月「何がロリコンは病気だ……精神異常者だ!だよ……」
月「ロリコンは精神医学的に病気じゃないし、むしろ病気だっていう方が病的だろ」
月「はぁ……これもロリコンへの偏見が生み出した弊害って奴なんだろうな」
月「男性が子供好きを公にすることも許されない世界……」
月「その癖、女性が子供を大好きだと言っても変な目で見られない不平等」
月「こんなの男があんまりじゃないか……」
月「世界中が幼女で埋め尽くされたら…こんな嫌な思いしないで済むんだけどなぁ」
パサッ……
月「うわぁッ!?」
月「クソっ……!やられたっ……!空中から降ってくるのは美幼女ってパターンが定番だろッ……!」
月「よりにもよってノートとか……」
月「……ロリノート……?」
月「ふむ…中々いい趣味をしてるじゃないか…」
月「もしかしたらお宝本かも知れないし、持って帰ってチェックが必要だな」
ロリューク「……」ニヤァ
夜神家
月「ふんふむ……名前を書かれた人間は幼女になる」
月「容姿は指定がない場合、金髪幼女とする」
月「すごくアバウトな基準だな……金髪幼女って言われても言葉だけじゃわからないぞ」
月「そもそも、このノートが本物なのかどうか怪しいレベルだ……」
ロリューク「よう」
月「うわああああああああああああああああ!!!」ドタッ
月「僕の部屋に金髪幼女があああああああああ!!!!」
ロリューク「うるせえ」
月「ありがとうございます!ありがとうございます!」
月「あ、あのそれで君は一体誰なんだよ?」スリスリ
ロリューク「足に頬ずりするな……俺はロリューク、そのノートの落とし主だな」
月「幼女で一人称俺とか……最高すぎるよロリューク」スリスリ
月「それでノートの持ち主とやらが僕に何のようなんだい?用がないならどうぞくつろいで行ってくれ」
月「なんなら僕の家の住人になってくれてもいい」
ロリューク「なに、そのノートを人間がどう使うのか見たいだけだ」
ロリューク「お前はノートを疑っているようだが、効力はきちんと発揮する」
ロリューク「疑うのも無理はないが……その辺の人間で試してみたらどうだ?」
月「はぁ……僕はこれでも受験生なんだ、あまり子供のお遊びに付き合ってる暇はない」カキカキ
月「夜神粧裕……」カキカキ
月「ふぅ……」
ロリューク「夜神粧裕ってもしかして身内か……?」
ロリューク「身内でロリノートを試す奴は初めて見た……」
ロリューク「大抵、ビビっちまって自分だけ幼女化するに留めるか……信じず、ノートに手すらつけない奴が大半だというのに」
月「僕はその辺のピーマンとは格が違うってことさ」
ロリューク「ピーマン……?っとそろそろ40秒が経過する頃だな、幼女になってると思うぞ」
月「そうか、なら粧裕を拝みに行くとしようじゃないか」
月「おーい粧裕いるかー?」ガチャ
ロリ粧裕「ふぇ…?」ゴシゴシ
月「……おいロリューク、お前と瓜二つじゃないか」
ロリューク「ノートに書き込むとき、特に指定しなければ俺とほぼ同じ素体になるぞ」
粧裕「ふわぁ~お兄ちゃんだ~しゅき?」ダキッ
月「精神まで幼女化するのか……これは使えるノートだな」ニヤァ
うっ
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