近徹夜多かったからね~」
アスカ「結構疲れてる顔してたわね、何か労ってあげないと」
シンジ「うーん...」
マリイ「あっ、そういえばミサトさん、最近昇進しましたのよ」
霧島・アスカ・綾波「「「昇進?」」」
マリイ「一尉から三佐になりましたの」
シンジ「じゃあそのお祝いも兼ねて、パーティでもやろうか」
アスカ「いいわね、私買い出し行くわ」
シン「んじゃあ俺シンジくんを手伝うよ、料理作れるし」
キラ「へぇ、シンって料理作れるんだ、意外だね」
シン「妹に作ってましたから...」
キラ「....ごめん...」
シン・キラ「「....」」
アスラン「あの二人は定期的にあぁなるんだ、気にしないでくれ」
シンジ「あ、あははは...」
マリイ「あと、今日はハーモニクステストがありますの、チルドレンの皆さんは送れないでくださいまし」
チルドレンたち「「「「はーい」」」」
―――――
――――
―――
ギュウウウウウウゥゥゥゥン
綾波「.....」
シンジ「.....」キィィン
アスカ「.....」
霧島「....」キュワンッキュワンッ...
綾波カトル「....」
綾波サンク「....」
綾波シス「....」キィィィン
マリイ「....ん...」
マヤ「0番、2番、3番、ともに汚染区域に隣接」
マヤ「"兆候"は1番、3番、6番に出ています」
リツコ「1番と7番はまだ余裕があるわね、グラフ深度をそれぞれ0.3と0.2下げてみて」
ギュオォオオオオオン
シンジ「.......」キイイイィィィンッ
マリイ「んん....」ピクッ
マヤ「汚染区域ギリギリです」
リツコ「それでこの数値....凄まじいわね、一種の天才かしら、彼」
マヤ「ハーモニクス、シンクロ率、共にアスカをギリギリ超えています」
リツコ「これも才能なのかしらね」
オペレーター「まさにエヴァに乗るために生まれてきたような子供ですね」
ミサト「....そうね」
リツコ「...ミサト?」
ミサト「なんでもないの」
ミサト「なんでもないのよ...そう、なんでも」
リツコ「....皆お疲れさま」
リツコ「シンジくん、よくやったわね」
シンジ「え?何がですか?」
リツコ「前回よりハーモニクスが大きく伸びてるわ、アスカをギリギリ超えるくらいの数値よ」
アスカ「.....」
リツコ「他も上々よ、ただマリイが少しだけ劣ってたかしら、テストパイロットとメインパイロットの差ってところね」
マリイ「うぅ....」
リツコ「マリイもこれからは多少なりとも訓練に参加したほうがいいわね」
マリイ「そうしますわ...」
アスカ「....」
霧島「....アスカ?」
アスカ「ごめんなさい、先帰るわ」
霧島「あっ....待っ」
アスカ「一人にさせて」
霧島「....うん」
アスカ「ごめん」
シンジ「...アスカ....」
シンジ「.....」
セイラ「あら、シンジくんね」
シンジ「...あ、セイラさん」
セイラ「どうかしたのかしら、こんなところで項垂れて」
シンジ「あぁいえ.....アスカ、落ち込んでたみたいで」
セイラ「元凶が自分だから途方に暮れてた、ってところかしら」
シンジ「....」コク
セイラ「.....鼻にかけたいの?」
シンジ「そういうんじゃないんです、自慢したりとかそういうのでもなくて...」
シンジ「だからこそむしろ悩んでるっていうか、どんな態度でアスカに接すればいいんだろうって」
セイラ「.....」
フワッ
シンジ「わっ、せ、せせせセイラさっ...」
セイラ「あなたの心がどうしたいか、それが大事ではなくて?」ギュッ
シンジ「....心が、どうしたいか...」
セイラ「えぇ、あなたはどんな態度でアスカに接したい?」
シンジ「,,,,いつもみたいに笑い合いたいです」
セイラ「....なら、心に従って、自分の出来る最善をやってごらんなさい」
シンジ「....はい!」コクリ
セイラ「ふふふ、よくってよ」ニコ
シンジ「はぅ...」
セイラ「それじゃあ、頑張ってね」ニコリ、スタスタ
シンジ「.......」ポー
アムロ「やめとけやめとけ」
シンジ「」ビクッ
シャア「あいつは付き合いが悪いからな」
シンジ「アムロさんとシャアさん!?いつからそこに!?」
シャア「あぁ、セイラさん、の当たりからだ」
シンジ「殆ど最初っからじゃないですか!」
一同「「「「おめでとうございまーす!!」」」」
ミサト「ありがとう!....ありがとう、シンくん」
シン「あぁ、言い出しっぺはシンジの方です」
シンジ「あぁ、はい....おめでとうございます、ミサトさん」
ミサト「ありがとね、シンジくん」
シンジ「そんな、ははは」
アスカ「....」
霧島「....アスカ」
アスカ「わかってる、今はしっかり楽しむわ」
アスカ「そんで、明日から特訓よ、打倒シンジでね」
霧島「うん、私も手伝う」
アスカ「ありがと、マナ」
ハロたち「「「「「「ガンバレ、ガンバレ」」」」」」
アスカ「.....」ウルッ
アスカ「私がんばるぅう~~~!!絶対シンジに勝ってやるんだからぁ~~!!」ギュウゥ
ハロ波「ハナシテ」
綾波「....私お肉食べれないの」
綾波サンク「ごめんなさい」
シンジ「大丈夫だよ、事前に聞いてたから、色々用意できたし」
シンジ「....ただ」
綾波カトル「んむ、あんむ、もむもむ...」ステーキホオバリ
綾波シス「まむまむ...」ヤキニクモグモグ
シンジ「結構クローンでも個体差ってあるんだね...?」
綾波「そうね」
ハロ波「タシケテー」
アスカ「あーん、持って帰りたいわー!」ギュー
ミサト「....」
シンジ「....ミサトさん?」
ミサト「あ、うんどしたのー?」
シンジ「...いえ、あんまり楽しんでなさそうだなって」
ミサト「そんなことないわよ、楽しんでるわ」
シンジ「....」
シンジ「ミサトさんの心は、どういってますか?」
ミサト「え?」
シンジ「ミサトさんの心は...何をしていって、言ってます?」
ミサト「....」
シンジ「心の声に従って、やりたいことをやってみろって、セイラさんに言われたんです」
シンジ「....僕が言っても説得力ないかもしれませんけどね」
ミサト「シンジくん...」
ピンポーン
シンジ「あ、もしかしてアムロさんたちかな、僕出てきますね」
ミサト「うん」
シンジ「はーい」ガチャッ
アムロ「やぁ、シンジくん、遅れてすまないな」鼻メガネ
加持「久しぶりだね、シンジくん」ヒゲつき鼻メガネ
シャア「ふふん、気合入れてきたぞ」クワトロ大尉
シンジ「シャアさん似合ってますよ、道化みたいで」
シャア「これでは道化だ」
アムロ「似合ってるとさ、道化」
シャア「えぇい煽るな!」
アムロ「情けない奴!」
ベランダにて
ミサト「....」
ワイワイガヤガヤ
シャア「向こうは盛り上がっているぞ」
ミサト「えぇ、すぐ戻るわ....心配かけたくないもの」
シャア「そんなに復讐者の自分が嫌かな?」
ミサト「!」
シャア「....」
ミサト「....あんたに何がわかんのよ」
ミサト「楽しく道化を演じて、へらへらと笑ってるだけのアンタに」
ミサト「私の何がわかるっていうのよ!」
シャア「.....」
ミサト「....私だって、自覚してるわよ」
ミサト「あの子たちを私の復讐に巻き込む気満々だった」
ミサト「でも、あんたらを見てると....自分が嫌になってくる...」
ミサト「私だってね...好きであの子たちを利用してるんじゃ...」
シャア「それは虫が良すぎるのではないかね?」
カランッ
ミサト「っ....!?」
シャア「過去に累積したその思いは本物だろう」
シャア「その思いのために彼らを利用しようとしたのも本当だ」
シャア「それでいて"好きで利用したわけではない"とは、無責任にもほどがある」
ミサト「......!」ギリッ
シャア「なるほど、復讐者にも指導者にもなれない、半端者になるだけだ」
パァンッ!!
ミサト「.....」ギリギリ
シャア「.....ふっ」ヒリヒリ
ミサト「さっきから聞いてりゃアンタ....アンタは私のなんなのよ!!」
ミサト「目の前で使徒に親を殺されて...私に何かを言える権利のある人なんて、いるわけないでしょ...!」
シャア「君は」
ミサト「」ビクッ
シャア「――――シャア・アズナブルという人のことを知っているかね?」
ミサト「....それはあんたのことでしょ...」
シャア「彼は両親を殺されている」
ミサト「!!」
シャア「権力に目のくらんだ人間によって殺され、自身もそれに虐げられてきた」
シャア「そして組織にたった一人で挑み、散っていったバカな男さ」
ミサト「....それがなんだってのよ、同じ境遇だからいうこと聞けって?」
シャア「今の私は楽しく道化を演じてヘラヘラと、子供たちの前で笑ってるだけの大人さ」
シャア「だが、私でもこうなれた」
ミサト「!」
シャア「....復讐者とは虫のいいものではない、様々な物を捨てて最後にこびりついてしまう黒い汚れのようなものさ」
シャア「君が復讐者のままでいたいというのなら止めはしない、だが私とアムロは子供たちの為に動く」
シャア「君が指導者になりたいならば、それも止めはしない」
シャア「だが、どちらも選ばずどっちつかずでいるつもりならば...君にはネルフを去ってもらう、私の出来る手全てを尽くしてでもな」
シャア「戦場で中途半端にぶら下がっている者を守っていられるほど子供たちは年を重ねていないのでね」
ミサト「...」
シャア「....心のままに動くといい、それが君にとっての最善だろう」
シャア「私は戻る」カランッ
ミサト「....」
ミサト「....そんなこといったって...どうすりゃいいのよ...」
ミサト「諦めろっての...?そんな安い覚悟で人なんか利用しないわよ...!」
カラカラカラッ
ミサト「!」
綾波カトル「...ミサトさん」
ミサト「あぁ、カトルちゃんか...大丈夫よ、すぐ戻るから」
綾波カトル「感情のままに行動するのは正しい人間の生き方、らしいよ」
ミサト「!」
綾波カトル「....心に耳を澄ませて、望んでいることを聞いてあげて」
綾波カトル「....皆と待ってますから」カラカラッ
ミサト「.....感情のままに...か.....」
ミサト「..........」
ミサト「はぁ、ほんっと....ニュータイプってずかずかと心に入り込んでくるのね」
ミサト(おかげで聞こえちゃったじゃない、心の声)
アムロ「....いいのか?」
シャア「すまないな、加持、君の役割を奪ってしまって」
加持「いいんですよ、あれは俺じゃあどうにもできなかった」
加持「悔しいですけどね」
シャア「....」
アムロ「加持、そろそろ自分を許してやってもいいんじゃないか?」
加持「許すも何も、俺は自分に対して何も怒っちゃいませんよ」
アムロ「枷はあるだろう」
加持「俺が背負うべきものです」
アムロ「.....頑固だな、お前も」
加持「じゃないと生きてこれませんでしたから」
アムロ「お前は少しシンジくんと話してみるといい、少なくとも悪い結果にはならんさ」
加持「随分買ってるんですね」
アムロ「弟分、だからな」
シャア「昔のお前そっくりだからな、シンジくんは」
加持「そうなんですかい?」
シャア「あぁ、色々とな」
アムロ「昔の話はしてくれるなよ...」
シャア「ふっ...」
ミサト「大した破壊力ね、さすがATフィールド」
マヤ「落下のエネルギーをも利用しています、使徒そのものがおっきな爆弾みたいなものですね」
リツコ「一発目は太平洋に大外れ、そこから二射三射と、誤差修正をしているわ」
ミサト「学習してる、ってことね」
日向「N2航空地雷も効果ありません」
青葉「以後、使徒の消息は不明です」
ミサト「来るわね、多分」
リツコ「次はここに、本体ごとね」
ミサト「その時は、第三芦ノ湖の誕生かしら?」
リツコ「富士五湖が一つになって太平洋と繋がるわ、本部ごとね」
――――――――
―――――
―――
リツコ「...やるの?本気で」
ミサト「えぇ、そうよ、これしかないと思うわ」
リツコ「あなたの勝手な判断でエヴァを8機も損失させる気?」
リツコ「勝算は0.00001、万に一つもないのよ」
ミサト「ゼロではないわ、それに今とれる手段もこれしかないわ」
リツコ「葛城三佐!」
ミサト「現責任者は私です」
ザアァァァァゴポポポ
ミサト「....やれることはやっておきたいの、多分、あの子たちもそうだと思うわ」
ミサト「使徒殲滅は、私たちの仕事です」
リツコ「私たちの?仕事?」
リツコ「あなたの我儘でしょう?それは」
ミサト「....どうかしらね」ニッ
霧島「えぇぇ!?手で、受け止めるんですか!?」
アムロ「意外といけるぞ」
シャア「コックピットでも行けるぞ」
シンジ「ごめんなさい、二人とも少しだけだ待っててくれませんか?」
ミサト「落下予測地点にエヴァを配置、ATフィールド最大であなたたちが直接使徒を受け止めるのよ」
アスカ「使徒がコースを大きく外れたら?」
ミサト「アウトね」
霧島「機体が耐えられなかった場合は?」
ミサト「その時もアウトよ」
シンジ「勝算は?」
ミサト「ぶっちゃけないわ」
一同「「「「.......」」」」
ミサト「ごめんなさい、他に作戦が無いの」
アスカ「これは作戦って言えないでしょ?」ジロ
ミサト「...ホント、言えないわね、だから辞退もできるわよ」
アスカ「....そこは素直にごめんなさいって謝っとくところよ」
シンジ「帰りにとっとこうよ」
綾波「ミサトさんのごめんなさいがご褒美は味気ないわ」
綾波カトル「何か奢ってほしいよね」
綾波サンク「....えぇ」
綾波シス「私パフェ食べたい!!」
霧島「私も食べたいスイーツあったのよね!」
ミサト「皆....いいのね?」
一同「「「「.....」」」」
ミサト「決まりでは遺書を書くことができるけど、どうする?」
シンジ「リレー形式にしようよ」
アスカ「良いわよ、あんた先頭ね」
シンジ「拝啓、この手紙、読んでいるあなたは」
アスカ「どこで何をしてるのだろうってバカ」
霧島「私たち14だよ」
綾波「誰にも話せない悩みの種、あるかしら?」
霧島「そんなにないよね...?私はシンジくんには全てをさらけ出したもん」
アスカ「やーらしー!」
霧島「ちょっ!そんなんでも....あるけど....」
アムロ「....たくましくなったな、君たちも」
ミサト「....えぇ、私も腹が決まったわ、終わったらみんなになんでも奢っちゃうわよ!」
―――――――逃げちゃダメだ
――――――逃げちゃダメだ
―――――逃げちゃダメだ
シンジ「――――そう、逃げる気はないよ」スゥ
キイイイィィィィィン.....
初号機「....」ガゴンッ
ゼロ波「碇くん」
シンジ「うん、ゼロシステムフル稼働、落下予測地点を完璧に割り出して」
シンジ「僕たちが先手を切るよ」
ゼロ波「えぇ、未来は見えているもの」
青葉「目標、最大望遠で確認!」
日向「距離!およそ2,5000!」
ミサト「おいでなすったわね....エヴァ全機、スタート位置」
シンジ『ミサトさん』
ミサト「何?シンジくん」
シンジ『落下予測地点をゼロシステムに送っておいてください、ゼロシステムをフル稼働して位置を割り出します』
ミサト「負担が大きいわよ」
シンジ『やれることはやっておきたいんです』
リツコ「....」
ミサト「....」フッ
ミサト「わかったわ、しっかり成功させて頂戴」
シンジ『了解』
ミサト『当てになるのはシンジ君のゼロシステムと弾道計算のみ』
ミサト『MAGIが距離10000の時点までは誘導するわ、以降は各自の判断よ』
ミサト『あなたたちに全て任せるわ...では、作戦開始』
シンジ「行くよ」
綾波「...」コクリ
霧島「うん」
ガシュウンッ!!
初号機「」キィイィィンズドドドドドドドッ
弐号機SⅡ「」ザシャッ!!ドドドドドドドドッ
OOエヴァ「」ドスンドスンドッドッドッドッ
四号機T「」ギィインッバシュゴォオオオオオオッ!!
0.0EVA-S改「」バシュゥッ!!ゴォオオオオッ!!
0.0EVA-ET「」ズドッ!!バシュゥウウウッ!!
0,0EVA-LMES「」キィィン!!ラァァァァァァ
ドズンドズンドズンドズンドズンッ!!
初号機「」バッ!!
シンジ(ゼロの予測は....!)ピキィンッ
初号機「」グンッ!!
ミサト『シンジくん!?どこに向かって――――』
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴパキィンッ!!
青葉「目標のATフィールド変質、軌道変わります!」
青葉「目標修正地点205!」
日向「目標!更に加速!!」
アスカ「何よ!!計算よりかなり早いじゃない!!!」
アスカ「ダメ!!私じゃ間に合わない!!」
綾波カトル「私も遠い...!!」
綾波サンク「私とシスならいけ....シンジくん!?」
シンジ「ミサトさん!!」ツウゥ
ミサト「緊急コース形成!605から675!!」
日向「はい!!!」
ガションガションガションガションッ!!!
ガンガンガンガンガンガンッ!!
ミサト「次!!1072から1078!スタンバイ!!」
ギュォーンギュォーンギュォーンギュォーンッ
初号機「」ドッドッドッドッバシュゥウッ!!
バシュンッバシュンッバシュンッバシュンッ!!
ズドォンッ!!ギュォオオオオオッ!!
シンジ「く、ぉおおおおおおお....!!!」
シンジ「エヴァンゲリオンッ!!!」グワッ!!キィイインッ
ゼロ波「ゼロシステム、フル稼働!!」
初号機「ウオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」グォオオオオオオッ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴヒュバァァァァァアアアアッ!!!!
マヤ「加速度!!エヴァの推定限界速度を突破!!」
リツコ「ソニックブームまで...!」
キュォオオ.......ン.....
サハクィエル「ォオオオオオオオオオオオオオオンッ」ゴォオオオオオオオッ
ズザザザザザザザザザァァアアアァッ!!
シンジ「ATフィールド....全ッ開ッ!!!」ピキィィインッ!!
ゼロ波「ゼロシステムフル稼働、パイロットの補助を開始」キイィンッ
初号機からあふれる緑色の光、そして発生する衝撃波
パキィイイイイイインッ!!!!
巨大なATフィールドが使徒を受け止める
それと同時に使徒の中心部から合われる人の上半身のような姿の使徒本体
初号機「」ギギギギギギギギ
サハクィエル「ウオォォ!!」ズズズッ!!
ATフィールドを貫通し、手を組みあう
瞬間、何かを破るような軋み上げる音が鳴り、使徒の腕が変化する
槍のように変化したそれが初号機の掌を貫いた
シンジ「あぐうぅぅ...ぅぐ....!!」ギンッ!
サイコフレームの光とATフィールドで使徒を押し返さんとする初号機
両腕の筋肉からも大量の血が噴き出している
歌うような音が響くと共に初号機が更にめり込み始める
初号機の両腕の筋肉はこれでもかと膨張し、大量の血を流しながら使徒を受け止める
霧島「シンジくん!!」
綾波「マナさん、コアを!!」
霧島「りょぉうかい!!!やぁあああれぇえええ!!!!!」ガゴンッ!!
ATフィールドをトライデントネイルで切り裂き、そのまま返す手でコアを貫かんとする
瞬間高速で輪の上を滑り始めるコア
霧島「うぅそ!?くっちょこまかとっ...!」
唐突に輪のレール上に起こる連続爆発、コアが一瞬停止する
視線を向ければ円環状に配置されたファンネルの一斉射撃がコアの移動を止めたらしい
遠くの方でこちらに向かって飛びながら向かってくる0.0EVA-LMES
瞬間、両手でコアをキャッチし、移動を抑え込むOOエヴァ
歌うような音と共に使徒が加速し、初号機を押しつぶしにかかる
シンジ「ぐぁあああっ...!!マナ、早”ぐッ”っ”!!」ギギギギ
綾波「ぐうぅぅ...!!!」ギギギギッ
霧島「やれっ!!やれっ!!!やれぇえええぁああああああああああ!!!!!!!!!!!!」ガゴンッ!!
両手のネイルをコアに突き刺す四号機
そのまま両手を横に開くように動かしてコアを無理矢理引き裂いた
瞬間、痙攣したように一瞬こわばる使徒
踊るように立っていた繊毛じみた部位が垂れさがり、その場の三機の上に覆いかぶさった
そして、形象崩壊を起こして使徒の体が紅い液体へと変化していく
シンジ「か、勝った....」
霧島「危なかった...レイ、ありがと...」
初号機「」ギュウゥゥン
四号機T「」ギュウゥゥン
綾波「えぇ、お疲れさま」
動力が切れてその場にうなだれる初号機と四号機を抱えるOOエヴァ
そして場に響く骨のなるような音
綾波「!?....まさか...ミサトさん!」
ミサト「そんな....!?」
日向「ぱ、パターン青、消失していません!!」
青葉「第13使徒、形状が変化します!!!」
同時に、それが羽ばたき始める
項垂れたエヴァ二機を抱えたOOエヴァはそれと対峙する
それはいうなれば羽毛の生えた鳥のような竜、と言えるものだった
サハクィエル第二形態「ラァァァァァ」
歌うような声を上げると、周囲の色彩が一瞬変化し、ねじれ狂う
瞬間、地面が跳ね上がるように振動し、エヴァ三機を跳ね上げた
同時に空気が振動し、跳ね上がったエヴァ三機が同時に地面に叩き付けられる
綾波「っぐぅう!?」
ミサト「何!?あの攻撃は....!?」
日向「一切不明!!物理法則を無視しています!!」
青葉「周囲の空間に対する異常な力場を確認!重力やその他既存の力場が捻じれています!!」
リツコ「その場の法則を出鱈目にゆがめてしまうことで疑似的な因果の超越を行っているのかもしれないわ」
ミサト「そんな...!だったらあの使徒には――――」
リツコ「――――えぇ」
―――――――――――人類の力、つまりエヴァでは勝てないわ
つづく
出現ではなく進化を以てエヴァと渡り合う使徒
法則を捻じ曲げ空を舞う怪鳥にとって、エヴァとの戦闘は遊びですらなかった
全てのエヴァが葬られるとき、終わりのエヴァが虚無を引きずり出す
次回
あ
る 第十二話
は
ず
の
"無"い初号機
エヴァ8機を維持出来る金や人員あるのか?
>>383 宇宙世紀とか言ってバカみたいに人型兵器配備しまくってたのにセカンドインパクトの結果MS関連の技術が失伝した世界だから割と建造費とかは通常のエヴァの世界より安く済んでるよ、あと大きさも40mくらいで劇場版の徒も違うからね
人員については描写するのが面倒なだけで結構いるよ、必要になったらアストナージあたりでも生やすよ
そういやここって画像貼れるのかな、誰かやり方わかる人おったら教えてほしい
chmate等々大抵の専用ブラウザなら画像アップロードする機能あると思う
専ブラ使わないんならimgurでアップロードしてURL自分で作ってここにそのURL貼るしかたぶん無い
画像が消えてふて寝してた
とりあえず投下始める
リツコ「現在の可動可能戦力は!?」
マヤ「0.0ETとOOエヴァのみです!!」
青葉「次元断裂発生!虚無空間発生します!!」
リツコ『レイ、その場から全力で退避なさい』
リツコ『絶対にその黒色の溝に触れてはダメよ!!』
綾波「了解...この黒い渦はなんですか」
リツコ『時空が断裂したことによる存在の裂け目...疑似的なブラックホールと思えばいいわ』
リツコ『触れれば物理的な耐久を一切無視して文字通りに削れるわ』
綾波「....とても危ないですね」
四号機と初号機を担いで走り出すOOエヴァ
それを追い始める第13使徒
顔の部分に歪んだ光の玉が集まりながら湾曲する
マヤ『周囲の光が湾曲していきます!!』
リツコ『まさか...レイ!!避けて!!』
綾波「!!」
OOエヴァ「」ガシャッ
GNドライブのついた武器ラックを前面に展開し粒子で防壁を貼る
瞬間、粒子をかき分けて収束された光がOOエヴァの左足を貫通する
光が消え去り一瞬遅れて足から血が噴き出す
綾波「あぐぅうう!!!」
リツコ『レイ!!』
アムロ『アンビリカルケーブル射出、早くしろ!!』
リツコ『アムロ大尉!?』
セイラ『アンビリカルケーブル射出!!』
ガシュッ!!!
OOエヴァ「」ガチンッガチンッ
初号機「」ブゥンッ
四号機「」ブゥンッ
シンジ「撤退するよ綾波!!マナ!!」
霧島「わかっ...た!!」ガシャッ!!
四号機「」ガシッ!ブンッッッ!!
初号機「」ババババババババババッ!!
四号機が第13使徒に投げつけた魚雷に初号機がバルカンを放って炸裂させる
空中で発生する凄まじい衝撃と熱量
霧島「今っ...立てる?」
綾波「ありがとう...ぁぐ...!」
OOエヴァをお姫様抱っこして走り出す四号機
殿となって使徒を睨み付ける初号機
マナ『....!? 空間温度が上昇!!』
リツコ『何が――――使徒の攻撃!?』
その場が閃光に満たされる
瞬間、空に向かって十時の赤い光が放たれる
凄まじい振動に襲われるネルフ本部
大きく吹き飛ばされて無事だったビルを巻き込みながら転がる三機
切断され接続部のみが背中に残ったアンビリカルケーブルをパージして起き上がる四号機と初号機
ミサト「っく....被害は!?」揺れの衝撃で頭部をぶつけたらしく血を流している
日向「....」
ミサト「報告、早く!!」
日向「....第三新東京市の4割が、今の攻撃で消し飛びました...」
リツコ「なっ...!?」
ミサト「そんな....」
日向「....!ひ、被害データ、修正します」
日向「第三新東京市の....6割が、消し飛んでいるようです...!」
シンジ「火力が...でたらめすぎる...!」
ミサト『....逃げなさい、皆』
リツコ『ミサト...!?』
シンジ「ミサトさん!?」
ミサト『あの使徒の破壊力を見たでしょう、もうエヴァでは勝利することはできない』
ミサト『でも、エヴァに乗っているあなたたちなら生き残れるかもしれない』
ミサト『サードインパクトが起こる前に、できるだけここから遠くへ行くのよ、早く!!』
シンジ「嫌です!!」
ミサト「シンジくん!!!」
シンジ「嫌です!!!!」
シンジ「逃げる気はありません!!!」
第13使徒「ラアァァァァ」
マヤ『光の屈折現象開始!使徒周囲の温度が上昇していきます!!』
日向『さっきの攻撃二つを合わせる気か!?』
リツコ『あの使徒に不可能はないの!?でたらめすぎる!!』
マリイ『....!シンジさん、信じますよ!!』ガシャッ!!
エヴァ初号機の真横に現れる巨大なバスターマグナム、ヤシマ作戦時のものよりも巨大化している
リツコ『マリイ!?』
シンジ「マリイ、これは!?」
マリイ『試作武装、バスターインパクトマグナムですわ!!』
マリイ『第三使徒出現直後から作られ、今の今まで電力を蓄え続けてきた強力な一品ですわ!!』
マリイ『その威力は...日本の全電力によって得られる威力を超えていますわ!!』
マリイ『あなたに、未来を託しますわ!!』
ガシッ!!
初号機「」ガシャコンッ!!
第13使徒「ラァアアアッラァアアアアアアアアアアッ」声のトーンが上がる
シンジ「コアを撃ち抜く...エネルギー充填率70、80、90...!」pipipi
ゼロ波「あなたは死なないわ、私が守るもの」キイィンッ
シンジ「エネルギー充填率100%、ターゲット、多重ロック...全ての動きを、超える!!」
シンジ・ゼロ波「「行けぇええええええっ!!!!」」カチッ
第13使徒「ラァアアアアアア!!!」カッ
街の上空で凄まじい熱同士がぶつかり合う
光同士がぶつかり合い、その周辺の建物が熱で焼失する
それから数瞬遅れて更に広い範囲の建造物が溶け始める
シンジ「くうぅぅ...!!」
初号機「」ギギギギギッ
負荷に耐えきれなくなったアタッチメントが弾けて風圧で後ろに転がる
ダメージで耐えきれなくなった両腕がみしみしと音を立てて縮み、そしてその分だけ骨が飛び出る
シンジ「ぐぁああああっ!!ぐぅうう...うわぁああああ!!!!」ギギギギ
ゼロ波「碇くん!!」
シンジ「まだ、行ける...!いいや、まだ行く!!!行けるだろ、初号機!!!」
初号機「うぉおおおおおおおおおおおお!!!」キイィィン
緑色の光があふれだし、それがバスターインパクトマグナムに収束し出力が上昇する
徐々に第13使徒の攻撃を押し返し始める
リツコ『エヴァが...シンジくんに共鳴している...!?』
マヤ『シンクロ率上昇!!エネルギーが増幅されていきます!!』
ミサト『これなら...行けるかもしれない...!』
アムロ『....』
シンジ「初号機ぃいぃいいいいいいい!!!!!!!!!!!!」カッ!!
初号機「ぉおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」ゴゥッ!!
第13使徒「!!」
出力が大きく上昇したビームが使徒の攻撃を押し返しそのまま命中せんと迫る
空間を揺るがすエネルギー同士が空でうねる
世界が揺れ、空間が悲鳴を上げる
シンジ「いぃいいいいいいいいいいけぇええええええ!!!」
緊張の面持ちで勝負の行く末を見守るネルフ一同
そして――――――――――――
第13使徒「!」カッ
シンジ「!?」
一瞬で押し返されて圧倒的熱量が着弾する初号機
吹き飛ぶことすらできずにエネルギーの塊に地面に押し付けられた
そして着弾地点が爆裂する
その爆裂が収まり、できたクレーター、その中心点に焼けて焦げた初号機が倒れていた
両腕両足がひしゃげて曲がり、破損した頭部から脳に似た臓器や眼球が飛び出ている
焼けて裂けた腹部からも所々炭化した内臓が飛び出ている、蒸発した液体がその場に赤い霧を発している
第13使徒「ラアァァァ」
そんな初号機に目を向けることもなく空中を優雅に舞う第13使徒
マヤ「―――――パイロット、生死不明....観測不能です...!」
ミサト「....あの攻撃すら、あの使徒にとっては遊びでしかないの...!?」
ゲンドウ「―――――シンジ!!」ガシュッ
冬月「....」
ミサト「...司令、副指令...」
ゲンドウ「シンジは、シンジは無事なのか!?」ミサトにつかみかかる
ミサト「....」静かに首を振る
ゲンドウ「....シンジ....」その場に頽れる
ゲンドウ「....ダメだシンジ...私を置いていくな....!」グッ
冬月「....ジャミングで会話はできなかったが、戦いのデータはこちらからも見れていた」
冬月「...最強の攻撃タイプ、だな....」
ミサト「....もう、我々に残された手立ては...」
霧島「まだ、終わってませんよ」ガシュッ
アスカ「シンジの救出...は、使徒を倒してからじゃないと無理よね」ガシャッ
綾波「碇くんは死なないわ、絶対...約束したもの、私も彼も死なないって」ガシャッ
綾波カトル「第五使徒との戦いで、だよね...僕も、碇くんと約束がしたい」
綾波サンク「...私はまだ泳ぎを教えてもらってない」
綾波シス「パフェを一緒に食べてないもん」
綾波サンク「....そんな約束、してたっけ」
綾波シス「勝手に約束したもーん!」ガシャッ
綾波サンク「....それは、ずるいな...」ガシャッ
綾波カトル「....じゃあ、私もデートの約束を勝手にしよ」ガシャッ
ミサト「あんたたち...」
アスカ『シンジは最後まであきらめなかったわ、だから私も諦めない』
ミサト「....シンジは負けず嫌いだもんね」
霧島『あそこまで諦めない姿見せられると、私も死ぬ気で生きてシンジくんを守りたくなっちゃいます、だから戦ってみます』
ミサト「....惚れ直したのね、恋があなたの原動力なのかしら、羨ましいわ」
綾波『碇くんはずっと、皆の力を借りながら戦ってきた、最後まで手を貸してあげたいです』
ミサト「...レイがそこまで言うだなんて思わなかったわ、私驚いちゃった」
綾波カトル『私が私に産まれたのは彼のおかげなんだ、だから彼の中の何かになりたいんだ』
ミサト「,,,,重たい感情、でも、あなたの心がそうやって叫んでいるのね、私にも少しだけわかるわ」
綾波サンク『...全部の思いはわからないけど、私はドゥの想いがわかる、思いじゃない、想いが胸の中にある』
ミサト「それが、あなたたちの原動力、きっと心の向こう側にある力なのよ」
綾波シス『私は碇くんが大好きで、だから助けるよ、絶対に』
ミサト「ふふ、まっすぐね....そうね、ここまで来たらまっすぐでも、いいのかもしれないわ」
マリイ「ミサトさん、私も皆に、仲間に賭けたいですわ...そうやってここまで来たんですもの」
ミサト「.....そうね、なら、私も作戦指揮官として、そして大人としてあなたたちに、子供たちに命令を下します」
ミサト「心のままにやりなさい、その尻拭いは、私たち大人がやるわ!!」
チルドレンたち『「了解!!!!」』
霧島「四号機ィ!!!行くよ!!!!」ガシャッ!!キュワンッキュワンッ!!
四号機「!!!」キイィンッ!!バシュウゥン!!
第13使徒「!!」
四号機が両腕を突き出すとそこからレーザーが放たれる
それを第13使徒が避けた瞬間周囲をファンネルが囲い逃げられないようにビームが掃射され続ける
綾波シス「今!!」
四号機、装甲をパージした0.0EVA-S改、弐号機が肉薄する
0.0EVA-S改「」ブンッ!!
0.0EVA-ET「」ガシャッドギュゥウウンッ!!
S改が片方のヒートショーテルを投げつけ、同時にETがビームキャノンを発射する
それらはATフィールドによって阻まれるが、その隙に近づいた弐号機とOOエヴァがATフィールドを中和して引き裂く
そしてついに、第13使徒を捕まえた
アスカ「こんのぉおおおおおおお!!!!!!!!!!」
綾波「そのまま....落ちて!!!!!!!!」
GN粒子で使徒の行動を阻害すると同時に弐号機が"成長"し腕部が化け物のように肥大化、爪が鋭くなり食い込む
そのまま首をねじ切ろうとエヴァ二機がかりで力を籠める
瞬間、使徒の体の中央部分にサハクィエルのような眼と似た文様が現れ、翼が虹色に輝き始める
アスカ「これは――――」
アスカが反応するより一瞬早く、使徒は急加速して地面に着弾する
熱衝撃によってクレーターと化していた第三新東京市のクレーターが更に砕ける
そしてエヴァ二機を伴ってついにジオフロント前まで落下してきた
そのままジオフロントにエヴァ二機諸共着弾する使徒
地表が衝撃を殺したのかまだジオフロントも大きなダメージは受けていない
それを追ってS改に捕まった四号機とET、LMESがブーストをふかして降りてくる
瞬間、使徒が体を震わせながら目を光らせると、おりてきた四機に向かって光を放つ
それを紙一重でばらばらに避ける四機
瞬間、二枚の翼が槍のように鋭く高質化し、ETとLMESを貫く
綾波シス「くぁあっ!!」
綾波サンク「あぐぅ!!」
地面に縫い留められた二機、ファンネルが厄介と判断されたのか使徒はLMESにもう一本を突き刺そうと翼を突き出す
それに割って入って翼を逸らしつつ防御するカトル
翼を掴んで動きを止めようとする三機、同時に
アスカ「指向性強制成長コード発令、ザ・ビースト....!」
綾波「システム解凍、トランザム...!!」
拘束具からロッドがはみ出し獣のように変化する二号機と、機体が紅く光り出すOOエヴァ
一瞬の隙を突いて切札を発動した二人は、そのままさきほど締め上げた時に発見した胴体のコアに向かって攻撃を放つ
それを阻むATフィールド
綾波「と、ど、けぇえええええええ!!!!!!」
GN粒子がATフィールドの表面を走る、すると
まるで薄い油の幕が液体に沈み込んで破れるにATフィールドが裂ける
そこに体を滑り込ませてコアを握りつぶさんと迫る弐号機
第13使徒「」カッ!!
アスカ「予兆が見て取れるっちゅうのぉおおおおおお!!!!!」
弐号機「うぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
レーザーを放とうと目を光らせた使徒の顔をアッパーカットで逸らすアスカ
ジオフロントの天井が爆裂し、ビルがそのまま落下してくる
それを意に介さずコアを握りつぶそうと力を籠める弐号機
アスカ「マナ!!!」
マナ「うぉおおりゃぁあああああああ!!!!!!!!!」
四号機「ぐぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」ドズゥッ!!
コアを使徒諸共貫く
ぴしり、とひび割れるコア
第13使徒「」
第13使徒「ギャァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
絶叫と共に顔面の形状がぐねぐねと変化する
そして
本当のコアが頭部から露出した
アスカ(船で戦った奴と同――――――――)
ガギュンッ!!!!!と音を立てて増えた翼が付近の四号機、OOエヴァ、四号機を貫いた
ミサト「そん、な――――――」
アムロ「....全滅か....!」
ゲンドウ「っ....!!」ギリッ
シャア「.....アムロ」
アムロ「なんだ、シャア...今はどうするかを考えねば...」
シャア「私は霧島マナを買っているのだよ」
アムロ「こんな時に何を...」
シャア「彼女はシンジくんとよく似ている、どんなに踏みつけても倒れんよ」
アムロ「....!」ピキィンッ
アムロ「....それは、レイもだ、彼女は意外に頑固さ」
ミサト「何を言ってるの二人とも...!?」
アムロ「戦いはまだ、終わってないということだ」
綾波「動いて、零号機...!私には、守りたい世界が...あるの!!!!」キラキラバシュゥーンッ!!
霧島「出ろぉおおおおおおっ!!!フォウチュゥウウウウウウウウウンッッ!!!!」
OOエヴァ「!!」トランザム延長
フォウチュン「うぉおおおおおおおおお!!!!!!」カタパルトを突き破って出現
第13使徒「!?」
フォウチュン「ぐぉおお!!!」ガゴォンッ!!
ATフィールドを無視して死神の背骨で殴り抜ける
同時にOOエヴァがヒートショーテルを拾って顔面に突き立てんとする
しかし向き直った使徒のコアが光り、突き立てる一瞬でOOエヴァに光が放たれて後退する
フォウチュン『戦う意思はできたか』
霧島「とっくに出来てた、でも...今の私は、何が何でも勝って生き抜く覚悟で戦ってるよ」
フォウチュン『いいだろう、その意思の元に、終わらせてやろう』
霧島「えぇ!やつの横暴を終わらせるわよ!!」フォウチュンの手のひらに乗る
フォウチュンが背中のエントリープラグに霧島を乗せる
それに並び立つOOエヴァ
流石に危険を感じ始めたのか、威嚇を始める第13号機
霧島「フォウチュン!!!」キュワンキュワンッ
フォウチュン「!!」ドギュゥウウンッ!!!
死神の背骨から弾丸が放たれる
それに対して使徒が体を震わせると、黒色の裂け目が現れる
それが弾丸を飲み込むと同時に死神の背骨を捨てたフォウチュンが使徒の前に接敵
迎撃に来た二つの翼を両手でつかんで組み合うようにして押さえつける
霧島「くぅうううううう!!!レイ!!!」
綾波「今!!!」
使徒の首をわきに抱えるようにしてOOエヴァが捕まえる
そしてコアをヒートショーテルで叩き切ろうと振り下ろす
それに対してコアが光るとヒートショーテルがビームに弾かれた
レイは一瞬そっちを見てから、改めて首をわきに抱えたままコアを両手でつかむ
そして握りつぶそうと力を籠め始めた
第13号機「ギャァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
もがく力が強くなる、それを上から押さえつけんとするフォウチュン
コアを握りつぶそうとして筋肉が盛り上がるOOエヴァ
綾波「ん、ふ、ぎぃいいいいいいいい!!!!!!!」
霧島「うぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
ビシリッ!!!!
ピーッ
OOエヴァ「」ガクゥン
綾波「そんな!?」
トランザムの時間切れで活動時間が途切れてその場にうなだれるOOエヴァ
それと同時に使徒は頭を振るってOOエヴァを空へと吹き飛ばす
そしてフォウチュンに対して巻き付くと、コアを連続で光らせてフォウチュンを攻撃した
光るたびに血と肉が裂けて装甲が空中へと飛び出す
無線を通して響き続けるマナの絶叫
こちらの操作を受け付けずシンクロをカットすることもできない
霧島「ぎゃぁああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」」
ミサト「マナ!!」
リツコ「シンクロ率カット、まだできないの!?」
マヤ「全身号拒絶!!まったく操作できません!!」
リツコ「マナ...!!」ギリッ
アムロ「っ....MSでもあれば...!」
ゲンドウ「無駄だ、MSでは勝てん」
アムロ「ゲンドウ...!」
ゲンドウ「それにMSがあれば、私が真っ先に出ているさ...!」ギリッ
アムロ「....白き流星なんて呼ばれたって、子供たちを救うことすら満足にできやしない...!」ギリッ
フォウチュン「」ボロ...
第13使徒「」ポイッ
フォウチュン「」ズズゥンッ
マヤ「....第13使徒、こちらに接近します」
ゲンドウ「総員退避、全速力でシェルターを目指せ」
リツコ「司令は...どうなさるのです...?」
ゲンドウ「最後までチルドレンたちの救助を行う」
ミサト「....ならば、私たちはここを離れるわけにはいきません」
ゲンドウ「司令命令だ」
ミサト「作戦指揮は私です、司令であろうとも作戦に従ってもらいます」
リツコ「無茶苦茶よミサト!!」
ミサト「無茶苦茶で結構...でもね、これ以上かっこ悪い大人になんて、なりたくないのよ...!」ギリッ
アムロ「....シンジくん...!」
シャア「....!」
宇宙にて
νガンダム「」カッ
サザビー「」ブゥンッ
フォウチュン『まさか、私がこの手を使わねばならんとはな』
霧島「....フォウ....チュン?何を....?」
フォウチュン『私は終わりを呼ぶもの、終わらせる者、初まりのエヴァとは対極に位置する』
フォウチュン『だが、同時に初まりの者は全ての終わりの鍵でもあった』
フォウチュン『故に私はこの世界を終わらせるに能わず、奴の存在故に、いや、奴の中にある可能性の力故に、私は己の役目を果たせずにいるのだ』
フォウチュン『忌々しいが、奴の中の虚無を引きずり出し、あの使徒に引き合わせる』キイィンッ
四号機「」ずるっとコアが引きずり出される
OOエヴァ「」GNドライブが一機はがれてコアへと変化する
フォウチュン『オブジェよ、忌々しき力を引きずり出せ』
コアがジオフロントの天井を突き抜ける
そして、黒焦げになった状態で動き出し天に手を掲げていた初号機へと吸収された
シンジ「....ん....ここ、は....」
ユイ「シンジ」
シンジ「......懐かしい、匂いがする...とても安心する」
紅い目の少女「....こっちだよ」
シンジ「.....眠いんだ、少しだけ、寝かせてよ」
ユイ「シンジ、行きなさい」
シンジ「....少しだけでいいんだ、寝かせてほしい...」
ユイ「あなたを呼んでる人たちがいるわ、そして、あなたでなければ救えない人も」
シンジ「...僕を、呼んでる人達....」
シンジ「......」ムクリ
ユイ「,,,,行きなさい、そして、生きなさいシンジ」
ユイ「あの人によろしくって、皆の事をお願いって」
ユイ「私の事を引きずったら、許さないって言って」
シンジ「....うん、父さんには行っておくよ」
シンジ「また、来るから...いつでも、会いに行けるから」
シンジ「...行こう、綾波」
紅い目の少女「うぅん、碇くん」
紅い目の少女「ここにいるよ」
シンジ「...そっか、そうだね、ここに、いるんだね、僕も、皆も、母さんも」
シンジ「初号機も....ううん」
拘束具を破砕して本来の姿を取り戻していく初号機
傷を修復して立ち上がりながら、頭部に光の輪を生み出す
その姿はセカンドインパクトのオレンジ色の巨人と同じようで、
――――――唐突に姿を変えた拘束具がそれを新たな姿へと押しとどめていく
本能を、理性という鎖が縛りつけることで人となるように
そのエヴァも露出した本能に対して押さえつける鎖を変えることで姿を変化させた
シンジ「君も、名前を変えながら、いつも一緒にいたんだね」
シンジ「――――――エヴァ無号機」
無号機「」ブゥンッ
ジオフロント内に突入する無号機
第13使徒と対峙する
にらみ合うようにして出方をうかがう無号機に対して、第13使徒はコアを光らせた
シンジ(この使徒は攻撃の前に必ず予兆を見せる....!)ガコンッ
無号機「」ブンッ!
無号機が腕を前に突き出すと緑色の光が使徒を束縛する
瞬間、目を覆っているカバーが欠け、片眼が見える
その片目が見開かれたと同時に無号機が使徒を握りこむように手を握ると
ATフィールドが相手の周囲で発生して収束するように衝撃を発生、叩き潰す
第13使徒「ギャァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
リツコ『あの出力は....何!?』
ミサト『あのエヴァは何なのリツコ!フォウチュンと同じ隠し玉!?』
ゲンドウ『....いや、あんなエヴァは存在しない』
ミサト『...え?』
リツコ『この世界に置いてあんな制度のエヴァを建造できるのはネルフ関係だけ...だけど』
リツコ『どこにもあんなエヴァを製造した記録はないのよ、つまり――――』
ゲンドウ『あれは"あるはずの無いエヴァ"...いわばエヴァンゲリオン無号機、というべきものだ』
リツコ『無号機....』
アムロ『....シャア、感じたか?』
シャア『...あぁ、懐かしい感覚がした』
アムロ『....まさかνガンダムとサザビーが力を貸してくれたのか...?』
シャア『....決着がつく』
無号機「....!」ガシャンッガシャンッガシャンッガシャンッ
早歩きで使徒に接敵し、帳を払うようにしてATフィールドを簡単に引き裂く
そして空に逃げようとする13使徒のしっぽを掴んで引きずり込むとコアを両手でつかみ力を込めた
ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ.....ボキンッ!!
首諸共使徒のコアが割れて砕け散る
すると、今度こそ使徒の肉体は赤色の液体となって形象崩壊した
あっけなく足元を流れる液体に目もくれず、全てのエヴァが破損した中で無号機はただ空に向かって咆哮を上げる
無号機「ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
無号機疑似シン化第一形態「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
初号機疑似シン化第一形態「ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
初号機「ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
ミサト『エヴァが――――変化してる...?』
リツコ『拘束具によって人の形に留められていたエヴァ、それが拘束具の力を利用することで存在そのものを変化させたの...?』
リツコ『ならば、だとすれば、使徒を模して造られたエヴァは...ついに人の力を得てしまったというの...?それは...』
もはや、禁断の領域に―――――――――――――
つづく
次回予告
シミュレーションプラグ実験中に起こった事件
次々と侵されていくチルドレンたちのパソコンの中のマル秘データ
ついに(性癖の)自爆決議を迫られるネルフ一同
次回
使
徒
、
売るよ!
この次も、サービスサービスぅ!!
今日は展開が浮かばないのでお休み
よし、投下始める
使
徒 第十三話
、
売るよ!
オペレーター『MAGIシステム、三基とも自己診断モードに入りました』
マヤ『第127次定期健診、異常なし!』
リツコ『了解、お疲れさま!皆、テスト開始まで休んで頂戴』
リツコ「異常なし、か...」
リツコ「母さんは今日も元気なのに、あたしはただ年を取るだけなのかしらね...」
リツコ「あら、シンジくん」
シンジ「あ、リツコさん、お疲れ様です」
リツコ「ありがとう...それで、どうしたの?テストまでまだ時間はあるけれど」
シンジ「皆さんメンテナンスでお疲れだろうなって思って、お弁当作って来たんですけど...」
リツコ「こんなに沢山...ありがとうシンジくん、皆にも配ってくるわ」
シンジ「はい」
リツコ「何かお礼をしないとね....そうだ、ケーキでもどうかしら?」
シンジ「いいんですか?なら是非」
リツコ「えぇ、指令室でもいいかしら?」
シンジ「はい!あ、お弁当運んじゃいましょうか、んしょっと」
リツコ「私も半分持つわ」
シンジ「ありがとうございます!」
シンジ「あれ、なんかシミがありますね」
リツコ「ここは使徒が来襲してから建てられたB棟なのよ、工事がずさんなのよね」
シンジ「へぇー、皆大変なんですね...」
リツコ「えぇ、はやく使徒がいなくなるといいわね」
シンジ「頑張ります」
リツコ「無茶はしない程度にね」
イロウル(オベントウ....オイシソウダナァ...)ジュルリ
イロウル(オクチナイヤ、ドッカデソレッポイモノサガシテシンカシヨット)ソソクサ
リツコ「皆ー、シンジくんがお弁当作ってきてくれたわよ」
オペレーター一同「「「ウオォォオオオオオオオオオ!!!!!」」」ドッ
シンジ「うわスゴイ熱量」
リツコ「それだけあなたの料理はおいしいってことよ、皆に配っていくわね」
ビーッビーッビーッビーッ
リツコ「どうしたの!?」
オペレーターA『シグマユニットBフロアに汚染区域が発生!』
オペレーターB「第87タンパク壁が劣化、発熱しています!」
セイラ「第6パイプにも異常が発生していてよ」
マヤ「タンパク壁の侵食部が増殖していきます、爆発的スピードです!」
リツコ「実験中止!第6パイプを緊急閉鎖!」
マヤ「はい!」ピッ
ギュイイイイイイイイインッ
セイラ「60、39、38閉鎖完了よ」
オペレーターB「6-42に侵食発生!」
マヤ「ダメです、侵食は壁伝いに進行しています!」
冬月「何事かね!?」カシューッ
リツコ「パターン青...使徒に侵入されたようです」
冬月「使徒の侵入を許したのか...えぇい、セントラルドグマを物理閉鎖、シグマユニットと隔離しろ!」
日向「汚染区域、更に下降しています!」
冬月「汚染はシグマユニットまでで抑えるぞ、エヴァは?」
日向「第7ケイジにて待機、現状パイロットは全員施設内ですが...」
ゲンドウ「今号令が降せるのはシンジだけ、か...」
シンジ「父さん」
ゲンドウ「ダメだ」
シンジ「まだ何も言ってないよ」
ゲンドウ「パイロット全員を保護する、と言いたいのだろう、まだダメだ」
シンジ「でも!!」
ゲンドウ「エヴァのパイロットを余計な危険にさらすわけにはいかん、状況が整うまで待て」
シンジ「....っ」
ゲンドウ「エヴァは全機地上に射出しろ、使徒に汚染されるわけにはいかん、急げ!」
日向「りょ、了解!エヴァ、各自射出します」
オペレーター『セントラルドグマ完全閉鎖、大深度施設は侵食物に占拠されました』
日向「各フロアの障壁とドアがロックされました、エヴァパイロットたちがそれぞれ待機している部屋も同様です!」
青葉「外套フロアのカメラ等もハッキングされました、映像状況は判別不能です」
冬月「生命維持システム当はどうだ?」
青葉「それらのシステムは侵食前に管理権限をこちらに移したので大丈夫です」
マヤ「障壁も一つずつこちらからハッキングしてロックを解除することができそうです」
リツコ「一斉解除は?」
マヤ「ダメです、権限を奪取されるばかりか妨害を受けてます」
リツコ「....そう」
ゲンドウ「シンジ」
シンジ「....なんだよ父さん」
ゲンドウ「行け、エヴァパイロット全員の安全を確認し、全員を伴って帰還しろ」
シンジ「父さん...」
ゲンドウ「全職員はシンジのバックアップだ...行けるな?シンジ」
シンジ「うん!行ってくるよ!!」
リツコ「攻撃の気配はありません、相手の目的はあくまで情報、だと思われます」
冬月「情報か...」
ゲンドウ「...使徒が人間を知ろうとしているのか...?」
リツコ「...だとしたら、どうなるのでしょうか、やつらは」
ゲンドウ「わからん...全てはシナリオを超えている」
冬月「使徒の撃滅を急がねばならんな」
青葉「このコードは...やばい!」
青葉「MAGIに侵入するつもりです!!」
リツコ「っ...!」
ゲンドウ「I/Oシステムをダウンしろ!」
ガシュッガシュッ
青葉「カウント、どうぞ!」
日向「3...2...1!!」
ガチャンッ
日向・青葉「「...!?」」
日向「電源が切れません!!」
青葉「っ...!」カタタタッ
マヤ「使徒、更に侵入!!メルキオールに接触しました!!」
マヤ「ダメです!!使徒に乗っ取られます!!」
キラ「マヤさん!!」
マヤ「キラくん!?」
キラ「僕も手伝います」
ゲンドウ「頼む」
キラ「はい!....メルキオールに疑似エントリー、ファイアウォール展開...」
キラ「防壁展開、侵入パターンは...相手に同時にハッキングを仕掛けて対応する、自身へのハッキングに対策している間に...」
キラ「逆探知...敵の場所は...ネルフ本部?...侵入経路をかく乱させる、その上で...!」カタタタタッ
マヤ「すごい...使徒とまったく同じスピードで対抗策を打ち出してる....!」
キラ「マヤさん手伝って!!」
マヤ「えっ!?」
キラ「あなたならできる!」
マヤ「っ...わ、私よりもリツコさんの方が...!」
キラ「マヤさんにできないことをリツコさんはできるかもしれない、でも、リツコさんにできないことも、マヤさんはできるんだ!」
マヤ「....わかった、やってみるわ」カタカタ
キラ「使徒のスピードが予想以上に速い...!」
マヤ「使徒へのハッキング、私がやる」
キラ「...任せます!」
マヤ「ハッキング経路の妨害、そこから逆ハックを仕掛けて情報処理を遅らせる...それに対する逆ハックは既にハッキングされてる機材へ流して」カタカタ
マヤ「疑似回線構築、識別コードのかく乱で自分自身をハッキングするように仕向けてやる...!」カタタタッ
キラ「ハッキング済みの端末のパスワード解除...パスワードを16秒ごとに8ケタのランダム文字列化するよう再設定」
キラ「メルキオール汚染部分のリコールプログラム...使徒をすでにハッキングした場所に誘導させる...!」
リツコ「プログラムによる使徒の制御...!?」
マヤ「相手が生体コンピューターならプログラムに大なり小なり影響を受ける筈、言うならPCで作る錯乱毒を打ち込んでやったんです!」
キラ「そして錯乱している使徒に進行方向を誤認させました、ロジックモードを変更することで時間も稼げた筈です」
リツコ「....あんたたち、本当によくやってくれたわね...何時間持ちそう?」
キラ「四時間...いえ、相手の能力を鑑みれば三時間もてばおつりがくるかと」フゥ...
マヤ「....ありがと、キラくん」
キラ「....僕にできることをやっただけだから」
マヤ「....うん」
リツコ「...良い雰囲気じゃない、お邪魔だったかしら?」ニヨニヨ
キラ「やっ、やめてくださいよ!!リツコさん!!」カァッ
マヤ「センパイ!からかわないでくださいよ!!」カァッ
リツコ「ふふふふ...」ニヨニヨ
―――
―――――
―――――――
シンジ「...リツコさん、この部屋に綾波がいるんですね」
リツコ『えぇ、電気がついているけれどもロックのせいで外に出られない筈だから、早く助けてあげて』
シンジ「わかりました」
リツコ『それじゃあ、開けるわよ』カタカタッ
シンジ「はい」
ガシューッ
綾波「獅子咆哮弾・猛虎高飛車ァッ!!」
綾波「.....なんか違う...もっと、こう...」
綾波「獅子咆哮だ....」
シンジ「.....」
綾波「.......」
シンジ「....僕、何も見てないから...」
綾波「......ごめんなさい...完全に一人だと思ってたから...全力で練習できると思って...」
綾波「こんな時どんな顔すればいいのかわからないの...」
シンジ「僕もおんなじことになったらわからないと思う...」
リツコ『次は霧島マナの待機場所よ、開いてる一室で仮眠してもらっていたわ』
シンジ「わかりました...ここですね」
綾波(マナもおんなじ目に遭えばいいのに...って、何を考えてるの私)
綾波(...でも、心がムクムクする、これが...加虐心?)
リツコ『開けるわよ』カタカタカタッ
霧島(ポジティブよ!こんな時こそポジティブになるのよ、マナ!!)
霧島(きっとシンジくんが助けてくれる...それまで、一人でも頑張らなきゃ...!)
霧島(ポジティブになるのよ私!私にネガティブになる要素はないよ!心の持ち方一つで、どんな逆境も乗り越えられる!!)
霧島(むしろ、この状況を楽しめ私!!ここは仕切られたプライベートルーム!!救出されるまで自由になんでもできる...!)
バッ!!!
霧島(心が一気に軽くなるのを感じていた、そして私は気づいていた)全裸で鏡の前でポーズをとっている
霧島(私が脱ぎ捨てたのは洋服ではない、心の鎧だったんだと)
霧島(心をすり減らす毎日の中で、私たちはいつの間にか心に重い鎧を着せてしまっていたんだ)
霧島(傷つかないように...上手く生きる為に...!)
霧島(私は一体何を恐れていたんだろう...!?鎧という壁を取り払った今...全てをさらけ出した今...!)
霧島(裸の心を...何もかもが優しく包み込んでいく...!)
霧島(心が自分の本当の美しさに気付いていく、体が私の秘められた魅力をさらけ出していく...!)
霧島(世界が、空気が、いやすべての存在が私の美を認めてくれているようだった...!)
霧島(そうだ...私は潔くかっこよく生きてきた、裸の自分の輝きを知れたんだ...!)
霧島(恐れるものはなんにもなかった....私は)
うぃーん
霧島「私はこんなにも...美しいんだから!!」バッ
綾波「えっ」
霧島「えっ」
霧島「.......」
綾波「....わかるわ、閉鎖空間って、慣れるとついおおらかになっちゃうものよね」
シンジ「あるよ...僕だって一人でいる時に服を着るのだらけちゃうこともあるし...」
霧島「....あんな機会無かったから...つい....」
シンジ「こんなときだもん、仕方ないよ...」
綾波「言うとおりに綺麗な体だったわ」
霧島「もうやめて....みじめになる...」
霧島「.....あっ、あれは...」
アスカ「......」
アスカ「よっせい!夏が!!むっねっをっしっげっきする!!」キュッ
アスカ「ナマ足魅惑のまっめいどぅ!!」ダンスダンス
アスカ「だすとこだっしてったわわになぁったらっ!」
アスカ「とぅからものの恋が できそぅかぃっヘェイ!!!」パッ
霧島「....」
アスカ「」ハッ
アスカ「.....」
霧島「....あの...HOT LIMITは仕方ないよ...あんなの誰だって真似したくなるもの...」
綾波「...独創的なものは...誰でも模倣したくなるものだから...」
アスカ「うぅ....」
シンジ「....人いなかったもんね...練習に絶好の機会だったんだもんね...」
綾波「.....わかるわ、その気持ち」
アスカ「.....あっ」
綾波カトル「....」カタカタ...
_,,..,,,,_
/ ,' 3 `ヽーっ
. l ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''"
綾波カトル「....」フッ
端末「ハッキングウケトルデ」ブゥンッ
綾波カトル「あっ、消えちゃっ...」
綾波カトル「」ワタワタッ
綾波カトル「フゥンッ!!!」ブチブチィンッ!!!
端末「ヒッコヌクナヤ...」ブウゥン....
綾波カトル「あぁっ.....」
アスカ「....」
綾波カトル「あっ....」
綾波カトル「.....」
アスカ「わかるわ、誰かに見せたかったわよね....褒めてもらいたかったわよね...」
綾波「....荒巻スカルチノフ、うまかったわよ」
霧島「長い時間かけて頑張って調整したんだもんね...奇跡的だったよね....」
綾波カトル「......あれは」
綾波シス「....」
綾波シス「暗い....おばけ怖い...おトイレいけないよぅ....」モジモジ
綾波カトル「.......」
綾波シス「」
綾波シス「....」グスッヒッグ
綾波カトル「仕方ないよ...私もトイレ行くときたまに怖くなるもの」
霧島「私も、ホラー映画見た時は誰かと一緒じゃないと怖いから...ね?」
アスカ「....トイレしたかったんでしょ?ついていってあげるわよ...?」
綾波シス「......あれ?」
綾波サンク「.....」
綾波サンク「ポカポカ、ポカポカ、暖かい場所」
綾波サンク「あなたのそばの、暖かい場所」
綾波サンク「私の日だまり、私の太陽...大好きなあなたは、私の、お日様なの」カキカキ
綾波サンク「....こういう非常事態って時ほど...ポエムって浮かぶのね...ふふふ...」カキカキ
綾波シス「....」
綾波サンク「」
綾波サンク「.......」
綾波シス「...あるよね...誰にも見せたくなかったものって...やっぱりあるよね...」
綾波「...私は好きだったわ」
霧島「う、うん....女の子だもの、そういうもの描いてたって全然変じゃない...よ?」
アスカ「...わ、私もポエムに興味出てきたかなー...なんて....」
綾波カトル「とっても可愛らしいポエムだったからさ...恥ずかしがらなくていいって...ね?」
シンジ「これで皆集まったかな....ん?あれは...?」
カヲル「歌はいいね...歌は心を潤してくれる、リリンが生み出した文化の極みだよ」ジョロジョロ
カヲル「そうは思わないかい?碇シンジく....むむっ」ジョロジョ...
ノ"′∧∧∧∧、ヽ、
((と(゚Д゚三゚Д゚)つ))
\ヽミ 三 彡 ソ
)ミ 、_ ピタッ...
(ミ∪
\ヾ
ヽ
)
カヲル「流石に暗闇には恐怖を感じるよ、お化けが出て来るかもと思ったら止まってしまった...」テレッ
障壁「」ブィーンッ
カヲル「ハッ!?」
カヲル「!!」ガキィイイイイーンッ!!!(ATフィールド)
障壁「アーッ!?」バラバラ
シンジ「お前誰なんだよォー!!!」ゲシィッ!!
カヲル「アダムッ!?」
シンジ「一つたりとも擁護できないよ!!なんで人の秘密組織の廊下のど真ん中で立ちションで絵ェ描いてるの!?」
綾波「というか何、これ...!?なんでこれを守ろうとしたの...!?」
カヲル「誰かに見せたくなる作品だろうコレ、褒められてしかるべきものだろうこれ」
綾波「立ちションの時点で叱られるべきものだから...!!誰かに見せたいのはあなたの頭の中だから...ッ!!」
カヲル「小便が途中で切れてしまったんだ、誰か催してる人はいないかな?」
アスカ「なんで小便オンリー!?ていうか人のラインナップを見てくんない!?シンジ以外皆女の子だから!」
綾波「というかどれだけ出てるのよ...よくこんなデカデカとまき散らせたわね...!?」
カヲル「井上雄彦というリリンに影響されてね、彼はいい、人間の極みだ」
アスカ「井上雄彦そんなことしないわよ!!というか人間の極みをションベンだけで見てんじゃないわ!!」
リツコ『シンジくん?どうしたの!?』
シンジ「使徒です、14使徒ホモエルです、エヴァで叩き潰させてください」
リツコ『シンジくん!?』
――――――
―――――
―――
キラ「進化を促進させて使徒を自爆させる...!」
マヤ「プログラム、作成完了...!」
システムメッセージ『自爆まであと、5...4...3...2..』
キラ・マヤ「「いっけぇええええええええええええええええええ!!!!!!!」」ターンッ
システムメッセージ『1....』
表示時間『0』
キラ「っ....」
マヤ「....!」
システムメッセージ『人工知能により、自立自爆が解除されました』
日向「はははっ...!」
青葉「ぃやったぁああああああ!!!!」
マヤ「....!」パアァ
キラ「....やった...」フゥ
マヤ「キラくん!!」ダキッ
キラ「わっ...ま、マヤさん...」
マヤ「あっ....ご、ごめん...ね?ラクスさんもいるのに...」
キラ「....ラクスとはそんな関係じゃないよ、ただ、恩があるだけ...」
マヤ「......じゃあ」
リツコ「そこまで」
キラ・マヤ「「!」」ビクッ
リツコ「....続きは仕事が終わってからよ」フゥ
キラ「か...からかわないでくださいリツコさん...」
システムメッセージ『エラーメッセージを表示します』
リツコ「!?エラーメッセージ...!?」
キラ「まさか...まだ使徒が...!?」
マヤ「.....!」ギュッ
キラ「.....マヤさん...」ギュッ
ブゥンッ
『共生するんでお弁当食べたいです』
一同「「「.....」」」
リツコ「えぇ....」
ゲンドウ「許可する」
リツコ「司令!?」
ゲンドウ「使徒が敵意を示さず対話の道を取ったのだ、こちらも応じてみるのが最善だろう」
ゲンドウ「それに、使徒の力を利用する手立てになるかもしれん」
リツコ「しかし、リスクが...」
ゲンドウ「メインバンクを製造し、使徒をそこで管理することとする、そうすれば要求を呑もう」
『ホント?』
ゲンドウ「ネルフ嘘つかない」
『わかった』
ゲンドウ「話せばわかるようだな」
リツコ「司令!?ほんっとーにこれでいいんです!?」
ゲンドウ「今は暫定的に要領の有る入れ物でも持って行ってやれ」
リツコ「....」
マヤ「使徒、用意したコンピュータに移動しました!」
リツコ「ホントに共生する気なのね...」
ゲンドウ「問題ない」
マヤ「........じゃ、じゃあキラくん!」
マヤ「仕事終わったら....君のところ行くから...」キラの耳元で
キラ「....っ」
マヤ「....///」タタッ
キラ「.....マヤさん...///」ポー...
リツコ「....」ヤレヤレ
シンジ「え...?えぇ....?」ポカーン
綾波「珍しく私たち、蚊帳の外だったわね」
アスカ「あーん!私たち恥ずかしい思いしかしてなーい!!」
カヲル「ご愁傷さまだね」フッ
綾波「あなたが一番恥ずかしいから」
霧島「というか誰なのこいつ...?」
綾波サンク「...資料あったわ、次のエヴァパイロット、渚カヲル...」
綾波シス「えっ.....なんか、怖いよ...この人...」
綾波カトル「ATフィールド貼ってたあたり人なのか疑わしいけどね...」
シンジ「はぁ....これからどうなるんだろ、僕たちのチーム...」チャンチャンッ
ミサト「私の出番が一度もなーい!!」チャンチャンッ
つづく
予告
ネルフ、そして人類補完計画を裏から操る秘密結社ゼーレ
碇司令の叛逆は、一体どれだけの未来を勝ち取ることができるのだろうか?
シャア・アズナブル、そしてアムロ・レイ、二人が未来ある若者たちの為に取る行動とは?
次回
ラ
プ 第十四話
ラ
ス
の
箱、ゼーレの座
マヤさんアンタ未成年に手を出す気じゃ
>>467
この世界ではガンダムキャラの年齢がそこはかとなく変わってるよ
キラは24、カミーユ23とかそこら、ジュドーが22...みたいな
アムロとシャアは逆シャアとそんなに変わらない年齢、だからアクシズ落としは本編より早く起こってる
あとセカンドインパクトも大体ミサトが高校生くらいの頃に起こってる...じゃないと色々つじつまが合わなくなるし
主にみんなが戦い始めた頃の年齢が幼くなりすぎちゃうからね...
番外編
仲
間
の
葬式
一同が喪服に身を包む
悲しみに暮れる一同、耐えきれずに式場から離れてすすり泣くマナ
それを気遣ってマナの背を撫でるアスカ
どうすることもできなかったと、シンジは静かに悔やみ唇をかみしめる
同時に、綾波は感じたことのない、それでいて耐えきれない感情を感じながらシンジの手を握っていた
―――無理もない、あんな大規模な戦いがあったのだ、死人も出るだろう
ハンカチで涙を拭うカトルの膝に抱き着いて、シスは泣き声を押し殺す
サンクも、ともにいた時間は短くとも、確かに仲間だったのだと、心の痛みと涙でそれを感じていた
大事な仲間を失った、どうすることもできなかった、それは一生背負っていかなければならない咎だ
初号機も喪服に身を包んで大泣きしているゲンドウと身を寄せ合っていた
OOエヴァも姉妹たちが流す涙を受け止めながらその背を撫でる
三号機と弐号機も、そしてその悲しみはフォウチュンにすら襲っているようだった
――――――そう、四号機の葬式である
霧島「ごめんね四号機....私がうまく使えないばかりに...」ズビッグスッグスッ
アスカ「....私だって、何もできなかったわ」
マリイ「まだやりたい実験とか載せたい武装があったのに...」グスン
シンジ「....パトラッシュ、思ってたよりも悲しかった...」
綾波「....一緒に乗り越えていきましょう、この喪失感を」ギュッ
シンジ「....うん」ギュッ
綾波カトル「思い出すだけで心が痛いよ....」グスッ
綾波シス「パトラッシュ死んじゃうのやだぁぁ...!」ビエェ
綾波サンク「行きつけのお店...私にとって、一番の戦友だった...」グスン
ゲンドウ「うおぉおぉぉぉぉぉぉぉぉ四号機ぃいいいいいいいいいっ!!!!」ビエェンッ
初号機「大丈夫よ、一緒に乗り越えていきましょう、あなた」ギュッ
ゲンドウ「うおぉぉぉぉぉんっ!!」ダキッ
ゼロ波「なにこの状況」
ゼロ波「待って、私がおかしいのかしら」
シンジ「おかしいよ!!なんで仲間の葬式で泣いてないのさ!!」
ゼロ波「嫌、だって...えぇ...?」
シンジ「ゼロ波は強いんだね...でも、頑張って強くなる必要は、ないんだよ...?」
ゼロ波「いや、そういうわけじゃ...」
シンジ「じゃあどういうわけだよ!!」ドンッ
ゼロ波「ピッ」ビクッ
綾波「碇くん落ち着いて、可愛そうよ」
シンジ「...ごめん、綾波...」
ゼロ波「び、びっくりした...」ドキドキ
綾波「見て、彼女の悲痛な表情を、彼女も悲しみに耐えているのよ」
シンジ「ゼロ波...」
ゼロ波「だからそういうわけでも...」
シンジ「ごめんゼロ波!!そんなことにも気づけないで...僕は最低だ!!」ダキッ
ゼロ波「ぴゃあっ!?///」
シンジ「一緒に乗り越えていこうね...!」
ゼロ波「えっと...はい...?なにこれ...どういう....?うーん...」グルグル、バタッ
――――――
――――
―――
カヲル「はっ、夢か...!」
ゼロ波「お前のかぁあああああ!!!!!」ゲシィッ!!
カヲル「リリスッ!?」
今日はここまで
もうほぼ朝じゃねぇか!!?
エ
ヴ 第十四話
ァ
魔
改造計画
ゲンドウ「....どうだ、金額支援に関する問題は」
冬月「多方面から申し出があった、ソレスタル・ビーイングや国連軍、オーブやユニオンもだ」
冬月「意外な部分ではロームフェラ財団も名乗りをあげているな」
ゲンドウ「....やはり彼らの人脈、か」
冬月「あぁ、彼ら一人一人が世界を動かした子供たちだ、時が経っているといえどな」
ゲンドウ「....これならば、あの計画を実行に移せるな」
冬月「あぁ、始めよう」バサッ
アスカ・霧島「「エヴァンゲリオン魔改造計画ゥ~!?」」
ゲンドウ「そうだ」
アスカ「私の弐号機だってステージⅡなんてたいそうな名前をつけていたじゃないですか、あれを更に改造する気ですか、司令」
ゲンドウ「そうだ」
アスカ「お金がかかりすぎると思うんですが!!」
ゲンドウ「そうだな」
シンジ「アスカ落ち着いて、父さんすっごい困ってる」
アスカ「どこがよ!!ずっとそうか、しか言ってないじゃないの!!」
ゲンドウ「....そんなつもりは」
アスカ「ちょっと黙ってて!!」
ゲンドウ「すまない」ショボン
シンジ「父さん...」
冬月「まぁ、理由はそれだけではないのだ」
アスカ「?どういうことですか」
冬月「....エヴァの成り立ちの話からになる、座って聞くといい」
綾波「お茶、淹れてきますね」
冬月(レイ...自主性が出てきたな、これも私の望みだったのかもしれん)
冬月「――――――つまり、エヴァには人間の魂がコアとして宿っているのだ」
アスカ「はぁ!?そ、そんな話あるわけ―――――」
シンジ「...」
アスカ「....あるの?」
シンジ「....初号機が無号機になる時、僕は母さんとゼロ波、二人と話したんだ」
アスカ「....」
シンジ「....信じてくれるの?」
アスカ「.....アンタがこういう時に嘘をつかないことくらいは、わかる」
綾波「碇くん、アスカ、お茶」
シンジ「ありがとう、綾波」
アスカ「ありがと」
綾波「....」コクン
綾波「それで、人の魂が宿っていることとエヴァの改造、それらに何のつながりがあるんですか?」
冬月「....エヴァの内部の人間をサルベージする、今回はその為の計画だ」
一同「「「「!!!」」」」」
霧島「.....それじゃあ、四号機は....?」
冬月「安心してくれていい、エヴァの内部に魂が使われているとはいえ、殆どのエヴァは"分霊"のようなものだ」
霧島「分霊....?」
冬月「エヴァのコアとなった者の魂のコピー...いや、適性があった者達の魂の形をまねてコアを騙すためのものにすぎん」
シンジ「魂の...模造品、ですか?」
冬月「言い得て妙だがそうだ」
シンジ「....じゃあ、本当の魂が宿っているのは、初号機だけ?」
冬月「いいや、弐号機にも同じ反応が出ている」
シンジ「弐号機にも...」
冬月「.....しかも、我々も把握していない者の可能性が高いのだ」
シンジ「それって...」
ゲンドウ「イレギュラー、だな」
ゲンドウ「死海文書のシナリオにすら乗っていない、運命のいたずらとでもいうべきか」
シンジ「死海文書...?」
マリイ「...使徒の出現順やその他いろいろな未来の予言がなされたものですわ」
シンジ「マリイ、知ってるの?」
マリイ「私はエヴァ開発に関わった時に名を知れただけですわ、本当に詳しいのは....あなたの父上だと思いますわ」
シンジ「....父さん」
ゲンドウ「...わかっている、それも話すつもりだ」
ゲンドウ「そして、私はゼーレのシナリオの終着点...人類補完計画を阻止したい」
霧島「...話してください、人類補完計画って、なんなんですか...?」
ゲンドウ「―――――と、いうわけだ」
シンジ「人類の強制進化...!?」
アスカ「個の区別をなくしておいてそれを進化なんてそんなの...」
綾波「バカげてるわ」
アスカ「....レイ?」
綾波「バカげてる、そんなの...バカげてる」
綾波「....バカげてるわ...!」ギリッ
アスカ「....」
綾波「....私は、碇くんと違ったから、こうやって惹かれたの」
シンジ「...綾波...」
綾波「別々でもいいわ、違っててもいい、それで傷ついたとしても...私は、碇くんや皆と話したい」
綾波「別々だからこそ、一緒にいたい、私はそう思う...」
アスカ「.....アンタ、熱い奴じゃない」
綾波「平熱は低い方だわ」
アスカ「そうじゃなくて、心が、よ」
綾波「....心、が」
アスカ「少し気に入っちゃったわ...よーし、なら私たちでゼーレのシナリオなんて全部ぶっ壊しちゃいましょう!!」
綾波「....!」コクリ
霧島「....金額面などは大丈夫なんですよね?ゼーレといえばあの世界を牛耳る秘密結社、今までゼーレの支援を受けていたのなら、私たちはゼーレの支援が無ければ立ち行かないのでは...?」
ゲンドウ「問題ない、ソレスタル・ビーイングを含めた国家や組織から秘密裏に支援を受けることが決定している」
霧島「....それなら大丈夫ですね」
シンジ「そう...なの?ゼーレって国を裏から支配してたんだよね?国や組織でそれと対抗できるものなんてないんじゃ...」
霧島「ソレスタル・ビーイングも同じような秘密結社で世界中に所属している人がいるの、財政界だって何人もいる」
霧島「ゼーレだけじゃないんだよ、裏から世界を動かせる人たちっていうのはね」
シンジ「...壮大すぎてイメージがつかないや」
霧島「色んな人が私たちを手伝ってくれる、ってことだよ」ウィンク
シンジ「....そっか」
マリイ「つまりいつも通りってことですわ」
シンジ「....そっか!」
アスカ「それで...改造ってのは名ばかりのサルベージ作戦なわけね?」
ゲンドウ「そういうわけでもない、改造そのものは行う」
アスカ「....と、いうと?」
ゲンドウ「この前の戦闘で様々な問題面が浮き彫りになった...使徒の強さが我々の予想をはるかに上回る以上、やはり改造は必須なのだよ」
冬月「そこで、初号機以外の全てのエヴァに再改造を施すことになった」
アスカ「ちょ...初号機以外って...」
シンジ「...うぅん、多分これでいいんだよアスカ」
アスカ「はぁ?それってどういう...」
ゲンドウ「無号機に変質して以来、初号機のスペックが大きく上がっている」
霧島「....スペックが?」
ゲンドウ「あぁ、今までとは比べ物にならないATフィールドの侵食率を誇っている」
ゲンドウ「無号機がサイコフレームの光とATフィールドの操作に長けた究極の拒絶タイプだとするならば」
ゲンドウ「初号機はサイコフレームの力とATフィールドの侵食に長けた究極の攻撃タイプとなったのだ」
霧島「究極の...」
ゲンドウ「スペックでいえば今並び立てるのはフォウチュンだけだ、全てのエヴァをそこまで引き上げる」
アスカ「....」
ゲンドウ「...その上で、君たちに世界の命運を預けることになるな」
綾波「覚悟はしています」
シンジ「その上で、僕たちは戦うよ、父さん」
ゲンドウ「.....すまないな、迷惑をかける」
シンジ「違うでしょ、父さん」
ゲンドウ「...?」
シンジ「こういう時は――――」
ゲンドウ「ありがとう」
シンジ「!」
ゲンドウ「.,,で、あってるか?」
シンジ「....合ってるよ」
ゲンドウ「...そうか」
ここからはエヴァ改造案を各々少し吐き出しておいてほしい
できるだけ拾う
続きは夕方ごろに上げる
よし、ちょろっと投稿
♪使徒が来た時のBGM
アレンビー「ほら気合い入れるの!!」
綾波「は、はいぃ....!」ググググ
アレンビー「もっと腹に力入れて声出す!!」
綾波「ひゃ、ひゃいぃぃ...!」グググググ
アレンビー「シンジくんのことが?」
綾波「好きだあぁああああああああああ!!!!」ドッ
シンジ「やってるなぁ....」
アムロ「後ろにも目をつけるんだシンジくん」
シンジ「は、はい!!」
カミーユ「そうだ、踏み込みと離脱に意識を向けるんだ!!」
シンジ「ぐ、ぬぬぬ...!」
ジュドー「あ、ほらそこで油断すると当たるよ!」
シンジ「どわぁっ!?」
アムロ「はいそこで後ろに目をつける」
シンジ「ぐわーっ!?」ズドォン....
アスカ「す、すごい密度ね....」
アスラン「動きながら集中しろ!射撃戦で敵は止まってくれないぞ!!」
アスカ「わかって...る...!!」
キラ「もっと意識を研ぎ澄まして、同時に何体も狙うんだ、一つ一つの武器で逃げ道を塞ぎつつ撃ち抜くんだ」
アスカ「そんなこと言ったって...!」
シン「武器の特性を把握して無意識に使えるようにしろ!一々考えてからじゃ間に合わないぞ!!」
アスカ「む、無理難題言わないでよ!?」
ルナ「無理なんだ?」プススゥ
アスカ「その声癪に障るのよぉおおおおおおおおおお!!!!!!」ゴゴゴゴゴゴ
霧島「はわ...」
霧島「あわ、あわわわわわ....!?」
コウ「空中戦は苦手なんだね」
霧島「わ、私水中戦が得意なんですぅ!!」
ガロード「せっかく色々てんこ盛りにしたエヴァストライカーなんだ、しっかり使ってよ!」
霧島「この背中の長いのなんですかぁ!?」
ガロード「サテライトキャノン」
霧島「サテ...?絶対まともな武器じゃないことしかわかりませんよぅ!!」
マリイ「す、凄まじいですの....」
ドモン「根性が足りないぞ!!」
マリイ「わ、私は開発者ですのよ!?なんでタイヤ引いて走らされてるんですの~!?」
ドモン「補欠でもエヴァパイロットだろう!!皆を助けたいと思わんのか!?」
マリイ「ふぐぅ、が、頑張りますの...!」
ドモン「もっとだ!!もっと全力を出し切れ!!皆に追い付けェ!!」
マリイ「流石にそれは奇跡ですわー!!」
ドモン「奇跡は起きる!起こして見せろ!!」
マリイ「はいぃいいい師匠ぅうううううううう!!!!!」
綾波サンク「.....ガイナックスみがある」
綾波サンク「ふにゅにゅにゅ...!」
ミリアルド「そうだ、適応しろ、トールギス並みの加速度を誇るそのエヴァに」
綾波サンク「さ、さすがに死ぬ....!」
トレーズ「いいや、君は死なないさ、LCLのおかげで加速時のGはかなり和らぐ」
綾波サンク「ふぐぐぐ...!」
ヒイロ「そうだ、使徒の反応速度を超えろ」
綾波カトル「えっと....す、すごい特訓だね...」
綾波カトル「だぁめなんだよぉ!!!」
カトル「ゼロシステム搭載してみたんですけど、これ不味いですかね」
トロワ「大丈夫だ、ベクトルの違う刹那みたいになるだけだ」
刹那「遺憾の意を締めさせてもらう」
トロワ「ははははは」
カトル「トロワが...笑った...!?」
綾波カトル「宇宙は狂ってしまったんだ...」
綾波シス「....誰かカトルを助けてあげて?」
綾波シス「あばばばばばばばばば」
シャア「あの頭についてるやつは大丈夫なのか?」
ハマーン「試してみるがいい」
シャア「そんなに怒らないでくれ」
ハマーン「怒ってない」
シャア「ヘアサロンにありそうな機械だと言ったのは悪かった、いい加減期限直してくれ」
ハマーン「決して悪の組織にありそうな洗脳装置呼ばわりを怒っているわけではない」
シャア「ハマーン...!」
ハマーン「その口で私の名を呼ぶな俗物!!」
綾波シス「あびびびびびびびびび」
現在の状況
シンジ
アムロとかによって回避力をたたき上げられた
結果多分戦艦とか使徒の群れに放り込んでも帰ってこれると思う、知らんけど
あとエヴァの使い方がわかったようで初号機と無号機を瞬時に切り替えられるようになった
欠点として切り替わる時結構うねうねするので見た目がちょっとあれなのとハーモニクスとかの
数値が正常に測れなくなったので機械がそんなに意味をなさなくなった
多分リツコとマヤ特攻なのでうねうねするたびにマヤが吐いてリツコが青ざめて太鼓をたたく
ニュータイプ能力が今回完全に覚醒したので色々と使いやすくなった
綾波
OOエヴァがなんか色々あって格闘機になった、あと背中になんか戦闘機みたいなのがついた
モビルトレースシステムと似たような操縦システムだったので色々弄ったらガンバスターの内部みたいになってる
あと腹から声が出るようになってお肉が食べれるようになった、肌色もよくなった
たまに種が割れるようになったらしいけど任意で使えるわけではないらしいのでガンバレ
アスカ
射撃力が上がって色んな武器を瞬時に切り替えられるようになった、あと手札の使い方がうまくなった
あとルナに煽られるとキレるようになった
今までのキャラ性能的にOPでバスターするだけのバスターみたいだったのがセイバーで飛翔するアスランくらいにはなった
たまに爆発力で性能がグリッドマンみたいにぐぐっと上がる、でも言動がやっぱり夢のヒーローってよりまごころを君にしてる
霧島
同じく様々な武装を使えるようになり、本人は水中戦特化だけどエヴァを全状況対応型にすれば本人も全状況対応型になるやろ!
とかいうアホみたいな無茶ぶりを叶えてしまった、過労死枠
エヴァがすごいパーフェクトストライクみたいになってるが装備重量的に実情はヘビーアームズ
くっそすごい熱量で飛ぶので周囲がセブンガー着陸時みたいな騒ぎになる
あとうっすらとXラウンダーが覚醒しておりとにかく無茶ぶりすれば頑張って応える程度の性能になってる
とにかく無茶ぶりすりゃ成果を出すやつだと思っておけば使えると思う、フォウチュンに四号機を合体させたエヴァに乗ることになった
マリイ
綾波に続く第二のガンダムファイター
お嬢様力を引き出せるようになったので色々強くなった
本人の適正的には霧島みたいな色んな武装を使う戦い方が得意なのでSEED勢やアスカと練習したほうがよかったが
お嬢様力を育てる方向にゲンドウが舵を切ったので色々あってお嬢様ファイターになった
本人がアヘ顔ダブルピースでガンダムファイター落ちしたわけではないので色んな武装で無茶ぶりしても大概使えるが
やっぱりうっすらシングルピースしちゃってるらしくついつい手が出るし手が出た方が強い
多分格闘寄りの過労死枠、霧島と枠を取り合う、ついでに専用エヴァが建造されて届くらしいのでわくわくしてる
綾波サンク
殺人的な加速に殺人的な可愛さで応えることができる
本人的には死にそうな感覚がしてるがまぁ、大丈夫だと思うので大丈夫です
本人の適正的にエピオン的な武装があってることが判明したので肩のバスターライフルを外してバスターキャノンを装備した、話聞いてた?
マリイが遊んだわけでも現場の誰かが遊んだわけでもなくなんかそうなってたのでまぁ多分大丈夫です
多分一番バランスが取れてる、あと一番現実的な改造計画を受けてる
あとなんかじわっと種割れするようになった、あくまでじわっとなのでまだ本絞りではない
綾波カトル
ヤンデレ属性が生えた、もといゼロシステムが使えるようになった
ちょっとコロニーを落としたくなったりするけどそれはセカンドインパクトが肩代わりしてくれたのでいけるいける
あとトロワが笑ってくれるようになった、本人的にはシンジに笑ってもらいたいらしい
多分JUST WILD BEAT COMUNICATIONを習得してるのでシンジも笑う、苦笑いかもしれないけど
うっすら種割れしてるっぽいけど片目がイノベイドじみたキラキラしてるので多分ハイブリッドです、頭爆発しそう
綾波シス
ニュータイプ能力がすっごい強くなってファンネルの操作数とか精度が上がった
0.0EVAのファンネルもプルシリーズの意見とかあって色々強くなって出力も上がったのでまともに強くなったと思う
一番ニュータイプパワーが使えるようになっているのでサイコフィールドとか色々出てくる、ちょっと自重しろ
ただやっぱり使徒には威力不足なことが多いので綾波シリーズやシンジとツーマンセルで運用するのが一番かなぁってなってる
ちょっと性格に影響が出てきたのかお風呂にやたら入りたがる、汚いミンキーモモのせいだね
ゲンドウ
本スレ一番の成長を誇った、具体的にはバックアップ力と炊事力
皆があばばばしてる間に食堂のおばちゃんにケツしばかれまくったのでバックヤード力は折り紙付き
冬月に50手先で負ける程度の将棋力とサングラス力を身に着け、引き換えにマダオ力を失った
でもやっぱりマダオ力が高いのでさして影響はない、初めてのルーブルがなんてことなかったりする
トウジ
知らないところで東方不敗にしごかれてる、番外編を待っててね
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