海未「なっ、なななっ!?///」
にこ「は?なにそれ?」
ことり「あー、そういえば中学の時はよく海未ちゃん『私の中の邪神が暴れてる・・・私が正気を保っていられる間に離れて!』とか言って右手を抑えてたね」
海未「どっひゃぁぁああああ!!??///」ガタッ
希「なんや、どっひゃあって・・・」
穂乃果「こう・・・右腕を抱えて『世界の始まり、混沌の鎮魂歌(レクイエム)を奏でし時・・・我が力は覚める・・・・・』ってさ!」
海未「うおおおおおおおおお!!!///」ゴロゴロゴロ
希「うおおおって・・・」
絵里「なんだかよく分からないけど、床を転げ回らない方がいいわ。汚いわよ?」
真姫「なんか・・・意外ね」フッ
凛「凛もなんだか分からないけど、なんか格好いいにゃー!」
穂乃果「『私の第三の眼が目覚める』とかって言ってクラスの皆から心配されてたよね」
ことり「ねー。保健室行こうって行っても必死で行こうとしなかったし」
海未「オワアアアアアア!!!///」ガンガンガン
希「オワアアって・・・」
花陽「そんな頭を床に叩きつけたら危ないよぉ!?」
にこ「待って待って。2人が言ってることが分からないんだけど・・・どういう意味?」
穂乃果「ほえ?私も全っ然意味が分かんないんだけど」
ことり「実は私もなんだ」
花陽「邪神とか鎮魂歌とか・・・宗教とかそういうのかな」
にこ「ふーん、なるほど」
穂乃果「そうかも!よくノートに魔法陣みたいの描いてたし!」
ことり「そうそう!材料に蜥蜴の尻尾、仔羊の血液、月の欠片とか」
海未「うげえええ!オエッ、オエエエエエ!!」ゲロゲロゲロ
凛「海未ちゃんが吐いたにゃ!?」
絵里「誰か雑巾!雑巾!」
花陽「わぁぁ!大変だよ!」
――――――
希「落ち着いた?」サスサス
海未「はぁ・・・手を煩わさせてしまって申し訳ありません。少し取り乱してしまいました」
凛「びっくりしたにゃー」
海未「私とした事が・・・・・面目ないです・・・」
真姫「まったく・・・海未らしくないわね。どうしたの?力でも目覚めちゃった?」ニヤニヤ
海未「ぐぅああぁぁぁあああああ!!!///」ガシッ ゴンッ
絵里「ウゲエェェッ!?」グキッ
穂乃果「おー、出た出た!お得意の垂直落下式ブレーンバスター!!」
凛「かっけええにゃー!!」
ことり「海未ちゃんのオハコの1つだね」
真姫「へー、海未ってそんな特技もあったのね」
にこ「何を真面目に観察してるのよ!?」
花陽「だ、誰か海未ちゃんを止めてぇ!?」
希「はいはい、おいたはそこまでや」ガシッ
海未「フスーッ・・・フスーッ・・・・・」
絵里「ひぃっひぃぃぃ」ボロボロ
真姫「にしても、何が海未をここまでさせてるのかしら・・・はっ!もしや・・・・・海未のぉ、体のぉ、中のぉ、何かがぁぁぁ?」ニヤニヤ
穂乃果「え?あっ!なるほど!!海未ちゃんの中の邪神が暴れ始めちゃったとか!?」
海未「ウガァァァアアアアアアアアアア!!」ジタバタ
絵里「ひぃぃぃぃっ!?」ビクッ
希「真姫ちゃん、あんまり海未ちゃんを刺激しんといて!」グググッ
真姫「ふっ・・・悪かったわ」
にこ「にしても私は宗教ってのは詳しくないのよね」
花陽「私も詳しくは・・・」
穂乃果「じゃあ本人に聞いたら?」
希「ちょっ」
にこ「それもそうね。海未?私の中の何かが暴れ出すーとか、第三の目がーとかってどういう意味よ?」
海未「――――――ッ」プツン
希「あ・・・」
海未「ふっ・・・ふっ・・・ふっ・・・ふっ・・・・・!!」グワングワン
穂乃果「綺麗な8の字を描き始めた・・・」
にこ「まさかこれは・・・」
凛「・・・ごくり・・・・・」
真姫「・・・・・来るわ・・・!!」
海未「ドゥルァァァアアアアアアアアアアア!!!」ボコッバキッボコッ
絵里「ちょっ!やめっイタッ海未ッ殴らなっ!いでぇっ!」
花陽「でたああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
希「うひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
にこ「きたああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
ことり「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
真姫「ふっ・・・」
凛「うおおおお!デンプシーロールなんて初めて見たにゃー!」
穂乃果「わああああ!綺麗な8の字を描いてるね」
がらがらっ
理事長「園田さん、その腕で世界目指してみない?」
こうして海未ちゃんは世界を股にかけるボクシング選手になりました。
おわり
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