ネタバレあるかも
ハルマキのキャラが著しく崩壊してます
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百田「なんだソレ……?」
モノクマ「うぷぷ…それはね?」
カクカクシカジカセツメイチュウ
百田「なるほど……?」
モノクマ「と、『普通の』愛の鍵の説明はこんな感じだよ」
百田「普通? じゃあ俺が持ってるのは普通じゃないのか?」
モノクマ「その通り! ボクがちょっと弄って百田クン仕様に改造しました! 弄ったって、変な意味じゃないよ!?」
百田「なるほどな……」
モノクマ「因みに、改造の副作用で『手に入れて1日以内に使わなかったらみんなとの関係が悪くなる』からね~。じゃ、ボクは寝るよ。おやすみなさい……」ヒュンッ
百田「あっ、おい! ……クソ、とんでもない設定付けやがって」
百田(モノクマの言う事だ、信用していいかは分かんねえが……もし本当だとしたらみんなと険悪になって一緒に出るのが困難になる……)
百田「使うしかねえか…」
夜時間
百田「ということで鍵を使って部屋に入ってみたわけだが……」
ガチャッ
百田「お、誰か入ってきた……」
春川「……」
百田「……ハルマキ?」
春川「…………」
百田「…………」
百田(春川の妄想か……まさかオレが暗殺の対象とかになってんじゃねーだろうな?)
春川「…………き」
百田「え?」
春川「ハルマキじゃなくて魔姫って呼んでくれなきゃ、ヤダ」
百田「お、おう……魔姫?」
春川「ん、ふふ……。ありがと、解斗」
百田「お、おう!?」
百田(解斗……!? ハルマキはどんな夢を見てんだ?)
春川「ねえ、私達ってさ、もう10年一緒にいるよね」
百田(10年……? もしかして、オレとハルマキは孤児院での幼馴染みっていう設定なのか?)
百田「あ、ああ……ずっと孤児院でいっしょに遊んでたよなぁ!」
春川「え? 何言ってんの? 孤児院なんて行ってないじゃん」
百田「あ?」
春川「第一、私も解斗もちゃんとパパとママがいるじゃん。私が小学校の時に解人の隣の家に引っ越してきた時からずっと一緒にいるの、忘れちゃったの?」
百田「い、いや! 悪ぃ!」
春川「もう……。ホント、アンタって宇宙のこと以外は関心が薄いよね」
百田「ん、悪かった……」
春川「別にいいよ。まぁそんな所も……なんだけど」
百田「え?」
春川「なんでもない。あのさ……」
百田「どうした?」
春川「私がまだ小学生の時、転校したてでクラスの輪に馴染めなかった所で、アンタが無理やり連れ出してくれたの、覚えてる?」
百田「え? ……あ、あぁ! そんなこともあったな!」
春川「覚えてないなら無理しなくていいよ。……あの時、ああやって解斗が私をクラスの輪に入れてくれなかったら、私はずっとあそこで浮いてたも思う。ずっと、狭い世界の中で生きてたと思う」
春川「そういう意味では、解斗には凄く感謝してるんだよ?」
百田(そんなことがあったのか……まぁ、自分で言うのもなんだがオレならやりそうだよな)
春川「中学も高校も解斗とずっと一緒で、これからもそれが続くと思ってた」
春川「でも、解斗は卒業したら宇宙に行っちゃうんだよね。普通は大学を出てからじゃないと行けないところに高校生で行っちゃうんだから、ホント滅茶苦茶だよ……」
春川「ホント、馬鹿みたいに……」ホロッ
百田「ハルマキ…泣いてる……?」
春川「そんなの、寂しすぎるよ……まだ解斗に何も言えてないのに……!」ボロボロ
百田「……!」
百田「ハルマキっ!」
百田(気づけば、俺は大粒の涙を流すハルマキを抱き寄せていた。身体から温もりと、涙の湿りが同時に伝わってくる)
春川「うっ……うっ……あぁぁ……!」ボロボロ
百田(子供のように泣きじゃくるハルマキを、オレはそっと優しく抱きしめる。そうして、少し長い時間が経った)
春川「…………」
百田(ハルマキが落ち着いた時を見て、オレは話しかける)
百田「ハルマキ……いや、魔姫」
春川「あっ……」
百田「オレは、魔姫が好きだ」
春川「もも、た…………?」
百田「お前の顔、性格、仕草。全部が大好きだ」
百田「だから、少し待っててくれねーか?」
春川「え?」
百田「絶対、宇宙行って来てやるからよ……だから、帰ってきたら、その……ずっと一緒にいてくれねーか?」
春川「っ……! 居る、ずっと一緒に。百田が嫌だって言っても! 私は百田の助手だから!」
百田「おうよ! 宇宙からもお前を絶対に探し出してやるからよ! それまで、待っててくれ。絶対に、もうお前を1人にしねーよ!」
春川「うん、うん……!」
百田(それから長い間、オレとハルマキは2人で寄り添った……)
…………
………
……
翌朝
百田「ん、朝か……」
百田「昨日のアレは一体……」
百田「ハルマキとなにかした気がするんだが……何も思い出せん」
春川の個室
春川「……んっ」ムクッ
春川「朝……」
モノクマ「おはよー! 春川さん!」ヒョイッ
春川「勝手に入って来ないで、殺されたいの? って言いたいところだけど……」
春川「まさかアンタに感謝する日が来るとはね」
モノクマ「いやいや、感謝なんていいんだよ! ボクは視聴者のリクエストに応えただけなんだから!」
春川「夢で終わったとしても……そこが妄想の世界だとしても……本音だけは言えたよ」
モノクマ「うんうん、昨日はお楽しみでしたね……」ハァハァ
モノクマ「アレは完璧に録画してあるから、後で特典を付けてBDを高値で売り捌けば……!!」
春川「殺されたいの?」ゴゴゴゴ……
モノクマ「はぁー、ちょっとしたジョークなのに。まあいいや、ボクは今日も忙しいからこれで失礼するよ!」ヒュンッ
春川「まったく……」
ピンポ-ンピンポ-ン
春川「ホント、滅茶苦茶だよ」
ガチャッ
百田「おうハルマキ! チケット使ってどっか行こうぜ!」
春川「……うん!」
終里
短いけどおわり
途中投稿してしまった……
百春を描きたかったから深夜のテンションで書いてしまった、反省はしていない。
紅鮭時空です
惜しい
最後ら辺で百田呼びになってる
>>13
ご指摘ありがとうございます
これは改造愛の鍵の仕様上の問題で
改造点
・呼ばれる人はハルマキ限定
・呼ばれた人の記憶は消えない
・夢の中とは言うものの意識ははっきり(明晰夢のような)
という仕様で、本音を言う為にハルマキは幼馴染みを演じていた訳です
最後は感極まって演技を忘れ百田呼びに戻るという演出でした
分かりづらくすみません。
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