提督「ああ?やっぱり嫌だった?」 (30)
司令室 朝
羽黒「まっ・・・まえに誘われたお食事の件なんですが・・・」
提督「ああ?やっぱり嫌だった?」
羽黒「あっあの嫌って訳じゃないんですが・・やはり上官とプライベートで会うのは・・・」
提督「いいよいいよ気を使わせてごめんね」
羽黒「すみません・・・」
提督「別にそういう感じでなくなんだけど まぁ気が向いたらでいいよ」
羽黒「・・・」(ガチャ)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1460094174
加賀「提督」
提督「なんだ?」
加賀「ここに何しに来てるのかわかってます? 女あさりにでも?」
提督「そうだなごめん」
加賀「次の作戦滞ってます 指示を出す気がないのなら今日はおかえりください」
提督「いや残るよ 先あがってい (バン!) 赤城「お昼だよ!加賀さん食べに行こう!」
加賀「そうですね 今日はこのまま直帰します では失礼します」(ガチャ)
赤城「でね!今日は肉じゃがカレーだって!」
加賀「さすがに気分が高翌揚します」
提督「….」
提督 (あいつらが食べ終わったあたりで食堂に行こう)
提督 (そういや羽黒ほっとした顔してたなぁ…)
廊下 昼
高翌雄「提督お疲れ様です」
愛宕「お疲れ様ー♪」
提督「ご苦労」
愛宕「昨日うちの鎮守府は優秀だって彼氏が褒めてましたよぉ♪」
提督「ああ あいつか 顔はいいがあいつももう少し真面目になってほしいもんだ」
高翌雄「そうですね 私の彼も提督みたいにびしびしして欲しいものです」
愛宕「そういうところが好きなくせにぃ♪」
高翌雄「ちょっと!///」
提督「ははは まぁ君たちも気が緩まないよう頑張りたまえ 期待してるよ」
高翌雄 愛宕「はい!」
提督 (なんなんだよ)
食堂 昼
天龍「そうだな・・・渡す相手かぁ 俺はいねえな!」
龍田「またまた無理しちゃってぇ 私に渡してくれてもいいのよぉ?」
天龍「あのなぁ・・あっ提督お疲れ様です!」
龍田「おつかれ~」
提督「ご苦労 なんの話かな?」
龍田「天龍ちゃんバレンタインデーでチョコあげる相手いないんですって 提督もらってあげて?」
天龍「ばか!失礼だろ! 提督はそういうのじゃないって!」
提督「ああ」
提督「年頃でもあるし気になる時ではあるだろうが 次の作戦には逆転できるかどうかがかかっているので気を引き締めるように」
龍田「はーい」
天龍「さすが提督 頼りにしてるぜ!」
提督 (そういうのってなんだよ…)
提督 (さすがってなんだよ…)
廊下 昼
比叡 榛名 霧島「ひそひそ」
提督「よう どうした」
榛名「提督!金剛お姉様はなぜうちの鎮守府に来ないのですか?」
提督「うちも頑張っているんだがなかなか資材がなくて開発がうまくいかなくてな」
霧島「補給ラインの防衛に努めよ ということですか?」
提督「飲み込みが早くて助かる」
比叡「愛しのお姉様にチョコレートを差し上げるため頑張ります!」
霧島「ですね!」
提督「ところで今度の週末食事でも行かんか 羽黒に断られて暇でな たまには部下をねぎらいたいし」
榛名「あっ榛名は大丈夫です」
霧島「バレンタインデーまで後少し 効率の良い防衛のため作戦を練りたいので私もパスします」
比叡「あっ・・私も 提督「まぁいいさ その分戦果で応じてくれ」
比叡「はい! 頑張ります」
提督 (なんで誘っちゃうかなぁ…何やってんだ)
司令室 夕方
提督「カッコカリの書類か はぁ・・どうすんだこれ」
提督「しゃあないか 本部もせっついてきてるし 大淀!至急大和呼んでくれ」
大淀「わかりました」
提督「ーというわけで君の運用がやりやすくなる 今後、攻勢に出るとき君の力が必要なんだ」
大和「はっ!」
提督「留意しておいて欲しいのが ちょっとした戯れで結婚(仮)といったりする」
大和「はぁ」
提督「指輪ということや練度が高い いうならば長くともに戦ったものが契約すること」
提督「それに資源不足により無料支給が各鎮守府に一つということにかけたジョークだ」
提督「とはいえ任務であり戦力になることも事実 嫌なら構わんがうけてくれるか」
大和「私は気にしません これは左手薬指に?」
提督「困ることでも?」
大和「いえ ただあらぬ誤解があれば風紀上の問題がありますし」
提督「右手だろうが手袋の下だろうがかまわん それよりも出撃の準備をいつも以上にしっかりこなすように」
大和「はっ!光栄です!では失礼します!」(ガチャ)
提督 (同期のあいつのとこじゃ泣いて喜んだって言ってたなぁ 実際結婚しちゃったし)
提督(実際問題俺はここにきている理由はお国のためだ)
提督(女漁ってるんじゃないし 誰でもいいからとか思うからこうなるんだろ)
提督(大体喜ぶわけないじゃん…俺からもらってもさ)
(ガチャ)
夕立「提督!夕立だよ!報告に来たっぽい!」
提督「報告はもう上がっているぞ 無傷で制圧か よくやった」
夕立「えへへー褒めて!提督褒めて!」
提督「よくやった!」(ガシガシ)
夕立「嬉しいっぽい! じゃあね提督!遊んでくるっぽい!」(バーン)
提督(小さいうちだけだよなぁ でも少し癒された)
夜 廊下
北上「提督ーおっすー」
提督「どうしたんだ急に呼び出したりして」(期待するな期待するな)
北上「ねー大井っちはまだー?いつくんのよー」
提督「あぁ・・・(な?)その件か 彼女の鹵獲が確認されている沖ノ島海域の探索は続けている」
提督「しかし、現在はカレー洋に戦力をさいているので難航している 堪えてくれ」
北上「そうだけどさー 頼りにしてるよー」
提督「練度の高い潜水艦での高速探索も考えているし心配はするな」
提督(わざわざ夜に呼び出してきくことかよ…)
北上「実はもうチョコ作っちゃっててさ 早く渡したいんだよねー」
提督(うるせえ…)
夜 食堂
隼鷹「でさーwそんでさーw」
摩耶「あはははは!」
提督「珍しい組み合わせだな」
隼鷹「おっ提督 飲もうよ!ほら!」
提督「悪い 何度も言ってるけど下戸なんだ」
隼鷹「そんなんだからふられちゃうんだよー」
摩耶「だめだって言っちゃw」
摩耶「まー誰もいないなら俺様が相手してやってもいいんだぞw」
隼鷹「そうだよ こんな美人ほっとくの?w」
提督「悪酔いしすぎだ ほどほどにな」(間に受けたらダメだ絶対後で後悔する)
隼鷹「冗談も通じないねえ提督は はいはい」
摩耶「気をつけまーす」
提督 (酒臭いな…)
提督 (酒は嫌いだ…)
夜 寝室
司令官(寝れないな 仕事しよう)
司令官(実際食事に行ったところでどうってわけじゃないし)
司令官(何かを期待して相手の気持ちを考えれてなかったからこうなるんだよな)
司令官(週末何して過ごそうかな)
司令官(がらにもなく服買っちゃったんだよなぁ)
司令官(一人で舞い上がりすぎた)
司令官(あんまり考えないようにしよう)
司令官(明日はデイリー建造を奮発しよう)
司令官(そんでもって予定もいっぱい詰めて忘れよう)
司令官(それでいい)
司令官(辛いとき泣くのってどうやるんだっけ)
司令官(慣れてできなくなったな)
朝 司令室
加賀「先日は少し失礼な真似を」
提督「いい それより次の作戦だが資料は作ってあるから目を通しとけ」
提督「長門に作戦指揮は任せてある 午後から長門主導の会議があるので第一艦隊に声をかけとけ」
提督「遠征の指示と演習の指示はもう出してある 演習には立ち会うので大淀の放送で追って連絡する」
提督「秘書官としてやる仕事はない 午前中は赤城と訓練した後、適度にここで休息を取っておくように」
加賀「流石です いつもこういう提督ならついていきたいです」
提督「俺はデイリーの建造の結果を見てくるから」
加賀「わかりました 無理なさらないでください」
提督「頼りにしてるぞ」
加賀「私も提督を一応尊敬はしてます」
提督(尊敬…は…ね)
提督(いらないな)
朝 工房
提督「ご苦労 様子はどうだ?」
明石「提督お疲れ様です! やりました!」
???「よろしくおねがいしマース」
提督「!?」
金剛「金剛デース 提督だいすきデース」
提督 (なんだこいつ・・・)
昼前 司令室
加賀「初めまして」
金剛「提督のハートをつかむのは私デース」
加賀「頭が痛くなりました」
提督 (まじでいってんのか?いや…)
(バン!)
比叡「お姉様!ようこそ!!比叡です!」
金剛「比叡よろしくデス!ここの提督は私がもらいマース」
榛名「それより榛名と仲良くなりましょう!」
霧島「霧島もお姉様とお近づきになりたいです!」
金剛「私を取り合うのはノンノン! 私のハートは提督のものデス」
榛名「そんな!」
提督 (お…おう)
金剛「ところでていとくぅー わたしにプレゼントするリングはどこですかぁー?」
提督「あーあれなら大和だ 金剛型ならそこまで運用コストもかからないしいらないだろ?」
金剛「ノー提督!ダメねー!リングは愛する人にプレゼントするものと決まってマース」
金剛「愛する者 すなわち私デース ね?」
提督「別に愛してないぞ」
金剛「今にそうなりマース だから提督 私から目を離したらノーなんだからね?」
提督「….」
金剛「大和から指輪取り返してきマース!」(ダッ)
提督「え?おい!まじで?」
霧島「お姉様!待って!」(ダッ)
榛名「榛名も待って欲しいです!」(ダッ)
比叡「待って!見捨てないで!」
提督「もう間に合わんだろ…」
加賀「昨日は午後から私いなかったのでまだ書類の受領はしてません」
加賀「間に合いますが止めますか?」
提督「好きなようにさせるさ 金剛も男漁りに来たわけじゃないんだ」
提督「なんか考えがあるんだろう それに・・ 加賀「嬉しいんですか?」
提督「怒ってるのか?」
加賀「別に」
提督「昔は俺が君に対してあんなだったけなぁ」
加賀「懐かしいですね」
提督「会いたくて調べたレシピで1発で当たったから嬉しかったなぁ」
提督「無駄に運用しようとしてオイルが枯渇したりしてさ」
提督「近代化改修に焦るあまりに間違えて島風使っちゃったりとかさ」
提督「あの頃は楽しかったよね」
加賀「前見たほうがいいですよ」
提督「え?」
加賀「過去に振り返る価値なんてないです それより前を見て生きていたほうがいいです」
(ダッダッダッダッ・・・バーン!!!)
金剛「バーニングラーブ!!!!」
提督「うわ!痛!」
金剛「指輪奪還成功して来たネー ほめてほめてー」
加賀「ほら」
1年後
「目を離さないでって言ったのにぃ~!提督ぅー、何してるデース!」
「ああごめん ちょっと思い出してて色々」
「提督ぅ~、時間と場所もそうだケド、ムードとタイミングも忘れたらNOなんだからネ…?」
「そうだな ごめん えっとじゃあ指出して」
「やっと本当の私になれた気がシマース」
「これでちょっとは落ち着いてくれたらうれしいんだけどね」
「これでFinish!?な訳無いデショ!私は食らいついたら離さないワ!」
Finish
前半実体験だ いきてりゃこういう子に会えるさ
金剛引いたから予習なうだぜ!本番はもうすぐ起きるはずだぜ!
html化だしてくる お疲れ様!
このSSまとめへのコメント
前半だけ実体験なのか・・・
下衆でチャラい男が嫌いで、そうはなりたくないから硬派であり続けようとすると、女の方は私に興味無いならって引いてくんだよな。
結局あれだよ、自分を愛してくれる男を好きになるんだよ女は。
まぁそんな愛されたいだけの女こっちから願い下げな訳で、でもそんな事言っている内に年だけ食っていく訳で…
一応ハッピーエンド?のはずが、謎の胸くそ感。
どうしてモテないのかよく分かるな