【ラブライブss】海未「アイドル研究部のパンツ検査を行います」 (47)

ある日の午後
音ノ木坂学院 アイドル研究部 部室

部室に1年生と3年生が集まっていた。

にこ 「海未が話が有るって言うから集まったのに、まだ来てないじゃない」

絵里 「今日は生徒会をやってるはずだから延びてるのかも」

花陽 「何のお話でしょうか?」

凛  「新曲じゃないかにゃ?」

希  「真姫ちゃん何か聞いてる?」

真姫 「別に何も」まきまき

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穂乃果「お待たせー!」ガチャ

穂乃果、海未、ことりが部室に入ってきた。

海未 「遅れてすみません。生徒会が長引いてしまって」

ことり「うふ♡」カチャリ

ことりが後ろ手に扉を閉めて鍵をかけた。

花陽 「ことりちゃん、どうして鍵を閉めるの?」

ことり「なんでもないのよ、なんでも♡」

にこ 「それで、話ってなんなのよ」

2年生が席に着くのを待ってにこが聞いた。

穂乃果「それがねぇー、ちょっと説明しにくくて……」

海未 「私からご説明します」

海未がのりだした。

海未 「おほん、私たち2年生が生徒会を引き継いでから、
    音ノ木をさらに良くしていこうと活動してまいりました」

絵里 「海未、がんばってるわね」

海未 「そして私たちの代では重点改善項目として、風紀の乱れを改善していくことにしました」

凛  「風紀の乱れ?」

希  「そんなに乱れとるやろか?」

海未 「はい。学生の本分は勉強であり、また部活動を通じて健全な心身を育むことです。
    しかし昨今は高校生の間で破廉恥な不純異性交遊が日常化しており、
    残念ながら音ノ木も例外ではありません」

真姫 「高校生なんだから普通じゃない?」まきまき

凛  「あー、まきちゃん彼氏居ない歴17年なのにカッコつけてるにゃー!」

真姫 「ウルサイわね!////」

海未 「みんなが真姫のように純粋だったらいいのですが、残念ながら現実は違います」

絵里 「生徒会として憂慮するのはわかるけど、プライベートな事でもあるから
    介入するのは難しい部分も有るわね」

希  「そやね。それで、具体的にどんな活動を考えてるん?」

海未 「はい、まずは音ノ木生徒のパンツ検査を行います」

のぞえりにこまきりんぱな「パンツ検査ー?!」

海未 「はい。言うまでもなくパンツは女子の大事な部分を保護する衣服です。
    同時にパンツには当人の性への意識が投影されていると言ってもいいでしょう」

凛  「はぁ」

花陽 「ふむふむ」

海未 「ですのでまず第一段階として生徒のパンツを検査し、現時点の音ノ木生徒の性意識を
    見える化します。その後、第二段階で学校指定のパンツを制定します」

にこ 「パンツも学校指定にするの?!」

絵里 「それはちょっとやりすぎじゃ」

海未 「やりすぎではありません。音ノ木では制服もカバンもジャージも上履きも学校指定です。
    パンツを指定してもなんらおかしくありません」

穂乃果「私は反対したんだけど、まず検査まではやろうって海未ちゃんとことりちゃんが
    押し切って……」

ことり「ことりはぁー、みんなのパンツ見たいなって♡」

希  「なんか生徒会の趣旨と離れてへん?」

絵里 「でも、全校生徒の支持を得られるかしら? 生徒の支持が有ってこその生徒会だから」

海未 「そのとおりです。
    なのでまず、アイドル研究部のパンツ検査を行います」

のぞえりにこまきりんぱな「えーーー!!」

海未 「昔から率先垂範と言います。現生徒会と前生徒会メンバーが多数所属している
    アイドル研究部が全校生徒のお手本となるのです!」

真姫 「プライバシーの侵害よ!////」

絵里 「穂乃果達を生徒会に推薦したのは失敗だったかも……」

穂乃果「私は反対なんだけどね……」

海未 「と言うわけで、穂乃果から行きましょうか」

穂乃果「えー! 言い出しっぺの海未ちゃんからじゃないの?!」

海未 「穂乃果が生徒会長ですので穂乃果からです。 さあさあ!」

穂乃果「ううー、海未ちゃんの鬼ぃー」

穂乃果は立ち上がると、スカートを捲った。

ことり「穂乃果ちゃんかわいい♡」パシャ

穂乃果「ちょっとことりちゃん! なんで写真撮ってるの?!」

穂乃果は慌ててスカートを下ろして隠した。

海未 「ことりは記録係です。パンツを頭に記憶したら変態じゃないですか?
    だから写真に残します」

穂乃果「そういう問題~?」

希  「どっちも変態さんやな」

絵里 「写真は勝手にネットにアップしちゃダメよ」かしこい

穂乃果(でも絵里ちゃんはスタダを勝手にアップしてたような…?)

海未 「さあ、パンツを見せてください、穂乃果」

穂乃果「うぅ…」

穂乃果はゆっくりとスカートを捲った。

ことり「穂乃果ちゃんらしいパンツだね♡」パシャ

https://i.imgur.com/QbYIP1l.png

海未 「ふむ、シンプルでいいですね。ちょっと色がついてますがこれくらいはいいでしょう」

凛  「穂乃果ちゃんはどうしてそのパンツを選んだの?」

穂乃果「ええっ?! 質問もアリなの?」

海未 「いい質問ですよ、凛。
    生徒の性意識を探るのが目的ですから」

穂乃果「別に理由なんてないよー、子供っぽいのは卒業したいけど
    あんまりセクシーなのは柄じゃ無いと思って……///」

花陽 「ふむふむ」

穂乃果「もういい?」

海未 「いいでしょう」

穂乃果「はー、恥ずかしかった///」

海未 「次は生徒会副会長の私です」

海未は立ち上がると、躊躇無くスカートをめくった。

ことり「海未ちゃんらしいパンツだね♡」パシャ

https://imgur.com/a/4Z2pqXy

希  「うん、イメージ通りというか」

にこ 「もうちょっと色気が有ってもいいんじゃないの?」

海未 「何言ってるんですか、パンツは無地の白が王道と決まっています!
    特にこのパンツは速乾性や通気性にも優れ、道着や着物を着る時にもいいんです!」

絵里 「なるほど、機能性重視というわけね。海未らしい」

海未 「私はこのパンツを音ノ木坂学院指定パンツに推薦するつもりです」

穂乃果「海未ちゃん短いスカート履くのは恥ずかしがってたけど、
    パンツ見せるのは平気なんだね」

海未 「これは生徒会の仕事です。恥ずかしいことなんてありません」

凛  「なんか感覚がズレてるにゃー」

海未 「さあ、次はことりの番です。写真は私が撮ります」

ことり「はい♡ 今日検査だってわかってたらもっと可愛いパンツつけてきたんだけど……」

ことりは嬉々としてスカートを捲し上げた。

海未 「これは…ちょっと破廉恥じゃないですか、ことり」パシャ

https://i.imgur.com/8g2vn3S.png

花陽 「可愛いです♡」

凛  「白くてフリルが付いててことりちゃんっぽいにゃー」

希  「サイドが紐パンみたいでちょっとエッチやな」

海未 「こういう破廉恥なパンツが殿方の劣情を刺激するんです!
    やはり学校でパンツを指定した方が良さそうですね」パシャパシャ

ことり「うふ♡」

ことりも調子に乗ってポーズをとる。

にこ 「って何写真たくさん撮ってるのよ」

海未 「こほん、反面教師にする為の資料です。
    それでは次からは点呼順で、真姫の番です」

真姫 「ゔぇえ! 何でそんなことしなきゃいけないのよ!」

花陽 「真姫ちゃん、上級生だよ」

真姫 「う……」

真姫は嫌々スカートをめくった。

ことり「わあ、すごくオシャレ♡
    お尻も見せて、真姫ちゃん」パシャパシャ

真姫 「うぅ…イミワカンナイ///」

https://i.imgur.com/8YRzHi5.png

穂乃果「やっぱり真姫ちゃんのお尻は大きいねえ」

にこ 「ぐぬぬ…」

海未 「1年生なのにこんな派手な色でセクシーなパンツとは……」

凛  「なんか高そうなパンツにゃ」

花陽 「こ、このパンツはフランスの高級下着ブランドのパンツです!」

希  「花陽ちゃんはパンツにも詳しいんやね」

花陽 「とても高校生が普段使いするパンツではありません」

真姫 「そんなの知らないわよ、ママが買ってきてくれるから。
    ていうか花陽はパンツでもキャラが変わるの?」

花陽 「アイドルとパンツは切っても切れない関係です。
    ごはんと昆布のようなものです!」

凛  「凛はこっちのかよちんも好きにゃー」

海未 「学生の身でありながら高級品を身につけるとは好ましく無いですね。
    やはり学校で指定した方が……」

真姫 「もういいでしょ!//// 恥ずかしいんだから!」

真姫は怒りながらスカートを直した。

海未 「次は凛です」

凛  「まかせるにゃー!」

なんと凛はシャツとスカートを脱ぎ始めた。

穂乃果「ちょ、ちょっと凛ちゃん! 上まで脱ぐ必要は無いよう」

凛  「上とお揃いだからセットで見て欲しいにゃ」

海未 「その積極的な姿勢いいですよ、凛」

ことり「凛ちゃん可愛い♡」パシャパシャ

https://i.imgur.com/ndlHzIz.png

花陽 「可愛いよ、凛ちゃん」

絵里 「凛らしいわね」

凛  「へへ、絵里ちゃん達みたいに胸が大きく無いからスポーツブラみたいだけど
    ちょっと女の子らしさも意識するようになったんだよ」

希  「この発展途上の胸をわしわしするでー」わしわし

凛  「キャッ、希ちゃーん!」キャッキャウフフ

海未 「健全な下着ですね。しかし世の中にはこのような子供っぽい下着に欲情する変態も
    存在すると聞きます。注意が必要ですね。
    では風邪を引く前に服を着てください」

凛  「はーい」

海未 「次は花陽です」

花陽 「は、はい。普通のパンツで恥ずかしいです……」

花陽は恐る恐るスカートを捲り上げた。

ことり「花陽ちゃんはいつもタイツだよね」パシャパシャ

https://i.imgur.com/ryOh6DV.jpg

花陽 「は、はい。凛ちゃんみたいに脚が細くないからタイツでごまかしてます……」

凛  「凛、かよちんの脚好きだよ」

花陽 「ありがとう、凛ちゃん」

穂乃果「タイツはセクシーだねぇ」

希  「花陽ちゃんのお尻もわしわししたくなるやん」にっひっひ

花陽 「ダレカタスケテー////」

海未 「タイツを履けばパンツが守られますから制服に取り入れるのもいいですね。
    ただ、これは40デニールくらいですか? パンツが透けているじゃないですか! 
    学生なら80デニールくらい欲しいところです」

花陽 「す、すみません」

花陽はしょんぼりしながらスカートを直した。

海未 「次はにこです」

にこ 「えー、にこにー、好きな人以外にパンツ見せるなんて恥ずかしい///」

希  「そういうのええから」

にこ 「わあったわよ」

にこはこれ見よがしにスカートを捲った。

ことり「アイドルっぽいパンツだね」パシャ

https://i.imgur.com/AwcUeMg.png

希  「なんかベタやなあ」

にこ 「あんた達のパンツを見てきたけど、ちゃんとキャラ作りしてるの?」

穂乃果「キャラ?」

にこ 「そう、お客さんがアイドルに求めるものは夢のような楽しい時間でしょ?
    だったらそれに相応しいキャラってものがあるの」

絵里 「それがこのパンツなの?」

にこ 「そうよ。アイドルファンの男子なんてモテない子が多いんだから、
    女子に対してこういう可愛らしいパンツを望んでるのよ」

花陽 「ふむふむ」

真姫 「でもいくらアイドルでもパンツは見せるもんじゃ無いでしょー?」

にこ 「甘い! アイドルはいつもどんな時でもアイドルでなければいけないの。
    目に見えないスカートの中さえもね」

にこはスカートを戻すと、ドカッと椅子に座った。

海未 「にこのアイドルにかける熱意は立派です。でもパンツを殿方の希望に合わせる必要は
    ありません。パンツはあくまで大事なところを守る為に有ると私は思うのです。
    次は希お願いします」

希  「はいよ」

希はペラリとスカートを捲った。

ことり「希ちゃん、ちょっとおばさんみたい」パシャ

https://i.imgur.com/RWhZQzd.jpg

穂乃果「確かに。希ちゃんらしいけど」

希  「女の子はお腹冷やしたらあかんからね」

凛  「さすが南極に行くだけのこと有るにゃ」

花陽 「ふむふむ」

海未 「なるほど。あえておばさんっぽくして殿方に劣情を抱かせないという方法もありますね。
    実用性も高そうですし、このパンツも音ノ木指定の候補に入れましょう」

穂乃果「えー穂乃果、おばさんパンツ嫌だよう」

希  「一度履いたらこの暖かさが病みつきになるんよ」

希がスカートを戻した。

海未 「それでは最後に絵里お願いします」

絵里 「みんなのパンツ見ちゃったし、しょうがないわね」

絵里は観念してスカートを捲った。

ことり「わあ、絵里ちゃんモデルさんみたい」パシャパシャ

https://i.imgur.com/quPBbLu.jpg

穂乃果「うん! スタイルもいいし、セクシャルハラスメント!」

絵里 「この状況では正しい使い方ね」

花陽 「ヨーロッパの雰囲気がします」

絵里 「向こうのブランドだから」

にこ 「ぐぬぬ」

海未 「3年生とはいえちょっと大人すぎませんか、絵里。
    前生徒会長がこのような華美なパンツを履いていては生徒に示しがつきません」

絵里 「そうかしら……うーん」

絵里はスカートを戻した。

海未 「これで全員のパンツを拝見しました。
    恐れていた通り、殿方を刺激する華美なパンツを履いている方も
    何名かいましたね。音ノ木坂全体でも同じような傾向と推測されます」

希  「そりゃそうだろうけど」

海未 「もはや待った無しです。生徒会として音ノ木坂学院指定パンツを提案します!」

穂乃果「海未ちゃん、やっぱりパンツは個人の自由にした方がいいんじゃないかなあ?」

海未 「ダメです。生徒の純潔を守るのも生徒会の仕事です!」

みんな「……」

コンコン

花陽 「あ、はい」

花陽が鍵を開けると、理事長が入ってきた。

穂乃果「あ、理事長」

理事長「もう暗くなってきたからみんなも早く帰ってね」

みんな「はーい」

海未 「あの、理事長」

理事長「はい?」

海未 「理事長のパンツを見せて頂いてよろしいでしょうか?」

みんな「えーーーーーー!!!」

穂乃果「ちょっと海未ちゃん何言ってるの!」

絵里 「なんてことを言うの、理事長に向かって!」

花陽 「あわわわわわわ」

真姫 「イミワカンナイ!」

理事長「どういうことかしら?」

海未 「はい。今生徒会で生徒の性意識を調査する為、アイドル研究部のパンツ検査を行っていました。
    学校のトップである理事長に清く、正しく、美しい音ノ木生のお手本を見せて頂けたら生徒達も後に続くと思うのです」

理事長「なるほど。それなら仕方ないわね」

みんな「ええええええええ!」

理事長は艶めかしくタイトスカートを脱いだ。

海未 「こ、これは」パシャ

https://i.imgur.com/1Kgapxj.png

絵里 「り、理事長がこんな……」

希  「ドスケベやな」

花陽 「ピャー」

ことり「もうお母さん恥ずかしいよう」

凛  「」ポカーン

にこ 「ぐぬぬ」

穂乃果「あ、あの、理事長はいつもこんな下着をつけてるんですか?」

理事長「そうよ」

花陽 「講堂で真面目なお話されてる時も下半身はこんな……////」

理事長「園田さんの言うこともわかるけど、女を磨くのも学校の役割よ。
    スクールアイドル活動を認めたのはそういう意図も有るの。
    下着は個人の自由でいいんじゃないかしら?」

海未 「り、理事長がそこまで言われるのなら……」ボーゼン

Comments♡花陽

こうして海未ちゃんのパンツ指定計画は頓挫したんだけど、
あれ以来、理事長が講壇で真面目なお話する度にパンツが気になるようになっちゃった。
いつか私もああいうの履いてみたいな、なんてね。

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