こないだ書いたやつ
速水奏「ここで、キスして。」 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491320949/)
で、使わなかったネタを膨らましたら一本出来ましたので投下します。
なんとなく設定は踏襲してますが特に続きものとかではないです……よろしければドゾ
まとめサイトでリクエスト頂きました!
リクエストとか本当にあるんだ……ありがとうございます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1493136509
「あー……取れねぇ」
「どうしたの?」
「睫毛が目に入った。」
「ダメよ、指で取っちゃ。見せて。」
出来損ないのウィンクみたいな妙な表情にしかめているプロデューサーさんを見かねて、デスクに座ったままうなる顔を覗きこむ。
ていうか鏡も見ずに取れるわけないじゃない、もう。
「良いよ、放っとけばそのうちとれるさ」
「私、男の人の目のごみ取るの好きなの。」
「なに!?」
「嘘よ。いいから見せて。」
女の子は、お姫様扱いしてほしいのと同じくらい、世話を焼きたいものなの。こういうときは大人しく言うとおりにさせなさい。
「おい、奏。」
あら、唇が切れてる……って、こないだ私が噛んだところね。
あまり長引くようなら、軟膏でも塗ってあげようかしら。
睫毛、意外と長いわね。確かに目に入りやすいかも。
こら、ちゃんと正面を向いてくれないと、見にくいわ。
「……ねえ、上に乗っても良いかしら。」
「え、ちょ、おい」
まてまて、奏。
……斜め横の角度、ほとんど息がかかるような距離で覗き込んできていた綺麗な顔が、正面に来ようとする。
すると当然、腰掛けるおれの下半身が邪魔になるわけで。
だから待ちなさい、個室とはいえ事務所だ、誰が来るかわからん。それにさっきの『男の目のごみ取るのが好き』ってのはなんだ。
いや、別に詮索するつもりないけど、気になるじゃん? なに、昔とってやったことでもあんの? だれ?
つーかそんな短いスカートで跨いだら見えるって----
「んっ……」
軽く俺の体に手を付いて、ひらりと股がってきた。
預けてくる体重があまりに軽くてビックリする。それと反比例するような、存在感抜群の肢体、感触。
「う、あ」
普段は見ることのない見上げるアングルと伝わってきた体温にあてられて、変な声が出てしまった。
上に乗る小悪魔は目敏く、瞳を面白げに歪め、下唇を八重歯で少し噛んだ笑顔で見下ろしてくる。
「どうしたの……? なにか想像しちゃった?」
俺の骨盤に両掌を乗せて、少し身を乗り出してくる。
さりげない動作だが、それだけでがスーツ一枚越しにふれ合うスカートの下の素肌を意識してしまい、また、着痩せするバストの谷間が強調されて、ボタン二つ空けたブラウスの襟元からいやがおうにも目に飛び込んでくる。
たまらず視線を上にずらせば、吐息が交じる距離で悪戯な笑み。
「なぁに? ふふっ!」
見上げたらそこに天使の笑み……いや、どう見たって悪魔だ。
ろくに男性経験も無いくせにどうしてここまでツボを突いた仕草が出来るんだ。
……なんて、こないだ口走ったことがあるんだが。
『だって……早く貴方の事、夢中にさせたいんだもの。他のコに目なんか絶対いかないくらいに。女の子はいつでも勝負してるのよ。』
その時は、そう切り返されてしまった。
「スカートの中、見えるだろ。せめて短パンかなんか履け。」
いま、同じ台詞を言われて陥落しない自信はとてもないから、触れたら折れそうなくらい細い腰に手を回して、何でもないふうを装ってこんなふうに振る舞うしかない。
「それは、プロデューサーとしての指導かしら? それとも、独占欲?」
女性特有のふわりとした感触が脳を痺れさせるが、努めて表情に出さないように。
そんな虚勢を嘲笑うように、耳許でささやく。
「俺の女に色目使うな……って。貴方がいつでも隣に居て言ってくれればいいじゃない。」
甘い吐息を含んだ声で、背筋が泡立つ。
「そうしてくれるなら、いつでも、独り占めされてもいいよ?」
両手が肩に移され、しなだれかかられそうになったとき、何かのスイッチがプツッと入ってしまう予感がして、誤魔化すように奏の頬をつねった。
「ひゃっ!?」
「いーかげんにしろ! 仕事中だぞ〜一応〜?」
「ほ、ほへん、ほへんっへは〜!!」
……クローネの方針にはそぐわないだろうが、こういう愛嬌ある顔も破壊力高いと思うんだがな。
むにむにとほっぺをこねたりおちょぼ口にしたりして、公式では絶対見られない速水奏を楽しむ。
「ああ、もう……女の子の顔になんてことするのよ。」
「やかましい、取るならさっさと取ってくれ。」
「あら、素直。ふふっ、迫った甲斐もあったかな?」
「お前には敵わんよ」
「はいはい、じゃあ、見せてね。」
「もう少し斜め上向いて? 目だけで……あ、そうそう」
ひんやりした指の感触が目元を押さえてくる。
女の指というのは、どうしてこうもしっとりしてて、安心感があるのだろう。
この指に触れられるだけで、男はすべてが報われたような気分にすらなる。
理屈じゃなく、そういうふうにできているんだろうか。
「あ、あったあった……どうしようかしら。」
「どうしようかしら、って、取ってくれよ。」
「濡れたティッシュか綿棒でもあれば良いのだけど。」
「ええ、用意しておいてくれよ……」
「うっかりしてたわね。」
不測の事態でもクールなのはお前の長所だが、こうしている間にも刻一刻と眼球の水分は蒸発しているんだ。あまり猶予はないぜ。
「デスクのティッシュ洗面台に行って濡らしてきてくんない。この体勢で俺頑張ってるから。」
「残念ながらそれは極めて困難よ。」
「なに……!?」
「一度、貴方の上から立たなきゃいけなくなるでしょう。」
「それがどうした」
「もう、一瞬でも貴方と離れたくなくて……」
「いま、とぼけたこというな! 乾く! ドライなんだ、目玉が!」
「せっかくウェットな言い回しにしてみたのに。」
「後にしなさい!」
くすくすと面白そうなところ悪いがな、目を見開いたままなんだ、俺は。
二分まばたき無し、きついぜ? 結構。
「仕方ないわね。そこまでいうなら。」
おもむろに奏が口を結ぶ。
ちゅく、と音がした気がした。
「え、ちょ、おい」
「じっとしてて……」
奏の唇が、目の前にくる。熱い吐息が目にかかったのも束の間。
真っ暗に閉じた視界に、ぬるりとした柔らかく、温かい舌の感触。
「ーーーーっ!!?」
ビクン、とケツの付け根あたりから電流が脊髄を立ち上ぼり、声が危うく喉仏の辺りまで出かかった。
かわりに『んぅ……』という、奏の声。それが粘膜越しに頭蓋骨にダイレクトに伝わり、脳を麻痺させる。
劇薬のような刺激。
「……ん……はい、とれたわ。」
スローモーションのようにゆっくり、奏が離れていく。
赤い舌の先に、長めの睫毛が1本ちろりと乗っかっていた。
それを見せつけるように、口の中へ仕舞う。
そして唇を結んだまま、唾液と混ぜ合わせるように、ちゅく、と動かすと、白い喉が生き物のように波打った。
「……ふふっ……」
俺の体の一部を当たり前のように嚥下した奏を、俺はたぶん、目を見開いて口をパクパクさせて呆然と見てたに違いない。
「……だーめ……♪」
信じられないくらい蠱惑的な表情、濡れた声で、耳許で囁いてくる。
その響きだけで、心臓が早鐘のように打つ。
「粘膜同士、だからかな……ふふ、変な気分に、なっちゃったの。」
ひんやりした美しい掌が、俺の頬を包む。
強くはなく、しかし、決して逃れられないだろう拘束。
「実は、とっても恥ずしかったのだけど……でも、貴方もそうでしょ? 貴方が、教えたのよ? このキモチ……責任、取れるよね?」
俺の唇を親指がいとおしげに何度も撫で、やがて少しずつ、咥内に侵入する。
17歳の少女が、してもいい表情ではなかった。
速水奏というひときわ一流の"魅せる"才をもつアイドルが、この瞬間だけ、男を惑わせるということ一点にのみその才能を注ぐ。
普段の立ち振舞いからして年不相応な色香を醸す彼女だが、このときは次元が違う。
なにかがトリップしたような。
どこか虚げで、現実感を奪うような。
完全に、俺一人を標的とした魔性。
「逃げちゃ、ダメ……♪」
このとき、俺は完全に、この美しい蛇に魅入られた蛙だった。
「こうなっちゃったら……良いよね? 一緒に変に、なっちゃいましょう?」
ぽかりと空いたままの唇の、ほんの紙一枚隔てるくらいの距離で、囁かれた。彼女の甘い吐息が、ほとんど咥内で、俺の息と混じる。
背徳の情動のまま、食べられるがままだった瞬間。
ドアの極めて無機質なコンコン、という音が、倒錯の空間に風穴を空けた。
「----!!」
たぶん、悪いことの見付かった猫のようだったと思うわ。
びくんっ、と、反射的に背筋をピンと伸びて、体が起きちゃった。
みくが、レッスンのすっぽかしをマストレさんに見付かったときくらいの身震いだったでしょうね。
「----失礼します」
硬直、ね。
まずい、とか、しまった、って思う間もなく、頭がまっしろ、っていうかんじ。
背後で、あっけなくドアが開くのを、そのままなすがままになる他なかったんだけど。
固まって身じろぎひとつできない私を、力強い腕が掻き懐くように、抱き寄せたの。
「ーーーーどぅわっ!?」
すっとんきょうな声がした。そりゃそうよね、アイドルとプロデューサーが、こんな……改めて体勢を考えたら、猛烈に恥ずかしくなってきた。
ちょっとした悪戯程度のつもりが、いつのまにか熱が篭っちゃって、仮にも職場で、こんなに大胆にプロデューサーさんに迫って。
痴女じゃない、完全に。ああ、もう。
そ、その、変な気分にも、なったし。
けど、さっきまで硬直してた側だったはずの相方は、私を胸に押しつけ、頭を隠すように深く抱き締めながら、
「ああ、美嘉Pさん。お疲れさまです。どうされましたか?」
なんて、不敵なくらい落ち着いた声で言ってのけてた。
「うっ……お、お取り込み中! 大変失礼いたしーーーー」
「いえ、大丈夫ですよ。なにかご相談ですか?」
「えぇっ!? えっと………そのぅ……?」
Pさんに包まれてしまってるから、顔は見えない。けど、このPさんより年かさの、低いけど穏やかで人畜無害そうな声色は、いつもニコニコしてる美嘉のプロデューサーさん。
まずい、かも。
プロデューサーさんほどでないけど、美嘉のプロデューサーさんとはlippsの関係でよく顔を合わせているし、現場でお世話になったことも何度かある。この角度なら顔は見られていないだろうけど、まじまじと見られれば、シルエットで私だとバレる可能性は十分ある。
「どうされました? あぁ、この子ですか。なにも気にする必要はありません……些細な事、ですから。」
そう思っていたら、Pさんは私の頭に回していた手をグッと抱え込むように力強くしてきて、それだけじゃなく腰も、体が密着するくらい、すっぽり包み込むようにぎゅっとしてきた。
(んっ--!! こ、これ……っっ!!)
これだけしっかり抱き止められれば、美嘉Pさんに伝わる私の特徴の情報が少なくなるから、たしかにバレにくくはなるかもしれない。
けど。
(これは……っ!! 別の意味でっ、まず、いっ、かもっ……!!)
密着したことでより鮮明に感じられるPさんの、普段はあまり見せない男性的な逞しさ、匂い、熱。身動きも容易に取れないほどの力強さが濃厚にそれを意識させる。
「は、はぁ……まあ、奏Pさんがそうおっしゃるなら……」
「ここだけの話、というのなら改めて場を設けますけれども。」
「ええと……うちの美嘉の企画なんですが……」
普段、私に語りかけてくれるカラカラと楽しげで柔らかい声とは違う、落ち着いて底を見せない、堂々とした大人の男性としての声色。
ゾクッとする。
(体温もっ……!! 鼓動もっ! こんなに、強くっ……!!)
がっちりと抱え込まれてしまって、ぜんぜん身動き取れない。
いつも優しく髪を撫でてくれる感覚と違う、暴力的な感覚。
この男から、逃れられないという感覚。
「……確かに、先方の趣旨からするとパートナーをくっ付けて提案した方が納まり良さそうですね。」
「はい。ですのでせっかくならlippsのメンバーにお願いしようかと思いまして。」
「そうですね。今の時期はなるべくlippsとしての形の露出を増やしたい。特に美嘉さんはソロでも既に認知度がありますから。」
「ただ、五人全員でやるボリュームでもないなと。」
「あのフリーダムツインズは? 面白いとは思うよ。」
「担当さんの繁忙感が……」
……なんか、普通にお仕事の話始めちゃったし。
私を挟んで、なんなの? この状況。
こっち、そんなに、余裕、ないのに。
「……企画の趣旨的にはやっぱり押し引きの利いて適度に美嘉さんを弄れる塩見さんか。」
でも、Pさんも平常心じゃないみたい。普段より低めの声と裏腹な、早鐘のような鼓動。
しっかり抱き留められてPの中に閉じ込められるような掌の熱と、じっとりした汗と。
耳許で囁かれるような声と、肺が震えて胸から伝わってくる声が、同時に頭に響いて。
「私の奏か。」
あっ。
(P、さんっ……っ。)
なまえ。
それ、だめ。
「----〜〜っっ!!」
腕の中の美少女が、不意にびくんっ、と震えた。
「……っ……っ……!! 」
がくっ、がくっ、と腰に添えた手から身体が波打ってるのが伝わる。
……だ、大丈夫か?
「わかりました、取り敢えず私の方から他の三人にも伝えておきます。美嘉Pさんからもお話ししておいて頂いてよいですか? 必要ならみんなで打ち合わせしましょう。」
美嘉Pさんに意識を注ぎながらも、奏の震えを止めようと思い、腰をグッと引き付け、頭を抱き、なだめるようにさする。
「……っ……くふっ、うっ……!」
奏の喉の奥からハープの弦を弾いたような声が漏れた。
うわぁ焦る。バレねぇか、これ?
「ありがとうございます、参考になりました。」
「いえ、またお聞かせください。」
「はい、ブラッシュアップしてまた相談致します。」
「宜しくお願いします。」
うやうやしいくらいに折り目正しい一礼をしたあと、去り際に、美嘉Pさんは背の高い体を猫背に丸め、眼鏡の隙間から覗く、ねずみ男みたいなしぐさでぼそっと呟いた。
「……奏Pさん、女性たちがよく貴方の噂をしているのは日頃から耳にしていますが、その……事務所では控えた方がよろしいですよ。」
「ははは、次から気を付けます。ははは。」
実年齢よりさらに老けて見える、どよんとした眼差しが痛かった。
「……バレてねぇかな?」
美嘉Pさんが部屋を後にしたのを見計らって、奏の様子を見る。
奏は肩口に顔を埋めて、大きく深い呼吸をしている。あまりきつく抱き締めすぎて苦しかったか。
「……んーっ……ふーっ……!!」
腕の力を抜くが、奏は離れようとしない。胸元の手が俺のYシャツを握り込んでいる。皺になるやつやん、これ。
押し付けてくる吐息が熱い。そして濡れている。
……速水奏の涎付きYシャツ、高値で売れないかな。
そーっと、首筋を撫でてみた。しっとりと汗ばんで、そして肌も熱い。
ピクンっ、と奏が震えた。
少し心配になった、彼女の体調がだ。
彼女にとっては、それは引き金だった。
「おい、かなーーーーっ!?」
「んっ……ちゅ……はぁっ……あむ。」
制止する間もなく、長い舌が咥内を征服する。
華奢な腕が椅子の背もたれをつかんで、俺を逃がさない。
「……っっ!!」
奏の美しい瞳が半開きで蕩けている、それを間近で見せ付けられながら、舌のからまる音と暴力的な甘い香りが頭蓋骨に響いて、くらくらした。
密着してくる、艶かしい身体。鼻から抜ける甘い吐息が顔をくすぐる。内から、外から、奏に絡め取られてしまうような感覚。
「……っはあ、Pさん……」
息継ぎひとつ、悩ましい。
情欲の灯された視線を一瞬だけ絡ませ、また距離を零にして、唇をついばんでくる。
咥内まで侵入せず、その代わり唇を舐め、吸われ、甘噛みされる。俺が茫然と為すがままにされる間に、奏は少し乱暴に俺のネクタイをほどき、シャツのボタンを開け始めた。
「ちょっ……」
「あっ……凄い……ふふ……」
白い指が露にされた素肌に触れた時、思わず腰が跳ねてしまい、慌てて奏を制止しようとする。
だが、奏は何か気付いたように、目を爛とさせて腰を擦り付けてくる。
ちゅく、と。スカートの中から、水音が聞こえた気がした。
「……素敵ね。」
濡れた声のささやきひとつで、金縛りのように俺を止めてしまう。
「んぅ……ちぅ」
「う、あっ!! かな、で……」
はだけさせた首筋に吸い付いてくる。
どんどん侵食されていく体も、意識も、そんな状況を前に、大の男がろくに抵抗らしい抵抗も出来ない。
滑る歯、舌。皮膚の裏側まで露わにされるよう。
魅了されて、誘惑だけで身動きすらままならないってフィクションみたいな状況を、まさかリアルで体感するとは思わなかった。
「……悪魔みたいな人よ、貴方。」
ちゅ……という生々しい音を置き去りに、奏は体を起こす。
親指で唇をぬぐい、赤い舌で舐め上げた。桜色に上気した肌か酷く色っぽい。
奏であって奏じゃないみたいな。いや、俺が発掘した今まで誰も見たことのない奏の一面か。
「昂らせて、あんな風に逃げられなくして……ズルいよ。もう、止められないわ。ふふっ。」
聞くところによれば、どんな敬虔な修道者も夢魔の誘惑からは逃れられなかったらしい。その意味を、たぶんこの瞬間の俺が誰よりも思い知っている。
「私は貴方のものだから……何をしても良いの。心臓も、唇も、貴方のものよ。抱き締めたい? 縛りたい? 組伏せたい? 私のこと……慈しみたいかしら? 蕩けさせたいかしら? それとも……痛めつけたい?」
妖しく歪む琥珀色の瞳。猫のような。
逃げられそうにない。
「踊らせたいのも、蹂躙したいのも、すべて受け入れてあげるわ。好きにして良いの。だから……もう待ったはなし。骨の髄まで……」
天使の顔した悪魔か、悪魔の顔した天使か。どっちかはもうわかりゃしない、わかるのは俺が羊ってことだけ。
この少女から心が離れることはたぶん一生無いだろう。要するに俺の人生が成功か失敗かの生殺与奪は、この子に握られてるってこと。
まあ、そんな人生もいいんじゃねえかな。
「ねえ、どうする?」
選択肢は……無いね。
以上です、この後むちゃくちゃ五目並べした二人でしたとさ。
眼のごみをとるというシチュエーションから妄想が広がって着地点が迷子。
リアルに眼球なめると目がばんばんに腫れるので絶対やらないでください。
個人的に奏さんは勢いでグアッと責めるけどふと我に返ったときに自分の大胆さに赤面するような子であってほしい。
そして責められたら弱い攻撃特化紙防御なパラメータであってほしい。
アイドルとホラーゲー実況するようなSSが読んでみたいです……sirenとか
当面はリクエスト頂いたお題を頑張りつつ思いついたものを徒然なるままに投下していけたらと考えております。
このSSまとめへのコメント
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