【イナイレ】FFIに参戦しよう!【安価】 (951)
スレタイ通りイナイレssです
オリイレでFFIV2を戦おう!というssを読んで、私もこういうのをやってみたいと思ってssに挑戦してみることにしました
至らないところばかりだと思いますが、協力して頂けたら嬉しいなと思います!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1568347143
まずはキャラ募集から、
名前:
性別:
学年:
出身校:
ポジション:
容姿:
設定:
これらを埋めてくれると嬉しいです!
安価指定つけてポジション毎に決めた方がすんなり集まりそう
>>8
そうなんですか?じゃあそうします
MF・半田、天馬
残り2人程募集します
名前:
性別:
学年:
出身校:
ポジション:
容姿:
設定:
これらを2人分埋めてくれると嬉しいです!
MFは決まりました
次はFWをもう1人募集します
名前:
性別:
学年:
出身校:
ポジション:
容姿:
設定:
これらを埋めてくれると嬉しいです!
FWは決まりました
次はゴールキーパーを1人募集します
名前:
性別:
学年:
出身校:
ポジション:
容姿:
設定:
これらを埋めてくれると嬉しいです!
GKは決まりました
次はディフェンスを4人募集します
名前:
性別:
学年:
出身校:
ポジション:
容姿:
設定:
これらを4人分埋めてくれると嬉しいです!
これで11人揃いましたね
イナズマジャパン
監督・超金雲
マネージャー・木野秋、空野葵
FW・剣城京介、御城冴華
MF・半田真一、松風天馬、野咲さくら、亜風炉照美
DF・円堂守、壁山塀吾郎、綱海条介、アリーチェ・ベラルディ
GK・東ひかり
イナズマジャパンはこれで行こうと思います!
キャプテンを誰にしますか?
下から5つくらいまでで多数決します
では、物語を開始しようと思います!
【帝国学園】
雷門0-2帝国学園
円堂「ハァ、ハァ、ハァ……」
壁山「だ、駄目ッス……帝国学園、強すぎるッス……」
栗松「やっぱり俺達じゃ、帝国には勝てないでやんすか・・・・?」
円堂「あ、諦めるな!諦めなければまだチャンスは……」
半田「だけどこっちの攻撃翌力じゃ帝国には届かない……」
葵「・・・せめて、剣城君が居てくれたら」ボソ
「「「「!」」」」
半田「・・・・最初はやなやつだったけど、決勝戦までの全試合、まともにサッカーしてくれてたもんな……」
壁山「剣城君が居ない俺達なんて、やっぱりこんなもんッスか……」
天馬(剣城……何してるんだよ!なんで、なんで決勝戦に来てくれないんだよ!)
秋「ハッ!」
春奈「どうしたんですか?木野せんぱ・・・・!?」
剣城「……」スタスタ
天馬「>>31」
剣城!来てくれたんだな!
天馬「剣城!来てくれたんだな!」
半田「……ルーキーの癖に遅刻するなんて、大した度胸だな」
壁山「でもこれで俺達も本当の雷門になったッス!」
栗松「剣城が居れば100人力でやんす!」
剣城「松風」
天馬「・・・信じてた。お前は絶対に俺達のピンチを救ってくれるって!」
剣城「・・・・フィフスセクターから、追放された」
「「「「!」」」」
円堂「ってことは、お前はもう完全に俺達の味方ってことか!」
葵「嘘!?本当に!」
剣城「・・・」
半田「すげえぜ。追い風が吹いて来やがった!」
秋「これならFF全国優勝も現実的に……」
天馬「ちょっと待って、じゃあ、優一さんは、どうなるの?」
剣城「・・・手術の話も、当然無しになった」
天馬「そ、そんな……」
響木「・・・・どういうことだ?」
天馬「・・・剣城には、お兄さんが居るんです。事故で足が動かなくなったお兄さんが」
「「「「!」」」」
秋「ま、まさか……剣城君がフィフスセクターに従ってたのって?」
剣城「・・・信じていた唯一の希望を失った今、俺には戦う理由がない」
「「「「!」」」」
剣城「・・・・」
キュイーン!
天馬「・・・この光の球は?」
剣城「ランスロットの力を託す。俺が居なくても、そいつが居れば少しはマシに戦える筈だ」
円堂「>>33」
・・・お前の気持ちは分かった
無理に引き留めたりもしない
でも・・・ずっと待ってるからな!!お前といっしょにサッカー出来る日を!
円堂「・・・お前の気持ちは分かった。無理に引き留めたりもしない」
天馬「そんな、円堂さん!?」
円堂「でも・・・ずっと待ってるからな!!お前といっしょにサッカー出来る日を!」
剣城「・・・・」
天馬「~~ッ!!俺は嫌だよ!俺は、俺はお前とサッカーがしたいんだ!こんなのを渡すくらいなら、もう一度フィールドに……」
剣城「天馬!」
天馬「!?」ビクッ
剣城「・・・・すまない。今の俺には、これしか出来ないんだ」
「「「「・・・」」」」
剣城「光を取れ、天馬」
天馬「・・・・・わかった」スッ
シュイーン……
剣城「・・・」スタスタ
天馬「!」キュイーン!
「「「「!?」」」」
葵「て、天馬……?」
春奈「天馬君、な、なんだか姿が変わったような気がします……」
半田「いや、気がするも何も、本当に変わってるじゃねーか!」
秋「>>36」
天馬が不良になっちゃった!
お姉ちゃん悲しい…
秋「天馬が不良になっちゃった!お姉ちゃん悲しい…」
半田「えっ?これ不良なのか?」
天馬「力が……漲る!」
響木「天馬、後半はフォワードに入って貰う」
天馬「はい!」
御門「今更何をしたところで、俺達の優勢に変わりはない」
審判「ッ!!」ピー
御門「とどめをさしてやる!」ゴゴゴゴゴ
レイヴン「ピイイイイ!!」
御門「黒き翼、レイヴン!」
風丸「やはり化身を出してきたか!」
半田「鬼道だけでも厄介なのに御門まで本気出して来るのかよ!」
円堂「けど今の天馬なら……」
「「「「!」」」」
天馬「~~ッ!!はあああああっ!!」ゴゴゴゴゴ
「「「「!?」」」」
円堂「・・・すげえぜ、天馬!」
鬼道「あ、あれはまさか……!?」
ペガサス「オオオオッ!!」
天馬「魔神ペガサス!」
風丸「天馬が、化身を覚醒させた!?」
半田「>>38」
何がなんだか分からねえけどとにかく行けー!天馬~!!
半田「何がなんだか分からねえけどとにかく行けー!天馬~!!」
御門「ふん!無駄なことを!シードとして訓練を続けたこの俺の化身と、今覚醒させたばかりのぬるい化身では勝負は見えている!」
レイヴン「ピイイイイ!!」
ペガサス「」サッ!
ヒュン!ヒュン!
御門「何ッ!?」
天馬「俺の化身は・・・そのシードの最強である剣城の力を受けた化身なんだよ!」
ペガサス「ッ!」ガシッ!
レイヴン「!?」
ペガサス「おおおおおっ!!」バキッ!
レイヴン「」シュウウウン……
御門「ぐわあああっ!」
佐久間「レイヴンがたった一撃で沈んだだと!?」
天馬「らああああっ!!」
鬼道「行かせない!」
ペガサス「・・・」ビリビリビリビリ
天馬「ペガサス……ブレイク!」
ペガサス「オオオオッ!!」
ドーン!!
鬼道「なっ!?ど、ドリブル化身……うわっ!!」
天馬「うおおおおお!!」
ヒューン!!
秋「凄い!一気にゴール前!」
葵「お願い!」
源田「パワーシールドを越える、フルパワーシールドで止める!」
源田(いくら化身であろうとノーマルシュートであれば止められる!)
天馬「・・・らあっ!」
ピカーン!
ペガサス「ウウウウウ……」
シュウウウン!
「「「「!?」」」」
天馬「・・・ランスロットの銀の鎧を、ペガサスの翼に宿すことで進化した……俺の化身のパワーアップ形態!」
ペガサスアーク「オオオオッ!!」
天馬「魔神ペガサスアーク!!」
壁山「化身が進化したッス!?」
栗松「凄いでヤンス!凄いでヤンス!」
天馬「ジャスティスウィング!!」
ビュウウウウオオオオオオオオ!!!
源田「!?」
ズバーン!
ペガサスアーク「」シュウウウン……
天馬(剣城……今のプレー、何処かで見ていてくれたかな?)
鬼道「>>40」
やはり雷門は強いな
いつも俺を驚かせてくれる
だがそんな強力な力を持つ化身を果たして後何回使えるかな?ニヤリ
鬼道「やはり雷門は強いな。いつも俺を驚かせてくれる。だがそんな強力な力を持つ化身を果たして後何回使えるかな?」ニヤリ
天馬「何度だって使ってやるさ」
鬼道「!?」
天馬(剣城……お前が必ずフィールドに戻りたいって、そう思えるプレーをしてみせるよ……)スタスタ
その後、雷門は前半の劣勢が嘘のように勢いに乗って帝国を下した
そしてそれから、どれだけの時間が経った?
安価下
部室
円堂「まさか去年の優勝校って理由で帝国が全国に自動で出場出来ることになってるなんて思わなかったぜ」
風丸「そうだな」
半田「けどお前、楽しみにしてるだろ?」
円堂「当たり前じゃねーか!だってまた鬼道達と戦えるんだぜ!」
染岡「おいおい気が早いんじゃねーか?帝国と当たるのは決勝戦だし、俺達だってそこまで勝ち上がれる保証はないんだぜ」
秋「染岡君の言う通りよ。まずは目の前の試合を勝つことを考えないと」
円堂「は、はーい」
ガラララ……
円堂「よう!天馬!」
天馬「・・・ちわっす」
栗松「せっかく全国大会に出場出来るのに、何故か元気がないでヤンスねぇ」
葵「多分、剣城君がもう3日も学校に来てないのが原因だと思う……天馬、なんだかんだ剣城君に凄くなついてたから」
天馬「・・・・ハァ」
葵「>>45」
いつもこんな感じで
まるで恋する乙女ね
葵「いつもこんな感じで。まるで恋する乙女ね」
秋「えっ?お姉ちゃんちょっとびっくりなんだけど……」
壁山「き、禁断の恋ッスか!?」
円堂「風丸ー?なんで俺の耳を塞ぐんだ?」
半田「ナイスフォロー風丸!」
風丸「・・・」
皆それぞれ思い思いに盛り上がっていた
春奈「>>47」
と、とにかく次の対戦校について話し合いましょう!
天馬君もいつまでもションボリしてないで!
いっぱい練習していっぱい頑張って優勝すれば剣城君も会いに来てくれて凄いじゃないか!って褒めてくれるわよ!
春奈「と、とにかく次の対戦校について話し合いましょう!天馬君もいつまでもションボリしてないで!いっぱい練習していっぱい頑張って優勝すれば剣城君も会いに来てくれて凄いじゃないか!って褒めてくれるわよ!」
天馬「そう、だね。うん……」
天馬「・・・ハァ」
((((駄目だこりゃ……))))
天馬(多分剣城は……試合に出ないばかりか会いに来てくれないと思う。いつだって、本当にピンチの時はあいつが助けてくれた。剣城が居てくれたから、ここまで戦えた。けどこれからは、剣城抜きで戦わないといけない。正直、気が重いな……)
実は天馬、剣城に会えなくて寂しがっていたのではなく、剣城の居ない雷門で何処まで戦えるのだろうかと緊張していたのである
天馬(・・・・けど、居ないものは居ないんだ。覚悟を、覚悟を決めるぞ!)
こうしてそれぞれの想いを抱えつつ、全国大会に向けて特訓を始めた
そしてそれから、どれだけの時間が経った?
安価下
今日はここまで
FFIに参戦しよう!ってタイトルだけど、FFがやけに長い気がします……
これでいいんでしょうか?タイトル詐欺になってません、よね?
風丸「宮坂……昨日の試合を見ててくれたか」
宮坂「・・・僕、風丸さんがサッカーやってるところを初めて見ました。正直、陸上部に居た時と同じくらい、輝いてました」
風丸「そうか……そう言ってくれると嬉しいよ」
宮坂「あれを見せられた後じゃ、僕からはもう戻ってきて欲しいとは言えません。その代わりと言っては何ですが・・・・」
宮坂「優勝、して下さいね」
風丸「・・・約束するよ」
宮坂「・・・」ペコリ
風丸「>>54」
仲間のために、応援してくれる人達のために
そして自分のためにも絶対に負けられないな
風丸「仲間のために、応援してくれる人達のために、そして自分のためにも絶対に負けられないな」
円堂(風丸、わかって貰えたんだな。良かった……)
風丸「そうだろ?円堂」
円堂「・・・あっはは、やっぱバレてた?」
風丸「気を遣わせたな」
円堂「>>57」
気にすんなよ
風丸には昔からいつも助けてもらってるからな!
円堂「気にすんなよ。風丸には昔からいつも助けてもらってるからな!」
風丸「・・・ありがとう」
円堂「さ、部室行こうぜ!着替えたら今日もイナビカリ修練場で特訓だ!」
【イナビカリ修練場】
ウィーン
円堂「部室行ったら誰も居なかったし、やっぱ皆もう特訓してたんだな」
風丸「そうだな」
春奈「・・・」
「「「「・・・」」」」
円堂「……何か、皆様子がおかしくねーか?」ボソ
風丸「あ、ああ……」
秋「あっ!円堂君、風丸君!大変なの!実は・・・」
円堂「て、帝国学園が10-0で負けた!?」
風丸「馬鹿な……」
円堂「有り得ないだろ。だって、あの鬼道が居て10点も取られるなんて・・・」
「フィフスセクターなら、帝国学園以上の戦力を隠し玉に温存していたとしてもおかしくはない」
「「「「!?」」」」
天馬「剣城!?」
剣城「今や雷門はフィフスセクターにとって驚異になってる筈だ。これからの相手は全部帝国学園のように全員がシードだと思った方がいい」
葵「>>60」
帝国に勝った世宇子中もやっぱりフィフスセクターの・・・
フィフスセクターがあるってことはこの時点でサッカーは人の価値や社会的地位を決めるくらい重要なものになってるってことだよな
大介さんか響木さん世代が活躍しまくって日本のサッカー人気上がりまくったのかな
>>61
40年前のイナズマイレブンがきっかけで
フィフスセクターは40年間
少年サッカー界の頂点に君臨してたってことで
お願いします
葵「帝国に勝った世宇子中もやっぱりフィフスセクターの・・・」
剣城「用はそれだけだ。邪魔をしたな」
ウィーン
天馬「待って剣城!」
葵「行っちゃった……」
天馬「剣城……」
円堂「……大丈夫だ!ランスロットを受け取ったお前は剣城が言ってたマシになるどころかあいつ以上にランスロットを使いこなしていたんだ。あれをこれからも続けられるなら、革命だって夢じゃない!」
天馬「>>64」
俺、剣城の分まで頑張りますから!!
天馬「俺、剣城の分まで頑張りますから!!」
円堂「よし、その意気だ!それじゃ早速特訓を始めるぞ!」
「「「「おおおお!」」」」
春奈(お兄ちゃん……)
少ないですが今日はここまで
後雷門中サッカー部のメンバーですが
豪炎寺→剣城
宍戸→天馬
以外は最初の雷門というメンバーで
原作では土門は帝国学園からのスパイということで雷門に居ましたが、この世界では剣城がフィフスセクターから派遣されているので土門は帝国学園に居るままということでお願いします
円堂
風丸
壁山
影野
栗松
半田
少林
天馬
マックス
剣城
染岡
目金
この12人に、後から鬼道が入ってくる感じで想像して頂けるとありがたいです
【河川敷】
鬼道「・・・」
春奈「・・・」スッ
鬼道「……春奈か」
春奈「FF、残念だったね」
鬼道「残念?残念なんてものじゃない!あんな一方的にやられて何も出来なかったことは今までなかった!」
春奈「・・・」
鬼道「だが、俺がいくらここでどれだけ悔しいと嘆いたところで・・・何も変えられはしない」
春奈「そんなこと・・・」
鬼道「・・・」
春奈(何とかしてお兄ちゃんを元気付けたいと思う。でも、私にはお兄ちゃんを元気付ける言葉が……)
「本当に悔しいと思っているのか?」
鬼道「!」
春奈「つ、剣城君……!?」
剣城「鬼道、お前は今でも、世宇子に負けたことが悔しいと思っているのか?」
鬼道「>>77」
悔しいに決まってるだろ!!
鬼道「悔しいに決まってるだろ!!」
剣城「・・・」
鬼道「だが、俺にはもう世宇子と戦うことが出来ない……」
剣城「・・・1つだけ方法がある」
春奈「え?」
鬼道「何っ!?」
剣城「簡単なことだ。まだ負けていない転校すればいい」
鬼道「……大会規定では編入手続きさえ済ませていれば公式戦に出場することが可能」
剣城「元々はフィフスセクターが制定したルールだ。大会中に反乱分子が出たときにシードを送り込むための措置、といったところか」
鬼道「それを利用してフィフスセクターに反旗を翻す、という訳か」
剣城「だがそれも、お前が敗者復活を認める程にプライドを捨てられればの話だがな」
鬼道「>>79」
プライドなんて、あの敗戦ですでにボロボロだ。
這い上がるチャンスがあるなら、なんだって利用するさ。
鬼道「プライドなんて、あの敗戦ですでにボロボロだ。這い上がるチャンスがあるなら、なんだって利用するさ」
剣城「その気持ちが本物なら、世宇子に勝てる中学に転校することだな」
鬼道「・・・ああ」
春奈「>>82」
円堂さんのところへ行くの?
春奈「一緒に戦おう!お兄ちゃん!私キャプテン達雷門のみんなとお兄ちゃんが一緒のユニフォーム着るところみたい!」
鬼道「ありがとう。春奈」
剣城「・・・」スタスタ
春奈「剣城君!」
剣城「・・・」ピタッ
春奈「貴方は以前、俺には戦う理由がないって言ってた。けど私は!今も皆と一緒に戦ってくれてるって思ってるから!」
剣城「>>85」
…今の俺に、お前らと共に戦う資格はない。
剣城「…今の俺に、お前らと共に戦う資格はない」
春奈「違うよ剣城君。貴方は確かに私達と戦ってくれてる!例えピッチを離れても、何度も皆を助けてくれて……今日だって、お兄ちゃんも助けてくれた。これを一緒に戦ってるって言わないで何て言うの……」
剣城「~~ッ!」
剣城「・・・」スタスタ
春奈「私!待ってるから!いつか剣城君が本当の意味で仲間になってくれることを!」
鬼道「・・・行ってしまったな」
春奈「うん……」
鬼道「>>88」
心配するな、春奈。あいつは『今の』といったんだ。
なら、戻ってくる気はあるということだ。
それまで待とう。あいつ自身の整理がつくまでな。
鬼道「心配するな、春奈。あいつは『今の』といったんだ。なら、戻ってくる気はあるということだ。それまで待とう。あいつ自身の整理がつくまでな」
春奈「・・・うん」
鬼道(剣城、お前が作ってくれたこのチャンスは必ず活かしてみせる!)
【部室】
響木「・・・今日から雷門に入った新しい仲間を紹介しようと思う」
半田「え?この時期にですか?」
風丸「・・・転校生か?」
夏未「ええ。ただしまだ編入手続きが済んだだけで、正式に雷門に転校してきたという訳ではないのだけれどね」
葵「でも確か、編入手続きさえ済ませていれば……」
染岡「まさかシードか!?」
響木「>>91」
心配するな、お前たちもよく知っているやつ
響木「心配するな、お前たちもよく知っているやつだ」
ガラララ
円堂「おっ、お前は!」パァァァ
鬼道「今日から雷門サッカー部に入部した、鬼道有人だ」
壁山「ええええっ!?き、鬼道……さんって、帝国の!?」
栗松「ひええええっ!?な、なんで鬼道さんが雷門に!?」
鬼道「リベンジだ」
栗松「リベンジ……」
円堂「・・・ってことは、やっぱり」
鬼道「完敗だった」
「「「「!」」」」
鬼道「正直俺が雷門に転校してきただけで勝ちが見える相手かと言えば、そうとも限らない。だが……僅かでも可能性があるとすれば、雷門しかないんだ」
円堂「お前にそこまで評価して貰えるなんてな……」
風丸「光栄だな」
半田「ま、味方になってくれるってなら心強いわな」
鬼道「・・・ありがとう」
円堂「こっちこそ、雷門に来てくれてありがとうな!そして・・・」
「「「「ようこそ!雷門中サッカー部へ!」」」」
今日はここまで
さて、次回がいつになるかはわかりませんが、とりあえず先に聞きたいことがあります
それは、一之瀬の扱いです
FFIにはアメリカ代表で登場させることは確定しています……が、問題は雷門に加入させるか否か
皆さんはどうした方がいいと思うでしょうか?
出来たら意見を頂けるとありがたいです
【FFスタジアム】
角間王将『FF全国大会2回戦、雷門中対千羽山中の一戦が間も無く行われようとしております!そして雷門はこの試合から、鬼道有人が加わっております!』
観客A「なんだって!?」
観客B「おいおいマジかよ」
観客C「何で鬼道が!?」
ザワザワザワザワ
天馬「うわ…観客のどよめきが凄いね…」
円堂「鬼道ってやっぱ、いろんな意味で影響力があるんだな」
鬼道(剣城、このチャンス…無駄にはしないぞ!)キュッ
春奈「>>123」
お兄ちゃん、あまり気負い過ぎないでね?
春奈「お兄ちゃん、あまり気負い過ぎないでね?」
円堂「俺達がついてるからな!」
鬼道「ありがとう。存分に頼らせて貰うつもりだ」
響木「目金、すまんが再びベンチに入って貰うぞ」
目金「まあ、このメンバーの中であれば仕方ありませんね」スチャッ
半田「……」
風丸「半田?どうかしたのか?」
半田「……いや、なんでも」
風丸「そうか」
半田「>>125」
(鬼道が強いのは認める、でも・・・)
半田(鬼道が強いのは認める、でも・・・)
審判「選手の皆さんは集合して下さい!」
響木「よし行って来い。新生雷門の力、フィフスセクターに見せてやれ」
天馬「はいっ!」
円堂「行こうぜ半田」
半田「あっ、ああ…」
原野「…」ガシッ
円堂「・・・」ガシッ
綾野「帝国を抜けて雷門に入るとは、馬鹿な男ずら」
牧谷「シードとして大人しく従っていればそれなりにいいポストで居られたものを」
塩谷「裏切り者である以上、痛い目は覚悟して貰うずら」
鬼道「>>127」
半田(鬼道が強いのは認める、でも・・・)
審判「選手の皆さんは集合して下さい!」
響木「よし行って来い。新生雷門の力、フィフスセクターに見せてやれ」
天馬「はいっ!」
円堂「行こうぜ半田」
半田「あっ、ああ…」
原野「…」ガシッ
円堂「・・・」ガシッ
綾野「帝国を抜けて雷門に入るとは、馬鹿な男ずら」
牧谷「シードとして大人しく従っていればそれなりにいいポストで居られたものを」
塩谷「裏切り者である以上、痛い目は覚悟して貰うずら」
鬼道「>>129」
ふっ、裏切っているのはむしろお前達なんじゃないのか?
自分のサッカーへの思いと向き合ってみろ
鬼道「ふっ、裏切っているのはむしろお前達なんじゃないのか?」
綾野「なにぃ?」
原野「!」
鬼道「自分のサッカーへの思いと向き合ってみろ」
スタスタ…
綾野「あいつ、何をいってるずらねぇ…」
塩谷「さあ?」
こうして試合は始まった
角間王将『さあ、前半戦は残すところあと僅か!雷門、千羽山共に固い守りで得点を許さない試合展開となっております!』
半田「栗松!マッk…鬼道「少林にパスだ!」
栗松「はいでやんす!」
鬼道「少林!ダイレクトで染岡にパスだ!」
少林「は、はい!」
バシューン!
染岡「ドンピシャだぜ!」
角間王将『雷門、鮮やかなパスワークで千羽山陣内へ切り込んで行く!』
染岡「>>132」
(へっ、流石は天才ゲームメイカー様だ!)
(イナビカリ修練場で能力が上がりすぎて連携が上手く行ってなかったこともあったがあいつが入ってからは面白いようにはまりやがる)
染岡(へっ、流石は天才ゲームメイカー様だ!)
染岡(イナビカリ修練場で能力が上がりすぎて連携が上手く行ってなかったこともあったがあいつが入ってからは面白いようにはまりやがる)
半田(いつも通りのプレーに気を取られて皆の能力を見抜けなかったのは俺のミスだ。でも…だからって今までやってきたことまで否定していいのか?)
塩谷「お前には打たさんずら!」
天馬「くっ…」
染岡(天馬は強烈なマークに遭ってるせいでまともに今日の試合はまともにボールを触れられない…なら俺が!)
染岡「ドラゴン、クラッシュ!」
ドラゴン「ギイイイッ!!」
塩谷「へっ…」
牧谷「ふっ…」
ヒュウウウン!
天馬「なっ!?速い!」
染岡「なんだと!?」
「「「無限の壁!」」」
カキイイイン!
鬼道「馬鹿な!?今の一瞬で、天馬のマークからゴール前まで戻ったというのか!?」
綾野「これぐらい当然ずら。帝国学園とは鍛え方が違うずらよ」
鬼道「くっ…」
審判「ッ!」ピー
角間王将『ここで前半終了のホイッスル!』
染岡「クソォッ!」
半田「天馬が無力化されるなら、一体どうやって点を取れって言うんだよ!」
鬼道「…」
円堂「>>134」
…半田。悪いけど、ゴール前の防御を任せていいか?
多分『アレ』なら千羽山の壁を破れると思う。
けど、それだと俺が前に出ないといけないんだ。
お前の守備なら安心して背中任せられるからさ。
円堂「…半田。悪いけど、ゴール前の防御を任せていいか?多分『アレ』なら千羽山の壁を破れると思う。けど、それだと俺が前に出ないといけないんだ」
半田「あれ、って…まさか!?」
円堂「お前の守備なら安心して背中任せられるからさ」
半田「……わかった」
円堂「鬼道、後半は俺を前線に上げてくれ!」
鬼道「何を企んでいる。話してくれ。判断はその後だ…」
円堂「・・・メガトンヘッドだ」
鬼道「メガトンヘッド?」
円堂「ゴッドハンドじゃ、帝国や戦国伊賀島に遅れを取ってたから、ゴッドハンドより強い技を編みだそうとしてたんだ。そして完成した技がメガトンヘッド」
鬼道「…ヘッド、ということは」
円堂「ああ。多分、攻撃にも活かせると思う」
鬼道「……わかった」
円堂「ありがとう!」
鬼道「お前が覚悟を決めたのなら、俺も覚悟を決めよう。後半の作戦だが…」
鬼道「・・・染岡、天馬、お前達のポジションを入れ替える」
半田「ちょ、ちょっと待て!何勝手なことを!」
風丸「半田?」
半田「染岡はずっとFWで、天馬はMFでやってきた!それをこんないきなりコンバートって…」
鬼道「何か不満でもあるのか?」
半田「…俺達が今までやってきたサッカーじゃ、ダメなのかよ。お前の目に俺らは映ってないってのかよ!」
鬼道「>>136」
分かってないな
いいか、ここはフットボールフロンティア、全国の強豪たちが雌雄を決する全国大会
そしてそのピッチに今お前達は立っている
もうお仲間サッカーなどしている場合ではない、お前達は全国レベルなんだ!
鬼道「分かってないな」
半田「なにっ!?」
鬼道「いいか、ここはフットボールフロンティア、全国の強豪たちが雌雄を決する全国大会、そしてそのピッチに今お前達は立っている。もうお仲間サッカーなどしている場合ではない、お前達は全国レベルなんだ!」
壁山「全国、レベル…」
栗松「な、なんか鬼道さんにそう言われると嬉しいでヤンス!」
天馬「やりましょうよ半田さん!」
染岡「…オメーの気持ちはわかる。けど、こんなところでつまづくよりはよっぽどいいと思うぜ」
半田「・・・わかったよ」
角間王将『さあ間も無く後半戦が始まろうとしております。そして雷門はポジションを変えてきました。染岡の1トップから松風の1トップとなっております!』
半田「鬼道!」
鬼道「どうした?」
半田「・・・さっきは、変な意地を張って悪かった」
鬼道「気にするな。お前の気持ちもわかっているつもりだ。余所者の俺が好き勝手やっていれば、いい気はしない、だろ?」
半田「!」
鬼道「すぐにとは言わん。だが、認めて貰えるようにベストを尽くす。俺に出来るのは、それだけだ」
半田「鬼道…」
剣城(天馬をFWに……なるほど、そういうことか。流石は天才ゲームメイカー、思い切った作戦を果敢したな)
剣城(天馬、鬼道の作戦の意図に気付けなければ雷門に勝ちはない。だがお前なら、必ず…)
円堂「皆!ここが踏ん張りどころだ!気を引き締めて行くぞおおおおお!」
「「「「おおおおおおっ!!」」」」
今回はここまで
鬼道の背番号は13にしておきます
雷門に死神降臨、みたいな感じ?
それはともかく、FFIなのにFFしかやってない
おまけに不定期だからいつFFIにいけるかわからない
こんなんで果たしてFFIと呼んでいいのやら?
因みにFF編はきっちりやるつもりです
準決勝の相手は木戸川清修ですが、豪炎寺を出すかどうかアンケートします
気楽に参加して頂けたらと思います
角間王将『FF2回戦は前半を終えたところで両チーム未だ無得点、果たしてこの均衡を破るのはどちらのチームか?』
原野(松風を最前線に置いてきた?一体、どんな狙いが?)
綾野「ふん、何をしたところで無駄ずら」
ピ---
角間王将『さあ、千羽山ボールからキックオフです!』
原野「……」
チョン…
根上「大鯉!」
バシュ
大鯉「っ!」
角間王将『千羽山、まずは自陣で細かいパスを繋いでいく!』
塩谷「っ!」
ギュウウウン!
牧谷「っ!」
ギュウウウン!
天馬「くっ…!」
角間王将『ああっとやはり松風には常に2人分のマークが付きます!』
鬼道(やはり天馬は後半でも攻撃守備どちらにも関わらずマークされるか…だがそれも想定の範囲だ!)
半田「うおおおおっ!」ズザ-
原野「うわっ!」
角間王将『半田、スライディングで原野からボールを奪った!』
鬼道「いいぞ半田!」
半田「>>152」
へへっb
さあ行こうぜ!天才ゲームメイカー!
半田「へへっ」b
半田「さあ行こうぜ!天才ゲームメイカー!」
鬼道「…ああ!」
角間王将『ボールを奪った半田、ドリブルで切り込んでいく!』
半田(確かにこの試合、天馬へのマークが強烈だ。どうする…?)
染岡「半田!こっちだ!」
半田(染岡が完全にフリー!?そ、そうか!鬼道の狙いはもしかして…!)
半田「染岡!」
バシュ
染岡「へへっ、ドンピシャだぜ!」
角間王将『半田、MFに下がった染岡へパスを繋いだ!』
染岡「行くぜ!ドラゴン…クラーッシュ!!」
ドラゴン「ギイイイッ!!」
角間王将『おおっと染岡、ここでミドルシュートを選択!』
塩谷「へっ…」
牧谷「ふっ…」
ヒュウウウン!
「「「無限の壁!」」」
ポーン!!
審判「ッ!」ピッ
角間王将『ああっとしかしこのボールは外へ弾かれました』
綾野「無駄ずら。無限の壁の前では小粒な技をいくら打っても無意味!」
鬼道「いいや、これでいい」
綾野「なに?」
鬼道「天馬をマークしながら一瞬でゴール前に戻って無限の壁を発動するスキル、確かにそれは凄まじいものだ。だが、そんなことを続けていれば体力はどうなるかな?」
綾野「…なるほど。だがそんな策は何もお前だけが思いついたものではないずら。持久戦は他にも色んな奴らが挑んできたずら。そしてオラ達は、何度も修羅場を潜り抜けた」
綾野「今更お前達に、負ける道理はないずら」
鬼道「フッ…どうかな?」ニヤリ
天馬「>>154」
(何でわざわざ相手にこっちの作戦を教えたんだ?鬼道さんは決して意味の無いことをするような人じゃない…)
(・・・まさか、ブラフ!?)
天馬(何でわざわざ相手にこっちの作戦を教えたんだ?鬼道さんは決して意味の無いことをするような人じゃない…)
天馬(・・・まさか、ブラフ!?)
鬼道(…天馬はまだ気付いてないか。まあ、まだ1回しかシュートが打たれていないからな。試合が終わるまでに気付いてくれれば、それで十分だ…)チラッ
その後も、試合の均衡を崩す決定打が出ないまま、時間だけが過ぎていった…
鬼道「ッ!」ピ-
鬼道「皇帝ペンギン!」
半田・染岡「「2号!」」
「「「無限の壁!」」」
ポーン!
審判「ッ!」ピッ
染岡「ハァ、ハァ…皇帝ペンギンさえ、効かねえのかよ……」
鬼道「ハァ…ハァ……いや…」
綾野「ゼェ…ふぅ……」
壁山「>>156」
向こうも疲れてきてるみたいっスね
壁山「向こうも疲れてきてるみたいっスね」
鬼道「…当然だ。こちらは攻めに攻め続けたんだからな」
円堂(皆…ここまでかなり疲労が溜まってる……ここまでずっと走り続けてたもんな)
円堂「>>158」
…みんな!もう少しだけ踏ん張ってくれ!雷門魂の見せ所だぞ!
円堂「…みんな!もう少しだけ踏ん張ってくれ!雷門魂の見せ所だぞ!」
風丸「円堂…」
壁山「キャプテン……」
鬼道「……仕掛けるぞ、円堂」
円堂「!」
鬼道「皆よく聞いてくれ。敵も確かに疲労の色が見えてきた。だがこちらは、既に限界が近い。持久戦には負けたと、そう考えていい」
鬼道「……だが!体力では負けても、試合の勝ちは譲らない!その為に、ここで円堂を攻撃に加える!」
「「「!」」」
鬼道「>>160」
天馬へのマークの誘導、敵へのブラフ、そして今までの全力攻撃。
これは全てこの為の布石、相手は天馬に意識が集中している。そこに『本来あり得ないGKからのシュート』という不意打ちを仕掛ける。
…1回きりの大勝負だ。必ず成功させるぞ!雷門魂を見せてやれ!
鬼道「天馬へのマークの誘導、敵へのブラフ、そして今までの全力攻撃。これは全てこの為の布石、相手は天馬に意識が集中している」
半田「…」コクッ
鬼道「そこに『本来あり得ないGKからのシュート』という不意打ちを仕掛ける…1回きりの大勝負だ。必ず成功させるぞ!雷門魂を見せてやれ!」
「「「「おおおおっ!」」」」
原野(何だ?今、何の作戦会議をしていた?)
天馬(>>162)
こんな大胆な作戦を考えるなんて…やっぱり鬼道さんは凄いや!
円堂さんが決めるって悟られないためにも俺が決めるつもりで全力プレーだ!
天馬(こんな大胆な作戦を考えるなんて…やっぱり鬼道さんは凄いや!円堂さんが決めるって悟られないためにも俺が決めるつもりで全力プレーだ!)
少林「スローインは俺がやります!」
鬼道「頼むぞ」
塩谷「…」
牧谷「…」
天馬(やっぱり来た!)
審判「ッ!」ピ-
角間王将『さあ、雷門のスローイングから試合再開です!』
少林「染岡さん!」
染岡「よっし…鬼道!」
バシュ
根上「それは読んでたずら!」
鬼道「くっ!」
角間王将『根上、鬼道へのパスをインターセプト!』
風丸「うおおおおっ!」
根上「あっ!?」
角間王将『おおっとここで風丸がボールを奪った!』
天馬「風丸さん!」
塩谷「っ!」
綾野「お前には打たさんずら!」
天馬「くっ…」
風丸「>>164」
ッ!円堂おおおおおっ!!
風丸「ッ!円堂おおおおおっ!!」
ポ-ン
角間王将『風丸がヒールでバックパスを送った!そしてそこに走り込んでいるのは……!』
綾野「何っ!?」
原野「馬鹿な!」
角間王将『円堂です!なんと円堂がゴールからオーバーラップしていた!』
半田「ッ!」ザッ
半田「決めろ!円堂!!」
染岡・風丸・マックス「「「円堂!」」」
秋・夏未「「円堂君!」」
1年達「「「「キャプテン!」」」」
円堂「っ!ちゃあああああ!!」
ギュウウウウン!!
円堂「メガトンヘッド!!ちぇえええいっ!!」
ドオオオオオンン!!!
角間王将『なんとキーパー円堂の必殺シュートが炸裂しました!』
綾野「くっ…!ただキーパーが意表を突いて来たというだけずら!やることは、変わらない!」
「「「無限の壁!」」」
ドゴォォン!!
「「「ぐっ、ぐううう…」」」
ギュウウン!ギュウウン!
原野「なっ!?む、無限の壁でボールが弾かれていない!?」
鬼道「これまで走り回ったことによる疲労、予想外のアクション、そして俺達でさえ初めて見るメガトンヘッドの威力…その全てが噛み合うことで、今まさに無限の壁を破ろうとしている!」
原野「な、なんだと!?」
「「「ぐううううっ!!」」」
ピキ……パキパキパキパキ
雷門勢「「「「行けえええええっ!!」」」」
パリ-ン
「「「ぐわっ…」」」
栗松「無限の壁が!!」
壁山「破れたッス!」
皆の想いが込められた必殺シュートは無限の壁を破り、ゴールへ……
ガコーン!
「「「「!?」」」」
無限の壁を破ったボールは、土壇場でポストに嫌われてしまった
角間王将『ああっと惜しい!雷門、無限の壁を破るも得点ならず!』
ヒュルルルルル…
染岡「嘘、だろ…?」
半田「これが、入んないのかよ…」
雷門イレブンのテンションが落ち込み始める
円堂「そんな…」
雷門の柱、円堂でさえ、一瞬酷く動揺していた……
原野(勝った!)
千羽山の選手達は、自分達の勝ちを確信し油断した……
誰もが目の前の出来事を前に、膠着していた…その時!ある1人の選手が叫んだ!
鬼道「駆け抜けろ!天馬!」
「「「「!?」」」」
鬼道が叫んだ、そして天馬は…
天馬「っ!」
タッタッタッ…
鬼道が叫んだ時には既に体が動いていた
天馬「たあっ!」ポスッ
角間王将『跳ね返ったボールを拾ったのは松風だ!!』
天馬「らあっ!」
ジジジジ…
天馬「デスドロップ!」
ギュオオオオオン!!
綾野「!?」
ズバーン!!
審判「ッ!」ピ-
角間王将『ゴーーール!先制点は雷門だ!ここまで徹底マークを受けていた松風ですが、ここに来てようやく本領発揮!!』
原野「な、何が……何が、起こった?」
円堂「え?き、鬼道…?」
栗松「ど、どうなってるでヤンスか?」
影野「円堂のメガトンヘッドで決める作戦じゃなかったのか?」
鬼道「俺は初めから、天馬で点を取るつもりだった」
「「「!」」」
染岡「ど、どういうことだよ?」
鬼道「そもそもこの試合の後半戦の戦術の全ては、この瞬間の為の壮大なブラフだ。天馬を誘導マークさせて、開いたスペースからの必殺技の連発による体力の消耗を狙った、だがそれは俺が天馬をフォワードに置いた本命の理由ではない」
天馬「じゃあ、俺がフォワードに置かれた本当の理由って?」
鬼道「距離だ」
天馬「距離?」
鬼道「無限の壁でボールを弾いた時、ルーズボールに向かって走り込む距離を少しでも縮まれば、ボールを拾える確率が上がると思ったからだ」
半田「えっ?そ、それが本当の理由?」
鬼道「ああ。連中もまさか、天才ゲームメイカーのイメージに引っ張られてこんなふざけた理屈を本命プランにしているとは思わなかった筈だからな」
「「「」」」ポカ-ン
鬼道「…すまないな円堂、せっかくの必殺技を出汁に使ってしまう形になって」
円堂「>>170」
謝ることなんて何もないよ!むしろ感謝してる!
やっぱお前は天才ゲームメイカーだよ!
円堂「謝ることなんて何もないよ!むしろ感謝してる!やっぱお前は天才ゲームメイカーだよ!」
鬼道「…ありがとう」
染岡「なにしんみりしてんだよ鬼道」
半田「そうだぜ。まだ試合は終わってないんだから集中な」
鬼道「染岡、半田…ああ。そうだな」
円堂「よーし!このリードは絶対に守り切ってやる!そんで、皆揃って準決勝に乗り込むぞ!」
「「「「おおおおお!」」」」
~観客席~
その後雷門は、天馬の先制点のリードを守り切り準決勝進出を決めた
剣城(作戦の意図には気付いた様子ではなかったようだが……勝っただけよしとしようか)フッ…
「へえ、君でもそういう表情が出来るんだね」
剣城「!」
アフロディ「やあ、剣城君」
剣城「アフロディ…」
アフロディ「フィフスセクターを裏切ったというのに、随分と生き生きしているようだね」
剣城「…」
アフロディ「何、責めている訳ではないさ」
剣城「>>173」
…敵情視察にでもしに来たのか?
『神』を自称する割には、随分と慎重だな。
剣城「…敵情視察にでもしに来たのか?『神』を自称する割には、随分と慎重だな」
アフロディ「そういうのじゃないさ。僕はただ興味が出たんだよ」
アフロディ「…君程の一匹狼が変わるきっかけとなった、雷門にね」
剣城「…」
アフロディ「決勝まで勝ち進めるといいね、雷門」
剣城「勝つ。あいつらは絶対に、お前達の前に挑戦者として現れる」
アフロディ「>>175」
君がそこまで言うのなら、楽しみに待たせて貰うよ
アフロディ「君がそこまで言うのなら、楽しみに待たせて貰うよ」
剣城「・・・」
スタスタ…
アフロディ「まあ、雷門が神(僕)に勝つなんて、万に一つも有り得ないけどね」
剣城が去った後、アフロディは不敵に笑った
それは、神たる故の絶対の自信か?
あるいは……
今日はここまでにします
そして、次回木戸川清修と……戦ったりしません、スローペースでごめんなさい
しかし、準決勝の相手は木戸川というのは変わりませんそこは変えないつもりです
~部室~
秋「皆!準決勝の相手は木戸川清修に決まったわ」
半田「木戸川って確か、去年のFF準優勝校だよな?」
春奈「お兄ちゃん、木戸川ってどんなチームだった?」
鬼道「一言で言えば…」
円堂「一言で言えば?」
鬼道「フィフスセクターに属していない学校だ」
「「「「!」」」」
風丸「それは、本当なのか?」
鬼道「ああ。元シードの俺が言うんだ。保証しよう」
円堂「>>179」
おおっ!久しぶりにフィフスセクターとは関係のないサッカーができるんだな!
円堂「おおっ!久しぶりにフィフスセクターとは関係のないサッカーができるんだな!」
風丸「ここのところずっと、シードとばかり戦っていたからな。ある意味で、リラックスして戦えそうだ」
葵「それで、木戸川清修ってどんなチームなんですか?」
鬼道「超攻撃型のチームだ。得点力という面ではまず間違いなく雷門を上回ると見てもいいだろう」
鬼道「特に警戒すべきは昨年、1年ながらレギュラー入りを果たしたFWの豪炎寺修也、MFの貴志部大河だ。今年はそこに武方3兄弟という俺達と同世代のFWが3人も加わっている」
染岡「FW多過ぎだろ…バランス悪りぃ…」
鬼道「>>181」
あの攻撃翌力をどう封じるかが攻略の鍵になるだろつ
鬼道「あの攻撃力をどう封じるかが攻略の鍵になるだろう」
風丸「つまり、勝利の鍵は俺達ということか」
壁山「…」ゴクッ
風丸「そう考えると、やりがいを感じるよな?」
円堂「風丸の言う通りだぜ!」ニッ
栗松「か、風丸さんもキャプテンも……全然緊張してないでやんすか?」
風丸「そんなことはないさ。とても緊張してる」
壁山「そ、そうは見えないッス…」
風丸「>>183」
そういうのも全部込みでサッカーは楽しい、だろ?円堂
風丸「そういうのも全部込みでサッカーは楽しい、だろ?円堂」
円堂「おう!」
夏未「なんというか、伝染しているわね。誰かさんのサッカー馬鹿っぷりがね」
響木「だがそれは、勝ち進む上で最も重要なピースかもしれんぞ」
夏未「……そうですね」
~グラウンド~
天馬「らあっ!」
ジジジジ…
天馬「デスドロップ!」
ギュオオオオオン!!
円堂「ゴッドハンドおおお!」
ギュン!
円堂「ぐっ!」
パリ-ン!!!
円堂「ぐわあっ!」
ズバーン!
壁山「あ、足が…いつものように動かないッス……」
栗松「ど、どうなってるでヤンスか?」
影野「ハァ…ハァ……」
鬼道「……天馬以外、思ったよりも、千羽山との試合の疲労が残っているようだな」
風丸「どうして天馬だけ……」
鬼道「恐らくだが、前回は徹底マークのせいでまともにプレー出来たのが後半終了間際だけだった。それが体力温存に繋がっていた、と考えるべきか…」
鬼道(だがそれも、天馬のサッカーセンスがあってこそなのかもしれないが…)
半田「…」
少林「半田さん?」
半田「いや…俺らって、いっつも肝心なところは全部天馬に託してるよなって思って」
「「「「!」」」」
半田「>>186」
…攻撃の手札の数が違いすぎる。
これじゃあいくら守備を鍛えてもジリ貧だ。
守備練習はやるとしても、あたらしく攻撃のパターンを考えなきゃ負けちまうんじゃないか?
半田「…攻撃の手札の数が違いすぎる。これじゃあいくら守備を鍛えてもジリ貧だ。守備練習はやるとしても、新しく攻撃のパターンを考えなきゃ負けちまうんじゃないか?」
鬼道「俺も今それを懸念していたところだ。このままでは世宇子に挑む前に、確実に負ける」
栗松「じゃ、じゃあ…イナビカリ修練場で新しい必殺技を……」
鬼道「いや、今の俺達の身体で修練場は怪我のリスクが大きい。闇雲な無茶は練習とは言わん」
栗松「…」
染岡「じゃあ、どうすんだよ?お前に限って何の考えもないってことはないんだろ?」
鬼道「>>188」
勿論だ。
雷門の守備陣のレベルはかなり高い。
基礎基本の戦術・練習がしっかり行われている証拠だ。
故に、今回はこの守備力を生かしたカウンターサッカーを基本戦術とする。
相手を前のめりにさせ、シュートを可能な限り妨害し、不完全な状態で打たせて取る。
攻撃は天馬・染岡・俺の3人を主軸として行う。
半田、守備人の統率は任せたぞ。
鬼道「勿論だ。雷門の守備陣のレベルはかなり高い。基礎基本の戦術・練習がしっかり行われている証拠だ」
栗松「き、鬼道さんに褒められたでヤンス…///」
鬼道「故に、今回はこの守備力を生かしたカウンターサッカーを基本戦術とする。相手を前のめりにさせ、シュートを可能な限り妨害し、不完全な状態で打たせて取る」
鬼道「攻撃は天馬・染岡・俺の3人を主軸として行う」
天馬「鬼道さんの戦術に応えられるように、全力を尽くしましょう染岡さん!」
染岡「…おう」
鬼道「半田、守備陣の統率は任せたぞ」
半田「!」
半田「……おいおい、ちょっと責任押し付け過ぎじゃないか?」
マックス「とかいいながら、口元ニヤけてるよ」
半田「なっ!?に、ニヤけてねーよ!」カァァァ///
「「「「あはははは」」」」
半田「……ったく」
円堂「よし、方針も決まった訳だから早速特訓を再開させよう!」
天馬「はいっ!」
【FFスタジアム】
角間王将『やはりこのチームの勢いは止まらない!世宇子中学、FF初参戦で決勝進出を決めました!』
貴志部「狩火庵中から20点か…本戦全部2桁得点、凄まじいね」
勝「ま、それでも所詮は勢い任せに取っただけの点数でしかない、みたいな」
友「時代の主役は俺達、あいつらは前座、みたいな!」
努「最後に勝つのは俺達、だよな豪炎寺」
豪炎寺「ああ。勿論だ」
雷門が木戸川清修戦に向けて特訓してから数日、ここFFスタジアムでは一足先に世宇子対狩火庵の準決勝が行われていた
豪炎寺「>>192」
(世宇子もだが次に俺達が戦う雷門・・・彼らの成長スピードは侮れない)
豪炎寺(世宇子もだが次に俺達が戦う雷門・・・彼らの成長スピードは侮れない)
貴志部「浮かない顔をしているね」
豪炎寺「!」
貴志部「心配しないで。次に戦う相手まで履き違えてはいないから」
勝「そうそう。次の雷門は、むしろある意味では本命みたいな」
豪炎寺「…ならいいんだ」
貴志部「それじゃあ帰ろうか、木戸川へ」
武方3兄弟「「「おう!」」」
~グラウンド~
鬼道「そうか。わかりきってはいたが、やはり決勝で待ち構えるのは世宇子か」
春奈「準決勝もとうとう必殺技を使わずに勝ち上がったわ…」
夏未「本戦は3試合とも2桁得点、しかも1回戦は10点、2回戦は15点、準決勝は20点と来たわ」
鬼道「…帝国は完全にコケにされたということか」ギリッ
春奈「>>195」
お兄ちゃんの気持ちは分かるよ、でもお兄ちゃんには憎しみじゃなくて純粋な気持ちでサッカーをしてほしい
春奈「お兄ちゃんの気持ちは分かるよ、でもお兄ちゃんには憎しみじゃなくて純粋な気持ちでサッカーをしてほしい」
鬼道「春奈……」
鬼道「……ああ。そうだな。ここは、サッカーを楽しむ場所だったな」
春奈「うんっ!」
染岡「ドラゴン…クラーッシュ!!」
ドラゴン「ギイイイッ!!」
円堂「ゴッドハンドおおお!」
ギュン!
円堂「らあっ!」
パシッ!
染岡「クソ!全然決まんねえ!」
円堂「いや、いいシュートだったぞ!もう少し持ち込まれてたら俺の方が押し込まれてた!」
染岡「…気休めとかじゃねえよな?」
円堂「勿論!もっと自信持てよ!」
染岡「………おうっ!」
風丸「前の試合と違って、練習から打たせすぎてるな…俺達こそ気合入れるぞ!」
壁山「は、はいッス!」
栗松「はいでヤンス!」
影野「おう……」
天馬「>>197」
みんな気合い入ってて良い感じだ!
これなら!
天馬「みんな気合い入ってて良い感じだ!これなら!」
染岡「……」
天馬(ってあれ?染岡さん?どうしたんだろ?難しい顔して…)
染岡(後少し、もうちょっとのところまで来てんだ!何が、何が足りねえんだ!?)
天馬「そm円堂「染岡!」
染岡「あっ、悪い、少しボーッとしちまった…」
円堂「何かあるんだろ?俺で良かったら、相談に乗るぜ」
染岡「……敵わねえな、お前には」
天馬(…この場はキャプテンに任せよう。俺は俺に出来ることをやるだけだ)
~部室~
壁山「~~っ、はあぁぁぁ…」
栗松「つ、疲れたでヤンス……」
風丸「円堂、今日は俺も鉄塔広場まで寄ってくよ。走り込みしたいし」
円堂「あ、悪りぃ風丸。俺今日は帰ってのんびりするよ」
風丸「珍しいな。まあ、ここまでずっと特訓ばかりしてたもんな。たまには休みも必要か」
円堂「そういうこと」
風丸「……それじゃあ、俺は先に帰らせてもらうぜ」
円堂「おう!」
「「「「お疲れ様でした!」」」」
円堂「……後で河川敷で落ち合おうぜ」ボソ
染岡「へへっ、恩に切るぜ」ボソ
【FFスタジアム】
わあああああああ!!
角間王将『ここ、FFスタジアムは超満員!雷門中対木戸川清修の試合の始まりを、今か今かと観客が待ちわびている様子!特に木戸川清修の応援にやってきている豪炎寺修也のファンクラブの存在感は、凄まじいものとなっております!』
ファンの女の子A「きゃー!豪炎寺さまああああああ!!」
ファンの女の子B「今日も華麗なシュートを決めちゃってええええっ!!」
ファンの女の子C「ファイアトルネードで私の心もメラメラ、メロメロですわ!!!」
響木「こりゃまた…凄い応援だな」
秋「まるで地鳴りですね……」
響木「はっはっは!確かにな」
秋「>>201」
向こうには負けるけどこっちも結構ファンいるみたいですね
少し前まで考えられなかったなぁ
秋「向こうには負けるけどこっちも結構ファンいるみたいですね。少し前まで考えられなかったなぁ」
響木「40年前の俺達への声援にも全然負けてないな」
秋「本当ですか!?」
響木「ああ。伝説を築き上げたイナズマイレブンのメンバーである俺が言うんだ。間違いはない」
天馬「…それだけの人が応援してくれるなら、俺達はその声援に誇れるプレーをしなくちゃ…ですよね!」
葵「天馬…何か最近大人な発言ばっかりだね…もしかして、人格が剣城君に乗っ取られた?」
天馬「なっ!?なんて失礼な…」ガ-ン
葵「冗談だよ冗談」
秋(…いつの間にか、お姉ちゃんより大きくなったね。人として。それはきっと剣城君の力のおかげでもあるんだろうけど……何より他でもない天馬が頑張った証、なんだよね)
天馬「>>203」
(見ててくれ剣城、俺達は絶対に勝つ)
天馬(見ててくれ剣城、俺達は絶対に勝つ)
葵「…剣城君、きっと見てくれてるよ」
天馬「……ああ」
円堂「そんじゃ俺、木戸川の選手達と挨拶してくるよ。せっかくフィフスセクターじゃない学校と試合するんだ。これからもっと仲良くって意味も込めて」
風丸「いってらっしゃい」
貴志部「…驚いた。まさか試合前にこっちに来てくれるなんて」
円堂「キャプテンの円堂守だ。よろしくな!」
貴志部「貴志部です。そしてこちらは…」
豪炎寺「豪炎寺修也だ。今日はお互い、全力を尽くそう」スッ
円堂「!」
豪炎寺「握手は、嫌いだったか?」
円堂「まさか!すっごい嬉しいよ!」
ガシッ!!
円堂「今日の試合、よろしくな!豪炎寺!!」
今回はここまで
そして、プロローグ()の最終章ですが、剣城は出しますか?それとも出さないか…アンケートをとります
木戸川編はまだしばらく終わりませんが、先に聞いておきます
ピ---
角間王将『FF準決勝、木戸川清修からのボールでキックオフです!』
豪炎寺「勝!」
バシュ
勝「よっ、貴志部!」
バシュ
貴志部「よっ!」ポスッ
FW達「「「「っ!」」」」タッタッタッ
鬼道「早速来たか!木戸川の常套戦術!」
角間王将『木戸川清修FW陣、貴志部にボールを預けて雷門陣内へ走り込む!』
染岡「通すかよ!」
貴志部「ふっ!」
ポ-ン
染岡「なっ!?」
少林「染岡さんがあんなあっさり抜かれた!?」
天馬「はああああっ!!」タッタッタッ
角間王将『松風、すぐさま染岡のフォローに入る!』
貴志部「君の活躍はよく聞いていたよ!同じ化身使いとして、是非戦ってみたいと思っていた!」
天馬「えっ!?」
貴志部「はああああああっ!!!」
ギユウウウン!ギュウウウン!
貴志部「獣王!レオン!!」
鬼道「なにっ!?化身だと!?」
半田「嘘だろ!?」
貴志部「大会中どんな厳しい状況になっても、この時のためにとっておいた俺の切り札だ!さあ、君も化身を使ってこい!」
天馬「ッ!はああああああ!!」
ギュウウウン!ギュウウウン!
ペガサス「うおおおおっ!」
天馬「魔神、ペガサス!」
鬼道「>>213」
待て!奴の挑発に乗るな!化身を使うのはまだ早い!!
鬼道「待て!奴の挑発に乗るな!化身を使うのはまだ早い!!」
天馬「えっ!?」
ジジジジジジ!!!
貴志部「スクラッチレイド!!」
天馬「しまっ…!?」
ザシュ!!!
天馬「ぐわあああああああっ!!」
ペガサス「」シュウウウ
角間王将『松風と貴志部の化身対決は貴志部が制しました!』
壁山「そ、そんな!?」
マックス「天馬の化身が……負けた?」
鬼道(いかん!流れを持っていかれた!)
貴志部「貰った!」
半田「あっ!?」
角間王将『貴志部、染岡松風半田の3人を抜き去った!』
風丸(誰だ!?誰にパスを出すんだ!?)
貴志部「勝!」
バシュ
勝「任された!みたいな!」
ヒュウウウン!
栗松「あああっ…」
角間王将『武方勝が栗松の上を飛び越えた!』
勝「>>215」
バック!・・・!?!?
勝「バック!・・・!?!?」
風丸「させるか!」
ポ-ン
角間王将『風丸がギリギリ起動をずらしました!』
ポーン…ポーン…
角間王将『ボールはまだ生きています!これを拾うのは果たして誰か!?』
風丸「>>217」
影野!
風丸「影野!」
影野「っ!」
角間王将『影野です!ボールを拾ったのは雷門の影野です!』
影野「マックス!」
バシュ
マックス「おう!」
鬼道「こっちだ!」
マックス「鬼道!」
バシュ
鬼道「ふっ!」
角間王将『雷門のカウンター攻撃です!流れを掴んだのは木戸川清修かと思いましたがそうではなさそうです!』
西垣「お前には打たせないぞ!」
天馬「くっ…」
鬼道(やはり天馬のマークは厳しいか…)
染岡「鬼道!」
鬼道「!」
バシュ-ン
角間王将『鬼道、染岡にパスを繋いだ!』
染岡「>>219」
雷門は天馬だけじゃねぇ!
これが俺の、新必殺技だ!
染岡「雷門は天馬だけじゃねぇ!これが俺の、新必殺技だ!」
バシュ-ン
ワイバーン「ギュウウウ!イイイッ!!!」
染岡「ワイバーン…クラッシュ!!!」
ギュウウウウンン!!
西垣「なんだと!?」
角間王将『染岡の新たな必殺技ワイバーンクラッシュが炸裂!』
勝「軟山!」
軟山「タフネスブロックううう!!!!」
ボヨ----ン
軟山「う、うううう…うわああああっ!!」
ズバーン!
角間王将『ゴール!雷門、鮮やかなカウンターを決めての先制点を獲得したああああああっ!!!決めたのは本戦に入ってから無得点だった、染岡です!』
染岡「うおおおおおおおっ!!」
円堂「やったな染岡!」
半田「お前本当最高だぜ!」
円堂「>>221」
特訓の成果が出たな!!
円堂「特訓の成果が出たな!!」
染岡「おう!この1点は、俺達の1点だぜ!」
天馬(そっか。染岡さんはずっと、新必殺技を作ろうとして、それでも難航していたから悩んでたんだ。それを円堂さんは見抜いて……)
半田「よっしゃ!この勢いに乗って攻めるぞ!」
「「「「おおおおっ!!」」」」
しかし、先制点を取ったからといって木戸川の攻撃が沈むことはなかった
努「ノロいぜ!」
影野「あっ…!?」
角間王将『武方努、影野を抜き去った!』
勝「いくぞ兄弟達!」
努「おうよ!」
バシュ-ン
勝「はっ!」
バシュ-ン
友「トライアングルっ!!」
ギュウウウウンン!!
武方三兄弟「「「Zっ!」」」
角間王将『出たああああああ!武方三兄弟得意の必殺技、トライアングルZが雷門ゴールに襲い掛かる!』
円堂「>>223」
ゴッドハンドおおおおおっ!…!?!?ぐ、ぐわあっ、
円堂「ゴッドハンドおおおおおっ!」
パリ-ン!!!
円堂「…!?!?ぐ、ぐわあっ、」
ズバーン!
角間王将『ゴール!木戸川、すぐさま同点に追い付きました!』
勝「見たか?見たっしょ?俺らの連携」
円堂「な、なんてシュートだ……天馬のデスドロップにも、負けてねぇ………」
栗松「キャプテン!」
壁山「だ、大丈夫ッスか!?」
円堂「あ、ああ…」
半田「>>225」
気にするなよ。
相手は超攻撃型チーム。例え円堂でも、1点2点の失点は覚悟の上だ。
むしろゴールを決めた事で相手はより前のめりになる、特にあの三兄弟は調子に乗りやすいタイプだ。
…プラン通りカウンター狙っていくぞ。
染岡が決めた事で、天馬のマークも若干緩くなったしな。
半田「気にするなよ。相手は超攻撃型チーム。例え円堂でも、1点2点の失点は覚悟の上だ。むしろゴールを決めた事で相手はより前のめりになる、特にあの三兄弟は調子に乗りやすいタイプだ」
半田「…プラン通りカウンター狙っていくぞ。染岡が決めた事で、天馬のマークも若干緩くなったしな」
栗松「は、はいでヤンス!」
風丸(この得点…果たして本当に想定通りの失点なのか?確かに2点は取られる計算はしていたが……それにしては妙な胸騒ぎがする…)
この時風丸は予感していた
この同点劇は決して想定の同点ではないと…
そしてその懸念は……確実となった
天馬「たあっ!」
武方三兄弟「「「あっ!?」」」
角間王将『松風、武方三兄弟の囲い込みも難なく突破!木戸川のドリブラーが貴志部であるように、雷門にも松風というドリブラーがいます!』
貴志部「やっぱり凄いね、また化身同士対戦したくなったよ!」
天馬「>>227」
望むところです!って言いたいんですけど…鬼道さん!
天馬「望むところです!って言いたいんですけど…鬼道さん!」
バシュ
鬼道「落ち着いているみたいだな、天馬」
天馬「はい!」
貴志部「おっと、流石に同じ手は食わないか…」
鬼道「染岡!」
バシュ-ン
染岡「よし、来た!もう1点決めてやるぜ!」
バシュ-ン
ワイバーン「ギュウウウ!イイイッ!!!」
染岡「ワイバーン…クラッシュ!!!」
ギュウウウウンン!!
染岡「これで2点目だ!!」
西垣「そうはいくか!ふっ!」
ボオオオオ
西垣「スピニングカット!」
カキーーーーン
染岡「なっ!?」
角間王将『止めた!西垣、ピンチを救いました!』
西垣「ワイバーンの翼は完全に折れた!」
染岡「>>229」
はっ!俺のワイバーンは折れようが何度だって飛ぶさ!
染岡「はっ!俺のワイバーンは折れようが何度だって飛ぶさ!」
西垣「…だといいけどな」
染岡「何?」
豪炎寺「今のプレー」
貴志部「ああ。松風は最初の失策を引きずって俺との直接の競り合いを避けたよ」
豪炎寺「そうだな。あれがあるなら、付け入る隙はいくらでもある」
貴志部「勝ち越し点は頼むよ、エースストライカー」
豪炎寺「勿論だ」
豪炎寺(ファイアトルネードを超える新たな俺の力、君達の目に焼き付けて貰うぞ!)ギロリ
円堂「!」
円堂(あの目…絶対何かある!面白くなってきたぜ!)
今回はここまで
プロローグ最終章の剣城の出番ですが、あくまでも試合には出しません
それでも出演はさせますか?引き続きアンケートをとります
ピ---
角間王将『さあ、雷門のスローイングから試合再開です!』
少林「半田さんっ!」
ヒュルルル
貴志部「させないよ!」
半田「あっ!?」
角間王将『少林のスローイング、しかしこれは貴志部にカットされた!』
貴志部「はああああああっ!!!」
ギユウウウン!ギュウウウン!
貴志部「獣王!レオン!!」
角間王将『貴志部!再び化身を出しました!』
鬼道「くっ!またか!」
貴志部「うおおおおおおっ!!」
レオン「ガオ-」
鬼道「ぐわああっ!」
壁山「き、鬼道さんっ!」
鬼道「俺に構うな!」
壁山「はっ、はいっ!」
ジジジジジジ!!!
壁山「スクラッチレイド!?さ、させないッス!うおおおおおっ!!」
ドーーーーーン
壁山「ザ・ウォール!」
貴志部「悪いけど、砕かせて貰うよ!」
壁山「!?」
ドゴオオオオオオン!!
壁山「うううわあああああああっ!!」
貴志部「豪炎寺!」
バシュ
豪炎寺「ああ。見せてやる、これが俺の…爆熱だ!」
ギユウウウン!ギュウウウン!
豪炎寺「炎魔!ガザード!」
角間王将『なんと豪炎寺も化身使いだった!!』
豪炎寺「>>234」
爆熱…ストームッ!
豪炎寺「爆熱…ストームッ!」
ガザード「ヴオオオオオオ」
ボオオオオオオオオオ
鬼道「な、なんてシュートだ!」
風丸「円堂っ!?」
円堂(はっきりとわかる!この技はゴッドハンドじゃ止められない!だったらこいつに賭ける!)
円堂「ちゃああああああっ!」
ギュウウウウン!!
円堂「メガトンヘッド!!ちぇえええいっ!!」
ガキイイイイン!!
角間王将『物凄いシュートとシュートがぶつかり合った!円堂が防ぎ切るか!?それとも豪炎寺が勝ち越し点を呼び込むか!?』
円堂「ぐっ…ぐううううっ!!」
ギュウウウウン!! ギュウウウウン!!
豪炎寺「…」クルッ
半田(え?まだ競り合ってる途中だろ?なんで、なんでそんな確信めいた顔で後ろ向いてんだよ…)
鬼道(まさか!)
パリ---ン
円堂「ぐわああああああああ!!!!」ドサッ
ズバーン!!
審判「ッ!」ピ-
角間王将『ゴーーール!木戸川清修驚異の攻撃力!ここまで硬い守りを誇ってきた雷門から、前半だけで2点を奪った!!」
貴志部「流石はエースストライカー」
豪炎寺「フッ…」
パァン
勝「豪炎寺、貴志部の勝利の方程式に俺達3兄弟、この最強布陣で全国をもぎ取る。悪いが、お前達に邪魔はさせない、みたいな!」
半田「くっ…!」ギリッ
鬼道「>>236」
…やられたな。
鬼道「…やられたな」
円堂「ああ…」
風丸「爆熱ストーム…トライアングルZ…どちらも強力な技だ。武方3兄弟にマークを強めれば豪炎寺、逆に豪炎寺にマークを強めれば武方3兄弟だ。この圧倒的攻撃力に、どう対抗すればいい?」
半田「…今このチームで化身が使えるのは天馬だけだ。天馬の化身がドリブル型、シュート型…でもこれ以上の追加点は防ぎたい。だったらもう不慣れなのは承知で、天馬を守りに入れた方が」
鬼道「いやそれでは攻撃力が落ちる上に天馬をいたずらに消耗させるだけだ。そうなれば、勝てる確率は0だ」
半田「じゃあどうすんだよ!!」
ピッ!ピ----
角間王将『ここで前半終了のホイッスル!1-2、木戸川清修1点リードで折り返します!』
鬼道「ハーフタイム中に考えをまとめる」
半田「……わかった」
【雷門ベンチ】
鬼道(どうする?どうすればいい…?)
春奈「お兄ちゃん、これ」
鬼道「ああ。すまない…」
春奈「>>239」
とりあえず相手のデータを洗い直してみたんだけど何か参考になるかな?
春奈「とりあえず相手のデータを洗い直してみたんだけど何か参考になるかな?」
鬼道「……」
春奈「ど、どう?」
鬼道「いや特には……豪炎寺、得点率9割超えと武方3兄弟も8割以上で貴志部は10割、だが貴志部は確実に点が取れる時以外にシュートは打たない。これは木戸川と当たると決まった時には既に頭に入っていたデータだから、これといった………いや待て」
鬼道(……ある。確実に決められるであろうチャンスなら、一番最初にあった。あの時俺達は、武方3兄弟と豪炎寺を徹底マークしていた。貴志部が化身を発動していたにも関わらず、だ)
鬼道(ましてや雷門は前の試合で千羽山にシュートを打たせなかった鉄壁、とくにパスカットは要警戒すべきポイントだ。あの貴志部がそのデータに気付いていない筈がない。加えて円堂は、セーブ率という数字上では大した成績を収めていない。はっきりといえば本戦のセーブ率から円堂はザルだと見るべき、意識をFW4枚に持っていかれていた隙を突いた方が数字上の確率は高かった筈だ。にも関わらず、貴志部はあの時パスを選択した……何故……)
春奈「お兄ちゃん?」
鬼道「……よくデータを洗い直してくれたな」ナデナデ
春奈「へっ!?ど、どうしたの突然!?」
鬼道「…見つかったんだよ、絶対的攻撃力の、その僅かなほころびを」
「「「「!」」」」
鬼道「春奈、お前のおかげだ。ありがとう」
半田「>>241」
ど、どういうことだよ?
半田「ど、どういうことだよ?」
鬼道「…時間がない。円堂、質問がある。作戦を立てる上で、最も重要な質問だ」
円堂「!」
鬼道「メガトンヘッドだが、どんな体勢からでも発動することは可能か?」
円堂「どういうことだ?もう少しわかりやすく…」
鬼道「そうだな、飛び込みながら打つことは出来るか?」
円堂「んーー、それはやったことないからやってみないとわかんねぇ…けど、どうしてもやって欲しいんだな?」
鬼道「ああ」
円堂「>>243」
分かった。理由はわからないが俺は鬼道を信じる。
円堂「分かった。理由はわからないが俺は鬼道を信じる」
鬼道「…作戦を伝える。フォーメーションは前半と同じ、マークは引き続き豪炎寺と武方3兄弟を徹底的に…そして………」
角間王将『さあ後半は雷門ボールでキックオフとなります!果たして、この激戦を制するのはどちらのチームか!?』
円堂「皆!ここが踏ん張りどころだ!気を引き締めて行くぞおおおおお!」
「「「「おおおおおおっ!!」」」」
貴志部「まだまだ1点差だ、攻撃の手を緩めず攻めるぞ!」
「「「「おおおおおおっ!!」」」」
ピ----
染岡「…」チョンッ
天馬「行くぞおおおおおっ!」
角間王将『松風のドリブルで後半戦の幕開けです!』
鬼道(砕いてみせる。必ず!!)
豪炎寺(俺達は、絶対に負けない!)
今回はここまで
次回は出来たら、後半戦を終わらせたいかな?
ギュウウウウンン!!
勝「はやっ!?」
努「やばすぎっしょ!」
角間王将『松風、プレッシャーを掛けにきた武方勝と武方努を軽くかわして切り込んでいく!しかし貴志部がすぐにフォローに入った!』
貴志部「~~~っ!!」
ブ~~オオオオオ~~~
天馬「!?」
貴志部「オケハザマ・ウォール!」
天馬「>>249」
(まだボールを奪われるわけにはいかない!少し早いけど…)魔神ペガサス!
天馬(まだボールを奪われるわけにはいかない!少し早いけど…)
ギュウウウン!ギュウウウン!
ペガサス「うおおおおっ!」
天馬「魔神ペガサス!」
角間王将『貴志部の必殺技に対抗すべく、松風!ここで再び化身を発動させました!』
貴志部(やっぱり来た!)
ペガサス「・・・」ビリビリビリビリ
天馬「ペガサス……ブレイク!」
ペガサス「オオオオッ!!」
ドーン!!
貴志部「うわあっ!」
角間王将『松風、貴志部を吹き飛ばしました!』
天馬「よっし!このまま一気に!」
染岡「>>251」
天馬!こっちだ!
染岡「天馬!こっちだ!」
天馬「はいっ!」
バシュ
染岡「轟け!」
バシュ-ン
ワイバーン「ギュウウウ!イイイッ!!!」
染岡「ワイバーン…クラッシュ!!!」
角間王将『染岡の必殺シュートが炸裂した!』
ボオオオオ
西垣「スピニングカット!」
カキーーーーン
角間王将『あっと惜しい!染岡のワイバーンクラッシュはまたしても西垣に塞がれてしまいました!』
西垣「>>253」
何度やったって同じこと!みんな上がれ!
西垣「何度やったって同じこと!みんな上がれ!」
「「「「おうっ!」」」」
鬼道(ここだ、木戸川の定石通りならここからパスを繋ぐのは高確率で貴志部…)
西垣「貴志部っ!」バシュ
貴志部「っ!」ポスッ
鬼道(やはり来た!)
鬼道「全員、そのまま貴志部ではなくFW4枚を重点的にマークしろ!」
豪炎寺「なにっ!?」
風丸「…」
勝「お、おい…」
鬼道(来い…攻めて来い……)
貴志部「…くっ!」
角間王将『完全フリーになった貴志部、ドリブルで雷門陣内へ上がっていく!』
壁山「ま、マークは外さないッス!」
努「あ、ありえねえっしょ普通!」
友「なんで貴志部が放置されてんだ、みたいな!?」
鬼道(…やはりな。こいつら、貴志部がフリーになった途端に慌て出した)
豪炎寺(3人とも表情に出過ぎだ!)
貴志部「>>255」
(くそ、顔に出すな。悟られてはならない!)
俺をフリーにしていいのかい?じゃあ、このまま決めさせてもらうよ!
貴志部(くそ、顔に出すな。悟られてはならない!)
貴志部「俺をフリーにしていいのかい?じゃあ、このまま決めさせてもらうよ!」
円堂「来い!」
ギユウウウン!ギュウウウン!
貴志部「獣王!レオン!!」
西垣「決めろ貴志部!」
軟山「頼む決めてくれ!」
貴志部「うううおおおおおおっ!」
バシューーーーーン
角間王将『貴志部シュートを打った!』
円堂「ちゃああああああっ!」
ギュウウウウン!!
円堂「メガトンヘッド!!ちぇえええいっ!!」
ガキイイイイン!!
角間王将『円堂のメガトンヘッドが貴志部のシュートを弾き返しました!カウンターシュート炸裂!』
貴志部(やはりこうなったか…!)
西垣「だがこの威力なら問題なく防げる!スピニングカット!」
ボオオオオ
天馬「今だ!らあっ!」
ジジジジ…
西垣「なにっ!?」
角間王将『おっと松風がスピニングカットに直撃する直前に左足でボールを蹴り上げました!』
西垣「しまっ……!」
天馬「デスドロップ!」
ギュオオオオオン!!
軟山「うっ!?うわあああ」
ズバーン
角間王将『ゴール!松風のシュートチェインで雷門同点に追いついた!』
貴志部「…どこで気付いた?」
鬼道「ハーフタイム中だ。少なくとも前半の間は気付けなかった」
鬼道「…戦術、テクニック、駆け引き、観察眼…総合力で言えばアンタはここに居る選手の中で文句なくNo.1だ。そんなアンタが最初の攻めでマークのキツかった武方3兄弟にパスを出すなんて凡ミスをした。最初はラッキーだと大して気にはしなかったが、あれは凡ミスではなかった」
貴志部「…」
鬼道「あんたは気付いていたんだ。円堂の実力に。数字ではなく等身大の円堂の力をすぐに見抜いた。見抜いたからこそ打てなかった。だからあの時パスを選んだ」
貴志部「……ご名答だよ。流石は天才ゲームメイカーだ」
鬼道「>>257」
俺だけの力ではない。
この作戦は『FW4人を完全に封じ込める』事が前提の作戦だ。
俺1人では、まずできなかったよ。
鬼道「俺だけの力ではない。この作戦は『FW4人を完全に封じ込める』事が前提の作戦だ。俺1人では、まずできなかったよ」
貴志部「お互い、いい仲間に恵まれて司令塔としてはこれ以上なく楽しい試合が出来てるよね」
鬼道「ああ」
貴志部「…だけど、このままじゃ終わらないよ」
ピ---
角間王将『さあ、木戸川清修のキックオフから試合再開です!』
豪炎寺「…貴志部!」バシュ
貴志部「っ!」ポスッ
半田「マーク入るぞ少林!」
少林「はいっ!」
勝「くっ…」
角間王将『やはり雷門はFWを要警戒!木戸川、これをどう攻略するか!?』
貴志部「……確かにこの作戦でFWを徹底的に封じることで、攻撃翌力を削ぎ落とすことには成功したんだろう。でも、どんな作戦にも必ず弱点はある!」
鬼道(そうだ。貴志部の言う通りこの作戦には1つ大きな弱点がある…)
貴志部「行くぞ!」
角間王将『貴志部がドリブルで上がっていく!しかし誰も貴志部には近付かない!』
半田「>>259」
(この作戦、円堂への負担が1番デカい。よく快諾したぜこんな作戦!)
半田(この作戦、円堂への負担が1番デカい。よく快諾したぜこんな作戦!)
角間王将『貴志部一気にゴール前だ!円堂対貴志部、キャプテン同士の一騎打ちに突入です!!』
貴志部「さて、何処に打とうか…」ゴゴゴゴゴ
円堂(右か…左か…)
鬼道(そう。この作戦の弱点。それは円堂が1人で貴志部からゴールを守る必要があるということ。普通に力勝負となれば円堂に分があるが、貴志部は完全フリー。余裕を持って駆け引きに持ち込める。こうなったら円堂でも100%止めるというのは不可能だ…)
円堂(当てるんだ……真正面は有り得ない、いや、そう思わせて?それとも…)
貴志部「っ!」
ポ----ン
円堂「なっ!?」
角間王将『貴志部はループシュートを選択!円堂これには反応が遅れた!!』
円堂(やべえ、このままじゃ入る!どうすりゃ…!!)
鬼道『メガトンヘッドだが、どんな体勢からでも発動することは可能か?』
円堂(やってやる!もうそれしか方法はねえ!)
円堂「ちゃああああああっ!」
ギュウウウウン!!
円堂「メガトンヘッドオオオォォォ!!!!」
バシュ
円堂「当たった!」
角間王将『円堂が土壇場でメガトンヘッドを発動した!このボールはポストを越えるか!?それとも!?』
半田「越えてくえっ!」
貴志部「決まれっ!!」
ズバーン
審判「ッ!」ピ-
角間王将『ゴーーール!木戸川清修再び勝ち越し!記録上は円堂のオウンゴールということになりましたが、貴志部のプレーで点を取った!キャプテン対決を制したのは貴志部ですっ!!』
円堂「くっそおおおおおお!」ドンッ!
豪炎寺「>>261」
(今回こそ決められたが、同じ手は通じまい。…あのキーパーは高いセンスを持っている。)
豪炎寺(今回こそ決められたが、同じ手は通じまい…あのキーパーは高いセンスを持っている)
勝「やってやったな貴志部!」
努「奴らもこれで、ナメた陣形は外してくる…みたいな!」
貴志部「…いや、そうとは限らないよ」
友「え?」
貴志部「確かに俺をフリーにするのは相当のリスクを背負うことになる。けど、俺をフリーにしてまで彼らは君達を警戒しているんだ。そう簡単に崩すとは思えない」
豪炎寺「ましてや彼らはここまで勝ち上がった強者だ。これくらいで覚悟が揺らぐとは思えない」
勝「そ、そうか…」
貴志部「だけど必ずチャンスは作ってみせる。俺が風穴を、開ける」
武方3兄弟「「「っ!」」」コクッ
円堂「すまん、勝ち越しを許した…」
鬼道「まだまだ時間はある。次だ。次こそ止めてくれればいい」
円堂「……おう!」
天馬「>>263」
(…この作戦ですらまだ『第一段階』。円堂さんの負担も馬鹿にならないけど、勝つにはこれしかない。)
天馬(…この作戦ですらまだ『第一段階』。円堂さんの負担も馬鹿にならないけど、勝つにはこれしかない)
円堂(鬼道が言うには、次の1点まではセーフティ。だけど理想はなんでもいいから次の失点を防ぐ。俺だって、もうこれ以上点を取られるのはキーパーとして嫌だ。なんとしても、次こそ勝つ!)
鬼道「さあ攻めるぞ!ここで1点を取ってまた同点にする!」
染岡「おうよ!」
風丸「ああ!」
円堂「……よし皆、踏ん張るぞ!」
「「「「おおおおお!!!」」」」
強豪木戸川清修の攻撃翌力に大苦戦する雷門
果たして、彼らはこの激戦を制することが出来るのか!?
今回はここまで
次回こそ木戸川清修戦を終わらせたい…
ピ----
染岡「…」チョンッ
天馬「ッ!!」
ギュウウウウンン!!
勝「ちょ、こいつやっぱ速すぎるっしょ!」
豪炎寺(確かに速いな。だが…)
ブ~~オオオオオ~~~
貴志部「オケハザマ・ウォール!」
天馬「うわっ!」
ヒュルルルル
豪炎寺(やはり化身はそう何度も使えない。同じ条件なら貴志部は負けない!)
角間王将『貴志部、松風からボールを奪った!』
貴志部「>>267」
(パスは・・・やっぱりダメだよな)
貴志部(パスは・・・やっぱりダメだよな)
角間王将『雷門、勝ち越しを許しても尚貴志部をフリーにする戦術を続ける模様!果たして、この意図は如何に!?』
貴志部「じゃあ遠慮なく行かせて貰うよ!」
そう宣言した貴志部はあっという間にゴールまで切り込んでいた
円堂(さあ、来い!今度こそ止める!)
栗松「キャプテン…」ゴクッ
豪炎寺「!」タッタッタッ
貴志部「はあっ!」
バシューーーーン
円堂「ちゃあああああっ!!」
円堂(届けっ!)
ガコーーーン
角間王将『貴志部のシュートは僅かだがポストに嫌われた!』
半田「外れた!?」
貴志部「いや、外したんだよ」
豪炎寺「ッ!」タッタッタッ
角間王将『いや!ルーズボールに豪炎寺が走り込んでいた!貴志部、どうやらわざとポストに当たるようシュートを打っていたようです!』
ギユウウウン!ギュウウウン!
豪炎寺「炎魔!ガザード!」
勝「決めてくれ豪炎寺!」
豪炎寺「爆熱…ストームッ!」
ガザード「ヴオオオオオオ」
ボオオオオオオオオオ
角間王将『豪炎寺の化身シュートが炸裂!木戸川清修追加点なるか!?』
壁山「さ、させないッス!だあああああああ!!」ゴゴゴゴゴ
ドーーーーーーン
壁山「ザ・ウォール!」
豪炎寺「>>269」
無駄だ!お前では止められない!
豪炎寺「無駄だ!お前では止められない!」
ドゴオオオオオオン!
壁山「うわあああああああっ!!」
円堂「壁山っ!?」
風丸「!?あの、馬鹿!」
ギュウウウウンン!!
円堂「!?」
豪炎寺の爆熱ストームで壁山は吹き飛んでしまった…
吹き飛ばされた壁山を心配して、円堂は一瞬緩んでしまった…
轟音と爆炎をまとったボールが円堂に襲い掛かろうとした、その時だった!
風丸「ごはっ!!」ボコッ
ズバーン!!
審判「ッ!」ピ----
角間王将『ゴール!木戸川追加点!2-4!』
風丸「ゴホッ!ゴホッ!」
円堂(風丸…俺を、庇って……)
円堂「だ、大丈夫か…?」
風丸「!」キッ!
パァン!
「「「「!?」」」」
風丸「馬鹿野郎!なんでこんな大事な場面で気を緩めた!」
円堂「なっ…!?ば、馬鹿ってなんだよ、俺は…!」
風丸「大馬鹿だ!壁山が、どんな思いで豪炎寺に立ち向かったと思ってるんだ!」
円堂「!」
風丸「>>271」
壁山だってこうなることを覚悟の上で立ち向かったんだ!
風丸「壁山だってこうなることを覚悟の上で立ち向かったんだ!」
風丸「例え自分が止められなくても、後ろのお前が止めてくれる…そう信じてたから立ち向かえたんだ!」
円堂「!」
風丸「…次は守るぞ。皆で」
壁山「2点差ッスけどまだセーフティ。ですよね?」
鬼道「>>273」
あぁ、かなりギリギリだがな
鬼道「あぁ、かなりギリギリだがな」
染岡「俺ら皆で全力を尽くせば、この窮地も脱することが出来る!やろうぜ!」
天馬「はいっ!」
風丸「……さっきは、差し伸べてくれた手を払って悪かった」
円堂「いや、俺の方もあれで目が覚めたよ」
風丸「…背中は1人で守ってるなんて、もう思わないでくれよ」
円堂「おう!」
観客のほとんどがこの2点差でゲームが終わったと思っていた
しかし、雷門はまだ誰も諦めていなかった
その諦めない心が、チャンスを引き寄せる……
天馬「そよかぜステップ!」
ヒュン!
跳山「あっ!?」
角間王将『松風が必殺のそよかぜステップで跳山を抜きました!』
マックス「そよかぜステップなんて、予選以来じゃん」
染岡「天馬!」
天馬「はいっ!」バシュ
染岡「そおら!」
バシュ-ン
ワイバーン「ギュウウウ!イイイッ!!!」
染岡「ワイバーン…クラッシュ!!!」
ギュウウウウンン!!
西垣「何度やっても無駄だ!!」
ボオオオオ
西垣「スピニングカット!」
カキーーーーン
西垣「ワイバーンの翼は、もう折れてr風丸「うおおおおっ!!」
分身A「」
分身B「」
風丸「分身ディフェンス!」
西垣「なんだとっ!?」
角間王将『なんとDFの風丸西垣の目の前まで駆け上がっていました!これは驚きです!』
風丸「天馬!」
天馬「はいっ!」
風丸「>>275」
俺達で決めるぞ!
風丸「俺達で決めるぞ!」
バシュ---ン
鳥「ピィィィ!!」
風丸「ふっ!」
天馬「たあっ!!」
ボオオオオッ!
「「炎の!風見鶏!!」」
角間王将『出たああああああ!戦国伊賀島戦で決勝ゴールとなった風丸と松風の必殺炎の風見鶏!これが追い上げの1点となるか!?』
軟山「タフネスブロックううう!!!!」
ボヨ----ン
軟山「う、うううう…うわああああっ!!」
ズバーン!
角間王将『ゴール!雷門も黙ってはいません!3-4、白熱のシーソーゲームとなってきました!!!』
鬼道(ここからだ!ここからが、最大のターニングポイントとなる!!)
天馬「>>277」
ここまでは作戦通りですよね、綱渡りどころか糸を渡ってるってくらいギリギリですけど
天馬「ここまでは作戦通りですよね、綱渡りどころか糸を渡ってるってくらいギリギリですけど」
鬼道「ああ。ここからだ…ここからが、山場だ…」
栗松「…」ゴクッ
壁山「つ、次も…からだを張るッス!」
円堂「……おう!」
ピ---
豪炎寺「…」
バシュ
勝「よっ、貴志部!」
バシュ
貴志部「…」ポスッ
天馬「うおおおおおっ!!」タッタッタッ
勝「なっ!?あいつ、貴志部に向かって走ってやがる!」
友「マジかよ!」
角間王将『松風、貴志部に向けてプレッシャーを掛けます!』
豪炎寺(このタイミングで陣形を崩してきた?どういうつもりだ…?)
天馬「勝負です!貴志部さん!」
貴志部「……いいよ」
ギユウウウン!ギュウウウン!
貴志部「獣王!レオン!!」
天馬「はあああああああっ!!」
貴志部(化身は使ってこない?いや、化身じゃなくてもブロック技の可能性はある。それに!)
天馬「あああああっ!!」
貴志部(この向かってくる目に、全力で応えたい!!)
ジジジジジジ!!!
貴志部「スクラッチレイド!!」
ザシュ!!!
天馬「ぐわあああああああっ!!」
角間王将『貴志部、松風を吹き飛ばします!そしてそのまま化身を発動しながらドリブルで切り込んでいく!』
半田「>>279」
大丈夫か天馬!
(・・・後輩が、みんながこんなに頑張ってるんだから俺だって頑張らなきゃな)
半田「大丈夫か天馬!」
天馬「は、はい…」ヨロッ
半田(・・・後輩が、みんながこんなに頑張ってるんだから俺だって頑張らなきゃな)
貴志部「うおおおおっ!」
レオン「ガァァァ!!!」
半田「うううおおおおおおおっ!!」
貴志部「はあっ!」
ドーーーーーーン
半田「ぐわっ!」
豪炎寺「貴志部っ!」
貴志部(豪炎寺のマークが緩い!)
バシュ
豪炎寺「ふっ!」ポスッ
角間王将『ボールはエースストライカーの豪炎寺に繋がりました!』
豪炎寺(何を企んでいるかは知らないが、その企みごと打ち砕く!それが、それがエースストライカーだ!!!)
ギユウウウン!ギュウウウン!
豪炎寺「炎魔!ガザード!」
壁山「と、止めるッス!」
豪炎寺「これで決まりだ!爆熱…ストームッ!」
ガザード「ヴオオオオオオ」
ボオオオオオオオオオ
角間王将『豪炎寺の化身シュートが炸裂!これが試合を決定付ける1点になるか!?』
壁山「だあああああああ!!」ゴゴゴゴゴ
ドーーーーーーン
壁山「ザ・ウォール!」
ドゴオオオオオオン!
壁山「うわあああああああっ!!」
円堂「今度は無駄にしない!ちゃあああああ!!」
円堂「ちゃああああああっ!」
ギュウウウウン!!
円堂「メガトンヘッド!!ちぇえええいっ!!」
ガキイイイイン!!
角間王将『再び物凄いシュートのぶつかり合いとなります!果たして今回はどちらが勝つか!?』
円堂「ぐおおおおおおおおっ!!!」
ジリ……ジリ……
円堂(だ、駄目だ!押し込まれる……)
角間王将『円堂が徐々に押し込まれていく!やはり今回も豪炎寺が勝つか!?』
円堂「う、うおおおっ……」ザザッ…
ピトッ
風丸「ぐっ、諦めるな円堂っ!!」
角間王将『あっと風丸が円堂を支えています!』
風丸「俺達なら絶対に押し返せる!勝とうぜ円堂、皆で!!」
円堂(仲間が俺の背中を支え押し込んでくれる!行ける!行けるっ!!)
円堂「……行けるっ!」
円堂・風丸「「うおおおおおおおっ!!」」
ギュオオオオオオオオンンン!!!!
角間王将『円堂が豪炎寺の必殺シュートを弾き返した!』
豪炎寺「なんだと!?」
角間王将『爆熱ストームとメガトンヘッドの二つのエネルギーが合わさったボールは木戸川ゴールへと向かっていく!』
西垣「>>282」
くっ!スピニングカット!!
西垣「くっ!スピニングカット!!」
ボオオオオ
ギュオオオオオオオオンンン!!!!
西垣「なんだと!?」
努「軟山!止めてくれっ!!」
軟山「タフネスブロックううう!!!!」
ボヨ----ン
軟山「う、うううう…うわああああっ!!」
ズバーン!
観客達「「「「……」」」」
シ----ン
角間王将『ご、ゴールッ!雷門、この土壇場で追い付いたああああああああ!!!!』
わあああああああああああああっ!!!
角間王将『お聞きくださいこの大歓声!スタジアムは今年1番の大盛り上がりです!』
風丸「よっしゃ!やったな円堂っ!!」
ギューーーーー
円堂「>>284」
ははっ!苦しいって!
円堂「ははっ!苦しいって!」
半田「…やったな、鬼道」
鬼道「ああ」
少林「結果的に同点にはなりましたけど、もし木戸川が1点差になってから時間稼ぎに切り替えてたら、どんな作戦で行くつもりだったんですか?」
鬼道「考えてないさ。もし万が一が起きたら白旗をあげるつもりだった」
栗松「え"っ!?」
半田「安心しろよ。そのもしもは端から有り得ないって根拠はあったからさ」
栗松「こ、根拠でヤンスか?」
鬼道「>>286」
やつらは攻め手を緩める事はできない。
奴らの自身の根幹には『絶対的なエースストライカー』という存在がある。
時間稼ぎにシフトするという事は、『エースの敗北』を認めることと同義だからだ。
鬼道「やつらは攻め手を緩める事はできない。奴らの自信の根幹には『絶対的なエースストライカー』という存在がある」
鬼道「時間稼ぎにシフトするという事は、『エースの敗北』を認めることと同義だからだ」
栗松「な、なるほどでヤンス…」
半田「でも円堂達は、その自信を跳ね除けてくれた」
鬼道「このエースの敗北で、木戸川の動きは格段に鈍くなる。叩ける。山場を越えチャンスを掴んだ今なら、勝てる!」
絶対的エースストライカー、豪炎寺を止めたことで雷門は勝てる
鬼道の宣言通り、終わりはロスタイムに訪れた…
鬼道「イリュージョンボール!」
ヒュンヒュンヒュンヒュン
豪炎寺「なっ!?」
鬼道「天馬!」
バシュ
天馬「はいっ!」ポスッ
貴志部「まだだ!ここを凌いで、延長戦だ!!!」
ギユウウウン!ギュウウウン!
貴志部「獣王!レオン!!」
天馬「はあああああああっ!!」
ギュウウウン!ギュウウウン!
ペガサス「うおおおおっ!」
天馬「魔神ペガサス!」
角間王将『松風、貴志部両選手が化身を出してきた!!』
「「うおおおおおおっ!!」」
ガシイイイイッ!!
円堂「踏ん張れ天馬!!」
天馬「>>288」
(ここで全力を出しきっても構わない!)
(何故なら俺には頼りになる仲間達がいるから!!)
天馬(ここで全力を出しきっても構わない!何故なら俺には頼りになる仲間達がいるから!!)
天馬「うあああああああああっ!!!!」
ペガサス「おおおっ!おおおおおおっ!!」
バキッ!!!
貴志部「がっ…!!!」
レオン「」シュウウウウン…
天馬「はっ!!」
ピカーン!
ペガサス「ウウウウウ……」
シュウウウン!
天馬「銀の翼!魔神ペガサスアーク!」
ペガサスアーク「オオオオッ!!」
角間王将『出たああああああ!!松風の秘奥義!化身進化!!』
天馬「ジャスティス………ウィング!!」
ビュウウウウオオオオオオオオ!!!
軟山「!?」
ズバーン!!
審判「ッ!!!」ピ----
角間王将『ゴオオオオオオルッ!!雷門、大逆転!!最後は松風の銀の翼、ペガサスアークが試合を決めました!!』
ピッ!ピッ!ピ-----
円堂「いよっしゃあああああああああっ!!!」
天馬「勝った………」
ペガサスアーク「」シュウウウウン…
豪炎寺「……負けたか」
貴志部「完敗だったよ、おめでとう。雷門の皆さん」
半田「よく言うよ。俺らのことをあんだけ圧倒してさ。互角に戦えたのは天馬だけだったし」
貴志部「>>290」
松風の力が何より大きかった
貴志部「それでも、君達は俺たちに勝って見せた。胸を張りなよ」
半田「……ありがとう」
鬼道(いよいよ世宇子だ。佐久間、源田、皆…必ず、必ず仇は取る!見ていてくれよ…)
激闘の準決勝を制した雷門だが、まだ全てが終わった訳ではない
次はいよいよ決勝戦!
雷門は頂点を掴むことが出来るか!?
今日はここまでにします
プロローグ最終章の世宇子編ですが、剣城の再登場はFFI編まで取っておくことにします
そしてここでもアンケートを取ります
いきなり試合から始めることはないですが、どの場面から始めたらいいか、読者の意見を取り入れようと思います
ではまた次回!
半田「でいっ!」
バシュ
鬼道「ツインブースト!!」
ギュウウウン!
円堂「ちゃああああああっ!」
ギュウウウウン!!
円堂「メガトンヘッド!!ちぇえええいっ!!」
ガキイイイイン!!
春奈「キャプテン、もの凄く気合が入ってますね」
秋「ええ。サッカー部が作られた時からの目標だった場所に辿り着いたからね」
春奈「>>298」
他の皆さんと気合入ってますね。
春奈「他の皆さんも気合入ってますね」
夏未「頂上が見えるところまで来たまさにこのタイミングで満足されるよりはマシよ」
葵「そもそも皆さん、そういうタマじゃないですもんね」
円堂「よっしゃー!もう1丁!」
天馬「キャプテン!次は俺が行きます!」
円堂「おう!天馬には、ランスロットを受け取ってからまだ1度も勝ててなかったからな。今日こそ勝たせて貰うぜ!」
天馬「>>300」
俺もいつか俺の力だけで勝ってみせます!(ランスロットはやっぱり剣城のものだ、こいつもきっと剣城の下に帰りたがってる、だから剣城が戻ってくるまで一緒に頑張ろうな!ランスロット!)
あまりネタバレは出来ないのですが、ランスロットは返す予定はないのでズラさせて貰います、申し訳ありません
春奈「他の皆さんも気合入ってますね」
夏未「頂上が見えるところまで来たまさにこのタイミングで満足されるよりはマシよ」
葵「そもそも皆さん、そういうタマじゃないですもんね」
円堂「よっしゃー!もう1丁!」
天馬「キャプテン!次は俺が行きます!」
円堂「おう!天馬には、ランスロットを受け取ってからまだ1度も勝ててなかったからな。今日こそ勝たせて貰うぜ!」
天馬「>>303」
じゃあ、今日も勝たせて貰いますね。
でないと剣城に申し訳ないですから。
天馬「じゃあ、今日も勝たせて貰いますね。でないと剣城に申し訳ないですから」
ジジジジ…
天馬「デス…ドロップ!」
ギュオオオオオン!!
円堂「ッ!」ザッ!!
円堂「メガトンッ!!」
パシィィィィィ!!
「「「「!?」」」」
「中々悪くないシュートだね。人間の中では最強クラスか。だけど、僕には及ばない」
壁山「で、デスドロップが…片手で止められた?」
半田「マジかよ…」
「驚いているようだね。まあ、無理もない。僕は神、あまりの次元の違いに戸惑うのは当然だからね」
少林「か、神…?」
栗松「あの人頭おかしいんでヤンスかね?」ヒソヒソ
染岡「俺に聞くな…」
鬼道「>>305」
…なぜ、貴様がここにいる!
鬼道「…なぜ、貴様がここにいる!」
「おや?誰かと思えば、元シードの鬼道君じゃないか。また負けるために転校したいたのかい?物好きだね」
半田「また…ってことは!」
鬼道「アフロディ!」
アフロディ「>>307」
初めまして雷門のみなさん
アフロディ「初めまして雷門のみなさん」
春奈「アフロディ…って、世宇子中のキャプテン!?」
円堂「世宇子のキャプテン!?お前が!?」
鬼道「貴様、何しにここへ来た!答えろ!」
アフロディ「何ということはないよ。僕はただ、雷門に興味が出ただけさ」
天馬「興味?」
アフロディ「剣城君程の1匹狼を瞬く間に絆した雷門がどれほどのものなのかと思ってね、一目見に来ただけさ」
アフロディ「…けれど、がっかりだよ。まさか雷門がこれほど弱いだなんてね」
円堂「>>309」
…お前すげぇな!天馬の『デスドロップ』を片手で止めるなんて!
円堂「…お前すげぇな!天馬の『デスドロップ』を片手で止めるなんて!」
アフロディ「僕は神だからね。君達人間とは次元が違うのさ」
円堂「?よくわかんねえけど、お前が凄えキーパーなのはわかったぜ!」
鬼道「…アフロディのポジションはMFだ」
円堂「え?そうなの?」
天馬「MF…俺と、同じ……」
アフロディ「…今のでわかったろう?僕1人にも遠く及ばない君達が、世宇子に勝つことはあり得ないんだよ」
染岡「くっ…!」
円堂「そんなことはないぞ!」
アフロディ「…ほう」
円堂「勝利の女神は、最後まで諦めない奴のことが好きなんだ。だから、例えお前が神であってもどんなに強くても、最後まで諦めずに戦えば俺達にだって勝利の女神は微笑んでくれる。そういうもんなんだぜ!」ニカッ
アフロディ「……なるほど。雷門のキャプテンは随分と能天気で、その上鈍感なようだね。あの剣城君が絆されたのもこの馬鹿さ加減に一周回って、といったところか」
アフロディ「………まあいいや。今日のところはこの辺で帰らせて貰うとするよ。決勝戦、楽しみにしているよ」
円堂「おう!いい試合にしようぜ!」
アフロディ「…じゃあね」
鬼道「待て!」
アフロディ「ん?なんだい?」
鬼道「帰る前に1つだけ……帝国戦の時には、手を抜いていたのか?」
春奈「お兄ちゃん…」
アフロディ「…」
鬼道「答えろ!」
アフロディ「だってさ、君も含んで相手にならなかったし」
「「「「!?」」」」
アフロディ「むしろあの程度の実力でよく僕に本気を出させなかったことを責めてきたね。ある意味、あっぱれと言ったところかな?」
鬼道「>>311」
…俺のことを馬鹿にするのは構わん。
だが、源田と佐久間を…帝国を相手にならないと言ったその言葉。
必ず後悔させてやるぞ、アフロディ!
鬼道「…俺のことを馬鹿にするのは構わん。だが、源田と佐久間を…帝国を相手にならないと言ったその言葉。必ず後悔させてやるぞ、アフロディ!」
アフロディ「出来るといいね。それじゃあ、決勝戦で」
そう宣言すると、アフロディは去っていった
最後まで諦めずに戦えば勝てると信じる円堂
帝国の仲間を侮辱され勝利に飢える鬼道
そして、円堂達と同じく勝つために全力を尽くす覚悟を決めた雷門イレブン
それぞれの想いを胸に、運命の決勝戦、間もなく開始!!
今回はここまでにします
【FFスタジアム】
わあああああああああああ!!!
わあああああああああああ!!!
角間王将『遂にこの日がやってきました。長かったFFもこれが最後!雷門中対世宇子中の試合、実況担当は角間王将でお送りします』
わあああああああああああ!!!
秋「木戸川との試合の応援も凄いと思ったけど、今日は迫力が全然違うね…」
葵「前は木戸川の方が応援が多かったのに、今回は互角って気がします!」
栗松「お、俺達まるで…スターになったみたいでヤンス!」キラキラ
夏未「栗松君、浮かれるのはまだ早くてよ」
栗松「あっ!?す、すみません…」
鬼道「…」キュッ
春奈「>>315」
…お兄ちゃん。
春奈「…お兄ちゃん」
鬼道「心配するな。この間は少し頭に血が上っていたが、今は冷静だ」
鬼道「…俺は確かにリベンジの為にここまで来た。だが、ここに来てふと気付いたことがある」
春奈「気付いた、こと?」
鬼道「…俺はただ勝ちたい。雷門を優勝させて、皆で喜びたい。その思いが大きくなっていることにな」
半田「>>318」
鬼道…
あぁ、そうだな!勝って、そして泣こうゼッ!
半田「鬼道…あぁ、そうだな!勝って、そして泣こうゼッ!」
染岡「鬼道の泣き顔か。確かにそいつは気になるな!」
風丸「そのゴーグル外して素顔も見てやるか」
マックス「おっ、いいねそれ」
鬼道「お前たち…」フッ
春奈(良かった。いつものお兄ちゃんだ…)ホッ
天馬「>>320」
…アフロディさん!
天馬「…アフロディさん!」
アフロディ「おや、君は確か剣城君からランスロットを受け継いだ…松風君だったかな?」
天馬「この間デスドロップを簡単に止められた時、正直俺は勝てないと思いました」
アフロディ「何、そう思うのは当然のことさ。自分の力を理解している分、君は他の人間達と違って理知的なようだね」
天馬「……俺1人ではアフロディさんには勝てません。でも皆で力を合わせれば、アフロディさんにも立ち向かえる。あの敗北で、俺は貴方にそう教えて貰いました」
アフロディ「立ち向かえる、か。勝てるとは言わない辺り謙虚だね」パチパチ
天馬「勝負は何が起こるか、わからないものですから」
アフロディ(こいつ、謙虚に見せかけて勝つ気満々じゃないか)
天馬「それじゃあ俺はこれで」ペコリ
アフロディ「……今日の試合、お互いに楽しもうね」
葵「て、天馬…世宇子のキャプテンさんに何言ったの?」
天馬「何って、挨拶だよ挨拶」
葵「そ、そっか。挨拶…」
円堂「>>322」
今はまだ、敵も味方もない
円堂「天馬は今日の試合どう思う?」
天馬「あ、キャプテン。どう、とは?」
円堂「…俺は正直怖い、あんな奴等に勝てるのかって不安もある。でもそれ以上に楽しみなんだ、あんなすげえ奴等と戦える、勝ったらどんなに嬉しいんだろうなって」
天馬「俺達、どれだけ喜べるんでしょうね?」
円堂「…見つけようぜ。今日の試合で」
天馬「はい!」
アフロディ「…どうやら全員神に抗うつもりのようだね」
鬼道「当然だ」
染岡「俺達は誰が相手でも最後まで喰らいつく!」
アフロディ「…精々観客をがっかりさせないようにしたまえよ」
審判「両チーム、整列!」
円堂「行くぞ、皆」
風丸「ああ」
アフロディ「……」
世宇子の選手達「「「…」」」
染岡「あん?」
白服「皆さま、ドリンクをお持ちしました」
アフロディ「ご苦労様…では早速、僕達の勝利に」
世宇子イレブン「乾杯!」
カンッ!
世宇子イレブン「…」ゴクゴク
半田「なっ!試合前の整列直前に勝利への乾杯だと!?」
壁山「頭来るッス!」
鬼道「>>325」
その余裕も長くは続かないと言うことを教えてやる
鬼道「その余裕も長くは続かないと言うことを教えてやる」
染岡「鬼道の言う通りだ。あそこまでナメられてんなら却って好都合だ。手遅れになるくらい点を取って、あいつらを世界一間抜けな学校にしてやろうぜ!」
壁山・栗松・少林「「「おー!」」」
アフロディ「…」ニヤリ
~グラウンド~
角間王将『FF運命の決勝戦、雷門ボールからキックオフ!』
ピ-----
天馬「…」チョンッ
染岡「っしゃあ!行くぜ!」
デメテル「…」
染岡「あん?」
角間王将『おっとこれはどういうことだ?世宇子の選手達は誰も動かない!』
天馬「えっ!?」
鬼道「馬鹿な!」
染岡「>>328」
チッ!どうやらとことん俺達を舐めてるようだな
染岡「チッ!どうやらとことん俺達を舐めてるようだな」
アフロディ「さあ、ゴール前までどうぞ」
染岡「はん!言われなくたって!」
角間王将『染岡、ドリブル世宇子陣内へ切り込んで行く!』
染岡「おらあっ!」
バシュ-ン
ワイバーン「ギュウウウ!イイイッ!!!」
染岡「ワイバーン…クラッシュ!!!」
角間王将『染岡!いきなり必殺シュートを打ち込んだ!』
染岡「砕けやがれえええっ!」
ポセイドン「…」パシッ
染岡「なっ!?」
角間王将『キーパーポセイドン!染岡のワイバーンを片手で難なく掴みました!』
ポセイドン「…」ポイッ
コロコロコロ~
鬼道「!」
ポセイドン「…」チョイ
角間王将『世宇子の守護神ポセイドン!なんと鬼道にボールを渡し人差し指で挑発しています!これは間違いなく宣戦布告です!』
鬼道「>>330」
・・・後悔させてやる
鬼道「・・・後悔させてやる」
半田「鬼道!」タッタッタッ
鬼道「……行くぞ!」
バシュウウウウン
半田「でいっ!」
バシュ
鬼道「ツインブースト!!」
ギュウウウン!
ポセイドン「…」パシッ
角間王将『ポセイドン!これもまた片手で防いだ!』
ポセイドン「これも違うな。アフロディ!」
アフロディ「…少し早いけど、いいだろう」
ポセイドン「ッ!」ポイッ
ヒュルルルル
天馬「!?」ポスッ
ポセイドン「>>332」
ほら撃ってみろよ
ポセイドン「ほら撃ってみろよ」
天馬「…」
鬼道「……天馬、デスドロップだ」
ポセイドン「デスドロップだと?本当にそれでいいのか?」
鬼道「なに?」
ポセイドン「本当はわかっているんじゃないのか?俺にはもう、技は通用しない。可能性があるならそれは化身だということに」ニヤリ
鬼道「!」
天馬「…鬼道さん?」
壁山「鬼道さん!天馬に化身を使って貰うッス!」
栗松「そうでヤンス!」
少林「このままじゃ俺達、ずっと舐められてそのまま終わってしまいますよ!」
半田「鬼道っ!」
染岡「あいつらの天狗の鼻をへし折るにはもうそれしかねえだろうが!」
鬼道「…わかった」
鬼道「天馬、頼む」
天馬「…わかりました」
アフロディ「>>334」
君達はこれから知ることになる
圧倒的な力の差というものを
アフロディ「君達はこれから知ることになる。圧倒的な力の差というものを」
天馬「はあああああああっ!!」
ギュウウウン!ギュウウウン!
ペガサス「うおおおおっ!」
天馬「魔神ペガサス!」
壁山「出た!ペガサス!」
栗松「行くでヤンス!」
天馬「>>336」
いっけぇぇぇ!!
天馬「いっけぇぇぇ!!」
バシューーーーン
ポセイドン「来た」ニヤリ
ポセイドン「うおおおおおおっ!!」
ギュウウウン!ギュウウウン!
ポセイドン「深淵のアギラウス!」
鬼道「なっ!?ゴールキーパーの、化身使いだと!?」
ポセイドン「そうだ。俺はシードの、いや、世界で最初のキーパー化身を生み出した!!」
アギラウス「グオオオオオ」
ギュオオオオオオ
ポセイドン「ギガバイトスクリュー!」
クルクルクルクル
アギラウス「ペッ!」
角間王将『と、止めたああああああああああっ!!な、ななななんと!ポセイドンが史上初のキーパー化身を出して止めました!!』
天馬「くっ…」
ペガサス「」シュウウウ
ポセイドン「ふん!」
アギラウス「」シュウウウ
アフロディ「さて、次は僕の番だね」
ポセイドン「アフロディっ!」
シュウウウウウウンン!!
アフロディ「…」ポスッ
角間王将『なんとポセイドンの投げたボールは真っ直ぐアフロディの足元に到達した!』
染岡「どんな鉄砲型だよ!」
鬼道「化け物め!」
アフロディ「…」
半田「なっ!?ボールを受け取ったからでも止まるのかよ!舐めるなああああああ!!」
ヒュン!
アフロディ「…」スタスタ
半田「……え?」
角間王将『なんとアフロディ!一瞬消えました!そして半田の後ろを優雅に歩いています!』
半田「>>338」
(嘘だろ!?速すぎる!る)
半田(嘘だろ!?速すぎる!)
ビュオオオオオオ
半田「えっ!?うわあああああああっ!!」
栗松「半田さんっ!」
アフロディ「さて、次は君達の番だね」
壁山「ヒッ…!」
影野「あ、あああ…」
アフロディ「怯えているんだね」
壁山「お、おおおおお、おび、怯えて、なんか…」
アフロディ「強がらなくてもいい。恥じることもない。神の強大な力が目の前に迫っているんだ。怯えるのは当然さ」
アフロディ「……ヘブンズタイム」
パチン
壁山「」
影野「」
アフロディ「……」
パチン
「「えっ!?」」
ビュオオオオオオ
「「うわあああああああっ!!」」
角間王将『なんということでしょうアフロディ!一瞬でゴール前だ!』
アフロディ「これが第一の必殺技ヘブンズタイム。そして次にお見せするのは…」
バサァァァァ
アフロディ「ゴッドノウズ!!」
ギューーーーーーン
円堂「ちゃああああああっ!」
ギュウウウウン!!
円堂「メガトンヘッド!!ちぇえええいっ!!」
アフロディ「無駄だよ」
パリイイイイイン!
円堂「!?」
ズバーン!!
審判「~~っ!」ピ----
角間王将『ゴール!先制点は世宇子中です!遂に解禁されたアフロディの必殺シュート・ゴッドノウズが円堂のメガトンヘッドを見事に破った!!!』
円堂「がはっ!」ドサッ
風丸「円堂っ!?」
円堂「だ、大丈夫だ…」ヨロッ
アフロディ「>>340」
ほぉ?この技を受けてまだ立っていられるとはね
アフロディ「ほぉ?この技を受けてまだ立っていられるとはね」
「アフロディ」
鬼道「なっ!?」
風丸「なんで、あいつがここに!?」
染岡「捕まったんじゃなかったのかよ!?」
アフロディ「総帥。予定通りこちらが先制しました」
影山「よくやったアフロディ」
鬼道「~~ッ!影山ァ!」
影山「影山か。フッ、総帥とはもう呼んではくれないのだな」
鬼道「貴様…何をしにここまで来た!」
影山「何をしにだと?監督が自分のチームのベンチ前に居ることがそんなにおかしなことか?」
鬼道「なっ!?」
影山「>>342」
今日はお互い良い試合にしようじゃないかニタァ
影山「今日はお互い良い試合にしようじゃないか」ニタァ
鬼道「………くそっ!」
影山「アフロディ、次の作戦に移れ」
アフロディ「了解しました。総帥」
ピ----
染岡「っ!」
バシュ
鬼道(何故影山が世宇子の監督なのか、今はそんなことを考える必要はない!今は勝つことだけを考えろ!)ポスッ
デメテル「はあっ!」ズザ-
鬼道「っ!」ヒョイッ
角間王将『鬼道、スライディングを仕掛けてきたデメテルを難なくかわした!』
鬼道(わざとらしい真似を!)
アフロディ「ふふっ…」
鬼道「これでどうだ!」
ヒュンヒュンヒュンヒュン
鬼道「イリュージョンボール!!」
アフロディ「おや、どれが本物かわからないな」
鬼道「…」
角間王将『鬼道、アフロディも抜きました!流石は天才ゲームメイカー、世宇子の選手達にも引きを取っていません!』
鬼道(こいつら、わざとらし過ぎる!)
染岡「鬼道!」
鬼道「頼んだ!」
バシュ
ヘラ「あっ」
染岡「ドンピシャだぜ!」
角間王将『ボールは鬼道から染岡へと渡った!』
アフロディ「ディオ」
ディオ「やっと出番か。待ちくたびれたぜ」
ゴゴゴゴゴ
染岡「なっ!?なんだ、地震か!?」
ディオ「メガ…クエイク!」
ドオオオオオンン!!!
染岡「なっ!?うおわあああああああっ!!」
鬼道「染岡っ!」
ヘラ「人の心配をする余裕があるのかい?」
鬼道「なにっ!?」
ヘラ「ダッシュストーム!!」
ビュオオオオオオ
鬼道「ぐわあああああっ!!」
角間王将『次々と解禁される世宇子中の必殺技を前に雷門、大苦戦を強いられています!!』
デメテル「ダッシュストーム!」
ビュオオオオオオ
風丸「ぐああっ!」
壁山「うわあああああっ!!!」
ドサッ!
ドサッ!
デメテル「後は、お前だけか」
円堂「ッ!」ザッ!!
デメテル「うおらあっ!」
ゴゴゴゴゴ
デメテル「リフレクトバスター!!」
バシューーーーン
バシューーーーン
バシューーーーン
円堂(ボールが岩に当たって跳ね返りまくってやがる!どこに来る!?)
バシューーーーーーン
円堂(見えた!右だ!)
円堂「ちゃああああああっ!」
ギュウウウウン!!
円堂「メガトンヘッド!!ちぇえええいっ!!」
ガキイイイイン!!
円堂「ぐ、ぐうううおおおおおおっ!!」
バシューーーーン
円堂「うわっ!!」ヒュウウウウン
ガコーーーーン!!
円堂「~~~っ!?」ズキン!!
審判「ッ!」ピッ!!
角間王将『円堂、デメテルの必殺技を渾身のメガトンヘッドで何とか弾きました!しかしリフレクトバスターも中々の威力があったようで、吹き飛ばされた際に右肩を強くぶつけてしまったようです』
風丸「円堂っ!?」
円堂「……大丈夫」
壁山「そ、そうッスか…」
栗松「キャプテンに大事がなくてよかったでヤンス!」
円堂「ま、まあな…」ズキズキ
風丸「…」
円堂「>>346」
…大丈夫だから、だから心配するなよ風丸ニコッ
(もう一点だってやらない、この命に代えてもゴールは守ってみせる)
円堂「…大丈夫だから、だから心配するなよ風丸」ニコッ
風丸「あのなぁ…」
円堂「本当大丈夫だから、頼むよ……」
風丸「…手遅れになっても、俺は知らん」
円堂「……サンキューな」
風丸「馬鹿野郎…」ボソ
円堂(もう一点だってやらない、この命に代えてもゴールは守ってみせる)
しかしこの円堂の決意も虚しく、悲劇の連鎖は続いた…
ビュオオオオオオ
少林「うわあああああっ!!」
半田「うわっ!!」
角間王将『アフロディのヘブンズタイムで半田と少林が吹き飛んだ!』
半田「ッ!」スタッ
グキッ!!
半田「あっ……」フラッ
影野「えっ?」
ドサッ!
円堂「半田!?」
バサァァァァ
アフロディ「ゴッドノウズ!!」
ギューーーーーーン
円堂「!?」
ドゴォッ!
円堂「がはっ!」ヒュウウウウン
ガコーーーーン!!
円堂「~~~っ!?」
ズバーン
ピ------
角間王将『ゴール!世宇子中、追加点です!』
円堂「あ、あああ…ああああああああっ!!!」
雷門イレブン「「「!?」」」
鬼道「円堂っ!?」
秋「円堂君っ!?」
春奈「いやあああああああっ!!!」
~雷門ベンチ~
鬼道「前半を終えて0-2…」
染岡「向こうがナメプしてきたとはいえ、数字としては上出来だな」
鬼道「……数字、だけならな」
響木「その足ではプレーは無理だ」
半田「やれるよ…」
響木「無理だ」
半田「やれるっ!!」
響木「無理だと言っているだろう!」
半田「!?」
響木「…軽く捻っただけだ。早ければ2.3日、遅くても1週間安静にしていればすぐに治る」
半田「今プレー出来ないんじゃ意味ないんだよ!…ふざけんなよ。ここまで来たんだよ。俺が抜けたら、誰がプレーをするんだよ!!」ポロポロ
皆「「「「…」」」
目金「ぼ、僕が出ます!」
皆「「「「!?」」」」
目金「ぼ、僕だって…雷門イレブンの一員だ!」ガクガクブルブル
半田「……足、震えてんじゃねえか」
目金「こ、こここ、これは、む、武者震いってやつで!」
半田「…」グシグシ
半田「……じゃあ、頼むわ。俺の分を、お前に託す」
目金「!」
染岡「半田…」
半田「…なにシケた顔してんだよ!FWがそんな顔したら皆に不安移っちまうぞ!ショゲんな!ショゲんな!!」パシパシ!
染岡「お…………おうっ!!」
目金「>>349」
(や、やっぱり怖い~!でもやらなきゃ、僕だってみんなと優勝!)ガクガクブルブル
目金(や、やっぱり怖い~!でもやらなきゃ、僕だってみんなと優勝したいんだ!)ガクガクブルブル
響木「…半田は交代を受け入れたぞ」
円堂「……」
響木「お前の肩はどう見ても限界だ。これ以上プレーさせるのは危険だ」
円堂「危険は承知の上です。やらせて下さい」
響木「馬鹿を言うな!俺は監督として選手を守る義務がある!例え俺はお前に恨まれることになっても、絶対に試合には出さん!」
円堂「そんな…!?」
夏未「…私も、響木監督の意見に賛成よ」
秋「円堂君。もう、十分だよ。私、円堂君がこれ以上傷付くのを見たくない!」
円堂「木野…夏未まで…」
円堂「……心配してくれてるとこ悪いけど、俺は試合に出たい!」
響木「馬鹿な!?何を言ってr風丸「監督!」
風丸「……円堂の想いを、FF優勝という夢を、優先させてあげてください!」orz
円堂「風丸!」
天馬「……俺も、円堂さんとプレーしたい!」
壁山「キャプテンが立ち上がるというなら、俺はキャプテンに背中を預けたいッス!」
栗松「俺もでヤンス!」
少林「最後まで、キャプテンについていきたいです!」
鬼道「…俺も、円堂と共に最後まで戦いたい」
響木「……ハァ」
響木「どいつもこいつも、馬鹿ばかりだ」
円堂「雷門サッカー部には、馬鹿しか居ませんよ!」ニッコリ
響木「…責任は俺が取ってやる」
円堂「!」パァァァ
響木「お前ら!こうなったら、もう俺はこの一言以外何も言わん!」
響木「勝ってこい!必ず優勝しろ!いいな!」
雷門イレブン「「「「はいっ!」」」」
こうして雷門イレブンは最後の戦いに向かった
ボロボロになりながらも最後まで戦う雷門イレブンに、果たして奇跡は起こるのか!?
次回、決着!!
今回はここまでにします
次回決着とか偉そうなことを書きましたが、次回に決着が付くかはわかりません!申し訳ない
~グラウンド~
パチン
ビュオオオオオオ
天馬「うわっ!」ドサッ
染岡「ぐおわっ!!」ドサッ
角間王将『後半戦開始からアフロディがヘブンズタイムで松風と染岡を吹き飛ばします!』
鬼道「うおおおおおっ!!」
アフロディ「無駄だと言っているのに、こりないね」
パチン
ビュオオオオオオ
鬼道「ぐぅ……っ!!」
アフロディ「ヘラ!」バシュ
ヘラ「…」ポスッ
目金(こ、怖い……でも、逃げるわけにはいきません!)
目金「か、影野君!壁山君!」
影野「ああ!」
壁山「はいッス!」
ヘラ「ダッシュストーム!」
ビュオオオオオオ
「「「うわあああああああっ!!」」」
ヘラ「他愛もない」
円堂「くっ…!」ザッ!!
アフロディ「そんな苦しそうな顔をしなくてもいい。今すぐ楽にしてあげよう。ふふっ…」
ヘラ「ふっ!」
クルン
ヘラ「ディバインアロー!」
ゲシゲシゲシゲシ
バシューーーーン
円堂「メガトンヘッドおおおおっ!」
ギュウウウウン!!
円堂「ちぇえええいっ!!」
ガキイイイイン!!
円堂「うわっ!!」ヒュウウウウン
ガコーーーーン!!
円堂「~~~っ!」ドサッ
審判「ッ!」ピッ
角間王将『円堂、メガトンヘッドで何とか失点を防ぎました!しかしまたポストに直撃!身体が心配です!』
アフロディ(勝った…)ニヤリ
アフロディ「これでチェックメイト……!?」
円堂「…」ヨロッ
アフロディ(馬鹿な!何故、何故まだ立てるんだ!?)
円堂「やっぱ、右肩を狙われてたんだな…最初の2回は気付かなかったけど、意識したら…意外と、耐え……ぐっ!!」ズキズキ
右肩を抑えながら、それでも立ち上がる円堂に観客達の反応は…
観客A「頑張れ円堂っ!」
観客B「負けるな!」
観客C「食らいつけ!」
かーちゃん「守っ!」
観客達「「「「雷門!雷門!雷門!雷門!」」」」
アフロディ「…ふふっ、盛り上がってるね。ギャラリーは楽しんでくれているみたいだよ。君の決死のプレー」ニヤリ
染岡「て、テメェっ!」ギロリ
円堂「>>360」
やめろ染岡
円堂「やめろ染岡」
染岡「円堂!?」
円堂「俺達はサッカーをしに来たんだ。サッカーで、世宇子に勝とうぜ…」
染岡「…悪かったよ」
アフロディ(何故だ。何故こいつは、まだ立っていられる!いや、それどころか、何故まだ僕に抗えるんだ!)
アフロディ「……気に食わない」ボソ
審判「ッ!」ピッ
角間王将『さあ、世宇子のスローインで試合再開です!』
アテナ「っ!」
ヒュルル
風丸「はあっ!」ポスッ
アテナ「なっ!?」
角間王将『風丸、ここは上手くインターセプトしました!』
風丸「>>362」
(円堂、おまえが何度でも立ち上がるなら俺も何度でも立ち上がってやる、絶対に諦めない!)
風丸(円堂、おまえが何度でも立ち上がるなら俺も何度でも立ち上がってやる、絶対に諦めない!)
風丸「疾風ダッシュ!」
ヒュン!
ヘラ「速い!?」
風丸「鬼道っ!」
バシュ
鬼道「ッ!」ピ-
鬼道「皇帝ペンギン!」
天馬・染岡「「2号!」」
ポセイドン「無駄だ!うおおおおおおっ!!」
ギュウウウン!ギュウウウン!
ポセイドン「深淵のアギラウス!」
アギラウス「グオオオオオ」
ギュオオオオオオ
ポセイドン「ギガバイトスクリュー!」
クルクルクルクル
アギラウス「ペッ!」
染岡「くそっ!!」
鬼道「>>364」
10回やってダメなら100回、100回でダメなら1000回…
勝つまで何度だってやってやる!!
鬼道「10回やってダメなら100回、100回でダメなら1000回…勝つまで何度だってやってやる!!」
天馬「鬼道さん…」
栗松「あの鬼道さんが、あそこまで感情を露わにするなんて…」
マックス「…そうだよな。ここを欲張らないと嘘だよな!」
少林「行けます!このまま食らいつけば絶対に勝てる!」
壁山「うおおおおおっ!す、スパートを掛けるッス!」
観客達「「「「雷門!雷門!雷門!雷門!」」」」
アフロディ(なんなんだ。なんなんだこれは!!勝っているのは僕達!有利に戦っているのは世宇子なんだ!!なのに何故だ!何故こいつらは雷門を応援するんだ!!)
ポセイドン「アフロディっ!」
シュウウウウウウンン!!
アフロディ「…どうやら、君達はこの僕を本気で怒らせたみたいだね」ポスッ
目金「!?」ビクッ
アフロディ「>>366」
さあ怯えろ!僕の圧倒的な力に屈しない者などいてはいけないんだ!!
アフロディ「さあ怯えろ!僕の圧倒的な力に屈しない者などいてはいけないんだ!!」
バサァァァァ
アフロディ「ゴッドノウズ!!」
ギューーーーーーン
角間王将『出たああああああっ!アフロディの必殺シュートゴッドノウズ!ここまで懸命に抵抗してきた雷門も万事休すか!?』
円堂(終われない!終わりにしていい訳がない!皆でここまで必死で食らいついてきたんだ!ここで…終わらせたくない!)
ドクン!ドクン!
円堂(なんだ!?身体に、力が湧いてくる!!)
円堂「らあああああああああっ!!」
ギュウウウン!ギュウウウン!
グレイト「」ゴゴゴゴゴ
円堂「魔神、グレイト!!」
アフロディ「なにっ!?」
風丸「化身だと!」
壁山「キャプテンが、化身を覚醒させたッス!」
角間王将『なんと!!円堂が、円堂がこの逆境で化身を覚醒させました!!!』
円堂「>>368」
ちゃあああああっ!!!
円堂「ちゃあああああっ!!!」
円堂「グレイト・ザ・ハンドおおおおお!!」
グレイト「グアアアッ!!!」
パシッ!!パシッ!!
円堂「…」シュウウウウウ
角間王将『と、止めました!円堂、化身の力でゴッドノウズを粉砕しました!』
わあああああああああああ!!!
観客A「円堂っ!お前すげえぜ!!」
観客B「神に勝ったああああああ!!!」
観客C「神を超える魔神が誕生したああああああああっ!!!!」
わあああああああああああああ!!!
円堂「へへっ……!?」
パリーーーーン!!
円堂(……やば、もう、肩が上がらない。けどこのボールは、絶対に繋ぐ!!)
円堂「鬼道っ!」バシュ
ヒュルルルルル
鬼道「っ!」ポスッ
角間王将『ボールは円堂から鬼道へと渡ります。そして鬼道も懸命にドリブルで駆け上がります!』
鬼道「>>370」
円堂が作ってくれたチャンスを絶対に無駄にするな!!
ここからは一点も、一本もシュートを撃たせずに勝つ!!!
鬼道「円堂が作ってくれたチャンスを絶対に無駄にするな!!」
天馬「はいっ!」
染岡「あったりめえだ!」
マックス「この攻撃で、1点は絶対に取る!」
ヘラ「調子に乗るな!」
鬼道「はあっ!!」
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン
鬼道「イリュージョンボール改っ!!」
ヘラ「ど、どれが本物だ!?」キョロキョロ
角間王将『鬼道、パワーアップしたイリュージョンボールでヘラを抜きます!』
ディオ「へっへっ、わざわざボールを見極める必要なんざねえよ。おらあっ!!」
ゴゴゴゴゴ
ディオ「吹き飛ばせば同じだ!メガクエイク!」
ドオオオオオンン!!!
鬼道「くっ…!」
ヒュルルルルル…
鬼道(駄目だ!駄目だ!駄目だ!)
ディオ「へっへっ……」
天馬「たあっ!」ポスッ
ディオ「へっ?」
角間王将『松風ルーズボールを拾った!』
天馬「>>372」
俺達は止まらない!誰にも止められない!!
天馬「俺達は止まらない!もう、誰にも止められない!!」
アレス「ぬかすな小僧!」
天馬「っ!」
ギュオン!ギュオン!ギュオン!
ピーーーーーー
天馬「アグレッシブビート!!」
アレス「なっ!?うわあっ!!」
角間王将『松風、新必殺技でアレスを吹き飛ばしました!』
天馬「行くぞ!」
ジジジジ…
天馬「デス…ドロップ!」G2
ギュオオオオオン!!
ポセイドン「無駄だというのがまだわからんのか!」
ギュウウウン!ギュウウウン!
ポセイドン「深淵のアギラウス!」
アギラウス「グオオオオオ」
ギュオオオオオオ
ポセイドン「ギガバイトスクリュー!」
クルクルクルクル
ポセイドン「…」ニヤリ
ジジジジジ!!!
ポセイドン「なにっ!?」
ズバーン!
ピ----
角間王将『ゴール!松風ここで新技とパワーアップしたデスドロップのコンボで1点をもぎ取ります!』
染岡「ここでまた強くなるなんて、やっぱお前大したやつだぜ!」
目金「今の技を名付けるならそう!デスドロップG(グレード)2です!」
風丸「>>374」
よし!俺たち天馬に続くぞ!
あいつらばかりにいい所取らせるなよ!
風丸「よし!俺たちも天馬に続くぞ!あいつらばかりにいい所取らせるなよ!」
壁山「はいッス!」
懸命に食らいつき、遂に追い上げムードにまでテンションを持ち込んだ雷門
しかし、それをよしとする程、世宇子も甘くはなかった!
デメテル「ダッシュストーム!」
ビュオオオオオオ
「「「うわあああああああっ!!」」」
デメテル「アフロディ!」 バシュ
バサァァァァ
アフロディ「ゴッドノウズ!!」
ギューーーーーーン
円堂「まじ……んっ!?」ズキ!!!
ズバーン!!
円堂「ぐわあああああああっ!!」
アフロディ「はっはっは!やはり、その右肩はもう既に壊れているな!」ニタァ
円堂「ハァ……ハァ……」
角間王将『ゴール!アフロディハットトリック!まるで神の鉄槌を喰らわせるかのような攻撃ぶりだ!』
アフロディ「その役立たずの肩では抵抗も出来まい。君達雷門は、ここで破滅するんだよ!」
壁山「…」
栗松「…」
影野「…」
目金「…」
円堂「>>376」
…まだだ!まだ試合は終わってない!諦めてたまるか!
円堂「…まだだ!まだ試合は終わってない!諦めてたまるか!」
影野「そうだ。まだ終わってない」
壁山「シーソーゲームは木戸川の時に嫌ってほど経験したッス!これぐらいでへこたれる訳にはいかないッス!」
アフロディ「ふざけるな!」
鬼道「!」
アフロディ「何故だ!点差は2点、右肩も壊れている。それで何故諦めない!」
円堂「なんでって言われても……そりゃ、サッカーが好きだとしか言えないかな?」
アフロディ「は?サッカーが、好き?」
円堂「おう!大好きなサッカーで、こんな最高の相手と戦えるんだ!諦めてつまんなくしちまうなんて、勿体無いよ!」ニッ!
アフロディ(馬鹿な…こんな現状が、楽しいだと!!)
ピ-----
アフロディ(ふざけるな!僕と戦っている今この瞬間が、楽しいだと!)
デメテル「アフロディっ!」
アフロディ「え?」
ピーーーーーー
天馬「アグレッシブビート!!」
アフロディ「がっ…!」ヒュウウウン
天馬「っ!」クルッ
ヘラ「あっ!?」
ヘルメス「なんだと!?」
角間王将『松風、アフロディを吹き飛ばします!そしてヘラ、ヘルメスを抜き去りそのまま切り込んでいく!』
天馬「>>378」
決めてください!!(味方にパス)
天馬「決めてください!!」
バシュ
染岡「任せろ!ドラゴン…クラッシュ!」
ドラゴン「ギイイイッ!!」
ポセイドン「ふん、今更そんな技が通じる訳がないだろう」
目金「うううおおおおおおっ!!」ガバッ!!
ポセイドン「!?」
パリーーーーン
目金「」ドサッ
ズバーン!!
ピ----
角間王将『ゴール!雷門、まだまだ食らいつく!再び1点差に追い上げます!』
ポセイドン「なっ!?」
目金「後は…お願い、しま……がくっ」
染岡「>>380」
ああ、任せろ(見せてもらったぜ、お前の雷門魂!)
後二点取りゃ勝ち越しだ!!てめえら気合い入れてけ!!
染岡「ああ、任せろ」
角間王将『目金、担架に乗ってフィールドを去ります』
染岡(見せてもらったぜ、お前の雷門魂!)
染岡「後二点取りゃ勝ち越しだ!!てめえら気合い入れてけ!!」
1年生達「「「「はいっ!」」」」
鬼道「1点差、しかも1人足りないこの状況で逆転か。司令塔の真価が問われるな」ニヤリ
アフロディ(……負ける、のか?)
ピ-----
アフロディ(いや、そんな筈はない!僕達は勝っている!特攻で自爆しただけだ!こんなので、負けを意識するなど……)
デメテル「アフロディ!」バシュ
アフロディ「…僕の負けなどありえないんだ!!!」
バサァァァァ
アフロディ「ゴッドノウズ!!」
ギューーーーーーン
円堂「!?」
鬼道「しまった!」
角間王将『おっとアフロディ超ロングシュートだ!雷門の選手達はほとんど不意を突かれた!』
天馬「くっ!」タッタッタッ
アフロディ「今更走ってどうなる!もう間に合わないんだよ!」
天馬「確かに俺1人なら間に合わない!けど仲間が時間を稼いでくれる!なら俺も出来ることを全力でやるだけです!」
アフロディ「馬鹿なことを……!?」
壁山「天馬が間に合うように、お、俺が時間を稼ぐッス!」
角間王将『おっと壁山がシュートコースに立ちます!』
壁山「>>382」
今度は俺がゴールを、キャプテンを守るッスウウウ!!
壁山「今度は俺がゴールを、キャプテンを守るッス!!」
壁山「だあああああっ!!!!」
ドーーーーーーン!!
壁山「ザ・マウンテン!!」ゴゴゴゴゴ
角間王将『今度は壁山が新必殺技を編み出しました!雷門、試合中にどんどん進化していきます!!』
ガキイイイイン!!
壁山「ぐうううっ!」
栗松「壁山粘れ!粘るでヤンス!」
少林「壁山っ!!」
天馬(頼む壁山っ!持ち堪えてくれ!!)タッタッタッ
壁山「うううっ…!!」
アフロディ「人間がどんな進化を遂げようと、所詮神の前では無力だ!!!」
ドゴオオオオオオン
壁山「うわあああああっ!!」
アフロディ「はっ!無駄な足掻きだったね!」
天馬「無駄なんかじゃないっ!!」
角間王将『おっと松風、円堂を庇うように立ち塞がります!』
天馬「壁山が粘ってくれたおかげで、俺はここまで戻って来られたんだ!無駄になんか、するもんかあああああああっ!!」
ギュウウウン!ギュウウウン!
ペガサスアーク「オオオオッ!!」
天馬「>>384」
(ははっ、凄いや、壁山のお陰で相当威力は落ちてるはずなのにまだこんな威力があるなんて)
(円堂さんはこんなシュートを何度も)
天馬(ははっ、凄いや、壁山のお陰で相当威力は落ちてるはずなのにまだこんな威力があるなんて)
天馬(円堂さんはこんなシュートを何度も)
シュウウウウン!
天馬(こんなシュートを、もう1度受けたら試合どころじゃなくなる!そんなこと、絶対にさせるもんか!)
ペガサスアーク「おおおおおっ!!」
ガキイイイイン!
角間王将『ペガサスアークがゴッドノウズを殴ります!!』
天馬「ぐっ、ぐううううっ…らあっ!」
ポーーーン…
角間王将『松風、壁山の2人で決死のブロック!アフロディのゴッドノウズを2度防ぎました!』
アフロディ「ば、馬鹿な…そんな、馬鹿な……」
ペガサスアーク「」シュウウウ…
天馬「まだだ……まだ俺のプレーは終わってない!はあああああっ!!」
角間王将『松風高く飛び上がりました!!』
天馬「天まで届けえええええっ!!ジャスティス…ウィングっ!!」
ビュウウウウオオオオオオオオ!!!
角間王将『今度は松風のロングシュートが炸裂…いや、これは!?』
鬼道「これで、同点だ!ツインブースト!!」
バシューーーーン
ポセイドン「決めさせるものかああああああっ!!」
ギュウウウン!ギュウウウン!
ポセイドン「深淵のアギラウス!」
アギラウス「グオオオオオ」
ギュオオオオオオ
ポセイドン「ギガバイトスクリュー!」
クルクルクルクル
ビュウウウウオオオオオオオオ!!!
ポセイドン「!?」
ズバーン!!
審判「ッ!!!」ピ----
うおおおおおおおっ!!
わあああああああああああっ!!!!
角間王将『ご、ゴーーーーール!!!!雷門、遂に!遂に!遂に同点にまで追い上げました!』
鬼道「」ドサッ
染岡「鬼道っ!?」
鬼道「……>>386」
少し疲れただけだ心配するな
司令塔として俺からの指示はただ一つ・・・勝て!
鬼道「少し疲れただけだ心配するな。司令塔として俺からの指示はただ一つ・・・勝て!」
天馬「…任せてください!」
染岡「肩、貸すぜ」
鬼道「すまないな…」
角間王将『同点ゴールを決めた鬼道、染岡の肩を借りながらピッチを去ります!』
パチパチパチパチ
角間王将『そしてスタジアムからは惜しみない拍手が送られます!』
春奈「お兄ちゃん…」
鬼道「後は、あいつらに任せる。俺達は精一杯応援してやろう…」
春奈「……うん」
半田「ナイシュー…」
鬼道「ああ…」
春奈「>>388」
(皆さん、あと少しなんです!堪えて…!!)
春奈(皆さん、あと少しなんです!堪えて…!!)
点差は3-3の同点、残り人数が9人
絶望的な状況
しかし、この逆境でも彼らは希望を捨てなかった
否!
同点にまで追いついたことで、ボルテージは最高潮に到達してた!
9人でギリギリまで食らいつき…
そして、決着の時は来た!
アフロディ「最後に勝つのはお前達じゃない!僕だ!勝つのは僕だ!!!」
バサァァァァ
アフロディ「ゴッドノウズ!!」
ギューーーーーーン
壁山「だあああああっ!!!!」
ドーーーーーーン!!
壁山「ザ・マウンテン!!」ゴゴゴゴゴ
ドゴオオオオオオン
壁山「うわあああああっ!!」
アフロディ(勝った!円堂は右腕が使えないポンコツだ!右腕が使えない以上化身はない!仮にメガトンヘッドに切り替えてもこの威力なら十分押し切れる!ゴッドノウズを防ぐ術など、もうない!!)
円堂「風丸!ボールに向かって走れ!」
風丸「なにっ!?」
円堂「俺を信じろ!」
風丸「>>390」
ふっ、言われなくたってお前のことは常に信じてるよ
風丸「ふっ、言われなくたってお前のことは常に信じてるよ」
円堂・風丸「「うおおおおおおっ!!」」
アフロディ「何!?メガトンヘッドじゃない!?」
円堂「これが俺達の!」
風丸「雷門魂だ!!」
「「イナズマ1号っ!」」
ギュイイイイイン!!
アフロディ「なん…!?」
ドオオオオオンン!!!
ポセイドン「!?」
アフロディ「~~ッ!?取れ!取るんだああああっ!!」
ポセイドン「う、うわあああああっ!!」
ギュウウウン!ギュウウウン!
アギラウス「」シュウウウ…
ポセイドン「深淵の…!?」
それは、エネルギー切れか?
それとも恐怖で集中力が足りなかったか?
あるいは、その両方か?
ポセイドンは化身を出せなかった
そして!!
イナズマ1号は世宇子のゴールを貫いた!
プロローグはこれで終わりにします
次回からは世界大会編に突入!
新たな仲間と共に、世界の頂点を目指す戦いが始まりますよ!
因みにこの世界のFFIは歴史の長い大会にしますか?
それとも歴史は浅い大会にしますか?
アンケートを取りますので、意見をどんどん送ってください!
ではまた次回!
あの激戦から2ヶ月が過ぎ、世間は夏休み前に突入していた
円堂「今日で学校は終わり、明日からは夏休みか。早いもんだな」
秋「うん。そうだね」
円堂「でも俺達は今日学校に行かないし、実質もう夏休みに入ったってところか?」
秋「どうだろう?もしかしたから円堂君は今日の選考会でイナズマジャパンに選ばれるかもしれないよ?」
円堂「…そうだったら、夏休み返上は歓迎だけどな」
秋「……きっと大丈夫だよ。円堂君、必死でリハビリ頑張ったでしょ?」
円堂「……ありがとな、秋」
FFスタジアム前~FFスタジアム前~
円堂「あ、着いた」
秋「さあ行こう。皆も待ってるよ」
円堂「おう!」
【FFスタジアム】
わあああああああああ!!
円堂「ひゃー!どこもかしこも埋まってるな~」
秋「う、うん…あっ!」
風丸「よう」
秋「風丸君!」
風丸「迎えに来たぜ」
円堂「わざわざありがとうな!」
風丸「…こっちだ」
壁山「あっ!キャプテン!」
夏未「もう、遅いわよ円堂君」
栗松「学校に行かなくていいからって油断したでヤンスか?」
円堂「あはは…正解……」
半田「怪我の具合は?」
円堂「>>399」
おう!ばっちりだぜ!
円堂「おう!ばっちりだぜ!」
半田「そうか。よかった…」
天馬「もしかしたら、キャプテンもイナズマジャパンに入れるかもしれないってことですよね!楽しみだなぁ!」
鬼道「…怪我持ちということで回避される可能性もあるがな」
半田「っていうか、キャプテンもって言い方する辺り自分は代表入り前提かよ」
天馬「えっ!?いや、そ、そういうつもりじゃ……」アセアセ
風丸「天馬はまず間違いなく選ばれるんじゃないか。FFであれだけ活躍したし」
半田「そうだな。天馬は選ばれて当然か」
天馬「ちょ、ハードル上げないでくださいよ…」
葵「天馬!イナズマジャパンのユニフォーム着たらラインで感想教えてね!」
天馬「葵まで…」
角間王将『皆さん!メインスクリーンにご注目下さい!』
「…」スタスタ
角間王将『今回のFFI日本代表の監督を務める、趙金雲氏によって日本代表メンバーが発表されようとしています!』
円堂「あれが、日本代表の監督…」
壁山「なんか名前が日本人っぽくないッス…」
半田(趙金雲?一体、どんな監督なんだ?)
趙金雲「うぉーっほっほ!この度日本代表の監督を務めます、趙金雲と申します。皆さんよろしくお願いしまーす」
わあああああああああああ!!!
趙金雲「今日この場で選ばれる日本代表の選手は11名です」
葵「たったの11人!?」
秋「代表メンバーが、人数ギリギリだなんて…」
趙金雲「果たして、誰が選ばれることになるのでしょうね?それでは、ポチっと」
趙金雲がポケットに仕舞い込んでいたスイッチを押すと同時に、メインスクリーンに日本代表のメンバーが映し出された
【ミーティングルーム】
趙金雲「皆さんはじめまして。日本代表イナズマジャパンの監督、趙金雲でーす。歴史あるFFIの監督が出来るなんて、指導者冥利に尽きますよ。ということで、私なりに全力を尽くすので皆さんも出来る限り私に着いてきてくださいね~。うぉーっほっほ!」
趙金雲「…早速ですが、皆さんにはコミュニケーションを取って貰おうと思います。選手同士思い思いに話し合ってくださいね。では私は他にやることがあるので一旦この部屋を出ます」
ガチャリ…バタン
円堂「いや、コミュニケーションを取れって言われたって…」
半田「…なんでお前がここに居るんだよ」ギッ
壁山「そうッス!あんなことしておいて、よくも公式大会に戻って来られたッスね!」
アフロディ「…」
天馬「…久しぶり、だね」
剣城「…」
円堂(初っ端から雰囲気悪過ぎだろ…俺、誰に話しかければいいんだ?)
天馬「>>402」
鬼瓦刑事から聞きました、神のアクアなんてもの使って試合してたんですよね
やってることはともかくその実力は素直に凄いと思ってたのに全部偽物だったなんて!
今天馬は剣城に話しかけているのでこれは申し訳ないですが無効にします
【ミーティングルーム】
趙金雲「皆さんはじめまして。日本代表イナズマジャパンの監督、趙金雲でーす。歴史あるFFIの監督が出来るなんて、指導者冥利に尽きますよ。ということで、私なりに全力を尽くすので皆さんも出来る限り私に着いてきてくださいね~。うぉーっほっほ!」
趙金雲「…早速ですが、皆さんにはコミュニケーションを取って貰おうと思います。選手同士思い思いに話し合ってくださいね。では私は他にやることがあるので一旦この部屋を出ます」
ガチャリ…バタン
円堂「いや、コミュニケーションを取れって言われたって…」
半田「…なんでお前がここに居るんだよ」ギッ
壁山「そうッス!あんなことしておいて、よくも公式大会に戻って来られたッスね!」
アフロディ「…」
天馬「…久しぶり、だね」
剣城「…」
円堂(初っ端から雰囲気悪過ぎだろ…俺、誰に話しかければいいんだ?)
天馬「>>405」
剣城が戻ってきてくれて嬉しいよ、サッカーもきっと喜んでる
剣城がまたサッカーやるんならランスロットも返した方が良いかな?
天馬「剣城が戻ってきてくれて嬉しいよ、サッカーもきっと喜んでる。剣城がまたサッカーやるんならランスロットも返した方が良いかな?」
剣城「その必要はない。ランスロットの力はもう、お前の力だ」
天馬「…そっか。剣城がそう言うなら、これからもランスロットの力を使わせて貰うね」
剣城「…遅くなったが、優勝おめでとう」
天馬「ありがとう。俺があそこまで戦えたのは剣城のおかげだよ」
剣城「…」
円堂(天馬は剣城と話してるし、半田達はとても話しかけられる雰囲気じゃないな。その上…)
綱海「どっかで見たことあると思ったんだよな!新体操部のエースだったのかなるほどな!」
さくら「綱海先輩も大海原中だったんですね!なかーま!」
綱海「おう!なかーま!」
ひかり「私、家が貧乏だから部活なんてやる余裕がなくて…でも、参加するだけで家が貰えるって聞いたから、家族に楽な生活をさせてあげたくて…」
アリーチェ「ゲーム機欲しいって思って適当に参加しただけなのがちょっと恥ずかしくなってきたや…あ、そうだ!報酬でゲーム機増やして貰お!そしたら1機ひかりにあげる!家族で遊べるようにって」
ひかり「いいの?ありがとう…」
円堂(他のメンバーも盛り上がってるし、話す相手が居ねえ…)
※雷門勢は剣城以外雇われて代表入りしていることを知りません
冴華「あの…」
円堂「ん?」
冴華「円堂守さん、ですよね?」
円堂「そうだけど、貴女は?」
円堂(背、高いな…先輩かな?)
冴華「私、帝国学園1年の御城冴華です」
円堂「えっ!?1年!?君1年なの?」
冴華「>>407」
はい、よく言われます…
冴華「はい、よく言われます…」
円堂「…なんかごめん」
冴華「いえ。それより帝国学園が敗れてから、毎試合雷門の活躍を見てました」
円堂「えっ!?そうなの?いやー、なんか照れるな…///」
冴華「円堂さんのような熱い人と一緒にプレーが出来るなんて光栄です」
円堂「ありがとうな!せっかく同じチームになれたんだ。世界一を目指して頑張ろうぜ!」
冴華「はい!」
ピンポーーーン
趙金雲『選手の皆さーん、コミュニケーションはとれましたか?そろそろ代表ユニフォームに着替えてスタジアムに来てください。代表メンバーのお披露目といきますよー』
監督のアナウンスと共に代表メンバーは更衣室へ向かった
そして、着替えた後スタジアムに足を運び、そこで監督による選手の紹介が行われた
~グラウンド~
背番号1・円堂 守
背番号3・壁山 塀吾郎
背番号4・綱海 条介
背番号5・アリーチェ ベラルディ
背番号6・半田 真一
背番号7・野咲 さくら
背番号8・松風 天馬
背番号9・亜風炉 照美
背番号10・剣城 京介
背番号11・御城 冴華
背番号20・東 ひかり
円堂「あれ?なんでか背番号2番が空いてるな」
壁山「11人しか居ないのに、変ッスね」
綱海「まあそんな細かいこたいいじゃねえか」
円堂「え?あ、まあ……それもそっか」
壁山「そッスね」
趙金雲「では、今年のイナズマジャパンの名誉あるキャプテンを紹介しようと思います!」
半田「ほら、行ってこいよ」ポン
円堂「…俺でいいのか?」
半田「お前以外誰が居るんだよ?日本一のチームを率いたキャプテンなんだ。胸張って日本代表のキャプテンをやってくれよ」
円堂「半田……ありがとな。俺、日本中の期待に応えられるキャプテンを目指すから!」
半田「おう!その意気だぜ!」
趙金雲「栄えある日本代表のキャプテンは~~~~!」
ポチッ
背番号6・半田 真一
半田「…………は?」
趙金雲「雷門中2年、半田真一君にやって頂きまーす!」
わあああああああああああ!!
今回はここまで
察しのいい人なら気付くかもしれませんが、何故背番号2番が空いてるのでしょうか?
その答えは先の物語で……
【お台場サッカーガーデン】
円堂「ははっ!すげえ!見ろよ天馬!色んな建物が見えるぞ!」
天馬「本当ですね!」
円堂「こんな広い場所で合宿か~~。くーーー!イナズマジャパンの一員になれて良かった!」
半田「この中央広場には東西南北4本の道があって、今来た道、南が駅、右に行くとシーサイドスタジアムというドーム状の練習場があって、北へ真っ直ぐ行けば水族館や観覧車、アクアモールといったレジャー施設がたくさんある娯楽施設に行ける…ってガイドに書いてあるな」
壁山「左に行けば何があるッスか!?」
半田「左には、俺らの宿舎やグラウンドが備えられたホームエリアがある。まずは宿舎に行って荷物置きに行こうぜ」
壁山「はいッス!」
円堂「>>413」
今日は2本立てです
よし!荷物を置いたら早速練習だな!
円堂「よし!荷物を置いたら早速練習だな!」
半田「そうと決まったし、早速ホームエリアまで行こうぜ」
天馬「剣城はもう来てるのかな?」
壁山「どうッスかね?」
中央エリアで駄弁った後、雷門メンバーはホームエリアに向かった
【ホームグラウンド】
半田「よっ、ほっ!それっ!」ポンッ!ポンッ!ポ---ン
壁山「ほっ!ほっ!はいッス!」ポンッ!ポンッ!ポ---ン
円堂「よっしゃ!」ポ----ン
円堂達は部屋に着いてすぐユニフォームに着替えグラウンドでリフティングをしていた
天馬「他の人達はまだ来てませんでした。宿舎の中回ったけど、誰にも会わなかったし、多分俺達が1番乗りだと思います!」
半田「そうか。まあ、その内来るだろ。よっ!」ポ---ン
壁山「部屋は専用の広い個室があって、宿舎を出てすぐのところにはグラウンドがあって、この一角だけでも贅沢ッスね!」
円堂「そうだな……うん」
ピロン
天馬「あ、ライン来た。監督からだ」
半田「何て来たんだ?」
天馬「>>416」
『荷物を置いたら全員ユニフォームに着替えてシーサイドスタジアムに集合してください』ですって
天馬「『荷物を置いたら全員ユニフォームに着替えてシーサイドスタジアムに集合してください』ですって」
半田「シーサイドスタジアムに集合?なんでシーサイド?ホームグラウンドはここにあるんだしホームエリアで集合でも良かったろ」
円堂「監督にも何か意図はあるんだと思う。とりあえずシーサイドスタジアムまで行ってみようぜ」
半田「……そうするか」
【シーサイドスタジアム】
趙金雲「うぉーほほほ!これで全員揃いましたね。ではこれより、イナズマジャパンの強化合宿を始めます。まずは自己PRをして頂きましょう」
半田「…この度、イナズマジャパンのキャプテンに就任しました、半田真一です。キャプテンの経験はこれが初めてで、至らないところも多々出てくるでしょうが全力を尽くすので、皆さん俺に着いて来てください。よろしくお願いします!」
パチパチパチ
天馬「松風天馬です!ポジションは基本MFですが、FWも出来ます!ドリブルには自信があるので、世界に向けてアピールしていきたいと思います!皆さん、一緒に世界の頂点を目指しましょう!」
パチパチパチ
壁山「」ドキドキ
ひかり「…」
趙金雲「……次はどなたが自己紹介をしてくれますか?」
アリーチェ「あ、じゃあ私が!」
アリーチェ「アリーチェ・ベラルディです!サッカーは体育の授業以外ではやったことない初心者です!」
天馬「えええええっ!?さ、サッカー経験がない!?」
半田「なんだって!?」
アリーチェ「あれ?私、そんなおかしなこと言った?」
半田「おかしなこと言った?って…お前今自分が何言ってるのかわかってんのか!?」
アリーチェ「わかるよ自分の言ってることくらい。サッカーは体育以外でやったことないって」
半田「」
アリーチェ「えっと、とりあえずポジションはDFってところらしいけど、よくわかんないや。とにかくよろしくね!」ニコッ
綱海「綱海条介!俺もサッカー経験はなしだ!よろしくな!」ニコッ
半田「…なんで未経験者が2人も居るンスか?」
趙金雲「2人ではありませんよ。後2人初心者を選びました」
半田「」
さくら「野咲さくら、新体操やってます!サッカーはよくわからないけど、スポーツ経験はあるからすぐにルールを覚えて皆の役に立てるように頑張ります!よろしくおねがいしまーす!」ペコリ
ひかり「…東、ひかりです。サッカー、初心者………です」
半田「…おい、女子全員初心者かよ!」
冴華「わ、私は違います!私は、帝国学園のサッカー部です」
半田「初心者4人にドーピングが1人、過去最悪のイナズマジャパンじゃねえか」
アフロディ「>>419」
…僕が言うのもなんだと思うけれど、監督は一体なにを思ってこのメンバーを集めたんですか?
アフロディ「…僕が言うのもなんだと思うけれど、監督は一体なにを思ってこのメンバーを集めたんですか?」
趙金雲「んー、まあ、情報戦を制するのが目的の1つ、ですかね」
天馬「情報、戦?」
趙金雲「ここに居る皆さんの共通点それは『去年のFFIに参加していない』ということ。豪炎寺君や鬼道君といったメンバーを選ばなかったのは去年FFIに参加したメンバーだからですよ」
半田「…去年のデータがなんだよ。あいつらだって去年とは比べ物になんないくらい強くなってる、と思うんだけど?」
趙金雲「甘いですよ半田君。世界の情報網の広さを甘く見てはいけません。去年試合に出た選手は大抵プレーのスタイル、ピンチやチャンスの行動パターン、未来の成長予想まであらゆるデータを解析して丸裸にするということはザラなんです。FFIは歴史ある大会。アマチュアサッカーの公式大会では最も価値のある大会と言われています」
趙金雲「そんな価値ある大会を勝ち抜く為に情報戦だって大切なのですよ」
半田「…だとしても初心者を4人も集める意味がわかんねえよ」
アフロディ(大会の大きさは理解しているつもりだからこそ、一度は断ったんだけど…あんなことを言われたらね……)
趙金雲「まあそれについては、自分で答えを探して下さい」
半田「……」
円堂「…えっと、じゃあ次俺な。俺、円堂守!ポジションは元々キーパーだったんだけど、怪我の後遺症でキーパーは出来なくなったからDFに転向したんだ。キャリア的には俺も実質初心者だから、皆と同じスタートラインに立つつもりで頑張ろと思う!よろしくな!」
こうして代表選手達の自己紹介が終わった
その後のことだった
趙金雲「はい、では次はイナズマジャパンの新しいメンバーを皆さんに紹介します」
天馬「新しいメンバー?」
趙金雲「はい。2人居ますが、2人とも選手ではありませんよ?」
半田「選手じゃない?ってことはコーチか?」
壁山「俺は美少女マネージャーがいいッス!」
趙金雲「ではお2人とも、こちらに来てくださーい」
「「はーい!」」タッタッタッ
天馬「葵!それに、秋ねえ!」パァァァ
葵「>>421」
壁山君のお望み通り美少女マネージャーが来ました♪
なんちゃって♪
葵「壁山君のお望み通り美少女マネージャーが来ました♪なんちゃって♪」
壁山「うおおおおおっ!!オアシス!オアシスがああああああ!!!」
葵「じょ、冗談のつもりだったんだけど…喜んでくれたならマネージャー冥利かな♪」
天馬「いつマネージャーになったの?」
葵「今朝突然電話掛かって来たの!代表のマネージャーやらないか?って」
秋「嬉しいお誘いだったから2つ返事で了承しちゃった」
趙金雲「とまあイナズマジャパンはスタッフ含めこの14人で戦います」
円堂「わかりました!」
趙金雲「それでは早速練習に取り掛かって貰います。キャプテン、後のことは頼みましたよ」スタスタ
半田「ちょ…」
半田「…マジか。選手放って行っちゃったぜあの監督」
半田「……仕方ない。そんじゃまずは簡単な基礎トレーニングからやろう。柔軟とか走り込み…ボールにも出来るだけ触れさせたいな。やることが多すぎるが相手は初心者、ある程度の加減も必要で……んー……」
秋「半田君、すごい考えてるね…」
円堂「無理ねえよ。監督は初日から放任主義、選手は初心者が4人、こんなの悩んで当然だ…」
半田「…よし、今日の特訓決めたぜ。まずは」
~準備運動~
アリーチェ「せーの…」グイ---
ひかり「い、痛い、です…」
アリーチェ「ひかり、結構体硬いね…」
ひかり「運動は、あんまりやってこなかったから…」
さくら「…」ペタ---
冴華「私が押すまでもなく…流石新体操……」
~走り込み~
円堂・天馬・剣城「「「……」」」タッタッタッ
ひかり「ハァ…ハァ…」
半田(おいおい、まだ3周しか走ってないぞ。大丈夫かこいつ?)
綱海「いいやっほー!」ダダダダ
壁山「そ、そんなペースで走ったら疲れるッスよ!」
綱海「イんだよ!何事もノリに乗った方が楽しいってもんだぜ!」
壁山「は、はぁ…」
~パス練習~
さくら「えいっ!」バシュ
冴華「ふっ!」ポスッ
ひかり「えいっ!」バシュ
ヒュルルルル
ひかり「あっ!?」
綱海「任せろ!よっ!」ポスッ
ひかり「ご、ごめんなさい…」
綱海「いいって!気にすんな!」ニッコリ
ポ----ン
アリーチェ「あっ、ごめーん!」
半田(これを1から育てんのかよ。今から1週間にはアジア予選初戦が始まる…そこまでに世界相手に戦えるレベルとか絶対無理だろ…)
円堂「はあっ!」
バシュ
天馬「ナイスパスです!」ポスッ
その後も初心者用の軽めの練習は続いた…
葵「~~ッ!」ピ----
秋「皆ー!お疲れ様!今日の練習はおしまいよ!」
ひかり「や、やっと終わった…」グテ---
さくら「汗かいたー。シャワー浴びたい…」
半田「…この後は各自の判断に任せる。解散」
「「「「お疲れ様でしたー…」」」」
半田「…円堂!壁山!」
円堂「おう、なんだ?」
壁山「どうしたッスか半田さん?」
半田「まだまだ練習し足りないだろ?一緒に特訓しようぜ」
円堂「おう!賛成だ!」
壁山「キャプテンが残るなら、俺も!」
円堂「おいおい、ここじゃ俺はキャプテンじゃないんだぜ?」
壁山「あ、そうだった。すみませんきゃ…円堂さん」
円堂「>>425」
ははっ、なんか変な感じするな。まあ、お互い少しづつなれてこうぜ。
円堂「ははっ、なんか変な感じするな。まあ、お互い少しづつなれてこうぜ」
壁山「はいッス!」
半田「そんじゃ早速特訓に入るか」
円堂「それで、何の特訓をするんだ?」
半田「聞いて驚けよ。俺、円堂、壁山の3人で必殺技を編み出すんだ!」
円堂「3人での必殺技か!それいいな!」
壁山「俺、連携技やったことないから楽しみッス!」
半田「ははっ、そうだろそうだろ!」
壁山「で!?どんな必殺技なんスか!?」
半田「この技はな…」ニヤリ
全体練習を終えた後、半田達は世界と戦う為に神必殺技の特訓に励みました
今回はここまでにします
半田、円堂、壁山の新必殺技はこちらで決めていますが、半田の単独での必殺技はまだ決めていません
そこで、アンケートを取ろうと思います
半田が世界に向けて会得する新必殺技は何がいいですか?
守備技で意見を頂けるとありがたいです
~合宿4日目~
秋「~~ッ!」ピ----
葵「今日の練習は終了でーす!」
綱海「そんじゃ俺はサーフィンでもするか」
※綱海は監督からサーフボードをレンタルしています
ひかり「お疲れ様でした…」
さくら「お疲れ様でしたー!」
円堂「半田!今日も必殺技の特訓しようぜ!」
半田「……特訓の前にちょっといいか?」
円堂「ん?」
円堂「ええええっ!?ディフェンスは俺達3人だけでやるだって!?」
壁山「キャプテン!それ本気ッスか?」
半田「冗談でこんなこと言う訳ないだろ」
円堂「3人だけで守るなんて無茶だぜ!半田や壁山はともかく、俺なんてコンバートしたのはつい最近だし…それに、あいつらだって頑張ってるし、根気よく付き合えば少しずつだけど上達してくれる筈。3人で守るなんて決めるのは早すぎじゃないか?」
半田「初心者の成長なんて待ってても当てになる保証はないだろ。そもそも現状で世界に遠く及ばないレベルなのに3日後にはその世界と戦うんだぞ。わかってるのか?」
円堂「そ、それは…」
半田「>>434」
悪いけど、俺には鬼道みたいな天才的な戦術なんか浮かばないし、円堂ほどに諦めがわるいって訳でもないんだ。
ましてや、俺は今『キャプテン』なんだ。チームの勝利の為に、割り切れるところは割り切らせてもらうぜ。
半田「悪いけど、俺には鬼道みたいな天才的な戦術なんか浮かばないし、円堂ほどに諦めがわるいって訳でもないましてや、俺は今『キャプテン』なんだ。チームの勝利の為に、割り切れるところは割り切らせてもらうぜ」
壁山「キャプテンがそうするって言うなら、俺は従うッス」
円堂「…半田なりに一生懸命考えた結果、なんだよな。なら、俺も従う。でももし、あいつらも上達したらその時は」
半田「……その時が来たら、ちゃんと作戦を立て直すさ」
円堂「…ありがとう」
半田「そんじゃ、特訓始めようぜ」
円堂「おう!」
壁山「はいッス!」
【秋の部屋】
円堂達がシーサイドスタジアムで必殺技の特訓をしている頃
ピロロロポロン…
秋「あ、西垣君からライン通話だ」
木戸川戦の後、秋は西垣と連絡先を交換していました
西垣は秋ちゃんのアメリカ時代の友人の1人だったのです
秋「はいもしもし?」
『俺だよ☆俺俺』
秋「………嘘、一之瀬君?」
一之瀬『あれ?もうバレた…新手の俺俺詐欺ですか?って突っ込むかと思ったのにな』
秋「>>437」
騙す気0だったでしょ…
秋「騙す気0だったでしょ…」
一之瀬『まあね☆』
秋「……私、一之瀬君は死んだって聞いたんだけど」
一之瀬『ああ、あれ嘘。両親に頼んで死んだってことにして貰ってたの。事故に遭った当時はもう二度とサッカーが出来ないって言われて、頭が真っ白になって、何もする気が起きなくて、って感じでどんどん腐っていったからさ、そんな姿を見て欲しくなかったから嘘ついた』
一之瀬『……でもさ、やっぱりサッカーを諦められなくてさ、必死でリハビリをこなして、またサッカーが出来る様になったから連絡入れた』
秋「……そっか」
一之瀬『でも今までは肝心の連絡入れる手段が見つからなくてどうしようかと思ってたけど、たまたまアメリカ代表に選ばれた守が秋の連絡先持ってるって聞いて』
秋「なるほど、それで西垣君からのライン通話だったんだね」
一之瀬『>>440』
そういや秋は今何してるの?
一之瀬『そういや秋は今何してるの?』
秋「私ね、今イナズマジャパンのマネージャーをやってる!」
一之瀬『イナズマジャパンのマネージャーか。そういうことなら、試合の招待は必要ないか』
秋「え?」
一之瀬『本戦で会おう。アメリカは必ず予選を勝ち上がるからさ』
秋「………わかった」
一之瀬『また会える日を楽しみにしてるよ』
ポロン…
そう言って一之瀬は通話を切った
秋「……早く会いたいな♪」
朝はここまでにします
今日も2本立てです
後今更ですがイナズマジャパンのユニフォームは無印のものと思ってください
【ミーティングルーム】
趙金雲「初戦の相手は韓国代表ファイアードラゴン、メンバーは半分以上去年のFFIを経験しているという手強い相手です。特に警戒すべきは韓国の風と呼ばれる、ファイアードラゴンのキャプテン、リ・チュンユン選手」
趙金雲「彼はアジアでも1.2を争う俊足を持っており、加えて去年の経験、これらを兼ね備えてる中々にうるさい選手です。彼をどう黙らせるか、勝利の鍵はリ・チュンユン次第といったところでしょう」
円堂「韓国の風…」
壁山「お、俺…足遅いからちょっと不安ッス…」
半田(スピード自慢か。現時点で一番厄介なタイプといきなり当たるのか。こりゃキツいぜ…)
アフロディ「>>445」
…彼の相手は、僕に任せてくれないかな?
アフロディ「…彼の相手は、僕に任せてくれないかな?」
半田「信用できるとでも思ってるのか?」
アフロディ「心配いらないよ。彼のことはよく知っている。母国で有名だからね」
円堂「母国って、アフロディ韓国人だったのか!?」
半田「…だったら尚のこと信用出来ないな」
天馬「えっ!?どうして!?」
半田「>>447」
これから対戦する韓国のスパイかもしれないからな
半田「これから対戦する韓国のスパイかもしれないからな」
天馬「なっ!?そんな…」
壁山「な、なるほど…」
天馬「なるほどって、壁山まで何言ってるの!?」
半田「おい天馬、まさかこいつがやったことを忘れたとは言わないよな?神のアクアなんてもん使ってドーピングして、円堂の肩を破壊したような卑劣な奴だぞ!」
壁山「俺、アフロディ…さん、のこと、信用出来ないッス…」
天馬「そんな…」
半田「そういう訳だ。お前なんて居なくても俺達でも十分戦える」
アフロディ「……」
天馬「監督!監督からも何か言ってくださいよ!」
趙金雲「私は次の試合、口を挟むつもりはありません。1回戦は貴方達でどうにかして下さい」
天馬「>>449」
監督まで!?
天馬「監督まで!?」
冴華「監督が1試合丸々責任を放棄するなんて、職務怠慢もいいとこじゃないですか!」
趙金雲「うおーっほっほ!まずは皆さんのお手並み拝見、といったところですよ」
半田「…そういうことなら、好きにやらせて貰います。守備は俺と円堂、壁山。攻撃は天馬と剣城、この5人で戦います!」
秋「は、半田君!?何言ってr剣城「断る」
半田「え?」
天馬「剣城!やっぱりお前なら、チームがバラバラで戦うのを反対してくれるって思ってたよ!」
剣城「…俺は試合に出るだけだ。プレーまでするつもりはない」
雷門勢「「「「!?」」」」
天馬「つ、剣城…?何言ってるんだよ?プレーするつもりがないって……」
アリーチェ「あれ?聞いてない?私達、別にサッカーがやりたくて日本代表になった訳じゃないんだよ?」
天馬「!?」
さくら「私達は、監督に雇われて代表入りしたんだよ」
半田「雇われただと!?」
趙金雲「はい。剣城君、野咲さん、御城さん、東さん、アリーチェさん、綱海君は私から何でも1つ欲しい物を与えるから代表入りしてくれと頼んで代表に入って貰ったんですよ」
円堂「>>451」
…(唖然として声も出ない)
円堂「」
天馬「…俺、また剣城と一緒に、サッカーが出来るって……楽しみにしてたんだよ?嘘だよね。嘘だって言ってよ!!!」
剣城「すまない」
天馬「ッ!」タッタッタッ
ウィーーーーン
葵「あっ!?天馬!!」
半田「……最悪だ。なんなんだよこのチームはっ!!くそおおおおっ!!」ガンッ!!
衝撃の事実!イナズマジャパンの半分は雇われて代表入りしていた!
元より勝つ気がないメンバーを抱えながら、遂に世界大会の日を迎えてしまう…
【FFスタジアム】
わあああああああああ!!!
角間王将『さあいよいよこの日がやって参りましたFFIアジア予選!趙金雲監督率いる日本代表、初陣の時!果たして日本代表は2年連続で本戦出場なるか!?』
半田「最悪の運、最悪のコンディション、最悪のメンバー、あらゆる面で最悪という言葉がこれほどに似合うイナズマジャパンになってしまったが、いつまでもウジウジしてたって仕方ない…とにかくこうなったら、やる気がある奴らだけで戦おう!」
円堂「……おう!」
壁山「は、はいッス!」
天馬「………」
半田(天馬はまだショック大きいか…攻めはどうする?)
冴華「あ、あの…キャプテン……」
半田「……なんだ?」
冴華「…確かに私は、監督に雇われて代表入りしました。でも私は、他の雇われた人達と違って…勝ちたいんです!」
冴華「……私が、監督に約束して貰ったのはFFI全試合フル出場の確約。私は女子だからこの大会が終わったら、次はいつ公式戦に出られるかわからない。またFFIに選ばれる保証もない、だから今しかないんです。私には、今しかないんです」
半田「>>454」
…わかった。
今出せる全力でやるぞ。最悪の出だしだけど、負けるつもりはないからな。
…お前も、ここで終わるなんて嫌だもんな。
半田「…わかった。今出せる全力でやるぞ。最悪の出だしだけど、負けるつもりはないからな」
冴華「はい!」
円堂「おっ!冴華も俺達と一緒に戦ってくれるんだな!歓迎するぜ!」
壁山「この逆境を乗り越えるッス!」
冴華「はい!」
半田「…お前も、ここで終わるなんて嫌だと思ってくれたんだな。ありがとう」
半田「……おい!」
アフロディ「…もしかして、僕を呼んだのかな?」
半田「そうだよ。あー、えっとだな……」
アフロディ「散々要らないと言っておいて、まさか今更手を貸してとは言わないよね?」
半田「くっ……それは……」
アフロディ「なんてね、冗談だよ」
半田「………まだ信じたって訳じゃないからな?」
アフロディ「>>456」
わかってる
信用はプレーで得るさ
アフロディ「わかってる。信用はプレーで得るさ」
半田「…よし、じゃあ作戦を伝える。っても作戦って呼べるほどの策ではないが……」
半田「円堂は左サイドを、壁山は右サイドを重点的に守ってくれ。出来るだけ中に切り込まれないようにはして欲しい」
壁山「はいッス!」
半田「俺は基本正面を守るが、もし両サイド突破されたすぐフォローに入る」
円堂「コンバートしたばっかで足引っ張るかもしんねえけど、全力で喰らいつくよ」
半田「それで攻撃だが…各自の判断に任せる」
半田「……本当に今なんもないってくらい酷い作戦だが、ついて来てくれるな?」
冴華「はい」
円堂「勿論だ!」
半田「…新生イナズマジャパン!初陣を勝利で飾るぞ!!」
「「「「おおおおおっ!!!」」」」
~~~ファイアードラゴン~~~
GK・・・・・・ドヒョン
DF・ウジン、ヨンジン、ジョンホ、シンジェ
MF・・・ミンソ、ジフン、ゴンウ
FW・ジュノ、【チュンユン】、ソヨン
~~~イナズマジャパン~~~
FW・・・・・・剣城、冴華
MF・・・・さくら、天馬、アフロディ
DF・・綱海、円堂、半田、壁山、アリーチェ
GK・・・・・・・・ひかり
今回はここまで
果たして過去最悪のイナズマジャパンは逆境を乗り越えられるか!?
次回から試合が始まります
そして恒例のアンケート
試合前の練習、日常回ですがもう少し長くした方がいいですか?今くらいがちょうどいいですか?あるいは短くすべき?
意見を頂けるとありがたいです
【前半戦】
角間王将『FFIアジア予選、日本のボールからキックオフです!』
ピ-----
冴華「…松風!」バシュ
天馬「っと」ポスッ
半田「天馬、行けるか!?」
天馬「>>463」
やってみせます!
天馬「やってみせます!」
半田「よし、頼んだ!」
天馬「…うおおおおおっ!!」
角間王将『イナズマジャパン、まずは松風のドリブルから攻め上がる!』
チュンユン「イナズマジャパンの力、見せて貰おう!」
天馬「っ!」
ギュオン!ギュオン!ギュオン!
ピーーーーーー
天馬「アグレッシブビート!!」
チュンユン「!」
角間王将『松風、アグレッシブビートで韓国の風、リ・チュンユンを抜き去った!』
天馬「っ!」クルッ
ジフン「あっ!?」
ゴンウ「ほう、日本にも俊足は居たか」
天馬「御城さん!」バシュ
冴華「任せて!」ポスッ
角間王将『ボールは松風から御城へと繋がった!イナズマジャパン、幸先の良いスタートを切れるか!?』
冴華「貰ったっ!」
ギュウウウン!
ジョンホ「…」
角間王将『御城!ペ・ジョンホを抜いた!キーパーと完全に1対1だ!!」
半田(…おかしい。やけにあっさりし過ぎじゃないか?)
冴華「行けええええっ!!」
半田「>>465」
(!いいシュートだ。けど正面過ぎる!)
半田(いいシュートだ。けど正面過ぎる!)
ボオオオ
ドヒョン「だいばくはつはりて!」
パシーン!
ドヒョン「はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はいいいいっ!!」
ポーーーン
角間王将『あっと惜しい!韓国の守護神、ナム・ドヒョンに防がれた!イナズマジャパン、得点ならず!』
ジョンホ「ジフン!」バシュ
半田(お、おいちょっと待て!点を取れなかったばかりか、これって!)
ジフン「チュンユン!」バシュ
チュンユン「ふっ、今度はこちらの番だな」ニヤリ
角間王将『韓国代表ファイアードラゴン、巧みなパスワークで前線にボールを繋ぎます!』
チュンユン「はあああああっ!!」
ギュウウウウンン!!
半田「しまっ…!?」
冴華「は、速い!?」
角間王将『韓国の風、リ・チュンユンが快速を飛ばして半田を抜き去った!!』
チュンユン「>>467」
遅い遅い!止まって見えるぜイナズマジャパン!
チュンユン「遅い遅い!止まって見えるぜイナズマジャパン!」
角間王将『韓国の風、リ・チュンユン。楽々イナズマジャパンのゴール前まで到達!先制点は韓国となるか!?』
ひかり(き、来た!)
チュンユン「ラピッド…ファイアー!」
ボオオオオ
角間王将『出たああああああっ!リ・チュンユンの必殺シュートだ!イナズマジャパンの守護神東、これを防ぐことが出来るか!?』
ひかり(む、無理…)
ズバーン!
角間王将『ゴール!先制したのは韓国代表ファイアードラゴン!キーパー東、リ・チュンユンの凄まじい必殺技に反応すら出来なかった!』
チュンユン「温いな。去年の方がまだマシだったぜ」
円堂「>>469」
ひかり!大丈夫か!?
円堂「ひかり!大丈夫か!?」
ひかり「…」コクッ
半田(韓国のカウンター戦法…頭になかった訳じゃないが、こんなに恐ろしい攻撃だったのか。正直、今の今まで世界のことを知らな過ぎたぜ。反省しないとな…)
冴華「すみません。私が考えなしにシュートを打ったせいで…」
半田「…御城は何も悪くねえよ。あそこでシュート打つのは普通のことだ。ただ、奴らは普通を遥かに凌いできた。それだけだ」
冴華「>>472」
…やっぱり私達だけで勝つなんて無理なんでしょうか…
冴華「…やっぱり私達だけで勝つなんて無理なんでしょうか…」
半田「おい、何弱気になってんだ!一回シュート止められたくらいで不貞腐れんなよ」
冴華「ふ、不貞腐れてなんか…」
半田「不貞腐れてんだろ。まさか、自分のシュートは絶対に止められる筈がないなんて傲慢なこと考えてたりしたのか?」
冴華「そ、そんなことはありません!」
半田「だろ?なら一回失敗したくらいでテンション下げるな。特にお前はフォワードなんだから、落ち込む素振りは絶対見せんな。FWは勝利への鍵なんだ。そのFWが落ち込めば皆も不安になる。そうなったら、勝てるものも勝てなくなる。わかるか?」
冴華「あ…」
半田「わかったらさっさとポジション付け。同点にする為に何が出来るか、考えろ」
冴華「…はいっ!」
タッタッタッ
半田「…慣れねーことって本当疲れるな」ハァ
壁山「>>474」
何か円堂さんに似てきたッスね
壁山「何か円堂さんに似てきたッスね」
半田「似てる……か?俺としてはただ説教しただけって感じだけど…」
半田「……って、お前も無駄口叩かずポジション付け!」
壁山「は、はいッスー!」ピュ---ン
角間王将『1点を取られたイナズマジャパン、ここからどう反撃するのでしょうか!?』
天馬「アグレッシブビート」
ギュオン!ギュオン!ギュオン!
ピーーーーーー
天馬「よっし!このまま一気に…!?」
ヨンジン「じばしりかえん」
ボオオオオ
天馬「あっ!?」ズルッ
角間王将『松風、ソン・ジフンを抜き去るもソ・ヨンジンにボールを奪われた!』
ヨンジン「チュンユン!」
バシュ
角間王将『ソ・ヨンジンからリ・チュンユンへのロングパス!韓国またしてもカウンターを…』
半田「うおおおっ!!」ポスッ
角間王将『おっとここで半田が空中でインターセプト!』
半田「同じ手が通じるかよ!アフロディ!」
バシュ
アフロディ「ッ!」ポスッ
ゴンウ「うおおおおおっ!」
アフロディ「……」スッ
ゴンウ「なんだ?」
アフロディ「ヘブンズ………!?」
アフロディはヘブンズタイムを使おうと右手を掲げた。しかし、指パッチンする直前に浮かんでしまった
…かつて神のアクアに溺れてしまった、愚かな自分の姿を
ゴンウ「…なんだかしらんが、貰った!」
アフロディ「あっ!?」
ゴンウ「ソヨン!」
ソヨン「っ!」ポスッ
壁山「通さないッス!だああああああっ!!」
ドーーーーーーン!!
壁山「ザ・マウンテン!!」ゴゴゴゴゴ
ソヨン「うわっ!」コケッ
審判「ッ!」ピッ!
円堂「いいディフェンスだったぞ!壁山!」
壁山「えっへへ…///」
アフロディ「>>477」
…すまない。(なにをやっているんだ僕は!)
アフロディ「…すまない」
半田「…」
円堂「気にすんなって!誰にでも失敗はあるんだ!次やり返せばいいんだよ」
アフロディ「…ありがとう」
壁山「…本当に、信用していいんスか?」
半田「わっかんねぇよ正直言って…」
アフロディ(なにをやっているんだ僕は!)
アフロディ「っ!」ポ--ン
角間王将『アフロディ、ボールを浮かせてヤン・ゴンウを抜き去った!』
円堂「いいぞアフロディ!」
アフロディ(よし!このままゴールまで持ち込む!)
シンジェ「じばしりかえん!」
ボオオオオ
アフロディ「うわっ!」ズルッ
角間王将『イナズマジャパン、シュートが打てない!果敢に攻めるも後一歩及ばない!!』
アフロディ(くそ!くそ!一体どうしたっていうんだ!)
ゴンウ「チュンユン!」バシュ
チュンユン「おう!」ポスッ
角間王将『ボールは再びリ・チュンユンに渡った!』
半田「行かせない!」
チュンユン「チッ、くそ…!」
角間王将『イナズマジャパンのキャプテン、半田!リ・チュンユンと必死で競り合っています!』
半田「スピードじゃ敵わねえけど、走る前に競り合いに持ち込めば俺だって!」
チュンユン「くそ、ふざけるな…」トン…トン…
リ・チュンユンはボールを取られまいと足元で必死にボールコントロールをしていた
半田「ここだ!」
ポーーーーン
チュンユン「なっ!?」
審判「ッ!」ピッ
角間王将『キャプテン対決は半田が制し、なんとかボールをクリアしました!』
半田「ハァ…そう何度もやられて堪るかよ」
序盤から試合が動いたことでシーソーゲームが期待されたが、両チームとも守備陣が活躍しゲームは膠着してしまった
ジュノ「うおおおおっ!」
バシューーーーーン
円堂「メガトンヘッドおおおおっ!」
ギュウウウウン!!
円堂「ちぇえええいっ!!」
ガキイイイイン!!
ジュノ「なにっ!?」
角間王将『円堂!ファン・ジュノのシュートをメガトンヘッドで打ち返しました!』
シュウウウウウウンン!!
ボオオオ
ドヒョン「だいばくはつはりて!」
パシーン!
ドヒョン「はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はいいいいっ!!」
ポーーーン
審判「ッ!」ピッ
円堂「やっぱ決まんねぇか…」
半田「シュート防いでくれただけ十分だ。サンキュー円堂」
円堂「おう!」
壁山「で、でも…いつまでもこんなこと続けてたら勝てないッスよ…」
半田「……もうすぐ前半が終わる。そしたら一度流れが切れる筈だ。そこまで持ち堪えてくれ」
壁山「………はいッス」
半田(やべえな。協力してくれない奴らの分動いてるせいで、壁山がいつも以上に消耗してる……)
円堂「ハァ………」
半田(円堂も、初めてのフィールドプレイヤーってことで相当体力奪われてんな。ヤバイ展開になる前に、早く前半終わってくれ…)
ミンソ「っ!」クルッ
円堂「あっ!?」
半田の祈りを嘲笑うかのように、イナズマジャパンにまたもピンチが降りかかった
角間王将『ピョン・ミンソ!円堂を抜き去り一気にゴール前へ!』
チュンユン「キーパーはザルだ!打ってしまえ!」
ミンソ「貰った!」
バシューーーーーン
ひかり「!?」
角間王将『ピョン・ミンソのシュートだ!!イナズマジャパン追加点を許してしまうのか!?』
円堂(嘘だろ!俺のせいで…ちくしょう…)
誰もがゴールに入ると思った、その時だった!
綱海「おおおおおおおおっ!!」
「「「「!?」」」」
ドオオオオオンン!!!
綱海「がっ!」ドサッ!!
審判「ッ!」ピッ!
角間王将『なんと綱海!身体を張ってシュートに喰らい付いた!!!』
円堂「綱海!大丈夫か!?」
綱海「へへっ、まあな…」
壁山「なんて無茶なプレーをするんスか…心配したッスよ…」
綱海「わりぃわりぃ…けど俺はこの通りピンピンしてるし、気にすんなよ!」
壁山「き、気にするなって…」
半田「…ピンチを救ってくれてありがとうな。けどなんで、急に協力してくれたんだ?」
綱海「なんでって言われると……そうだな、お前らが必死で戦ってるのを見てたらよ、なんかじっとしてられなくなったんだ」
円堂「そっか!じゃあつまり綱海はサッカーを好きになってくれたってことなんだな!」
綱海「え?そうなのか?」
円堂「そうだよ!サッカーが好きって気持ちが芽生えたからじっとしてられなかったんだよ!」
綱海「……そっか。俺、サッカーを好きになったんだな」
円堂「ああ!だからよ、俺達と一緒にサッカーやろうぜ!」
綱海「>>482」
おう!海の男綱海条介、こっからサッカー始めさせてもらうぜ!
俺にもボール回してくれよ!
綱海「おう!海の男綱海条介、こっからサッカー始めさせてもらうぜ!俺にもボール回してくれよ!」
円堂「勿論だ!」
ピ----
角間王将『ここで前半終了のホイッスル!0-1、イナズマジャパン対ファイアードラゴンの一戦は前半終えて韓国リード!』
趙金雲「うおーっほっほっほ!皆さんご苦労様でーす。水分をしっかりとって、後半も頑張ってくださいねー」
秋「はい」
円堂「ありがとな」
秋「どうぞ」
半田「サンキュー」
秋「>>484」
みんなお疲れ様、円堂君もDF初心者とは思えないほど良いプレーしてたし半田君も鬼道君に負けないゲームメイクだったよ!
後半はきっと逆転できるよ!
秋「みんなお疲れ様、円堂君もDF初心者とは思えないほど良いプレーしてたし半田君も鬼道君に負けないゲームメイクだったよ!後半はきっと逆転できるよ!」
円堂「ありがとう、秋!」
半田「きっと出来る、じゃない。絶対逆転する。チームは少しだけど良くなり始めたんだ。こんなところで終わらせて堪るかよ」
秋「!」
円堂「…半田の言う通りだな。絶対に逆転しないと」
趙金雲(今のところは、予定通りに成長してくれてますね。関心関心)
アフロディ「…」
趙金雲(しかし、大変なのはここからですよ…)ニヤリ
今回はここまで
特に主人公は決めてないけど、今のところ誰が1番主人公っぽく見えてるのかな?
ちょっと気になるところ…
ピ----
角間王将『さあ、後半戦は韓国からのキックオフで試合が始まります!』
ソヨン「…」チョン
チュンユン「っ!」
ギュウウウウンン!!
冴華「全然スピードが落ちてない!?」
チュンユン「当然だ!貴様らとは鍛え方が違うからな!」
天馬「行かせない!」
チュンユン「ふっ!」
ジジジジジ
天馬「!?」
チュンユン「導火線」
ドカーーーーーン!!!!
天馬「うわああああっ!!」
角間王将『リ・チュンユン!後半に入って自慢のスピードがキレを増したように感じさせるプレーを披露しています!』
チュンユン「ふん、他愛もない…!?」
アフロディ「っ!」ザッ
角間王将『あっとアフロディがリ・チュンユンの前に立ち塞がります!』
チュンユン「この俺に追いつくとは大したスピードだな。それもドーピングのおかげか?」
アフロディ「!?」
チュンユン「図星か?」
アフロディ「ち、違う!僕は、神のアクアはもう…」
ジジジジジ
チュンユン「導火線」
アフロディ「しまっ…!?」
ドカーーーーーン!!!!
角間王将『韓国の風は止むことなく今尚吹き続けています!イナズマジャパン、これを止めることが出来るか!?』
チュンユン「愛国心溢れるプレーありがとう、アフロディ君」ニヤリ
半田「>>492」
!?!?
アフロディやっぱてめえ!!
半田「!?!? 」
半田「アフロディやっぱてめえ!!」
リ・チュンユンのお礼の言葉で半田は一瞬アフロディへと意識を向けてしまう
そしてその一瞬の隙を見逃すほど、リ・チュンユンは甘くはなかった
チュンユン「あばよ」
ギュウウウウンン!!
半田「なっ!?」
角間王将『リ・チュンユン半田も抜いた!リ・チュンユン!完全にフリーだ!!』
綱海「おいおいやべえって!」タッタッタッ
天馬「くそっ!!」ダダダダダ
壁山「やっぱりあいつ、スパイだったッスね!」ギロリ
天馬「何してるの壁山!早く戻らないと!」
壁山「>>494」
分かってるッス!
壁山「分かってるッス!」
チュンユン「もう慌てても無駄だ!これでとどめをさしてやる!」
チュンユン「ラピッド…ファイアー!」
ボオオオオ
角間王将『出たああああああっ!リ・チュンユンの必殺シュート!!ファイアードラゴン、追加点なるか!?』
円堂「させるか!」
天馬「円堂さんっ!」
円堂「メガトンヘッドおおおおっ!」
ギュウウウウン!!
円堂「ちぇえええいっ!!」
ガキイイイイン!!
円堂「ぐっ、くうううっ…!!」ジリッ…
ジュノ「押し込め!」
ミンソ「押し込んで!」
天馬「堪えて円堂さんっ!」
綱海「踏ん張れ円堂っ!」
円堂「>>496」
お前なんかに、絶対に負けない!俺は仲間を信じてる!
走れ、アフロディ!
円堂「お前なんかに、絶対に負けない!俺は仲間を信じてる!走れ、アフロディ!」
アフロディ「!」
円堂「っ、らああああっ!!」
ポーーーーーン
角間王将『激しい必殺技のぶつかり合いの末ボールが空高く打ち上がった!!!円堂の勝利です!!』
チュンユン「なんだと!?」
天馬「っ!」
ヒュウウウウン!
天馬「アフロディさんっ!」
バシューーーーーン
アフロディ「っ!」ポスッ
角間王将『ルーズボールをすぐさま拾った松風、アフロディにパスを繋ぎました!』
天馬「お願いします!」
円堂「行けえええええっ!」
綱海「決めちまえっ!」
アフロディ(ああ、そういうことか。今やっとわかった。なんであの試合僕が負けたのか。そして……)スッ
シンジェ「じばしり…」
アフロディ「ヘブンズタイム」パチン
シンジェ「」
アフロディ「…今やっと、本当の意味で悪夢から目覚めた。仲間との絆……これがサッカーの本当の姿なんだね」パチン
ビュオオオオオオ
シンジェ「な、なんだ!?ぐおおおおおっ!!」
「「「「!?」」」」
バサァァァァ
アフロディ「神は死んだ。だが、進化して蘇った!!」
角間王将『アフロディ!一瞬の内にゴール前まで到達していました!そして我々が気付いた時には既に必殺技の体勢だ!!!』
アフロディ「これが進化した神の姿だ!ゴッドノウズ!!改!」
ギューーーーーーン
ドヒョン「!?」
ズバーン!
審判「っ!」ピ----
角間王将『ゴール!イナズマジャパン、後半開始早々鮮やかなカウンターで同点に追いついた!』
アフロディ「>>498」
(あぁ…今まで何度もゴールは決めたけど、こんなに気持ちの良いゴールは初めてだ)
アフロディ(あぁ…今まで何度もゴールは決めたけど、こんなに気持ちの良いゴールは初めてだ)
円堂「やったなアフロディ!いいシュートだったぞ!」
天馬「見せて貰いました!ゴッドノウズ改!」
綱海「やるじゃねえかお前!」パシパシ
アフロディ「ふふっ、まあね…」
半田・壁山「「・・・」」
円堂「ほら、お前達も」
壁山「……信用出来ないなんて言って、すみませんでした…」
半田「…疑って、悪かったよ」
アフロディ「いいさ。プレーで信用して貰うなんて大口叩いて、直前までだらしないプレーをしていた僕が悪いんだ。君達は間違ってない」
半田「…」
趙金雲(うーん、出来たらあそこは半田君自身の力で乗り越えて欲しかったのですが…まあ、これもいい経験になるでしょう)
半田(あんな安い挑発にまんまと乗せられて、チームをピンチにしちまった……本当なら俺が一番冷静に対処しなくちゃいけない場面だったのに……)
趙金雲(とまあ、そんなことを考えてる顔でしょう。私としても半田君があそこを対処できる確率は0に等しいと予想していた訳ですから、これは想定内です。そしてこの苦い経験は、必ず彼にとって大きな財産となる筈)
葵「同点!同点ですよ秋さん!」
秋「ええ!皆よく頑張ってるし、ここに来てアフロディ君もチームの一員になれた!このまま行ければ絶対に勝てるわ!」
趙金雲「うおーっほっほ!確かに、このまま行ければ勝ちは見えてきますね」
葵「>>500」
『このまま行けば』って…不穏な事言わないでくださいよ。
葵「『このまま行けば』って…不穏な事言わないでくださいよ」
趙金雲「勝負の世界は何が起こるかわかりませんからね。決して楽観視してばかりはいられないんですよ」
葵「そ、そうですよね。監督だから、そういうこと予想するのは当然ですよね…………」
葵(今日何もしてないけど…)
角間王将『さあ、後半は残り半分を切りました!試合は1-1の同点!次の1点を取るのはイナズマジャパンか!?それともファイアードラゴンか!?』
ミンソ「ジュノ!」
バシューーーーーン
綱海「貰った!」ポスッ
ジュノ「なにっ!?」
角間王将『ミンソからジュノへのパスでしたが綱海、ここはいい反応で阻止しました!』
綱海「さくら!」バシュ
さくら「ええっ!?わ、私!?」ポスッ
角間王将『ボールは綱海から野咲へと繋がりました!』
さくら(えええっ!?ど、どうしよう!私、サッカーとかどうでもいいんだけど!?)アセアセ
さくら(ってか私はあくまでも新体操の留学が目的だし、試合が終われば条件は果たさせるから負けたって別に……)
構わない、そう思う直前、さくらはあることを思い出していた…
『さくら、お前は1番になれる存在なんだ』
『これを飾ってしまえば、上が居るということを認めてしまうことになるの。だからこれは飾りません。貴女はこれからも、1番を目指しなさい』
さくら(……留学だけ貰っても、勝たなきゃ何の意味もない!)キッ
ミンソ「貰った!」
さくら(新体操のボールだと思えば、これくらい!)
さくら「ええええいっ!!」
ヒュウウウウウウンン!
「「「「!?」」」」
角間王将『野咲、ボールを右足に乗せたまま空高く飛び上がった!』
冴華「凄い!必殺技も使わずになんて跳躍力!」
さくら(えっと確か、この後はパスかドリブルっていうのをやらなきゃいけないみたいだけど……ドリブルなんてやったことないしここは!)
さくら「剣城君!」バシュ
剣城「!」
さくらは剣城へのパスを選択した
自分の正面へ飛んでくるボールを見て剣城の取った行動は………
剣城「っ!」バシュ
トラップすることもなく直接蹴り返した
そして剣城がボールを蹴った先には……
天馬「っ!」ポスッ
角間王将『剣城、野咲からのパスをノールック、ダイレクトで松風へと渡しました!!』
天馬「>>503」
っ!!(剣城、ありがとう)
天馬「っ!!」
天馬(剣城、ありがとう)
ギュオン!ギュオン!ギュオン!
天馬「アグレッシブビート!!」
ピーーーーーー
ヨンジン「ぐわっ!」
角間王将『松風、ファイアードラゴンの最終ラインを破った!!決定的チャンスです!イナズマジャパン勝ち越しなるか!?』
天馬(見せてやる!FFが終わってからずっと、世界と戦う為に特訓して作り上げた俺だけの新必殺シュート!!)
ギュウウウン!!
天馬「ゴッドウィンド!!」
ギュオオオオオオオ
円堂「凄え!天馬のやつ、いつの間にあんな必殺技を!」
バシュン!
アリーチェ「うわ、すごい跳ね方!」
ボオオオ
ドヒョン「だいばくはつはりて!」
パシーン!
ドヒョン「はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はいっ!?」
ズバーン!!
審判「っ!」ピ----
角間王将『ゴール!イナズマジャパン!勝ち越し成功!!!松風の新たな必殺シュート!これが勝利を呼び込む一撃となるか!?』
壁山「流石天馬ッス!」
半田「やっぱここぞって時は頼りになるな!」
天馬「俺だけの力じゃないですよ。綱海さんが守って、野咲さんと剣城が繋いでくれたから、この1点が取れたんです」
さくら「え?私?」
天馬「はい!ありがとうございました!」
さくら「え…えっと、どういたしまして?」キョトン
天馬「……ありがとうね、剣城」
剣城「勘違いするな。適当に蹴ったらたまたまお前が居ただけだ」
天馬「うん。そのたまたまに凄く感謝してる」
剣城「…」スタスタ
アフロディ「>>505」
(勝ち越したとはいえこの2点は向こうの油断につけこんで得た2点だ・・・)
(間違いなくこれから韓国の本気の攻撃が始まる、それを凌ぎきるか攻めてもう一点突き放すか、どちらにせよ人数で劣るこちらにとっては不利)
アフロディ(勝ち越したとはいえこの2点は向こうの油断につけこんで得た2点だ・・・)
アフロディ(間違いなくこれから韓国の本気の攻撃が始まる、それを凌ぎきるか攻めてもう一点突き放すか、どちらにせよ人数で劣るこちらにとっては不利)
円堂「よし、この調子でどんどん攻めるぞ!」
壁山「はいッス!」
半田「…そうだな」
アフロディ(果たしてキャプテンは、どう判断したのかな?)
ピ-----
チュンユン「一度勝ち越したくらいでいい気になるな!」
ギュウウウウンン!!
冴華「あっ!?」
ジジジジジ
チュンユン「導火線」
ドカーーーーーン!!!!
天馬「うわああああっ!!」
アフロディ(やはり、彼を止めない限り僕達に勝ちはない!)
アフロディが危惧した通り、韓国はいよいよ本気になっていた
やはりもう1点取らなければ…
恐らく再び同点になる
次はどう攻める?
そんなことを考えながら…
しかし決着は突如、意外な形で訪れた
半田「円堂下がれっ!」
円堂「わかった!」タッタッタッ
チュンユン(馬鹿め。同じ手が通じるか。貴様と、そしてあのノコノコとゴール前まで下がっていった奴もドリブルで抜き去れば同点に…)
半田「クイックドロウ!」
バシュ
チュンユン「……は?」
角間王将『半田、リ・チュンユンからボールを奪いました!』
半田「俺だって必殺技くらい使えるんだよ!なめんな!」
バシュ---ン
天馬「半田さん!」ポスッ
壁山「天馬に続いて、キャプテンも新技を!!」
半田「俺の指示を聞いて、同点ゴールと同じ作戦で来ると思ったか?」
チュンユン「なに?」
半田「内心で俺のことを馬鹿だってほくそ笑んだか?残念だったな、馬鹿はお前の方だ!」
チュンユン「!?」
半田「格下だって見下してたろ?本気になればいつだって点を取れるって思ってたろ?そうやって油断なんてするから俺みたいな『格下』の不意打ちに対応出来なかったんだよ!!」
チュンユン「き、貴様ぁ!」
半田「>>508」
(これでいい。後は挑発に乗って勝手に自滅してくれ)
半田(これでいい。後は挑発に乗って勝手に自滅してくれ)
リ・チュンユンは確かに格上だった
しかしその圧倒的な実力故の驕りを突かれた
頭に血が上った彼は既に今までのようにキレのある風ではなく、ただ暴走するだけの単調な選手へと成り下がった
そして、本来の実力さえ発揮していれば勝てていた試合に、屈辱的な敗北を突きつけられたのである
リ・チュンユンは、格下だと見下した相手に振り回されて敗北したのであった
ピッ!ピッ!ピ-----
角間王将『ここで試合終了のホイッスル!2-1!イナズマジャパン、初陣を逆転勝利で飾りました!!』
葵「やった!やった!勝ちましたよ秋さんっ!」ギュッ
秋「ええ。イナズマジャパン、まずは1勝よ」
趙金雲「うおーっほっほっほ!!」
壁山「つ、疲れたッス…」ドサッ
さくら「早くシャワー浴びたい…」ミギテパタパタ
半田「プレッシャー半端ねぇ……あんな化け物達毎回相手すんのか。たまんねぇよ……」ゲッソリ
秋「>>511」
はは、勝ったのにテンション低いなぁ
秋「はは、勝ったのにテンション低いなぁ」
天馬「そうですよ!勝ったんですから皆さんもっと喜びましょうよ!」
円堂「天馬の言う通りだぜ!喜べる時に喜んだ方が人生楽しいぞ!」
半田「…けどまあ、今日の勝利は相手が勝手に油断したおかげだからまだ、本当の勝利って感じはしねえんだよなぁ」
アフロディ「半田君の言う通りだね。それに、今日の試合は反省点の方が圧倒的に多いからね」
半田「ミーティングもちゃんとやんねーとな……」
円堂「……そうだな。勝って兜の緒を締めないとだよな!」
趙金雲「皆さーん。今日の試合お疲れ様でした。明日はオフにします。初の公式戦という人が何人か居るでしょうしまずは疲れを取ることを優先してください。そして明後日からは、いよいよ私が練習メニューを作ったりミーティングしたりしますよー!うおーっほっほ!!!」
半田(明後日って…今日のミーティングも選手任せかい)
趙金雲「半田君、後のことはお願いしますよ」
半田「ウイッス…」
こうしてイナズマジャパンは世界大会で記念すべき1勝を挙げた
しかしまだ戦いは始まったばかりだ
さらなる強敵が待ち構えるアジア予選、果たしてイナズマジャパンは本戦に進出することが出来るのだろうか!?
今回はここまで
半田の必殺技はクイックドロウに決まりました
そして半田、円堂、壁山の必殺技ですが…いつ出てくるのかは先のお楽しみ
因みに葵ちゃんの髪型はギャラクシーの髪型です
服装は秋ちゃんも葵ちゃんもカーディガンを着ています(夏なのにというツッコミはなしでお願いします)
韓国戦が終わった日の夜、剣城を除く雷門の男子4人は試合の疲れを取るべく温泉に来ていた
壁山「まさか温泉まであるなんて、びっくりしたッス…」
円堂「本当なんでもかんでも揃ってるよな、ここ…」
半田「アマチュアでこれだからな。プロの合宿となるともっと凄いんじゃね?」
壁山「ひゃーーー!そ、想像も付かないッス…」
天馬「そういえば、こうして雷門サッカー部のメンバーでお風呂に入るのって初めてですよね」
半田「……お、言われてみりゃそうだな」
円堂「俺は風丸となら何度も一緒に風呂入ったことあるけどな」
半田「お、やっぱ幼馴染だとそういうことすんのな」
天馬「…」シュル…
ファサーーーーーー
壁山「…こうして見ると、天馬の髪って、結構長いッスね」
天馬「あー、まあね」
半田「結ぶだけならともかく…毎日ワックスまで付けてんだよな?」
天馬「はい!まあ、剣城みたいな揉み上げのゼンマイまでは作れないですけどね…」
半田「>>516」
ぶっちゃけお前らの髪型ってどうやってセットしてんだ?
円堂は猫耳で壁山はアフロっぽくて天馬はチョココロネで
半田「ぶっちゃけお前らの髪型ってどうやってセットしてんだ?円堂は猫耳で壁山はアフロっぽくて天馬はチョココロネで」
天馬「俺、天パだからコロネはほっといたら勝手に出来ちゃうんです」
円堂「これ実は単なる寝癖なんだ」
半田「マジか!?衝撃の事実だぜ…」
天馬「あ、コロネ以外はセットしてますよ!」
壁山「俺のこれも天パッス」
半田(天パばっか…そして円堂は毎日その寝癖ならどんだけ寝相悪いんだよ……)
この後めちゃくちゃお風呂を楽しみました
【ミーティングルーム】
韓国戦から2日後…
趙金雲「皆さーん。2回戦の対戦相手が決まりましたよー」
円堂「本当ですか!」
天馬「相手は一体何処!?」
趙金雲「オーストラリア代表、ビッグウェイブスです」
綱海「ビッグウェイブ…直訳するとデカい波だけど、それで合ってるか?」
趙金雲「はい。合ってます」
綱海「ふーん……」
円堂「綱海?どうかしたのか?」
綱海「…いんや、なんでもねえ」
円堂「>>519」
それでどんなチームなんですか?
円堂「…まあいっか。それで、ビッグウェイブスってどんなチームなんですか?」
趙金雲「攻撃も守備も少々強引なところもあり、別名『海のギャング共』と呼ばれるチームです」
天馬「海のギャング…」
さくら「なんかこわーい…」
趙金雲「うおーっほっほ!そこで今日から、こわーいギャングに対抗する特訓を始めますよー」
円堂「おっ!どんな特訓をするのかな?楽しみだぜ!」
半田「…特訓の前に1つ質問が」
趙金雲「はい。なんですか?」
半田「……全員揃ってない中でミーティング始めたけど、監督は居ないメンバーの欠席理由について何か聞いてます?」
趙金雲「いいえ何も。1回戦が終わったら後は好きにしてもいいと約束してましたからね。私は、彼らが今何をしているかまでは介入していませんよ」
半田「>>521」
・・・分かりました(クソッ!また放任主義かよ…)(そりゃ俺や雷門のみんなだってやる気無かった時もあったけどさ、最初からやる気0のあいつらよりはまだマシだぜ)
半田「・・・分かりました」
半田(クソッ!また放任主義かよ…そりゃ俺や雷門のみんなだってやる気無かった時もあったけどさ、最初からやる気0のあいつらよりはまだマシだぜ)
葵「キャプテン…」
趙金雲「では皆さんユニフォームに着替えてきてください。今日はホームエリアのグラウンドで練習しますよー」
円堂「お、何気に野外での初練習!」
半田「……んで、結局ミーティングに来なかった3人は当然練習にも来ないか」
壁山「あの2人はともかく、なんで剣城まで頑なにサボるんスかね?」
半田「さあな」
さくら「まあまあ、キャプテンも壁山君も落ち着いてくださいよ。こうなったらやる気のある人達だけでも特訓しましょう!」
半田「……まあ、野咲の言う通りか」
さくら「>>523」
私サッカーのことよく分からないから色々教えてくださいね♪ニコッキャプテン♪(手握り)壁山君♪(手握り)
さくら「私サッカーのことよく分からないから色々教えてくださいね♪」ニコッ
さくら「キャプテン♪」ギュッ♡
半田「!?」ドキッ////
さくら「壁山君も、頼りにしてるね♪」ギュッ♡
壁山「は、はははっ!はいッス!」ボッ/////
さくら(チョロいなこの人達)ニヤリ
趙金雲「それでは早速練習に入りますよ。まずは柔軟から」
趙金雲「はい皆さん身体を十分にほぐしましたね。では早速、ここからシーサイドスタジアムまで10周してください」
「「「「10っ!?」」」」
冴華「こ、ここからシーサイドスタジアムまで片道だけでも1キロ以上はあるんですよ!それを往復で10周…」
半田「駅伝だな…」
趙金雲「それが終わったら次はシュート、ドリブルの基礎訓練、そして次は短距離走、それから…」
半田「急にハードになったな…」
趙金雲「>>525」
ハードな練習はお嫌いですか~?喜んでる人達もいますけど
趙金雲「ハードな練習はお嫌いですか~?喜んでる人達もいますけど」
円堂「やっと本格的に練習できるのか!」キラキラ
アフロディ「これくらい出来なければ、世界なんて夢のまた夢だろうからね」
半田・冴華「「……」」
趙金雲「ハードな練習はお嫌いですか~?」
半田「…ここまで放任だったのにいきなり練習量の多いメニュー用意してきて驚いただけですよ」
冴華「やりたくないとは言ってません」
趙金雲「結構結構。では空野さんか木野さんのどちらかにはシーサイドスタジアム前に居て貰います」
葵「あ、じゃあ私がシーサイドスタジアムまで行きます」
秋「え?いいの?」
葵「>>527」
こういうときは後輩が積極的に働かないといけませんからね♪
葵「こういうときは後輩が積極的に働かないといけませんからね♪」
秋「そういうことなら、お言葉に甘えさせて貰うね」
趙金雲「では空野さん、このノートを渡しておきます。皆さんの周回を記録してくださいね」
葵「了解しました!」
趙金雲「それでは皆さん、10分後にスタートお願いします」
「「「「はいっ!」」」」
こうして趙金雲によるイナズマジャパンの特訓が始まった
天馬「はっ!はっ!」タッタッタッタッ
葵「天馬10周目1着!ラストスパート頑張れ!」
天馬「ああ!」
アフロディ「ッ!」タッタッタッタッ
葵「アフロディさん2着目っと。どっちが勝つかな?」ドキドキ
初日は持久力と素早さを兼ね備えたこの2人が、ダントツでトップ争いを繰り広げました
練習開始から約5時間後…
趙金雲「今日の練習はこれで終了です」
冴華「な、なんとか…乗り越えた……」ヒザツキ…
壁山「ハァ………」グテ-
さくら「も、もう動きたくない…」ペタン…
ほとんどのメンバーは立つことさえ疲れるくらいくたびれていた
趙金雲「ドリブル、シュート、持久力、今日の練習ではどれも天馬君とアフロディ君の2人が飛び抜けていましたね」
天馬「ありがとうございます!」
アフロディ「>>530」
僕も必死でしたからね
どうしても負けたくない男が一人いるので(円堂チラ見)
アフロディ「僕も必死でしたからね。どうしても負けたくない男が一人いるので」
円堂「!」
秋「ライバルの存在が自分を高めてくれる。いいですねぇ。こういう化学反応」
趙金雲「ええ。そしてこういった化学反応は、これから特訓を続けていく内にどんどん他の人にも伝染してチームをより高いところに引き上げてくれるんですよ」
秋「>>532」
それは今はやる気がない人達にもいつか?
秋「それは今はやる気がない人達にもいつか?」
趙金雲「勿論です」
秋「…監督の言うこと信じますから」
趙金雲「うおーっほっほっほ!!」
【食堂】
シェフ「本日のメニューはチキンカレーとサラダでございます。いつも通りおかわりは自由ですので、好きなだけお食べください」
「「「「いただきまーす!」」」」
円堂「ッ!!!」ガツガツガツガツガツ
壁山「ッ!」バクッ!!バクッ!!
綱海「凄い減り方だな……」
円堂「ッ!」ゴックン!
円堂「いやーだって今日ハードな練習こなしたろ!たくさん練習した後ってどうしても腹減るもんだからさ!」
壁山「あの練習の後でよくそんなにガッつけるッスね、流石円堂さん…」
半田「お前も一緒くらい食ってるだろ…」
円堂「ゲップ!ごちそうさま!!!」
さくら「さ、30皿くらい積まれてる…」
円堂「美味かった!」
壁山「し、しんど過ぎてカレーとサラダのおかわり30回までしか出来なかったッス…」
冴華「いや単位おかしいから」
円堂「…あれ?そういや天馬は?」
半田「自分の分食い終わったらすぐ部屋に戻ったよ」
円堂「>>535」
そっか、食後の特訓にでも誘おうと思ったのにな
円堂「そっか、食後の特訓にでも誘おうと思ったのにな」
さくら「えっ!?この後まだ特訓するんですか!?」
円堂「おう!世界一になる為にはもっともっと特訓しないとな!」
半田「けどまあ、食後すぐに動くのはなしだぞ。せっかく美味しいご飯を食べさせてもらってんだから、消化に良くない行為はしないように」
円堂「おう」
【宿舎】
ウィーーーーン
剣城「…天馬か」
天馬「優一さんのお見舞いに行ってたの?」
剣城「ああ」
天馬「……俺さ、一昨日の試合、剣城からパスを貰った時凄い嬉しかった。また、一緒にプレー出来たことが嬉しくて堪らなかった」
天馬「だから、次の試合も、その次も、次も次も……これからもっと、剣城と一緒にサッカーがしたい!剣城と一緒にボールが蹴りたいんだ!」
剣城「…」
天馬「でも剣城には、俺なんかより優先したい大切な人が居るんだよね?」
剣城「……ああ」
天馬「俺は待ってる!剣城がまたもう一度サッカーと向き合って!俺ともう一度本気でプレーしてくれるその日をずっと待ってるから!」
剣城「…」
天馬「………言いたいことはそれだけ。じゃあ、おやすみ」
剣城「天馬!」
天馬「!」
剣城「…ゴッドウィンド、よかったぞ」
天馬「……ありがとう。剣城にそう言って貰えて嬉しい」
剣城「フッ…」
宿舎の入り口でとりとめのない会話を交わした後、天馬と剣城はそれぞれ自室に戻った
天馬はまたいつか、2人で共にフィールドを駆け回る日を夢見て…
今回はここまで
特訓、日常回はもう少し長い方がいいと言われたので長めにする予定ですが、後2.3日くらい日常回でもいいでしょうかね?
【FF本戦シュート成績】
天馬 4得点
デスドロップ(2-2)
デスドロップG2(1-1)
ジャスティスウィング(1-1)
ペガサス(1-0)
アフロディ 3得点
ゴッドノウズ(6-3)
豪炎寺 2得点
爆熱ストーム(3-2)
円堂 2得点
メガトンヘッド(2-1)
イナズマ1号(1-1)
武方三兄弟 1得点
トライアングルZ(1-1)
※バックトルネードは打つ前なので無効にしてます
風丸 1得点
炎の風見鶏(1-1)
目金 1得点
メガネクラッシュ(1-1)
鬼道 1得点
皇帝ペンギン2号(2-0)
ツインブースト(2-1)
染岡 1得点
ドラゴンクラッシュ(2-0)
ワイバーンクラッシュ(5-1)
貴志部 0得点
獣王レオン(1-0)
ノーマル(1-0)
※オウンゴールはカウントしてません
デメテル 0得点
リフレクトバスター(1-0)
ヘラ 0得点
ディバインアロー(1-0)
【FF本戦キーパー成績】
円堂 7失点
ゴッドハンド(1-1)
メガトンヘッド(7-3)
グレイト・ザ・ハンド(1-0)
イナズマ1号(1-0)
ノーマル(3-3)
※オウンゴールもカウントしています
綾野 1失点
無限の壁(4-0)
ノーマル(1-1)
軟山 5失点
タフネスブロック(3-3)
ノーマル(2-2)
ポセイドン 4失点
ノーマル(4-2)
ギガバイトスクリュー(4-2)
~グラウンド~
円堂「おおっ!今日は全員揃ってる!皆やっとやる気になってくれたんだな!」
剣城「…」
ひかり「…」
アリーチェ「…」
半田「…なんか様子がおかしいぞ?」
趙金雲「皆さん揃いましたね。今日の練習を始める前に、大事なお知らせがあります」
冴華「大事な…」
さくら「お知らせ?」
趙金雲「3日後にイナズマジャパンの脱退試験を行います」
円堂「えっ!?」
半田「だっ、脱退試験!?」
趙金雲「ルールは簡単です。PK方式でシュートを5本打つ。ただそれだけです」
ひかり「…キーパーは、誰がやるんですか?」
趙金雲「キーパーは用意しません。そして、無人のゴールに5本とも外してくれれば試験は合格です」
アリーチェ「外すの?入れる、じゃなくて?」
趙金雲「はい。外してくれればいいんです」
さくら「>>546」
もし脱退したらやっぱり報酬は
さくら「もし脱退したらやっぱり報酬は」
趙金雲「そこはご心配なく。脱退試験に合格したら契約は果たしますよ」
剣城「!」
趙金雲「では参加するかどうか、皆さんじっくりと考えておいてくださいね。うおーっほっほ!」
【食堂】
天馬「…」 モグモグ
さくら「…」パクッ
壁山「ッ!」バク!!バク!!
円堂「…」モグモグ
半田(あんなこと言われた後だったからか、皆午前の練習はどこか集中してなかったよな…)
冴華「…私は試験を受けるつもりはありません」
半田「……あっ、そうか。確か御城の条件は全試合フル出場」
冴華「>>549」
はい。
次も、その次も、アジアだけじゃなくて、もっと他の国との試合だって出たいです!
こんな所で脱退なんて嫌です!
冴華「はい。次も、その次も、アジアだけじゃなくて、もっと他の国との試合だって出たいです!こんな所で脱退なんて嫌です!」
綱海「俺も残るぜ」
円堂「綱海!」パァァァ
綱海「乗った波に最後まで乗れなきゃ、海の男の名が廃っちまうぜ!」
冴華、綱海が残ってくれると言ってくれたことに喜びを噛み締める半田達
しかし、それも長くは続かなかった
剣城「俺は受ける」
「「「「!」」」」
剣城「契約が果たされるならこれ以上ここに居る意味はないからな」
天馬「剣城…」
ひかり「……私も、受けたい、です」
ひかり「早く家族皆で、温かい家に住みたいから…」
葵「>>551」
そんな…
葵「そんな…」
剣城とひかりはイナズマジャパンよりも家族を優先した
ここでさらなる追い討ちが
さくら「私も受けます」
半田「野咲!?」
この発言には流石の半田も動揺した
一緒に特訓に参加してくれていたさくらは残ってくれるだろうと思ったからである
さくら「ごめんなさい。キャプテンや皆さんのおかげでサッカーの楽しさがわかり始めたけど、でも私…やっぱり新体操で輝きたいの!」
自分の将来、家族…脱退試験を受けるメンバーは3人ともそれぞれ仕方のない事情を抱えているので誰も強くは引き止められなかった
だがここで、意外な人物がこう口にしたのであった
アリーチェ「私残るね」
「「「「えっ!?」」」」
嬉しい誤算!
だがあまりに意外な発言に、試験を受ける以外のメンバーが面食らってしまった
アリーチェ「や、だってゲーム機とかいつでも貰える訳だし、今出て行かなくてもいいかなって」
「「「「……」」」」
アリーチェ「…あっ、もしかして私、出て行った方がよかった?」
円堂「>>553」
ないない!全然そんなことない!
アリーチェがいてくれて嬉しいぜ!
円堂「ないない!全然そんなことない!アリーチェがいてくれて嬉しいぜ!」
アリーチェ「わー、ありがとう♪」ニコッ
試験を受けるメンバーは3人、試験を受けずに残るメンバーも3人
雇われ組の進路は決まった
ほどなくして、この話は趙金雲監督の耳にも届くこととなった
【グラウンド】
冴華「っ!」
バシュ
アリーチェ「ほっ」ポスッ
天馬「上手いよアリーチェ!ナイストラップ!」
アリーチェ「ありがとう♪」
半田「…初心者ってこと考慮すると確かにかなり上手いわな」
半田(世界レベルには程遠いが…まあ居ないよりはマシか)
アリーチェ「>>556」
うんうん♪
できるようになるとだんだん楽しくなるね、サッカーって!
アリーチェ「うんうん♪できるようになるとだんだん楽しくなるね、サッカーって!」
バシュ
円堂「だろ!よっと」ポスッ
葵「脱退試験の話を聞いた時は正直どうなるのかなって思ったけど、案外なんとかなりそうだね」
天馬「……後は、剣城達が考え直してくれればそれがベストなんだけど」
葵「天馬…」
天馬「>>558」
やっぱり考え直してもらえるよう説得しよう!
11人しかいないイナズマジャパンから誰か一人でも欠けたら次の試合に出ることすら出来なくなっちゃう!
天馬「やっぱり考え直してもらえるよう説得しよう!11人しかいないイナズマジャパンから誰か一人でも欠けたら次の試合に出ることすら出来なくなっちゃう!」
趙金雲「説得するのは止めませんよ。ですが、もし彼らが抜けたらその時は新しいメンバーを補充しますよ」
半田「補充って、そんな大事なこと早く言って下さいよ!」
壁山「なんで黙ってたんスか!?」
趙金雲「うぉーっほっほ!大人には秘密が1つや2つくらいあるものですよ」
壁山「>>560」
だ、だったらやる気のないメンバーには抜けてもらって、鬼道さんや木戸川の豪炎寺さんとかに入ってもらったほうが…
いや、監督の事だからまた変な選手連れてきそうっス…
壁山「だ、だったらやる気のないメンバーには抜けてもらって、鬼道さんや木戸川の豪炎寺さんとかに入ってもらったほうが…いや、監督の事だからまた変な選手連れてきそうっス…」
趙金雲「おやー、全く信用されていませんねぇ…まあ、ご心配なく。彼らには脱退試験とは伝えましたが、約1名を除けば絶対にクリア出来ない試験内容になってますから。うぉーっほっほっほ!!」
「「「「!?」」」」
趙金雲「おっと、今の発言はこれから試験を受ける皆さんには内緒にしてあげて下さいね。彼らはあくまで、試験をクリアするつもりでいますから」ニヤリ
趙金雲(この試験で唯一わからないのが………念のため【彼】には調整を急がせておきますか)
ここに来てさらにまた衝撃の事実!
なんと趙金雲は脱退試験と言いながら2人は必ず残ってくれると宣言したのだ!
脱退試験という名の陰謀…果たして、趙金雲は何を考えているのか!?
その答えは…試験当日に知ることとなる……
今回はここまで
最後に趙金雲が言っていた彼とは誰か?
ヒントは○○
いよいよ脱退試験の日を迎えた
試験会場はシーサイドスタジアム
そしてそこには……
大勢の観客、取材陣、果てはテレビカメラまで…
とにかくシーサイドスタジアムの観客席は満杯だった
趙金雲「うおーっほっほっほ!!皆さん来ましたね」
円堂「お、お客さんがいっぱい…」
天馬「監督!これってどういうことですか!?」
趙金雲「観客も取材陣も私が集めました。イナズマジャパンの現状を紹介すると言ったら皆さん喜んでここまで足を運んでくれましたよ!」
剣城「…やってくれたな」
さくら「え?なに?どういうこと?」
半田「……あー、そういうことか」
壁山「か、監督……鬼ッス…」ブルッ
さくら「なになに?どういうことなの?皆だけで納得しないで私にもどういうことか説明してよ!」
秋「……こんな大観衆の前で、キーパーも居ないのにPKをミスするなんて出来る訳がないってこと。特に新体操で世界を目指してるさくらさんにとってはキャリアに大きな傷を付けることにもなる」
さくら「そんな…じゃあ監督は最初からそのつもりで…」
趙金雲「…私は、皆さんには脱退試験とは伝えましたがメディアにはそんなこと一言も伝えませんでしたからね」ニヤリ
ひかり「…」
趙金雲「>>566」
それで、まずは誰からボールを蹴りますか?
趙金雲「それで、まずは誰からボールを蹴りますか?」
剣城「…俺から行く」
天馬「!」
趙金雲「わかりました。では空野さんは枠外に飛んで行ったボールを拾う係を、木野さんはホイッスルとカゴからボールを取る係をお願いします」
秋・葵「「はい!」」
趙金雲「うぉーっほっほ!!それではこれより、イナズマジャパンの精鋭達による華麗なシュートを披露して頂きます。まずはFW…剣城京介君!」
わあああああああああっ!!
剣城「…外せばいいんだろ?」
秋「っ!」ピ----
剣城「…」バシュ
剣城はボールを置いてから一歩も動かず右足でシュートを打った
そしてそのボールは中央のポストに直撃した
ヒュルルルル
剣城が蹴ったボールはポストに直撃、そしてそのまま剣城の足元に飛んできた
剣城「…」バシュ
またしても一歩も動かず、今度は左足でトラップすることなくダイレクトにボールを蹴った
そしてそのボールは再びポストに直撃!
最初と全く同じ威力、全く同じコース、最初の足と逆の足で寸分違わず正確にボールを蹴った
天馬「剣城っ!?」
剣城(後3回だ…)
ガコーン!
ガコーン!
ガコーン!
観客A「おお、すげえ!」
観客B「なんであんな怠そうな蹴り方で同じとこに当てられるんだ!」
剣城「…」ポスッ
パチパチパチパチパチパチパチパチ!!
剣城は5回シュートを外した
しかし何も知らない観客達には、今の曲芸が大いにウケたのであった
剣城「文句はないな?」
趙金雲「私はPKを5本と言ったのですよ。ダイレクトシュートはカウントしません」
剣城「チッ…」
天馬「>>569」
(脱退したいだけなら普通に外せばいい、何で剣城はわざわざこんなことを)
天馬(脱退したいだけなら普通に外せばいい、何で剣城はわざわざこんなことを)
剣城「……ハァ…」
剣城は大きく息を吐いた
そして…
剣城「っ!」
右足でシュート、最初のシュートと全く同じものを打った
剣城「…」ポスッ
今度はしっかりトラップした
剣城「っ!」
3度目も最初と同じシュート、再びトラップ
剣城「っ!」
ガコーン!!
ヒュルルルルル
剣城「…」ポスッ
ひかり「後、1回…」
半田「おいおい、あいつ本当に出ていくのかよ!?」
壁山「監督!なんとかなるんじゃなかったんスか!?」
趙金雲「…」
剣城(これで最後だ。これで、最後なんだ!さっさと外せ。さっさと外して…兄さんに手術を受けて貰う……)
残り1本というところで、剣城は自分の右足が震えていることに気付いた
剣城(……迷うな。迷うな!俺にとって大事なのは、兄さんだ!それ以外に、何を………)
天馬『……俺さ、一昨日の試合、剣城からパスを貰った時凄い嬉しかった。また、一緒にプレー出来たことが嬉しくて堪らなかった』
天馬『だから、次の試合も、その次も、次も次も……これからもっと、剣城と一緒にサッカーがしたい!剣城と一緒にボールが蹴りたいんだ!』
剣城(!)
趙金雲「……おや?」ニヤリ
剣城「>>571」
…必ず罪は償うよ。けど、もう少しだけ待っててくれ(小声)
剣城「…必ず罪は償うよ。けど、もう少しだけ待っててくれ」ボソ
剣城「っ!!」バシュ
ズバーン!
全員「「「「!」」」」
観客A「楽しかったぞ!」
観客B「いいもの見せてくれてありがとうな!」
観客C「必ず世界に旅立って!」
わあああああああああああ!!
天馬「剣城!ありがとう!!」パァァァ
剣城「…」
さくら「あんなに外す気満々だったのに、どうして急にシュートを決めたの?」
剣城「雰囲気に呑まれた。そんなところだ」
さくら「ふーん…」
趙金雲「では次は誰が行きますか?」
さくら「あっ、私行きまーす!」
趙金雲「MF…野咲さくらさんでーす!」
わあああああああああ!!!
さくら「えーい!」バシュ
ズバーン
わあああああああああああ!!!
さくら「ありがとう!ありがとう!応援ありがとう!!」ニコニコ
PKを決めたさくらは観客に笑顔で手を振った
さくら「……やってらんないっ」ボソ
こっそりと毒も吐いていた
ひかり「……」ドキドキ
趙金雲「GK…東ひかりさんです!」
わあああああああああ!!!
ひかり「>>573」
(こ、怖い、こんな状況で外すなんて)(震え)
(・・・)(家族の姿が頭に浮かぶ)
(でもやらなきゃ…勇気を出すんだ!!)(震え止まる)
ひかり(こ、怖い、こんな状況で外すなんて)ガクガク
妹『お姉ちゃん、お腹空いた…』
母『ごめんねひかり。家賃を払ったから今月はもうこれが精一杯なの…』
ひかり(でもやらなきゃ…勇気を出すんだ!!)
ひかり「え、えいっ!」バシュ
ヒュルルルル
ひかり「は、外した!」
観客A「ドンマイ!ドンマイ!」
観客B「次決めよう!」
剣城の曲芸、さくらのシュートで観客は上機嫌だった
なのでひかりのミス(厳密にはミスではない)に対しても寛容な精神で受け止めていた
秋「ひかりちゃん。次のボールだよ」
ひかり「あ、ありがとうございます…」
秋「ッ!」ピ----
ひかり「も、もう1回…あっ!」コケッ
緊張のあまり、スパイクの紐を踏んで転んでしまった
そして転んだ拍子に頭にボールが当たって…
ボール「」コロコロコロ~
ひかり「あっ!?だ、ダメ!行かないで!」
秋「ッ!」ピ----
ひかり「あぁ…入っちゃった……失敗、出来なかったのに……」
趙金雲「まあまあそう言わずに。脱退試験はクリア出来なかったからと契約を破ったりはしませんよ。さあ、立ち上がって今度はゴールを決めましょう。皆さん応援してくれますよ」
ひかり「……はい」ションボリ
秋「ッ!」ピ----
ひかり「…」バシュ
ズバーン
円堂「……よーし!次は俺の番だ!」
秋「円堂君!?」
円堂「イナズマジャパンの精鋭達による華麗なシュート、ですよね!」
趙金雲「はい」
半田「……ま、華麗とか円堂には似合わないだろうけどな」
円堂「なんだよー。そんなに言うならお前が手本見せろよ!!」
半田「しゃーねーなぁ!」
綱海「俺も参加するぜ!」
壁山「お、俺もッス!」
趙金雲「では次のチャレンジャーは~~~」
剣城「…」
天馬「ありがとね。イナズマジャパンに残ってくれて」
剣城「…1つだけ、心残りがあったからな」
天馬「心残り?心残りって?」
剣城「フッ…さてな」
こうしてイナズマジャパンの脱退試験は終わった
趙金雲が用意した脱退試験、クリア出来た者はとうとう現れなかったのであった
【ホームグラウンド】
ひかり「ハァ……ハァ……」
アリーチェ「つ、疲…れた……」
趙金雲「うぉーっほっほ!脱退試験が終わったから今日は練習なし、なんて思ったら大間違いですよ!」
ひかり(ああ…せっかくのチャンスだったのに……)
秋「東さん、残り7周!アリーチェさん後半分の5周だよ!」
ひかり・アリーチェ「「えええええっ……」」ガ--ン
半田「ほらそこ、サボんなよ!」タッタッタッ
ひかり「は、はひっ…」トボトボ
アリーチェ「ごめんなしゃーい……」トボトボ
脱退試験が終わり、再び11人揃っての特訓が始まった
そして、オーストラリアとの試合の日はもうすぐだ!!
朝はここまでにします
今日は2本立て
一難さってまた一難、イナズマジャパンに新たな波乱が生まれます
~グラウンド~
剣城「ふっ…」ポ-ン
綱海「うわっ!?」
アリーチェ「たああああっ!」
剣城「…」ポ-ン
アリーチェ「嘘、全然取れない!」
外周を終えた後、グラウンドで攻守で分かれての実戦形式のミニゲームを行なっていた
そして剣城はボールを浮かせながらアリーチェと綱海を翻弄していた
アフロディ「2人とも完全に遊ばれてるね…」
天馬「やっぱ上手いな剣城…」
綱海「うおおおおおおっ!!」
アリーチェ「たあああああっ!」
剣城「…」ポ-ン
ある程度遊び終えた後、剣城は綱海とアリーチェを完全に抜き去った
円堂「流石だな剣城!次は俺の番だ!」
剣城「…」ピタッ
剣城「…」バシュ
アフロディ「おっと」ポスッ
壁山「と、通さないッス!」
アフロディ「ふふっ、勝負かい。いいよ」
円堂「あっちゃー、簡単にパス出させちゃったか…」
アリーチェ「次は負けないよ!」
剣城「…」
天馬「?」
天馬(なんだろ、この違和感?なんか、剣城のプレーが変な気がする…)
剣城の今のパスの出し方に、天馬は漠然とした違和感を覚えた
そしてその違和感はすぐに、他のチームメイト達にも明るみになることとなった
天馬「剣城っ!」バシュ
剣城「…」
天馬からのパスにトラップする体勢に入る剣城だったが……
円堂「ちゃあああああああああっ!!」タッタッタッ
剣城「!?」サッ
円堂「えっ!?」
ヒュウウウウン!
剣城「…」
半田「よ、避けた?」
壁山「完全に避けた…ッスよね?」
天馬「ごめん!今のは俺のパスが悪かったよ!」
剣城「……」
さくら「それっ!」バシュ
剣城「…」ポス
壁山「通さないッス!」
剣城「…」バシュ
さくら「あれ?戻してきた?」
さくら「あ、ごめん!」バシュ
ヒュルルルル
円堂「ちゃあああっ!!」ポスッ
天馬「キャプテン!今の!」
半田「ああ。パスミスではあるが今のなら普通に飛べば問題なく取れた筈だ」
天馬「でも今飛ばなかった…いや、跳ぼうとはしてたけど円堂が飛び上がる体勢になったのを見てやめた…」
半田「……完全に接触プレーを避けてやがる」
天馬「>>581」
さっきのパスといい…プレーに積極性が欠けてるというか…意図的にそういったプレーを避けてる…いや、「できなくなってる」…?
天馬「さっきのパスといい…プレーに積極性が欠けてるというか…意図的にそういったプレーを避けてる…いや、「できなくなってる」…?」
剣城「…」スタスタ
円堂「え?あれ?剣城?おーい、何処行くんだよ?」
半田「まだ練習の途中だぞ!勝手なことはs趙金雲「構いませんよ」
半田「って!またこの監督は!」
葵「あ、剣城君!帰る前に水分補給しよう!はい、ドリンク!」
剣城「…」スタスタ
葵「あっ…」
壁山「い、行っちゃったッス…」
趙金雲「はい皆さん、帰った人に気を取られないで練習に集中して下さい」
円堂「>>583」
…なんか、前に戻った感じがするな。心を閉ざしてた時みたいに。
円堂「…なんか、前に戻った感じがするな。心を閉ざしてた時みたいに」
スタッフ「野咲さん!」
さくら「え?私?」
スタッフ「ご両親が会いに来てくださいましたよ」
さくら「!?」
【宿舎】
さくら「…」スタスタ
父・母「「さくら!」」
さくら「パパ…ママ…わざわざ会いに来なくても良かったのに…」
父「心配にもなるだろう。突然サッカーをやるなんて言い出したんだからな」
母「でもどうにか最初の試合を勝ち抜いてくれてよかったわ」
さくら「…大丈夫。私はちゃんとやれてるよ」
父「そうか。なら良かった。明後日の試合、期待しているぞ」
母「ママ達はスタンドで応援するからね!」
さくら「!?」
さくら「……うん。ありがとう」
さくら「…」
「家族の為、か…」
さくら「!」
さくら「剣城君…」
剣城「心配するな。偶然通り掛かったから話は聞いていない」
剣城「…だが表情を見れば大体わかる。あんた、何人蹴落とした?」
さくら「!」
剣城「同僚、友人、年上、年下…同じ学校のライバルから自分の席を確保する為、望みを叶える為には蹴落とす必要があった」
さくら「な、何を言ってるの?急に…」
剣城「…わかるさ。同族は目を見ればそれだけで見抜ける」
さくら「……じゃあはっきり言うね。剣城君だって同じことしたでしょ?」
剣城「ああ」
さくら「…私はパパとママの期待に応えたい。ううん、応えなきゃいけないの。その為ならどんなことだってする、私の邪魔をするなら誰であれ蹴落とさなきゃいけないの。でないと…」
剣城「居場所が無くなる、だろ?」
剣城「…1つ忠告しておく、その生き方はすぐにでもやめた方がいい」
さくら「>>586」
そんなこと、剣城君に言われたくない・・・
さくら「そんなこと、剣城君に言われたくない・・・」
さくら「剣城君にだって喜んで欲しい人が居るんでしょ!大切な家族が!でもそれは他人を蹴落とさなきゃ手に入れられない…だから剣城君だって蹴落としたでしょ!それが正解だって信じたから!」
剣城「だが蹴落とし過ぎればいずれ孤立する。そうなったら、もう誰も手を差し伸べてはくれなくなる」
剣城「…自分が失敗した時は、誰も助けてはくれなくなる」
さくら「私はそんな失敗はしない。絶対に…」
剣城「……忠告はしたぞ」
そう言うと剣城は踵を返し、さくらの元を離れた
~グラウンド~
綱海「うおおおおおりゃあっ!」
バシューーーーン
ひかり「きゃっ!」
ズバーン!
天馬「いい感じでしたよ今のシュート!!」
綱海「ああ!自分でもコツを掴めたって感じだぜ!」
半田「FFに出てきた強豪達にも引きを取らないんじゃないか?この短い期間でよくここまで仕上がったな…」
綱海「>>589」
ふっとぼ…なんかよくわかんねえけど、褒められてんのはわかったぜ!あんがとな!
綱海「ふっとぼ…なんかよくわかんねえけど、褒められてんのはわかったぜ!あんがとな!」
天馬「この調子でいけば、綱海さんだけの必殺技がきっと作れますよ!」
綱海「必殺技、つーと天馬やアフロディがやってたあの?」
天馬「はい!」
綱海「そっか…おーし!必ず見つけてやるぜ!俺だけの必殺技ってやつをな!」
アリーチェ「えいっ!」バシュ
ひかり「きゃっ!」
ズバーン
半田「…相変わらずボール怖がってるんですけど、本当に彼女がキーパーで大丈夫なんですか?」
趙金雲「うぉーっほっほっほ!!」
半田(笑ってるだけで何も答えちゃくれねぇ…ま、綱海みたいな掘り出し物かもって一応期待しとくか……)
冴華「はあっ!」
バシューーーーン
ひかり「ひっ…!」ズテッ
ズバーン!
半田「……いややっぱ心配だわ」
今回はここまでにします
次回はいよいよオーストラリア戦に突入すべきか、もう1日だけ日常・特訓回を用意すべきか?
アンケート取ります
ではまた次回!
いよいよ明日は2回戦、今日は試合前の最後の練習ということになった
試合前日なので練習は軽めに……とはならなかった
いつも通りの外周10周を終え、現在休憩時間となっていた
ひかり「ハァ……ハァ………」ヨロッ
秋「東さん、お疲れ様。はい、ドリンク」
ひかり「あ、あり……ハァ……ハァ……」
秋「…」カキカキ
秋「はい、それじゃあ結果発表です!今日のランキングは…」
1.アフロディ
2.天馬
3.円堂
4.剣城
5.半田
6.綱海
7.壁山
8.冴華
9.さくら
10.アリーチェ
11.ひかり
半田「…なーに初心者に体力で負けてるんだコラ~」
壁山「ご、ごめんなさいッス~~!!」ビヨ---ン
剣城(昨日といいサボってたツケが来たか…)
冴華(女子の中では1番か…)
円堂「>>597」
やっぱ天馬とアフロディは凄いな、でも次こそ負けないぜ!
円堂「やっぱ天馬とアフロディは凄いな、でも次こそ負けないぜ!」
アフロディ「僕だってそのつもりさ。次も勝つ」
天馬「俺だって負けませんから!」
円堂「…へへっ」
綱海「うおおおおおっ!!」
半田「…」サッ
綱海「あっ!?」
半田「そらよっ!」バシュ
ズバーン
綱海「だーーーっ!くそ!ドリブルってのがどうしても取れねえ!」
半田「>>599」
流石の俺だって初心者に取られるほど弱くは無いぜ(動きは滅茶苦茶だがやっぱ凄い身体能力だな)
半田「流石の俺だって初心者に取られるほど弱くは無いぜ」
半田(動きは滅茶苦茶だがやっぱ凄い身体能力だな)
綱海「…あのさ」
半田「ん?なんだ?」
綱海「どうやったらドリブルってのが取れるようになる?」
半田「!」
綱海「俺ディフェンスだろ?ディフェンスってのは相手の攻撃を防ぐのが仕事だろ?なのにそのディフェンスがドリブル取れないんじゃ話になんねえだろ?」
半田「まあ確かに。特に世界を相手にするんだからドリブル取れないままってのは致命的だわな」
綱海「だから俺にドリブルの取り方を教えてくれ!」
半田「そういうことならお安い御用だ。じゃあまずは」
冴華「…」ジ-
天馬「御城さん?」
冴華「ううん。なんでもない。それよりドリブル見せてよ。勉強したいからさ」バシュ
天馬「わかった」ポスッ
秋「ッ!」ピ----
葵「今日の練習は終了でーす!」
円堂「よし!そんじゃまた特訓しようぜ!」
壁山「はいッス!」
趙金雲「明日は試合ですから程々にしてくださいね」
半田「わかってますよ」
冴華「…お疲れ様でした」
円堂「おう!明日に備えてゆっくり休めよ!」
冴華「はい…」
半田「それじゃあ、新必殺技の特訓を始めるぞ!」
円堂・壁山「「おー!」」
円堂達がホームエリアのグラウンドで必殺技の特訓をしている頃
シーサイドスタジアムのグラウンドでも同じく特訓する者がいた
ガコーーーーン!!
冴華「ハァ……ハァ…」
綱海『そっか…おーし!必ず見つけてやるぜ!俺だけの必殺技ってやつをな!』
冴華「負けたくない…先に必殺技を、作られたくない…!私だって…私、だって!」
冴華「っ!」
バシューーーーン
【FFスタジアム】
わあああああああああ!!!
角間王将『FFI2回戦、日本代表イナズマジャパン対オーストラリア代表ビッグウェイブスの一戦は、ここFFスタジアムから、実況は毎度お馴染み角間王将でお送りいたします!』
さくら(活躍しなきゃ…私が、1番目立たなきゃ!)
趙金雲「半田君、今日からはMFに復帰して貰いますよ」
壁山「えっ!?半田さんをDFに置かないんスか!?」
半田「…まあ、まだまだ心配なところは多いけど前回とは皆やる気が違うし、経験も積めるいい機会だろ」
壁山「そんなぁ…」
半田「そう不安そうな顔すんなって。俺だってMFに戻るとはいえ守りに参加しない訳じゃないんだからさ」
壁山「>>603」
ううっ…やばくなったときは頼みますよぉ
壁山「ううっ…やばくなったときは頼みますよぉ」
半田「ああ」
冴華(結局必殺技は完成しなかった…)
秋「御城さん、どうかした?」
冴華「>>605」
いえ、何でもありません(昨日今日やる気になっただけの初心者達には絶対に負けない…)
冴華「いえ、何でもありません」
冴華(昨日今日やる気になっただけの初心者達には絶対に負けない…)
秋(なんでもないって言ってるけど、明らかに険しい顔してるわよね…本人には突っ込まないけど)
趙金雲「うぉーっほっほっほ!!それでは今日のポジションを発表しますよー」
~~~ビッグウェイブス~~~
GK・・・・・・・・・ジュゴン
DF・・・クラム、マンボウ、ホエール、オイスター
MF・・・【コール】・・・・・・・・シャーク
MF・・・・・・・・マンタ、スクィド
FW・・・オクトパス・・・・・・・・ロブスター
~~~イナズマジャパン~~~
FW・・・・・・剣城、冴華
MF・・・・・・・ 天馬
MF・さくら・・・・・・・・・・アフロディ
MF・・・・・・・ 半田
DF・・綱海・・円堂、壁山・・アリーチェ
GK・・・・・・・ひかり
短いですが今回はここまで
前回オリキャラの技は募集しないのかと指摘されましたが、最初の必殺技は既にこちらで考えてあります
その上で、こちらからもアンケートを取ります
オリキャラの技を2つ目以降募集した方がいいですか?
それともこちらで考えた方がいいですか?
ご意見、感想お待ちしてます
【FF本戦得点アシスト成績】
鬼道 2アシスト
円堂 1アシスト
貴志部 1アシスト
染岡 1アシスト
天馬 1アシスト
シュートチェインで得点した場面もいくつか存在していたので、アシストはチェイン直前にシュートを打った選手に加点しています(円堂のメガトンヘッドや天馬のジャスティスウィング)
貴志部は意図的にポストに当ててシュートを外したプレーがありましたが、あれはアシストの内にはカウントしていません
また、メガネクラッシュは目金と染岡の連携必殺技の一括りにして天馬にアシストを加点しようかとも考えましたがアシストは染岡ということにしておきました
アシストって公式記録ではないし明確な基準はないので適当だったのですが、違和感があるならドリブル、ドリブル技の後のシュートはアシストのカウントから外しますか?
【FF本戦得点アシスト成績】
鬼道 1アシスト
円堂 1アシスト
貴志部 1アシスト
染岡 1アシスト
天馬 1アシスト
色々意見を頂いた結果、ドリブル技を挟んだ場合はアシストにカウントしない方向でいきます
【前半戦】
角間王将『FFIアジア予選2回戦、日本のボールからキックオフで試合が始まります!』
さくら「…」
試合開始のホイッスルが鳴る直前、さくらは過去のことを思い出していた…
それは、今よりずっと幼い頃のこと…
さくら『うぇーん…できないよ…』
母『泣いてる暇なんてないのよ!特訓を続けなさい!貴女は世界で一番になるのよ!』
ピ-----
さくら「!」ハッ
ホイッスルの音と共にさくらは現実に引き戻された
さくら(そうだ。今は試合に集中しなきゃ!私が、活躍することだけを考えなきゃ!!)
冴華「松風!」バシュ
天馬「っと」ポスッ
さくら「天馬君!こっちにボール回して!」
天馬「野咲さんっ!」バシュ
さくら「っ!」ポスッ
オクトパス「行かせるか!」
さくら「ふふっ…♪」ヒラリ
オクトパス「!?」
さくら「えいっ♪」
角間王将『野咲、まるで踊るようにオクトパスを華麗に抜き去った!』
半田「マジかよ。野咲まで成長してるじゃねえか…」
さくら(ふふっ♪まだまだ、もっと活躍するんだから!)
冴華「>>621」
(野咲さんまで!?初心者には負けられない!)野咲さん!こっちにパスを下さい!
冴華(野咲さんまで!?初心者には負けられない!)
冴華「野咲さん!こっちにパスを下さい!」
さくら「オッケー!」
バシューーーーン
角間王将『野咲から御城へのパスが繋がった!イナズマジャパン、サイドを有効に使って試合を展開しています!』
冴華「先制点を決めるのは私っ!」
シャーク「行かせないわ!」
冴華「っ、邪魔をしないで!」クルッ
角間王将『御城、ルーレットでシャークを抜き去ります!』
半田「いいぞ御城!天馬にパスだ!」
冴華(行ける!今日の私ならこのまま持ち込める!)
半田「おい、天馬にパスだって!」
半田は天馬へパスすることを指示した
しかし冴華は先程のさくらの活躍、成長著しい綱海へのライバル心
加えて今のプレーから冴華は自分以外の声が聞こえなくなっていた
ホエール「馬鹿め!」
ビュオオオオオ
冴華「えっ!?なに、砂嵐!?」
ホエール「ウィリー・ウィリー!」
冴華「うわっ!」
ホエール「ふっ…」スタッ
角間王将『あっと!御城がホエールの必殺技を受けボールを奪われてしまった!』
冴華「しまった…!」
さくら(あーあ。せっかくのチャンスを潰してくれちゃって。まあ、自滅してくれれば相対的に私の評価が上がる訳だから別にいいけどね)
ホエール「コール!」バシュ
コール「っ!」ポスッ
角間王将『ボールはビッグウェイブスのキャプテン、コールに渡った!』
半田「行かせないぞ!」
角間王将『コールのマークに付いたのはイナズマジャパンのキャプテン、半田だ!』
コール「いきなりキャプテン対決か。面白い!」
半田「>>623」
勝負だ!(なんてな、俺だって力量差くらいわかってるさ、悪いが1対1の真っ向勝負なんてするつもりはない!)
半田「勝負だ!」
半田(なんてな、俺だって力量差くらいわかってるさ、悪いが1対1の真っ向勝負なんてするつもりはない!)
コール「…」サッ
半田「そこだ!」
コール「掛かった」ニヤリ
半田「っ!」
角間王将『ああっとフェイントだ!半田、コールのフェイントに引っ掛かり抜かれてしまった!』
コール「ふん、大したことないな」
半田「ああ。俺は大したことねえよ…円堂っ!」
円堂「ちゃああああっ!」ズザ-
コール「なっ!?」クルッ
角間王将『半田が抜かれた直後に円堂がスライディングを仕掛けた!しかしこれはギリギリでかわされた!』
半田(なっ!?これもダメなのかよ!)
コール「オクtさくら「えいっ!」
「「「「!」」」」
角間王将『野咲がコールからボールを奪った!イナズマジャパン、3人掛かりでボールを奪います!』
アフロディ「やるね」
天馬「いいよ野咲さん!」
アリーチェ「そのまま持ち込んじゃえ!」
さくら「ふふっ…♪」ヒラリ
シャーク「!?」
さくら「えいっ♪」
角間王将『野咲、華麗な動きでシャークを抜き去ります!』
さくら(まだまだ、こんなもんじゃないわ!)ニヤリ
さくら「冴華!」
バシューーーーン
冴華「!?」
ドオオオオオンン!!!
冴華「がっ…!」
角間王将『あっと御城!野咲からのパスを受け止めきれなかった!ボールは宙に浮いてしまったぞ!果たしてこのルーズボールを拾うのは!?』
さくら「っ!」ヒュウウウウン
角間王将『野咲です!野咲が御城のミスをフォローしました!』
さくら(計画通り)ニヤリ
さくら「後は…!」
バシューーーーン
角間王将『野咲から剣城へのセンタリングだ!』
剣城「!」
天馬「打て!剣城っ!」
マンボウ「させるか!」
剣城「~~っ!でぇい!」
バシューーーーン
角間王将『剣城!ボレーシュートを放った!』
ジュゴン 「>>625」
良いシュートだが!
ジュゴン「良いシュートだが!」
ワニ「グオオオオ!!」
ジュゴン「クロコダイルファング!」
ガシィィィィッ!!
ジュゴン「俺には、及ばない」
角間王将『ビッグウェイブスの守護神ジュゴンの必殺技が炸裂!イナズマジャパン、惜しくも先制とはなりませんでした!』
天馬「惜しいよ剣城!次決めよう!」
剣城「…」
~イナズマジャパンベンチ~
葵「剣城君、やっぱりまだ調子が悪いのかな?」
秋「今のボレーも、最初から狙ったというより咄嗟に打ったような……」
葵「もしかして、何処か故障してるんじゃ?」
趙金雲「いえ、それはありません。故障だったら試合には出してませんから」
葵「>>628」
じゃあなんで…
葵「じゃあなんで…」
秋「……もしかして、精神的な理由で本気が出せなくなってる?」
葵「精神的!?」
秋「うん。故障じゃないのにあそこまでプレーがおかしかったらもうそれしか考えられないわ」
葵「……もしかして、お兄さんの手術のことかな?」
秋「!」
葵「あの脱退試験の時は残ってくれたけど、もしかしたら剣城君は一刻も早く手術を受けて貰いたいって…そう思ってるから試合に集中できてないのかも…」
秋「>>630」
監督!今すぐ手術を受けさせることは出来ないんですか!?
脱退試験を行ったってことはいつでも受けさせる準備は出来てるってことですよね!?
秋「監督!今すぐ手術を受けさせることは出来ないんですか!?脱退試験を行ったってことはいつでも受けさせる準備は出来てるってことですよね!?」
趙金雲「…確かに空野さん達の考えは一部は正解かもしれません。ですが…彼の不調の根本は自分自身にあるのですよ」
秋「え?」
葵「自分、自身…それってどういう?」
趙金雲「これ以上は私からは何も語れません。後は、時間が解決してくれるのを待ってあげてください」
葵・秋「「……」」
角間王将『半田、ボールを持って攻め上がる!』
半田(剣城は不調で御城も力んでる…FWは機能していない…なら俺達が頑張るしかないだろ!)
コール「行くぞ!必殺タクティクスだ!」
「「「おう!」」」
半田「な、なんだ?」
角間王将『おっと!ビッグウェイブスの選手達が4人で半田を囲いました!』
半田(な、なんなんだ!一体何が!)
コール「必殺タクティクス…サックアウト!」
コールが『必殺タクティクス』を宣言、半田の周りを4人で反時計回りし始めた
すると足元から巨大な渦潮が!
半田「なにっ!?うわああああっ!」
天馬「キャプテンっ!」
壁山「よ、4人技…?」
コール「4人技だと?なんだ貴様ら、必殺タクティクスも知らんのか?こいつはお笑いだぜ!」
円堂「なにっ!?」
コール「>>634」
せっかくだから教えてやるよ。
必殺タクティクスっていうのは、『完成された戦術』。
選手個人ではなく、『チーム全体で行う必殺技』みたいなもんさ。
まあ、てんでバラバラのお前らにはわからんだろうがな!
コール「せっかくだから教えてやるよ。必殺タクティクスっていうのは、『完成された戦術』。選手個人ではなく、『チーム全体で行う必殺技』みたいなもんさ」
コール「まあ、てんでバラバラのお前らにはわからんだろうがな!」
円堂「!?」
コール「カンガールーキック!」
円堂「ぐわあっ!」
角間王将『コール!必殺技で円堂を吹き飛ばしイナズマジャパン防衛ラインを破った!先制点はビッグウェイブスとなるか!?』
綱海「させるかよ!」
コール「甘いわ!」クルッ
綱海(また!くそっ!なんで取れねえんだよ!!)
コール「メガロドン!」
シュウウウウウ!!ザバ---ン!!!
サメ「キシャアアアアア」
ひかり「!?」
ズバーン!!
審判「っ!」ピ----
角間王将『ゴール!ビッグウェイブス先制!』
ひかり「…」
円堂「>>636」
(『てんでバラバラ』…か。)
円堂(『てんでバラバラ』…か)
半田「また先制されたか…」
円堂「なあ半田」
半田「どうした?」
円堂「俺さ、脱退試験が終わってからイナズマジャパンはようやく1つになれたって思ってたんだ。でも、あいつらから見たらまだまだ全然バラバラだったんだなって…思い知らされた」
円堂「……けどさ、正直嬉しかった。バラバラだってことは逆にいえばまだまだ成長できるってことだろ?」ニッコリ
半田「……とんでもないポジティブシンキングだな」
円堂「こんぐらい前向きじゃないと、きっと世界とは戦えないと思うぜ」
半田「…前向きなのはいいけど、周りも見るようにしろよ。あいつの言ったバラバラってのは事実なんだ。どうにか修正しないと勝ち目がなくなる現状から目を背けることは出来ないからな」
円堂「おう!」
角間王将『先制点を奪われたイナズマジャパン、ここからどう反撃するか!?』
ピ-----
冴華「松風」バシュ
天馬「っ」ポスッ
半田「天馬!まずはお前のドリブルで切り込んでくれ!」
天馬「わかりました!」
角間王将『ボールを受け取った松風、ドリブルで敵陣に切り込んで行きます!』
コール「サックアウト!」
グルグルググル……ザバ----ン!!!
天馬「うわっ!」
角間王将『あっと松風ボールを奪われた!』
半田「>>638」
(天馬でも無理か…そうなるとドリブルで斬り込むのはまず不可能、そうなるとパス中心か…カウンターで一気にいくしかない
『完成された戦術』?『完璧』じゃねぇならいくらでも切り崩せるはずだ
必ず見つけてやる、この荒波を乗り越える方法をな!)
半田(天馬でも無理か…そうなるとドリブルで斬り込むのはまず不可能、そうなるとパス中心か…カウンターで一気にいくしかない)
半田(『完成された戦術』?『完璧』じゃねぇならいくらでも切り崩せるはずだ。必ず見つけてやる、この荒波を乗り越える方法をな!)
コール「カンガルーk半田「クイック、ドロウ!」
バシュ
コール「あっ!?」
半田「パス繋いでくぞ!野咲!」バシュ
さくら「はいっ!」ポスッ
マンタ「行かせないわ!」
綱海「さくら!戻せ!」
さくら「……はーい」ニヤリ
バシューーーーン
綱海「ぐわっ!!」
角間王将『あっと綱海、ここで痛恨のトラップミス!』
オクトパス「へへっ、儲け」
さくら「っ!」
ヒュウウウウウン!
オクトパス「なにっ!?」
角間王将『なんと野咲がオクトパスの前に回り込む!なんという跳躍力!ジャンプ一番とはまさにこのこと!!』
さくら(決まった…!)
オクトパス「チッ、追いついただけでいい気になるな!」
さくら「っ!」
角間王将『オクトパス、必死で野咲のマークを振り払おうとするも中々抜き去ることが出来ません!』
オクトパス「くそ、しつこいぞこのアマがっ!」
バシューーーーン
審判「っ!」ピッ
角間王将『ビッグウェイブスのFW、オクトパスがミドルシュートを打つも枠外に大きく外れました!』
さくら(ふふっ、また1つアピールしちゃった♪)
壁山「綱海さん、大丈夫ッスか?」
綱海「平気平気。気にすんなって」
壁山「…なんか、おかしくないッスか?」
円堂「壁山、何か気付いたことでもあるのか?」
壁山「なんか今日の試合、ずっと連携がうまくいってない気がするッス…特に、野咲さんとの連携が……」
半田「…そういや、今の綱海へのパスといいさっきの御城へのパスも、やけに強かった気が……」
円堂「お、おい!仲間を疑うって言うのか!?」
半田「……思い返してみたら今日の野咲のプレーには不自然さが多すぎる」
円堂「半田っ!」
壁山「>>640」
俺だって疑いたくはないッスけど・・・
壁山「俺だって疑いたくはないッスけど・・・」
円堂「だああああっ!もう!変なこと考えるな!今は試合に勝つことだけを考えろ!仲間を疑うな!いいな!?」
壁山「は、はいッス…」
冴華(キャプテン達も疑ってたんだ。よかった。私の気のせいじゃなくて…)
ピ----
角間王将『ここで前半終了のホイッスル!イナズマジャパン、1回戦と同じく0-1のビハインドで前半戦を終了しています!』
前半が終了した頃、スタンドにて…
母「あなた、さくらはチームで1番いい動きをしていると思わない?」
父「ああ!流石は私達の娘だ」
さくらの両親は、さくらの活躍を喜んでいた
~イナズマジャパンベンチ~
葵「天馬、お疲れ様。しっかり水分をとって後半にそなえてね」
天馬「ありがとう葵」
さくら「あの…綱海さん。さっきのパス、ちょっと強かったですか?」
綱海「おう!予想してたより強烈なのが来てビックリしたぜ!」
さくら(チッ…そこは嘘でもそんなことないって言う場面でしょ……)
綱海「けどあれは俺の考えが甘かった訳で、ミスしたのは俺だから気にすんなよ!」
さくら「あ、ありがとうございます…」
冴華「野咲さん、もしかしてさっきの…わざと綱海さんに当てたんじゃないですか?」
秋「!?」
円堂「お、おい冴華!」
冴華「私へのパスも、最初は私のミスかと思ったんですが綱海さんにも同じことをしたのを見てわざとぶつけたんじゃないかって…疑惑が出てきたんですよ」
さくら「な…!バカなこと言わないでよ!」
半田「御城や綱海が倒れた後、お前やけにリカバリー早かったよな?それこそまるで狙い澄ましたかのように」
さくら「ち、違う…私は、私は……ただ…チームの為に結果を出そうと、必死だっただけ…」
壁山「…」ジト-
さくら「ううっ…」
さくら(何よ…なんで私が責められないといけないの…?)
剣城「…」
今回はここまで
いよいよこのスレで初めての必殺タクティクスが飛び出しました
イナズマジャパンにもいつか必殺タクティクスを会得させたいとは思いますが、今のところは何も考えてないんですよね
何か見たいタクティクスがあれば、どんどん意見をください
乙です。
カテナチオカウンター(中の人的に)
イタリアの留学生いますし、半田守備的司令塔設定ですし違和感はないかなって。
【後半戦】
ピ----
角間王将『さあ、後半戦は1点リードのビッグウェイブスからのキックオフで試合再開です!』
さくら(何よ!皆して私を責めて!私はただ、結果を出そうとしただけよ!)
オクトパス「…」バシュ
コール「…」ポスッ
さくら「っ!」タッタッタッ
半田「おい、野咲!?」
さくら(こいつからボールから奪って、今度こそ結果で黙らせる!)
コール「カンガルーキック!」
さくら「えっ!?きゃあっ!!」
角間王将『野咲、コールにプレッシャーを掛けますがカンガルーキックであっさりと吹き飛ばされてしまった!』
半田「考えなしに突っ込むからだ!」
コール「マンタ!」バシュ
マンタ「っ!」ポスッ
半田「通さない!」
マンタ「ッ、ロブスター!」
バシューーーーン
アリーチェ「とうっ!」ポスッ
ロブスター「!?」
角間王将『アリーチェ、マンタからロブスターへのパスをインターセプト!ファインプレーが光ります!』
アリーチェ「>>651」
んー、ここは焦らずパスで
アリーチェ「んー、ここは焦らずパスで」
アリーチェ「アフロさん!」
バシューーーーン
さくら「っ!」ポスッ
アリーチェ「ほえっ!?さくっちゃん!?」
さくら(私が活躍するんだ!私が活躍しなくちゃ!)
角間王将『野咲、再びドリブルで切り込んでいく!』
コール「サックアウトだ!」
シャーク「了解!」
「「「「必殺タクティクス!サックアウト!」」」」
グルグルググル……ザバ----ン!!!
さくら「きゃあっ!」
シャーク「前半とはまるで別人ね…まあいいわ。そっちの方がやりやすいし」
バシュ
スクィド「っ!」ポスッ
アリーチェ「さくっちゃんの仇!」タッタッタッ
スクィド「カンガルーキック!」
アリーチェ「ごふぅっ!」ドサッ
角間王将『イナズマジャパン、野咲のミスが響いて防戦一方となっています!』
さくら(そんな…私の、せい?私のせいで…悪い結果に転がった?)
スクィド「っ!」バシュ
ロブスター「うおらあっ!」
バシューーーーン
角間王将『ロブスターのボレーシュート!ビッグウェイブス追加点なるか!?』
壁山「>>653」
させないッス!ザ・ウォール!
壁山「させないッス!ザ・ウォール!」
ドーーーーーーン
ガキイイイイン!!
審判「っ!」ピッ
角間王将『壁山がシュートブロック!イナズマジャパン、ビッグウェイブスの攻撃を一先ず凌ぎました!』
半田「サンキュー壁山!」
円堂「いいディフェンスだったぞ!」
壁山「えっへへ…///」
剣城「さくら」
さくら「!」ビクッ
さくら(せ、責められる!私のせいだって、私のせいでチームが負けてるって…)
剣城「手を伸ばせ」スッ
さくら「……へ?」
剣城「…」
さくら「あ、ありがとう…」パシッ
剣城「っ!」グイッ
剣城「…お前、調子が悪いんだろ?」
さくら「え?」
剣城「前半はそれを悟らさないよう敢えて大袈裟にプレーしていた。そうだろ?」
アリーチェ「そっか!さくっちゃん、それで不自然な動きが多かったんだ!」
円堂「誰だって調子が悪い時はあるもんな。仕方ねえよ」
さくら(…もしかして、庇ってくれた?)
剣城「…」
さくら「そ、そうなの…実は朝から、ちょっと…」
半田「…そういうことなら隠さずにちゃんと言ってくれよ。迷惑かけないよう黙ってたのかもしんねえけど、キャプテンとしちゃ他の選手の体調とかは把握しておきたいから黙られると却って迷惑なんだ」
さくら「ごめんなさい…」
半田「……まあ、言えない状況を作ったのは監督だからな。そういうチーム編成にした監督が一番悪い訳だし、これ以上は何も言わないことにするよ」
さくら「…」
半田「そんで作戦だが、綱海と野咲のポジションを入れ替える。マシになるまで端っこで休んでてくれ」
さくら「はい…」
半田「綱海、ガンガン攻めてくれよ」
綱海「おう!任せとけ!」
半田「そんじゃ皆、ポジションに付け!」
「「「「はいっ!」」」」
さくら(私も、ポジションにつかなきゃ…)
剣城「さくら」
さくら「剣城君?まだ、何かあるの?」
剣城「…まだ手遅れじゃない。手を伸ばしてもいいんだ」
さくら「え?」
天馬「剣城!ポジション付こう!」
剣城「…」タッタッタッ
さくら「>>655」
(…手を伸ばしても良い…か。)
さくら(…手を伸ばしても良い…か)
角間王将『さあ、ビッグウェイブスのスローイングで試合再開です!そしてここでイナズマジャパンはポジションの交代!野咲と綱海を入れ替えます!』
~~~イナズマジャパン~~~
FW・・・・・・剣城、冴華
MF・・・・・・・ 天馬
MF・綱海・・・・・・・・・・・アフロディ
MF・・・・・・・ 半田
DF・さくら・・円堂、壁山・・アリーチェ
GK・・・・・・・ひかり
審判「っ!」ピッ!
スクィド「シャーク!」
アリーチェ「ちょえいっ!」ポスッ
シャーク「またか!」
角間王将『アリーチェ、ビッグウェイブスのスローイングをカット!』
アリーチェ「それっ!」
バシューーーーン
半田「っ!」ポスッ
角間王将『ボールは半田へと繋がった!』
半田「>>657」
(あんまモタモタしてられねえよな、スピードとスタミナで一気に逆転する!)
アフロディ!天馬!円堂!
半田(あんまモタモタしてられねえよな、スピードとスタミナで一気に逆転する!)
半田「アフロディ!天馬!円堂!」
円堂「おう!」
壁山「ええええっ!?円堂さんまで上げるッスか!?」
半田「守ってばかりじゃ勝てないんだよ!アフロディ!」
アフロディ「ふっ!」ポスッ
オイスター「通すか!」
アフロディ「ヘブンズ…タイム」パチン
オイスター「」
アフロディ「ふっ…」パチン
ビュオオオオオオ
オイスター「うわっ!」
天馬「アフロさん!」
アフロディ「君までアフロさんかい。アフロさんはやめてくれ」
ホエール・マンボウ「「させるか!」」
アフロディ「…円堂君!」
バシューーーーン
円堂「ちゃああああっ!」
ギュウウウウン!!
円堂「メガトンヘッドおおおおっ!ちぇえええいっ!!」
シュウウウウウウンン!!
ジュゴン「クロコダイルファング!」
ワニ「グオオオオ!!」
ガシィィィィッ!!
ジュゴン「ふんっ!」
角間王将『ビッグウェイブスの守護神ジュゴンがまたしてもシュートを止めた!イナズマジャパン、得点ならず!』
半田(これも駄目なのかよ!)
ジュゴン「>>659」
なかなか良いシュートだ。
だがDFのシュートで『クロコダイルファング』を破るには威力が足りんぞ。
もっとも、あんなFW共にも破れるとは思えんがな?
ジュゴン「なかなか良いシュートだ。だがDFのシュートで『クロコダイルファング』を破るには威力が足りんぞ。もっとも、あんなFW共にも破れるとは思えんがな?」
冴華「くっ…!」
円堂「…俺のことはいくら馬鹿にしても構わない。だが、仲間を馬鹿にするのは許さねえ!」
ジュゴン「…ふん!」
コール「モタモタするなジュゴン!反撃に移るぞ!」
ジュゴン「おう!」
バシューーーーン
冴華「…円堂さん」
円堂「>>661」
(俺だけじゃなくて剣城達まで馬鹿にしやがって!絶対に、絶対に点を決めてその考えを改めさせてやるからな!)
円堂(俺だけじゃなくて剣城達まで馬鹿にしやがって!絶対に、絶対に点を決めてその考えを改めさせてやるからな!)
角間王将『さあ現在ビッグウェイブスの攻撃、ボールはキャプテンのコールが!!イナズマジャパン陣営深くドリブルで切り込んでいます!』
壁山「と、通さないッス!」
コール「カンガルーキック!」
ドオオオオオンン!!!
壁山「ぐわあああああっ!!」
角間王将『手薄になったディフェンスの最終ラインが破られた!イナズマジャパン絶体絶命か!?』
さくら(あーあ、これで2点目を取られちゃうか。ま、私が活躍出来ない試合なんて価値ないし、さっさと終わってくれてもいいかもね…)
コール「これでとどめだ!メガロドン!」
シュウウウウウ!!ザバ---ン!!!
サメ「キシャアアアアア」
ひかり「ひっ!」
ビッグウェイブスのキャプテン、コールの必殺シュートにたまらずひかりは怯み、ボールから目をそらしてしまった
さらにひかりは何を思ったのかあるいは何も考えてないのか、訳もわからず右手を突き出した
その時だった!
キュイイイイン!!
コール「なんだ!?」
パシィィィッ!!
ひかり「~~ッ!」
ひかり「………へ?」
シュルシュルシュルシュル……
角間王将『止めたああああっ!イナズマジャパンのキーパー東、メガロドンを止めました!!!』
ひかり「へ?わ、私…今、何を?」
コール(な、なんだあの謎の青いエネルギーは!?)
半田(お、おい…あのひかりも、本当にあの監督の掘り出し物だったのかよ!?)
ひかり「>>663」
ぼ、ボール・・・取った?
ひかり「ぼ、ボール・・・取った?」
半田「ぼやぼやすんな!反撃するぞ!」
ひかり「あっ!?はい!」
オクトパス「…」
壁山(ま、マークされてるッス…)
ひかり「…」チラッ
ロブスター「…」
アリーチェ「ごめん。こっちマークされてる!」
ひかり「…」チラッ
さくら「…」
ひかりは辺りを見渡した
そして、さくらが誰にもマークされていないのに気付いた
ひかり「野咲さん!」
さくら「えっ?」ポスッ
角間王将『イナズマジャパン、野咲にボールが渡ったぞ!』
綱海「こっちだ!」
さくら「あっ!は、はい!」
バシューーーーン
綱海「っ!」ポスッ
コール「馬鹿め!サックアウトで吹き飛ばしてやる!」
「「「「必殺タクティクス!サックアウト!」」」」
グルグルググル……ザバ----ン!!!
コール「ふん、他愛も……なにっ!?」
綱海「いやっほおおおおおお!!」
角間王将『なんと綱海!ボールをサーフボードのように扱いサックアウトの波に乗っています!』
コール「ば、馬鹿な!サックアウトで吹き飛ばないだと!?」
綱海「ありがとよ、あんたらのおかげで俺だけの必殺技が完成したぜ!」
コール「なんだと!?」
綱海「俺としたことが、サッカーってスポーツは陸上でやるものだから海に関する必殺技なんて無理だろって、常識で諦めちまってた」
綱海「けど、あんたらの必殺技やタクティクスを見て自信が付いたぜ。海は、サッカーにも通じてるってな!」
コール「!?」
綱海「見せてやる!これが俺の超次元サッカーだ!!!」
ザバ----ン!!!
綱海「ツナミブースト!」
シュウウウウウウンン!!
ジュゴン「クロコダイルファング!」
ワニ「グオオオオ!!」
ガシッ!!
ジュゴン「うっ、ぐううううっ…!」
パリーーーーン
ジュゴン「ぐわあああああっ!!」
ズバーン!
角間王将『ゴール!イナズマジャパン待望の得点!なんと綱海が公式戦初シュートで初得点!しかもそれが貴重な貴重な同点ゴールとなりました!!!』
綱海「うおっしゃああああああああ!!!」
円堂「やったああああああああ!!」
壁山「同点!同点ッス!」
綱海「>>666」
次はお前の番だぜ円堂!
向こうのキーパーに借りをきっちり返してこい!!
綱海「次はお前の番だぜ円堂!向こうのキーパーに借りをきっちり返してこい!!」
円堂「!」
円堂「ああ!勿論だ!」
さくら「同点……勝てるかもしれない、よし!」ボソ
さくら「…キャプテン!私、ちょっと体調がマシになったかも!」
半田「そうか。それじゃあ綱海、もっかいディフェンス頼むわ」
綱海「おう!」
~~~イナズマジャパン~~~
FW・・・・・・剣城、冴華
MF・・・・・・・ 天馬
MF・さくら・・・・・・・・・・アフロディ
MF・・・・・・・ 半田
DF・・綱海・・円堂、壁山・・アリーチェ
GK・・・・・・・ひかり
角間王将『後半は残り半分を切ったところ!現在ボールはビッグウェイブスのFW、オクトパスがキープしております!』
半田「クイックドロウ!」
バシュ
角間王将『半田が必殺技でボールを奪った!』
半田(さて、誰にボールを託す?)
さくら「キャプテン!」
半田「…野咲!」バシュ
さくら「っ!」ポスッ
さくら(やっぱり私が、一番に!)
グルグルググル……
さくら「!?」
さくら(う、渦が…どうしよう。どうしたら……)
剣城『…まだ手遅れじゃない。手を伸ばしてもいいんだ』
さくら(手を…でも、そんなことしたら、私の活躍が……)
グルグルググル……
さくら「う、うううっ……」
さくら「……っ!」キッ!
バシューーーーン
さくら(お願い!届いて!)
サックアウトの渦の中で迷い続けた末、さくらはボールを真上に高く蹴り上げた
そしてそれを待っていたかのように絶妙なタイミングで飛び込む1人の男が!
剣城「っ!」
さくら「お願い!そのボールを!」
剣城「天馬っ!」
天馬「!」
剣城「天馬!お前が決めろ!」
バシューーーーン
さくらからのパスを空中で受け取った剣城は、すぐさま天馬にパスを送った
天馬「はああああああっ!」
ギュウウウン!!
天馬「ゴッドウィンド!!」
ギュオオオオオオオ
バシュン!
ジュゴン「クロコダイルファング!」
ワニ「グオオオオ!!」
ガシッ!!
ジュゴン「…!?」
パリーーーーン
ズバーン!!
審判「~~っ!」ピ----
角間王将『ゴーーーーール!イナズマジャパン!勝ち越しです!今度は野咲と剣城の2人でサックアウトを攻略!松風の得点に大きくアシストしました!!』
天馬「これで、逆転だ!」グッ
円堂「流石だぜ天馬!やっぱお前は、逆転ゴールが似合う男だぜ!」
壁山「うおおおおおっ!ほんと、なんでそんないいところで点が取れるッスか!?格好良過ぎッス!」
わいわいわいわい
さくら「…なんか皆、楽しそうだね」
剣城「そうだな」
さくら「>>670」
…やっぱ素人が一番活躍無理だよね~
さくら「あそこまで皆が喜んでるのを見ると、今まで何を小さなことに拘ってたんだろって思えてきちゃった」
剣城「…そうか」
さくら「……ずっと忘れてた。あの笑顔」
剣城「ならこれから笑えばいい」
剣城「…わかってくれる。お前が楽しんでいれば、両親だってきっとわかってくれる」
さくら「うん…」
逆転ゴールの後も試合は続いた
イナズマジャパンの試合を、さくらの活躍をスタンドから見ていたさくらの両親は……
父「前半はともかく、後半は無様だったな」
母「ええ。でも…」
父「わかっている」
母「…あの子があんな楽しそうに笑ってるところ、いつ以来だったかしら?」
父「さあな?」
母「>>675」
何にせよサッカーなんてさっさと終わらせて新体操に戻って欲しいわね
母「何にせよサッカーなんてさっさと終わらせて新体操に戻って欲しいわね」
父「…」
母「あなた?」
父「いや………そうだな」
母「?」
父「>>677」
(・・・どっちが幸せなんだろうな)
父(・・・どっちが幸せなんだろうな)
母親はやはり新体操に戻って欲しいと思ったが、父親は今日の娘の表情を見て、これまでの自分たちは本当に正しかったのか?
娘にとってはどちらがいいのか?と考えるようになっていた
そして、娘が後半から見せた心からサッカーを楽しむプレーは、最後まで父の目に強く焼き付いた
ピッ!ピッ!ピ-----
角間王将『ここで試合終了のホイッスル!2-1!イナズマジャパン連勝です!!』
半田「ふぅ…勝った……」
半田(勝った…確かに勝った。けど俺の作戦はことごとく失敗におわった。正直、綱海の必殺技やひかりのスーパープレーに助けられた形での勝利だ…まだまだキャプテンとして未熟すぎるな、俺……)
円堂「よっしゃ!また一歩世界に近付いたぜ!」
天馬「>>680」
この調子で優勝ですよね円堂さん!
天馬「この調子で優勝ですよね円堂さん!」
円堂「勿論だ!」
冴華「このまま勝ち続けて、日本で最初の世界一メンバーになれたら…」
壁山「そ、そうなったら最高ッス!」
円堂「よーし!じゃあ日本で最初のFFI世界一をここに居る皆で掴みに行こうぜ!」
「「「「おおおお!」」」」
さくら「……皆で一番か。ま、それもありかもね」
綱海の新必殺技会得、ひかりのまだ未完成な必殺技、さくらの意識改革等
試合中に成長することでイナズマジャパンはなんとかビッグウェイブスに勝利した
しかしまだ、険しい道のりは続いていく…
今回はここまで
2試合目にしてちょっと詰め込みだった気がしなくもない……
そこのところどうだったでしょうか?ちょっと気になります…
そして今から大事なお知らせ、アジア予選はここから対戦相手はオリオンの刻印の代表チームとなります
GOのチームは(多分)出番はないと思います
ご了承ください
ではまた次回!
オーストラリア戦が終わった翌日、イナズマジャパンは世界に向けて今日も特訓を行っていた
さくら「えいっ♪」ヒラリ
アリーチェ「あっ!?」
葵「あの試合から、さくらさんのプレーがなんだか今まで以上に生き生きとしているように見えません?」
秋「そうね。なんだか、肩の荷が降りたみたい…」
さくら「アフロさん!」
バシューーーーン
アフロ「だからアフロさんはやめてくれ…」ポスッ
アフロディ「…はあっ!」
バシューーーーン
ひかり「!?」
ズバーン!
アフロディ「…おや?」
半田「おいおい、まだビビってんのかよ…」
さくら「ビッグウェイブスの必殺技を防いだんだからこれぐらいなんともないんじゃないの?」
ひかり「…」フルフル
アフロディのシュートは確かに強力だったが、今のノーマルシュートの威力は流石にメガロドンを凌ぐほどではなかった
それでもひかりにはとても怖いらしく、止められるのではという問いにも首を横に振った
半田「>>687」
はぁ・・・なあ円堂、元GKとしてはどう見るよ?
半田「はぁ・・・なあ円堂、元GKとしてはどう見るよ?」
円堂「ポテンシャルは間違いないと思うんだよ。メガロドンを止めるくらいだし。でもまだキーパーにはなってない、って感じかな」
半田「キーパーになってない?具体的にどういうことだよ?」
円堂「自信を持って構えてないんだよ」
壁山「…確かに。円堂さんはどんなボールにも喰らいつくって気迫が伝わってたッスからね」
円堂「>>689」
キーパーに必要なのはまず「心」だ
絶対に取るって気迫や自信、迷いや恐怖を抱えたままじゃ絶対にシュートは取れない
少なくとも俺はそう思う
円堂「キーパーに必要なのはまず「心」だ」
円堂「絶対に取るって気迫や自信、迷いや恐怖を抱えたままじゃ絶対にシュートは取れない…少なくとも俺はそう思う」
半田「けどあの様子じゃ、すぐにはその「心」は身につかないと思うぜ?」
アフロディ「しかも僕達が今挑んでいるのは世界大会、成長を気長に待てる部活とは訳が違うんだ」
円堂「…どうしたもんか」
壁山「>>691」
やっぱり必殺技を完成させるしかないんじゃないんッスか?
必殺技が使えるようになれば自信もつくかもしれないッス
壁山「やっぱり必殺技を完成させるしかないんじゃないんッスか?必殺技が使えるようになれば自信もつくかもしれないッス」
円堂「…そうだな。やっぱり自信をつけさせるには必殺技を完成させるのが一番だ!」
アリーチェ「なになに?なんの話?」
円堂「おうアリーチェ。実はな…」
アリーチェ「キーパーとして自信をつけさせたい、か…」
円堂「手っ取り早く自信を付けさせるために必殺技を会得して貰おうってアイディアが出たんだ」
アリーチェ「ふーん。ところで、ひかりっていつ必殺技出したっけ?」
半田「おい忘れたのかよ。遂昨日のことだぜ。メガロドンを止めたあの」
アリーチェ「ああ!あれか!」
壁山「あれさえ思い出せれば、きっと東さんもキーパーとして自信が付く筈ッス!」
アリーチェ「…ってあれ?それだとひかりに必殺シュートを打つってこと?ダメだよそんなの!ひかりがかわいそう!」
半田「>>693」
バカ、勝ち進んでいくならどのみち必殺シュートを何度も受けることになるんだ、かわいそうとか言ってられないだろ
半田「バカ、勝ち進んでいくならどのみち必殺シュートを何度も受けることになるんだ、かわいそうとか言ってられないだろ」
アリーチェ「それは、そうだけど……でもひかりはまだキーパーとして戦うって覚悟が決まった訳じゃないんだよ?もう少し待ってあげられないの?」
半田「んなもん待ってたらイナズマジャパンは負けちまうだろ!遊びじゃないんだぞ!」
アリーチェ「うっ…」
半田「…円堂」
円堂「わかった」
半田「とにかく、東にはイナズマジャパンのキーパーになって貰わないと困るんだ。荒療治でもなんでも、勝つ為なら俺はなんだってやる。それが俺のイナズマジャパンのキャプテンとしての覚悟だ」
趙金雲「うぉーっほっほ!!半田君、貴方の覚悟は十分に伝わりました」
アリーチェ「ちょ、監督!?監督までそんなこと言うの!?止めなくていいの?」
趙金雲「まさか。半田君の覚悟『は』認めると、そう言っただけです。ですが、東さんに必殺技を打つのはまだ駄目です」
半田「なっ!?」
アリーチェ「監督!」パァァァ
趙金雲「>>695」
ただ闇雲に必殺技を撃ったところで必殺技は完成しません
まずはキーパーとしての基礎や心構えなどをしっかりと整えてから必殺技というのはようやく完成するのです
元GKの円堂君なら分かりますよね?
趙金雲「ただ闇雲に必殺技を撃ったところで必殺技は完成しません。まずはキーパーとしての基礎や心構えなどをしっかりと整えてから必殺技というのはようやく完成するのです」
趙金雲「元GKの円堂君なら分かりますよね?」
円堂「は、はい!」
趙金雲「それに、仮に必殺技が今この瞬間完成しても彼女にキーパーとしての自信は恐らく付きません」
半田「はっ!?」
壁山「必殺技を覚えても自信が付かないって、じゃあどうするんスか!?」
趙金雲「……東さんのことは私に預けて貰えませんか?」
半田「!」
趙金雲「今はまだ間に合わないですが、近いうちに必ず切り札が届きます。その時まで、私を信じて待ってて貰えませんか?」
半田「>>697」
・・・チッ!
分かりましたよ、それが監督のご命令なら従いますよ
半田「・・・チッ! 」
半田「分かりましたよ、それが監督のご命令なら従いますよ」
趙金雲「うぉーっほっほ!ご理解頂きありがとうございます。では皆さん練習に戻ってくださいね」
さくら「えいっ!」バシュ
ひかり「!?」
ズバーン
半田(…本当にあれ放っておいて大丈夫なのかよ)
葵「~~ッ!」ピ----
秋「皆ー!お疲れ様!今日の練習はおしまいよ!」
ひかり「お疲れ様でした…」
アリーチェ「それじゃお先~」
半田「……東がアテになんねーんだ。一刻も早くあの技を完成させるぞ」
円堂「>>699」
早く技を完成させることには賛成だけど東がアテにならないって決めつけるのはどうかと思うぜ
俺は東を信じる
円堂「早く技を完成させることには賛成だけどひかりがアテにならないって決めつけるのはどうかと思うぜ。俺はひかりを信じる」
半田「…どこまでもお人好しだな」
壁山(な、なんかキャプテンと円堂さんがピリピリしてる…き、気不味いッス…)
半田「じゃあ、俺は上がるぜ」
壁山「お、お疲れ様ッス…」
円堂「よし壁山!特訓を続けるぞ!」
壁山「えええっ!?ま、まだやるッスか!?」
円堂「当たり前だろ!俺は前の試合あんまり活躍できなかったんだ!世界に通用する選手になるためには特訓あるのみだぜ!」
壁山「>>701」
わ、わかってるっスけど…。
(相変わらずすごい体力っス…。)
壁山「わ、わかってるっスけど…」
壁山(相変わらずすごい体力っス…)
円堂「じゃあメガトンヘッドの特訓だ!アフロディがみせたゴッドノウズ改みたいな感じの成長をさせてみせる!」
こうして円堂は壁山と共に特訓に励んだ
ガンッ!
半田「くそ!俺だって…俺だってわかってるんだよ!昨日の試合で助けられた時点で」
半田「けどまだ安定感が足りてないんだ!アテに出来ないのは仕方ないだろ……」
スタジアムを去る途中、廊下で半田は壁を殴り悔しさを噛み締めていた
キャプテンでありながらチームを勝利に導く戦術が立てられないこと
円堂のように素直にチームメイトを信じられないこと
自分の覚悟を監督に否定されてしまったこと
自分がキャプテンとして何が出来た?何をしてきた?偉そうなことを言ってるだけで、何を成した?
そんな風に葛藤を抱えながら、1日は過ぎていった
今回はここまで
キャプテンでありながら自分に何が出来ているのか?これから何か出来ることがあるのだろうか?
半田の悩みを重点に置きました
ここからどう成長するか、期待してくれるとありがたいです
次回、対戦相手が決まります!
【ミーティングルーム】
趙金雲「3回戦の対戦相手が、ウズベキスタン代表のエターナルダンサーズに決まりましたよー」
壁山「エターナルダンサーズ…って言うと確か……」
趙金雲「エターナルダンサーズは去年のFFIで1回戦からデザートライオンと当たり消えてしまったチームです」
アリーチェ「つまり、次の相手はあんまり強くないチームってこと?」
秋「ううん。そういう訳じゃないの。デザートライオンは去年準優勝のチームなんだけどそのデザートライオンに負けたチームの中で唯一終盤まで互角の戦いをしていたチームがエターナルダンサーズなの」
葵「去年は運がなかっただけで、エターナルダンサーズはアジアでも強い方のチームなんです」
アリーチェ「はえー、そうなんだ」
円堂「>>707」
ここまで来たチームだ、強くないなんてことは絶対にない
でもそれは俺達も同じだ、俺達だって強豪を倒してここまで来た、相手を過小評価するのは良くないけど必要以上に恐れることだってない!自信を持って戦おうぜ!
円堂「ここまで来たチームだ、強くないなんてことは絶対にない。でもそれは俺達も同じだ、俺達だって強豪を倒してここまで来た、相手を過小評価するのは良くないけど必要以上に恐れることだってない!自信を持って戦おうぜ!」
秋「円堂君の言う通りよ!皆、自信を持って戦おう!」
壁山「はいッス!」
天馬「うん!」
冴華「流石は円堂さん、次の相手にも堂々と戦う準備が出来てる…」
半田「…」
さくら「キャプテン?」
半田「別に…」
綱海「でよぉ、エターナルダンサーズってどういうチームなんだ?」
趙金雲「最大の武器はスタミナです。それこそ、去年のデザートライオンと互角に戦えた要因は、デザートライオンにも負けないスタミナにあるんですよ」
天馬「>>709」
スタミナ・・・控え選手がいない俺達にとってはかなり厄介ですね
天馬「スタミナ・・・控え選手がいない俺達にとってはかなり厄介ですね」
趙金雲「うぉーっほっほ!予めホームグラウンドとシーサイドスタジアムを10周する特訓を重ねてきて正解だったでしょう?」
円堂「そうか!監督は初めからこれを見越して!」
壁山「え?そうなんスか!?」
趙金雲「>>711」
さあ~、どうでしょうね~
普段の練習で何を得るのかは貴方達次第ですよ
趙金雲「さあ~、どうでしょうね~。普段の練習で何を得るのかは貴方達次第ですよ」
さくら「相変わらずはぐらかす…」
趙金雲「はいでは今日もいつも通りグラウンドからスタジアムまで走り込んで、その後は各自の判断に任せます」
冴華「!」
半田「か、各自の判断って…」
趙金雲「言葉通りの意味ですよ。外周さえちゃんとこなしてくれれば、特訓でもお出かけでもお休みでも、好きに時間を使ってください。これを試合前日までずーーーっと、続けます」
半田「>>713」
(…だめだこの監督。選手を見る目は確かにあるんだろうが、あまりにも放任すぎる。
俺が、俺がなんとかしないと…。)
半田(…だめだこの監督。選手を見る目は確かにあるんだろうが、あまりにも放任すぎる)
半田(俺が、俺がなんとかしないと…)
秋「さいしょはーぐー」
葵「じゃんけんぽん!」パ-
秋「あちゃー、負けちゃった」グ-
葵「それじゃあ今日はシーサイドスタジアムまでお願いします」
秋「うん。それじゃあ早速行ってくるね」
ウィーン
円堂「…俺達も着替えて外周するか」
壁山「はいッス」
円堂「半田!外周終えたら必殺技の特訓しようぜ!」
半田「…外周終えて、その後自分の特訓?」
円堂「あ、ああ…そのつもりだけど……」
半田「……悪いけど、俺今日はお前らと特訓しないから」
円堂・壁山「「えっ!?」」
半田「綱海、野咲」
綱海「ん?どうした?」
さくら「なーにキャプテン?」
半田「外周終わったら一緒に特訓しないか?」
半田(監督が放任主義ならまず初心者を経験者の俺らが鍛えてやるべきだろ…んで、比較的やる気に満ちてるのはこの2人だ。まずはこの2人だけでもモノにしてやんねーと!)
さくら「>>715」
誘ってくれてありがとう
でもごめんね~、今日は少し身体を休めたいんだ
さくら「誘ってくれてありがとう。でもごめんね~、今日は少し身体を休めたいんだ」
半田「!?」
半田「……綱海は?」
綱海「俺?俺は構わないけど、どうせなら円堂達とも一緒に特訓しとけよ。折角誘われたんだしさ」
円堂「そうだぜ半田!どうせなら綱海も交えて4人で特訓しよ!」
半田「……わーったよ」
円堂「>>717」
綱海、外周終わったら俺達が特訓してる必殺技を見てもらえないかな?
別の視点から見てもらうことで何か新しいものが掴めるかもしれないしさ
円堂「綱海、外周終わったら俺達が特訓してる必殺技を見てもらえないかな?別の視点から見てもらうことで何か新しいものが掴めるかもしれないしさ」
綱海「おう!俺のアドバイスでも役に立つってんなら気付いたことには遠慮なく言わせて貰うぜ」
天馬「アフロさん!今日は負けませんよ!」
アフロディ「アフロさんはやめてくれ…」
アリーチェ「じゃあアフロちゃん?」
アフロディ「悪いがそれも好みじゃない…」
~シーサイドスタジアム~
外周を終えた後、円堂達はスタジアムに来て特訓に励んでいた
円堂「ちゃあああああっ!!」
壁山「だあああああっ!」
半田「うおおおおおっ!」
ゴチン!!
円堂「いでええええっ!」ヒリヒリ…
壁山「ああああああっ!!」ゴロゴロゴロ
半田「~~ッ!」バタリ
綱海「お、おいおい大丈夫かよ…」
円堂「だ、大丈夫大丈夫…それより、今の技どうだった?」
綱海「どうって言われても……何がしたいとかよくわかんなかったぜ。なんせお前ら派手にぶつかっただけだし」
円堂「はは…だよな……」
綱海「>>720」
一体どんな必殺技作ろうとしてんだ?
綱海「一体どんな必殺技作ろうとしてんだ?」
半田「3人でシュートを止める、シュートブロック技だ」
壁山「けど中々息が合わなくて…」
綱海「シュートブロックか……お!だったらよ!」
半田「あん?」
綱海「俺がツナミブーストを打てばいいんじゃねえか!」
壁山「え"っ!?」
半田「いや待て!技が出来上がってもない状態で必殺シュート打ち込むとかお前鬼か!」
円堂「>>722」
…いや、実際にシュートを打ってもらった方がタイミングやイメージも掴みやすいぜ!
それに綱海のシュート練習にもなるし一石二鳥じゃないか!
円堂「…いや、実際にシュートを打ってもらった方がタイミングやイメージも掴みやすいぜ!それに綱海のシュート練習にもなるし一石二鳥じゃないか!」
半田「しまったここにも馬鹿がいた!」
円堂「綱海!遠慮なく打ってきてくれ!」
綱海「おうよ!」
壁山「ちょちょちょ!待ってくだs綱海「行くぜ!」
ザバ----ン!!!
綱海「ツナミブースト!」
シュウウウウウウンン!!
円堂・半田・壁山「「「ぐわあああああっ!!!」」」
【食堂】
さくら「うわっ!?キャプテン達どうしたの!?」
アリーチェ「すごいボロボロ…」
綱海「いやー、いい特訓が出来たぜ!な?」
円堂「おう!」
壁山「も、もう二度とやりたくないッス…」
綱海「何言ってんだよ!飯食い終わったらまたやるし、明日以降もガンガンやるに決まってるだろ!試合まで時間ないんだぞ!」
壁山「えええええっ!?」
さくら「一部意見食い違ってますけど…本当に大丈夫?」
半田「……なあアリーチェ」
アリーチェ「なーに?」
半田「今ならお前が東を庇った理由がわかるわ。うん、キツかった……」
アリーチェ「>>725」
でしょ~、男の子でもこうなるんだからか弱い光が必殺技なんて受けたら大変だよ~
アリーチェ「でしょ~、男の子でもこうなるんだからか弱いひかりが必殺技なんて受けたら大変だよ~」
半田「キーパーとして早く計算できる戦力にしようってことに囚われて、人の尊厳っつー大切なことを考えてなかったんだな。なんて最悪なキャプテンだ。イナズマジャパンで過去最悪は俺の方だったぜ…」
アリーチェ「ちょ、そこまで落ち込まなくたっていいよ!?」アセアセ
半田「いや落ち込むさ。戦術もクソ、プレーで先頭切れる訳でもない、監督に止められるまで滅茶苦茶なことしか言わない、こんな俺がなんでキャプテンなんだろうな……」
アリーチェ「わあああああっ!キャプテンが遠い目しだした!」
半田「」ブツブツ
アリーチェ「だ、大丈夫だよキャプテン!私キャプテン好きだよ!頑張ってるキャプテンのこと好きだよ~。こんな素人の私達のことも気にかけてくれるキャプテンの頑張り知ってるよ~」アセアセ
半田「」ピクッ
アリーチェ「ほ、ほらキャプテン普段から真面目に頑張ってるし疲れてるんだよ!たまには休も?ね?あ、そうだ!今から私の部屋でゲームでもしようよ!こう見えて私色んなゲーム持ってるよ!」
半田「いや、でも…」
アリーチェ「たまにはパーっと!ね?無理な特訓を続けて落ち込むキャプテンより、いつものキャプテンがいいから、ね?」
半田「…わかった」
アリーチェ(ホッ……)
壁山「………あー、お、俺もストレスがt綱海「じゃあ3人で頑張るか!」
円堂「そうだな。半田は普段から俺らの特訓だけじゃなくてチームの為に頑張ってくれてるし、たまには半田に頼らず特訓しないとな」
円堂「だから壁山、俺達は俺達で頑張ろうぜ!少しでも半田の負担を減らせるようにさ!」
壁山「……はいッス」
今回はここまで
半田達が特訓している3人のシュートブロック技とは何か?
その正体は少なくともアジア予選にはわかるので気長に待ってくれるとありがたいです
【宿舎】
一之瀬『アメリカは順調に勝ち上がってるよ。そっちはどう?』
秋「うん。日本も勝ち上がってる」
一之瀬『それはよかった』
秋「こっちは後3つ残ってるんだけど、そっちは?」
一之瀬『後2つ』
秋「じゃあ先に本戦出場決めといてよ。絶対会いに行くから」
一之瀬『わかった』ピッ
秋「……ふふっ////」
天馬「あれ?どうしたの秋ねえそんな嬉しそうな顔して」
秋「>>736」
別にたいした事じゃないわよ。ただ友達と電話してただけ。
秋「別にたいした事じゃないわよ。ただ友達と電話してただけ」
天馬「そっか。友達と…」
秋「天馬は今日練習せず休むの?」
天馬「…今日はね。休むことも強くなることに必要だし」
秋「いいと思う」
天馬「>>738」
今日休んだら、また明日から特訓するんだ。アフロさんや剣城に負けたくないし、キャプテンの負担も軽くしないと。
特にキャプテンは最近かなり疲れてるように見えるし…。
アリーチェとの気分転換が功を奏してくれるといいんだけど。
天馬「今日休んだら、また明日から特訓するんだ。アフロさんや剣城に負けたくないし、キャプテンの負担も軽くしないと。特にキャプテンは最近かなり疲れてるように見えるし…」
秋「半田君、ずっと代表のキャプテンとして皆を引っ張ろうって頑張ってたからね…」
天馬「だよね。アリーチェとの気分転換が功を奏してくれるといいんだけど」
天馬は秋と軽く話した後、部屋に戻って回復に専念しました
【ミーティングルーム】
特訓に特訓を重ね、遂にアジア予選3回戦の日を迎えた
イナズマジャパンはロッカールームでユニフォームに着替えた後、ミーティングルームに集合していた
半田「アジア予選も半分を迎えたな」
冴華「これを越えれば、いよいよ準決勝…」
壁山「いよいよ世界が見えてきましたね!」
天馬「まだ気が早いよ壁山…まだ半分だよ」
半田「そうだぜ。まだ目の前の敵も倒してないのによそ見してんなよ」
壁山「>>741」
わかってるッスよ!
壁山「わかってるッスよ!」
ガチャリ
趙金雲「皆さーん。遅れてすみませんね~」
半田「なにが遅れてすみませんだゴラァ!」
壁山「監督の癖に大事なミーティングに遅刻とは何事ッスか!」
さくら「そうよそうよ!しかも謝り方も軽い!」
冴華「監督にあるまじき愚行ですね」
趙金雲「うぐっ…も、申し訳ありません……」
秋「あ、あはは…それで、監督はどうして遅れたんですか?」
趙金雲「>>743」
すいませんねぇ。『彼』を空港まで迎えに行っていたので。
趙金雲「すいませんねぇ。『彼』を空港まで迎えに行っていたので」
葵「彼?空港?」
壁山「あ!もしかして追加選手ッスか!?」
趙金雲「ご名答!」
半田「やっと選手が増えるのかよ…」
天馬「あ!もしかしてずっと自主トレだったのも!」
円堂「そっか!監督は、俺達の為に!」ジ---ン
半田「感動してるとこ悪いけど、控え用意するって普通のことだからな」
壁山「むしろその当たり前をやっとやったことを怒るところッス」
趙金雲「うっ、手厳しい…」
秋「まあまあその辺にしておこうよ。それで監督、その彼は今どこに?」
趙金雲「もう間も無く来ると思いますよ?」
ガチャリ
趙金雲「ほら来た」
果たして、趙金雲の言っていた彼とは誰か?
その答えは……
趙金雲の言っていた【彼】のキャラを決めて貰います
名前:
性別:
学年:
出身校:
ポジション:
容姿:
設定:
安価下から募集を始めます
そして最終的に誰を採用するかはこちらが判断します
今回はここまで
本当は趙金雲の言う彼というのは本戦で合流の予定でした
まあでもシナリオはまた立て直せばそれでいいので立て直します
【彼】の絶対は次話まで募集するのでどんどん設定を作ってくれるとありがたいです
名前: 吹雪 アツヤ
性別:男
学年:2
出身校:白恋中学
ポジション: MF・FW
容姿: アレオリのアツヤ
設定: 白恋中学のエース
この世界線では『士郎ではなくアツヤが生き残った』。
その影響により「アニキの分も守れる完璧な選手になる』と考えてMFに転向
当時はかなり無理をしておりチームメンバーとの仲も悪かったが、偶然出会った東の「何気ない一言」が原因で改心してチームの主軸となった
北海道の山奥でひたすら修行に励み然る時を待っていたが、趙金雲から聞かされる話にいてもたってもいられず調整を早めに仕上げて参戦
強力なシュート技とブロック技を使いこなしてチームに貢献する
ってか追加選手もう決めてるのかとおもったよ>>410で
背番号2ってことは基本DFだし
>>750
ああ、そっちは趙金雲が言ってる彼とはまた別枠です
~~~エターナルダンサーズ~~~
GK・・・・・・・・アレク
DF・ザファル、マジド、ムハンマド、イブラヒム
MF・・・・・クムシュ、アナハン
MF・・ムハバート、サリベク、ファルハド
FW・・・・・・・・ダスト
~~~イナズマジャパン~~~
FW・・・・・・剣城、冴華
MF・・・・・・・ 天馬
MF・さくら・・・・・・・・・・アフロディ
MF・・・・・・・ 半田
DF・・綱海・・円堂、壁山・・アリーチェ
GK・・・・・・・ひかり
~イナズマジャパンベンチ~
アツヤ「ふーん。俺がベンチね。ま、とりあえずイナズマジャパンがどれほどの物なのかお手並み拝見と行かせて貰うぜ」
半田「…また随分と偉そうなのをチームに入れて…」
さくら「なーんか生意気~」
趙金雲「うおーっほっほっ!まあそう言わずに彼の実力は私が保証しますよ」
半田「……そこはもう今更疑ってはないけどよ」
ひかり「あ、あの…吹雪先輩。えっと、私…」
アツヤ「よう久しぶりだな、おチビ」
ひかり「…覚えててくれたんですか?」
アツヤ「ん。まあな」
ひかり「>>758」
えっと、その…あの時は生意気なこと言って、その…
ひかり「えっと、その…あの時は生意気なこと言って、その…」
アツヤ「……いいって。気にすんなよ」
ガシガシ
ひかり「ふわっ…!」
アツヤ「ま、頑張れる範囲で頑張っとけ。無理すんなよ?」
ひかり「…」コクッ
~グラウンド~
角間王将『FFIアジア予選3回戦、日本代表イナズマジャパン対ウズベキスタン代表エターナルダンサーズの試合!先攻はイナズマジャパンから…』
ピ----
角間王将『今キックオフのホイッスルが鳴りました!』
冴華「天馬、頼んだ!」バシュ
天馬「ああっ!」ポスッ
半田「向こうは持久力がウリのチームだ!長期戦に持ち込まれたらキツイ!速攻で決めに行くぞ!」
天馬「はいっ!」
サリベク「そうは…」
サリベク・ファルハド・ムハハーク「「「させるかっ!」」」
半田「いきなり3人掛かり!?」
天馬「>>761」
アフロさん!
天馬「アフロさん!」
バシューーーーン
アフロディ「っ!」
角間王将『松風、爆走3連星のプレッシャーにも落ち着いて対応、アフロディにボールを繋げます!』
アナハン「行かせないぞ!」
アフロディ「くっ…」
角間王将『エターナルダンサーズのキャプテン、アナハンがアフロディのマークに着く!アフロディボールをキープしていますが中々振り払うことが出来ません!』
アフロディ(こうなったら…)
アフロディ「ヘブンズ…」
アナハン「うおおおおっ!」
ドオオオオオンン!!!
アフロディ「がっ…!」
アナハン「サリベク!」
バシューーーーン
サリベク「爆走3連星の恐ろしさ、見せてやるぜ!」
角間王将『アフロディ、アナハンの強烈なタックルに堪らず吹き飛ばされた!そしてボールは爆走3連星へと繋がった!』
アフロディ「>>763」
くっ!(なんて強烈なタックルだ、足腰が鍛え上げられている!)
アフロディ「くっ!」
アフロディ(なんて強烈なタックルだ、足腰が鍛え上げられている!)
サリベク「ファルハド!」
バシューーーーン
ファルハド「ムハハーク!」
バシューーーーン
角間王将『爆走3連星、ダイレクトパスを繋いでイナズマジャパン陣営に切り込んでいく!』
半田(くそ、なんて連携だ!)
アナハン「引き離そうとしたつもりだったようだが残念だったな。こちらが引き離してやる!」
サリベク「ダスト!」
バシューーーーン
ダスト「あー!ああっ!あああーーーっ!!」
ピカーン!
ダスト「レクイエムダースト!」
ギュウウウウウンン!!
角間王将『エターナルダンサーズのエースストライカーダスト・ゲイルスの必殺シュートが炸裂!ウズベキスタン先制か!?』
ひかり「~~ッ!」
ズバーン!
ダスト「ふん、他愛もない」
壁山「こ、こんなに早く先制されるなんて…」
半田「……すまん。完全に俺の作戦ミスだ」
円堂「>>765」
気にすんな!
まだ始まったばかりなんだから、ここから取り返そうぜ!
円堂「気にすんな!まだ始まったばかりなんだから、ここから取り返そうぜ!」
天馬「そうですよ!俺達で絶対に点を取りますから!」
半田「…ああ」
しかしこの後、イナズマジャパンはそう簡単には攻撃に移ることが出来なかった
アナハン「はあっ!」
ドオオオオオンン!!!
アフロディ「ぐっ…」
クムシュ「おらあ!」ズザ--
さくら「きゃあっ!」
マジド「これでも…」
ムハンマド「食らうがいい!」
ドオオオオオンン!!!
天馬「うわあああああっ!」
角間王将『イナズマジャパン!エターナルダンサーズのラフプレイの集中攻撃を浴び中々攻撃の糸口が見つけられません!』
ダスト「ふうん!」
ドオオオオオンン!!!
半田「ぐわあああああ!」
アリーチェ「ビッグウェイブスよりこっちの方が荒っぽいよ!」
角間王将『アリーチェがダストにプレッシャーを掛けます!』
ダスト「>>767」
レクイエムダースト!
ダスト「レクイエムダースト!」
ギュウウウウウンン!!
アリーチェ「きゃああああっ!!」
ひかり「!?」
ズバーン!
角間王将『ゴール!エターナルダンサーズ、追加点!』
葵「嘘…前半まだ半分も過ぎてないのに…もう追加点……」
秋「監督!何か手はないんですか!」
趙金雲「…貴方の合流を早めて正解だったようですね」
アツヤ「出番か?」
趙金雲「ええ。予定よりデビューが早くなりますが、行けますね?」
アツヤ「>>770」
たりめーだ、任せろ監督。
アツヤ「たりめーだ、任せろ監督」
趙金雲「思いっきり暴れて下さい。待ちに待った公式戦をド派手なデビューで飾ってくれることを期待しますよ」
アツヤ「………おっしゃあああああ!吹雪アツヤの名を世界に轟かせてやるよ!」
遂に12人目の選手、吹雪アツヤの出番が訪れた
彼のプレーはイナズマジャパンにどんな影響を与えるのか?
~~~イナズマジャパン~~~
FW・・・・・・吹雪、冴華
MF・・・・・・・ 天馬
MF・さくら・・・・・・・・・・アフロディ
MF・・・・・・・ 半田
DF・・綱海・・円堂、壁山・・アリーチェ
GK・・・・・・・ひかり
今回はここまで
12人目の選手は吹雪アツヤに決めました
背番号は18番です
そして前回口を滑らせましたが、追加選手は後1人居ます
アジア予選が終わればFFI本戦は追加選手2人を加えた12人で挑戦します
ではまた次回!
角間王将『イナズマジャパン、この試合で初めて選手交代を行います。FF関東地区予選で活躍した剣城に変えて、公式戦のデータが一切ない吹雪を投入!趙金雲監督の意図や如何に!?』
ピ----
冴華「…」チョンッ
アツヤ「うらあっ!」
冴華「なっ!?」
壁山「吹雪さんっ!?」
半田「まともに突っ込むな!」
ダスト「ふん、命知らずが。吹き飛ばしてやる!」
アツヤ「>>777」
はっ!ヒグマより強えか確かめてやるよ!
アツヤ「はっ!ヒグマより強えか確かめてやるよ!」
グルン!グルン!グルン!グルン!
ダスト「なっ!?なんだ…?」
アツヤ「ホワイトブレード」パチン
ヒュンッ!
ダスト「なっ!?うわっ!」
アツヤ「へっ、大したことないじゃねえか」
サリベク・ファルハド・ムハハーク「「「うおおおおおっ!」」」
アツヤ「今度は3人か。面白れぇ…」 ニヤリ
天馬「吹雪さん!」
アツヤ「!」
アツヤ「…ま、他の奴の力を見るのもアリか」
バシューーーーン
天馬「っ!」ポスッ
ギュオン!ギュオン!ギュオン!
天馬「アグレッシブビート!!」
ピーーーーーー
「「「ぐわあああああっ!」」」
角間王将『イナズマジャパン!吹雪と松風の連携プレーでエターナルダンサーズの選手を抜いていきます!』
アツヤ「やるじゃねえか!」
天馬「>>779」
(すごい。初めて合わせたはずなのに、タイミングバッチリだ。必殺技までスムーズに入れた。)
天馬(すごい。初めて合わせたはずなのに、タイミングバッチリだ。必殺技までスムーズに入れた)
アナハン「行かせるか!」
天馬「吹雪さんっ!」
バシューーーーン
アツヤ「よっしゃ!」
マジド「ぬおおおおおっ!」
グルン!グルン!グルン!グルン!
ダスト「なっ!?なんだ…?」
アツヤ「ホワイトブレード」パチン
ヒュンッ!
マジド「ぐわあああああああ!」
角間王将『吹雪がエターナルダンサーズの最終ラインを破った!』
アツヤ「見せてやるぜ!俺の必殺シュート!」
ビュオオオオオオ
アツヤ「吹き荒れろ!」
「「「「!?」」」」
アツヤ「エターナルっ!ブリザァァァァドっ!!」
ギュオオオオオン!
アレク「ふっ・・・」
ポロン♩
ポロロロン♩
アレク「忘却のソナタ!」
パリーン!!
アレク「フォルテシモッ!?」
ズバーン!!
審判「~~っ!」ピ---
角間王将『ゴール!イナズマジャパン、1点を取り返しました!吹雪、公式戦初出場でいきなり得点!!!』
アツヤ「へへっ、ド派手なデビューを飾ってやったぜ!」
円堂「>>781」
すげえぜ吹雪!
けど、こんなすごい奴がなんで今まで無銘だったんだ?
円堂「すげえぜ吹雪!けど、こんなすごい奴がなんで今まで無名だったんだ?」
アツヤ「あー…まあ、ウチのサッカー部去年出来たばっかでよ、まだ公式戦に出られる程チームが整備されてねんだよ」
半田「…東といい吹雪といい、白恋中には何があんだよ本当に」
アツヤ「>>783」
ま、いろいろあるんだよ。いろいろとな。
アツヤ「ま、いろいろあるんだよ。いろいろとな」
半田「…試合が終わったら、白恋のことを聞かせてくれよ」
アツヤ「勿論」
天馬「吹雪さん!この調子で攻撃を続けて逆転しましょう!」
アツヤ「おう!」
ダスト「ふん、たかが1点取り返したぐらいで随分と調子に乗っているじゃないか」
ピ----
アナハン「エターナルダンサーズの恐ろしさ、思い知らせる!」
ダスト「っ!」
バシューーーーン
アナハン「っ!」ポスッ
冴華「通さない!」
角間王将『1点を奪われましたがそれでもリードしているエターナルダンサーズ、ボールをアナハンに繋ぎます。御城、アナハンにプレッシャーを掛ける!』
アナハン「近づくな雑魚が!」
ドオオオオオンン!!!
冴華「うわっ!」
アナハン「はあっ!」
アフロディ「うぐっ!」
角間王将『イナズマジャパン、1点を取り返し勢いに乗るかと思われましたがエターナルダンサーズの荒いプレーに苦しい展開を強いられています!』
アナハン「>>785」
もう1点いれて息の根を止めてやる!
アナハン「もう1点いれて息の根を止めてやる!」
サリベク「あれ行くか?」
ファルハド「目に物を見せてやる!」
アナハン「必殺タクティクス!エターナルラン!」
ギュウウウウンン!!
冴華「速いっ!?」
さくら「お、追いつけない…」
角間王将『おおっとここでエターナルダンサーズの必殺タクティクスが発動だああああああっ!!』
趙金雲「エターナルラン…あのタクティクスはFWとMF全員が固まって全力疾走するだけ…単純ですが体力が消耗している相手を引き離すスピード、無尽蔵の体力を兼ね備えたスタミナ自慢ならではの強力なタクティクスです」
趙金雲「加えて相手のラフプレイへの対応でイナズマジャパンの選手達はいつも以上に体力を消耗しています。普通に試合に出ている選手たちにこのタクティクスを破るのは困難でしょう」
葵「こ、困難ってそんな…」
秋「あのタクティクスをなんとか止められないんですか!?」
趙金雲「ええ。ですから、普通に試合に出場していてはあのタクティクスは止められません」
葵「>>787」
普通に…?
葵「普通に…?」
趙金雲「まあ、今にわかりますよ」
葵「?」
趙金雲(さあ吹雪君、貴方をベンチからスタートさせた本当の意味に応えてくださいね)ニヤリ
サリベク「っ!」
バシューーーーン
ムハハーク「っ!」
バシューーーーン
円堂「あっ!?」
壁山「しまったッス!」
角間王将『イナズマジャパン!エターナルダンサーズのタクティクスに翻弄されて最終ラインまで破られた!』
ひかり「!?」
アナハン「これで…終わりだ!」
バシューーーーン
アツヤ「ひっさあああああつ!!」
「「「「!?」」」」
グルン!グルン!グルン!
アツヤ「クマゴロシ!」ポスッ
角間王将『なんと!FWの吹雪がゴール前まで戻って好ブロック!イナズマジャパン!ピンチを脱しました!』
アナハン「なんだと!?」
ダスト「馬鹿な!何故、何故貴様はそんな涼しい顔をしているんだ!」
アナハン「我々の戦術で、体力を消耗して………」
アツヤ「カウンターだ!アフロディ!」
バシューーーーン
アフロディ「>>789」
…お見事!このボール、必ず決めてみせる!
アフロディ「…お見事!このボール、必ず決めてみせる!」
アツヤ「今出てきたばっかで疲れてる訳あるかよ」
アナハン「!?」
ダスト「くそ!お前、ただの控ではなかったのか!?」
アツヤ「たりめーだバカ」
アナハン「くっ…」ギリッ
半田(もしかして監督は、これを見越して吹雪をベンチスタートさせたのか!?)
角間王将『ボールを止めた吹雪、すぐさまアフロディにパスを繋ぎました!これは見事なカウンターだ!』
半田(6人もゴール前まで上がってきたおかけで守りが手薄になってやがる!完璧だ。完璧な戦術じゃないか……)
アフロディ「ヘブンズタイム」パチン
ムハンマド・イブラヒム「「」」
アフロディ「ふっ…」 パチン
ビュオオオオオオ
「「うわあああああああっ!!」」
バサァァァァ
アフロディ「ゴッドノウズ!!改!」
ギューーーーーーン
アレク「ふっ・・・」
ポロン♩
ポロロロン♩
アレク「忘却のソナタ!」
パリーン!!
アレク「1オクターブ高かった!」
ズバーン!!
審判「~~っ!」ピ---
角間王将『ゴール!!3回戦は前半戦から点の取り合いとなっております!両チーム共に2得点!果たして次の1点はどちらのチームが取るのでしょうか!?』
アツヤ「…無理すんなっつったろ」
ひかり「え?」
アツヤ「止められないモンは仕方ねえよ。怖いモンも怖いで別に構いやしねえ」
アツヤ「……怖いシュートが飛んで来そうになった時は俺らを使え。お前が指示してくれりゃ俺や周りが駆けつけて必死で守ってやるんだからよ」
ひかり「で、でも…役に立たない私なんかが、そんな……」
アツヤ「>>792」
バーカ、本当に役に立たねえなら、代表に呼ばれてねえよ
自分に言い訳して何もしなかったら本当に役立たずになるぞ
アツヤ「バーカ、本当に役に立たねえなら、代表に呼ばれてねえよ。自分に言い訳して何もしなかったら本当に役立たずになるぞ」
ひかり「で、でも…」
アツヤ「無理すんなって俺に教えてくれたのはお前だろ」
ひかり「あっ…」
アツヤ「…助けて欲しけりゃ素直に口にしろ。いいな?」
ひかり「……はい」
ピ----
アツヤ「おっと、前半終了のホイッスルか」
ひかり「…吹雪先輩!」
アツヤ「お?どうしたおチビ?」
ひかり「…後半も、守って貰って……いいですか?」
アツヤ「……任せろ」
ひかり「よかった…」ホッ
半田「……東が覚醒するまで、俺らでフォローしてやるか」
円堂「おう!」
壁山「はいッス!」
アリーチェ「ひかり!怖くなったらすぐに呼んでね!どんな状況に陥っても絶対に駆けつけるから!」
ひかり「皆…ありがとう」
今回はここまでにします
今回アツヤにスポットを当ててみましたが、存在感が大きすぎてやり過ぎなところとかあったでしょうか?ちょっと気になるところです
次回でエターナルダンサーズと決着を…つけられたらいいなぁ
ではまた次回!
~~~イナズマジャパン~~~
FW・・・・・・天馬、冴華
MF・さくら・・・半田・・・・アフロディ
MF・・・・・・・吹雪
DF・・綱海・・円堂、壁山・・アリーチェ
GK・・・・・・・ひかり
~イナズマジャパンベンチ~
趙金雲「後半は天馬君をFWに、吹雪君をMFに配置転換します」
アツヤ「後ろに俺を置くことで奴らにさらなるプレッシャーを掛けるんだな?」
趙金雲「はい」
半田「エターナルランは前半吹雪が攻略してくれた。多分もう使っては来ないと思うが、もしもの可能性はある。念のためタクティクスにも警戒はしておいてくれ」
壁山「はいッス!」
アツヤ「正直またエターナルランをやってくれた方がありがたいんだがな。シュートさえ止めればカウンターし放題だし」
アツヤ「・・・ま、ここまで勝ち進んできた奴らだ。そんな馬鹿じゃねえんだろうな」
半田「>>800」
ここから間違いなく厳しくなるな
というわけで円堂か天馬、これからの厳しい戦いを戦い抜くためにみんなにやる気を出させる台詞を頼むわ
こういうのは俺よりお前らの方が得意だからな
半田「ここから間違いなく厳しくなるな。というわけで円堂か天馬、これからの厳しい戦いを戦い抜くためにみんなにやる気を出させる台詞を頼むわ」
天馬「え?キャプテン?」
半田「こういうのは俺よりお前らの方が得意だからな」
円堂「…わかったよ。そんじゃ!」
円堂「前半を終えて2-2、今まではビハインドを背負って後半を迎えることしかなかったが今日の試合は振り出しから後半を迎えられる!」
天馬「>>802」
俺達の今までの練習や戦い、やってきたことは間違いなく実ってるんです、確実に成長してるんです!
どんな苦しいときでも自分のやってきたことや仲間を信じて諦めずにプレーすれば絶対に勝てます!
天馬「俺達の今までの練習や戦い、やってきたことは間違いなく実ってるんです、確実に成長してるんです!どんな苦しいときでも自分のやってきたことや仲間を信じて諦めずにプレーすれば絶対に勝てます!」
秋「天馬…円堂君…」
円堂「…さあ!イナズマジャパンで最初の、振り出しの後半戦!」
天馬「楽しんでいきましょう!」
さくら「うん!」
壁山「はいッス!」
アリーチェ「いえー!」
半田(正直悔しいな…やっぱ、悔しい。キャプテンなのにチームを鼓舞する役目を他の奴に頼むなんてよ)
半田(…けどそんなちっぽけなプライドを捨ててチームが強くなってくれるなら、俺はいくらでも託してやるぜ。チームの未来ってやつをな!)
趙金雲「>>804」
(半田君、君はどう足掻いても円堂君天馬君鬼道君や他のスターになり得る華のある選手にはなれません、だからこそ君は半田真一のサッカーを見つける必要があるのです)
趙金雲(半田君、貴方はどう足掻いても円堂君天馬君鬼道君や他のスターになり得る華のある選手にはなれません、だからこそ貴方は半田真一のサッカーを見つける必要があるのです)
ピ----
半田「…ハーフタイム終了のホイッスルだ」
円堂「皆!気合入れて行くぞ!」
イナズマジャパン「「「「おう!」」」」
角間王将『イナズマジャパン、後半はポジションを入れ替えてきた模様!松風、FF以来のFWとなりそして吹雪は登録されていたMFのポジションに付いています!』
天馬(久しぶりのFWだ。点取るぞ!)
アツヤ「おチビ!遠慮はいらねえ!存分に頼れよ!」
ひかり「…」コクッ
壁山「>>808」
俺達がついてるッス!b
壁山「俺達がついてるッス!」b
ひかり「…」コクッ
ピ----
角間王将『さあ、エターナルダンサーズからのキックオフで後半戦開始です!』
ダスト「っ!」
バシューーーーン
サリベク「エターナルランを抑えたからといい気になるなよ!」
ムハハーク「爆走3連星の本当の恐ろしさをみせてやる!」
アナハン「>>811」
選手1人変えたところで、俺たちとお前達の実力差は覆らない事を教えてやる!
アナハン「選手1人変えたところで、俺たちとお前達の実力差は覆らない事を教えてやる!」
サリベク「っ!」
バシューーーーン
ムハハーク「っ!」
バシューーーーン
天馬「あっ!?」
冴華「くそ!またこのパスワーク!」
角間王将『爆走3連星、息ぴったりのパスワークでイナズマジャパンを翻弄して行く!』
半田「>>813」
確かに早いな。けど…パスカットは雷門の十八番なんだぜ!
半田「確かに早いな。けど…パスカットは雷門の十八番なんだぜ!」
バシューーーーン
半田「貰った!」ポスッ
爆走3連星「「「!?」」」
角間王将『半田これは素晴らしいプレー!爆走3連星の華麗なパスを見事に防ぎました!』
半田(そうだよ。俺が今までやってきたのは【雷門】のサッカーなんだよ!俺にしっくり来るサッカーってのは、雷門のサッカーなんだよ!)
アナハン「ふん、パスを止めたくらいでいい気になるな!」
ドオオオオオンン!!!
半田「がっ!」ドサッ
角間王将『しかしここはウズベキスタンのキャプテンアナハンが激しいタックルで半田からボールを奪った!』
アナハン「ファルハド!」
バシューーーーン
半田「くっ、うおおおおおっ!」
アナハン「なんだ!?」
ファルハド「っ!」ポスッ
半田「うらあっ!」ズザ--
ファルハド「ふん、そんなスライディングが効くか!」
ファルハド「ダスト!」バシュ
ダスト「ふっ!」ポスッ
半田「…諦めるかよ!」ダッ!!
アナハン「まぐれで一度パスカットしたくらいで、無駄な足掻きだ」
アツヤ「>>816」
無駄じゃねよ、おかげで隙だらけだぜ!
アツヤ「無駄じゃねよ、おかげで隙だらけだぜ!」
ポ----ン
ダスト「なっ!?」
アツヤ「野咲っ!」バシュ
さくら「おっけー!」ポスッ
半田「攻めろ野咲!」
クムシュ「行かせるか!」
さくら「>>820」
よし!前半のリベンジ!・・・と言いたいところだけどあなたみたいな強引な男って好みじゃないのよね!(即パス)
さくら「よし!前半のリベンジ!・・・と言いたいところだけどあなたみたいな強引な男って好みじゃないのよね!」
バシューーーーン
天馬「っと!」
角間王将『野咲のパスが松風に繋がりました!』
クムシュ「!?」
天馬「アグレッシブビート!」
ギュオン!ギュオン!ギュオン!
ピーーーーーー
角間王将『松風一気にゴール前まで切り込んだ!イナズマジャパン!勝ち越しなるか!?』
天馬「これで決める!」
ギュウウウン!!
天馬「ゴッドウィンド!!」
ギュオオオオオオオ
バシュン!
アレク「ふっ・・・」
ポロン♩
ポロロロン♩
アレク「忘却のソナタ!」
パリーン!!
アレク「」
ズバーン!!
審判「~~っ!」ピ---
角間王将『ゴール!イナズマジャパン!松風の得点で勝ち越し!3-2!』
円堂「やったな天馬!」
壁山「>>822」
後は守りきるだけッス!
壁山「後は守りきるだけッス!」
半田「守るのは当然だけど、攻撃陣はチャンスがあったらまた点取ってくれよ。得点は何点あってもいいんだからな」
天馬「はいっ!」
アナハン「馬鹿な…こんな……こんな、ことが……」
アナハン「っ!」
バシューーーーン
アリーチェ「もーらいっ♪」ポスッ
ファルハド「!?」
角間王将『アリーチェ、爆走3連星へのパスをインターセプト!』
アリーチェ「そう何度もやらせないんだから♪」バシュ
ファルハド「チッ!」
ひかり「綱海さん、9番がシュートを打ってきます…」
綱海「おっしゃ!」
ムハバート「くらえっ!」
バシューーーーン
綱海「~~っ!」
ドオオオオオンン!!!
綱海「うわっ!」ドサッ
コロコロ~
アツヤ「渡すかよ!」
角間王将『綱海が身体を張って止めたボールを吹雪が拾った!イナズマジャパン!必死のプレーでリードを守ります!』
ひかり「だ、大丈夫…ですか…?」
綱海「>>825」
ハァハァ・・・ああ!心配すんな!(クソッ、足が重くなってきやがったな、けど後は守るだけで勝てるんだ)
綱海「ハァハァ・・・ああ!心配すんな!」
綱海(クソッ、足が重くなってきやがったな、けど後は守るだけで勝てるんだ)
ひかり「よかった…」
アツヤ「いい指示だせるようになってんじゃねえかおチビ」
ひかり「え?」
アツヤ「勝とうな、この試合」
ひかり「……はい!」
その後もエターナルダンサーズの執念の攻撃が続いたが、イナズマジャパンも決死の守りで後半戦エターナルダンサーズに得点を与えなかった
そして迎えた、ロスタイム残り1分
アナハン「俺達は、この試合に勝ってデザートライオンに去年の雪辱を晴らすんだ!ここまで来て負けられないんだ!」
ドオオオオオンン!!!
半田「ぐわあっ!」
アナハン「こいつを決めて、延長戦だっ!」
バシューーーーン
ダスト「っ!」ポス
角間王将『アナハンのパスがエースストライカー、ダストに繋がりました!』
ひかり「>>827」
吹雪先輩!
ひかり「吹雪先輩!」
アツヤ「おっしゃ任せろ!」ザッ!!!
ダスト「あー!ああっ!あああーーーっ!!」
ピカーン!
ダスト「レクイエムダースト!」
ギュウウウウウンン!!
角間王将『エターナルダンサーズのエースストライカーダスト・ゲイルスのレクイエムダスト!ウズベキスタン同点に持ち込むか!?それともイナズマジャパンが凌ぎ切るか!?』
グルン!グルン!グルン!
アツヤ「必殺クマゴロシ!」
ヒュルルルルル…
ダスト「なあっ!?」
アツヤ「へへっ、俺達の勝ちだ」ポスッ
ピ-----
角間王将『ここで試合終了のホイッスル!3-2!イナズマジャパン!準決勝進出です!』
円堂「いよっしゃああああああああああ!!!」
壁山「勝った勝った!勝ったッス!!」
アツヤ「>>830」
自分の仕事を果たしたんだ……
アツヤ「ったく元気な奴等だな、俺なんかもう一歩も動けねえってのに。あ~、やっぱ東京は暑いな」グテー
ひかり「か、勝った……」ストン…
半田「2人とも、お疲れさん」
アツヤ「おー…」
半田「吹雪、東。2人とも今日は本当によくやってくれたよ。ありがとうな」
ひかり「え?吹雪先輩はともかく私は何も…」
半田「>>833」
このピッチに立ってる奴に何もしてないやつなんていない
全員が頑張ったからここまで粘って勝てたんだよ
半田「このピッチに立ってる奴に何もしてないやつなんていない。全員が頑張ったからここまで粘って勝てたんだよ」
ひかり「キャプテン…」
アリーチェ「ひかりは本当頑張ったよ!色々指示くれたおかげで後半は本当に動きやすかったもん!ぶっちゃけキャプテンに命令されるより動きやすかった」
半田「おいっ!」
ひかり「アリーチェも…」
ひかり「……ありがとう」ニッコリ
壁山「!?」ドキッ♡
アリーチェ「わああっ!笑った顔可愛い!」
ひかり「えっ、えええっ!?」アセアセ
趙金雲が予定よりも早くチームに合流させた新メンバー、吹雪アツヤを加えて
日本は強豪ウズベキスタンを下した
だがまだ険しい道は残っている
次なる強敵は一体何処の国なのか?
イナズマジャパン、世界への挑戦は、まだまだ続く!
今回はここまで
アツヤの「必殺クマゴロシ」ですが、この世界ではシュート技はエターナルブリザードがあるのでブロック技の名前は【縛】を付けずにクマゴロシで統一することにします
そこのところご了承下さい
エターナルダンサーズを下した翌日、今日もイナズマジャパンはアジア予選を勝ち抜く為に特訓を重ねていた
円堂「ボールの取り方はこう!」
ひかり「…」フムフム
葵「ひかりちゃん、前の試合からすっかりやる気になってくれたみたいですね!」
秋「ええ」
円堂「そんじゃ、やってみ!」
ひかり「はい」
さくら「えいっ!」バシュ
ひかり「っ!」
パシッ!
冴華「はあっ!」バシュ
ひかり「っ!」
ガシイイッ!
アツヤ「うおらあっ!」
バシューーーーン
ひかり「っ!」
ガシィィィィッ!
ひかり「ふぅ…」
ひかり(取り方がわかれば、案外怖くないかな…)
円堂「>>838」
上手い上手い!すっごく良い感じ!b
最初は怖かったかもしれないけど取れるようになってくると凄く面白いだろ?こう完璧にキャッチした瞬間が気持ちよくてさ!
円堂「上手い上手い!すっごく良い感じ!」b
円堂「最初は怖かったかもしれないけど取れるようになってくると凄く面白いだろ?こう完璧にキャッチした瞬間が気持ちよくてさ!」
ひかり「えっと、ごめんなさい。そこまではわかんない…」
円堂「ありゃっ…」
ひかり「……でも」
円堂「ん?でも?」
ひかり「こうやってボールを取れるようになって、少しでも皆の負担が軽くなるなら、それは嬉しい」
円堂「…そっか!」
アツヤ「>>840」
ほんとお前は熱い奴だな
お前が北海道に来たら雪全部溶けちまうぜw
アツヤ「ほんとお前は熱い奴だな。お前が北海道に来たら雪全部溶けちまうぜw」
円堂「へへっ、ありがとな!」ニカッ!
半田(…最初はどうなることかと思ったけど、綱海をはじめ野咲、アリーチェ、東もどんどんよくなってきた。吹雪っつー心強い仲間も加わって、案外このチームでサッカーするのも楽しくなってきたな)
天馬「キャプテン!」
バシューーーーン
半田「よっと」ポスッ
半田「…天馬!」
バシューーーーン
秋「~~っ!」ピ---
葵「今日の練習は終了でーす!」
半田「円堂!壁山!今からシーサイドスタジアムで特訓だ!」
円堂「おう!」
壁山「はいッス!」
半田「まずはシーサイドスタジアムまで走るぞ」
壁山「ええええっ!?は、走るッスか!?」
半田「>>842」
体力強化にもなるし時間も短縮できる、それに円堂はもう走って行っちまったぞ
半田「体力強化にもなるし時間も短縮できる、それに円堂はもう走って行っちまったぞ」
壁山「えっ!?」
半田「…ほら、行くぞ」
壁山「は……はいッス!」
天馬「…キャプテン達、行っちゃったね」
剣城「ああ」
天馬「>>844」
よかったら俺たちも特訓しない?
天馬「よかったら俺たちも特訓しない?」
剣城「悪いがそんな気分じゃない」
天馬「あっ…」
葵「天馬~。片付け手伝って」
天馬「あ、うん。わかった…」
【温泉】
アツヤ「ふぃー。東京の温泉ってのも悪くねえな」
綱海「ああ~…沖縄の温泉もいいけど、ここの温泉も味があるぜ~…」
円堂達が特訓している頃、アツヤと綱海は温泉に来ていた
最北端出身と最南端出身、お互いの話に新鮮味を感じながらまったりとした一時を過ごしていた
綱海「そういやよ」
アツヤ「なんだパイセン」
綱海「吹雪の技って3つとも回転してたよな?回転好きなのか?」
アツヤ「…まあな」
綱海「>>847」
…いいよな、回転
綱海「…いいよな、回転」
アツヤ「パイセン!」
綱海「俺も好きだぜ、回転!」
アツヤ「だよな!あんたのツナミブースト見た時からなんとなくそんな気がしてたぜ!」
綱海「へ?なんでお前ツナミブーストのこと知ってんだ?」
アツヤ「チームに合流する前から調べたんだよ!めぼしい敵も、味方のことも粗方頭に入ってんぜ!」
綱海「ああ、なるほど!そういうことか!」
アツヤ「…そろそろ出るか」
綱海「だな!」
アツヤ・綱海「「今夜はロマン(回転)について語り合うか!」」
短いですが今回はここまで
イナズマジャパンの成長曲線ですが、毎回こんな感じでいいのか、それとも少し緩くした方がいいのか、あるいはもっとガンガン成長してもいいのか?
ちょっと意見を聞いてみたいと思います
ではまた次回!
【食堂】
角間王将『ここで試合終了のホイッスル!0-3で準決勝に進出したのはサウジアラビア代表アラブの火の鳥軍団です!』
半田「おいマジかよ…」
冴華「去年の準優勝チームが、準決勝を前に消えるなんて…」
天馬「けどサウジアラビアだって勝ち上がってもおかしくないって実力はあったでしょ?」
半田「……まあな」
アツヤ「ここまで無失点。あの守備を崩すのはかなり至難だぞ」
円堂「>>855」
…くぅ~っ!燃えてキタァ!こんな強い奴らと戦えると思うとすげぇやる気出てくるぜ!
円堂「…くぅ~っ!燃えてキタァ!こんな強い奴らと戦えると思うとすげぇやる気出てくるぜ!」
アツヤ「アンタ本当に熱いな」
壁山「それが円堂さんのいいところッス!」
半田「…ここまで無失点の守備力もそうだが、サウジアラビアは攻撃翌力も高いチームだってのは忘れんなよ?」
壁山「は、はいッス!」
半田「特に攻撃は【ルート・オブ・スカイ】っつー必殺タクティクスに警戒しないとな。空中でパスを繋いで攻めてくる戦術は厄介極まりない」
半田「…壁山、ザ・マウンテンを飛び越えられる可能性も考えておくようにな」
壁山「あれを飛び越え……ううっ、想像したくないッス…」
半田「>>857」
堅牢な守備に高い攻撃、この両方を攻略しなければ勝ち目はない…。
必殺技だけじゃ限界も近いし、俺たちも『必殺タクティクス』の開発に取り掛かるべきだな。
半田「堅牢な守備に高い攻撃、この両方を攻略しなければ勝ち目はない…。必殺技だけじゃ限界も近いし、俺たちも『必殺タクティクス』の開発に取り掛かるべきだな」
円堂「おおっ!俺達も遂に必殺タクティクスに取り組むのか!」
半田「今日は練習を午前中で切り上げて、午後からは必殺タクティクスの案をまとめる時間にしよう。皆、それでいいか?」
天馬「>>859」
はい!
天馬「はい!」
円堂「おう!」
アツヤ「必殺タクティクスか。面白れえやってやるぜ!」
こうしてイナズマジャパンはサウジアラビア戦に備えた特訓を始めた
準決勝前日、ホームグラウンドにある訪問者がやってきた
冴華「はあっ!」
バシューーーーン
ひかり「っ!」
ガシッ!!
ひかり「ふぅ…」
「わあ!お姉ちゃん格好いい!」
趙金雲「でしょう?」
趙金雲「はい皆さん、注目してくださーい」パン!パン!
監督が両手で拍手し、選手達に注目するよう声を掛ける
そしてその隣には見慣れない少女と、綺麗な女性が居た
半田「やっと来たのかよ監督」
壁山「いつものことッスけど今日も遅刻ッス」
ひかり「……え?」
趙金雲「いやー、すみませんねえ。お客様を迎えに行ってたものですから」
ひかり「え………えっ?」
アリーチェ「ん?どったのひかり?」
皆が監督の遅刻に言及している中、ひかりだけは違う反応をしていた
「おねーーちゃーん!」ブンブン!!
「久しぶり、ひかり」
ひかり「……お、お母さん!?それに、あかりまで…」
「「「「お、お母さんっ!?」」」」
趙金雲「うおーっほっほっほ!ご紹介します。ひかりさんのお母様、東しおりさんと妹のあかりさんです」
ひかり「>>862」
え、あ、な、なんで?うちには飛行機に乗るようなお金なんて…
ひかり「え、あ、な、なんで?うちには飛行機に乗るようなお金なんて…」
趙金雲「お金なら心配ありませんよ。私が自腹を切って用意しましたから」
「「「「!?」」」」
あかり「あのねあのね!監督さんがね!明日の試合のチケットや今日の宿泊先の代金や交通費とか諸々を用意してくれたの!」
趙金雲「いくら家族といえど流石にイナズマジャパンの選手ではない人を宿舎に泊めることは出来ませんからね」
しおり「そういう訳だから明日の試合応援に行くわね」
ひかり「う、うん……」
あかり「お姉ちゃん!明日の試合は活躍してね!」ニッコリ
ひかり「え?うーん…活躍出来るかはわかんないかな。皆強いし…」
あかり「そっか……」ションボリ
ひかり「…活躍は保証出来ないけど、明日はお姉ちゃんに出来る最高のプレーをする。それならどう?」
あかり「うん!十分だよ!明日は頑張ってね!」
ひかり「……いい子」ナデナデ
あかり「♪」
アリーチェ「>>864」
・・・家族かぁ
アリーチェ「明日は頑張ろうね、ひかり!」
ひかり「うん」
趙金雲「では皆さん、練習に戻ってくださ~い」
しおり「ひかりー、怪我だけはしないようにね」
ひかり「わかってるー」
アツヤ「…」
綱海「アツヤ?どうかしたのか?」
アツヤ「いや、おチビもあんな優しい顔するんだなって思っただけ」
さくら「行っくよー!」
ひかり「お願い、します!」
【FFスタジアム】
あかり「わあ~~。人がいっぱいだね~~」
しおり「ええ。そうね…えっと座席は…」
あかり「あっ!お姉ちゃんだ!お姉ちゃーん!」ブンブン!
しおり「あっ!あかり……まあいっか」
~イナズマジャパンベンチ~
ひかり「…」ニコッ
葵「妹さん、凄く手を振ってるね!」
ひかり「うん。あんなに喜んでくれてるんだもん。今日はなんとかいいところ見せてあげたいな…」
葵「>>869」
絶対見せられるよ!だってひかりちゃん、昨日あんなに頑張ってたもん!
葵「絶対見せられるよ!だってひかりちゃん、昨日あんなに頑張ってたもん!」
ひかり「…ありがとう」ニコッ
葵「!」ドキッ♡
葵(本当可愛いなこの子…同性でもこれはドキっと来るよ…///)
趙金雲「では今日のスタメンオーダーを発表しますよ!」
「「「「…」」」」ゴクッ
趙金雲「天馬君、今日はFWに入ってください」
天馬「はい!」
天馬(そういえばFWでのスタメンっていうのは初めてだな。今まで何度か途中からFWに入ることはあったけど、改めて思い返すと頭からFWっていうのはこれが初めてか)
趙金雲「吹雪君、今日はスタメンで行きますよ」
アツヤ「よっしゃ!奴らの無失点記録をブチ破るのはこの吹雪アツヤ様だぜ!」
趙金雲「うおーっほっほっほ!!期待してますよ~~」
~~~アラブの火の鳥軍団~~~
GK・・・・・・ファルコン
DF・・・・サミ、ペッカ、ガラ
MF・・・ハルク、ガダル、シルバ
MF・・・・・ヒソカ、ドーガン
FW・・アンドレアス、コンドル
~~~イナズマジャパン~~~
FW・・・・・・天馬、冴華
MF・さくら・・・吹雪・・・・アフロディ
MF・・・・・・・半田
DF・・綱海・・円堂、壁山・・アリーチェ
GK・・・・・・・ひかり
今回はここまで
果たしてひかりは趙金雲が自腹を切ってまで連れてきた母と妹の前で活躍出来るのか?
そしてアラブの火の鳥軍団の無失点記録を打ち破るのは一体誰か?
ではまた次回!
~グラウンド~
わあああああああああああ!!!
角間王将『FFスタジアムは今日も超満員!FFI準決勝、日本代表イナズマジャパン対サウジアラビア代表アラブの火の鳥軍団の1戦!イナズマジャパンからのキックオフで試合開始です!』
ピ----
天馬「…」チョンッ
アツヤ「こっちだ!」
冴華「お願いします、吹雪さん」バシュ
アツヤ「っ!」ポスッ
角間王将『イナズマジャパン、前の試合で活躍した吹雪を今日はスタメンで起用しています!果たして今回はどのような活躍を見せてくれるのか!?』
アツヤ「はん!アラブの熱さも俺のブリザードで、吹き飛ばしてやるよ!」
アンドレアス「やれるもんならやってみやがれ!」
「「うおおおおおおっ!!」」
ドオオオオオンン!!!
角間王将『イナズマジャパン、アラブの火の鳥軍団両チーム開幕から激しくぶつかり合う!』
アツヤ「>>874」
グッ!(チッ!ここまで来ただけのことはあるようだな!)
アツヤ「グッ!」
アツヤ(チッ!ここまで来ただけのことはあるようだな!)
アンドレアス「ふん、どうした?俺を吹き飛ばすんじゃなかったの…かっ!」
ドオオオオオンン!!!
アツヤ「ぐっ…!」
角間王将『吹雪がボールを奪われた!』
アンドレアス「>>876」
ふん、他愛もない
このまま決めさせてもらう!
アンドレアス「ふん、他愛もない。このまま決めさせてもらう!」
ヒュウウウウン!
半田「皆!あれ来るぞ!警戒しろ!」
壁山「は、はいッス!」
円堂「おう!」
アンドレアス「必殺タクティクス!ルート・オブ・スカイ!」
バシューーーーン
コンドル「っ!」ポスッ
バシューーーーン
アンドレアス「っ!」ポスッ
バシューーーーン
角間王将『アラブの火の鳥軍団、早くも必殺タクティクスを発動します!』
ハルク「ふっ!」
バシューーーーン
ガダル「はっ!」
バシューーーーン
シルバ 「そおい!」
バシューーーーン
角間王将『アラブの火の鳥軍団、空中で華麗にパスを繋いでイナズマジャパンを翻弄します!』
コンドル「ふっ」ポスッ
壁山「>>878」
行かせないッスぅ!
壁山「行かせないッス!」
壁山「だあああああ!!」
ドーーーーーーン!!
壁山「ザ・マウンテン!!」ゴゴゴゴゴ
ヒュウウウウン!
壁山「あっ!?」
角間王将『コンドル!壁山のザ・ウォールを飛び越えた!これで完全にフリーだ!』
コンドル「先制点は貰った!」
バシューーーーン
ひかり「えい!」
ヒュウウウウウン!
ひかり「~~っ!」
パシッ!!
角間王将『と、止めたああああああ!キーパー東、飛び込んでなんとかキャッチしました!』
コンドル「なんだと!?」
ひかり「ホッ…」
円堂「>>880」
ナイスセーブだ、ひかり!
円堂「ナイスセーブだ、ひかり!」
ひかり「円堂さんっ!」
ヒュルルルルル
円堂「よっし!」ポスッ
さくら「円堂さん!」
円堂「任せたぜ、さくら!」バシュ
さくら「っ!」ポスッ
ハルク「通さん!」
さくら「っ!」ヒョイッ
角間王将『野咲、ハルクを軽く抜き去った!』
さくら「よーし、このまま一気に!」
ペッカ「ふん、掛かった」ニヤリ
半田「!」
半田「まずい野咲!早く他の奴にパスをwペッカ「もう遅い!」
ペッカ「レッドホットチリ・メテオ!」
ドーーーーン!!!
ドーーーーン!!!
ドーーーーン!!!
ドーーーーン!!!
ペッカが必殺技の名前を宣言すると同時に、隕石が無数に降りかかる
そしてその隕石は、全てさくらに向かって落ちていった
さくら「えっ!?きゃあああああああっ!!」
ペッカ「…」ポスッ
角間王将『出たああああああ!ペッカの必殺、レッドホットチリ・メテオ!アラブの火の鳥軍団の無失点記録を支える強烈な技に、野咲は堪らず吹き飛ばされてしまった!』
さくら「>>882」
うっそでしょ…あんなのどうしろってのよ…
さくら「うっそでしょ…あんなのどうしろってのよ…」
天馬「野咲さん!大丈夫?」
さくら「うん。私は大丈夫。けど…」
天馬「…映像で見るのと実際に感じる技の威圧感がまるで違うね」
さくら「…」コクッ
天馬「次は俺かアフロさんが切り込んでみるよ」
さくら「お願い」
天馬「>>884」
任せて、昔からドリブルには自信あるから
必ず突破口を開いて見せる
天馬「任せて、昔からドリブルには自信あるから。必ず突破口を開いて見せる」
アンドレアス「ルート・オブ・スカイだ!」
ガダル「おう!」
ヒュウウウウウン!!
ガダル「っ!」
バシューーーーン
ハルク「っ!」
バシューーーーン
綱海「なめんじゃねえぞ!」
ヒュウウウウウン!
ヒソカ「…ふっ」ポスッ
ヒソカ「……」クルン
綱海「なっ!?」
角間王将『ヒソカ、インターセプトを狙った綱海を嘲笑うかのように空中で回転して抜き去った!』
半田「なんだよあれ!二段ジャンプかよ!スマブ○じゃねえんだぞ!」
ヒソカ「はあっ!」
バシューーーーン
ひかり「っ!」
パシィィィッ!
角間王将『ヒソカの強烈なシュートもキーパー東、またしてもファインセーブ!』
円堂「よく飛び込んだな!」
綱海「俺のミスをフォローしてくれてあんがとな!」
アンドレアス(…どういうことだ?奴は前の試合までマグレ以外でシュートは止められなかった筈…それが何故急に?)
ひかり「>>886」
(みんなが止めやすい位置に誘導してくれてるから何とか止められてるけど・・・)
…はぁはぁ(いつ限界が来るか…)
ひかり「…ふぅ」
ひかり(みんなが止めやすい位置に誘導してくれてるから何とか止められてるけど・・・いつ限界が来るか…)
半田(たった2本のシュートでもうあんなに消耗してるのか。やっぱ準決勝に勝ち上がる奴らのシュートは威力が違うって訳か。ここまで二度とも東のおかげで命拾いしてるけど、こう何度も出し抜かれたら東が持たねえぞ…)
ひかり「…アリーチェ!」
ヒュルルルルル
アリーチェ「っ!」ポスッ
半田(なんとか、なんとかルート・オブ・スカイの突破口を見つけないと…)
ひかりは自分がシュートを止められるのは皆が誘導しているからと思っていた
しかし、実際イナズマジャパンは皆、アラブの火の鳥軍団の強さに翻弄されとても攻撃を誘導する暇などなかった
アリーチェ(さて、何処にパスを出そうかな?)
アツヤ「>>888」
こっちだ!
アツヤ「こっちだ!」
アリーチェ「!」
アリーチェ「ブッキー!」
バシューーーーン
アツヤ(ドリブルがダメなら、シュートで吹き飛ばしてやるよ!)
ビュオオオオオオ
アツヤ「吹き荒れろ!」
「「「「!」」」」
アツヤ「エターナルっ!ブリザァァァァドっ!!」
ギュオオオオオン!
角間王将『吹雪が自陣から必殺技の超ロングシュートを放った!これは決まるか!?』
アツヤ「行けええええええっ!!」
ボウッ
ファルコン「はあっ!」
ヒュウウウウウン!
ファルコン「ダイナミック…コロナ!」
ドオオオオオンン!!!
ファルコン「……ふん!」
アツヤ「何ぃっ!?」
角間王将『ああっと!ここはアラブの火の鳥軍団の守護神、ファルコンに止められてしまった!』
ファルコン「>>890」
その距離で決められると思われるとは、舐められたものだね。
ファルコン「その距離で決められると思われるとは、舐められたものだね」
半田(前の試合であんなにやりたい放題やってた吹雪が、次の1試合だけでここまで相手にならないなんて…)
アフロディ(どうやら、僕達は世界のレベルというのを甘く見ていたみたいだね)
ファルコン「ペッカ!」
ヒュルルルルル
ペッカ「っ!」ポスッ
アツヤ(世界って、こんなに広いのかよ…)
円堂「吹雪?」
アツヤ「そうだよな。やっぱこうじゃねえとな!やっと、倒し応えのある相手に出会えたぜ!」ニヤリ
半田(…どうやら、心配はいらないみたいだな)
円堂「>>892」
…だよな!俺も燃えてきたぜ!
円堂「…だよな!俺も燃えてきたぜ!」
アツヤ「アラブの熱い鉄壁…ますますぶち破りたくなったぜ!」
世界の広さを知り、吹雪達は一層燃え上がった
そして試合は、一進一退の攻防を繰り広げた
バシューーーーン
バシューーーーン
バシューーーーン
半田(くそ、またルート・オブ・スカイか!空中に行かれると守る術がねぇ!)
ヒソカ「ドーガン!」
バシューーーーン
ドーガン「っ!」ポスッ
壁山「今度こそ!」
ドーガン「っ!」
ヒュウウウウウン!
壁山「あっ!?」
ドーガン「はあっ!」
バシューーーーン
ひかり「っ!」
ガシイイイッ!
綱海「必殺シュートを打てるのは吹雪だけじゃねえぜ!おらあ!」
ザバ----ン!!!
綱海「ツナミブースト!」
シュウウウウウウンン!!
ファルコン「無駄なことを…はっ!」ボウッ!
ヒュウウウウウン!
ファルコン「ダイナミック…コロナ!」
ドオオオオオンン!!!
綱海「くっそぉぉ!」
ハルク「はああっ!」
バシューーーーン
ひかり「っ!」パシッ!
円堂「メガトンヘッド!」
シュウウウウウウンン!!
ファルコン「ダイナミックコロナ!」 ボウッ!
ドオオオオオンン!!!
~スタンド~
ピッ!ピ----
角間王将『ここで前半終了のホイッスル!0-0、両チーム無得点のまま試合は後半を迎えることとなります!』
あかり「凄い!凄い!お姉ちゃん大活躍だよ!」
しおり「ええ。本当ね。でもお母さんとしては、あんなに動き回って怪我しないかってハラハラしてるわ…」
あかり「……そうだね」
しおり(無事に帰ってきて。貴女が無事なら、それで十分だから…)ソワソワ
~イナズマジャパンベンチ~
ひかり「あの、皆さん…前半は私がシュートを止めやすいようにって相手の人達を誘導してくれて、ありがとうございました」ペコリ
半田「は?誘導…?な、何言ってんだお前…」
ひかり「え?」
壁山「お、俺達にそんな余裕…ある訳ないッス……」
アリーチェ「あんなに振り回されてる中で誘導なんて、無理無理…」
ひかり「え?で、でも私…今日いきなりこんなにシュートを止めて……」
趙金雲「うぉーっほっほ!東さん、ボールを止めたのは皆さんの力ではありません。それは東さん、貴女自身の力です」
ひかり「………え?」
趙金雲「>>897」
ですがそれもいつまで保つか分かりません
だからこそルートオブスカイを破り向こうのゴールを突き破る必殺技が必要です
例えば円堂君のおじいさんが遺した必殺技、イナズマ落としとか
すみません、必殺技はもうこっちで固めたのでずらさせて貰います
~イナズマジャパンベンチ~
ひかり「あの、皆さん…前半は私がシュートを止めやすいようにって相手の人達を誘導してくれて、ありがとうございました」ペコリ
半田「は?誘導…?な、何言ってんだお前…」
ひかり「え?」
壁山「お、俺達にそんな余裕…ある訳ないッス……」
アリーチェ「あんなに振り回されてる中で誘導なんて、無理無理…」
ひかり「え?で、でも私…今日いきなりこんなにシュートを止めて……」
趙金雲「うぉーっほっほ!東さん、ボールを止めたのは皆さんの力ではありません。それは東さん、貴女自身の力です」
ひかり「………え?」
趙金雲「>>900」
あなたの日々の努力は確実に形になっているのですよ(まあそれでも限界は近いようですがねぇ、よくここまで保ったというべきでしょう)
趙金雲「あなたの日々の努力は確実に形になっているのですよ」
ひかり「私の…努力が?」
趙金雲「はい」コクッ
趙金雲(まあそれでも限界は近いようですがねぇ、よくここまで保ったというべきでしょう)
半田「…円堂、壁山」
円堂「どうした半田」
半田「あれ、やるぞ」
円堂「あれ………あの技か!」
半田「ああ」
壁山「えええっ!?で、でもあの技はまだ未完成…」
半田「そんなのわかってんだよ!けどもうルート・オブ・スカイに対応するにはこの技しかない!」
半田「…それに、この技はシュートブロックも出来るようにってずっと作ってきたんだ。あいつらがどんな凄い動きをしても必殺シュートに比べれば速さも威力も桁違いに弱い。それさえ捉えられないなら完成なんて夢のまた夢だ!」
壁山「そりゃ、そうかもしれないッスけど……でもぶっつけ本番なんて」
半田「>>902」
帝国学園と初めて戦ったときのことを思い出せよ
円堂は今まで出来なかったゴッドハンドをぶっつけ本番で完成させた、何でだと思う?
それは諦めなかったからだ、常に自分達の勝利を信じて最後まで諦めなかったから出来たんだよ
半田「帝国学園と初めて戦ったときのことを思い出せよ。円堂は今まで出来なかったゴッドハンドをぶっつけ本番で完成させた、何でだと思う?」
壁山「え、えっと…」
半田「それは諦めなかったからだ、常に自分達の勝利を信じて最後まで諦めなかったから出来たんだよ」
壁山「あっ…!」
半田「俺はやるぜ。ぶっつけ本番だろうと、何度失敗することになってもあの技に賭ける。勝つ為に!」
円堂「……やろうぜ、壁山」
円堂「キャプテンがここまで覚悟を決めてるんだ。俺達が乗らなきゃ、半田の覚悟が無駄になっちまうぜ」
壁山「……わ、わかったッス!俺も、覚悟決めます!」
半田「よし!」
趙金雲「はいでは後半の作戦ですが…」
趙金雲「……半田君、全権を貴方に託します」
半田「!」
趙金雲「貴方らしいサッカーを見せてくださいね。私からはそれだけです。うぉーっほっほっほ!!」
半田「はい!」
アラブの火の鳥軍団の必殺タクティクス【ルート・オブ・スカイ】に対応する為
半田は合宿の始めからずっと取り組んできた必殺技に賭けることを選択した
果たしてイナズマジャパンは、この強敵に勝つことが出来るのか!?
続きは次回!
今回はここまで
出来たらキリよくサウジアラビア戦をこのスレの中で決着つけたいな…
そして次回こそ、半田・円堂・壁山の3人技を解禁します
角間王将『白熱の展開が続いていますFFIアジア予選準決勝、後半はアラブの火の鳥軍団からのキックオフから試合再開です』
ピ----
アンドレアス「ガダルっ!」
バシューーーーン
ガダル「っ!」
アンドレアス「必殺タクティクス!ルート・オブ・スカイ!」
ガダル「っ!」
ヒュウウウウウン!
ガダル「はあっ!」
バシューーーーン
シルバ「っ!」
バシューーーーン
ハルク「っ!」ポスッ
半田(こいつら、後半すぐからでも飛んでくるのかよ!しかも連携に全然乱れが見えねえし……まあ、あのデザートライオンに勝ったくらいだもんな。体力はあって当然か……)
半田(……だったら尚のこと、出し惜しみしてらんねえよな!)タッタッタッ!!
円堂「半田が動いた!行くぞ壁山!」
壁山「はいッス!」
バシューーーーン
アンドレアス「よっと」ポスッ
半田「うおおおおおおおっ!!」
円堂「ちゃああああああああっ!!」
壁山「だああああああっ!!」
ヒュウウウウウン!
角間王将『おおっと!半田、円堂、壁山の3選手が同時にアンドレアスに飛びかかる!』
アンドレアス「!」
半田「これが必殺!」
円堂「あー!ああー!!」
半田達はツタのようなものにぶら下がりながら、アンドレアスの周りをグルグル回転していた
「「「ディープジャングル!」」」
アンドレアス「>>907」
な、なんだ!これは一体!?
アンドレアス「な、なんだ!これは一体!?」
半田「うおらあああああ!!」
ドオオオオオンン!!!
アンドレアス「がっ!」
角間王将『アンドレアスからボールを奪った!イナズマジャパン!遂にルート・オブ・スカイ攻略への糸口を見つけたか!?』
半田「アフロディ!」
バシューーーーン
アフロディ「>>909」
ああ。次は僕達の番だ
アフロディ「ああ。次は僕達の番だ」
ガラ「行かせないぞ!」
シルバ「うおおおお!」
アフロディ「ヘブンズ…タイム」パチン
ガラ・シルバ「「」」
アフロディ「ふっ…」パチン
ガラ・シルバ「「なにっ!?」」
ペッカ「っ!」ザッ
アフロディ「ヘブンズ…タイム」パチン
ペッカ「…」
アフロディ「…」スタスタ
ペッカ「……目を瞑って歩いてると危ないぜ」ニヤリ
アフロディ「なにっ!?」
ヒュルルルルル…
アフロディ「!」
ペッカ「レッドホットチリ・メテオ!」
ドーーーーン!!!
ドーーーーン!!!
ドーーーーン!!!
ドーーーーン!!!
アフロディ「うわあっ!」
角間王将『アフロディのヘブンズタイムが破られた!吹き飛ばされた拍子に転がっていったボールはキーパーファルコンが拾います!』
アフロディ(くっ、やはりヘブンズタイムはある程度の格の選手には通用しないか!)
ペッカ「>>911」
驚いたよ、ここまで苦戦するとは思わなかった
…なら、最大火力で相手をしないのは失礼だな
ペッカ「驚いたよ、ここまで苦戦するとは思わなかった…なら、最大火力で相手をしないのは失礼だな」
さくら(う、嘘…私のあれで加減してたの!?)
天馬(アフロさんでも無理なのか…なら俺が喰らいつくしかない!)
ファルコン「反撃だ!ハルク!」
バシューーーーン
アンドレアス「…確かに一度は破られた。だがそれだけでこのタクティクスをやめる理由はない!」
ヒュウウウウウン!
ハルク「はあっ!」
バシューーーーン
ヒソカ「っ!」
バシューーーーン
ドーガン「っ!」
バシューーーーン
角間王将『アラブの火の鳥軍団、ここもルート・オブ・スカイで攻め上がる!』
アンドレアス「ふっ!」
ヒュウウウウウン!
半田「させるか!円堂!壁山!」
円堂「おう!」
壁山「はいッス!」
アンドレアス「1つ教えてやるよ。そんな3人も一斉に俺に構っていいのか?」
半田「は?何言って………しまっ!」
アンドレアス「もう遅い!ガダル!」
ガダル「はああっ!」
バシューーーーン
ひかり「えいっ!」
パチッ!
ひかり「~~っ!」ドサッ
審判「っ!」ピッ!
角間王将『キーパー東、ここはなんとかパンチングで凌いだ!しかしイナズマジャパン、まだピンチは続いています!』
アンドレアス「…最初こそ驚いたがその技の攻略は簡単だ。ただマークされてない選手にパスを回せばそれでいい。しかもハズレの選手に3人も構ってしまうことで大きな隙が出来るっつー訳だ」
半田「くっ…!」
アンドレアス「>>913」
そんな顔するなよ、強い必殺技なのは確かだぜ?
けどそれを活かす戦術がなってねぇ、勿体なさすぎるんだよ
アンドレアス「そんな顔するなよ、強い必殺技なのは確かだぜ?けどそれを活かす戦術がなってねぇ、勿体なさすぎるんだよ」
コンドル「アンドレアス、私語は慎め」
アンドレアス「おっとわりわり」スタスタ
半田(技を活かす戦術がなってない、か……)
半田「…認めねえとな。今の俺達の弱さ」
壁山「キャプテン…」
ピッ!
ハルク「アンドレアス!」
バシューーーーン
綱海「うおおおおっ!」ポスッ
角間王将『アラブの火の鳥軍団のコーナーキックで試合再開!そして、ハルクのコーナーキックを綱海がインターセプトしました!』
ザバ----ン!!!
綱海「ツナミブースト!」
シュウウウウウウンン!!
角間王将『あああっと!?なんと綱海!ボールを奪った瞬間すぐに必殺技でボールを蹴った!』
さくら「ええええっ!?」
円堂「綱海!なんで!?」
半田「いや、これでいい!」
壁山「えええっ!?」
ヒュウウウウウン!
ファルコン「ダイナミック…コロナ!」
ドオオオオオンン!!!
ファルコン「…」シュウウウウ
壁山「あ、あれの何処がいいッスか!?こんなところから打っても案の定止められただけッスよ!」
半田「今のは得点にならなくても別にいいんだよ」
壁山「へ?それってどういう?」
ファルコン(考えたな。作戦を立て直す時間を作る為にわざと遠くから打ってきたか)
アンドレアス「…思ったより冷静じゃないか」
コンドル「アンドレアス!」
アンドレアス「へいへい。すぐ戻るよ」
半田「……助かったよ綱海」
綱海「>>915」
気にすんな!
必要なら何度でも打ってやるさ!
(それに、さっきの技の『回転』みて新技のイメージも纏まったしな。この試合で完成するかは分からねぇけど、モノにしてやるぜ!)
綱海「気にすんな!必要なら何度でも打ってやるさ!」
半田「…さんきゅー」
綱海(それに、さっきの技の『回転』みて新技のイメージも纏まったしな。この試合で完成するかは分からねぇけど、モノにしてやるぜ!)
半田(出来れば場外に打って欲しかったけど、ダイナミックコロナのあの飛躍力だ。多分特大ホームラン級のボールでも飛んで止めたか。なら結果的にこれでも正解、だよな…)
ファルコン「…」ポン…ポン…
ペッカ「キャプテン!」
ファルコン「頼んだぞ」
ヒュルルルルル
ペッカ「っ、ハルク!」
バシューーーーン
ハルク「っ!」ポスッ
天馬「うおおおおおお!!」
ハルク「…サミ」バシュ
サミ「ペッカ!」バシュ
角間王将『アラブの火の鳥軍団、まずは落ち着いて自陣でパスを繋いでいく!』
ガダル「っ!」ポスッ
アンドレアス「必殺タクティクス!ルート・オブ・スカイ!」
ヒュウウウウウン
半田(またこれかよ!馬鹿の1つ覚えならどんだけ楽か…こういうのは馬鹿の1つ覚えとは言わない。絶対の戦術ってやつだ。自分達の確かな技術と自信が積み重なった戦術なんだ。くそ!やっぱ、一長一短で攻略できる代物じゃねえ!どうする?どうする?)
円堂「>>917」
・・・なあ壁山、俺に考えがある
お前の力で俺をあいつらより高く飛ばしてくれないか?
円堂「・・・なあ壁山、俺に考えがある。お前の力で俺をあいつらより高く飛ばしてくれないか?」
壁山「え?」
円堂「時間がない!頼む!」
壁山「わ、わかったッス!円堂さんを信じるッス!」
ヒュウウウウウン!
円堂「はあっ!」
ヒュウウウウウン!
円堂「~~ッ!」
ブニッ!
円堂「ちゃあああああっ!!」
円堂は、壁山の腹を踏み台にして空高く飛び上がった
シルバ「!?」
円堂「くらいやがれ!人間ミサイル!」
シルバ「~~ッ!」クルッ!
角間王将『シルバ、円堂の突然の人間ミサイルにも二段ジャンプで対応!イナズマジャパン、ルート・オブ・スカイにまたしても翻弄され始めました!』
シルバ「はあっ!」
バシューーーーン
ひかり(止めなきゃ!)
ひかり「あっ…!?」グラッ
痛恨!このタイミングでひかりの足腰に一気に疲労が乗し掛かった!
ひかり(だ、駄目っ…!)
まさかの失態に、目を瞑って諦めた……
その時!
アリーチェ「たあっ!」
バシューーーーン
アツヤ「っ!」ポスッ
角間王将『おっと!ここはゴール前まで戻っていたアリーチェがシュートを弾き返します!これはスーパープレイ!』
アリーチェ「ブッキー頼んだよ!」
アツヤ「>>921」
任せな!
アツヤ「任せな!」
ドーガン「うおおおおっ!」
アツヤ「はっ!」
グルン!グルン!グルン!グルン!
アツヤ「ホワイトブレード」パチン
ヒュンッ!
ドーガン「がはっ!」
アツヤ「天馬!」
バシューーーーン
天馬「はいっ!」
アツヤ「お前のドリブルに預けた!」
冴華「頼む!」
天馬「アグレッシブビート!」
ギュオン!ギュオン!ギュオン!
ピーーーーーー
ガダル「うわっ!」
角間王将『吹雪と松風がアラブの火の鳥軍団相手に深く切り込んだ!後は最終ライン、これをどう潜り抜けるか!?』
ペッカ「レッドホットチリ・メテオ!」
ヒュルルルルル…
天馬「~~っ!うおおおおおお!!」
ドーーーーン!!!
ドーーーーン!!!
ドーーーーン!!!
ドーーーーン!!!
天馬「ぐわあっ!」ドサッ
冴華「そんな!?」
壁山「天馬っ!」
角間王将『あっと松風まで吹き飛ばされてしまった!』
ペッカ「>>923」
(勝った!!これで俺たちの)
ペッカ(勝った!!これで俺たちの)
ファルコン「ボールを戻せ!」
ペッカ「あ、ああ!」バシュ
ファルコン「…まだ試合は動いてすらいないんだよ。勝った気になって緩むなんて許さない」ポスッ
ペッカ「す、すまん…」
ファルコン「……反撃だ!ガラ!」
バシューーーーン
その後もイナズマジャパンは攻撃を続けた
アツヤ「ホワイトブレード!」パチン
ヒュンッ!
ガダル「うわっ!」
ペッカ「レッドホット…」
アツヤ「させるか!」
ビュオオオオオオ
アツヤ「エターナルっ!ブリザァァァァドっ!!」
ギュオオオオオン!
アツヤ「この距離ならどうだ!」
ヒュウウウウウン!
ファルコン「ダイナミックコロナ!」ボウッ
ドオオオオオンン!!!
ファルコン「…見事なシュートだよ」シュウウウウ
アツヤ「~~ッ!くっそおおおおお!!!」
アフロディ「御城さん!」バシュ
冴華「っ!」
ペッカ「ふっ…」ニヤリ
冴華「!?」ビクッ
冴華(ど、ドリブルで切り込もうとすれば流星群が…かといってこいつを避けてシュートしてもキーパーが……)
冴華「う、うわあああああああ!!」
バシューーーーン
ファルコン「…」
ヒュルルルルル
審判「っ!」ピッ
角間王将『あっと御城、このシュートは枠を大きく外します』
~イナズマジャパンベンチ~
趙金雲「アラブの火の鳥軍団。実に厄介な相手ですね」
趙金雲「遠くから打ってもキーパーが防ぎ、近付けばディフェンスが攻撃を防ぐ。この鉄壁の布陣の威圧感で相手を飲みこみ、焦り、恐怖…あらゆるマイナスイメージを叩き込んで勝利の芽を削ぐ」
趙金雲「現に今、イナズマジャパンの選手達はアラブの火の鳥軍団の戦術に飲まれている選手が何人か居ます」
秋「……それでも皆なら、なんとかしてくれます」
趙金雲「ええ。私も、皆さんならなんとかしてくれると信じたから采配を任せたのですよ」
秋「>>927」
(大丈夫、半田君ならできるよ。円堂君と鬼道君、あの2人の背中にずっと食らいついてきたんだから。)
秋(大丈夫、半田君ならできるよ。円堂君と鬼道君、あの2人の背中にずっと食らいついてきたんだから)
そして、試合はいよいよクライマックスを迎えることとなった
ペッカ「レッドホットチリ・メテオ!」
ドーーーーン!!!
ドーーーーン!!!
ドーーーーン!!!
ドーーーーン!!!
天馬「ぐわあっ!?」
ペッカ「ガダル!」バシュ
ガダル「っ!」ポスッ
アンドレアス「必殺タクティクス!ルート・オブ・スカイ!」
バシューーーーン
バシューーーーン
バシューーーーン
さくら「あっ…」
壁山「そんな…」
アンドレアス「っ!」ポスッ
角間王将『ボールはアンドレアスに渡った!アラブの火の鳥軍団先制なるか!?』
アンドレアス(何人かは既に疲労で動きが鈍い。だがそこに辿り着くまでにこちらもどれだけ苦戦した?)
アンドレアス(ここまで喰らい付いてきたイナズマジャパンに敬意を払おう。そして、こちらも残る力の全てを尽くす!)
ボオオオオオ!!
アンドレアス「バーニング・火の鳥!」
ピイイイイ!!!
角間王将『出たああああああ!!アンドレアスの必殺シュート!バーニング・火の鳥!イナズマジャパン万事休すか!?』
ひかり(も、もう動けない…)ヨロッ
半田「東っ!?」
葵「ひかりちゃんっ!!」
ひかり(終わっ、た…円堂「ちゃあああああああ!!」
ギュウウウウン!!
円堂「メガトンヘッドおおおおっ!」
ガキイイイイン!!
円堂「ぐっ、あ、諦める…もん……かっ!」
パリーーーーン
円堂「ぐおわああっ!?」ドサッ
角間王将『メガトンヘッドが粉々に砕けた!アンドレアスの勝ちか!?』
アツヤ「>>929」
円堂!!お前の思い受け取ったぜ!!
エターナル、ブリザァァドォォォォ!!!!
すみません、ここはエターナルブリザードにはしません
しかし安価は採用させて貰います
アツヤ「円堂!!お前の思い受け取ったぜ!! 」
グルン!グルン!グルン!
アツヤ「ひっさあああああつ!クマゴロシ!」
ヒュルルルルル…
アツヤ「へへっ!」スタッ
角間王将『止めたああああああ!円堂と吹雪が熱い炎を、より熱い想いで!!イナズマジャパンを救いました!』
わあああああああああ!!
アツヤ「熱いのは俺達だけじゃねえ!1番熱い所は、お前にくれてやるぜえええええっ!!」
バシューーーーン
アツヤ「天馬ああああっ!」
天馬「>>932」
諦めてたまるもんか!突破できるまで何度でも挑戦してやる!
それが『雷門』の…『日本代表』のサッカーだ!
天馬「諦めてたまるもんか!突破できるまで何度でも挑戦してやる!それが『雷門』の…『日本代表』のサッカーだ!」
角間王将『ボールを受け取った松風、サウジアラビア陣営に切り込んでいく!』
天馬「うおおおおおっ!!」
ギュウウウウンン!!
ガダル「は、速いっ!」
ペッカ「レッドホットチリ・メテオ!」
ヒュルルルルル…
天馬「~~っ!うおおおおおお!!」
ドーーーーン!!!
天馬「っ!」ヒョイッ
ドーーーーン!!!
天馬「っ!」クルッ
ヒュルルルルル……
天馬「らあっ!」
ヒュン!
天馬「そよかぜステップ!V2」
ドーーーーン!!!
ドーーーーン!!!
ペッカ「なにっ!?」
角間王将『松風がレッドホットチリ・メテオを突破したああああああ!!!』
冴華「後はキーパーだけだ!」
さくら「お願い!決めて!」
天馬「はああああああっ!」
ギュウウウン!!
天馬「ゴッドウィンド!!」
ギュオオオオオオオ
バシュン!
ファルコン「はっ!」ボウッ!
ヒュウウウウウン!
ファルコン「ダイナミック…コロナ!」
ドオオオオオンン!!!
ファルコン「うおおおおおおっ!!」
ギュウウウン!!
ファルコン「ぐわあああああっ!!」
ズバーン!!
ピ----
角間王将『ゴール!膠着したゲームを最初に動かしたのは、イナズマジャパンです!!』
ピッ!ピッ!ピ----
角間王将『そしてここで試合終了のホイッスル!1-0で、イナズマジャパン勝利です!』
冴華「今回も凄かったよ、天馬…」
壁山「やっぱり天馬は頼りになるッス!」
さくら「美味しいところはいつも持ってくんだから!このこの~!」
天馬「あはは、やめ…みんな、痛いよもう~」
先制、決勝の得点を決めた天馬はチームメイトからもみくちゃにされていた
そしてまた、天馬もそれを甘んじて受け入れていた
ファルコン「…負けたよ。最後のシュート、凄かった」
天馬「ありがとうございます!」
アンドレアス「……強かったぜ、イナズマジャパン」
半田「>>935」
よしてくれよ、結局戦術じゃお前たちには最後まで敵わなかったんだから
…けど、いい経験になったよ。ありがとう{握手を求める
半田「よしてくれよ、結局戦術じゃお前たちには最後まで敵わなかったんだから…けど、いい経験になったよ。ありがとう」
アンドレアス「…良かったらまた、試合をやろう」
半田「必ず!」
アンドレアス「っ!」ガシッ!!
わあああああああああああああ!!!!
角間王将『ご覧ください!両チームが健闘を称え握手をしております!そして、この試合に会場の全ての皆様がスタンディングオベーションで迎えております!』
円堂「…やっぱ、いいよな。サッカーって」
アツヤ「ああ。本当にな…」
綱海「お、アツヤはともかく珍しく円堂までテンション低いじゃねえか」
円堂「まあ、流石に今日はな…こんなに体力無くなったのは、世宇子のとき以来だぜ…」
綱海「そっか」
円堂「>>937」
帰ったらまた特訓だな。もっともっと、強くなりたい…
円堂「帰ったらまた特訓だな。もっともっと、強くなりたい…」
綱海「付き合うぜ円堂!今日の試合で新技のアイディア出たからな!忘れない内に特訓してえ!」
アツヤ「お前ら本当熱いな…ま、そういうの嫌いじゃないぜ」
綱海「じゃあ吹雪も一緒に特訓するか?」
アツヤ「ああ。俺も、今日の結果には満足していないからな」
~イナズマジャパンベンチ~
葵「試合をこなす度に皆の動きがよくなってますよね!」
秋「ええ!この調子なら次も勝ってくれる、ですよね?」
趙金雲「うぉーっほっほ!さて、それはどうでしょうね?」
秋「え?」
趙金雲(今日の試合で、皆さん足りないものがわかった筈。さて、次はどうしましょうかね?)
今回はここまで
そして、キリがいいのでこのスレでの物語の進行はおしまいにします
次は木戸川清修と練習試合を行います!
ではまた次回!
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