闇遊戯「だが、キラについて調べるのはいいかも知れないぜ」

遊戯「え？」

闇遊戯「奴が闇のゲームを行なっているとすれば……俺の失われた記憶のピースを握っているかもしれない」

遊戯「そ、そっか」

闇遊戯「ただ、それに城之内君を巻き込む訳にはいかないぜ相棒」

遊戯「うん、分かってる」

数時間後

城之内「ちくしょう、やっぱりそう簡単には見つからないぜ」

遊戯「名探偵の人でも未だに見つけられないみたいだししょうがないよ」

城之内「そうだな、今日は帰るとすっか」

遊戯「そうだね」

闇遊戯「イシズ……奴の千年タウクなら何か分かるかもしれない」

遊戯「うん、城之内君と別れた後、イシズの所に行ってみよう」

イシズ「やはり来ましたね……」

闇遊戯「ああ、キラについて何か知ってるんじゃないかと思ってな」

イシズ「千年タウクの未来によれば、キラの正体は夜神月という高校生
数年後、Ｌに代わる探偵によって追い詰められる……」

闇遊戯「高校生……！！？」

イシズ「ファラオの記憶とは関係ないようですね」

闇遊戯「だが、簡単に人を殺す殺人鬼は放ってはおけないぜ！
数年後奴が捕まるまでに何人もの人が犠牲になるんだからな！」

遊戯「これからどうするの？」

闇遊戯「あいつに闇のゲームを仕掛けるぜ！」

遊戯「思えば、ペガサスと戦ってた時からほとんど悪人に罰ゲームしてないね」

闇遊戯「それより、名探偵すら捕まえられないんだからな……
厳しい勝負になるのは間違いないぜ！」

闇遊戯「見つけたぜ！」

夜神月「君は？」

闇遊戯「キラ……お前の正体は分かってるんだ
とっとと白状しな！」

夜神月「何を言ってるのかよく分からないな……」

闇遊戯「闇のゲーム！！」

夜神月「な、何だ！？周りが暗くなっていく！」

闇遊戯「ククク……貴様には今から闇のゲームを受けてもらうぜ
もちろん敗者には罰ゲームが待ってるがな」

夜神月「いきなりキラ認定されたと思ったらゲーム……？」

闇遊戯「ルールは簡単だ……
貴様が俺を殺せたらお前の勝ち、逆に殺せなければお前の負けだ
おっと、闇のゲームからは抜けられないぜ」

夜神月「何が起きてるんだリューク！」

リューク「ククク……人間界にはデスノート以外にも色々な物が落とされてるらしいな……」

夜神月「(まあいい……
僕にはデスノートがある、あいつの名前が分かればそれでいい)」

夜神月「時間は？」

闇遊戯「無制限だぜ」

夜神月「！！？」

夜神月「(それじゃお前の勝ち目がないはずだ……
どういうことだ……？何かのハッタリか？)」

夜神月「分かった、今日はここで休戦にしよう」

闇遊戯「殺さないのか？ククク……」

夜神月「(名前が分からない以上僕にはあいつが殺せない……
時間無制限である以上ここは退いてミサに名前を調べて貰うのが得策！)」

夜神月「そうだ、これからお茶でも飲まない？
いいお店知ってるんだ」

闇遊戯「いいぜ、サ店に行ってやるよ」

夜神月「(馬鹿かこいつ……
安々と僕の誘いに乗った……
このままミサをサ店に呼び、名前を調べて殺す……
闇のゲームなどという訳の分からないものはとっとと終わらせてやるよ)」

サ店

夜神月「僕は冷やしコーヒーで」

遊戯「じゃあ僕は冷コー」

店員「は、はい」

夜神月「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

遊戯「さっきから携帯をいじってるみたいだけど……」

夜神月「ああ、友人とラインプをやっててね……」

ミサ:見えたよ！名前は武藤遊戯だって

月:ご苦労、後は僕が殺すよ

夜神月「(勝った……
何故か急に雰囲気が変わったが名前が分かった時点でそんな事はどうでもいい……
いきなり謎のゲームを仕掛けて僕に殺される……
どこまで馬鹿なんだこいつ……)」

ノート ばっ

遊戯「(何か書き始めた！イシズによればあれは名前を書くとその人が死ぬノート！)」

武藤遊戯
ゲームに負け、罰ゲームによって心臓麻痺で死亡

夜神月「(1、2、3、……)」

遊戯「それは？」

夜神月「ああ、ちょっとメモをね」

そして

夜神月「(38、39、……)」

夜神月「僕の勝ちだ、遊戯」

闇遊戯「それはどうかな」

シーン

夜神月「馬鹿な！！何故死なない！！！」

闇遊戯「ククク……残念だったな
お前はそのノートに武藤遊戯と書き、相棒を殺すつもりだった
しかし、千年パズルに潜む俺の魂とマインドシャッフルした事によってそのノートの効果は無効！！」

夜神月「！！？」

闇遊戯「お前の負けだ、夜神月」

夜神月「時間無制限じゃなかったのか！！？」

闇遊戯「罰ゲーム！死の体感！！」

ﾄﾞｸﾝ

月「う、うわあああああああああ！」

ﾄﾞｸﾝ

月「う、うわあああああああ！」

ﾄﾞｸﾝ

……

闇遊戯「お前が殺した数だけ、心臓麻痺を味わいな……」