夜神月「ロリノート……名前を書かれた人間は幼女になる」「私のLはロリータのLです」 (12)

月「何がロリコンは病気だ……精神異常者だ!だよ……」

月「ロリコンは精神医学的に病気じゃないし、むしろ病気だっていう方が病的だろ」

月「はぁ……これもロリコンへの偏見が生み出した弊害って奴なんだろうな」

月「男性が子供好きを公にすることも許されない世界……」

月「その癖、女性が子供を大好きだと言っても変な目で見られない不平等」

月「こんなの男があんまりじゃないか……」

月「世界中が幼女で埋め尽くされたら…こんな嫌な思いしないで済むんだけどなぁ」

パサッ……

月「うわぁッ!?」

月「クソっ……!やられたっ……!空中から降ってくるのは美幼女ってパターンが定番だろッ……!」

月「よりにもよってノートとか……」

月「……ロリノート……?」

月「ふむ…中々いい趣味をしてるじゃないか…」

月「もしかしたらお宝本かも知れないし、持って帰ってチェックが必要だな」

ロリューク「……」ニヤァ

夜神家

月「ふんふむ……名前を書かれた人間は幼女になる」

月「容姿は指定がない場合、金髪幼女とする」

月「すごくアバウトな基準だな……金髪幼女って言われても言葉だけじゃわからないぞ」

月「そもそも、このノートが本物なのかどうか怪しいレベルだ……」

ロリューク「よう」

月「うわああああああああああああああああ!!!」ドタッ

月「僕の部屋に金髪幼女があああああああああ!!!!」

ロリューク「うるせえ」

月「ありがとうございます!ありがとうございます!」

月「あ、あのそれで君は一体誰なんだよ?」スリスリ

ロリューク「足に頬ずりするな……俺はロリューク、そのノートの落とし主だな」

月「幼女で一人称俺とか……最高すぎるよロリューク」スリスリ

月「それでノートの持ち主とやらが僕に何のようなんだい?用がないならどうぞくつろいで行ってくれ」

月「なんなら僕の家の住人になってくれてもいい」

ロリューク「なに、そのノートを人間がどう使うのか見たいだけだ」

ロリューク「お前はノートを疑っているようだが、効力はきちんと発揮する」

ロリューク「疑うのも無理はないが……その辺の人間で試してみたらどうだ?」

月「はぁ……僕はこれでも受験生なんだ、あまり子供のお遊びに付き合ってる暇はない」カキカキ

月「夜神粧裕……」カキカキ

月「ふぅ……」

ロリューク「夜神粧裕ってもしかして身内か……?」

ロリューク「身内でロリノートを試す奴は初めて見た……」

ロリューク「大抵、ビビっちまって自分だけ幼女化するに留めるか……信じず、ノートに手すらつけない奴が大半だというのに」

月「僕はその辺のピーマンとは格が違うってことさ」

ロリューク「ピーマン……?っとそろそろ40秒が経過する頃だな、幼女になってると思うぞ」

月「そうか、なら粧裕を拝みに行くとしようじゃないか」

月「おーい粧裕いるかー?」ガチャ

ロリ粧裕「ふぇ…?」ゴシゴシ

月「……おいロリューク、お前と瓜二つじゃないか」

ロリューク「ノートに書き込むとき、特に指定しなければ俺とほぼ同じ素体になるぞ」

粧裕「ふわぁ~お兄ちゃんだ~しゅき?」ダキッ

月「精神まで幼女化するのか……これは使えるノートだな」ニヤァ

うっ

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