【艦これ】ヤキモチメーター【安価とコンマ】 (221)
新しく始めます。またまた別の鎮守府です。
※キャラ崩壊注意!
※初の安価です。間違い等あるかと思いますが、ご容赦下さい。
書いた物↓
【提督「彼女達の気持ちを?」 明石「確かめましょう!」】
提督「彼女達の気持ちを?」 明石「確かめましょう!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1478299111/)
【提督「何かがおかしい……」】
提督「何かがおかしい……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488937225/)
【提督「アイテム屋騒動」】
提督「アイテム屋騒動」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1496333788/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1496941073
明石「完成しましたよ提督!」
提督「いきなり執務室に入ってきたと思ったら一体何なんだ?」
明石「これをどうぞ! 日頃お世話になっている提督へのプレゼントです!」
提督「あ、ありがとう……。この妙な装置は何だ?」
明石「ふふ~ん。これを使うとですね、艦娘のとある感情が分かる画期的な装置なんですよ」
提督「むむ、何だか凄そうだな。どんな感情が分かるんだ?」
明石「はい! 嫉妬です!」
提督「……嫉妬?」
明石「名付けてヤキモチメーターです! どうです凄いでしょう?」
提督「お、おう……って、そんな物知ってどうするんだ」
明石「ぶっちゃけ気になりませんか? 提督が普段みんなにどう思われてるのか」
提督「む……まあ気にならないと言えば嘘になるな」
明石「そうでしょう? もしかしたら意外な娘の気持ちが分かるかもしれませんよ」
提督「確かにそうだが……そこは素直に好感度が分かる装置で良かったんじゃないか?」
明石「それだと捻りがないじゃないですか」
提督「あっ、はい」
明石「では数値の説明をしますね」
コンマ01~20【余裕。笑うか呆れて流す事が出来る】
コンマ21~40【普通。わざとらしい咳払いで自分をアピールするぐらいの可愛いもの】
コンマ41~60【注意。話に割って入る、もしくは抱き付いたりして自分に意識を向けさせる】
コンマ61~80【危険。笑顔……だけど目が笑ってない。手に取った物を思わず壊しちゃいそう】
コンマ81~99【超危険。あの人(提督)に近づくな!! と言って艤装展開しそうになる】
コンマ00【(相手に)死の予感。チョットフタリダケデオハナシシマショウカ……】
明石「――とまあ、こんな感じですね」
提督「数値60から先がもう絶望的なんだが……」
明石「あ、あくまで目安ですから。ホントにこうなるとは限らないですよ(多分)」
提督「そ、そうだよな。我が鎮守府に所属する娘達が物騒なわけないものな」
提督「それに俺に対して好意を抱いてる娘など、少数だろう。はははは」
明石(錬度99が沢山いるこの鎮守府でその台詞は死亡フラグにしか聞こえませんよ提督……)
提督「だがしかし、そう都合よく彼女達に嫉妬心を抱かせられるのか?」
明石「そこは私が陰ながらお手伝いするんでご期待下さい!」
提督「あまり無茶な事はするなよ……」
明石「それでは早速やってみましょうか!」
今日はここまでです。安価を取って終わりにさせていただきます。
ありがとうございました。
測定する艦娘 >>8
鈴谷
明石「最初は鈴谷さんで測定してみましょう」
提督「鈴谷か。相方の熊野と最近改二が実装されたな」
明石「更にお二人とも軽空母に艦種変更が出来ますね!」
提督「迷いどころだな。新しい姿を見たい気もするが、長いこと航空巡洋艦で活躍してくれたからそのままという気もある」
明石「じゃあ今回その相談という形で呼び出しましょう。そして嫉妬させるアイテムはこちら!」
提督「…………ネコ?」
明石「はいネコです!」ニャーン
提督「ネコにはあまり良い思い出はないんだが……(エラー的な意味で)」
明石「まあまあそう仰らずに。人懐っこいですよこの子」サシダシ
ネコ「ニャーン」
提督「おおっと、よしよし。だがこいつをどう使うんだ?」
明石「簡単ですよ。鈴谷さんと話しつつ、その子に構いまくるんです」
提督「呼び出しておいてネコに構いっきりとか最悪だろ……」
明石「まあでも王道ですよ。動物ばかり、何で私に構ってくれないの! 等は」
提督「どちらかというと子供にありそうなシチュエーションだがな」
明石「では私は隣の部屋に居ますのでテストお願いしますね! 鈴谷さんが来たら装置を向けてスイッチを押せば良いだけですので!」
提督「分かった」
―――――――――――
鈴谷「ちぃ~っす提督。鈴谷が来たよ」
提督「非番なのにすまんな。改二の姿、似合っているぞ」
鈴谷「似合わないお世辞言っちゃって……でもまあ嬉しいかな。んで、何の話?」
提督「うむ。実はお前の更なる改装、つまり艦種変更についての話なんだが……」
ネコ「ニャーン」
鈴谷「あれれ? 提督ってネコ飼ってたっけ?」
提督「き、昨日捨てられていたのを拾ったんだ」
鈴谷「へえ、可愛いじゃん。よ~しよし♪」
提督(今だ!)ピッ
嫉妬力45【注意。話に割って入る、もしくは抱き付いたりして自分に意識を向けさせる】
提督(45……初っ端から注意ランクとは。しかし……)チラッ
鈴谷「こんな可愛い子を捨てるなんて酷い話だよね全くさぁ」ナデナデ
ネコ「ニャッ」
提督(こうやって優しく撫でている姿を見ると信じられんな)
提督「コホン。話を続けて良いか?」
鈴谷「あっ、ゴメンゴメン。改装についてだよね? う~ん、私は今のままで良いけど、熊野が希望するならしたいかな」
提督「熊野がか?」ニャーン
鈴谷「相棒だしねえ。合わせたいっていうのは変?」
提督「いや、大事な事だと思うぞ。俺もお前達の意見を無視して無理矢理改装はしない」ゴロゴロ
鈴谷「あざっす! でもぉ、提督がどうしてもって言うなら鈴谷、お願い聞いちゃうかもねえ」
提督「……何か裏がありそうで怖いな」フニャーン
鈴谷「そりゃあ当然だよ。女の子の身体を弄ぶんだからさ」
提督「誤解を招く言い方を止めろって」スリスリ
鈴谷「……ってかさっきから提督! ネコに構いすぎ!」
提督「そ、そうか? いやな、撫でたりすると反応がいちいち返ってくるから面白くて」
鈴谷「もう! 今鈴谷と大事な話してるでしょ! こっちに集中してってば!」
提督「すまん……っとと、よしよし」ナデナデ
ネコ「ニャン」
鈴谷「」イラッ
鈴谷「~~~~~~こっち向けっての!」ガシッ
提督「ぬおっ!?」グイッ
提督(無理矢理鈴谷の方へ首を回された……)
鈴谷「あっ……その、ネコにばかり構ってないでさ、鈴谷ともっと話してほしいかなって……」
鈴谷「だから、その、あの……」
提督「……まさかネコに嫉妬したのか?」
鈴谷「ばっ……! ありえないし! ネコに嫉妬するとか……マジ恥ずかしいし……」
鈴谷「ううっ……」カオマッカ
提督(声が小さくなっていく毎に顔も赤くなっていってる……可愛い)
鈴谷「あ……だ、大事な用事思い出したから部屋に戻るね! 改装についての希望は言った通りだから!」
提督「あ、ちょ」
鈴谷「し、失礼します!」バタン!
提督「素早い撤退だ……」
明石「いやぁ、可愛かったですね鈴谷さん。ご馳走様です」
提督「覗いてたのか。全く」
明石「隠しカメラで終始」
提督「何時の間にそんな物を仕掛けたんだ。まああいつの行動には驚いたが……確かに可愛かった」
明石「でしょ? 作ってみて良かったです」ドヤァ
ネコ「ニャア」ドニャァ
明石「では次の娘を測定しましょうか!」
測定する艦娘 >>27
雲龍
明石「次は雲龍さんでやってみましょう!」
提督「雲龍か……彼女は嫉妬という感情とは無縁な気がする」
明石「普段落ち着いていますからね。何を考えているか分からないという気もしますが」
提督「うむ。だがそんな彼女が嫉妬にまみれたらどうなるかは気になる」
明石(穏やかな人が怒ると怖いと言うけど、雲龍さんの場合もそうなのかしら?)
提督「では呼んでみるか」
―――――――――――
雲龍「提督、私に何か話が?」
提督「すまん。今度の出撃の際にどうしても確認しておきたい事があってな」
雲龍「そう。……ところで提督、机の上の機械は何?」
提督「ああ、これか? 明石の発明品だ。テストの為、今日一日ここに置いておいてほしいらしい」
雲龍「ふーん。明石さんは変わった物ばかり作るのね」
提督「そう言うな。鎮守府随一の技術者だぞ」
雲龍「分かっているわ。艦載機の整備も完璧にしてくれているもの」
提督(よし今だ)ピッ
嫉妬力14【余裕。笑うか呆れて流す事が出来る】
提督(14か。流石は雲龍型の長女、ホッとした自分が居る)
提督(これならネコに構っても問題あるまい)
ネコ「ニャーン」
提督「コラコラ。勝手に歩いちゃダメだぞ」ダキカカエ
雲龍「……ネコ?」
提督「ああ、捨てられていたのを拾ったんだ」ナデナデ
雲龍「そう……」ジーッ
提督(編成と装備の相談中、雲龍の視線はずっと俺に抱き抱えられているネコに集中していた……)
提督「――では今決めた内容で問題ないか?」
雲龍「ええ、問題無いわ。あえて言うなら――」
提督「優秀な艦載機だろ? 分かってる。開発を頑張ってみるよ」
雲龍「期待しているわ。話は終わったところで提督……」
提督「何だ?」ナデナデ
雲龍「私にもその、ネコを抱かせてもらえるかしら?」
提督「ああ、良いぞ。ほれ」サシダシ
雲龍「ありがとう」
ネコ「ミャア」
雲龍「よしよし……提督ばかりズルイわ。こんな可愛い子を独占するなんて」ナデナデ
提督(ネコ相手に無邪気な笑顔の雲龍も可愛いな)
―――――――――――
明石「結局ネコに構いっぱなしでしたね。雲龍さんが」
提督「最後に名前も付けていったぞ。お前の名前は今から烈風になった」
ネコ改め烈風「ミャッ!」
明石「数値も低かったし、この結果も仕方ないですね」
提督「お前は一体どんな展開を期待しているんだ……」
明石「ドンドン行きましょう!」
測定する艦娘 >>37
明石
明石「次は誰にしましょうかね~」
提督(そう言えば肝心の明石はどうなんだ? 態度は全く変わっていないが……)
提督(稼動テストなのだし、作った本人のデータも必要だよな)ピッ
嫉妬力57【注意。話に割って入る、もしくは抱き付いたりして自分に意識を向けさせる】
提督(57だと……! 意外に高いぞ明石の奴!)
提督(あの笑顔の裏では意外に嫉妬深かったのか……)ムムム
明石「提督? さっきから黙ったままでどうし……あー!!」
提督「」ビクッ!
明石「艦娘を選定中の間、私の事を測定してましたね!」
提督「ナンノコトカナー」
明石「バレバレの態度じゃないですか。もう! 消して、今すぐ消して下さい!!」
提督「わわっ、ちょっ、落ち着け!」
騒ぎを聞いて執務室に入ってくる艦娘 >>42
オイゲン
プリンツ「な、何の騒ぎですか!」
提督・明石『あっ』← 傍から見れば抱き合っているように見える二人
プリンツ「あっ……えっとぉ、お邪魔でしたでしょうか?」
提督「じゃ、邪魔じゃない! 邪魔じゃないぞプリンツ!」
明石「そ、そうです! 別に提督と何かあった訳じゃありませんし……」
明石「それに元はと言えば提督のせいなんですからね!」
提督「むむっ……否定が出来ん」
プリンツ「成る程。もう駄目じゃないですかAdmiralさん。明石さんをからかっちゃ」
提督「ごめんなさい」
プリンツ「ふふ。素直に謝るAdmiralさんは可愛いですよ」ナデナデ
提督「ぬおっ、いきなり撫でるんじゃない」
プリンツ「えへへ、ゴメンなさい」テヘペロ
明石「」イラッ
烈風「ニャッ!?」
明石「ほら提督、デレデレしてないで執務を再開しますよ! まだやる事はあるんですから!」
提督「きゅ、急に何なんだ……」
プリンツ「わわっ、それじゃあ私は退散しますね。お仕事頑張ってねAdmiralさん」バタン
明石「全くもう……全く……」
明石「…………」カアア
提督「…………プリンツに妬いたな?」
明石「言わないで下さい……」カオマッカ
測定する艦娘 >>48
初霜
明石「気を取り直しまして……次は初霜ちゃんを測定しましょう!」
提督「初霜か。恋愛に興味が無いって言っていたし、嫉妬とも無縁じゃないか?」
明石「分かりませんよ。そんな事を言う娘ほど、意外な素顔を見せるんです」
提督「……お前のような?」
明石「それはもう放っておいて下さい!」
―――――――――――
初霜「提督、初霜をお呼びですか?」
提督「待っていたぞ。お前と次の出撃について話しておきたくてな」
初霜「それは大切ですね。詳しく聞かせて下さい」
提督「ああ、実は「ニャア」よしよし、今大事な話をしているから待っていてくれ」ナデナデ
初霜「ネコ、ですか? 一体どうしてここに?」
提督「捨てられていたのを拾ってな。懐いてしまったんだ」ナデナデ
初霜「可愛いですね。名前はもう付けたんですか?」
提督「烈風だ」
初霜「…………こ、個性的ですね」
提督「無理して褒めなくても良いぞ?」
提督(さて、初霜の数値は……)ピッ
嫉妬力29【普通。わざとらしい咳払いで自分をアピールするぐらいの可愛いもの】
提督(29……普通だ。うん、今のところは平和で素晴らしい)
提督(我が鎮守府はやはりこうでなくてはな)
提督「先程の続きだが、次の出撃では初霜に……」ナデナデ
初霜「はい」
なんだろうこのコッテリした豚骨ラーメンを頼んだらアッサリした塩ラーメンが出てきたような気分は
どっちも美味いから文句は言えないんだけど
提督「高火力の魚雷を装備してもらい……」ゴロゴロ
初霜「……はい」
提督「夜戦で敵旗艦を沈めてもらうという大事な役目を……」スリスリ
初霜「…………」
提督「担ってもらいたい。他のメンバーは……」スリスリスリスリ
初霜「コホン。提督、その子が可愛いのは分かりますが、少しだけ自重を」
提督「すまんすまん。だがこうして反応が返ってくると面白いもんでな」
烈風「ミャア」
初霜「提督とネコちゃんだけの世界に入られると、ここにいる私は除け者じゃないですか」
提督「何だ寂しいのか?」ニヤニヤ
初霜「……そんな事を聞いてくる提督はとっても意地悪ですね」
初霜「動物に対して妬くだなんて……」ボソッ
提督「どうかしたか?」
初霜「何でもありません。ネコちゃんの事は置いておいて、話を先に進めて下さい!」
提督(頬が赤い。無縁だと思っていたが、初霜も可愛いところがあるじゃないか)
―――――――――――
明石「帰り際に烈風を羨ましそうな表情で見てましたね。初霜ちゃんも立派な女の子でした」
提督「確かに。だが連続でやったから烈風が眠そうだぞ。そろそろ次の手を考えた方が良いんじゃないか」
明石「任せて下さい。まだまだ案はありますから!」
萩風
明石「次は萩風ちゃんで行きましょう」
提督「鎮守府で一番の健康マニアだな」
明石「白露ちゃんもこれに関してはいっちば~んを譲ると言うぐらいですからね」
提督「彼女の嫉妬と言うのも想像が出来ないな」
明石「まあ呼んでみれば分かりますよ。では次の作戦ですが……コレです!」ジャーン
提督「スマホ?」
明石「これで電話相手に夢中もしくはデレデレするという設定です。相手の設定は……同期の女性提督で良いでしょう」
提督「ネコから一気に危険度が上がった気がする……」
明石「そう緊張しないで下さい。電話相手は私ですし、気軽に話題を振って下さいよ」
提督「またハードルの高い事を言うなお前は。まあやってみるが」
明石(実験だけど、提督と二人だけの会話……えへへ)
―――――――――――
萩風「司令、お呼びでしょうか?」
提督「非番のところをすまない。実は次回の出撃で話が――」
pipipipi
萩風「あっ、お電話ですよ司令」
提督「おっと、すまん萩風。少し待っていてくれるか」
萩風「はい」ニコッ
提督(天使のような笑顔。これは数値も低いだろう)ピッ
嫉妬力69【危険。笑顔……だけど目が笑ってない。手に取った物を思わず壊しちゃいそう】
提督(…………)ゴシゴシ
提督(…………えっ。69……?)
提督(あの笑顔で69……?)チラッ
萩風「司令? お電話に出なくて大丈夫ですか? 鳴りっぱなしですが……」
提督「あ、ああ。すまんボーッとしてた……」
提督(いかん。動揺して完璧にスマホのコール音が耳に入ってなかった)ピッ
明石『ちょっと提督! 電話にはなるべく早く出て下さいよ!』
提督「悪かった。萩風の数値に動揺を抑えきれなかったんだ……」コソコソ
明石『いくつだったんですか?』
提督「69……」コソコソ
明石『あら高い』
提督「人事みたいに言いやがって……彼女が目の前にいる俺の身にもなってみろ」コソコソ
萩風「…………?」クビカシゲ
提督(クソッ、可愛い)
明石『提督~、作戦を忘れないで下さいよ?』
提督「わ、分かっている……!」コソコソ
明石『では始めますよ~……ねえねえ、こうして久し振りに電話したんだし、会って話したいなぁ♪』キャピ
提督「お、お前は昔っから変わらないなぁ。どうせ色々俺に奢らせようって魂胆だろう?」
明石『もう分かってるじゃない。何処で待ち合わせしましょうか?』
提督「そうだなぁ、お前の好きな……」チラッ
萩風「…………」カチャカチャ
提督(あっ、お茶を淹れようとしてくれているのか)
明石『ちょっとぉ、どうしたのよ』
提督「すまんすまん。場所は――」
ガシャーン!!
提督「ッ!」ビクッ
明石『ッ!』ビクッ
萩風「ご、ごめんなさい司令。湯飲みが割れてしまいまして……」
提督「け、怪我はないか? 破片に気をつけろよ!」
萩風「大丈夫です。何処も怪我していませんから」
萩風「そんなに力を入れたつもりなかったのに……」ボソッ
提督(あれから明石と話を続けたが、萩風は笑顔で待っていてくれた。凄い申し訳なく感じた)
提督「長々とすまなかったな萩風。退屈だっただろう」
萩風「いえ、そのお気遣いだけで満足です。でも女の子を待たせすぎたら駄目ですよ?」
提督「この鎮守府で仕事をする以上、それは大事だな」
萩風「はい。ところで先程のお電話の方とは親しいんですか?」
提督「まあな。それなりに、という感じだ」
萩風「そうですか……でも次からプライベートな会話はあまりしない方が良いですよ」
萩風「でないと私、寂しくて落ち着かないかもしれませんから」ニコッ
提督「わ、分かった……!」ゾッ
提督(有無を言わせないプレッシャーを感じた……す、数値以上じゃないのかコレは)
―――――――――――
明石「お疲れ様でした」
提督「何だかドッと疲れた……癒しが欲しい」
明石「マッサージでもしましょうか? もしくは萩風ちゃんの健康グッズを……」
提督「やめて」
明石「さて、次に行ってみましょう!」
測定する艦娘 >>77
天龍
明石「みんな大好き、ふふ怖の天龍さんで測定しましょう!」
提督「それ本人の前で言うなよ。散々ネタにされまくってるから」
明石「駆逐艦の娘に優しいのはみんな知ってますからね。もう怖がられないんじゃないでしょうか」
提督「確かに。だがこの数値次第では怖い事になるかもしれん」
明石「それはそれで面白そうですね。彼女が怖い事を提督だけが知っているとか」
提督「そんな秘密は持ちたくない……」
―――――――――――
天龍「よう提督、オレに何か用か?」
提督「ああ、次の遠征についてなんだが……」
天龍「ったく、ちったぁオレを戦闘に出せよな。遠征と訓練教官ばっかじゃつまらねえぜ」
提督「だがお前のやっている事が鎮守府の資材を潤し、戦闘からの生存率を上げている」
提督「戦う事も大事だが、お前はそれ以上にこの鎮守府を支えてくれている。ハッキリ言うとお前はここに欠かせないんだ」
天龍「お、おう……分かってんじゃねえか。ま、まあオレは世界水準軽く超えてるからなぁ~」テレテレ
提督「頼りにしてるぞ。では本題だが――」
pipipipi
提督「むっ、こんな時に」
天龍「ん? ああ、オレの事は後で良いからとっとと電話済ませちまえよ」
提督「すまん」ピッ
明石『おっ、今度はちゃんと早く出ましたね』
提督「また文句言われちゃたまらないしな」
天龍(何だか親しげだな……)
明石『それで天龍さんの数値は?』
提督「まあそう慌てるな」ピッ
嫉妬力42【注意。話に割って入る、もしくは抱き付いたりして自分に意識を向けさせる】
提督(42か。天龍だからだろうか、何故かそこまで脅威に感じないな)
明石『どうですか?』
提督「42だ。萩風の後だからちょっとホッとした自分が居る」コソコソ
明石『癒されると良いですね。では始めますよ』
提督「ああ」
明石『コホン……ねえ明日時間ある? 何処か連れてってほしいんだけど』
提督「休暇が取れて良いなお前は。そっちの艦娘に負担かけてないだろうな」
明石『大丈夫よ。みんな優秀な子達ですから』
提督「ははは、何処かで聞いた台詞だなそれは」
天龍(別の鎮守府の提督か……?)
提督「お前も女なんだからオシャレぐらいしてこい。一回俺を驚かせるぐらいにな」ハハハ
天龍(女かよ! しかも普段見ねえぐらいデレデレしやがって……!)
提督「おう、楽しみにしてるぞ。今日の書類を片付ければ、明日休暇が取れるかも――」
天龍(ムカついた)
天龍「おら提督! いつまでオレを放って個人的な電話してやがんだ!」ガシッ
提督「うおっ!」
提督(チョークスリーパー……だが全然痛くも苦しくもない。オマケに胸が当たってるし)
明石『な、何ッ? どうしたの?』
提督「わ、悪い。また後で掛けなおす」ピッ
提督「……はあ。天龍お前……」
天龍「…………ふん。電話中ずっと情けねえ面をしてるから悪いんだろ」ムスッ
提督「いや、その、そろそろこの体勢を何とか「しねえ」そうですか……」
提督(胸が柔らかい……)
天龍「それと書類、何人かの奴にチェックしてもらえよ。間違いがあったら面倒だろ」
提督「確かにそうだが、それだと今日中に終わるか「やれよ」はい……」
天龍「ったく……」
提督「なあ天龍」
天龍「んだよ」
提督「妬いたのか?」
天龍「ッ! …………バーカ」
提督(電探がピコピコ動いてらっしゃる……)
―――――――――――
明石「お疲れ様でした。天龍さんはどうでしたか?」
提督「何というか、ギャップに驚いたし、それで癒されたな」
明石「あれからずっと提督に抱き付いたままでしたからねえ」
明石(正直乱入しそうでした)
提督「あれぐらいの焼きもちなら可愛いものだ。今後もああなってほしい」
明石「ではドンドン行きましょう!」
今日はここまで。最後に安価を取って終わりです。
ありがとうございました。
測定する艦娘 >>93
早霜
明石「夕雲型のミステリアスな娘、早霜ちゃんでやってみましょうか」
提督「早霜か。個人的には雲龍と同じような結果になると思うんだが」
明石「感情を表に出す事があまり無いですからね」
提督「そうだなぁ。唯一見た事があるとすれば、俺をジーッと見つめていて――」
早霜『私はいつも見ていたいんです。司令官を見ているだけで楽しいですから……』
提督「って言っていたな。だから嫉妬とは無縁だと思う」
明石(それって最早ヤンデレの領域に片足を突っ込んでいるんじゃ……)
―――――――――――
提督「……早霜、遅いな」
提督「まあ急に呼び出した俺が悪いから仕方がないんだが」
提督(……ん? 何やらドアから視線が……)
早霜「…………」ジーッ
提督「早霜」ハア
早霜「ウフフ。バレちゃいましたね司令官」
提督「来たのなら早く中に入れば良いだろう」
早霜「私が来なくて落ち着かなくなる司令官を見ていました。もう少し見ていたかったのだけど、残念」
提督「緊急の呼び出しだったらどうするんだ? 次からは、あー……気を付けるように」
早霜「止めろと言わないのね司令官。優しいところはとても好きよ」
提督「別に悪意がやった訳じゃないんだろう。だったら止めろとは言えんさ」
早霜「フフッ。ところで司令官、私にどんな用事なの?」
提督「ああ、実は――」
pipipipi
早霜「電話ですね」
提督「そのようだ。すまない」
早霜「私は待っていますから、大丈夫です」
提督「ありがとう」ピッ
明石『早霜ちゃんの様子はどうですか?』
提督「余裕たっぷりと言った感じだ。これはもう数値は決まったような物だろう」コソコソ
明石『まだ分かりませんよ。萩風ちゃんのような例がありますから』
提督「……そうだった」ピッ
嫉妬力10【余裕。笑うか呆れて流す事が出来る】
提督(……まあ、思った通りの結果だ)
明石『どうでしたか?』
提督「10だ。やはり俺の予想通りだな」
明石『むむむ。でもとりあえず芝居はやりましょう』
提督「分かった」
早霜「…………フフ」ジーッ
提督(明石との芝居は続けたが、早霜は電話をする俺をただ見ているだけで特別過剰な反応は無かった)
提督(時折笑っていたが、以前に言っていた通り、俺を見ているだけで彼女はとても楽しいのだろう)
提督(何が楽しいのか、俺にはサッパリ分からないが)
提督「つい長話になってしまった。待たせてすまなかったな早霜」
早霜「いえ。楽しそうに電話相手と話す司令官を見ていたので退屈はしませんでした」
提督「そ、そうか……」
早霜「ウフフ。司令官は早霜が寂しがるとでも思っていたんですか?」
提督「少しだけな」
早霜「私はそんなに寂しがりやじゃないですよ。だって電話が終われば司令官は早霜の方へ戻ってきますし……」
早霜「そしてこの鎮守府に居る限り、司令官と早霜は会えますから。更に言えば早霜は司令官をいつも見ていますから」
早霜「フフッ……ウフフフッ……!」
提督「」
提督(別なベクトルの余裕だったぁぁぁぁぁぁ!?)
―――――――――――
明石「何というか、その、元気出して下さいね」
提督「あんな結果もあるんだな。一つ学んだよ……」
明石「私も装置の改良の余地有りと分かりましたよ」
提督「悪意は無いんだよな。うん、きっとそうなんだ。早霜はやはり寂しがりやなんだよ」
明石「そう無理矢理納得したところで次に行きましょうか……」
測定する艦娘 >>113
飛龍
飛龍、了解です。今までで最低値ですかね?
夜に再開しますのでもう少々お待ち下さい。
再開します。お待たせしました。
明石「二航戦の一人、飛龍さんを測定しましょう」
提督「安心と信頼の空母、二航戦だな。飛龍は人懐っこいし、暗い感情は想像出来ないな」
明石「測定してみなければ分かりませんって。先程の早霜ちゃんを忘れたんですか?」
提督「勿論忘れてはいないが……飛龍はそんな事ないと信じたい」
明石「また裏切られないと良いんですが……」
―――――――――――
飛龍「提督、急な呼び出しだったけど、何かあったの?」
提督「すまないな。緊急という訳ではないんだが、次の出撃について話しておきたくてな」
飛龍「何だ良かったぁ。ビックリさせないでよね」
飛龍「蒼龍と間宮へ行く途中だったんだよ。もう」
提督「そうだったのか。なら早いとこ用事を――」
pipipipi
提督「…………」
飛龍「…………」ジーッ
提督「…………」
飛龍「…………」ニコッ
提督「ほ、本当にすまない」
飛龍「もう、仕方ないなぁ。早く電話に出た方が良いよ提督」
提督「ありがとう」ピッ
明石『はろはろ~、明石ですよ』
提督「今回は手早く済ませるぞ。飛龍が蒼龍と用事があるらしくてな」コソコソ
明石『それはタイミングが悪かったですね。分かりました、ちゃっちゃとやりましょう』
提督「頼むぞ」ピッ
嫉妬力1【余裕。笑うか呆れて流す事が出来る】
提督(今までの中で最低値だ。……この場合呆れているんだろうか?)
飛龍「…………」ソワソワ
提督(待っている蒼龍の事を気にしているらしい。落ち着かない様子だ)
明石『どうですか?』
提督「たったの1だ。芝居する必要も無さそうだぞ」コソコソ
明石『それはまた別の意味で驚きですね……』
提督(予想通りというか、飛龍は俺よりも間宮と蒼龍の事が気になるらしい)
提督(早く話し終われ! という彼女からのプレッシャーが半端なかった。マズッたなぁ)
提督「ま、待たせてすまなかったな」
飛龍「て~い~と~く~」
提督「うっ……」
飛龍「もう! 私を呼んでおきながら電話の相手と楽しそうに話しちゃって!」
飛龍「間宮のデザートが私を待ってるのに~!!」
提督「わ、悪かった。次から気をつけるから……」
飛龍「全く。私だからこの程度で済んでるけど、加賀さんや大淀さん、多聞丸だったら頭に角が生えちゃうよ!」
提督「そ、それは恐ろしいな」
飛龍「ホントに気をつけなきゃ駄目だよ提督」
―――――――――――
提督「お詫びに間宮の無料券を二人分、飛龍に渡しておいた」
明石「こういう時もありますよ。テストにハプニングは付き物ですから」
提督「まあな。今日はここで一旦終わりにしないか? かなり測定出来ただろう」
明石「そうですね。では次回に向けて改良を施しておきますよ」
提督「お前の発明品だから構わんが、無茶な改造をして面倒事を起こすなよ」
明石「大丈夫ですよ!」
【翌日……】
明石「出来ましたよ提督! ヤキモチメーター改です!」
提督「完成するの早いな!」
明石「まあ追加機能を試験的に付けただけですので、そんな大規模な改良って訳じゃありませんから」
提督「追加機能?」
明石「はい。測定開始ボタンの隣を見て下さい」
提督「ん? 何やら漫画でよく見る自爆装置のようなボタンがあるな」
明石「爆発はしませんから安心して下さい。これは嫉妬力増幅ボタンです」
提督「ま~たロクでもない物を付けたな」
明石「昨日のテスト結果がつまら……少し拍子抜けだったので付けてみたんですよ」
明石「これは測定した娘の嫉妬力を特殊なエネルギーで増幅させるんです」
明石「但しあくまで試験的な機能なので使用可能なのは一回だけです。提督の判断で使用して下さい」
提督「おい本音……ったく、特殊なエネルギーとか便利な言葉を使いやがって」
明石「まあそこに突っ込むのは野暮ってもんです。では測定開始しましょうか」
※嫉妬力増幅ボタンが追加されました。
使用する事で測定中の艦娘の嫉妬力が+20されます。使用出来るのは一回のみです。
嫉妬力80以上の娘に使用した場合、00になり【(相手に)死の予感。チョットフタリダケデオハナシシマショウカ……】状態になるので注意しましょう。
測定する艦娘>>134
使う時は安価の時に増幅って書けばいいのかな
加速下
愛宕
>>132
書き忘れてしまいました、すいません。
ボタンを使用する場合、未使用の場合は艦娘名と一緒に増幅と書いて下さい。
明石「驚異の包容力、愛宕さんで測定しましょうか」
提督「愛宕か……あの明るい性格に何度も救われたなぁ」
明石「ぱんぱかぱーん♪は場の空気を一新するのに最適ですよね」
提督「明るい彼女も良いが、嫉妬深い彼女も見てみたい気もする」
明石「全ては測定値次第ですね。更に今回から新しい作戦で嫉妬を煽ってみましょうか」
提督「どうするんだ?」
明石「ふっふっふ、少々お待ち下さい」
提督「??」
ソウビヘンコウチュウ……
(提督服)明石「じゃーん! どうですか!」
提督「何やってんの(真顔)」
明石「反応が酷い!? ほら、前回の作戦で私がやった同期の女性提督ですよ! 内緒で遊びに来たという設定です」
提督「事前に連絡もせずに他鎮守府に来るとか非常識にも程があるけどな。それに秘書艦も連れずに……」
明石「まあ、その辺りは提督のお芝居に期待します。では愛宕さんを呼んでみましょう!」
提督「せめて帽子もかぶれ。そのままじゃ明石ってバレバレだぞおい」
―――――――――――
愛宕「提督~、愛宕をお呼びですか?」
提督「ああ、急に呼び出してすまなかった。何か用事があったか?」
愛宕「いいえ。高雄と部屋でお話していただけですし、問題ないですよ」
提督「そうか。実は次の出撃の編成について相談したい事があってな」
愛宕「あらそうなの? それなら力になってあげるわ。私で良ければだけど」
提督「助かる。先ずは――」
コンコン
愛宕「あら? 誰かしら?」
提督(大丈夫だろうか……)
(提督服)明石「失礼しまーす! 遊びに来ちゃった」
愛宕「えっ……」
提督「あ、ああお前か。久し振りだな」
明石「ごめんね急に来ちゃって。でも君に急に会いたくなっちゃってさ」
提督「変わらないなお前は」
愛宕「あの~提督? お知り合いの方ですか?」
提督「俺の同期だ。今は舞鶴鎮守府で指揮を執ってる」
明石「こんにちわ」
愛宕「こ、こんにちわ。愛宕です~」
明石「ねえねえ、せっかく来たんだからさぁ、もうちょっと喜んだら?」ダキッ
提督「(うおっ……!)きゅ、急に来たもんだから驚きの方が勝ってるんだよ」
愛宕「…………」
明石『今です!』ピッ
嫉妬力63【危険。笑顔……だけど目が笑ってない。手に取った物を思わず壊しちゃいそう】
提督・明石「」
提督(思っていたよりも……)
明石(ずっと高い……!)
愛宕「あの~」
提督「な、何だ愛宕」
愛宕「いえ、提督ではなく……」
愛宕「女提督さん?」
明石「な、何かしら?」
愛宕「私これから提督と大事なお話がありまして、邪魔されるととっても困っちゃうんですよぉ」
愛宕「なので同期といってもここでは部外者なので、少し席を外してもらってもいいでしょうか?」ニコッ
愛宕「あとくっ付き過ぎだと思います。提督同士、そんなにくっ付く必要はないと思いますが」ゴゴゴゴ
明石(このプレッシャー……す、凄い……!)
提督「そ、そうだな! おい、後で呼ぶからお前は隣の部屋で待っていてくれ!」
明石「え~、でも……」
提督(何故粘る!!)
明石(好奇心です!)
愛宕「…………」イライラ
提督(その好奇心は明石を殺すぞーッ!)
アカシヒナンチュウ…
愛宕「…………」ギュウウ
提督「あの、愛宕……そんなにくっ付かれると話し難いんだが……」
愛宕「他の提督さんにデレデレする悪い人にはお仕置きが必要なんだから」
提督「そう拗ねるな。あいつとは何でもないから……」
愛宕「その割にはすっごい嬉しそうでしたけど」ツーン
提督「誤解だって」
愛宕「こうなったら高雄も呼んで尋問しちゃおうかしら?」
提督「勘弁してくれ……」
愛宕「ふふっ、冗談よ。でもまたデレデレしたら許さないんだから」
―――――――――――
明石「ふう、ビックリしましたね」
提督「お前も俺の気持ちが少し分かっただろう」
明石「はい。豹変すると怖い人は怖いですね」
提督「それにあの時の愛宕に対し、増幅ボタンを押していたらトンでもない事になっていた気がする」
明石「身震いしますね。では次に行きましょう」
ちょっと早いですが、今日はここまで。安価を取って終わりにします。
ありがとうございました。
測定する艦娘>>153
乙ー
夕立
明石「ソロモンの悪夢、夕立ちゃんでやってみましょう」
提督「駆逐艦とは思えない火力、どんな海域でも頼りになる娘だ」
明石「外見や人懐っこさから、口癖と掛けて“ぽいぬ”とも呼ばれていますね」
提督「褒めて褒めてー、と言うのも犬っぽさが出ているよな」
明石「嫉妬心が出るとしたら、やっぱり甘噛みして引っ張るとか?」
提督「そこまで犬になってないから……」
明石「もしくは仕掛け人の私に思い切り噛み付く!?」
提督「だから犬にするなってーの」
―――――――――――
夕立「ぽいっ! 提督さん、ご用事はなぁに?」
提督「元気でよろしい。お前の装備について話があるんだ」
夕立「何々? 夕立、また強くなっちゃうっぽい?」
提督「お前が使いこなせれば、更に強くなるだろうな」
夕立「やったぁ! 強くなったら、また提督さんに褒めてもらうっぽい!」
提督「期待しているぞ。それでは装備だが――」
コンコン
夕立「ぽい?」
提督「どうぞ」
(提督服)明石「どうも~♪ 遊びに来たわよ」
提督「お前か。来るのが早かったな」
明石「貴方に会いたかったから、なんちゃって」ノリノリ
夕立「(むっ……)提督さん、この人だぁれ?」
提督「俺の同期だ。今は舞鶴鎮守府で指揮を執ってる」
明石「よろしくね夕立ちゃん」
夕立「こんにちわっぽい……」ジーッ
明石(凄い警戒されてる……)
提督(これはどんな数値が出るか……)ピッ
嫉妬力39【普通。わざとらしい咳払いで自分をアピールするぐらいの可愛いもの】
提督・明石(可愛いもの……)
明石(速報……やっぱり夕立ちゃんはワンコでした)
提督(いやいや、まだ慌てる時間じゃない)
夕立「それで舞鶴の提督さんは、夕立の提督さんにどんなご用事っぽい?」
明石「んふふ~さっき言ったじゃない。彼に会いたかったからって」
夕立「……冗談じゃないっぽい?」
明石「勿論冗談じゃないよ。……えいっ!」ダキッ
提督「うわっと。急にくっ付くな」
明石「えへへへ、別に良いじゃない。私と貴方の仲なんだし」
夕立「あーッ!! ズルイ! 夕立もやるっぽい!」
提督「ちょっ……!」
夕立「いくら提督さんと仲良しでも、勝手は夕立が許さないっぽい!」
明石「何処かで聞いた台詞を言ったわね! 小さい娘には負けないわ!」
提督(何を本気で張り合ってるんだよ!)
提督(右に明石、左に夕立、互いに睨み合っていて空気は最悪……地獄だ)
夕立「余所の提督さんは早く離れるっぽい!」
明石「最初に抱き付いたのは私なんだから、後の貴女が離れなさい!」
夕立「提督さんに呼ばれて最初にここへ来たのは夕立だもん! 後から来た余所の提督さんがバイバイっぽい!」
明石「彼とは大事な話があるの!」
夕立「夕立だってあるもん!」
明石・夕立『むううううう!!』
提督(もう何コレ……)
―――――――――――
明石「すいませんでした」ドゲザ
提督「駆逐艦相手に何を本気になっているのか(真顔)」
明石「ついお芝居に身が入りすぎました……」
提督「その割には鬼気迫る物を感じたぞ」
提督(そう言えば明石も数値57なんだよな。暴走するのもそのせいか)
明石「で、では気を取り直して次に行きましょう。今度はあの人で」
提督「誰?」
明石「提督、ケッコンカッコカリされてましたよね?」
提督「あいつも巻き込むのか……」
明石「やってみましょうよ。まだまだデータが欲しいんですから」
短くて申し訳ないですが、仕事の都合で今日はここまでです。
最後に提督のケッコン艦を安価で決めます。その時のコンマで数値も決まります。
また嫁艦補正で自動的に+20の補正が入ります。スイッチ併用不可
提督のケッコン艦 >>185
龍田
明石「次は龍田……さんで……」
提督「…………」ガクガクブルブル
明石「言い出しておいて何ですが、恐ろしくなってきました……」
提督「俺も何でこんな事をしてるんだろうって、今更後悔してきた……」
明石「で、ですが運命には逆らえません。もう決まってしまったんですから……」
提督「俺、生きていられるかな……」
明石「仮にもケッコン艦じゃないですか。大丈夫ですよ……多分」
コンコン
明石「…………」ビクッ
提督「ど、どうぞ」
龍田「うふふ」
提督・明石『』
龍田「あらどうしたの二人とも。仲良く固まっちゃって」
提督「い、いや別に。ところで龍田の方こそどうしたんだ? 何か用事でも?」
龍田「私? 私はねえ……」
>>199 龍田は二人のやっている事を……
コンマ1~50 知っている
コンマ51~99 知らない
あ
龍田は二人のやっている事を知っている。+10の嫉妬力ボーナス♪
龍田「昨日今日とヤケに呼び出しが多いからぁ、呼び出された娘に色々事情を聞いてみたの」
龍田「そしたら貴方が電話相手や舞鶴鎮守府の提督とイチャイチャしてるって聞いたのよ~」
龍田「私が居ないからってぇ、調子に乗りすぎなんじゃないですか~?」
提督「いえ! 決してそのような事は」ドゲザ
龍田「それに明石ちゃんの服、舞鶴鎮守府の提督さんの服かしら~?」ゴゴゴ
明石「滅相もございません! これは単に安く売ってたコスプレ用のでして……!」ドゲザ
龍田「下手な嘘は人をイラつかせるだけよ~?」
明石「ごめんなさい!」
龍田「明石ちゃんは後にするとしてぇ、先ずは貴方のお仕置きが先よねえ」
提督「た、龍田……」
龍田「なぁに?」
提督「……優しくして下さい」
龍田「うふふ……」
龍田「だ~め♪」
背中に薙刀を突きつけられながら一緒に執務室を出て行く提督と龍田を明石は見ている事しか出来なかった。
ふと、後ろでヤキモチメーターの測定音が鳴った事に気付く。スイッチをまだ入れてない筈なのに……。
恐る恐る測定値を見た明石は口をおさえ、絶句した。今まで見た中でその数値は最高値だった。
嫉妬力92【超危険。あの人(提督)に近づくな!! と言って艤装展開しそうになる】
その後、明石はヤキモチメーターを封印した。この装置は悲劇しか生まない――この鎮守府では尚更だ。
厳重に鍵を掛け終えると、背後から扉の開く音がした。後ろを振り返ると、妙にツヤツヤした顔の龍田が立っていた。
ああ、今度は私の番か……。抵抗する気の無い明石はゆっくりとした足取りで龍田の方へ向かった。
龍田end
申し訳ありません。明日から入院する事になりました。
暫くネットともおさらばという事で、このSSはここで終わりとさせていただきます。
最後に安価を消化出来て良かったです。龍田さんを指定した人は神ですね。良いオチになりました。
また復帰出来たら新しく書きたいと思います。ありがとうございました。
このSSまとめへのコメント
この人のss好きだったのに入院とか残念
今回はコンマに嫌われたのがちょっとあれでした
作者お大事に